JP2002321751A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2002321751A
JP2002321751A JP2001124922A JP2001124922A JP2002321751A JP 2002321751 A JP2002321751 A JP 2002321751A JP 2001124922 A JP2001124922 A JP 2001124922A JP 2001124922 A JP2001124922 A JP 2001124922A JP 2002321751 A JP2002321751 A JP 2002321751A
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container
lid
notch
cut
mouth
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Application number
JP2001124922A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Mitsui
清志 三井
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Sumika Life Tech Co Ltd
Original Assignee
Sumika Life Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部のもぎり易さと強度とのバランスが良好
な容器を提供する。 【解決手段】 容器は、容器本体部1と、該容器本体部
1に設けられた口部を閉塞する蓋部2と、上記容器本体
部1と蓋部2とを連結する細頸部3とが一体に設けら
れ、該細頸部3にて蓋部2をもぎることによって上記口
部を開口するようになっている。上記細頸部3の基端部
3aにおける外周面3bには、もぎり面に沿ってスリッ
ト部14が断続的に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、もぎり用の蓋部に
よって口部が閉塞された容器に関するものであり、より
詳しくは、容器本体部と、容器本体部に設けられた口部
を閉塞する蓋部と、容器本体部と蓋部とを連結する脆弱
部とが一体に設けられ、該脆弱部にて蓋部をもぎること
によって上記口部を開口する容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家畜やペット等の飼育動物に
寄生する、ノミやダニといった寄生虫の防除方法の一つ
として、飼育動物の体表に、寄生虫の防除のための薬液
を所定量滴下する、いわゆるスポットオンと呼ばれる処
理が知られている。
【0003】このような処理においては、薬液を収容す
る容器本体部の頂部に、薬液滴下用の細孔を開けて薬液
を滴下する、使い捨ての押出し式のチューブ状容器が一
般的に用いられている。
【0004】このような容器としては、通常、容器本体
部の頂部に設けられた口部を閉塞する蓋部を、該蓋部と
容器本体部とを連結する頸部(脆弱部)にて、手で捻っ
てもぎる(捩切る)ことで、上記口部を開口するように
なっている。容器本体部と蓋部との境界部分、すなわ
ち、容器本体部と蓋部との連結部分は、もぎることがで
きるように薄肉の縊れ形状、例えば溝状に形成され、こ
れにより該連結部分(頸部)にて蓋部をもぎることがで
きるようになっている。
【0005】このように容器本体部に設けられた口部を
密閉する蓋部をもぎって除去することで口部を露出させ
る容器は、道具を使わずにもぎるだけで容易に開封する
ことができ、また、使用時まで被収容物を外気から隔離
し、不純物等の混入を防止することができることから、
寄生虫の防除のための上記スポットオン用容器以外に、
医療用の合成樹脂製アンプルや点眼用容器、使い切りの
化粧用液体の貯蔵容器等、種々の用途、分野において用
いられている。
【0006】しかしながら、上記容器本体部の頂部に設
けられた蓋部をもぎって除去するためには、相当の力が
必要であり、また、蓋部を手でもぎった際に、その反動
で、容器本体部内部に収容された、薬液等の被収容物が
飛び散ることがある。
【0007】そこで、従来、このような問題を解決すべ
く、容器本体部と蓋部との連結部分である頸部(脆弱
部)に、環状の切込みを設けることにより、蓋部を容易
に除去し得る容器が提案されている。
【0008】例えば、実開昭61−29743号公報で
は、上記の問題を解決する容器として、本体の頂部に細
長い枝管が連設されてなる合成樹脂製アンプルにおい
て、上記枝管と本体との境界部分に断面V字状の環状溝
が設けられると共に、該環状溝の底部に、底部肉厚の1
/4〜1/2の深さを有する環状の切込みが入れられて
なる合成樹脂製アンプルが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに蓋部と容器本体部との境界部分の環状溝に環状の切
