JP2002338680A - 低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法 - Google Patents
低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法Info
- Publication number
- JP2002338680A JP2002338680A JP2001144432A JP2001144432A JP2002338680A JP 2002338680 A JP2002338680 A JP 2002338680A JP 2001144432 A JP2001144432 A JP 2001144432A JP 2001144432 A JP2001144432 A JP 2001144432A JP 2002338680 A JP2002338680 A JP 2002338680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- polymerization
- epihalohydrin
- compound
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polyethers (AREA)
Abstract
高重合収率で製造する方法を提供することにある。 【解決手段】 エピハロヒドリン系単量体を、周期表
第4〜15族元素のハロゲン化物を主成分とする触媒を
用いて重合して、重合転化率が20〜85重量%になっ
た時点で、重合反応液に(A)周期表第1族元素、亜
鉛、アルミニウム、又はスズのアルキル化合物と(B)
リン酸化合物と(C)ルイス塩基化合物との混合物を添
加して更に重合を続行する。
Description
ロヒドリン系重合体を高重合収率で製造する方法に関す
る。
ゴムや樹脂の可塑剤のほかに、耐候性、耐薬品性、難燃
性、接着性、及び耐油性を有したポリマー改質剤及び該
改質剤の原料として使用されている。
合体を重合するのに用いられる触媒としては、周期表第
4〜15族元素のハロゲン化物などに代表されるカチオ
ン重合触媒が使用されている。
は、エピハロヒドリンを2価以上の多価アルコールの存
在下でSbCl5を重合触媒としてカチオン重合させる
ことにより液状のエピハロヒドリン重合体を製造する方
法が記載されている。しかし、カチオン重合触媒を用い
た場合、重合生長反応とともにジオキサンなどが副生す
るため、エピハロヒドリン重合体の重合収率が低下し未
反応単量体が多く残留する。
体は、(1)触媒を追加添加して重合転化率を高めるこ
とによって減らしたり、(2)重合終了後、重合反応液
を常圧または減圧蒸留により留去したりしている。しか
し、(1)の方法の場合、未反応単量体を少量まで減ら
すのに多量の触媒を添加するため、触媒をろ過して除去
する工程が必要になる。(2)の方法の場合、重合工程
とは別に未反応単量体を除去するための設備が必要にな
るなどの問題がある。
合体を高重合収率で製造できる方法が求められていた。
子量エピハロヒドリン系重合体を、触媒を多量に用いる
ことなく高重合収率で製造する方法を提供することにあ
る。
を達成するために、鋭意検討した結果、特定の二種の触
媒を用いてエピハロヒドリン系単量体を二段階で重合す
ることにより、上記目的を達成することができることを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
ン系単量体を、周期表第4〜15族元素のハロゲン化物
を主成分とする触媒を用いて重合して、重合転化率が2
0〜85重量%になった時点で、重合反応液に(A)周
期表第1族元素、亜鉛、アルミニウム、又はスズのアル
キル化合物と(B)リン酸化合物と(C)ルイス塩基化
合物との混合物を添加して更に重合を続行することを含
む低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法が提供
される。
量体を、周期表第4〜15族元素のハロゲン化物を主成
分とする触媒を用いて重合して、重合転化率が20〜8
5重量%になった時点で、重合反応液に(A)周期表第
1族元素、亜鉛、アルミニウム、又はスズのアルキル化
合物と(B)リン酸化合物と(C)ルイス塩基化合物と
の混合物を添加して更に重合を続行することにより低分
子量エピハロヒドリン系重合体を得るものである。
ン系単量体は、エピハロヒドリン単量体及びエピハロヒ
ドリン単量体と共重合可能なエポキシ化合物の混合物で
ある。
ン単量体としては、エピクロルヒドリン、エピブロモヒ
ドリン、メチルエピクロルヒドリンなどが挙げられる。
その中でもエピクロルヒドリンが好ましい。
リン単量体と共重合可能な他のエポキシ化合物と共重合
してもよい。共重合可能なエポキシ化合物としては、ア
ルキレンオキシド類、脂環状エポキシド類、芳香族置換
エポキシド類、脂肪族グリシジルエーテル類、芳香族グ
リシジルエーテル類、及びカルボン酸グリシジルエステ
ル類が挙げられる。
は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブテンオ
キシド、イソブチレンオキシド、ブタジエンモノオキシ
ドなど;脂環状エポキシド類としては、シクロヘキセン
オキシド、ビニルシクロヘキセンオキシドなど;芳香族
置換エポキシド類としては、スチレンオキシド、α−メ
チルスチレンオキシドなど;脂肪族グリシジルエーテル
類としては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテルなど;芳香族
グリシジルエーテル類としては、フェニルグリシジルエ
ーテル、クロロエチルグリシジルエーテルなど;カルボ
ン酸グリシジルエステル類としては、酢酸グリシジル、
