JP2002335352A - 移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末

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JP2002335352A
JP2002335352A JP2001141739A JP2001141739A JP2002335352A JP 2002335352 A JP2002335352 A JP 2002335352A JP 2001141739 A JP2001141739 A JP 2001141739A JP 2001141739 A JP2001141739 A JP 2001141739A JP 2002335352 A JP2002335352 A JP 2002335352A
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communication terminal
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JP2001141739A
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Masahiro Iguchi
雅博 井口
Shigeto Kimura
成人 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の通信接続サービスとインターネットを
経由するインターネット・テレホンサービスとを効果的
に使い分け、しかもユーザによるアクセスポイントの選
択とそのアクセス情報の入力を行わなくても常に最適な
アクセスポイントに対しアクセスできるようにする。 【解決手段】 発呼時に公衆網NW1から自端末の現在
位置情報を取得し、この現在位置情報と予め用意したI
TSP検索テーブルとをもとに常に最寄りのITSPア
クセスポイントを検索して、このITSPアクセスポイ
ントに対しPPP接続又はIP接続のための発呼手順を
実行するようにしている。また上記ITSPアクセスポ
イントの検索結果をもとに、自端末から当該ITSPア
クセスポイントまでの通信料金xを算出し、この通信料
金xが予め設定したしきい値Xmaxより安価な場合にの
みインターネット・テレホンサービスを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機など
の移動通信端末に係わり、特にインターネットに代表さ
れるコンピュータ・ネットワークを経由してパケットに
よる通信を行う機能を備えた移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ニーズの増大や種々の通信ネ
ットワークの拡充に伴い、ユーザ間で行われる電話通信
が増大している。また通信エリアについても、市内や県
内などの比較的限定された地域に限らず、県外はもとよ
り国を超えて行われることも多くなっている。しかし、
加入者ネットワークを利用した遠距離通信は一般に通信
料金が高く、ユーザにとっては大きな負担になる。
【0003】そこで、従来インターネットを利用したテ
レホンサービスが提供されている。このインターネット
・テレホンサービスは、例えば自宅の固定電話機或いは
パーソナル・コンピュータから加入者線を介して最寄り
のインターネット・テレホン・サービスプロバイダ(以
後ITSPと使用する)のアクセスポイントに対しPP
P(Point-to-Point Protocol)接続し、通信相手端末
が存在する地域に設置されたITSPアクセスポイント
までの通信パスを加入者ネットワークからインターネッ
トに置き換える技術であり、通信料金を低く抑えること
ができる。
【0004】一方、近年携帯電話機などの移動通信端末
が急速に普及しており、ユーザはこの移動通信端末を携
帯することで、必要なときに場所を選ばずに所望の通信
相手との間で通話をすることができるようになってい
る。また、最近の移動通信端末は、通話機能に止まらず
インターネットアクセス機能を備えたものが増えてお
り、このインターネットを経由して電子メールの伝送や
ウエブページ情報のダウンロードなども頻繁に行われる
ようになっている。そして、このようなインターネット
アクセス機能を応用して、移動通信端末にインターネッ
ト・テレホンサービス機能を搭載することも検討されて
いる。インターネット・テレホンサービス機能を持つこ
とで、移動通信端末を使用して例えば国際通話を行う場
合にも通信料金を安価にすることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、移動通信端
末においてインターネット・テレホンサービス機能を使
用して発呼する場合、移動通信端末の移動に応じて最寄
りのITSPアクセスポイントも変化する。このため、
常に通信料金が最も安価になるITSPアクセスポイン
トに対しPPP接続或いは直接IP接続するには、ユー
ザは移動するごとにその都度最寄りのITSPアクセス
ポイントの電話番号を調べて端末に入力し直さなければ
ならず、ユーザにとっては非常に手間がかかる。
【0006】また、インターネット・テレホンサービス
機能を有する通信端末において、発呼に際し加入者ネッ
トワークによる通常の通信サービスを選択するか、或い
はインターネットを経由するインターネット・テレホン
サービスを選択するかは、通信相手端末の存在位置に応
じて発呼ユーザ自身が決定するのが一般的である。この
ため、発呼に際しユーザは通信相手端末の現在位置を把
握する必要がある。しかし、通信相手端末が移動通信端
末の場合にはその存在位置を発呼ユーザが常に把握する
