JP2002335297A - 信号分配送信装置及び信号合成受信装置 - Google Patents

信号分配送信装置及び信号合成受信装置

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JP2002335297A
JP2002335297A JP2001137640A JP2001137640A JP2002335297A JP 2002335297 A JP2002335297 A JP 2002335297A JP 2001137640 A JP2001137640 A JP 2001137640A JP 2001137640 A JP2001137640 A JP 2001137640A JP 2002335297 A JP2002335297 A JP 2002335297A
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Japan
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signal
data
frame
unit
systems
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Application number
JP2001137640A
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English (en)
Inventor
Tetsuomi Ikeda
哲臣 池田
Satoshi Okabe
岡部  聡
Kazuhiko Shibuya
一彦 澁谷
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送遅延時間が変動する複数系統に信号を分
配して送信し、分配して送信された信号を合成して元の
信号に復元することが可能な信号分配送信装置及び信号
合成受信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 所定単位の信号d1〜dnを複数系統1〜
nに順次切換え分配する分配手段11と、複数系統1〜
n毎に分配された所定単位の信号d1〜dnを収容し、収
容された所定単位の信号d1〜dnを所定数毎にフレーム
として送信するフレーム構成送信手段12a〜12nと
を有することにより上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号分配送信装置
及び信号合成受信装置に係り、特に信号を複数系統に分
配して送信し、複数系統に分配して送信された信号を合
成して元の信号に復元する信号分配送信装置及び信号合
成受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル化の進展に伴い、映像信
号など大容量のデータを伝送する要求が高まっている。
このような大容量のデータは1系統の伝送回線で送信し
切れないことがあり、例えば図11のように複数系統の
伝送回線を利用して送信される。
【0003】図11は、信号分配送信装置及び信号合成
受信装置の一例の構成図を示す。なお、図11では説明
を簡略化するため、2系統の伝送回線を用いる場合につ
いて説明する。
【0004】送信側の信号分配送信装置100では、ビ
ット単位のデータを2系統の伝送回線150a又は15
0bに分配して送信する。また、受信側の信号合成受信
装置200では、2系統の伝送回線150a又は150
bから受信したビット単位のデータを合成することによ
り元のデータを復元する。
【0005】データのビット系列をb1,b2,b3,b
4,b5,・・・とした場合、信号分配送信装置100及
び信号合成受信装置200の処理は以下のようになる。
データ分配器101は、供給されたビット系列b1,b
2,b3,b4,b5,・・・を2系統の伝送回線150a
又は150bに交互に振り分ける。このとき、どのビッ
トがどの系列に振り分けられるかは不定である。これ
は、データの入力タイミングや信号分配送信装置100
の電源投入のタイミングにより決定される。
【0006】図11では説明の都合上、最初のビットb
1を系統1へ、2番目のビットb2を系統2へ振り分け
たものとする。結果として、奇数番目のビットが系統
1,偶数番目のビットが系統2に振り分けられる。系統
1に振り分けられた奇数番目のビットb1,b3,b5,
・・・は、そのまま伝送回線150aに送出される。ま
た、系統2に振り分けられた偶数番目のビットb2,b
4,b6,・・・は、遅延器102を介して伝送回線15
0bに送出される。
【0007】図12は、信号分配送信装置から送出され
