JP2002325082A - 車内無線通信装置 - Google Patents

車内無線通信装置

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JP2002325082A
JP2002325082A JP2001128505A JP2001128505A JP2002325082A JP 2002325082 A JP2002325082 A JP 2002325082A JP 2001128505 A JP2001128505 A JP 2001128505A JP 2001128505 A JP2001128505 A JP 2001128505A JP 2002325082 A JP2002325082 A JP 2002325082A
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data
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seat
wireless communication
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JP2001128505A
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Hidenori Hidaka
秀憲 日高
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルートゥース等の無線通信を用いて車内機
器間で通信を行うとき、車内に搭乗している人の数等に
よって電波の吸収の程度が異なるので、出力電波の強度
をあまり上げることなく人数等に対応した適切な強度で
無線通信を行う。 【解決手段】 トランクルームに設置したCDチェンジ
ャ1と、コンソールボックスに搭載したヘッドユニット
2とが無線通信を行う際、車室3内の座席に設けた着座
センサ5〜9の信号を着座センサ信号入力部10が入力
し、出力電波強度検索部11が着座態様−出力電波強度
対応メモリ12のデータの中から、入力した着座の態様
に対応する電波強度係数を検索する。出力電波強度設定
部13は、通信部16において検索した電波強度係数で
信号を送信するように設定する。この電波強度係数は送
信信号形成部15に入力し、このデータをCDチェンジ
ャ1に送信し、その強度で通信を行うように指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内に設置した各
種電子機器間を無線通信手段によりデータ通信ネットワ
ークを形成し、相互にデータの送受信を行う車内無線通
信装置に関し、特にブルートゥース等による無線通信手
段を用い、この無線通信手段に対応した複数の機器間で
通信を行うに際して、乗車人数等により通信環境が変化
することに対応することができる車内無線通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話の急速な普及、ノートパ
ソコン、パームトップパソコン、携帯情報端末(PD
A)等のモバイル機器、或いはデジタルスチルカメラ、
MP3記録再生装置等の超小型音響機器、デジタルビデ
オカメラ等々の携帯用電子機器の普及によって、多くの
電子機器間で互いにデータを送受信することが可能な種
々の電子機器を持ち運ぶことが多くなっている。
【0003】これらの電子機器の使用に際しては、例え
ばノートパソコンやPDAに携帯電話を接続し、インタ
ーネットやメールから各種データを取込むことが行わ
れ、またデジタルスチルカメラのデータをノートパソコ
ン等に転送して蓄積することも行われる。更にこのノー
トパソコンに携帯電話を接続して、撮影した画像や蓄積
している画像を送信することも行われる。同様にデジタ
ルビデオカメラの動画、或いは静止画をノートパソコン
に取り込んで蓄積し、整理し、或いは加工し、更にはこ
のデータを携帯電話で遠隔地に送信する等の作業も可能
となっている。また、MP3のような音楽データを記録
再生する装置の使用に際しては、携帯電話でインターネ
ットから音楽データをオーディオ機器のメモリ、或いは
ノートパソコンのメモリ等にダウンロードして多数蓄積
してこれを利用し、あるいは、これらの音楽データの中
から所望の曲をMP3機器のメモリ内に転送してこれを
聴くことも行われるようになっている。
【0004】このように、携帯用の各種電子機器の使用
に際しては、データの送受信のためそれらの電子機器を
互いに接続する必要がある。従来、このような電子機器
の接続に際しては、各電子機器にIEEE1394端
子、USB端子、あるいはRS−232C端子等種々の
形式の端子を備え、これらの端子に各々対応したケーブ
ルを接続することによりデータの送受信を行っていた。
この際には、各電子機器によって予め備えている端子が
異なることがあり、接続することができないか、変換ア
ダプター等を必要とする場合があった。また、ケーブル
接続のため、電子機器相互間における移動距離は極めて
限られ、しかも配線が他の作業の邪魔になることもあ
り、且つ各種ケーブルを持ち運ばなければならないとい