ことは困難である。
【0007】したがって、例えば通信相手端末が海外に
いるにもかかわらず通常の通信サービスを選択して高額
の通信料金を請求されたり、反対に通信相手端末が比較
的近くにいるにもかかわらずインターネット・テレホン
サービスを選択して通話品質の低下を余儀なくされる場
合があり、通常の通信サービスとインターネット・テレ
ホンサービスとを効果的に使い分けることができなかっ
た。
【0008】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その第1の目的は、ユーザによるアクセスポイン
トの選択とそのアクセス情報の入力を行わなくても、常
に最適なアクセスポイントに対しアクセスできるように
し、これによりインターネット・テレホンサービスを使
用する場合の発呼操作性の向上を図った移動通信端末を
提供することである。
【0009】また第2の目的は、通信相手端末の移動位
置に応じて常に最適な通信サービスを選択できるように
し、これにより加入者ネットワークを使用する通常の通
信サービスとインターネットを経由するインターネット
・テレホンサービスとを効果的に使い分けることが可能
な移動通信端末を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の発明は、コンピュータ・ネットワークを
介してパケット通信を行う第1の通信サービス機能を使
用して通信端末との間に通信パスを確立し通信を行う移
動通信端末において、端末の使用が想定される複数の地
域の位置情報に対応付けて、当該地域で利用可能な前記
コンピュータ・ネットワークへのアクセスポイントに関
するアクセス情報を記憶したメモリテーブルを設け、発
呼要求が入力された場合に、自端末の現在位置を表す位
置情報を取得して、この位置情報をもとに当該位置情報
に対応するアクセスポイントに関するアクセス情報を上
記メモリテーブルから検索する。そして、発呼制御手段
により、この検索されたアクセスポイントに関するアク
セス情報をもとに、当該アクセスポイントとの間で上記
第1の通信サービスによる通信パスを確立するための発
呼手順を実行するようにしたものである。
【0011】したがって第1の発明によれば、端末が移
動しても、常にその現在位置に応じた最適なアクセスポ
イントがメモリテーブルから検索され、このアクセスポ
イントに対し発呼が行われる。このため、発呼に際しユ
ーザはアクセスポイントの選択とそのアクセス情報の入
力を行う必要がなくなり、これにより操作性が改善され
る。
【0012】また第1の発明は、上記発呼制御手段にお
いて、検索されたアクセスポイントに関するアクセス情
報をもとに当該アクセスポイントとの間の通信料金を算
出して、この通信料金の算出値を予め定めたしきい値と
比較する。そして、この比較の結果、通信料金の算出値
がしきい値以下の場合に、上記第1の通信サービスを選
択してこの第1の通信サービスによる通信パスを確立す
るための発呼手順を実行することも特徴とする。
【0013】さらに移動通信端末が、上記比較の結果通
信料金の算出値がしきい値より大きい場合には、加入者
ネットワークを使用してパケットを使用しない通信を行
う第2の通信サービス機能を選択し、この第2の通信サ
ービスによる通信パスを確立するための発呼手順を実行
する。
【0014】このような制御を行うことで、移動先でア
クセスポイントを選択する際に、このアクセスポイント
までの通信料金がしきい値以下の場合にのみ第1の通信
サービス機能による通信パスが確立されることになる。
このため、通信料金が割高なアクセスポイントに対しア
クセスする不具合がなくなる。また、通信料金がしきい
値以下となるアクセスポイントが見付からない場合に
は、加入者ネットワークを利用する通常の第2の通信サ
ービスが選択される。したがって、常に通信料金が安価
な側の通信サービスが選択されることになり、これによ
り通信料金を常に安価に維持することができる。
【0015】さらに第1の発明は、上記発呼制御手段に
おいて、アクセスポイントまでの通信料金の算出値とし
きい値との比較結果をもとに、確立しようとする通信パ
スが第1の通信サービスによる通信パスであるか第2の
通信サービスによる通信パスであるかをユーザに報知す
ることも特徴とする。このようにすることで、ユーザは
発呼ごとにどの通信サービスが選択されたかを確認する
ことができる。
【0016】一方、前記第2の目的を達成するために第
2の発明は、コンピュータ・ネットワークを介してパケ
ット通信を行う第1の通信サービス機能と、加入者ネッ
トワークを使用してパケットを使用しない通信を行う第
2の通信サービス機能とを備え、これらの通信サービス
機能を選択的に使用して通信端末との間に通信パスを確
立し通信を行う移動通信端末において、発呼要求が入力
された場合に、通信端末の現在位置を表す位置情報を取
得し、この取得された位置情報をもとに当該通信端末が
所定の地域内に存在するか否かを判定する。そして、こ
の判定結果に応じて、上記第1及び第2の通信サービス
のうち適切な通信サービスを選択し、この選択した通信
サービスによる通信パスを確立するための発呼手順を実
行するようにしたものである。
【0017】具体的には、通信端末が所定の地域内に存
在すると判定された場合には、通信端末は比較的近くに
存在しているものと判断して第2の通信サービスを選択
し、一方通信端末が所定の地域内に存在しないと判定さ
れた場合には、通信端末は海外などのように遠方に存在
しているものと判断して第1の通信サービスを選択す
る。
【0018】したがって第2の発明によれば、通信端末
の現在位置に応じて、加入者ネットワークを利用する通
常の通信接続サービスと、インターネットを利用するイ
