JP2002318942A - 装着物受注プログラム - Google Patents

装着物受注プログラム

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JP2002318942A
JP2002318942A JP2001121354A JP2001121354A JP2002318942A JP 2002318942 A JP2002318942 A JP 2002318942A JP 2001121354 A JP2001121354 A JP 2001121354A JP 2001121354 A JP2001121354 A JP 2001121354A JP 2002318942 A JP2002318942 A JP 2002318942A
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Masafumi Nishiyama
雅史 西山
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着物に最適なサイズを簡単に提供するこ
と。 【解決手段】 顧客端末4から、通信ネットワーク2を
介して装着物を以下のように受注する。まず、顧客端末
4から該顧客の採寸データを取得する。採寸データを取
得した顧客の顧客端末4から発注依頼があったときに、
顧客端末4に対し、装着物が掲載されている装着物カタ
ログデータを、装着物カタログデータから装着物が選択
可能な形態で表示出力する。顧客端末4により装着物カ
タログデータから装着物が選択されたとき、発注依頼し
た顧客の採寸データから、選択された装着物の製造に必
要な固有採寸データを抽出する。抽出された固有採寸デ
ータを、選択された装着物の装着に適した寸法データに
修正する。寸法データの寸法サイズで、発注依頼した顧
客から、選択された装着物の注文を受け付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャツ,スーツ,
ジャケット,コート,パンツ,スカート等の被服及びシ
ューズ,ブーツ等の履物等の装着物の寸法を、顧客の採
寸に応じて算出して受注する装着物受注プログラム,装
着物受注方法及び装着物受注方法装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自分のサイズに合った被服、例え
ばシャツを購入したい場合、そのシャツに表示されてい
るサイズを見て、最適なサイズを探すこととなる。ま
た、最適なサイズを探したいときやオーダーメイドの場
合は、洋服店の店員に自分が着用しているシャツの上か
ら採寸してもらい、その寸法データを基に、店員が最適
なシャツを選択するか、オーダーメイド注文をして裁
断、縫製が行われる。
【0003】ジャケットを購入したい場合、同様に、そ
のジャケットに表示されているサイズを見て、最適なサ
イズを探すこととなる。また、最適なサイズを探したい
ときやオーダーメイドの場合は、洋服店の店員に自分が
着用しているジャケットの上から採寸してもらい、その
寸法データを基に、店員が最適なジャケットを選択する
か、オーダーメイド注文をして裁断、縫製が行われる。
【0004】これらはいずれも来店時に、被服の上から
採寸した被服の寸法データを、それぞれ顧客ごとに書面
に記録するかパソコンで管理保存することとしている。
【0005】しかしながら、シャツとジャケットの寸法
データは、顧客の体の採寸箇所が大部分重複することと
なるが、それぞれ寸法データが異なるため、個別に管理
しなければならない。
【0006】したがって、シャツの寸法データをそのま
まジャケットの寸法データとして裁断、縫製することが
できず、顧客は再度洋服店に足を運んで、採寸してもら
わなければならない。
【0007】また、採寸箇所が異なる服、例えばパンツ
をオーダーする場合、顧客は再度洋服店に足を運んで、
採寸してもらわなければならない。
【0008】以上のことから、各洋服ごとに採寸してい
たのでは、顧客及び洋服店ともに面倒であり、顧客が最
適なサイズを得るためには、時間がかかることとなる。
【0009】また、顧客によっては、着用する衣服によ
っては、サイズに多少余裕を持って着用したい場合もあ
り、毎回注文するごとに、大きめに寸法を指定するの
は、顧客及び洋服店ともに面倒であり、上記同様、顧客
が最適なサイズを得るためには、時間がかかることとな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、装着物に必要な顧客の体の採寸データを
予め登録しておくことにより、顧客が購入を希望する装
着物に必要な装着物の寸法データを、単一の採寸データ
から導出して、各装着物に最適なサイズを簡単に提供す
ることにある。
【0011】また他の目的は、各装着物ごとに、選択可
能な修正データにより寸法データに幅をもたせることに
より、顧客のニーズに対応した寸法の装着物を提供する
ことにある。
【0012】更に他の目的は、同一の顧客から同一の装
着物について連続して所定回数同一修正データの選択が
あったとき、次回から顧客が同一修正データを選択しな
くても、その修正データを選択した後の寸法での装着物
の注文を可能とし、更に顧客のニーズに対応した寸法の
装着物を提供することにある。
【0013】また他の目的は、採寸データの有効期間T
を予め設定することにより、顧客の採寸データ登録時の
体形と現在の体形に変化があるか否かを顧客に促すこと
にある。またこれにより、顧客の現在の体形に丁度合っ
た装着物を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図を参照して
説明する。第1の発明である装着物受注プログラムは、
コンピュータを、顧客端末4から該顧客の採寸データを
取得する採寸データ取得手段、前記採寸データを取得し
た前記顧客の前記顧客端末4から発注依頼があったとき
に、該顧客端末4に対し、装着物が掲載されている装着
物カタログデータを、該装着物カタログデータから前記
装着物が選択可能な形態で表示出力するカタログ提示手
段、前記顧客端末4により前記装着物カタログデータか
ら前記装着物が選択されたとき、前記発注依頼した顧客
の採寸データから、前記選択された装着物の製造に必要
な固有採寸データを抽出する固有採寸データ抽出手段、
前記抽出された固有採寸データを、前記選択された装着
物の装着に適した寸法データに修正する修正手段、及