う問題もあった。
【0005】一方、車両搭載機器においても、コンソー
ルボックス内やその近傍に設置することができるオーデ
ィオ機器やモニタの他に、ビデオやCDチェンジャ、M
Dチェンジャ等を搭載し、更にはDVDプレーヤやDV
Dチェンジャを搭載する際には、そのスペースの関係で
これらの機器をトランクルームに設置することが多い。
また、ナビゲーション装置本体はコンソールボックスに
収納できない場合はトランクルームに設置することが多
い。
【0006】したがって、これらCDチェンジャやナビ
ゲーション装置本体等のトランクルームに設置される機
器と、コンソールボックスに搭載されるオーディオのヘ
ッドユニットや運転席近傍に設置されるモニタとは、各
機器を操作する信号及びオーディオ信号やナビゲーショ
ン装置の出力信号等の、種々の信号を伝える長いケーブ
ルが必要となっている。また、車両搭載機器にはラジオ
のアンテナ、ナビゲーション装置用のGPSアンテナ、
ビーコンアンテナ、更にはテレビアンテナを付けること
もあり、これらのアンテナと機器本体とも信号線で接続
することとなる。
【0007】また、ナビゲーション装置にデータを取り
込むため携帯電話を接続することもあり、その際には携
帯電話とナビゲーション装置を接続するケーブルも必要
となる。更には近年の音声認識技術の進歩により、安全
運転のために運転者が車両に搭載したナビゲーション装
置を初めとする種々の機器を音声によって操作すること
ができるようになり、例えばナビゲーション装置の機能
として音声認識装置を備えておき、これに音声入力用の
ハンズフリーセットを接続することも行われるようにな
っており、これらも音声認識装置を搭載した機器と信号
線で接続している。
【0008】更に、車両には上記のようなノートパソコ
ンや携帯情報端末を持ち込むことがあり、また、デジタ
ルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、MP3プレー
ヤ等をパソコンとデータの入出力ができるようにし、更
にはMP3と車両用オーディオと接続して使用し、また
パソコンのデータをナビゲーション装置で使用するため
に接続し、更に前記カメラの映像をモニタに映し出すた
めに接続する等、車両内には多くの機器相互間を接続す
るデータケーブルが用いられることとなり、車内は各種
機器やケーブルで雑然とせざるを得ない。
【0009】このように多くの機器を各種のケーブルで
接続することは好ましくないため、このようなケーブル
を用いることなく、電子機器相互のデータの通信を行う
手段が必要となるが、無線でデータの授受を行う手段と
しては従来より赤外線利用によるIrDAを用いること
が多い。しかしながらこの通信手段は赤外線を使用する
ため、電子機器の間に赤外線を遮断する物が存在すると
きには通信が妨害される。したがって、バックの中に入
ったノートパソコンやPDAと撮影中のデジタルカメラ
とが互いにデータ通信を行うようなことはできず、ある
いはトランクルーム内に設置したCDチェンジャとコン
ソールボックスに搭載したヘッドユニットとが通信を行
うこともできず、その使用態様は限られたものとならざ
るを得ない。その他の無線通信手段としてワイヤレスL
ANが用いられることもあるが、マイクや携帯電話等の
小型の電子機器に用いることは困難であり、利用範囲は
制約される。
【0010】また、ケーブルを使用しないデータ転送手
段としてはその他、各電子機器においてメモリチップを
内蔵したカードに対してデータを記録・再生することが
できるようにし、記録したデータを他の電子機器で使用
する際にはこのカードを移動し、他の電子機器のスロッ
トに挿入してデータを取り込むことも行われる。しかし
ながらこの方法によると1枚のカードにデータの蓄積
し、その後にこのデータの読み出しを行う必要があるた
め、リアルタイムなデータ転送を行うことはできず、使
用態様は限られたものとならざるを得ず、また特に超小
型のメモリチップにおいては、マルチメディアカード、
メモリスティック、スマートメディア等々多くの種類の
ものが利用されているため、広範囲の電子機器相互間で
互いにデータを交換することは困難であり、しかも1個
の記録媒体のデータ容量は限られたものとならざるを得
ない。
【0011】このような状況に対応するため、各種電子
機器間を特定の電波の周波数帯域を用いた無線通信によ
りデータの送受信を行い、各種電子機器を統一的に使用
することができるようにした技術であるブルートゥース
(Bluetooth)方式による送受信が注目されて
おり、この通信方式に対応した種々の電子機器も次第に
市販されるようになっている。このブルートゥースはス
ペクトル拡散通信技術を適用した近距離ディジタル情報
通信方式であり、その送受信機は2.4GHzのISM
(Indusutrial Scientific Medical)周波数帯域を使用
するもので、この帯域は特に認可を受ける必要もなくほ
ぼ無制限に使用することができる。ブルートゥースはこ
の周波数帯域を使用する双方向無線インターフェース技
術で、現在の最大伝送レートは723kbps以上あ
り、音声レートは64kbpsと速く、伝送距離は10
