JP2002325934A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002325934A
JP2002325934A JP2001133622A JP2001133622A JP2002325934A JP 2002325934 A JP2002325934 A JP 2002325934A JP 2001133622 A JP2001133622 A JP 2001133622A JP 2001133622 A JP2001133622 A JP 2001133622A JP 2002325934 A JP2002325934 A JP 2002325934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機に使用される消耗部品の使用状況を管
理することができる遊技機を提供すること。 【解決手段】 履歴管理基板RのRAM33は、通電カ
ウンタ33b、発射モータ時間カウンタ33c、発射モ
ータ回数カウンタ33d、賞球モータ時間カウンタ33
e、賞球数カウンタ33f、貸球モータ時間カウンタ3
3g、貸球数カウンタ33h、第1〜第nランプ時間カ
ウンタ33i、第1〜第nランプ回数カウンタ33j、
第1〜第nLED時間カウンタ33k、スピーカカウン
タ33lを備えている。各カウンタ33b〜33lによ
り、電源投入から電源断までのパチンコ機1の部品(各
制御基板H,B,D,S,L,Aを含む)の使用状況が
計測される。MPU31に停電信号が入力されると、各
カウンタ33b〜33lで計測された使用状況が、EE
PROM34の対応するメモリ34a〜34rに加算さ
れ、そのデータが更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどの遊技機に関し、特に、遊技機に使用
される消耗部品の使用状況を管理することができる遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機などに代表される遊技は手
軽に楽しむことができるので、広く親しまれた遊技であ
り、多くの遊技者に愛好されている。ここで遊技者を飽
きさせないためには、遊技者に常に新たな興趣を提供す
る必要があることから、一定期間毎に新たなパチンコ機
(新台)の投入などが行われている。新台の投入と共に
不要となった使用済パチンコ機は転売などにより市場を
流通するが、最終的には廃棄され、廃棄業者により解
体、焼却などの処理が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、使用
済パチンコ機、特にパチンコ機に使用されている各部品
においては、まだ十分に使用できるにも拘わらず一意的
に廃棄されているのが現状であり、部品や資材の再利用
や有効活用がなされていないという問題点があった。ま
た、パチンコ機は複数の制御基板やこれらに接続される
表示装置や払出装置、球の発射装置、ランプ、LED、
スピーカなどの各種部品によって構成されているが、各
部品毎に使用期間や消耗の度合いが異なる。このため、
廃棄時には、パチンコ機の各部品毎に再利用の可否を判
断することが要求されるが、パチンコ機やパチンコ機の
各部品毎に記された製造年月日や製造番号ではどの程度
各部品が使用されたかを判断できず、かかる情報から各
部品の再利用の可否(使用状況)を判断することが困難
であるという問題点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、遊技機に使用される消耗部品の使
用状況を管理することができる遊技機を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、消耗部品に対応つけてそ
の消耗部品の使用状況を電源の切断後も記憶する使用状
況記憶手段と、前記消耗部品の使用状況を計測する計測
手段と、その計測手段により計測された使用状況に基づ
いて、前記使用状況記憶手段に記憶される消耗部品の使
用状況を更新する更新手段とを備えている。
【0006】この請求項1記載の遊技機によれば、消耗
部品の使用状況は使用状況記憶手段に消耗部品に対応つ
けて電源の切断後も記憶されており、その記憶された消
耗部品の使用状況は、計測手段によって計測された使用
状況に基づいて、更新手段により更新される。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本発明のパチ
ンコ機1は、パチンコ機1およびパチンコ機1の各部品
を再利用することにより、資源の有効活用を計るための
ものである。市場を流通したパチンコ機は、廃棄台を引
き取るための流通システムに基づいて回収される。回収
されたパチンコ機は、パチンコ機のメーカ或いはメーカ
指定の業者により解体され、再利用部品がメーカへ供給
される。この流通システムについて具体的に説明する。
【0008】製造されたパチンコ機1(新台)は、製造
メーカからパチンコホールへと販売される。パチンコホ
ールでは新台の入れ替えに伴い、不要となったパチンコ
機が排出される。排出されたパチンコ機は、一部、他ホ
ールへ転売され或いは中古機販売会社を流通し、最終的
には廃棄される。廃棄されるパチンコ機はホールなどか
らメーカに引き取られ、自社或いは指定のリサイクル業
者において解体される。パチンコ機の引き取りに際し
て、メーカは、自社のパチンコ機のみならず、(要求が
あれば)他社のパチンコ機の引き取りをも実行し、自社
或いは指定のリサイクル業者において、その解体を実行
する。これにより、リサイクル率を向上させ、使用済パ
チンコ機の不法投棄を防止することができる。
【0009】尚、本発明のパチンコ機1は、パチンコ機
1に配設された各部品(消耗部品)の使用状況を履歴管
理基板Rに記憶し、その各部品の使用状況を示すデータ
などを該履歴管理基板RからPCなどへ出力し得ると共
に、逆に、PCから該履歴管理基板Rへデータの入力が
できるように構成されたものである。よって、パチンコ
機の解体(廃棄)に際しては、この履歴管理基板Rに記
憶される各部品の使用状況が読み出され、各部品の廃棄
或いは再利用が決定される。再利用される部品は、該パ
チンコ機1の製造元メーカへと供給される。
【0010】リサイクル業者は(メーカにおいても)、
複数メーカのパチンコ機を解体する必要があるので、履
歴管理基板Rは統一された規格で設計されることが望ま
しい。解体するパチンコ機がいずれのメーカのパチンコ
機であっても、そのパチンコ機の部品の廃棄と再利用と
を容易に判断することができるからである。
【0011】本実施例では、遊技機の一例として弾球遊
技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊
技機を用いて説明する。なお、本発明を第3種パチンコ
遊技機や、コイン遊技機、スロットマシン等の他の遊技
機に用いることは、当然に可能である。
【0012】図1は、本実施例のパチンコ機1の遊技盤
の正面図である。パチンコ機1の前面には前面枠2が配
設されており、その略中央部分には略矩形状の開口2a
が穿設され、かかる開口2aの内周には金枠3が周設さ
れている。この金枠3の内側の上方には、2枚のガラス
板を装着可能なガラス扉枠4が開閉可能に配設されてお
り、ガラス扉枠4の後方に遊技盤5が配置されている。
【0013】遊技盤5の前面には略円弧状の外レール6
が植立され、その外レール6の内側位置には円弧状の内
レール7が植立されている。この内レール7と外レール
6とにより囲まれた遊技盤5の前面には、球が打ち込ま
れる遊技領域8が形成されており、その遊技領域8内に
は、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球
として払い出される複数の普通入賞口9が配設されてい
る。遊技領域8の略中央部分には、複数種類の識別情報
としての図柄などを変動表示する液晶ディスプレイ(L
CD)10を備えた可変表示装置11が配設されてい
る。この可変表示装置11のLCD10の手前側周囲に
は、装飾部材を兼ねたセンターフレーム11aが周設さ
れており、このセンタフレーム11aによりLCD10
の周囲が装飾されている。また、センタフレーム11a
の上部中央には表示装置の一種である7セグメントLE
Dが配設されている。
【0014】可変表示装置11の下方には、図柄作動口
(第1種始動口)12が配設されている。この図柄作動
口12を球が通過すると、その図柄作動口12に対応す
るスイッチSW1(図2参照)がオンして、上述した可
変表示装置11で変動表示が開始されると共に、5個の
球が賞球として払い出される。また、図柄作動口12の
下方には可変入賞装置13が配設されている。この可変
入賞装置13は、その略中央部分に2以上の球が同時に
通過可能な幅広矩形状の開口である大入賞口が穿設され
ている。
【0015】大入賞口は、可変表示装置11の変動後の
表示結果が予め定められた図柄の組み合わせ(大当たり
表示)の1つと一致する場合に、球が入賞しやすいよう
に所定時間(例えば、30秒間)経過するまで、或い
は、所定個数(例えば、10個)の球が入賞するまで、
開放される入賞口である。この大入賞口の開閉動作の行
われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された
状態(特別遊技状態)である。かかる可変入賞装置13
の下方であって、遊技領域8の最下方には、いずれの入
賞口にも入賞しなかった球を遊技領域8外へ排出するた
めのアウト口14が形成されている。
【0016】アウト口14の下方、即ちガラス扉枠4の
下方には、金枠3に開閉可能に取着された前面扉板(腰
板)15が配設されている。この前面扉板15の前面に
は、球を貯留すると共に球発射装置(図示せず)へ球を
供給するための上皿16が配設され、その上皿16の下
方であって、前面枠2の下側部分には上皿16に貯留し
きれなかった球を貯留するための下皿17が配設されて
いる。各入賞口に球が入賞すると払い出される賞球は、
賞球モータ22(図2参照)により、この上皿16また
は下皿17へと払い出される。
【0017】また、下皿17の右側部分には、球を遊技
領域8へ打ち込むために遊技者によって操作される操作
ハンドル18が配設され、かかる操作ハンドル18の内
部には球発射装置の発射モータ24(図2参照)を駆動
させるためのハンドルスイッチ18aが内蔵されてい
る。
【0018】上述した上皿16は、板状に形成された装
飾板16aを備えており、その装飾板16aによって前
面扉板15の前面が覆われている。装飾板16aの中央
には、後述するカード読取ユニット20により読み取ら
れたカードの残高金額を表示するために、7セグメント
LEDにより構成された3桁の残高表示器である払出L
ED19が配設されている。
【0019】また、パチンコ機1には装飾効果を狙った
LED26やランプ25(図2参照)が随所に配設さ
れ、更にLCD10において図柄などの変動表示が実行
されると効果音がスピーカ27(図2参照)から出力さ
れ、遊技者の興趣が高められるように構成されている。
【0020】上記のように構成されたパチンコ機1の左
側には、正面視長方形状のカード読取ユニット20が並
設されている。カード読取ユニット20は、金銭と同等
の有価価値を有するカードに記録された残高金額のデー
タを読み取ると共に、その残高金額の範囲内で貸球の払
い出しを指示するためのものである。カード読取ユニッ
ト20にカードが挿入されると、該カードの残高金額が
読み取られ、遊技者が所定の操作を実行することにより
貸球モータ23(図2参照)が駆動されて(残高金額の
範囲内で)所定数の貸球の払い出し(貸出)が行われ
る。
【0021】図2は、パチンコ機1の電気的な構成を概
略的に示したブロック図である。図2に示すように、パ
チンコ機1は、停電監視回路130を備えた電源基板E
を有すると共に、主制御基板Cに、複数の制御基板B,
H,D,S,Lや、履歴管理基板Rが接続されて構成さ
れている。主制御基板Cは、遊技内容の制御を行うため
のものであり、この主制御基板Cに接続された各種スイ
ッチSW1から出力される信号と、主制御基板C内に設
けられるカウンタ値などとに基づいて、各制御基板B,
H,D,S,Lへ制御コマンドを送信して遊技の制御を
行っている。
【0022】主制御基板Cには、ワンチップマイコンと
してのMPU21が搭載されている。MPU21は、演
算装置としてのCPUと、制御プログラムを記憶するR
OMと、制御プログラムの実行時に各種のデータを書き
替え可能に記憶するRAMと、タイマ割り込み回路など
との各種の回路をワンチップに内蔵したものであり、こ
れらの回路の他に、パチンコ機1の遊技の制御(大当た
りの有無を決定する制御)に使用される乱数を発生する
ための乱数発生回路や、このMPU21に固有の識別番
号(ID番号)を記憶してその識別番号を所定の操作に
より出力するID出力回路を有している。
【0023】払出制御基板Hは、主制御基板Cまたはカ
ード読取ユニット20から出力される信号や制御コマン
ドに基づいて、賞球や貸球の払出制御を行うものであ
る。この払出制御基板Hには、カード読取ユニット2
0、賞球を払い出すための賞球モータ22、貸球を払い
出すための貸球モータ23、払出LED19、払出球数
(賞球数、貸球数)をカウントするためのセンサである
スイッチSW2等が接続されている。また、払出制御基
板Hは、上記したように主制御基板Cに接続されると共
に履歴管理基板Rにも接続されている。
【0024】払出制御基板Hおよび賞球モータ22、貸
球モータ23、払出LED19、スイッチSW2は、そ
の使用状況が履歴管理基板Rにおいて管理される。ここ
で払出LED19、スイッチSW2は、パチンコ機1の
電源オンと共に動作し、パチンコ機1が通電されている
間中動作する。このため、払出LED19およびスイッ
チSW2の使用状況はパチンコ機1の通電時間で表され
る。
【0025】賞球モータ22は、主制御基板Cからの信
号を受信すると、所定数の賞球の払い出しを実行するた
めに駆動するモータである。また、貸球モータ23は、
カード読取ユニット20から信号を受信するとその信号
により指定された所定数の貸球の払い出しを実行するた
めに駆動するモータである。かかるモータ22,23の
駆動と停止とは、各種信号(賞球モータ駆動信号、貸球
モータ駆動信号、賞球モータ停止信号、貸球モータ停止