び、前記寸法データの寸法サイズで、前記発注依頼した
顧客から前記選択された装着物の注文を受け付ける受注
手段、として機能させるためのプログラムである。
【0015】第2の発明である装着物受注プログラム
は、コンピュータを、顧客端末4から該顧客の採寸デー
タを取得する採寸データ取得手段、前記採寸データを取
得した前記顧客の前記顧客端末4から発注依頼があった
ときに、前記顧客端末4に対し、装着物が掲載されてい
る装着物カタログデータを、該装着物カタログデータか
ら前記装着物が選択可能な形態で表示出力するカタログ
提示手段、前記顧客端末4により前記装着物カタログデ
ータから前記装着物が選択されたとき、前記発注依頼し
た顧客の採寸データから、前記選択された装着物の製造
に必要な固有採寸データを抽出する固有採寸データ抽出
手段、それぞれ異なる複数の修正データが格納されてい
る修正データ格納手段、前記複数の修正データを、前記
顧客端末4に対し、選択可能な形態で表示出力する修正
データ選択手段、前記顧客から前記一の修正データが選
択されたとき、前記抽出された固有採寸データを、前記
選択された修正データに基づき、前記選択された装着物
の装着に適した寸法データに修正する修正手段、及び、
前記寸法データの寸法で、前記発注依頼した顧客から前
記選択された装着物の注文を受け付ける受注手段として
機能させるためのプログラムである。
【0016】第3の発明である装着物受注プログラム
は、請求項2記載の装着物受注プログラムにおいて、コ
ンピュータに機能させるための手段として、更に、前記
顧客から発注された同一修正データによる同一装着物に
ついて受注した受注回数を連続して計数する計数手段
と、前記同一顧客により新たに発注依頼される装着物
が、現在前記受注回数が計数されている前記装着物と同
一であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段に
より同一と判定された前記装着物の前記現在の受注回数
と、所定の設定回数と、を比較する回数比較手段と、を
具備し、前記修正手段は、前記回数比較手段により前記
受注回数が前記設定回数以上と判定された場合のみ、直
接前記同一の修正データにより前記同一の装着物の寸法
を修正することを特徴とする。
【0017】第4の発明である装着物受注プログラム
は、請求項2又は3のいずれかに記載の装着物受注プロ
グラムにおいて、前記複数の修正データは、少なくと
も、前記装着物の装着に適した通常の寸法データにする
第1修正データと、前記装着物の装着に適しており前記
第1のサイズに対し大きい第2修正データと、を含むこ
とを特徴とする。
【0018】第5の発明である装着物受注プログラム
は、請求項1〜4のいずれかに記載の装着物受注プログ
ラムにおいて、コンピュータに機能させるための手段と
して、更に、前記採寸データ取得手段により前記顧客端
末から前記採寸データを取得した時から起算される前記
採寸データの有効期間を管理する有効期間管理手段を具
備し、該有効期間管理手段は、前記採寸データを取得し
た前記顧客から発注依頼があったときに、前記発注依頼
をした顧客端末に対し、前記取得した採寸データの更新
を促し、前記採寸データ取得手段は、前記発注依頼をし
た顧客端末からの更新要求があったときに、前記発注依
頼をした顧客端末から前記顧客の現在の採寸データを取
得することを特徴とする。
【0019】第6の発明である装着物受注装置3は、顧
客端末4に対し、通信ネットワーク2を介して双方向通
信が可能な装着物受注装置3であって、前記顧客端末4
から該顧客の採寸データを取得する採寸データ取得手
段、前記採寸データを取得した前記顧客の前記顧客端末
4から発注依頼があったときに、前記顧客端末4に対
し、装着物が掲載されている装着物カタログデータを、
該装着物カタログデータから前記装着物が選択可能な形
態で表示出力するカタログ提示手段、前記顧客端末4に
より前記装着物カタログデータから前記装着物が選択さ
れたとき、前記発注依頼した顧客の採寸データから、前
記選択された装着物の製造に必要な固有採寸データを抽
出する固有採寸データ抽出手段、前記抽出された固有採
寸データを、前記選択された装着物の装着に適した寸法
データに修正する修正手段、及び、前記寸法データの寸
法サイズで、前記発注依頼した顧客から前記選択された
装着物の注文を受け付ける受注手段、を具備することを
特徴とする。
【0020】第7の発明である装着物受注装置3は、顧
客端末4に対し、通信ネットワーク2を介して双方向通
信が可能な装着物受注装置3であって、前記顧客端末4
から該顧客の採寸データを取得する採寸データ取得手
段、前記採寸データを取得した前記顧客の前記顧客端末
4から発注依頼があったときに、前記顧客端末4に対
し、装着物が掲載されている装着物カタログデータを、
該装着物カタログデータから前記装着物が選択可能な形
態で表示出力するカタログ提示手段、前記顧客端末4に
より前記装着物カタログデータから前記装着物が選択さ
れたとき、前記発注依頼した顧客の採寸データから、前
記選択された装着物の製造に必要な固有採寸データを抽
出する固有採寸データ抽出手段、それぞれ異なる複数の
修正データが格納されている修正データ格納手段、前記
複数の修正データを、前記顧客端末4に対し、選択可能
な形態で表示出力する修正データ選択手段、前記顧客か
ら前記一の修正データが選択されたとき、前記抽出され
た固有採寸データを、前記選択された修正データに基づ
き、前記選択された装着物の装着に適した寸法データに
修正する修正手段、及び、前記寸法データの寸法で、前
記発注依頼した顧客から前記選択された装着物の注文を
受け付ける受注手段を具備することを特徴とする。
【0021】第8の発明である装着物受注装置3は、請
求項7記載の装着物受注装置3において、前記顧客から
発注された同一修正データによる同一装着物について受
注した受注回数を連続して計数する計数手段と、前記同
一顧客により新たに発注依頼される装着物が、現在前記
受注回数が計数されている前記装着物と同一であるか否
かを判定する判定手段と、前記判定手段により同一と判
定された前記装着物の前記現在の受注回数と、所定の設
定回数と、を比較する回数比較手段と、を具備し、前記
修正手段は、前記回数比較手段により前記受注回数が前
記設定回数以上と判定された場合のみ、直接前記同一の
修正データにより前記同一の装着物の寸法を修正するこ
とを特徴とする。
【0022】第9の発明である装着物受注装置3は、請
