JP2002318210A - X線測定方法及び極図形測定方法 - Google Patents

X線測定方法及び極図形測定方法

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JP2002318210A
JP2002318210A JP2001122073A JP2001122073A JP2002318210A JP 2002318210 A JP2002318210 A JP 2002318210A JP 2001122073 A JP2001122073 A JP 2001122073A JP 2001122073 A JP2001122073 A JP 2001122073A JP 2002318210 A JP2002318210 A JP 2002318210A
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ray
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Akihide Doshiyou
明秀 土性
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極図形測定方法やその他のX線測定方法にお
いて蓄積性蛍光体を用いて測定を行う場合に、蓄積性蛍
光体が有するフェーディング現象に基づく測定の不正確
性を解消して信頼性の高い測定を行うことができるよう
にする。 【解決手段】 試料Sから出たX線R1を所定のタイミ
ングパターンに従って蓄積性蛍光体2の異なる位置に照
射して各位置にデータを蓄積し、そのデータを蓄積性蛍
光体2のエネルギ保有特性の経時的変化特性に基づいて
補正し、補正後のデータに基づいてX線の強度分布を求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元X線検出器
としての蓄積性蛍光体を用いてX線を検出する方式のX
線測定方法に関する。また、本発明は、特定の格子面の
極の分布をポーラネット上にステレオ投影して形成され
る極図形を求める極図形測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、結晶を中心とする球と該結晶の
格子面の法線との交点を極という。また、特定の格子面
の極の分布を球に接する面、すなわちポーラネットにス
テレオ投影することによって得られる図形として極図形
が知られている。この極図形は、多結晶の配向を適切に
表示できる方法である。
【0003】極図形を求める方法として、従来、図6に
示すように、試料面内軸線Aを中心とするα回転と試料
面法線Bを中心とするβ回転との組み合わせを変えるこ
とによって入射X線R0に対する試料Sの方向を変えな
がら、個々の試料位置において該試料Sから発生する回
折X線R1の強度を、SC(Scintillation Counter:
シンチレーション・カウンタ)等といった0次元X線検
出器51によって検出する方法が知られている。
【0004】この方法では、試料面法線Bが入射X線R
0と回折X線R1とで決まる平面上にあるときにα=9
0°と定義し、このα=90°を原点とする図4に示す
ような座標系、すなわちポーラネットを考え、α回転角
度=α°、β回転角度=β°の試料位置における回折X
線強度I(α,β)を上記ポーラネット上にプロットす
る。α回転角度を、例えば 20°≦α≦90° の角度範囲内において5°ステップで、そしてβ回転角
度を、例えば 0°≦β≦360° の角度範囲内において5°ステップで走査しつつ、各角
度位置における回折X線強度I(α,β)を求め、それ
らをポーラネット上にプロットすれば、試料Sに関して
ポーラネット上に極図形が求められ、この極図形によっ
て試料Sの多結晶の配向を知ることができる。
【0005】また、従来の極図形測定方法として、図5
に示すように、0次元X線検出器に代えて蓄積性蛍光体
等といった2次元X線検出器52を用いる方法も知られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各極図形測定方法においては、極図形を作成するた
めには、α×β=15×72=1080個の強度データ
