JP2002341045A - 中性子検出器ユニット - Google Patents
中性子検出器ユニットInfo
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Abstract
出器ユニット、中性子を検出する方法、及び中性子を監
視するシステム及び結果としてより正確な材料の評価を
提供する。 【解決手段】中性子検出器の周りに中性子減速材料、熱
中性子遮蔽材料、及び熱中性子吸収材料が異なる構成で
含まれる。
Description
的ではないが中性子検出器、及びこのような検出器を用
いるシステムにおける及び関する改良に関係する。
と共に調査されることを要する。中性子検出器は、所望
の情報を得るための多くの可能性のある方法の一又は複
数において生じると共に処理される結果と共に、中性子
放出をそれらの付近で監視する為に、これらの状況のい
くつかで使用される。
中性子放出の個別の読み取りが必要とされる場合には、
一つの場所で放出されて別の場所で検出される中性子に
基づくかなりの問題があり得る。このような問題は、処
理施設の全て又は一部分の中における異なる場所での在
庫品の監視のために多くの中性子の検出器が使用される
場合には、特に問題となる。
会計を提供するための、このような中性子源の場所を識
別することがより可能である検出器の提供、関心のある
それらの場所に対する中性子のより正確な計数を提供す
る検出器の提供、及びこのような検出器を用いるシステ
ムの提供を有する。
主な形態を通じてこれらの目的を扱うことを探求する。
ける第一の態様に従って、発明者は、中性子検出器ユニ
ット(neutron detector unit)を提供し、そのユニッ
トは、中性子検出器(neutron detector)、検出器の周
りの中性子減速材料(neutron moderating materia
l)、検出器の周りの熱中性子遮蔽材料(thermal neutr
on screening material)、及び検出器の周りの中性子
吸収材料(neutron absorbing material)を含む。
従って、発明者は、中性子検出器ユニットを提供し、そ
のユニットは、検出器の周りに提供される少なくとも二
つの異なる中性子発効材料(neutron effecting materi
al)を伴う中性子検出器を含み、その中性子発効材料
は、中性子検出器ユニットが、エネルギーの高い中性子
に対する高い検出効率及びエネルギーの低い中性子に対
する低い検出効率を有するようなものである。
料であってもよい。中性子発効材料の一つは、中性子吸
収材料、例えば中性子吸収材料が取り込まれた重合体材
料(polymeric material)であってもよい。中性子発効
材料の一つは、水素を含有する材料のような、中性子減
速材料であってもよい。好ましくは、少なくとも三つの
異なる中性子発効材料が提供され、最も好ましくは、三
つの種類の材料が、熱中性子遮蔽材料、中性子吸収材
料、及び中性子減速材料である。
は第二の態様は、次の特徴、選択肢、及び可能性を含ん
でもよい。
よいか、又は複数の検出器を検出器ユニット内に提供し
てもよい。検出器を共通の軸上に提供してもよい。検出
器を、異なる、好ましくは平行な軸上に提供してもよ
い。一又は複数の検出器は、三フッ化ホウ素(boron tr
ifluoride)型であってもよい。一又は複数の検出器
は、ヘリウム−3型であってもよい。
態を有してもよい。中性子検出器は、100mm乃至3
000mmの長さであってもよい。
4又はそれ以下の一又は複数の元素を含有する材料であ
る。中性子減速材料は、水素を含有する材料であっても
よい。中性子減速材料は、水素及び/又は重水素及び/
又は炭素及び/又はベリリウムを含有してもよい。水素
を含有する材料は、水及び/又は水を含有する材料であ
ってもよいが、好ましくは、重合体、例えばポリセン
(polythene)である。
も部分的に、中性子検出器及び熱中性子遮蔽材料及び/
又は中性子吸収材料の間に提供される。
ジウムのような金属、及び/又はホウ素のような半金属
であってもよい。このような材料の混合物を使用しても
よい。好ましくは、熱中性子遮蔽層は、元素の形態で提
供される。
とも部分的に、中性子減速材料及び中性子吸収材料の間
に提供される。
収材料が取り込まれた重合体材料である。
てもよい。
ウムであってもよいが、好ましくはホウ素である。
出器、及び熱中性子遮蔽材料又は中性子減速材料の外部
に提供される。より好ましくは、中性子吸収材料は、中
性子検出器、及び熱中性子遮蔽材料又は中性子減速材料
の両方の外部に提供される。
遮蔽材料を、アルミニウム又はPVCのような非毒性材
料によって囲んでもよい。
ンドにおける中性子の検出効率を、それらのエネルギー
又はバンドに対する中性子検出器との相互作用率(inte
raction rate)を比較することによって、他のレベル又
はバンドにおける効率と比較してもよい。その効率を、
その検出ユニットに関する最大の効率に対して規格化し
てもよい。
子に対する検出効率が、エネルギーの低い中性子のそれ
の少なくとも二倍であり、好ましくは、エネルギーの低
い中性子のそれの少なくとも二倍半であり、より好まし
くは、エネルギーの低い中性子のそれの少なくとも三倍
であるようなものであってもよい。これらの比は、エネ
ルギーの高い中性子を、検出器ユニットの外側に到達す
るとき、10keVよりも大きい、例えば10keV及
び400keVの間のエネルギーを有するものと考えて
もよく、エネルギーの低い中性子を、検出器ユニットの
外側に到達するとき、10eVよりも小さい、例えば
0.4eV及び10eVの間のエネルギーを有するもの
と考えてもよい場合に、特に好適である。これらの比
を、エネルギーレベル又はエネルギーレベルのバンドに
対して規格化された検出効率の比較から、導出してもよ
い。
子に対する検出効率が、エネルギーの低い中性子のそれ
の少なくとも200倍であり、好ましくはエネルギーの
低い中性子のそれの少なくとも250倍であり、より好
ましくはエネルギーの低い中性子のそれの少なくとも3
00倍であるようなものであってもよい。これらの比
は、エネルギーの高い中性子を、検出器ユニットの外側
に到達するとき、400keVよりも大きい、例えば4
00keV及び10MeVの間のエネルギーを有するも
のと考えてもよく、エネルギーの低い中性子を、検出器
ユニットの外側に到達するとき、0.4eVよりも小さ
いエネルギーを有するものと考えてもよい場合に、特に
好適である。これらの比を、エネルギーレベル又はエネ
ルギーレベルのバンドに対して規格化された検出効率の
比較から、導出してもよい。
ンの一又は複数の層、カドミウムのような熱中性子遮蔽
材料の層、及びホウ素が取り込まれたゴムのような中性
子吸収材料の層内に提供することが好適である。
