JP2002325278A - 無線通信方法、無線通信システム、無線基地局及び無線端末 - Google Patents

無線通信方法、無線通信システム、無線基地局及び無線端末

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JP2002325278A
JP2002325278A JP2001128257A JP2001128257A JP2002325278A JP 2002325278 A JP2002325278 A JP 2002325278A JP 2001128257 A JP2001128257 A JP 2001128257A JP 2001128257 A JP2001128257 A JP 2001128257A JP 2002325278 A JP2002325278 A JP 2002325278A
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base station
call connection
wireless
wireless terminal
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JP2001128257A
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Tomoaki Konishi
友明 小西
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局の呼損率を算出することのできる
無線通信システムを提供する。 【解決手段】 PS21はCS31に対して発呼し、L
CH確立要求メッセージを送信する。この時再発呼フラ
グは0である。CS31はこの発呼に応じて呼接続の確
立拒否を応答し、発呼失敗数1を蓄積する。ここで、P
S21はCS32に対して再発呼し、再発呼フラグ1を
付加したLCH確立要求メッセージを送信する。CS3
2は、呼接続の確立拒否を応答し、再発呼フラグ1と発
呼失敗数1を蓄積する。PS21はCS33に対して再
発呼し、再発呼フラグ1の付加されたLCH確立要求メ
ッセージを送信し、CS33はPS21に対して呼接続
を確立し、再発呼フラグ1と発呼成功数1を蓄積する。
上記の場合、総発呼失敗数2から総再発呼フラグ数2を
減算して実際の発呼失敗数0を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末からの発
呼に対する呼接続の確立可否情報を提供可能な無線通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PHS(登録商標)(Personal H
andy-phone System)等の無線通信における基地局は、
無線端末からのリンクチャネル確立要求に応じてリンク
チャネルを割り当て呼接続を確立した回数(発呼成功
数)や、リンクチャネルを割り当てることができずに呼
接続を確立できなかった回数(無線端末に対して呼接続
を拒否した回数:発呼失敗数)を、トラフィック情報と
してそれぞれ記憶していた。例えば、図13に示すよう
に、ある基地局におけるトラフィック情報は、「200
0年1月12日0時〜1時」において発呼成功数が「1
0」、同発呼失敗数が「5」である。なお、呼接続が確
立できない理由としては、例えば基地局の有する通信チ
ャネルに空きがない場合や、無線端末からの電波の受信
感度が低いこと、干渉があることなどが挙げられる。通
常、このトラフィック情報は、所定のエリア毎に集計さ
れ、そのエリアにおける基地局のサービス状態(運用状
態)を判断する際の判断材料の一情報として用いられて
いた。また、上記基地局のサービス状態の判断結果は、
当該無線通信にかかる事業者によって、基地局の増設や
移設を検討する際の検討材料の一情報として利用されて
いた。
【0003】又、無線通信システムのサービス状態を判
断する重要な情報の1つに呼損率がある。呼損率は、無
線端末からの発呼に対する呼接続が、発呼数に対して最
終的に何れの基地局でも確立されなかった割合を示した
ものである。この呼損率も上記トラフィック情報と同
様、通常、所定のエリア毎に算出される情報である。呼
損率算出の例として、図14を参照してPS(Personal
Station:無線端末)140から発呼可能な2つのCS
(Cell Station:基地局)141,142があり、初め
のCS141で呼接続が拒否された場合を考える。この
場合、PS(Personal Station:無線端末)140がC
S(Cell Station:基地局)141へ発呼し(ステップ
S140)、これに対してCS141から呼接続の拒否
が返され(ステップS141)、次にPS140がCS
142へ再発呼し(ステップS142)、CS142に
よって最終的に呼接続が確立される。このときCS14
1にはトラフィック情報として発呼失敗数=1が記憶さ
れ、一方、CS142には同様に発呼成功数=1が記憶
されている。CS141とCS142のトラフィック情
報を集計すると、総発呼成功数=1,総発呼失敗数=1
となり、これにより呼損率は(=(1+1)分の1)5
0%と算出される。
【0004】なお、基地局がこれ以上、無線端末からの
