JP2002336070A - コンディショニング用座椅子 - Google Patents

コンディショニング用座椅子

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JP2002336070A
JP2002336070A JP2001150054A JP2001150054A JP2002336070A JP 2002336070 A JP2002336070 A JP 2002336070A JP 2001150054 A JP2001150054 A JP 2001150054A JP 2001150054 A JP2001150054 A JP 2001150054A JP 2002336070 A JP2002336070 A JP 2002336070A
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seat
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conditioning
point
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JP2001150054A
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Soichi Hiroto
聡一 廣戸
Kunio Hiroto
邦郎 廣戸
Kentaro Hiroto
健太郎 廣戸
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HIROTO DOJO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動能力的に平均レベルのプレイヤーで、立
位での身体の構造上、座位前屈運動によるコンディショ
ニングが困難であるヒトを補助して、座位前屈運動を可
能にするための座椅子の提供。 【解決手段】 座部(1)と、背もたれ部(2)とから
なる座椅子であって、前記座部(1)の一方の端部と前
記背もたれ部(2)の端部が変曲点Sにおいて一体化さ
れており、前記背もたれ部(2)の表面において、前記
変曲点Sから5〜25cm(l)離隔した箇所に頂点T
を有する突出部(2a)が形成されており、頂点Tと変
曲点Sとを結ぶ直線と、前記座部(1)の他方の端部の
端点Uと変曲点Sとを結ぶ直線とで形成する角αが直角
若しくは鋭角であることを特徴とする座椅子を提供する
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座位前屈運動によ
るコンディショニングが、立位での身体の構造上困難で
あるヒトについて、座位前屈運動によるコンディショニ
ングを補助するための座椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の健康ブームに便乗して、運動トレ
ーニングに関する情報は、洪水の如く巷に氾濫している
のが現状である。例えば、膨大なデータ、そして各理
論、昭和時代からの根性主義、あるいは科学的という名
の下に細分化された机上の合理主義等多くの情報が、平
行して声高に唱えられている。
【0003】この情報の氾濫により、アスリートを含む
能力の高い運動選手から、平均的な運動能力を有する一
般人、さらには病気や怪我により運動能力の劣る患者ま
で、およそ世の中に存在する各種の運動能力を有するヒ
トが、各人に適合した運動トレーニングの情報を選択し
利用することは、非常に重要である一方で困難な状況に
ある。
【0004】さらに、運動能力の高低に関わらず、適切
なトレーニングを提供し指導する立場にあるプロのスポ
ーツトレーナーは、何を目安にすればいいのか判断に常
に困惑している。
【0005】本発明者は、運動能力の劣る患者のリハビ
リから、世界レベルのトップアスリートのトレーニング
まで、およそ世間のあらゆる運動能力の階層に属するヒ
トに対して、「コンディショニング」と称される各人に
最も適合した運動に関する情報を提供する経験を基礎
に、新規な「コンディショニング」の指針を提供する。
【0006】本発明において用語、「コンディショニン
グ」とは、対象となるヒトの健康状態に最も適合し最も
必要としている情報を提供して、当該ヒトの健康状態及