層を、検出器、並びにカドミウム層及びホウ素が取り込
まれたゴムの一つ又は両方の間に提供する。好ましく
は、カドミウム層を、ポリセンの層の一つ及びホウ素が
取り込まれたゴムの層の間に提供する。
料の層、中性子吸収材料の層、中性子減速材料のさらな
る層、及び熱中性子遮蔽材料の層を含む構造内に提供さ
れる。
60mmよりも小さい直径を有してもよい。検出器は、
60mm及び40mmの間、例えば50mmの直径を有
してもよい。
30mmよりも小さい直径を有してもよい。検出器は、
30mm及び20mmの間、例えば25mmの直径を有
してもよい。
は、60mmよりも小さい内径を有してもよい。その内
径は、60mm及び40mmの間、例えば50mmの直
径を有してもよい。中性子減速材料は、180mmより
も小さい外径を有してもよい。その外径は、180mm
及び120mmの間、例えば150mmの直径を有して
もよい。
は、30mmよりも小さい内径を有してもよい。その内
径は、30mm及び20mmの間、例えば25mmであ
ってもよい。中性子減速材料は、150mmよりも小さ
い外径を有してもよい。その外径は、150mm及び1
00mmの間、例えば125mmであってもよい。
及び60mmの間、理想的には50mmの厚さを有す
る。
い、例えば、0.1mm及び2mm、より好ましくは
0.3mm及び0.8mmの間の、例えば0.5mm+
/−10%の、理想的には0.5mmの厚さを有しても
よい。
好ましくは2mm及び10mm、より好ましくは3mm
及び8mmの間の、例えば5mm+/−10%の、理想
的には5mmの厚さを有してもよい。
50重量%の間であってもよい。
ましくは全ての寸法に対して+/−10%で、検出器
は、50mmの直径を有し、水素を含有する材料は、5
0mmの内径及び150mmの外径を有し、熱中性子遮
蔽材料は、0.5mmの厚さであり、重合体材料は、5
mmの厚さである。
ましくは全ての寸法に対して+/−10%で、検出器
は、25mmの直径を有し、水素を含有する材料は、2
5mmの内径及び125mmの外径を有し、熱中性子遮
蔽材料は、0.5mmの厚さであり、重合体材料は、5
mmの厚さである。
の一つ又は両方と、最も好ましくは両方と接触する。そ
の接触は、好ましくは連続的である。
従って、発明者は、中性子を検出する方法を提供し、そ
の方法は、一又は複数の中性子検出器ユニットを中性子
に晒すことを含み、その中性子は、中性子減速材料、熱
中性子遮蔽層、及び中性子吸収材料を通過して、中性子
検出器に到達すると共にそれらの検出を示す信号を発生
させる。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、複数の場所に対する中性子を監視す
るシステムを提供し、そのシステムは、複数の中性子検
出器ユニットを含み、少なくとも一つの中性子検出器ユ
ニットは、監視される各々の場所に提供され、中性子検
出器ユニットからの信号は、処理手段に伝達され、処理
手段は、一又は複数の場所における中性子を放出する源
の特性を決定し、一又は複数の検出器ユニットは、本発
明の第一の形態における第一及び/又は第二の態様に従
って提供される。
もよい。場所の種類は、処理場所、処理容器、貯蔵場
所、貯蔵容器などを含む。その場所は、処理経路に沿っ
た連続した場所、例えば使用済み燃料再処理施設又はそ
の一部分を含んでもよい。
た場所に提供してもよい。ある場所における検出器ユニ
ットを、互いに単独に操作してもよく、及び/又は、例
えば検出器の配列として、互いに組み合わせて操作して
もよい。検出器ユニットを、ある場所内の異なる位置に
提供してもよい。
ンピューターソフトウェアであってもよい。処理手段
は、個々に及び/又は一又は複数の他の検出器ユニット
の信号と組み合わせて、中性子検出器ユニットからの信
号を解析してもよい。
及び/又は、その場所における源の分布、及び/又は、
複数の場所における源の質量、及び/又は、複数の場所
における源の分布であってもよい。その特性は、その場
所及び/又は施設に入るとき監視される源の量、及び、
その場所及び/又は施設を離れるとき測定される源の量
の間の差であってもよい。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、複数の場所からの中性子の放出を監
視する方法を提供し、その方法は、各々の場所における
少なくとも一つの中性子検出器から信号を得ること、信
号を処理して一又は複数の場所における中性子を放出す
る源の特性を決定すること、を含み、中性子は、本発明
の第一の形態における第五の態様の方法に従って、一又
は複数の検出器によって検出される。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、中性子検出器ユニットを提供し、そ
のユニットは、中性子検出器、検出器の周りの中性子減
速材料の第一の本体(body)、検出器の周りの第一の熱
中性子遮蔽材料、検出器の周りの中性子減速材料の第二
の本体、及び検出器の周りの第二の熱中性子遮蔽材料を
含む。
従って、発明者は、中性子検出器ユニットを提供し、そ
のユニットは、検出器の周りに提供される少なくとも二
つの異なる中性子発効材料を伴う中性子検出器を含み、
中性子発効材料は、中性子検出器ユニットが、エネルギ
ーの高い中性子に対する高い検出効率及びエネルギーの
低い中性子に対する低い検出効率を有するようなもので
ある。
料であってもよい。中性子発効材料の一つは、水素を含
有する材料のような、中性子減速材料であってもよい。
好ましくは、少なくとも二つの異なる中性子発効材料を
提供し、最も好ましくは、二つの種類の材料は、熱中性
子遮蔽材料及び水素を含有する材料のような中性子減速
材料である。
は第二の態様は、次の特徴、選択肢、又は可能性を含ん
でもよい。
よいか、又は複数の検出器を検出器ユニット内に提供し
てもよい。検出器を、共通の軸上に提供してもよい。検
出器を、異なる、好ましくは平行な軸上に提供してもよ
い。一又は複数の検出器は、三フッ化ホウ素型であって
もよい。一又は複数の検出器は、ヘリウム−3型であっ
てもよい。
態を有してもよい。中性子検出器は、100mm乃至3
000mmの長さであってもよい。
4又はそれ以下の一又は複数の元素を含有する材料であ
る。中性子減速材料は、水素を含有する材料であっても
よい。中性子減速材料は、水素及び/又は重水素及び/
又は炭素及び/又はベリリウムを含有してもよい。水素
を含有する材料は、水及び/又は水を含有する材料であ
ってもよいが、好ましくは、重合体、例えばポリセンで
ある。
も部分的に、中性子検出器、及び第一の熱中性子遮蔽材
料及び/又は第二の熱中性子遮蔽材料の間に提供され
る。好ましくは、中性子減速材料の第一の本体は、検出
器及び第一の熱中性子遮蔽材料の間に提供される。好ま