リンクチャネル確立要求に対して呼接続を確立できない
(空きスロットが無い)場合、無条件で呼接続の確立を
拒否し、無線端末は、別の基地局に対する再発呼動作
(以下、「基地局すべり動作」という)により、他の基
地局に対して再発呼するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシス
テムでは上記トラフィック情報から呼損率を正確に算出
することができないという問題があった。例えば、上記
した図14の例においては、呼損率が50%と算出され
ているが、実際の呼損率は0%である。なぜなら、PS
140の発呼に対してCS142が最終的に呼接続を確
立しているからである。つまり、CS141,142に
記憶されているトラフィック情報からは、PS140か
らの発呼が最初の発呼によるものか、基地局すべり動作
による再発呼であるを考慮することができず、呼損率を
正確に算出することができなかった。したがって、無線
通信システムのサービス状態をより正確に把握すること
ができず、基地局の増設や移設等の設備投資を適切に検
討することができなかった。
【0006】一方、無線端末が基地局からの呼接続の確
立拒否により行う基地局すべり動作は、呼接続が確立さ
れない間、所定の回数繰り返される。このとき、無線端
末は、初めに最も受信感度が高い(無線端末から近い)
基地局に対して発呼し、以後、基地局すべり動作を行う
度に、順次に受信感度の低い(無線端末から遠い)基地
局に対して再発呼するように動作するため、空きスロッ
トのある(呼接続の確立が可能な)基地局がなかなか見
つからない場合は、最終的に受信感度の低い基地局と呼
接続が確立されることになるので、良好な通話品質が得
られないという問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、無線通信システムの呼損率の算出を可能にし、又、
限りある基地局のリソースを有効活用し、無線端末がよ
り安定した良好な通話品質を得ることのできる無線通信
システム、無線端末及び無線基地局を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、無線端末から一の無線
基地局に対して送信されるリンクチャネル確立要求メッ
セージに、他の無線基地局により呼接続の確立拒否の応
答がなされたことを示す再発呼情報が付加されている場
合に、当該再発呼情報を取得する処理と、前記送信され
たリンクチャネル確立要求メッセージに対して、前記一
の無線基地局による呼接続の確立の可否を示す呼接続可
否情報を取得する処理と、前記再発呼情報を集計すると
ともに、前記呼接続可否情報を可否別に集計する処理
と、前記呼接続が否である情報の集計数から、前記再発
呼情報の集計数を差し引いて、発呼失敗数を算出する処
理とを有することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、一の無線端末か
ら一の無線基地局に対して送信されるリンクチャネル確
立要求メッセージに、他の無線基地局により呼接続の確
立拒否の応答がなされたことを示す再発呼情報が付加さ
れている場合に、当該再発呼情報を取得する処理と、当
該一の無線基地局の有する全ての通信チャンネルが他の
無線端末に割り当てられている場合に、前記一の無線端
末と前記他の無線端末の受信感度をそれぞれ判断し、さ
らに前記一の無線端末の受信感度の方が高いと判断した
場合に、前記他の無線端末の何れかの代わりに、前記一
の無線端末に通信チャネルを割り当て、呼接続を確立す
る処理とを有することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記再発呼情報が前記呼接続の確立拒
否回数を含む場合に、当該呼接続の確立拒否回数に応じ
て所定の閾値を設定する処理と、前記他の無線端末のう
ち、受信感度が前記閾地より低い無線端末を抽出する処
理とを有し、前記呼接続を確立する処理は、前記一の無
線端末の受信感度の方が前記抽出処理処理によって抽出
された無線端末の受信感度より高いと判断した場合に、
前記抽出された無線端末の何れかの代わりに、前記一の
無線端末に通信チャネルを割り当て、呼接続を確立する
処理を有することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、無線端末に、一
の無線基地局に対して送信するリンクチャネル確立要求
メッセージに、他の無線基地局により呼接続の確立拒否
の応答がなされたことを示す再発呼情報を付加する付加
手段を設け、前記一の無線基地局に、前記再発呼情報を
取得する第1の取得手段と、前記リンクチャネル確立要
求メッセージ応じて決定した呼接続の可否を取得する第
2の取得手段と、前記再発呼情報を集計するとともに、
前記呼接続可否情報を可否別に集計する集計手段と、前
記呼接続が否である情報の集計数から、前記再発呼情報
の集計数を差し引いて、発呼失敗数を算出する算出手段
とを設けたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、一の無線端末
に、一の無線基地局に対して送信するリンクチャネル確
立要求メッセージに他の無線基地局により呼接続の確立