るデータの一例のタイミング図を示す。図12(A)
は、信号分配送信装置100から系統1に送出されるビ
ットb1,b3,b5,・・・のタイミング図である。図
12(B)は、信号分配送信装置100から系統2に送
出されるビットb2,b4,b6,・・・のタイミング図
である。
【0008】系統2に振り分けられたビットb2,b4,
b6,・・・は、遅延器102により1/2ビットに相
当する遅延時間が発生する為、系統1との間に1/2ビ
ットに相当する遅延時間差が設けられる。受信側の信号
合成受信装置200は、系統1と系統2との遅延時間差
を利用してビットの合成を行う。
【0009】受信側の信号合成受信装置200では、系
統1に振り分けられたビットb1,b3,b5,・・・
と、系統2に振り分けられたビットb2,b4,b6,・
・・とがデータ合成器201に供給される。データ合成
器201でのデータ合成アルゴリズムは、系統1又は系
統2に順次切換えることで、供給されたビットを到着し
た順番に出力するものである。
【0010】伝送回線150a及び伝送回線150bの
伝送遅延時間が同一であれば、信号合成受信装置200
が系統1及び系統2からビットを受信するタイミングは
図12と同様である。図12のように、信号合成受信装
置200に到着するビットは、時間が早い順にb1,b
2,b3,b4,b5,・・・となっている。したがって、
データ合成器201が系統1、系統2、系統1、系統
2、…の順で交互に信号を切換えて出力すれば、元のビ
ット系列b1,b2,b3,b4,b5,・・・が得られ
る。
【0011】以上の説明では、データ単位としてビット
を用いたが、データ単位がバイト(1バイトはp[pは
2以上の整数]ビットで構成される)又はパケット(1
パケットはq[qは2以上の整数]バイトで構成され
る)であっても図11のような構成で2系統の伝送が行
える。
【0012】なお、データがパケットであるときに、複
数系統を用いてデータを伝送する方法については、特願
2000−266058「信号分配装置及び信号多重装
置」に詳述されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
信号分配送信装置100では、受信側のデータ合成でデ
ータ系列が入れ替わらないようにする為、各系統毎に夫
々異なる遅延時間差を設ける必要があった。また、従来
の信号合成受信装置200では、遅延時間差を利用して
データの到着順にデータ系列を合成する為、各系統の伝
送回線で伝送遅延時間が同じである必要があった。
【0014】したがって、従来の信号分配送信装置10
0及び信号合成受信装置200は、伝送回線の伝送遅延
時間のジッタ許容値が厳しくなるという問題があった。
特にデータを分配して伝送する伝送回線数が多くなれ
ば、送信側で設けることのできる遅延時間差が小さくな
り、より厳しいジッタ許容値が要求されることになる。
従って、従来の信号分配送信装置100及び信号合成受
信装置200は、伝送遅延時間が変動するような伝送回
線に適用することが困難であった。
【0015】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、伝送遅延時間が変動する複数系統に信号を分配して
送信し、分配して送信された信号を合成して元の信号に
復元することが可能な信号分配送信装置及び信号合成受
信装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、本発明は、所定単位の信号を複数系統に順次
切換え分配し、前記分配した所定単位の信号を送信する
信号分配送信装置であって、所定単位の信号を複数系統
に順次切換え分配する分配手段と、前記複数系統毎に分
配された所定単位の信号を収容し、前記収容された所定
単位の信号を所定数毎にフレームとして送信するフレー
ム構成送信手段とを有することを特徴とする。
【0017】このような信号分配送信装置では、複数系
統毎に分配された所定単位の信号を所定数毎に束ねたフ
レームとして送信することにより、信号の見かけ上の所
定単位を大きくすることができる。したがって、信号分
配送信装置は、大きな遅延時間変動に対応することが可
能となる。なお、フレームを構成する所定単位の信号の
数を大きくすれば、更に大きな遅延時間変動に対応させ
ることが可能である。
【0018】また、本発明は、前記フレーム構成送信手
段が、前記フレームに同期信号を挿入する一方、前記複
数系統毎のフレームを同時に送信することを特徴とす
る。
【0019】このような信号分配送信装置では、フレー
ムに挿入した同期信号を複数系統で共通な時間基準とし
て利用することにより、時間方向だけでなく分配する系
統方向にもデータの並び順を規定することができる。し