信号)として、払出制御基板Hから履歴管理基板Rへ送
信される。また、停止信号の送信時にはスイッチSW2
によって読み取られた払出球数(賞球数または貸球数)
がデータとして各信号にそれぞれ付加されて履歴管理基
板Rへ送信される。これにより、履歴管理基板Rにおい
て各モータ22,23の駆動時間と払出球数が(各モー
タ22,23の使用状況として)計測される。
【0026】このように賞球モータ22と貸球モータ2
3とは、パチンコ機1の電源がオンされている間中、常
時動作しているものでない。このため、その使用状況を
パチンコ機1の通電時間で代替してしまうと誤差が生じ
てしまう。しかし、上記したように、賞球モータ22と
貸球モータ23との使用状況を、その駆動時間(実稼働
時間)を計測することにより管理するので、正確に各モ
ータ22,23の使用状況(消耗の程度)を把握するこ
とができる。また、一般に、モータは駆動時間に加えて
モータの総回転数によっても消耗の度合いが変化する。
各モータ22,23の回転数は、各モータ22,23に
より払い出される払出球数に比例するので、本実施例で
は、各モータ22,23により払い出される払出球数を
計測することにより各モータ22,23の使用状況(消
耗の度合い)をより正確に把握することができるように
なっている。なお、かかる各モータ22,23の払出球
数は、主制御基板C或いはカード読取ユニット20から
指示された値ではなく、実際に、スイッチSW2により
検出された値であるので、各モータ22,23の稼働状
況をより正確に計測することができる。
【0027】発射制御基板Bは、遊技盤5内の遊技領域
8へ球を発射するための発射モータ24を制御する基板
であり、発射モータ24が接続されている。また、発射
制御基板Bは、上記したように主制御基板Cに接続され
ると共に履歴管理基板Rにも接続されている。
【0028】発射モータ24は、上記したようにハンド
ルスイッチ18aにより駆動され、球を遊技領域8へ打
ち込むべく所定速度(所定の回転数)で駆動するモータ
である。この発射モータ24の駆動開始と駆動停止と
は、発射制御基板Bにより発射モータ駆動信号および発
射モータ停止信号として履歴管理基板Rへ送信される。
これにより、履歴管理基板Rにおいて発射モータ24の
駆動時間(実稼働時間)が計測され、計測された駆動時
間と発射モータ24の速度とから総回転数が算出され
る。これにより発射モータ24の使用状況(発射モータ
24の実稼働時間と総回転数)が計測されることとな
る。
【0029】ランプ制御基板Lは、主制御基板Cから送
信される制御コマンドに基づいて、遊技盤5および前面
枠2の随所に配設された複数のランプ25と複数のLE
D26との点灯や消灯を制御するためのものであり、ラ
ンプ25とLED26とがそれぞれ複数接続されてい
る。また、ランプ制御基板Lは、上記したように主制御
基板Cに接続されると共に履歴管理基板Rにも接続され
ている。ランプ25およびLED26の点灯と消灯と
は、各種信号(ランプ点灯信号、LED点灯信号、ラン
プ消灯信号、LED消灯信号)としてランプ制御基板L
から履歴管理基板Rへと送信される。
【0030】ここで、ランプ25およびLED26の使
用状況は、各ランプ25または各LED26毎に異なる
ので、それぞれ個別に管理する必要がある。このため、
各ランプ25と各LED26にはそれぞれ数字で表され
る識別番号(ランプ番号、LED番号)が付与されてい
る。この識別番号(ランプ番号、LED番号)は、その
識別番号のランプ25(LED26)が点灯すると、そ
の点灯信号(ランプ点灯信号、LED点灯信号)に付加
され、履歴管理基板Rへと送信される。また、ランプ2
5(LED26)が消灯した場合にも、識別番号はその
消灯信号(ランプ消灯信号、LED消灯信号)に付加さ
れ、消灯信号と共に履歴管理基板Rへ送信される。これ
により、履歴管理基板Rにおいて、点灯及び消灯した各
ランプ25(各LED26)が識別され、各々個別にそ
の使用状況(点灯時間など)を計測することができる。
【0031】効果音制御基板Sは、主制御基板Cから送
信される制御コマンドに基づいて、LCD10の変動表
示などに合わせた効果音をスピーカ27から出力するた
めの制御を行う制御基板であり、スピーカ27が接続さ
れている。また、効果音制御基板Sは、上記したように
主制御基板Cに接続されると共に履歴管理基板Rにも接
続されている。
【0032】スピーカ27からはLCD10において変
動表示が実行されている間のみ、効果音が出力される。
この効果音の出力開始と出力停止とは、出力開始信号お
よび出力停止信号として履歴管理基板Rに送信される。
これにより、履歴管理基板Rにおいて、スピーカ27の
出力時間(実稼働時間)がスピーカ27の使用状況とし
て計測される。
【0033】表示用制御基板Dは、主制御基板Cから送
信される制御コマンドに基づいて、LCD10の変動表
示を制御するためのものであり、液晶制御基板Aと履歴
管理基板Rとに接続されている。液晶制御基板Aは、L
CD10の液晶セルの駆動電極に電圧を印加して液晶セ
ルの透光性を制御するためのものであり、表示用制御基
板Dから送信されるコマンドに基づいて、所定の画像を
表示するために所定の液晶セルに電圧を印加する。液晶
制御基板Aは、コネクタ29aを介して表示用制御基板
Dと着脱可能に電気的に接続されている。また、図示し
ないコネクタを介してバックライト28とLCD10と
に接続されている。
【0034】バックライト28は、LCD10に光線を
照射するためのユニットであり、液晶セルを透過可能な
光線を照射する蛍光管及びその光線を反射させ液晶セル
に集中させる反射板等から構成されている。また、LC
D10は、液晶セルの透光性を調整することによって画
像を表示するためのユニットであり、液晶素子と各液晶
素子を駆動するための駆動電極とにより構成される液晶
セル及び偏光板等から構成されている。上記したよう
に、(所定の)駆動電極に電圧が印加されると液晶セル
の透光性が変化して画像が形成され、表示されることと
なる。
【0035】履歴管理基板Rは、パチンコ機1の部品の
使用状況を管理するための基板である。詳細な図示を省
略しているが、各制御基板H,B,L,Sは、履歴管理
基板Rとそれぞれコネクタ29aを介して着脱可能に電
気的に接続されている。この履歴管理基板Rでは、各制
御基板H,B,L,Sから送信される信号やデータに基
づいて、(信号送信元の制御基板に接続されている)各
部品の使用状況が計測される。
【0036】具体的には、各部品の使用状況の計測は、
履歴管理基板Rに設けられた(各部品に対応する)カウ
ンタ33b〜33l(図3参照)により実行される。カ
ウンタ33b〜33lにより計測された部品の使用状況
は、パチンコ機1の電源が切断されるタイミングで後述
のEEPROM34の対応するメモリに加算され、先に
記憶されている使用データ(通算の使用状況)が更新さ
れる。これにより、EEPROM34の各メモリ34a
〜34rには、そのメモリに対応する部品の使用状況
(通算の使用状況、使用データ)が記憶される。EEP
ROM34は不揮発性のメモリであるので、記憶された
データ(使用データ)は電源オフ後も保持される。尚、
EEPROM34に記憶される使用データは、コネクタ
29bを介して接続されるPC40へと読み出すことが
でき、PC40に接続されるLCD41でその内容を確
認することや、プリンタ42で印刷することができる。
このコネクタ29bは、各制御基板B,H,L,Sを定
常的に履歴管理基板Rに接続するコネクタ29aとは別
体で設けられているので、各制御基板B,H,L,Sの
接続状態とは無関係に、PC40を履歴管理基板Rに着
脱することができる。履歴管理基板Rの詳細については
図3において後述する。
【0037】電源基板Eは、24ボルトの交流電圧を供
給する電源30に接続されており、かかる電源30から
供給される24ボルトの交流電圧を直流の所定電圧へ変
換した後、各制御基板C,H,B,L,S,D,Aおよ
び履歴管理基板Rへ供給するものである。この電源基板
Eと各制御基板C,H,B,L,S,D,Aおよび履歴
管理基板Rとは、図示しないコネクタにより着脱可能に
接続されている。つまり、各制御基板C,H,B,L,
S,D,Aおよび履歴管理基板Rと、電源基板Eとは分
離可能に構成されている。この電源基板Eは、電源が切
断されると電源断を感知して停電信号131を出力する
停電監視回路130を備えている。
【0038】停電監視回路130は、電源のオフ時また
は停電の発生時に、停電信号131を履歴管理基板Rへ
出力する。履歴管理基板Rは、停電監視回路130から
出力された停電信号131を入力すると、その入力をト
リガとして、EEPROM34の各メモリ34a〜34
rに記憶されている先の使用データを最新の使用データ
に更新する(図11のNMI割込処理の実行)。電源基
板Eから履歴管理基板Rへ供給される制御系の駆動電圧
(5ボルト)は、停電の発生後(又は電源のオフ後)に
おいても、所定時間の間、正常動作範囲の電圧値を保つ
ように構成されている。よって、履歴管理基板Rは、停
電信号131の入力後に、遊技の制御の終了処理(NM
I割込処理)を開始しても、十分にその終了処理を完了
することができるのである。
【0039】上記した各制御基板H,B,D,S,Lお
よびと主制御基板Cとの間には、入力及び出力が固定的
なバッファC1がそれぞれ接続されている(図2では1
つのみ図示している)。よって、主制御基板Cと各制御
基板H,D,S,Lとの送受信は、主制御基板Cから各
制御基板H,B,D,S,Lへの一方向にのみ行われ、
各制御基板H,B,D,S,Lから主制御基板Cへ行う
ことはできない。
【0040】また、各制御基板C,H,B,L,S,D
および電源基板Eは、コネクタ29aにより履歴管理基
板Rと着脱可能に電気的に接続され、液晶制御基板A
は、表示用制御基板Dとコネクタ29aを介して接続さ
れている。よって、各制御基板C,H,B,L,S,
D,Aおよび電源基板Eは、それぞれ分離可能に構成さ
れている。更に、各制御基板C,H,B,S,L,D,
Aに接続される各部品も、図示しないコネクタにより、
それぞれの基板から分離可能に接続されている。
【0041】このため、パチンコ機1の廃棄時に、回収
されたパチンコ機1から各制御基板H,B,D,S,
L,Aや電源基板E、履歴管理基板R、更には、モータ
22,23,24やLCD10等の部品を容易に取り外
して、他のパチンコ機へそのまま転用(再利用)するこ
とができるだけでなく、各制御基板H,B,D,S,
L,A、電源基板E、履歴管理基板R毎に単独で転用す
ることもできる。かかる場合には、履歴管理基板Rに記
憶される各制御基板H,B,D,S,L,Aなどを始め
とする各部品の使用状況(通算の使用状況、即ち使用デ
ータ)を読み出して残寿命を判定し、残寿命に余裕があ
ると判定された制御基板や部品だけを他のパチンコ機に
転用することができる。よって、転用された制御基板や
部品が遊技中に故障する等の不都合を未然に回避すると
ともに、使用可能な部品を無駄に廃棄することなく有効
に活用することができる。
【0042】図3は、図2に示した履歴管理基板Rの電
気的構成を示した図である。履歴管理基板Rは、上記し
たように、パチンコ機1の部品(各制御基板C,H,
B,D,S,L,Aを含む)の使用状況(電源オン時か
ら電源オフ時までのサイクル間の部品の使用状況)を計
測し、停電監視回路130から停電信号131が入力さ
れると、その計測した使用状況をEEPROM34の対
応するメモリに加算することにより、各部品の通算の使
用状況を記憶(管理)するための基板である。
【0043】この履歴管理基板Rは、MPU31と、R
OM32と、RAM33と、EEPROM34と、ゲー
トアレイ35と、時の計測を行うリアルタイムクロック
(以下「RTC」と称す)36と、コントローラ38
と、インターフェース39とを備えている。また、MP
U31には、ゲートアレイ35が接続されている。
【0044】履歴管理基板RのMPU31は、ROM3
2に記憶される制御プログラムに基づいて履歴管理基板
Rで実行される処理を制御するためのものである。ま
た、ゲートアレイ35から所定の時間(略1時間)間隔
で送信される信号に基づいて、パチンコ機1の通電時間
を計測するINT割込処理(図10参照)を実行する。
更には、停電信号131がNMI端子へ入力されると、
EEPROM34のデータの更新を実行するNMI割込
処理(図11参照)を実行する。
【0045】ROM32は、MPU31により実行され
る各種の制御プログラムや固定値データを記憶するため
のメモリであり、図5から図12に示すフローチャート
のプログラムは制御プログラムの一部としてROM32
内に記憶されている。プログラムに詳細については後述
する。
【0046】RAM33は、MPU31による各種プロ
グラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一
時的に記憶するためのメモリでる。このRAM33は、
受信バッファ33a、通電カウンタ33b、発射モータ
時間カウンタ33c、発射モータ回数カウンタ33d、
賞球モータ時間カウンタ33e、賞球数カウンタ33
f、貸球モータ時間カウンタ33g、貸球数カウンタ3
3h、第1〜第nランプ時間カウンタ33i1〜33i
n、第1〜第nランプ回数カウンタ33j1〜33j
n、第1〜第nLED時間カウンタ33k1〜33k
n、スピーカカウンタ33lを備えている。
【0047】受信バッファ33aは、発射制御基板B、
払出制御基板H、ランプ制御基板L、効果音制御基板S
からコネクタ29aを介して送信された信号やデータを
一時的に記憶しておくための緩衝用のメモリである。履
歴管理基板Rには、各制御基板B,H,L,Sから頻繁
に信号やデータが送信されるが、MPU31の処理速度
に比してデータ受信速度は遅い。このため、データ受信
を行いつつ、そのデータ処理をMPU31に実行させる
と、データ受信の処理が影響し、MPU31の処理効率
が低下する。しかし、受信したデータ(信号を含む)
を、一旦、受信バッファ33aへ保存することにより、
受信データの処理をMPU31に効率的に実行させるこ
とができる。
【0048】通電カウンタ33bは、パチンコ機1の通
電時間を計測するためのカウンタである。パチンコ機1
の部品には、パチンコ機1の電源がオンされている間中
