JP2002334194A - ワークフロー管理システムにおいて選択的コマンド制御を提供する方法、システム、プログラム - Google Patents

ワークフロー管理システムにおいて選択的コマンド制御を提供する方法、システム、プログラム

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ワークフロー管理システム、または類似した
機能を備えるコンピュータ・システム(WFMS)内で
選択的コマンド制御を提供する方法およびシステムを提
供すること。 【解決手段】 プロセス・モデルのプロセス・インスタ
ンスに対して発行されたコマンドを受け取ったときに、
この方法および対応するシステムは、第1のステップ
で、プロセス・インスタンスの制御フローにおいて、そ
の時点において制御権を持つカレント・アクティビティ
・インスタンスが、コマンド範囲に含まれるかどうかを
判定する。そのコマンド範囲は、任意のグラフのサブグ
ラフを備え、制御が前記コマンド範囲内にある場合に実
行が許可される、または実行が許可されない、1つまた
は複数の許容コマンドを定義する。第2のステップで、
この方法および対応するシステムは、前記発行されたコ
マンドが許容コマンドである場合にのみ、前記発行され
たコマンドを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークフロー管理
システム、または類似の機能を備えるコンピュータ・シ
ステム(WFMS)内でのプロセス・モデル、および
(または)アクティビティのインスタンスの実行に関す
る選択的コマンド制御を改善する手段および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワークフロー管理システム(WFMS)
の分野は、重要性が増している新しい技術分野である。
WFMSは、ビジネス・プロセスのモデリングおよび実
行をサポートする。WFMS環境内で実行されるビジネ
ス・プロセスは、作業(ワーク)のネットワークのうち
どの作業が誰によって実行されるか、また、どのリソー
スがその作業に利用されるかを制御する。個々の作業
は、ネットワークによって接続されている複数の異なる
コンピュータ・システム全体に分散される。
【0003】「IBM MQSeries Workflow」(以前はIBM F
lowMarkと呼んでいた)製品は、そのような現代的で高
度かつ強力なワークフロー管理システムの典型である。
IBMMQSeries Workflowは、アクティビティのネットワー
クとしてのビジネス・プロセスのモデリングをサポート
する。このアクティビティのネットワークである「プロ
セス・モデル」は、有向非循環の重み付きカラー・グラ
フとして構築される。グラフのノードは、実行される
「アクティビティ」を表す。グラフの辺(「制御コネク
タ」)は、アクティビティの実行順序を記述する。プロ
セス・グラフは、IBM MQSeries WorkflowのFlow Defini
tion Language(フロー定義言語、FDL)、または組
込みグラフィカル・エディタによって定義される。この
ワークフロー管理システムのランタイム構成要素がプロ
セス・グラフを解釈し、例えば、関連する1つまたは複
数のワーク・リストに「ワーク・アイテム(作業項
目)」として各人にタスクを割り当てることによって、
アクティビティの実行を適切な場所の適切な人に分配す
る。前記のワーク・リストおよびワーク・アイテムは、
前述のワークフロー管理システム(プロセス管理システ
ム)内にディジタル・データとして格納される。
【0004】現在の技術水準においては、実行中のプロ
セス・インスタンスから生成するワーク・アイテムを対
話処理するだけでなく、プロセス・インスタンスと制御
コマンドを入力することによって対話処理を行うことも
できる。そのようなコマンドの例は、"TERMINATE"や"SU
SPEND"である。コマンドを発行するユーザは適切な特権
を持っていれば、そのような制御コマンドを、ビジネス
・プロセスの実行中にいつでも入力することができる。
したがって、特権を持つユーザは"TERMINATE"などのコ
マンドをいつでも発行することができる。しかし、プロ
セス・モデルの実行中に操作される詳細をすべて把握す
ることはできないので、意図しなかった結果を引き起こ
すことがある。例えば、あるビジネス・プロセスは、特
定のアクティビティを実行し終えた後はもはや終了(TE
RMINATE)することができない。すなわち、プロセスが
操作しているデータの整合性を危険にさらさないように
するために、そのようなビジネス・プロセスは終了して
はならない(なぜなら、例えば、データが取り消し不能
な形で変更され、ロールバック操作が不能となることが
あるからである)。ユーザ、あるいは訓練を受けた管理
者であっても、プロセス・インスタンスに対して制御コ
マンドを送信したことにより生じる結果をすべて予測す
ることは明らかに不可能である。
【0005】その結果、すべてのコマンドをいつででも
発行できるようにすることは必ずしも望ましいものでは
ない。さらに、対応するプロセス・モデルのどの処理段
階でビジネスの結果全体に損害を与えずに制御コマンド
