JP2002338112A - フィルム破断検出装置 - Google Patents

フィルム破断検出装置

Info

Publication number
JP2002338112A
JP2002338112A JP2001148541A JP2001148541A JP2002338112A JP 2002338112 A JP2002338112 A JP 2002338112A JP 2001148541 A JP2001148541 A JP 2001148541A JP 2001148541 A JP2001148541 A JP 2001148541A JP 2002338112 A JP2002338112 A JP 2002338112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
nozzle
pressure
air
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001148541A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kinoshita
裕介 木下
Tatsufumi Seko
達史 世古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001148541A priority Critical patent/JP2002338112A/ja
Publication of JP2002338112A publication Critical patent/JP2002338112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーブン内でフィルム処理用の熱風中に
曝露されても検知機能に影響されない、早期にフィルム
の破断を検出できるフィルム破断検出装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 連続して水平に送られているプラスチッ
クフィルムを挟んで上下に備えられたノズルからフィル
ムに向かって加熱空気を噴出してフィルムの熱処理をす
るオーブン内に、前記ノズルに加熱空気を導くプレナム
ダクトから加熱空気の一部を取り出してフィルム面に向
かって吹き出すように設置された吹出ノズルと、同吹出
ノズルとフィルムを挟んで対向する位置に吹出ノズルの
吹出口に正対して設けられ、フィルムが無いとき前記吹
出ノズルから吹き出した加熱空気の動圧を検知する開口
部を有する検知ノズルと、同検知ノズルが受けた動圧と
オーブン内の静圧との差を検出する圧力スイッチとで構
成されたフィルム破断検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムの製造装置において、熱処理オーブン内でプラスチ
ックフィルムを連続して送りながら加熱して横延伸する
とき、フィルム破断を検出するフィルム破断検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】二軸延伸フィルム製造装置にあっては、
テンタオーブンの中で熱可塑性フィルムを横延伸するこ
とにより、フィルムの材質を改良することが行われてい
る。このフィルム延伸処理中に加熱が不均一でフィルム
の温度分布が不均一であったり、フィルムの耳の掴み方
が不適切な場合に、延伸処理中にフィルムが不均一に延
伸され、ときにはオーブンの中で破断が生じることがあ
る。フィルムが破断したときは、後工程の作業に支障を
きたすので、フィルム破断はできるだけ早く検知されな
ければならない。
【0003】フィルム破断検知装置について特開昭53
−56272号に公示された従来例は、フィルム面に光
源より発する光を円形に投射し、その明るい円形部をレ
ンズで集束して光電センサに導き、光量の変化を調べて
フィルムの欠陥を検知するように構成された、光学的手
段による破断検知方法装置である。また、特許第274
9993号に公示された従来例は、テンタオーブンから
送り出された直後の温かなフィルムの輻射熱を、フィル
ムの全幅を走査するように揺動する反射鏡を介して、赤
外線温度検出器で検出し、その温度検出器の信号の変化
を分析することによりフィルムの欠陥を検知するように
構成されたものである。さらに、特開平6−26331
8号に公示された帯状物の破断処理方法に用いられた破
断検知器は、テンタオーブンの出口の中央部の上下に光
源と光電管が設けられ、フィルムの破断を直接看視する
従来から用いられてきた方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の破断検知
方法装置は、光電式の検出手段を用いているので、テン
タオーブン内で使用すると、熱による光電管の故障、反
