JP2002323678A - インターリーバ - Google Patents

インターリーバ

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JP2002323678A
JP2002323678A JP2001128146A JP2001128146A JP2002323678A JP 2002323678 A JP2002323678 A JP 2002323678A JP 2001128146 A JP2001128146 A JP 2001128146A JP 2001128146 A JP2001128146 A JP 2001128146A JP 2002323678 A JP2002323678 A JP 2002323678A
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path
polarization
signal light
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wavelength
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JP2001128146A
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Inventor
Tamoya Kenmochi
妥茂哉 剱持
Hiroshi Suganuma
寛 菅沼
Tomoki Sano
知己 佐野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏波依存損失が小さいインターリーバを提供
する。 【解決手段】 インターリーバ1は、入力ポート11か
ら出力ポート21,22へ向かって順に、複屈折材料3
1、波長板41、偏光子71、波長選択フィルタ51、
複屈折材料32、波長選択フィルタ52、波長板42お
よび複屈折材料33が設けられている。偏光子71は、
波長板41を経た後の第1経路P1および第2経路P2
れぞれの各信号光のうち、第2方位の偏光成分を遮断
し、第1方位の偏光成分を選択的に出力する。波長選択
フィルタ51は、偏光子71より第1経路P1および第
2経路P2それぞれを経て到達した各信号光のうち、第
1波長域の信号光を第1方位の偏光成分として出力し、
第2波長域の信号光を第2方位の偏光成分として出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力ポートに入力
した多波長の信号光を第1波長域と第2波長域とに分波
して、第1波長域の信号光を第1出力ポートに出力し、
第2波長域の信号光を第2出力ポートに出力するインタ
ーリーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多波長の信号光を多重化して光伝送する
波長分割多重(WDM: Wavelength Division Multiple
xing)伝送システムは、大容量の情報を高速に伝送する
ことができる。このWDM伝送システムにおいて更に大
容量化を図る為に、更に多くの波長の信号光を多重化し
て光伝送することが検討されている。既に供用されてい
るWDM伝送システムにおいて、更に多くの波長の信号
光を多重化するには、既に使用されている波長の間の波
長を新たに使用することが検討されている。このとき、
既に使用されている波長の信号光と新たに使用する波長
の信号光とを分波するインターリーバが必要になる。す
なわち、インターリーバは、多波長(λ1,λ2,λ3
λ4,λ5,λ6,…)の信号光を入力ポートより入力
し、第1波長域の波長(λ1,λ3,λ5,…,λ2n-1
…)の信号光と第2波長域の波長(λ2,λ4,λ6
…,λ2n,…)の信号光とに分波して、第1波長域の信
号光を第1出力ポートに出力し、第2波長域の信号光を
第2出力ポートに出力する。ただし、λ1<λ2<λ3
λ4<λ5<λ6<… である。
【0003】図9は、従来のインターリーバ100の構
成図である。この図に示されたインターリーバ100
は、米国特許第5,694,233号明細書に開示された
ものである。また、この図中には、光の進行方向をz軸
とする直交座標系が示されている。このインターリーバ
100は、入力ポート11から出力ポート21,22へ
向かって順に、複屈折材料31、波長板41、波長選択
フィルタ51、複屈折材料32、波長選択フィルタ5
2、波長板42および複屈折材料33が設けられてい
る。
【0004】このインターリーバ100では、入力ポー
ト11に入力した多波長(λ1,λ2,λ3,λ4,λ5
λ6,…)の信号光それぞれは、複屈折材料31によ
り、第1方位(図中のx軸方向)および第2方位(図中
のy軸方向)それぞれの偏光成分に分離されて、各信号
光の第1方位の偏光成分は第1経路P1に出力され、各
信号光の第2方位の偏光成分は第2経路P2に出力され
る。複屈折材料31から第1経路P1へ出力された各信
号光の第1方位の偏光成分は、波長板41を経ることな
く波長選択フィルタ51に入力して、この波長選択フィ
ルタ51により、第1波長域の信号光が第1方位の偏光
成分のままとされ、第2波長域の信号光が第2方位の偏
