JP2002340762A - スクリーニング装置 - Google Patents

スクリーニング装置

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JP2002340762A
JP2002340762A JP2001149899A JP2001149899A JP2002340762A JP 2002340762 A JP2002340762 A JP 2002340762A JP 2001149899 A JP2001149899 A JP 2001149899A JP 2001149899 A JP2001149899 A JP 2001149899A JP 2002340762 A JP2002340762 A JP 2002340762A
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Teruhisa Hamaguchi
輝久 浜口
Yoshiaki Inoue
好章 井上
Osao Kudome
長生 久留
Naoki Sato
直樹 佐藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)被検査物に対して加える荷重と変形量
との関係を、段階的でなく連続した検査データとしてよ
り高精度に求めることができ、(2)検査時の被検査物
の姿勢が水平方向に制限されることがなく、(3)検査
時の被検査物に対して衝撃荷重を加えるのを防止でき、
(4)検査を行う作業者の負担を軽減させることができ
る、手段の提供を課題とする。 【解決手段】 検査対象の発電セル1に対する相対位置
が固定可能な基台部20と、同発電セル1に対して線形
荷重を加えるとともにその変形量を測定する検査部30
と、同発電セル1に対する検査部30の相対位置調整を
行う相対位置調整部40とを備えた構成を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔性セラミック
スなどの脆性を有する被検査物の曲げ強度検査に用いて
好適な、スクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多孔性セラミックスは、その機能的性状
を利用して発電セル、脱塵フィルターなどの次世代製品
の開発に採用されつつあるが、機械的強度が脆い性質も
併せ持っている。例えば図5に示す発電セル1,・・・と
して採用した場合、これら発電セル1,・・・に亀裂等の
欠陥が生じてしまうと、燃料ガス(水素ガス)がリーク
して発電機能が停止してしまう不具合が生じることとな
る。すなわち、同図に示す各発電セル1,・・・は、長尺
の中空円筒形状をなしており(図6にて後述)、その内
部空間に水素ガス、外周囲に空気を供給することで、壁
面に多数形成された極めて微細な孔を通してイオンを流
し、発電するようになっている。これら発電セル1,・・
・は、例えば数百本が互いに所定寸法の隙間を保った状
態に束ねられ、燃料ヘッダー2に対して鉛直方向に吊り
下げ支持されるものである。
【0003】前述のような不具合を未然に防ぐ手段とし
ては、製品出荷時の工場検査(製品としての信頼性を確
認する検査)や、製品運搬後の現地検査(運搬により各
発電セル1,・・・に対して衝撃破壊が生じてないか確認
する検査)や、発電セル発停時の現地検査(各発電セル
1,・・・に対して、周囲環境の影響による破壊が生じて
いないかを確認する検査)が必須であり、これら検査に
は、曲げ強度検査、いわゆる荷重スクリーニングが適用
されることになる。図6に、従来の方法による荷重スク
リーニングの実施状況を示す。同図に示すように、まず
発電セル1の一端1a(前記燃料ヘッダー2に固定され
る側)を固定することで水平状態に片持ち支持した後、
他端1bに対して試験治具3を装着する。そして、この
試験治具3に対して分銅4を順次乗せて荷重を増やして
いくことで、図7に示すような、他端1bの変位δを測
定していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな分銅4による荷重負荷方式の片持梁強度測定では、
以下の問題を有していた。すなわち、 (1)分銅荷重W1から分銅荷重W2、分銅荷重W2か