射鏡の変形等、フィルムから発生した油性の蒸発成分や
オリゴマーがレンズや反射鏡に蒸着して光の透過を阻害
して検出性を低下させる等の問題があるので、通常はテ
ンタオーブンの出口の外側に設置しているが、検知手段
に光線を用いているため、外部に存在する光が検知する
光量のデータ中に混入して破断信号の誤発信を招く恐れ
があるので、検知手段の周囲を作業の邪魔になるような
不透明な壁で囲う等の煩わしさが避けられない。また、
フィルムの破断が起こるのはオーブン内の横延伸すると
きが殆どであり、また、一旦破断が起こるとフィルムの
断裂が続き、下流の設備に破断したフィルムが巻き付い
て2次故障を招く恐れがあるので、正常な稼働に戻すた
めの復元操作をするためにも、破断はできるだけ早く検
出することが必要とされている。本発明は、オーブン内
でフィルム処理用の熱風中に曝露されても検知機能に影
響されない、早期にフィルムの破断を検出できる破断検
出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題に対して本発
明は、以下の各項の構成を特徴とする装置を以て課題解
決の手段とする。 (1) 連続して水平に送られているプラスチックフィ
ルムを挟んで上下に備えられたノズルからフィルムに向
かって加熱空気を噴出してフィルムの熱処理をするオー
ブン内に、前記ノズルに加熱空気を導くプレナムダクト
から加熱空気の一部を取り出してフィルム面に向かって
吹き出すように設置された吹出ノズルと、同吹出ノズル
とフィルムを挟んで対向する位置に吹出ノズルの吹出口
に正対して設けられ、フィルムが無いとき前記吹出ノズ
ルから吹き出した加熱空気の動圧を検知する開口部を有
する検知ノズルと、同検知ノズルが受けた動圧とオーブ
ン内の静圧との差を検出する圧力スイッチとで構成され
たフィルム破断検出装置。
【0006】この構成のフィルム破断検出装置の作用
は、吹出ノズルの吹出口付近のフィルムが破断したとき
検知ノズルが吹出ノズルから吹き出す空気の動圧を圧力
スイッチに伝え、圧力スイッチよりフィルムの破断信号
を発するようにしている。
【0007】(2) 連続して水平に送られているプラ
スチックフィルムを挟んで上下に備えられたノズルから
フィルムに向かって加熱空気を噴出してフィルムの熱処
理をするオーブン内に、前記ノズルに加熱空気を導くプ
レナムダクトから加熱空気の一部を取り出してフィルム
面に向かって吹き出すように設置された吹出ノズルと、
同吹出ノズルとフィルムを挟んで対向する位置に固定支
持台に軸支され、フィルムが無いときに吹出ノズルの吹
出空気の動圧により後述のばねを押し上げて回動するよ
うに設けられた板状レバーと、板状レバー回動の下限位
置を決めるストッパと、前記支持台と板状レバーとの間
に介在して前記ストッパに板状レバーを押しつけるばね
と、前記板状レバーにより開閉する開口部を有する圧エ
アパイプと、同圧エアパイプと繋がれオーブン外部に置
かれている負圧エア源又は加圧エア源と、圧エアパイプ
内の圧力を検出して設定値を超えた負圧又は正圧を検出
したときフィルム破断信号を発する圧力スイッチとによ
り構成されたフィルム破断検出装置。
【0008】(2)の構成のフィルム破断検出装置の作
用は、前記板状レバーを押しつけるばね力は吹出ノズル
の動圧による板状レバーの回転力よりも弱く設定してあ
り、吹出ノズルの吹出口付近のフィルムが破断したとき
板状レバーが回動して加圧エアパイプを塞ぐことによる
パイプ内の圧力変化により圧力スイッチを作動させる。
【0009】(3) (2)に記載するフィルム破断検
出装置において、前述の加圧エアパイプと負圧エア源又
は加圧エア源と圧力スイッチの代わりに、吹出ノズルの
吹出空気の動圧により回動する板状レバーの変位を検出
する近接スイッチを設けたフィルム破断検出装置。
【0010】(4) (1)〜(3)に記載するフィル
ム破断検出装置において、吹出ノズルとフィルムを挟ん
で対向する位置に設けられたフィルム破断検出手段の両
側に、吹出ノズルの風圧とバランスするようにフィルム
に向かって吹き出す一対の風圧バランスノズルを設けた
ことを特徴とするフィルム破断検出装置。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の4例を以下に
図に基づいて説明する。いずれの実施形態も、フィルム
の熱処理をするテンタオーブン内の加熱空気を噴出する
プレナムダクトのノズルの側に設置され、プレナムダク
トから加熱空気の一部を取り出してフィルム面に向かっ
て吹き出す吹出ノズルの風圧(動圧)を利用してフィル
ムの破断検知するものであり、各例は動圧検知の方式が
異なっている。
【0012】
【第1の実施形態】図1はテンタオーブン内のフィルム
破断検出装置10の側面断面図、図2は図1のA−A断
面図、図3は図1のフィルム破断検出装置10の斜視図
