JP2002324357A - オーディオデータ再生装置 - Google Patents

オーディオデータ再生装置

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JP2002324357A
JP2002324357A JP2001128813A JP2001128813A JP2002324357A JP 2002324357 A JP2002324357 A JP 2002324357A JP 2001128813 A JP2001128813 A JP 2001128813A JP 2001128813 A JP2001128813 A JP 2001128813A JP 2002324357 A JP2002324357 A JP 2002324357A
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JP2001128813A
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Hiroshi Ito
博史 伊藤
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Denon Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーディオデータ再生装置がデジタルオーディ
オデータの出力の切り替えを行った場合に、増幅装置が
同期外れを起こし、オーディオ信号の先頭部分から出力
しないことがある。 【解決手段】第1及び第2再生部が再生したデータをエ
ンコードしてデジタルオーディオデータを出力する第1
及び第2デジタルオーディエンコーダと、デジタルオー
ディオデータの出力の切り替えを行う出力切替部とを備
えたオーディオデータ再生装置において、出力切替部が
出力の切り替えを行った時に、第1又は第2デジタルオ
ーディオデコーダに予め定めた時間だけ第1又は第2
「0」データ発生部が発生した「0」データを入力し、
予め定めた時間経過した後に、第1又は第2再生部の再
生を開始すると共に、第1又は第2再生部が出力したオ
ーディオデータ及びサブコードを第1又は第2デジタル
オーディオデコーダに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオデータ
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、オーディオデータ再生装置と増
幅装置とからなるオーディオシステムの概略構成を示す
模式図である。オーディオデータ再生装置17は、オー
ディオデータが記録されたディスク(例えば、コンパク
ト・ディスク(CD:Compact Disc)やデジタル・バー
サタイル・ディスク(DVD:Digital Versatile Dis
c)等)を再生する第1及び第2再生部18,19と、
第1及び第2再生部18,19から出力されたオーディ
オデータ及び時間情報(例えば、CDの場合、サブコー
ド)に基づいてエンコードしてデジタルオーディオデー
タを出力する第1及び第2デジタルオーディオエンコー
ダ20、21と、第1及び第2再生部18,19及び第
1及び第2デジタルオーディオエンコーダ20,21の
基準クロックを発生する第1及び第2基準クロック発生
部22,23と、第1及び第2デジタルオーディオエン
コーダ20,21によりエンコードされた複数のデジタ
ルオーディオデータの出力の切り替えを行う出力切替部
24、第1及び第2再生部18,19の再生動作の制御
及び出力切替部24の切り替えの制御を行う制御部25
を備える。
【0003】増幅装置(例えば、AV(Audio Visual)
アンプ)26は、オーディオデータ再生装置17から入
力されるデジタルオーディオデータをデコードしてオー
ディオデータを出力するデジタルオーディオデコーダ2
7と、デコードされたオーディオデータをアナログ信号
に変換し増幅してスピーカ等に出力するDA(Digital
Analog)変換増幅部28を備える。
【0004】第1及び第2デジタルオーディオエンコー
ダ20,21及びデジタルオーディオデコーダ27は、