ンターネット・テレホンサービスとが自動選択される。
すなわち、通信端末が移動通信端末の場合のようにその
位置をユーザが把握できなくても、通信端末の現在位置
に応じて常に最適な通信サービスが選択される。このた
め、通信端末の現在位置に応じて、通信料金を安価に維
持することができる。
【0019】また第2の発明は、通信端末が所定の地域
内に存在しないと判定された場合に、当該通信端末が存
在する地域にコンピュータ・ネットワークへのアクセス
ポイントが設置されているか否かを判定し、アクセスポ
イントが設置されている場合に第1の通信サービスを選
択し、アクセスポイントが設置されていない場合には第
2の通信サービスを選択することも特徴とする。
【0020】このようにすると、例えば通信相手の端末
が国内の過疎地域或いは発展途上国のようにITSPの
アクセスポイントが設置されていない地域に存在する場
合には、コンピュータ・ネットワークを利用する第1の
通信サービスが選択されることを未然に防ぐことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1は、この発明に係わる通信ネ
ットワークシステムの一実施形態を示す概略構成図であ
る。このシステムは複数の公衆網(図では2つの公衆網
NW1,NW2を例示)を備えている。これらの公衆網
NW1,NW2はそれぞれ有線加入者網と移動通信網と
を含んでおり、移動通信網にはそれぞれ複数の基地局B
S1,BS2が接続されている。携帯端末MS1,MS
2は、無線チャネルを介して最寄りの基地局BS1,B
S2に接続され、この基地局BS1,BS2から公衆網
NW1,NW2に接続される。
【0022】また、各公衆網NW1,NW2は図示しな
い網間接続網を介して相互に接続されると共に、インタ
ーネットINWを介して相互に接続される。この公衆網
NW1,NW2とインターネットINWとの間の接続
は、複数のインターネット・テレホン・サービスプロバ
イダ(ITSP)SP11,SP12,…を介して行わ
れる。すなわち、このシステムは音声通信サービスとし
て、公衆網NW1,NW2及び網間接続網による通常の
通信サービスと、インターネットINWによるパケット
通信を利用したインターネット・テレホンサービスとを
提供する。
【0023】ところで、携帯端末MS1,MS2は次の
ように構成される。図2はその機能構成を示すブロック
図である。この携帯電話端末は、無線部1と、ベースバ
ンド部2と、入出力部3と、電源部4とから構成され
る。
【0024】同図において、入出力部3のマイクロホン
32から出力されたユーザの送話音声信号は、ベースバ
ンド部2のオーディオエンコーダ24に入力される。オ
ーディオエンコーダ24は、上記送話音声信号をGSM
−AMR形式などの所定の符号化形式で符号化し、この
符号化オーディオデータを多重分離部22及びパケット
変換部27にそれぞれ供給する。またカメラ(CAM)
31から出力された画像信号は、ベースバンド部2の画
像エンコーダ23に入力される。画像エンコーダ23
は、上記画像信号を例えばMPEG4(Moving Picture
Coding ExpertsGroup 4)形式又はJPEG(Joint Ph
otographic Coding Experts Group)形式に従い符号化
処理し、この符号化された画像データを上記多重分離部
22及びパケット変換部27にそれぞれ供給する。
【0025】パケット変換部27は、上記画像エンコー
ダ23から供給される画像データ及びオーディオエンコ
ーダ24から供給されるオーディオデータをパケット化
し、このパケットデータを上記多重分離部22に供給す
る。なお、このパケット化処理は、主制御部21におい
てパケット通信を使用するインターネット・テレホンサ
ービスが選択された場合にのみ行われる。
【0026】多重分離部22は、上記画像エンコーダ2
3から供給される画像データとオーディオエンコーダ2
4から供給されるオーディオデータ、又は上記パケット
変換部27から供給されるパケットデータを、例えばIT
UT H.223で規定される多重化フォーマットに従い多重化
する。上記画像データ及びオーディオデータを多重する
のか、上記パケットデータを多重するのかは、後述する
主制御部21から指示される。この多重分離部22から
出力された送信マルチメディア情報は、主制御部21に
おいてさらに発呼先番号などの種々制御情報が多重化さ
れたのち、無線部1の送信回路(TX)15に供給され
る。
【0027】送信回路15は、変調器、周波数変換器及
び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、変調器
でディジタル変調されたのち、周波数変換器により周波
数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号と
ミキシングされて無線周波信号に周波数変換される。変
調方式としては、QPSK(Quadriphase Phase Shift
Keying)方式及び拡散符号を使用するスペクトラム拡散
方式が用いられる。そして、この生成された送信無線周
波信号は、送信電力増幅器で所定の送信レベルに増幅さ
れたのち、アンテナ共用器(DUP)12を介してアン
テナ11に供給され、このアンテナ11から基地局BS
1,BS2に向け送信される。
【0028】一方、基地局BS1,BS2から無線チャ
ネルを介して到来した無線周波信号は、アンテナ11で
受信されたのちアンテナ共用器12を介して受信回路
(RX)13に入力される。受信回路13は、高周波増
幅器、周波数変換器及び復調器を備える。そして、上記
無線周波信号を低雑音増幅器で低雑音増幅したのち、周