光成分に変換されて、複屈折材料32へ入力する。複屈
折材料31から第2経路P2へ出力された各信号光の第
2方位の偏光成分は、波長板41により第1方位の偏光
成分に変換され、その後、波長選択フィルタ51によ
り、第1波長域の信号光が第1方位の偏光成分のままと
され、第2波長域の信号光が第2方位の偏光成分に変換
されて、複屈折材料32へ入力する。
【0005】第1経路P1および第2経路P2それぞれを
経て波長選択フィルタ51より複屈折材料32へ入力し
た各信号光は、この複屈折材料32により第1方位およ
び第2方位それぞれの偏光成分に分離される。そして、
この複屈折材料32により、第1経路P1より到達した
第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は第3経路
3に出力され、第1経路P1より到達した第2波長域の
信号光(第2方位の偏光成分)は第4経路P4に出力さ
れ、第2経路P2より到達した第1波長域の信号光(第
1方位の偏光成分)は第5経路P5に出力され、また、
第2経路P2より到達した第2波長域の信号光(第2方
位の偏光成分)は第6経路P6に出力される。
【0006】複屈折材料32から第3経路P3へ出力さ
れた第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は、波
長選択フィルタ51と同じ特性を有する波長選択フィル
タ52により第1方位の偏光成分のままとされ、波長板
42により第2方位の偏光成分に変換される。複屈折材
料32から第4経路P4へ出力された第2波長域の信号
光(第2方位の偏光成分)は、波長選択フィルタ51と
同じ特性を有する波長選択フィルタ52により第1方位
の偏光成分に変換され、波長板42により第2方位の偏
光成分に変換される。複屈折材料32から第5経路P5
へ出力された第1波長域の信号光(第1方位の偏光成
分)は、波長選択フィルタ51と同じ特性を有する波長
選択フィルタ52により第1方位の偏光成分のままとさ
れ、波長板42を経ない。また、複屈折材料32から第
6経路P6へ出力された第2波長域の信号光(第2方位
の偏光成分)は、波長選択フィルタ51と同じ特性を有
する波長選択フィルタ52により第1方位の偏光成分に
変換され、波長板42を経ない。
【0007】そして、複屈折材料33により、第3経路
3より到達した第1波長域の信号光(第2方位の偏光
成分)、および、第5経路P5より到達した第1波長域
の信号光(第1方位の偏光成分)は、偏波合成されて、
第1出力ポート21へ出力される。また、複屈折材料3
3により、第4経路P4より到達した第2波長域の信号
光(第2方位の偏光成分)、および、第6経路P6より
到達した第2波長域の信号光(第1方位の偏光成分)
は、偏波合成されて、第2出力ポート22へ出力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインターリーバ100では、信号光波長によって
は、第2経路P2上に設けられた波長板41から出力さ
れる偏光成分は、全てが第1方位であるとは限らず、一
部が第2方位のままである。このように波長板41から
出力される偏光成分の一部が第2方位のままであると、
その後の波長選択フィルタ51,52において、第1方
位および第2方位の偏光成分それぞれの光が相互作用を
及ぼすこととなり、第1経路P1(第3経路P3,第4経
路P4)を進む光と、第2経路P2(第5経路P5,第6
経路P6)を進む光との間では、透過特性が異なること
になる。そして、このことから、入力ポート11から出
力ポート21,22への光の透過スペクトルは、入力ポ
ート11に入力する信号光の偏光状態に依存し、偏波依
存損失(PDL: Polarization Dependent Loss)が生
じる。
【0009】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、偏波依存損失が小さいインターリーバ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインターリ
ーバは、入力ポートに入力した多波長の信号光を第1波
長域と第2波長域とに分波して、第1波長域の信号光を
第1出力ポートに出力し、第2波長域の信号光を第2出
力ポートに出力するインターリーバであって、(1) 入力
ポートに入力した各信号光について互いに直交する第1
方位および第2方位それぞれの偏光成分に分離して、各
信号光の第1方位の偏光成分を第1経路に出力し、各信
号光の第2方位の偏光成分を第2経路に出力する第1偏
光分離手段と、(2) 第1偏光分離手段より第1経路およ
び第2経路それぞれに出力された各信号光の偏波面を第
1基準方位に平行にする第1偏波面平行化手段と、(3)
第1偏波面平行化手段より第1経路および第2経路それ
ぞれに出力された各信号光のうち、第1基準方位に直交
する偏光成分を遮断し、第1基準方位に平行な偏光成分
を選択的に出力する第1偏光成分選択手段と、(4) 第1
偏光成分選択手段より第1経路および第2経路それぞれ
に出力された各信号光のうち、第1波長域の信号光を第
1方位の偏光成分として出力し、第2波長域の信号光を
第2方位の偏光成分として出力する波長選択手段と、
(5) 波長選択手段より第1経路および第2経路それぞれ
