JP2002337464A - カード類 - Google Patents

カード類

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JP2002337464A
JP2002337464A JP2001147129A JP2001147129A JP2002337464A JP 2002337464 A JP2002337464 A JP 2002337464A JP 2001147129 A JP2001147129 A JP 2001147129A JP 2001147129 A JP2001147129 A JP 2001147129A JP 2002337464 A JP2002337464 A JP 2002337464A
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sheet
card
cards
acrylate
resin
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JP2001147129A
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English (en)
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Fumio Jinno
文夫 神野
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低軟化点のポリエステル樹脂を用い、成形加
工性に優れ、しかも昇華性染料および熱溶融性インクの
染着性が良好で、かつ耐融着性、画質等の優れたカード
類を提供しようとするものである。 【解決手段】 熱転写記録が可能な表面層を有するカー
ド類において、少なくとも前記表面層が、軟化点50℃
以上140℃以下であるポリエステル樹脂を主成分と
し、平均気泡径が0.1〜50μmの気泡を含有し、か
つ発泡倍率が1.5〜20倍である気泡含有ポリエステ
ルシートからなるカード類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染料やインクを熱
により転写し、染着画像を形成することが可能なカード
類に関するものであり、例えば、キャッシュカード、ク
レジットカード、IDカード、磁気カードやICカード
に代表されるカード類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、サーマルプリンター、特に鮮明な
フルカラー画像がプリント可能な熱転写プリンターが注
目されてきた。昇華転写プリンターは熱により昇華若し
くは溶融拡散して移行する染料を含有する染料層を有す
る昇華転写染料シートと、フィルム支持体の片面に前記
熱転写シートの染料を受容する受容層を有する受容シー
トを用い、染料層と受容層を重ね合わせ、サーマルヘッ
ドなどから供給される熱により、染料層の所要箇所の染
料を所定濃度だけ受容層上に転写して画像を形成するも
のである。高階調の写真型フルカラー画像の形成に特に
有利であるという特徴を有している。溶融熱転写プリン
ターは、熱により溶融するインキを塗布した転写フィル
ム(インクシート)と、インキ受容媒体とをプラテンで
圧接し、インクシート背面から加熱してインキを(瞬時
に)溶融し、画像として転写記録するものである。熱拡
散でないため、エッジの効いたシャープで高濃度な画像
が得られ、インクとして堅牢な顔料タイプのインクが用
いられるため、画像の耐光性及び耐薬品性等に優れてい
るという特徴を有しており、特に文字情報の印画に好ま
しい。
【0003】例えば、磁気カードやICカードなどに代
表されるカード類のうち、会員証・社員証などのIDカ
ード用途においては、顔写真などの画像情報が印画され
ていることが好ましい。このような写真性を有する画像
を形成する方法としては前記昇華転写方式が、その写真
階調性、印画機器の操作性、高い信頼性から特に優れて
いる。従って、前述の用途のためには、顔写真等を昇華
転写方式によりフルカラーでプリントし、溶融熱転写方
式により鮮明に文字を印字することになる。
【0004】これを可能にする昇華/溶融熱転写併用プ
リンターは、既に知られており、それにおいてはフィル
ム上に昇華性のイエロー、マゼンタ、シアンの各々の染
料、及び熱溶融転写性インク(特にブラック)を(場合
によっては更にオーバーラミ層という保護層を)塗布し
たインクシートの染料塗布面に、被記録体の染料染着性
樹脂を被覆した面を重ね合わせ、所望画像および文字に
対応する電気信号に応じサーマルヘッドから供給される
熱により、インクシートから染料およびインクを、必要
箇所から所要濃度だけ転写、染着して画像を形成する。
【0005】市販の昇華/溶融型カードプリンターで、
現在、主に使用されているカードはポリ塩化ビニル(以
下、PVCと略す。)を主樹脂として製造したカードや
表面をPVC層でラミネート処理したポリエチレンテレ
フタレート(以下、PETと略す。)カードである。近
年、含塩素樹脂の廃棄焼却に伴うダイオキシン類の発生
の可能性から非塩素系カードへの要請が高まっている
が、PVCカードの代替として、それと同等の性能を有
する非塩素系の樹脂の報告はない。
【0006】例えばPETを主樹脂として製造したカー
ドを用いると、昇華染料の染着性が悪い上、溶融熱転写
インクの転写濃度も低く、また、PET樹脂の軟化点が
高いため成形、貼り合わせなどの加工が難しく、接着材
(層)を用いなければラミネートすることも、重ねてカ
ード化することも出来ず、例えば裏面に磁気ストライプ
やホログラム等を簡便な手段である直接熱圧着法を用い
て装着することもできない。装着する必要がある場合は
新たに装着可能な層をもう一層設ける必要があるが、数
枚重ねでカード化した場合は、カードの層構成が厚みの
中心に対して非対称となり、各基材の収縮率や配向の差
によりカールが発生しやすくなる。
【0007】塩素原子を含まない基材として、例えばテ
レフタル酸−エチレングリコール−シクロヘキサンジメ
タノール共重合体等の低軟化点の樹脂を用いると、熱融
着性や、繰り返し曲げ等の物理特性を限りなくPVCに
近くすることができ、耐薬品性、耐油性においても優れ
た性能を示すが、昇華及び溶融インクの転写濃度は不満
足なものであった。即ち、カード用基材としても断熱性
が低く、塩化ビニル系樹脂を用いたカードと比較して、
熱転写法による印字では印字濃度が劣るという欠点があ
った。
【0008】また、良好な染着性を付与するために、基
材の表面に染料染着性樹脂を含む受容層を設ける方法が
提案されているが、通常、画像受容層を塗工する際には
溶剤が使用され、加熱、乾燥工程が必要である。ところ
が、カード用途として成形性に優れている低軟化点のポ
リエステル基材の場合には耐溶剤性に劣り、塗工乾燥中
に基材が変形し易いという問題点がある。また一方で、
高級感のある、写真に近い画質を得るために、印字濃度