込みを設けた場合、この切込み部、すなわち、もぎり部
でもぎれ易く、製造過程あるいは商品の輸送中に上記も
ぎり部に応力がかかって破損し易いという問題が生じ
る。
【0010】このため、このように蓋部を脆弱部にても
ぎって開口する容器は、輸送(搬送)中や製造過程にお
いては落下強度が大きく、壊れ難くなければならない
が、その一方で、使用者が蓋部をもぎって実際に使用す
る際には蓋部がもぎれ易くなければならない。
【0011】特に、前記したスポットオン用の容器のよ
うに押し出しにより薬液を極少量ずつ滴下するために
は、容器本体部に細孔を形成する必要がある。このた
め、もぎり性が悪く、上記蓋部を所定位置でもぎること
ができなかった場合や、蓋部をもぎる際に相当な力を必
要とする場合、口部が露出(開口)せず、容器本体部に
孔が開かないという問題や、残渣により口部を閉塞した
り、口部周縁が粗くけば立ち、薬液投与に際し、誤って
皮膚を擦ってしまったときに皮膚を傷付けてしまう虞れ
がある。
【0012】したがって、使用時の蓋部のもぎり易さ
と、製造、搬送、保管中の壊れ難さ、つまり、蓋部のも
ぎり易さと強度(落下強度)という相反する2つの要素
のバランスをとることは、このようにもぎり用の蓋部に
よって口部が閉塞された容器を提供する上で、非常に重
要である。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、蓋部のもぎり易さと強度とのバランスが良好な
容器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、上記目
的を達成すべく鋭意検討した結果、容器本体部と、該容
器本体部に設けられた口部を閉塞する蓋部とを連結する
脆弱部の外周面に、もぎり面に沿って、切欠き部を部分
的、より具体的には断続的に設けることにより、使用時
のもぎり易さと、製造、搬送、保管中の壊れ難さという
相反する2つの要素のバランスをとり、この2つの要素
を共に満足することができる容器を提供することができ
ることを見出して本発明を完成させるに至った。また、
本願発明者らは、上記切欠き部を、切欠き部の両端部か
ら中央に向かって、切欠き深さが脆弱部表面から次第に
深くなるように形成し、切欠き部の両端部を稜線にて連
結することで、応力の集中点をなくし、使用時のもぎり
易さを損ねることなく、製造、搬送、保管中における破
損を格段に抑制することができることを見出した。
【0015】すなわち、本発明にかかる容器は、上記の
課題を解決すべく、容器本体部と、該容器本体部に設け
られた口部を閉塞する蓋部と、上記容器本体部と蓋部と
を連結する脆弱部とが一体に設けられ、該脆弱部にて蓋
部をもぎることによって上記口部を開口する容器におい
て、上記脆弱部の外周面に、もぎり面に沿って切欠き部
が断続的に設けられていることを特徴としている。
【0016】また、本発明にかかる容器は、上記の課題
を解決すべく、上記切欠き部が、上記脆弱部の外周面
に、互いに対向するように2箇所設けられ、それぞれの
切欠き部は、上記脆弱部の外周の1/4の長さを有して
いることを特徴としている。
【0017】さらに、本発明にかかる容器は、上記の課
題を解決すべく、容器本体部と、該容器本体部に設けら
れた口部を閉塞する蓋部と、上記容器本体部と蓋部とを
連結する脆弱部とが一体に設けられ、該脆弱部にて蓋部
をもぎることによって上記口部を開口する容器におい
て、上記脆弱部の外周面に、もぎり面に沿って切欠き部
が部分的に設けられていることを特徴としている。
【0018】本発明にかかる容器は、上記の課題を解決
すべく、上記切欠き部が、切欠き部の両端部が稜線にて
結ばれるように、切欠き部の両端部から中央に向かっ
て、切欠き深さが脆弱部表面から次第に深くなる形状に
形成されていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明にかかる実施の一形態につ
いて、図1(a)〜(c)乃至図7に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
【0020】図1(a)〜(c)は本実施の形態にかか
る容器の構成を示す図であり、図1(a)は正面図、図
1(b)は平面図、図1(c)は該容器を蓋部側から見
た左側面図である。また、図2は、図1(a)のA−A
部分拡大図であり、図3(a)は、図2のB−B線矢視
断面図、図3(b)は図2のB’−B’線矢視断面図で
ある。さらに、図4(a)は図1(c)に示す容器のC
−C線矢視断面図であり、図4(b)は図1(c)に示
す容器のD−D線矢視断面図である。また、図5は、図
4(a)のE−E部分拡大図、図6は図4(b)のF−
F部分拡大図である。
【0021】本実施の形態にかかる容器は、もぎり用の
蓋部によって口部が閉塞された、使い捨ての容器であ
り、図4(a)〜(c)に示すように、内部に薬液等の
被収容物5を収容するための空間部6を有する中空状の