が必要になり、それらのデータを検出するのに非常に長
い時間を必要とした。従って、0次元X線検出器を用い
た上記従来の極図形測定方法に関しては、0次元X線検
出器を用いて行われるX線の検出に非常に長時間を要し
ていた。
【0007】また、2次元X線検出器を用いた上記従来
の極図形測定方法においては、2次元X線検出器を用い
ることにより試料からの回折X線は非常に短時間に検出
することができるが、蓄積性蛍光体を2次元X線検出器
として用いる場合には蓄積したデータを読取るために比
較的長い時間が必要である。今、1回の読取り時間とし
てR分かかるとすると、上記データに関しては、 1080×R(分) という比較的長い読取り時間が必要であった。
【0008】本発明者は、試料から出るX線を2次元の
平面で受け取ることができる蓄積性蛍光体の長所を活か
しつつ、読取り時間の短縮化を目標として研究を行い、
図1に示すように、蓄積性蛍光体2の前にスリット部材
4を配設してスリット3を通過したX線だけが蓄積性蛍
光体2を露光できる状態に設定した上で、スリット部材
3は固定して試料Sのα回転移動又はβ回転移動に連動
して蓄積性蛍光体2をスリット部材3に対して矢印C又
はその逆である矢印C’方向へ平行移動させるという測
定方法を創出した。
【0009】この測定方法によれば、例えば蓄積性蛍光
体をβ回転移動に連動して平行移動させれば、0°≦β
≦360°の角度範囲内での5°の測定ステップ角度に
対応した試料SからのX線データが蓄積性蛍光体2の矢
印C又は矢印C’方向に沿った、異なる位置に蓄積さ
れ、これらの蓄積データは蓄積性蛍光2に対する1回の
読取り処理によって一括して読取ることができる。よっ
て、蓄積性蛍光体2の読取り回数は、α回転移動に関す
る20°≦α≦90°の角度範囲内における5°の測定
ステップ角度に対応した15回で足り、読取り時間を著
しく短縮できることが期待できる。
【0010】しかしながら、本発明者は、蓄積性蛍光体
2に関する研究の結果、図1に示した測定系を用いて蓄
積性蛍光体2に蓄積された2次元データを従来から知ら
れている読取り方法によって読取る場合には、実用上は
問題が無いかもしれないが、厳密な意味では必ずしも正
確な測定結果が得られないのではないかという考えに至
った。これは、蓄積性蛍光体2が持っているフェーディ
ング現象、すなわち蓄積性蛍光体2のエネルギ保有特性
が経時的に変化するという現象に思い至ったからであ
る。
【0011】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであって、極図形測定方法やその他のX線測定方法
において蓄積性蛍光体を用いて測定を行う場合に、蓄積
性蛍光体が有するフェーディング現象に基づく測定の不
正確性を解消して信頼性の高い測定を行うことができる
ようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の目的を達
成するため、本発明に係るX線測定方法は、試料から出
たX線を所定のタイミングパターンに従って蓄積性蛍光
体の異なる位置に照射して各位置にデータを蓄積し、該
データを前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的
変化特性に基づいて補正し、補正後のデータに基づいて
X線の強度分布を求めることを特徴とする。
【0013】この構成のX線測定方法によれば、蓄積性
蛍光体の異なる位置に異なるタイミングで蓄積されたデ
ータを、蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的変化
の特性、すなわちフェーディング現象に基づいた特性の
変化に基づいて補正し、その補正後のデータに基づいて
X線の強度分布を求めるようにしたので、極めて正確な
測定を行うことができる。
【0014】(2) 次に、本発明に係る他のX線測定
方法は、予備測定及び本測定を有するX線測定方法であ
って、(a)前記予備測定では、前記本測定と同じタイ
ミングパターンに従って蓄積性蛍光体の異なる位置を一
定強度のX線で露光して各位置にエネルギ潜像を形成
し、各位置に形成された前記エネルギ潜像の強さに基づ