を実行できるかという知識は、特定のビジネス・プロセ
スの開発チームのみが持っている。ビジネス・モデルが
許容されない制御コマンドの実行から自分自身を保護す
ることができるように、何らかの形でその知識が「使用
可能」にされなければならない。
【0006】C2B(消費者−企業間)ビジネス・プロ
セスまたはB2B(企業間)ビジネス・プロセスなどの
典型的なインターネットにおけるシナリオについて考え
る場合、この問題の領域に関する現在の技術水準におけ
る手法の弱点がさらに明らかとなる。また、そのような
シナリオ内ではビジネス上の理由のために、ビジネス・
プロセスを開始したカスタマまたは企業に一定の権限が
割り当てられなければならない。さらに保護がなけれ
ば、コンピュータ・リテラシのないスタッフがそのよう
なビジネス・プロセスを運用し、そのような制御コマン
ドを発行することによって、システム全体の整合性を危
険にさらす可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ワー
クフロー管理システム(WFMS)の制御下で実行され
るプロセス・インスタンスに対して発行され、その基礎
をなすビジネス・プロセスを害する、あるいは、対応す
るビジネス・プロセスのデータの整合性を危険にさらす
可能性がある、制御コマンドに対するリスクを減らすこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は独立請求
項によって達成される。本発明の他の有利な構成および
実施形態を各従属請求項に記載する。
【0009】本発明は、ワークフロー管理システムまた
は類似した機能を備えるコンピュータ・システム(WF
MS)において選択的コマンド制御を提供する方法およ
びシステムに関する。WFMSはビジネス・プロセスの
プロセス・モデルを備える。プロセス・モデルは、任意
のグラフのノードであるアクティビティおよび前記プロ
セス・モデルの制御フローを定義する前記グラフの有向
辺を備えている。前記プロセス・モデルのプロセス・イ
ンスタンスに対して発行されたコマンドが受け取られた
とき、この方法および対応するシステムは、第1のステ
ップで、プロセス・インスタンスの制御フローにおいて
その時点において制御権を持つカレント・アクティビテ
ィ・インスタンスがコマンド範囲に含まれるかどうかを
判定する。コマンド範囲は、前記任意のグラフのサブグ
ラフを含み、制御が前記コマンド範囲内にある場合に実
行が許可される、または実行が許可されない、許容コマ
ンドを定義する。第2のステップで、この方法および対
応するシステムは、前記発行されたコマンドが許容コマ
ンドである場合にのみ前記発行されたコマンドを実行す
る。
【0010】ここに提案する手法は、制御コマンドの発
行によって、ユーザがビジネス・プロセス全体の整合性
を危険にさらすリスクを大幅に減らす。提案の技術によ
って、例えば、その基礎をなすビジネス・プロセスにユ
ーザが発行する制御コマンドに対する自動保護メカニズ
ムを提供するコマンド範囲(command sphere)を処理の
詳細を完全に理解している特定のビジネス・プロセスの
開発チームが定義できるようになる。許容コマンド(の
内容)は、プロセス・モデルの制御フローでその時点に
おいて制御権を持つ特定のアクティビティに依存する。
したがって、この自動保護メカニズムは選択的に動作す
る。
【0011】コマンド範囲の教示に基づいて、現在まで
ワークフロー管理システムの範囲外であった、プロセス
・モデル内で依存関係をモデリングすることを可能にす
る技術が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】図面および明細書に、本発明の好
ましい実施形態を記載する。その記載では特定の用語を
使用しているが、制限の目的ではなく、一般的な意味で
の説明のためにのみ用語を使用する。しかし、上記の特
許請求の範囲に記載する、本発明のより広い趣旨および
範囲から逸脱することなく、それに対して様々な変更形
態および変更が行えることは自明であろう。
【0013】本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、
またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実現
することができる。どのような種類のコンピュータ・シ
ステムも、あるいは、本明細書で述べる方法を実行する
ように適合された他の装置も本発明の実現に適してい
る。ハードウェアとソフトウェアの典型的な組み合わせ
は、ロードし実行したとき、本明細書に記載する方法を
実行するようにコンピュータ・システムを制御するコン
ピュータ・プログラムを備える汎用コンピュータ・シス
テムである。本発明はまた、本明細書に記載する方法の
実装を可能にするすべての特徴を備え、コンピュータ・
システムにロードすると、これらの方法を実行すること
ができる、コンピュータ・プログラム製品に組み込むこ
ともできる。
【0014】コンピュータ・プログラムは、任意の言語
・コード・表記によって表現可能な命令群から構成され
る。そのような命令群は、システムが特定の機能を直
接、または1.他の言語・コード・表記への変換、2.