容器本体部1と、上記容器本体部1の頂部に設けられた
口部4(貫通孔)を閉塞し、もぎることによって上記口
部4を開口するもぎり用の蓋部2と、上記容器本体部1
と蓋部2とを連結する、内部に空洞を有する薄肉の縊れ
形状(溝状)に形成された、もぎり部としての細頸部3
(頸部:脆弱部)とが一体に設けられた構成を有してい
る。
【0022】上記容器本体部1は、図1(a)・(b)
および図4(a)・(b)に示すように例えばチューブ
状に形成されており、その軸方向の一方の端部側(上端
側)に設けられた肩部7からは、該容器本体部1に収容
された被収容物5を外部に導出する流通路8を形成する
筒状の突出部9(内容物導出用の突出部)が突設され、
この突出部9の先端、すなわち、上記容器本体部1の先
端に上記細頸部3が設けられている。
【0023】上記細頸部3は、テーパ状の開口を有する
筒状に形成され、その先端側ほど内径が小さくなるよう
に、その厚みが、基端部3a(首根部)で最も薄く、先
端に向かって次第に厚くなるように形成されている。
【0024】上記細頸部3の先端側には、図1(a)〜
(c)および図4(a)・(b)に示すように、容器本
体部1とは逆向きに開口し、外方に向かって拡口するキ
ャップ形状のもぎり用の蓋部2が立設されている。該蓋
部2は、その開口側端部2aを容器の頂部側とし、閉塞
側端部2bを上記細頸部3側として、上記細頸部3にて
上記容器本体部1と連結されている。
【0025】上記細頸部3の先端部は、該蓋部2の開口
部内壁頂部2cから開口部内側に突出し、この蓋部2に
て収束するように閉塞されている。これにより、上記蓋
部2の開口部内壁頂部2cには、口部4を閉塞すると共
に、該蓋部2をもぎり取った後、スパイクとして用いら
れる円錐形状の突起部10が形成されている。
【0026】上記細頸部3は、道具を使わずに手で捻る
だけでもぎる(捩切る)ことができ、これにより上記容
器を容易に開封することができる。すなわち、上記容器
は、細頸部3にて上記蓋部2をもぎ取ることによって上
記容器本体部1から上記蓋部2を除去し、容器本体部1
の頂部、すなわち、上記突出部9の頂部に設けられた口
部4を開口することができる。
【0027】上記蓋部2は、上記細頸部3を捩切ること
で上記細頸部3にて該蓋部2をもぎる際の把持部とて用
いられる。すなわち、上記容器は、上記形状を有するこ
とで把持し易く、該蓋部2を手で掴んで捻ることによ
り、上記細頸部3に力(応力)を加え、該細頸部3にお
いて、上記蓋部2を容易にもぎ取ることができるように
なっている。
【0028】また、上記細頸部3の近傍、特に、上記細
頸部3のもぎり位置となるもぎり部の近傍は、該もぎり
部にて上記細頸部3をもぎる(捩切る)際のもぎり面1
1(図3(a)・(b)、図5および図6参照)以外の
面でもぎれる(捩切れる)ことがないように、該もぎり
面11における細頸部3の厚みより肉厚に形成されてい
る。
【0029】本実施の形態では、上記細頸部3を、その
基端部3a(首根部)においてもぎるようになってい
る。このため、前記したように、上記細頸部3は、その
厚みが、基端部3a(首根部)で最も薄く、先端に向か
って次第に厚くなるように形成され、また、その先端側
には、拡径されたキャップ状の蓋部2が設けられてい
る。さらに、上記突出部9における上記細頸部3との境
界部分、すなわち、上記突出部9の先端付近には、図1
(a)・(b)並びに図4(a)・(b)に示すように
玉状の肉厚部12を設けることで、上記突出部9の先端
付近を膨らませて肉厚とし、剛性(強度)を高めてい
る。
【0030】また、上記肉厚部12の先端、すなわち、
上記細頸部3の基端部3aと容器本体部1との境界部分
には、図2、図5、および図6に示すように、段差部1
3が形成され、これにより、上記細頸部3の基端部3a
に応力が集中し易くなっている。
【0031】そして、本実施の形態では、上記蓋部2を
所定位置、本実施の形態においては細頸部3の基端部3
aにおいて確実にもぎ取ると共に、もぎり性と落下強度
とのバランスをとるために、図2、図3(a)・
(b)、および図5に示すように、上記細頸部3の外周
面3b(外壁)に、もぎり面11に沿って、もぎり用の
断面略V字形の極微細なスリット部14(切欠き部)を
部分的に設けている。
【0032】すなわち、上記細頸部3の外周面3bにお
けるもぎり部となる部分に、もぎり面11に沿って上記
細頸部3の全周に渡ってスリット部14を形成すると、
該もぎり部の強度が弱くなりすぎる。このため、該容器
の製造時や輸送(搬送)時、保管時等に、上記スリット
部14において非常に簡単に折れて破損し易い。
【0033】このため、本実施の形態では、上記細頸部
3のもぎり部における外周面3bに、もぎり面11に沿
って、つまり、部分的にスリット部14を設けることに
より、使用時のもぎり易さと、製造、搬送、保管中の壊
れ難さ、つまり、もぎり性と落下強度という相反する2
つの要素のバランスをとっている。