例えば、IEC(International Electrotechnical Com
mission)が発行したIEC958(民生用及び放送局
スタジオ用デジタルオーディオ機器間のインターフェー
ス)の規格に準拠したIEC958エンコーダ及びIE
C958デコーダである。
【0005】図4は、IEC958規格に規定されたデ
ータフォーマットを説明するための模式図である。IE
C958エンコーダは、入力したオーディオデータに基
づいて同期ビット(4ビット)とデータビット(24ビ
ット)と付加ビット(4ビット)からなるサブフレーム
(図4(a))を生成し、2個のサブフレームからなる
フレーム(図4(b))を生成する。そして、192個
のフレームから成るブロック(図4(c))を生成す
る。ブロックには同期信号(ブロック同期信号)が付加
される。そして、生成したブロックに時間情報(サブコ
ード)を挿入した後、バイフェーズ変調してデジタルオ
ーディオデータ(図4(d))を生成する。このことに
より、IEC958規格に規定されたデータフォーマッ
ト(IEC958フォーマット)となる。
【0006】時間情報は、サブフレームの付加ビットの
1ビットに割り当てられ、CDの場合、1のCDサブコ
ードフレーム(784ビット)は、588フレーム(1
176サブコードフレーム)で構成される。IEC95
8フォーマットにおける1ブロックは、192フレーム
である。
【0007】IEC958デコーダは、入力したデジタ
ルオーディオデータのキャリア周波数の復調を行い、キ
ャリア周波数に基づいてチャンネルクロックを生成し、
チャンネルクロックを基準クロックとして動作する。I
EC958デコーダは、入力したデジタルオーディオデ
ータをバイフェーズ復調してブロック同期信号を抽出
し、チャンネルクロックとブロック同期信号とが同期す
るように引き込みを行う。引き込みにより、チャンネル
クロックとデジタルオーディオデータとの同期が取れた
後、デジタルオーティオデータからブロック、フレー
ム、サブフレームを検出し、データ復調を行う。そし
て、復調したデータからオーディオデータを抽出して出
力すると共に、復調したデータからサブコードの同期信
号を検出し、検出した同期信号に基づいて復調したデー
タからサブコードを抽出し出力する。
【0008】ここで、複数の再生部からの出力を、切替
部を介してIEC958エンコーダに入力し、1のIE
C958エンコーダでエンコードすることが考えられ
る。この場合、複数の再生部を、IEC958エンコー
ダの出力のブロック同期信号に基づいてPLL(Phase
Locked Loop)回路により同期させ、切替部における切
り替えをブロック同期信号に基づいて切り替える。
【0009】しかし、IEC958フォーマットにおけ
るブロックは、44.1kHzの192分周(周波数は
約229.7kHz)が基準であり、CDのサブコード
は、44.1kHzの588分周(周波数は約75H
z)であり、ブロックの周波数とサブコードの周波数と
が整数倍の関係にない(図4(d))。
【0010】そのため、ブロックとサブコードの両方に
同期して切替部の切り替えを行うには、ブロックとサブ
コードとの両方に同期する基準クロックを用いなければ
ならない。この場合、当該基準クロックの周波数が約4
14.89MHzとなり、周波数が非常に高く、簡単な
回路構成により当該基準クロックを発振させることが困
難であり、IEC958エンコーダの前段(複数の再生
部とIEC958エンコーダとの間)に切替部を備えて
データの切り替えを行うことが困難である。
【0011】さらに、一般には、再生部を駆動するため
のドライバ用ICにIEC958エンコーダが内蔵され
ているため、そのドライバ用ICに内蔵されているIE
C958エンコーダを用い、複数の再生部にそれぞれ基
準クロック発生部及びデジタルオーディオエンコーダ
(IEC958エンコーダ)を備える構成をとり、オー
ディオデータ再生装置のコストの低減を図っている。
【0012】以上のように、複数の再生部からの出力を
切替部を介してIEC958エンコーダに入力し、1の
IEC958エンコーダでエンコードすると、ブロック
とサブコードの両方に同期して切替部を切り替えること
が困難である。また、ブロックとサブコードの両方に同