拒否の応答がなされたことを示す再発呼情報を付加する
付加手段を設け、前記一の無線基地局に、前記再発呼情
報を取得する取得手段と、前記一の無線基地局の有する
通信チャネルに空きがない場合に、前記一の無線端末と
当該一の無線基地局に接続する他の無線端末との受信感
度をそれぞれ判断する判断手段と、前記判断手段によ
り、前記一の無線端末の受信感度の方が前記他の無線端
末の受信感度より高いと判断した場合に、前記他の無線
端末の何れかの代わりに、前記一の無線端末に通信チャ
ネルを割り当て呼接続を確立する接続手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記再発呼情報は前記呼接続の確立拒
否回数を含み、前記一の無線基地局に、当該呼接続の確
立拒否回数に応じて所定の閾値を設定する設定手段と、
前記他の無線端末のうち、受信感度が前記閾値より低い
無線端末を抽出する手段とをさらに設け、前記接続手段
は、前記一の無線端末の受信感度の方が前記抽出手段に
よって抽出された無線端末の受信感度より高いと判断し
た場合に、前記抽出された無線端末の何れかの代わり
に、前記一の無線端末に通信チャネルを割り当て、呼接
続を確立することを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項4乃至請
求項6の何れかに記載の発明において、前記再発呼情報
は、前記リンクチャネル確立要求メッセージ内のデータ
上に、所定のビット情報として付加される情報であるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、無線端末から送
信されるリンクチャネル確立要求メッセージに、所定の
無線基地局により呼接続の確立拒否の応答がなされたこ
とを示す再発呼情報が付加されている場合に、当該再発
呼情報を取得する第1の取得手段と、前記送信されたリ
ンクチャネル確立要求メッセージに応じて決定した呼接
続の確立の可否を、呼接続可否情報として取得する第2
の取得手段と、前記再発呼情報を集計するとともに、前
記呼接続可否情報を可否別に集計する集計手段と、前記
呼接続が否である情報の集計数から、前記再発呼情報の
集計数を差し引いて、発呼失敗数を算出する算出手段と
を具備したことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、複数の無線端末
からのリンクチャネル確立要求に応じて呼接続可能な複
数の通信チャネルを有する無線基地局であって、一の無
線端末から送信されるリンクチャネル確立要求メッセー
ジに、所定の無線基地局により呼接続の確立拒否の応答
がなされたことを示す再発呼情報が付加されている場合
に、当該再発呼情報を取得する取得手段と、前記通信チ
ャネルに空きがない場合に、前記一の無線端末と当該通
信チャネルに接続されている他の無線端末との受信感度
をそれぞれ判断する判断手段と、前記判断手段により、
前記一の無線端末の受信感度の方が前記他の無線端末の
受信感度より高いと判断した場合に、前記他の無線端末
の何れかの代わりに、前記一の無線端末に通信チャネル
を割り当て呼接続を確立する接続手段とを備えたことを
特徴とする無線通信システム。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、前記再発呼情報は前記呼接続の確立
拒否回数を含み、当該呼接続の確立拒否回数に応じて所
定の閾値を設定する設定手段と、前記他の無線端末のう
ち、受信感度が前記閾値より低い無線端末を抽出する手
段とをさらに備え、前記接続手段は、前記一の無線端末
の受信感度の方が前記抽出手段によって抽出された無線
端末の受信感度より高いと判断した場合に、前記抽出さ
れた無線端末の何れかの代わりに、前記一の無線端末に
通信チャネルを割り当て、呼接続を確立することを特徴
とする。
【0018】請求項11に記載の発明は、一の無線基地
局に対してリンクチャネル確立要求メッセージを送信す
る送信手段と、前記他の無線基地局から呼接続の確立拒
否の応答を受信する受信手段と備えた無線端末であっ
て、前記受信手段により呼接続の確立拒否の応答を受信
した場合に、前記送信手段は前記一の無線基地局に対し
て、前記リンクチャネル確立要求メッセージに前記受信
手段が受信した前記呼接続の確立拒否の応答に基づく再
発呼情報を付加して送信することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による
無線通信システムの構成を示したブロック図である。こ
の図において、本実施形態による無線通信システム10
は、PS(PersonalStation)21〜24、CS(Cell
Station)31〜33からなり、CS31〜33により
中継されたPS21〜24からの発呼は、CS31〜3
3を統括する通信制御装置40により無線通信網50を
介して公衆回線網60等の他の通信網と接続される。
【0020】PS21〜24は、例えばPHS(登録商
標)(Personal Handy-phone System)やPDC(Perso
nal Digital Cellular system)等の無線通信を行う端
末で、所定の無線通信網への呼接続を要求するための、
リンクチャネル確立要求メッセージ(以下、「LCH確