が高く、画質の良好な被記録体の開発も望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本質的に塩
素原子を含まない樹脂として低軟化点のポリエステル樹
脂シートを用いることにより、成形加工性に優れ、しか
も昇華性染料および熱溶融性インクの染着性が良好で、
かつ耐融着性、画質等の優れたカード類を提供しようと
するもである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は下記[1]〜[4]の構成を採用する。 [1] 熱転写記録が可能な表面層を有するカード類に
おいて、少なくとも前記表面層が、軟化点50℃以上1
40℃以下であるポリエステル樹脂を主成分とし、平均
気泡径が0.1〜50μmの気泡を含有し、かつ発泡倍
率が1.5〜20倍である気泡含有ポリエステルシート
からなるカード類。
【0011】[2] 前記[1]の発明において、ポリ
エステル樹脂が、多価アルコールに由来する残基のう
ち、シクロヘキサンジメタノール残基を5モル%以上含
有するカード類。 [3] 前記[1]または[2]の発明において、気泡
含有ポリエステルシート上に、画像受容層が形成されて
なるカード類。 [4] 前記[3]の発明において、画像受容層が、下
記一般式(1)で表される構造を有する有機化合物から
選択される少なくとも1種類の活性エネルギー線硬化性
組成物の硬化物を含むカード類。
【化2】 (上記一般式(1)において、R1、R2、Rは互いに
独立に水素またはメチル基を表す。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のカードは、少なくともそ
の表面層部分に、軟化点が50℃以上140℃以下のポ
リエステル樹脂(以下、PETGとも称す。)シート層
を有する。このポリエステル樹脂としては、非晶質で、
シクロヘキサンジメタノール構造を5モル%以上含むも
のが好ましく、特に、ポリエチレンテレフタレート樹脂
のエチレングリコールの一部をシクロへキサンジメタノ
ールに置き換えたグリコール変成ポリエステル共重合体
が好ましく、共重合の割合により限りなくPVCに近い
熱融着性や物理特性を持たせることができ、しかもPV
C用に使用しているカード加工機がそのまま使えるとい
うメリットがある。またPVCと比較して塩素を含まず
燃焼時に有害な排気ガスを出さないことは勿論である
が、熱融着特性に優れ、高い密着強度が得られ、耐薬品
性、耐油性においても優れ、繰り返し曲げ等の耐久性に
おいて高い性能を示す。ここで、軟化点とはJIS K
7206、ASTM D 1525に規定される試験
法により測定されるビカット軟化点のことである。本発
明における好適な軟化点の範囲は50〜140℃、好ま
しくは60〜120℃である。
【0013】カード用途として、本願の低軟化点ポリエ
ステルシートの特性を損なわない限り、一般に使用され
ているプラスチック樹脂シート、合成紙、金属シート等
と積層されていてもよい。プラスチック樹脂シートとし
ては、例えば、ポリスチレン樹脂シート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂シート、ポ
リエチレンテレフタレレート樹脂シート等が使用され
る。
【0014】本発明の低軟化点ポリエステルシートは、
例えばICカード基材として用いた場合、貼り合わせ工
程においてカールが発生せず、磁気ストライプ、ホログ
ラム、サインパネル等を熱圧着させることができるとい
う特長を有する。さらに、ポリエステル樹脂には、酸化
チタン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化珪
素、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム、珪酸カルシウム、水酸化アルミニウム、クレー、タ
ルク、シリカ等の顔料、ステアリン酸亜鉛のような金属
石鹸、並びに各種界面活性剤等の分散剤、および有色顔
料等の一種類以上が含まれてもよい。低軟化点ポリエス
テルシートの厚みに関しては特に制限はないが、30〜
600μmの範囲が好ましく、50〜400μmがより
好ましい。支持体は平滑なものが好ましく、その坪量は
30〜350g/m2が好ましい。
【0015】本発明の低軟化点ポリエステル樹脂層に
は、断熱性向上等の目的で発泡処理により多数の微小な
気泡が形成されており、この気泡の大きさは、平均気泡
径で0.1〜50μmであり、好ましくは1〜20μm
である。平均気泡径が0.1μmより小さいと発泡の効
果が低下し、それが50μmより大きいと表面が粗くな
るため画像の欠陥の原因となる。また発泡処理による発
泡倍率は1.5〜20倍であり、好ましくは2〜10倍
である。1.5倍より発泡倍率が低いと発泡による断熱
性の効果が殆ど見られず、それが20倍より高いとシー
ト材の強度が著しく低下する。
【0016】低軟化点ポリエステルシートを発泡させる
方法としては、一般的な発泡方法、例えば加熱により分
解して気体を発生する発泡剤をシート材中に混練して、
加熱することにより発泡させる方法、加熱により気化す
る溶媒をシート材に混合した後に加熱して発泡させる方
法、シート材を製造する際に溶融状態で気体を攪拌混合
させる方法、シート材に高圧で気体を溶解させた後に加
熱して発泡させる方法などの手段を用いることができ
る。
【0017】また、これらの発泡手段の中で加熱により
発泡させる方法では、カード成型前に加熱発泡を行わ
ず、カード成型時の熱を利用してカード成型と発泡処理
を同時に行うことも可能である。これらの方法の中で、
目的とする微小な気泡を形成するために好適な手段とし
ては、液体状の発泡剤をシート材中に混合する方法と、
米国特許第4473665号に示されるように高圧で気
体をシート材中に溶解させた後に、加熱により発泡させ
る方法が挙げられる。特に後者は気泡径を制御する上で
特に好ましい。またシクロヘキサン構造を含有するポリ
エステルの発泡体の形成を超臨界状態の炭酸ガスを用い
て行う方法については米国特許第5158986号及び
米国特許第5334356号等に示されている。
【0018】また、画像濃度、画質等を改善するため
に、気泡含有ポリエステルシート上に、画像受容層を設
けてもよく、一般に昇華性染料に対して効果的な染着能
を有する熱可塑性樹脂が用いられる。熱可塑性樹脂とし
ては、例えばスチレン、ビニルトルエン、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、塩
化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系モノマーの重合体及
び共重合体;ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリサルフォン、エポキシ樹脂、ポリウレタンな
どの縮合型重合体;或いはセルロースアセテートブチレ
ート等のセルロース系樹脂などが挙げられる。