たがって、データを複数系統に分配して送信したとして
も、受信側でデータを合成するときにデータの入れ替り
が生じず、確実に元のデータを復元することができる。
【0020】さらに、複数系統毎のフレームを同時に送
信することで、遅延器を必要とせず、全ての系統で共通
の同期信号を用いることができる。したがって、複数系
統毎に遅延器を設ける必要がなくなり、同期系回路の規
模を小さくすることが可能である。
【0021】また、本発明は、信号送信側で、所定単位
の信号が複数系統に順次切換え分配され、前記複数系統
毎に分配された所定単位の信号が所定数毎にフレームと
して送信され、前記フレームを複数系統毎に受信して前
記分配された所定単位の信号を連続した元の所定単位の
信号に合成する信号合成受信装置であって、前記複数系
統毎に受信したフレームから同期信号を検出する同期信
号検出手段と、前記検出した同期信号に応じて前記フレ
ームを前記連続した元の所定単位の信号に合成する合成
手段とを有することを特徴とする。
【0022】このような信号合成受信装置では、複数系
統毎に分配された所定単位の信号を所定数毎に束ねたフ
レームとして受信することにより、信号の見かけ上の所
定単位を大きくすることができる。したがって、信号合
成受信装置は、大きな遅延時間変動に対応することが可
能となる。なお、フレームを構成する所定単位の信号の
数を大きくすれば、更に大きな遅延時間変動に対応させ
ることが可能である。
【0023】また、本発明は、前記合成手段が、前記同
期信号に応じて前記信号送信側から同時に送信されたフ
レームを特定し、前記特定したフレームを構成する所定
単位の信号を順次切換え合成して連続した元の所定単位
の信号に戻すことを特徴とする。
【0024】このような信号合成受信装置では、フレー
ムに挿入された同期信号を複数系統で共通な時間基準と
して利用することにより、同時に送信されたフレームを
特定することができ、各系統毎の伝送遅延時間差を補正
することが可能である。したがって、データを合成する
ときにデータの入れ替りが生じず、確実に元のデータを
復元することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0026】図1は、信号分配合成システムの第1実施
例の構成図を示す。図1の信号分配合成システム1は、
信号分配送信装置10と信号合成受信装置20とがn系
統の伝送回線30a〜30nを介して接続されている。
【0027】信号分配送信装置10は、データ分配部1
1,フレーム構成部12a〜12n,制御部13を備え
るように構成される。制御部13は切り換え信号を生成
し、その切り換え信号をデータ分配部11に供給する。
また、制御部13はフレーム同期信号を生成し、そのフ
レーム同期信号をフレーム構成部12a〜12nに供給
する。
【0028】図1では、信号分配送信装置10に供給さ
れるデータの系列をd1,d2,d3,d4,d5,・・
・,dnで表している。なお、データd1〜dnは、ビッ
ト、バイト、パケットなど、まとまったデータ単位を表
すものとする。
【0029】まず、データd1〜dnは、データ分配部1
1に供給される。データ分配部11は、制御部13から
供給される切り換え信号に従って可動接点14の接続先
を接点15a〜15nの何れかに切換える。したがっ
て、データd1〜dnは制御部13から供給される切り換
え信号に従ってスイッチングされ、複数の系統に振り分
けられる。なお、振り分ける順番(パターン)は、予め
制御部13に格納されているものとする。
【0030】図1では、データd1〜dnが振り分けられ
る系統はn(nは2以上の整数)系統となっており、そ
れぞれ系統1、系統2、…、系統nと表している。ここ
では、一例としてデータが系統1、系統2、…、系統n
の順番で切換えられる場合について説明する。
【0031】例えばデータ分配部11に供給されたデー
タd1〜dnは、d1が系統1に、d2が系統2に、…、d
nが系統nに振り分けられる。その結果、系統1にはd
1,dn+1,d2n+1,・・・、系統2にはd2,dn+2 ,
d2n+2,・・・、系統nにはdn,d2n,d3n,・・・
というデータ系列が振り分けられる。なお、n系統に分
配されたデータのデータ速度は、1/nになる。すなわ
ち、各系統のデータ速度は分配数に反比例して遅くな
る。データ分配部11から出力された各系統1〜nのデ
ータ系列は、それぞれフレーム構成部12a〜12nに
供給される。フレーム構成部12a〜12nは制御部1
3から供給されるフレーム同期信号を参照して、供給さ
れたデータ系列をフレームの所定の位置に収容する。
【0032】図2は、フレームの一例の構成図を示す。
フレームは、フレーム位置を正しく識別するための同期