び運動能力を向上させることを意味する。「コンディシ
ョニング」を具体的に列挙すると、例えば、(1)右足
を骨折して、松葉杖の世話になっている患者に対して
は、骨折部に負担がかからない一方で、右足を使用する
歩行動作に最も必要とされる筋肉及び関節に対するリハ
ビリ;(2)ひどい肩こりに苦しんでいる患者に対して
は、両肩のバランスを中心とする、全身の骨格のゆがみ
の矯正と、机に向かっている場合の姿勢へのアドバイ
ス;(3)通常の健康状態に属するボーリングが趣味の
ヒトに対しては、ボーリングのスキル向上を目的とする
全身の姿勢、筋肉、動きのトレーニング;(4)パワー
リフティングの日本代表の選手に対しては、バーベルを
持ち上げる際に使用する筋力のトレーニングと、世界に
通用する筋肉鍛錬の指導等が挙げられる。
【0007】ここで本発明者は、現在の進歩した情報
を、各人の現状に適した形で選択するための判断定義を
決定することが、不安定で不明瞭である「スポーツコン
ディショニングの世界」を具体化していくことになるも
のであると考え、新規な「アッシュサイクル」と称され
る、「コンディショニング」の選択のためのチャートを
見出した。
【0008】図1にその全体像が表される、「アッシュ
サイクル」の中核部分は、プレイヤー(対象となるヒ
ト)が、「何をするのか」という点よりはむしろ、「ど
ういう状況であるのか」を明確にし、自分の属する健康
状態に基づく立場を意識して、有効な「コンディショニ
ング」を発見するという点にある。
【0009】さらに、「アッシュサイクル」の骨格を形
成しているものは、外ならぬ「健康」に凝縮され、その
ことは、人間の成長を「癒す」・「育む」・「鍛える」
の原則で語るとすれば、アスリートの成長もまた同様に
考え得ることを原則とする。
【0010】「アッシュサイクル」のもう一つの側面
は、上記プレイヤー個人に向けられるだけではなく、プ
レイヤーが属する組織全体に対する作用を有する点であ
る。プレイヤーの現状を明確に認識させることで、「今
何をするべきなのか」が決定し、それを管制するリーダ
ー(トレーナー・コーチ・監督等)には、「誰が何をし
たか」という責任が発生する、この「誰の責任におい
て、プレーヤーに何をやらせたか」という曖昧な部分
を、この「アッシュサイクル」は明確に示すという機能
を有する。このチャートを利用して、個人と組織に対し
て、それぞれのビジョン、目標設定が決定される。
【0011】以下に図1の「アッシュサイクル」中の用
語を定義する: Lゾーン ・手術:様々な要因から手術を要する状態または術直
後。 ・故障:運動系身体機能が満たされていない状態。 ・疾病:内臓系身体機能が満たされていない状態。 ・肥満1:医学的な方向から病的であると判断された肥
満な状態。 ・疲労1:運動系及び神経系において過度の疲労による
疾病症状がある状態。 ・妊婦:部隊においては健康であっても、体内の胎児が
不完全体の状態。 ・児童の体育及び老人の体育:脳の発育及び状態におい
て未熟である状態。 MLゾーン ・肥満2:医学的な方向からは、はっきりと病的である
とされないながら、健康を害する度合が高いと思われる
状態。 ・疲労2:運動系及び神経系において疾病症状が大きく
みられないが、本人の大患は強い状態。強い筋肉痛など
はこれに含まれる。 ・復調期1:手術、故障、疾病等で医学的には症状が強
く現れていないが、大患において不快ある状態。 ・初期導入期:過去の運動経験に関わらず、運動を開始
する状況。 Mゾーン ・健体:医学的見地から健康体であると認められる状
態。 ・H&B:軽度の運動を楽しみ、プレッシャーを味わう
ことなく行うことにより、健康と美容に意識を置かれた
状態。フィットネスクラブの内容、エアロ、パワー、ア
クア、ダンス等。 ・運動準備期:身体能力(柔軟度、出力、速度、関節か
同位期、持久力等)が安定した状態。 ・一般各種スポーツ:各種専門スポーツを楽しむことが
できる状態。 ・身体レベル調整期1:楽しむ各種専門スポーツから、
一段高いレベルと目指すために適した身体レベルを獲
得。肉体強度、肉体回復サイクル、調整治療等。 HMゾーン ・学生スポーツ:一般スポーツを楽しむレベルから、
「勝利」という目標をはっきり据えてトーレーニングす
る状態。 ・アマチュアスポーツ:学生スポーツよりも広い層(年
齢、職業、地域等)で組織され、個人個々のスポーツに