である。図において、連続して水平に送られているプラ
スチックフィルム1を挟んで上側にプレナムダクト
(上)2、下側にプレナムダクト(下)3が設置されて
いる。プレナムダクト(上)2の下部は下向きのノズル
となっており、プレナムダクト(下)3の上側は上向き
のノズルとなっていて、この上下のノズルからフィルム
面に向かって加熱空気を噴出してフィルムを加熱処理
し、フィルム1は両側縁を図示しないクリップに掴ま
れ、クリップは図示しないガイドレールに沿って間隔を
広げ、フィルム1は横延伸される。
【0013】フィルム破断検出装置10はプレナムダク
ト(下)3に取付けられ、プレナムダクト(下)3から
加熱空気の一部を取り出してフィルム1の面に向かって
吹き出すように設置されている吹出ノズル4と、吹出ノ
ズル4とフィルム1を挟んで対向する位置に吹出ノズル
4の吹出口に正対して設けられ、フィルム1が無いとき
吹出ノズル4から吹き出した加熱空気の動圧を検知する
開口部5aを有する検知ノズル5と、検知ノズル5の近
傍の熱風の流れによる動圧に影響されない位置に設置さ
れ管側面に静圧用の孔6aが明けられた静圧検知管6
と、検知ノズル5が受けた動圧と静圧検知管6の静圧と
の差を検出する圧力スイッチ7とで構成されている。
【0014】圧力スイッチ7はテンタオーブンの外部に
設置され、検知ノズル5と静圧検知管6からのエア圧配
管はテンタオーブン壁15を貫通して設けられている。
この構成のフィルム破断検出装置は、吹出ノズル4の吹
出口付近のフィルム1が図3に示す破断線1aのように
破断したとき、検知ノズル5が吹出ノズル4から吹き出
す空気の動圧を圧力スイッチ7に伝え、圧力スイッチ7
において静圧検知管6で検知した静圧と比較してその値
が規定値以上であるとき、フィルム1の破断信号を発す
るようになっている。吹出ノズル4から吹き出す空気温
度は、プレナムダクト3内の加熱空気の温度と同じであ
るので、送られているフィルム1の加熱処理に影響する
ことはない。
【0015】吹出ノズル4が吹き出す風量はプレナムダ
クト(下)3のノズルから吹き出す熱風量よりは遥かに
少量であるが、フィルム1が正常に送られているとき、
フィルム1を挟んだ上側に吹出ノズル4の風量による動
圧に対向する風圧が無いと、フィルム1がその部分だけ
上向きに変形する可能性があるが、検知ノズル5の両側
に下向きに一対の風圧バランスノズル12を設けて置け
ば、吹出ノズル4の風圧とバランスさせ、フィルム1の
変形を抑えることができる。
【0016】以上に述べたように、このフィルム破断検
出装置10はプレナムダクト(下)3のノズルから吹き
出す熱風の一部を分岐して吹出ノズル4から吹き出し、
その動圧を検知することによりフィルム破断を検出する
ように簡素に構成されているので、破断検出部をテンタ
オーブン内に設置してあっても検出部は周囲と同じ温度
となり、熱で変形したり、フィルム1から発生した油性
の蒸発成分やオリゴマーの付着する環境条件はなく、ま
た、テンタオーブンのフィルム1に対する加熱処理にも
全く影響しない。また、検知ノズル5と静圧検知管6の
圧力は配管によりテンタオーブン壁15を貫通して外に
引き出され、外部の圧力スイッチ7を作動するので、圧
力スイッチ7も高熱部から離れた良い環境に置かれる。
【0017】
【第2の実施形態】図4の側面断面図により本発明の第
2の実施形態のフィルム破断検出装置20を説明する。
テンタオーブン内のプラスチックフィルム1に対するプ
レナムダクト2、3及び吹出ノズル4の位置関係と作用
は第1の実施形態と同じであるので同一番号を付し説明
を省略する。
【0018】フィルム破断検出装置20は、プレナムダ
クト(下)3に取付けられた吹出ノズル4とフィルム1
を挟んで吹出ノズル4の吹出口に正対して設けられ、フ
ィルム1が無いとき吹出ノズル4から吹き出した加熱空
気の動圧を、固定支持台25に軸支されて回動するよう
に設けられた板状レバー24で受け、板状レバー24は
ばね27を押し上げて回動し、板状レバー24は圧エア
パイプ21の開口部21aを開閉するように構成されて
いる。
【0019】板状レバー24は固定支持台25に軸支さ
れ、板状レバー24の下限位置はプレナムダクト(上)
2に固設されたストッパ29により決められる。板状レ
バー24を押すばね27のばね力は、吹出ノズル4から
吹き出した加熱空気の動圧による板状レバー24の回転
力よりも弱く設定してある。圧エアパイプ21はオーブ
ン外部に置かれている負圧エア源22に繋がれ、圧エア
パイプ21に設けられた圧力スイッチ23は、吹出ノズ
ル4の吹出口付近のフィルム1が破断したとき板状レバ
ー24が回動して圧エアパイプ21の開口部21aを塞
ぐことによるパイプ21内の圧力降下を検出する。圧力
スイッチ23が設定値を超えた負圧を検出したとき、フ