ら分銅荷重W3、・・・、分銅荷重W4から分銅荷重W
5へと、ステップ的に荷重を増やしていく(荷重精度が
段階的である)検査方法であるため、検査データとして
は図7で示したように連続性に欠けたものしか取れない
という問題である。このような段階的な検査データで
は、例えば分銅荷重W3から分銅荷重W4に荷重を増や
した時点で発電セル1の破損が確認された場合、分銅荷
重W3から分銅荷重W4にかけての間で破損したと粗く
判断するしかなく、分銅荷重W3及び分銅荷重W4間の
どこで破損したかまでを特定する精度を持つことができ
ない。
【0005】(2)各発電セル1,・・・の検査は、片持
ち支持した状態で行う必要があるため、検査時は、その
軸線が水平方向を向く姿勢状態に制約されることとな
る。これにより、例えば図5で示したような鉛直方向を
向いたままの各発電セル1,・・・に対して、その鉛直支
持状態のままで検査をすることができないという問題が
生じることとなる。これは、検査場所が限定される現地
検査で特に問題となる。
【0006】(3)分銅荷重W1〜W5を増やしながら
検査を行うに際しては、図6で示したように分銅4を1
個づつ上乗せしながら行うが、検査を行う作業者が手違
いで落とすように分銅4を上乗せしてしまった場合、検
査中の発電セル1に対して衝撃荷重が加わることとな
り、健全な発電セル1をも破損させてしまう問題を生じ
る恐れがある。
【0007】(4)各発電セル1,・・・の本数として
は、発電容量にもよるが、数百本オーダーになる場合が
あり、このような多数本の発電セル1,・・・のそれぞれ
に対して、衝撃荷重を加えることのないように分銅荷重
W1〜W5を加えながら検査を行うことは、検査を行う
作業者に対して多大な労力を要求するという問題を有し
ていた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、(1)被検査物に対して加える荷重と変形量と
の関係を、段階的でなく連続した検査データとしてより
高精度に求めることができ、(2)検査時の被検査物の
姿勢が水平方向に制限されることがなく、(3)検査時
の被検査物に対して衝撃荷重が加わるのを防止でき、
(4)検査を行う作業者の負担を軽減させることができ
る、手段の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の請求項1に記載のスクリーニング装置は、被検査物の
曲げ強度検査に用いられるスクリーニング装置であり、
前記被検査物に対する相対位置が固定可能な基台部と、
該基台部に設けられ、前記被検査物に対して線形荷重を
加えるとともに該被検査物の変形量を測定する検査部
と、前記被検査物に対する前記検査部の相対位置調整を
行う相対位置調整部とを備えていることを特徴とする。
【0010】上記請求項1に記載のスクリーニング装置
によれば、 (1)検査部により、被検査物に対して線形荷重を加え
ると、この線形荷重に応じて被検査物が線形的に変形
し、このときの線形的な変形量が、同じく検査部によっ
て測定される。 (2)被検査物の姿勢に合わせて、検査部の位置を調整
することができるので、検査時の被検査物の姿勢が水平
方向に制限されることがない。 (3)従来のように分銅の上乗せにより荷重を与えるの
ではなく、検査部による線形荷重を徐々に加える検査方
法であるため、被検査物に対して衝撃荷重を加えてしま
うことがない。 (4)従来のように各被検査物に対して分銅荷重を段階
的に加えながら各分銅荷重点毎のポイントデータを取得
していく方法とは異なり、線形荷重を加えながら同時に
変形量を取得していく検査方法であるので、検査を行う
作業者の負担を軽減させることができる。
【0011】請求項2に記載のスクリーニング装置は、
請求項1に記載のスクリーニング装置において、前記検
査部が、前記被検査物に対して前記線形荷重を加える負
荷シャフトを備え、該負荷シャフトと前記被検査物との
間が、延長接続治具により接続されていることを特徴と
する。
【0012】上記請求項2に記載のスクリーニング装置
によれば、延長接続治具により、検査部と被検査物との
間を離間させた状態で接続することができる。すなわ
ち、例えば被検査物の周囲に障害物が存在し、検査部の
負荷シャフトが被検査物まで直接届かない場合であって