しくは、中性子減速材料の第二の本体は、第一の熱中性
子遮蔽材料及び第二の熱中性子遮蔽材料の間に提供され
る。
は、カドミウム又はインジウムのような金属、及び/又
はホウ素のような半金属であってもよい。このような材
料の混合物を使用してもよい。好ましくは、熱中性子遮
蔽層は、元素の形態で提供される。
子遮蔽材料を、アルミニウム又はPVCのような非毒性
材料によって囲んでもよい。
ンドにおける中性子の検出効率を、それらのエネルギー
又はバンドに対する中性子検出器との相互作用率を比較
することによって、他のレベル又はバンドにおける効率
と比較してもよい。その効率を、その検出ユニットに関
する最大の効率に対して規格化してもよい。
子に対する検出効率が、エネルギーの低い中性子のそれ
の少なくとも二倍であり、好ましくは、エネルギーの低
い中性子のそれの少なくとも二倍半であり、より好まし
くは、エネルギーの低い中性子のそれの少なくとも三倍
であるようなものであってもよい。本発明の特に好適な
実施例において、エネルギーの高い中性子に対する検出
効率は、エネルギーの低い中性子のそれの少なくとも四
倍、より好ましくは少なくとも五倍、理想的には少なく
とも六倍であってもよい。これらの比は、エネルギーの
高い中性子を、検出器ユニットの外側に到達するとき、
10keVよりも大きい、例えば10keV及び400
keVの間のエネルギーを有するものと考えてもよく、
エネルギーの低い中性子を、検出器ユニットの外側に到
達するとき、10eVよりも小さい、例えば0.4eV
及び10eVの間のエネルギーを有するものと考えても
よい場合に、特に好適である。これらの比を、エネルギ
ーレベル又はエネルギーバンドに対して規格化された検
出効率の比較から、導出してもよい。
子に対する検出効率が、エネルギーの低い中性子のそれ
の少なくとも200倍であり、好ましくはエネルギーの
低い中性子のそれの少なくとも250倍であり、より好
ましくはエネルギーの低い中性子のそれの少なくとも3
00倍であるようなものであってもよい。本発明の特に
好適な実施例において、エネルギーの高い中性子の相対
的な検出効率は、0.5よりも大きく、より好ましくは
0.6よりも大きく、理想的には0.65よりも大きく
てもよい。エネルギーの低い中性子に対する相対的な検
出効率は、0.01よりも小さくてもよく、好ましくは
0.005よりも小さく、より好ましくは0.002よ
りも小さく、理想的には0.0001よりも小さい。こ
れらの比/値は、エネルギーの高い中性子を、検出器ユ
ニットの外側に到達するとき、400keVよりも大き
い、例えば400keV及び10MeVの間のエネルギ
ーを有するものと考えてもよく、エネルギーの低い中性
子を、検出器ユニットの外側に到達するとき、0.4e
Vよりも小さいエネルギーを有するものと考えてもよい
場合に、特に好適である。これらの比を、エネルギーレ
ベル又はエネルギーバンドに対して規格化された検出効
率の比較から、導出してもよい。
料の少なくとも二つの層、及びカドミウムのような熱中
性子遮蔽材料の少なくとも二つの層内に提供することが
好適である。好ましくは、少なくとも一つの中性子減速
層が、熱中性子遮蔽層及び検出器の間に提供される。好
ましくは、熱中性子遮蔽層が、最も外側の中性子減速層
の外側に提供される。
60mmよりも小さい直径を有してもよい。検出器は、
60mm及び40mmの間、例えば50mmの直径を有
してもよい。
30mmよりも小さい直径を有してもよい。検出器は、
30mm及び20mmの間、例えば25mmの直径を有
してもよい。
は、60mmよりも小さい最も内側の直径を有してもよ
い。最も内側の直径は、60mm及び40mmの間、例
えば50mmの直径を有してもよい。最も内側の直径
は、好ましくは、中性子減速材料の第一の本体の内径で
ある。中性子減速材料の第一の本体の外径は、120m
m及び80mmの間、例えば100mmであってもよ
い。中性子減速材料は、184mmよりも小さい最も外
側の直径を有してもよい。最も外側の直径は、184m
m及び120.4mmの間、例えば151mmの直径を
有してもよい。最も外側の直径は、好ましくは、中性子
減速材料の第二の本体の外径である。中性子減速材料の
第二の本体の内径は、124mm及び80.4mmの
間、例えば101mmであってもよい。
は、30mmよりも小さい最も内側の直径を有してもよ
い。最も内側の直径は、30mm及び20mmの間、例
えば25mmであってもよい。最も内側の直径は、好ま
しくは、中性子減速材料の第一の本体の内径である。中
性子減速材料の第一の本体の外径は、90mm及び60
mmの間、例えば75mmであってもよい。中性子減速
材料は、144mmよりも小さい最も外側の直径を有し
てもよい。最も外側の直径は、144mm及び100.
4mmの間、例えば126mmであってもよい。最も外
側の直径は、好ましくは、中性子減速材料の第二の本体
の外径である。中性子減速材料の第二の本体の内径は、
94mmよりも小さい、例えば94mm及び60.4m
mの間、例えば61mmであってもよい。
0mm及び60mmの間、理想的には50mmの組み合
わせた厚さを有する。
子減速材料の層で構成してもよい。好ましくは、二又は
それ以上の層は、等価な厚さである。中性子減速材料
を、二つの層に提供してもよく、各々20mm及び35
mmの厚さの間、理想的には、25mmの厚さの二つの
層を提供する。
い、例えば、0.1mm及び2mm、より好ましくは
0.5mm及び1.5mmの間の、例えば1.0mm+
/−10%の、理想的には1.0mmの厚さを有しても
よい。熱中性子遮蔽材料の厚さを、二又はそれ以上の別
々の熱中性子遮蔽材料の層で構成してもよい。好ましく
は、二又はそれ以上の層は、等価な厚さである。熱中性
子遮蔽材料を、二つの層に提供してもよく、各々0.1
mm及び1.00mmの厚さの間、理想的には、0.5
mmの厚さの二つの層を、好ましくは+/−10%で、
提供する。
50重量%の間であってもよい。
ましくは全ての寸法に対して+/−10%で、検出器
は、50mmの直径を有し、中性子減速材料は、0.5
mmの厚さの熱中性子遮蔽材料の層によって分離される
二つの部分に提供され、中性子減速材料の内側の部分
は、50mmの内径及び100mmの外径を有し、中性
子減速材料の外側の部分は、101mmの内径及び15
1mmの外径を有し、熱中性子遮蔽材料の外側の層は、
0.5mmの厚さである。
ましくは全ての寸法に対して+/−10%で、検出器
は、25mmの直径を有し、中性子減速材料は、0.5
mmの厚さの熱中性子遮蔽材料の層によって分離される
二つの部分に提供され、中性子減速材料の内側の部分
は、25mmの内径及び75mmの外径を有し、中性子
減速材料の外側の部分は、76mmの内径及び126m
mの外径を有し、熱中性子遮蔽材料の外側の層は、0.