ィルム破断信号を制御装置へ送る。
【0020】このフィルム破断検出装置20は、第1の
実施形態と同じように、簡素に構成されており、第1の
実施形態と同様、感知部が熱やフィルム1から発生する
蒸発成分の影響を受ける事なく、また、フィルム1に対
して影響することも無い。また、圧エアパイプ21はテ
ンタオーブンの外に引き出され、外の圧力スイッチ23
を作動するので、圧力スイッチ23も高熱部から離れた
良い環境に置かれる。
【0021】
【第3の実施形態】本発明の第3の実施形態のフィルム
破断検出装置30は、第2の実施形態のフィルム破断検
出装置20と部品の構成は殆ど同じであり、異なる部分
は、負圧エア源22の代わりに加圧エア源28をサクシ
ョンパイプ21に繋いだ部分だけである(図4において
括弧内の部品番号で示す)ので、共通なものには同じ部
品番号を付している。
【0022】加圧エア源28は数十ミリメータHgの弱
い圧力のエア源であり、その加圧エア源28の出口でエ
ア通路を絞って、加圧エアの少量をパイプ21を通して
開口部21aから吹き出すようにしている。エアが少量
であるためパイプ21の出口21aが開いていればパイ
プ21の中は殆どゼロ圧力であるが、フィルム1が破
れ、板状レバー24が吹出ノズル4から吹き出した加熱
空気の動圧で持ち上げられて開口部21aが板状レバー
24により塞がれると、パイプ21の中の圧力が加圧エ
ア源の元圧まで上がり、圧力スイッチ23に設定された
圧力を超えたとき圧力スイッチ23が作動し、フィルム
破断信号を制御装置へ送る。このフィルム破断検出装置
30は、圧力スイッチ23を正圧で働かせる以外は、第
2の実施形態(圧力スイッチ23を負圧で働かせる)と
同じような機能、特性、効果を有している。
【0023】
【第4の実施形態】図5の斜視図により本発明の第4の
実施形態のフィルム破断検出装置40を説明する。テン
タオーブン内のプラスチックフィルム1に対するプレナ
ムダクト2、3の位置関係と作用は第1の実施形態と同
じであるので説明を省略する。また、プレナムダクト
(下)3に取付けられた吹出ノズル4とフィルム1を挟
んで吹出ノズル4の吹出口に正対して設けられ、フィル
ム1が無いとき吹出ノズル4が吹き出す加熱空気の動圧
を受けて、固定支持台25に軸支された板状レバー24
がばね27を押し上げて回動する構造は、第2の実施形
態のフィルム破断検出装置20と同じであるので、共通
なものには同じ部品番号を付している。
【0024】このフィルム破断検出装置40において
は、板状レバー24の上側の圧エアパイプ21、エア源
22、28及び圧力スイッチ23は無く、その代わりに
板状レバー24が上方へ移動したことを検出する(耐熱
性を有する)近接スイッチ31が固定部材に取付けられ
ており、近接スイッチ31から信号配線32が、テンタ
オーブン壁15を抜けて、図示しない外の制御装置へ結
線されている。また、プレナムダクト(下)3に取付け
られたストッパ33は、板状レバー24の回動の上限と
下限を規制している。このフィルム破断検出装置40は
最も簡単な構成であるが、第2及び第3の実施形態と同
様、感知部が熱やフィルム1から発生する蒸発成分の影
響を受ける事なく、また、フィルム1に対して影響する
ことも無い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、フィルムの熱処理をするオー
ブン内のプレナムダクトから加熱空気を分岐してフィル
ム面に向かって吹き出す吹出ノズルとフィルムを挟んで
検知ノズルを設け、同検知ノズルが受けた動圧とオーブ
ン内の静圧との差を検出する圧力センサとで構成され、
フィルムが破断したとき検知ノズルが吹出ノズルから吹
き出す空気の動圧を受けて圧力センサがフィルム破断信
号を発するようにしたので、破断検知部の構成から見
て、テンタオーブン内に設置しても検知部が熱で変形し
たりフィルムから発生した油性の蒸発成分やオリゴマー
の付着による影響はなく、フィルムの破断検出が容易で
ある(請求項1)。
【0026】上記と同様な吹出ノズルの吹出空気の動圧
により回動する板状レバーと、同レバーの板部により開
閉する圧エアパイプを設け、圧エアパイプに負圧エア
源、又は正圧エア源を繋いで圧エアパイプ内の負圧、又
は正圧の変化によりフィルム破断を検出するようにした
ので、圧力変化が大きく取れ、検出機能が確実であり、
また、上記と同様の効果がある(請求項2)。
【0027】上記と同様な吹出ノズルの吹出空気の動圧
により回動する板状レバーと、同板状レバーの板部の変
位を検出する近接スイッチを設け、板状レバーの板部が
近接スイッチに接近したときにフィルム破断を検出する
ようにしたので、低コストの簡単な機構で確実なフィル
ム破断検出ができる(請求項3)。
【0028】また、吹出ノズルとフィルムを挟んで対向
する位置に、フィルム破断検知手段の両側に設けられ、