立要求メッセージ」と呼ぶ)をCS31〜33に対して
発呼する。CS31〜33は、PS21〜24から発呼
されたLCH確立要求メッセージに応じて、自己の有す
るリンクチャネル(以下、「LCH」と呼ぶ)を割り当
て、図示しない所定の無線通信網に対して呼接続を確立
する。PS21〜24は、それぞれ制御部25(付加手
段)を有していて、発呼したLCH確立要求メッセージ
に対してCS31〜33から呼接続の確立拒否を示す情
報を受信した場合は、他のCS31〜33に対してLC
H確立要求メッセージを再発呼(以下、適宜「基地局す
べり動作」という)を行う。このとき、LCH確立要求
メッセージデータ内の所定のビットに、再発呼を示す所
定の再発呼フラグ(再発呼情報)を立てる。尚、ここで
はLCH確立要求メッセージデータ内の所定のビットを
再送フラグとしている場合について説明したが、LCH
確立要求メッセージに再発呼フラグに相当する情報を別
途付加して発呼するようにしてもよい。
【0021】ここで、LCH確立要求メッセージのデー
タ構造と、当該LCH確立要求メッセージに付加する再
発呼フラグについて図2,図3を参照して説明する。図
2はLCH確立要求メッセージのデータ構造を示した図
である。この図において、LCH確立要求メッセージ2
00は、予約、LCH種別LCHプロトコル識別等の情
報を含むデータであり、電波システム開発センター
(現、電波産業会:ARIB)規格(RCR STD−
28)により定義された5バイトのデータからなる。第
5バイト210の第1ビット220及び第2ビット23
0は未定義となっている。以下、上記ビット220,2
30を再発呼フラグとして利用した場合について説明し
ているが、利用可能な他のビットを再発呼フラグとして
利用してもよい。図3は、再発呼フラグを説明した図で
ある。この図において、初回のLCH確立要求メッセー
ジ発呼時(通常発呼時)300は、第1ビット220,
第2ビット230ともに「0」で、再発呼フラグ=
「0」である。又、基地局すべり動作による2回目以降
のLCH確立要求メッセージの発呼時(再発呼時)31
0は、第1ビット220が「1」,第2ビット230が
「0」で、再発呼フラグ=「1」である。
【0022】CS31〜33は、それぞれ制御部35
(第1の取得手段,第2の取得手段,集計手段,算出手
段)を有していて、PS21〜24からのLCH確立要
求メッセージから再発呼フラグを取得し、その再発呼フ
ラグを取得した回数と、PS21〜24に対して呼接続
を確立した回数と、PS21〜24に対して呼接続を確
立できなかった(呼接続の確立を拒否した)回数とをそ
れぞれ集計して図示しない所定のメモリにトラフィック
情報として蓄積する。このように、再発呼フラグを取得
した回数をトラフィック情報として蓄積しておくこと
で、後にこれを用いて発呼失敗数を算出し、これにより
正確な呼損率を求めることができる。
【0023】尚、PS21〜24は、上記機能以外に、
通常の無線端末として、通話動作を行うための図示しな
い各機能(例えばアンテナ、無線部、表示部、操作部、
スピーカ、マイク等)を有している。又、CS31〜3
3についても同様であり、上記機能以外に、通常の無線
基地局として動作するための図示しない各機能を有して
いる。
【0024】次に、図4〜図8を参照して、本実施形態
による無線通信システム10の動作について説明する。
初めに、任意の1台(例えばPS21)が、CS31か
ら順にCS32,CS33と発呼し、CS33で呼接続
が確立される場合について説明する。図4は、PS21
からCS31〜33に対して発呼し、LCH確立要求メ
ッセージを送信する態様を示した模式図である。この図
において、まずPS21はCS31に対して発呼し、L
CH確立要求メッセージを送信する(ステップS40
1)。この発呼は初回の発呼であり、再発呼フラグのビ
ット220,230は何れも「0」である。CS31
は、PS21からの発呼に対して呼接続の確立拒否を応
答し(ステップS402)、発呼失敗数「1」をトラフ
ィック情報として蓄積する(ステップS403)。この
応答に基づき、PS21は、LCH確立要求メッセージ
内の再発呼フラグのビット220を「1」にセットした
上で(ステップS404)、CS32に対して再発呼
し、LCH確立要求メッセージを再送信する(ステップ
S405)。CS32は、CS31と同様に呼接続の確
立拒否を応答するとともに(ステップS406)、LC
H確立要求メッセージから再発呼フラグ「1」を取得
し、発呼失敗数「1」とあわせてトラフィック情報とし
て蓄積する(ステップS407)。PS21は、CS3
2の場合と同様にCS33に対して、再発呼フラグ
「1」のセットされたLCH確立要求メッセージを送信
する(ステップS408)。CS33は、PS21に対
して呼接続を確立するとともに(ステップS409)、
再発呼フラグ「1」を取得し、発呼成功数「1」とあわ
せてトラフィック情報として蓄積する(ステップS41
0)。
【0025】上記動作により、CS31〜33に蓄積さ
れたトラフィック情報の態様を図5に示す。この図にお
いて、CS31〜33のトラフィック情報の総計は、総
発呼成功数「1」、総発呼失敗数「2」、総再発呼フラ
グ数「2」となる。ここで、再発呼フラグは、基地局す