(通電中)常時稼働するものと、パチンコ機1の通電中
にオンとオフとを繰り返すものとがある。パチンコ機1
の電源がオンされている間中、常時稼働する部品、即ち
各制御基板C,H,B,D,S,L,Aや電源基板E、
払出LED19、スイッチSW1,SW2、バックライ
ト28、LCD10については、その使用状況は通電時
間に等しくなる。よって、この通電カウンタ33bによ
りパチンコ機1の通電時間を計測することによって、か
かる部品の使用状況を計測することができる。具体的に
通電カウンタ33bには、MPU31により一定間隔で
時間データが加算される(本実施例では、1時間間隔で
時間データ「1」が加算される)。これによりパチンコ
機1の通電時間が1時間単位で計測される。尚、通電カ
ウンタ33bの値は、パチンコ機1の電源がオンされる
と、0クリアされた後に「1」加算され、かかる「1」
の状態から通電時間の計測が開始される。即ち、1時間
単位で稼働時間を繰り上げつつ、計測するのである。
【0049】発射モータ時間カウンタ33cからスピー
カカウンタ33lまでの各カウンタは、パチンコ機1の
通電中にオンとオフとを繰り返す各部品について、その
使用状況をそれぞれ個別に計測するために設けられたも
のである。各カウンタ33c〜33lは、パチンコ機1
の電源がオンされると0クリアされ、その後、パチンコ
機1の電源がオフされるまで継続して対応する部品の使
用状況の計測を実行する。つまり、各カウンタ33b〜
33lは、パチンコ機1の電源がオンされてからオフさ
れるまでを1サイクルとして、その間の各部品の使用状
況を計測するのである。
【0050】発射モータ時間カウンタ33cと発射モー
タ回数カウンタ33dとは、発射制御基板Bにより制御
される発射モータ24の使用状況を計測するためのカウ
ンタである。発射モータ時間カウンタ33cは、発射モ
ータ24の駆動時間(実稼働時間)を計測し、発射モー
タ回数カウンタ33dは、発射モータ24の総回転数
(駆動により回転した回転数)を計測する。発射モータ
時間カウンタ33cと発射モータ回数カウンタ33dと
による発射モータ24の使用状況(実稼働時間および総
回転数)の計測は、後述の発射信号処理(S9)に基づ
いて実行される。
【0051】具体的には、発射信号処理(S9)による
駆動時間の計測では、発射制御基板Bから送信された発
射モータ24の駆動開始を知らせる発射モータ駆動信号
と発射モータ24の駆動停止を知らせる発射モータ停止
信号とを受信したタイミングでRTC36の値がそれぞ
れ読取られ、読み取られた両者の値の差分が算出され
る。算出された値(発射モータ24の実稼働時間)は、
発射モータ時間カウンタ33cに先に記憶される値(実
稼働時間)に加算され、その後、加算された値が発射モ
ータ時間カウンタ33cにおいて記憶される。また、総
回転数は、発射モータ24の駆動時間(実稼働時間)に
よって算出される。算出された総回転数は、発射モータ
回数カウンタ33dに先に記憶される値に加算され、そ
の後、加算された値が発射モータ回数カウンタ33dに
おいて記憶される(図8の発射信号処理(S9)参
照)。
【0052】賞球モータ時間カウンタ33eと賞球数カ
ウンタ33fとは、払出制御基板Hにより制御される賞
球モータ22の使用状況を計測するためのカウンタであ
る。賞球モータ時間カウンタ33eでは、賞球モータ2
2の駆動時間(実稼働時間)が計測され、賞球数カウン
タ33fでは、賞球モータ22が駆動することにより払
い出される賞球数が計測される。賞球モータ時間カウン
タ33eと賞球数カウンタ33fとによる賞球モータ2
2の使用状況(実稼働時間および賞球数)の計測は、後
述の払出信号処理(S7)に基づいて実行される。
【0053】詳細には、賞球モータ22の実稼働時間
は、発射モータ時間カウンタ33cと同様に、払出制御
基板Hから送信された賞球モータ駆動信号と賞球モータ
停止信号を受信したタイミングでRTC36の値がそれ
ぞれ読取られ、読み取った両者の値の差分を求めること
により算出される。そして、算出された実稼働時間が賞
球モータ時間カウンタ33eに加算され、賞球モータ時
間カウンタ33eの値が更新される。つまり、賞球モー
タ時間カウンタ33eにより賞球モータ22の実稼働時
間が計測されることとなる。また、払出制御基板Hから
送信される賞球モータ停止信号には、払い出された賞球
数がデータとして付加される。賞球数カウンタ33fに
は、かかる賞球数が加算され、該賞球数カウンタ33f
の値が更新される。これにより賞球数が計測される(図
6の払出信号処理(S7)参照)。
【0054】貸球モータ時間カウンタ33gと貸球数カ
ウンタ33hとは、払出制御基板Hにより制御される貸
球モータ23の使用状況を計測するためのカウンタであ
る。貸球モータ時間カウンタ33gでは、貸球モータ2
3の駆動時間(実稼働時間)を計測され、貸球数カウン
タ33hでは、貸球モータ23が駆動することにより払
い出される貸球数が計測される。貸球モータ時間カウン
タ33gと貸球数カウンタ33hとによる賞球モータ2
2の使用状況(実稼働時間および貸球数)の計測は、後
述の払出信号処理(S7)に基づいて実行される。
【0055】貸球モータ23の実稼働時間は、払出制御
基板Hから送信された貸球モータ駆動信号と貸球モータ
停止信号とを受信することにより、貸球モータ時間カウ
ンタ33gにおいて、賞球モータ時間カウンタ33eと
同様に計測される。また、貸球モータ23により払い出
される貸球数は、貸球モータ停止信号に付加された貸球
数に基づき、貸球数カウンタ33hにおいて、賞球数カ
ウンタ33fと同様に計測される(図6の払出信号処理
(S7)参照)。
【0056】第1〜第nランプ時間カウンタ33i1〜
33inと、第1〜第nランプ回数カウンタ33j1〜
33jnとは、ランプ制御基板Lにより制御されるラン
プ25の使用状況を個別に計測するためのカウンタであ
り、パチンコ機1のランプ数だけ設けられる。各カウン
タ33i1〜33in,33j1〜33jnは、ランプ
25の識別番号(ランプ番号)に基づいて管理され、1
のカウンタにより、対応する1のランプ25(カウンタ
と同じランプ番号のランプ25)の使用状況が個別に計
測される。
【0057】具体的には、第1〜第nランプ時間カウン
タ33i1〜33inは、ランプ制御基板Lから送信さ
れるランプ点灯信号とランプ消灯信号とに基づいて、ラ
ンプ25の点灯時間を計測するためのカウンタである。
ランプ点灯信号とランプ消灯信号とには、それぞれラン
プ番号が付加されているので、履歴管理基板Rにおい
て、いずれのランプ25の点灯(消灯)であるかを判断
することができる。そしてランプ点灯信号を受信した
後、同じランプ番号の付加された消灯信号を受信するこ
とにより、そのランプ25の点灯時間(実稼働時間)が
算出される。算出された点灯時間は、ランプ番号に対応
する第1〜第nランプ時間カウンタ33i1〜33in
に加算され、その値が更新される。これにより、ランプ
25の点灯時間が計測される(図7のランプ信号処理
(S8)参照)。
【0058】第1〜第nランプ回数カウンタ33j1〜
33jnは、ランプ25の点灯回数を計測するためのカ
ウンタである。ランプ消灯信号を受信すると、ランプ消
灯信号に付加されたランプ番号に対応するカウンタ33
j1〜33jnに記憶される値(ランプ25の点灯回
数)に「1」が加算される。つまり、消灯信号の受信を
ランプ25の点灯回数としてカウントするのである。一
般に、ランプには点灯時に大きな負荷が加わるため、そ
の消耗の程度を計るには、ランプの点灯時間に加え点灯
回数を知る必要がある。本実施例では、ランプ25の点
灯時間と点灯回数とを計測することができるので、ラン
プ25の消耗の程度を的確に把握することができる。
【0059】第1〜第nLED時間カウンタ33k1〜
33knは、ランプ制御基板Lにより制御されるLED
26の使用状況を個別に計測するためのカウンタであ
る。LED26も、ランプ25と同様にパチンコ機1に
複数設けられた部品であり、各LED26を識別するこ
とができるように、各LED26には、LED番号がそ
れぞれ付与されている。第1〜第nLED時間カウンタ
33k1〜33knは、パチンコ機1のLED数だけ設
けられ、LED番号に基づいて管理される。ランプ制御
基板Lからは、LED番号がそれぞれ付加されたLED
点灯信号とLED消灯信号とが履歴管理基板Rへと送信
される。第1〜第nLED時間カウンタ33k1〜33
knは、かかる信号に基づいて、第1〜第nランプ時間
カウンタ33i1〜33inと同様に、対応するLED
26の点灯時間を個別に計測する(図7のランプ信号処
理(S8)参照)。
【0060】スピーカカウンタ33lは、スピーカ27
の出力時間を計測するカウンタである。効果音制御基板
Sからは、スピーカ27の出力に対応した出力開始信号
と出力停止信号とが履歴管理基板Rに送信されるので、
かかる信号を受信することにより、発射モータ時間カウ
ンタ33cなどと同様に、スピーカカウンタ33lでス
ピーカの出力時間(実稼働時間)が計測される(図9の
効果音出力処理(S10)参照)。
【0061】EEPROM34は、パチンコ機1の部品
の通算の使用状況(使用データ)を記憶しておくための
メモリである。上記した各カウンタ33b〜33lは、
パチンコ機1の電源がオンされてからオフされるまでを
1サイクルとして、その間の各部品の使用状況を計測し
記憶した。EEPROM34は、これらのカウンタ33
b〜33lで計測された各回の使用状況が、通算されて
記憶されるようになっている。よって、EEPROM3
4に記憶される各部品の使用状況(通算の使用状況(使
用データ))により、各部品の消耗の程度を把握するこ
とができる。
【0062】EEPROM34には、各部品毎に、その
通算の使用状況(使用データ)を記憶する個別のエリア
(第1制御基板メモリ34a〜スピーカメモリ34t)
が設けられており、各部品の使用状況(通算の使用状
況)が個別に管理されている。各メモリ34a〜34t
には、停電信号131の入力を契機として、対応するカ
ウンタ33b〜33lで計測された各部品の(1サイク
ルの)使用状況が各々加算され、先に記憶される使用デ
ータが更新される。更新された使用データ(通算の使用
状況)は不揮発に記憶され、パチンコ機1の電源オフ後
も保持される。なお、停電信号131の入力を契機とし
てEEPROM34のデータ更新を行うことにより、E
EPROM34の書き替え回数を極力少なくして、EE
PROM34の使用期間を長期化させることができる。
【0063】具体的には、第1制御基板メモリ34aは
主制御基板Cの使用データを記憶するためのメモリであ
り、第2制御基板メモリ34bは発射制御基板B、第3
制御基板メモリ34cは払出制御基板H、第4制御基板
メモリ34dはランプ制御基板L、第5制御基板メモリ
34eは効果音制御基板S、第6制御基板メモリ34f
は表示用制御基板D、第7制御基板メモリ34gは液晶
制御基板A、第8制御基板メモリ34hは電源基板Eに
の使用データを記憶するためのメモリである。
【0064】また、LCDメモリ34iはLCD10、
バックライトメモリ34jはバックライト28、第1〜
第nランプメモリ34k1〜34knは各ランプ25、
第1〜第nLEDメモリ34l1〜34lnは各LED
26、払出LEDメモリ34mは払出LED19、第1
〜第nスイッチメモリ34n1〜34nnは各種スイッ
チSW1,SW2、発射モータメモリ34oは発射モー
タ24、賞球モータメモリ34pは賞球モータ22、貸
球モータメモリ34qは貸球モータ23、スピーカメモ
リ34rはスピーカ27、の通算の使用状況(使用デー
タ)を記憶するためのメモリである。
【0065】このEEPROM34の各メモリ34a〜
34rの内、メモリ34a〜34j,34m,34nに
対応する各部品の使用状況は、通電時間により計測され
るものであるので、かかるメモリ34a〜34j,34
m,34nには、電源オフのタイミングで通電カウンタ
33bに記憶される通電時間が加算されて、先に記憶さ
れる使用データが更新される。
【0066】第1〜第nランプメモリ34k1〜34k
nは、複数のランプ25のそれぞれに(複数のランプ2
5のそれぞれに付されたランプ番号に)対応しており、
各ランプ25の通算の使用状況(使用データ)、即ち、
ランプ25の通算の点灯時間と通算の点灯回数とが記憶
されている。ランプ25の点灯時間は、第1〜第nラン
プ時間カウンタ33i1〜33inにより計測され、ラ
ンプ25の点灯回数は第1〜第nランプ回数カウンタ3
3j1〜33jnにより計測されている。かかるカウン
タ33i1〜33in,33j1〜33jnにより計測
された使用状況は、電源オフのタイミングで、対応する
第1〜第nランプメモリ34k1〜34kn(例えば、
第1ランプ時間カウンタ33i1であれば第1ランプメ
モリ34k1)に加算され、先に記憶される使用データ
が更新される。
【0067】第1〜第nLEDメモリ34l1〜34l
nは、複数のLED26のそれぞれに(複数のLED2
6のそれぞれに付されたLED番号に)対応しており、
各LED26の通算の使用状況(使用データ)、即ち、
LED26の通算の点灯時間を記憶するためのメモリで
ある。この第1〜第nLEDメモリ34l1〜34ln
には、第1〜第nランプメモリ34k1〜34knと同
様に、電源オフのタイミングで、対応する第1〜第nL
ED時間カウンタ33k1〜33kn(第1LEDメモ
リ34l1であれば第1LED時間カウンタ33k1)
により計測されたLED26の点灯時間が加算され、先
に記憶される使用データが更新される。
【0068】発射モータメモリ34oは、発射モータ2
4の通算の使用状況(実稼動時間と総回転数)を記憶す
るためのメモリである。賞球モータメモリ34pは賞球
モータ22の、貸球モータメモリ34qは貸球モータ2
3の、通算の使用状況(実稼動時間と払出球数)を記憶
するためのメモリである。また、スピーカメモリ34r
は、スピーカ26の通算の使用状況(出力時間)を記憶
するためのメモリである。各メモリ34o〜34rに
は、電源オフのタイミングで、対応する各カウンタ33
c〜33h,33lに記憶されている使用状況がそれぞ
れ加算され、先に記憶される使用データが更新される。
【0069】また、EEPROM34は、上記した各部
品の使用データを記憶するメモリ34a〜34r以外