も、延長接続治具を介して両者を接続することができ、
その接続状態を確保したまま、検査を実施することがで
きるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のスクリーニング装置は、
被検査物の曲げ強度検査に用いられる装置であり、その
一実施形態についての説明を、図面を参照しながら以下
に行うが、本発明がこれのみに限定解釈されるものでな
いことは、勿論である。図1は、本実施形態のスクリー
ニング装置を示す側面図である。また、図2は、同スク
リーニング装置の要部を示す図であって、図1のA部拡
大図である。また、図3は、同スクリーニング装置によ
るスクリーニング実施状況を示す説明図である。また、
図4は、同スクリーニング装置による検査結果の一例を
示す図であって、横軸を荷重、縦軸を発電セルの変位と
するグラフである。
【0014】なお、本実施形態では、SOFC(固体電
解質燃料電池)に用いられている多孔性セラミックス部
品である、セラミックスセルの曲げ強度検査を行う装置
として構成した場合を例に説明を行うものとする。そし
て、セラミックスセルとしては、従来の技術において図
5を用いて説明した、燃料ヘッダー2の下方に吊り下げ
支持された状態の各発電セル1,・・・の曲げ強度検査を
行う場合を例に説明を行う。
【0015】図1に示すように、本実施形態のスクリー
ニング装置10は、検査対象の発電セル1(被検査物)
に対する相対位置が固定可能な基台部20と、該基台部
20上に据え付けられ、検査対象の発電セル1に対して
線形荷重を加えるとともに該発電セル1の変形量を測定
する検査部30と、検査対象の発電セル1に対する検査
部30の相対位置調整を行う相対位置調整部40とを備
えて概略構成されている。
【0016】基台部20は、相対位置調整部40が据付
固定される装置支持ステージ21と、該装置支持ステー
ジを支持する複数本の脚部22と、これら脚部22の各
下端が据付固定される台座部23と、該台座部23の下
面に複数固定された走行ローラ24と、同じく台座部2
3の複数箇所に設けられたアウトリガ25と、計器類を
脚部22間に固定配置する計器類配置部26とを備えて
いる。
【0017】各アウトリガ25は、地面Fに対して接地
する接地部25aと、該接地部25aを上下させる水平
レベル調整部25bとを備えて構成されている。そし
て、各水平レベル調整部25bを操作することにより、
スクリーニング装置10全体としての水平レベル(地面
Fに鉛直な方向に対する傾き)を調整したり、または、
全ての接地部25aを上昇させて各走行ローラ24を地
面Fに接地させ、スクリーニング装置10を走行移動可
能な状態にしたり、または、全ての接地部25aを下降
させて各走行ローラ24を地面Fより離間させ、スクリ
ーニング装置10を地面F上に据え付け固定状態にした
りすることができるようになっている。
【0018】相対位置調整部40は、前記装置支持ステ
ージ21に対してその中央部を貫通するように固定され
た機軸支柱41と、該機軸支柱41の内部に同軸に挿入
された支柱42と、該支柱42を機軸支柱41に対して
上下動させる昇降ハンドル43と、支柱42の上端に固
定されたY軸移動ステージ44と、該Y軸移動ステージ
44上に支持固定されたX軸移動ステージ45と、該X
軸移動ステージ45上に支持固定された回転ステージ4
6とを備えて構成されている。
【0019】昇降ハンドル43は、支柱42の周囲に形
成されたネジ山に螺着するリング状の調整用部品であ
り、支柱42の軸線CL回りに回転させて支柱42を鉛
直方向に上下動させることで、その上方に支持されてい
る検査部30の高さ位置を上下に調整することができる
ようになっている。なお、前記軸線CLは、基台部2
0、検査部30、相対位置調整部40、そして検査対象
の発電セル1の共通の軸線である。Y軸移動ステージ4
4は、検査対象の発電セル1に対する検査部30のY軸
方向(図1の紙面左右方向)の位置調整を行うものであ
り、その調整ツマミ44aを操作することで、その上方
のX軸移動ステージ45及び回転ステージ46を介し
て、検査部30のY軸方向の位置調整を行うことができ
るようになっている。
【0020】X軸移動ステージ45は、検査対象の発電
セル1に対する検査部30のX軸方向(図1の紙面垂直