【0019】これらの熱可塑性樹脂は単独で使用しても
よいし、性質の異なる2種類以上の樹脂を適宜併用して
もよい。また、必要に応じて、本発明の所望の効果を損
なわない範囲でメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、澱粉、ポリビニルアル
コール、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂等の他の樹脂材料を含有せしめてもよく、多価イ
ソシアネート化合物、エポキシ化合物、有機金属化合物
等の反応性化合物を添加して受容層を改質することも可
能である。
【0020】本発明の低軟化点ポリエステルシートは必
然的に耐熱性が低く、好ましくは、活性エネルギー線に
よって硬化される染料染着性樹脂を主成分とする塗布層
を設け、該塗布層を活性エネルギー線により硬化させる
ことにより、成形加工が容易で、昇華性染料及び熱溶融
性インクの受理性の良好な画像受容層が形成される。加
熱による乾燥工程も不要なことから、カールなどの問題
も生じない。
【0021】特に、活性エネルギー線硬化性組成物中
に、一般式(1)で表されるヘキサヒドロフタルイミド
骨格を有する活性エネルギー線硬化性有機化合物を1種
類以上含むことにより、昇華性染料及び熱溶融性インク
の受理性と耐融着性に優れた画像受容層が形成される。
【0022】上記一般式(1)で表される活性エネルギ
ー線硬化性有機化合物は、単独で使用しても十分に硬化
可能であるが、さらに硬化促進のために、他の一般的な
活性エネルギー線硬化性不飽和有機化合物を混合して使
用することも可能である。同様に一般式(1)の構造を
有する活性エネルギー線硬化性有機化合物を2種類以上
混合した活性エネルギー線硬化性有機化合物について
も、硬化促進のために、他の一般的な活性エネルギー線
硬化性不飽和有機化合物を混合して使用することも可能
である。
【0023】一般式(1)で表されるヘキサヒドロフタ
ルイミド骨格を有する有機化合物は活性エネルギー線硬
化性組成物の5重量%以上使用することが好ましく、特
に好ましくは30重量%以上である。なお、一般式
(1)の構造を有する活性エネルギー線硬化性有機化合
物を2種類以上混合する場合、その混合比率は特に限定
しない。
【0024】前述の一般的な活性エネルギー線硬化性不
飽和有機化合物としては、 (1)脂肪族、脂環族、芳香族の1〜6価のアルコール
及びポリアルキレングリコールの(メタ)アクリレート
類 (2)脂肪族、脂環族、芳香族の1〜6価のアルコール
にアルキレンオキサイドを付加させて得られた化合物の
(メタ)アクリレート類 (3)ポリ(メタ)アクリロイルアルキルリン酸エステ
ル類 (4)多塩基酸とポリオールと(メタ)アクリル酸との
反応生成物 (5)イソシアネート、ポリオール、(メタ)アクリル
酸の反応生成物 (6)エポキシ化合物と(メタ)アクリル酸の反応生成
物 (7)エポキシ化合物、ポリオール、(メタ)アクリル
酸の反応生成物 (8)メラミンと(メタ)アクリル酸の反応生成物 等を挙げることができる。
【0025】上記一般的な活性エネルギー線硬化性不飽
和有機化合物を、さらに具体的に述べるならば、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、ラウリルアクリレ
ート、ステアリルアクリレート、 2-エチルヘキシルア
クリレート、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒド
ロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルア
クリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-
ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシブチルメ
タクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート、カプロラクト
ン変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
ジシクロヘキシルアクリレート、イソボロニルアクリレ
ート、イソボロニルメタクリレート、ベンジルアクリレ
ート、ベンジルメタクリレート、エトキシジエチレング
リコールアクリレート、メトキシトリエチレングリコー
ルアクリレート、メトキシプロピレングリコールアクリ
レート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、フェノキシポリプロピレングリコールアクリレー
ト、エチレンオキシド変性フェノキシアクリレート、N,
N-ジメチルアミノエチルアクリレート、 N, N-ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、2-エチルヘキシルカル
ビトールアクリレート、ω-カルボキシポリカプロラク
トンモノアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチル
アクリレート、アクリル酸ダイマー、2-ヒドロキシ-3-
フェノキシプロピルアクリレート、アクリル酸-9,10-エ
ポキシ化オレイル、マレイン酸エチレングリコールモノ
アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチレンアク
リレート、4,4-ジメチル-1,3-ジオキソランのカプロラ
クトン付加物のアクリレート、3-メチル-5,5-ジメチル-
1,3-ジオキソランのカプロラクトン付加物のアクリレー
ト、ポリブタジエンアクリレート、エチレンオキシド変
性フェノキシ化リン酸アクリレート、エタンジオールジ
アクリレート、エタンジオールジメタクリレート、1,3-
プロパンジオールジアクリレート、1,3-プロパンジオー
ルジメタクリレート、1,4-ブタンジオールジアクリレー
ト、1,4-ブタンジオールジメタクリレート、1,6-ヘキサ
ンジオールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジメ
タクリレート、1,9-ノナンジオールジアクリレート、1,
9-ノナンジオールジメタクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポ
リプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、2-ブチル-2-エチルプロパンジオー
ルジアクリレート、エチレンオキシド変性ビスフェノー
ルAジアクリレート、ポリエチレンオキシド変性ビスフ
ェノールAジアクリレート、ポリエチレンオキシド変性
水添ビスフェノールAジアクリレート、プロピレンオキ
シド変性ビスフェノールAジアクリレート、ポリプロピ
レンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレート、エ
