JP2002320758A - カード式パチンコ遊技装置 - Google Patents

カード式パチンコ遊技装置

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JP2002320758A
JP2002320758A JP2002082834A JP2002082834A JP2002320758A JP 2002320758 A JP2002320758 A JP 2002320758A JP 2002082834 A JP2002082834 A JP 2002082834A JP 2002082834 A JP2002082834 A JP 2002082834A JP 2002320758 A JP2002320758 A JP 2002320758A
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discharge
ball
ball lending
signal
control device
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JP2002082834A
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English (en)
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貸球数全体の排出を確実ならしめ、異常発生
を的確に検出することができ、パチンコ遊技機側の排出
機構による正確性および信頼性の高い排出制御を行える
カード式パチンコ遊技装置を提供する。 【解決手段】 球貸機は、変換スイッチの一回の操作に
対して最小排出単位の個数の整数倍単位で貸球数を設定
可能な球貸し数設定手段と、排出要求信号の送信後、所
定時間内に上記球貸し排出終了信号を受信するか否かを
判定する排出終了監視手段とを備え、上記変換スイッチ
の一回の操作に基づき、設定された貸球数の遊技球を排
出させるように上記排出制御装置へ最小排出単位の排出
要求信号を送信するように成し、該排出要求信号を送信
する際ごとに上記球貸し可能信号により上記排出制御装
置が球貸し可能状態にあることを確認するとともに、当
該排出要求信号の送信後、上記所定時間内に上記球貸し
排出終了信号の受信を検出しない場合は、異常発生と判
定するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード挿排口を備えた
球貸機と、該球貸機と対を成し、前面に設けられた供給
皿側へ賞球または貸球に関わる遊技球を排出するための
排出制御を行う排出制御装置と、遊技盤に関する制御を
司ると共に賞球排出に関わる信号を上記排出制御装置へ
送信する遊技盤制御装置とを有するパチンコ遊技機とを
備えたカード式パチンコ遊技装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の玉貸機としては、遊技機に併設さ
れ、所定数の遊技球を排出する機構を備えた台間玉貸装
置がある。これは、硬貨の投入に基づいて所定数の遊技
球を排出するものであり、かかる玉貸装置を利用するに
は硬貨が必要となり、遊技中に両替を行わなくてはなら
ないという煩わしさがあった。そこで、その煩わしさを
回避できるようにするため、予め所定の金額情報が記録
されたカードを遊技者に購入してもらい、そのカードの
挿入に基づいて所定数の遊技球を排出するようにした玉
貸装置が開発され、多くの遊技店で使用されるようにな
ってきている。このような玉貸装置が遊技機間に設置さ
れた遊技店では、遊技者が玉貸装置より排出された遊技
球を球受取部より手で受け取って遊技機の供給皿に投入
して遊技を行うこととなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカード方式の台間玉貸装置は、遊技者にとって煩わ
しさが減少するという利点がある反面、従来のカード方
式はカードを購入した店においてかつカードを購入した
日にしか使用できないという制約が設けられていたため
充分に遊技者の便宜を図ったものにはなっていなかっ
た。そこで、共通プリペードカード方式のシステムの提
案がなされている。この方式は、カードを購入した店お
よび購入日にしか使用できないという問題点を解消する
ことができる。一方、上述した台間玉貸装置は、それ自
身に遊技球を排出する球排出機構が設けられているた
め、遊技機および台間玉貸装置が設置される遊技店のい
わゆる島設備に設けられる遊技球循環機構に関しても、
遊技機裏面に設けられ賞球として排出するための予備球
を貯留するタンクに遊技球を補給する機構の他に、台間
玉貸装置へも遊技球を補給する機構や遊技機の貯留タン
クと台間玉貸装置とに補給すべき遊技球を振り分ける機
構が必要となるという問題点があった。
【0004】そこで、遊技機に設けられている球排出機
構を利用して玉貸に関わる遊技球の排出を行うとともに
上記プリペードカード方式を併用した方式が提案されて
いる。この方式は、遊技機の球排出機構を利用して玉貸
分の遊技球を排出してそれを直接供給皿に案内するとい
うものであり、遊技者にとっては手を汚さずに済みかつ
球を床にこぼす心配もなくなって、遊技に専念できると
いう利点がある。しかも、この併用システムは、遊技機
とは別個に玉貸装置としての玉貸しユニットを設けると
いう従来通りの構成を採用したものである。その理由
は、遊技機と玉貸装置とが別体である方が、従来の島設
備をそのまま使用できて経済的であるためである。仮
に、玉貸装置を一体に組み込んでしまうと、従来の島設
備に遊技機を設置したときに台間玉貸装置の配設スペー
スを装飾板等で隠蔽する必要が生じてしまう。
【0005】このように、上記システムはメリットの多
い提案であるが、台間玉貸装置は独自の球排出機構を備
えておらず遊技機側の球排出装置(従来は賞球排出のみ
実行)を使用するため、正確性および信頼性が要求され
る。すなわち、遊技機側の球排出機構を使用して玉貸の
排出を正確かつ確実に実行できるようにするには、玉貸
装置としての玉貸しユニットで発生した遊技者による玉
貸要求を遊技機の制御回路が確実に認識して球排出機構
を制御して貸玉の正確な排出を確実に行えることが求め
られる。
【0006】この発明は上記のような背景の下になされ
たもので、その目的とするところは、遊技者の球貸し要
求のための変換スイッチの操作に基づいて予め設定され
ている貸球数の遊技球を排出させるために、貸球の最小
排出単位の排出要求を示す排出要求信号を送信するたび
ごとに、パチンコ遊技機に設けられている排出制御装置
が球貸し可能な状態にあることを示す球貸し可能信号を
確認するとともに、排出要求信号の送信後、所定時間内
に最小排出単位の遊技球の排出が正常に終了したことを
示す排出終了信号を受信したか否かを判定し、判定の結
果、上記排出終了信号を受信しない場合は、異常発生と
判定させ、もって貸球数全体の排出を確実ならしめ、異
常発生を的確に検出することができ、パチンコ遊技機側
の排出機構による正確性および信頼性の高い排出制御を
行えるカード式パチンコ遊技装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、カード挿排口を備えた球貸機と、該球貸
機と対を成し、前面に設けられた供給皿側へ賞球または
貸球に関わる遊技球を排出するための排出制御を行う排
出制御装置と、遊技盤に関する制御を司ると共に、賞球
排出に関わる信号を上記排出制御装置へ送信する遊技盤
制御装置とを有するパチンコ遊技機とを備えたカード式
パチンコ遊技装置において、上記排出制御装置と上記球
貸機とを送受信可能に接続すると共に、上記球貸機への
入力のために用いられる変換スイッチおよびカード返却
スイッチと、上記球貸機により制御されるカード残高表
示器および上記変換スイッチの有効・無効を表示する球
貸可能表示器を上記パチンコ遊技機の前面に設け、上記
排出制御装置は、球貸し排出が可能な状態にある場合に
上記球貸機に対して球貸し可能信号を送信すると共に、
該球貸機から供給される排出要求を示す排出要求信号に
基づいて、該排出要求信号ごとに最小排出単位の個数の
遊技球を排出させる排出制御を行い、該最小排出単位の
個数の遊技球の排出終了ごとに排出が終了したことを示
す球貸し排出終了信号を上記球貸機へ送信するように構
成され、上記球貸機は、上記変換スイッチの一回の操作
に対して上記最小排出単位の個数の整数倍単位で貸球数
を設定可能な球貸し数設定手段と、上記排出要求信号の
送信後、所定時間内に上記球貸し排出終了信号を受信す
るか否かを判定する排出終了監視手段とを備え、上記変
換スイッチの一回の操作に基づき、設定された貸球数の
遊技球を排出させるように上記排出制御装置へ最小排出
単位の排出要求信号を送信するように成し、該排出要求
信号を送信する際ごとに上記球貸し可能信号により上記
排出制御装置が球貸し可能状態にあることを確認すると
ともに、当該排出要求信号の送信後、上記所定時間内に
上記球貸し排出終了信号の受信を検出しない場合は、異
常発生と判定するように構成した。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、球貸機が、貸球の最小
排出単位の排出要求を示す排出要求信号の送信後、最小
排出単位の個数の遊技球の排出終了ごとに排出が終了し
たことを示す球貸し排出終了信号を所定時間内に受信す
るか否かを判定する排出終了監視手段を備え、排出要求
信号を送信するたびごとに、パチンコ遊技機に設けられ
ている排出制御装置が球貸し可能な状態にあることを示
す球貸し可能信号を確認するとともに、排出要求信号の
送信後、上記所定時間内に上記球貸し排出終了信号の受
信を検出しない場合は、異常発生と判定するので、貸球
数全体の排出を可能ならしめ、異常発生の場合を的確に
検出することができ、パチンコ遊技機側の排出機構によ
る正確性および信頼性の高い排出制御を行うことのでき
るカード式パチンコ遊技装置を実現することができる。
【0009】
【実施例】図1には、本発明に係るカード式パチンコ遊
技装置としてのカード式パチンコ遊技機の一実施例が示
されている。この実施例では、パチンコ遊技機100と
玉貸しユニットとしての玉貸機200とが対をなすよう
に構成されており、各玉貸機200にはカードリーダが
内蔵され、玉貸機200の前面パネル210には上記カ
ードリーダに対応してカード挿排口211と、挿入され
たカードの残高を表示する挿入残高表示器220、玉貸
機が作動状態にあることを表示する有効表示ランプ23
0が設けられている。
【0010】一方、パチンコ遊技機100の前面枠に設
けられている供給皿120の上面には、操作パネル12
1が形成され、この操作パネル121上に上記カード挿
排口211に挿入されたカードの残高を表示する残高表
示器122と、貸し玉への変換の指令を与える変換ボタ
ン123と、カードの排出(返却)を指令する返却ボタ
ン124と、上記変換ボタン123が有効中であること
を表示する玉貸し可能表示ランプ126が設けられてい
る。
【0011】なお、112は賞品玉排出時に点灯される
賞品球排出表示ランプ、また113は貸し玉排出時に点
灯される貸し玉排出表示ランプ、108はパチンコ遊技
機において打止状態が発生したときに点灯される完了ラ
ンプ、141は上記供給皿120が満杯になったときに
内部でオーバーフローした賞品球を貯留する受け皿、1
42は供給皿120から流下される球を一個ずつ遊技領
域内に発射する打球発射装置の操作ダイヤルである。パ
チンコ遊技盤前面の遊技領域の構成は従来のものと同様
で、任意の構成をとり得る。
【0012】この実施例では、変換ボタン123が押さ
れると、上記玉貸機200のカードリーダへのカードの
挿入を前提としてカードの有する金額の範囲内で、予め
設定された金額(例えば300円分)を貸し玉に変換す
る指令がパチンコ遊技機100の裏面に設けられている
球排出装置の制御装置に対して送出するように構成され
ている。変換後のカードの残り金額は、100円を1単
位とする度数で残高表示器122に表示されるようにな
っている。
【0013】図2には本発明を適用したパチンコ遊技機
100の裏機構の一実施例が示されている。図2におい
て、170は賞品球を排出する球排出装置、600は入
賞検出器等からの信号に基づいて上記球排出装置170
を制御して所定数の賞品球を排出させる排出制御装置、
151は排出される前の球を貯留しておく貯留タンク、
152は貯留タンク151内の球を一列に整列させて上
記球排出装置170まで誘導する誘導樋である。この誘
導樋152は特に限定されないが、短時間に多量の玉を
供給できるように2条に形成されており、その途中には
球の重なりを防止する玉ならし153および待機球検出
器160が設けられている。
【0014】また、球排出装置170の下方には、排出
された玉を遊技機前面の上記供給皿120の流出口12
9へ誘導する排出樋155と供給皿120からオーバー
フローした玉を下方の受け皿141へ誘導するオーバー
フロー樋156が連続して設けられているとともに、上
記排出樋155の途中から分岐された玉抜き樋157が
上記オーバーフロー樋156と平行して配設され、この
玉抜き樋157と排出樋155との分岐部には流路切換
え弁158が設けられている。159は遊技機の前面に
設けられた入賞口に流入した入賞球を一箇所に集合させ
る集合樋、180は集合樋159の下端に設けられ集合
された入賞球を1個ずつ分離して検出器で検出する入賞
球分離検出装置、400は遊技部に設けられた入賞検出
器からの信号に基づいて役物や表示ランプを駆動する遊
技盤制御装置である。
【0015】上記遊技盤制御装置400と排出制御装置
600とは、3本の信号線からなるコードによって接続
される。特に限定されるものでないがこの実施例では、
遊技盤制御装置400と排出制御装置600から引き出
されたコード191,192の一端が中継基板195に
接続されており、中継基板195を介して遊技盤制御装
置400と排出制御装置600とが通信可能に結合され
ている。なお、この実施例では、入賞球分離検出装置1
80として集合樋159で集合された入賞球の流下経路
に臨むストッパ182とそれを駆動するソレノイド(以
下、セーフソレノイドと称する)183とからなり検出
器(セーフセンサと称する)181で入賞球を1つ検出
する毎にストッパ182をソレノイド183で駆動して
入賞球を1つ流下させるするように構成した電気式のも
のを用いているが、先端にストッパを、また後端に錘を
有するシーソー式の球鞘とマイクロスイッチとから構成
されたメカ式のものを用い、入賞球数は排出制御装置6
00内に電気的に記憶させるようにしても良い。
【0016】図3には上記球排出装置170の一実施例
を示す。この球排出装置170は、貯留タンク151に
貯留された予備球を誘導する上記誘導樋152に連続す
るように構成された案内樋710を備えている。この案
内樋710は上記誘導樋152に対応して2条に形成さ
れており、各条の通路に対応して流下阻止手段としての
ストッパ745とその駆動用排出ソレノイド741とか
らなる排出手段740も2組設けられている。上記案内
樋710は、その機能から3つの部分からなり、上から
順にそれぞれ減圧部711、縁切り部712、排出部7
13とされている。
【0017】上記減圧部711は、貯留タンク151か
ら誘導樋152を介して送られてくる予備球の圧力を減
らすもので、同図に示すように、緩傾斜状態にUターン
された構造にされている。上記縁切り部712は、その
下の排出部713を通る球同士に間隔を開けさせて、下
方の排出手段740による球の流出を止め易くするため
のもので、前記減圧部711に連続する垂直通路部分7
21と後述の排出部713に通じる方向変換通路部分7
22とから構成されている。
【0018】そして、垂直通路部分721の下端部に
は、球詰まり防止突部723が前方に突出して設けられ
ている。この球詰まり防止突部723によって、垂直通
路部分721に縦に並んで停止した球のうちの最も下の
球の中心位置がその上方の球の中心位置より常に前方に
位置せしめられるようになる。それによって、上方の球
の流下移動圧が最も下の球を常に前方に押圧するように
作用し、球詰まりが防止される。各案内樋710の排出
部713の途中には、流下する球を検出する非接触型の
排出球検出センサ730(排出センサ1,2)がそれぞ
れ設置されている。
【0019】また、各排出部713の途中、上記排出セ
ンサ730直後には上記排出手段740を構成するスト
ッパ745が出没可能な切欠き703が設けられてい
る。上記ストッパ745は、それぞれ支軸746によっ
て回動自在に支持されているとともに、ストッパ745
の一側部には、それぞれ連結ピンが突設され、これら連
結ピンと排出ソレノイド741の作動ロッド742の下
端部とが連結板747によりそれぞれ連結されている。
【0020】そして、排出ソレノイド741が消磁(オ
フ)状態にあるときには、作動ロッド742が下降して
ストッパ745の先端部が切欠き部703より案内樋7
10の排出部713中にそれぞれ入り込んで、排出部7
13中の遊技球の流下を阻止するようになっている。一
方、排出ソレノイド741が励磁(オン)されると、作
動ロッド742が上昇してストッパ745が上昇する方
向に回動されて排出部713の切欠き703中から脱し
て、排出部713中の球の流下阻止状態を解除させ、案
内樋710内の予備球を下方の排出樋155へ排出させ
るようになっている。
【0021】このように上記実施例の球排出装置170
は、排出センサ730で流下する玉を一個ずつ検出しな
がら所定数に達した時点でストッパ745を作動させて
排出を停止させることができるため、上述したごとく排
出球数の異なる賞品球と貸し玉とを同一の球排出装置に
よって排出させることが可能となる。なお、図3におい
て、750はパチンコ遊技機100の前面枠に設けられ
た操作孔(図示省略)から球抜き棒が差し込まれたこと
を検出する球抜きセンサ750である。球抜きセンサ7
50がオンされると、上記排出ソレノイド741が連続
して励磁されて案内樋710内の予備球を排出させると
ともに、排出樋155内の切換え弁158の駆動手段
(ソレノイド)を作動させ、排出された玉を球抜き樋1
57を通して機外へ排出させるようになっている。
【0022】上記球抜きセンサ750および排出ソレノ
イド741、排出センサ730は排出制御装置600に
電気的に接続されている。図4には、パチンコ遊技機1
00の制御系の一実施例が示されている。この制御系は
大きく分けると、主としてパチンコ遊技機100の遊技
盤に関する制御を司る遊技盤制御回路としての遊技盤制
御装置400と、カードリーダ等の制御を司る玉貸しユ
ニット制御回路としての玉貸し制御装置500と、上記
球排出装置170の制御を司る排出制御回路としての排
出制御装置600とにより構成されている。
【0023】上記制御装置のうち遊技盤制御装置400
は、パチンコ遊技機の遊技盤102に設けられている各
種入賞球検出器から検出信号を受けて役物の駆動信号を
形成したり、パチンコ遊技機の裏機構盤に設けられてい
る入賞球分離検出装置180内の検出器(セーフセン
サ)181からの信号を受けて入賞球分離用のセーフソ
レノイド182を作動させたり、スピーカ190に対す
る駆動信号を形成する。また、遊技盤制御装置400
は、遊技状態を監視してパチンコ店の管理装置に対して
パチンコ機が稼働中であることや大当りの発生、打止め
の発生等の状態に関する情報を伝える機能を備えてい
る。
【0024】排出制御装置600は、上記玉貸し制御装
置500または遊技盤制御装置400からの排出指令信
号に基づいて上記球排出装置170内の2条の案内樋7
10の途中に設けられた一対のストッパ745を作動さ
せる排出ソレノイド741a,741bを励磁して、排
出センサ730a,730bの検出信号に基づいて各案
内樋710内の予備球を所定数だけ排出させるととも
に、球抜きスイッチ750からのオン信号に基づいて排
出ソレノイド741a,741bを励磁し、かつ流路切
換え弁158の駆動源を作動させて貯留タンク151お
よび誘導樋152内の予備球をすべて排出させたりす
る。
【0025】また、排出制御装置600は、誘導樋15
2の途中に設けられた待機球検出器160からの検出信
号が入ってくると排出ソレノイド741a,741bの
励磁を保留して球排出装置170による排出を中止する
とともに、排出時には排出指令信号の内容に応じて例え
ば賞品球排出表示ランプ112または貸し玉排出表示ラ
ンプ113を点灯させたり、遊技盤制御装置400に対
して賞品球もしくは貸し玉の排出音要求信号を送出す
る。
【0026】玉貸し制御装置500は、玉貸機200内
のカードリーダからの読取りデータを受けて挿入残高表
示器220に対する駆動信号や残高表示器122に対す
る表示駆動信号およびカードリーダが作動状態にあるこ
とを表示する有効表示ランプ230やパチンコ遊技機に
設けられている玉貸し可能表示ランプ126に対する駆
動信号を形成したり、カードリーダ制御装置250に対
する残高データ書換え信号q、パンチ穴加工信号m、カ
ード排出信号nを形成する。また、玉貸し制御装置50
0は、玉貸し変換スイッチ(123)とカード返却スイ
ッチ(124)のオン信号を受け付けるとともに、排出
制御装置600に対して玉貸し要求信号BRQやカード
有無信号CONを送ったり、カード管理会社の管理装置
800に対して1度(100円)分の貸し玉への変換が
行なわれたことを知らせるカード決済信号jを送信する
機能も備えている。
【0027】図5には上記遊技盤制御装置400の構成
例が示されている。すなわち、この実施例の遊技盤制御
装置400は、排出制御装置600との間の信号の送受
信を行なう通信手段410と、遊技盤102の賞球別入
賞検出器からの検出信号を計数し保持する2つの入賞記
憶手段411,412と、各入賞記憶手段411,41
2に対応した賞球数を記憶する賞球数記憶手段430
と、上記入賞記憶手段411,412の記憶内容に基づ
いて排出すべき賞品球数を決定する賞球数制御手段42
0と、遊技盤102からの信号に基づいて役物のソレノ
イドやモータ、表示ランプを駆動したり大当りの発生を
検出して役物や変動入賞装置等を所定の手順に従って駆
動するなど遊技に関する制御を行なう遊技制御手段45
0と、該遊技制御手段450からの賞球排出音要求、大
当り発生音要求等や上記通信手段410からのカード挿
入、排出音要求に基づいていずれの音の発生を優先させ
るか決定する音優先制御手段470と、上記遊技盤10
2からの入力信号を受けたり遊技盤上の表示ランプやモ
ータ、ソレノイド、スピーカ等の駆動信号を形成する信
号入出力手段460とにより構成されている。
【0028】この実施例の遊技盤制御装置400には、
一般の入賞口とは異なる数の賞品球が設定されている入
賞口に入賞した球を検出する賞球別入賞検出器490が
遊技盤102に2種類設けられた場合にも対応できるよ
うに、2つの入賞記憶手段411,412が設けられて
おり、賞品球数の異なる入賞口ごとに入賞数を計数する
ようにしている。入賞検出信号は賞品球排出の有無にか
かわらず遊技盤制御装置400に連続して入ってくるの
で、入賞球の数を記憶する入賞記憶手段が必要とされ
る。
【0029】一方、上記賞球数制御手段420は、通信
手段410からの信号により排出制御装置600から賞
球数データの送信要求があったことを知ると、上記入賞