方向)の位置調整を行うものであり、その調整ツマミ4
5aを操作することで、その上方の回転ステージ46を
介して、検査部30のX軸方向の位置調整を行うことが
できるようになっている。回転ステージ46は、検査対
象の発電セル1に対する検査部30の東西南北位置(前
記軸線CLを中心とした回転位置)の位置調整を行うも
のであり、図示されない調整ツマミを操作することで、
その上方の検査部30の回転位置調整を行うことができ
るようになっている。
【0021】検査部30は、図2に示すように、回転ス
テージ46上に偏心した状態に固定された固定台31
と、該固定台31上に水平支持された負荷シャフト32
と、該負荷シャフト32を、検査対象の発電セル1に対
する接近離間方向(同図の紙面左右方向)に移動させる
負荷ハンドル33と、負荷シャフト32により発電セル
1に加えている荷重をリアルタイムに検出する荷重検出
器34と、検査対象の発電セル1の端部1bの水平方向
変位をリアルタイムに検出する変位検出器35と、曲げ
荷重を受けている状態の発電セル1の音を検出する、図
示されないAEセンサ(Acoustic Emmission Sensor)
と、荷重検出器34及び変位検出器35及びAEセンサ
の各検出結果を記録及び表示する表示記録器36(図1
参照)とを備えて構成されている。
【0022】負荷シャフト32は、検査対象の発電セル
1(被検査物)に対して線形荷重を加える棒状部品であ
り、その側部に、前記変位検出器35の検出部35aに
当接する当接板32aが固定されている。そして、図3
に示すように、この負荷シャフト32の先端と発電セル
1の下端1bとの間は、延長キャップ37(延長接続治
具)により接続されている。この延長キャップ37は、
発電セル1と同軸の円柱形状を有し、実質的に発電セル
1の長さを鉛直下方に向かって延長するための治具部品
であり、前記下端1bに対して嵌合可能な凹部37aを
有している。したがって、この延長キャップ37は、検
査対象の発電セル1側に装着され、負荷シャフト32に
対してはフリーな状態となっている。
【0023】一方、負荷シャフト32の先端には、凹部
32bが形成されており、該凹部32bの側面32b1
のみにおいて延長キャップ37の側面に対して当接し、
凹部32bの底面に対しては所定の隙間cを確保し、延
長キャップ37の底面に接触しないようになっている。
これにより、延長キャップ37に対して側圧のみを純粋
に加えることができ、検査精度をより向上させることが
可能となっている。
【0024】変位検出器35は、前記当接板32aを介
して負荷シャフト32の進行量を測定することにより、
発電セル1の変位量を検出する。なお、本実施形態のよ
うに延長キャップ37を使用する場合には、その延長分
だけ発電セル1の全長が長くなるので、負荷シャフト3
2の進行量が発電セル1の変位に等しいとしてしまう
と、実際の変位よりも小さめに撓ませてしまう恐れがあ
る。したがって、この変位検出器35は、延長キャップ
37による延長分の補正を加えた結果を、前記表示記録
器36に出力するようになっている。同様に、荷重検出
器34も、延長キャップ37を使用する場合には、その
延長分だけ発電セル1の全長が長くなるので、モーメン
トが大きくなり、大きめの荷重を加えてしまう恐れがあ
る。したがって、この変位検出器35は、延長キャップ
37による延長分の補正を加えた結果を、前記表示記録
器36に出力するようになっている。
【0025】以上説明の構成を有するスクリーニング装
置10を用いた曲げ強度検査方法について、以下に説明
する。まず、図1に示すように、各発電セル1,・・・の
うち、検査対象の発電セル1の下端1bに延長キャップ
37を装着する。そして、この延長キャップ37に対し
て負荷シャフト32の凹部32bを接近させるように、
スクリーニング装置10を配置する。このときのスクリ
ーニング装置10の検査部30は、場合によっては他の
発電セル1,・・・の真下に位置することになるが、延長
キャップ37の装着によりスクリーニング装置10の高
さを低くすることができるので、これら発電セル1,・・
・と検査部30とが接触して破損させてしまう恐れを回
避可能となっている。
【0026】次に、前記昇降ハンドル43や前記各調整
ツマミ44a,45aを操作することにより、延長キャ