に出力された各信号光について第1方位および第2方位
それぞれの偏光成分に分離して、第1経路より到達した
第1波長域の信号光を第3経路に出力し、第1経路より
到達した第2波長域の信号光を第4経路に出力し、第2
経路より到達した第1波長域の信号光を第5経路に出力
し、第2経路より到達した第2波長域の信号光を第6経
路に出力する第2偏光分離手段と、(6) 第2偏光分離手
段より第3経路および第5経路それぞれに出力された第
1波長域の信号光の偏波面を互いに直交させ偏波合成し
て第1出力ポートへ出力するとともに、第2偏光分離手
段より第4経路および第6経路それぞれに出力された第
2波長域の信号光の偏波面を互いに直交させ偏波合成し
て第2出力ポートへ出力する出力手段と、を備えること
を特徴とする。
【0011】このインターリーバによれば、入力ポート
に入力した各信号光は、第1偏光分離手段により、互い
に直交する第1方位および第2方位それぞれの偏光成分
に分離されて、各信号光の第1方位の偏光成分は第1経
路に出力され、各信号光の第2方位の偏光成分は第2経
路に出力され、さらに、第1偏波面平行化手段により、
第1経路および第2経路それぞれに出力された各信号光
の偏波面は第1基準方位に平行にされる。その後、第1
偏光成分選択手段により、第1偏波面平行化手段より第
1経路および第2経路それぞれに出力された各信号光の
うち、第1基準方位に直交する偏光成分が遮断され、第
1基準方位に平行な偏光成分が選択的に出力される。
【0012】さらに、波長選択手段により、第1偏光成
分選択手段より第1経路および第2経路それぞれに出力
された各信号光のうち、第1波長域の信号光は第1方位
の偏光成分とされ、第2波長域の信号光は第2方位の偏
光成分とされる。波長選択手段より第1経路および第2
経路それぞれに出力された各信号光は、第2偏光分離手
段により、第1方位および第2方位それぞれの偏光成分
に分離されて、第1経路より到達した第1波長域の信号
光(第1方位の偏光成分)は第3経路に出力され、第1
経路より到達した第2波長域の信号光(第2方位の偏光
成分)は第4経路に出力され、第2経路より到達した第
1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は第5経路に
出力され、また、第2経路より到達した第2波長域の信
号光(第2方位の偏光成分)は第6経路に出力される。
【0013】そして、出力手段により、第2偏光分離手
段より第3経路および第5経路それぞれに出力された第
1波長域の信号光は、偏波面が互いに直交化され偏波合
成されて第1出力ポートへ出力される。また、第2偏光
分離手段より第4経路および第6経路それぞれに出力さ
れた第2波長域の信号光も、偏波面が互いに直交化され
偏波合成されて第2出力ポートへ出力される。
【0014】このように第1偏波面平行化手段と波長選
択手段との間に第1偏光成分選択手段が設けられること
により、信号光波長によらず、波長選択手段に入力する
信号光の偏光成分は、殆ど全てが第1基準方位となる。
したがって、第1経路(第3経路,第4経路)を進む光
と、第2経路(第5経路,第6経路)を進む光との間で
は、透過特性が一致する。そして、このことから、入力
ポートから出力ポートへの光の透過スペクトルは、入力
ポートに入力する信号光の偏光状態への依存性が小さ
く、偏波依存損失が小さくなる。
【0015】また、本発明に係るインターリーバでは、
出力手段は、(1) 第2偏光分離手段より第3経路〜第6
経路それぞれに出力された各信号光の偏波面を第2基準
方位に平行にする第2偏波面平行化手段と、(2) 第2偏
波面平行化手段より第3経路〜第6経路それぞれに出力
された各信号光のうち、第2基準方位に直交する偏光成
分を遮断し、第2基準方位に平行な偏光成分を選択的に
出力する第2偏光成分選択手段と、(3) 第2偏光成分選
択手段より第3経路および第5経路それぞれに出力され
た第1波長域の信号光の偏波面を互いに直交させ、第2
偏光成分選択手段より第4経路および第6経路それぞれ
に出力された第2波長域の信号光の偏波面を互いに直交
させる偏波面直交化手段と、(4) 偏波面直交化手段より
第3経路および第5経路それぞれに出力された第1波長
域の信号光を偏波合成して第1出力ポートへ出力し、偏
波面直交化手段より第4経路および第6経路それぞれに
出力された第2波長域の信号光を偏波合成して第2出力
ポートへ出力する偏波合成手段と、を含むことを特徴と
する。
【0016】この場合には、第2偏光分離手段より第3
経路〜第6経路それぞれに出力された各信号光は、第2
偏波面平行化手段により偏波面が第2基準方位に平行に
された後に、第2偏光成分選択手段により、第2基準方
位に直交する偏光成分が遮断され、第2基準方位に平行
な偏光成分が選択的に出力される。偏波面直交化手段に
より、第2偏光成分選択手段より第3経路および第5経
路それぞれに出力された第1波長域の信号光の偏波面が
互いに直交化され、第2偏光成分選択手段より第4経路
および第6経路それぞれに出力された第2波長域の信号
光の偏波面が互いに直交される。そして、偏波合成手段
により、偏波面直交化手段より第3経路および第5経路
それぞれに出力された第1波長域の信号光は、偏波合成
されて第1出力ポートへ出力され、偏波面直交化手段よ
り第4経路および第6経路それぞれに出力された第2波