に、コネクタメモリ34sと、履歴データメモリ34t
とを備えている。このコネクタメモリ34sは、各制御
基板C,B,H,L,S,D,A及び電源基板Eに対応
つけて、そのコネクタの着脱回数を記憶するためのメモ
リである。一般に、CPU、ROM、RAMなどの制御
回路は長寿命であるので、各基板のライフサイクルは、
基板のコネクタの傷みによって決定されることが多い。
つまり、コネクタの着脱回数が増加するに従って基板の
傷みが大きくなり、廃棄にいたることとなる。このた
め、コネクタの着脱回数を目安として、基板の廃棄また
は再利用を判断することができる。このコネクタメモリ
34sに記憶されるコネクタの着脱回数は、コネクタの
着脱を機会として、履歴管理基板Rに接続されるPC4
0から操作者により入力される。なお、コネクタの着脱
を自動検出して、その着脱回数を操作者の手入力によら
ず、自動入力するように構成しても良い。
【0070】履歴データメモリ34tは、パチンコ機1
やパチンコ機1の各部品の履歴を記憶するためのメモリ
である。具体的には、パチンコ機1の製造年月日、製造
メーカ、販売先、販売日がパチンコ機1の履歴データと
して記憶されている。また、現在パチンコ機1に装着さ
れている各部品(各制御基板C,B,H,L,S,D,
A及び電源基板Eを含む)のパチンコ機1への装着日、
該各部品の製造番号、交換された部品の名称、その交換
日が部品の履歴データとして記憶されている。
【0071】パチンコ機1は製造メーカからパチンコホ
ール(第1の販売先)へ販売された後、他のホールや中
古機販売会社などに転売されて市場を流通することが多
い。このため、第2、第3の販売先や販売日が存在する
こととなる。履歴データメモリ34tには、かかる販売
先およびその販売先への販売日は、追加される形で記憶
されるので、履歴データメモリ34tに記憶されるデー
タを読み取ることにより、該パチンコ機1の現在に至る
までの所在(販売先)を知ることができる。このため、
市場を流通するパチンコ機1の履歴(所在)を管理する
ことを可能とし、使用済みパチンコ機1の不法投棄を防
止することができる。
【0072】また、パチンコ機1を廃棄処理する際に、
履歴データメモリ34tに記憶される部品の履歴データ
を各部品の使用データと共に参照すれば、より的確に、
各部品の廃棄と再利用とを判断することができる。この
履歴データも、コネクタ着脱回数の入力と同様に、パチ
ンコ機1の販売や部品交換を機会として、履歴管理基板
Rに接続されるPC40から操作者により入力される。
【0073】上記のように構成されるEEPROM34
の各メモリ34a〜34tに記憶されるデータは、履歴
管理基板Rにコネクタ29bを介してPC40が接続さ
れると(パチンコ機1の処理モードがPCモードに設定
されていると)、PC40へ出力することができるよう
になっている。そして、PC40へと出力されたデータ
に対して、PC40で変更(新たなデータ入力を含む)
が行われると、変更(新規入力)されたデータによりE
EPROM34に記憶されるデータの更新を実行でき
る。また、PC40から入力される初期化コマンドが履
歴管理基板Rに入力されると、EEPROM34の各メ
モリ34a〜34tに記憶されるデータはクリアされ
る。なお、EEPROM34は、書き替え可能な不揮発
性のメモリであれば良く、例えば、フラッシュROM等
で代替しても良い。
【0074】RTC36は、年・月・日・曜日・時間・
分・秒の時の計測を行うICであり、このRTC36の
計測値に基づいて、上記したカウンタ33c〜33lで
の各部品の稼働時間は計測される。RTC36には、パ
チンコ機1の電源オフ後に、そのRTC36へバックア
ップ用の電圧を供給するバッテリー回路36aが接続さ
れている。RTC36は、このバッテリー回路36aに
より、パチンコ機1の電源のオフ後にも時の計測を継続
することができる。
【0075】これらのMPU31、ROM32、RAM
33、EEPROM34、RTC36は、バスライン3
7を介して互いに接続されている。バスライン37は、
また、コントローラ38にも接続されている。このコン
トローラ38の入力には、発射制御基板Bの出力と、払
出制御基板Hの出力と、ランプ制御基板Lの出力と、効
果音制御基板Sの出力とがコネクタ29aを介して接続
されている。更に、コントローラ38は、PC40との
間でデータの入出力を実行するためのインターフェース
39と相互に接続され、該インターフェース39に接続
されるコネクタ29bを介してPC40と接続されてい
る。
【0076】コントローラ38は、MPU31、インタ
ーフェース39及び各制御基板B,H,L,Sのそれぞ
れのタイミングを調節して、履歴管理基板Rに入力或い
は履歴管理基板Rから出力される信号やデータの入出力
の処理を円滑に実行させるためのものである。履歴管理
基板Rへは各制御基板B,H,L,Sから頻繁に信号や
データが入力される。このため信号の混線(衝突)が生
じ易いが、コントローラ38を信号やデータの入出力に
介在させて、これを回避している。
【0077】インターフェース39は、異なる装置間で
のデータ通信における接点の規定である。このインター
フェース39を介することにより、パチンコ機1(履歴
管理基板R)とPC40とはデータ通信を実行すること
ができる。このインターフェース39にはコネクタ29
bが接続されており、PC40と履歴管理基板R(イン
ターフェース38)とは、コネクタ29bを介して接続
されることにより、着脱可能に電気的に接続されてい
る。
【0078】図4は、上記した履歴管理基板RのEEP
ROM34に記憶されるデータがPC40へ出力され、
該データがLCD41において所定の書式で表示された
パチンコ機データ画面45を示した図である。
【0079】パチンコ機データ画面45の画面左側に
は、パチンコ機1の各部品の使用データ(通算の使用状
況)が表示される使用データ表46が表示されている。
この使用データ表46は、EEPROM34のメモリ3
4a〜34rに記憶される各部品の使用データを一覧表
の形式で表示する表であり、基板データ表46aと部品
データ表46bとの2つの表により構成されている。
【0080】基板データ表46aは、使用データ表46
の上部に表示され、各制御基板(電源基板Eを含む)の
使用データが表示される。この基板データ表46aに
は、左から順に「制御基板名称」欄46a1と「通電時
間」欄46a2とが設けられている。「制御基板名称」
欄46a1には、各制御基板の名称が表示され、その制
御基板の名称に対応して、各制御基板の通電時間が右方
の「通電時間」欄46a2に時間単位で表示されてい
る。この「通電時間」欄46a2に表示されるデータ
は、EEPROM34の第1〜第8制御基板メモリ34
a〜34hに記憶される使用データである。
【0081】この「通電時間」欄46a2は、PC40
に設けられたキーボードなどの入力装置によって、所望
のデータを入力することができるデータ入力欄となって
いる。このため、制御基板が交換されると、新しく装着
された制御基板の通電時間を「通電時間」欄46a2へ
入力し、使用データの書換を実行することができる。
【0082】基板データ表46aの下方には、制御基板
(電源基板Eを含む)を除く他のパチンコ機1の部品の
使用データが一覧表示された部品データ表46bが表示
されている。この部品データ表46bには、左から順に
「部品名称」欄46b1と「通電時間」欄46b2とが
設けられている。「部品名称」欄46b1には、部品の
名称が表示され、表示される部品の名称に対応して各部
品の稼働時間が、その右方の「稼働時間」欄46b2に
時間単位で表示されている。
【0083】ここで、各部品の使用状況は、稼働時間の
みならず、他の要素によっても(1の部品に対して複数
の項目の使用状況が)計測される場合がある。例えば、
本実施例では、賞球モータ22の使用状況は、実稼働時
間に加え、払い出された賞球数によっても計測してい
る。計測された各使用状況は全て、EEPROM34の
対応するメモリにおいて記憶されている。即ち、賞球モ
ータメモリ34pには、賞球モータ22の実稼働時間と
払い出された賞球数とが記憶されている。使用データ表
46には、このEEPROM34に記憶される使用デー
タの全てが表示されるので、賞球モータメモリ34pか
ら出力される実稼働時間と賞球数との両データが「稼働
時間」欄46b2に表示される。なお、稼働時間以外の
データは稼働時間の右方に括弧書きで表示される。例え
ば、賞球モータ22の場合では「3700(賞球数22
0000)」と表示され、賞球モータ22の稼働時間が
3700時間であり、払い出された賞球数が22000
0個であることが表示されている。
【0084】この「稼働時間」欄46b2は、「通電時
間」欄46a2と同様にデータ入力を行うことのできる
データ入力欄となっている。このため、部品が交換され
ると、交換された部品の使用データ(通算の使用状況)
をこの「稼働時間」欄46b2へ入力し、入力したデー
タにより使用データの書換を実行することができる。
【0085】使用データ表46の右方には、各部品のパ
チンコ機1への装着日および各部品の製造番号が表示さ
れる装着データ表48が、使用データ表46に隣り合っ
て表示されている。装着データ表48の左端には、装着
日が表示される「装着日」欄48aが設けられ、この
「装着日」欄48aの右方には部品の製造番号が表示さ
れる「製造番号」欄48bが設けられている。「装着
日」欄48aに表示される装着日は、装着日の左方に表
示されている部品(使用データ表46に表示されている
部品名)の装着日である。同様に、「製造番号」欄48
bに表示される製造番号は、製造番号の左方に表示され
ている部品(使用データ表46に表示されている部品
名)に対応するものである。
【0086】この「装着日」欄48aと「製造番号」欄
48bとに表示されるデータは、履歴管理基板のEEP
ROM34の履歴データメモリ34tに記憶される履歴
データであり、現在パチンコ機1に装着されている各部
品についての装着日とその製造番号とを表している。
尚、この「装着日」欄48aと「製造番号」欄48bと
は、「通電時間」欄46a2などと同様にデータ入力欄
となっている。このため、部品が交換されると、交換さ
れた部品の装着日と製造番号とを各欄48a,48bへ
それぞれ入力して、履歴データの書換を実行することが
できる。
【0087】使用データ表46の下方には、パチンコ機
1およびパチンコ機1の部品の履歴が表示された履歴デ
ータ表49が表示されている。履歴データ表49の最左
方の欄は項目表示欄49aであり、該履歴データ表49
に表示されるデータの項目が表示されている。項目表示
欄49aの右方は履歴データ欄49bであり、該履歴デ
ータ欄49bには、項目表示欄49aの各項目に対応す
るデータが表示されるようになっている。
【0088】具体的には、該項目表示欄49aには、パ
チンコ機1が製造されてから現在に至るまでの履歴(所
在)を示すための項目が、上から順に「製造メーカ(製
造年月日)」、「販売先」、「販売日」と表示されてい
る。項目表示欄49aにおいて「販売日」の下方には、
パチンコ機1の部品の履歴を示すための項目が、「交換
部品名称」、「部品交換日」と表示されている。各項目
の右方には、それぞれ対応するデータが表示されている
(履歴データ欄49b)。この履歴データ欄49bに表
示されるデータは、履歴管理基板RのEEPROM34
の履歴データメモリ34tに記憶されている履歴データ
である。履歴データ欄49bはデータ入力欄となってお
り、所望のデータを入力することができるようになって
いる。このため、パチンコ機1が第1の販売先から新た
な第2の販売先へと販売(転売)されたり、パチンコ機
1の部品が交換された場合には、必要なデータを履歴デ
ータ欄49bへそれぞれ入力して、履歴データの書換を
実行することができる。
【0089】前記した装着データ表48の右方には、コ
ネクタデータ表47が表示されている。コネクタデータ
表47は、各基板のコネクタの着脱回数を示した表であ
り、各基板のコネクタ着脱回数が一見して分かるように
なっている。このコネクタデータ表47には、各制御基
板C,H,B,D,A,S,Lおよび電源基板Eの名称
が表示される「名称欄」47aと、その「名称欄」47
aに表示される基板に対応させてその着脱回数を表示す
る「表示欄」47bとが設けられている。例えば、「名
称欄」47aに表示された「払出制御基板」の右方に
は、(対応する「表示欄」47bに)「3」が表示さ
れ、パチンコ機1に装着されている払出制御基板Hのコ
ネクタ着脱回数が3回であることが示されている。この
コネクタデータ表47に表示されるデータは、履歴管理
基板RのEEPROM34においてコネクタメモリ34
sに記憶されている。この「表示欄」47bはデータ入
力欄となっているので、コネクタの着脱を機会として、
その回数を入力することができる。
【0090】コネクタデータ表47の下方には、コマン
ドを入力するコマンド入力ボタン50(「送信」ボタン
50a、「初期化」ボタン50b、「印刷」ボタン50
c、「終了」ボタン50d)が設けられている。「送
信」ボタン50aは、上記したパチンコ機データ画面4
5に表示される各表46〜49のデータをパチンコ機1
の履歴管理基板Rへ送信するボタンである。この「送
信」ボタン50aが入力されると、パチンコ機データ画
面45に表示されるデータに送信コマンドが付加され、
履歴管理基板Rへ送信される。履歴管理基板Rでは、送
信コマンドの付加されたデータを受信すると、そのデー
タにより、EEPROM34の各メモリ34a〜34t
のデータ(使用データや履歴データなど)を書き換え
る。
【0091】「初期化」ボタン50bは、履歴管理基板
RのEEPROM34の各メモリ34a〜34tのデー
タを初期化する初期化コマンドの送信ボタンである。こ
の「初期化」ボタン50bが入力されると、履歴管理基
板Rへ初期化コマンドが送信され、履歴管理基板Rにお
いてEEPROM34の各メモリ34a〜34tの初期
化が実行される。このため、履歴管理基板Rを再利用す
る場合などに、不要となったデータを消去することがで
き、他のパチンコ機に履歴管理基板Rを搭載して、支障
なく使用することができる。
【0092】「印刷」ボタン50cはPC40に接続さ
れるプリンタ42に印刷を実行させるボタンである。
「印刷」ボタン50cが入力されるとパチンコ機データ