メタクリル酸グリシジルなどが挙げられる。
に限定されないが、エピハロヒドリン系単量体20〜9
8モル%、エピハロヒドリン系単量体と共重合可能なエ
ポキシ化合物80〜2モル%である。
表第4〜15族元素のハロゲン化物を用いて重合反応を
開始する。
不活性なガス雰囲気で、無溶媒又は有機溶媒中で、エピ
ハロヒドリン系単量体に周期表第4〜15族元素のハロ
ゲン化物を添加することにより開始される。重合温度
は、通常0〜100℃、好ましくは30〜70℃、さら
に好ましくは40〜60℃である。反応温度が低すぎる
場合、重合収率が低くなることがあり、逆に反応温度が
高すぎる場合は重合反応が発熱反応であるため、急激な
温度上昇が生じやすい。
5族元素のハロゲン化物を構成する周期表第4〜15族
元素としては、Ti、Zr、Fe、Zn、B、Al、S
n、P、Sbなどを挙げることができる。ハロゲンとし
ては、F、Cl、Br、Iを挙げることができる。周期
表第4〜15族元素のハロゲン化物としては、TiCl
4、ZrCl4、FeCl3、FeBr3、ZnCl2、B
F3、BCl3、AlCl3、SnCl4、SbCl5、P
F5、SbF5などを挙げることができる。
量は、エピハロヒドリン系単量体100重量部に対し
て、0.5〜2重量部、好ましくは0.8〜1.5重量
部である。なお、上記ハロゲン化物は、そのまま使用し
ても良いし、有機溶媒に希釈して使用してもよい。上記
ハロゲン化物の添加方法は、一度に全量添加しても良い
が、重合反応が発熱反応であるため、温度が急激に上が
らないように、分割して添加するのが好ましい。
応に対して不活性なものであれば限定されない。具体的
には、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化
水素系溶媒;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、トリメチル
シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジエチルシク
ロヘキサン、デカヒドロナフタレン、ビシクロヘプタ
ン、トリシクロデカン、ヘキサヒドロインデンシクロヘ
キサン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素系溶媒;
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系
溶媒;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフランなどのエ
−テル系溶媒;又はこれらの二種以上の混合溶媒を挙げ
ることができる。
〜15族元素のハロゲン化物を主成分とする触媒を用い
て重合して、重合転化率が20〜85重量%になった時
点で、重合反応液に(A)周期表第1族元素、亜鉛、ア
ルミニウム、又はスズのアルキル化合物(以下、化合物
(A)という)と(B)リン酸化合物と(C)ルイス塩
基化合物との混合物を添加する。
(C)ルイス塩基化合物との混合物は、重合転化率が2
0〜85重量%、好ましくは25〜80重量%、さらに
好ましくは30〜75重量%になった時に重合反応液に
添加する。重合転化率が20重量%より低い時に該混合
物を添加した場合、高分子量重合体が生成し、低分子量
重合体の重合収率が低下する。
以上になったときに終了するのが好ましく、未反応単量
体の除去操作が容易になる。
族元素、亜鉛、アルミニウム、又はスズのアルキル化合
物(以下、化合物(A)という)と(B)リン酸化合物
と(C)ルイス塩基化合物との混合物は、アルゴンなど
の希ガス又は窒素ガス雰囲気下で、有機溶媒中又は無溶
媒で、攪拌しながら混合することにより得られる。有機
溶媒としては、前記したような重合反応に使用するもの
を用いることができる。
単量体100重量部に対し0.3〜1重量部、好ましく
は0.5〜1重量部である。また、(B)リン酸化合物
及び(C)ルイス塩基化合物の量は、化合物(A)に対
して、(B)リン酸化合物はモル比で0.01〜50
倍、好ましくは0.05〜10倍、(C)ルイス塩基化
合物はモル比で0.001〜10倍、好ましくは0.0
1〜5倍の割合である。
(C)ルイス塩基化合物とを混合するときの温度は、通
常−50〜150℃の間であれば特に限定されない。ま
た、圧力は大気圧〜10気圧であればよく、さらに混合
時間は10分〜2日間の間であれば特に限定されない。
式[1]で表される化合物である。
周期表第1族元素、亜鉛、アルミニウム又はスズ元素を
表す。Xは、それぞれ独立に水素、ハロゲン元素、ハイ
ドロキシ基、アルコキシ基、アリルオキシ基、アシルオ
キシ基、アルキルチオ基、アリルチオ基、アルコキシカ
ルボニル基置換アルキルチオ基、ヒドロキシ置換アルキ
ルチオ基、アシルオキシ置換アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル置換アシルオキシ基又はヒドロキシ置換アシ
ルオキシ基である。mは1〜4までの整数、nは0〜3
までの整数であり、(m+n)は1〜4の整数でM元素
の原子価数によって決まる。) Rは炭素数1〜12の炭化水素基、例えばアルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基又はアリル基である。
これらの中でもRがアルキル基であるものが好ましく、
炭素数1〜4のアルキル基がさらに好ましい。
合物は、リン酸、ピロリン酸、次亜リン酸、亜リン酸、
二亜リン酸、次リン酸、又は縮合リン酸のいずれかであ
る。使用するリン酸化合物が縮合リン酸である場合は、
P2O5含有量が65%以上であることが好ましい。
基化合物は、窒素、燐、酸素、又は硫黄原子の少なくと
も1つを有する化合物であれば特に限定されない。例え