m程度が確保でき、電波による送受信であるので送受信
機器間に各種の障害物があってもこれを迂回してデータ
の伝送を行うことができ、また、その送受信用データ処
理装置は1チップ化されて小型であり、且つ安価なもの
とすることができる等の特色を有している。
【0012】そのためこのブルートゥースを前記のよう
な各種一般電子機器に広範に搭載することが考えられて
おり、今後急速に普及することが予想される。また、そ
の他、前記のような車両搭載電子機器においても、カー
ナビゲーション装置と携帯電話間を互いにブルートゥー
スによって通信可能とし、インターネットからナビゲー
ション関連或いはその他のデータを取り込み、また、メ
ールの受信に際して添付された画像データ等をナビゲー
ション装置のモニタテレビでこれを表示する等、種々の
使用形態が考えられている。
【0013】また、車載電子機器においてはオーディオ
機器に関しても、携帯電話とコードで接続することなし
に、外部から音楽データを受信して記録し、これを再生
して利用する等のシステムも考えられる。更にブルート
ゥース対応のコードレスマイクを用いたハンズフリーセ
ットも可能となり、このハンズフリーセットを用いて携
帯電話を作動し、携帯電話による会話やデータ通信を行
うことができるとともに、ナビゲーション装置やオーデ
ィオ機器をコードレスで操作することも容易に行うこと
ができるようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、車両搭
載機器にブルートゥース等の無線通信装置を用い、各機
器間において無線によりデータ通信を行い、また各種の
操作指示を行うことができるようになると、車内の配線
が簡素化され、機器の設置場所も配線等に拘束されるこ
とが無くなるため車内がすっきりすると共に、機器の使
用の組み合わせ態様も配線に拘束されず自由となり、機
器の利用性が更に拡大し、且つトランクルームへの配線
によるトランクルームと車室内空間の密封性も向上させ
ることができる。
【0015】このようなブルートゥース等の無線通信装
置を用いて、例えばトランクルームに設けたCDチェン
ジャと運転席近傍のコンソールボックスに搭載したヘッ
ドユニットとで通信を行い、ヘッドユニットからCDチ
ェンジャへの選曲指令、CDチェンジャからヘッドユニ
ットへのオーディオ信号の送信を行う場合、両方の機器
間に存在する例えばトランクルームと車室間の内装壁、
椅子の背もたれ等の部材が通信用電波に対する影響を予
め考慮して、通信用電力の強度設定を行うこととなる。
【0016】無線通信を行うに際して、通信用電力は単
に強ければよいというわけではなく、通信用電力が大き
すぎるときには無駄なエネルギー消費がなされることは
当然として、通信用電波が人体に対する影響も考慮しな
ければならない。電波が人体に与える影響は必ずしも明
白ではないが、これについては広く研究が行われ、電波
が人体に対して与える発熱作用、刺激作用等が問題とな
っている。特にこの点については、急速に普及している
携帯電話等について公式の基準も設けられるようになっ
ている。
【0017】この点は前記のようなブルートゥースによ
る通信も同様である。特にブルートゥースは2.4GH
zの周波数帯域を使用しており、この周波数帯は例えば
電子レンジが2.45GHz帯を使用していることから
明らかなように、この周波数帯域の電波は水に対する吸
収性が良く、水の分子を振動させて発熱させる効果が大
きい。ブルートゥースによる通信においてはその電波は
極めて微弱であるため、ほとんど人体に与える影響はな
いとされているが、通信を行うための電波はこのような
点も考慮してできる限り小さい方が好ましい。
【0018】上記のように、ブルートゥースによる通信
に際して電波の電力を小さくすると、車両内において前
記のようにトランクルームとコンソールボックス間で通
信を行うような場合には、トランクルームと車室間の内
壁等の車両の構造物の影響を考慮した上でその強さを最
低限に設定した場合、この車に乗車する人が多くなると
搭乗者の人体に電波が吸収される影響を受け、受信電波
の電界強度が小さすぎて正確なデータ通信が行われなく
なるという問題点が発生する。
【0019】その対策として通信用電波の電力をこの車
両の全ての座席に平均的な大人が搭乗した状態を想定
し、そのときでも正確な通信を行うことができる値に設
定することも考えられる。しかしながら、このような設
定を行うと、そのときの電力はかなりの程度大きな値に
しなければならず、一般の車両においてこのように全座
席に搭乗することは少ないため、通常の使用状態では過
剰な電力によって通信を行うこととなる。
【0020】また、上記のような車に乗る人による通信
用電波が受ける影響は、単に搭乗した人数のみに影響さ
れるものではなく、例えばその車のどの座席に座ったか
という着座位置にも影響を受ける。即ち、電波を吸収す
る物体の位置が、通信を行う両機器を結ぶ直線に近いほ
どその影響は大きく、遠いほどその影響は少ない。した
がって前記のようなトランクルームに設置した機器とコ
ンソールボックスに収納した機器とで通信を行うときに
は、この機器を結ぶ直線に近い位置に人が座っていると