5mmの厚さである。
の一つ又は両方と、最も好ましくは両方と接触する。そ
の接触は、好ましくは連続的である。
従って、発明者は、中性子を検出する方法を提供し、そ
の方法は、一又は複数の中性子検出器ユニットを中性子
に晒すことを含み、その中性子は、第一の熱中性子遮蔽
材料、第一の中性子減速材料、第二の熱中性子遮蔽材
料、及び第二の中性子減速材料を通過して、中性子検出
器に到達すると共にそれらの検出を示す信号を発生させ
る。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、複数の場所に対する中性子を監視す
るシステムを提供し、そのシステムは、複数の中性子検
出器ユニットを含み、少なくとも一つの中性子検出器ユ
ニットは、監視される各々の場所に提供され、中性子検
出器ユニットからの信号は、処理手段に伝達され、処理
手段は、一又は複数の場所における中性子を放出する源
の特性を決定し、一又は複数の検出器ユニットは、本発
明の第二の形態における第一及び/又は第二の態様に従
って提供される。
もよい。場所の種類は、処理場所、処理容器、貯蔵場
所、貯蔵容器などを含む。その場所は、処理経路に沿っ
た連続した場所、例えば使用済み燃料再処理施設又はそ
の一部分を含んでもよい。
た場所に提供してもよい。ある場所における検出器ユニ
ットを、互いに単独に操作してもよく、及び/又は、例
えば検出器の配列として、互いに組み合わせて操作して
もよい。検出器ユニットを、ある場所内の異なる位置に
提供してもよい。
ンピューターソフトウェアであってもよい。処理手段
は、個々に及び/又は一又は複数の他の検出器ユニット
の信号と組み合わせて、中性子検出器ユニットからの信
号を解析してもよい。
及び/又は、その場所における源の分布、及び/又は、
複数の場所における源の質量、及び/又は、複数の場所
における源の分布であってもよい。その特性は、その場
所及び/又は施設に入るとき監視される源の量、及び、
その場所及び/又は施設を離れるとき測定される源の量
の間の差であってもよい。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、複数の場所からの中性子の放出を監
視する方法を提供し、その方法は、各々の場所における
少なくとも一つの中性子検出器から信号を得ること、信
号を処理して一又は複数の場所における中性子を放出す
る源の特性を決定すること、を含み、中性子は、本発明
の第二の形態における第三の態様の方法に従って、一又
は複数の検出器によって検出される。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、中性子検出器ユニットを提供し、そ
のユニットは、中性子検出器、検出器の周りの中性子減
速材料、検出器の周りの熱中性子遮蔽材料、及び検出器
の周りの中性子吸収材料を含む。
従って、発明者は、中性子検出器ユニットを提供し、そ
のユニットは、検出器のまわりに提供される少なくとも
二つの異なる中性子発効材料を伴う中性子検出器を含
み、その中性子発効材料は、中性子検出器ユニットが、
エネルギーの高い中性子に対する高い検出効率及びエネ
ルギーの低い中性子に対する低い検出効率を有するよう
なものである。
料であってもよい。中性子発効材料の一つは、中性子吸
収材料、例えば中性子吸収材料が取り込まれた重合体材
料であってもよい。中性子発効材料の一つは、水素を含
有する材料のような、中性子減速材料であってもよい。
好ましくは、少なくとも三つの異なる中性子発効材料が
提供され、最も好ましくは、三つの種類の材料が、熱中
性子遮蔽材料、中性子吸収材料、及び中性子減速材料で
ある。
従って、発明者は、中性子検出器ユニットを提供し、そ
のユニットは、中性子検出器、検出器の周りの中性子減
速材料の第一の本体、検出器の周りの第一の熱中性子遮
蔽材料、検出器の周りの中性子減速材料の第二の本体、
及び検出器の周りの第二の熱中性子遮蔽材料を含む。
は第二及び/又は第三の態様は、次の特徴、選択肢、又
は可能性を含んでもよい。
よいか、又は複数の検出器を検出器ユニット内に提供し
てもよい。検出器を、共通の軸上に提供してもよい。検
出器を、異なる、好ましくは平行な軸上に提供してもよ
い。一又は複数の検出器は、三フッ化ホウ素型であって
もよい。一又は複数の検出器は、ヘリウム−3型であっ
てもよい。
態を有してもよい。中性子検出器は、100mm乃至3
000mmの長さであってもよい。
4又はそれ以下の一又は複数の元素を含有する材料であ
る。中性子減速材料は、水素を含有する材料であっても
よい。中性子減速材料は、水素及び/又は重水素及び/
又は炭素及び/又はベリリウムを含有してもよい。水素
を含有する材料は、水及び/又は水を含有する材料であ
ってもよいが、好ましくは、重合体、例えばポリセンで
ある。
も部分的に、中性子検出器、及び第一の熱中性子遮蔽材
料及び/又は第二の熱中性子遮蔽材料の間に提供され
る。好ましくは、中性子減速材料の第一の本体は、検出
器及び第一の熱中性子遮蔽材料の間に提供される。好ま
しくは、中性子減速材料の第二の本体は、第一の熱中性
子遮蔽材料及び第二の熱中性子遮蔽材料の間に提供され
る。中性子減速材料は、好ましくは、少なくとも部分的
に、中性子検出器、及び熱中性子遮蔽材料及び/又は中
性子吸収材料の間に提供される。
は、カドミウム又はインジウムのような金属、及び/又
はホウ素のような半金属であってもよい。このような材
料の混合物を使用してもよい。好ましくは、熱中性子遮
蔽層は、元素の形態で提供される。
とも部分的に、中性子減速材料及び中性子吸収材料の間
に提供される。
収材料が取り込まれた重合体材料である。
てもよい。
ウムであってもよいが、好ましくはホウ素である。
出器、及び熱中性子遮蔽材料又は中性子減速材料の外部
に提供される。より好ましくは、中性子吸収材料は、中
性子検出器、及び熱中性子遮蔽材料又は中性子減速材料
の両方の外部に提供される。
遮蔽材料を、アルミニウム又はPVCのような非毒性材
料によって囲んでもよい。
ンドにおける中性子の検出効率を、それらのエネルギー
又はバンドに対する中性子検出器との相互作用率を比較
することによって、他のレベル又はバンドにおける効率
と比較してもよい。その効率を、その検出ユニットに関
する最大の効率に対して規格化してもよい。
子に対する検出効率が、エネルギーの低い中性子のそれ
の少なくとも二倍であり、好ましくは、エネルギーの低
い中性子のそれの少なくとも二倍半であり、より好まし