ば、第三級アミン及び環状アミン類、ニトリル類、ニト
ロ化合物類、チオエーテル類、メルカプタン類、ジスル
フィド類、エーテル類、アルコール類、チオフェン類、
オキサゾール類、イミダゾール類、チアゾール類、オキ
サジン類、イソシアネート類、スルフェンアミド類、ジ
チオ酸塩類、ホスフィン類、水、並びにアセチルアセト
ンなどが挙げられる。中でも、第三級アミン及び環状ア
ミン類、チオエーテル類、メルカプタン類、ジスルフィ
ド類、イミダゾール類、オキサジン類、イソシアネート
類、スルフェンアミド類、ジチオ酸塩類、ジスルフィド
類、及びDBU塩類は、これを使用すると重合活性が高
くなるので好ましい。
アミン及び環状アミン類では、トリエチルアミン、トリ
−n−アミルアミン、エチレンイミン、ピペリジン、ピ
ロール、ピロリジン、2−ピロリドン、モルホリン、ジ
ケトピペラジン、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,
0)ウンデセン−7(以下、DBUという);チオエー
テル類では、ジフェニルチオエーテル、ジメチルスルフ
ィド、ジエチルスルフィド、テトラメチルチウラムモノ
スルフィド;メルカプタン類では、チオフェノール、エ
チルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン、n−ヘキ
シルメルカプタン、p−t−ブチルチオフェノール;ジ
スルフィド類では、ジメチルジスルフィド、ジフェニル
ジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テ
トラエチルチウラムジスルフィド、テトラ−n−ブチル
チウラムジスルフィド;イミダゾール類では、イミダゾ
ール、ベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾイミ
ダゾール、2−メルカプトイミダゾリン;イソシアネー
ト類では、ブチルイソシアネート、フェニルイソシアネ
ート、トルエン−2,4−ジイソシアネート;オキサジ
ン類では、モルホリン、4,4‘−ジチオジモルホリ
ン;スルフェンアミド類では、シクロヘキシルベンゾチ
アジルスルフェンアミド、N−オキシジエチレンベンゾ
チアゾール−2−スルフェンアミド、ジシクロヘキシル
ベンゾチアジルスルフェンアミド;ジチオ酸塩類では、
ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸セレ
ン、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ピペリジンペンタ
メチレンジチオカルバミン酸、ピコリンピペコリルジチ
オカルバミン酸、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ム;ジスルフィド類では、ジメチルジスルフィド、ジフ
ェニルジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィ
ド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラ−n−
ブチルチウラムジスルフィド;DBU塩類では、炭酸
塩、2−エチルヘキサン塩、オレイン酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩、ギ酸塩、フェノール塩が挙げられる。
反応溶液は、必要に応じてアルカリ化合物や酸化防止剤
等を添加してもよい。
使用したハロゲン化物が水と接触して、有毒なハロゲン
化ガスを発生するのを防止するために、このハロゲン化
物を安全なハロゲン塩に変換するのが目的である。アル
カリ化合物の添加量は、重合反応で使用したハロゲン化
物中のハロゲンに対してモル比で1倍〜6倍の範囲であ
る。なお使用するアルカリ化合物は、特に限定されな
い。また、生成したハロゲン塩は、触媒として使用して
いるハロゲン化物の量が少ないので除去しなくてもよ
い。
が発生し、ゲル化もしくは分子切断が起きるのを防止す
るのが目的である。使用できる酸化防止剤としては、従
来から使用されている公知の安定剤のいずれでもよく、
具体的にはフェノール系、有機ホスフェート系、有機ホ
スファイト系、アミン系、イオウ系など種々の公知の酸
化防止剤が挙げられる。酸化防止剤の添加方法は、その
まま重合溶液に添加しても、前記有機溶媒に溶解させて
添加してもよく、特に限定されない。酸化防止剤は、通
常エピハロヒドリン系単量体100重量部に対して、
0.001〜1重量部の範囲で使用される。
ハロヒドリン系重合体は、(1)上記反応溶液を直接乾
燥させる方法、(2)上記反応溶液に高温高圧のスチー
ムを吹き込んで溶媒等を除去した後、残りの液相と重合
体層を分離させ、上澄み液を除去し、下層の重合体層を
乾燥させる方法などにより得ることができる。
ピハロヒドリン系重合体は、テトラヒドロフラン(TH
F)を溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー(GPC)により測定した数平均分子量(Mn)が
ポリスチレン換算値で400〜20,000、好ましく
は500〜17,000;重量平均分子量(Mw)がポ
リスチレン換算値で800〜120,000、好ましく
は1,000〜100,000の範囲のものである。
をさらに具体的に説明する。
(THF)を溶媒とするゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)によるポリスチレン換算値として
測定した。
l41重量部とトルエン3重量部とを混合して触媒溶液
を調製した。この溶液を触媒溶液(A)とする。
ブチルアルミニウム0.5重量部とリン酸0.086重
量部とDBUのギ酸塩0.075重量部(モル比でトリ