記憶手段411,412の記憶内容に基づいて賞球数記
憶手段430から排出すべき賞品球数を読み出して決定
し、決定された賞球数データGを通信手段410に渡し
て排出制御装置600に対し賞球数データを送信させ
る。これとともに、賞球数制御手段420は、賞球数デ
ータを一回送信すると入賞記憶手段411または412
の記憶内容を「1」だけ減らす機能を備えている。しか
も、この実施例では、上記通信手段410が遊技盤制御
装置400に対して周期的(2m秒ごと)に割込みを発
生させる信号(例えばリセット信号)に基づいてこれを
タイマカウンタで計数することで、所望の周期(8m
秒)のクロックCKを形成して排出制御装置600へ供
給するように構成されている。
【0030】図6には上記遊技盤制御装置400におけ
る通信手段410の構成例が示されている。すなわち、
この通信手段410はリセット発生回路RSTからのリ
セット信号rを計数して同期用クロックCKを形成する
通信クロック制御手段411と、上記賞球数制御手段4
20から渡された賞球数データGをシリアルデータに変
換して送信する送信手段412と、電源投入時等に上記
送信手段412によって回線テスト信号を送信させる回
線確認手段413と、賞球数データの送信要求があった
場合に2回続けて同一データを送信するための制御を行
なう送信回数制御手段414と、排出制御装置600か
ら送信されてきた信号(コマンド)の読込みタイミング
を制御する受信タイミング制御手段415と、この制御
手段415からのタイミング信号により受信信号を読み
込んで保持する受信信号記憶手段416と、2回目に読
み込んだ同一の受信信号を保持して上記受信信号記憶手
段416内の受信信号とを比較する受信信号比較手段4
17と、比較の結果に基づいてその受信信号を解読する
受信信号解読手段418とから構成されている。この受
信信号解読手段418は、受信信号を解読して賞球数制
御手段420に対して賞球数要求信号Dを送ったり、受
信データ不一致の場合に再送要求信号Eを供給し、また
上記回線確認手段413に対しては回線テスト信号の送
信指令を与え、上記音優先制御手段470に対して貸し
玉排出音要求信号やカード挿入音要求信号、カード排出
音要求信号を供給したりする。
【0031】図7には上記遊技盤制御装置400を汎用
のICを使って構成する場合の実施例が示されている。
すなわち、遊技盤制御装置400はマイクロプロセッサ
CPUと、読出し専用メモリROMと、随時読出し書込
み可能なメモリRAMと、ゲートアレイからなる入出力
制御回路I/Oと、遊技盤上の表示器(ランプ)やLE
D、ソレノイド、モータ等の駆動信号を形成するドライ
バDRV、賞球別入賞検出器の信号からノイズを除去し
て入力するフィルタFLT、音優先制御手段470から
の選択信号に基づいて各種効果音を形成するサウンドジ
ェネレータSDGと、サウンドジェネレータSDGの出
力を増幅してスピーカ190を駆動するアンプAMPと
から構成される。
【0032】図7においては、図5に示されている構成
手段のうち、入賞記憶手段411,412はRAMによ
って、また、賞球数記憶手段430はROMによって、
通信手段410と賞球数制御手段420と遊技制御手段
450はCPUおよびその動作プログラムを記憶するR
OMによって、さらに信号入出力手段460はドライバ
DRV、フィルタFLT、サウンドジェネレータSDG
およびアンプAMPによって、それぞれ構成することが
できる。
【0033】なお、RSTはマイクロプロセッサCPU
に対するリセット信号rを発生するリセット発生回路、
PC1,PC2は入出力制御回路I/Oからの同期信号
CKおよび送信データ信号に基づいて排出制御装置60
0との間に接続された信号線を電流駆動する送信駆動手
段としてのフォトカプラ、RCVはフォトカプラPC3
とフィルタFLT2とからなり排出制御装置600によ
り供給された電流を電圧に変換して受信データとする受
信回路である。この実施例のリセット発生回路RST
は、電源投入時にリセット信号を発生するパワーオンリ
セット回路と、クロックジェネレータ等から供給される
基準クロックφcに基づいて2m秒毎にリセットパルス
を発生する分周器とにより構成されている。
【0034】図8には排出制御装置600の構成例を示
す。この実施例の排出制御装置600は、遊技盤制御装
置400との間の信号の送受信を行なう通信制御手段6
10と、セーフセンサ181からの検出信号に基づいて
上記遊技盤制御装置400に対して賞球数データの要求
信号を送信させる賞球数要求手段620と、排出ソレノ
イド741a,741bを駆動して賞品球の排出や球抜
を行なったり賞品球の排出時に上記通信手段610に対
して賞球排出音の要求送信を行なうように指示したりす
る排出制御手段650と、玉貸し制御装置500からの
玉貸し要求信号BRQに基づいて玉貸し排出数を演算し
排出制御手段650に知らせたり、貸し玉の排出時に上
記通信手段610に対して貸し玉排出音の要求送信を行
なうように指示したりする貸し玉排出制御手段670と
により構成されている。
【0035】上記通信制御手段610は、パワーオンリ
セット回路のような電源投入検出手段611と、電源投
入直後に遊技盤制御装置400から供給される同期用の
クロックCKの受信を確認して回線テストを行なう回線
確認手段612と、遊技盤制御装置400に対して送信
する各種コマンドを記憶する送信情報記憶手段613
と、選択されたコマンドを遊技盤制御装置400に対し
て送信する送信手段614と、賞球数データ要求等に対
して遊技盤制御装置400からの応答がなかったり受信
信号に誤りがあった場合に再送要求を行なう再送要求制
御手段615と、再送要求を行なう回数を記憶する再送
回数記憶手段615aと、遊技盤制御装置400からの
信号を1ビットずつ2度続けて読み込む受信手段616
と、2回連続して送信されてくる信号を記憶する2つの
受信信号記憶手段617a,617bと、2つの受信信
号を比較して誤りを検出する受信信号比較手段618
と、受信した情報を解読して賞球数データならそれを排
出制御手段650に渡したり回線テストなら回線が正常
であることを上記回線確認手段612に知らせたりする
受信情報解読手段619とから構成されている。
【0036】排出制御手段650は、賞球排出が終了す
るごとに入賞球分離検出装置180内のセーフソレノイ
ド183を駆動したり、待機球検出器160がオンして
いることを条件に賞球数データ(受信データ)および排
出センサ730a,730bからの検出信号に基づいて
排出ソレノイド741a,741bを駆動して賞品球の
排出を行なったり、賞品球の排出駆動の際に賞球排出表
示器112を点灯させたり、球抜スイッチ750からの
オン信号によって賞球排出樋の途中に設けられた流路切
り換え弁158(球抜ソレノイド)を切換えかつ排出ソ
レノイド741a,741bを駆動して貯留タンク15
1内の予備球をすべて排出させる制御を行なう。
【0037】貸し玉排出制御手段670は、貸し玉への
変換レート(100円分の貸し玉数)を記憶する玉貸数
設定手段(例えばROM)と、玉貸し制御装置500か
らの玉貸し要求信号BRQおよびカード有無信号CON
と賞球数要求手段620からの賞球排出中を示す信号と
に基づいて玉貸排出制御を開始すべきか判定する玉貸開
始判定手段と、この玉貸開始判定手段からの玉貸開始要
求信号に基づいて貸し玉の排出数を上記玉貸数設定手段
より読み出して上記排出制御手段650に渡す貸し玉排
出数決定手段と、玉貸し制御装置500に対して玉貸し
排出が可能な状態にあることを知らせる玉貸し可能信号
RDYや1回(100円分)の貸し玉の排出が終了した
ことを知らせる貸し玉排出終了信号EXS、賞球数要求
手段620に対して貸し玉排出制御中であることを知ら
せる信号xを形成する排出制御信号形成手段等から構成
されている。上記賞球数要求手段620は、セーフセン
サ181から入賞検出信号が入力されても玉貸し排出中
であれば、賞球排出の開始を遅らせる。
【0038】上記排出制御装置600は、図9に示すよ
うに、ROMやRAM等を内蔵したシングルチップマイ
コンCPUおよび入出力制御回路I/O、フォトカプラ
PC、ドライバDRV、フィルタFLT等の汎用ICや
ディスクリートの抵抗R、コンデンサC、回線モニタ用
発光ダイオードLED、コネクタCNTを使って構成す
ることができる。一例として本実施例では、500kH
zの周波数のシステムクロックで動作するCPUを使用
している。また、回線モニタランプLEDは玉貸し制御
装置500との間の送受信用信号線上に介装され、信号
線の断線を検出できるようになっている。
【0039】図10は玉貸し制御装置500の構成例を
示す。この実施例の玉貸し制御装置500は、シングル
チップマイコン等からなる制御部510と、この制御部
510とカードリーダ制御装置250との間のデータ送
受信のインターフェースを行なうトランシーバ502
と、セグメント型表示器からなる残高表示器122およ
び挿入残高表示器220の駆動信号を形成する表示駆動
手段503aおよび503bと、玉貸可能表示ランプ1
26および玉貸有効表示ランプ230を駆動するドライ
ブ回路507b,507aと、返却ボタン124および
変換ボタン123からの信号を受けて上記制御部510
に入力するバッファ504a,504bと、カード管理
装置800に対してカード決済信号jを供給するリレー
505と、上記変換スイッチ123の一回の操作に対す
る排出回数(100円分を最小排出単位とする)を設定
する玉貸し数設定手段506等によって構成されてい
る。
【0040】また、上記制御部510は、カードリーダ
制御装置250からのデータを読み込んでカードの残高
データを判定しカードがカードリーダ内に存在すること
を示すカード有無信号CONを出力したり挿入残高表示
器220に対する表示データを形成するカード残高判定
手段511と、玉貸し排出があったときにカード残高を
減算して残高表示器220に対する表示データを形成し
たりカードリーダ制御装置250に対する書込データや
指令を形成するカード残高減算手段512と、返却ボタ
ン124がオンされたりカード残高が「0」になったり
排出エラーがあったときにカードリーダ制御装置250
に対しカード返却指令を与えるカード返却要求手段51
3と、排出制御装置600からの玉貸し排出終了信号E
XSに基づいて1単位分の玉貸しがあったことをカード
管理装置装置800に知らせるためのカード使用情報出
力手段514と、変換ボタン123からの変換要求信号
が入ったときにカード残高や玉貸し可能信号RDY等に
基づいて玉貸しが可能か否か判定する玉貸可能判定手段
515と、玉貸し数設定手段506の設定数と排出終了
信号EXSに基づいて残りの玉貸し排出回数を決定する
玉貸し回数制御手段516と、玉貸可能判定手段515
からの玉貸し要求信号の発生を許可する制御信号と玉貸
し回数制御手段516からの信号に基づいて上記排出制
御装置600に対する玉貸し要求信号BRQを発生する
玉貸要求信号形成手段517等から構成されている。
【0041】また、この実施例では、上記玉貸し要求信
号BRQと玉貸し排出終了信号EXSとから、玉貸し要
求送信後所定時間内に排出が開始されなかったり玉貸し
排出開始後所定時間内に一連の玉貸し排出が終了しなか
った場合に、排出エラーと判定して上記カード返却要求
手段513に対してカード返却指令を与える排出開始時
間監視手段518および排出時間監視手段519が設け
られている。さらに、玉貸し可能判定手段515は、上
記カード残高判定手段511からの信号および排出制御
装置600からの玉貸し可能信号RDYに基づいてドラ
イブ回路507bを駆動して、上記玉貸し変換ボタン1
23が有効である間だけ玉貸し可能表示ランプ126を
点灯させ、玉貸し排出が実行されている間は玉貸し可能
表示ランプ126を消灯させるようになっている。な
お、上記玉貸し数設定手段506はROMのような記憶
手段もしくはスライドスイッチのような設定器によって
構成することができる。
【0042】図11には上記玉貸し制御装置500を汎
用のICを使って構成する場合の実施例が示されてい
る。すなわち、玉貸し制御装置500は、読出し専用メ
モリROMおよび随時読出し書込み可能なメモリRA
M、シリアル通信用のシリアルインタフェースSIFを
内蔵したシングルチップマイコンCPUと、カードリー
ダ制御装置250との間のシリアル通信を行なうトラン
シーバTRSと、セグメント型残高表示器122(挿入
残高表示器220)の駆動信号を形成するフォトカプラ
型ドライバDRV11,DRV12(DRV13,DR
V14)と、玉貸し変換スイッチからの信号をCPUに
入力するためのフォトカプラPC21、玉貸し可能表示
器126の駆動信号を形成するフォトカプラ型ドライバ
DRV21と、排出制御装置600との間の送受信信号
の変換を行なうフォトカプラPC11−PC14と、玉
貸し数設定用スイッチ列SW−ARYと、カード管理装
置800に対してカード決済信号jを供給するリレーR
LY等から構成される。また、排出制御装置600との
間の送受信用信号線上には、信号線の断線を検出するた
めの回線モニタランプLED11−LED14が介装さ
れている。
【0043】次に、上述した遊技盤制御装置400によ
って行なわれる遊技盤全体の制御手順の一例を図12を
参照して詳細に説明する。この制御フローは、遊技盤制
御装置400の電源が投入されたあとタイマ割込みによ
り所定時間(例えば2msec)毎に実行される。この割込
み処理が開始されると、先ず、遊技盤102に設けられ
ている賞球別入賞検出器490その他各種スイッチ(セ
ンサを含む)からの信号を読み込むスイッチ入力処理を
行なう(ステップS80)。次に、リセット回路RST
からのパワーオンリセット信号をチェックして電源が投
入されたか判定する(ステップS81)。そして、電源
が投入されたと判定すると、RAMや入出力ポートの初
期化を行なって割込み処理を終了する(ステップS8
2)。
【0044】一方、ステップS81で“No”すなわち
電源投入済みであると判定すると、ステップS83へ移
行して、排出制御装置600に対して供給する同期信号
としてのクロックCKの出力処理(図13参照)を行な
う。それから、賞球別入賞検出器490の検出信号を読
込み計数する賞球スイッチ入力処理(図14参照)、排
出制御装置600との間のコマンドやデータの送受信処
理(図15A−図15D参照)および遊技機内の各種ス
イッチやセンサの信号に基づいて不正がなされていない
か調べる不正検出処理とその解除処理を行なった後(ス
テップS84−S86)、この不正検出処理中で設定さ
れるフラグをチェックして不正があったか否か判定する
(ステップS87)。
【0045】ステップS87で不正が検出されると、遊
技機に設けられている表示器を点滅させたり、スピーカ
190を駆動して警報を発するなどの不正処理(ステッ
プS89)を実行して割込み処理を終了する。ステップ
S87で不正なしと判定すると、ステップS88へ移行
して遊技盤102に設けられている役物の駆動したり表
示器を点灯、消灯したり、スピーカ190により賞球排
出音等の効果音を発生させるために出力ポートを設定し
たりするゲーム処理を行なう。
【0046】図13には、上記各種処理のうちクロック
信号出力処理の制御手順の一例が示されている。この処
理が開始されると、先ずステップS90でクロック用の
タイマカウンタをインクリメント(+1)した後、ステ
ップS91でそのタイマカウンタ値が「2」以上になっ
たか判定し、“No”なら処理を終了して次の割込み処
理に入ったときに再びステップS90で上記タイマカウ
ンタをインクリメントする。そして、ステップS91で
“Yes”と判定されると、ステップS92へ移行して
上記タイマカウンタをクリアしてからクロック信号の出
力状態を反転させて本ルーチンを終了する(ステップS
93)。これによって、2m秒の割込み毎にこのタイマ
カウンタは「0」と「1」と「2」の値を繰り返し、
「2」になる度にクロックCKが反転される。その結
果、図60に示すように、割込み周期すなわちリセット
パルスrの4倍の周期(8m秒)を持つクロックCKが
出力される。この実施例では、このクロックCKが排出
制御装置600に対して通信の際の同期信号として供給
される。
【0047】図14には、図12に示されている各種処
理のうち賞球スイッチ入力処理の制御手順の一例が示さ
れている。この入力処理では、「7」個の賞品球を与え
る入賞口へ入賞した球を検出する7個賞球スイッチまた
は「10」個の賞品球を与える入賞口へ入賞した球を検
出する10個賞球スイッチがオンしているか判定する
(ステップS94,S95)。そして、7個賞球スイッ
チがオンのときはステップS96へ移行して7個賞球記
憶が「254個」以下か判定し、“Yes”なら7個賞
球記憶を「1」加算する(ステップS97)。また、1
0個賞球スイッチがオンのときはステップS98へ移行
して10個賞球記憶が「254個」以下か判定し、“Y
es”なら10個賞球記憶を「1」加算する(ステップ
S99)。これによって、各入賞球を最大254個まで
記憶しておくことができる。
【0048】図15A〜図15Dには、上記各種処理の
うちデータの送受信処理の制御手順の一例が示されてい
る。このうち、図15Aが送信処理フローで、図15B
〜図15Dが受信処理フローである。この送受信処理で
は、先ずステップS801で、後述のステップS885
(図15D参照)において設定される8ビットの送信ビ
ットカウンタが「0」よりも大きいか否か調べることで
送信要求があるかどうか判定する。送信ビットカウンタ
はデータ受信処理の最後のステップで排出制御装置60
0に対する応答を送信する際に、8ビットのデータもし
くはコマンドを送信するために、用意されているもの
で、このビットカウンタが「8」に設定されるとステッ
プS801で“Yes”と判定されてステップS803
へ移行し、送信処理が開始される。
【0049】上記ステップS803では遊技盤制御装置
400から供給されるクロックCKがハイレベルか否か
判定し、ロウレベルなら本ルーチンを終了する。クロッ
クCKのロウレベルの期間に送信データを切り換える
と、排出制御装置600がデータの読込みをしていると
きにデータが代わるおそれがあるので、それを回避する
ためである。上記ステップS803で“Yes”と判定
すると、ステップS805へ移行してクロック用タイマ
カウンタが「0」か否か判定する。本ルーチンの割込み
処理のクロックは2m秒であるのに対し、クロックCK
の周期は8m秒であるので、1周期の間に2回ハイレベ
ルと判定することがあり、そのうちハイレベルへの変化
直後のタイミングでデータもしくはコマンドを送信させ
るようにするためである。
【0050】ステップS805で“Yes”と判定する
と、ステップS807へ進んで送信ポートに送信バッフ
ァ内の該当ビット(送信ビットカウンタの指示するビッ
ト)の内容を出力する。それから、送信ビットカウンタ
の値をデクリメント(−1)した後(ステップS80
9)、送信ビットカウンタの値が「0」になったか判定
する(ステップS811)。ここで、“No”のときは
一旦処理を終了し、再び本ルーチンが実行されたときに
上記手順を繰り返して送信バッファ内の次のビットを送
信する。
【0051】8ビットのデータがすべて送信されると、
ステップS811での判定が“Yes”となってステッ
プS813へ進み、送信回数を「1」だけ減算する。そ
して、次のステップS815で送信回数が「0」になっ
たか判定し、“Yes”のときは送信処理を終了し、
“No”のときは再び送信ビットカウンタを「8」に設
定する。これによって、設定された回数だけ同一データ
が繰り返し送信される。この実施例では、回線テストコ
マンドの送信のときは1回、また賞球数データの送信の
ときは2回にそれぞれ設定される(後述のステップS8
59,S883参照)ので、その回数だけ送信がなされ
る。
【0052】次ステップS801で“No”と判定され
て図15Bの受信処理に移行すると、先ずステップS8
21で同期用のクロック信号CKがロウレベルか否か判
定する。そして、クロックCKがハイレベルであればス
テップS845(図15C)へジャンプする。排出制御
装置600は、図60に破線で示すごとく、上記クロッ
クCKに同期してデータ(コマンド)を送信してくるよ
うになっており、信号の遅延を考えると、クロックCK
のハイレベルの期間T1にデータが遷移するので、その
間のデータ読込みを回避するためである。なお、図60
において、クロック信号CKの実線と破線との変化のず
れΔTは信号線上の遅延のため生じる時間差(往復)で
ある。受信するデータSDの遅延は片道だけであるので
クロックCKの遅延よりも少ない。
【0053】ステップS821で“Yes”すなわちク
ロックCKがロウレベルであると判定すると、ステップ
S823へ進んで、入出力ポートより1ビットの受信デ
ータを読み込む(図60タイミングt1)。それから、
図13のサブルーチンで更新されるクロック用タイマカ
ウンタを調べて(ステップS825)、カウンタの値が
「0」のときは上記ステップS823で読み込んだ受信
データをメモリに記憶(ステップS827)してからス
テップS829へ進む。一方、ステップS825でクロ
ック用タイマカウンタの値が「0」でないときは直ちに
ステップS829へ移行して、タイマカウンタの値が
「1」か否か判定する。そして、ステップS829の判
定で“No”のときはステップS845へジャンプす
る。
【0054】また、再び当該サブルーチンが実行され、
ステップS823で2回目の受信データを読み込んで
(図60タイミングt2)から、ステップS829へ来
たときに“Yes”と判定するとステップS831へ進
んで、上記ステップS823で読み込んだ2回目の受信
データ(1ビット)とステップS827で記憶しておい
た1回目の読込みデータとを比較する。その結果、同一
であれば正しく読込みがなされたとみなしてステップS
833へ進んで、読込みビットカウンタの値が「0」か
否か判定する。そして、「0」ならステップS835で
受信したビットがロウレベルすなわち受信データの先頭
ビット(いわゆるスタートビット)であるか否か判定
し、“No”ならステップS845へジャンプ、“Ye
s”ならステップS841へ進んで受信バッファの該当
ビットへ受信データ(1ビット)を書き込んでから、上
記読込みビットカウンタをインクリメント(+1)する
(ステップS843)。
【0055】一方、上記ステップS831の判定で1回
目と2回目の読込みデータが一致しなかったときは、ス
テップS837へ移行して読込みビットカウンタが
「0」より大きいか否か判定し、「0」のときはステッ
プS845へジャンプする。また、読込みビットカウン
タが「1」以上すなわち先頭ビット以外を示していると
きはデータエラーフラグに“1”を立ててからステップ
S841へ進み、受信バッファの該当ビットへ受信デー
タ(1ビット)を書き込んでから、上記読込みビットカ
ウンタをインクリメントして図15CのステップS84
5へ移行する。とりあえず8ビットのデータはすべて読
み込んで、最後にデータエラーに対処するようにするた
めである。
【0056】ステップS845では、読込みビットカウ
ンタが「8」になったか否か判定し、“No”すなわち
未だ8ビットの受信データを全部読み込んでいないとき
は一旦本ルーチンを終了する。そして、上記読込み動作
を繰り返すうちに、ステップS845で“Yes”と判