求項7又は8のいずれかに記載の装着物受注装置3にお
いて、前記複数の修正データは、少なくとも、前記装着
物の装着に適した通常の寸法データにする第1修正デー
タと、前記装着物の装着に適しており前記第1のサイズ
に対し大きい第2修正データと、を含むことを特徴とす
る。
【0023】第10の発明である装着物受注装置は、請
求項6〜9のいずれかに記載の装着物受注装置におい
て、更に、前記採寸データ取得手段により前記顧客端末
から前記採寸データを取得した時から起算される前記採
寸データの有効期間を管理する有効期間管理手段を具備
し、該有効期間管理手段は、前記採寸データを取得した
前記顧客から発注依頼があったときに、前記発注依頼を
した顧客端末に対し、前記取得した採寸データの更新を
促し、前記採寸データ取得手段は、前記発注依頼をした
顧客端末からの更新要求があったときに、前記発注依頼
をした顧客端末から前記顧客の現在の採寸データを取得
することを特徴とする。
【0024】第11の発明である装着物受注方法は、顧
客端末4から、通信ネットワーク2を介して装着物を受
注する装着物受注方法であって、前記顧客端末4から該
顧客の採寸データを取得し、前記採寸データを取得した
前記顧客の前記顧客端末4から発注依頼があったとき
に、該顧客端末4に対し、装着物が掲載されている装着
物カタログデータを、該装着物カタログデータから前記
装着物が選択可能な形態で表示出力し、前記顧客端末4
により前記装着物カタログデータから前記装着物が選択
されたとき、前記発注依頼した顧客の採寸データから、
前記選択された装着物の製造に必要な固有採寸データを
抽出し、前記抽出された固有採寸データを、前記選択さ
れた装着物の装着に適した寸法データに修正し、前記寸
法データの寸法サイズで、前記発注依頼した顧客から前
記選択された装着物の注文を受け付けることを特徴とす
る。
【0025】第12の発明である装着物受注方法は、通
信ネットワーク2を介して顧客端末4からの装着物の発
注依頼により前記装着物を受注する装着物受注方法であ
って、前記顧客端末4から該顧客の採寸データを取得
し、前記採寸データを取得した前記顧客の前記顧客端末
4から発注依頼があったときに、該顧客端末4に対し、
前記装着物が掲載されている装着物カタログデータを、
該装着物カタログデータから前記装着物が選択可能な形
態で表示出力し、前記顧客端末4により前記装着物カタ
ログデータから前記装着物が選択されたとき、前記発注
依頼した顧客の採寸データから、前記選択された装着物
の製造に必要な固有採寸データを抽出し、予め格納され
たそれぞれ異なる複数の修正データを、前記顧客端末4
に対し、選択可能な形態で表示出力し、前記顧客から前
記一の修正データが選択されたとき、前記抽出された固
有採寸データを、前記選択された修正データに基づき、
前記選択された装着物の装着に適した寸法データに修正
し、前記寸法データの寸法で、前記発注依頼した顧客か
ら前記選択された装着物の注文を受け付けることを特徴
とする。
【0026】第13の発明である装着物受注方法は、請
求項12記載の装着物受注方法において、前記顧客から
発注された同一修正データによる同一装着物について受
注した受注回数を連続して計数し、前記同一顧客により
新たに発注依頼される装着物が、現在前記受注回数が計
数されている前記装着物と同一であるか否かを判定し、
前記判定手段により同一と判定された前記装着物の前記
現在の受注回数と、所定の設定回数と、を比較し、前記
回数比較手段により前記受注回数が前記設定回数以上と
判定された場合のみ、直接前記同一の修正データにより
前記同一の装着物の寸法を修正することを特徴とする。
【0027】第14の発明である装着物受注方法は、請
求項12又は13のいずれかに記載の装着物受注方法に
おいて、前記複数の修正データは、少なくとも、前記装
着物の装着に適した通常の寸法データにする第1のサイ
ズと、前記装着物の装着に適しており前記第1のサイズ
に対し大きい第2のサイズと、を含むことを特徴とす
る。
【0028】第15の発明である装着物受注方法は、請
求項11〜14のいずれかに記載の装着物受注方法にお
いて、更に、前記顧客端末から前記採寸データを取得し
た時から起算される前記採寸データの有効期間を管理
し、前記採寸データを取得した前記顧客から発注依頼が
あったときに、前記発注依頼をした顧客端末に対し、前
記取得した採寸データの更新を促し、前記発注依頼をし
た顧客端末からの更新要求があったときに、前記発注依
頼をした顧客端末から前記顧客の現在の採寸データを取
得することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明による通信ネットワ
ーク2を利用した装着物受注システム1を示した概略図
である。通信ネットワーク2は、公衆電話網,インター
ネット,パソコン通信等の既存のネットワークである。
この通信ネットワーク2を介して、サーバとして機能す
る装着物受注装置3と複数の顧客端末4とが、接続され
る。
【0030】顧客端末4は、顧客が所有する通信端末
で、汎用のパソコン,ノート型パソコンやPDA,携帯
電話,PHS等、有線又は無線によりインターネットを
介して装着物受注装置3に接続可能なコンピュータ端末
である。顧客端末4には、それぞれ端末の性能に応じた
WEBブラウザプログラムが格納されている。
【0031】装着物受注装置3は、図1及び図2に示す
ように、顧客のIDコード,氏名,住所,電話番号,e
−mailアドレス等の顧客判別データと、顧客の身体
の採寸データと、を管理保存する顧客データベース5を
有する。
【0032】採寸データとは、ネック,胸囲,トップバ
スト,アンダーバスト,中胴,胴囲,下腹廻り,臀部廻
り,肩幅,裄丈(左右),袖丈(左右),腕付根回り
(左右),上腕廻り(左右),肘丈(左右),肘廻り,
手首廻り,背幅,背中丈,後丈,胸幅,乳間,乳下が
り,前丈,脇丈,腰丈,股上丈,股下丈,膝丈,股上廻
り,足付根廻り,膝廻り,ふくら脛(左右),足首廻
り,総丈,足の低甲廻り(左右),足の高甲廻り(左
右),足の甲の長さ(左右),足の甲幅(広)(左
右),足の甲幅(狭)(左右)等をいう。この採寸デー
タは、顧客の裸体のデータである。
【0033】図1に示すように、装着物受注装置3は、
ROM,RAM等のメモリーからなる記憶手段6を有す
る。記憶手段6は、装着物記憶手段7と修正データ記憶
手段8とからなる。装着物記憶手段7には、シャツ,ス
ーツ,ジャケット,コート,パンツ,スカート等の被服