波数変換器において周波数シンセサイザ(SYN)14
から発生された受信局部発振信号とミキシングして受信
中間周波信号又は受信ベースバンド信号に周波数変換
し、その出力信号を復調器でディジタル復調する。復調
方式としては、例えばQPSK方式に対応した直交復調
方式と、拡散符号を使用したスペクトラム逆拡散方式が
用いられる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発
生される受信局部発振信号周波数は、ベースバンド部2
に設けられた主制御部21から指示される。
【0029】上記復調器から出力された復調信号はベー
スバンド部2に入力される。ベースバンド部2は、主制
御部21と、多重分離部22と、マルチメディア処理部
を構成する画像エンコーダ23および画像デコーダ25
と、音声コーデックを構成するオーディオエンコーダ2
4及びオーディオデコーダ26と、パケット変換部27
及びパケット逆変換部28と、メモリ(MEM)29と
を備えている。
【0030】メモリ29には、送受信メールや留守録デ
ータ等の送受信データや、電話帳データ、発着信履歴及
び各種制御データ等の管理用データがそれぞれ格納され
る。管理用データにはITSP検索テーブルが含まれ
る。ITSP検索テーブルには、当該携帯端末MS1,
MS2の使用が想定される複数の地域の位置情報(例え
ば国コード及び位置コード)に対応付けて、地域名とこ
の地域で利用可能な最寄りのITSPアクセスポイント
のアクセス情報が記憶されている。アクセス情報として
は、ITSPアクセスポイントに対し公衆網NW1,N
W2から割り当てられた電話番号が用いられる。図5
は、このITSP検索テーブルの構成の一例を示すもの
である。
【0031】上記復調信号は、主制御部21において制
御情報であるかマルチメディア情報であるかが識別さ
れ、マルチメディア情報であれば多重分離部22に供給
されてここでオーディオデータと画像データとに分離さ
れる。そして、オーディオデータはオーディオデコーダ
26に、また画像データは画像デコーダ25にそれぞれ
供給される。また、上記マルチメディア情報がパケット
データであれば、このパケットデータはパケット逆変換
部28に供給される。なお、制御情報には例えば公衆網
NW1,NW2から通知される発信元番号や、自端末及
び相手通信端末の位置情報などが含まれ、これらは主制
御部21において接続制御等を行うために使用される。
【0032】パケット逆変換部28は、受信パケットデ
ータからオーディオデータ及び画像データを分離し、こ
れらのデータをそれぞれ復号処理が可能な情報形式に変
換してオーディオデコーダ26及び画像デコーダ25に
供給する。オーディオデコーダ26は、供給されたオー
ディオデータを例えばGSM−AMR形式に従い復号処
理してオーディオ信号を再生し、この再生したオーディ
オ信号を入出力部3のスピーカ34から拡声出力する。
画像デコーダ25は、供給された画像データを例えばM
PEG4形式又はJPEG形式に従い復号処理して画像
信号を再生し、この再生した画像信号を図示しない表示
制御部を介して液晶表示器(LCD)33に供給して表
示させる。
【0033】なお、上記受信画像データは必要に応じて
主制御部21内のRAMに格納される。またLCD33
には、主制御部21により生成される自端末の動作状態
を表す種々情報、例えば電話帳や受信電界強度検出値、
バッテリの残量なども表示される。
【0034】なお、電源部4には、リチウムイオン電池
等のバッテリ41と、このバッテリ41を商用電源出力
(AC100V)をもとに充電するための充電回路42
と、電圧生成回路(PS)43とが設けられている。電
圧生成回路43は、例えばDC/DCコンバータからな
り、バッテリ41の出力電圧をもとに所定の電源電圧V
ccを生成する。
【0035】ところで、主制御部21は、マイクロプロ
セッサと、ROM及びRAM等からなる内部メモリとを
備えたもので、この発明に係わる制御機能として、自端
末位置取得機能21aと、相手端末位置取得機能21b
と、ITSP検索機能21cと、通信サービス選択機能
21dと、発呼制御機能21eとを備えている。
【0036】このうち先ず自端末位置取得機能21a
は、公衆網NW1,NW2から通知される国コード及び
位置コードを受信し、これらのコードを自端末の位置情
報として認識する。なお、携帯端末MS1,MS2にG
PS(Global Positioning System)受信機を設け、こ
のGPS受信機により受信されたGPS信号をもとに自
端末の緯度経度情報を算出し、この緯度経度情報をもと
に上記国コード及び位置コードを求めることも可能であ
る。
【0037】相手端末位置取得機能21bは、公衆網N
W1,NW2との間で着信先端末の位置情報を取得する
ための所定の制御手順を実行し、これにより着信先端末
が存在する地域の国コードおよび位置コードを受信す
る。
【0038】ITSP検索機能21cは、上記自端末位
置取得機能21aにより取得された自端末の国コード及
び位置コードをもとに、メモリ29に記憶されたITS
P検索テーブル(図5に例示)をアクセスし、このIT
SP検索テーブルから上記自端末の現在位置に対応する
最寄りのITSPアクセスポイントの電話番号を読み出
す。また、同様にITSP検索機能21cは、上記相手
端末位置取得機能21bが取得した相手端末の国コード
及び位置コードをもとに、メモリ29に記憶されたIT
SP検索テーブル(図5に例示)をアクセスし、このI
TSP検索テーブルから上記相手端末の現在位置に対応
する最寄りのITSPアクセスポイントの電話番号を読
み出す。
【0039】通信サービス選択機能21dは、上記IT
SP検索機能21cによる検索結果をもとに、通信サー