他の媒体への複製、のいずれか一方もしくは双方が行わ
れた後に、実行することを可能にするものである。もち
ろん、本発明は、そのようなプログラム自体のみなら
ず、プログラムを記録した媒体もその範囲に含むもので
ある。本発明の機能を実行するためのプログラムは、フ
レキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、
ハード・ディスク装置、ROM、MRAM、RAM等の
任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納する
ことができる。かかるプログラムは、記録媒体への格納
のために、通信回線で接続する他のコンピュータ・シス
テムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製し
たりすることができる。また、かかるプログラムは、圧
縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒
体に格納することもできる。
【0015】本発明を、IBMの「MQSeries Workflo
w」ワークフロー管理システムに基づいて説明する。代
わりに他のWFMSを使用することもできることはもち
ろんである。さらに、本教示は、単独のWFMSとして
WFMS機能を提供するものに限らず、他のタイプのシ
ステム内でWFMS機能を提供するどのタイプのシステ
ムにも適用できる。
【0016】実行中のあるプロセス・モデルを対象とす
る以下の例の制御コマンドは、WFMSエンジンによっ
て処理されるが、これのみに限定されると理解すべきで
はない。本発明は、制御コマンドの処理エンティティが
WFMSエンジン自体ではない他のシナリオにも適用す
ることができる。
【0017】4.1 序論 以下は、IBMの「MQSeries Workflow」WFMSに基
づくワークフロー管理システムの基本概念に関する簡単
な概要である。
【0018】企業にとって、ビジネス・プロセスの管理
がますます重要になっている。「ビジネス・プロセス」
(「プロセス」)は、どの作業(ワーク)が誰によって
実行され、どのリソースがその作業に利用されるかを制
御する。つまり、ビジネス・プロセスには、企業がどの
ようにそのビジネスのゴールを達成するかが記述され
る。WFMSは、ビジネス・プロセスのモデリングおよ
び実行の両方をサポートすることができる。
【0019】そのソフトウェア・システムによって直接
サポートされる形で、構文単位(Syntactical unit)と
してビジネス・プロセスをモデリングすることが非常に
望ましい。さらに、そのソフトウェア・システムは、基
本的にそのようなモデルを入力とするインタープリタと
して動作することもできる。そして、「プロセス・モデ
ル」または「ワークフロー・モデル」と呼ばれるこのモ
デルはインスタンス化することができる。作業ステップ
の個々の順序は、モデルのインスタンス化のコンテキス
トに応じて決定することができる。このようなビジネス
・プロセスのモデルは、企業内で実行される同様のプロ
セスのあるクラスに対するテンプレートと考えることが
できる。それは、特定の種類のビジネス・プロセスの、
可能な実行のすべての変形を記述するスキーマである。
そのようなモデルのインスタンスおよびその解釈は、個
々のプロセス、つまり、モデルによって規定される変形
のコンテキストに応じた具体的な実行を表す。WFMS
は、ビジネス・プロセスの管理を容易にする。WFMS
は、ビジネス・プロセスのモデルを記述する手段を提供
し(ビルドタイム)、関連するモデルに基づいてビジネ
ス・プロセスを動かす(ランタイム)。IBMのWFMS M
QSeries Workflowのメタ・モデル、つまり、ビジネス・
プロセスのモデルを記述するために提供される構文エレ
メント、およびそれらの構文エレメントの意味および解
釈について次に説明する。
【0020】プロセス・モデルは、プロセス・ダイアグ
ラムおよびそのダイアグラムの構成要素の論理を定義す
る設定を有する、プロセスの完全な表現である。MQSeri
es Workflowのプロセス・モデルの重要な構成要素を以
下に示す。 ・プロセス ・アクティビティ ・ブロック ・制御フロー ・コネクタ ・データ・コンテナ ・データ構造 ・条件 ・プログラム ・スタッフ
【0021】以下ではこれらのエレメントのうち必要な
ものについてのみ説明する。
【0022】「アクティビティ」は、メタ・モデルの基
本エレメントである。アクティビティはビジネス・アク
ションを表し、ある意味ではビジネス・アクション自体
の意味エンティティである。
【0023】MQSeries Workflowのプロセス・モデル
は、以下のタイプのアクティビティからなる。
【0024】「プログラム・アクティビティ」は、その
プログラム・アクティビティを実行するために割り当て
られたプログラムをもつ。プログラムは、アクティビテ
ィが開始されるときに呼び出される。完全に自動化され
たワークフローでは、プログラムは、人間の介入なしに
アクティビティを実行する。そうでない場合は、ユーザ
がランタイム・ワーク・リストからアクティビティを選
択することによって開始しなければならない。プログラ
ムからの出力は、プログラム・アクティビティの終了条