いて前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的変化
特性を求め、(b)前記本測定工程では、試料から出た
X線を所定のタイミングパターンに従って蓄積性蛍光体
の異なる位置に照射して各位値にデータを蓄積し、前記
予備測定で求められた前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有
特性の経時的変化特性に基づいて前記データを補正し、
補正後のデータに基づいてX線の強度分布を求めること
を特徴とする。
【0015】この構成のX線測定方法によれば、本測定
で用いる蓄積性蛍光体のそれ自身に対して予備測定を行
って、該蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的な変
化特性を求めるようにしたので、より一層正確な測定結
果を得られる。
【0016】(3) 次に、本発明に係るさらに他のX
線測定方法は、上記(1)項又は上記(2)項に記載し
た構成のX線測定方法において、前記蓄積性蛍光体の前
にスリットを配置し、該スリットに対して前記蓄積性蛍
光体を相対移動させることにより、前記蓄積性蛍光体の
異なる位置にデータを蓄積することを特徴とする。
【0017】(4) 次に、本発明に係る極図形測定方
法は、(a)試料面内軸線を中心とするα回転と試料面
法線を中心とするβ回転との組み合わせを変えることに
よって入射X線に対する試料の方向を変えながら、
(b)個々の試料位置において該試料から発生する回折
X線を、所定のタイミングパターンに従って蓄積性蛍光
体の異なる位置に照射して回折X線データを蓄積し、
(c)蓄積された前記回折X線データを前記蓄積性蛍光
体のエネルギ保有特性の経時的変化特性に基づいて補正
し、(d)補正後の回折X線データに基づいて回折X線
の強度分布を求めることを特徴とする。
【0018】この構成の極図形測定方法によれば、蓄積
性蛍光体の異なる位置に異なるタイミングで蓄積された
データを、蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的変
化の特性、すなわちフェーディング現象に基づいた特性
の変化に基づいて補正し、その補正後のデータに基づい
てX線の強度分布を求めるようにしたので、極めて正確
な測定を行うことができる。
【0019】(5) 次に、本発明に係る他の極図形測
定方法は、予備測定工程及び本測定工程を有する極図形
測定方法であって、(a)前記予備測定工程では、前記
本測定と同じタイミングパターンに従って蓄積性蛍光体
の異なる位置を一定強度のX線で露光して各位置にエネ
ルギ潜像を形成し、各位置に形成された前記エネルギ潜
像の強さに基づいて前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特
性の経時的変化特性を測定し、(b)前記本測定工程で
は、試料面内軸線を中心とするα回転と試料面法線を中
心とするβ回転との組み合わせを変えることによって入
射X線に対する試料の方向を変えながら、個々の試料位
置において該試料から発生する回折X線を、蓄積性蛍光
体の異なる位置に所定のタイミングパターンに従って照
射して回折X線データを蓄積し、蓄積された前記回折X
線データを前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時
的変化特性に基づいて補正し、補正後の回折X線データ
に基づいて回折X線の強度分布を求めることを特徴とす
る。
【0020】この構成の極図形測定方法によれば、本測
定で用いる蓄積性蛍光体のそれ自身に対して予備測定を
行って、該蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的な
変化特性を求めるようにしたので、より一層正確な測定
結果を得られる。
【0021】(6) 次に、本発明に係るさらに他の極
図形測定方法は、上記(4)項又は上記(5)項に記載
した構成の極図形測定方法において、前記蓄積性蛍光体
の前にスリットを配置し、該スリットに対して前記蓄積
性蛍光体を相対移動させることにより、前記蓄積性蛍光
体の異なる位置に回折X線データを蓄積することを特徴
とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る極図形測定
方法を実施するための極図形測定装置を構成する1つの
要素であるX線測定装置の一実施形態を示している。ま
た、図2は、本発明に係る極図形測定方法を実施するた
めの極図形測定装置を構成する他の1つの要素であるX
線読取り装置の一実施形態を示している。本発明に係る
極図形測定方法は、図1に示すX線測定装置10と図2
に示すX線読取り装置20との組み合わせから成る極図
形測定装置によって実行される。
【0023】図1に示すX線測定装置は、ポーラネット
の内周部を測定対象とする反射法の光学系に基づくもの
である。ポーラネットの外周部を測定対象とする透過法
の光学系に関しては、反射法の光学系と基本的には同様
であるので、それについての説明は省略する。
【0024】図1において、本実施形態に係るX線測定
装置10は、X線を発生するX線源Fと、試料Sへ入射
するX線R0を規定する発散制限スリット1と、試料S
で発生する回折X線R1を検出する2次元X線検出器で
ある蓄積性蛍光体2を有する。蓄積性蛍光体2のX線受
光面の前にはスリット3が開けられたスリット部材4が
配設されている。スリット部材4のスリット3以外の部
分は、蓄積性蛍光体2にX線が当たることを遮蔽する。
また、スリット3は、回折X線R1によって描かれるデ
バイ環Dを横切る方向、望ましくは、ほぼ直角の方向に
延びている。
【0025】蓄積性蛍光体2は、輝尽性蛍光体とも呼ば
れるエネルギ蓄積型の放射線検出器であり、輝尽性蛍光
物質、例えばBaFBr:Er2+ の微結晶を可撓性
フィルム、平板状フィルム、その他の部材の表面に塗布
等によって膜付けしたものである。この蓄積性蛍光体は
X線等をエネルギの形で蓄積することができ、さらにレ
ーザ光等といった輝尽励起光の照射によりそのエネルギ
を外部へ光として放出できる性質を有する物体である。
【0026】つまり、蓄積性蛍光体にX線等を照射する
と、その照射された部分に対応する蓄積性蛍光体の内部
にエネルギが潜像として蓄積され、さらにその蓄積性蛍
光体にレーザ光等といった輝尽励起光を照射すると上記
潜像エネルギが光となって外部へ放出する。この放出さ
れた光を光電管等によって検出することにより、潜像の
形成に寄与したX線の位置及び強度を測定できる。この
蓄積性蛍光体は従来のX線フィルムに対して10〜60
倍程度の感度を有し、さらに10〜10倍に及ぶ広
いダイナミックレンジを有する。
【0027】蓄積性蛍光体2には検出器移動装置6が設
けられ、この検出器移動装置6の働きにより蓄積性蛍光
体2は矢印C及び矢印C’で示すように、デバイ環Dの
延在方向すなわちスリット3に対してほぼ直角の方向へ
間欠的又は連続的に平行移動する。
【0028】試料Sはα回転駆動装置7及びβ回転駆動
装置8によって支持されている。これらの装置は、制御
装置9によって制御されながら作動する。α回転駆動装
置7は、試料Sを試料面内軸線Aを中心として回転、い
わゆるα回転できるように支持すると共に、20°≦α
≦90°の角度範囲内において5°のステップ角度間隔
で試料Sを間欠的にα回転させることができる。
【0029】また、β回転駆動装置8は、試料Sを試料
面法線Bを中心として回転、いわゆるβ回転できるよう
に支持すると共に、0°≦β≦360°の角度範囲内に
おいて5°のステップ角度間隔で試料Sを間欠的にβ回
転させることができる。これら試料Sに対するα回転及
びβ回転の組み合わせにより、入射X線R0に対する試
料Sの方向を変化させることができる。
【0030】α回転駆動装置7及びβ回転駆動装置8
は、例えば、パルスモータやサーボモータを動力源と
し、その動力をギヤ等といった適宜の動力伝達手段を介
して試料Sに伝達する構造によって構成できる。また、
制御装置9は、リレー等といった電子部品を用いて構成
されるシーケンス回路や、所定のプログラムによって機
能するコンピュータ等によって構成できる。
【0031】制御装置9は、α回転駆動装置7及びβ回
転駆動装置8と共に検出器移動装置6の動作も制御す
る。具体的には、β回転駆動装置8によって試料Sが5
°のステップ間隔で間欠的なβ回転を行うときに、それ
と同期して検出器移動装置6を作動させて、蓄積性蛍光