定されると、ステップS847へ進み上記読込みビット
カウンタを「0」にクリアしてから、データエラーフラ
グに“1”が立っているか判定する(ステップS84
9)。ここで“Yes”ならステップS851へ進んで
データエラーフラグを“0”にクリアして本ルーチンを
終了する。すなわち、排出制御装置600からのデータ
送信に対して何ら応答しないで受信処理を終了する。た
だし、排出制御装置600のフロー(後述)の方で、こ
のような無応答に対しては再送等の処理を行なうことで
対処するようになっている。
【0057】一方、ステップS849での判定結果が
“No”のときはステップS853へ移行して、受信し
た8ビットのデータが「回線テストコマンド」か否か判
定し、“Yes”のときはステップS855へ進んで、
回線テスト受信済みフラグを“1”にセットしてから、
送信バッファに「回線テストコマンド」を設定する(ス
テップS857)。回線テストは、遊技盤制御装置40
0と排出制御装置600の双方から「回線テストコマン
ド」を送信してそれを確認することで行なうようになっ
ているためである。送信バッファに「回線テストコマン
ド」を設定した後は、ステップS859へ進んで送信回
数を「1」にセットしてから図15DのステップS88
5へジャンプして送信ビットカウンタを「8」に設定し
て本ルーチンを終了する。送信ビットカウンタを「8」
に設定するのは、前述した送信ルーチン(図15A)で
の送信開始条件とするためである。
【0058】また、上記ステップS853で“No”す
なわち受信した8ビットのデータが「回線テストコマン
ド」でないときは、ステップS861へ移行して回線テ
スト受信済みフラグが既に“1”にセットされているか
判定し、“No”なら本ルーチンを終了する。回線テス
トを確認する前に他のコマンドが送信されてきても無視
するためである。ステップS861で回線テスト受信済
みフラグが既に“1”にセットされていると判定したと
きは、図15DのステップS863へ移行する。
【0059】ステップS863では受信した8ビットの
データが「賞球要求コマンド」であるか否か判定し(ス
テップS865,S867)、“Yes”のときはメモ
リ内の7個賞球記憶と10個賞球記憶を調べて、いずれ
の記憶もないときはステップS869で送信バッファに
賞球数データとして15個を設定する。一方、ステップ
S865で7個賞球記憶があると判定したときはステッ
プS871へ移行して、送信バッファに賞球数データと
して7個を設定し、当該7個賞球記憶数を「1」だけ減
算する(ステップS873)。また、ステップS867
で10個賞球記憶があると判定したときはステップS8
75へ移行して、送信バッファに賞球数データとして1
0個を設定し、当該10個賞球記憶数を「1」だけ減算
する(ステップS877)。それから、ステップS88
3へ進んで送信回数を「2」に設定してから送信ビット
カウンタを「8」に設定して本ルーチンを終了する(ス
テップS885)。
【0060】ステップS863で受信した8ビットのデ
ータが「賞球要求コマンド」でないと判定したときは、
ステップS879へ移行して受信データが「再送要求コ
マンド」であるか否か判定し、“No”ならステップS
887へ移行し、“Yes”なら送信バッファに既に賞
球数データが設定されているか判定する。そして、送信
バッファに既に賞球数データが設定されているときは、
ステップS883へ移行して送信回数を「2」に設定し
てから送信ビットカウンタを「8」に設定(ステップS
885)してから送信処理へ移行し、“No”ならステ
ップS887へ移行する。
【0061】上記ステップS887では、排出制御装置
600から購入音(玉貸し変換音)の要求コマンドを受
信したか判定し、“Yes”ならステップS893で購
入音出力フラグを“1”にセットして本ルーチンを終了
する。このフラグは、図12中のゲーム処理(ステップ
S88)にて参照され、スピーカを駆動して所定の効果
音を発生させる。
【0062】上記ステップS887で“No”のときは
ステップS889へ進み、排出制御装置600からカー
ド挿入音の要求コマンドを受信したか判定し、“Ye
s”ならステップS895でカード挿入音出力フラグを
“1”にセットして本ルーチンを終了する。また、上記
ステップS889で“No”のときはステップS891
へ進み、排出制御装置600からカード排出音の要求コ
マンドを受信したか判定し、“Yes”ならステップS
897でカード排出音出力フラグを“1”にセットして
本ルーチンを終了する。これらのフラグは、図12中の
ゲーム処理(ステップS88)にて参照され、スピーカ
を駆動して所定の効果音を発生させる。
【0063】次に、カードリーダ250に対する制御信
号や残高表示器122の駆動信号およびパチンコ遊技機
に設けられた玉貸し変換ボタン123からの信号によっ
て上記排出制御装置600対する玉貸し要求信号等を形
成して出力する上記玉貸し制御装置500の制御手順を
図16ないし図25を参照して詳細に説明する。図16
には、上記玉貸し制御装置のメインルーチンの概略が示
されている。このメインルーチンは、玉貸し制御装置5
00の電源が投入されると繰返し実行される。
【0064】電源が立上がると、先ず、RAMのクリア
やフラグの設定、出力バッファのリセット等の初期設定
を行なう(ステップS8002)。次のステップS80
04では玉貸し可能表示器126を一旦消灯状態にさ
せ、残高表示器122には残高ゼロ(3桁表示の場合に
は“000”)の表示を行なわせる駆動信号を形成し出
力する(ステップS8006)。
【0065】それから、次のステップへ進み、玉貸し処
理(ステップS8008)、返却処理(ステップS80
10)、ファンクション送受信処理(ステップS801
2)および決済信号出力処理(ステップS8014)の
4つの処理を、互いに並行して同時進行的に行なう。図
17および図18には、上記メインルーチン(図16)
のステップS8008で実行される玉貸し処理の具体的
手順の一例が示されている。
【0066】この処理が開始されると、まず排出制御装
置600から送られてくる玉貸可能信号RDYを調べて
信号が立ち下がったか否か判定する(ステップS810
2)。そして、“No”すなわち玉貸可能信号RDYが
立ち下がっていないときはステップS8104へ進ん
で、玉貸可能信号RDYを調べて信号が立ち上がったか
否か判定する。玉貸可能信号RDYは排出制御装置60
0が貯留タンク151内の玉不足または遊技盤の打止め
状態を検知した場合に、ロウレベルに変化される信号で
あり、システムの電源が投入され排出制御装置600の
制御が開始されるときには、玉貸可能信号RDYがハイ
レベル状態にされる。そのため、玉貸し制御装置500
がステップS8104でこの信号の立上りを検知して
“Yes”と判定すると、ステップS8106へ移行し
てカードリーダ制御装置250に対するカード受付可能
を知らせるファンクションコードの送信予約をした後、
ステップS8102へ戻る。
【0067】次に、再びステップS8102−S810
4と進んでステップS8104で“No”と判定する
と、ステップS8108へ進み玉貸し可能表示器(玉貸
し可能表示ランプと同意、以下同様。)126が点灯し
ているか調べる。この玉貸し可能表示器126は、後述
のファンクション送受信処理(図20,21)におい
て、カードリーダ制御装置250からカード金額を受信
したときに点灯されるランプである。従って、カードリ
ーダにカードが挿入される前は、ステップS8108で
の判定は“No”となってステップS8102へ戻って
上記ステップを繰り返す。
【0068】そして、カードリーダにカードが挿入さ
れ、カードリーダ制御装置250からカード金額が送信
されて玉貸し可能表示器126が点灯されると、ステッ
プS8108での判定が“Yes”となってステップS
8110へ進む。ステップS8110では、上記玉貸可
能信号RDYがハイレベルであるか確認して“Yes”
なら次のステップS8112へ移行し、“No”ならス
テップS8102へ戻る。
【0069】一方、ステップS8102で玉貸可能信号
RDYの立下がりを検出すると、ステップS8103へ
移行して玉貸可能表示器126が点灯中か調べる。そし
て、点灯していればステップS8105へ進み、玉貸可
能表示器126を消灯させ磁気書込ファンクション送信
予約(ステップS8107)を行なってから、またステ
ップS8103の判定で“No”の時はそのままステッ
プS8109へ進んで、カード受付不能を示す受付不可
ファンクションの送信予約を行なってステップS810
2へ戻る。排出制御装置600が貯留タンク151内の
玉不足または遊技盤の打止め状態を検知した場合に、玉
貸可能信号RDYがロウレベルに立ち下がるためであ
る。
【0070】上記ステップS8110で“Yes”すな
わち玉貸可能信号RDYがハイレベルであると確認する
と、ステップS8112へ進み、変換スイッチからの信
号を見て玉貸し変換ボタン123がオンされているか否
か判定する。ここで、“Yes”ならステップS811
4へ移行してカードの残金が、玉貸し数設定器506に
設定された玉貸し数に相当する金額よりも多いか否か判
定する。そして、カードの金額の方が多いときは、ステ
ップS8116へ移行して払出回数レジスタに設定玉貸
し数をセットし、カードの金額の方が少ないときにはス
テップS8118へ進んで、払出回数レジスタにカード
残金をセットしてから、図18のステップS8130へ
移行する。
【0071】また、ステップS8112で“No”すな
わち玉貸し変換ボタン123がオフであると判定される
と、ステップS8120へ移行して返却スイッチからの
信号を見て返却ボタン124がオンされているか否か判
定する。ここで、“Yes”ならステップS8122へ
移行して玉貸可能表示器126を消灯させ、磁気書込フ
ァンクションの送信予約を行なってから(ステップS8
124)、ステップS5126へ進んで、カードリーダ
からカードを排出させる排出ファンクションの送信予約
を行なってステップS8102へ戻る。一方、上記ステ
ップS8120で返却ボタン124がオフされていると
判定すると、何もせずにステップS8102へ戻る。
【0072】図18のステップS8130へ移行して来
ると、まず玉貸し可能表示器126を消灯させてから、
排出制御装置600に対する玉貸要求信号BRQをロウ
レベルにアサートして、排出終了信号EXSの応答待ち
のEXSタイマ(10秒)をセットする(ステップS8
132,S8134)。それから、EXSタイマがゼロ
になったか判定し、“No”なら排出制御装置600か
らの排出終了信号EXSが立ち下がったか判定する(ス
テップS8136,S8138)。そして、“Yes”
なら上記EXSタイマが10m秒経過したか否か判定す
る(ステップS8140)。ここで、排出終了信号EX
Sが立ち下がる前にEXSタイマがタイムアップしたと
判定すると、ステップS8172へ進み、磁気書込ファ
ンクションの送信予約を行なってから、カード排出ファ
ンクションの送信予約を行なって(ステップS817
4)有効表示ランプS230を消灯(ステップS817
6)、挿入残高表示器220(3桁表示)に「000」
を表示させ(S8178)、ステップS8102へ戻
る。排出制御装置600に対する玉貸要求を行なってか
ら10秒経過しても排出終了信号が帰って来ないのは異
常が発生しているためと考えられるからである。
【0073】一方、EXSタイマがタイムアップする前
に排出終了信号EXSが立ち下がりかつEXSタイマが
10m秒経過していると、次のステップS8142へ移
行して再びEXSタイマを10秒にセットする。それか
ら、EXSタイマがゼロになったか判定し、“No”な
ら排出制御装置600からの排出終了信号EXSが立ち
上がったか判定する(ステップS8144,S814
6)。そして、“Yes”なら上記EXSタイマが20
0m秒経過したか否か判定する(ステップS814
8)。ここで、排出終了信号EXSが立ち上がる前にE
XSタイマ(10秒)がタイムアップしたと判定する
と、ステップS8172へ進み、磁気書込ファンクショ
ンの送信予約を行なってから、カード排出ファンクショ
ンの送信予約を行なって(ステップS8174)有効表
示ランプS230を消灯(ステップS8176)、挿入
残高表示器220(3桁表示)に「000」を表示させ
(S8178)、ステップS8102へ戻る。排出制御
装置600からの排出終了信号EXSは、球排出装置1
70の構造からロウレベルに立ち下がってから平均で約
1秒経過すると立ち上がることが分かっているので、排
出終了信号EXSがロウレベルに立ち下がってから10
秒経過してもハイレベルに立ち上がらないのは異常が発
生しているためと考えられるからである。
【0074】EXSタイマがタイムアップする前に排出
終了信号EXSが立ち上がりかつEXSタイマが200
m秒(この時間内排出が終了するはずはないため)経過
していると、次のステップS8150へ移行してタイマ
を75m秒にセットする。それから、そのタイマがゼロ
になったか判定し(ステップS8152)、タイムアッ
プすると次のステップS8154へ移行して玉貸要求信
号BRQをハイレベルにネゲートする。これによって、
排出終了信号EXSが立ち上がってから75m秒経過し
てから玉貸要求信号BRQがハイレベルに変化されるよ
うになる。それから、再びタイマを100m秒にセット
する(ステップS8156)。
【0075】次のステップS8158では、カード残高
(度数)を「1」だけ減らしてから、カード管理装置8
00に対する決済信号j(パルス)の出力カウンタを
「1」だけ増加させる(ステップS8160)。それか
ら、ステップS8162へ進んで払出回数を「1」だけ
減算したのち、払出回数が「0」になったか否か判定し
(ステップS8164)、“No”なら上記ステップS
8158でセットしたタイマがタイムアップしたか判定
し(ステップS8170)、タイムアップした時点で上
記ステップS8130へ戻って上記手順を繰り返して再
度玉貸要求信号BRQをアサートして排出制御装置60
0から応答を待つ。これによって、玉貸要求信号BRQ
が続けて発生される場合、前の信号が一旦立ち上がって
100m秒経過してから玉貸要求信号BRQが再びロウ
レベルにアサートされるようになり、排出制御装置60
0は確実に玉貸要求信号BRQの立下りを検知すること
ができる。
【0076】一方、ステップS8164で“Yes”す
なわち払出回数が「0」のときはステップS8166へ
移行してカード残金がゼロになったか否か判定し、ゼロ
のときはステップS8172へ移行して磁気書込ファン
クションとカード排出ファンクションの送信予約(ステ
ップS8174)をしてから、有効表示ランプ230を
消灯(ステップS8176)、挿入残高表示器220
(3桁表示)に「000」を表示させ(ステップS81
78)、最初のステップS8102へ戻る。これによっ
て、遊技中、カードをカードリーダ内に保持させておい
ても、カード残高が「0」になると自動的にカードがカ
ードリーダより排出され、遊技者はカード残高が「0」
になったことを速やかに知ることができる。また、磁気
書込ファンクションの送信予約の際には、送信バッファ
内に書込みファンクションコードとともにカード残高デ
ータをテキストとして入れておく。
【0077】一方、上記ステップS8166でカード残
高が「0」でないと判定すると、ステップS8168へ
進んで、玉貸排出処理が終了し次の玉貸し変換ボタンの
操作が可能であることを表示すべく玉貸可能表示器12
6を点灯させてから最初のステップS8102へ戻る。
図19には、上記メインルーチン(図16)のステップ
S8010で実行されるカードの返却処理の具体的手順
の一例が示されている。
【0078】この処理が開始されると、まず返却ボタン
124がオンされているか判定し(ステップS820
2)、“Yes”ならステップS8204へ進んで玉貸
可能表示器126が点灯されているか調べる。この玉貸
可能表示器126はカードがカードリーダに挿入され、
玉貸し変換ボタン123が有効な場合に点灯されるラン
プであり、ステップS8204で“Yes”すなわちラ
ンプ点灯と判定すると、ステップS8206へ進み、こ
の玉貸可能表示器126を消灯させてから、磁気書込フ
ァンクション送信予約およびカードの排出ファンクショ
ン送信予約を行ない(ステップS8208,S821
0)、有効表示ランプ230を消灯して挿入残高表示器
220(3桁表示)に「000」を表示させ(ステップ
S8212,S8214)た後、上記ステップS820
2へ戻って次に返却ボタンがオンされるのを待つ。この
ファンクションをカードリーダが受信することによっ
て、カードリーダ内からカードが排出される。しかる
後、有効表示ランプ230を消灯させ、挿入残高表示器
220の表示(3けた)を「000」に変更する(ステ
ップS8212,S8214)。
【0079】一方、玉貸可能表示器126が消灯されて
いるときに返却ボタンがオンされると、上記ステップS
8204からステップS8216へ移行して、玉貸処理
(図17)のステップS8130で玉貸可能表示器12
6の消灯と同時にセットされる玉貸中フラグをチェック
して玉貸処理中か否か判定する。そして、玉貸中でなけ
れば何もせずステップS8202へ戻る。玉貸可能表示
器126が消灯されているのは玉貸し処理中もしくはカ
ードがカードリーダ内に存在しないということであるの
で、返却ボタンがオンされてもカードの返却をカードリ
ーダに指令する必要がないからである。
【0080】上記ステップS8216で“Yes”すな
わち玉貸中と判定すると、ステップS8218へ進ん
で、ステップS8168で玉貸可能表示器126の点灯
と同時にクリアされる玉貸中フラグを調べて玉貸処理が
終了したか判定する。そして、この玉貸中フラグが
“0”にクリアされるまでこのステップを繰り返し、玉
貸処理が終了した時点でステップS8220へ移行し
て、カード残高が“0”か否か判定する。ここで、カー
ド残高が“0”でないときは上記ステップS8206へ
移行してこの玉貸可能表示器126を消灯させてから、
磁気書込ファンクション送信予約およびカードの排出フ
ァンクション送信予約等を行なった後、上記ステップS
8202へ戻って次に返却ボタンがオンされるのを待
つ。
【0081】ステップS8220でカード残高が“0”
と判定すると何もせずにステップS8202へ戻って次
の返却ボタンの操作を待つ。カード残高が“0”になる
と、前述した玉貸処理のステップS8172,S817
4(図18)で磁気書込ファンクションおよび排出ファ
ンクションの送信予約がなされ、それを受けてカードリ
ーダ内からカードが排出されるからである。図20およ
び図21には、上記メインルーチン(図16)のステッ
プS8012で実行されるカードリーダ制御装置250
との間のファンクション送受信処理の具体的手順の一例
が示されている。
【0082】なお、送受信されるファンクションは、フ
ァンクションコードの先頭にSTXコードがまた終端に
ETXコードが付加されたデータ形式で送信される。フ
ァンクションコード以外にも送受信される信号として、
ENQコード(送信の問合せ)とACKコード(肯定応
答)とがあるが、これらは先頭のSTXコードも終端の
ETXコードも付加せずにコード単独で送信される。こ
のファンクション送受信処理が開始されると、まずステ
ップS8300で上記玉貸処理(図17,18)または
カード返却処理(図19)によるファンクション送信予
約の設定がなされているか否か判定する。そして、送信
予約がなければステップS8350へ移行して、後述の
受信割込み処理(図25)で設定されるENQ受信フラ
グを調べて、カードリーダ制御装置250からENQ
(問合せコード)が入ってきているか判定する。
【0083】上記ステップS8300で“送信予約有”
と判定すると、ステップS8302へ移行して、再送信
回数を3回にセットしてからENQコードを送信する
(ステップS8304)。この送信によって送信割込み
が発生して後述の送信割込み処理が開始される。それか
ら、ステップS8306で応答タイマを10秒にセット
した後、ステップS8308でこの応答タイマがタイム
アップしたか判定し、“No”のときは受信割込み処理
(図25)でセットされるACK受信フラグをみてAC
K(応答コード)を受信したか判定する(ステップS8
310)。そして、ACKを受信する前に応答タイマが
タイムアップしたときは、ステップS8312へ移行し
てステップS8302でセットした再送信回数を「1」
だけ減算してから、再送信回数が「0」になったか否か
判定し(ステップS8314)、「0」でないときは上
記ステップS8304へ戻ってENQコードの再送信を
行なう。
【0084】一方、応答タイマがタイムアップする前に
ACKを受信したときは、ステップS8316へ進んで
ACK受信フラグを“0”にクリアし、かつ送信データ
の先頭を示すSTXコードを送信する。この送信によっ
て送信割込みが発生して後述の送信割込み処理が開始さ
れ、ファンクションコードやデータが送信される。ま
た、ステップS8318で応答タイマを10秒にセット
した後、ステップS8320でこの応答タイマがタイム
アップしたか判定し、“No”のときは受信割込み処理
(図25)でセットされるENQ受信フラグをみてEN
Qを受信したか判定する(ステップS8322)。この
ENQはカードリーダ制御装置250から玉貸し制御装
置500に対して受信結果を送っても良いかの問合せで
あるので、玉貸し制御装置500は、応答タイマがタイ
ムアップする前にENQを受信したときはステップS8
324へ進み、ENQ受信フラグを“0”にクリアし、
かつACKコードを送信する。ENQを受信する前に応
答タイマがタイムアップしたときは、テキスト送信に対
する受信結果の応答がなかったことになるので、通信異
常があったと判定してステップS8340へ移行して通
信異常を示すエラーコードを表示データバッファへ書き
込んで、ステップS8344でそのコードを残高表示器
122に表示させて制御動作を停止する。
【0085】ステップS8324でACKを送信した後
は、再び応答タイマを10秒にセット(ステップS83
26)した後、ステップS8328でこの応答タイマが
タイムアップしたか判定し、“No”のときは受信割込
み処理(図25)でセットされるFNC受信フラグをみ
て受信結果の内容を示すファンクションを受信したか判
定する(ステップS8330)。そして、ファンクショ
ンを受信する前に応答タイマがタイムアップしたとき
は、ACK送信に対する応答がなかったことになるの
で、通信異常があったと判定してステップS8340へ
移行して通信異常を示すエラーコードを表示データバッ
ファへ書き込んで、ステップS8344でそのコードを
残高表示器122に表示させて制御動作を停止する。
【0086】応答タイマがタイムアップする前にファン
クションを受信したときは、ステップS8332へ進ん
でFNC受信フラグを“0”にクリアした後、受信した
ファンクションの内容が、「再送要求」か、「異常終
了」か、「正常終了」かを判定する(ステップS833
4,S8336,S8338)。このうち異常終了は、
通信そのものには異常はなかったがカードリーダにおけ
る書込み不良等の異常があった場合に送られてくる。
【0087】そこで、受信したファンクションが再送要
求であったときは上記ステップS8302へ戻って送信
のやりなおしを行ない、異常終了のときはステップS8