期する基準クロックを簡単に生成することが困難であ
る。さらに、コストが高くなるため、複数の再生部から
の出力をIEC958フォーマットにエンコードする場
合には、それぞれの再生部に、それぞれIEC958エ
ンコーダを備え、IEC958エンコーダからの出力を
切替部により切り替える構成をとる。
【0013】図5は、図3に示すオーディオシステムに
おける各部が出力する出力信号を説明する図である。オ
ーディオデータ再生装置17の操作部(図示せず)から
第1再生部18の再生開始の指示が入力すると、制御部
25は、第1再生部18に第1再生制御信号を出力し、
第1再生部18はディスクの再生を開始する。これと同
時に制御部25は、出力切替部24に出力切替信号を出
力し、出力切替部24は、スイッチを端子A側に切り替
える。
【0014】第1再生部18は、再生した第1オーディ
オデータ及び第1サブコードデータを第1デジタルオー
ディオエンコーダ20に出力し、第1デジタルオーディ
オエンコーダ20は、第1オーディオデータ及び第1サ
ブコードデータに基づいてエンコードし出力切替部24
に出力する。出力切替部24のスイッチが端子A側であ
るため、オーディオデータ再生装置17は、第1デジタ
ルオーディオエンコーダ20が出力したデジタルオーデ
ィオデータを増幅装置26に出力する。
【0015】増幅装置26は、オーディオデータ再生装
置17から入力されるデジタルオーディオデータをデジ
タルオーディオデコーダ27でデコードし、DA変換増
幅部28でDA変換し増幅して出力する。
【0016】オーディオデータ再生装置17の操作部
(図示せず)から第2再生部19の再生開始の指示が入
力すると、制御部25は、第1再生部18に第1再生制
御信号を出力し、第1再生部18にディスクの再生を停
止させ(図5(a))、第2再生部19に第2再生制御
信号を出力し、第2再生部19にディスクの再生を開始
させる(図5(b))。これと同時に制御部25は、出
力切替部24に出力切替信号を出力し、出力切替部24
は、端子をB側に切り替える。
【0017】第2再生部19が再生した第2オーディオ
データ及び第2サブコードデータは、第2デジタルオー
ディオエンコーダ23に入力され、第2デジタルオーデ
ィオエンコーダ23によりエンコードされ出力切替部2
4に出力される。出力切替部24のスイッチが端子B側
であるため、オーディオデータ再生装置17は、第2デ
ジタルオーディオエンコーダ21が出力したデジタルオ
ーディオデータを増幅装置26に出力する(図5
(c))。
【0018】増幅装置26は、オーディオデータ再生装
置17から入力されるデジタルオーディオデータをデジ
タルオーディオデコーダ27でデコードし、DA変換増
幅部28でDA変換し増幅して出力する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述したオーディオデ
ータ再生装置17において、出力切替部24がデジタル
オーディオデータの切り替えを行うと、出力切り替えが
行われた時にデジタルオーディオデータの出力が一旦途
切れ、その後、再度デジタルオーディオデータの出力が
開始される。
【0020】増幅装置26のデジタルオーディオデコー
ダ27は、入力されたデジタルオーディオデータのチャ
ンネルクロックに基づいて動作してデジタルオーディオ
データのデコードを行っている。入力されたデジタルオ
ーディオデータが一旦途切れ、再度デジタルオーディオ
データが入力された時、デジタルオーディオデコーダ2
7は、入力されたデジタルオーディオデータのチャンネ
ルクロックの同期が取れない(同期外れを起こす)場合
がある。
【0021】この場合、図5(d)に示すように、デジ
タルオーディオデコーダ27は、再度入力したデジタル
オーディオデータとの同期が取れるまでデジタルオーデ
ィオデータのデコードができなくなる。そのため、増幅
装置26から出力されるオーディオ信号が途切れる場合
がある。
【0022】また、増幅装置26によっては、デジタル
オーディオデコーダが同期外れを起こしたとき、オーデ
ィオ出力をミュートする場合がある。増幅装置26は、
デジタルオーディオデコーダ27においてデジタルオー
ディオデータから検出したブロック同期信号が連続して
いる場合は同期が取れていると判断し、ブロック同期信