件および他のアクティビティへの移行条件で使用するこ
とができる。
【0025】「プロセス・アクティビティ」は、そのプ
ロセス・アクティビティを実行するために割り当てられ
た(サブ)プロセスを持つ。プロセスは、アクティビテ
ィが開始されるときに呼び出される。プロセス・アクテ
ィビティは、異なるプロパティに共通の1組のアクティ
ビティを再利用するための方法である。プロセスからの
出力は、プロセス・アクティビティの終了条件および他
のアクティビティへの移行条件で使用することができ
る。
【0026】制御の流れ、つまり実行中のプロセスの
「制御フロー」は、アクティビティが実行される順序を
決定する。MQSeries Workflowのワークフロー・マネー
ジャは、開始条件、終了条件、および移行条件が"TRUE"
の評価によって決定されるプロセスを通るパスをナビゲ
ートする。
【0027】「コネクタ」はプロセス・モデルのアクテ
ィビティをリンクする。コネクタを使用して、アクティ
ビティの順序、およびアクティビティ間のデータの伝送
が定義される。アクティビティは任意には実行されない
ので、「制御コネクタ」を介して結合される。制御コネ
クタは、2つのアクティビティ間の有向辺(矢印)と見
なすことができる。コネクタの終点のアクティビティ
は、コネクタの始点のアクティビティが(正常に)終了
する前に開始することはできない。したがって、制御コ
ネクタによって、ビジネス・プロセス・モデルの制御フ
ローがモデリングされる。デフォルトのコネクタは、ア
クティビティから出ていく制御コネクタのいずれの移行
条件も"TRUE"と評価されないときに、制御が進むべき先
を指定する。デフォルトのコネクタによって、ワークフ
ロー・モデルが例外的なイベントに対処できるようにな
る。データ・コネクタによって、ワークフロー・モデル
のデータの流れが指定される。データ・コネクタはアク
ティビティまたはブロックから始まり、アクティビティ
またはブロックをそのターゲット(目標)とする。出力
データが1つのターゲットあるいは複数のターゲットに
向かうように指定することができる。1つのターゲット
が、複数のデータ・コネクタからデータを受け取るよう
にすることができる。
【0028】プロセス定義には、アクティビティ、アク
ティビティ間の制御コネクタ、入出力コンテナ、および
データ・コネクタのモデリングが含まれる。プロセス
は、アクティビティをノード、制御コネクタ/データ・
コネクタをグラフの辺とする、有向非循環グラフ(DA
G)で表される。このグラフは、組込みグラフィカル・
エディタによって操作される。データ・コンテナは、名
前付きデータ構造として指定される。これらのデータ構
造自体は、Data Structure Definition機能によって指
定される。プログラム・アクティビティは、プログラム
によって実装(インプリメント)される。これらのプロ
グラムは、Program Definition機能によって登録され
る。ブロックは、アクティビティや制御コネクタなど、
プロセスと同じ構造体を含んでいる。しかし、ブロック
には名前がなく、またそれ自体の終了条件を持つ。終了
条件が満たされない場合は、そのブロックが再び開始さ
れる。したがってブロックはDo-Until構造体を実装す
る。プロセス・アクティビティはプロセスとして実装さ
れる。これらのサブプロセスは、その通常のプロパティ
をすべてもつ正規の名前付きプロセスとして個別に定義
される。プロセス・アクティビティはプロセス定義に大
きなフレキシビリティを与える。それによって、アクテ
ィビティの永久的な改良を介してプログラムおよびプロ
セス・アクティビティに至るプロセスを構築できるだけ
でなく(トップダウン)、既存のプロセスのセットから
プロセスを作成することも可能となる(ボトムアッ
プ)。
【0029】プログラム・アクティビティを実装するプ
ログラムは、すべてProgram Registration機能によって
定義される。プログラムの名前、場所、および呼出し文
字列がプログラムごとに登録される。呼出し文字列は、
プログラム名、およびプログラムに渡されるコマンド文
字列からなる。
【0030】このようなプロセス・モデルの例として、
図1に、このようなプロセス・グラフの構造を概念的に
示す。アクティビティ(A1からA5まで)は、名前の
付いた円で表される。通常、この名前はアクティビティ
の目的を表している。アクティビティは、実行する必要
のある様々なタスクに対処するため、様々なフレーバを
帯びる。そのような様々な必要性に対応するため、アク
ティビティは、様々にアクティビティ・インプリメンテ
ーション(実装)をもつことができる。プログラム・ア
クティビティは割り当てられたプログラムによって実行
され、例えば100のようなプロセス・アクティビティ
は別のプロセス101によって実行され、また、例えば
102のようなブロックは、組込みDo-Untilループをも
つマクロ103を実装する。制御コネクタp12、p1
3、p24、p35、およびp45は矢印で表され、矢
印の先端は、制御フローがプロセス中を進む方向を示
す。制御コネクタが開始するアクティビティは「ソース
・アクティビティ」と呼ばれる。制御コネクタが終了す
るアクティビティは「ターゲット・アクティビティ」と