342へ移行してカードリーダ異常を示すエラーコード
を表示データバッファへ書き込んで、ステップS834
4でそのコードを残高表示器122に表示させて制御動
作を停止する。また、正常終了であれば、一連の送信処
理が終了したものとしてステップS8300へ戻り、次
の送信予約に対する処理を行ない、正常終了でないとき
はステップS8318へ戻って受信結果のファンクショ
ンコードの再受信を行なう。
【0088】一方、ステップS8300で“送信予約な
し”と判定すると、図21のステップS8350へ移行
して、受信割込み処理(図25)でセットされるENQ
受信フラグをみて、カードリーダ制御装置250からの
ENQを受信したか判定する。そして、ENQを受信し
ていればステップS8351へ移行してこのENQ受信
フラグをリセットしてからステップS8352へ進み、
ACKコードを送信した後、応答タイマを10秒にセッ
トする(ステップS8354)。このACKの送信によ
って送信割込みが発生して後述の送信割込み処理が開始
され、カードリーダ制御装置250へACKが送信され
る。
【0089】そこで、ステップS8356でこの応答タ
イマがタイムアップしたか判定し、“No”のときは受
信割込み処理(図25)でセットされるFNC受信フラ
グをみて受信結果の内容を示すファンクションを受信し
たか判定する(ステップS8358)。そして、ファン
クションを受信する前に応答タイマがタイムアップした
ときは、ACK送信に対する応答がなかったことになる
ので、通信異常があったと判定して図20のステップS
8340へ移行して通信異常を示すエラーコードを表示
データバッファへ書き込んで、ステップS8344でそ
のコードを残高表示器122に表示させて制御動作を停
止する。
【0090】応答タイマがタイムアップする前にファン
クションを受信したときは、ステップS8360へ進ん
でFNC受信フラグを“0”にクリアした後、受信した
ファンクションがカードデータ送信ファンクションか否
かを判定する(ステップS8361)。そして、判定結
果が“No”なら何もせずにステップS8300へ戻
り、“Yes”ならステップS8362へ移行してカー
ド残高が「0」か否か判定する。そして、カード残高が
「0」でなければステップS8364へ進んで玉貸可能
表示器126を点灯させ、受信バッファの内容(残高デ
ータ)をカード残高記憶部へ書き込む(ステップS83
66)。それから、有効表示ランプ230を点灯させ、
受信したカード残高を挿入残高記憶部に格納しかつそれ
を挿入残高表示器220に表示させて受信処理を終了す
る(ステップS8368,S8370)。一方、ステッ
プS8362の判定結果が“Yes”すなわちカード残
高が「0」のときは、ステップS8372へ移行してカ
ードリーダに対するカード排出ファンクション予約を行
なって処理を終了する。
【0091】図22には、上記メインルーチン(図1
6)のステップS8014で実行される決済信号出力処
理の具体的手順の一例が示されている。この処理が開始
されると、まず図18の玉貸処理中のステップS816
0でカウントアップする決済信号数カウンタを調べて決
済信号数が“0”か否か判定する(ステップS840
2)。ここで“No”すなわち決済信号数が1以上であ
ると判定すると、ステップS8404へ進んでオン時間
タイマを200m秒に設定し、決済信号jをハイレベル
にアサートしてから、そのタイマがタイムアップするの
を待つ(ステップS8406,S8408)。それか
ら、ステップS8410へ移行してオフ時間タイマを2
00m秒に設定し、決済信号jをロウレベルにネゲート
してから、そのタイマがタイムアップするのを待つ(ス
テップS8412,S8414)。
【0092】その後、ステップS8416で上記決済信
号数カウンタを「1」だけ減らしてステップS8402
へ戻り、決済信号数カウンタが「0」になるまで、決済
信号パルスを出力させる。これによって、パルス幅20
0m秒の決済信号jが出力される。また、パルスを
「2」以上出力させる場合にも、パルスとパルスの間隔
が200m秒に設定され、これを受信するカード管理装
置800が確実に決済信号パルスを計数することができ
る。
【0093】図23には、上記メインルーチン(図1
6)とは別個に玉貸制御装置500がタイマ割込みによ
り、例えば1m秒ごとに実行するタイマ割込み処理の具
体的手順の一例が示されている。このタイマ割込み処理
では、カード残高記憶部から残高データを読み出して残
高表示器122の表示信号を形成して出力し、カード残
高を表示させ(ステップS8502)、上記メインルー
チン中で使用されている各タイマを「−1」して終了す
る(ステップS8504)。
【0094】図24および図25には、上記メインルー
チン(図16)とは別個に玉貸制御装置500によって
実行される送信割込み処理および受信割込み処理の具体
的手順の一例が示されている。このうち、送信割込み
は、上記メインルーチンの玉貸処理(図18参照)やフ
ァンクション送受信処理(図20参照)中において、E
NQコード,STXコードまたはACKコードを送信す
ることによって発生されるようになっている。この送信
割込みが開始されると、ステップS8602,S860
4,S8606で、送信バッファを見て送信されたコー
ドがいずれのコードか判定する。ここで、送信されたコ
ードがENQ,ACKまたはETX(テキストデータの
終端を示すコード)のいずれかであれば何もせずに割込
みを終了する。
【0095】一方、上記判定ですべて“No”となると
送信バッファに入っていたコードはSTXコード、ファ
ンクションコードまたはテキストデータであり、これら
には続きのコードがある。そこで、その場合にはステッ
プS8608へ進んでメモリの送信データエリア内の次
の8ビットのコードを送信バッファへ転送してから、メ
モリの送信データエリアのアドレスをインクリメントし
て、送信バッファに入っているコードを送信して終了す
る(ステップS8610,S8612)。この送信によ
って再び送信割込みが発生するので、送信したコードが
上記ENQ,ACKまたはETX以外のときは続きのコ
ードがあるので、ステップS8608でメモリの送信デ
ータエリア内の次の8ビットのコードを送信バッファへ
転送してから、メモリの送信データエリアのアドレスを
インクリメントして送信バッファに入っているコードを
送信する手順を繰り返しすべてのコードを送信する。
【0096】図25の受信割込みは、カードリーダ制御
装置250からの送信が入ってくることによって発生す
る。この受信割込みが開始されると、ステップS865
2,S8654で受信したコードがENQコードまたは
ACKコードであるか判定する。そして、受信したコー
ドがENQコードであればステップS8656へ移行し
てENQ受信フラグを“1”にセットし、ACKコード
であればステップS8658でACK受信フラグを
“1”にセットして割込み処理を終了する。上記ENQ
受信フラグおよびACK受信フラグは、前記ファンクシ
ョン送受信処理フロー中で参照される。
【0097】一方、受信したコードがENQコードまた
はACKコードのいずれでもない場合には、ステップS
8660へ進んで受信したコードを受信バッファからメ
モリへセーブしてから、受信バッファアドレスを更新す
る(ステップS8662)。続きの受信コードが受信バ
ッファに残っていれば再び受信割込みがかかるので、上
記ルーチンを繰り返すことで受信コードがすべてメモリ
にセーブされる。次に、受信したコードがETXコード
か否か判定し(ステップS8664)、“No”なら何
もせずに本ルーチンを終了する。一方、ステップS86
64でETXコードを受信したと判定すると、ステップ
S8666へ進んで受信したファンクションコードの長
さが正常であったか調べる。ここで、“Yes”ならス
テップS8668へ進んでファンクション受信フラグを
“1”にセットして割込み処理を終了し、“No”なら
ステップS8670へ移行して再送要求ファンクション
送信予約をして割込み処理を終了する。
【0098】次に、上述した排出制御装置600によっ
て行なわれる賞品球および貸し玉の排出制御の手順を図
26ないし図57を参照して詳細に説明する。図26に
は、上記排出制御装置600が実行するメインルーチン
の全体が示されている。このメインルーチンは、上記排
出制御装置600の電源の投入と同時に開始され電源が
投入されている限り繰返しその処理が行なわれる。電源
が立上がると、先ず、ステップS0でRAMのクリアや
フラグの設定、出力バッファのリセット等の初期設定を
行なう。
【0099】続くステップS1では、タイマの更新や各
種センサからの検出信号、入力信号の読込みを行なうバ
ックグランド処理を行なってから、ステップS2に進
み、カード挿排確認処理(図40)を行なってカードリ
ーダ内にカードが存在しているか否か確認する。それか
ら、ステップS3に進み、後述のBRQ信号読込み処理
(図37)中でセットされる玉貸し要求信号BRQの立
下りフラグが「1」であるか否か判定し、フラグが
「1」のときはステップS10の貸玉処理を行ない、フ
ラグが「0」のときはステップS4へ進む。ステップS
4では、後述のセーフ玉排出処理(図49)中で起動さ
れる排出ウェイトタイマ(ステップS5708)が動作
中であるか否かが判定される。
【0100】ここで、“No”なら次のステップS5の
玉抜処理(図41−42)を行なってから、また“Ye
s”ならステップS5をスキップしてステップS6へ移
行する。ステップS6では、セーフセンサ181からの
検出信号の入力処理を行なう図31のセーフセンサ読込
み処理フロー中において設定されるセーフセンサ検出フ
ラグを調べて該フラグが“1”ならステップS7で払出
処理(図43)を実行してから、またセーフセンサ検出
フラグが“0”なら、ステップS7をスキップしてステ
ップS8,S9へ移行する。
【0101】ステップS8,S9では、排出系1と2の
排出カウンタをそれぞれチェックして、いずれのカウン
タの値も「8」以下の時は上記ステップS2へ戻って上
記手続きを繰り返す。一方、ステップS8,S9でいず
れかのカウンタの値が「8」以上と判定した時は排出異
常と判断してステップS11へ移行し、玉抜きソレノイ
ドをオンさせ、セーフランプを点灯、さらに玉貸可能信
号RDYをロウレベル(無効状態)に変化させて終了す
る。玉抜きソレノイドがオンされることにより、余分に
払いだされた玉は遊技機前面の受け皿でなく玉抜き樋1
57を通って遊技機の背部に回収され、故障等による遊
技店の不利益を回避することができる。
【0102】なお、ステップS8,S9で排出カウンタ
の値が「8」以上か否か判定することで排出異常を判断
しているのは、この実施例では、排出要求がないにもか
かわらず5個以上の球が排出されたときに異常と判定す
るようにしているためである。なお、この実施例では排
出カウンタとして4ビットのカウンタを使用し不正監視
用に「4」を設定(図49のステップS5702)して
おいて、排出玉検出毎にカウントダウンさせるようにし
ているため、4ビット目を監視することにより、カウン
タの値が「8」(2進数では1000)以上になったか
否かをソフトウェア的に容易に知ることができる。
【0103】図27には、図26のメインルーチンのス
テップS0で実行される初期化処理の手順が示されてい
る。この処理が開始されると、まず玉貸し制御装置60
0に対する玉貸可能信号RDYをロウレベルにネゲート
してから、割込み処理時の退避領域を指定するスタック
ポインタの設定を行なう(ステップS101,S10
2)。次に、システムクロックを分周してタイマのクロ
ック発生する可変分周器の分周率を1/4に設定し、タ
イマを起動させる(ステップS103,S105)。こ
れによって、例えばタイマとして8ビットのカウンタを
使用し、システムクロックとして500kHzの周波数
のクロックを用いたとすると、タイマカウンタは125
kHzのクロックでカウントアップされ、タイマからは
2.048m秒ごとにオーバーフロー(桁上げ)信号が
出力されるようになる。なお、上記タイマのオーバーフ
ロー(桁上げ)信号があるとそれを保持するフラグ(I
NT RQF)が設けられており、このフラグは、CP
Uがその状態を読み出すことによりクリアされるように
構成されている。
【0104】上記タイマ起動後は、ステップS107で
I/Oポートの初期化を行なって、排出制御装置600
から玉貸制御装置500へ供給する玉貸可能信号RDY
や排出終了信号EXS等の状態(初期レベル)を設定す
る。ちなみに、玉貸可能信号RDYの初期状態はロウレ
ベルで、排出終了信号EXSの初期状態はハイレベルで
ある。次に、ステップS109でソフトタイマを2秒
(カウント値「976」)に設定してから、上記ハード
タイマからのオーバーフロー(桁上げ)信号を保持する
フラグ(INT RQF)が“1”になるのを待ち(ス
テップS111)、“1”になるとステップS109で
設定したソフトタイマを「1」だけ減らす(ステップS
113)。そして、次のステップS115で上記ソフト
タイマの値が「0」になったか判定し、“No”なら上
記ステップS111へ戻ってタイマのカウントダウンを
繰り返し行なう。電源投入後、システムの動作が安定化
するのを待つためである。
【0105】その後、ステップS115でソフトタイマ
(2秒)のカウント値が「0」になったと判定すると、
ステップS117へ移行して通信線の接続を確認する回
線テスト処理(図28)を行なってから、ステップS1
18,S119進み、不正監視用玉数設定処理として2
つの排出系1と2の排出カウンタにそれぞれ「4」を設
定した後、玉貸可能信号RDYをハイレベルにアサート
して(ステップS121)、当該初期化処理を終了す
る。
【0106】図28には、図27のサブルーチン中にお
ける回線テスト処理(ステップS117)の手順の一例
が示されている。このサブルーチンが開始されると、先
ずステップS171で送信バッファに「回線テスト」コ
マンドをセットした後、タイマ2を12m秒に設定し、
クロック立上りエッジ検出フラグを“0”にクリアして
からバックグランド処理を行なう(ステップS173,
S175,S177)。そして、このバックグランド処
理で遊技盤制御装置400から供給されるクロックCK
の読込み(図39)を行なって、その中で設定されるク
ロック立上りエッジ検出フラグが“1”にセットされて
いるかを、ステップS181でチェックすることでクロ
ックが発生されていることの確認を行なう。タイマ2を
12m秒にセットしているのは、確認しようとしている
クロックCKの周期が8m秒であるからである。このタ
イマ2がタイムアップする前にクロック立上りエッジ検
出フラグが“1”にならなかったときは、上記ステップ
S173へ戻って再度タイマ2を設定しなおす(ステッ
プS179)。
【0107】ステップS181でクロック立上りエッジ
検出フラグが“1”になっているのを確認すると、ステ
ップS183へ進んでこのフラグを“0”にクリアして
から、再びタイマ2を12m秒に設定し、バックグラン
ド処理を行なう(ステップS185,S187)。それ
から上記クロック立上りエッジ検出フラグが“1”にな
っているか再度確認する(ステップS191)。このよ
うにしてクロックCKの立上りを2度確認してからステ
ップS193の送信処理(図29)へ移行して、「回線
テスト」コマンドを送信するようになっている。タイマ
2(12m秒)がタイムアップする前にクロック立上り
エッジ検出フラグが“1”にならなかったときは、上記
ステップS173へ戻って再度タイマ2を設定しクロッ
クの確認をやりなおす(ステップS189)。
【0108】上記「回線テスト」コマンドを遊技盤制御
装置400が受信すると、前述したように「回線テス
ト」コマンドを送り返してくるようになっている(図1
5CステップS853−S857参照)。そこで、上記
送信処理(ステップS193)実行後は、ステップS1
95へ進んで受信処理(図30参照)を行ない、遊技盤
制御装置400からの応答(「回線テスト」コマンド)
を待つ。そして、次のステップS197で上記受信処理
内で設定されるデータエラーフラグをチェックして、フ
ラグが“0”ならステップS199へ進み、受信したデ
ータが「回線テスト」コマンドか否か確認して“Ye
s”なら本ルーチンを終了する。一方、上記ステップS
197でデータエラーフラグが“1”になっていたり、
ステップS199で回線テスト以外のコマンドを受信し
ていると、ステップS195へ戻って受信処理を繰り返
す。
【0109】図29には、図28の回線テスト処理ルー
チン中における送信処理(ステップS193)の手順の
一例が示されている。このサブルーチンでは、先ずステ
ップS701で上記クロック立上りエッジ検出フラグを
“0”にクリアしてから、送信バッファ内の送信データ
を1ビット読み込む(ステップS703)。それから、
タイマ2を12m秒に設定してからバックグランド処理
を行なう(ステップS705,S707)。そして、こ
のバックグランド処理で遊技盤制御装置400から供給
されるクロックCKの読込み(図39)を行なって、そ
の中で設定されるクロック立上りエッジ検出フラグが
“1”にセットされているかを、ステップS711でチ
ェックすることでクロックが立ち上がったのを確認して
次のステップS713へ進み、送信ポートへ送信バッフ
ァ内のビットを1つ出力する。これによって、クロック
CKの立上りに同期してコマンドの送信がなされる(図
60のタイミングts)。ステップS713でのビット
送信後は、ステップS715へ進み、全ビットの送信が
終了したか否か判定し、終了していないときは上記ステ
ップS701へ戻って上記手順を繰り返して送信コード
の全ビットを順番に送信する。なお、ステップS711
でクロック立上りエッジ検出フラグの変化を検出する前
にステップS705でセットしたタイマがタイムアップ
すると、図26のステップS0へ戻って初期化処理から
やりなおすようになっている。
【0110】図30には、図28の回線テスト処理ルー
チン中における受信処理(ステップS195)の手順の
一例が示されている。このサブルーチンでは、先ずステ
ップS721でタイマ3を3秒に設定してから、データ
エラーフラグおよびクロック立上りエッジ検出フラグを
それぞれ“0”にクリアする(ステップS723,S7
25)。次に別のタイマ2を12m秒に設定してからバ
ックグランド処理を行なう(ステップS727,S72
9)。そして、このバックグランド処理で遊技盤制御装
置400から供給されるクロックCKの読込み(図3
9)を行なって、その中で設定されるクロック立上りエ
ッジ検出フラグが“1”にセットされているかを、ステ
ップS733でチェックすることでクロックが立ち上が
ったのを確認して次のステップS735へ進み、再びバ
ックグランド処理を行なう。
【0111】それから、上記バックグランド処理の中で
読み込まれたクロックCKのチャタリング除去後のレベ
ルがロウレベルになっているか判定し、“Yes”なら
ステップS741へ移行して受信ポートより受信データ
を1ビット読み込んでメモリに記憶する(図59タイミ
ングtr1)。遊技盤制御装置400はクロックCKの
ハイレベルへの立上りに同期して送信データを切り換え
るので、クロックCKのロウレベルの期間に受信データ
を読み込むことにより、誤ったデータの読込みを防止す
ることができる。なお、ステップS731およびS73
7で、クロック立上りエッジ検出フラグの変化を検出す
る前にステップS727でセットしたタイマがタイムア
ップしたと判定すると、図26のステップS0へ戻って
初期化処理からやりなおすようになっている。
【0112】ステップS741で受信ビットを読み込ん
だ後は、再びバックグランド処理を行なう(ステップS
743)。そして、読み込まれたクロックCKのチャタ
リング除去後のレベルがロウレベルになっているか判定
し、“Yes”ならステップS747へ移行して受信ポ
ートより受信データを1ビット読み込んでメモリに記憶
する(図59タイミングtr2)。バックグランド処理
では1m秒待ちを行なうので、ステップS743を入れ
ることにより、約1m秒の間隔をおいて同一のビットが
2度読みされることになる。それから、上記ステップS
741とS747で記憶した2つの読み込みビットと比
較して(ステップS749)、一致したならステップS
751へ進んでスタートビットの検出中か判定し、“N
o”ならステップS755へジャンプして読み込みビッ
トを受信バッファの対応ビットに記憶する。一方、ステ
ップS751でスタートビットの検出中と判定すると、
ステップS753へ進み、読み込んだ先頭のビットがロ
ウレベルか否か判定する。そして、“Yes”ならステ
ップS755へ移行して、読み込まれたスタートビット
を受信バッファの対応ビットに記憶する。
【0113】それから、ステップS757へ進んで、受
信データの全ビットの読込みが終了したか判定し、“N
o”ならステップS759へ移行して上記ステップS7
21でセットしたタイマ3がタイムアップしたか判定
し、タイムアップしていなければステップS725へ戻
って上記手順を繰り返し、全ビットの読込みを行なう。
一方、ステップS759で、全ビットの読込みが終了す
る前にタイマ3がタイムアップしたと判定すると、本ル
ーチンを中断し、メインルーチンのステップS2へ戻っ
て最初からやりなおす。また、上記ステップS749
で、2度読みしたデータ同志が一致しなかったときは、
ステップS761へ移行してデータエラーフラグを
“1”にセットして本ルーチンを終了する。
【0114】図31には、図26のメインルーチンや各
種処理中で実行されるバックグランド処理の内容が、ま
た図32−図39にはその具体的手順が示されている。
この処理はタイマの更新や各種センサからの検出信号、
各種入力信号の読込みのために行なわれるものである。
このバックグランド処理が開始されると、先ず、1m秒
待ち処理(ステップS21)を行なってから、タイマ0
とタイマ1、タイマ2、タイマ3(いずれもソフトタイ
マ)のカウント値の更新を行なう(ステップS22,S
23,S24,S25)。それから、セーフセンサの読
込み処理(ステップS26)および排出センサ1の読込
み処理(ステップS27)、排出センサ2の読込み処理
(ステップS28)、球抜センサの読込み処理(ステッ
プS29)、玉貸要求信号BRQの読込み処理(ステッ
プS30)、カード有無信号CONの読込み処理(ステ
ップS31)を行ない、続いてクロックCKの読込み処
理(ステップS32)を行なう。
【0115】図32は、上記ステップS21にて行なわ
れる1m秒待ち処理ルーチンのフローチャートである。
このサブルーチンが開始されると、先ずバッファもしく
はメモリにセーブされたタイマ用の8ビットカウンタ
(2.048m秒)の前回カウント値を読み出してから
(ステップS201)、現在のカウント値を読み込むと
ともにそれをバッファもしくはメモリにセーブする(ス
テップS203)。次に、読み込んだ現在のカウント値
と、前回のカウント値とを比較して最上位ビットb7が
変化したか判定し(ステップS205)、“Yes”な
ら処理を終了し、“No”ならステップS201へ戻っ
て再びセーブしたタイマの前回カウント値と現在のカウ
ント値を読み込んで最上位ビットb7の比較を繰り返
す。この8ビットのタイマカウンタは前述したように1
25kHzのクロックでカウントアップされるので、最
上位ビットb7が変化したときに1m秒(正確には1.