きにはその影響は大きく、遠い位置の座席に座っている
人の影響は少ない。また、このとき、搭乗した人の体重
によっても影響を受け、例えば子供の場合と大きな大人
の場合とでは電波を吸収する量には大きな相違があり、
したがって送信中の電波はそれによっても影響の程度が
異なる。
【0021】上記のような問題点は、前記のようなブル
ートゥースによる通信に限らず、他の周波数帯域を用い
る通信においても同様の傾向が存在し、したがって車両
内で無線通信を行う場合には常にその車に乗っている人
数、着座位置、搭乗者の体重等によって通信用の出力電
波強度の調節等、通信の伝送品質の調節を行うことが好
ましい。
【0022】したがって、本発明は、車両内の機器間で
無線通信を行うに際して、この車両に搭乗した人数、あ
るいは体重等の人の状態によって、通信の伝送品質の調
節を行うことができるようにした車内無線通信装置を提
供することを主たる目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車内無線通
信装置は、上記課題を解決するため、車内の機器間で無
線通信を行う通信部を備えた車内無線通信装置におい
て、車内に搭乗している人を検出するセンサと、車内に
搭乗している人と前記無線通信の伝送品質に関連したデ
ータとの対応を記憶するメモリと、前記センサ信号を入
力し、前記メモリから前記センサ信号による車内に搭乗
している人に対応する伝送品質に関連したデータを検索
する検索部と、前記通信部は前記検索部で検索したデー
タにより伝送品質を変更するようにしたものである。
【0024】また、本発明に係る他の車内無線通信装置
は、前記伝送品質に関連したデータを、前記通信部の出
力電波強度に関連したデータとしたものである。
【0025】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、車内に配置し
た複数のアンテナの選択に関連したデータとしたもので
ある。
【0026】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、前記通信部の
誤り訂正方法の選択としたものである。
【0027】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記車内に搭乗している人を検出するセンサを、
座席に座った人を検出する着座センサとしたものであ
る。
【0028】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、車内に搭乗し
ている人の人数に対応したデータとしたものである。
【0029】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、車内に搭乗し
ている人の重さに対応したデータとしたものである。
【0030】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記通信部において、前記伝送品質に関連したデ
ータを送信し、このデータを受信した機器の通信部は前
記データにより伝送品質を変更するようにしたものであ
る。
【0031】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記通信部において、ブルートゥースによる通信
を行うようにしたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図1は本発明による車内無線通信装置の一
例として、トランクルームにCDチェンジャ1を設置
し、コンソールボックスのヘッドユニット2とこのCD
チェンジャ1とが、車室3を介してブルートゥースによ
り相互通信を行う例のブロック図である。同図において
車室3は乗車定員5人の乗用車の例を示しており、各座
席には着座センサを取り付けている。
【0033】着座センサとしては従来から助手席用エア
バッグの作動制御のために用いている座席圧力センサ等
を用いることができ、例えば図2に示すように、内部に
シートクッションパッド29が詰められる座席の表皮3
0の裏側に、スポンジシート31を設け、その裏側に電
極シート32を配置し、更にその裏にワディングカバー
33を設けることにより座席圧力センサ34構成するこ
とができる。電極シート32は任意の大きさに設定する
ことができるが、通常は30cm程度のものが用いられ
る。
【0034】このような座席圧力センサ34を図3に示
すように着席部35と背もたれ部36とに設けることに
より、この座席に人37が着席するとき、人37は着席
部圧力センサ38と背もたれ部圧力センサ39の両者に
所定以上の圧力を作用させるので、これを検出すること
により、単に座席に物を載せたのではなく、人が着席し
たことを検出することができる。このとき、特に着席部
圧力センサ38の圧力を検出することにより、大人が着
席しているのか子供が着席しているのかを知ることもで
きる。また、その際、シートベルトを締めることにより
シートベルトセンサから信号が出たときには、人35が
着席したことを示す信号を直ちに出力することもでき、
また、上記着席部圧力センサ38の出力と組み合わせ