長域の信号光は、偏波合成されて第2出力ポートへ出力
される。
【0017】このように第2偏波面平行化手段と偏波面
直交化手段との間に第2偏光成分選択手段が設けられる
ことにより、信号光波長によらず、偏波面直交化手段に
入力する信号光の偏光成分は、殆ど全てが第2基準方位
となる。したがって、第1経路(第3経路,第4経路)
を進む光と、第2経路(第5経路,第6経路)を進む光
との間では、透過特性が一致する。そして、このことか
ら、入力ポートから出力ポートへの光の透過スペクトル
は、入力ポートに入力する信号光の偏光状態への依存性
が更に小さく、偏波依存損失が更に小さくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0019】(第1実施形態)先ず、本発明に係るイン
ターリーバの第1実施形態について説明する。図1は、
第1実施形態に係るインターリーバ1の構成図である。
また、この図中には、光の進行方向をz軸とする直交座
標系が示されている。このインターリーバ1は、入力ポ
ート11から出力ポート21,22へ向かって順に、複
屈折材料31、波長板41、偏光子71、波長選択フィ
ルタ51、複屈折材料32、波長選択フィルタ52、波
長板42および複屈折材料33が設けられている。
【0020】複屈折材料(第1偏光分離手段)31は、
xz平面上にC軸を有しており、入力ポート11に入力
した各信号光について互いに直交する第1方位(図中の
x軸方向)および第2方位(図中のy軸方向)それぞれ
の偏光成分に分離して、各信号光の第1方位の偏光成分
を第1経路P1に出力し、各信号光の第2方位の偏光成
分を第2経路P2に出力する。
【0021】波長板41は、複屈折材料31より第2経
路P2に出力された各信号光(第2方位の偏光成分)の
偏波面を90°回転させて第1方位の偏光成分に変換す
る。一方、複屈折材料31より第1経路P1に出力され
た各信号光(第1方位の偏光成分)は、波長板41を通
過せず、第1方位の偏光成分のままとされる。すなわ
ち、波長板41は、複屈折材料31より第1経路P1
よび第2経路P2それぞれに出力された各信号光の偏波
面を第1基準方位(今の場合は第1方位)に平行にする
第1偏波面平行化手段として作用する。
【0022】偏光子(第1偏光成分選択手段)71は、
波長板41を経た後の第1経路P1および第2経路P2
れぞれの各信号光のうち、第1基準方位に直交する第2
方位の偏光成分を遮断し、第1基準方位に平行な第1方
位の偏光成分を選択的に出力する。
【0023】波長選択フィルタ(波長選択手段)51
は、偏光子71より第1経路P1および第2経路P2それ
ぞれを経て到達した各信号光(第1方位の偏光成分)の
うち、第1波長域の信号光を第1方位の偏光成分のまま
として出力し、第2波長域の信号光を第2方位の偏光成
分に変換して出力する。この波長選択フィルタ51は、
xy平面上にC軸を有する複屈折材料からなる。この複
屈折材料において、常光線に対する屈折率をnoとし、
異常光線に対する屈折率のneとし、z軸方向の厚みを
Lとすると、波長λの光が複屈折材料をz軸方向に進む
ことにより、常光線と異常光線との間には δ=2πL(ne−no)/λ なる式で表される位相差δが生じる。この位相差δは波
長λに依存している。波長選択フィルタ51は、位相差
δが波長λに依存していることを利用するものである。
例えば、波長選択フィルタ51は、複屈折材料としてL
iNbO2(no=2.2113、ne=2.1381)
を用いたものであって、波長帯1.55μmの各信号光
の周波数間隔が100GHzであるとすると、z軸方向
の厚みLが2.051cmである。
【0024】複屈折材料(第2偏光分離手段)32は、
yz平面上にC軸を有しており、波長選択フィルタ51
より第1経路P1および第2経路P2それぞれに出力され
た各信号光について第1方位および第2方位それぞれの
偏光成分に分離する。そして、複屈折材料32は、第1
経路P1より到達した第1波長域の信号光(第1方位の
偏光成分)を第3経路P3に出力し、第1経路P1より到
達した第2波長域の信号光(第2方位の偏光成分)を第
4経路P4に出力し、第2経路P2より到達した第1波長
域の信号光(第1方位の偏光成分)を第5経路P5に出
力し、また、第2経路P2より到達した第2波長域の信
号光(第2方位の偏光成分)を第6経路P6に出力す
る。
【0025】波長選択フィルタ52は、波長選択フィル
タ51と同様の透過特性を有している。この波長選択フ
ィルタ52は、複屈折材料32から第3経路P3へ出力
された第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)を第
1方位の偏光成分のまま出力し、複屈折材料32から第
4経路P4へ出力された第2波長域の信号光(第2方位
の偏光成分)を第1方位の偏光成分に変換して出力し、
複屈折材料32から第5経路P5へ出力された第1波長
域の信号光(第1方位の偏光成分)を第1方位の偏光成
分のまま出力し、また、複屈折材料32から第6経路P
6へ出力された第2波長域の信号光(第2方位の偏光成
分)を第1方位の偏光成分に変換して出力する。
【0026】波長板42は、波長選択フィルタ52より
第3経路P3および第4経路P4それぞれ出力された各信