024m秒)経過したことになる。
【0116】図33は、上記ステップS22にて行なわ
れるタイマ0の更新処理ルーチンのフローチャートであ
る。この実施例ではタイマ0として4ビットのカウンタ
を3本用意してあり、そのうち一つを上記1m秒待ち処
理終了毎に更新する1mSカウンタとして使用し、他の
一つはこの1mSカウンタがオーバーフローする毎に更
新する16mSカウンタとして使用し、残りの一つはこ
の16mSカウンタがオーバーフローする毎に更新する
256mSカウンタとして使用するようにしている。
【0117】このサブルーチンが開始されると、まず1
mSカウンタをデクリメント(−1)してから(ステッ
プS211)、この1mSカウンタが桁下げすなわちオ
ール0からオール1に変化したか判定し(ステップS2
12)、桁下げがなければそのままこの処理を終了す
る。一方、1mSカウンタが桁下げがあると予め用意さ
れた1mSフラグに“1”をセットしてから(ステップ
S213)、16mSカウンタをデクリメントする(ス
テップS214)。それから、この16mSカウンタが
桁下げすなわちオール0からオール1に変化したか判定
し(ステップS215)、桁下げがなければそのままこ
の処理を終了する。
【0118】さらに、ステップS215で桁下げ有りと
判定すると、予め用意された16mSフラグに“1”を
セットしてから(ステップS216)、256mSカウ
ンタをデクリメントする(ステップS217)。それか
ら、この256mSカウンタが桁下げを起こしたか判定
し(ステップS218)、桁下げがなければそのままこ
の処理を終了し、桁下げがあると予め用意された256
mSフラグに“1”をセットして処理を終了する(ステ
ップS219)。
【0119】従って、例えば10m秒の経過待ちをした
い場合には、上記1mSカウンタに「1010」を設定
してからバックグランド処理でタイマを更新させ、1m
Sフラグを監視して“1”に変化するのを待てば良い。
なお、図31のステップS23におけるタイマ1の更新
処理とステップS24におけるタイマ2の更新処理およ
びステップS25におけるタイマ3の更新処理は、図3
3のタイマ0の更新処理と全く同じであるので図示およ
び説明を省略する。4つのソフトタイマを用意している
のは、同一処理内で4つまでの時間を同時に計測できる
ようにするためである。
【0120】図34は、図31のステップS26にて行
なわれるセーフセンサの読込み処理ルーチンのフローチ
ャートである。このサブルーチンが開始されると、先ず
ステップS221でセーフセンサの状態を入力ポートよ
り読み込んでから、一旦セーフセンサフラグを“1”に
セットする(ステップS223)。次に、ステップS2
21で読み込んだ状態からセーフセンサ181がオンし
ているか判定し(ステップS225)、“Yes”なら
そのまま処理を終了し、“No”ならセーフセンサフラ
グを“0”にクリアして処理を終了する(ステップS2
27)。
【0121】図35は、図31のステップS27にて行
なわれる排出センサ1の読込み処理ルーチンのフローチ
ャートである。このサブルーチンは排出センサ730a
の状態を検出するためのものであり、図31のバックグ
ランド処理により約1m秒毎に繰り返し実行される。な
お、排出センサは内側に球が存在しているときにその出
力信号がロウレベルとなり、球が流出して一時的に又は
継続してセンサ内に存在しなくなったときその出力信号
がハイレベルとなるように構成されている。従って本ル
ーチンではセンサ730aの出力信号がロウレベルから
ハイレベルに変化したときに後述の排出フラグを“1”
に設定して球が排出されたことを記憶するようになって
いる。一方、該センサ730a(以下、排出センサ1と
記す)の出力信号がハイレベルからロウレベルに変化し
たとき排出フラグを“0”に設定して球が待機状態にあ
ることを記憶するようになっている。
【0122】本ルーチンが開始されると、先ず該排出セ
ンサ1の出力信号の状態を入力ポートより、また前回の
排出センサ1の出力信号の状態をバッファ(もしくはメ
モリ)より読み込む(ステップS232,S234)。
そして、ステップS236で両方の信号状態を比較す
る。今仮りに球の排出が行われ、1つの球がセンサ1内
から脱した場合を考える。このとき排出センサ1の出力
信号はロウレベルからハイレベルに変化する。そのた
め、ステップS236の判定結果は“Yes”(変化有
り)となってステップS238以降が実行される。
【0123】ステップS238では、前回のセンサ状態
を廃棄して今回のセンサ状態をバッファに記憶してか
ら、上記タイマ0または1をチャタリング除去タイマと
して使用し、これを1m秒に設定する(ステップS24
0)。次に、ステップS232の読込み状態から該排出
センサ1の出力信号がロウレベルか否か判定する(ステ
ップS242)。ここでは、“No”と判定されるため
上記チャタリング除去タイマを4m秒に設定しなおす
(ステップS244)。それから、排出フラグを“0”
に設定する(ステップS246)。次に、ステップS2
62へ移行して上記排出フラグを調べて排出があったか
否か判定する。ここではまだ“No”と判定されるため
ステップS264をスキップして一旦終了する。
【0124】つぎに、再びバックグランド処理に入り1
m秒待ちしてから本ルーチンが実行されると、排出セン
サ1の出力信号がハイレベルの状態を保持する限りステ
ップS236で“No”すなわち変化無しと判定され
て、ステップS248へ進み、上記ステップS244
(またはS240)で設定したチャタリング除去タイマ
をデクリメント(−1)してから、該タイマがタイムア
ップしたか判定する(ステップS250)。ここでは、
タイマが4m秒に設定されているので、まず“No”と
判定されるため、ステップS246へ移行して排出フラ
グを“0”に設定し、ステップS262へ移行して“N
o”と判定されてステップS264をスキップして終了
することになる。
【0125】その後、上記手順を繰り返しているうち
に、ステップS250でチャタリング除去タイマがタイ
ムアップしたと判定されると、ステップS252へ移行
して、ステップS232で読み込んだセンサ状態がロウ
レベルか否か判定する。ここではセンサがハイレベルの
場合を考えているので、“No”と判定されてステップ
S254へ進んでチャタリング除去後のレベル(バッフ
ァに記憶されており、初期設定でロウレベルにされてい
る)がロウレベルか否か判定する。そして、“Yes”
と判定されてステップS256へ進んでチャタリング除
去後のレベルをハイレベルに設定してから、排出フラグ
を“1”にセット(ステップS258)し、上記ステッ
プS262へ進む。すると、ステップS262では
“1”にセットされた排出フラグを見て、排出があった
と判定してステップS264へ進み、排出カウンタを
「1」だけ減算して本ルーチンを終了する。
【0126】上記の場合、チャタリング除去タイマがタ
イムアップする前に、排出センサ1の出力状態がハイレ
ベルからロウレベルに変化してしまうと、ステップS2
36で変化有りと判定してステップS238へ移行する
ため、排出センサ1が4m秒以下のチャタリングノイズ
もしくは電気的なノイズを拾っても排出カウンタの減算
は行なわれない。
【0127】次に、排出センサ1の出力信号がハイレベ
ルからロウレベルに立下がった場合を考える。この場合
も上記と同様にステップS236で状態変化有りと判定
されてステップS238へ移行する。ただし、今度はス
テップS242で“Yes”と判定されるため、ステッ
プS244,S246をスキップして一旦終了する。そ
して、再び本ルーチンが実行されたときにステップS2
36からS248へ進んでチャタリング除去タイマをデ
クリメント(−1)してから、該タイマがタイムアップ
したか判定する(ステップS250)。ここでは、タイ
マが1m秒に設定されているので、直ちに“Yes”と
判定されるため、ステップS252へ進んで排出センサ
1の状態がロウレベルか否か判定する。そして、“Ye
s”と判定されてステップS260へ移行してチャタリ
ング除去後のレベルをロウレベルに設定してから、ステ
ップS246で排出フラグを“0”に設定し、ステップ
S262へ移行して“No”と判定されてステップS2
64をスキップして終了することになる。なお、図31
のステップS28における排出センサ2の読込み処理ル
ーチンは、図35の排出センサ1の読込み処理ルーチン
と全く同じであるので図示および説明を省略する。
【0128】図36は、図31のステップS29にて行
なわれる玉抜きセンサの読込み処理ルーチンのフローチ
ャートである。このサブルーチンは玉抜きスイッチ75
0の状態を検出するためのものであり、図35のバック
グランド処理により約1m秒毎に繰り返し実行される。
なお、玉抜きスイッチは玉抜き棒によりオンされている
ときにその出力信号がロウレベルとなり、オフされてい
るときはその出力信号がハイレベルとなるように構成さ
れている。従って本ルーチンでは玉抜きスイッチ750
の出力信号がハイレベルからロウレベルに立ち下ったと
きに後述の立下りエッジ検出フラグを“1”に設定して
球抜きスイッチ750がオンされたことを記憶するよう
になっている。
【0129】本ルーチンが開始されると、先ず該玉抜き
スイッチの出力信号の状態を入力ポートより読み込む
(ステップS302)。そして、次のステップS304
で読み込まれた信号状態がハイレベルか否か判定する。
玉抜きスイッチ750がオンされる前は出力信号はハイ
レベルであるため、ステップS304の判定結果は“Y
es”となってステップS306へ移行する。ステップ
S306では、前回のスイッチ状態をバッファより読み
出してハイレベルであったか判定する。ここで、“Ye
s”すなわち玉抜きスイッチの出力信号の状態が2回続
けてハイレベルであったならチャタリング除去後のレベ
ルをハイレベルとしてから、前回のセンサ状態を廃棄し
て今回センサ状態をハイレベルとしてバッファに記憶す
る(ステップS308,S310)。一方、ステップS
306で、“No”と判定されるとステップS308を
スキップしてステップS310へ移行し、今回センサ状
態をハイレベルとしてバッファに記憶して一旦本ルーチ
ンを終了する。
【0130】つぎに、再びバックグランド処理に入り1
m秒待ちしてから本ルーチンが実行されると、玉抜きス
イッチの出力信号がハイレベルの状態を保持する限りス
テップS304からステップS306,S310と進
み、これを繰り返す。その後、上記手順を繰り返してい
るうちに、玉抜きスイッチ750がオンされると、ステ
ップS304で“No”と判定されてステップS312
へ進んで、前回のスイッチ状態をバッファより読み出し
てハイレベルであったか判定する。ここで、“No”と
判定されるとステップS320へ移行し、前回のセンサ
状態を廃棄して今回センサ状態をロウレベルとしてバッ
ファに記憶して一旦本ルーチンを終了する。
【0131】一方、ステップS312で、“Yes”す
なわち玉抜きスイッチの出力信号の状態が2回続けてロ
ウレベルであったならステップS314へすすんで前回
のチャタリング除去後のレベルがロウレベルか否か判定
し、“No”すなわち前回のチャタリング除去後のレベ
ルがハイレベルであったときはステップS316へ移行
して立下りエッジ検出フラグを“1”にセットし、チャ
タリング除去後のレベルをロウレベルとして終了する
(ステップS318)。このように上記ルーチンでは、
玉抜きスイッチの出力状態が2回続けてハイレベルまた
はロウレベルであると判定すると、その出力状態を確定
状態として記憶するため、球抜きスイッチ750が1m
秒以下のチャタリングノイズもしくは電気的なノイズを
拾っても誤って立下りエッジ検出フラグを“1”にセッ
トすることはない。
【0132】図37は、図31のステップS30にて行
なわれる玉貸要求信号BRQの入力(読込み)処理ルー
チンのフローチャートである。このサブルーチンは玉貸
要求信号BRQの状態を検出するためのものであり、図
31のバックグランド処理により約1m秒毎に繰り返し
実行される。なお、玉貸要求信号BRQはそのレベルが
ロウレベルのときに有効状態を示し、ハイレベルのとき
は無効状態を示すようにされている。従って本ルーチン
では玉貸要求信号BRQがハイレベルからロウレベルに
立ち下ったときに後述の立下りエッジ検出フラグを
“1”に設定して玉貸要求信号BRQがロウレベルにア
サートされたことを記憶するようになっている。
【0133】本ルーチンが開始されると、先ず該玉貸要
求信号BRQの状態を入力ポートより読み込む(ステッ
プS332)。そして、次のステップS334で読み込
まれた信号状態がハイレベルか否か判定する。玉貸要求
信号BRQがアサートされる前はレベルがハイレベルで
あるため、ステップS334の判定結果は“Yes”と
なってステップS336へ移行する。ステップS336
では、前回の玉貸要求信号BRQの状態をバッファより
読み出してハイレベルであったか判定する。ここで、
“Yes”すなわち玉貸要求信号の状態が2回続けてハ
イレベルであったならノイズ除去後のレベルをハイレベ
ルとしてから、前回の信号レベル状態を廃棄して今回信
号レベル状態をハイレベルとしてバッファに記憶する
(ステップS338,S340)。一方、ステップS3
36で、“No”と判定されるとステップS338をス
キップしてステップS340へ移行し、今回信号レベル
状態をハイレベルとしてバッファに記憶して一旦本ルー
チンを終了する。
【0134】つぎに、再びバックグランド処理に入り1
m秒待ちしてから本ルーチンが実行されると、玉貸要求
信号BRQの出力信号がハイレベルの状態を保持する限
りステップS334からステップS336,S340と
進み、これを繰り返す。その後、上記手順を繰り返して
いるうちに、玉貸要求信号BRQがロウレベルにアサー
トされると、ステップS334で“No”と判定されて
ステップS342へ進んで、前回のスイッチ状態をバッ
ファより読み出してロウレベルであったか判定する。こ
こで、“No”と判定されるとステップS350へ移行
し、前回の信号レベル状態を廃棄して今回信号レベル状
態をロウレベルとしてバッファに記憶して一旦本ルーチ
ンを終了する。一方、ステップS342で、“Yes”
すなわち玉貸要求信号の出力信号の状態が2回続けてロ
ウレベルであったならステップS344へすすんで前回
のノイズ除去後のレベルがロウレベルか否か判定し、
“No”すなわち前回のノイズ除去後のレベルがハイレ
ベルであったときはステップS346へ移行して立下り
エッジ検出フラグを“1”にセットし、ノイズ除去後の
レベルをロウレベルとして終了する(ステップS34
8)。このように上記ルーチンでは、玉貸要求信号BR
Qの出力レベルが2回続けてハイレベルまたはロウレベ
ルであると判定すると、その出力状態を確定状態として
記憶するため、玉貸要求信号BRQに1m秒以下のノイ
ズがのっても誤って立下りエッジ検出フラグを“1”に
セットすることはない。
【0135】図38は、図31のステップS31にて行
なわれるカード有無信号CONの入力(読込み)処理ル
ーチンのフローチャートである。このサブルーチンはカ
ード有無信号CONの状態を検出するためのものであ
り、図31のバックグランド処理により約1m秒毎に繰
り返し実行される。なお、カード有無信号CONはその
レベルがハイレベルのときに有効状態(カードが挿入さ
れている状態)を示し、ロウレベルのときは無効状態
(カード無しの状態)を示すようにされている。従っ
て、本ルーチンではカード有無信号CONがロウレベル
からハイレベルに立ち上ったときに後述の立上りエッジ
検出フラグを“1”に設定してカード有無信号CONが
ハイレベルにアサートされたことを記憶し、カード有無
信号CONがハイレベルからロウレベルに立ち下ったと
きに後述の立下りエッジ検出フラグを“1”に設定して
カード有無信号CONがロウレベルにネゲートされたこ
とを記憶するようになっている。
【0136】本ルーチンが開始されると、先ず該カード
有無信号CONの状態を入力ポートより読み込む(ステ
ップS361)。そして、次のステップS362で読み
込まれた信号状態がハイレベルか否か判定する。カード
有無信号CONがアサートされる前はレベルがロウレベ
ルであるため、ステップS364の判定結果は“No”
となってステップS363へ移行する。ステップS36
3では、前回のカード有無信号CONの状態をバッファ
より読み出してロウレベルであったか判定する。ここ
で、“No”ならステップS364で読込み信号状態を
一旦ロウレベルと記憶して本ルーチンを終了する。一
方、上記ステップS363で“Yes”すなわちカード
有無信号CONの状態が2回続けてロウレベルであった
と判定したなら、ステップS365へ移行して前回のノ
イズ除去後のレベルがロウレベルか判定する。そして、
“Yes”なら何もせずに本ルーチンを終了し、“N
o”ならステップS366へ進んで、立下りフラグを
“1”にセットしてからノイズ除去後のレベルをロウレ
ベルとして本ルーチンを終了する(ステップS36
7)。
【0137】つぎに、再びバックグランド処理に入り1
m秒待ちしてから本ルーチンが実行されると、カード有
無信号CONの出力信号がロウレベルの状態を保持する
限りステップS362からステップS363,S365
と進み、これを繰り返す。その後、上記手順を繰り返し
ているうちに、カード有無信号CONがハイレベルにア
サートされると、ステップS362で“Yes”と判定
されてステップS368へ進んで、前回の信号状態をメ
モリより読み出してハイレベルであったか判定する。こ
こで、“No”と判定されるとステップS369へ移行
し、前回の信号レベル状態を廃棄して今回信号レベル状
態をハイレベルとしてメモリに記憶して一旦本ルーチン
を終了する。一方、ステップS368で、“Yes”す
なわちカード有無信号CONの状態が2回続けてハイレ
ベルであったならステップS370へすすんで前回のノ
イズ除去後のレベルがハイレベルか否か判定し、“Ye
s”なら本ルーチンを終了し、“No”すなわち前回の
ノイズ除去後のレベルがロウレベルであったときはステ
ップS371へ移行して、立上りフラグを“1”にセッ
トしてからノイズ除去後のレベルをハイレベルとして終
了する(ステップS372)。
【0138】このように上記ルーチンでは、カード有無
信号CONの出力レベルが2回続けてハイレベルまたは
ロウレベルであると判定すると、その出力状態を確定状
態として記憶するため、カード有無信号CONに1m秒
以下のノイズがのっても誤って確定レベルを“H”また
は“L”にセットすることはない。なお、カード有無信
号CONは、状態を示す信号であって、上記球貸要求信
号BRQのような要求もしくは応答信号でないので、立
上りエッジや立下りエッジを検出してフラグを立てる必
要がない。
【0139】図39は、図31のステップS32にて行
なわれるクロックCKの入力(読込み)処理ルーチンの
フローチャートである。このサブルーチンはクロックC
Kの状態を検出するためのものであり、図31のバック
グランド処理により約1m秒毎に繰り返し実行される。
なお、本ルーチンではクロックCKがハイレベルからロ
ウレベルに立ち下ったときに後述の立下りエッジ検出フ
ラグを“1”に設定してクロックCKがロウレベルに変
化したこととロウレベルまたはハイレベルにあるときに
その状態を記憶するようになっている。
【0140】本ルーチンが開始されると、先ず該クロッ
クCKの状態を入力ポートより読み込む(ステップS3
32)。そして、次のステップS334で読み込まれた
信号状態がハイレベルか否か判定する。クロックCKが
ハイレベルであると、ステップS334の判定結果は
“Yes”となってステップS336へ移行する。ステ
ップS336では、前回のクロックCKの状態をバッフ
ァより読み出してハイレベルであったか判定する。ここ
で、“Yes”すなわちクロック信号の状態が2回続け
てハイレベルであったならノイズ除去後のレベルをハイ
レベルとしてから、前回の信号レベル状態を廃棄して今
回信号レベル状態をハイレベルとしてバッファに記憶す
る(ステップS338,S340)。一方、ステップS
336で、“No”と判定されるとステップS338を
スキップしてステップS340へ移行し、今回信号レベ
ル状態をハイレベルとしてバッファに記憶して一旦本ル
ーチンを終了する。
【0141】つぎに、再びバックグランド処理に入り1
m秒待ちしてから本ルーチンが実行されると、クロック
CKがハイレベルの状態を保持する限りステップS33
4からステップS336,S340と進み、これを繰り
返す。その後、上記手順を繰り返しているうちに、クロ
ックCKがロウレベルに変化されると、ステップS33
4で“No”と判定されてステップS342へ進んで、
前回の状態をバッファより読み出してロウレベルであっ
たか判定する。ここで、“No”と判定されるとステッ
プS350へ移行し、前回の信号レベル状態を廃棄して
今回信号レベル状態をロウレベルとしてバッファに記憶
して一旦本ルーチンを終了する。一方、ステップS34
2で、“Yes”すなわちクロック信号の状態が2回続
けてロウレベルであったならステップS344へすすん
で前回のノイズ除去後のレベルがロウレベルか否か判定
し、“No”すなわち前回のノイズ除去後のレベルがハ
イレベルであったときはステップS346へ移行して立
下りエッジ検出フラグを“1”にセットし、ノイズ除去
後のレベルをロウレベルとして終了する(ステップS3
48)。このように上記ルーチンでは、クロックCKの
出力レベルが2回続けてハイレベルまたはロウレベルで
あると判定すると、その出力状態を確定状態として記憶
するため、クロックCKに1m秒以下のノイズがのって
も誤って立下りエッジ検出フラグを“1”にセットする
ことはない。
【0142】図40には、排出制御装置600によって
実行されるメインルーチン(図26)のステップS2に
おけるカード挿排確認処理の具体的手順のフローチャー
トの一例が示されている。本ルーチンが開始されると、
先ずステップS381で玉貸し制御装置500から供給
されるカード有無信号CONの読込みを行なう図38の
サブルーチンで設定される立上りフラグを調べて“1”
が立っているか判定し、“Yes”ならステップS38
5へ移行して送信バッファに「カード挿入音要求」コマ
ンドを設定する。それから、ステップS389へ進んで
そのコマンドの送信処理(図29参照)を行なった後、
カード有無信号CONの立上りフラグと立下りフラグを
“0”にクリア(ステップS391,S393)して本
ルーチンを終了する。
【0143】一方、上記ステップS381で“No”と
判定したときはステップS383へ進んで、図38のサ
ブルーチンで設定されるカード有無信号CONの立下り
フラグを調べて“1”が立っているか判定し、“Ye
s”ならステップS387へ移行して送信バッファに
「カード排出音要求」コマンドを設定する。それから、
ステップS389へ進んでそのコマンドの送信処理(図
29参照)を行なった後、カード有無信号CONの立上
りフラグと立下りフラグを“0”にクリア(ステップS
391,S393)して本ルーチンを終了する。また、
上記ステップS381とS383でともに“No”と判
定したときは、何もせずに本ルーチンを終了する。
【0144】図41および図42は、排出制御装置60
0によって実行されるメインルーチン(図26)のステ
ップS5において実行される玉抜処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。この球抜処理ルーチンは遊
技店の係員によって球抜スイッチが押されたことがバッ
クグランド処理の中の球抜センサ読込み処理(図36)
によって検知され、球抜センサの立下りエッジ検出フラ
グが“1”に設定されたときにメインルーチン(図2
6)のステップS5で実行されるものである。
【0145】本ルーチンが開始されると、先ずステップ
S402において球抜センサの立下りエッジ検出フラグ
が“1”であるか否かが判定される。ステップS402
の判定結果が“No”のときは何もせずに次の処理に移
行し、“Yes”のときはステップS404へ進み、上
記球抜センサの立下りエッジ検出フラグを“0”にクリ
アしてから、球抜ソレノイドを励磁(ON)する(ステ
ップS406)。すると、切換ゲート158(流路切換
弁158と同意、以下同様。)が切り換えられて、球排
出装置から排出された球は球抜き樋157を通って遊技
盤背部に回収されるようになる。
【0146】続くステップS408では、タイマ0を1
秒に設定してから、バックグランド処理を行なう(ステ
ップS410)。バックグランド処理によってステップ
S408で設定されたタイマ0の更新が1m秒毎に行な
われる。そこで、次のステップS412で上記タイマ0
がタイムアップしたか判定し、“No”ならステップS
410へ戻ってタイマ0の更新を繰り返すことで、1秒