画面45に表示される各表46〜49がプリンタ42へ
出力され、印刷が実行される。「終了」ボタン50d
は、PC40においてパチンコ機データ画面45(該画
面45で実行される処理)を終了させるボタンである。
「終了」ボタン50dが入力されると、パチンコ機デー
タ画面45(パチンコ機データ画面45の表示や、該画
面45へのデータ入力等)は終了する。
【0093】ここで、履歴管理基板RからPC40への
データ出力時には、セキュリティコードが照合されるよ
うになっている。つまり、正当なPC40にのみデータ
出力が実行されるようにセキュリティが施されているの
である。また、履歴管理基板Rから出力されたデータの
PC40での保存にはプロテクトが施されている。この
ため、履歴管理基板40から出力されたデータに対して
のみ(出力元が履歴管理基板Rであった場合にのみ)、
そのデータ更新がPC40で実行できる。故に、不当な
PC4から不正なデータがパチンコ機1に入力されるの
が防止される。
【0094】このように、履歴管理基板Rでは、パチン
コ機1の部品の使用状況の管理(各部品の使用状況の計
測と通算、通算の使用状況(使用データ)の記憶と更
新)を行う。また、記憶された使用状況(使用データ)
はPC40において閲覧することができるので、的確に
パチンコ機1の部品の使用状況を把握することができ、
把握したデータに基づいて的確にパチンコ機1の部品の
廃棄と再利用とを決定することができる。
【0095】更に、履歴管理基板RのEEPROM34
のデータは、PC40で入力されたデータにより書き換
えることができる。書換の実行後は、書き換えられたデ
ータをベースとして、計測される使用状況がそのデータ
に加算されていくこととなる。また、PC40において
入力された新たな履歴データを、履歴データメモリ34
tには書き加えることができる。よって、履歴管理基板
Rで管理される使用データと履歴データとがパチンコ機
1の実状に対応した正確なものとなり、かかるデータに
基づいて判断されるパチンコ機1の部品の廃棄あるいは
再利用が的確なものとなる。
【0096】次に、図5〜図12のフローチャートを参
照して、上記したパチンコ機1の履歴管理基板Rで実行
される各処理について説明する。図5は、履歴管理基板
Rで実行されるメイン処理のフローチャートである。こ
のメイン処理では、まず、電源が投入されると初期化処
理を実行する(S1)。初期化処理では、履歴管理基板
RのRAM33の各値が0クリアされ、通電開始からの
部品の使用状況の計測が、RAM33の各カウンタ33
b〜33lにおいて(電源オンから電源オフまでの
間)、実行し得る状態となる。
【0097】次に、パチンコ機1のモードがPCモード
であるか否かを確認する(S2)。PCモードとは、履
歴管理基板RとPC40との間でデータの入出力などを
実行する(PC処理を実行する)ための処理モードであ
る。PCモードは、PC40と接続される接続ケーブル
がコネクタ29bに挿着された状態で、パチンコ機1の
電源が投入された場合に設定される。S2の処理で確認
した結果、パチンコ機1のモードがPCモードでなけれ
ば(S2:No)、遊技が行われる遊技モードである。
この場合には、通電カウンタ33bの値に「1」を加算
する(S3)。通電時間の計測は1時間毎に「1」を加
算することにより行われる。よって、前回の電源切断時
に、1時間に未たなかった端数時間は計測されない。そ
こで、この端数時間を補足するために、パチンコ機1の
電源入時に通電カウンタ33bの値を「1」加算するの
である。端数時間は1時間未満であるので、「1」を加
算することにより、通電時間を実際より多く(安全側
で)計測することとなる。このため、再利用部品が使用
中に故障する等の不具合を防止することができる。
【0098】S3の処理の後は、履歴管理基板Rにおい
て、接続されている各制御基板(払出制御基板H、ラン
プ制御基板L、発射制御基板B、効果音制御基板S)か
ら送信される信号を受信したか否かを確認する(S
4)。ここで、信号を受信していれば(S4:Ye
s)、受信した信号とその信号に付加されたデータとを
受信バッファ33aに書き込む(S5)。その後、受信
した信号は何かを確認し(S6)、受信した信号が払出
制御基板Hから送信された払出制御基板信号であれば
(S6:払出制御基板信号)、払出信号処理を実行する
(S7)。また、S6の処理で確認した結果、受信した
信号がランプ制御基板Lから送信されたランプ制御基板
信号であれば(S6:ランプ制御基板信号)、ランプ信
号処理を実行する(S8)。一方、S6の処理で確認し
た結果、受信した信号が発射制御基板Bから送信された
発射制御基板信号であれば(S6:発射制御基板信
号)、発射信号処理を実行する(S9)。更に、S6の
処理で確認した結果、受信した信号が効果音制御基板S
から送信された効果音制御基板信号であれば(S6:効
果音制御基板信号)、効果音信号処理を実行する(S1
0)。
【0099】S7〜S10のいずれかの処理を実行した
後は、各処理を実行し(S11)、更にその後、その処
理をS4の処理に移行する。これにより、各制御基板
H,L,B,Sから信号が送信されるたびに、繰り返し
てS4からS11の処理が実行される。
【0100】一方、S2の処理で確認した結果、遊技機
のモードがPCモードであれば(S2:Yes)、PC
処理を実行する(S12)。PC処理(S12)につい
ては、図12のフローチャートにより後述する。PC処
理(S12)の実行後は、その処理をS2の処理へ移行
し、PCモードが解除されるまでPC処理(S12)を
繰り返し実行する。尚、一旦設定されたPCモードは、
パチンコ機1の電源がオフされるまで解除されない。
【0101】また、S4の処理で確認した結果、各制御
基板(払出制御基板H、ランプ制御基板L、発射制御基
板B、効果音制御基板S)から送信される信号を受信し
ていなければ(S4:No)、その処理をS11へ移行
して各処理を実行する。
【0102】図6は、図5のメイン処理において実行さ
れる払出信号処理(S7)のフローチャートである。払
出信号処理(S7)は、払出制御基板Hから送信される
払出制御基板信号に基づいて、払出制御基板によって制
御されている賞球モータ22の使用状況(賞球モータ2
2の駆動時間と賞球数)と、貸球モータ23の使用状況
(貸球モータ23の駆動時間と貸球数)とを計測する処
理である。
【0103】この払出信号処理(S7)では、まず、受
信した払出制御基板信号の種別は何かを確認する(S2
1)。受信した信号が賞球モータ22の駆動を知らせる
賞球モータ駆動信号であれば(S21:賞球モータ駆動
信号)、RTC36の値を賞球モータ駆動開始時間とし
て読取り(S22)、この払出信号処理(S7)を終了
する。読み取った賞球モータ駆動開始時間はRAM33
の所定のエリアに記憶される。
【0104】また、S21の処理で確認した結果、受信
した信号が賞球モータ22の停止を知らせる賞球モータ
停止信号であれば(S21:賞球モータ停止信号)、R
TC36の値を読取る(S23)。次いで、読み取った
RTC36の値から、RAM33の所定のエリアに記憶
される賞球モータ駆動開始時間の値を減算し、賞球モー
タ22の駆動時間(実稼働時間)を算出する(S2
4)。そして、算出した賞球モータ22の駆動時間(実
稼働時間)を賞球モータ時間カウンタ33eの値に加算
し、その値を更新する(S25)。その後、賞球モータ
停止信号と共に送信された賞球数のデータを、賞球数カ
ウンタ33fに加算して(S26)、この払出信号処理
(S7)を終了する。
【0105】同様に、S21の処理で確認した結果、受
信した信号が貸球モータ23の駆動を知らせる貸球モー
タ駆動信号であれば(S21:貸球モータ駆動信号)、
RTC36の値を貸球モータ駆動開始時間として読取り
(S27)、この払出信号処理(S7)を終了する。読
み取った貸球モータ駆動開始時間はRAM33の所定の
エリアに記憶される。
【0106】一方、S21の処理で確認した結果、受信
した信号が貸球モータ23の停止を知らせる貸球モータ
停止信号であれば(S21:貸球モータ停止信号)、R
TC36の値を読取る(S28)。次いで、読み取った
RTC36の値から、RAM33の所定のエリアに記憶
される貸球モータ駆動開始時間の値を減算し、貸球モー
タ23の駆動時間(実稼働時間)を算出する(S2
9)。そして、算出した貸球モータ23の駆動時間(実
稼働時間)を貸球モータ時間カウンタ33gの値に加算
し、その値を更新する(S30)。その後、貸球モータ
停止信号と共に送信された貸球数のデータを、貸球数カ
ウンタ33hに加算して(S31)、この払出信号処理
(S7)を終了する。
【0107】尚、RAM33の所定のエリアに記憶され
る賞球モータ駆動開始時間と貸球モータ駆動開始時間と
は、該時間が新たに読み取られる毎に、それぞれ読み取
られた時間により上書きされる。このため、S24およ
びS29の処理で減算する値(賞球モータ駆動開始時間
または貸球モータ駆動開始時間)は、賞球モータ停止信
号または貸球モータ停止信号の受信に先立って、その直
前に受信した駆動開始信号に対応する駆動開始時間とな
る。
【0108】図7は、図5のメイン処理において実行さ
れるランプ信号処理(S8)のフローチャートである。
ランプ信号処理(S8)は、ランプ制御基板Lから送信
されるランプ制御基板信号に基づいて、ランプ制御基板
によって制御されているランプ25の使用状況(点灯時
間、点灯回数)と、LED26の使用状況(点灯時間)
とを計測する処理である。
【0109】このランプ信号処理(S8)では、払出信
号処理(S7)のS21〜S25と同様の処理を、S4
1〜S45の処理で実行し、ランプ点灯信号受信時間お
よびランプ消灯信号受信時間の読取と、読み取った受信
時間に基づくランプ25の点灯時間(実稼働時間)の算
出を実行する。第1〜第nランプ時間カウンタ33i1
〜33inには、算出されたランプ25の点灯時間を加
算し、その値を更新する。これにより、ランプ25の点
灯時間が計測される。
【0110】また、ランプ25の使用状況は、ランプ2
5の点灯時間のみならず、ランプ25の点灯回数によっ
ても計測される。このため、S45の処理の後は、更新
された第1〜第nランプ時間カウンタ33i1〜33i
nに対応する第1〜第nランプ回数カウンタ33j1〜
33jnの値に「1」加算する(S46)。これにより
ランプ25の点灯回数が計測される。S46の処理の後
は、このランプ信号処理(S8)を終了する。
【0111】また、ランプ信号処理(S8)では、パチ
ンコ機1に備えられたLED26の点灯時間(実稼働時
間)をS47〜S50の処理により計測する。このLE
D26の点灯時間の計測は、ランプ25の点灯時間の計
測を実行するS42〜S45の処理と同様に実行する。
【0112】ここで、ランプ25とLED26とは、パ
チンコ機1に複数備えられた部品である。各ランプ25
には、それぞれを個別に識別するためのランプ番号が付
与されている。また、各LED26には、それぞれを個
別に識別するためのLED番号が付与されている。この
ランプ番号とLED番号とは、ランプ制御基板信号に付
加されているので、ランプ信号処理(S8)では、受信
したランプ制御基板信号に付加されたランプ番号または
LED番号を認識して、各ランプ25毎或いは各LED
26毎の使用状況を個別に計測することができる。
【0113】図8は、図5のメイン処理において実行さ
れる発射信号処理(S9)のフローチャートである。発
射信号処理(S9)は、発射制御基板Bから送信される
発射制御基板信号に基づいて、発射制御基板によって制
御されている発射モータ24の使用状況(発射モータ2
4の駆動時間、総回転数)を計測する処理である。
【0114】この発射信号処理(S9)では、発射制御
基板信号の種別を確認した後(S51)、その確認した
信号の種別(発射モータ駆動信号あるいは発射モータ停
止信号)に基づいて、払出信号処理(S7)のS22〜
S25の処理と同様に、S52〜S55の処理が実行さ
れる。これにより、発射モータ24の駆動時間(実稼働
時間)が計測され、発射モータ時間カウンタ33cの値
が更新される。その後、計測された発射モータ24の駆
動時間から発射モータ24の回転数を算出し(S5
6)、算出された回転数を発射モータ回数カウンタ33
dの値に加算して、その値を更新する(S57)。発射
モータ回数カウンタ33dの更新後は、この発射信号処
理(S9)を終了する。
【0115】図9は、図5のメイン処理において実行さ
れる効果音信号処理(S10)のフローチャートであ
る。効果音信号処理(S10)は、効果音制御基板Sか
ら送信される効果音制御基板信号に基づいて、効果音制
御基板Sによって制御されているスピーカ27の使用状
況(出力時間)を計測する処理である。
【0116】この効果音信号処理(S10)では、効果
音制御基板信号の種別を確認した後(S61)、その確
認した信号の種別(出力開始信号あるいは出力停止信
号)に基づいて、払出信号処理(S7)のS22〜S2
5の処理と同様に、S62〜S65の処理を実行する。
これにより、スピーカ27の出力時間(実稼働時間)が
算出され、算出された出力時間がスピーカカウンタ33
lに加算されてその値が更新される(スピーカ27の出
力時間が計測される)。スピーカカウンタ33lの更新
後は、この効果音信号処理(S10)を終了する。
【0117】図10は、パチンコ機1の履歴管理基板R
で一定時間毎に実行されるINT割込処理を示したフロ
ーチャートである。このINT割込処理は、パチンコ機
1の通電時間を計測し、計測した通電時間を通電カウン
タ33bへ記憶しておくための処理である。MPU31
は、このINT割込処理に関して、RAM33の通電カ
ウンタ33bに記憶される値に「1」を加算し、通電時
間を更新する(S71)。S71の処理を実行後、この
INT割込処理を終了する。このINT割込処理は、電
源が投入されている間、一定時間(本実施例では1時
間)が経過する毎に定期的に繰り返し実行されるので、
RAM33の通電カウンタ33bの値は、その一定時間
毎に「1」だけ大きな値に更新される。
【0118】パチンコ機1には、通電と連動して稼働す
る部品が数多くある。例えば、各制御基板C,B,H,
L,S,D,Aや電源基板E、LCD10、バックライ
ト28、払出LED19、各種スイッチSW1,SW2
等である。かかる部品の使用状況(通電時間)は、パチ