号光(第1方位の偏光成分)の偏波面を90°回転させ
て第2方位の偏光成分に変換する。一方、波長選択フィ
ルタ52より第5経路P5および第6経路P6それぞれに
出力された各信号光(第1方位の偏光成分)は、波長板
42を通過せず、第1方位の偏光成分のままとされる。
【0027】複屈折材料33は、xz平面上にC軸を有
しており、第3経路P3および第5経路P5それぞれの第
1波長域の信号光を偏波合成して第1出力ポート21へ
出力し、第4経路P4および第6経路P6それぞれの第2
波長域の信号光を偏波合成して第2出力ポート22へ出
力する。
【0028】このインターリーバ1では、入力ポート1
1に入力した多波長(λ1,λ2,λ 3,λ4,λ5,λ6
…)の信号光それぞれは、複屈折材料31により、第1
方位および第2方位それぞれの偏光成分に分離されて、
各信号光の第1方位の偏光成分は第1経路P1に出力さ
れ、各信号光の第2方位の偏光成分は第2経路P2に出
力される。複屈折材料31から第1経路P1へ出力され
た各信号光の第1方位の偏光成分は、波長板41を経る
ことなく偏光子71を経て波長選択フィルタ51に入力
して、この波長選択フィルタ51により、第1波長域の
信号光が第1方位の偏光成分のままとされ、第2波長域
の信号光が第2方位の偏光成分に変換されて、複屈折材
料32へ入力する。複屈折材料31から第2経路P2
出力された各信号光の第2方位の偏光成分は、波長板4
1により第1方位の偏光成分に変換され、その後、偏光
子71を経て波長選択フィルタ51に入力して、この波
長選択フィルタ51により、第1波長域の信号光が第1
方位の偏光成分のままとされ、第2波長域の信号光が第
2方位の偏光成分に変換されて、複屈折材料32へ入力
する。
【0029】第1経路P1および第2経路P2それぞれを
経て波長選択フィルタ51より複屈折材料32へ入力し
た各信号光は、この複屈折材料32により第1方位およ
び第2方位それぞれの偏光成分に分離される。そして、
この複屈折材料32により、第1経路P1より到達した
第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は第3経路
3に出力され、第1経路P1より到達した第2波長域の
信号光(第2方位の偏光成分)は第4経路P4に出力さ
れ、第2経路P2より到達した第1波長域の信号光(第
1方位の偏光成分)は第5経路P5に出力され、また、
第2経路P2より到達した第2波長域の信号光(第2方
位の偏光成分)は第6経路P6に出力される。
【0030】複屈折材料32から第3経路P3へ出力さ
れた第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は、波
長選択フィルタ51と同じ特性を有する波長選択フィル
タ52により第1方位の偏光成分のままとされ、波長板
42により第2方位の偏光成分に変換される。複屈折材
料32から第4経路P4へ出力された第2波長域の信号
光(第2方位の偏光成分)は、波長選択フィルタ51と
同じ特性を有する波長選択フィルタ52により第1方位
の偏光成分に変換され、波長板42により第2方位の偏
光成分に変換される。複屈折材料32から第5経路P5
へ出力された第1波長域の信号光(第1方位の偏光成
分)は、波長選択フィルタ51と同じ特性を有する波長
選択フィルタ52により第1方位の偏光成分のままとさ
れ、波長板42を経ない。また、複屈折材料32から第
6経路P6へ出力された第2波長域の信号光(第2方位
の偏光成分)は、波長選択フィルタ51と同じ特性を有
する波長選択フィルタ52により第1方位の偏光成分に
変換され、波長板42を経ない。
【0031】そして、複屈折材料33により、第3経路
3より到達した第1波長域の信号光(第2方位の偏光
成分)、および、第5経路P5より到達した第1波長域
の信号光(第1方位の偏光成分)は、偏波合成されて、
第1出力ポート21へ出力される。また、複屈折材料3
3により、第4経路P4より到達した第2波長域の信号
光(第2方位の偏光成分)、および、第6経路P6より
到達した第2波長域の信号光(第1方位の偏光成分)
は、偏波合成されて、第2出力ポート22へ出力され
る。
【0032】図2は、第1実施形態に係るインターリー
バ1の偏波依存損失特性を示すグラフである。図3は、
図9に示した従来のインターリーバ100の偏波依存損
失特性を示すグラフである。これらを比較して判るよう
に、本実施形態では、波長板41と波長選択フィルタ5
1との間に偏光子71が挿入されていることにより、偏
波依存損失が小さくなっている。
【0033】このように、本実施形態に係るインターリ
ーバ1では、波長板41の後段に設けられた偏光子71
により第2方位の偏光成分が遮断されるので、信号光波
長によらず、波長選択フィルタ51に入力する信号光の
偏光成分は、殆ど全てが第1方位である。したがって、
第1経路P1(第3経路P3,第4経路P4)を進む光
と、第2経路P2(第5経路P5,第6経路P6)を進む
光との間では、透過特性が一致する。そして、このこと
から、入力ポート11から出力ポート21,22への光
の透過スペクトルは、入力ポート11に入力する信号光
の偏光状態への依存性が小さく、偏波依存損失が小さく
なる。
【0034】(第2実施形態)次に、本発明に係るイン