が経過するのを待つ。ステップS406で作動させた球
抜ソレノイドにより切換ゲート158が完全に切り換え
られるのを待つためである。
【0147】球抜ソレノイド作動後、1秒が経過したと
きにステップS414へ進み、排出センサ1が待機球の
存在を検出しているか判定し、“Yes”ならステップ
S418へジャンプし、“No”ならステップS416
へ進んで排出センサ2が待機球の存在を検出しているか
判定する。そして、“Yes”なら次のステップS41
8進み、“No”なら後述のステップS468へジャン
プする。すなわち、排出センサ1または2のいずれかが
待機球の存在を検出していると排出ソレノイド1および
2を励磁させて球抜き排出を開始させ、排出センサ1お
よび2の両方が待機球を検出していないと球抜きソレノ
イドを消磁させて球抜き排出を終了させるようになって
いる。
【0148】ステップS418で排出ソレノイド1およ
び2を励磁させた後は、ステップS420へ進み、バッ
クグランド処理を行なう。再度球抜きセンサの状態を読
み込んでチェックするためである。ステップS420の
バックグランド処理が終わると、ステップS422へ進
み、球抜センサの立下りエッジ検出フラグが“1”であ
るか否かが判定され、“1”なら図42のステップS4
40へ移行して、球抜き終了処理を行なう。玉抜き動作
中に再度球抜きスイッチ750をオンさせると球抜き動
作を停止できるようにするためである。
【0149】ステップS422で“No”すなわち最初
に球抜きスイッチ750がオンされて球抜き処理が開始
され、その後球抜きスイッチ750がオンされていない
ときは、ステップS424に進み、排出センサ1が待機
球の存在を検出しているか判定し、“Yes”なら上記
ステップS420へ戻り、“No”ならステップS42
6へ進んで排出センサ2が待機球の存在を検出している
か判定する。そして、ここで“Yes”なら上記ステッ
プS420へ戻り、“No”なら次のステップS428
進む。すなわち、排出センサ1または2のいずれかが待
機球の存在を検出している限り、排出ソレノイド1およ
び2を励磁させた球抜き排出を継続させ、排出センサ1
および2の両方が待機球を検出しなくなると、ステップ
S428へ進みタイマ0を3秒に設定する。
【0150】それから、ステップS430へ進んでバッ
クグランド処理を行ない、ステップS428で設定され
たタイマ0の更新させてから、ステップS432に進
み、排出センサ1が待機球の存在を検出しているか判定
し、“Yes”なら上記ステップS420へ戻り、“N
o”ならステップS434へ進んで排出センサ2が待機
球の存在を検出しているか判定する。そして、ここで
“Yes”なら上記ステップS420へ戻り、“No”
なら次のステップS436進む。すなわち、排出センサ
1または2のいずれかが待機球の存在を検出している限
り、排出ソレノイド1および2を励磁させた球抜き排出
を継続させ、排出センサ1および2の両方が待機球を検
出しなくなると、ステップS436へ進みステップS4
28で設定されたタイマ0がタイムアップしたか判定
し、“No”なら上記ステップS430へ戻り、“Ye
s”なら次のステップS438へ進んで、排出ソレノイ
ド1および2を消磁させる。貯留タンク151および誘
導路152内の球が完全になくなるまで排出ソレノイド
1および2を作動させておくためである。
【0151】通常、貯留タンク151および誘導樋15
2内の球抜きを行なう場合、予備球が少なくなるに従っ
て流下する球と球の間隔が広くなって、最後の数個の球
は時々球止まりを起こしながら流下することがあるの
で、それが完全に排出される必要がある。ステップS4
38で排出ソレノイド1および2を消磁させた後は、図
42のステップS468へジャンプして球抜きソレノイ
ドをオフさせて流路切り換え弁158を元に戻してか
ら、排出系1と2の各排出カウンタに不正監視用玉数と
して「4」を設定して当該ルーチンを終了する(ステッ
プS470,S472)。
【0152】一方、球抜き動作の途中で球抜きスイッチ
750のオンを検知してステップS422からS440
へ移行したときは、球抜センサの立下りエッジ検出フラ
グを“0”にクリアしてから、排出系1と2の各排出カ
ウンタに「1」をセットする。そして、次のステップS
444でタイマ0を1秒に設定してからバックグランド
処理(ステップS446)を行ない、ステップS444
で設定されたタイマ0の更新させてから、ステップS4
48に進み、排出カウンタ1が「0」になっているか判
定する。ここで“Yes”なら次のステップS450で
排出ソレノイド1を消磁させ、“No”ならステップS
450をスキップしてステップS452で排出カウンタ
2が「0」になっているか判定する。ここで“Yes”
なら次のステップS454で排出ソレノイド2を消磁さ
せ、“No”ならステップS454をスキップして上記
ステップS444で設定したタイマ0がタイムアップし
たか判定する(ステップS456)。そして、ここで
“No”なら上記ステップS446へ戻り、“Yes”
なら次のステップS458へ進む。すなわち、排出カウ
ンタ1および2の両方が「0」にならなくてもタイマ0
がタイムアップすると、次のステップS458へ進ん
で、排出ソレノイド1および2を消磁させる。
【0153】球抜きを中断させる際に上記ステップS4
42で排出系1と2の各排出カウンタに「1」をセット
しているのは、排出センサの位置と排出ソレノイドによ
り駆動されるストッパの位置との関係を考慮して、流下
する球に対して排出ソレノイド1と2を消磁させるタイ
ミングを合わせて、ストッパ745と案内樋710との
間に球が挾まれて球詰まりを起こすのを防止するためで
ある。
【0154】ステップS458で排出ソレノイド1と2
を消磁させた後は、ステップS460へ移行して、再び
タイマ0を3秒に設定してから、バックグランド処理を
行なう(ステップS462)。バックグランド処理によ
ってステップS460で設定されたタイマ0の更新が1
m秒毎に行なわれる。そこで、次のステップS464で
上記タイマ0がタイムアップしたか判定し、“No”な
らステップS462へ戻ってタイマ0の更新を繰り返す
ことで、3秒が経過するのを待つ。そして、3秒経過し
た時点で球抜きソレノイドをオフさせて、切換ゲート1
58を元の状態に切り換え、球排出装置170から排出
された球が供給皿の方へ誘導されるようにする。球排出
装置170から切換ゲート158までの距離を考慮した
もので、これによって球排出装置170から排出された
球が切換ゲート158に達する前に、ゲートが切り換え
られるのを防止することができる。続くステップS47
0,S472では、排出系1と2の各排出カウンタに不
正監視用玉数として「4」を設定して当該ルーチンを終
了する。
【0155】図43は、排出制御装置600によって実
行されるメインルーチン(図26)のステップS7にお
いて実行される払出処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートで、このフローによって賞品球の排出が行なわれ
る。このルーチンでは、まずステップS501で排出条
件の判定処理(図44)を行なってから、次のステップ
S502でその結果を見て排出可能か不能か判定する。
そして、排出不能なら何もせずに本ルーチンを終了す
る。
【0156】また、排出可能であれば、賞球数要求処理
(ステップS503)、賞球数設定処理(ステップS5
04)および賞球排出処理(ステップS505)を順次
行なってからステップS506で処理が正常に終了した
か判定し、“No”なら上記ステップS503へ戻って
上記処理を繰り返し、“Yes”なら次のステップへ進
み、セーフ玉排出処理(ステップS507)および賞球
排出終了処理(ステップS508)を順次行なって、本
ルーチンを終了する。
【0157】図44には、図43のステップS501に
て行なわれる排出条件判定処理ルーチンのフローチャー
トが示されている。このルーチンでは、まずステップS
5011で後述のセーフ玉排出処理ルーチン(図49)
のステップS5708で設定される排出ウェイトタイマ
が起動中か否か判定し、“Yes”ならステップS50
19で排出可能を示すフラグを“0”にクリアして本ル
ーチンを終了する。また、“No”なら、ステップS5
012でタイマ0を50m秒に設定してから、バックグ
ランド処理(ステップS5013)を行なってステップ
S5012で設定されたタイマ0を更新する。次のステ
ップS5014では、セーフセンサ読込み処理(図3
4)によってセットされるセーフセンサフラグを調べて
“1”ならステップS5015,5016で排出センサ
1および2の出力レベルがロウレベル(玉有り)か否か
判定する。そして、いずれのセンサも出力がロウレベル
ならステップS5017へ進んで、上記ステップS50
12で設定したタイマ0がタイムアップしたか判定し、
“No”ならステップS5013へ戻ってタイマ0の更
新を繰り返すことで、50m秒が経過するのを待つ。そ
して、タイマ0がタイムアップした時点でステップS5
018へ進み、排出可能フラグを“1”にセットして本
ルーチンを終了する。一方、上記ステップS5014,
S5015,S5016でセーフセンサフラグが“0”
または排出センサ1または2のいずれかの出力がハイレ
ベルと判定すると、ステップS5019へ移行して、排
出可能を示すフラグを“0”にリセットして本ルーチン
を終了する。この排出可能フラグは、上述したように図
43の払出処理ルーチンのステップS502で参照され
る。
【0158】図45には、図43のステップS503に
て行なわれる賞球数要求処理ルーチンのフローチャート
が示されている。本ルーチンが開始されると、まずステ
ップS5031で送信バッファに「賞球数要求」コマン
ドを書込みかつ再送信回数を「3」に設定してから、図
29に示されている送信処理を行なう(ステップS50
33)。次に図30に示されている受信処理(ステップ
S5035)を行ない、全ビット受信後に図30のフロ
ーの中のステップS721でセットしたタイマ(3秒)
がタイムアップしたか判定する(ステップS503
7)。ここで“No”ならステップS5039へ進んで
データエラーフラグに“1”が立っているか判定する。
そして、エラーフラグが“0”なら受信した賞球数デー
タをバッファよりメモリに記憶してから(ステップS5
041)、再び受信処理を行なう(ステップS504
3)。これにより、図30の受信処理における同一ビッ
トの2度読みとあわせて、遊技盤制御装置400から2
回連続して送信されてくる同一データの2回読みが行な
われる。
【0159】ステップS5043での受信処理後は、図
30のフローの中のステップS721でセットしたタイ
マ(3秒)がタイムアップしたか判定する(ステップS
5045)。ここで“No”ならステップS5047へ
進んでデータエラーフラグに“1”が立っているか判定
する。そして、エラーフラグが“0”なら受信した2つ
の賞球数データが同一であったか判定する(ステップS
5049)。そして、賞球数データが同一ならステップ
S5051へ進み、受信したデータが賞球数のデータで
あるか否か判定する。この判定は、受信データが「回線
テスト」コマンド、「再送要求」コマンドその他予め決
められた使用可能コマンド以外のコードか否かチェック
することで判定することができる。ここで、受信したデ
ータが賞球数データであると判定したときは、受信した
賞球数データを排出装置により払いだすべき賞球数と決
定して排出カウンタに設定して本ルーチンを終了する
(ステップS5053)。
【0160】一方、上記ステップS5037またはS5
045で、受信が終了する前にタイマ3がタイムアップ
したと判定したとき、あるいはステップS5047でデ
ータエラーフラグが“1”と判定したり、ステップS5
049で2回の受信データが不一致と判定したとき、お
よびステップS5051での判定で受信データが賞球数
データでなかったときは、ステップS5055へ移行し
て送信バッファに「再送要求」コマンドが設定されてい
るか判定する。ここで、“Yes”ならステップS50
59へジャンプして再送要求回数を「1」だけ減算し、
ステップS5055で“No”の時はステップS505
7で、送信バッファに「再送要求」コマンドを書込みか
つ再送信回数を「4」に設定してから、ステップS50
59へ移行して再送要求回数を「1」だけ減算する。そ
して、次のステップS5061で再送信回数が「0」に
なったか判定し、“No”なら上記ステップS5033
へ戻って送信処理からやりなおす。また、ステップS5
061での判定で“Yes”すなわち再送信回数が
「0」になったときは図26のメインルーチンへ戻って
最初からやりなおす。なお、上記処理では受信したデー
タについてのパリティエラーのチェックが記載されてい
ないが、パリティエラーがなかったか併せてチェックす
るようにしてもよい。
【0161】図46には、図43のステップS504に
て行なわれる賞球数設定処理ルーチンのフローチャート
が示されている。本ルーチンが開始されると、まずステ
ップS5401で排出カウンタ1および2を一旦「0」
にセットしてから、上記ルーチンで受信した賞球数デー
タが「9」以上か判定する(ステップS5402)。こ
こで、賞球数データが「9」以上ならステップS540
3へ進んで、排出カウンタ1(排出1カウンタと同義、
以下同様)に、賞球数が奇数のときは(賞球数+1)の
2分の1よりも「1」だけ少ない数を、また賞球数が偶
数のときは賞球数の2分の1をセットする。また、排出
カウンタ2(排出2カウンタと同義、以下同様)には、
賞球数が奇数のときは(賞球数+1)の2分の1の数
を、また賞球数が偶数のときは賞球数の2分の1をセッ
ト(ステップS5404)してから、排出ソレノイド1
と2を励磁させる(ステップS5405)。これによっ
て、排出すべき賞品球を2つの排出系にほぼ均等に割り
振って排出させることができる。
【0162】一方、ステップS5402の判定結果が
“No”すなわち賞球数データが「8」以下のときには
ステップS5406へ移行して、片側排出フラグを反転
させてから、この片側排出フラグが“1”であるか否か
判定する(ステップS5407)。この片側排出フラグ
は、賞品球を排出系1または排出系2のいずれの側から
排出させるか指示するためのもので、片側排出フラグが
“1”のときはステップS5408へ進んで賞球数を排
出カウンタ1のみに設定して、排出ソレノイド1を励磁
させて本ルーチンを終了する(ステップS5409)。
【0163】上記ステップS5407で“No”すなわ
ち片側排出フラグが“0”と判定したときはステップS
5410へ進んで、賞球数を排出カウンタ2のみに設定
して、排出ソレノイド2を励磁させて本ルーチンを終了
する(ステップS5411)。以上のように、本サブル
ーチンでは、賞球設定数が大きな値(9〜15)に設定
されているときに該設定数を分割して2つの排出レジス
タ1,2にその値を設定しているので、この排出レジス
タ1,2の値に基づいて次の賞球排出処理(図47)に
より第1及び第2の排出ソレノイドを夫々独立してオフ
させることにより、所定数の賞品球の排出を一層迅速に
行える。
【0164】図47は、図43の払出処理ルーチンのス
テップS505において実行される賞球排出処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。この賞球排出処
理ルーチンは上記賞球数設定処理(図46)によって排
出賞球数の設定に引き続いて実行される。
【0165】本ルーチンが開始されると、先ずステップ
S5502において賞球排出表示器112(セーフラン
プ)を点灯させてから、ステップS5504へ進み、タ
イマ0を35m秒に設定してから、バックグランド処理
を行なう(ステップS5506)。バックグランド処理
によってステップS5504で設定されたタイマ0の更
新が1m秒毎に行なわれる。そこで、次のステップS5
508で上記タイマ0がタイムアップしたか判定し、
“No”ならステップS5506へ戻ってタイマ0の更
新を繰り返すことで、35m秒が経過するのを待つ。ス
テップS5502で点灯させた賞球排出表示器112が
完全に明るくなるのを待つためである。
【0166】賞球排出表示器点灯後、35m秒が経過し
たときにステップS5510へ進み、タイマ0を3秒に
設定してから、バックグランド処理を行ないタイマ0を
更新する(ステップS5512)。次に、排出系1につ
いて賞球排出終了判定処理(図48参照)を行なってか
ら当該処理内で設定される排出終了フラグを調べて、排
出系1の賞球排出が終了したか判定する(ステップS5
514,S5516)。そして、“Yes”ならステッ
プS5518へ進んで排出ソレノイド1をオフさせ、
“No”ならステップS5518をスキップしてステッ
プS5520へ移行して排出系2について賞球排出終了
判定処理(図48参照)を行なってから当該処理内で設
定される排出終了フラグを調べて、排出系2の賞球排出
が終了したか判定する(ステップS5522)。
【0167】ここで、“Yes”ならステップS552
4へ進んで排出ソレノイド2をオフさせ、“No”なら
ステップS5524をスキップしてステップS5530
へ移行して、上記ステップS5510で設定したタイマ
0がタイムアップしたか判定し、“No”なら上記ステ
ップS5512へ戻って上記手順を繰り返す。また、ス
テップS5524で排出ソレノイド2をオフさせた後に
はもう一度排出系1の排出終了フラグを調べて賞球排出
が終了したか判定し、終了していれば正常終了フラグを
“1”にセットして該サブルーチンを終了する(ステッ
プS5526,S5528)。
【0168】すなわち、排出系1または2のカウンタを
調べていずれかが「0」になっていると排出ソレノイド
1または2を消磁させてその系の賞球排出を停止させ、
排出系1および2の両方のカウンタが「0」になると両
方のソレノイドを消磁させて賞球排出を終了させるよう
になっている。ステップS5526で排出系1の賞球排
出が終了していないと判定したときは、ステップS55
30へ進み、上記ステップS5510で設定したタイマ
0がタイムアップしたか判定し、“No”なら上記ステ
ップS5512へ戻って上記手順を繰り返す。
【0169】そして、排出系1または2のいずれかもし
くは両方とも排出が終了する前にタイマ0がタイムアッ
プすると、ステップS5532へ進んで排出ソレノイド
1と2を一旦オフさせる。実施例の球排出装置によれ
ば、3秒もあれば15個の賞品球でも充分に排出される
からである。ステップS5532で排出ソレノイド1と
2をオフさせた後は、ステップS5534へ進み、排出
系1と2の排出カウンタをそれぞれ「1」だけ減算して
から排出系1について賞球排出終了判定処理(図48参
照)を行ない賞球排出が終了したか判定する(ステップ
S5536,S5538)。さらに、ステップS554
0,S5542で排出系2についても賞球排出終了判定
処理(図48参照)を行ない賞球排出が終了したか判定
する。そして、両方の系の排出が終了していれば排出終
了とみなしてステップS5528へ移行し、正常終了フ
ラグを“1”にセットして該サブルーチンを終了する。
賞品球が連続して排出される場合、2つの排出球を1つ
として検出してしまったり、誘導路内での球止まりで排
出時間が通常よりも長くなることがあり、1回の排出で
1個くらい排出数が少なくなっても賞球排出が連続する
場合に全体の処理が遅滞なく進行できるようにするため
である。
【0170】ただし、ステップS5534で排出系1と
2の排出カウンタをそれぞれ「1」だけ減算しても排出
系1または2のいずれか一方の系について賞球排出が終
了していないとステップS5538,S5542で判定
されると、ステップS5544へ移行して、再びタイマ
0を3秒に設定する。それから、バックグランド処理を
行ないタイマ0を更新(ステップS5546)した後、
ステップS5548に進み、排出センサ1が待機球の存
在を検出しているか判定し、“Yes”ならステップS
5550へ進んで排出センサ2が待機球の存在を検出し
ているか判定する。そして、ここでも“Yes”なら次
のステップS5552へ進み、ステップS5544で設
定されたタイマ0がタイムアップしたか判定し、“N
o”なら上記ステップS5546へ戻って上記手順を繰
り返し、“Yes”なら排出異常と判断して次のステッ
プS5554へ進み、正常終了フラグを“0”にクリア
して終了する。排出センサ1と2が待機球の存在を検出
しているにもかかわらず3秒以内に賞球排出が終了しな
いのは排出ソレノイド等に故障があるためと考えられる
からである。
【0171】一方、上記ステップS5548またはS5
550で排出センサ1または2のいずれかが待機球なし
と判定したときは、ステップS5544へ戻って、再び
タイマ0を3秒に設定し直してから、上記手順を繰り返
す。これによって、貯留タンク151が玉切れを起こし
たような場合には、上記処理を繰り返している間に球の
補給がなされるので補給させた時点で排出センサ1およ
び2が待機球有りと判定してステップS5554へ移行
し、正常終了フラグを“0”にクリアして終了する。そ
の後、図43のステップS506で上記正常終了フラグ
をチェックしてステップS502へ戻り、賞球数要求処
理からやり直すことによって中断された賞球排出を再実
行することができる。
【0172】図48は、上述した賞球排出処理(図4
7)のステップS5514、S5520、S5536お
よびS5540にて行われる賞球排出終了判定処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。この判定処理
は、先ずステップS5572で排出カウンタの値が
「0」か否か判定し、“No”ならカウント値が「1
2」以上か判定する(ステップS5574)。そして、
カウント値が「0」又は「12」以上のときはステップ
S5576へ移行して排出終了フラグを“1”にセット
して終了する。また、ステップS5572およびS55
74のいずれの判定も“No”のときは、ステップS5
578へ進んで排出終了フラグを“0”にクリアして終
了する。
【0173】カウント値が「12」以上でも排出終了と
判定しているのは、上記排出カウンタが4ビットのダウ
ンカウンタであって「0」の次は「15」,「14」,
・・と減少して行くので、予定よりも4個位多く排出さ
れたとしても誤差範囲とみなして制御継続させ、賞球排
出数の誤りで遊技が中断されないようにするためであ
る。
【0174】図49には、図43のステップS507に
て行なわれるセーフ球排出処理ルーチンのフローチャー
トが示されている。本ルーチンが開始されると、まずス
テップS5702で排出カウンタ1および2に不正監視
用玉数として「4」を設定する。この玉数は、不正監視
処理において4ビットの排出カウンタの最上位ビット
(第4ビット)を監視することで、球排出要求がないに
もかかわらず排出球検出信号により排出カウンタが
「0」すなわち5個以上の排出があったとき(第4ビッ
トが0から1に変化する)に不正排出と判断して、例え
ば球抜きソレノイドを励磁させて排出された球を供給皿
でなく遊技盤背部に回収するのに使用される。
【0175】続いて、上記賞球排出処理ルーチン(図4
7)のステップS5502で点灯させたセーフランプを
消灯させてから、入賞球分離検出装置180内のセーフ
ソレノイド183を励磁させる(ステップS5704,
S5706)。すると、入賞球の流下経路内に突出され
たストッパ182が後退させられ、入賞球が流下する。
次に、タイマ0を排出ウェイトタイマとして使用し、こ
れを400m秒に設定(ステップS5708)、またタ
イマ1を200m秒に設定する(ステップS5710)
してから、セーフセンサ玉無し確認処理(図50参照)
を行ない、セーフセンサ181内から入賞球が流出した
か確認する(ステップS5712)。上記排出ウェイト
タイマは、前述したように排出条件判定処理(図44)
中のステップS5011で参照され、次の賞品球払出処
理に移るのを留保させる。また、上記セーフセンサ玉無
し確認処理はバックグランド処理を5回続けて行なっ
て、すなわち1m秒ごとに5回センサ等の読込み処理を
行なってセーフセンサの状態を調べ、5回ともセーフセ
ンサフラグが“0”の時に入賞球の玉無しフラグを
“1”にセットするものである。
【0176】図49のセーフ球排出処理ルーチンでは、
上記セーフセンサ玉無し確認処理実行後に、上記玉無し
フラグが“1”か否か判定し、“Yes”すなわちセー
フセンサ181内から入賞球が流出したと判定した場合
には本ルーチンを終了する(ステップS5714)。一
方、ステップS5714で“No”と判定したときはス
テップS5716へ進み、上記ステップS5710で設
定したタイマ1(200m秒)がタイムアップしたか判
定する。タイマ0と1の更新は、セーフセンサ玉無し確
認処理(図50参照)内のバックグランド処理によって