ンコ機1の通電時間と等しいので、INT割込処理によ
ってパチンコ機1の通電時間を計測することにより、そ
の使用状況(通電時間)を計測することができる。
【0119】図11は、パチンコ機1の電源切断時(停
電の発生を含む)に、履歴管理基板Rで実行されるNM
I割込処理のフローチャートである。このNMI割込処
理は、停電信号131の履歴管理基板Rへの入力を契機
として実行され、各カウンタ33b〜33lに記憶され
ている各部品の使用状況に基づいて、EEPROM34
の対応するメモリ34a〜34rを更新する処理であ
る。
【0120】パチンコ機1の電源が断されると、停電監
視回路130から、停電信号131が履歴管理基板Rの
MPU31のNMI(Non Maskable Interrupt)端子へ
出力される。MPU31は、NMI端子に停電信号13
1が入力されると、実行中の制御を中断して、図11の
NMI割込処理を開始する。停電信号131が出力され
た後、所定時間は、履歴管理基板Rの処理が実行できる
ように、電源基板Eからは制御系の駆動電圧(5ボル
ト)が供給されており、この所定時間内に図11のNM
I割込処理が実行される。
【0121】NMI割込処理では、まず、RAM33の
各カウンタ34c〜34l(通電カウンタ33b以外)
に記憶される値(使用状況)を、EEPROM34の対
応するメモリ34k〜34l,34o〜34rにそれぞ
れ加算して、その値(通算の使用状況、即ち使用デー
タ)を更新する(S81)。次に、RAM33の通電カ
ウンタ33bに記憶される値(使用状況)を、EEPR
OM34の第1〜第8制御基板メモリ34a〜34h、
LCDメモリ34i、バックライトメモリ34j、払出
LEDメモリ34m、第1〜第nスイッチメモリ34n
1〜34nnのそれぞれ加算し、その値(通算の使用状
況、即ち使用データ)を更新する(S82)。これによ
り、各部品の現在に至るまでの使用状況が通算される。
そして、終了時に必要なその他の処理を終了処理として
実行し(S83)、その後は、電源が完全に断して処理
が実行できなくなるまで、処理をループする。
【0122】このNMI割込処理により更新されたEE
PROM34の各メモリ34a〜34rの値は、電源切
断後も記憶される。記憶された値(通算の使用状況(使
用データ))はPC処理(S12)によりPC40へ出
力することができ、PC40のLCD41で各部品の通
算の使用状況を把握することができる。
【0123】なお、本実施例では、通算の使用状況(使
用データ)を記憶するためのメモリをEEPROM34
で構成したが、現在、一般に使用されるEEPROMの
書き込み保障回数は、約10万回程度である。このた
め、頻繁に書き込みを実行すれば、EEPROM34の
長期使用が困難となってしまう。しかし、RAM33の
各カウンタ33b〜33lで計測された使用状況を、電
源切断のタイミングでEEPROM34へ加算(書き込
み)すれば、EEPROM34へのデータの書き込み回
数を低減することができる。つまり、通常、パチンコホ
ールなどにおいて稼働するパチンコ機1の電源切断は、
ホールの営業終了時、即ち1日に略1回である。このた
め、EEPROM34への使用状況の書き込みを1日に
略1回とすることができ、EEPROM34の長期使用
を実現することができる。よって、履歴管理基板Rを再
利用して他のパチンコ機1へ搭載しても、長期にわたり
支障なく使用することができる。
【0124】図12は、図5のメイン処理で実行される
PC処理(S12)のフローチャートである。PC処理
(S12)は、主として、PC40と履歴管理基板Rと
の間でデータの入出力を実行するための処理である。こ
のPC処理(S12)は、PC40から送信されるコマ
ンドに基づいて実行される。
【0125】PC処理(S12)では、まず、PC40
から送信されたコマンドの受信であるか否かを確認し
(S91)、受信していなければ(S91:No)、各
処理(S97)を実行して、このPC処理(S12)を
終了する。また、S91の処理で確認した結果、PC4
0から送信されたコマンドを受信していれば(S91:
Yes)、受信したコマンドが何であるかを確認する
(S92)。受信したコマンドが、履歴管理基板Rから
のデータ出力を要求するデータ出力コマンドであると
(S92:データ出力コマンド)、正当なセキュリティ
コードが入力されたか否かを確認する(S93)。確認
の結果、正当なセキュリティコードが入力されていなけ
れば(S93:No)、各処理(S97)を実行して、
このPC処理(S12)を終了する。一方、S93の処
理で確認した結果、正当なセキュリティコードが入力さ
れていれば(S93:Yes)、EEPROM34の各
メモリ34a〜34tに記憶されるデータをPC40へ
出力する(S94)。
【0126】EEPROM34の各メモリ34a〜34
tには、パチンコ機1の通算の使用状況(使用データ)
および、各制御基板のコネクタの着脱回数、パチンコ機
1やパチンコ機1の部品の履歴データが記憶されてお
り、かかるデータがPC40へ出力される。S94の処
理により、EEPROM34の各メモリ34a〜34t
からPC40へデータを出力した後は、各処理(S9
7)を実行してこのPC処理(S12)を終了する。
【0127】また、S92の処理で確認した結果、受信
したコマンドが送信コマンドであると(S92:送信コ
マンド)、受信した送信コマンドに付加されているデー
タを、EEPROM34の対応するメモリに書き込み、
先に記憶されているデータを更新する(S95)。デー
タの更新後は、各処理(S97)を実行し、このPC処
理(S12)を終了する。このように、PC40から入
力されたデータにより、EEPROM34に記憶される
データを更新することができるので、例えば、部品交換
を実行しても、交換した部品の使用データをPC40か
ら入力すれば、入力された新たな使用データにおいて、
使用状況を計測していくことができる。つまり、部品交
換や、再利用部品の使用により、初期状態の異なる部品
がパチンコ機1に搭載されても、その使用状況を計測
(通算)していくことができる。
【0128】更に、S92の処理で確認した結果、受信
したコマンドが初期化コマンドであると(S92:初期
化コマンド)、EEPROM34の各メモリ34a〜3
4tに記憶されるデータをクリアする(S96)。その
後、各処理(S97)を実行してこのPC処理(S1
2)を終了する。このS96の処理により、EEPRO
M34を初期化することができるので、履歴管理基板R
を再利用して、他のパチンコ機1に搭載しても、他のパ
チンコ機1において支障なく処理を実行することができ
る。
【0129】次に、図13〜図15を参照して第2実施
例について説明する。第1実施例のパチンコ機1では、
パチンコ機1の部品の使用状況は、全て、履歴管理基板
Rにおいて(カウンタ33b〜33lにより)計測する
ように構成した。これに対し、第2実施例のパチンコ機
1では、各制御基板により制御される部品の内、パチン
コ機1の通電時間でその使用状況が計測できない部品に
ついては、該部品が制御される制御基板において、それ
ぞれその使用状況が計測されるように構成されている。
なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号
を付して、その説明は省略する。
【0130】図13は、第2実施例におけるパチンコ機
1の電気的構成を示したブロック図である。第2実施例
のパチンコ機1は第1実施例の場合と同様に、主に、主
制御基板C、払出制御基板H、発射制御基板B、ランプ
制御基板L、効果音制御基板S、表示用制御基板D、液
晶制御基板A、電源基板E、履歴管理基板Rとを備えて
おり、各制御基板H,B,L,S,D,Aにより制御さ
れる部品が、第1実施例と同様に各制御基板H,B,
L,S,D,Aにそれぞれ搭載又は接続されている。各
制御基板C,H,B,L,S,D,Aや電源基板E、履
歴管理基板Rは、パチンコ機1から容易に着脱可能に構
成されており、各基板間の接続はコネクタ29aを介し
て第1実施例と同様に行われている。
【0131】第2実施例の払出制御基板H、発射制御基
板B、ランプ制御基板L、効果音制御基板Sには、各制
御基板B,H,L,Sに搭載又は接続される部品の使用
状況を計測するためのカウンタ61〜64が各制御基板
B,H,L,S内にそれぞれ設けられている。具体的に
は、払出制御基板Hには、払出制御基板Hにより制御さ
れる部品である賞球モータ22と貸球モータ23との使
用状況を計測するためのカウンタ61が設けられてい
る。同様に、発射制御基板Bには、発射モータ24の使
用状況を計測するためのカウンタ62が設けられてい
る。ランプ制御基板Lには、ランプ25とLED26と
の使用状況を計測するためのカウンタ63が設けられて
いる。効果音制御基板Sには、スピーカ27の使用状況
を計測するためのカウンタ64が設けられている。
【0132】各制御基板H,B,L,Sにおいて各部品
の使用状況を計測する際には、各部品の稼働および停止
の時間を測定する必要があるので、該制御基板H,B,
L,S内には、それぞれタイマ(図示せず)が設けられ
ている。各制御基板H,B,L,Sは、この制御基板内
にそれぞれ設けられたタイマで測定される時間を参照し
て、各部品の使用状況(実稼働時間)を計測する。
【0133】また、電源基板Eに設けられた停電監視回
路130は、パチンコ機1の電源断を検出して停電信号
131を出力するものであるが、第2実施例において
は、停電信号131は履歴管理基板Rのみならず、主制
御基板C、払出制御基板H、発射制御基板B、ランプ制
御基板L、効果音制御基板Sに入力されるように構成さ
れている。この停電信号131が履歴管理基板Rに入力
されると、各制御基板B,H,L,Sの各カウンタ61
〜64に記憶される値(使用状況)は履歴管理基板Rへ
送信される。また、履歴管理基板Rでは、停電信号13
1の入力を契機として、図15に示したNMI割込処理
を実行する。
【0134】図14は、第2実施例の履歴管理基板Rの
電気的構成を示したブロック図である。履歴管理基板R
は第1実施例と同様に、パチンコ機1の部品の使用状況
を管理するための基板であり、MPU31、ROM3
2、RAM66、EEPROM34、ゲートアレイ35
を備えている。かかるMPU31、ROM32、RAM
66、EEPROM34はバスライン37により相互に
接続されており、バスライン37はコントローラ38に
接続されている。コントローラ38の入力側には、払出
制御基板H、発射制御基板B、ランプ制御基板L、効果
音制御基板Sの出力がコネクタ29aを介して接続され
ている。また、コントローラ38には、インターフェー
ス39が接続され、PC40との間で相互にデータの入
出力ができるようになっている。
【0135】RAM66は、受信バッファ66aと通電
カウンタ66bとを備えているが、この受信バッファ6
6aと通電カウンタ66bとは、第1実施例の履歴管理
基板RのRAM33に設けられた受信バッファ33aと
通電カウンタ33bとに同じであるので、その説明は省
略する。
【0136】上記のように構成された第2実施例の履歴
管理基板RのMPU31に、停電信号131が入力され
ると、図15に示すNMI割込処理が開始され、払出制
御基板H、発射制御基板B、ランプ制御基板L、効果音
制御基板Sから送信されたデータ(各部品の使用状況)
に基づいてEEPROM34の使用データの更新が実行
される。
【0137】ここで、電源基板Eから各制御基板H,
B,L,Sへ供給される制御系の駆動電圧(5ボルト)
は、停電の発生後(又は電源のオフ後)、所定時間の
間、正常動作範囲の電圧値を保つように構成されてい
る。よって、各制御基板H,B,L,Sは、各カウンタ
61〜64に記憶される値(使用状況)を履歴管理基板
Rへ送信する処理を、停電信号131の入力後に十分実
行することができる。
【0138】また、第2実施例の履歴管理基板Rは、更
に、電源基板Eからの電源供給が途絶えた場合に、電源
基板Eに代わって、制御系の駆動電圧(5ボルト)の供
給を行う電池回路67を備えているので、停電信号13
1の入力後にNMI割込処理を開始しても、十分にその
処理を完了することができる。
【0139】電池回路67は、電源基板Eからの電源供
給が途絶えると、MPU31に所定時間電源供給を行う
回路であり、リチウム2次電池67aと抵抗67bとダ
イオード67cとを備えている。リチウム2次電池67
aには、パチンコ機1が通電されている状態では、電源
基板Eからダイオード67cを介して制御系の駆動電圧
(5ボルト)が供給される。この供給される駆動電圧に
よりリチウム2次電池67aは充電される。一方、電源
基板Eからの電源供給が途絶えると、リチウム2次電池
67aから放電が開始され、MPU31のVcc端子
(駆動電圧を供給するための端子)へ5ボルトの制御系
の駆動電圧が供給される。リチウム2次電池67aから
Vcc端子へ供給される電圧は、リチウム2次電池67
aに接続される抵抗67bによって、5ボルトとなるよ
うに調整されている。これにより、電源基板Eからの電
源供給が途絶えても、更に所定時間、5ボルトの駆動電
圧が履歴管理基板Rに供給される。
【0140】第2実施例においては、電源断を契機とし
て払出制御基板H、発射制御基板B、ランプ制御基板
L、効果音制御基板Sから送信されるデータ(使用状
況)を履歴管理基板Rで受信してから、EEPROM3
4の使用データを更新するNMI割込処理を実行しなく
てはならない。つまり、履歴管理基板R内でデータの更
新を実行する第1実施例に比べて、第2実施例のNMI
割込処理の実行時間は長くなる。しかし、電池回路67
により、第1実施例よりも長時間にわたり、履歴管理基
板Rに5ボルトの駆動電圧が供給されるので、NMI割
込処理の実行が確実に保障されるのである。
【0141】また、電池回路67からは、長期にわたり
(例えば略1週間など)履歴管理基板Rに5ボルトの電
源供給が実行される。このため、パチンコ機1の電源が
オフされていても(電源基板Eからの電源供給なし
に)、履歴管理基板Rを動作させ、PC処理(S12)
を実行することができる。つまり、履歴管理基板Rがパ
チンコ機1から取り外されていても、その履歴管理基板
Rから、各部品の使用データを読み出すことや、該履歴
管理基板Rへのデータの書き込みを実行することができ
るのである。