やシューズ,ブーツ等の履物の装着物に関する装着物デ
ータが格納されている。装着物データは、装着物画像デ
ータと、装着物の製造(裁断、縫製)に必要な固有採寸
項目とで構成される。例えば、図3に示すように、装着
物がシャツの場合の固有採寸項目は、ネック,胸囲,ト
ップバスト,アンダーバスト,中胴,胴囲,肩幅,裄丈
(左右),腕付根回り(左右),上腕廻り(左右),肘
丈(左右),肘廻り,手首廻り,背幅,背中丈,後丈,
胸幅,乳間,乳下がり,前丈,脇丈である。
【0034】スーツの固有採寸項目は、胸囲,トップバ
スト,アンダーバスト,中胴,胴囲,下腹廻り,臀部廻
り,肩幅,袖丈(左右),腕付根回り(左右),上腕廻
り(左右),肘丈(左右),肘廻り,手首廻り,背幅,
背中丈,後丈,胸幅,乳間,乳下がり,前丈,脇丈,腰
丈,股上丈,股下丈,膝丈,股上廻り,足付根廻り,膝
廻り,足首廻り,総丈である。
【0035】ジャケットの固有採寸項目は、胸囲,トッ
プバスト,アンダーバスト,中胴,胴囲,肩幅,袖丈
(左右),腕付根回り(左右),上腕廻り(左右),肘
丈(左右),肘廻り,手首廻り,背幅,背中丈,後丈,
胸幅,乳間,乳下がり,前丈,である。
【0036】コートの固有採寸項目は、胸囲,トップバ
スト,アンダーバスト,中胴,胴囲,臀部廻り,肩幅,
袖丈(左右),腕付根回り(左右),上腕廻り(左
右),肘丈(左右),肘廻り,手首廻り,背幅,背中
丈,後丈,胸幅,乳間,乳下がり,前丈,総丈である。
【0037】図4に示すように、パンツの固有採寸項目
は、胴囲,下腹廻り,臀部廻り,脇丈,腰丈,股上丈,
股下丈,膝丈,股上廻り,足付根廻り,膝廻り,足首廻
りをいう。
【0038】スカートの固有採寸項目は、胴囲,下腹廻
り,臀部廻り,脇丈,腰丈,膝丈をいう。
【0039】シューズの固有採寸項目は、足首廻り,足
の低甲廻り(左右),足の高甲廻り(左右),足の甲の
長さ(左右),足の甲幅(広)(左右),足の甲幅
(狭)(左右)等をいう。
【0040】ブーツの固有採寸項目は、ふくら脛(左
右),足首廻り,足の低甲廻り(左右),足の高甲廻り
(左右),足の甲の長さ(左右),足の甲幅(広)(左
右),足の甲幅(狭)(左右)等をいう。
【0041】修正データ記憶手段8は、各装着物ごと
に、採寸データを修正するための修正データ(修正係
数)が格納されている。修正データ(修正係数)は、固
有採寸項目ごとに設定されている。例えば、装着物がシ
ャツの場合の修正データ(修正係数)は、図3に示すよ
うに、ネック:1.5 cm,胸囲:13.0cm,トップバスト:
1.0cm ,アンダーバスト:2.5cm ,中胴:13.0cm,胴
囲:13.0cm,肩幅:1.5cm ,裄丈(左右):1.0cm ,腕
付根回り(左右):12.0cm,上腕廻り(左右):10.0c
m,肘丈(左右):2.0cm ,肘廻り:10.0cm,手首廻
り:2.0cm ,背幅:2.0cm,背中丈:2.0cm ,後丈:2.0
cm ,胸幅:2.0cm ,乳間:2.0cm ,乳下がり:2.0cm
,前丈:2.0cm ,脇丈:2.0cm である。
【0042】装着物受注装置3及び顧客端末4は、それ
ぞれ通信機能を有しており、それぞれWEBサーバプロ
グラム,WEBブラウザプログラムが動作し、通信ネッ
トワーク2を通して交信可能とされる。
【0043】また、図1に示すように、装着物受注装置
3は、制御手段10を有する。制御手段10はCPU1
1とROM12,RAM(不図示)等からなり、OS
(Operating system)による制御や、データの転送,種
々の演算,データの一時的な格納を行う。制御手段10
を機能的に表現すると、制御手段10は、採寸データ取
得手段と、カタログ提示手段と、固有採寸データ抽出手
段と,修正手段と,受注手段と,で構成されている。こ
れらの手段は、ROM12に格納された装着物受注プロ
グラムであり、CPU11に機能させることにより、実
現するものである。
【0044】採寸データ取得手段は、採寸データを含む
顧客データ入力フォームの顧客端末4側への送信及び顧
客端末4で入力された採寸データの顧客データベース5
への格納処理を行う。
【0045】カタログ提示手段は、制御手段10が顧客
端末4からの入力ID番号と顧客データベース5に格納
されているID番号とが一致したと判別したときに、顧
客端末4への装着物カタログデータの送信を行う。装着
物カタログデータは、装着物の画像データに装着物のコ
ード番号が対応したデータである。装着物データは、顧
客端末4にて選択される。
【0046】固有採寸データ抽出手段は、顧客端末4か
ら発注した顧客の採寸データから、選択された装着物デ
ータの固有採寸項目と一致する採寸データ(固有採寸デ
ータ)を抽出する。
【0047】修正手段は、選択された装着物の修正デー
タを修正データ記憶手段8から呼び出し、その修正デー
タで抽出された固有採寸データを修正し、装着物の寸法
データとする。
【0048】受注手段は、修正手段で算出された装着物
の寸法データを顧客端末4に送信する。そして、顧客端
末4からの発注確認信号を判別して、発注のキャンセ
ル,受注,追加発注の確認をする。
【0049】次に本実施の形態の作用について図3のフ
ローを用いて説明する。まず、採寸データの取得処理に
ついて説明する。顧客は自身の顧客端末4にて通信ネッ
トワーク2に接続し、装着物受注装置3(サーバ)側の
URLを入力する(ST11)。これにより顧客端末4
と装着物受注装置3とが通信ネットワーク2を介して接
続される。そして、装着物受注装置3から顧客データ入
力フォームが顧客端末4に送信される(ST21)。顧
客データ入力フォームは顧客端末4の表示画面に表示さ
れる。顧客は、顧客端末4の表示画面を見て、顧客端末
4の入力部を操作して、自己の氏名,住所,電話番号,
e−mailアドレス等の顧客判別データと、顧客の身
体の採寸データを入力する(ST12)。そして、画面
上の送信ボタンをクリックすると、入力された顧客デー
タは装着物受注装置3(サーバ)側へ送信され、顧客デ
ータベース5に格納される(ST22)。制御手段10
は、顧客端末4にID番号をして送信する(ST2
3)。顧客端末4はID番号を受信する。ID番号は表
示画面に表示される。顧客は表示されているID番号を
確認する(ST13)。発行されたID番号は、顧客デ
ータとして顧客データベース5に格納される。
【0050】採寸データ取得処理の後、顧客が発注依頼
をしたいとき、図4に示すように、顧客端末4は再度U