【0034】具体的には、本実施の形態にかかる容器
は、上記細頸部3の基端部3aに、該基端部3aにおけ
る細頸部3の全周、すなわち、上記細頸部3のもぎり部
における外周全体の長さの1/4長さのスリット部14
を、2箇所、互いに対面して設けた構成を有している。
つまり、本実施の形態では、上記細頸部3の外周長の1
/2長さのスリットを、複数(図に示す容器においては
2つ)に分割して形成している。
【0035】このように上記細頸部3の外周面3bに、
もぎり面11に沿って、断続的にスリット部14を設け
ることで、もぎり性と落下強度という相反する2つの要
素のバランスが良好で、両者を共に満足することができ
る容器を提供することができる。
【0036】上記容器は、上記蓋部2を捻ることにより
上記スリット部14・14にかかる応力が他の部分より
も大きく、また、上記スリット部14・14が他の部位
よりも肉薄になっていることから、道具を使用すること
もなく、しかも比較的小さな力で、上記蓋部2を上記ス
リット部14・14にて確実かつ容易にもぎることがで
きる。
【0037】なお、もぎり部における上記スリット部1
4の形成位置は、特に限定されるものではないが、上記
細頸部3にて上記蓋部2をもぎるに際し、捻りによる応
力がかかり易い部分に形成することが好ましい。例え
ば、上記したように容器本体部1をチューブ形状とした
場合、容器本体部1の把持面が自ずと決定されることか
ら、該把持面に対し、捻りによる応力が最もかかる位置
に上記スリット部14を形成することが好ましい。例え
ば、上記チューブ状の容器本体部1に対し、上記したよ
うに上記細頸部3のもぎり部における外周全体の長さの
1/4長さのスリット部14を、2箇所、互いに対向し
て設ける場合、上記スリット部14・14は、上記容器
本体部1の圧潰方向を正面としたときに、上記容器本体
部1の側面となる部分の延長線上、すなわち、図1
(b)に示す細頸部3において該細頸部3の正面並びに
裏面に相当する部分に設けることが好ましい。
【0038】また、本願発明者らがさらに検討した結
果、このようにスリット部14をもぎり面11に沿って
部分的に形成する場合、図2および図3(a)・(b)
に示すように、スリット部14の両端部14a・14a
における、上記細頸部3の外周面3bとの段差をできる
だけ少なくし、スリット部14の両端部14a・14a
が稜線で結ばれた滑らかな曲線を描くように上記スリッ
ト部14を形成する(稜線処理する)ことで、上記スリ
ット部14の両端部14a・14aに応力が集中するこ
とを抑制し、応力の集中点を無くすことができ、スリッ
ト部14の端部14a・14aがシャープエッジになっ
ている場合と比較して、格段に落下強度を高め、格段に
破損事故を防止することができることが判った。
【0039】本実施の形態において、稜線処理すると
は、スリット部14の両端部14a・14aが稜線で結
ばれるように、スリット部14の両端部14a・14a
から中央に向かって切欠き深さが次第に深くなる形状に
形成することを示す。つまり、スリット部14の中央部
分ほど切欠き深さを深く、スリット部14の両端部14
a・14a側ほど切欠き深さを浅く、切欠き深さが両端
部14a・14aから中央部に向かって連続的に変化す
るように形成することを示す。
【0040】本実施の形態において上記容器の形状や大
きさ、並びに、口部4の口径、スリット部14の形成位
置、スリット部14の大きさ(幅、深さ)等は、被収容
物5の使用量や粘度、用途等に応じて適宜設定すること
ができる。
【0041】上記スリット部14の深さは、首根部、す
なわち、もぎり部となる細頸部3の基端部3aの肉厚
(つまり、もぎり面11における肉厚)にもよるが、該
もぎり面11における肉厚(首根部の肉厚)の1/10
以下(0を超えて1/10以下)、好適には1/30以
上、1/10以下とすることが好ましい。
【0042】特に、上記細頸部3を例えば0.5mm〜
1mmの範囲内に設定した場合、上記スリット部14の
切欠き深さを、もぎり面11における肉厚(首根部の肉
厚)の1/10以下、例えば首根部の肉厚を0.5mm
とした場合、切欠き深さを50μm以下、好適には50
μmとすることで、落下強度を良好な値とすることがで
き、製造、搬送、保管中の破損を抑制することができ
る。
【0043】なお、上記スリット部14に上記稜線処理
を施す場合には、上記スリット部14の切欠き深さが最
大となる部分、つまり、上記スリット部14における中
央部分の切欠き深さが、上記した切欠き深さ、すなわ
ち、該スリット部14形成部である首根部の肉厚(もぎ
り面11における肉厚)の1/10以下(0を超えて1
/10以下)、好適には1/30以上、1/10以下と
なるように形成されることが好ましい。
【0044】また、上記スリット部14における切欠き
幅(スリット幅)は、特に限定されるものではない。上
記スリット部14に上記稜線処理を施す場合には、上記
スリット部14の幅が最大となる部分、つまり、上記ス
リット部14における中央部分の幅が、上記した幅とな