行なわれる。ここで、“No”ならステップS5712
へ戻って上記手順を繰り返す。そして、玉無しフラグが
“1”になる前にタイマ1がタイムアップすると、ステ
ップS5718へ移行してセーフランプ(賞球排出表示
器112)を点灯させてから、球抜きソレノイドを励磁
させる(ステップS5720)。球抜きソレノイドが励
磁されると流路切換え弁158が切り換えられて、球排
出装置170より排出された球は供給皿に排出されず遊
技盤背部に回収されるようになる。通常、セーフソレノ
イドをオンさせてから200m秒もたてば入賞球はセン
サ内から流出するので、200m秒たっても玉無しフラ
グが“1”にならないのは、入賞球が玉詰まりを起こし
ていると考えられるので、この玉詰まりを入賞球の発生
と勘違いして次の賞球排出処理に移行して余分な賞品球
が遊技者に与えられるのを防止するためである。
【0177】上記ステップS5720で球抜きソレノイ
ドを励磁させた後は、ステップS5722へ移行して、
上記玉無しフラグが“1”になるまで、すなわち入賞球
がセーフセンサから流出したのを確認するまで上記セー
フセンサ玉無し確認処理(図50)を繰り返し実行する
(ステップS5724)。そして、上記手順を繰り返し
ているうちに玉無しフラグが“1”になったなら、タイ
マ1を900m秒に設定してから、バックグランド処理
を行なってタイマを更新し、該タイマがタイムアップし
た時点で本ルーチンを終了する(ステップS5726,
S5728,S5730)。
【0178】上記セーフ玉排出処理ルーチン中で行なわ
れる上記セーフセンサ玉無し確認処理は、図50に示す
ごとく、バックグランド処理(ステップS5752,S
5756,S5760,S5764,S5768)でセ
ーフセンサの読込みを行ない、次にセーフセンサフラグ
をチェック(ステップS5754,S5758,S57
62,S5766,S5770)してセーフセンサ18
1が入賞球を検出しているかを5回繰り返し、1度でも
フラグが“1”すなわち入賞球を検出していると、玉無
しフラグを“0”にクリア(ステップS5774)し、
5回ともセーフセンサフラグが“0”の時に入賞球の玉
無しフラグを“1”にセットする(ステップS577
2)。
【0179】図51には、図43のステップS508に
て行なわれる賞球排出終了処理ルーチンのフローチャー
トが示されている。本ルーチンでは、まずタイマ1(タ
イマ0)を100m秒に設定(ステップS582)して
から、図49のセーフ玉排出処理ルーチン中でオンさせ
たセーフソレノイド、セーフランプおよび球抜きソレノ
イドをオフさせて終了する(ステップS584,S58
6,S588)。
【0180】図52は、前述した賞球排出制御装置のメ
インルーチン(図26)のステップS10で実行される
貸玉処理の手順を示すフローチャートで、このフローは
図37の球貸し要求信号BRQの読込み処理によって信
号の立下りエッジが検出されることにより開始され、所
定数の貸し球の排出が行なわれる。このルーチンでは、
まずステップS150で貸出条件の判定処理(図53)
を行なってから、次のステップS151でその結果を見
て貸出可能か不能か判定する。そして、貸出不能ならス
テップS159へ移行して球貸し要求信号BRQがロウ
レベルか否か判定し、“Yes”なら何もせずに本ルー
チンを終了する。既に開始されている貸出処理が終了す
るのを待つためである。また、ステップS159で“N
o”すなわち球貸し要求信号BRQがハイレベルである
と判定すると、ステップS160へ移行して、図37の
球貸し要求信号BRQの読込み処理によってセットされ
たBRQ信号の立下りエッジ検出フラグを“0”にクリ
アして本ルーチンを終了する。BRQ信号は一度立ち下
がると排出制御装置600による球貸し排出が終了した
ことを受けないとハイレベルに変化しない信号であるの
で、一旦本貸出処理ルーチンに入って排出が終了する前
に球貸し要求信号BRQがロウレベルに変化したのが検
出されたなら、それは前回の立下り検出が誤りだからで
ある。
【0181】また、貸出可能であれば、貸出玉数設定処
理(ステップS152)を行なってから、ステップS1
53で球貸し要求信号BRQがロウレベルか否か判定
し、“No”すなわち球貸し要求信号BRQがハイレベ
ルであると判定すると、ステップS160へ移行して、
BRQ信号の立下りエッジ検出フラグを“0”にクリア
して本ルーチンを終了する。一方、ステップS153で
“Yes”すなわち球貸し要求信号BRQがロウレベル
であると判定すると、ステップS154へ進んで、送信
バッファに貸出音要求コマンドを設定し、かつ再送信回
数を3回に設定してから、送信処理(図29)を行なう
(ステップS155)。しかる後、ステップS156へ
進み、貸出排出処理を行なってからステップS157で
処理が正常に終了したか判定し、“Yes”なら次のス
テップへ進み、貸出排出終了処理(ステップS158)
を行なって、本ルーチンを終了する。
【0182】上記ステップS157で“No”すなわち
異常終了と判定すると、ステップS161へ移行して、
玉抜きソレノイドをオンさせ、セーフランプを点灯、さ
らに玉貸可能信号RDYをロウレベル(無効状態)に変
化させて終了する。玉抜きソレノイドがオンされること
により、余分に払いだされた玉は遊技機前面の受け皿で
なく玉抜き樋157を通って遊技機の背部に回収され、
故障等による遊技店の不利益を回避することができる。
【0183】図53には、図52のステップS151に
て行なわれる貸出条件判定処理ルーチンのフローチャー
トが示されている。このルーチンでは、まずステップS
1511で球貸し制御装置500からのカード有無信号
CONがハイレベルか否か調べ、“No”ならステップ
S1519へ移行して貸出可能を示すフラグを“0”に
クリアして本ルーチンを終了する。また、カード有無信
号CONがハイレベルならステップS1512へ進ん
で、後述の貸出終了処理ルーチン(図57)のステップ
S6571で設定される排出ウェイトタイマが起動中か
否か判定し、“Yes”ならステップS1519で貸出
可能を示すフラグを“0”にクリアして本ルーチンを終
了する。既に開始されている貸出排出処理が終了するの
を待つためである。
【0184】一方、ステップS1512で“No”と判
定すると、ステップS1513へ進み、タイマ0を50
m秒に設定してから、バックグランド処理(ステップS
1514)を行なってステップS1513で設定された
タイマ0を更新する。次のステップS1515,S15
16では、排出センサ読込み処理(図35)によってセ
ットされる排出センサ1および2の出力レベルを調べて
出力がロウレベル(玉有り)か否か判定する。そして、
いずれの排出センサも出力がロウレベルならステップS
1517へ進んで、上記ステップS1512で設定した
タイマ0がタイムアップしたか判定し、“No”ならス
テップS1514へ戻ってタイマ0の更新を繰り返すこ
とで、50m秒が経過するのを待つ。そして、タイマ0
がタイムアップした時点でステップS1518へ進み、
貸出可能フラグを“1”にセットして本ルーチンを終了
する。また、上記ステップS1515,S1516で排
出センサ1または2のいずれかの出力がハイレベルと判
定すると、ステップS1519へ移行して、貸出可能を
示すフラグを“0”にセットして本ルーチンを終了す
る。この貸出可能フラグは、上述したように図52の貸
出処理ルーチンのステップS152で参照される。
【0185】図54には、図52の貸玉処理ルーチンの
ステップS153にて行なわれる貸出玉数設定処理ルー
チンのフローチャートが示されている。本ルーチンが開
始されると、まずステップS1531で貸出玉数(例え
ば25個)をメモリ(ROM)から読み出してから、ス
テップS1532へ進み、上記貸出玉数に基づいて、排
出カウンタ1には、貸出玉数が奇数のときは(貸出玉数
+1)の2分の1よりも「1」だけ少ない数を、また貸
出玉数が偶数のときは貸出玉数の2分の1の数をセット
する。また、排出カウンタ2には、貸出玉数が奇数のと
きは(貸出玉数+1)の2分の1を、また貸出玉数が偶
数のときは貸出玉数の2分の1をセット(ステップS1
533)してから、排出ソレノイド1と2を励磁させる
(ステップS1534)。これによって、排出すべき貸
し玉を2つの排出系にほぼ均等に割り振って排出させる
ことができる。
【0186】図55は、図52の貸玉処理ルーチンのス
テップS155において実行される貸出排出処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。この貸出排出処
理ルーチンは、前述した賞球排出処理(図47)とほぼ
同一の手順であり、上記貸出玉数設定処理(図54)に
よって排出数が設定されてから実行される。
【0187】本ルーチンが開始されると、先ずステップ
S6502において貸玉排出表示器113(貸玉排出表
示ランプ113と同意、以下同様。)を点灯させ、玉貸
し制御装置500に対する排出終了信号EXSをロウレ
ベルにアサートした後、ステップS6504へ進み、タ
イマ0を35m秒に設定してから、バックグランド処理
を行なう(ステップS6506)。バックグランド処理
によってステップS6504で設定されたタイマ0の更
新が1m秒毎に行なわれる。そこで、次のステップS6
508で上記タイマ0がタイムアップしたか判定し、
“No”ならステップS6506へ戻ってタイマ0の更
新を繰り返すことで、35m秒が経過するのを待つ。ス
テップS6502で点灯させた貸玉排出表示器113が
完全に明るくなるのを待つためである。
【0188】貸玉排出表示器点灯後、35m秒が経過し
たときにステップS6510へ進み、タイマ0を3秒に
設定してから、バックグランド処理を行ないタイマ0を
更新する(ステップS6512)。次に、排出系1につ
いて貸出排出終了判定処理(図56参照)を行なってか
ら当該処理内で設定される排出終了フラグを調べて、排
出系1の貸出排出が終了したか判定する(ステップS6
514,S6516)。そして、“Yes”ならステッ
プS6518へ進んで排出ソレノイド1をオフさせ、
“No”ならステップS6518をスキップしてステッ
プS6520へ移行して排出系2について貸出排出終了
判定処理(図56参照)を行なってから当該処理内で設
定される排出終了フラグを調べて、排出系2の貸出排出
が終了したか判定する(ステップS6522)。
【0189】ここで、“Yes”ならステップS652
4へ進んで排出ソレノイド2をオフさせ、“No”なら
ステップS6524をスキップしてステップS6530
へ移行して、上記ステップS6510で設定したタイマ
0がタイムアップしたか判定し、“No”なら上記ステ
ップS6512へ戻って上記手順を繰り返す。また、ス
テップS6524で排出ソレノイド2をオフさせた後に
はもう一度排出系1の排出終了フラグを調べて貸出排出
が終了したか判定し、終了していれば正常終了フラグを
“1”にセットして該サブルーチンを終了する(ステッ
プS6526,S6528)。
【0190】すなわち、排出系1または2のカウンタを
調べていずれかが「0」になっていると排出ソレノイド
1または2を消磁させてその系の貸出排出を停止させ、
排出系1および2の両方のカウンタが「0」になると両
方のソレノイドを消磁させて貸出排出を終了させるよう
になっている。ステップS6526で排出系1の貸出排
出が終了していないと判定したときは、ステップS65
30へ進み、上記ステップS6510で設定したタイマ
0がタイムアップしたか判定し、“No”なら上記ステ
ップS6512へ戻って上記手順を繰り返す。
【0191】そして、排出系1または2のいずれかもし
くは両方とも排出が終了する前にタイマ0がタイムアッ
プすると、ステップS6532へ進んで排出ソレノイド
1と2を一旦オフさせる。実施例の球排出装置によれ
ば、3秒もあれば25個の貸玉でも充分に排出できるか
らである。
【0192】ステップS6532で排出ソレノイド1と
2をオフさせた後は、ステップS6534へ進み、排出
系1と2の排出カウンタをそれぞれ「1」だけ減算して
から排出系1について貸出排出終了判定処理(図56参
照)を行ない貸出排出が終了したか判定する(ステップ
S6536,S6538)。さらに、ステップS654
0,S6542で排出系2についても貸出排出終了判定
処理(図56参照)を行ない貸出排出が終了したか判定
する。そして、両方の系の排出が終了していれば貸出終
了とみなしてステップS6528へ移行し、正常終了フ
ラグを“1”にセットして該サブルーチンを終了する。
賞球排出処理と同様に、貸し玉が連続して排出される場
合、2つの排出球を1つとして検出してしまったり、誘
導路内での球止まりで排出時間が通常よりも長くなるこ
とがあり、1回の排出で1個くらい排出数が少なくなっ
ても貸出排出が連続する場合に全体の処理が遅滞なく進
行できるようにするためである。
【0193】ただし、ステップS6534で排出系1と
2の排出カウンタをそれぞれ「1」だけ減算しても排出
系1または2のいずれか一方の系について貸出排出が終
了していないとステップS6538,S6542で判定
されると、ステップS6544へ移行して、再びタイマ
0を3秒に設定する。それから、バックグランド処理を
行ないタイマ0を更新(ステップS6546)した後、
ステップS6548に進み、排出センサ1が待機球の存
在を検出しているか判定し、“Yes”ならステップS
6550へ進んで排出センサ2が待機球の存在を検出し
ているか判定する。そして、ここでも“Yes”なら次
のステップS6552へ進み、ステップS6544で設
定されたタイマ0がタイムアップしたか判定し、“N
o”なら上記ステップS6546へ戻って上記手順を繰
り返し、“Yes”なら排出異常と判断して次のステッ
プS6554へ進み、正常終了フラグを“0”にクリア
して終了する。排出センサ1と2が待機球の存在を検出
しているにもかかわらず3秒以内に貸出排出が終了しな
いのは排出ソレノイド等に故障があるためと考えられる
からである。
【0194】一方、上記ステップS6548またはS6
550で排出センサ1または2のいずれかが待機球なし
と判定したときは、ステップS6544へ戻って、再び
タイマ0を3秒に設定し直してから、上記手順を繰り返
す。これによって、貯留タンク151が玉切れを起こし
たような場合には、上記処理を繰り返している間に球の
補給がなされるので補給させた時点で排出センサ1およ
び2が待機球有りと判定してステップS6554へ移行
し、正常終了フラグを“0”にクリアして終了する。た
だし、賞球排出(図47)の場合と異なり、その後、図
52のステップS157で上記正常終了フラグをチェッ
クして“No”すなわち異常と判定するとステップS1
61へ移行し、球抜きソレノイドをオン、セーフランプ
を点灯、玉貸し可能信号RDYをロウレベルにネゲート
して貸出排出処理を中断する。
【0195】図56は、上述した貸出排出処理(図5
5)のステップS6514、S6520、S6536お
よびS6540にて行われる貸出排出終了判定処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。この判定処理
は、先ずステップS6562で排出カウンタの値が
「0」か否か判定し、“No”ならカウント値が「1
4」以上か判定する(ステップS6564)。そして、
カウント値が「0」又は「14」以上のときはステップ
S6566へ移行して貸出終了フラグを“1”にセット
して終了する。また、ステップS6562およびS65
64のいずれの判定も“No”のときは、ステップS6
568へ進んで排出終了フラグを“0”にクリアして終
了する。
【0196】カウント値が「14」以上でも貸出終了と
判定しているのは、上記排出カウンタが4ビットのダウ
ンカウンタであって「0」の次は「15」,「14」,
・・と減少して行くので、予定よりも2個位多く排出さ
れたとしても誤差範囲とみなして制御を継続させ、排出
数の僅かな誤りで制御が中断されないようにするためで
ある。ただし、賞球排出の場合と異なり、玉貸し数の誤
りは遊技店の利害に密接するので、誤差範囲とみなす玉
数を賞球排出終了判定(図48)の場合よりも少なく見
積もっている。
【0197】図57には、図52の貸玉処理フローのス
テップS158にて行なわれる貸出排出終了処理ルーチ
ンのフローチャートが示されている。本ルーチンは、図
55の貸出排出処理で正常終了フラグが“1”にセット
された場合に実行される。本ルーチンが開始されると、
次の貸出処理が開始されないようにするため(図53参
照)、まずステップ6571でタイマ0をウェイトタイ
マとして使用し、これを400m秒に設定してから、タ
イマ1を100m秒に設定する(ステップ6572)。
それから、玉貸し制御装置500に対する排出終了信号
EXSをハイレベルに変化(ステップ6573)させた
後、バックグランド処理を行なって各タイマを更新させ
てから上記ステップ6572で設定したタイマ1がタイ
ムアップしたか判定する(ステップ6574,S657
5)。ここで“No”ならステップ6576へ進んで玉
貸し制御装置500からの玉貸し要求信号BRQがハイ
レベルに変化したか判定し、“No”なら上記ステップ
S6574へ戻って上記手順を繰り返し、玉貸し要求信
号BRQがハイレベルに変化するのを待つ。排出終了信
号EXSをハイレベルに変化させてから100m秒以内
に玉貸し要求信号BRQがハイレベルに変化したなら、
ステップS6577へ進んで上記タイマ1を調べて50
m秒は経過しているか判定する。そして、50m秒経過
していればステップ6578へ進み、玉貸し要求信号B
RQの立下り検出フラグを“0”にクリアする。
【0198】それから、ステップS6579へ移行して
タイマ1を250m秒に設定し直してから、バックグラ
ンド処理を行なってタイマを更新させてから上記ステッ
プ6579で設定したタイマ1がタイムアップしたか判
定する(ステップ6580,S6581)。ここで“N
o”ならステップ6582へ進んで玉貸し制御装置50
0からの玉貸し要求信号BRQがロウレベルに変化した
か判定し、“No”なら上記ステップS6580へ戻っ
て上記手順を繰り返し、玉貸し要求信号BRQがロウレ
ベルに変化するのを待つ。そして、250m秒以内に玉
貸し要求信号BRQがロウレベルに変化するか、玉貸し
要求信号BRQがロウレベルに変化する前にタイマ1が
タイムアップしたなら本ルーチンを終了する(ステップ
6587,S6582)。
【0199】一方、上記ステップ6575で玉貸し要求
信号BRQがハイレベルに変化する前にステップ657
2で設定したタイマ1がタイムアップしたと判定する
と、ステップ6585へ移行し、球抜きソレノイドをオ
ン、セーフランプを点灯、玉貸し可能信号RDYをロウ
レベルにネゲートして貸出排出処理を中止する。所定時
間内に玉貸し制御装置500から応答信号が戻ってこな
いのは通信ラインの切断等重大な故障が発生したと考え
られるからである。
【0200】次に、カードリーダにカードが挿入され、
パチンコ遊技機100に設けられた変換ボタン123が
押されて玉貸し要求がなされた場合において、上記玉貸
し制御装置500と排出制御装置600との間で送受信
される信号の具体的なタイミングを図58を用いて説明
する。なお、同図には変換ボタン123の1回の操作に
対し300円分の貸し玉を排出するように玉貸し数が設
定されている場合の信号タイミングが示されている。
【0201】遊技機の電源が投入されると、排出制御装
置600から玉貸し制御装置500へ供給される玉貸し
可能信号RDYがハイレベルに変化される(タイミング
t1)。一方、カードリーダにカードが挿入されると、
玉貸し制御装置500がこれを検知して、排出制御装置
600に対するカード有無信号CONをハイレベルにア
サートする(タイミングt2)。
【0202】その後、変換ボタン123が押されると、
玉貸し制御装置500は上記玉貸し可能信号RDYがハ
イレベルに変化されていることを確認して玉貸し要求信
号BRQをロウレベルに変化させる(タイミングt
3)。玉貸し要求信号BRQを受信した排出制御装置6
00は、自らが出力している玉貸し可能信号RDYがハ
イレベルで、かつ玉貸し制御装置500からのカード有
無信号CONがハイレベルであることを条件に、排出終
了信号EXSをロウレベルに変化させ排出ソレノイド7
41a,741bを駆動して貸し玉の排出を開始する
(タイミングt4)。
【0203】そして、排出制御装置600は、排出セン
サ730a,730bの検出信号を監視して排出数が2
5個(100円分)になった時点で排出ソレノイド74
1a,741bの駆動を停止させるとともに、玉貸し制
御装置500に対する排出終了信号EXSをハイレベル
に変化させる(タイミングt5)。玉貸し制御装置50
0は、排出終了信号EXSの立上りを検知すると、75
m秒おいてから一旦上記玉貸し要求信号BRQをハイレ
ベルにネゲートさせる(タイミングt6)。
【0204】それから、玉貸し制御装置500は、10
0m秒経過後に再び上記玉貸し要求信号BRQをロウレ
ベルにアサートする(タイミングt7)。すると、排出
制御装置600はそれを検知して排出終了信号EXSを
ロウレベルに変化させ、貸し玉の排出を開始する(タイ
ミングt8)。上記動作を3回繰り返すことによって3
00円分の貸し玉が排出される。
【0205】ただし、玉貸し制御装置500は、玉貸し
要求信号BRQをロウレベルにアサート(タイミングt
3,t7,t11)してから10秒経過しても排出終了
信号EXSがロウレベルに変化しなかったり、排出終了
信号EXSがロウレベルに変化(タイミングt4,t
8,t12)してから10秒経過しても排出終了信号E
XSがハイレベルに変化しなかった場合(T1>10
S,T2>10S)には、カードリーダにカード排出指
令を送って玉貸し制御を中断する(図18のステップS
8134,S8142参照)。一方、排出制御装置60
0は、排出終了信号EXSをハイレベルに変化(タイミ
ングt5,t9,t13)させてから100m秒経過し
ても玉貸し要求信号BRQがハイレベルに変化しなかっ
た場合(T3>100mS)には、異常発生(正常なら
75m秒で変化する)と判断して球抜きソレノイドをオ
ン、セーフランプを点灯、玉貸し可能信号RDYをロウ
レベルにネゲートして貸し玉の排出処理を中止する(図
57のステップS6572,S6575参照)。
【0206】さらに、上記実施例の排出制御装置600
の制御フローではBRQ立下りフラグが“1”になって
いる間は貸玉処理を繰り返すようになっており(図26
のステップS3参照)、玉貸し制御装置500はBRQ
立下りフラグは設定された玉貸し数の回数だけ貸玉排出
を繰り返すまで玉貸し要求信号BRQをロウレベルにア
サートしてくる(図18のステップS8164,S81
70,S8130参照)ので、貸玉排出処理に入ってか
ら遊技盤制御装置400から賞球排出要求が送られてき
ても貸玉排出処理が優先的に実行される。ただし、排出
制御装置600は玉貸し要求信号BRQの立上りを検知
した後、所定時間(例えば250m秒)以内にBRQが
立ち下がらないと、すなわち図58の時間T4が250
m秒以内でないと、賞球排出処理に移行するようになっ
ている(図57ステップS6579−S6582参
照)。
【0207】また、玉貸し制御装置500は貸玉排出処
理に入ると玉貸し数の回数だけ貸玉排出を済ますまで、
図18のステップS8164,S8170,S8130
のループを繰り返し、図17のステップS8112を通
過しないので、玉貸し要求信号BRQをロウレベルにア
サートした後に変換ボタン123が押されてもこれを検
知しないため、この間の変換スイッチのオンは無効とさ
れる。なお、上記実施例では、排出制御装置から遊技盤
制御装置に対してカードの挿入、排出音の発生要求信号
を送信するように構成されているが、この発明はそれに
限定されず、玉貸し制御装置から直接遊技盤制御装置に
対してカードの挿入、排出音の発生要求信号を送信する
ように構成してもよい。
【0208】また、上記実施例では、入賞球分離検出装
置180内のセーフセンサ181の検出信号を排出制御
装置600に入力して、排出制御装置600が入賞球を
検出すると遊技盤制御装置400に対して賞球数データ
の要求を行なって受信した賞球数データに基づいて賞品
球の排出を行なうようにしているが、この発明はそれに
限定されず、例えばセーフセンサ181の検出信号を遊
技盤制御装置400に入力して、遊技盤制御装置400
が入賞球を検出すると排出制御装置600に対して賞球
数データを送信し、賞品球の排出を行なわせるようにす
ることも可能である。
【0209】さらに、上記実施例では、貸し玉への変換
ボタン123や返却ボタン124、残高表示器122等
が供給皿120の上面の操作パネル121に設けられて
いるが、これらの位置は供給皿に限定されず、パチンコ
遊技機の前面の任意の位置あるいは球貸機200の前面