対する意識も高くなる。 ・スキルレベル調整期:専門スポーツのスキルレベル向
上のため、技術理論に基づき、スキルリズムの調整トレ
ーニングを目指す状態。 ・身体レベル調整期2:スキルレベル向上に伴い、それ
に必要な身体レベルの獲得を目指す状態。 ・復調期2:Hゾーンにおいてのトレーニング、試合に
よって起こった外傷ではない軽度の身体、精神ダメージ
からの回復リハビリ、またはそれらのトレーニング、試
合に向けてのリハビリ調整。アイシング、ホッティング
等を含む。 Hゾーン ・上級アマチュアアスリート:オリンピック等、世界と
いう基準において行われる高いレベルでのアマチュアス
ポーツ。 ・強調トレーニング:アマチュアとプロフェッショナル
の身体能力差を埋めるため、運動強度の高いトレーニン
グで身体レベルの向上を目指す。ウェイトトレーニン
グ、有酸素系、瞬発系、コンビネーション、減量増量
等。 ・弱調トレーニング:アマチュアとプロフェッショナル
の技術能力差を埋めるため、運動強度の低いトレーニン
グとスキルトレーニングを組み合わせ、技術レベルの向
上を目指す。ショートダッシュ、クイックネス、SA
Q、ストレッチ・アクア、チュービング、バランス等。 ・プロアスリート身体能力:プロフェッショナルの厳し
い世界に耐えられる体力と、さらなる技術向上を支える
身体能力の獲得。 ・プロアスリート技術能力:プロフェッショナルの高い
レベルでの技術能力を獲得、またはそれを身につけるた
めの身体コントロール能力の獲得。
【0012】上記「アッシュサイクル」の利用方法は以
下の通りである:ここでPという平均レベルの健康状態
及び運動能力を有する大学生の男性を仮定する(この時
点で、Pは図1の「Mゾーン」に属している)。Pはパ
ワーリフティングに興味を持ち、その競技に必要な筋力
を鍛えるべく、トレーナーと共にトレーニングに没頭す
る。Pは徐々に力を付け、やがて学生大会で入賞するよ
うになる(この時点で、Pは図1の「HMゾーン」に属
する)。その後大学を卒業し、パワーリフティングの日
本代表となり、コーチの指導の下で世界レベルのトップ
アスリートとなる(この時点で、Pは図1の「Hゾー
ン」に属する)。世界で通用すべくよりハードなトレー
ニングに打ち込むが、遂に腰を痛めてしまい、入院する
こととなる(この時点で、Pは「Lゾーン」に属す
る)。入院中に、腰の痛みを完治させて日常的な動作が
振る舞えるよう、医師のアドバイスに従ってリハビリに
専念する(この時点で、Pは「MLゾーン」に属す
る)。リハビリの結果、Pは一般的な健康状態を取り戻
す(この時点で、Pは「Mゾーン」に再び到達する)。
このように、Pが特定のゾーンに留まることなく、その
健康状態に従って各ゾーンを移動する状態にあることを
表すために、「サイクル」と称されるのである。
【0013】さらに上記の例で言えば、PがM・HM・
Hと運動能力が上昇するにつれ、その周囲のトレーナー
・コーチ等にPに対する指導の責任が発生する。またP
が怪我をしてLゾーンに属した場合には、健康状態が悪
化した患者に対する医師やリハビリ指導者の責任が発生
する。
【0014】このように、「アッシュサイクル」は、あ
る時点でのプレイヤー及びその周囲のリーダーに、当該
プレイヤーが属する「健康」を中心とした状態を、明確
にして指針を与えるためのチャートである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記「アッ
シュサイクル」のMLからMゾーンに位置する、運動能
力的に平均レベルのプレイヤーで、立位での身体の構造
上、座位前屈運動によるコンディショニングが困難であ
るヒトを補助して、座位前屈運動を可能にするための座
椅子に関する。
【0016】座位前屈運動は、非常に一般的なストレッ
チの方法であるが、身体の固いプレイヤーが、この運動
を的確に実施することは極めて困難である。一般的に人
間の骨格は、程度の差こそあれ微妙に前後若しくは左右
に偏っている。バランスの取れた立位姿勢においては、
第3腰椎椎体前部(点Q)と重心線(点R)との距離は
約5cmである(図2参照)。これが、バランスの崩れ
た(腰が反った)立位姿勢では、重いものを持ち上げる
場合などに見られるように、第3腰椎椎体前部(点Q)
と重心線(点R)との距離が短くなる(図3参照)。バ
ランスの取れたヒトの立位姿勢を、座位に切り換える