信号とm(mは整数)個のデータから構成される。図2
のフレームは、先頭に同期信号、2番目以降にm個のデ
ータが収容されている。従って、フレームに収容される
データ長はデータ単位(ビット、バイト、パケットな
ど)の整数倍となる。
【0033】フレーム構成部12a〜12nで構成され
たフレームは、図3のように全系統同じタイミングで伝
送回線30a〜伝送回線30nに送出される。図3は、
フレームの送出タイミングの一例について説明する図を
示す。図3では、フレーム構成部12a〜12nから送
出するフレームについて、送出する順にフレーム番号
0,1,2,・・・が各系統毎に付されている。フレー
ム番号が同じフレームは、同一タイミングでフレーム構
成部12a〜12nから伝送回線30a〜30nに送出
される。
【0034】以上、フレームの構成が1次元の場合につ
いて説明したが、フレームの構成が2次元であってもよ
い。例えば、伝送方式が直交周波数分割多重(OFD
M:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方
式の場合には、図4に示すようにフレームの構成が周波
数方向および時間方向の2次元で表現される。
【0035】図4は、2次元で表現されるフレームの一
例の構成図を示す。図4のフレームは、周波数方向にキ
ャリアが配置され、キャリア番号0,1,2,・・・,
K−1と表記されている。また、図4のフレームは時間
方向に伝送シンボルが配置され、伝送シンボル番号0,
1,2,・・・,L−1と表記されている。
【0036】なお、図4中、「」がデータを載せるデー
タキャリア、「●」が復調基準として用いるパイロット
キャリア、「□」が同期信号や伝送制御信号を載せるた
めのキャリアを表している。通常、同期信号は「□」で
表される位置の前半部分に収容される。例えば、同期信
号が“0011010111101110”という16
ビット信号である場合には、伝送シンボル番号が0〜1
5の位置に配置される。
【0037】このように、2次元で表現されるフレーム
を用いる場合には、入力されたデータを2次元に配置さ
れたデータキャリアの所定の位置に収容して伝送すれば
よい。また、1次元で表現されるフレームと同様に、2
次元で表現されるフレームは整数個のデータを収容す
る。
【0038】図5は、2次元で表現されるフレームの他
の一例の構成図を示す。図5のフレームは、同期信号お
よび伝送制御信号が特定の伝送シンボルを用いて伝送さ
れている。このように、直交周波数分割多重方式は多様
なフレームの構成を用いることができるが、データキャ
リアの配置に適合するようにデータをフレームの所定の
位置に収容すれば、いかなるフレームの構成にも適用で
きる。
【0039】図1に戻り説明を続けると、信号合成受信
装置20は、バッファ21a〜21n,フレーム同期検
出部22a〜22n,制御部23,データ合成部24を
備えるように構成される。
【0040】複数の伝送回線30a〜30nより供給さ
れるフレームは、各伝送回線30a〜30n毎に備えら
れるバッファ21a〜21n及びフレーム同期検出部2
2a〜22nに供給される。フレーム同期検出部22a
〜22nは、フレームに含まれる同期信号を検出し、同
期信号を検出したタイミングをフレーム同期信号として
制御部23に供給する。また、バッファ21a〜21n
は、伝送回線30a〜30nを通したときに発生する伝
送遅延時間のジッタを吸収する。
【0041】制御部23は、供給されたフレーム同期信
号に基づきフレームを受信したタイミングを解析し、信
号分配送信装置10のフレーム構成部12a〜12nか
ら同一時間に送出されたフレームを特定する。同一時間
に送出されたフレームの特定は、伝送遅延時間が利用さ
れる。
【0042】例えば図6のように、ある特定の系統を基
準とし、その系統から受信したフレームに含まれる同期
信号を基準点とする。この基準点から±1/2フレーム
期間の範囲内に同期信号が検出されたフレームは、同一
時間に信号分配送信装置10から送出されたフレームと
判断する。
【0043】図6は、系統1を基準とした場合のフレー
ム特定処理の一例について説明する図である。系統1を
基準とする場合、系統1から受信したフレームに含まれ
る同期信号が基準点となる。フレームの到着時間は系統
1〜n毎に異なるが、基準点から±1/2フレーム期間
の範囲内に同期信号が検出されたフレームを同一時間に
送出されたフレームと判断する。
【0044】例えば図6(B)の系統2から受信したフ
レーム0は、基準点から±1/2フレーム期間の範囲内
に同期信号が検出される為、図6(A)の系統1から受
信したフレーム0と同一時間に信号分配送信装置10か
ら送出されたものと判断する。