RLを送信する(ST14)。顧客端末4と装着物受注
装置3は、通信ネットワーク2を介して接続される。そ
して、制御手段10は、顧客端末4にID入力フォーム
を送信する(ST24)。顧客端末4はID入力フォー
ムを受信する。ID入力フォームは顧客端末4の表示画
面に表示される。顧客は、入力部によりID入力フォー
ムの入力欄に自己のIDを入力する(ST15)。必要
に応じて氏名等も入力する。顧客は送信ボタンをクリッ
クする。顧客端末4は、送信ボタンのクリックを受ける
と、ID番号が入力されたID入力フォームを返信す
る。装着物受注装置3は、返信されたID入力フォーム
を受信する。
【0051】制御手段10は、入力されたID番号と、
顧客データベース5に格納されているID番号と、を比
較する(ST25)。一致しないときは(ST25−N
O)、制御手段10は、再度、顧客端末4にID入力フ
ォームを送信する(ST24)。一致したときは(ST
25−YES)、装着物記憶手段7から装着物の画像デ
ータからなる装着物カタログデータを呼び出す。制御手
段10は、装着物カタログデータを顧客端末4に送信す
る(ST26)。顧客端末4は、装着物カタログデータ
を受信する。装着物カタログデータは、図7に示すよう
に、顧客端末4の表示画面に表示される。
【0052】顧客は、入力部を操作して、画面上の装着
物カタログデータから購入したい装着物のチェックボッ
クスにチェックを入れて選択する(ST16)。そして
送信ボタンをクリックすると、顧客端末4は、選択され
た装着物のコードデータを送信する。装着物受注装置3
は、コードデータを受信する。制御手段10は、受信し
たコードデータを基に、装着物記憶手段7から装着物デ
ータを読み出す(ST27)。制御手段10は、選択さ
れた装着物の固有採寸項目を参照し、顧客データベース
5から発注依頼した顧客の固有採寸データを抽出する
(ST28)。そして、制御手段10は、装着物記憶手
段7から、図3又は図4に示す選択された装着物の修正
データを抽出する。
【0053】この修正データで抽出した固有採寸データ
を修正する(ST29)。即ち、抽出した固有採寸デー
タに修正データを加算する。修正後のデータは、顧客が
選択した装着物の寸法データである。制御手段10は、
選択された装着物の寸法データを基に発注確認フォーム
を加工する。そして、発注確認フォームを顧客端末4に
送信する(ST30)。顧客端末4は、発注確認フォー
ムを受信する。図8に示すように、発注確認フォームは
顧客端末4の表示画面に表示される。顧客端末4は、発
注確認フォームに表示されたキャンセルボタン,発注ボ
タン又は追加発注ボタンのいずれかをクリックして、装
着物受注装置3に確認信号を送信する(ST17)。制
御手段10は確認信号を受信する(ST31)。確認信
号がキャンセル信号のときは(ST31−YES)、発
注をキャンセルして再度装着物カタログデータを送信す
る(ST26)。確認信号がキャンセル信号でないと
き、即ち、発注信号又は追加発注信号であるときは(S
T31−NO)、受注確認をし、その寸法データで装着
物の製造を受け付ける(ST32)。確認信号が追加発
注信号でなければ(ST33−NO)、終了する。確認
信号が追加発注信号であれば(ST33−YES)、発
注をキャンセルして再度装着物カタログデータを送信す
る(ST26)。
【0054】これにより、顧客は、サーバ側に一度採寸
データを登録しておけば、顧客はカタログデータを参照
してシャツやスーツ、ジャケット、パンツ、スカート等
異なる装着物を注文した場合でも、その都度自己の注文
要求する装着物ごとに装着物の寸法データを入力する必
要がなく、その採寸データは異なる装着物ごとに利用す
ることができ、発注手続が簡素化されることとなる。
【0055】次に本発明の第2実施の形態について説明
する。本実施の形態では、修正データ記憶手段8に、図
9及び図10に示すように、各装着物ごとに、段階的に
複数の修正データが格納されている。この修正データ
は、顧客の採寸データから、選択された装着物に最適な
通常の寸法データに修正するための基本サイズ(第1修
正データ)、基本サイズよりも若干ゆったり目な寸法デ
ータに修正する少しゆったりサイズ(第2修正デー
タ)、少しゆったりサイズよりも余裕のあるゆったりサ
イズ(第3修正データ)からなる。修正データの大きさ
は、基本サイズ<少しゆったりサイズ<ゆったりサイズ
となる。
【0056】また、制御手段10は、それぞれ異なる複
数の修正データの選択を顧客に促す修正データ選択手段
を有する。修正データ選択手段は、顧客端末4に、図1
1に示すような「基本サイズ」,「少しゆったりサイ
ズ」,「ゆったりサイズ」,のボタンが表示される修正
データ選択フォームを送信する。
【0057】次に本実施の形態の作用について図12の
フローを用いて説明する。採寸データの取得処理(ST
11〜13,ST21〜23)は第1実施の形態と同一
であるので省略する。また、ST14〜16,ST24
〜28についても第1実施の形態と同一であるので省略
する。
【0058】ST28で固有採寸データが抽出される
と、制御手段10は、修正データ選択フォームを顧客端
末4に送信する(ST28A)。顧客端末4は修正デー
タ選択フォームを受信する。修正データ選択フォームは
図11に示すように顧客端末4の表示画面に表示され
る。顧客により、「基本サイズ」,「少しゆったりサイ
ズ」,「ゆったりサイズ」のいずれかのボタンがクリッ
クされて選択されると、選択信号が装着物受注装置3に
送信される(ST16A)。「基本サイズ」の選択信号
のときは、制御手段10は、基本サイズの修正データを
読み出す。「少しゆったりサイズ」の選択信号のとき
は、制御手段10は、少しゆったりサイズの修正データ
を読み出す。「ゆったりサイズ」の選択信号のときは、
制御手段10は、ゆったりサイズの修正データを読み出
す。そして、読み出された修正データにより、抽出され
た固有採寸データを修正する(ST29)。以降の処理
は、第1実施の形態と同様である。
【0059】本実施の形態によれば、装着物の寸法を決
定する際に、複数の修正データから選択できる。これに
より、装着物の寸法を顧客に最適なサイズに合わせるこ
とができることとなる。
【0060】次に、第3実施の形態について説明する。
本実施の形態は、更に、制御手段10に計数手段と判定
手段を機能的に備えた例である。
【0061】計数手段は、顧客から発注された同一修正
データによる同一装着物について受注した受注回数を連