チレンオキシド変性イソシアヌル酸ジアクリレート、ペ
ンタエリスリトールジアクリレートモノステアレート、
1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテルアクリル酸
付加物、ポリオキシエチレンエピクロロヒドリン変性ビ
スフェノールAジアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、ポリエチレンオキシド
変性トリメチロールプロパントリアクリレート、プロピ
レンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、ポリプロピレンオキシド変性トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート、エチレンオキシド変性イソシアヌル酸トリア
クリレート、エチレンオキシド変性グリセロールトリア
クリレート、ポリエチレンオキシド変性グリセロールト
リアクリレート、プロピレンオキシド変性グリセロール
トリアクリレート、ポリプロピレンオキシド変性グリセ
ロールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリ
レート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、カプロラクトン変
性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ポリカ
プロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート等を挙げることができるが、これらに限られるも
のではない。
【0026】また、本発明においては、前記の一般的な
活性エネルギー線硬化性不飽和有機化合物の一部または
全部として、分子鎖末端に(メタ)アクリロイル基を有
する分子量が400〜5000程度の活性エネルギー線硬化性
樹脂を使用することができる。前記の活性エネルギー線
硬化性樹脂としては、分子鎖末端に(メタ)アクリロイ
ル基を有し、400〜5000程度の分子量を有する樹脂であ
れば特に制限はないが、例えば、ポリウレタン変性ポリ
エーテルポリ(メタ)アクリレートやポリウレタン変性
ポリエステルポリ(メタ)アクリレートなどのポリウレ
タンポリ(メタ)アクリレート樹脂類が好ましい。
【0027】さらに、前記活性エネルギー線硬化性樹脂
を具体的に述べるならば、PEG1000、 PEG2000、PPG40
0、PPG700、PPG1000、PPG2000、PPG3000、PTMG650、PTM
G1000、PTMG2000、PPG700-MD、PPG1000-MD、PPG2000-M
D、EGAA1000、EGAA2000、PGAA1000、PGAA2000、BGAA100
0、BGAA2000、HGAA1000、HGAA2000、MPAA1000、MPAA200
0、NPAA2000、OA130B(以上、荒川化学製)などや、CJ8
-1、CJ11-3、CJ11-4、K-7553(以上、日本化成製)など
を挙げることができるが、特に好ましくは特開平11―
35657号公報に記載されている、一般式(2)で表
されるウレタン・不飽和オルガノオリゴマー(共栄社化
学製)を挙げることができる。本発明に用いられる、分
子鎖末端に(メタ)アクリロイル基を有する活性エネル
ギー線硬化性樹脂はこれらに限定されるものではない。
【0028】
【化3】
【0029】上記一般式(2)において、−OR4O−
は数平均分子量200〜2000のポリマーポリオール
の脱水素残基、−R5−は有機ジイソシアナート残基、
−OR6O− は、ジヒドロキシル化合物のヒドロキシル
基の脱水素残基、CH2=C(R)COOR7O−は、
二重結合を1つ以上含むヒドロキシル基含有(メタ)ア
クリル酸エステルの脱水素残基、nは、1〜100の整
数である。
【0030】−OR4O−を構成するポリマーポリオー
ルは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、およびポリテトラメチレングリコールなどから選
ばれる少なくとも1種のポリエーテル系ジオール、多価
アルコールと多塩基酸のエステルから選ばれる少なくと
も1種類のポリエステル系ジオール、ヘキサメチレンカ
ーボネートおよびペンタメチレンカーボネートから選ば
れる少なくとも1種類のポリカーボネート系ジオール、
ポリカプロラクトンジオールおよびポリブチロラクトン
ジオールから選ばれる少なくとも1種類のポリラクトン
系ジオールで好適に実施できる。これらポリエーテル系
ジオール、ポリエステル系ジオール、ポリカーボネート
系ジオールおよびポリラクトン系ジオールの中から1種
類または複数種類を組み合わせることができる。ポリマ
ーポリオールの数平均分子量は200〜2000である
が、さらに好ましくは、600〜1500である。
【0031】−R5−を構成する有機ジイソシアナート
化合物は、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロ
ヘキシルイソシアネート)、テトラメチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−
1,3−ジメチレンジイソシアナート、シクロヘキサン
−1,4−ジメチレンジイソシアナート、および1,5
−ナフタレンジイソシアナート等から選ばれる少なくと
も1種類である。
【0032】−OR6O− を構成するジヒドロキシル化
合物は、炭素数2〜10のグリコールから選ばれる少な
くとも1種類であることが好ましい。従って、一般式
(2)中の−R6−は、炭素数2〜10の炭化水素を意
味する。さらに好ましくは炭素数2〜6で具体的には、
エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5
−ペンタンジオール、メチルペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オールが挙げられる。
【0033】また、−OR6O− を構成するジヒドロキ
シル化合物は、カルボキシル基を少なくとも1つを有
し、両末端にアルコール性ヒドロキシル基を有するもの
も好ましい。なかでもジメチロールプロピオン酸、およ
びジメチロールブタン酸から選ばれる少なくとも1種類
の分岐または直鎖のジヒドロキシルアルカノイックポリ
カルボン酸が特に好ましい。この場合、−R6−は、プ
ロピオン酸、またはブタン酸の脱水素残基を意味する。
−(OR4OOCNHR5NHCOOR6OOCNHR5
HCO)n−の、かっこ内は、ウレタン・不飽和オルガ
ノオリゴマー中の繰り返し単位で、nは1〜100程度
であり、好ましくは1〜10である。さらに好ましく
は、1〜5である。
【0034】ウレタン・不飽和オルガノオリゴマーの両
末端を構成する二重結合を1つ以上含む(メタ)アクリ