くは、エネルギーの低い中性子のそれの少なくとも三倍
であるようなものであってもよい。本発明の特に好適な
実施例において、エネルギーの高い中性子に対する検出
効率は、エネルギーの低い中性子のそれの少なくとも五
倍、より好ましくは少なくとも七倍、理想的には少なく
とも九倍であってもよい。これらの比は、エネルギーの
高い中性子を、検出器ユニットの外側に到達するとき、
10keVよりも大きい、例えば10keV及び400
keVの間のエネルギーを有するものと考えてもよく、
エネルギーの低い中性子を、検出器ユニットの外側に到
達するとき、10eVよりも小さい、例えば0.4eV
及び10eVの間のエネルギーを有するものと考えても
よい場合に、特に好適である。これらの比を、エネルギ
ーレベル又はエネルギーバンドに対して規格化された検
出効率の比較から導出してもよい。
子に対する検出効率が、エネルギーの低い中性子のそれ
の少なくとも200倍であり、好ましくはエネルギーの
低い中性子のそれの少なくとも250倍であり、より好
ましくはエネルギーの低い中性子のそれの少なくとも3
00倍であるようなものであってもよい。本発明の特に
好適な実施例において、エネルギーの高い中性子の相対
的な検出効率は、0.8よりも大きく、より好ましくは
0.9よりも大きく、理想的には0.95よりも大きく
てもよい。エネルギーの低い中性子に対する相対的な検
出効率は、0.01よりも小さくてもよく、好ましくは
0.005よりも小さく、より好ましくは0.002よ
りも小さく、理想的には0.0001よりも小さい。こ
れらの比/値は、エネルギーの高い中性子を、検出器ユ
ニットの外側に到達するとき、400keVよりも大き
い、例えば400keV及び10MeVの間のエネルギ
ーを有するものと考えてもよく、エネルギーの低い中性
子を、検出器ユニットの外側に到達するとき、0.4e
Vよりも小さいエネルギーを有するものと考えてもよい
場合に、特に好適である。これらの比を、エネルギーレ
ベル又はエネルギーバンドに対して規格化された検出効
率の比較から導出してもよい。
ンの一又は複数の層、カドミウムのような熱中性子遮蔽
材料の一又は複数の層、及びホウ素が取り込まれたゴム
のような中性子吸収材料の層内に提供することが好適で
ある。好ましくは、少なくとも一つのポリセンの層を、
検出器、並びにカドミウム層及びホウ素が取り込まれた
ゴムの一つ又は両方の間に提供する。好ましくは、カド
ミウム層を、ポリセンの層の一つ、最も好ましくは最も
外側、及びホウ素が取り込まれたゴムの層の間に提供す
る。
料の層、中性子吸収材料の層、中性子減速材料のさらな
る層、及び熱中性子遮蔽材料の層を含む構造内に提供さ
れる。
60mmよりも小さい直径を有してもよい。検出器は、
60mm及び40mmの間、例えば50mmの直径を有
してもよい。
30mmよりも小さい直径を有してもよい。検出器は、
30mm及び20mmの間、例えば25mmの直径を有
してもよい。
は、60mmよりも小さい最も内側の直径を有してもよ
い。最も内側の直径は、60mm及び40mmの間、例
えば50mmの直径を有してもよい。最も内側の直径
は、好ましくは、中性子減速材料の第一の本体の内径で
ある。中性子減速材料の第一の本体の外径は、120m
m及び80mmの間、例えば100mmであってもよ
い。中性子減速材料は、184mmよりも小さい最も外
側の直径を有してもよい。最も外側の直径は、184m
m及び120.4mmの間、例えば151mmの直径を
有してもよい。最も外側の直径は、好ましくは、中性子
減速材料の第二の本体の外径である。中性子減速材料の
第二の本体の内径は、124mm及び80.4mmの
間、例えば101mmであってもよい。
は、30mmよりも小さい最も内側の直径を有してもよ
い。最も内側の直径は、30mm及び20mmの間、例
えば25mmであってもよい。最も内側の直径は、好ま
しくは、中性子減速材料の第一の本体の内径である。中
性子減速材料の第一の本体の外径は、90mm及び60
mmの間、例えば75mmであってもよい。中性子減速
材料は、144mmよりも小さい最も外側の直径を有し
てもよい。最も外側の直径は、144mm及び100.
4mmの間、例えば126mmであってもよい。最も外
側の直径は、好ましくは、中性子減速材料の第二の本体
の外径である。中性子減速材料の第二の本体の内径は、
94mm及び60.4mmの間、例えば61mmであっ
てもよい。
0mm及び60mmの間、理想的には50mmの組み合
わせた厚さを有する。その厚さを、二又はそれ以上の別
々の中性子減速材料の層で構成してもよい。好ましく
は、二又はそれ以上の層は、等価な厚さである。中性子
減速材料を、二つの層に提供してもよく、各々20mm
及び35mmの厚さの間、理想的には、25mmの厚さ
の二つの層を提供する。
m、より好ましくは0.5mm及び1.5mmの間の、
例えば1.0mm+/−10%の、理想的には1.0m
mの厚さを有してもよい。熱中性子遮蔽材料の厚さを、
二又はそれ以上の別々の熱中性子遮蔽材料の層で構成し
てもよい。好ましくは、二又はそれ以上の層は、等価な
厚さである。熱中性子遮蔽材料を、二つの層に提供して
もよく、各々0.2mm及び1.00mmの厚さの間、
理想的には、0.5mmの厚さの二つの層を、好ましく
は+/−10%で、提供する。
り好ましくは3mm及び8mmの間の、例えば5mm+
/−10%の、理想的には5mmの厚さを有してもよ
い。
50重量%の間であってもよい。
寸法に対して+/−10%で、検出器は、50mmの直
径を有し、中性子減速材料は、0.5mmの厚さの熱中
性子遮蔽材料の層によって分離される二つの部分に提供
され、中性子減速材料の内側の部分は、50mmの内径
及び100mmの外径を有し、中性子減速材料の外側の
部分は、101mmの内径及び151mmの外径を有
し、熱中性子遮蔽材料の外側の層は、0.5mmの厚さ
であり、中性子吸収材料の層は、5mmの厚さである。
は全ての寸法に対して+/−10%で、検出器は、25
mmの直径を有し、中性子減速材料は、0.5mmの厚
さの熱中性子遮蔽材料の層によって分離される二つの部
分に提供され、中性子減速材料の内側の部分は、25m
mの内径及び75mmの外径を有し、中性子減速材料の
外側の部分は、76mmの内径及び126mmの外径を
有し、熱中性子遮蔽材料の外側の層は、0.5mmの厚
さであり、重合体材料は、5mmの厚さである。
の一つ又は両方と、最も好ましくは両方と接触する。そ