ビス(ベアラサービス)として、公衆網NW1,NW2
を使用する通常の通信サービスと、インターネットIN
Wを使用するインターネット・テレホンサービスとのう
ちの一方を選択する。
【0040】発呼制御手段21eは、上記通信サービス
選択機能21dにより選択された通信サービスの種別に
応じた通信パスを相手通信端末との間に確立するべく、
公衆網又はITSPアクセスポイントに対する発呼制御
を実行する。
【0041】次に、以上のように構成された携帯端末の
発呼制御動作を説明する。先ず、例えば固定電話機のよ
うに所在が判明している相手端末に対し発呼する場合に
ついて説明する。図3はその発呼制御手順と制御内容を
示すフローチャートである。
【0042】いま仮に携帯端末MS1において、ユーザ
が図示しない固定電話機を発呼先として発呼操作を行っ
たとする。そうすると、携帯端末MS1の主制御部21
は、先ずステップ3aにおいてユーザがキー入力部35
により入力した発呼先である相手通信端末の電話番号を
取り込み、この発呼先の電話番号を内部メモリに保存す
る。
【0043】次に主制御部21は、ステップ3bにおい
て自端末の位置情報を取得するための制御手順を実行
し、これにより公衆網NW1から送信された国コード及
び位置コードからなる位置情報を受信する。そして、ス
テップ3cにおいて、上記受信した国コード及び位置コ
ードをもとにITSP検索テーブルをアクセスして、こ
れらの国コード及び位置コードに対応する地域に設置さ
れた最寄りのITSPアクセスポイントの電話番号を読
み出す。
【0044】例えば、いま公衆網NW1から取得した国
コード及び位置コードがそれぞれ「XYh」、「02
h」だったとすると、図5に示すITSP検索テーブル
から、「千葉」に設けられたITSPアクセスポイント
の電話番号「043-YYY-ZZZZ」が読み出される。
【0045】続いて主制御部21は、ステップ3dにお
いて、上記ITSP検索テーブルから検索したITSP
アクセスポイントの電話番号「043-YYY-ZZZZ」をもと
に、自端末MS1から上記ITSPアクセスポイントま
での通信料金xを、予め記憶してある計算式に従い算出
する。そして、ステップ3eにおいて、この算出された
通信料金xを予め設定したしきい値Xmax と比較する。
このとき、しきい値Xmax は例えば同一県内の市外通話
料金の最大値に設定される。この比較の結果x<Xmax
であれば、上記検索したITSPアクセスポイントまで
の通信料金は安価であると判断し、通信サービスとして
インターネット・テレホンサービスを選択する。
【0046】インターネット・テレホンサービスが選択
されると、主制御部21は次にステップ3fにおいて、
上記ITSP検索テーブルから検索したITSPアクセ
スポイントの電話番号「043-YYY-ZZZZ」をもとに、IT
SPアクセスポイントに対しPPP接続のための発呼手
順を実行し、これによりITSPアクセスポイントとの
間にベアラをパケットに設定した通信パスを確立する
(ステップ3g)。なお、ITSPアクセスポイントと
の間の通信パスは、IP接続のための発呼手順を実行す
ることにより確立することも可能である。そして通信パ
スが確立されると、先に内部メモリに保存しておいた発
呼先である相手端末の電話番号をステップ3hによりI
TSPへ送出し、以後ステップ3iにおいてインターネ
ット・テレホンサービスの接続応答待ち状態となる。
【0047】一方、算出された通信料金xとしきい値X
max との比較の結果、x<Xmax でない場合には、主制
御部21は上記検索したITSPアクセスポイントまで
の通信料金は割高であり、インターネット・テレホンサ
ービスは好ましくないと判断し、通信サービスとして公
衆網NW1を使用する通常の通信サービスを選択する。
そして主制御部21は、ステップ3jでベアラを例えば
テレビジョン電話通信用のUDI(非制限ディジタル)
に設定し、先に内部メモリに保存しておいた発呼先の相
手端末の電話番号をもとに公衆網MW1に対し発呼す
る。そして、この発呼後ステップ3kに移行して、ここ
でUDI接続応答待ち状態となる。
【0048】以上述べたように図3に示した発呼手順で
は、発呼時に公衆網NW1から自端末の現在位置情報を
取得し、この現在位置情報と予め用意したITSP検索
テーブルとをもとに常に最寄りのITSPアクセスポイ
ントを検索して、このITSPアクセスポイントに対し
PPP接続或いはIP接続のための発呼手順を実行する
ようにしている。このため、携帯端末MS1がどの地域
に移動して発呼しても、発呼に際しユーザはその都度自
力でITSPアクセスポイントの選択とそのアクセス情
報の入力を行う必要がなくなり、これにより操作性は大
幅に向上する。
【0049】また、上記ITSPアクセスポイントの検
索結果をもとに、自端末から当該ITSPアクセスポイ
ントまでの通信料金xが算出され、この通信料金xが予
め設定したしきい値Xmax より安価な場合にのみインタ
ーネット・テレホンサービスが選択される。このため、
自端末からITSPアクセスポイントまでの距離が遠
く、インターネット・テレホンサービスを選択するとか
えって通信料金が割高になる場合には、インターネット
・テレホンサービスを選択せず公衆網NW1を使用する
通信サービスが選択される。したがって、常に通信料金
が安価な側の通信サービスが自動選択されることにな
り、これにより通信料金を常に安価に維持することがで
きる。
【0050】次に、携帯端末のように所在の把握が困難
な相手通信端末に対し発呼する場合について説明する。
図4はその発呼制御手順と制御内容を示すフローチャー
トである。
【0051】いま仮に携帯端末MS1において、ユーザ