イソブチルアルミニウム:リン酸:DBUのギ酸塩=
1:0.35:0.15)とジエチルエーテル2重量部
とを添加し、窒素雰囲気下で、60℃で1時間攪拌して
触媒溶液を調製した。この溶液を触媒溶液(B)とす
る。
エピクロルヒドリン100重量部及びトルエン43重量
部を仕込み、窒素雰囲気下にて攪拌しながらこの混合溶
液を50℃に昇温した。そしてその反応容器に前記の触
媒溶液(A)0.8重量部(SnCl40.2重量部相
当)を添加して重合を開始した。この後触媒溶液(A)
を数回に分けて添加し、2時間重合反応を行った。この
時の重合転化率は75重量%であった。この反応容器に
前記の触媒溶液(B)0.24重量部を添加した。この
後、この重合反応液に触媒溶液(B)を数回に分けて添
加し、2時間反応させた。この時の重合転化率は99重
量%以上であった。
リウム水溶液を40重量部添加した。次に、ビスフェノ
ール系酸化防止剤(大内新興社製、商品名:ノクラック
300=4,4'チオビス(6−tert−ブチル−3−
メチルフェノール)を0.5重量部添加した。
込んで溶媒等を除去した後、残りの液相と重合体層を分
離させ、残りの液相を除去した。そして残った重合体層
を80℃で24時間乾燥させて重合体を得た。
体の重合収率は99%で、分子量は、Mn2,200、
Mw15,000であった。
かわりに触媒溶液(A)を続けて使用した他は同様にし
て重合反応を行った。この時のエピハロヒドリン重合体
の分子量は、Mn2,300、Mw16,000であっ
た。この時の重合転化率は85重量%であった。しか
し、触媒を多量に添加しているため(SnCl44重量
部)、触媒を除去する工程が必要であった。
かわりに、トリイソブチルアルミニウム0.5部とリン
酸0.086重量部をジエチルエーテル2重量部に添加
し、窒素雰囲気下60℃で1時間攪拌して得られた触媒
溶液を用いた他は、同様にして重合反応を行った。得ら
れたエピハロヒドリン重合体の分子量は、Mn2,50
0、Mw18,000であった。また、この時の重合体
の重合収率は85%であった。
重量%(この時のSnCl4の添加量は0.1重量部)
のとき、触媒溶液(B)を添加した他は、実施例1と同
様に重合反応を行った。このときの重合体の重合収率は
90%であったが、エピハロヒドリン重合体の分子量
は、Mnで72,000、Mwで720,000であっ
た。
エピハロヒドリン系重合体を高重合収率で得ることがで
きた。
エピハロヒドリン系重合体を高重合収率で得ることがで
きるので、低分子量重合体を単独に製造できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 エピハロヒドリン系単量体を、周期
表第4〜15族元素のハロゲン化物を主成分とする触媒
を用いて重合して、重合転化率が20〜85重量%にな
った時点で、重合反応液に(A)周期表第1族元素、亜
鉛、アルミニウム、又はスズのアルキル化合物と(B)
リン酸化合物と(C)ルイス塩基化合物との混合物を添
加して更に重合を続行することを含む低分子量エピハロ
ヒドリン系重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001144432A JP4126523B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001144432A JP4126523B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002338680A true JP2002338680A (ja) | 2002-11-27 |
JP4126523B2 JP4126523B2 (ja) | 2008-07-30 |
Family
ID=18990388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001144432A Expired - Fee Related JP4126523B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4126523B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003040210A1 (fr) * | 2001-11-06 | 2003-05-15 | Zeon Corporation | Polyether et procede de production de ce polyether |
JP2004182774A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Nippon Zeon Co Ltd | ポリエーテル重合体組成物の製造方法、ポリエーテル重合体組成物及び固体電解質フィルム。 |
JP2008303390A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-12-18 | Synztec Co Ltd | 導電性ゴム部材及びその製造方法 |
WO2018230320A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 株式会社大阪ソーダ | ポリエーテル重合体 |
-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001144432A patent/JP4126523B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003040210A1 (fr) * | 2001-11-06 | 2003-05-15 | Zeon Corporation | Polyether et procede de production de ce polyether |