号の連続性が途切れた場合(信号入力なしも含む)は同
期外れと判断してオーディオ出力のミュートを行う。
【0023】デジタルオーディオデコーダ27は、ブロ
ック同期信号の連続性が途切れた後に入力したデジタル
オーディオデータに基づいて同期を取り、デコードを開
始する。増幅装置26は、デジタルオーディオデコーダ
27において同期が取れデコードが開始した後に、オー
ディオ出力のミュートを解除する。
【0024】この場合、オーディオデータ再生装置17
からは、出力の切り替え直後にデジタルオーディオデー
タが出力されるが、増幅装置16は、ブロック同期信号
の連続性が途切れた後にデジタルオーディオデータが入
力した時点から同期が取れ出力ミュートを解除するまで
に、オーディオ信号を出力しない。そのため、オーディ
オデータ再生装置17において出力切り替えが行われた
後に出力したデジタルオーディオデータの先頭部分が出
力されず、増幅装置26においてオーディオ信号が先頭
部分から出力されないことがある。
【0025】したがって本発明は、デジタルオーディオ
データの出力の切り替えを行った場合でも、増幅装置が
常にオーディオ信号の先頭部分から出力することができ
るオーディオデータ再生装置を提供することを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本願発明は、オーディオ
データ及び時間情報を出力する第1再生部及び第2再生
部と、「0」データを発生する第1「0」データ発生部
及び第2「0」データ発生部と、前記第1再生部又は前
記第2再生部が出力するオーディオと前記第1「0」デ
ータ発生部又は前記第2「0」データ発生部が出力する
「0」データとの出力の切り替えを行う第1データ切替
部及び第2データ切替部と、前記第1データ切替部又は
前記第2データ切替部の出力の切り替えを予め定めた時
間だけ前記第1再生部側又は前記第2再生部側から前記
第1「0」データ発生部側又は前記第2「0」データ発
生部側に切り替える第1切替信号出力部及び第2切替信
号出力部と、前記第1データ切替部から出力された前記
オーディオデータ又は前記「0」データに基づいてエン
コードしデジタルオーディオデータを出力する第1デジ
タルオーディオエンコーダと、前記第2データ切替部か
ら出力された前記オーディオデータ又は前記「0」デー
タに基づいてエンコードしデジタルオーディオデータを
出力する第2デジタルオーディオエンコーダと、前記第
1デジタルオーディオエンコーダ及び第2デジタルオー
ディオエンコーダが出力するデジタルオーディオデータ
の出力の切り替えを行う出力切替部と、前記第1切替信
号出力部及び第2切替信号出力部における切り替えの制
御を行うと共に前記出力切替部が出力の切り替えを行っ
た時から予め定めた時間経過した後に前記第1再生部又
は第2再生部の再生を開始する制御を行う制御部とを備
えたことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のオーディオデー
タ再生装置の一実施例の概略構成を示す模式図である。
図1において、オーディオデータ再生装置1は、第1基
準クロック発生部2、第2基準クロック発生部3、第1
再生部4、第2再生部5、第1デジタルオーディオエン
コーダ6、第2デジタルオーディオエンコーダ7、第1
「0」データ発生部8、第2「0」データ発生部9、第
1データ切替部10、第2データ切替部11、第1切替
信号出力部12、第2切替信号出力部13、出力切替部
14、制御部15、時間設定部16を備える。
【0028】第1基準クロック発生部2及び第2基準ク
ロック発生部3は、後述する第1再生部4及び第2再生
部5、並びに、後述する第1デジタルオーディオエンコ
ーダ6及び第2デジタルオーディオエンコーダ7に供給
する基準クロックを発生する。
【0029】第1再生部4及び第2再生部5は、第1基
準クロック発生部2及び第2基準クロック発生部3が発
生した基準クロックに基づいて動作し、後述する制御部
15からの第1再生制御信号又は第2再生制御信号に基
づいて、ディスクを再生したオーディオデータ及び時間
情報を出力する。
【0030】ディスクは、例えば、CDやDVD等であ
る。本実施例においては、ディスクをCDとし、時間情