続して計数する。図13に示すように、受注回数は、顧
客ごとに、顧客データベース5に格納されるカウント値
である。図13に示すように、例えば、顧客Aが一度シ
ャツを基本サイズで発注したときは、「シャツ」フィー
ルド内のサブフィールド「通常」に、ビット情報によっ
てカウント値「1」がカウントされる。顧客Aによる次
の注文で、シャツについて再度基本サイズで発注があっ
たときは、カウント値は「2」に更新される。なお、顧
客Aにより、シャツについて基本サイズ以外のサイズ、
例えば、少しゆったりサイズで発注があったときは、現
在のカウント値である「通常」のカウント値「2」はリ
セットされて「0」となり、「少しゆったり」にカウン
ト値「1」が最新のカウント値としてカウントされる。
【0062】判定手段は、同一顧客により新たに発注要
求される装着物が、その顧客が受注した装着物と同一で
あるか否かを判定する。即ち、判定手段は、顧客端末4
から装着物の選択信号を受信すると、顧客データベース
5を参照し、現在計数されているカウント値があるか否
かを検出する。例えば、顧客Bのスーツのサブフィール
ド「基本」,「少しゆったり」,「ゆったり」のいずれ
かに現在計数されているカウント値(1以上のカウント
値)を検出する。
【0063】回数比較手段は、判定手段により同一と判
定された装着物における現在の受注回数と、所定の設定
回数と、を比較する。設定回数は予め設定された2以上
の整数値である。
【0064】次に本実施の形態の作用について図14及
び図15のフローを用いて説明する。採寸データの取得
処理(ST11〜13,ST21〜23)は第1及び第
2実施の形態と同一であるので省略する。また、ST1
4〜16,ST24〜27についても第1実施の形態と
同一であるので省略する。
【0065】ST27で装着物記憶手段7から装着物デ
ータを読み出すと、制御手段10は、顧客データベース
5から発注依頼した顧客データを参照し、読み出された
装着物について、現在計数されているカウント値がある
か否かを検出する(ST27A)。カウント値が検出さ
れないときは(ST27A−NO)、第2実施の形態と
同様、サーバ側ではST28A,28〜33までの処
理,顧客端末4側では、ST16A,17の処理が実行
される。
【0066】カウント値が検出されたときは(ST27
A−YES)、検出された現在のカウント値NCが設定
回数R以上か否かを判別する。現在のカウント値NCが
設定回数R未満のときは(ST27B−NO)、第2実
施の形態と同様、サーバ側ではST28A,28〜33
までの処理,顧客端末4側では、ST16A,17の処
理が実行される。
【0067】現在のカウント値NCが設定回数R以上の
ときは(ST27B−YES)、第2実施の形態と同
様、サーバ側では28〜32までの処理,顧客端末4側
では、ST17の処理が実行される。
【0068】ST32の処理の後、制御手段10により
計数処理が実行される。まず、今回新たに受注した装着
物の修正データと、現在計数中のカウント値に対応する
修正データと、が一致するか否かを判別する(ST32
A)。一致する場合又は現在計数中のカウント値が0の
場合(ST32A−YES)、追加発注時又は次回発注
時に今回と同一の修正サイズを用いるために、現在計数
中のカウント値がカウントアップされる(ST32
B)。そして、第2実施の形態と同様、ST33の追加
発注処理が実行される。
【0069】修正データが一致しない場合(ST32A
−NO)、現在計数されているカウント値が0にリセッ
トされる(ST32C)。そして、図13に示す顧客デ
ータベース5の今回新たに受注した装着物の修正サイズ
に、新たにカウント値「1」が計数される(ST32
D)。この計数後のカウント値が現在のカウント値とな
る(ST32E)。そして、第2実施の形態と同様、S
T33の追加発注処理が実行される。
【0070】本実施の形態により、設定回数R以上とな
ると、修正サイズの選択を顧客端末4側に促す必要がな
いので、更にに発注処理の時間短縮を図ることができ
る。一方、顧客にとっても、毎回同じそう着物を発注す
るときに何度も同じ修正サイズを選択する手間を省くこ
とができるため、スムーズに発注処理を実行することが
できる。
【0071】なお、上述したいずれの実施の形態におい
ても、コンピュータに機能させるための手段として、R
OM12内に、更に、採寸データ取得手段により、顧客
端末から採寸データを取得した時から起算される前記採
寸データの有効期間を管理する有効期間管理手段を具備
することとしてもよい。
【0072】装着物受注装置3では、ROM12に格納
されたOSにより、常時時刻を関ししている。有効期間
管理手段は、顧客端末4から送信された採寸データの送
信日時を、採寸データとともに顧客データベース5に格
納保持させる。また、有効期間管理手段には、予め設定
された採寸データの有効期間が保持されている。
【0073】次に本実施の形態の作用について図16〜
図19を用いて説明する。なお、図16のフローは、第
1実施の形態に対応している。図18のフローは、第2
実施の形態に対応している。更に、図19のフローは、
第3実施の形態に対応しておる。従って、第1〜第3実
施の形態と共通する部分の説明は省略する。
【0074】図16,図18,図19に示すように、S
T15において顧客端末4からID番号の入力を受信す
ると、制御手段10は、入力されたID番号と、顧客デ
ータベース5に格納されているID番号と、を比較する
(ST25)。一致しないときは(ST25−NO)、
制御手段10は、再度、顧客端末4にID入力フォーム
を送信する(ST24)。
【0075】一致したときは(ST25−YES)、制
御手段10は、顧客データベース5に格納されている採
寸データの送信日時と現在の日時を比較し、現在の日時
と採寸データの送信日時の間の期間が、予め設定された
有効期間T内であるか否かを判断する(ST25A)。
有効期間T内と判断されると(ST25A−YES)、
ST26に移行する。
【0076】有効期間Tを超えた判断されると(ST2
5A−NO)、図17のフローに示すように、制御手段
10は、採寸データの更新を促すため、顧客端末4に図
20に示す更新確認フォームを送信する(ST20)。
顧客端末4は、更新確認フォームを受信する。そして、
「更新する」又は「更新しない」のいずれかのボタンを
クリックして、装着物受注装置3側へ送信する(ST1
0)。制御手段10は、返信された信号(更新の有無)