べり動作によって発生しているため、実際のPS21の
発呼失敗数を知るためには、総発呼失敗数から総再発呼
フラグ数を差し引くことで求まる。上記の場合、CS3
1〜33の何れかで、総発呼失敗数「2」−総再送フラ
グ数「2」を演算処理を行い実際の発呼失敗数「0」を
算出する。すなわち、発呼成功数「1」、発呼失敗数
「0」であり、これらから呼損率(発呼失敗率)「0
%」を正確に得ることができる。又、上記の場合におい
て、PS21がCS33でも呼接続の確立が拒否された
場合は、図6に示すように、図5におけるCS33の発
呼成功数が「0」、発呼失敗数が「1」となり、CS3
1〜33のトラフィック情報の総計は、総発呼成功数
「0」、総発呼失敗数「3」、総再発呼フラグ数「2」
となる。この場合、上記同様に、実際の発呼成功数
「0」、発呼失敗数「1」、及び、呼損率「100%」
を正確に得ることができる。
【0026】次に、複数のPS21〜24が、それぞれ
CS31,32,33の順に発呼し、PS21はCS3
1で、PS22はCS32で、PS23はCS33でそ
れぞれ呼接続が確立し、PS24は全てのCS31〜3
3で呼接続の確立が拒否された場合について説明する。
図7はCS31〜33においてPS21〜24の発呼に
対する呼接続の確立可否の結果を示した図である。この
図において、CS31は、PS21に対して呼接続を確
立し、PS22〜24に対して呼接続の確立を拒否し、
CS32は、PS22に対して呼接続を確立し、PS2
3,24に対して呼接続の確立を拒否し、CS33は、
PS23に対して呼接続を確立し、PS24に対して呼
接続の確立を拒否していることをそれぞれ示している。
上記動作により、CS31〜33に蓄積されたトラフィ
ック情報の態様を図8に示す。この図において、CS3
1〜33のトラフィック情報の総計は、総発呼成功数
「3」、総発呼失敗数「6」、総再発呼フラグ数「5」
となる。前述と同様に、実際のPS21〜24の発呼失
敗数は、総発呼失敗数「6」から総再送フラグ数「5」
を引くことで実際の発呼失敗数「1」が求まり、すなわ
ち、総発呼成功数「3」、総発呼失敗数「1」、及び、
これらから呼損率「25%」を正確に得ることができ
る。このように、複数のPS21〜24からの発呼に対
しても、再発呼フラグ数をトラフィック情報として蓄積
することで、実際の発呼失敗数及び正確な呼損率を容易
に算出することが可能になる。
【0027】次に、本発明の他の実施形態について図面
を参照して説明する。本実施形態による無線通信システ
ム10aの構成は、図1の無線通信システム10の構成
に対応して構成されていて、PS21〜24の制御部2
5の一部の機能とCS31〜33の制御部35の一部の
機能が異なり、それぞれPS21a〜24a,制御部2
5a,CS31a〜33a,制御部35aに対応してい
る。
【0028】制御部25aは、再発呼の回数に応じてビ
ット220,230を設定する点が制御部25と異な
る。例えば図9に示すように、1回目の再発呼の場合に
はビット220,230にそれぞれ「1」,「0」を設
定し、即ち数値「1」を与える。同様に2回目の再発呼
の場合は数値「2」、3回目以上の再発呼の場合は数値
「3」を与える。又、再発呼でない、初回の発呼時は、
図3の場合と同様にビット220,230ともに「0」
(数値「0」)が与えられる。
【0029】制御部35a(取得手段,接続手段,設定
手段,抽出手段)は、CS31a〜CS33aの有する
通信チャネルに空きがない状態において、新たに、PS
21〜24からの再発呼フラグの付加されたLCH確立
要求メッセージを受信した場合に、PS21〜24の受
信感度を判断した上で、既に通信チャネルが割り当てら
れているPSの内から、再発呼フラグの数値に応じた所
定の閾値以下で、且つ、最も受信感度の低いPSを抽出
し、他のCSに対してハンドオーバさせる。そして、当
該CSに割り当てていた通信チャネルを、新たに発呼し
てきたPS21〜24に対して割り当て、呼接続を確立
する。上記したP21〜P24の受信感度の判断では、
ハンドオーバさせる対象のPSの受信感度よりP21〜
24の受信感度が高いことを判断する。このようにする
ことで、発呼してきた受信感度の低いPSのために、そ
れ以上の受信感度で既に呼接続されているPSをハンド
オーバさせてしまうことを防止でき、CSは、より受信
感度の高いPSに対して優先的に呼接続を確立し、通話
品質を向上することができる。又、再発呼フラグに応じ
た所定の閾値は、例えば、図10に示すように、再発呼
フラグの数値「1」のときは「12dB」、同数値
「2」のときは「15dB」再、同数値「3」のときは
「18dB」に設定する。このようにすることで、再発
呼の回数の多いPSからの再発呼に応じて、既存の呼接
続の確立されたPSに対してはよりハンドオーバしやす
くし、上記再発呼したPSに対して呼接続の確立がされ
やすくすることができる。
【0030】以下、本実施形態による、無線通信システ
ム10aの動作について図11,図12を参照して説明
する。図11は、本実施形態による無線通信システム1
0aの動作を示した概念図である。この図において、C
S31は全ての通信チャネルをPS21〜PS23に対
してそれぞれ割り当て、呼接続を確立している。ここ
で、更にPS24からCS31に対して1回目の再発呼