るように形成されることが好ましい。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、上
記細頸部3の外周面3bに、もぎり面11に沿って、部
分的、好適には断続的にスリット部14を設けること
で、上記細頸部3の外周面3bの全周にスリット部14
を設けた場合と比較して落下強度を高め、破損事故を防
止することができる。
【0046】また、本実施の形態にかかる容器は、上記
細頸部3の外周面3bに、もぎり面11に沿って、部分
的、好適には断続的にスリット部14が設けられている
ことで、もぎり性が良く、上記蓋部2を容易かつ確実に
所定位置(もぎり部)でもぎることができる。
【0047】上記容器は、常に所定の位置で、しかも容
易に上記蓋部2をもぎることができるため、もぎり跡
(破断跡)を比較的滑らかにすることができる。つま
り、上記の容器を使用すれば、スリット部14を設けな
い場合と比較して蓋部2をもぎるのに余分な力が必要で
あったり、所定の位置でもぎれなかった場合のように口
部4が露出せず、容器本体部1に孔(貫通孔)が開かな
いという問題や、残渣により口部4を閉塞したり、口部
4周縁が粗くけば立ち、例えば薬液投与等に際し、誤っ
て皮膚を傷付けてしまうといった問題を回避することが
できる。
【0048】また、本実施の形態において、上記蓋部2
は、前記したように上記容器本体部1を被覆することが
できるキャップ形状を有し、上記容器本体部1からもぎ
取られた蓋部2は、図7に示すように上記蓋部2の閉塞
側端部2bを上(頂部側)にして、上記蓋部2の開口部
内に突出する突起部10を、上記容器本体部1における
突出部9の頂部に設けられた口部4(すなわち、上記蓋
部2を細頸部3にてもぎることによって露出(開口)し
た口部4)内に押し込み、該口部4に上記突起部10を
嵌合させた状態で上記蓋部2を回転させ、上記蓋部2を
細頸部3にてもぎることによって上記容器本体部1側、
つまり、上記容器本体部1頂面に形成されたもぎり面1
1をしごくことにより、上記突起部10がスパイクとし
ての役割を果たし、上記突出部9頂部に確実に孔を開け
ることができると共に、上記突起部10と蓋部2の開口
部内壁頂部2cとで、上記もぎり面11、特に上記口部
4の周りを摩擦し、表面が平滑な孔(口部4)を開ける
ことができるようになっている。
【0049】すなわち、上記の構成によれば、もぎり面
11表面を平滑面とすることが可能であり、もぎり跡
(破断跡)をより一層滑らかにすることができる。これ
により、例えば上記容器をスポットオン用の容器あるい
は点眼用の容器等に使用した場合に、上記口部4(細
孔)の周縁部に残った残渣等によって皮膚や組織等が傷
つけられることがなく、より安全に使用することができ
る。
【0050】上記容器本体部1は、被収容物5が充填さ
れるまでは、その下端部1a(底部;図1(a)・
(b)並びに図4(a)・(b)参照)が開口された円
筒形を呈し、該下端部1aの開口部(図示せず)から薬
液等の被収容物5が充填されると、図1(a)・(b)
並びに図4(a)・(b)に示すように該下端部1aを
偏平に圧潰し、熱シールにて閉塞することで、内部に該
被収容物5を収容した状態で密封されるようになってい
る。
【0051】これにより、上記容器は、未使用時、すな
わち、上記細頸部3にて上記蓋部2をもぎ取るまでは、
上記容器本体部1内部に被収容物5を密封し、外部と遮
断することで、使用時まで被収容物5を外気から隔離
し、外部からの細菌や埃等の不純物の混入を防止する。
【0052】上記容器本体部1は、可撓性を有するよう
に肉厚が薄く形成され、指で該容器本体部1の肩部7か
ら下の部分(胴部)を指で押し潰し、空間部6に圧力を
加えることで上記口部4から被収容物5を外部に排出す
ることができるようになっており、例えば押し出しによ
り薬液を極少量ずつ滴下することができる。
【0053】上記容器の材質としては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、ポリアミド、熱可塑性エラストマー、
各種ポリマーアロイ等の種々の熱可塑性樹脂を用いるこ
とができ、特に限定されない。
【0054】上記容器は、射出成形等の方法によって容
易に得ることができ、上記したスリット部14は、予め
金型に該スリット部14形成のための加工が施されるこ
とで、該容器の成形時に同時に形成することができる。
【0055】また、上記容器本体部1の外壁には、目盛
や図柄等、用途に応じた加工やラベルの添付および印刷
等を行うことができる。
【0056】なお、本実施の形態では、上記容器本体部
1をチューブ形状としたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、用途や使用目的等に応じて、例えば平坦
な底面を有する筒状部材(瓶状)や球体あるいは偏平な
円形状等、種々の形状とすることができる。
【0057】同様に、上記突出部9および細頸部3の形