の接触は、好ましくは連続的である。
従って、発明者は、中性子を検出する方法を提供し、そ
の方法は、一又は複数の中性子検出器ユニットを中性子
に晒すことを含み、その中性子は、中性子減速材料の二
つの層、二つの熱中性子遮蔽層、及び中性子吸収材料を
通過して、中性子検出器に到達すると共にそれらの検出
を示す信号を発生させる。
従って、発明者は、中性子を検出する方法を提供し、そ
の方法は、一又は複数の中性子検出器ユニットを中性子
に晒すことを含み、その中性子は、第一の熱中性子遮蔽
材料、第一の水素を含有する材料、第二の熱中性子遮蔽
材料、及び第二の水素を含有する材料を通過して、中性
子検出器に到達すると共にそれらの検出を示す信号を発
生させる。
は第五の態様は、この文書における他の場所で述べる選
択肢、可能性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、複数の場所に対する中性子を監視す
るシステムを提供し、そのシステムは、複数の中性子検
出器ユニットを含み、少なくとも一つの中性子検出器ユ
ニットは、監視される各々の場所に提供され、中性子検
出器ユニットからの信号は、処理手段に伝達され、処理
手段は、一又は複数の場所における中性子を放出する源
の特性を決定し、一又は複数の検出器ユニットは、本発
明の第三の形態における第一及び/又は第二及び/又は
第三の態様に従って提供される。
もよい。場所の種類は、処理場所、処理容器、貯蔵場
所、貯蔵容器などを含む。その場所は、処理経路に沿っ
た連続した場所、例えば使用済み燃料再処理施設又はそ
の一部分を含んでもよい。
た場所に提供してもよい。ある場所における検出器ユニ
ットを、互いに単独に操作してもよく、及び/又は、例
えば検出器の配列として、互いに組み合わせて操作して
もよい。検出器ユニットを、ある場所内の異なる位置に
提供してもよい。
ンピューターソフトウェアであってもよい。処理手段
は、個々に及び/又は一又は複数の他の検出器ユニット
の信号と組み合わせて、中性子検出器ユニットからの信
号を解析してもよい。
及び/又は、その場所における源の分布、及び/又は、
複数の場所における源の質量、及び/又は、複数の場所
における源の分布であってもよい。その特性は、その場
所及び/又は施設に入るとき監視される源の量、及び、
その場所及び/又は施設を離れるとき測定される源の量
の間の差であってもよい。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
従って、発明者は、複数の場所からの中性子の放出を監
視する方法を提供し、その方法は、各々の場所における
少なくとも一つの中性子検出器から信号を得ること、信
号を処理して一又は複数の場所における中性子を放出す
る源の特性を決定すること、を含み、中性子は、本発明
の第三の形態における第四及び/又は第五の態様の方法
に従って、一又は複数の検出器によって検出される。
は、この文書における他の場所で述べる選択肢、可能
性、又は特徴のどれも含んでもよい。
単に例として、添付する図面を参照して記載することに
する。
する。それらの材料/源から生じる中性子は、検出より
先の源の周囲による減衰に打ち勝つ、それらの貫通性の
ために、しばしば考慮される。このような検出器の要求
は、状況によってかなり変動する。
に対する在庫品の監視を提供することにおける中性子検
出器に対する特定の応用可能性を発見してきた。問題の
施設中の様々な場所における中性子レベルの同時測定
は、処理材料の質量及び分布を調査することを可能にす
る。中性子レベルは、個々の検出器又は検出器の群にお
いて計数率を取ると共にそれらを処理することによっ
て、測定される。合計の中性子の計数率が、この処理で
使用される。検出器の応答の数学的な畳み込みが、処理
施設の領域からの、調査するシステムの設計において指
定されるような容器又は他の領域からの、中性子の放出
を決定するために使用される。システムは、非侵入的で
あり、非破壊的であり、実時間における操作が可能であ
ることにおいて好都合である。
監視する、特に上述したもののようなシステムに伴う課
題は、他の領域から生じるよりもむしろ考慮中の領域か
らの放出を区別する能力である。
般的に使用される検出器が、低いエネルギーレベル(例
えば0.5eV乃至10eV)においてそれらの最も高
い効率を有するように、実際に発見されてきた。このよ
うな検出器は、典型的に、(以下に先行技術1として比
較例で参照される)25mmのポリセン及び0.5mm
の厚さのカドミウムの外皮内における50mmの直径の
検出器によって表される。
する誤った寄与を与える、それら中性子が検出される一
つの領域から別の領域への中性子のクロスオーバーに関
連する問題を、本発明に従ってかなり減少させることが
できることを決定してきた。
エネルギーの低い中性子の排除及びエネルギーの高い中
性子の効率的な検出に帰着し得る。このことの全体的な
効果は、よりエネルギーの低い中性子の計数を回避し、
エネルギーの高い中性子のみを計数することである。こ
のことは、厳格に制限された情況においてさえ、容易に
配置することにおいて十分小さく、更に構造において単
純であり、よって生産することにおいて相対的に費用的
に有効である、検出器をなお提供すると同時に、本発明
において達成される。
性子に対応することになると、その効果は、散乱を通じ
て隣接する領域から通過してきた中性子を無視すること
になる。散乱は、結果として起こる放出のエネルギーか
らのエネルギーの減少と共に、壁、容器などと中性子の
衝突で起こる。検出器は、もし(1MeV乃至2MeV
のような)十分に高いエネルギーであればその領域から
のみ生じ得る、エネルギーの高い中性子を首尾よく検出
する。隣接する領域における中性子は、その検出器に到
達する前に、必然的に散乱されることになる。
より正確な中性子の計数率を得ると共に、結果として、
その領域における材料に対するより正確な評価をするこ
とができることである。この正確さは、たとえ検出器に
到達する中性子の実際の数を、先行技術の検出器と比較
するとき、本発明の技術によって著しく減少させるとし
ても、達成される。
に示す本発明の実施例、例1は、長い円柱の中性子検出
器ユニットである。
ユニットは、中心に提供されると共に検出器ユニットの
軸に沿って延びる中性子検出器2によって形成される。
その検出器は、BF3検出器である。検出器2が同心円
状に提供されるのは、ポリセン4、水素を含有する材料
の50mmの厚さの層である。検出器2及びポリセン4