体2を矢印C方向又は矢印C’方向へ所定の間隔で間欠
的に平行移動させる。これにより、入射X線R0に対す
る試料Sの方向がβ回転によって変化するごとに、スリ
ット3の後方位置に蓄積性蛍光体2の異なる部分を自動
的に持ち運ぶことができる。
【0032】図2に示すX線読取り装置20は、蓄積性
蛍光体2を支持する支持台11と、輝尽励起光としての
レーザ光によって蓄積性蛍光体2をX−Yの平面内で走
査する走査光学系12と、レーザ光を発生するレーザ光
源13と、光を電気信号に変換する光電変換装置16
と、レーザ光源13からのレーザ光を走査光学系12へ
導くと共に走査光学系12からの光を反射鏡14bへ導
く反射鏡14aとを有する。反射鏡14bは、レーザ光
源13から出たレーザ光を通過させると共に、反射鏡1
4aで反射した走査光学系12からの光を反射して光電
変換装置16へ導く。
【0033】走査光学系12は、走査駆動装置17によ
って駆動されて蓄積性蛍光体2の表面を走査する。ま
た、光電変換装置16の出力端子に接続されたX線強度
演算回路18は、蓄積性蛍光体2の各座標点に蓄積され
たエネルギの形成に寄与したX線の強度を光電変換装置
16の出力信号に基づいて演算によって求める。
【0034】走査駆動装置17は制御装置19によって
その動作が制御される。また、X線強度演算回路18の
出力信号は制御装置19へ送られる。制御装置19は、
例えば、CPU(Central Processing Unit)21と、
メモリ22と、入出力インターフェース23とを有す
る。CPU21はメモリ22内に格納されたプログラム
に従って動作することにより、極図形の作成のための各
種の演算を行う。
【0035】メモリ22は、CPU21を機能させるた
めの上記のプログラムを記憶する領域や、CPU21の
ためのワークエリア及びテンポラリファイル等として働
く領域等といった各種の記憶領域を有する。また、メモ
リ22は、RAM(Random Access Memory)、ROM
(Read Only Memory)等といった半導体メモリや、ハー
ドディスク等といった機械式記憶媒体等をも含んでい
る。
【0036】上記の走査駆動装置17及びX線強度演算
回路18は、入出力インターフェース23を介してCP
U21に接続され、CPU21によって実現される機能
に従って動作する。CPU21には入出力インターフェ
ース23を介して映像生成回路24及び画像生成回路2
6が接続され、映像生成回路24はCPU21によって
演算された出力像データに基づいてCRT(Cathode Ra
y Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等といった映
像ディスプレイ27に適合した信号を生成して出力す
る。また、画像生成回路26はCPU21によって演算
された出力像データに基づいてプリンタ28に適合した
信号を生成して出力する。
【0037】以下、図1のX線測定装置10及び図2の
X線読取り装置20によって構成される極図形測定装置
についてその動作を説明する。なお、本実施形態の装置
では、測定対象である試料に関する極図形を求める本測
定と、その本測定の精度を高める予備測定とが行われ
る。以下、それらの測定を個々に説明する。
【0038】(予備測定)一般に、蓄積性蛍光体2はフ
ェーディング現象を呈する。このフェーディング現象と
は、蓄積性蛍光体2の内部に蓄積されたエネルギの一部
が時間の経過と共に、すなわち経時的に消失してエネル
ギの蓄積量が経時的に減少する現象である。つまり、フ
ェーディング現象は蓄積性蛍光体2においてエネルギ保
有特性が経時的に変化するものとして捕らえることがで
きるものである。
【0039】これから説明する予備測定は、後述する本
測定において上記のフェーディング現象のために測定精
度が悪くなることを防止するために、フェーディング現
象による蓄積性蛍光体2のエネルギ保有特性の経時的変
化の特性を求めるものである。なお、予備測定は、通常
は、本測定の前に行われると考えられるが、予備測定は
本測定の後に行うことも可能である。
【0040】この予備測定を行うに当たっては、まず、
図1において試料Sの代わりに粉末物質Mを配置して蓄
積性蛍光体2に経時的に強度変化しない強度一定のX線