【0045】同一時間に送出されたフレームが特定でき
れば、信号分配送信装置10で複数系統に振り分けた順
番(パターン)と同じ順番でデータ系列を切換え合成
し、元のデータを復元できる。制御部23は、信号分配
送信装置10で振り分けたパターンと同じパターンが格
納されており、このパターンに従って切り換え信号を発
生する。
【0046】なお、制御部23は、供給されたフレーム
同期信号に基づき、各系統毎に設けられたバッファ21
a〜21nがオーバーフローもしくはアンダーフローし
ないように、切り換え信号を発生するタイミングを調整
する。制御部23は、発生した切り換え信号をデータ合
成部24に供給する。
【0047】バッファ21a〜21nから出力されるデ
ータ系列は、データ合成部24に供給される。データ合
成部24は、制御部23から供給される切り換え信号に
従って可動接点25の接続先を接点26a〜26nの何
れかに切換える。したがって、データ合成部24は、バ
ッファ21a〜21nから供給されるデータ系列を切り
換え信号に従ってスイッチングし、元のデータを復元す
る。
【0048】図1では、バッファ21aからd1,dn+
1,d2n+1,・・・、バッファ21bからd2,dn+2 ,
d2n+2,・・・、バッファ21nからdn,d2n,d3
n,・・・というデータ系列がデータ合成部24に供給
され、切り換え信号に従ってスイッチングすることによ
り、元のデータd1,d2,d3,d4,d5,・・・を復
元する。
【0049】本発明の特徴は、フレームという概念を導
入し、複数のデータを束ねることにより、見かけ上のデ
ータ単位を大きくすることにある。フレームに挿入した
同期信号を複数系統に共通の時間基準として利用するこ
とで、時間方向の他に分配する系統方向にもデータの並
び順を規定することが可能となる。したがって、系統方
向に分配するデータ系列の順番を送受で合わせておけ
ば、分配及び合成をしてもデータの入れ替わりが生じな
い。
【0050】本発明は、フレーム内に多数のデータを収
容できるため、フレーム長を大きくすることで、原理上
いくらでも大きな遅延時間変動にも対応できる。ただ
し、フレーム長を必要以上に大きくすると、フレーム同
期の引き込み時間が長くなる。そこで、フレーム長は、
伝送遅延時間変動に対して多少余裕を持たせる程度に設
定することが望ましい。
【0051】以下、信号分配合成システムの他の実施例
について図面を参照しつつ説明していく。図7は、信号
分配合成システムの第2実施例の構成図を示す。図7の
信号分配合成システム2は、データをバイト(1バイト
はp[pは2以上の整数]ビットで構成される)化する
バイトデータ生成機能が備わる点で図1の信号分配合成
システム1と異なる。
【0052】バイトデータ生成機能は、例えば制御部1
3が有している切り換え信号を生成するアルゴリズムを
変更するだけで実現できる。図1の信号分配合成システ
ム1のデータ分配部11は、データ単位を特に規定して
いないが、仮にビット単位である場合、ビット単位のデ
ータが入力される度に可動接点14を切換えていた。図
7の信号分配合成システム2は、ビット単位でなくバイ
ト単位でデータ分配部11の可動接点を切換えている。
【0053】図7は1バイトが2ビットで構成される場
合の例であり、1バイトごと、すなわち2ビットのデー
タが入力される度にデータ分配部11の可動接点14を
切換える。信号分配送信装置10に入力されるデータの
系列をb1,b2,b3,b4,b5,・・・,bnとする
と、b1,b2が系統1に、b3,b4が系統2に、b2n-
1,b2nが系統nに振り分けられる。その結果、系統1
にはb1,b2,b2n+1,b2n+2,・・・、系統2にはb
3,b4,b2n+3,b2n+4,・・・、系統nにはb2n-1,
b2n,b4n-1,b4n,・・・というデータ系列が振り分
けられる。図7の信号分配合成システム2では、データ
分配部11がバイトデータ生成機能及びバイトデータ分
配機能の役割を果たしている。
【0054】信号合成受信装置20では、信号分配送信
装置10と同様に、データ合成部24の制御をバイト単
位とすることによって、元のデータを復元することがで
きる。例えば、データ合成部24の可動接点25をバイ
ト単位で切換えることにより、データ合成部24の制御
をバイト単位とすることができる。その他の構成部分に
ついては、信号分配合成システム1と同様であるので説
明を省略する。
【0055】図8は、信号分配合成システムの第3実施
例の構成図を示す。図8の信号分配合成システム3は、
データをパケット(1パケットはq[qは2以上の整
数]バイトで構成される)化するパケットデータ生成機
能が備わる点で図1の信号分配合成システム1と異な
る。