が同心円状に提供されるのは、0.5mmの厚さである
カドミウム6の遮蔽層である。検出器2、ポリセン4及
びカドミウム6が同心円状に提供されるのは、5mmの
厚さであると共にホウ素が取り込まれた重合体8の層で
ある。
ない)は、重合体材料8の外側を覆って、及び検出器ユ
ニットの端に提供される。
リセン4、カドミウム6、重合体材料8、アルミニウム
外皮10、及びアルミニウム保持板12内における検出
器2の中心の位置を見ることができる。また側面は、標
準化源(standardisation source)を較正の目的のため
に導入することができるアクセス管14(access tub
e)も示す。
ネルギーのより低い中性子に対して遮蔽し、また、検出
器に入るいくつかのよりエネルギーの高い中性子を熱中
性子化することに役立つ。
性子及び重合体8の層によって熱中性子化された中性子
に対する遮蔽物として作用する。
中性子の場合に、それら中性子が容易に検出され得るエ
ネルギーレベルまで外側の層を貫通する中性子を減速す
るように作用すると共に、また、外側の層を貫通するた
めの十分なエネルギーを有するが、検出が望まれない、
それら中性子の一部分を検出から排除することにも役立
つ。
み合わせで、スペクトルの重要な部分において大いに改
善された検出効率を与える。図3にプロットした結果に
示すように、相対的な検出効率は、検出器ユニットに到
達する100keVよりも大きいエネルギーを有する中
性子に対しては、100eVよりも小さいエネルギーを
有する中性子(熱外中性子)及び0.05eVよりも小
さいエネルギーを有するもの(熱中性子)に対するより
も非常に高い。源を発してきて中性子検出器に直接到達
するそれら中性子(関心のある中性子)のこのように改
善された検出が、もしかすると他の場所からの、その環
境で飛び回っていたそれら中性子(もし仮に検出される
とすれば偽の情報を与えるであろう中性子)の減少した
検出と共に、得られる。
の実施例に対して、等価な厚さのポリセン22、カドミ
ウム24及びホウ素が取り込まれたゴム26内に提供さ
れる25mmの直径の検出器20を特色にする。検出器
の減少した全体的な大きさ及び重量は、このような因子
が重要であるが、第一の実施例と比較するとき、わずか
に減少した検出性能を提供する場合に、有用である。図
5におけるその性能は、まだ良好であるけれども、先行
技術の検出器ユニットを超えて著しい改善を表す。
(0.4eV乃至10eV)の検出に対する高速中性子
(10keV乃至400keV)の検出効率の比として
計算された、利点の計算によって説明することができ
る。
なす。一つの検出ユニットの種類の別のものに対する絶
対的な検出効率は、特に在庫品の監視の応用において
は、最大の検出効率よりも重要でない判断基準である。
本発明の実施例、例Aは、長い円柱の中性子検出器ユニ
ットである。
ユニットは、中心に提供されると共に検出器ユニットの
軸に沿って延びる中性子検出器102によって形成され
る。その検出器は、BF3検出器である。検出器102
が同心円状に提供されるのは、ポリセン104、水素を
含有する材料の25mmの厚さの層である。検出器10
2及びポリセン104が同心円状に提供されるのは、
0.5mmの厚さであるカドミウム106の遮蔽層であ
る。検出器102、ポリセン104及びカドミウム10
6が同心円状に提供されるのは、ポリセン108の25
mmの厚さの層である。これらの層のまわりに同心円状
に提供されるのは、中性子遮蔽材料としてのカドミウム
110の0.5mmの厚さの層である。
ない)は、カドミウム110の外側を覆って、及び検出
器ユニットの端に提供される。
の環境における熱中性子及びポリセンの層108によっ
て熱中性子化された中性子に対する遮蔽物として作用す
る。
射エネルギーの中性子の場合にそれら中性子が容易に検
出され得るエネルギーレベルまで外側の層を貫通する中
性子を減速するように作用すると共に、また、外側の層
を貫通するために十分なエネルギーを有するが、検出が
望まれない、それら中性子の一部分を検出から排除する
ことにも役立つ。
み合わせで、スペクトルの重要な部分において大いに改
善された検出効率を与える。図7にプロットした結果に
示すように、相対的な検出効率は、検出器ユニットに到
達する100keVよりも大きいエネルギーを有する中
性子に対しては、100eVよりも小さいエネルギーを
有する中性子(熱外中性子)及び0.05eVよりも小
さいエネルギーを有するもの(熱中性子)に対するより
も非常に高い。源を発してきて中性子検出器に直接到達
するそれら中性子(関心のある中性子)のこのように改
善された検出が、もしかすると他の場所からの、その環
境で飛び回っていたそれら中性子(もし仮に検出される
とすれば偽の情報を与えるであろう中性子)の減少した
検出と共に、得られる。
を、熱外中性子(0.4eV乃至10eV)の検出に対
する高速中性子(10keV乃至400keV)の検出
効率の比として計算された、利点の計算によって説明す
ることができる。
なす。一つの検出ユニットの種類の別のものに対する絶
対的な検出効率は、特に在庫品の監視の応用において
は、最大の検出効率よりも重要でない判断基準である。
本発明の実施例、例Xは、長い円柱の中性子検出器ユニ
ットである。
ユニットは、中心に提供されると共に検出器ユニットの
軸に沿って延びる中性子検出器202によって形成され
る。その検出器は、BF3検出器である。検出器202
が同心円状に提供されるのは、ポリセン204、水素を
含有する材料の25mmの厚さの層である。検出器20
2及びポリセン204が同心円状に提供されるのは、
0.5mmの厚さであるカドミウム206の遮蔽層であ
る。検出器202、ポリセン204及びカドミウム20
6が同心円状に提供されるのは、ポリセン208の25
mmの厚さの層である。これらの層のまわりに同心円状
に提供されるのは、中性子遮蔽材料としてのカドミウム
210の0.5mmの厚さの層であり、その層210の
まわりに同心円状に提供されるのは、5mmの厚さであ
ると共にホウ素が取り込まれた重合体材料212であ
る。
ない)は、重合体材料212の外側を覆って、及び検出
器ユニットの端に提供される。
は、エネルギーのより低い中性子に対して遮蔽し、ま
た、検出器に入るいくつかのよりエネルギーの高い中性
子を熱中性子化することに役立つ。
の環境における熱中性子、並びに重合体の層212及び
ポリセンの層208によって熱中性子化された中性子に