と、上半身がやや前傾するなどの効果で、第3腰椎椎体
前部(点Q)と重心線(点R)との距離は、約15cm
と広がることとなる(図4参照)。それに対してバラン
スの崩れたヒトは、座位の場合でも背中が反っているた
め、第3腰椎が前方に押し出され、重心線との距離が極
端に短くなる。このような崩れたバランスのままでは座
位前屈が非常に困難であるために、バランス(特に第3
腰椎の位置)に変化を与えることにより、重心位置等を
矯正するための道具が必要となる。
【0017】そこで本発明者らは、その鋭意研究の結
果、立位での身体の構造上、座位前屈運動によるコンデ
ィショニングが困難であるヒトを補助して、座位前屈運
動を実施可能とするための座椅子を開発した。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の特徴点と
して、本発明の座椅子は、座部と背もたれ部とからな
り、座部の端部と背もたれ部の端部が変曲点(S)にお
いて一体化された構造を取っている。さらに、背もたれ
部の表面で、前記一体化部位から5〜25cm離隔した
箇所に突出部が形成されているという特徴を有する。さ
らに突出部の頂点と変曲点(S)とを結ぶ直線と、座部
の他方の端部と変曲点(S)とを結ぶ直線とのなす角が
直角若しくは鋭角となっており、プレイヤーを前傾姿勢
に導くように機能する。
【0019】本発明の第二の特徴点として、本発明の座
椅子は、背もたれ部表面からの突出部の最大高さ(頂点
Tの高さ)が5〜50mmであることを特徴とする。
【0020】本発明の第三の特徴点として、本発明の座
椅子は、座部が、前記変曲点(S)から延びる水平面
と、それに連続する傾斜面と、座椅子の接地面に平行で
ある底面を備える。
【0021】本発明の第四の特徴点として、本発明の座
椅子は、座部の厚みが可変である。
【0022】本発明の第五の特徴点として、本発明の座
椅子は、所定の厚みの複数の座布団部を、水平面上にさ
らに配設することができる。
【0023】さらに本発明の第六の特徴点として、本発
明の座椅子を使用する、座位前屈によるコンディショニ
ング方法が提供される。このコンディショニング方法
は、身体の表面でさらにクッションを抱いて実施するこ
ともできる。
【0024】
【発明の実施の形態】従来の座椅子(安楽椅子、リクラ
イニングシート等)は、座った場合に楽な姿勢がとれる
よう後ろに寄りかかる姿勢を維持するためのものであ
る。これに対して本発明の座椅子は、後ろに寄りかかる
と言うよりはむしろ、前方に屈むような態勢を取らせる
座椅子である。本発明の座椅子に座った上述のバランス
の崩れたヒト(背中が反ったヒト)は、仙骨を突出部と
接するように姿勢を矯正することにより、第3腰椎の位
置と重心線の位置が一定の距離を保つため、実際に前屈
みの感覚を有する座位を取る。本発明の座椅子は、反り
返った姿勢を有する現代人を、バランスの取れた座位に
導くように機能する。
【0025】本発明の座椅子に座って、突出部に仙骨が
接することにより第3腰椎と重心線が約15cmの距離
を取った状態に位置するプレイヤーは、バランスの取れ
た骨格を有する人と同様に、身体、特に腰と大腿部の筋
肉に負担をかけずに(その筋肉が無理に伸びたり縮んだ
りせずに)、前屈運動を実施することが可能である。
【0026】以下に、本発明の座椅子の一実施形態の構
造的特徴とそれに伴う利点を、図面を参照しつつ説明す
る。
【0027】まず第一に、図5に表されるように、本発
明の座椅子は、座部(1)と背もたれ部(2)とを備
え、座部(1)の一方の端部と背もたれ部(2)の端部
とが変曲点(S)において一体化されている。
【0028】本発明の座椅子の第一の構成要素である座
部(1)は、床面等の座椅子の接地面と平行な底面(1
c)から所定の厚み(h)を有し、前記一体化部位(変
曲点S)から延びる水平面(1a)と、水平面(1a)
と連続する傾斜面(1b)とを備えるという特徴を有す
る。好ましくは座部(1)の厚み(h)は、50〜15
0mmである。なお、座部(1)の厚み(h)を調節す
るために、座部(1)の下敷きとして、1cm程度の厚
さを有する板状部材を底面(1c)下に配設することが
できる。
【0029】本発明の座椅子を使用する際、プレイヤー
は座部の水平面(1a)に臀部を接し、傾斜面(1b)
に沿って大腿部を接するように座位姿勢を取る。すると