ル酸エステル構造部 CH2=C(R8)COOR7O−
は、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステルであ
り、具体的には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)
アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、前記各アクリレートのカプロラクトンまたは酸化ア
ルキレン付加物、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリシジルメ
タクリレート−アクリル酸付加物、トリメチロールプロ
パンモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)
アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパン−酸化アルキレ
ン付加物−ジ(メタ)アクリレート等から選ばれる少な
くとも1種類適用できる。R8−はメチル基または水素
原子を意味する。
【0035】上記一般式(2)に示されるウレタン・不
飽和オルガノオリゴマーを得るには、まず、数平均分子
量200〜2000のポリマーポリオールと、ジヒドロ
キシル基化合物、および有機イソシアナート化合物とを
重付加反応させて、両末端にイソシアナート基を有する
ウレタンオリゴマーを得る。ついで、この末端のイソシ
アナート基にヒドロキシル基含有(メタ)アクリル酸エ
ステルを付加重合させる事によって合成される。なお、
一般式(2)のオリゴマーを使用する際に、その一部は
4をR6に置き換えたものとしてもよい。
【0036】本発明で使用する活性エネルギー線として
は、電子線、紫外線、γ線等の電離性放射線が挙げられ
る。これらの中では電子線、紫外線が好ましい。電子線
照射を用いる場合は、透過力、硬化力の面から加速電圧
が100〜1000KVであり、より好ましくは100
〜300KVの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線
量が0.5〜20Mradになるようにすることが好ま
しい。加速電圧、あるいは電子線照射量がこの範囲より
低いと電子線の透過力が低すぎて支持体の内部まで十分
な硬化が行なわれず、またこの範囲より大きすぎるとエ
ネルギー効率が悪化するばかりでなく、支持体の強度低
下や、樹脂、添加剤の分解など品質上好ましくない影響
が現れる。電子線加速器としては、例えば、エレクトロ
カーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルスキ
ャンニングタイプ等のいずれでもよいが、比較的安価で
大出力が得られるカーテンビーム方式の電子線加速器を
用いることが好ましい。このカーテンビーム方式におい
ては、加速電圧が100〜300KVであり、吸収線量
は、0.5〜10Mradであることが好ましい。
【0037】なお、電子線照射に際しては酸素濃度が高
いと電子線硬化性樹脂の硬化が妨げられるため、窒素、
ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行
い、酸素濃度を600ppm以下、好ましくは500p
pm以下に抑制した雰囲気中で照射することが好まし
い。
【0038】紫外線照射の場合は、80W/cm以上のラ
ンプを用いることが好ましい。例えば、低圧水銀灯、中
圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ等があ
り、オゾン発生の少ないオゾンレスタイプもある。ま
た、樹脂中に光反応開始剤を混合して用いることができ
る。光反応開始剤としては、ジおよびトリクロロアセト
フェノンのようなアセトフェノン類、ベンゾフェノン、
ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベッンゾイン
アルキルエーテル、ベンジルジメチルケタール、テトラ
メチルチウラムモノサルファイド、チオキサントン類、
アゾ化合物等がある。
【0039】上記一般的な光反応開始剤を、さらに具体
的に述べるならば、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエ
タン-1-オン(イルガキュア651 チバガイギー製)、1-
ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン(イルガ
キュア184 チバガイギー製)、A:1-ヒドロキシ-シク
ロヘキシル-フェニル-ケトンとB:ベンゾフェノンの共
融混合物(イルガキュア500 チバガイギー製)、2-メ
チル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モンフォリノ
プロパノン-1(イルガキュア907 チバガイギー製)、2
-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルフォリノフェ
ニル)-ブタノン-1(イルガキュア369 チバガイギー
製)、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-
オン(ダロキュア1173 チバガイギー製)、 A:2-ヒド
ロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オンとB:2,
4,6-トリメチルベンゾイルジフェニル-フォスフィンオ
キサイドの共融混合物(ダロキュア4265 チバガイギー
製)、1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-2-
ヒドロキシジ-2-メチル-1-プロパン-1-オン(イルガキ
ュア2959 チバガイギー製)、ビス(シクロペンタジエ
ニル)-ビス(2,6-ジフルオロ-3-(ピル-1-イル)チタ
ニウム(CGI-784 チバガイギー製)、 A:2-ヒドロキ
シ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オンとB:ビスア
シルフォスフィンオキサイド(イルガキュア1700 チバ
ガイギー製)等を挙げることができるが、これらに限ら
れるものではない。
【0040】情報記録媒体として使用されているカード
類表面へ画像受容層を形成する場合、全面あるいは部分
的に形成されるが、特に画像受容層を部分的に形成する
場合には、所定の位置に設ける必要があり、通常カード
型に成形した後に行われ、塗工方法としては、グラビア
コート、印刷方式などにより行われる。しかしながらカ
ード型形成後に、画像受容層を形成して加熱、乾燥を行
うと、カードが熱による変形を起こす傾向があり、特に
延伸多孔質フィルムを基材として用いた場合、記録感度
は良好でも変形し易い。
【0041】活性エネルギー線として電子線は、取り扱
いが容易である点は好ましいが、例えばICカードの場
合には、ICチップなどの内装物に悪影響を及ぼす場合