による(再発呼フラグの数値「1」が付加された)LC
H確立要求メッセージを発呼している(図11
(a))。これに対して、CS31は、PS24の受信
感度より低く、且つ、再発呼フラグの数値「1」に応じ
た閾値「12dB」より受信感度が低く、PS21〜2
3の中で最も受信感度の低いPS(例えばPS23)
を、近くの他のCS(例えばCS32)にハンドオーバ
させ、代わりにPS24の呼接続を確立させている(図
11(b))。
【0031】次に、図11における無線通信システム1
0aの詳細な動作(フロー)について図12を参照しな
がら説明する。尚、以下の動作は全てCS31の行う動
作である。まず、PS24から再発呼フラグの数値
「1」の付加されたLCH確立要求メッセージが発呼さ
れると(ステップS120)、CS31は、上記LCH
確立要求メッセージから再発呼フラグの数値「1」を取
得する(ステップS121)。この数値は「0」でない
ので(ステップS122で「YES」)、次に取得した
再発呼フラグの数値「1」に対応する閾値「12dB」
を図示しない所定のメモリから取得する(ステップS1
23)。PS21〜23の中から、上記閾値「12d
B」より低い受信感度であり、且つ、最も受信感度の低
いPS「PS23」を選択する(ステップS124)。
選択したPS23の受信感度が、PS24の受信感度よ
り小さいかどうかを判断する(ステップS125)。小
さいと判断した場合は(YES)、PS23をハンドオ
ーバさせて(ステップS126)、PS23に割り当て
ていた通信チャネルをPS24に対して割り当て、呼接
続を確立させる(ステップS127)。尚、ステップS
122又はステップS125で「NO」の場合は、PS
24に対して呼接続の確立拒否を応答して(ステップS
128)処理を終了する。このように動作することで、
再発呼によりLCH確立要求メッセージを発呼したPS
24の受信感度が他の既に呼接続が確立されているPS
21〜23より高い場合は、PS24の再発呼フラグの
数値に応じて、最も受信感度の低いPS23をハンドオ
ーバさせて、代わりにPS24の呼接続を確立するの
で、CSは比較的受信感度の高いPSに対してを優先的
に呼接続を確立することができる。又、ハンドオーバさ
せられたPS23は、例えば、より受信感度の高い、近
くのCS32によって優先的に呼接続が確立される可能
性が高くなり、CS31によって受信感度の低い状態で
呼接続が確立されていた場合に比べて、通話品質の向上
が期待できる。
【0032】又、本発明は上述した各実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。本実施形態では、各トラフィック情
報の取得、集計、算出を、全てCS31〜33(制御部
35)で行う場合について説明しているが、通信制御装
置40でそれら全てもしくは一部を分担して行うように
してもよい。又、本実施形態で示した再発呼フラグの割
り当て方法や数値化の方法、及び数値化した再発呼フラ
グに対する受信感度の設定値などは、一例であり、これ
に限られるものではなく、種々のフィールド実験等によ
り検証したデータに基づき決定されることがより好まし
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
呼接続の確立拒否の応答に応じてリンクチャネル確立要
求メッセージに付加される再発呼情報を取得するととも
に、無線端末からの発呼に対する無線基地局における呼
接続の可否を示す情報を取得し、それぞれ集計した後、
呼接続の否を示す情報の集計数から再発呼情報の集計数
を引くことで発呼失敗数を算出するので、無線端末の発
呼に対する実際の発呼成功数と発呼失敗数を算出するこ
とができ、これらの情報に基づいて正確な呼損率を算出
して得ることができる。従って、当該無線通信にかかる
事業者は、得られた呼損率から基地局の過密度を判断す
ることができ、これに基づいて基地局の新設や移設な
ど、利用者に対する適切なサービス提供が可能なインフ
ラ整備を効率よく行うことができる。
【0034】また、本発明によれば、無線基地局の有す
るリンクチャネルが全て他の無線端末に対して割り当て
られている場合でも、再発呼情報が付加されたリンクチ
ャネル確立要求メッセージを発呼してくる無線端末に対
して、当該無線端末の受信感度が他の無線端末の受信感
度より大きい場合は、他の何れかの無線端末に代えて前
記発呼してきた無線端末にリンクチャネルを割り当て、
呼接続を確立するので、再発呼により呼接続の接続要求
を行う無線端末に対して、受信感度の高い状態で呼接続
の確立を優先的に行うことができ、安定した良好な通話
品質を提供できる。又、これにより他の無線基地局への
ハンドオーバを余儀なくされた無線端末についても、ハ
ンドオーバすることで、より受信感度の高い近くの無線
基地局において呼接続が確立される可能性が高くなり、
無線通信システム全体として限りのある無線基地局のリ
ソースを有効に活用して通話品質の向上を図ることがで
きる。
【0035】また、本発明によれば、呼接続の拒否回数
を含む再発呼情報によって閾値を設定し、この閾値より
低い受信感度で無線基地局に接続されている無線端末に
代えて再発呼してきた無線端末にリンクチャネルを割り