可変である座部(1)の厚み(h)と傾斜面(1b)に
よって、背骨の反ったプレイヤーは前傾姿勢を取ること
になり、プレイヤーの身体の第3腰椎は前方から後方に
位置がスライドする状態となる。このように大腿部を傾
斜面(1b)と接して、前屈みの姿勢を導かれることに
よって、プレイヤーが前屈運動を実施する際に、膝の部
分が屈曲して脚が曲がるという不適切な前屈運動をする
ことを防止できる。
【0030】本発明の座部は、必須に水平面を有する
が、この面が前記変曲点(S)(一体化部位)に向かっ
て、臀部が沈み込むことを許容するように傾斜すること
は、避けなければならない。本発明の座椅子の座部とし
て好ましくは、水平面(1a)と底面(1c)が平行で
あり、それに底部(1)の他方の端点(u)へ向かって
下降する傾斜面(1b)が交差する、台形断面を有する
ものが挙げられる。
【0031】本発明の座椅子の第二の構成要素である背
もたれ部(2)は、その表面に、座部(1)との一体化
部位(変曲点S)から5〜25cm離隔した箇所(l)
で頂点Tを有する突出部(2a)を備えるという特徴を
有する。この突出部(2a)の頂点(T)の背もたれ部
(2)の表面からの高さ(w)は、最大で5〜50mm
である。
【0032】上述のように、バランスの取れた立位姿勢
においては、第3腰椎椎体前部(点Q)と重心線(点
R)との距離は約5cmである(図2参照)。これが、
バランスの崩れた(腰が反った)立位姿勢では、第3腰
椎椎体前部(点Q)と重心線(点R)との距離が短くな
る(図3参照)。バランスの取れたヒトの状態を座位に
切り換えると、上半身がやや前傾するなどの効果で、第
3腰椎椎体前部(点Q)と重心線(点R)との距離は、
約15cmと広がることとなる(図4参照)。
【0033】しかしながら、腰の反ったプレイヤーは座
位を取っても腰が反っているため、第3腰椎椎体前部が
前方に位置して重心線との距離が縮む。これを矯正する
ために、第3腰椎を後方にスライドさせて前傾姿勢を取
るようにする仙骨の正しい位置を確認する目的で、突出
部(2a)に仙骨を接するように座位を取る。つまり、
突出部(2a)は、仙骨を後方から押圧するためのもの
であり、従ってその位置はプレイヤーの体格等に合わせ
て適宜変更することができる。
【0034】もし、突出部(2a)が、仙骨の位置より
高い場合には、後述の座布団部(3)の高さを調節し
て、座位の際の仙骨の位置を突出部(2a)の位置に合
わせるようにする。この突出部(2a)と、上述の座部
(1)の厚みと傾斜面(1b)により、プレイヤーは、
第3腰椎椎体前部と重心線との距離を15cmに近づ
け、結果としてバランスの取れた座位姿勢を取ることが
できる。
【0035】所で本発明の座椅子では、リクライニング
シートのように背もたれ部が座部に対して180度に近
い鈍角を形成するように配置されると、プレイヤーが背
もたれ部によりかかる姿勢をとることになって好ましく
ない。本発明の座椅子の背もたれ部は、座部に対して少
なくとも垂直に、好ましくは前方に傾斜するように配置
される。
【0036】即ち本発明の座椅子では、前記背もたれ部
(2)に配置された突出部(2a)の頂点(T)と前記
座部(1)と背もたれ部(2)の一体化部位(変曲点
S)とを結ぶ直線と、前記座部(1)のもう一方の端部
(端点U)と前記一体化部位(変曲点S)とを結ぶ直線
とで形成される角度(α)は、直角若しくは鋭角である
という特徴を有する。αが直角若しくは好ましくは鋭角
であるために、本発明の座椅子に腰掛けたプレイヤー
は、自然と前傾姿勢をとるように姿勢が導かれる。角度
αは、好ましくは70〜90度、より好ましくは75〜
90度、さらに好ましくは80〜90度である。
【0037】さらに本発明の座椅子の任意の第三の構成
要素である座布団部(3)は、座位での姿勢のバランス
を取るためのものであり、所定の厚みのシート状部材か
らなる。座布団部(3)は、座部(2)の水平面(1
a)に複数個配設される。各座布団部は厚みが異なって
も良い。図5は、互いに等しい表面面積で、等しい水平
面(1a)からの異なる厚みを有する二つの座布団部
(3a、3b)を表す。
【0038】体の左右のバランスを補正するために、本
発明の座椅子を使用する場合、右と左で異なる厚みを有
する座布団部を配設しても良い。ほとんどの現代人は、
右肩上がり若しくは右肩下がりの骨格を有しており、こ