JP2004182774A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Nippon Zeon Co Ltd | ポリエーテル重合体組成物の製造方法、ポリエーテル重合体組成物及び固体電解質フィルム。 |
JP2008303390A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-12-18 | Synztec Co Ltd | 導電性ゴム部材及びその製造方法 |
WO2018230320A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 株式会社大阪ソーダ | ポリエーテル重合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4126523B2 (ja) | 2008-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0540027B1 (en) | Compositions, expoxidized compositions, a heat-curable resin composition, an epoxy resin composition, radically polymerized composition, a curable resin composition and a polymer having epoxy groups | |
US11440995B2 (en) | Method for preparing aliphatic polythioether | |
US4299944A (en) | Process for producing epihalohydrin copolymer rubber | |
US3341475A (en) | Vulcanizable copolymers of oxetanes and halogen substituted epoxides | |
US6656252B2 (en) | Polymer separation membrane | |
JP2002338680A (ja) | 低分子量エピハロヒドリン系重合体の製造方法 | |
JP6821971B2 (ja) | オニウム塩、ルイス酸化合物、及び活性水素含有化合物を含有する組成物 | |
US3506597A (en) | Polymerization of olefin oxides | |
US20050059798A1 (en) | Polyether polymer and process for producing the same | |
US3410810A (en) | Polymers of cyanoalkyl epoxy ethers | |
US3856835A (en) | Reaction product of an organometallic compound and an aminopolyol | |
JP6878860B2 (ja) | ホスファゼニウム化合物、及びルイス酸を含有する組成物 | |
JP5533927B2 (ja) | ポリエーテル重合体 | |
US3284374A (en) | Process for polymerizing olefin oxides with a catalyst consisting of an organozinc compound and an amine | |
JP4192862B2 (ja) | ポリエーテル系共重合体の製造方法 | |
US3770664A (en) | Catalyst and process for polymerizing epoxy compound using said catalyst | |
JP2000169552A (ja) | カチオン硬化性樹脂組成物 | |
US3728321A (en) | Polymeric epoxides | |
US3285870A (en) | Copolymers of epihalohydrins and glycidyl esters of ethylenically unsaturated acids | |
JP2015147934A (ja) | ポリエーテル系重合体 | |
JP2016155898A (ja) | 脂肪族ポリカーボネート樹脂、固体電解質、およびリチウムイオン二次電池 | |
US3728320A (en) | Polymeric epoxides | |
US3287330A (en) | Polyether polymers having unsaturated side chains | |
US3311570A (en) | Polymers and copolymers of 1, 1, 1-trihalo-3, 4-epoxybutanes | |
JP2024058279A (ja) | ブタジエン-イソプレンブロック共重合体及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080109 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080229 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080416 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080429 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |