JP2002329709A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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JP2002329709A
JP2002329709A JP2001129703A JP2001129703A JP2002329709A JP 2002329709 A JP2002329709 A JP 2002329709A JP 2001129703 A JP2001129703 A JP 2001129703A JP 2001129703 A JP2001129703 A JP 2001129703A JP 2002329709 A JP2002329709 A JP 2002329709A
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plasma
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Masashi Sanga
雅司 山華
Tadashi Niimura
忠 新村
Katsu Iyanagi
克 井柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理物の処理速度の面内分布に偏りが無
く、処理速度の均一性が高いプラズマ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 誘電体窓2を、一方の面が同軸変換テン
テナ4に接統している誘電体板13a、21a、23
a、24a、25aと、この誘電体板13a、21a、
23a、24a、25aの他方の面に接し、かつ、誘電
体窓2の中心に対して軸対称の形状に形成されている導
電性の平板部材14、14a、14b、14c、22
a、22b、22c、22dとで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ処理装置に
おいて、被処理物に対しての面内均一性を改善するため
に、プラズマの分布を制御することのできるプラズマ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波(高周波を含む)によるプラ
ズマ処理は、プラズマの励起効率が高く処理速度が速い
ので、半導体装置や液晶表示装置等を製造する際のエッ
チング処理やアッシング処理あるいは酸化処理等を行う
プラズマ処理装置に多く用いられている。
【0003】これらの処理に用いられているマイクロ波
励起のプラズマ処理装置の構造は、通常、図9に示すよ
うに、ブラズマ処理装置はチャンバ51の上部に真空封
止する誘電体窓52が設けられ、この誘電体窓52の上
部に、この誘電体窓52に対向してマイクロ波を導入す
るための断面が矩形状の導波管53の終端部が配置され
ている。
【0004】チャンバ51は、上部にアルミ電極54で
仕切られたプラズマ生成室55が設けられ、このプラズ
マ生成室55の下方に被処理部材を処理する処理室56
が形成されている。
【0005】また、導波管53には誘電体窓52を通し
て処理室56の内部のホルダ58上に載置されたシリコ
ンウエハ等の被処理物57を処理するプラズマを生成す
る目的でプラズマ生成室55にマイクロ波を導入するた
めに、導波管53の内部を進行するマイクロ波の電界万
向に垂直な面(H面)に、同軸変換アンテナ60が設け
られている。
【0006】同軸変換7ンテナ60の場合、同軸変換ア
ンテナ60からのマイクロ波はプラズマ生成室55側へ
放射され、チャンバ51内に導入される。その際に、同
軸変換アンテナ60から放射されたマイクロ波は、チャ
ンバ51を真空封止できる誘電体窓52を誘電体線路と
して伝播して誘電体窓52の全面に広がる。
【0007】これらのマイクロ波励起のプラズマ処理装
置では、マイクロ波をプラズマ生成室に導入する場合、
TEonモード(もしくはTEnoモード)の導波管に
よりマイクロ波を伝播させ、同軸変換用アンテナを用い
る場合には導波管の終端面から1/4λ(ここでλ
は導波管内波長)の整数倍の位置に円筒形の開口を設
け、その開口部に同軸変換用アンテナを設置している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成のプラズマ処理装置では、導波管を伝播してきたマ
イクロ波は同軸変換アンテナの中心導体に電界が集中
し、中心導体に電流が発生する。そのため、マイクロ波
はTEonモードからTEMモードに変換され伝播され
る。
【0009】また、マイクロ波は同軸変換アンテナの終
端にはマイクロ波の透過窓である誘電体窓が設置されて
いるので、アンテナの下端部からこのアンテナの先端が
接している誘電体窓内に放射される。その際、放射され
るマイクロ波の強度は同軸変換アンテナの中心導体付近
で最も強く、誘電体窓の外縁方向に進むにしたがって弱
くなっていく。そのために同軸変換アンテナを用いた場
合には、プラズマがこの同軸変換アンテナの直下で最も
発生しやすく、プラズマ密度が高くなる。
【0010】したがって、プラズマの分布に偏りが生じ
エッチング速度の、被処理物での面内均一性を保つこと
ができない。特に、被処理物の周辺でのエッチング速度
が低下する。その結果、エッチング、アッシング等プラ
ズマにより被加工体を加工した場合の加工の均一性が悪
化する。
【0011】本発明は、これらの事情に基づいて成され
たもので、被処理物の処理速度の面内分布に偏りが無
く、処理速度の均一性が高いプラズマ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、マイクロ波を同軸変換アンテナから誘電体
窓を介してチャンバ内に導入してプラズマを生成し、被
処理物に所定の処理を施すプラズマ処理装置において、
前記誘電体窓は、前記同軸変換アンテナと接する誘電体
板と、この誘電体板の他方の面設けられ、前記誘電体板
の中心に対して軸対称の形状に形成されている導電性の
平板部材とを有していることを特徴とするプラズマ処理
装置である。
【0013】また請求項2の発明による手段によれば、
前記誘電体窓は、前記平板部材の他方の面にも誘電体板
を有する3層構造であることを特徴とするプラズマ処理
装置である。
【0014】また請求項3の発明による手段によれば、
前記平板部材は、前記誘電体板に成膜されていることを
特徴とするプラズマ処理装置である。
【0015】また請求項4の発明による手段によれば、
前記平板部材は、前記誘電体窓の中心に対して設けた中
心部と、該中心部を中心に放射状に延びるアーム部を有
していることを特徴とするプラズマ処理装置である。
【0016】また請求項5の発明による手段によれば、
前記平板部材の厚さは、マイクロ波の半波長未満である
ことを特徴とするプラズマ処理装置である。
【0017】また請求項6の発明による手段によれば、
前記2枚の誘電体板は大きさが異なることを特徴とする
プラズマ処理装置である。
【0018】また請求項7の発明による手段によれば、
チャンバ内を排気すると共に処理ガスを導入して所定圧
力に設定する工程と、マイクロ波を、同軸変換アンテナ
から誘電体板と導電性の平板部材からなる誘電体窓を介
して前記チャンバ内に電界強度分布を面方向に拡散させ
ながら導入する工程と、導入されたマイクロ波により前
記処理ガスをプラズマ化する工程と、発生したブラズマ
により前記チャンバ内に設けられた被処理体の表面を処
理する工程とを有することを特徴とするプラズマ処理方
法である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わるプラズマ処
理装置を図面を参照して具体的に説明する。
【0020】図1は本発明のマイクロ波励起のプラズマ
処理装置の要部の構成を示す模式構成図である。
【0021】図1に示すように、プラズマ処理装置は真
空チャンバ1の上部に誘電体部材である誘電体窓2が設
けられている。この誘電体窓2の上部にこの誘電体窓2
に連通し、かつ、真空チャンバ1の内部にマイクロ波
(高周波を含む)を導入するための断面が矩形状の導波
管3に連通した同軸変換アンテナ4が配置されている。
【0022】導波管3は、マイクロ波の電界方向に垂直
な面(H面)と、このH面に対して垂直方向に伸びるマ
イクロ波の電界方向に平行な面(E面)と、マイクロ波
導人側と反対側にH面およびE面に対して垂直に設けら
れたマイクロ波を反射する反射面(R面)とを有してお
り、同軸変換アンテナ4は、H面の幅方向の中心部に設
けられている。
【0023】真空チャンバ1は、内部の上方にプラズマ
生成室5が設けられ、このプラズマ生成室5の下方に処
理室6が形成されている。この処理室6にはシリコンウ
エハ等の被処理物7を載置するホルダ8が配置されてい
る。ホルダ8は図示しない整合器及び、RFバイアスや
He冷却機構を備え、それらには同様に図示しないRF
発振器、およびチラー(冷却手段)が連結されている。
また、ガス供給管9は、真空チャンバ1の上部のプラズ
マ生成室5の側壁に形成されており、ガス排気管10は
処理室6が形成された真空チャンバ1の底部に取り付け
られ、かつ、ガス排気管10の他端には真空ポンプ等の
排気系(図示せず)が連結されている。
【0024】同軸変換アンテナ4は、導波管3の終端部
近傍で、かつマイクロ波の電界方向に垂直な面(H面)
に設けられた円形の開口部11に設けられている。そし
て、マイクロ波は、同軸変換アンテナ4及び誘電体窓1
2を介してプラズマ生成室5内に導入される。
【0025】この同軸変換アンテナ4の構造は、同心状
の構造で中心部が金属棒12でその周辺部は誘電体窓2
と同材質(例えば、石英、アルミナ、窒化アルミ)で構
成されている。また、金属棒12の軸万向の長さはマイ
クロ波の半波長以上に設定されており、その先端は誘電
体窓2に接している。したがって、真空チャンバ1の内
部に金属棒12は露出しない。
【0026】誘電体窓2は、サンドイッチ構造で2枚の
誘電体板13a、13bの間に平板部材14が挟まれた
構造である。平板部材14は、図2(a)および(b)
に平面図を示すように、厚さがマイクロ波の半波長未満
のアルミ等の導電物質で形成されている。形状的には、
大八車状で、アーム16によるパターン部とアーム16
の間になる非パターン部とで形成され、同軸変換アンテ
ナ4の金属棒12に対応する位置に中心部15が形成さ
れている。また、この中心部15から等角度で外側に延
出した複数のアーム16が外周部を連結している。アー
ム16は誘電体窓2の中心に対して対称に配置され、ア
ーム16の数は、図2(a)の平板部材14aの場合は
4本であり、図2(b)の平板部材14b場合は8本で
ある。
【0027】なお、平板部材14、14a、14bは、
誘電体板13a、13bと別体で設けなくて、誘電体板
13a、13bのいずれか一方に、薄膜を成膜して形成
してよい。この場合、誘電体板13aの場合は裏面側
に、或いは、誘電体板13bの場合は表面側に形成す
る。
【0028】これらの構造により、同軸変換予ンテナ4
を伝播したマイクロ波は同軸変換アンテナ4の外側の真
空チャンバ1の壁と、中心アンテナである金属棒12と
の間に電界を発生して伝播し、プラズマ生成室5でプラ
ズマを生成させている。
【0029】次に、これらのマイクロ波励起のプラズマ
処理装置により、レジストパターンが表面に形成された
被処理物7をエッチングする方法について説明する。
【0030】まず、真空チャンバ1の処理室6の内部の
ホルダ8の上にレジストパターンが表面に形成されたシ
リコンウエハ等の被処理物7を載置する。図示しない真
空ボンプを作動させて真空チャンバ1の内部を、ガス排
気管10を通して排気する。続いて、エッチング処理に
用いる処理ガスである、例えば、酸素ガスと四フッ化炭
素との混合ガスを、ガス供給管9を通して真空チャンバ
1の上部のプラズマ生成室に供給する。真空チャンバ1
の内部が所定の圧力になった時点で、図示しないマイク
ロ波源からマイクロ波を導波管3に導入する。
【0031】導波管3から同軸変換アンテナ4を介して
伝播したマイクロ波は、誘電体窓2である誘電体板13
aと平板部材14と誘電体板13bを介してプラズマ生
成室5の内部に、平板部材14によりマイクロ波の電界
強度分布が、所定の分布と広がりをもって放射されてプ
ラズマが発生する。
【0032】この発生したプラズマ中の活性ガスが、処
理室6の内部のホルダ8の上に載置された被処理物7の
表面の膜と反応してエッチングを行なうことにより、良
好なエッチング処理を施すことができる。この場合、マ
イクロ波の電界強度分布が、被処理物7に対するエッチ
ングレートが均一になるように、所定の分布と広がりを
もって放射されているので、被処理物7に対して均一な
エッチング処理を施すことができる。
【0033】図3(a)および図3(b)は、図2
(a)および図2(b)に示した平板部材14a、14
bを用いた場合のプラズマ処理装置によるプラズマの発
光を真空チャンバ1の下部に設けた窓(不図示)から撮
影した写真である。
【0034】この場合、真空チャンバ1の内部に圧力1
5Paとなるように酸素ガスを導人し、周波数が2.4
5GHz、パワーが1kWのマイクロ波プラズマを生成
している。図3(a)は、図2(a)で示した平板部材
14aを使用した場合の写真であり、図3(b)は、図
2(b)で示した平板部材14bを使用した場合の写真
である。なお、各部の寸法は、誘電体板13aは直径2
40mm、厚さ5mmの石英であり、誘電体板13b
は、直径240mm、厚さ15mmの石英である。ま
た、真空容器6内のプラズマ生成部の内径は220mm
であり、直径200mmの被処物7であるシリコンウエ
ハを設置する部分の内径は300mmである。
【0035】図3(a)と図3(b)に示したプラズマ
の発光写真において、白く見える部分はプラズマが発生
している部分であり、黒く見える部分はプらズマが発生
していない部分である。図3(a)の写真では、ほぼ、
全域にわたってプラズマが発生しているが、図3(b)
の写真では中心部でのプラズマの発生が抑止されてい
る。その結果、図3(b)の写真で示しているように、
平板部材14bを用いた場合は、後述するように、シリ
コンウエハに対するレジスト膜のエッチング速度分布に
ついての面内均一性を改善できる。
【0036】図4は、シリコンウエハに対するレジスト
膜のエッチング速度分布を平板部材14bを使用した場
合と、平板部材を使用しない場合とで比較した結果を示
すグラフである。
【0037】この場合、放電ガスは酸素で圧力は15P
a、マイクロ波のパワーは2kWとした。エッチング速
度の面内均一性は、±(最大エッチング速度−最小エッ
チング速度)/(最大エッチング速度+最小エッチング
速度)で算出すると、平板部材14bを使用した場合が
±44%、使用しない場合が±53%である。つまり、
平板部材14bを設けることにより中心部15のプラズ
マの発生を抑止した結果、プラズマの分布を制御するこ
とにより、エッチング速度の面内均一性を改善できるこ
とを確認した。
【0038】次に、平板部材14の変形例について説明
する。上述の実施の形態では、平面形状が大八車状のパ
ターン部と非パターン部とで形成された平板部材14
a、14bについて説明したが、平板部材14は透過す
るマイクロの電界強度分布を所望の傾向に変化させる機
能有していればよいものであるから、平板部材14の平
面形状は、誘電体窓2の中心に対して軸対称であれば様
々な形状を用いることが可能である。このことは、それ
ぞれ実験で確認した。例えば、大八車状でも、中心部1
5の円形状の部分は必ずしも必要ではなく、中心部15
を無くしてアーム16のみで形成してもよい。また、逆
に、中心部15の円形状の部分のみで形成してもよい。
【0039】図5は、平板部材14を中心部15の円形
部のみで形成した例の透視斜視図である。なお、この場
合、Dは平板部材14cの外径で、誘電体窓2の内径を
φ220mmとしている。
【0040】また、図6は、平板部材14cの外径Dを
変化させた場合の、アッシング速度の面内均一性(%)
とアッシングレートとの関係を示すグラフである。平板
部材14cの外径Dをφ0mm、φ50mm、φ100
mm、φ150mmにそれぞれ変化させた場合、アッシ
ングレートについては、外径の変化による差があまり存
在しない。アッシング速度の面内均一性(%)では、そ
れぞれによる差異が存在して、外径Dがφ100mmの
場合が10%程度になり、最も面内均一性が良好であ
る。したがって、平板部材14cの外径Dはφ100m
mに設定すればよいことになる。
【0041】また、上述の実施の形態では、平板部材1
4、14a、14b、14cを挟んで、平板部材14、
14a、14b、14cの表面と裏面とにそれぞれ誘電
体板13a、13bを設けて3層構造に形成したが、平
板部材14、14a、14b、14cの裏面側(被処理
物7側)の誘電体板13bは設けない構造にしてもよ
い。
【0042】次に、誘電体窓2の変形例の構造について
説明する。上述の実施の形態では、誘電体窓2を形成し
ている上部の誘電体板13aと下部の誘電体板13b
の、相互に対向している表面積がほぼ等しいものを用い
たが、それらは、異なった表面積のものを用いることも
できる。なお、図7(a)および(b)、ならびに、図
8(a)および(b)において、図1と同一機能部分に
は同一符号を付して個々の説明を省略する。
【0043】図7(a)および(b)は、誘電体窓2の
下部の誘電体板21b、23bが上部の誘電体板21
a、23aよりも、相互の対向面の表面積が広いものを
用いている。平板部材22a、22bの表面積は、図7
(a)に示した場合は、下部の誘電体板21bと同等で
あり、図7(b)に示した場合は、上部の誘電体板23
aと同等である。
【0044】一方、図8(a)および(b)は、誘電体
窓の上部の誘電体板24a、25aが下部の誘電体板2
4b、25bよりも、相互の対向面の表面積が広いもの
を用いている。平板部材22c、22dの表面積は、図
8(a)に示した場合は、下部の誘電体板24bと同等
であり、図8(b)に示した場合は、上部の誘電体板2
5aと同等である。
【0045】なお、各平板部品22a、22b、22
c、22dの形状については、上述の実施の形態と同様
である。また、これらの各場合について、実験により、
上述の実施の形態と同等の効果があることを確認した。
【0046】また、上述の実施の形態では、被処理物を
シリコンウエハとしたが、液晶基板用のガラス基板にし
ても同様の効果を得ることができる。
【0047】以上に述べたように、本発明によれば、マ
イクロ波放射部に導電性の平板部材を設置することで、
マイクロ波の電界強度分布を変化させて、処理室内での
プラズマの分布を周辺部に偏らせることで、被処理物の
中心付近のエッチング等の処理速度を低下させることに
より、処理速度の面内均一性を向上させることができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、被処理物の処理速度の
面内分布に偏りが無く、処理速度の均一性が高いプラズ
マ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロ波励起のプラズマ処理装置の
要部構成を示す模式構成図。
【図2】(a)および(b)は、本発明の平板部材の平
面図。
【図3】(a)および(b)は、本発明のプラズマ処理
装置によるプラズマの発光の写真。
【図4】シリコンウエハに対するレジスト膜のエッチン
グ速度分布を平板部材を使用した場合と、平板部材を使
用しない場合とで比較した結果を示すグラフ。
【図5】本発明の平板部材の透視斜視図。
【図6】本発明の平板部材の外径を変化させた場合の、
アッシング速度の面内均一性(%)とアッシングレート
との関係を示すグラフ。
【図7】(a)および(b)は、本発明の誘電体窓の変
形例を示す説明図。
【図8】(a)および(b)は、本発明の誘電体窓の変
形例を示す説明図。
【図9】従来のマイクロ波励起のプラズマ処理装置の要
部構成を示す模式構成図。
【符号の説明】
1…真空チャンバ、2…誘電体窓、3…導波管、4…同
軸変換アンテナ、5…プラズマ生成室、6…処理室、7
…被処理物、13a、13b、21a、21b、23
a、23b、24a、24b、25a、25b…誘電体
板、14、14a、14b、14c、22a、22b、
22c、22d…平板部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井柳 克 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 BA06 BC06 BC10 CA26 CA47 CA62 DA02 EA07 EB01 EB42 FA12 FA20 FB02 FB06 FC15 5F004 AA01 BA20 BB14 BB32 BD01 BD04 CA02 CA03 DA26 5F045 AA09 AB32 BB02 CA15 DP04 EB02 EH02 EH03 EH19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を同軸変換アンテナから誘電
    体窓を介してチャンバ内に導入してプラズマを生成し、
    被処理物に所定の処理を施すプラズマ処理装置におい
    て、 前記誘電体窓は、前記同軸変換アンテナと接する誘電体
    板と、この誘電体板の他方の面設けられ、前記誘電体板
    の中心に対して軸対称の形状に形成されている導電性の
    平板部材とを有していることを特徴とするプラズマ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体窓は、前記平板部材の他方の
    面にも誘電体板を有する3層構造であることを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記平板部材は、前記誘電体板に成膜さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記平板部材は、前記誘電体窓の中心に
    対して設けた中心部と、該中心部を中心に放射状に延び
    るアーム部を有していることを特徴とする請求項1記載
    のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記平板部材の厚さは、マイクロ波の半
    波長未満であることを特徴とする請求項1記載のプラズ
    マ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記2枚の誘電体板は大きさが異なるこ
    とを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 チャンバ内を排気すると共に処理ガスを
    導入して所定圧力に設定する工程と、 マイクロ波を、同軸変換アンテナから誘電体板と導電性
    の平板部材からなる誘電体窓を介して前記チャンバ内に
    電界強度分布を面方向に拡散させながら導入する工程
    と、 導入されたマイクロ波により前記処理ガスをプラズマ化
    する工程と、発生したブラズマにより前記チャンバ内に
    設けられた被処理体の表面を処理する工程とを有するこ
    とを特徴とするプラズマ処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005528755A (ja) * 2002-06-04 2005-09-22 サントル、ナショナール、ド、ラ、ルシェルシュ、シアンティフィク、(セーエヌエルエス) シート状プラズマの発生装置
JP2007109670A (ja) * 2006-12-22 2007-04-26 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置

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