が携帯端末MS2を発呼先として発呼操作を行ったとす
る。そうすると、携帯端末MS1の主制御部21は、先
ずステップ4aにおいてユーザがキー入力部35により
入力した発呼先である携帯端末MS2の電話番号を取り
込み、この発呼先電話番号を内部メモリに保存する。
【0052】次に主制御部21は、ステップ4bにおい
て自端末の位置情報を取得するための制御手順を実行
し、これにより公衆網NW1から送信された国コード及
び位置コードからなる位置情報を受信する。そして、ス
テップ4cにおいて、上記受信した国コード及び位置コ
ードをもとにITSP検索テーブルをアクセスして、こ
れらの国コード及び位置コードに対応する地域に設置さ
れた最寄りのITSPアクセスポイントの電話番号を読
み出す。
【0053】続いて主制御部21は、ステップ4dにお
いて携帯端末MS2の現在位置情報を取得するために、
公衆網NW1に対し当該端末の位置取得要求を送る。公
衆網NW1は、移動先の公衆網NW2から携帯端末MS
2に関する位置情報を取得し、この携帯端末MS2の位
置情報、つまり国コード及び位置コードを要求元の携帯
端末MS1に通知する。携帯端末MS1は、発呼先の携
帯端末MS2の位置情報を受信すると、ステップ4eに
おいてこの受信した国コード及び位置コードをもとにI
TSP検索テーブルをアクセスし、これらの国コード及
び位置コードに対応する地域に設置された最寄りのIT
SPアクセスポイントを検索する。
【0054】例えば、いま公衆網NW1から取得した発
呼先の携帯端末MS2の国コード及び位置コードがそれ
ぞれ「ZZh」、「02h」だったとすると、図5に示
すITSP検索テーブルから、「シカゴ」に設けられた
ITSPアクセスポイントの電話番号「XXX-YYY-ZZZZ」
が読み出される。また、発呼先の携帯端末MS2の国コ
ード及び位置コードがそれぞれ「ZZh」、「01h」
だったとすると、図5に示すITSP検索テーブルか
ら、最寄りのITSPアクセスポイントが存在しないこ
とを表す「none」が読み出される。
【0055】ITSP検索テーブルの検索結果が得られ
ると、主制御部21は先ずステップ4fにおいて、国コ
ードをもとに発呼先の携帯端末MS2は国内に存在する
のか或いは外国に存在するのかを判定する。そして、国
内に存在すると判定した場合には、通信サービスとして
公衆網NW1を使用する通常の通信サービスを選択す
る。そして、ステップ4gでベアラを例えばテレビジョ
ン電話通信用のUDI(非制限ディジタル)に設定し、
先に内部メモリに保存しておいた発呼先の相手端末の電
話番号をもとに公衆網MW1に対し発呼する。そして、
この発呼後ステップ4hに移行して、ここでUDI接続
応答待ち状態となる。
【0056】これに対し、発呼先の携帯端末MS2が外
国に存在すると判定した場合には、次にステップ4iに
おいて、ITSPの検索結果をもとに発呼先の携帯端末
MS2が存在する地域に適当なITSPアクセスポイン
トがあるか否かを判定する。この判定の結果、例えば上
記「シカゴ」の場合のように適当なITSPアクセスポ
イント(電話番号「XXX-YYY-ZZZZ」)が存在する場合に
は、通信サービスとしてインターネット・テレホンサー
ビスを選択する。
【0057】一方、判定の結果、例えば上記「ボスト
ン」の場合のようにその地域に適当なITSPアクセス
ポイントが存在しない(「none」)場合には、異国間の
通信接続であっても、通信サービスとして公衆網NW
1,NW2を使用する通常の通信サービスを選択する。
この通常の通信サービスを選択した場合の以後の発呼手
順は、先にステップ4g及び4hで述べた手順と同じで
ある。
【0058】さて、通信サービスとしてインターネット
・テレホンサービスが選択されると、主制御部21はス
テップ4jにおいて、先にITSP検索テーブルから検
索した自端末にとって最寄りのITSPアクセスポイン
トの電話番号、例えば「043-YYY-ZZZZ」をもとに、上記
最寄りのITSPアクセスポイントに対しPPP接続の
ための発呼手順を実行する。そして、当該ITSPアク
セスポイントとの間にベアラをパケットに設定した通信
パスを確立する(ステップ4k)。なお、ITSPアク
セスポイントとの間の通信パスは、IP接続のための発
呼手順を実行することで確立することも可能である。そ
して、この通信パスが確立されると、先に内部メモリに
保存しておいた発呼先である相手端末の電話番号をステ
ップ4mによりITSPへ送出し、以後ステップ4nに
おいてインターネット・テレホンサービスの接続応答待
ち状態となる。
【0059】以上述べたように図4に示した制御手順で
は、通信相手端末MS2の現在位置情報を取得して、こ
の通信相手端末MS2の位置情報と自端末MS1の位置
情報とから他国への発呼であるか否かを判定する。そし
て、他国への発呼の場合にインターネット・テレホンサ
ービスを選択し、一方国内への発呼の場合には公衆網を
使用する通信サービスを選択するようにしている。
【0060】したがって、通信相手端末の現在位置に応
じて、公衆網NW1,NW2を使用する通常の通信接続
サービスと、インターネットINWを利用するインター
ネット・テレホンサービスとが自動的に選択されること
になる。このため、通信相手端末がその位置を把握でき
ない携帯端末MS2だったとしても、その位置に応じて
常に最適な通信サービスを選択できる。したがって、通
信相手端末の現在位置に応じて通信料金を安価に維持す
ることができる。
【0061】また、上記インターネット・テレホンサー
ビスを選択する際に、通信相手端末が存在する地域に適
当なITSPアクセスポイントが存在するか否かを判定
し、ITSPアクセスポイントが存在する場合にのみイ