て、人が着席したことを示す信号としてもよい。
【0035】上記のような着席部圧力センサ38及び背
もたれ部圧力センサ39は、例えば図4に示すように用
いられる。即ち図4に示す乗用車40は運転席41、助
手席42、後右座席43、後左座席44、後中央座席4
5の各々に、同図の各座席部分に太い破線で示している
ように、着席部圧力センサと、背もたれ部圧力センサが
設置されている。なおこの実施例においては、上記の着
席部圧力センサと背もたれ部圧力センサの組により着座
センサが構成され、そのうち特に着席部圧力センサの圧
力信号によって、着座している人が大人であるか子供で
あるかを検出することができるようにしている。
【0036】図1において前記のような着座センサが、
車室3内に運転席用着座センサ5、助手席用着座センサ
6、後右座席用着座センサ7、後左座席用着座センサ
8、後中央座席着座センサ9として設けられ、各センサ
の信号は図示実施例においてはヘッドユニット2に設け
た着座センサ信号入力部10に全て入力している。ヘッ
ドユニット2はこれらの着座センサの信号により、車室
内のどの席に着座しているかを知ることができ、それに
より出力電波強度検索部11では、後述する着座態様−
出力電波強度対応メモリ12に予め記録したデータにア
クセスして、各着座の態様に対応する電波強度係数を検
索し、そのデータを出力電波強度設定部13に出力して
いる。
【0037】このヘッドユニット2がにおいては、本来
の機能を行うヘッドユニット主機能部14から、図示実
施例においてはCDチェンジャ1に対して選曲指示等の
作動指示を行う。このとき、送信信号形成部15で指示
信号を形成し、これを通信部16からCDチェンジャ1
に送信することとなるが、この際に出力電波強度設定部
13において通信部16内に設けた出力電波調整部に対
して前記電波強度係数の信号を送ることにより、ヘッド
ユニット2から送信する出力電波の強度を設定すること
ができるようにしている。
【0038】また、前記のように着座センサの信号に対
応した出力電波強度係数を入力しているヘッドユニット
の出力電波強度設定部13においては、この出力電波強
度データを送信信号形成部15に出力してこれを送信用
データとし、通信部16からCDチェンジャ1に対して
送信することができるようにしている。それにより、後
述するようにCDチェンジャ1においてヘッドユニット
に対して出力する送信電波の電力を同様の値に調整する
ことができる。
【0039】通信部16では、図示実施例においてはC
Dチェンジャ1から例えば指定曲の再生オーディオ信号
が送信されてきたときこれを受信し、受信信号入力部1
7を介してヘッドユニット主機能部14にそのオーディ
オデータを出力し、ヘッドユニット主機能部は本来の機
能としてこれを所定の信号処理し、スピーカからオーデ
ィオの出力を行う。そのほか、このブルートゥースによ
る通信を行う機器構成として更にMDチェンジャ、ナビ
ゲーション装置、車内に持ち込んだ携帯情報端末等が存
在するときには、必要に応じてこれらの機器との通信を
行う。
【0040】また、受信信号入力部17においては、例
えば前記着座センサの信号がブルートゥースによる通信
を行う構成機器としてナビゲーション装置を備え、その
装置にこの着座センサの信号が入力して出力電波強度設
定が行われている場合には、その出力電波強度設定信号
を入力してこれを出力電波強度設定部13に出力し、通
信部16から送信する電波の強度をその値に調節するこ
とができるようにしている。
【0041】一方、上記のようなヘッドユニット2と通
信を行うCDチェンジャ1においては、ヘッドユニット
2の通信部16から送信される電波を受信する通信部2
2を備え、受信信号入力部24において受信した信号が
CDチェンジャの選曲信号であると判別されたときに
は、CDチェンジャ主機能部20においてこれに対応す
るCDを選択し、更にそのCDの中の所定の曲を選択し
て再生する。その再生オーディオ信号を送信信号形成部
21で所定の送信信号とし、通信部22を介してヘッド
ユニット2の通信部16に対して送信する。
【0042】また、ヘッドユニット2における出力電波
強度設定部13から、ヘッドユニットとCDチェンジャ
1とが通信を行うときに設定されるべき出力電波強度の
データが送信信号形成部15で形成されて送信されてき
たとき、受信信号入力部24ではこのデータを判別し、
出力電波強度設定部23に出力する。出力電波強度設定
部23においてはこのデータを通信部22に出力し、通
信部に予め備えている出力電波強度調整部を調整して所
定の出力電波強度で通信を行うことができるようにして
いる。
【0043】上記のような構成からなる車内無線通信装
置において、図1に示す着座態様−出力電波強度対応メ
モリ12は、例えば図5(a)、あるいは同図(b)に
示すようにして設定される。図5(a)に示す例におい
ては定員5人の乗用車に搭乗者が着座する態様と、前記
ヘッドユニットとCDチェンジャ間で通信を行う際の両
機器における出力電波強度を設定するための出力電波強
度係数の対応表の例を示している。
【0044】ここで態様(1)〜(9)として示してい
るものは、図6に示すようなオーディオシステムを備え