報をサブコードとする。
【0031】第1デジタルオーディオエンコーダ6及び
第2デジタルオーディオエンコーダ7は、例えば、IE
C958の規格に準拠したIEC958エンコーダであ
る。
【0032】第1デジタルオーディオエンコーダ6及び
第2デジタルオーディオエンコーダ7は、第1基準クロ
ック発生部2及び第2基準クロック発生部3が発生した
基準クロックに基づいて動作し、第1再生部4及び第2
再生部5が再生し出力したオーディオデータ及びサブコ
ードに基づいて、IEC958フォーマットにエンコー
ドして出力する。
【0033】また、第1デジタルオーディオエンコーダ
6及び第2デジタルオーディオエンコーダ7は、後述す
る第1「0」データ発生部8及び第2「0」データ発生
部9からオーディオデータとして「0」データが入力さ
れた場合、「0」データに基づいてエンコードを行い、
「0」データのデジタルオーディオデータを出力する。
【0034】さらに、第1デジタルオーディオエンコー
ダ6及び第2デジタルオーディオエンコーダ7は、
「0」データをエンコードした後、後述する第1データ
切替部及び第2データ切替部11におけるデータ切り替
えがあり、第1再生部4及び第2再生部5からオーディ
オデータとサブコードが入力された場合、オーディオデ
ータとサブコードに基づいてエンコードを行い、前記
「0」データに連続して第1再生部4及び第2再生部5
から出力されたオーディオデータをエンコードしたデジ
タルオーディオデータを出力する。
【0035】第1「0」データ発生部8及び第2「0」
データ発生部9は、「0」データ(無音信号)を発生す
る。
【0036】第1データ切替部10及び第2データ切替
部11は、後述する第1切替信号出力部12又は第2切
替信号出力部13からの第1データ切替信号又は第2デ
ータ切替信号に基づいて、第1再生部4又は第2再生部
5が出力したオーディオデータと第1「0」データ発生
部8又は第2「0」データ発生部9が出力した「0」デ
ータのうち、第1デジタルオーディオエンコーダ6又は
第2デジタルオーディオエンコーダ7に出力するデータ
の切り替えを行う。
【0037】第1切替信号出力部12及び第2切替信号
出力部13は、後述する制御部15から第1切替信号又
は第2切替信号が入力すると、後述する制御部15から
の第1時間信号又は第2時間信号により設定される予め
定めた時間だけ、第1データ切替部10又は第2データ
切替部11のスイッチを、第1再生部4側又は第2再生
部5側から第1「0」データ発生部8又は第2「0」デ
ータ発生部9側に切り替える第1データ切替信号又は第
2データ切替信号を出力する。
【0038】出力切替部14は、制御部15からの出力
切替信号に基づいて、第1デジタルオーディオエンコー
ダ6が出力したデジタルオーディオデータと第2デジタ
ルオーディオエンコーダが出力したデジタルオーディオ
データのうち、当該オーディオデータ再生装置1から出
力するデジタルオーディオデータの切り替えを行う。
【0039】制御部15は、操作部(図示せず)からの
指示信号の入力により、第1再生部4及び第2再生部5
における再生開始や再生停止の制御、および、出力切替
部14の出力の切り替えの制御を行う。
【0040】制御部15は、出力切替部14において出
力の切り替えを行う場合に、第1切替信号出力部12又
は第2切替信号出力部13に第1データ切替信号又は第
2データ切替信号を出力する。制御部15は、第1切替
信号出力部12及び第2切替信号出力部13における予
め定めた時間を設定する時間設定部16を備え、第1切
替信号出力部12及び第2切替信号出力部13に第1時
間信号又は第2時間信号を出力する。
【0041】前記予め定めた時間は、増幅装置のデジタ
ルオーディオデコーダにおける同期引き込みに係る時間
に基づいて、当該同期引き込み時間より長い時間とす
る。増幅装置のデジタルオーディオデコーダにおいて、
同期引き込み時間は、約100ms〜1000msであ
るため、当該設定時間は1秒以上とする。
【0042】また、増幅装置において、入力したデジタ
ルオーディオデータの連続性が途切れた場合にオーディ
オ出力をミュートしている時間は、デジタルオーディオ
デコーダにおける同期引き込み時間に対して十分余裕を