ターリーバの第2実施形態について説明する。図4は、
第2実施形態に係るインターリーバ2の構成図である。
また、この図中には、光の進行方向をz軸とする直交座
標系が示されている。このインターリーバ2は、入力ポ
ート11から出力ポート21,22へ向かって順に、複
屈折材料31、波長板41、偏光子71、波長選択フィ
ルタ51、複屈折材料32、エタロンフィルタ61、波
長板43、偏光子72、波長板44および複屈折材料3
3が設けられている。これらのうち、複屈折材料31か
ら複屈折材料32に到るまでの構成は、第1実施形態の
場合と同様である。
【0035】エタロンフィルタ61は、平行な2以上の
平面の間での多重反射を利用した損失フィルタであっ
て、波長に対して損失が周期的に変換する損失特性を有
していて、各信号光の波長において損失が極大となるよ
うに設計されている。エタロンフィルタ61は、複屈折
材料32と波長板43との間にあって、第3経路P3
第4経路P4、第5経路P5および第6経路P6の全ての
信号光に対して損失を与える。
【0036】波長板43は、エタロンフィルタ61より
第4経路P4および第6経路P6それぞれに出力された各
信号光(第2方位の偏光成分)の偏波面を90°回転さ
せて第1方位の偏光成分に変換する。一方、エタロンフ
ィルタ61より第3経路P3および第5経路P5それぞれ
に出力された各信号光(第1方位の偏光成分)は、波長
板43を通過せず、第1方位の偏光成分のままとされ
る。すなわち、波長板43は、第3経路P3〜第6経路
6それぞれに出力された各信号光の偏波面を第2基準
方位(今の場合は第1方位)に平行にする第2偏波面平
行化手段として作用する。
【0037】偏光子(第2偏光成分選択手段)72は、
波長板43を経た後の第3経路P3〜第6経路P6それぞ
れの各信号光のうち、第1基準方位に直交する第2方位
の偏光成分を遮断し、第1基準方位に平行な第1方位の
偏光成分を選択的に出力する。
【0038】波長板44は、偏光子72より第3経路P
3および第4経路P4それぞれに出力された各信号光(第
1方位の偏光成分)の偏波面を90°回転させて第2方
位の偏光成分に変換する。一方、偏光子72より第5経
路P5および第6経路P6それぞれに出力された各信号光
(第1方位の偏光成分)は、波長板44を通過せず、第
1方位の偏光成分のままとされる。すなわち、波長板4
4は、偏光子72より第3経路P3および第5経路P5
れぞれに出力された第1波長域の信号光の偏波面を互い
に直交させ、偏光子72より第4経路P4および第6経
路P6それぞれに出力された第2波長域の信号光の偏波
面を互いに直交させる偏波面直交化手段として作用す
る。
【0039】複屈折材料33は、第3経路P3および第
5経路P5それぞれの第1波長域の信号光を偏波合成し
て第1出力ポート21へ出力し、第4経路P4および第
6経路P6それぞれの第2波長域の信号光を偏波合成し
て第2出力ポート22へ出力する。
【0040】このインターリーバ2では、入力ポート1
1に入力した多波長(λ1,λ2,λ 3,λ4,λ5,λ6
…)の信号光それぞれは、複屈折材料31により、第1
方位および第2方位それぞれの偏光成分に分離されて、
各信号光の第1方位の偏光成分は第1経路P1に出力さ
れ、各信号光の第2方位の偏光成分は第2経路P2に出
力される。複屈折材料31から第1経路P1へ出力され
た各信号光の第1方位の偏光成分は、波長板41を経る
ことなく偏光子71を経て波長選択フィルタ51に入力
して、この波長選択フィルタ51により、第1波長域の
信号光が第1方位の偏光成分のままとされ、第2波長域
の信号光が第2方位の偏光成分に変換されて、複屈折材
料32へ入力する。複屈折材料31から第2経路P2
出力された各信号光の第2方位の偏光成分は、波長板4
1により第1方位の偏光成分に変換され、その後、偏光
子71を経て波長選択フィルタ51に入力して、この波
長選択フィルタ51により、第1波長域の信号光が第1
方位の偏光成分のままとされ、第2波長域の信号光が第
2方位の偏光成分に変換されて、複屈折材料32へ入力
する。
【0041】第1経路P1および第2経路P2それぞれを
経て波長選択フィルタ51より複屈折材料32へ入力し
た各信号光は、この複屈折材料32により第1方位およ
び第2方位それぞれの偏光成分に分離される。そして、
この複屈折材料32により、第1経路P1より到達した
第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は第3経路
3に出力され、第1経路P1より到達した第2波長域の
信号光(第2方位の偏光成分)は第4経路P4に出力さ
れ、第2経路P2より到達した第1波長域の信号光(第
1方位の偏光成分)は第5経路P5に出力され、また、
第2経路P2より到達した第2波長域の信号光(第2方
位の偏光成分)は第6経路P6に出力される。
【0042】複屈折材料32より第3経路P3、第4経
路P4、第5経路P5および第6経路P6に出力された全
ての信号光は、エタロンフィルタ61に入力して、エタ
ロンフィルタ61の損失特性に応じた損失を受ける。エ
タロンフィルタ61から出力された第3経路P3の第1
波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は、波長板43
を経ることなく、偏光子72および波長板44を経て、