た乗用車における座席配置において、図7(1)〜
(9)に示すような着座の態様に対応している。即ち図
6に示すように、この乗用車においては運転席41、助
手席42、後右座席43、後左座席44、後中央座席4
5の5座席設けている。この座席において、運転席は必
ず着座し、後中央席はこの乗用車に5人全て座るときに
初めて着座する部分と仮定している。また、このオーデ
ィオシステムにおいても前記と同様に、トランクルーム
内にCDチェンジャ1を搭載し、コンソールボックス内
にヘッドユニット2を搭載しており、両者間で無線通信
を行う例を示している。
【0045】上記座席配置において、搭乗する人数と着
座する可能性のある座席は図7に示すように、1人の時
は運転手のみで態様(1)、2人の時は運転席と助手席
で態様(2)、または運転席と後右座席で態様(3)、
または運転席と後左座席で態様(4)、3人の時は2人
が運転席と助手席に座ったときは3人目が後右座席で態
様(5)、または3人目が後左座席で態様(6)、ある
いは3人のときに2人とも後座席に座ったときの態様
(7)、4人の時は後中央席を除いた全ての座席に座る
態様(8)、5人の時は後中央席にも座る態様(9)が
存在することとなる。
【0046】このような各態様において、図5(a)に
示すように、係数k1〜k9が設定される。この係数の
設定に際しては、上記のような車両の種類の代表的な車
種にこれらの機器を搭載し、電波暗室内で各態様に沿っ
て実際に人が搭乗し、電波の伝達状態を、例えば受信し
た電界強度としての受信レベル、また受信した信号のエ
ラーレートとしてのビット誤り率(BER)を実験で求
めることにより容易に設定することができる。このよう
にして求めた図5(a)のデータを図1の着座態様−出
力電波強度対応メモリ12として用いることにより、着
座センサ信号入力部10に入力した各座席の着座状態に
よって態様が決定され、その態様に対応している出力電
波強度係数が決定される。
【0047】上記の例においては各座席に着席した人が
大きい人であるか小さい人であるかに関わらず、単に各
座席に着座したか否かによって出力電波強度係数を決定
した例を示したが、より正確には各座席に座った人の体
重により電波の吸収状態が異なるため、座席センサでそ
の座席に座った人の重さを測定し、その重さに対応した
出力電波強度係数を設定することが好ましい。しかしな
がら、このようなことは費用対効果の観点から必ずしも
望ましくなく、少なくとも着席した人が大人であるか子
供であるか程度で設定を変更することが好ましい。この
ようなときには、図5(b)のような対応表に基づいて
設定を行うことができる。
【0048】即ち図5(b)に示す対応表においては、
着席した人の座席の着座センサにおいて、座席圧力セン
サ側から出力された圧力信号が所定のしきい値以上であ
るか否かによって大人であるか子供であるかを判別し、
その結果に基づいて前記図5(a)に示す態様の分類方
法と同様に分類したものである。この表のデータを図1
の着座態様−出力電波強度対応メモリ12に適用するこ
とにより、着座センサ信号入力部10に入力した各座席
の着座状態とそこに座った人が大人であるか子供である
かによって態様が決定され、その態様に対応している出
力電波強度係数が決定される。
【0049】上記実施例においては、トランクルームに
搭載したCD−チェンジャ1とコンソールボックスに搭
載したヘッドユニット2間で無線通信を行うに際して、
着座センサの出力に応じて、通信の伝送品質を調整する
手段として出力電波の強度を変化させる例を示したが、
無線通信の伝送品質を調節する手段としてそれ以外に、
例えば各機器のアンテナを車内の4隅及び中央に分散し
て設置し、これを任意に選択できるようにして、予め着
座の態様に応じて選択すべきアンテナを設定しておくこ
とにより、搭乗者の状態に対応して最も適切なアンテナ
を選択することもできる。
【0050】また、無線通信の伝送品質を調節する手段
として、各機器の通信部において誤り訂正を行う機能部
分における誤り訂正の程度を変更する部分、あるいは誤
り訂正方法を設定する部分を調節可能、あるいは選択可
能とし、着座状態によってこの値を変更し、あるいは誤
り訂正方法を選択変更することにより対応することも可
能である。なお、誤り訂正の方式にははハミングコード
方式、CRC方式、チェックデジット方式、パリティチ
ェック方式、リードソロモン符号方式、巡回符号方式、
BCH符号方式等種々の方式が提案されており、これら
の方式においてもその誤り訂正の程度の調節を可能とす
るものがあり、したがってこれらを任意に選択すること
ができる。但し、誤り訂正の度合いを大きくすると信号
処理負担が大きくなり、機器のシステム制御部に負担を
かけ、またデータ処理時間が長くなるので、これらの点
を加味して適切な値を選択する。
【0051】更に、上記実施例においてはトランクルー
ム搭載機器とコンソールボックス搭載機器間で無線通信
を行う例のみを示したが、そのほか各機器と無線通信を
行うことができる。車内に持ち込んだPDA機器の設置
位置、あるいはナビゲーション装置本体の位置、携帯電
話の位置等に対応して、前記のような対応表を予め用意