持たせた時間であり、約3秒〜10秒である。増幅装置
に接続された再生装置において、DVDを再生する場
合、ビデオデータ及びオーディオデータのデコードに時
間がかかり、再生開始の指示からビデオデータ及びオー
ディオデータが出力されるまでに最長で10秒かかる場
合がある。そのため、増幅装置においては、CDを再生
する再生装置からDVDを再生する再生装置にファンク
ションの切り替えを行った場合を考慮し、オーディオ出
力をミュートしている時間が最長で10秒である。この
ため、オーディオデータ再生装置1における予め定めた
時間は、最長で10秒とする。
【0043】本実施例のオーディオデータ再生装置1に
おいては、第1再生部4及び第2再生部5が再生するデ
ィスクがCDであるため、予め定めた時間は、増幅装置
のデジタルオーディオデコーダの同期引き込み時間とオ
ーディオ出力のミュート時間より長い時間の3秒とす
る。
【0044】また、前記予め定めた時間は、例えば、制
御部15が第1再生部4又は第2再生部5が再生するデ
ィスクの種類(CD、DVD等)を判別し、制御部15
が自動的に時間を設定するようにしてもよい。また、接
続された増幅装置の同期引き込み時間又は出力ミュート
時間を検出し、それらの時間に合わせて自動的に時間を
設定するようにしてもよい。また、ユーザが操作部を利
用して時間を設定するようにしてもよい。
【0045】また、第1切替信号出力部12又は第2切
替信号出力部13における予め定めた時間は、異なる時
間であってもよい。例えば、第1再生部4がCDを再生
し、第2再生部5がDVDを再生する場合、第1切替信
号出力部12の設定時間を3秒とし、第2切替信号出力
部13の設定時間を10秒とするようにしてもよい。
【0046】本実施例のオーディオデータ再生装置の動
作について説明する。図2は、本実施例のオーディオデ
ータ再生装置の動作を説明するための模式図である。図
2においては、出力の切り替えが第1再生部4側から第
2再生部5側に切り替えた場合を例示する。
【0047】操作部(図示せず)を用いた指示入力によ
り、第1再生部4側から第2再生部5側への出力の切り
替えの指示があると(図2(a))、制御部15は、第
1再生部4に再生停止を指示する第1再生制御信号を出
力する(図2(b))。第1再生部4は、第1再生制御
信号に基づいて再生を停止する(図2(g))。
【0048】制御部15は、第1再生部4に第1再生制
御信号を出力すると共に、出力切替部14に出力切替信
号を出力し(図2(d))、第1切替信号出力部12に
第1切替信号を出力する。
【0049】出力切替部14は、制御部15からの出力
切替信号に基づいて、第1再生部4側から第2再生部5
側に出力の切り替えを行う。
【0050】第2切替信号出力部13は、制御部15か
ら第2切替信号が入力されると、第2データ切替部11
に第2データ切替信号を出力する(図2(e))。第2
データ切替部11は、第2データ切替信号に基づいて、
スイッチを第2再生部5側から第2「0」データ発生部
9側に切り替え、予め定めた時間経過後、スイッチを第
2再生部5側に切り替える。
【0051】第2データ切替部11は、前記予め定めた
時間の間、第2「0」データ発生部9が発生した「0」
データを第2デジタルオーディオデコーダ7に出力す
る。第2デジタルオーディオエンコーダ7は、第2
「0」データ発生部9から発生した「0」データに基づ
いてエンコードを行い出力切替部14に出力する。出力
切替部14は、第1再生部4から第2再生部5への切り
替えの指示があった後から、第2デジタルオーディオエ
ンコーダ7が出力する「0」データをエンコードしたデ
ジタルオーディオデータを出力する(図2(i))。
【0052】制御部15は、第2データ切替部11によ
り、第2「0」データ発生部13側から第2再生部5側
に出力の切り替えが行われたことを検知すると、第2再
生部5に対して第2再生制御信号を出力し(図2
(f))、第2再生部5にディスクの再生を開始させる
(図2(h))。
【0053】ここで、制御部15は、第1切替信号出力
部12又は第2切替信号出力部13に出力した第1時間
信号又は第2時間信号により、第1切替信号出力部12
又は第2切替信号出力部13の予め定めた時間(第1デ