第2方位の偏光成分に変換される。エタロンフィルタ6
1から出力された第4経路P4の第2波長域の信号光
(第2方位の偏光成分)は、波長板43,偏光子72お
よび波長板43を経て、第2方位の偏光成分のままとさ
れる。エタロンフィルタ61から出力された第5経路P
5の第1波長域の信号光(第1方位の偏光成分)は、波
長板43および44の何れを経ることなく、偏光子72
を経て、第1方位の偏光成分のままとされる。また、エ
タロンフィルタ61から出力された第6経路P6の第2
波長域の信号光(第2方位の偏光成分)は、波長板43
および偏光子72を経るが、波長板44を経ることな
く、第1方位の偏光成分に変換される。
【0043】そして、複屈折材料33により、第3経路
3より到達した第1波長域の信号光(第2方位の偏光
成分)、および、第5経路P5より到達した第1波長域
の信号光(第1方位の偏光成分)は、偏波合成されて、
第1出力ポート21へ出力される。また、複屈折材料3
3により、第4経路P4より到達した第2波長域の信号
光(第2方位の偏光成分)、および、第6経路P6より
到達した第2波長域の信号光(第1方位の偏光成分)
は、偏波合成されて、第2出力ポート22へ出力され
る。
【0044】そして、複屈折材料33により、第3経路
3より到達した第1波長域の信号光(第2方位の偏光
成分)、および、第5経路P5より到達した第1波長域
の信号光(第1方位の偏光成分)は、偏波合成されて、
第1出力ポート21へ出力される。また、複屈折材料3
3により、第4経路P4より到達した第2波長域の信号
光(第2方位の偏光成分)、および、第6経路P6より
到達した第2波長域の信号光(第1方位の偏光成分)
は、偏波合成されて、第2出力ポート22へ出力され
る。
【0045】図5は、第2実施形態に係るインターリー
バ2の偏波依存損失特性を示すグラフである。図6は、
第2実施形態に係るインターリーバ2において後段の偏
光子72を除いた場合(すなわち、前段の偏光子71の
みが設けられている場合)の偏波依存損失特性を示すグ
ラフである。図7は、第2実施形態に係るインターリー
バ2において前段の偏光子71を除いた場合(すなわ
ち、後段の偏光子72のみが設けられている場合)の偏
波依存損失特性を示すグラフである。また、図8は、第
2実施形態に係るインターリーバ2において2つの偏光
子71および72の双方を除いた場合の偏波依存損失特
性を示すグラフである。これらを比較して判るように、
本実施形態では、波長板41と波長選択フィルタ51と
の間に偏光子71が挿入されていることにより、偏波依
存損失が小さくなっている(図6)。偏光子71に加え
て、波長板43と波長板44との間に偏光子72が挿入
されることにより、更に偏波依存損失が小さくなってい
る(図5)。
【0046】このように、本実施形態に係るインターリ
ーバ2では、波長板41の後段に設けられた偏光子71
により第2方位の偏光成分が遮断されるので、信号光波
長によらず、波長選択フィルタ51に入力する信号光の
偏光成分は、殆ど全てが第1方位である。また、波長板
43の後段に設けられた偏光子72によっても第2方位
の偏光成分が遮断されるので、信号光波長によらず、波
長板44に入力する信号光の偏光成分は、殆ど全てが第
1方位である。したがって、第1経路P1(第3経路
3,第4経路P4)を進む光と、第2経路P2(第5経
路P5,第6経路P 6)を進む光との間では、透過特性が
一致する。そして、このことから、入力ポート11から
出力ポート21,22への光の透過スペクトルは、入力
ポート11に入力する信号光の偏光状態への依存性が小
さく、偏波依存損失が小さくなる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、第1偏波面平行化手段と波長選択手段との間に
第1偏光成分選択手段が設けられることにより、信号光
波長によらず、波長選択手段に入力する信号光の偏光成
分は、殆ど全てが第1基準方位となる。したがって、第
1経路(第3経路,第4経路)を進む光と、第2経路
(第5経路,第6経路)を進む光との間では、透過特性
が一致する。そして、このことから、入力ポートから出
力ポートへの光の透過スペクトルは、入力ポートに入力
する信号光の偏光状態への依存性が小さく、偏波依存損
失が小さくなる。
【0048】また、第2偏波面平行化手段と偏波面直交
化手段との間に第2偏光成分選択手段が設けられること
により、信号光波長によらず、偏波面直交化手段に入力
する信号光の偏光成分は、殆ど全てが第2基準方位とな
る。したがって、第1経路(第3経路,第4経路)を進
む光と、第2経路(第5経路,第6経路)を進む光との
間では、透過特性が一致する。そして、このことから、
入力ポートから出力ポートへの光の透過スペクトルは、
入力ポートに入力する信号光の偏光状態への依存性が更
に小さく、偏波依存損失が更に小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るインターリーバ1の構成図
である。
【図2】第1実施形態に係るインターリーバ1の偏波依
存損失特性を示すグラフである。
【図3】従来のインターリーバ100の偏波依存損失特
性を示すグラフである。
【図4】第2実施形態に係るインターリーバ2の構成図
である。