の状態は座位を取った場合にも当てはまる。そこで、右
肩上がりの場合には、左側の座布団部の高さを右側より
高く取り、本発明の座椅子で座位を取った場合に肩の高
さが水平になるようにする。上記座布団部は、このよう
にバランスのくずれを補正するように機能する。
【0039】上記の構成要素を有する本発明の座椅子
は、ウレタン、発泡ウレタン、ウレタンフォーム、チッ
プウレタン、低反発ウレタンフォーム、ポリウレタン、
コルマビーズ、ポリエチレン、低反発マイクロフォー
ム、スポンジ、衝撃吸収シート、発泡スチロール、プラ
スチック、木材、及びこれらの組み合わせから選択され
る材料から構成されてもよい。
【0040】好ましくは、座部は発泡スチロール若しく
はプラスチック等の比較的固い材料から成り、座布団部
はそれに対してウレタン若しくは衝撃吸収シート等の柔
らかい材料から成る。これにより、座り心地がよい一方
で、確実に座位前屈運動が実施できる座椅子が提供でき
る。
【0041】さらに、本発明の座椅子を使用して、バラ
ンスの取れたヒトが実施するのと同じ状態で実施可能な
コンディショニング方法が可能である。用語、「コンデ
ィショニング」の意味は、上述の通りである。これは体
の筋肉や骨格に向けられる運動という点で従来のストレ
ッチと同義であるが、ストレッチが筋肉の痛みや負担を
伴う運動を意味しがちであるのに対して、「コンディシ
ョニング」は当該プレイヤーに最も適切な運動を提供す
ることを意味する点で異なる。
【0042】本発明のさらなる実施形態として、本発明
の座椅子と、さらなるクッションとを併用して、上述の
コンディショニング方法を実施することが挙げられる。
このさらなるクッションは、市販品の座布団若しくは抱
き枕などが好適である。本発明の座椅子を使用して前傾
気味となった姿勢で抱き枕を抱えることにより、前方へ
の前屈運動がさらに実施しやすくなる点が、抱き枕を併
用する際の特徴である。
【0043】図6は、本発明の座椅子の応用的なイメー
ジ図を表す。座部の水平面と傾斜面が一体となって流線
型を構成し、さらに背もたれ部の突出部が、背もたれ部
全体の半分の長さ(図6A)及び背もたれ部全体の長さ
(図6B)を構成する、二つのパターンが記載されてい
る。図6の座椅子は例えば、発泡成形、ブロー成形等の
公知の手段によって製造することができる。
【0044】従来のストレッチは、筋肉を無理に伸ばし
たり縮めたりすることによって、筋肉の痛みの感覚を伴
うものであったが、発明者の企図するコンディショニン
グは、体に痛みを伴わず、人間の骨格上自然な状態を維
持する一方で、無理なく筋肉及び神経系に刺激を与える
ことを目指すものである。この原理は、人間の身体の構
造上、重力に従ったバランスラインを獲得することによ
って、筋肉の緊張状態を自然に解くという特性に基づい
ている。このような観点から、体の反り返ったプレイヤ
ーに対して、バランスの取れた状態で実施する前屈運動
の感覚を覚えてもらい、その感覚を基に人間の自然な骨
格の構造を理解してもらうことが、本発明の座椅子を使
用する目的である。
【0045】以下に本発明の非制限的な実施例を記載す
る。
【0046】
【実施例】実施例1 本発明の座部を、ウレタンフォーム(座椅子A)、低反
発ウレタンフォーム(座椅子B)、ポリウレタン(座椅
子C)、プラスチック(座椅子D)の各材料で作製し
た。同時に座椅子Eを、座部と背もたれ部をプラスチッ
ク、座布団部を発泡ウレタンを選択して作製した。これ
らの座椅子A〜Eにそれぞれについて、座り心地、並び
に前屈運動の補助機能を比較したところ、座椅子Eがそ
の使用性に優れていることを見出した。
【0047】以下の実施例2〜8において、実施例1で
作製した座椅子Eを使用した場合の、コンディショニン
グによる効果を確認する。
【0048】実施例2 背中の反った立位姿勢を有するA(30歳・男性)は、
平らな床で長座姿勢(脚を前方にそろえて伸ばす座位姿
勢)を取った場合、後方にのけぞって倒れそうになって
いた。Aは長座する際には従来の安楽椅子を使用する必
要があった。
【0049】そのAが、一日5分間、本発明の座椅子を
使用して長座姿勢をとり、そのコンディショニングを1
週間続けることによって、バランスを取れた座位姿勢を
身につけ、安楽椅子の使用の必要なく平らな床で長座姿
勢をとることができるようになった。このコンディショ