することによって容易に実施することができる。
【0052】また、上記実施例においては、着座センサ
として各座席に座っている人の状態を座席に設けた圧力
スイッチを用いた例を示したが、それ以外に、例えば車
内天井の一部に小型カメラを設置し、その画像を分析す
ることにより車内に搭乗した人数、着座位置、大人か子
供か等を識別し、そのデータに基づいて上記のような各
種の調節、選択を行うことができる。なお、このような
カメラの設置は、車内オーディオシステムにおいて、搭
乗している人に最適な音響効果を得るためのDSPシス
テムに併用することもできる。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る車内無線通信装置は、車内
の機器間で無線通信を行う通信部を備えた車内無線通信
装置において、車内に搭乗している人を検出するセンサ
と、車内に搭乗している人と前記無線通信の伝送品質に
関連したデータとの対応を記憶するメモリと、前記セン
サ信号を入力し、前記メモリから前記センサ信号による
車内に搭乗している人に対応する伝送品質に関連したデ
ータを検索する検索部と、前記通信部は前記検索部で検
索したデータにより伝送品質を変更するようにしたの
で、車両内の機器間で無線通信を行うに際して、この車
両に搭乗した人の状態によって伝送品質を調節すること
ができ、電波強度等について適切な態様で無線通信を行
うことができる。
【0054】また、本発明に係る他の車内無線通信装置
は、前記伝送品質に関連したデータを、前記通信部の出
力電波強度に関連したデータとしたので、車内に搭乗し
ている人の状態に応じて、例えば人数が多いときには出
力電波強度を大きくし、人数が少ないときには小さくす
る等の調整を行い、また通信に大きな影響を与える位置
に着座しているときに出力電波強度を大きくし、影響が
少ない位置に着座しているときには小さくする等の調整
を行うことができ、無用に大きな出力電波強度で通信を
行うことによる車内の人の身体に対する影響を少なく
し、且つ出力電波強度が小さすぎることによる不適切な
通信も防ぐことができる。
【0055】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、車内に配置し
た複数のアンテナの選択に関連したデータとしたので、
車内の搭乗者の人数や着座位置等によって通信を行う電
波の状態が変化する点を、アンテナの選択によって最適
な通信を行うことができ、無用に大きな電波強度で通信
を行うことが無くなり、且つ確実な通信を行うことも可
能となる。
【0056】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、前記通信部の
誤り訂正方法の選択としたので、車内の搭乗者の着座位
置等によって通信を行う電波の状態が変化する点を、誤
り訂正の程度方法を選択することにより最適な通信を行
うことができ、無用に大きな電波強度で通信を行うこと
が無くなり、且つ確実な通信を行うことも可能となる。
【0057】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記車内に搭乗している人を検出するセンサを、
座席に座った人を検出する着座センサとしたので、車内
に搭乗した人の数及び着座位置を容易に検出することが
でき、車内の無線通信において搭乗者の人数及び着座位
置によってその通信に与える影響の変化に対応して、出
力電波強度、アンテナの選択、誤り訂正方法の選択等、
各種の伝送品質に関連したデータの選択によって容易に
適切な調節を行うことができる。
【0058】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、車内に搭乗し
ている人の人数に対応したデータとしたので、車内の無
線通信において搭乗者の人数によってその通信に与える
影響の変化に対応して、出力電波強度、アンテナの選
択、誤り訂正方法の選択等、各種の伝送品質に関連した
データの選択によって容易に適切な調節を行うことがで
きる。
【0059】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記伝送品質に関連したデータを、車内に搭乗し
ている人の重さに対応したデータとしたので、車内の無
線通信において搭乗者が大人であるか子供であるか等の
搭乗者の大きさによってその通信に与える影響の変化に
対応して、出力電波強度、アンテナの選択、誤り訂正方
法の選択等、各種の伝送品質に関連したデータの選択に
よって容易に適切な調節を行うことができる。
【0060】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記通信部において、前記伝送品質に関連したデ
ータを送信し、このデータを受信した機器の通信部は前
記データにより伝送品質を変更するようにしたので、互
いに無線で通信を行う機器間において、一方の機器で求
めた伝送品質に関連したデータを他方の機器に送信する
事により、他方の機器においても同じ伝送品質で通信を
行うことができ、より適切な通信を行うことができる。
【0061】また、 本発明に係る他の車内無線通信装