【図5】第2実施形態に係るインターリーバ2の偏波依
存損失特性を示すグラフである。
【図6】第2実施形態に係るインターリーバ2において
後段の偏光子72を除いた場合の偏波依存損失特性を示
すグラフである。
【図7】第2実施形態に係るインターリーバ2において
前段の偏光子71を除いた場合の偏波依存損失特性を示
すグラフである。
【図8】第2実施形態に係るインターリーバ2において
2つの偏光子71および72の双方を除いた場合の偏波
依存損失特性を示すグラフである。
【図9】従来のインターリーバ100の構成図である。
【符号の説明】
1,2…インターリーバ、11…入力ポート、21,2
2…出力ポート、31〜33…複屈折材料、41〜44
…波長板、51,52…波長選択フィルタ、61…エタ
ロンフィルタ、71,72…偏光子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 知己 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA05 BA06 BA42 BB03 BB66 BC25 2H099 AA01 BA17 CA05 CA08 CA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ポートに入力した多波長の信号光を
    第1波長域と第2波長域とに分波して、前記第1波長域
    の信号光を第1出力ポートに出力し、前記第2波長域の
    信号光を第2出力ポートに出力するインターリーバであ
    って、 前記入力ポートに入力した各信号光について互いに直交
    する第1方位および第2方位それぞれの偏光成分に分離
    して、各信号光の前記第1方位の偏光成分を第1経路に
    出力し、各信号光の前記第2方位の偏光成分を第2経路
    に出力する第1偏光分離手段と、 前記第1偏光分離手段より前記第1経路および前記第2
    経路それぞれに出力された各信号光の偏波面を第1基準
    方位に平行にする第1偏波面平行化手段と、 前記第1偏波面平行化手段より前記第1経路および前記
    第2経路それぞれに出力された各信号光のうち、前記第
    1基準方位に直交する偏光成分を遮断し、前記第1基準
    方位に平行な偏光成分を選択的に出力する第1偏光成分
    選択手段と、 前記第1偏光成分選択手段より前記第1経路および前記
    第2経路それぞれに出力された各信号光のうち、前記第
    1波長域の信号光を前記第1方位の偏光成分として出力
    し、前記第2波長域の信号光を前記第2方位の偏光成分
    として出力する波長選択手段と、 前記波長選択手段より前記第1経路および前記第2経路
    それぞれに出力された各信号光について前記第1方位お
    よび前記第2方位それぞれの偏光成分に分離して、前記
    第1経路より到達した前記第1波長域の信号光を第3経
    路に出力し、前記第1経路より到達した前記第2波長域
    の信号光を第4経路に出力し、前記第2経路より到達し
    た前記第1波長域の信号光を第5経路に出力し、前記第
    2経路より到達した前記第2波長域の信号光を第6経路
    に出力する第2偏光分離手段と、 前記第2偏光分離手段より前記第3経路および前記第5
    経路それぞれに出力された前記第1波長域の信号光の偏
    波面を互いに直交させ偏波合成して前記第1出力ポート
    へ出力するとともに、前記第2偏光分離手段より前記第
    4経路および前記第6経路それぞれに出力された前記第
    2波長域の信号光の偏波面を互いに直交させ偏波合成し
    て前記第2出力ポートへ出力する出力手段と、 を備えることを特徴とするインターリーバ。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、 前記第2偏光分離手段より前記第3経路〜前記第6経路
    それぞれに出力された各信号光の偏波面を第2基準方位
    に平行にする第2偏波面平行化手段と、 前記第2偏波面平行化手段より前記第3経路〜前記第6
    経路それぞれに出力された各信号光のうち、前記第2基
    準方位に直交する偏光成分を遮断し、前記第2基準方位
    に平行な偏光成分を選択的に出力する第2偏光成分選択
    手段と、 前記第2偏光成分選択手段より前記第3経路および前記
    第5経路それぞれに出力された前記第1波長域の信号光
    の偏波面を互いに直交させ、前記第2偏光成分選択手段
    より前記第4経路および前記第6経路それぞれに出力さ
    れた前記第2波長域の信号光の偏波面を互いに直交させ
    る偏波面直交化手段と、 前記偏波面直交化手段より前記第3経路および前記第5
    経路それぞれに出力された前記第1波長域の信号光を偏
    波合成して前記第1出力ポートへ出力し、前記偏波面直
    交化手段より前記第4経路および前記第6経路それぞれ
    に出力された前記第2波長域の信号光を偏波合成して前
    記第2出力ポートへ出力する偏波合成手段と、 を含むことを特徴とする請求項1記載のインターリー
    バ。
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