対する遮蔽物として作用する。
射エネルギーの中性子の場合にそれら中性子が容易に検
出され得るエネルギーレベルまで外側の層を貫通する中
性子を減速するように作用すると共に、また、外側の層
を貫通するために十分なエネルギーを有するが、検出が
望まれない、それら中性子の一部分を検出から排除する
ことにも役立つ。
み合わせで、スペクトルの重要な部分において大いに改
善された検出効率を与える。図9にプロットした結果に
示すように、相対的な検出効率は、検出器ユニットに到
達する100keVよりも大きいエネルギーを有する中
性子に対しては、100eVよりも小さいエネルギーを
有する中性子(熱外中性子)及び0.05eVよりも小
さいエネルギーを有するもの(熱中性子)に対するより
も非常に高い。源を発してきて中性子検出器に直接到達
するそれら中性子(関心のある中性子)のこのように改
善された検出が、もしかすると他の場所からの、その環
境で飛び回っていたそれら中性子(もし仮に検出される
とすれば偽の情報を与えるであろう中性子)の減少した
検出と共に、得られる。
を、熱外中性子(0.4eV乃至10eV)の検出に対
する高速中性子(10keV乃至400keV)の検出
効率の比として計算された、利点の計算によって説明す
ることができる。
なす。一つの検出ユニットの種類の別のものに対する絶
対的な検出効率は、特に在庫品の監視の応用において
は、最大の検出効率よりも重要でない判断基準である。
断面図を示す。
に対する応答の相対的な効率を示す。
例の断面図を示す。
に対する応答の相対的な効率を示す。
断面図を示す。
に対する応答の相対的な効率を示す。
断面図を示す。
に対する応答の相対的な効率を示す。
ン 6,24,106,110,206,210 カドミ
ウム 8,212 重合体 12 アルミニウム保持板 26 ホウ素が取り込まれたゴム
2)
Claims (13)
- 【請求項1】 中性子検出器、前記検出器の周りの中性
子減速材料、前記検出器の周りの熱中性子遮蔽材料、及
び前記検出器の周りの中性子吸収材料を含む中性子検出
器ユニット。 - 【請求項2】 前記中性子減速材料は、前記中性子検出
器及び前記熱中性子遮蔽材料の間に提供される請求項1
記載の中性子検出器ユニット。 - 【請求項3】 前記熱中性子遮蔽材料は、前記中性子減
速材料及び前記中性子吸収材料の間に提供される請求項
1又は2記載の中性子検出器ユニット。 - 【請求項4】 前記検出器は、50mmの直径を有し、 前記中性子減速材料は、ポリセンであって50mmの厚
さを有し、 前記熱中性子遮蔽材料は、カドミウムであって0.5m
mの厚さを有し、 前記中性子吸収材料は、重合体材料に取り込まれたホウ
素であり、 前記重合体材料は、5mmの厚さであり、 前記全ての値は、+/−10%である請求項1乃至3い
ずれか1項記載の中性子検出器ユニット。 - 【請求項5】 前記検出器は、25mmの直径を有し、 前記中性子減速材料は、ポリセンであって50mmの厚
さを有し、 前記熱中性子遮蔽材料は、カドミウムであって0.5m
mの厚さを有し、 前記中性子吸収材料は、重合体材料に取り込まれたホウ
素であり、 前記重合体材料は、5mmの厚さであり、 前記全ての値は、+/−10%である請求項1乃至3い
ずれか1項記載の中性子検出器ユニット。 - 【請求項6】 中性子検出器、中性子減速材料の第一の
本体、前記検出器の周りの熱中性子遮蔽材料の第一の本
体、前記検出器の周りの中性子減速材料の第二の本体、
及び前記検出器の周りの第二の熱中性子遮蔽材料を含む
中性子検出器ユニット。 - 【請求項7】 前記中性子減速材料の第一の本体は、前
記検出器及び前記熱中性子遮蔽材料の第一の本体の間に
提供され、 前記中性子減速材料の第二の本体は、前記熱中性子遮蔽
材料の第一及び第二の本体の間に提供される請求項6記
載のユニット。 - 【請求項8】 前記検出器は、50mmの直径を有し、 前記中性子減速材料の第一の本体は、ポリセンであって
50mmの厚さであり、 前記熱中性子遮蔽材料の第一の本体は、カドミウムであ
って0.5mmの厚さであり、 前記中性子減速材料の第二の本体は、ポリセンであって
50mmの厚さであり、 前記熱中性子遮蔽材料の第二の本体は、カドミウムであ
って0.5mmの厚さであり、 前記全ての値は、+/−10%である請求項6又は7記
載のユニット。 - 【請求項9】 前記検出器は、25mmの直径を有し、 前記中性子減速材料の第一の本体は、ポリセンであって
50mmの厚さであり、 前記熱中性子遮蔽材料の第一の本体は、カドミウムであ
って0.5mmの厚さであり、 前記中性子減速材料の第二の本体は、ポリセンであって
50mmの厚さであり、 前記熱中性子遮蔽材料の第二の本体は、カドミウムであ
って0.5mmの厚さであり、 前記全ての値は、+/−10%である請求項6又は7記
載のユニット。 - 【請求項10】 検出器、前記検出器の周りの中性子減
速材料の第一の本体、前記検出器の周りの熱中性子遮蔽
材料の第一の本体、前記検出器の周りの中性子減速材料
の第二の本体、前記検出器の周りの熱中性子遮蔽材料の
第二の本体、及び前記検出器の周りの中性子吸収材料の
本体を含む中性子検出器ユニット。 - 【請求項11】 前記中性子減速材料の本体は、ポリセ
ンであり、 前記熱中性子遮蔽体は、カドミウムであり、 前記中性子吸収体は、重合体材料に取り込まれたホウ素
である請求項10記載のユニット。 - 【請求項12】 前記検出器は、50mmの直径を有
し、 前記中性子減速材料の第一の本体は、25mmの厚さで
あり、 前記熱中性子遮蔽材料の第一の本体は、0.5mmの厚
さであり、 前記中性子減速材料の第二の本体は、25mmの厚さで
あり、 前記熱中性子遮蔽材料の第二の本体は、0.5mmの厚
さであり、 前記中性子吸収材料は、5mmの厚さであり、 前記全ての値は、+/−10%である請求項10又は1
1記載のユニット。 - 【請求項13】 前記検出器は、25mmの直径を有
し、 前記中性子減速材料の第一の本体は、25mmの厚さで
あり、 前記熱中性子遮蔽材料の第一の本体は、0.5mmの厚
さであり、 前記中性子減速材料の第二の本体は、25mmの厚さで
あり、 前記熱中性子遮蔽材料の第二の本体は、0.5mmの厚
さであり、 前記中性子吸収材料は、5mmの厚さであり、 前記全ての値は、+/−10%である請求項10又は1
1記載のユニット。
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