ータ切替部10又は第2データ切替部11から「0」デ
ータが出力されている時間)を検出し、予め定めた時間
経過後、第1再生部4又は第2再生部5への再生開始を
指示する第1再生制御信号又は第2再生制御信号を出力
する。
【0054】第2再生部5がディスクの再生を開始する
と、第2再生部5が出力するオーディオデータは、第2
データ切替部11を介して第2デジタルオーディオエン
コーダに入力し、第2再生部5が出力するサブコード
は、直接第2デジタルオーディオエンコーダ7に入力す
る。
【0055】第2デジタルオーディオエンコーダ7は、
入力したオーディオデータとサブコードに基づいてエン
コードを行い出力切替部14に出力し(図2(h))、
出力切替部14は、デジタルオーディオデータを増幅装
置に出力する(図2(i))。
【0056】すなわち、図2(j)に示すように、出力
切替部14により第1再生部4側から第2再生部5側に
出力の切り替えが行われた時点では、出力切替部14か
らは、第2「0」データ発生部9が発生した「0」デー
タをエンコードしたデジタルオーディオデータが、増幅
装置のデジタルオーディオデコーダに出力される。
【0057】第2切替信号出力部13において予め定め
た時間経過後、第2再生部5の再生開始と共に、第2デ
ータ切替部11は、第2「0」データ発生部9側から第
2再生部5側に出力の切り替えを行う。第2デジタルオ
ーディオエンコーダは、第2再生部5が出力したオーデ
ィオデータ及びサブコードに基づいてエンコードし、出
力切替部14を介して増幅装置のデジタルオーディオデ
コーダに出力する。
【0058】増幅装置のデジタルオーディオデコーダ
は、オーディオデータ再生装置1の第1再生部4側から
出力されたデジタルオーディオデータが入力され、当該
デジタルオーディオデータをデコードしているが、オー
ディオデータ再生装置1の出力の切り替えにより、入力
するデジタルオーディオデータ(ブロック同期信号)の
連続性が一旦途切れる。その後、デジタルオーディオデ
コーダには、オーディオデータ再生装置1から「0」デ
ータに基づいてエンコードされたテジタルオーディオデ
ータが入力されるが、デジタルオーディオデータの連続
性が途切れたことにより同期外れが生じる。
【0059】デジタルオーディオデコーダは、デジタル
オーディオデータ(ブロック同期信号)の連続性が途切
れた後に入力した「0」データがエンコードされたデジ
タルオーディオデータに基づいて同期引き込みを開始す
る。この時、増幅装置は、デジタルオーディオデコーダ
においてデジタルオーディオデータ(ブロック同期信
号)の連続性が途切れたため、オーディオ出力をミュー
トする。
【0060】増幅装置は、デジタルオーディオデコーダ
により「0」データに基づいてエンコードされたデジタ
ルオーディオデータにより同期引き込みが完了し同期が
取れた後、オーディオ出力のミュートを解除する。オー
ディオデータ再生装置1からは、「0」データに基づい
てエンコードされたデジタルオーディオデータに連続し
て、第2再生部5で再生されたオーディオデータがエン
コードされたデジタルオーディオデータが出力される。
デジタルオーディオデコーダは、当該デジタルオーディ
オデータをデコードする。
【0061】オーディオデータ再生装置1は、出力切り
替えの時点から設定時間を経過するまでの間、すなわ
ち、デジタルオーディオデコーダにおける同期引き込み
にかかる時間(オーディオ出力のミュート時間)、第2
再生部5でのディスクの再生開始を待機し、予め定めた
時間経過後に再生を開始する。そのため、デジタルオー
ディオデコーダに入力するデジタルオーディオデータ
は、第2再生部5が再生したオーディオデータの先頭部
分からのデータとなる。
【0062】したがって、デジタルオーディオデコーダ
は、オーディオデータ再生装置1の第2再生部5が再生
したオーディオデータの常に先頭部分からデコードし出
力する。このため、増幅装置は、オーディオデータ再生
装置1が出力の切り替えを行った場合でも、常にオーデ
ィオデータ再生装置1が再生したオーディオデータの先
頭部分からオーディオ信号を出力することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、デジタルオーディオデ