ニングによって、Aはやがて立位時でも背中の反りが矯
正されて、本発明の座椅子を使用したコンディショニン
グを1ヶ月続けることにより、バランスの取れた立位姿
勢を有するようになった。
【0050】実施例3 背中の反った立位姿勢を有するB(27歳・女性)は、
平らな床で長座姿勢を取った場合、後方に体がのけぞる
ため、前屈ストレッチが全くできなかった。つまり背中
が反った状態で前屈しても、伸ばした指が脚に沿って全
く前方に移動しなかった(前屈率=0cm)。そればか
りか膝が浮いて大腿部に無理な筋肉の緊張を感じるた
め、前屈運動を苦痛に感じていた。
【0051】そのBが、一日5分間、本発明の座椅子を
使用して長座姿勢をとり、そのコンディショニングを5
日間続けることによって、徐々にストレッチのポーズの
中で、背中を反らせるという筋肉の緊張をほどいて脱力
することを覚え、5日後からこの5分間のコンディショ
ニングを1日2回実施するようになり、10日後には前
屈率が10cmに向上した。さらにその脱力状態を立位
でも身につけ、本発明の座椅子を使用したコンディショ
ニングを1ヶ月続けることにより、バランスの取れた立
位姿勢を有するようになった。
【0052】実施例4 バランスの崩れた立位姿勢を有するC(21歳・男性)
もまた、実施例2のBと同様に前屈率が0cmであっ
た。Cは自分の背中の反り返った状態を矯正することを
強く望んでいた。
【0053】Cは、本発明の座椅子を使用するコンディ
ショニングを実施したが、その際に座部の下方に1cm
の高さを有する板状のマットを使用した。これにより座
部が一定の厚みを有するようになった。このコンディシ
ョニングを、1回5分間で一日2回実施し始め、わずか
1週間の継続的な実施により、約20cmの前屈運動能
力を獲得した。
【0054】実施例5 アキレス腱を痛めたD(32歳・男性)は、その怪我の
状態の回復のために前屈運動が好ましいことを知り、本
発明の座椅子を使用するコンディショニングを実施し
た。
【0055】Dは、1回5分間で一日2回、このコンデ
ィショニングを実施することによって、一日でアキレス
腱の痛みが解消した。Dは自ら工夫して、前屈をする際
に足の甲を地面に垂直に立てるようにした。Dは平らな
床では自分の足の甲をつかんで前屈を実施することはで
きなかったが、本発明の座椅子を使用して、いくらか前
傾姿勢に矯正されたため、足の甲に手が届くようになっ
た。その結果、前屈運動と同時にアキレス腱を伸ばす運
動を実施することができ、アキレス腱の痛みの解消を達
成できた。
【0056】実施例6 E(25歳・女性)は、体のバランス、特に左右のバラ
ンスが悪く、常に右肩に力が入っているため、右肩が左
肩と比較して上がっている状態にあり、慢性的に右肩の
凝りに苦しんでいた。
【0057】このEが、本発明の座椅子を使用したコン
ディショニングに挑戦した。Eは前屈運動の実施の際、
本発明の座椅子の座布団部を右が0cmで左が1cmに
なるように調節した。この状態で手を前方に伸ばした際
に、右手を前に伸ばすように意識して、両手の先が体と
平行になるように意識しながら前屈運動を一日1回5分
間、約10日間実施した。その結果、右肩の脱力を覚
え、立位でも左右の肩が同じ高さとなり、自然と肩凝り
も解消した。
【0058】実施例7 腰痛に悩んでいるF(50歳・男性)は、腰痛解消の目
的で、開脚での前屈運動時における前屈率の向上を意図
していた。
【0059】Fが本発明の座椅子を使用した、1回5分
間で一日二回のコンディショニングを実施すると、実施
例1のA及び実施例2のBと同様に、実施後10日間で
バランスの取れた立位姿勢を獲得した。その結果、腰痛
はすっかり解消した。開脚前屈は、脚を閉じた長座姿勢
での前屈よりも背中の反りを矯正する効果が高く、この
コンディショニングの実施前に0cmであったFの開脚
時の前屈率は、10日後で15cmに達していた。
【0060】実施例8 高齢のため運動能力の非常に劣るG(70歳・女性)
は、運動能力の向上の目的で本発明の座椅子を使用し
た。
【0061】本願発明の座椅子を使用するコンディショ
ニングを、一日2回、1回5分間、それを10週間続け
ることによって、Gは次第に前屈運動が可能になり、1
0週間後には一人で前方回転(でんぐり返し)ができる
ようになった。
【0062】
【発明の効果】このように本願発明の座椅子を使用する