【0142】なお、履歴管理基板Rをパチンコ機1から
取り外した状態で、PC40を接続した場合、PC40
から履歴管理基板Rに5ボルトの制御系の駆動電圧が供
給されるように構成しても良い。このように構成すれ
ば、電池回路67の容量を大きくすることなく、履歴管
理基板Rをパチンコ機1から取り外し、PC40と接続
して使用することができる。
【0143】図15は、上記のように構成される第2実
施例の履歴管理基板Rで実行されるNMI割込処理のフ
ローチャートである。NMI割込処理は、第1実施例と
同じく、パチンコ機1の電源断(停電の発生を含む)を
契機として開始される。このNMI割込処理により、E
EPROM34に記憶される各部品の使用データ(各部
品の通算の使用状況)が更新される。
【0144】パチンコ機1の電源が断されると、停電監
視回路130から、停電信号131が履歴管理基板Rの
MPU31のNMI(Non Maskable Interrupt)端子へ
出力されると共に、各制御基板B,H,L,Sへも出力
される。停電信号131が入力された各制御基板H,
B,L,Sからは、履歴管理基板Rへデータ(使用状
況)が送信される。一方、履歴管理基板RのMPU31
は、NMI端子に停電信号131が入力されると、実行
中の制御を中断して、図15のNMI割込処理を開始す
る。
【0145】NMI割込処理では、まず、RAM66の
通電カウンタ66bに記憶される値を、EEPROM3
4の第1〜第8制御基板メモリ34a〜34h、LCD
メモリ34i、バックライトメモリ34j、払出LED
メモリ34m、第1〜第nスイッチメモリ34n1〜3
4nnのそれぞれに加算し、その値(使用データ)を更
新する(S101)。これにより、各メモリ34a〜3
4h,34i,34j,34m,34nには、通電時間
により計測された各部品の使用状況が通算されて不揮発
に記憶される。
【0146】次に、各制御基板H,B,L,Sから送信
されたデータを受信したか否かを確認する(S10
2)。ここで、該データを受信していれば(S102:
Yes)、受信したデータを受信バッファ66aに書き
込んだ後、EEPROM34の対応するメモリ(例え
ば、発射制御基板Bから送信されたデータであれば発射
モータメモリ34o)へ該データを加算してその値を更
新する(S103)。その後、4つの制御基板B,H,
L,Sから送信される全てのデータを受信したか否かを
確認し(S104)、受信していれば(S104:Ye
s)、終了時に必要なその他の処理を終了処理として実
行する(S105)。その後、電源が完全に断して処理
が実行できなくなるまで、処理をループする。
【0147】一方、S102の処理で確認した結果、各
制御基板H,B,L,Sから送信されたデータを受信し
ていなければ(S102:No)、該データの受信を待
機する。また、S104の処理で確認した結果、4つの
制御基板H,B,L,Sから送信されるデータを全て受
信していなければ(S104:No)、その処理をS1
02の処理に移行し、全てのデータを受信するまで、S
102〜S104の処理を繰り返す。
【0148】尚、停電信号131が出力された後、所定
時間は、履歴管理基板R、各制御基板B,H,L,Sの
処理が実行可能なように、電源基板Eと電池回路67と
から、制御系の駆動電圧(5ボルト)がそれぞれに所定
時間以上供給される。この所定時間内に図15のNMI
割込処理は実行される。
【0149】また、第2実施例のパチンコ機1では、上
記したNMI割込処理以外の他の処理(図5〜図10、
図12)は、即ち、通電時間で計測されない各部品の使
用状況を計測する各処理は、履歴基板Rではなく、各制
御基板H,B,L,Sで、第1実施例の場合と同様にそ
れぞれ実行される。
【0150】以上説明したように、上記各実施例におけ
るパチンコ機1によれば、部品の使用状況(通算の使用
状況)を、EEPROM34にその部品と対応つけて、
電源の切断後も記憶させておくことができる。また、各
カウンタによって計測された通電時間や実稼働時間など
の使用状況に基づいて、EEPROM34に記憶される
部品の使用状況(通算の使用状況)を更新することがで
きる。よって、使用状態によって変化する部品の使用状
況(部品の消耗の度合やその寿命)を、実際の計測され
た使用状況に基づいて、的確に把握することができる。
このため、パチンコ機1の廃棄時において各部品毎にそ
の廃棄と再利用とを的確に決定することができ、部品を
無駄にすることなく有効活用することができる。
【0151】なお、上記各実施例において、請求項1記
載の更新手段としては、図11のフローチャートのS8
1,S82の処理と、図15のフローチャートのS10
1,S103の処理とが該当する。
【0152】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記各実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0153】例えば、上記各実施例では、パチンコ機1
の履歴データは履歴管理基板Rの履歴データメモリ34
tに記憶され、パチンコ機1の使用データと共にPC4
0へ出力されるように構成した。しかし、履歴データを
記憶するメモリと使用データを記憶するメモリとのそれ
ぞれから、個別に各データを読み出すようにしても良
い。これによれば、使用データと履歴データの閲覧や入
力のタイミングが異なる場合に、所望するいずれかのデ
ータだけを読み出して、効率的に処理することができ
る。
【0154】また、履歴データを、ICメモリ(IDタ
グ)に記憶させ、ICメモリから履歴データの書き換
え、読み出しを非接触で行うことができるように構成し
ても良い。非接触で履歴データの書き換え、読み出しを
実行すれば、履歴データにアクセスするために煩雑な配
線を行う必要がなく、簡便に、履歴データの書き換え、
読み出しを行うことができる。
【0155】更に、EEPROM34に記憶されるパチ
ンコ機1の各部品の使用状況は、PC40に出力するこ
とにより把握できるように構成したが、記憶されている
使用状況を知らせる手段をパチンコ機1に設けても良
い。記憶されている使用状況を知らせる手段としては、
例えば、パチンコ機1に表示器を設け、該表示器に部品
の名称や使用状況を表示することや、各部品に対応する
LEDを設け、記憶されているその部品の使用状況が、
ある値に達すると点灯すること等があげられる。
【0156】また、各部品の再利用と廃棄とを判別する
しきい値を、予め、ROM32或いはEEPROM34
に各部品毎に対応つけて記憶させておき、かかるしきい
値と、計測された(通算の)使用状況とを、それぞれの
部品において比較して、その比較結果をPC40等へ出
力するように構成しても良い。即ち、部品の使用データ
が廃棄のしきい値を越えた場合には、「廃棄」を示唆す
る信号(コマンドを含む)をPC40等へ出力するので
ある。比較結果の出力は、PC処理(S12)によって
行うようにしても良い。即ち、PC処理(S12)で、
部品の使用データを履歴管理基板RからPC40へ出力
する際に、廃棄と判別された部品の使用データに、その
旨を示唆する情報(例えば「要廃棄」など)を付加して
PC40へ出力するのである。このように構成すれば、
未習熟の作業者であっても、部品の廃棄と再利用とを容
易かつ正確に認識することができる。
【0157】加えて、EEPROM34を履歴管理基板
Rに着脱可能に搭載し(例えば、ICソケットを用いて
搭載する)、履歴管理基板RからEEPROM34を取
り外し、そのEEPROM34をパチンコ機1とは別に
用意された履歴管理基板R(或いは履歴管理基板Rと同
様の処理を実行する装置)に装着(搭載)して、そのE
EPROM34に対するデータの読み書きを実行するよ
うに構成しても良い。
【0158】また、本発明を上記実施例とは異なるタイ
プのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当
たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)
大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高めら
れるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物
と称される)として実施しても良い。また、大当たり図
柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させること
を必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として
実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパ
チ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロ
ットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として
実施するようにしても良い。
【0159】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0160】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0161】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記計測手段は、少なくとも使用
状況の異なる消耗部品毎にその使用状況を計測すると共
に、前記更新手段は、その計測された使用状況に基づい
て、前記使用状況記憶手段に記憶される消耗部品の使用
状況を個別に更新するものであることを特徴とする遊技
機1。遊技機は、消耗部品として複数の制御手段(例え
ば、主制御基板、発射制御基板、払出制御基板、ランプ
制御基板、効果音制御基板、表示制御基板、液晶制御基
板など)や、その制御手段により制御される複数の装置
(例えば、球の発射装置、払出装置、表示装置、ラン
プ、LED、スピーカなど)を備えている。しかし、か
かる消耗部品は、同一の遊技機に搭載されていても使用
状況(消耗の程度)は異なる。このため、例えば、遊技
機の通電時間などにより、全ての消耗部品の使用状況を
一意的に計測すると、誤差が生ずることが多い。これに
対し遊技機1では、少なくとも使用状況の異なる消耗部
品毎にその使用状況を計測し、その計測された使用状況
に基づいて消耗部品の使用状況を個別に更新するので、
各消耗部品の使用状況を正確に計測し記憶(管理)する
ことができる。
【0162】遊技機1において、前記計測手段は、時の
計測を行う時計測手段と、前記消耗部品の稼働開始時に
その時計測手段の値を読み取る稼働開始時読取手段と、
前記消耗部品の稼働停止時に前記時計測手段の値を読み
取る稼働停止時読取手段と、前記稼働開始時読取手段お
よび稼働停止時読取手段により読み取った値に基づいて
前記消耗部品の稼働時間を計測する稼働時間計測手段と
を備えていることを特徴とする遊技機2。消耗部品の中
には、遊技機の電源がオンされている間に、稼働と停止
とを繰り返すものがある。遊技機2では、消耗部品の稼
働開始時と稼働停止時とにより消耗部品の実稼働時間を
計測するので、該消耗部品の使用状況(消耗の程度)を
正確に計測することができる。
【0163】請求項1記載の遊技機または遊技機1若し
くは2において、前記計測手段は、遊技機の通電開始か
ら通電停止まで(又は稼働開始から稼働停止まで)の時
間を計測する通電時間計測手段を備えており、その通電
時間計測手段により、遊技機の通電(又は稼働)と連動
して稼働する1以上の消耗部品の使用状況を計測するも
のであることを特徴とする遊技機3。消耗部品の中に
は、遊技機の電源のオン中に稼働と停止を繰り返すので
はなく、電源がオンされている間中(通電時間中)常時
稼働しているものが多くある。かかる消耗部品の使用状
況を、遊技機の通電時間(又は稼働時間)に基づいて計
測することにより、該消耗部品が複数あっても、1の通
電時間計測手段により計測することができる。
【0164】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、電源を供給する電源手段を備え
ており、前記更新手段は、その電源手段からの電源供給
が断された場合に、前記計測手段で計測された使用状況
に基づいて前記使用状況記憶手段に記憶される使用状況
を更新するものであることを特徴とする遊技機4。使用
状況記憶手段に記憶される消耗部品の使用状況の更新を
電源が断された場合に行うので、かかる使用状況の更新
をいちいち行う必要がなく、効率的に行うことができ
る。
【0165】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
4のいずれかにおいて、外部装置が着脱可能に接続され
る外部装置接続手段と、その外部装置接続手段に接続さ
れた外部装置へ前記使用状況記憶手段に記憶されている
消耗部品の使用状況を出力する使用状況出力手段と、そ
の使用状況出力手段により消耗部品の使用状況が出力さ
れる際に前記外部装置の正当性を判断する正当性判断手
段と、その正当性判断手段により前記外部装置が正当で
あると判断された場合に前記使用状況出力手段に前記消
耗部品の使用状況の出力を許可する出力許可手段と、そ
の出力許可手段により出力許可された消耗部品の使用状
況が前記外部装置に出力された後でその外部装置におい
て更新された場合にその更新された使用状況により前記
使用状況記憶手段に記憶される消耗部品の使用状況を更
新する外部更新手段とを備えていることを特徴とする遊
技機5。使用状況記憶手段には消耗部品の使用状況が記
憶されているが、かかるデータを(外部装置接続手段を
介して)外部装置に出力することができるので、外部装
置により使用状況記憶手段に記憶される消耗部品の使用
状況を閲覧することができる。また、正当性が認められ
た外部装置にのみ消耗部品の使用状況は出力され、更
に、その外部装置に出力されたデータ(消耗部品の使用
状況)が更新された場合(新たなデータ入力を含む)に
外部装置から使用状況記憶手段へのデータ入力(使用状
況記憶手段に記憶される消耗部品の使用状況の更新)を
実行することができるので、不当な外部装置からの遊技
機への不正な入力を抑制することができる。
【0166】遊技機5において、前記使用状況記憶手段