状も特に限定されるものではなく、本実施の形態では、
これら突出部9および細頸部3を略円筒形状にて形成し
たが、例えば三角柱形状や四角柱形状等の多角形状、あ
るいは楕円状等に形成されていても構わない。
【0058】例えば上記細頸部3を四角柱形状とする場
合、上記スリット部14を、互いに対向するように対角
線上に設けた構成とすればよい。
【0059】本実施の形態にかかる上記容器は、スポッ
トオン用容器の他、医療用の合成樹脂製アンプルや点眼
用容器、使い切りの化粧用液体の貯蔵容器等、使い捨て
容器として、種々の用途、分野において用いることがで
きる。
【0060】すなわち、上記容器に収容される被収容物
5としては、ノミやダニ等、飼育動物への寄生虫等の防
除剤(薬液)の他、医薬品(医療用薬液)、化粧品、調
味料、食品、飲料、接着剤、歯磨き粉等を挙げることが
でき、ゲル状、クリーム状、液体状等、上記容器本体部
1を押圧することにより押し出すことができる状態を有
するものであれば特に限定されるものではない。
【0061】本実施の形態にかかる上記容器は、製造
時、輸送時、保管時等、上記容器にかかる応力によって
上記細頸部3において使用前に破損することを抑制する
ことができるので、使用時まで被収容物5を安全に保存
することができ、経済的であり、被収容物5が漏れ出て
周囲を汚したり、不純物が侵入することを防止すること
ができる。
【0062】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。
【0063】〔実施例1〕図1(a)〜(c)乃至図6
に示すように設計したチューブ状容器に水を充填して熱
シールにより圧潰、密閉し、該容器を、蓋部2の開口側
端部2aを下向きにして床面と平行に保持し、その後、
落下させて該容器が破壊されない高さを調べることによ
り、落下強度を測定した。
【0064】上記容器には、全長(軸方向の長さ)が8
0.05mm、そのうち、蓋部2の長さが14mm、細
頸部3の長さが1.25mm、細頸部3の基端部3aか
ら肩部7までの長さが14.8mm、肩下の長さ(肩部
7から容器本体部1の下端部1aまでの長さ)が50m
mであり、そのうち容器本体部1の下端部1aからの圧
潰部分(しめしろ)の長さが5mmの容器を使用した。
また、上記蓋部2の外径は10mm、内径は8.95m
mとし、細頸部3の基端部3a(首根部)の肉厚は0.
5mm、該基端部3aにおける内径は1.2mm、該基
端部3aにおける外径は2.2mmとした。
【0065】また、上記容器における細頸部3の基端部
3aには、その外周面3bに、もぎり面11に沿って該
基端部3aにおける外周全体の長さの1/4長さのスリ
ット部14を、2箇所、互いに対向する位置に形成し
た。該スリット部14には、稜線処理を施さず、該スリ
ット部14の切欠き深さは、上記首根部の肉厚の1/1
0の深さに相当する50μmとした。また、スリット幅
は、80μmとした。
【0066】上記容器に充填した水の量は3.84ml
であり、これは、該容器の容積の70容量%に相当す
る。
【0067】また、上記落下強度の測定に用いた容器と
同様に形成した容器の蓋部2を手でもぎり、そのもぎり
性を調べた。この結果を、上記落下強度並びに上記落下
強度の測定において細頸部3にかかる荷重と併せて表1
に示す。
【0068】〔実施例2〕実施例1において、上記スリ
ット部14に稜線処理を施し、その最大の切欠き深さと
なる上記スリット部14の中央部における切欠き深さを
50μmとした以外は、上記実施例1と同様にして落下
強度並びにもぎり性を調べた。この結果を、上記落下強
度並びに上記落下強度の測定において細頸部3にかかる
荷重と併せて表1に示す。
【0069】〔比較例1〕実施例1において、上記スリ
ット部14を、細頸部3の基端部3aの全周に設けた以
外は、上記実施例1と同様にして落下強度並びにもぎり
性を調べた。この結果を、上記落下強度並びに上記落下
強度の測定において細頸部3にかかる荷重と併せて表1
に示す。
【0070】〔比較例2〕実施例1において、上記スリ
ット部14の切欠き深さを、50μmから30μmに変
更すると共に、上記スリット部14を、細頸部3の基端
部3aの全周に設けた以外は、上記実施例1と同様にし
て落下強度並びにもぎり性を調べた。この結果を、上記
落下強度並びに上記落下強度の測定において細頸部3に
かかる荷重と併せて表1に示す。
【0071】〔比較例3〕実施例1において、上記スリ
ット部14の切欠き深さを、50μmから100μmに
変更すると共に、上記スリット部14を、細頸部3の基
端部3aの全周に設けた以外は、上記実施例1と同様に
して落下強度並びにもぎり性を調べた。この結果を、上
記落下強度並びに上記落下強度の測定において細頸部3
にかかる荷重と併せて表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】表1において、もぎり性が「○」とは、上