があるため、内装物と位置をずらして画像受容層を部分
的に形成する、照射エネルギーを影響の出ない程度に抑
える、などの注意が必要である。従って、ICカードを
形成後、カードの表面に画像受容層を形成する場合は、
硬化用の活性エネルギー線としては紫外線が好ましく用
いられる。
【0042】活性エネルギー線硬化性組成物を硬化させ
た画像受容層の厚さは、支持体の種類や平滑性により異
なるが、好ましくは1〜100μm、より好ましくは2
〜50μmである。この厚さが2μm未満では、昇華性
染料および溶融熱転写インクの受理性、白色度、不透明
度の点から充分なものが得られず、また均一に塗布しに
くいため支持体表面の凹凸に起因する濃度ムラが発生
し、さらにプリント画像の重色部の階調再現性が悪くな
る。また、その厚さが50μmを越えると、平滑で均一
に被覆層を設けにくく、品質上好ましくない。
【0043】本発明の画像受容層は、さらに染料染着性
樹脂を含んでいてよい。ここで、染料染着性樹脂とは、
分子量が3000以上、好ましくは10,000以上
で、活性エネルギー線照射により硬化可能な基、例えば
反応性のビニル基やアクリル基、メタクリル基などが構
造上の一要素として含まない、いわゆるポリマーを示
す。用いられるポリマーとしては、例えばセルロース系
樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂等を挙げ
ることができるが、一般式(1)で表される構造を有す
る有機化合物に一定以上溶解することが好ましい。これ
らの樹脂を画像受容層に含ませる事で、染料染着性濃度
改善、樹脂塗布液の粘度改善、さらにプリント時の受像
シートとインクシートとの融着現象やスティック現象を
一層軽減する効果を生じる事がある。これらの効果を期
待するためには、これら染料染着性樹脂は、活性エネル
ギー線硬化性組成物100重量部に対して2〜10重量
部であることが適当である。
【0044】本発明における活性エネルギー線硬化性樹
脂成物中には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、分散剤、安
定剤、顔料、滑剤などの各種の添加剤を適宜組み合わせ
て加えることができ、さらに白色度や不透明度を向上す
る目的で白色顔料を、画像受容層の色調を調整する目的
で蛍光染料や有色染料を、必要に応じて添加することが
できる。
【0045】活性エネルギー線硬化性組成物を調製する
方法としては一般的な混練機を用いることができる。例
えば、二本ロール、三本ロール、カウレスデゾルバー、
ホモミキサー、サンドグラインダー、プラネタリーミキ
サー、ボールミル、ニーダー、高速ミキサー、ホモジナ
イザー等である。また超音波分散機などを使用すること
もできる。
【0046】本発明の画像受容層は、活性エネルギー線
硬化性組成物を電子線あるいは紫外線を照射して得られ
るので、表面の平滑性および光沢度は高いが、さらに表
面の平滑性および光沢度を高めるためには、活性エネル
ギー線硬化樹脂からなる画像受容層をキャストEB法に
よって製造することが好ましい。(以下、活性エネルギ
ー性硬化性組成物に活性エネルギー線を照射して硬化さ
せた硬化物層を「硬化樹脂層」と称する。)
【0047】キャストEB法の一つの例として下記の方
法が挙げられる。すなわち、カード用気泡含有低軟化点
ポリエステルシートの一面上に、液状の活性エネルギー
線硬化性組成物を塗布して塗布液層を形成し、この塗布
液層を離型性シートの離型層が対向するように重ね合わ
せ、形成された重層体に電子線照射を施して、塗布液層
を硬化し、同時にカード用シートと硬化樹脂層が接合さ
れる。
【0048】またキャストEBの他の例としては、下記
の転写塗工法が挙げられる。即ち、前記離型性シート材
の離型層側に、活性エネルギー線硬化性組成物を塗布し
て塗布液層を形成し、この塗布液層上にカード用シート
の表面を重ね合わせ、形成された重層体に電子線照射を
施して、塗布液層を硬化し、同時にカード用シート材と
硬化樹脂層を接合する方法である。この場合、離型性シ
ートより、カードの画像受容層表面にオルガノポリシロ
キサンが転写される。なお、離型性シートを使用するこ
とにより、画像受容層を形成せずに、カード用気泡含有
低軟化点ポリエステルシートの表面上に、オルガノポリ
シロキサンを転写することも勿論可能である。
【0049】本発明には、シリコーンゴムやシリコーン
樹脂のような固体状のものが好ましく使用されるが、中
でも、架橋反応によりポリシロキサン連鎖の一部を二次
元的にまたは三次元的に架橋させたものが好ましい。な
お、架橋前には、液状であってもよい。このように、一
部を架橋させたオルガノポリシロキサンは、一般的に、
剥離紙用シリコーンと呼ばれているものであり、以下で
は、剥離紙用シリコーンと略称する。本発明において、
剥離紙用シリコーンが適している理由は以下の事情によ
る。
【0050】即ち、受容層樹脂のガラス転移点、軟化点
が低い場合、高い転写濃度や高画質が得られやすい反
面、一般にサーマルヘッドから加えられるエネルギーに
より受容層樹脂が軟化し、粘着性を示しやすく、プリン
ト時の融着、リボン剥離線の発生、走行性の不良が生じ
やすい。受容層の性能を変化させずに前記不良を防ぐた
めには、受容層表面に極微量にシリコーンを存在させな
ければならない。また、好ましい極微量だけ転写させる
ためには、シリコーンは適度に架橋されていることが必
要である。
【0051】カード表面に存在するオルガノポリシロキ
サンの付着量は0.05g/m以下であることが望ま
しく、0.03g/m以下がより好ましい。多すぎる
場合には、転写濃度の低下、にじみ、耐指紋性、耐光性
などの悪化がおこる。このような微量の重量は測定しに
くいので、実際には、ESCA法により、ケイ素の存在
割合を測定することで、その存在量をコントロールする
方法がよい。即ち、ESCA法により受容層表面を分析
した時に、元素の存在割合が測定されるが、ケイ素が1
〜30%である時にシリコーンが適正な量だけ転写され
たことになる。前記ケイ素の割合は、より好ましくは、
10〜26%である。
【0052】本発明に用いられる剥離紙用シリコーン
は、公知公用のあらゆる種類の剥離紙用シリコーンを特
に制限することなく使用でき、具体的には溶剤型、エマ
ルジョン型、無溶剤型などがあげられる。溶剤型、エマ
ルジョン型には付加反応型、縮合反応型があり、無溶剤
型には、付加反応型、紫外線硬化型、電子線硬化型があ
る。付加反応型シリコーンとは、一般にジメチルシロキ
サン・メチルビニルシロキサン共重合体とポリメチルハ
イドロジェンシロキサンとを白金触媒の存在下で付加反
応させることにより、硬化皮膜を得るもので、溶剤型の
付加反応型シリコーンには、ジメチルシロキサン・メチ
ルビニルシロキサン共重合体のかわりにジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体を使用し
て、一般のものよりも低温で硬化皮膜が得られるものも