ンターネット・テレホンサービスを選択するようにして
いる。このようにすると、例えば通信相手端末が国内の
過疎地域或いは発展途上国のようにITSPのアクセス
ポイントが設置されていない地域に存在する場合に、イ
ンターネット・テレホンサービスが選択される不具合を
防止することができる。
【0062】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、図4に示した発呼手順では、
通信サービスとしてインターネット・テレホンサービス
を選択する際に、発呼端末からITSPアクセスポイン
トまでの通信料金を考慮しなかったが、図3に示した発
呼手順と同様に発呼端末からITSPアクセスポイント
までの通信料金を算出し、この通信料金がしきい値以下
の場合にのみインターネット・テレホンサービスを選択
するようにしてもよい。
【0063】また、図3及び図4に示した発呼制御にお
いて、通信サービス種別の選択結果、つまり公衆網を使
用する通常の通信接続サービスを選択するか又はインタ
ーネット・テレホンサービスを選択した場合に、その選
択結果をLCD33に表示するようにしてもよい。この
ようにすると、発呼ユーザは選択された通信サービス種
別を知ることができる。
【0064】また、ユーザが希望する通信サービス種別
を入力指定する機能を持たせてもよい。この場合、ユー
ザが希望した通信サービス種別と端末が自動選択した通
信サービス種別とが一致しなければ、その旨をLCD3
3に表示してユーザの選択指示を待って通信サービス種
別を決定するようにするとよい。
【0065】さらに、前記実施形態では移動通信端末と
してテレビジョン電話通信が可能な端末を例にとって説
明したが、音声通信のみが可能な移動通信端末にも本発
明は適用可能である。その他、移動通信端末の種類や構
成、加入者ネットワーク及びコンピュータ・ネットワー
クの種類とその構成、発呼制御手順とその内容等につい
ても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、端
末の使用が想定される複数の地域の位置情報に対応付け
て、当該地域で利用可能な前記コンピュータ・ネットワ
ークへのアクセスポイントに関するアクセス情報を記憶
したメモリテーブルを設け、発呼要求が入力された場合
に、自端末の現在位置を表す位置情報を取得して、この
位置情報をもとに当該位置情報に対応するアクセスポイ
ントに関するアクセス情報を上記メモリテーブルから検
索する。そして、発呼制御手段により、この検索された
アクセスポイントに関するアクセス情報をもとに、当該
アクセスポイントとの間で上記第1の通信サービスによ
る通信パスを確立するための発呼手順を実行するように
している。
【0067】したがって第1の発明によれば、ユーザに
よるアクセスポイントの選択とそのアクセス情報の入力
を行わなくても、常に最適なアクセスポイントに対しア
クセスすることができるようになり、この結果インター
ネット・テレホンサービスを使用する場合の発呼操作性
の向上を図ることが可能な移動通信端末を提供すること
ができる。
【0068】また第2の発明では、コンピュータ・ネッ
トワークを介してパケット通信を行う第1の通信サービ
ス機能と、加入者ネットワークを使用してパケットを使
用しない通信を行う第2の通信サービス機能とを備え、
これらの通信サービス機能を選択的に使用して通信相手
端末との間に通信パスを確立し通信を行う移動通信端末
において、発呼要求が入力された場合に、通信相手端末
の現在位置を表す位置情報を取得し、この取得された位
置情報をもとに当該通信相手端末が所定の地域内に存在
するか否かを判定する。そして、この判定結果に応じ
て、上記第1及び第2の通信サービスのうち適切な通信
サービスを選択し、この選択した通信サービスによる通
信パスを確立するための発呼手順を実行するようにして
いる。
【0069】したがって第2の発明によれば、通信相手
端末の移動位置に応じて常に最適な通信サービスを選択
できるようになり、これにより加入者ネットワークを経
由する通常の通信接続サービスとインターネットを経由
するインターネット・テレホンサービスとを効果的に使
い分けることが可能な移動通信端末を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる通信ネットワークシステム
の一実施形態を示す概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムで使用される携帯端末
の機能構成を示すブロック図。
【図3】 所在が判明している相手端末に対し発呼する
場合の発呼制御手順と制御内容を示すフローチャート。
【図4】 携帯端末のように所在の把握が困難な相手通
信端末に対し発呼する場合の発呼制御手順と制御内容を
示すフローチャート。
【図5】 ITSP検索テーブルの構成の一例を示す
図。
【符号の説明】
1…無線部 2…ベースバンド部 3…入出力部 4…電源部 11…アンテナ 12…アンテナ共用器(DUP) 13…受信回路(RX) 14…周波数シンセサイザ(SYN) 15…送信回路(TX) 21…主制御部 21a…自端末位置取得機能 21b…相手端末位置取得機能 21c…ITSP検索機能 21d…通信サービス選択機能 21e…発呼制御機能 22…多重分離部 23…画像エンコーダ 24…オーディオエンコーダ 25…画像デコーダ 26…オーディオデコーダ 27…パケット変換部 28…パケット逆変換部 29…メモリ(MEM) 31…カメラ(CAM) 32…マイクロホン 33…液晶表示器(LCD) 34…スピーカ 35…キー入力部 34…液晶表示器(LCD) 35…キー入力部 41…バッテリ 42…充電回路(CHG) 43…電圧生成回路(PS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109K 109M Fターム(参考) 5K024 AA76 CC11 GG10 5K025 AA08 BB06 DD06 KK08 5K051 BB02 CC01 CC02 FF16 GG03 HH27 JJ02 JJ13 5K067 AA34 BB04 BB21 EE04 FF03 FF04 GG01 HH05 HH22 HH23 5K101 LL12 NN48 QQ07 QQ11 SS08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・ネットワークを介してパ