当て、呼接続を確立するようにしたことで、再発呼の回
数の多い無線端末からの接続要求に対してはより優先的
に呼接続を確立させることができる。
【0036】また、本発明によれば、リンクチャネル確
立要求メッセージの所定のビット情報を再発呼情報とし
て付加するので、再発呼情報を送信するためにデータ量
が増加することなく、従来通りの手順で容易に再発呼情
報を送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による無線通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 LCH確立要求メッセージのデータ構造の一
例を示す図である。
【図3】 再発呼フラグの一例を説明する図である。
【図4】 PS21からCS31〜33に対してLCH
確立要求メッセージを発呼する態様を示す模式図であ
る。
【図5】 CS31〜33に蓄積されたトラフィック情
報の態様の一例を示す図である。
【図6】 CS31〜33に蓄積されたトラフィック情
報の態様の一例を示す図である。
【図7】 CS31〜33においてPS21〜24の発
呼に対する呼接続の確立可否の結果を示す図である。
【図8】 CS31〜33に蓄積されたトラフィック情
報の態様の一例を示す図である。
【図9】 再発呼フラグの一例を説明する図である。
【図10】 再発呼フラグと閾値との対応の一例を示す
図である。
【図11】 本発明の他の実施形態による無線通信シス
テム10aの動作を示す概念図である。
【図12】 本発明の他の実施形態による無線通信シス
テム10aの動作を示すフローチャートである。
【図13】 従来技術におけるトラフィック情報の一例
を示す図である。
【図14】 従来技術における基地局と無線端末間の通
信手順を説明する図である。
【符号の説明】
21〜24 PS(無線端末) 21a〜24a PS(無線端末,一の無線端末,他の
無線端末) 25、25a 制御部(付加手段,受信手段) 31〜33、31a〜33a CS(無線基地局,一の
無線基地局,他の無線基地局) 35 制御部(第1の取得手段,第2の取得手段,集計
手段,算出手段) 35a 制御部(取得手段,判断手段,接続手段,設定
手段,抽出手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末から一の無線基地局に対して送
    信されるリンクチャネル確立要求メッセージに、他の無
    線基地局により呼接続の確立拒否の応答がなされたこと
    を示す再発呼情報が付加されている場合に、当該再発呼
    情報を取得する処理と、 前記送信されたリンクチャネル確立要求メッセージに対
    して、前記一の無線基地局による呼接続の確立の可否を
    示す呼接続可否情報を取得する処理と、 前記再発呼情報を集計するとともに、前記呼接続可否情
    報を可否別に集計する処理と、 前記呼接続が否である情報の集計数から、前記再発呼情
    報の集計数を差し引いて、発呼失敗数を算出する処理と
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 一の無線端末から一の無線基地局に対し
    て送信されるリンクチャネル確立要求メッセージに、他
    の無線基地局により呼接続の確立拒否の応答がなされた
    ことを示す再発呼情報が付加されている場合に、当該再
    発呼情報を取得する処理と、 当該一の無線基地局の有する全ての通信チャンネルが他
    の無線端末に割り当てられている場合に、前記一の無線
    端末と前記他の無線端末の受信感度をそれぞれ判断し、 さらに前記一の無線端末の受信感度の方が高いと判断し
    た場合に、前記他の無線端末の何れかの代わりに、前記
    一の無線端末に通信チャネルを割り当て、呼接続を確立
    する処理とを有することを特徴とする無線通信方法。
  3. 【請求項3】 前記再発呼情報が前記呼接続の確立拒否
    回数を含む場合に、 当該呼接続の確立拒否回数に応じて所定の閾値を設定す
    る処理と、 前記他の無線端末のうち、受信感度が前記閾地より低い
    無線端末を抽出する処理とを有し、 前記呼接続を確立する処理は、前記一の無線端末の受信
    感度の方が前記抽出処理処理によって抽出された無線端
    末の受信感度より高いと判断した場合に、前記抽出され
    た無線端末の何れかの代わりに、前記一の無線端末に通
    信チャネルを割り当て、呼接続を確立する処理を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 無線端末に、一の無線基地局に対して送
    信するリンクチャネル確立要求メッセージに、他の無線
    基地局により呼接続の確立拒否の応答がなされたことを
    示す再発呼情報を付加する付加手段を設け、 前記一の無線基地局に、前記再発呼情報を取得する第1
    の取得手段と、 前記リンクチャネル確立要求メッセージ応じて決定した
    呼接続の可否を取得する第2の取得手段と、 前記再発呼情報を集計するとともに、前記呼接続可否情
    報を可否別に集計する集計手段と、 前記呼接続が否である情報の集計数から、前記再発呼情