吹出ノズルの風圧とバランスするようにフィルムに向か
って吹き出す一対の風圧バランスノズルを設けたので、
上記のいづれのフィルム破断検出装置に適用しても、常
態時の被処理フィルムの上方への変位を防止する効果が
ある(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るフィルム破断検
出装置の側面断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のフィルム破断検出装置の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るフィルム破断検
出装置の側面断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るフィルム破断検
出装置の斜視図である
【図6】図5の板状レバーの回動範囲制限機能を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 フィルム 2 プレナムダクト(上) 3 プレナムダクト(下) 4 吹出ノズル 5 検知ノズル 6 静圧検知管 7 圧力スイッチ 10 フィルム破断検出装置 12 風圧バランスノズル 20 フィルム破断検出装置 21 圧エアパイプ 22 負圧エア源 23 圧力スイッチ 24 板状レバー 25 固定支持台 27 ばね 28 加圧エア源 29 ストッパ 30 フィルム破断検出装置 31 近接スイッチ 40 フィルム破断検出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して水平に送られているプラスチッ
    クフィルムを挟んで上下に備えられたノズルからフィル
    ムに向かって加熱空気を噴出してフィルムの熱処理をす
    るオーブン内に、前記ノズルに加熱空気を導くプレナム
    ダクトから加熱空気の一部を取り出してフィルム面に向
    かって吹き出すように設置された吹出ノズルと、同吹出
    ノズルとフィルムを挟んで対向する位置に吹出ノズルの
    吹出口に正対して設けられ、フィルムが無いとき前記吹
    出ノズルから吹き出した加熱空気の動圧を検知する開口
    部を有する検知ノズルと、同検知ノズルが受けた動圧と
    オーブン内の静圧との差を検出する圧力スイッチとで構
    成されたことを特徴とするフィルム破断検出装置。
  2. 【請求項2】 連続して水平に送られているプラスチッ
    クフィルムを挟んで上下に備えられたノズルからフィル
    ムに向かって加熱空気を噴出してフィルムの熱処理をす
    るオーブン内に、前記ノズルに加熱空気を導くプレナム
    ダクトから加熱空気の一部を取り出してフィルム面に向
    かって吹き出すように設置された吹出ノズルと、同吹出
    ノズルとフィルムを挟んで対向する位置に固定支持台に
    軸支され、フィルムが無いときに吹出ノズルの吹出空気
    の動圧により後述のばねを押し上げて回動するように設
    けられた板状レバーと、板状レバー回動の下限位置を決
    めるストッパと、前記支持台と板状レバーとの間に介在
    して前記ストッパに板状レバーを押しつけるばねと、前
    記板状レバーにより開閉する開口部を有する圧エアパイ
    プと、同圧エアパイプと繋がれオーブン外部に置かれて
    いる負圧エア源又は加圧エア源と、圧エアパイプ内の圧
    力を検出して設定値を超えた負圧又は正圧を検出したと
    きフィルム破断信号を発する圧力スイッチとにより構成
    されたことを特徴とするフィルム破断検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載するフィルム破断検出装
    置において、前述の加圧エアパイプと負圧エア源又は加
    圧エア源と圧力スイッチの代わりに、吹出ノズルの吹出
    空気の動圧により回動する板状レバーの変位を検出する
    近接スイッチを設けたことを特徴とするフィルム破断検
    出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載するフィルム破断検
    出装置において、吹出ノズルとフィルムを挟んで対向す
    る位置に設けられたフィルム破断検出手段の両側に、吹
    出ノズルの風圧とバランスするようにフィルムに向かっ
    て吹き出す一対の風圧バランスノズルを設けたことを特
    徴とするフィルム破断検出装置。