【0056】パケットデータ生成機能は、例えばパケッ
ト化部16によってなされる。信号分配送信装置10に
入力されるデータの系列をd1,d2,d3,d4,d5,
・・・,dnとする。なお、ここで扱うデータは、ビッ
ト又はバイトなど、パケット以外のまとまったデータ単
位を表す。
【0057】パケット化部16は、データの系列d1,
d2,d3,d4,d5,・・・,dnが供給され、そのデ
ータの系列d1〜dnからパケットデータを生成する。な
お、生成されたパケットデータp1〜pnは、必要に応
じて同期信号等が付加されている。図8では、パケット
化されたデータの系列をp1,p2,p3,p4,p5,・
・・,pnと表記している。
【0058】パケット化部16は、パケット化されたデ
ータの系列p1〜pnをデータ分配部11に供給する。デ
ータ分配部11は、制御部13から供給される切り換え
信号に従い、パケット単位のデータが入力される度に可
動接点14を切換える。つまり、データ分配部11は、
パケット単位でデータを各系統に振り分けている。な
お、振り分ける順番(パターン)は予め制御部13に格
納されているものとする。
【0059】パケット形式には、図9のようなMPEG
(ISO/IEC13818-1)で規定されるMPEGトランスポート
ストリーム(MPEG−TS)がよく使われている。本発明で
は、MPEG−TSの他にも様々なパケット形式を使用するこ
とができる。信号合成受信装置20では、信号分配送信
装置10と同様に、データ合成部24の制御をパケット
単位とすることによって、元のパケット系列p1,p2,
p3,p4,p5,・・・,pnを復元する。復元されたパ
ケット系列p1〜pnは、データ抽出部27に供給され、
同期信号やパリティなどを取り除いてデータ部分のみを
抽出し、元のデータの系列d1,d2,d3,d4,d5,
・・・,dnを復元する。その他の構成部分について
は、信号分配合成システム1と同様であるので説明を省
略する。
【0060】図10は、信号分配合成システムの第4実
施例の構成図を示す。図10の信号分配合成システム4
は、入力されるデータが同期信号を含むパケットデータ
であるときに適用される。信号分配合成システム4は、
入力されたパケットデータに含まれる同期信号を検出す
るパケット同期検出部17と、パケット同期検出部17
から出力される同期信号に応じてデータをパケット単位
で分割するパケット分割部18が備わる点で図1の信号
分配合成システム1と異なる。
【0061】信号分配送信装置10に入力されるデータ
の系列をd1,d2,d3,d4,d5,・・・,dnとす
る。ここで扱うデータはパケット形式であるが、この時
点でパケット単位を識別できないので、単にビット、バ
イトなどのデータを表すものとする。
【0062】データの系列d1〜dnは、パケット分割部
18及びパケット同期検出部17に供給される。パケッ
ト同期検出部17は、供給されたパケットデータに含ま
れる同期信号を検出し、検出したタイミングを同期信号
としてパケット分割部18に供給する。パケット分割部
18は、同期信号に基づきデータの系列d1〜dnをパケ
ット単位に分割してデータ分配部11に供給する。
【0063】パケット分割部18からデータ分配部11
に供給されるデータの系列は、信号分配合成システム3
のパケット化部16からデータ分配部11に供給される
データの系列p1,p2,p3,p4,p5,・・・,pnと
同様である。つまり、その他の構成部分については、信
号分配合成システム3と同様であるので説明を省略す
る。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、本発明の信号分配送信装置
によれば、複数系統毎に分配された所定単位の信号を所
定数毎に束ねたフレームとして送信することにより、信
号の見かけ上の所定単位を大きくすることができる。し
たがって、信号分配送信装置は、大きな遅延時間変動に
対応することが可能となる。なお、フレームを構成する
所定単位の信号の数を大きくすれば、更に大きな遅延時
間変動に対応させることが可能である。
【0065】また、本発明の信号分配送信装置によれ
ば、フレームに挿入した同期信号を複数系統で共通な時
間基準として利用することにより、時間方向だけでなく
分配する系統方向にもデータの並び順を規定することが
できる。したがって、データを複数系統に分配して送信
したとしても、受信側でデータを合成するときにデータ
の入れ替りが生じず、確実に元のデータを復元すること
ができる。
【0066】さらに、複数系統毎のフレームを同時に送
信することで、遅延器を必要とせず、全ての系統で共通
の同期信号を用いることができる。したがって、複数系
統毎に遅延器を設ける必要がなくなり、同期系回路の規