    ケット通信を行う第1の通信サービス機能を備え、この
    通信サービス機能を使用して通信端末との間に通信パス
    を確立し通信を行う移動通信端末において、 複数の地域の位置情報に対応付けて、当該地域で利用可
    能な前記コンピュータ・ネットワークへのアクセスポイ
    ントに関する情報を記憶したメモリテーブルと、 発呼要求が入力された場合に、自端末の現在位置を表す
    位置情報を取得する位置取得手段と、 この位置取得手段により取得された位置情報をもとに、
    当該位置情報に対応するアクセスポイントに関する情報
    を前記メモリテーブルから検索するアクセスポイント検
    索手段と、 このアクセスポイント検索手段により検索されたアクセ
    スポイントに関する情報をもとに、当該アクセスポイン
    トとの間で、前記第1の通信サービスによる通信パスを
    確立するための発呼手順を実行する発呼制御手段とを具
    備したことを特徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】 前記発呼制御手段は、 前記アクセスポイント検索手段により検索されたアクセ
    スポイントに関するアクセス情報に基づいて、当該アク
    セスポイントとの間の通信料金を算出する手段と、 この通信料金の算出値を予め定めたしきい値と比較する
    手段と、 前記比較の結果、通信料金の算出値がしきい値以下の場
    合に前記第1の通信サービスを選択して、この第1の通
    信サービスによる通信パスを確立するための発呼手順を
    前記アクセスポイントとの間で実行する手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。
  3. 【請求項3】 移動通信端末が、加入者ネットワークを
    使用する2の通信サービス機能を備えている場合に、 前記発呼制御手段は、前記比較の結果通信料金の算出値
    がしきい値より大きい場合には前記第2の通信サービス
    を選択し、この第2の通信サービスによる通信パスを確
    立するための発呼手順を実行する手段を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項2記載の移動通信端末。
  4. 【請求項4】 前記発呼制御手段は、前記比較の結果を
    もとに、確立しようとする通信パスが前記第1の通信サ
    ービスによる通信パスであるか第2の通信サービスによ
    る通信パスであるかをユーザに報知する手段を、さらに
    備えることを特徴とする請求項3記載の移動通信端末。
  5. 【請求項5】 コンピュータ・ネットワークを介してパ
    ケット通信を行う第1の通信サービス機能と、加入者ネ
    ットワークを使用する行う第2の通信サービス機能とを
    備え、これらの通信サービス機能を選択的に使用して通
    信端末との間に通信パスを確立し通信を行う移動通信端
    末において、 発呼要求が入力された場合に、前記通信端末の現在位置
    を表す位置情報を取得する位置取得手段と、 この位置取得手段により取得された位置情報をもとに、
    当該通信端末が所定の地域内に存在するか否かを判定す
    る判定手段と、 この判定手段の判定結果に応じて前記第1及び第2の通
    信サービスの一方を選択し、この選択した通信サービス
    による通信パスを確立するための発呼手順を実行する発
    呼制御手段とを具備したことを特徴とする移動通信端
    末。
  6. 【請求項6】 前記発呼制御手段は、前記判定手段にお
    いて通信端末が前記所定の地域内に存在すると判定され
    た場合に前記第2の通信サービスを選択し、一方通信端
    末が前記所定の地域内に存在しないと判定された場合に
    は前記第1の通信サービスを選択することを特徴とする
    請求項5記載の移動通信端末。
  7. 【請求項7】 前記発呼制御手段は、通信端末が前記所
    定の地域内に存在しないと判定された場合に、当該通信
    端末が存在する地域に前記コンピュータ・ネットワーク
    へのアクセスポイントが設置されているか否かを判定
    し、アクセスポイントが設置されている場合に前記第1
    の通信サービスを選択し、アクセスポイントが設置され
    ていない場合には前記第2の通信サービスを選択するこ
    とを特徴とする請求項6記載の移動通信端末。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178038A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Sony Corp 通信装置、電話機、通信システム、通信方法及び通信プログラム

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