ップ37に対する最適位置に、負荷シャフト32の先端
位置を微調整して合わせる。その後、負荷ハンドル33
を作業者が手動で回し、負荷シャフト32の先端で延長
キャップ37を水平方向に向かって押し退けるように連
続した横荷重を加えていく。この横荷重を加えている状
態が図3であり、発電セル1に対して生じる応力分布
は、同図の右に示すように発電セル1の基端に向かって
大きくなる分布となり、また発電セル1に対して生じる
水平方向変位は、同図の左に示すように、前記基端から
端部1bに向かって大きくなる分布をなす。
【0027】このようにして所定の荷重に至るまで線形
荷重を加えることにより、図4に示すような、荷重と変
位δとの間の関係を連続した線として求めることが可能
となる。そして、この検査時に、前記AEセンサにより
異常音が検出された場合には、発電セル1に欠陥・破損
が生じているとして判断される。次に、同様の検査を、
前記軸線CL回りに90度ピッチ(一例であり、その他
のピッチ間隔でも良い)で検査することで、1本の発電
セル1に対する曲げ強度検査が完了する。以上の検査要
領に基づいて全ての発電セル1,・・・を検査することに
より、曲げ強度検査が完了する。
【0028】以上説明の本実施形態のスクリーニング装
置10によれば、下記(1)〜(4)が可能となる。 (1)検査部30により、検査対象の発電セル1に対し
て線形荷重を加えるとともにその変形量を測定すること
ができるので、発電セル1に対して加える荷重と変形量
との関係を、段階的でなく連続した検査データとして、
より高精度に求めることが可能となる。 (2)基台部20及び相対位置調整部40により、発電
セル1に対する検査部30の相対位置の固定及び微調整
を行うことができ、なおかつ、従来のように分銅を用い
て荷重を加える方法ではないので、検査時の発電セル1
の姿勢が水平方向に制限されないようにすることが可能
となる。
【0029】(3)検査部30による線形荷重を加える
検査方法であるため、従来のように分銅を不用意に落下
させて衝撃荷重を加えてしまうことがない。したがっ
て、検査時の発電セル1に対して衝撃荷重を加えるのを
防止することが可能となる。 (4)従来のように発電セル1に対して分銅荷重を段階
的に加えながら各分銅荷重点毎のポイントデータを取得
していく方法とは異なり、線形荷重を加えながら同時に
変形量を取得していく検査方法であるので、検査を行う
作業者の負担を軽減させることが可能となる。
【0030】さらに、本実施形態のスクリーニング装置
10によれば、負荷シャフト32と発電セル1との間を
延長キャップ37で接続する構成を採用することによ
り、検査部30と発電セル1との間を離間させた状態で
検査することができるようになるので、スクリーニング
装置10の配置を柔軟にすることが可能となる。
【0031】なお、本実施形態では、スクリーニング装
置10を、SOFCの発電セル1,・・・の曲げ強度検査
に用いる場合を例に説明したが、これに限らず、SOS
E(高温水蒸気電解セル)など、その他の曲げ強度検査
に適用しても良いことは勿論である。また、負荷シャフ
ト32は負荷ハンドル33を手動操作することで進退さ
せるものとしたが、これに限らず、各種検出結果からの
フィードバック制御で動く電動式としても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のスクリーニン
グ装置によれば、 (1)検査部により、被検査物に対して線形荷重を加え
るとともにその変形量を測定することができるので、被
検査物に対して加える荷重と変形量との関係を、段階的
でなく連続した検査データとして、より高精度に求める
ことが可能となる。 (2)基台部及び相対位置調整部により、被検査物に対
する検査部の相対位置の固定及び微調整を行うことがで
き、なおかつ、分銅を用いて荷重を加える方法ではない
ので、検査時の被検査物の姿勢が水平方向に制限される
ことのないようにすることが可能となる。
【0033】(3)検査部による線形荷重を加える検査
方法であるため、従来のように分銅を不用意に落下させ
て衝撃荷重を加えてしまうことがない。したがって、検
査時の被検査物に対して衝撃荷重を加えるのを防止する
ことが可能となる。 (4)従来のように各被検査物に対して分銅荷重を段階