記蓋部2を軽く手で捻ってもぎり面11にてもぎり取る
ことができたものを示し、そうでないものは「×」とし
た。具体的には、もぎり性が「×」とは、蓋部2をもぎ
る際に、かなり力を要したり、蓋部2をもぎることがで
きたとしても、もぎり面11以外の面でもぎれ、上記も
ぎり面11をしごくことができなかったり、口部4(貫
通孔)が形成されないものを示す。
【0074】表1に示すように、実施例1および比較例
1の結果から、上記容器本体部1と蓋部2とを連結する
細頸部3の外周面3bに、もぎり面11に沿って部分的
(断続的)にスリット部14を設けることで、もぎり性
を低下させることなく、上記細頸部3の外周面3bにも
ぎり面11に沿って全周にスリット部14を設けた場合
と比較して、落下強度を向上させることができ、もぎり
性と落下強度とのバランスが良好な容器を得ることがで
きることが判る。
【0075】また、比較例2に示すように、上記細頸部
3の外周面3bにもぎり面11に沿って全周にスリット
部14を設ける場合、落下強度を70cm以上に高める
べく、スリット部14の切欠き深さを、例えば30μm
と浅くすると、もぎり性が低下し、もぎり性の良い容器
を得ることができないことが判る。逆に、比較例3に示
すように、もぎり性を向上させるためにスリット部14
の切欠き深さを100μmと深くすると、落下強度が低
下し、破損し易くなるという問題が生じることが判る。
【0076】また、実施例1および実施例2から明らか
なように、上記細頸部3の外周面3bに、もぎり面11
に沿って部分的(断続的)にスリット部14を設けると
共に、該スリット部14を稜線処理することで、落下強
度を格段に高めることができ、もぎり性が良く、かつ、
落下強度が高い容器を得ることができることが判る。
【0077】また、通常、比較例2に示すように、もぎ
り難いということは、その分強度が高いことを示すた
め、逆に切欠き深さが深くなるほど落下強度は低下する
が、実施例2および比較例2から明らかなように、上記
細頸部3の外周面3bに、もぎり面11に沿って部分的
(断続的)にスリット部14を設けると共に、該スリッ
ト部14を稜線処理することで、切欠き深さを深くして
も、落下強度を格段に高めることができ、もぎり性が良
く、かつ、落下強度が高い容器を得ることができること
が判る。
【0078】なお、上記容器をスポットオン用容器とし
て用いる場合、防除剤として用いる薬液の比重は1近傍
であり、上記水に代えて防除剤を使用した場合でも、同
様の結果が得られる。
【0079】
【発明の効果】本発明にかかる容器は、以上のように、
容器本体部と、該容器本体部に設けられた口部を閉塞す
る蓋部と、上記容器本体部と蓋部とを連結する脆弱部と
が一体に設けられ、該脆弱部にて蓋部をもぎることによ
って上記口部を開口する容器において、上記脆弱部の外
周面に、もぎり面に沿って切欠き部が断続的に設けられ
ている構成である。
【0080】また、本発明にかかる容器は、以上のよう
に、上記切欠き部が、上記脆弱部の外周面に、互いに対
向するように2箇所設けられ、それぞれの切欠き部は、
上記脆弱部の外周の1/4の長さを有している構成であ
る。
【0081】さらに、本発明にかかる容器は、以上のよ
うに、容器本体部と、該容器本体部に設けられた口部を
閉塞する蓋部と、上記容器本体部と蓋部とを連結する脆
弱部とが一体に設けられ、該脆弱部にて蓋部をもぎるこ
とによって上記口部を開口する容器において、上記脆弱
部の外周面に、もぎり面に沿って切欠き部が部分的に設
けられている構成である。
【0082】上記の構成によれば、上記脆弱部の外周面
に、もぎり面に沿って部分的、例えば断続的に切欠き部
が設けられていることで、上記脆弱部の外周面の全周に
切欠き部を設けた場合と比較して落下強度を高め、破損
事故を防止することができる。
【0083】また、上記の構成によれば、上記脆弱部の
外周面に、もぎり面に沿って部分的、例えば断続的に切
欠き部が設けられていることで、上記脆弱部における蓋
部のもぎり性が良く、上記蓋部を容易かつ確実に所定位
置(もぎり部)でもぎることができる。このため、蓋部
をもぎるのに余分な力が必要であったり、所定の位置で
もぎれなかった場合のように口部が露出せず、容器本体
部に孔(貫通孔)が開かないという問題や、残渣により
口部を閉塞したり、口部周縁が粗くけば立ち、上記の容
器を例えばスポットオン用の容器として用いる場合に、
薬液投与等に際し、誤って皮膚を傷付けてしまうといっ
た問題を回避することができる。
【0084】このため、上記の構成によれば、もぎり性
と落下強度という相反する2つの要素のバランスが良好
で、両者を共に満足することができる容器を提供するこ
とができるという効果を奏する。
【0085】また、本発明にかかる容器は、以上のよう
に、上記切欠き部が、切欠き部の両端部が稜線にて結ば
れるように、切欠き部の両端部から中央に向かって、切
欠き深さが脆弱部表面から次第に深くなる形状に形成さ
れている構成である。
【0086】上記の構成によれば、上記切欠き部の両端