模を小さくすることが可能である。
【0067】また、本発明の信号合成受信装置によれ
ば、複数系統毎に分配された所定単位の信号を所定数毎
に束ねたフレームとして受信することにより、信号の見
かけ上の所定単位を大きくすることができる。したがっ
て、信号合成受信装置は、大きな遅延時間変動に対応す
ることが可能となる。なお、フレームを構成する所定単
位の信号の数を大きくすれば、更に大きな遅延時間変動
に対応させることが可能である。
【0068】また、本発明の信号合成受信装置によれ
ば、フレームに挿入された同期信号を複数系統で共通な
時間基準として利用することにより、同時に送信された
フレームを特定することができ、各系統毎の伝送遅延時
間差を補正することが可能である。したがって、データ
を合成するときにデータの入れ替りが生じず、確実に元
のデータを復元することができる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】信号分配合成システムの第1実施例の構成図で
ある。
【図2】フレームの一例の構成図である。
【図3】フレームの送出タイミングの一例について説明
する図である。
【図4】2次元で表現されるフレームの一例の構成図で
ある。
【図5】2次元で表現されるフレームの他の一例の構成
図である。
【図6】系統1を基準とした場合のフレーム特定処理の
一例について説明する図である。
【図7】信号分配合成システムの第2実施例の構成図で
ある。
【図8】信号分配合成システムの第3実施例の構成図で
ある。
【図9】パケットの一例の構成図である。
【図10】信号分配合成システムの第4実施例の構成図
である。
【図11】信号分配送信装置及び信号合成受信装置の一
例の構成図である。
【図12】信号分配送信装置から送出されるデータの一
例のタイミング図である。
【符号の説明】
1〜4 信号分配合成システム 10 信号分配送信装置 11 データ分配部 12a〜12n フレーム構成部 13,23 制御部 16 パケット化部 17 パケット同期検出部 18 パケット分割部 20 信号合成受信装置 21a〜21n バッファ 22a〜22n フレーム同期検出部 24 データ合成部 27 データ抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澁谷 一彦 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD18 DD42 5K034 AA01 DD01 EE07 EE11 HH01 HH02 HH12 MM25 PP05 5K047 AA01 AA12 AA16 DD02 HH12 LL04 LL05 MM02 MM11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定単位の信号を複数系統に順次切換え
    分配し、前記分配した所定単位の信号を送信する信号分
    配送信装置であって、 所定単位の信号を複数系統に順次切換え分配する分配手
    段と、 前記複数系統毎に分配された所定単位の信号を収容し、
    前記収容された所定単位の信号を所定数毎にフレームと
    して送信するフレーム構成送信手段とを有することを特
    徴とする信号分配送信装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム構成送信手段は、前記フレ
    ームに同期信号を挿入する一方、前記複数系統毎のフレ
    ームを同時に送信することを特徴とする請求項1記載の
    信号分配送信装置。
  3. 【請求項3】 信号送信側で、所定単位の信号が複数系
    統に順次切換え分配され、前記複数系統毎に分配された
    所定単位の信号が所定数毎にフレームとして送信され、
    前記フレームを複数系統毎に受信して前記分配された所
    定単位の信号を連続した元の所定単位の信号に合成する
    信号合成受信装置であって、 前記複数系統毎に受信したフレームから同期信号を検出
    する同期信号検出手段と、 前記検出した同期信号に応じて前記フレームを前記連続
    した元の所定単位の信号に合成する合成手段とを有する
    ことを特徴とする信号合成受信装置。
  4. 【請求項4】 前記合成手段は、前記同期信号に応じて
    前記信号送信側から同時に送信されたフレームを特定
    し、前記特定したフレームを構成する所定単位の信号を
    順次切換え合成して連続した元の所定単位の信号に戻す
    ことを特徴とする請求項3記載の信号合成受信装置。
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