ある。
【0053】縮合反応型のシリコーンとは、両末端シラ
ノールポリジメチルシロキサンとポリメチルハイドロジ
エンシロキサンあるいはポリメチルメトキシシロキサン
とを、錫化合物などの触媒存在下で反応させ、硬化皮膜
を形成するもので、極微量の錫が形成皮膜に残るため、
付加反応型で白金触媒の触媒毒となる窒素、イオウ、リ
ン化合物などを含有するような支持体に塗工する場合以
外は、使用しない方が環境上好ましい。紫外線硬化型や
電子線硬化型シリコーンとは、ヒドロシリル化付加反応
型、エポキシ基をシリコーンに含有させてカチオン重合
させるもの、メルカプト基とビニル基でラジカル付加反
応させるもの、アクリル基でラジカル重合させるものな
どが例示される。
【0054】さらに具体的に述べるならば、付加反応型
剥離紙用シリコーンとしては、SD7333、SD72
37、SRX357、BY24―179、SP725
9、LTC300B、LTC1000M(以上、東レ・
ダウコーニング社製)、KM3950、KS3703、
KS776(以上、信越化学社製)、縮合反応型剥離用
シリコーンとしては、SRX290、SD7206(以
上、東レ・ダウコーニング社製)、X52−170(信
越化学社製)、活性エネルギー線硬化シリコーンには、
BY24―536、BY24−551A/B(以上、東
レ・ダウコーニング社製)、X62−7296A・B
(信越化学社製)があげられるが、これらに限定される
ものではない。
【0055】気泡含有ポリエステルシートからなるカー
ドの成形加工を行う際に、必要に応じて磁気ストライ
プ、ホログラムなどの部材を適当な位置に配置すること
により成形後にシートと一体化させることも可能であ
る。
【0056】成形されたシートをカード状に打ち抜く工
程は、対向配置されるカード打ち抜き上型およびカード
打ち抜き下型の間に成形シートを配置し、カード打ち抜
き上型または/およびカード打ち抜き下型を上下方向に
移動させて成形シートをカードの大きさに打ち抜くよう
になっている。打ち抜かれたカードはカード打ち抜き下
型の下部に設けられるスタッカーに送られる。成形シー
トの表面に位置する離型性シートを剥離する工程は、打
ち抜き工程の前でも、打ち抜いた後にカードから剥離し
てもよい。このような工程を経て製造されたカードに、
デザイン柄などを一般的な印刷手段を用いて印刷する工
程、エンボス加工を施す工程などが入ることも可能であ
る。
【0057】以上のような工程を経て製造されたカード
に目的に応じて個人識別情報などを記録する手段とし
て、特に制限はないが、通常のPVC製カードに用いら
れてきたカード用プリンタを使用することが一般的であ
る。カード用プリンタとしては、昇華転写方式によって
顔写真などの階調を有する画像を印字し、溶融転写方式
によって文字情報を印字した後に、オーバーラミ層を転
写して画像の保護を行うものが広く用いられている。
【0058】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、特に断らない限り、例中の「部」及び「%」
は各々「重量部」及び「重量%」を表す。
【0059】実施例1 「インレットの作成」絶縁性基材(商標:テトロンS、
テイジン製、厚さ175μm、材質:ポリエチレンテレ
フタレート)の表面側に3ターンの巻き線アンテナ及び
回路を銀ペーストによるスクリーン印刷法にて作成し、
回路基盤のICチップが搭載される位置に異方性樹脂を
介してICチップ(型番:SLE44R31、SIEM
ENS製、厚さ185μm)をフェースボンディングに
て搭載し、インレットを作成した。 「離型性シートの作成」厚さ75μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムに剥離紙用のシリコーン(BY2
4―179:東レ・ダウコーニング製)100部に対
し、付加型架橋反応の触媒(SRX−212:東レ・ダ
ウコーニング製)を0.6部入れ、塗料濃度はトルエン
を用いて5%としたものをメイヤーバーを用いて厚さ
0.5μmを塗工し、防爆型の乾燥機で120℃、60
secで架橋乾燥して、離型剤層を有するシートを作成し
た。
【0060】「発泡シート材作成」シート材として高隠
蔽白PETG(商標:ディアフィクスPG−WHI一般
タイプ、軟化点64℃、三菱樹脂製)を用い、耐圧容器
に密封した後炭酸ガスを封入し、25℃で10MPaの
圧力まで加圧した後に43℃まで昇温した。昇温した状
態を10時間保持した後に温度を室温まで下げて圧力を
開放し、シート材を耐圧容器から取り出す。取り出した
シート材を常圧で1時間放置することにより発泡倍率5
倍、平均気泡径5μmの発泡シート材を作成した。
【0061】「受容層塗工シートの形成」発泡処理を行
ったシート材上に、一般式(1)の構造を有するアクリ
ルモノマーである2-(4-メチルヘキサヒドロフタルイ
ミド)エチルアクリレート80部と一般式(2)の構造
を有するウレタン・不飽和オルガノオリゴマー(UF5
02LE、共栄社化学社製 分子量2500:R4=ポリ
カプロラクトンジオール残基、R5=イソホロンジイソ
シアナート残基、R6=CH2CH2、R4=CH2CH 2
8=H、n=2)20部をメイヤーバーを用いて、硬
化後の塗布量が10g/m2になるように塗布し、その
上に上記離型性シートを重ねあわせて圧着した後、この
重層体に、シリコーン塗被ポリエステルシートの背面か
ら電子線を加速電圧175KV、吸収線量4Mrad、酸素
濃度500ppm以下の条件下で照射して塗布液層を硬
化させ、それと同時に得られた電子線硬化樹脂層とシー
ト状支持体とを一体に接着させた。
【0062】「カードの作成」作成したインレットの上
面には、離型層面を画像受容層側に対面させた状態で離
型シートを重ね合わせ、インレットの下面には、前記発
泡シート材を配置した後、真空プレス加工機のプレス板
の間に置き、第1ステップとして140℃、プレス圧を
印加しない状態で2分間真空引き後、第2ステップとし
て140℃、プレス圧5kg/cmで2分間加圧成型
処理を行い、プレス圧を解除して冷却を行い、室温まで
温度が下がった段階で、離型性シートを剥離した後、打
ち抜き機にてカード型に形成して非接触型ICカードを
得た。得られたカードは、縦55mm、横85mm、厚
さ0.75mmであった。
【0063】実施例2 実施例1において発泡処理に使用した高隠蔽白PETG
(商標:ディアフィクスPG−WHI一般タイプ、軟化
点64℃、三菱樹脂製)の代わりに高隠蔽白PETG
(商標:トレパロイGW、軟化点80℃、東レ製)を用
いた以外は実施例1と同様の操作によりカードを作成し
た。
【0064】実施例3 実施例1において発泡処理に使用した高隠蔽白PETG
(商標:ディアフィクスPG−WHI一般タイプ、軟化
点64℃、三菱樹脂製)の代わりに高隠蔽白PETG
(商標:トレパロイHW、軟化点105℃、東レ製)を
用いた以外は実施例1と同様の操作によりカードを作成
した。