部に応力が集中することを抑制することができ、もぎり
性を低下させることなく、格段に落下強度を高めること
ができ、もぎり性と落下強度という相反する2つの要素
のバランスが良好であり、かつ、上記切欠き部が一定の
深さに形成されている場合と比較して格段に落下強度の
高い容器を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本実施の形態にかかる容器の
構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面
図、(c)は該容器を蓋部側から見た左側面図である。
【図2】図1(a)のA−A部分拡大図である。
【図3】(a)は図2のB−B線矢視断面図であり、
(b)は図2のB’−B’線矢視断面図である。
【図4】(a)は図1(c)に示す容器のC−C線矢視
断面図であり、(b)は図1(c)に示す容器のD−D
線矢視断面図である。
【図5】図4(a)のE−E部分拡大図である。
【図6】図4(b)のF−F部分拡大図である。
【図7】上記容器の蓋部に設けられた突出部の使用方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 容器本体部 1a 下端部 2 蓋部 2a 開口側端部 2b 閉塞側端部 2c 開口部内壁頂部 3 細頸部(脆弱部) 3a 基端部 3b 外周面 4 口部 5 被収容物 6 空間部 7 肩部 8 流通路 9 突出部 10 突起部 11 もぎり面 12 肉厚部 13 段差部 14 スリット部(切欠き部) 14a 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E065 AA01 BA11 DA16 DD05 FA20 GA10 3E084 AA03 AA12 AA24 AB05 BA01 CC03 DA01 DB11 DC03 EA02 EC03 FA09 FC01 GA08 GB08 GB12 HB01 HC03 KA12 KA15 KB02 LA02 LA06 LB02 LB07 LC01 LD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体部と、該容器本体部に設けられた
    口部を閉塞する蓋部と、上記容器本体部と蓋部とを連結
    する脆弱部とが一体に設けられ、該脆弱部にて蓋部をも
    ぎることによって上記口部を開口する容器において、 上記脆弱部の外周面に、もぎり面に沿って切欠き部が断
    続的に設けられていることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】上記切欠き部が、上記脆弱部の外周面に、
    互いに対向するように2箇所設けられ、それぞれの切欠
    き部は、上記脆弱部の外周の1/4の長さを有している
    ことを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】容器本体部と、該容器本体部に設けられた
    口部を閉塞する蓋部と、上記容器本体部と蓋部とを連結
    する脆弱部とが一体に設けられ、該脆弱部にて蓋部をも
    ぎることによって上記口部を開口する容器において、 上記脆弱部の外周面に、もぎり面に沿って切欠き部が部
    分的に設けられていることを特徴とする容器。
  4. 【請求項4】上記切欠き部が、切欠き部の両端部が稜線
    にて結ばれるように、切欠き部の両端部から中央に向か
    って、切欠き深さが脆弱部表面から次第に深くなる形状
    に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か1項に記載の容器。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137705A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Daiwa Can Co Ltd キャップを備えた破断開口容易な容器
JP2009280260A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Yoshino Kogyosho Co Ltd 樹脂製アンプル
JP2020026418A (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 樹脂製容器入り外部寄生虫駆除剤

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JP7199653B2 (ja) 2018-08-17 2023-01-06 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 樹脂製容器入り外部寄生虫駆除剤

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