呼ばれる。あるアクティビティから複数の制御コネクタ
が出ている場合は、並列作業の可能性があることを示
す。
【0031】4.2 プロセスの状態 制御フローがプロセス・グラフ中を進む間にあるプロセ
ス・インスタンスがとり得る状態の他に、ワークフロー
管理システムによって実行されるとき、プロセス・イン
スタンスは他の様々な状態をとることができる。図2
に、そのような状態を例として示す。これは、例示のた
めのものにすぎず、ワークフロー管理システムは通常、
さらに多くの状態を区別することに留意されたい。
【0032】特定のビジネス・プロセスが通る最初のス
テップでは、適切なプロセス・テンプレートを選び、お
そらくはそれに提供された事例データを実装し、それに
一意のプロセス・インスタンスIDを割り当てることに
よって、ビジネス・プロセスを作成する。このステップ
は通常、ワークフロー管理システムの"CREATE"機能を呼
び出した結果として実行される。機能の完了の結果とし
て、ビジネス・プロセスは、プロセス・モデル(テンプ
レート)からプロセス・インスタンスを作成する状態"c
reated" 201に入る。
【0033】ビジネス・プロセスの実行中、つまり、ワ
ークフロー管理システムがプロセス・グラフをナビゲー
トし個々のアクティビティを実行するとき、ビジネス・
プロセスは、状態"running" 202である。ビジネス・プ
ロセスは通常、クライアントが制御コマンド"START"を
発行することによってこの状態に入る。また、ビジネス
・プロセスが作成されたときに指定された時間にワーク
フロー管理システムによって開始する、あるいは、制御
コマンド"CREATE"および"START"の組み合わせによって
開始することも可能である。
【0034】ビジネス・プロセスのアクティビティがす
べて実行されると、プロセスは状態"finished" 203に入
る。そのビジネス・プロセスではそれ以上アクティビテ
ィは実行されないが、ビジネス・プロセスに関するすべ
ての情報は依然として利用可能であり、例えば照会する
ことができる。ワークフロー管理システムのなかには、
終了したビジネス・プロセスを始めから、またはビジネ
ス・プロセスの途中からビジネス・プロセスを再度開始
するなど、終了したビジネス・プロセスに対する操作を
可能にするものもある。
【0035】ビジネス・プロセスが状態"deleted" 204
である場合、それ以上アクションを実行することができ
ない。ビジネス・プロセスのすべての情報がワークフロ
ー管理システムの記憶装置からすぐに除去されるか否か
は、実際の実装によって異なる。すぐに除去するワーク
フロー管理システムもあれば、対応する制御コマンドに
よる"DELETE"機能の呼出しが必要なワークフロー管理シ
ステムもある。
【0036】対応する制御コマンドを発行することによ
って"SUSPEND"機能を入力した結果として、ビジネス・
プロセス状態"suspended" 205に入る。この状態におい
ては、ワークフロー管理システムは、ユーザが制御コマ
ンド"RESUME"によって要求するまで、ビジネス・プロセ
スをナビゲートしない。
【0037】ビジネス・プロセスは、制御コマンド"TER
MINATE"の結果として状態"terminated" 206に入る。こ
の状態では、ワークフロー管理システムはビジネス・プ
ロセスの処理を停止する。
【0038】4.3 コマンド範囲(Command Sphere) 従来技術についての上記の説明ですでに概略を述べたよ
うに、あるプロセス・インスタンスに対してすべてのコ
マンドをいつでも発行できるようにすることは、必ずし
も望ましいものではない。例えば、一般的にC2B(コ
ンシューマ−ビジネス間)ビジネス・プロセスまたはB
2B(ビジネス間)ビジネス・プロセスのようなインタ
ーネットにおけるシナリオでは、ビジネス・プロセスを
実装(インプリメント)するプロセス・インスタンス
は、コンピュータ・リテラシのないスタッフによって運
用される。そのようなスタッフがそのような制御コマン
ドを発行することによって、ビジネス・プロセス全体の
整合性を危険にさらす可能性がある。
【0039】したがって、許容されない制御コマンドの
実行から自分自身を保護するビジネス・プロセスを「使
用可能」にすることを提案する。また、対応するプロセ
ス・モデルのどの処理段階で、どの制御コマンドが、ビ
ジネスの結果全体に損害を与えずに実行できるかという
知識は、通常、あるビジネス・プロセスの開発チームの
みが持っている。したがって提案の技術は、あるプロセ
ス・モデルの各処理段階ごとに、その段階で処理するこ
とができる制御コマンドの正しいセットを指定すること
ができる。プロセス・モデルは開発チームによってセッ
トアップされるので、これらの指定を格納する理想的な
場所としてプロセス・モデル自体を提案する。
【0040】あるプロセス・モデルについて、どの処理
段階で、どの制御コマンドが、全体的なビジネスの結果
を害さずに実行することができるかを指定する技術が、
「コマンド範囲(command sphere)」の概念である。コ
マンド範囲は、プロセス・モデル内の1組のアクティビ
ティを識別する。そして、これらのアクティビティのい
ずれかがプロセス・インスタンスの制御フローで制御権
を持つ場合に、どの制御コマンドがユーザによって発行
できるのか、または発行できないのかがその1組のアク
ティビティについて定義される。コマンド範囲が許容さ
れない制御コマンドに関して定義されている場合、無効
コマンドがユーザによって入力された場合に備えて、各
無効コマンドごとに実行すべきアクションを定義するこ
とがさらに提案される。したがって、この教示によっ
て、許容されないコマンドが発行された場合に実行され
る「代替」アクションを定義することが可能となる。通
常、コマンド範囲は、プロセス・モデルの任意のサブグ
ラフを含むことができる。図3に、本の注文プロセスを
表すプロセス・モデルの例を示す。本が出荷される前な
ら(ただし、プロセス・モデル実行の他の段階ではな
い)いつでも、ユーザが本の注文をキャンセルすること
ができるように、コマンド範囲301が定義されてい
る。図3のプロセス・モデルに対するこのコマンド範囲
の指定の詳細を、MQSeries WorkflowのFlow Definition
Languageを使用して図4に示す。
【0041】コマンド範囲301は、アクティビティ
「本の出荷」302、およびアクティビティ「クレジッ
ト・カードの支払い」303を含んでいる。これは、制
御フローが本の注文というビジネス・プロセスのこれら
のアクティビティのいずれかに入ると、注文のキャンセ
ル("TERMINATE"コマンドを発行することによって表さ
れる)がもはや許可されないようになることを指定する
意図である。
【0042】図4のFlow Definition Languageを見る
と、コマンド範囲「CannotCancelOrderAnymore」の指定
を表すプロセス・モデル中のサブグラフを識別できるよ
うにする新しいセクションCOMMAND_SPHERE 401が追加さ
れていることがわかる。
【0043】キーワードNON_VALID_COMMANDS 402は、コ
マンド範囲内で有効ではないコマンドを識別するパラメ
ータを指定する(許容されないコマンドの定義)。キー
ワードACTION 403は、許容されないコマンドがユーザに
よって発行された場合に実行すべきアクション(つま
り、上記で説明した代替アクション)を、各無効コマン
ドごとに指定する。アクションは、ワークフロー管理シ
ステムによって実行することができるものであれば、プ
ログラムでもプロセスでも他のコマンドでもかまわな
い。この例では、代替アクション404は電子メールの
送信である。このコマンド範囲に属するアクティビティ
の識別は、個々のアクティビティの指定セクション内で
行われる。図4のこの例を参照すると、アクティビティ
「本の出荷」の指定セクション405は、そのアクティ
ビティをコマンド範囲CannotCancelOrderAnymore 401に
属しているものとして識別する、RELATED_COMMAND_SPHE
REステートメント406を含んでいる。同様に、アクテ
ィビティ「クレジット・カードの支払い」の指定セクシ
ョン407は、そのアクティビティを、コマンド範囲Ca
nnotCancelOrderAnymore 401に属しているものとして識
別する、RELATED_COMMAND_SPHEREステートメント408
を含んでいる。
【0044】概念的に、完全なプロセス・モデルは、ワ
ークフロー管理システムのすべてのコマンドがサポート
されているコマンド範囲であることに留意されたい。
【0045】本発明の他の実施形態として、あるコマン
ドがビジネス・プロセスのある部分(サブグラフ)につ
いてはサポートされないことを指定する他の方法を提案
する。
【0046】a.第1の方法は、個々のアクティビティ
に対して(つまり、個々のアクティビティの指定セクシ
ョン内で)有効または無効コマンドの指定を可能にする
ことである。この方法は、適切なアクティビティのみを
含むコマンド範囲を持つことに相当する。
【0047】b.他の方法は、アクティビティに有効ま
たは無効コマンドを付加し、別の指定またはプロセスの
終了によって上書きされるまでその指定を有効にするこ
とである。これは上記で論じた適切なコマンド範囲に容
易に変換することができる。したがって、これらの変形
はすべて、この概念的手法としてのコマンド範囲の教示
から逸脱するものではない。これらの変形はコマンド範
囲の指定技術に関する異なる手法に基づいているにすぎ
ない。
【0048】本発明の他の実施形態に関して、コマンド
範囲の構造にほとんど制限がないことについて次に概略
的に述べる。コマンド範囲は、他のコマンド範囲を含
む、または他のコマンド範囲と重複することもできる。
【0049】第1のコマンド範囲が完全に第2のコマン
ド範囲に含まれる場合は、第1のコマンド範囲で定義さ
れる許容コマンドが第2のコマンド範囲の第2の許容コ
マンドをオーバーライドするものと解釈されるようにす
ることができる。
【0050】第1のコマンド範囲が第3のコマンド範囲
と重複し、かつ、制御が第1のコマンド範囲および第3
のコマンド範囲に含まれるプロセス・インスタンスにあ
る間に制御コマンドが発行された場合は、発行された制
御コマンドが前記第1のコマンド範囲および前記第3の
コマンド範囲の許容コマンドである場合にのみ実行され
ると解釈されるようにすることできる。
【0051】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0052】(1)ビジネス・プロセスのプロセス・モ
デルを備えるワークフロー管理システムまたは類似の機
能を備えるコンピュータ・システムにおいて選択的コマ
ンド制御を提供する方法であって、前記プロセス・モデ
ルが任意のグラフのノードであるアクティビティおよび
前記プロセス・モデルの制御フローを定義する前記グラ
フの有向辺を備え、前記プロセス・モデルのプロセス・
インスタンスに対して発行されたコマンドを受け取った
ことに応じて実行されるプロセス・インスタンスの制御
フローにおいてその時点の制御権を有するカレント・ア
クティビティ・インスタンスが前記任意のグラフのサブ
・グラフを含むコマンド範囲に含まれるかどうかを判定
するステップであって、前記コマンド範囲は制御が前記
コマンド範囲内にある場合に実行が許可される許容コマ
ンドを定義する、第1のステップと、前記発行されたコ
マンドが許容コマンドである場合に前記発行コマンドを
実行する第2のステップと、を含む方法。 (2)前記コマンド範囲が、許容されないコマンドの場
合に実行される代替アクションを定義し、前記発行され
たコマンドが許容されないコマンドである場合に、前記
発行されたコマンドの代わりに前記代替アクションが実
行される第3のステップを含む、上記(1)記載の方
法。 (3)前記コマンド範囲が第1のコマンド範囲であり、
前記第1のコマンド範囲が第2のコマンド範囲に含まれ
る場合に、前記第1のコマンド範囲で定義された許容コ
マンドが前記第2のコマンド範囲で定義された許容コマ
ンドをオーバーライドする、上記(2)記載の方法。 (4)前記コマンド範囲が第1のコマンド範囲であり、
前記第1のコマンド範囲が第3のコマンド範囲と重複し
ており、かつ、前記第1のステップで前記カレント・ア
クティビティ・インスタンスが前記第1のコマンド範囲
および前記第3のコマンド範囲に含まれると判定された
場合、前記第2のステップでは、前記発行されたコマン
ドが前記第1のコマンド範囲の許容コマンドであり、か
つ、前記第3のコマンド範囲の許容コマンドである場合
にのみ、前記発行されたコマンドが実行される、上記
(2)記載の方法。 (5)前記許容コマンドが、明示的に指定された実行が
許可されるコマンド、または、明示的に指定された実行
が許可されないコマンドの補集合のコマンドとして定義
される、上記(1)乃至(4)記載の方法。 (6)前記方法がWFMS自身により実行される、上記
(1)乃至(5)記載の方法。 (7)前記コマンド範囲が、前記ビジネス・プロセスの
プロセス・モデル内で指定される、上記(1)乃至
(6)記載の方法。 (8)ビジネス・プロセスのプロセス・モデルを備える
ワークフロー管理システムまたは類似の機能を備えるコ
ンピュータ・システムであって、前記プロセス・モデル
が任意のグラフのノードであるアクティビティおよび前
記プロセス・モデルの制御フローを定義する前記グラフ
の有向辺を備え、前記プロセス・モデルのプロセス・イ
ンスタンスに対して発行されたコマンドを受け取ったこ
とに応じて、プロセス・インスタンスの制御フローにお
いてその時点の制御権を有するカレント・アクティビテ
ィ・インスタンスが前記任意のグラフのサブ・グラフを
含むコマンド範囲に含まれるかどうかを判定する手段で
あって、前記コマンド範囲は制御が前記コマンド範囲内
にある場合に実行が許可される許容コマンドを定義す
る、第1の手段と、前記発行されたコマンドが許容コマ
ンドである場合に前記発行コマンドを実行する第2の手
段と、を含むシステム。 (9)前記コマンド範囲が、許容されないコマンドの場
合に実行される代替アクションを定義し、前記発行され
たコマンドが許容されないコマンドである場合に、前記
発行されたコマンドの代わりに前記代替アクションが実
行する第3の手段を含む、上記(8)記載のシステム。 (10)上記(1)乃至(7)記載の方法のステップを
コンピュータに実行させる、データ処理プログラム。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセス・グラフで表されるプロセス・モデル
の例を示す図である。
【図2】制御フローがプロセス・グラフを移動している
間に、あるプロセス・インスタンスが占めることのでき
る状態に加えて、プロセス・インスタンスが、ワークフ
ロー管理システムによって実行されるときに他の様々な
状態を占めることができることを実例のレベルで示す図
である。
【図3】本が出荷される前(ただし、プロセス・モデル
の実行の他の段階ではない)にのみ、ユーザが本の注文
をキャンセルすることができるようにする単一のコマン
ド範囲を備える本の注文プロセスを表すプロセス・モデ
ルの例を示す図である。
【図4】MQSeries WorkflowのFlow Definition Languag
eを使用した、図3のプロセス・モデルのコマンド範囲
の指定の詳細を示す図である。
【符号の説明】