は、遊技機の所在や製造メーカなどの遊技機の履歴と、
消耗部品の交換日やその名称などの消耗部品の履歴とを
含む履歴データを記憶しており、前記使用状況出力手段
は、前記外部装置に消耗部品の使用状況と共に該履歴デ
ータを出力するものであり、前記外部更新手段は、前記
外部装置に出力された履歴データに新たな履歴データが
付加された場合その付加された履歴データを前記使用状
況記憶手段に書き込むものであることを特徴とする遊技
機6。遊技機に使用される消耗部品の再利用を考慮した
場合、各消耗部品の使用状況と共にその履歴は再利用を
判断する重要な因子である。遊技機5では、各消耗部品
の使用状況とその履歴とを記憶しているので、かかるデ
ータを一元的に管理することができ、該データを読み出
すだけで、遊技機やその遊技機に備えられた各消耗部品
の再利用の判定を効率的且つ的確に行うことができる。
【0167】遊技機5または6において、前記使用状況
記憶手段は、前記外部装置が着脱可能に接続される外部
装置接続手段を備えると共に遊技機と着脱可能に構成さ
れた第1ユニットに設けられ、その第1ユニットは、前
記外部装置接続手段とは別に、前記消耗部品を搭載した
第2ユニットが着脱可能に接続される接続手段を備えて
いることを特徴とする遊技機7。電源の切断後も消耗部
品の使用状況を記憶する使用状況記憶手段は一般に高価
なメモリで構成されるが、かかる使用状況記憶手段は、
遊技機と着脱可能に構成された第1ユニットに設けられ
ているので、遊技機から取り外すことができる。よっ
て、遊技機の廃棄時に、使用状況記憶手段を該遊技機か
ら取り外して再利用することができる。また、外部装置
接続手段と接続手段とは別に設けられているので、消耗
部品を搭載する第2ユニットの接続状態に関係なく、第
1ユニットに外部装置を接続することができる。
【0168】遊技機5から7のいずれかにおいて、前記
外部装置接続手段に前記外部装置が接続されていること
を認識する外部装置認識手段を備えており、その外部装
置認識手段により前記外部装置が接続されていると認識
された場合には、前記使用状況記憶手段と前記外部装置
との間でのデータの入力または出力処理を、遊技の制御
に優先して実行するものであることを特徴とする遊技機
8。外部装置が遊技機に接続されている場合には、外部
装置と使用状況記憶手段との間でのデータの入力または
出力処理が遊技の制御に優先して実行されるので、該デ
ータの入力または出力処理を円滑に行うことができる。
【0169】遊技機7または8において、前記計測手段
と前記使用状況記憶手段と前記更新手段とは前記第1ユ
ニットに設けられていることを特徴とする遊技機9。第
1ユニットに計測手段と使用状況記憶手段と更新手段と
が設けられているので、消耗部品の使用状況を管理する
制御を第1ユニットで独立して実行できる。このため、
第1ユニットを遊技機に後付けして(遊技機を選ぶこと
なく)消耗部品の使用状況を管理することができる。ま
た、第1ユニットは単独で活用できるので、その再利用
率を高めることができ、資源を有効活用できる。
【0170】遊技機7または8において、前記第2ユニ
ットは、1の遊技機に複数設けられると共に、その第2
ユニットに搭載される消耗部品の稼働時間を計測する計
測手段を備えていることを特徴とする遊技機10。消耗
部品の稼働時間を、その消耗部品が搭載される第2ユニ
ットで計測するので、使用状況記憶手段を有する第1ユ
ニットの制御負担をその分軽減することができる。な
お、第2ユニットとしては、ランプ、LED等とランプ
制御手段とを備えたランプユニット、スピーカと効果音
制御手段とを備えた効果音ユニット、発射モータと発射
制御手段とを備えた発射ユニット、賞球モータ、貸球モ
ータと払出制御手段とを備えた払出ユニット等が挙げら
れる。
【0171】遊技機10において、前記第2ユニット
は、前記電源手段が断された場合に、前記計測手段で計
測された消耗部品の使用状況を前記第1ユニットへ送信
するものであることを特徴とする遊技機11。消耗部品
の使用状況は、電源断のタイミングで第1ユニットへ送
信され、その結果、更新手段により使用状況記憶手段の
内容が更新されるので、第2ユニットで消耗部品の使用
状況を計測しても、その使用状況を確実に更新し記憶す
ることができる。
【0172】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
11のいずれかにおいて、前記使用状況記憶手段に記憶
されるデータを初期化する初期化手段を備えていること
を特徴とする遊技機12。使用状況記憶手段に記憶され
るデータを初期化することができるので、使用状況記憶
手段を新たな遊技機に支障なく再利用することができ
る。
【0173】遊技機1から12のいずれかにおいて、前
記電源手段は、電源の断後に、前記使用状況記憶手段に
記憶される消耗部品の使用状況を前記更新手段によって
更新できるように、前記計測手段と前記使用状況記憶手
段と前記更新手段とへ所定時間以上電源を供給するもの
であることを特徴とする遊技機13。かかる構成は、電
源手段に比較的大容量のコンデンサを接続することによ
り、或いは電池を用いることにより、実現することがで
きる。
【0174】遊技機5から13のいずれかにおいて、消
耗部品の再利用と廃棄とを判別するためのしきい値を予
め記憶するしきい値記憶手段を備え、そのしきい値記憶
手段に記憶されるしきい値と前記使用状況記憶手段に記
憶される消耗部品の使用状況とを比較して前記消耗部品
が廃棄と判別された場合には、その消耗部品について廃
棄を示唆する信号を前記外部装置へ出力するものである
ことを特徴とする遊技機14。消耗部品が廃棄と判別さ
れた場合に、該消耗部品の廃棄を示唆する信号が外部装
置へ出力されるので、外部装置において、消耗部品に廃
棄時期が到来したことを容易に知ることができる。尚、
廃棄を示唆する信号としては、単なる信号(信号のオン
−オフ)や、コマンド等が挙げられる。
【0175】遊技機14において、前記使用状況出力手
段は、前記消耗部品についての廃棄を示唆する信号を、
その消耗部品の使用状況に付加して出力するものである
ことを特徴とする遊技機15。消耗部品の廃棄を示唆す
る信号が、その消耗部品の使用状況に付加されて出力さ
れるので、いずれの消耗部品が廃棄されるべきである
か、即ち、各消耗部品の廃棄と再利用とを簡単に判別す
ることができる。このため、未習熟の作業者であって
も、消耗部品の廃棄と再利用とを容易かつ正確に認識す
ることができる。
【0176】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
15のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であ
ることを特徴とする遊技機16。中でも、パチンコ機の
基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンド
ルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊
技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は
作動口を通過)することを必要条件として、表示装置に
おいて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発
生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入
賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球の
みならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)
が付与されるものが挙げられる。
【0177】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
15のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機17。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態
発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0178】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
15のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とス
ロットマシンとを融合させたものであることを特徴とす
る遊技機18。中でも、融合させた遊技機の基本構成と
しては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表
示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備
え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因
して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例え
ばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時
間経過することにより、識別情報の変動が停止され、そ
の停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必
要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
る特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を
使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所
定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多
くの球が払い出されるように構成されている遊技機」と
なる。
【0179】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、使用状況記
憶手段に消耗部品の使用状況をその消耗部品と対応つけ
て電源の切断後も記憶させておくと共に、計測手段によ
って計測された使用状況に基づいて、その使用状況記憶
手段に記憶される消耗部品の使用状況を更新するので、
使用状態によって変化する消耗部品の使用状況(部品の
消耗の度合やその寿命)を、的確に把握することができ
るという効果がある。よって、遊技機の廃棄時において
各消耗部品の廃棄と再利用とを的確に決定することがで
き、消耗部品を有効活用することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の正面図
である。
【図2】 パチンコ機の電気的な構成を概略的に示した
ブロック図である。
【図3】 履歴管理基板の電気的な構成を概略的に示し
たブロック図である。
【図4】 パチンコ機の各部品の使用状況がPCのLC
Dに所定の書式で表示されたパチンコ機データ画面であ
る。
【図5】 パチンコ機の履歴管理基板で実行されるメイ
ン処理のフローチャートである。
【図6】 パチンコ機の履歴管理基板で実行される払出
信号処理のフローチャートである。
【図7】 パチンコ機の履歴管理基板で実行されるラン
プ信号処理のフローチャートである。
【図8】 パチンコ機の履歴管理基板で実行される発射
信号処理のフローチャートである。
【図9】 パチンコ機の履歴管理基板で実行される効果
音信号処理のフローチャートである。
【図10】 パチンコ機の履歴管理基板で一定時間毎に
実行されるINT割込処理のフローチャートである。
【図11】 パチンコ機の電源切断時に履歴管理基板で
実行されるNMI割込処理のフローチャートである。
【図12】 PCと履歴管理基板との間でデータの入出
力などを実行するPC処理のフローチャートである。
【図13】 本発明の第2実施例のパチンコ機の電気的
な構成を概略的に示したブロック図である。
【図14】 本発明の第2実施例の履歴管理基板の電気
的な構成を概略的に示したブロック図である。
【図15】 本発明の第2実施例の履歴管理基板で実行
されるNMI割込処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 10 LCD(消耗部品) 19 払出LED(消耗部品) 22 賞球モータ(消耗部品) 23 貸球モータ(消耗部品) 24 発射モータ(消耗部品) 25 ランプ(消耗部品) 26 LED(消耗部品) 27 スピーカ(消耗部品) 28 バックライト(消耗部品) 33b,66b 通電カウンタ(計測手段) 33c 発射モータ時間カウンタ(計測手
段) 33d 発射モータ回数カウンタ(計測手
段) 33e 賞球モータ時間カウンタ(計測手
段) 33f 賞球数カウンタ(計測手段) 33g 貸球モータ時間カウンタ(計測手
段) 33h 貸球数カウンタ(計測手段) 33i1〜33in 第1〜第nランプ時間カウンタ
(計測手段) 33j1〜33jn 第1〜第nランプ回数カウンタ
(計測手段) 33k1〜33kn 第1〜第nLED時間カウンタ
(計測手段) 33l スピーカカウンタ(計測手段) 34 EEPROM(使用状況記憶手
段) 61〜64 カウンタ(計測手段) A 液晶制御基板(消耗部品) B 発射制御基板(消耗部品) C 主制御基板(消耗部品) D 表示用制御基板(消耗部品) E 電源基板(消耗部品) H 払出制御基板(消耗部品) L ランプ制御基板(消耗部品) R 履歴管理基板 S 効果音制御基板(消耗部品) SW1,SW2 スイッチ(消耗部品)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消耗部品に対応つけてその消耗部品の使
    用状況を電源の切断後も記憶する使用状況記憶手段と、 前記消耗部品の使用状況を計測する計測手段と、 その計測手段により計測された使用状況に基づいて、前
    記使用状況記憶手段に記憶される消耗部品の使用状況を
    更新する更新手段とを備えていることを特徴とする遊技
    機。
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