的に加えながら各分銅荷重点毎のポイントデータを取得
していく方法とは異なり、線形荷重を加えながら同時に
変形量を取得していく検査方法であるので、検査を行う
作業者の負担を軽減させることが可能となる。
【0034】また、請求項2に記載のスクリーニング装
置によれば、負荷シャフトと被検査物との間を延長接続
治具で接続する構成を採用することにより、検査部と被
検査物との間を離間させた状態で検査することができる
ようになるので、スクリーニング装置の配置をより柔軟
にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスクリーニング装置の一実施形態を
示す側面図である。
【図2】 同スクリーニング装置の要部を示す図であっ
て、図1のA部拡大図である。
【図3】 同スクリーニング装置によるスクリーニング
実施状況を示す説明図である。
【図4】 同スクリーニング装置による検査結果の一例
を示す図であって、横軸を荷重、縦軸を発電セルの変位
とするグラフである。
【図5】 被検査物の一例である発電セルを示す図であ
って、下方斜め下より見上げた場合の斜視図である。
【図6】 従来のスクリーニング実施状況を示す正面図
である。
【図7】 同スクリーニングで得られた検査結果を示す
図であって、横軸を発電セルの変位、縦軸を分銅荷重と
するグラフである。
【符号の説明】
1・・・発電セル(被検査物) 10・・・スクリーニング装置 20・・・基台部 30・・・検査部 32・・・負荷シャフト 37・・・延長キャップ(延長接続治具) 40・・・相対位置調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久留 長生 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 佐藤 直樹 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1 長菱 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA07 AB01 BA08 CA05 CB02 CB04 EA01 EA02 EC04 5H027 AA06 DD00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の曲げ強度検査に用いられる
    スクリーニング装置であり、 前記被検査物に対する相対位置が固定可能な基台部と、
    該基台部に設けられ、前記被検査物に対して線形荷重を
    加えるとともに該被検査物の変形量を測定する検査部
    と、前記被検査物に対する前記検査部の相対位置調整を
    行う相対位置調整部とを備えていることを特徴とするス
    クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクリーニング装置
    において、 前記検査部は、前記被検査物に対して前記線形荷重を加
    える負荷シャフトを備え、 該負荷シャフトと前記被検査物との間が、延長接続治具
    により接続されていることを特徴とするスクリーニング
    装置。
JP2001149899A 2001-05-18 2001-05-18 スクリーニング装置 Withdrawn JP2002340762A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101102644B1 (ko) 2004-05-14 2012-01-04 파나소닉 주식회사 전지 평가장치
CN103698221A (zh) * 2013-12-19 2014-04-02 上海华龙测试仪器股份有限公司 一种纤维加强钢筋混凝土的弯曲韧性试验机
JP2015215979A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 大阪瓦斯株式会社 固体酸化物形燃料電池の検査装置、及び検査方法
CN109580366A (zh) * 2018-11-10 2019-04-05 芜湖华宇彩晶科技有限公司 一种手机显示屏强度检测装置

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