JP2001148541A 2001-05-18 2001-05-18 フィルム破断検出装置 Pending JP2002338112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148541A JP2002338112A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 フィルム破断検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148541A JP2002338112A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 フィルム破断検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002338112A true JP2002338112A (ja) 2002-11-27

Family

ID=18993838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148541A Pending JP2002338112A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 フィルム破断検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002338112A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013001072A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Konica Minolta Advanced Layers Inc 光学フィルムの製造方法及び製造装置、光学フィルム、偏光板並びに液晶表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013001072A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Konica Minolta Advanced Layers Inc 光学フィルムの製造方法及び製造装置、光学フィルム、偏光板並びに液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100549452B1 (ko) 광조사형 열처리장치 및 방법
CA2396243A1 (en) Dispenser operation verification apparatus and verification method
WO2004103633A1 (ja) レーザ加工装置
JP2002338112A (ja) フィルム破断検出装置
US6557268B1 (en) Dryer and method for drying continuously conveyed products
NL8204859A (nl) Inrichting voor het trekken van glasvezels.
US20120294962A1 (en) Apparatus for cooling stator
JP2007029537A (ja) 隔絶可撓性部材の除染方法、及び該除染方法に用いられる隔絶可撓性部材の凝縮検知装置
KR101538735B1 (ko) 텐터기용 열풍 공급장치
US6416308B1 (en) System for identifying and rejecting defective blow-molded plastic products
US20230015041A1 (en) Glass article manufacturing device and glass article manufacturing method
JP6066182B2 (ja) レーザ装置
JP2007054447A (ja) 除染方法、及び凝縮センサー
JP2000000071U (ja) 二重シートフィルムを検出する装置
US7532334B2 (en) Temperature controlling case
KR860008951A (ko) 유리판 굴곡 인장 방법 및 장치
JP2915969B2 (ja) Ic試験用恒温槽装置
JPH024505A (ja) フィルム縦延伸機
KR101696278B1 (ko) 성능 검사를 위한 시편 가열 장치 및 그 제어 방법
CN110271301A (zh) 干燥装置及图像形成设备
KR102434341B1 (ko) 가스센서를 이용한 흄후드 풍속 제어 시스템
CN220671072U (zh) 一种推片装置及推片染色机
JP2003297528A5 (ja)
KR20030023146A (ko) 병마개용 품질 검사 장치 및 방법
JPH0656763U (ja) 固体表面評価装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070319