に設けることができる。また、実施例では遊技機と遊技
機との間に配置された玉貸機にカードリーダが内蔵され
ているが、カードリーダはパチンコ遊技機100の受け
皿141の一側等に配設して遊技機に内蔵させておくよ
うに構成しても良い。
【0210】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、カード挿
排口を備えた球貸機と、該球貸機と対を成し、前面に設
けられた供給皿側へ賞球または貸球に関わる遊技球を排
出するための排出制御を行う排出制御装置と、遊技盤に
関する制御を司ると共に、賞球排出に関わる信号を上記
排出制御装置へ送信する遊技盤制御装置とを有するパチ
ンコ遊技機とを備えたカード式パチンコ遊技装置におい
て、上記排出制御装置と上記球貸機とを送受信可能に接
続すると共に、上記球貸機への入力のために用いられる
変換スイッチおよびカード返却スイッチと、上記球貸機
により制御されるカード残高表示器および上記変換スイ
ッチの有効・無効を表示する球貸可能表示器を上記パチ
ンコ遊技機の前面に設け、上記排出制御装置は、球貸し
排出が可能な状態にある場合に上記球貸機に対して球貸
し可能信号を送信すると共に、該球貸機から供給される
排出要求を示す排出要求信号に基づいて、該排出要求信
号ごとに最小排出単位の個数の遊技球を排出させる排出
制御を行い、該最小排出単位の個数の遊技球の排出終了
ごとに排出が終了したことを示す球貸し排出終了信号を
上記球貸機へ送信するように構成され、上記球貸機は、
上記変換スイッチの一回の操作に対して上記最小排出単
位の個数の整数倍単位で貸球数を設定可能な球貸し数設
定手段と、上記排出要求信号の送信後、所定時間内に上
記球貸し排出終了信号を受信するか否かを判定する排出
終了監視手段とを備え、上記変換スイッチの一回の操作
に基づき、設定された貸球数の遊技球を排出させるよう
に上記排出制御装置へ最小排出単位の排出要求信号を送
信するように成し、該排出要求信号を送信する際ごとに
上記球貸し可能信号により上記排出制御装置が球貸し可
能状態にあることを確認するとともに、当該排出要求信
号の送信後、上記所定時間内に上記球貸し排出終了信号
の受信を検出しない場合は、異常発生と判定するように
構成したので、球貸機が、貸球の最小排出単位の排出要
求を示す排出要求信号の送信後、最小排出単位の個数の
遊技球の排出終了ごとに排出が終了したことを示す球貸
し排出終了信号を所定時間内に受信するか否かを判定す
る排出終了監視手段を備え、排出要求信号を送信するた
びごとに、パチンコ遊技機に設けられている排出制御装
置が球貸し可能な状態にあることを示す球貸し可能信号
を確認するとともに、排出要求信号の送信後、上記所定
時間内に上記球貸し排出終了信号の受信を検出しない場
合は、異常発生と判定するので、異常発生を的確に検出
することができ、また、貸球数の設定単位である最小排
出単位の個数の遊技球の排出を確実に実行させ、貸球数
全体の排出を確実ならしめることができる。その結果、
パチンコ遊技機側の球排出機構による貸球としての遊技
球の排出の正確性を向上させひいてはカード式パチンコ
遊技装置の信頼性を向上させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機としてのカード式パチンコ
遊技機の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るパチンコ遊技機の裏機構の構成例
を示す背面図である。
【図3】球排出装置170の一実施例を示す断面正面図
である。
【図4】パチンコ遊技機100および玉貸しユニットと
しての玉貸機200の制御系の一実施例を示すブロック
図である。
【図5】遊技盤制御回路としての遊技盤制御装置400
の一構成例を示すブロック図である。
【図6】遊技盤制御装置400を構成する通信手段の一
構成例を示すブロック図である。
【図7】遊技盤制御装置400の具体的構成例を示すシ
ステム構成図である。
【図8】排出制御回路としての排出制御装置600の一
構成例を示すブロック図である。
【図9】排出制御装置600の具体的構成例を示すシス
テム構成図である。
【図10】玉貸制御回路としての玉貸制御装置500の
一構成例を示すブロック図である。
【図11】玉貸制御装置500の具体的構成例を示すシ
ステム構成図である。
【図12】遊技盤制御装置400によって行なわれる遊
技盤全体の制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図13】図12のフロー中におけるクロック信号出力
処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】図12のフロー中における賞球スイッチ入力
処理の制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図15A】図12のフロー中における送受信処理の制
御手順の一例一部のを示すフローチャートである。
【図15B】図12のフロー中における送受信処理の制
御手順の一例一部のを示すフローチャートである。
【図15C】図12のフロー中における送受信処理の制
御手順の一例一部のを示すフローチャートである。
【図15D】図12のフロー中における送受信処理の制
御手順の一例一部のを示すフローチャートである。
【図16】玉貸し制御装置のメインルーチンの概略を示
すフローチャートである。
【図17】上記メインルーチン(図16)のステップS
8008で実行される玉貸処理の具体的手順の一部(前
半)を示すフローチャートである。
【図18】上記メインルーチン(図16)のステップS
8008で実行される玉貸処理の具体的手順の一部(後
半)を示すフローチャートである。
【図19】上記メインルーチン(図16)のステップS
8010で実行されるカードの返却処理の具体的手順の
一部を示すフローチャートである。
【図20】上記メインルーチン(図16)のステップS
8012で実行されるファンクション送受信処理の具体
的手順の一部(前半)を示すフローチャートである。
【図21】上記メインルーチン(図16)のステップS
8012で実行されるファンクション送受信処理の具体
的手順の一部(後半)を示すフローチャートである。
【図22】上記メインルーチン(図16)のステップS
8014で実行される決済信号出力処理の具体的手順の
一例を示すフローチャートである。
【図23】図16のメインルーチンに優先して玉貸し制
御装置500によって所定時間(例えば1msec)経過毎
に行なわれるタイマ割込処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図24】図16のメインルーチンに優先して玉貸し制
御装置500によって行なわれる送信割込処理の手順を
示すフローチャートである。
【図25】図16のメインルーチンに優先して玉貸し制
御装置500によって行なわれる受信割込処理の手順を
示すフローチャートである。
【図26】排出制御装置600による排出制御処理のメ
インルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図27】上記メインルーチン(図26)のステップS
0で実行される初期化処理の具体的手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図28】上記初期化処理ルーチン(図27)のステッ
プS117で実行される回線テスト処理の具体的手順の
一例を示すフローチャートである。
【図29】上記回線テスト処理、図40のカード挿排確
認処理および図45の賞球数要求処理ルーチンで実行さ
れる送信処理の具体的手順の一例を示すフローチャート
である。
【図30】上記回線テスト処理ルーチンで実行される受
信処理の具体的手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図31】上記メインルーチン(図26)のステップS
1で実行されるバックグランド処理の具体的手順の一例
を示すフローチャートである。
【図32】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS21で実行される1m秒待ち処理の手順の一例を示
すフローチャートである。
【図33】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS22で実行されるタイマ更新処理の手順の一例を示
すフローチャートである。
【図34】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS26で実行されるセーフセンサの読込み処理ルーチ
ンのフローチャートである。
【図35】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS27で実行される排出センサの読込み処理ルーチン
のフローチャートである。
【図36】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS29で実行される球抜センサ750の読込み処理ル
ーチンのフローチャートである。
【図37】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS30で実行される玉貸要求信号の入力処理のルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図38】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS31で実行されるカード有無信号の入力処理のルー
チンを示すフローチャートである。
【図39】上記バックグランド処理(図31)のステッ
プS32で実行されるクロックの入力処理のルーチンを
示すフローチャートである。
【図40】上記メインルーチン(図26)のステップS
2で実行されるカード挿排確認処理の具体的手順の一例
を示すフローチャートである。
【図41】上記メインルーチン(図26)のステップS
5で実行される球抜き処理(前半)の具体的手順の一例
を示すフローチャートである。
【図42】上記メインルーチン(図26)のステップS
5で実行される球抜き処理(後半)の具体的手順の一例
を示すフローチャートである。
【図43】上記メインルーチン(図26)のステップS
7で実行される払出処理の手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図44】上記払出処理(図43)のステップS501
で実行される排出条件判定処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図45】上記払出処理(図43)のステップS503
で実行される賞球数要求処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図46】上記払出処理(図43)のステップS504
で実行される賞球設定処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図47】上記払出処理(図43)のステップS505
にて行われる賞球排出処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図48】上記賞球排出処理(図47)にて行われる賞
球排出終了判定処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図49】上記払出処理(図43)のステップS507
で実行されるセーフ玉排出処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図50】上記セーフ玉排出処理(図49)にて行われ
るセーフセンサ玉無し確認処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図51】上記払出処理(図43)のステップS508
で実行される賞球排出終了処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図52】上記メインルーチン(図26)のステップS
10で実行される貸玉処理のサブルーチンの一部を示す
フローチャートである。
【図53】上記貸玉処理(図52)のステップS150
にて実行される貸出条件判定処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図54】上記貸玉処理(図52)のステップS152
にて実行される貸出玉数設定処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図55】上記貸玉処理(図52)のステップS156
にて実行される貸出排出処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図56】上記貸出排出処理(図55)にて実行される
貸出排出終了判定処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図57】上記貸玉処理(図52)のステップS158
にて実行される貸出排出終了処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図58】上記玉貸し制御装置500と排出制御装置6
00との間で送受信される信号の具体的なタイミングを
示すタイムチャートである。
【図59】上記遊技盤制御装置400と排出制御装置6
00との間で送受信される信号の排出制御装置側におけ
る具体的なタイミングを示すタイムチャートである。
【図60】上記遊技盤制御装置400と排出制御装置6
00との間で送受信される信号の遊技盤制御装置側にお
ける具体的なタイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
100 パチンコ遊技機 120 供給皿 122 残高表示器 123 玉貸し変換ボタン 170 球排出装置 180 入賞球分離検出装置 200 玉貸し機 211 カード挿排口 220 挿入残高表示器 230 有効表示ランプ 400 遊技盤制御回路としての遊技盤制御装置 500 玉貸し制御回路としての玉貸し制御装置 600 排出制御回路としての排出制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月23日(2002.4.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このように、上記システムはメリットの多
い提案であるが、台間玉貸装置は独自の球排出機構を備
えておらず遊技機側の球排出装置(従来は賞球排出のみ
実行)を使用するため、正確性および信頼性が要求され
る。すなわち、遊技機側の球排出機構を使用して玉貸の
排出を正確かつ確実に実行できるようにするには、玉貸
装置としての玉貸しユニットで発生した遊技者による玉
貸要求を遊技機の制御回路が確実に認識して球排出機構
を制御して貸玉の正確な排出を確実に行えることが求め
られる。また、このシステムにおいては、上記玉貸ユニ
ットへカードを挿入して貸し球を借り受ける際に、1回
の貸し球操作によるカードの金額情報から変換される量
(単位)が予め固定されていたため、遊技店あるいは遊
技者が希望する変換量に変更することができず、遊技店
あるいは遊技者に不満を与えることがあった。よって、
1回の貸し球操作による変換量を遊技店あるいは遊技者
が希望する変換量に変更可能なものも求められている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】この発明は上記のような背景の下になされ
たもので、その目的とするところは、カードの保有する
金額情報から貸し球に変換される変換量を遊技店あるい
は遊技者の希望に応じて変更して設定できるように成
し、カードの保有する金額情報がその設定された変換量
を満たすか否かを判定し、満たすと判定された場合には
当該設定された変換量を、満たさないと判定された場合
には当該カードの保有する金額情報の全てを遊技者の球
貸し要求のための変換スイッチの操作に基づいて排出さ
せるために、貸球の最小排出単位の排出要求を示す排出
要求信号を送信する際ごとに、パチンコ遊技機に設けら
れている排出制御装置が球貸し可能な状態にあることを
示す球貸し可能信号を確認させ、カードの保有する金額
情報を全て変換することができるようにし、もって貸球
数全体の排出を確実ならしめ、パチンコ遊技機側の排出
機構による正確性および信頼性の高い排出制御、および
遊技店あるいは遊技者を満足させる排出制御を行うこと
のできるカード式パチンコ遊技装置を提供することにあ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、カード挿排口を備えた球貸機と、該球貸
機と対を成し、前面に設けられた供給皿側へ賞球または
貸球としての遊技球を排出するための排出制御を行う排
出制御装置と、遊技盤に関する制御を司ると共に、賞球
排出に関わる信号を上記排出制御装置へ送信する遊技盤
制御装置とを有するパチンコ遊技機とを備えたカード式
パチンコ遊技装置において、上記排出制御装置と上記球
貸機とを送受信可能に接続すると共に、上記球貸機への
入力のために用いられる変換スイッチおよびカード返却
スイッチと、上記球貸機により制御されるカード残高表
示器および上記変換スイッチの有効・無効を表示する球
貸可能表示器を上記パチンコ遊技機の前面に設け、上記
排出制御装置は、球貸し排出が可能な状態にある場合に
上記球貸機に対して球貸し可能信号を送信すると共に、
該球貸機から供給される排出要求を示す排出要求信号に
基づいて、該排出要求信号ごとに最小排出単位の個数の
遊技球を排出させる排出制御を行い、該最小排出単位の
個数の遊技球の排出終了ごとに排出が終了したことを示
す信号を上記球貸機へ送信するように構成し、上記球貸
機は、上記変換スイッチの一回の操作に対して上記最小
排出単位の個数の整数倍単位で貸球数を設定可能な球貸
し数設定手段を備え、上記変換スイッチの一回の操作に
基づき、挿入されたカードの残高が上記球貸し数設定手
段により設定された貸球数に相当する金額を満たす場合
には、該設定された貸球数の遊技球を排出させるように
上記排出制御装置へ最小排出単位の排出要求信号を送信
する一方、上記挿入されたカードの残高が上記球貸し数
設定手段により設定された貸球数に相当する金額に満た
ない場合は、当該挿入されたカードの残高に相当する貸
球数の遊技球を排出させるように上記排出制御装置へ最
小排出単位の排出要求信号を送信するように成し、該排
出要求信号を送信する際ごとに上記球貸し可能信号によ
り上記排出制御装置が球貸し可能状態にあることを確認
するように構成した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】上記した手段によれば、変換スイッチの一回の
操作に対して最小排出単位の個数の整数倍単位で貸球数
を設定可能な球貸し数設定手段を備えたので、カードの
保有する金額情報から貸し球に変換される変換量を遊技
店あるいは遊技者の希望に応じて変更して設定できる。
また、変換スイッチの一回の操作に基づき、挿入された
カードの残高が球貸し数設定手段により設定された貸球
数に相当する金額を満たす場合には、その設定された貸
球数の遊技球を排出させるように排出制御装置へ最小排
出単位の排出要求信号を送信するようにしたので、遊技
店あるいは遊技者の希望に応じた貸球数を排出すること
ができる。また、挿入されたカードの残高が球貸し数設
定手段により設定された貸球数に相当する金額に満たな
い場合は、その挿入されたカードの残高に相当する貸球
数の遊技球を排出させるように排出制御装置へ最小排出
単位の排出要求信号を送信するようにしたので、設定さ
れた変換量に拘わらずカードの保有する金額情報を全て
当該金額に相当する遊技球に変換することができる。さ
らに、上記排出要求信号を送信する際ごとに球貸し可能
信号により排出制御装置が球貸し可能状態にあることを
確認するようにしたので、貸球数全体の排出を確実なら
しめ、パチンコ遊技機側の排出機構による正確性および
信頼性の高い排出制御を行うことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0210
【補正方法】変更
【補正内容】
【0210】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、変換スイ
ッチの一回の操作に対して最小排出単位の個数の整数倍
単位で貸球数を設定可能な球貸し数設定手段を備えたの
で、カードの保有する金額情報から貸し球に変換される
変換量を遊技店あるいは遊技者の希望に応じて変更して
設定できるという効果がある。また、変換スイッチの一
回の操作に基づき、挿入されたカードの残高が球貸し数
設定手段により設定された貸球数に相当する金額を満た
す場合には、その設定された貸球数の遊技球を排出させ
るように排出制御装置へ最小排出単位の排出要求信号を
送信するようにしたので、遊技店あるいは遊技者の希望
に応じた貸球数を排出することができるという効果があ
る。また、挿入されたカードの残高が球貸し数設定手段
により設定された貸球数に相当する金額に満たない場合
は、その挿入されたカードの残高に相当する貸球数の遊
技球を排出させるように排出制御装置へ最小排出単位の
排出要求信号を送信するようにしたので、設定された変
換量に拘わらずカードの保有する金額情報を全て当該金
額に相当する遊技球に変換することができるという効果
がある。さらに、上記排出要求信号を送信する際ごとに
球貸し可能信号により排出制御装置が球貸し可能状態に
あることを確認するようにしたので、貸球数全体の排出
を確実ならしめ、パチンコ遊技機側の排出機構による正
確性および信頼性の高い排出制御を行うことができるの
で、遊技店あるいは遊技者の希望に応じた貸球数を排出
することができ、それによってカードの残高が設定され
た変換量を満たさない場合でも、カードの残高の全てを
変換することができ、また、このデータを含む排出要求
信号を排出制御装置へ送信しているので、遊技店あるい
は遊技者にとって満足のいく排出制御を行うことができ
るという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 広司 群馬県桐生市三吉町2−2−29 Fターム(参考) 2C088 BA17 BA71 BA88 BA89 BB07 BC30 BC53 EA44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿排口を備えた球貸機と、 該球貸機と対を成し、前面に設けられた供給皿側へ賞球
    または貸球に関わる遊技球を排出するための排出制御を
    行う排出制御装置と、遊技盤に関する制御を司ると共
    に、賞球排出に関わる信号を上記排出制御装置へ送信す
    る遊技盤制御装置とを有するパチンコ遊技機と、 を備えたカード式パチンコ遊技装置において、 上記排出制御装置と上記球貸機とを送受信可能に接続す
    ると共に、上記球貸機への入力のために用いられる変換
    スイッチおよびカード返却スイッチと、上記球貸機によ
    り制御されるカード残高表示器および上記変換スイッチ
    の有効・無効を表示する球貸可能表示器を上記パチンコ
    遊技機の前面に設け、 上記排出制御装置は、 球貸し排出が可能な状態にある場合に上記球貸機に対し
    て球貸し可能信号を送信すると共に、該球貸機から供給
    される排出要求を示す排出要求信号に基づいて、該排出
    要求信号ごとに最小排出単位の個数の遊技球を排出させ
    る排出制御を行い、該最小排出単位の個数の遊技球の排
    出終了ごとに排出が終了したことを示す球貸し排出終了
    信号を上記球貸機へ送信するように構成され、 上記球貸機は、 上記変換スイッチの一回の操作に対して上記最小排出単
    位の個数の整数倍単位で貸球数を設定可能な球貸し数設
    定手段と、 上記排出要求信号の送信後、所定時間内に上記球貸し排
    出終了信号を受信するか否かを判定する排出終了監視手
    段と、 を備え、 上記変換スイッチの一回の操作に基づき、設定された貸
    球数の遊技球を排出させるように上記排出制御装置へ最
    小排出単位の排出要求信号を送信するように成し、該排
    出要求信号を送信する際ごとに上記球貸し可能信号によ
    り上記排出制御装置が球貸し可能状態にあることを確認
    するとともに、当該排出要求信号の送信後、上記所定時
    間内に上記球貸し排出終了信号の受信を検出しない場合
    は、異常発生と判定するように構成したことを特徴とす
    るカード式パチンコ遊技装置。
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