を判別する(ST20A)。返信された信号が「更新し
ない」旨の信号であれば(ST20A−NO)、図1
6,図18,図19に示すように、ST26に移行す
る。
【0077】「更新する」旨の信号であれば(ST20
A−YES)、図17に示すように、制御手段10は、
顧客データ入力フォームを顧客端末4に送信する。(S
T21)。顧客データ入力フォームは顧客端末4の表示
画面に表示される。顧客は、顧客端末4の表示画面を見
て、顧客端末4の入力部を操作して、顧客の身体の採寸
データを入力する(ST12)。なお、自己の氏名,住
所,電話番号,e−mailアドレス等の顧客判別デー
タはすでに顧客データベース5に格納済みなので、ここ
で入力する必要はない。そして、画面上の送信ボタンを
クリックすると、入力された新しい採寸データは装着物
受注装置3(サーバ)側へ送信され、顧客データベース
5に格納される(ST22)。そして、ST26に移行
する。
【0078】このように、上述した実施の形態では、採
寸データの有効期間Tを制御手段10で管理しているた
め、顧客の採寸データ登録時の体形と現在の体形に変化
があるか否かを顧客に促すことができる。これにより、
顧客の現在の体形に丁度合った装着物を提供することが
できる。
【0079】なお、上述の例では、有効期間Tを1つ設
定している。しかし、顧客の年齢層によっては、体形が
著しく変化するため、図21に示すように、顧客の年齢
層に応じて複数の有効期間T(T1、T2、…)を設定
することとしても良い。この場合、ST25Aでは、制
御手段10は、顧客データベースに登録された顧客の年
齢と、その顧客の年齢が含まれる年齢層と対応する有効
期間T(T1、T2、…)を選択する。そして、選択さ
れた有効期間により、ST25Aの判別を実行する。
【0080】なお上述した装着物受注プログラムは、制
御手段10ののROM12に予め格納されたものである
が、CD−ROM,DVD,MO,フレキシブルディス
ク,フラッシュメモリー等の可搬記録媒体に格納されて
いても良い。この場合、CD−ROMドライブ等の駆動
ドライブに導入し、インストールして装着物受注装置3
に構築させることとしても良い。
【0081】また、上述したいずれの実施の形態におい
ても、通信ネットワークを介して顧客端末と装着物受注
装置とを相互に交信可能としたが、必ずしも通信ネット
ワークを用いる必要はない。例えば、装着物受注装置
を、入力部と表示部とを具備する構成とすれば、装着物
受注装置に入力部により直接採寸データを入力したり、
カタログデータを装着物受注装置の表示部に表示すする
ようにしてもよい。これによれば、個々の店舗に装着物
受注装置を配置することができる。
【0082】更に、上述したいずれの実施の形態におい
ても、顧客は自己の顧客端末4から装着物受注装置3と
通信ネットワーク2を通じて交信可能としていたが、本
明細書における顧客端末4は、顧客が所有する顧客端末
4のみならず、顧客から装着物受注装置3と通信ネット
ワークを通じて交信可能であれば、他の所有者の端末も
含まれる。この場合、装着物受注装置3では、顧客ID
で発注依頼してきた顧客を特定できることとなる。
【0083】また、上述したいずれの実施の形態におい
ても、装着物の例として、シャツ,スーツ,ジャケッ
ト,コート,パンツ,スカート等の被服及びシューズ,
ブーツ等の履物等を列挙したが、これらに限定されるこ
とはなく、そのほかにパジャマや下着類,トレーナー等
であってもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、装着物
に必要な顧客の体の採寸データを予め登録しておくこと
により、顧客が購入を希望する装着物に必要な装着物の
寸法データを、単一の採寸データから導出して、各装着
物に最適なサイズを簡単に提供することが可能になる。
【0085】また、各装着物ごとに、選択可能な複数の
修正データを有することにより、寸法データに幅をもた
せることができ、顧客のニーズに対応した寸法の装着物
を提供するが可能になる。
【0086】更に、同一の顧客から同一の装着物につい
て連続して所定回数同一修正データの選択があったと
き、次回から顧客が同一修正データを選択しなくても、
その修正データを選択した後の寸法での装着物の注文を
可能とし、更に顧客のニーズに対応した寸法の装着物を
提供することが可能になる。
【0087】また、採寸データの有効期間Tを予め設定
することにより、顧客の採寸データ登録時の体形と現在
の体形に変化があるか否かを顧客に促すことができる。
またこれにより、顧客が採寸データを更新したときは、
顧客の現在の体形に丁度合った装着物を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装着物受注システムを示す概略図
である。
【図2】本発明による装着物受注システム内の顧客デー
タベースを示す図である。
【図3】本発明の第1実施の形態における装着物記憶手
段内のシャツ,スーツ,ジャケット,コートの固有採寸
項目及び修正データ記憶手段内の修正データを示す図で
ある。
【図4】本発明の第1実施の形態における装着物記憶手
段内のパンツ,スカート,シューズ,ブーツの固有採寸
項目及び修正データ記憶手段内の修正データを示す図で
ある。
【図5】本発明の装着物受注プログラムの採寸データ取
得処理を示すフローである。
【図6】本発明の第1実施の形態における装着物受注プ
ログラムの示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1〜3実施の形態における装着物受
注プログラムによって顧客端末に表示された装着物カタ
ログを示す図である。
【図8】本発明の第1〜3実施の形態における装着物受
注プログラムによって顧客端末に表示された発注確認フ
ォームを示す図である。
【図9】本発明の第2及び第3実施の形態における装着
物記憶手段内のシャツ,スーツ,ジャケット,コートの
固有採寸項目及び修正データ記憶手段内の修正データを
示す図である。
【図10】本発明の第2及び第3実施の形態における装
着物記憶手段内のパンツ,スカート,シューズ,ブーツ
の固有採寸項目及び修正データ記憶手段内の修正データ
を示す図である。
【図11】本発明の第2,3実施の形態における装着物
受注プログラムによって顧客端末に表示された修正デー
タ選択フォームを示す図である。