置は、前記通信部において、ブルートゥースによる通信
を行うようにしたので、今後広く普及するブルートゥー
スによる通信手段を用いた携帯情報端末、携帯電話等を
車内の持ち込んだときに直ちにこれを車両搭載機器と無
線通信を行うことが可能となり、便利な車内無線通信装
置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車内無線通信装置において、トランク
ルームに設置したCDチェンジャとコンソールボックス
に搭載したヘッドユニットとの間で、ブルートゥースに
より通信を行い、その際に車内に搭乗している人の状態
を着座センサにより検出し、且つ伝送品質に関連したデ
ータとして出力電波強度のデータを用いた実施例の機能
ブロック図である。
【図2】同実施例において用いる着座センサの例を示
し、(a)は着座センサを設けた座席の断面図であり、
(b)は着座センサの分解斜視図である。
【図3】同実施例における着座センサを車両のシートに
適用し、これに着座した状態を示す側面図である。
【図4】同実施例における各座席に着座センサを適用し
た実施例を実際の車両に適用した状態を示す車内の斜視
図である。
【図5】同実施例における着座態様と出力電波強度係数
の対応表の例を示す図表であり、(a)は搭乗者が大人
であるか子供であるかを分けないで対応した例を示し、
(b)はこれを分けて対応した例を示す。
【図6】同実施例における無線通信を行う機器の配置と
搭乗者の座席位置の関係を示す平面図である。
【図7】図5(a)の実施例に対応し、図6の座席位置
に着座する全ての態様を示す図である。
【符号の説明】
1 CDチェンジャ 2 ヘッドユニット 3 車室 5、6、7、8、9 着座センサ 10 着座センサ信号入力部 11 出力電波強度検索部 12 着座態様−出力電波強度対応メモリ 13 出力電波強度設定部 14 ヘッドユニット主機能部 15 送信信号形成部 16 通信部 17 受信信号入力部 20 CDチェンジャ主機能部 21 送信信号形成部 22 通信部 23 出力電波強度設定部 24 受信信号入力部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内の機器間で無線通信を行う通信部を
    備えた車内無線通信装置において、 車内に搭乗している人を検出するセンサと、 車内に搭乗している人と前記無線通信の伝送品質に関連
    したデータとの対応を記憶するメモリと、 前記センサ信号を入力し、前記メモリから前記センサ信
    号による車内に搭乗している人に対応する伝送品質に関
    連したデータを検索する検索部と、 前記通信部は前記検索部で検索したデータにより伝送品
    質を変更することを特徴とする車内無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記伝送品質に関連したデータは、前記
    通信部の出力電波強度に関連したデータであることを特
    徴とする請求項1記載の車内無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送品質に関連したデータは、車内
    に配置した複数のアンテナの選択に関連したデータであ
    ることを特徴とする請求項1記載の車内無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記伝送品質に関連したデータは、前記
    通信部の誤り訂正方法の選択であることを特徴とする請
    求項1記載の車内無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記車内に搭乗している人を検出するセ
    ンサは、座席に座った人を検出する着座センサであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の車内無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記伝送品質に関連したデータは、車内
    に搭乗している人の人数に対応したデータであることを
    特徴とする請求項1記載の車内無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記伝送品質に関連したデータは、車内
    に搭乗している人の重さに対応したデータであることを
    特徴とする請求項1記載の車内無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記通信部は、前記伝送品質に関連した
    データを送信し、このデータを受信した機器の通信部は
    前記データにより伝送品質を変更することを特徴とする
    請求項1記載の車内無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記通信部は、ブルートゥースによる通
    信を行うことを特徴とする請求項1記載の車内無線通信
    装置。
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