コンディショニングにより、背中の反り返った現代人の
立位姿勢を、座位を矯正することによってバランスの取
れた立位姿勢に戻すことが可能である。その結果とし
て、肩凝りや腰痛などの骨格のバランスの崩れに基づく
症状を解消でき、または運動能力の向上が達成できる。
【0063】さらに、本願発明の座椅子を使用して、バ
ランスの取れた立位姿勢を体感し、その際の骨格の状態
を認識することによって、自分の崩れた骨格を矯正する
意識とその矯正の方向性を持つことができる点が、本願
発明の利点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、アッシュサイクルを説明する図であ
る。
【図2】 図2は、バランスの取れたヒトの立位姿勢を
表す図である。
【図3】 図3は、バランスの崩れたヒトの立位姿勢を
表す図である。
【図4】 図4は、バランスの取れたヒトの座位姿勢を
表す図である。
【図5】 図5は、本発明のコンディショニング用座椅
子を表す図である。
【図6】 図6は、本発明の座椅子の応用的なイメージ
を表す図である。
【符号の説明】
1 座部 1a 水平面 1b 傾斜面 1c 底面 2 背もたれ部 2a 突出部 3 座布団部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣戸 邦郎 東京都三鷹市井の頭4−15−14 (72)発明者 廣戸 健太郎 千葉県八千代市ゆりのき台2−14−5ユ イ・アルブール1−103 Fターム(参考) 3B091 CA01 CA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部(1)と、背もたれ部(2)とから
    なる座椅子であって、前記座部(1)の一方の端部と前
    記背もたれ部(2)の端部が変曲点Sにおいて一体化さ
    れており、前記背もたれ部(2)の表面において、前記
    変曲点Sから5〜25cm(l)離隔した箇所に頂点T
    を有する突出部(2a)が形成されており、頂点Tと変
    曲点Sとを結ぶ直線と、前記座部(1)の他方の端部の
    端点Uと変曲点Sとを結ぶ直線とで形成する角αが直角
    若しくは鋭角であることを特徴とする座椅子。
  2. 【請求項2】 前記突出部(2a)の頂点Tの前記背も
    たれ部(2)表面からの高さ(w)が5〜50mmであ
    ることを特徴とする、請求項1記載の座椅子。
  3. 【請求項3】 前記座部(1)が、前記変曲点Sから延
    びる水平面(1a)と、当該水平面(1a)と連続する
    傾斜面(1b)と、当該水平面(1a)と平行な底面
    (1c)とを備える台形断面を有することを特徴とす
    る、請求項1または2記載の座椅子。
  4. 【請求項4】 前記座部(1)の前記水平面(1a)と
    前記底面(1c)で形成する厚み(h)が可変であるこ
    とを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    の座椅子。
  5. 【請求項5】 所定の厚みの複数の座布団部(3a、3
    b)が、前記水平面(1a)上に配設されたことを特徴
    とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の座椅
    子。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    座椅子を使用することを特徴とする、座位前屈によるコ
    ンディショニング方法。
  7. 【請求項7】 身体の表面でクッションを抱くことをさ
    らに含む、請求項6記載のコンディショニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6482714B1 (ja) * 2018-10-05 2019-03-13 祐二 ▲片▼江 Ct検査用座位補助椅子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6482714B1 (ja) * 2018-10-05 2019-03-13 祐二 ▲片▼江 Ct検査用座位補助椅子
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