【図12】本発明の第2実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施の形態における顧客データ
ベース内における装着物の受注回数を示す図である。
【図14】本発明の第3実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである。
【図15】本発明の第3実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである。
【図16】本発明の第4実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである(第1実施の形態に
対応)。
【図17】本発明の第4実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである(第1〜3実施の形
態に対応)。
【図18】本発明の第4実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである(第2実施の形態に
対応)。
【図19】本発明の第4実施の形態における装着物受注
プログラムのフローチャートである(第3実施の形態に
対応)。
【図20】本発明の第4実施の形態における更新確認フ
ォームを示す図である。
【図21】本発明の第4実施の形態における顧客データ
ベースに登録された顧客の年齢層と有効期間の対応表で
ある。
【符号の説明】
1…装着物受注システム,2…通信ネットワーク,3…
装着物受注装置,4…顧客端末,5…顧客データベー
ス,6…記憶手段,7…装着物記憶手段,8…修正デー
タ記憶手段,10…制御手段,11…CPU,12…R
OM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを、 顧客端末から該顧客の採寸データを取得する採寸データ
    取得手段、 前記採寸データを取得した前記顧客の前記顧客端末から
    発注依頼があったときに、該顧客端末に対し、装着物が
    掲載されている装着物カタログデータを、該装着物カタ
    ログデータから前記装着物が選択可能な形態で表示出力
    するカタログ提示手段、 前記顧客端末により前記装着物カタログデータから前記
    装着物が選択されたとき、前記発注依頼した顧客の採寸
    データから、前記選択された装着物の製造に必要な固有
    採寸データを抽出する固有採寸データ抽出手段、 前記抽出された固有採寸データを、前記選択された装着
    物の装着に適した寸法データに修正する修正手段、及
    び、 前記寸法データの寸法サイズで、前記発注依頼した顧客
    から前記選択された装着物の注文を受け付ける受注手
    段、として機能させるための装着物受注プログラム。
  2. 【請求項2】 コンピュータを、 顧客端末から該顧客の採寸データを取得する採寸データ
    取得手段、 前記採寸データを取得した前記顧客の前記顧客端末から
    発注依頼があったときに、前記顧客端末に対し、装着物
    が掲載されている装着物カタログデータを、該装着物カ
    タログデータから前記装着物が選択可能な形態で表示出
    力するカタログ提示手段、 前記顧客端末により前記装着物カタログデータから前記
    装着物が選択されたとき、前記発注依頼した顧客の採寸
    データから、前記選択された装着物の製造に必要な固有
    採寸データを抽出する固有採寸データ抽出手段、 それぞれ異なる複数の修正データが格納されている修正
    データ格納手段、 前記複数の修正データを、前記顧客端末に対し、選択可
    能な形態で表示出力する修正データ選択手段、 前記顧客から前記一の修正データが選択されたとき、前
    記抽出された固有採寸データを、前記選択された修正デ
    ータに基づき、前記選択された装着物の装着に適した寸
    法データに修正する修正手段、及び、 前記寸法データの寸法で、前記発注依頼した顧客から前
    記選択された装着物の注文を受け付ける受注手段として
    機能させるための装着物受注プログラム。
  3. 【請求項3】 コンピュータに機能させるための手段と
    して、更に、 前記顧客から発注された同一修正データによる同一装着
    物について受注した受注回数を連続して計数する計数手
    段と、 前記同一顧客により新たに発注依頼される装着物が、現
    在前記受注回数が計数されている前記装着物と同一であ
    るか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により同一と判定された前記装着物の前記
    現在の受注回数と、所定の設定回数と、を比較する回数
    比較手段と、を具備し、 前記修正手段は、前記回数比較手段により前記受注回数
    が前記設定回数以上と判定された場合のみ、直接前記同
    一の修正データにより前記同一の装着物の寸法を修正す
    ることを特徴とする請求項2記載の装着物受注プログラ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記複数の修正データは、少なくとも、
    前記装着物の装着に適した通常の寸法データにする第1
    修正データと、前記装着物の装着に適しており前記第1
    のサイズに対し大きい第2修正データと、を含むことを
    特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の装着物受
    注プログラム。
  5. 【請求項5】 コンピュータに機能させるための手段と
    して、更に、 前記採寸データ取得手段により、前記顧客端末から前記
    採寸データを取得した時から起算される前記採寸データ
    の有効期間を管理する有効期間管理手段を具備し、 該有効期間管理手段は、前記採寸データを取得した前記
    顧客から発注依頼があったときに、前記発注依頼をした
    顧客端末に対し、前記取得した採寸データの更新を促
    し、 前記採寸データ取得手段は、前記発注依頼をした顧客端
    末からの更新要求があったときに、前記発注依頼をした
    顧客端末から前記顧客の現在の採寸データを取得するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装着物
    受注プログラム。
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