【0065】実施例4 実施例1において発泡処理に使用した高隠蔽白PETG
(商標:ディアフィクスPG−WHI一般タイプ、軟化
点64℃、三菱樹脂製)の代わりに高隠蔽白PETG
(商標:トレパロイUW、軟化点120℃、東レ製)を
用いた以外は実施例1と同様の操作によりカードを作成
した。
【0066】実施例5 「受容層塗工シートの形成」実施例1において2-(4-
メチルヘキサヒドロフタルイミド)エチルアクリレート
80部の代りに、1-メチル-2-(4-メチルヘキサヒド
ロフタルイミド)エチルアクリレート80部を用いた以
外は実施例1と同様の操作によりカードを作製した。
【0067】比較例1 実施例1において作成した発泡処理シート材の代わりに
高隠蔽白PETG(商標:ディアフィクスPG−WHI
一般タイプ、軟化点64℃、三菱樹脂製)を未発泡の状
態で用いた以外は実施例1と同様の操作によりカードを
作成した。
【0068】比較例2 「シート材の発泡処理」シート材としてPETG100
部に対して発泡剤として4,4’−オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド)10部を混練してシート状に
押し出し成形したものを用い、常圧で150℃まで加熱
することにより発泡倍率20倍、平均気泡径120μm
の発泡シート材を作成した。この発泡処理シート材を実
施例1において作成した発泡処理シート材の代わり用い
た以外は実施例1と同様の操作によりカードを作成し
た。
【0069】比較例3 「受容層塗工シートの形成」実施例1において高隠蔽白
PETG(商標:ディアフィクスPG−WHI一般タイ
プ、軟化点64℃、三菱樹脂社製)の代わりに白PET
(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(商標:U−
298W、軟化点150℃、帝人社製)を用いた以外
は、実施例1と同様の操作によりカードを作成した。
【0070】評価 〔昇華染料転写濃度、画質、溶融転写性〕かくして得ら
れた8種類のカードを、市販のカード昇華熱転写カラー
プリンター(商標:野崎印刷紙業社製 NCP−10
0、リボン=YMC(昇華)+BK(溶融)+オーバー
ラミ 野崎印刷紙業製)により、昇華染料混色によるブ
ラック4階調のパターンをプリントした。昇華染料転写
濃度の評価は、昇華染料混色によるブラックの最高濃度
をマクベス反射濃度計RD−914で測定した。さら
に、昇華転写部分の画質については、低階調部分の記録
濃度の均一性について、濃淡ムラ及び白抜けの有無につ
いて目視観察し、良好なものを○、普通のものを△、欠
陥のあるものを×とした。溶融転写性については、プリ
ント後の溶融熱転写部分の文字を、高濃度で印字できて
いるものを○、少し弾いているものを△、弾いて印字が
読み難いものを×として評価し、結果を表1に示した。
その結果を表1に示した。
【0071】〔リボンとの融着、スティック音〕プリン
ト時のリボンとの融着に関しては、全く融着の見られな
い状態を○、融着が少し発生し、所々昇華用の染料シー
トの一部が受容層に付着する状態を△、融着が発生しプ
リントできない状態を×として評価した。また、プリン
ト時のスティックに関しては、全くスティックの見られ
ない状態を○、スティック音が少し発生する状態を△、
スティック音がひどく場合によっては染料シートが切れ
る様な状態を×として評価し、結果を表1に示した。
【0072】〔ラミ密着性〕転写画像のラミ密着性テス
トは、プリント直後の転写画像を消しゴムで20回こす
り、目視において全くラミが剥がれ落ちしないものを
○、若干剥がれ落ちするものを△、ラミが剥がれてしま
うものを×として評価した。
【0073】〔印画前カール〕カールの評価は、得られ
たICカードの印画前カールの状況について目視にて観
察した。カールが増大すると、商品価値も低下し、記録
の際に走行障害を起こし易くなる。カールがなく外観の
優れているものから順次、○、△、×の3段階で評価し
た。
【0074】〔磁気ストライプおよびホログラムの熱圧
着評価〕磁気ストライプおよびホログラムの熱圧着評価
は、熱圧着可能な場合を○、不可能な場合を×として目
視で評価した。
【0075】〔表面のケイ素量〕カード表面のケイ素量
は、ESCA法により求めた。即ち、光電子分光分析装
置(ESCALAB―250:VG Scientif
ic社製)を用いて元素の存在量を測定し、そのうちの
ケイ素の割合を求め、表1に示した。なお、実施例1〜
5について、重量法により測定した場合、精度に限界が
あるが、0.03g/m2程度であり、0.05g/m2
以下であった。
【0076】
【表1】
【0077】カード表面のシート材としてシクロヘキサ
ンジメタノール構造を5%以上含む樹脂を用いた発泡倍
率1.5〜20倍で平均気泡径が0.1〜50μmの発
泡体シートを用いた実施例1〜5は、転写濃度、画質、
耐融着性の点で良好な結果を得た。一方、未発泡状態の
シート材を使用した比較例1は、転写濃度が不十分あ
り、発泡シート中の平均気泡径が120μmの比較例2
は発泡に起因する表面粗さにより画像の欠陥が目立ち、
画質の面でも不十分な結果となった。また、基材シート
として高隠蔽白PETGの代わりに白PETを用いた比
較例3はカールがひどく、磁気ストライプ及びホログラ
ム等の熱圧着も難しく、転写濃度も非常に低い結果とな
った。
【0078】
【発明の効果】軟化点が50以上140℃以下のポリエ
ステル樹脂を主成分とする気泡含有ポリエステルシート
を使用することにより、加工性に優れ、しかも昇華性染
料及び溶融熱転写インキの受理性、かつ耐融着性にも優
れたカードを得ること可能となった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写記録が可能な表面層を有するカー
    ド類において、少なくとも前記表面層が、軟化点50℃
    以上140℃以下であるポリエステル樹脂を主成分と
    し、平均気泡径が0.1〜50μmの気泡を含有し、か
    つ発泡倍率が1.5〜20倍である気泡含有ポリエステ
    ルシートからなることを特徴とするカード類。
  2. 【請求項2】 前記ポリエステル樹脂が、多価アルコー
    ルに由来する残基のうち、シクロヘキサンジメタノール
    残基を5モル%以上含有する、請求項1記載のカード
    類。
  3. 【請求項3】 前記気泡含有ポリエステルシート上に、
    画像受容層が形成されてなる請求項1または2記載のカ
    ード類。
  4. 【請求項4】 前記画像受容層が、下記一般式(1)で
    表される構造を有する有機化合物から選択された少なく
    とも1種類を含有する活性エネルギー線硬化性組成物の
    硬化物を含む、請求項3記載のカード類。 【化1】 (上記一般式(1)において、R1、R2、Rは互いに
    独立に水素またはメチル基を表す。)
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