ータの出力の切り替えを行った場合でも、増幅装置が常
にオーディオ信号の先頭部分から出力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオデータ再生装置の一実施例
の概略構成を示す模式図。
【図2】本実施例のオーディオデータ再生装置の動作を
説明するための模式図。
【図3】オーディオデータ再生装置と増幅装置とからな
るオーディオシステムの概略構成を示す模式図。
【図4】IEC958規格に規定されたデータフォーマ
ットを説明するための模式図。
【図5】図3に示すオーディオシステムにおける各部が
出力する出力信号を説明する図。
【符号の説明】
1・・・オーディオデータ再生装置、2・・・第1基準
クロック発生部、3・・・第2基準クロック発生部、4
・・・第1再生部、5・・・第2再生部、6・・・第1
デジタルオーディオエンコーダ、7・・・第2デジタル
オーディオエンコーダ、8・・・第1「0」データ発生
部、9・・・第2「0」データ発生部、10・・・第1
データ切替部、11・・・第2データ切替部、12・・
・第1切替信号出力部、13・・・第2切替信号出力
部、14・・・出力切替部、15・・・制御部、16・
・・時間設定部、17・・・オーディオデータ再生装
置、18・・・第1再生部、19・・・第2再生部、2
0・・・第1デジタルオーディオデコーダ、21・・・
第2デジタルオーディオデコーダ、22・・・第1基準
クロック発生部、23・・・第基準クロック発生部、2
4・・・出力切替部、25・・・制御部、26・・・増
幅装置、27・・・デジタルオーディオデコーダ、28
・・・DA変換増幅部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオデータ及び時間情報を出力する
    第1再生部及び第2再生部と、「0」データを発生する
    第1「0」データ発生部及び第2「0」データ発生部
    と、前記第1再生部又は前記第2再生部が出力するオー
    ディオと前記第1「0」データ発生部又は前記第2
    「0」データ発生部が出力する「0」データとの出力の
    切り替えを行う第1データ切替部及び第2データ切替部
    と、前記第1データ切替部又は前記第2データ切替部の
    出力の切り替えを予め定めた時間だけ前記第1再生部側
    又は前記第2再生部側から前記第1「0」データ発生部
    側又は前記第2「0」データ発生部側に切り替える第1
    切替信号出力部及び第2切替信号出力部と、前記第1デ
    ータ切替部から出力された前記オーディオデータ又は前
    記「0」データに基づいてエンコードしデジタルオーデ
    ィオデータを出力する第1デジタルオーディオエンコー
    ダと、前記第2データ切替部から出力された前記オーデ
    ィオデータ又は前記「0」データに基づいてエンコード
    しデジタルオーディオデータを出力する第2デジタルオ
    ーディオエンコーダと、前記第1デジタルオーディオエ
    ンコーダ及び第2デジタルオーディオエンコーダが出力
    するデジタルオーディオデータの出力の切り替えを行う
    出力切替部と、前記第1切替信号出力部及び第2切替信
    号出力部における切り替えの制御を行うと共に前記出力
    切替部が出力の切り替えを行った時から予め定めた時間
    経過した後に前記第1再生部又は第2再生部の再生を開
    始する制御を行う制御部とを備えたことを特徴とするオ
    ーディオデータ再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015019331A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 京セラ株式会社 無線端末装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015019331A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 京セラ株式会社 無線端末装置

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