    報の集計数を差し引いて、発呼失敗数を算出する算出手
    段とを設けたことを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 一の無線端末に、一の無線基地局に対し
    て送信するリンクチャネル確立要求メッセージに他の無
    線基地局により呼接続の確立拒否の応答がなされたこと
    を示す再発呼情報を付加する付加手段を設け、 前記一の無線基地局に、前記再発呼情報を取得する取得
    手段と、 前記一の無線基地局の有する通信チャネルに空きがない
    場合に、前記一の無線端末と当該一の無線基地局に接続
    する他の無線端末との受信感度をそれぞれ判断する判断
    手段と、 前記判断手段により、前記一の無線端末の受信感度の方
    が前記他の無線端末の受信感度より高いと判断した場合
    に、前記他の無線端末の何れかの代わりに、前記一の無
    線端末に通信チャネルを割り当て呼接続を確立する接続
    手段とを設けたことを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記再発呼情報は前記呼接続の確立拒否
    回数を含み、 前記一の無線基地局に、当該呼接続の確立拒否回数に応
    じて所定の閾値を設定する設定手段と、 前記他の無線端末のうち、受信感度が前記閾値より低い
    無線端末を抽出する手段とをさらに設け、 前記接続手段は、前記一の無線端末の受信感度の方が前
    記抽出手段によって抽出された無線端末の受信感度より
    高いと判断した場合に、前記抽出された無線端末の何れ
    かの代わりに、前記一の無線端末に通信チャネルを割り
    当て、呼接続を確立することを特徴とする請求項5に記
    載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記再発呼情報は、前記リンクチャネル
    確立要求メッセージ内のデータ上に、所定のビット情報
    として付加される情報であることを特徴とする請求項4
    乃至請求項6の何れかに記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 無線端末から送信されるリンクチャネル
    確立要求メッセージに、所定の無線基地局により呼接続
    の確立拒否の応答がなされたことを示す再発呼情報が付
    加されている場合に、当該再発呼情報を取得する第1の
    取得手段と、 前記送信されたリンクチャネル確立要求メッセージに応
    じて決定した呼接続の確立の可否を、呼接続可否情報と
    して取得する第2の取得手段と、 前記再発呼情報を集計するとともに、前記呼接続可否情
    報を可否別に集計する集計手段と、 前記呼接続が否である情報の集計数から、前記再発呼情
    報の集計数を差し引いて、発呼失敗数を算出する算出手
    段とを具備したことを特徴とする無線基地局。
  9. 【請求項9】 複数の無線端末からのリンクチャネル確
    立要求に応じて呼接続可能な複数の通信チャネルを有す
    る無線基地局であって、 一の無線端末から送信されるリンクチャネル確立要求メ
    ッセージに、所定の無線基地局により呼接続の確立拒否
    の応答がなされたことを示す再発呼情報が付加されてい
    る場合に、当該再発呼情報を取得する取得手段と、 前記通信チャネルに空きがない場合に、前記一の無線端
    末と当該通信チャネルに接続されている他の無線端末と
    の受信感度をそれぞれ判断する判断手段と、 前記判断手段により、前記一の無線端末の受信感度の方
    が前記他の無線端末の受信感度より高いと判断した場合
    に、前記他の無線端末の何れかの代わりに、前記一の無
    線端末に通信チャネルを割り当て呼接続を確立する接続
    手段とを備えたことを特徴とする無線基地局。
  10. 【請求項10】 前記再発呼情報は前記呼接続の確立拒
    否回数を含み、 当該呼接続の確立拒否回数に応じて所定の閾値を設定す
    る設定手段と、 前記他の無線端末のうち、受信感度が前記閾値より低い
    無線端末を抽出する手段とをさらに備え、 前記接続手段は、前記一の無線端末の受信感度の方が前
    記抽出手段によって抽出された無線端末の受信感度より
    高いと判断した場合に、前記抽出された無線端末の何れ
    かの代わりに、前記一の無線端末に通信チャネルを割り
    当て、呼接続を確立することを特徴とする請求項9に記
    載の無線基地局。
  11. 【請求項11】 一の無線基地局に対してリンクチャネ
    ル確立要求メッセージを送信する送信手段と、 前記他の無線基地局から呼接続の確立拒否の応答を受信
    する受信手段と備えた無線端末であって、 前記受信手段により呼接続の確立拒否の応答を受信した
    場合に、前記送信手段は前記一の無線基地局に対して、
    前記リンクチャネル確立要求メッセージに前記受信手段
    が受信した前記呼接続の確立拒否の応答に基づく再発呼
    情報を付加して送信することを特徴とする無線端末。
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