100 プロセス・アクティビティ 101 プロセス 102 ブロック 103 マクロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・ライマン ドイツ連邦共和国 アイドリンゲン ディ ー−71134 ハービネッカーヴェーク 19 (72)発明者 ディーター・ロラー ドイツ連邦共和国 ショーナイヒ ディー −71101 ヘルマン・レーンス・ヴェーク 5 Fターム(参考) 5B098 GA01 GC16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビジネス・プロセスのプロセス・モデルを
    備えるワークフロー管理システムまたは類似の機能を備
    えるコンピュータ・システムにおいて選択的コマンド制
    御を提供する方法であって、前記プロセス・モデルが任
    意のグラフのノードであるアクティビティおよび前記プ
    ロセス・モデルの制御フローを定義する前記グラフの有
    向辺を備え、前記プロセス・モデルのプロセス・インス
    タンスに対して発行されたコマンドを受け取ったことに
    応じて実行される プロセス・インスタンスの制御フローにおいてその時点
    の制御権を有するカレント・アクティビティ・インスタ
    ンスが前記任意のグラフのサブ・グラフを含むコマンド
    範囲に含まれるかどうかを判定するステップであって、
    前記コマンド範囲は制御が前記コマンド範囲内にある場
    合に実行が許可される許容コマンドを定義する、第1の
    ステップと、 前記発行されたコマンドが許容コマンドである場合に前
    記発行コマンドを実行する第2のステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】前記コマンド範囲が、許容されないコマン
    ドの場合に実行される代替アクションを定義し、 前記発行されたコマンドが許容されないコマンドである
    場合に、前記発行されたコマンドの代わりに前記代替ア
    クションが実行される第3のステップを含む、 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記コマンド範囲が第1のコマンド範囲で
    あり、前記第1のコマンド範囲が第2のコマンド範囲に
    含まれる場合に、前記第1のコマンド範囲で定義された
    許容コマンドが前記第2のコマンド範囲で定義された許
    容コマンドをオーバーライドする、 請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記コマンド範囲が第1のコマンド範囲で
    あり、 前記第1のコマンド範囲が第3のコマンド範囲と重複し
    ており、かつ、前記第1のステップで前記カレント・ア
    クティビティ・インスタンスが前記第1のコマンド範囲
    および前記第3のコマンド範囲に含まれると判定された
    場合、前記第2のステップでは、前記発行されたコマン
    ドが前記第1のコマンド範囲の許容コマンドであり、か
    つ、前記第3のコマンド範囲の許容コマンドである場合
    にのみ、前記発行されたコマンドが実行される、 請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】前記許容コマンドが、明示的に指定された
    実行が許可されるコマンド、または、明示的に指定され
    た実行が許可されないコマンドの補集合のコマンドとし
    て定義される、請求項1乃至4記載の方法。
  6. 【請求項6】前記方法がWFMS自身により実行され
    る、請求項1乃至5記載の方法。
  7. 【請求項7】前記コマンド範囲が、前記ビジネス・プロ
    セスのプロセス・モデル内で指定される、請求項1乃至
    6記載の方法。
  8. 【請求項8】ビジネス・プロセスのプロセス・モデルを
    備えるワークフロー管理システムまたは類似の機能を備
    えるコンピュータ・システムであって、前記プロセス・
    モデルが任意のグラフのノードであるアクティビティお
    よび前記プロセス・モデルの制御フローを定義する前記
    グラフの有向辺を備え、前記プロセス・モデルのプロセ
    ス・インスタンスに対して発行されたコマンドを受け取
    ったことに応じて、 プロセス・インスタンスの制御フローにおいてその時点
    の制御権を有するカレント・アクティビティ・インスタ
    ンスが前記任意のグラフのサブ・グラフを含むコマンド
    範囲に含まれるかどうかを判定する手段であって、前記
    コマンド範囲は制御が前記コマンド範囲内にある場合に
    実行が許可される許容コマンドを定義する、第1の手段
    と、 前記発行されたコマンドが許容コマンドである場合に前
    記発行コマンドを実行する第2の手段と、 を含むシステム。
  9. 【請求項9】前記コマンド範囲が、許容されないコマン
    ドの場合に実行される代替アクションを定義し、 前記発行されたコマンドが許容されないコマンドである
    場合に、前記発行されたコマンドの代わりに前記代替ア
    クションが実行する第3の手段を含む、 請求項8記載のシステム。
  10. 【請求項10】請求項1乃至7記載の方法のステップを
    コンピュータに実行させる、データ処理プログラム。
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