を供給できるように設定する。また、蓄積性蛍光体2に
経時的に強度変化しない強度一定のダイレクトビームを
供給するように設定しても良い。
【0041】次に、後述する本測定におけるタイミング
パターンと同じタイミングパターン、具体的には、
(a)粉末物質Mに関するα回転角度位置を任意の一定
位置に固定した状態で、(b)β回転角度位置を0°≦
β≦360°の角度範囲内において5°のステップ角度
間隔で間欠的に回転移動させ、(c)その粉末物質Mの
β回転移動に同期して蓄積性蛍光体2を矢印C又は矢印
C’のいずれかの方向へ一定の間隔で間欠的に平行移動
させることによって実現されるタイミングパターンに従
って、スリット3の裏側に順次に運ばれる蓄積性蛍光体
2の異なる位置に粉末物質Mからの強度一定の回折X線
を照射してエネルギ潜像を順次に蓄積させる。この結
果、蓄積性蛍光体2の内部には、図3(a)に示すよう
に、β=0°〜β=360°に至る各角度位置に対応し
た5°ステップの72個のドット状のエネルギ潜像によ
ってエネルギ潜像列Eが形成される。
【0042】β=0°からβ=360°までのエネルギ
潜像の形成が終了すると、蓄積性蛍光体2をX線測定装
置10から取り外し、その蓄積性蛍光体2を図2のX線
読取り装置20の支持台11に装着して走査駆動装置1
7によって走査光学系12を駆動して蓄積性蛍光体2の
表面をX−Y平面で走査して読取りを行う。
【0043】読取られた各エネルギ潜像は強度一定のX
線によって形成されるものであるので、理想的にはこれ
らのエネルギ潜像の強度は図3(b)に符号L0で示す
ようにI(360)の値で全て等しいはずである。しかし
ながら実際には、記述した蓄積性蛍光体2のフェーディ
ング現象のために、各エネルギ潜像は符号L1に示すよ
うに、保有時間が長くなるに従って(すなわち、図3
(b)の横軸の左方向へ向かうに従って)潜像エネルギ
が大きく減少するという、エネルギ保有特性が経時的に
変化するという特性を呈する。
【0044】具体的には、仮に、蓄積性蛍光体2が矢印
C方向へ平行移動されるものとすれば、β=0°に対応
して形成される潜像は最も長く蓄積性蛍光体2に保有さ
れ、β=360°に対応して形成される潜像は最も短く
蓄積性蛍光体2に保有され、β=0°からβ=360°
に向かうに従って保有時間が短くなる。この結果、蓄積
性蛍光体2のフェーディング現象に従って、β=360
°に対応する潜像エネルギが最も大きく、β=0°に対
応する潜像エネルギが最も小さくなる。
【0045】図2のCPU21は、β=0°からβ=3
60°の間の各ステップ角度位置において k(β)=I(β)/I(360) に従って、補正係数k(β)を演算し、それらの値をメ
モリ22内の所定記憶領域にデータテーブルとして記憶
する。これにより、予備測定が終了する。
【0046】(本測定)上記の予備測定の終了後又は予
備測定を行う前に、以下のようにして、極図形を求める
ための本測定を行う。すなわち、図1において、測定対
象である試料Sをα回転駆動装置7及びβ回転駆動装置
8によって支持してX線測定装置10の所定位置に配置
する。また、蓄積性蛍光体2を矢印C方向へ搬送する場
合には蓄積性蛍光体2の上部をスリット3の裏側に配置
し、一方、蓄積性蛍光体2を矢印C’方向へ搬送する場
合には蓄積性蛍光体2の下部をスリット3の裏側に配置
する。
【0047】次に、予備測定におけるタイミングパター
ンと同じタイミングパターン、すなわち、(a)試料S
に関するα回転角度位置を20°≦α≦90°の角度範
囲内の5°のステップ角度のうちのいずれか1つに固定
した状態で、(b)β回転角度位置を0°≦β≦360
°の角度範囲内において5°のステップ角度間隔で間欠
的に回転移動させ、(c)その試料Sのβ回転移動に同
期して蓄積性蛍光体2を矢印C又は矢印C’のいずれか
の方向へ一定の間隔で間欠的に平行移動させることによ
って実現されるタイミングパターンに従って、スリット
3の裏側に順次に運ばれる蓄積性蛍光体2の異なる位置
に試料Sからの回折X線を照射してエネルギ潜像を順次
に蓄積させる。この結果、蓄積性蛍光体2の内部には、
図3(a)に示すように、1つのα角度に関してβ=0
°〜β=360°に至る各角度位置に対応した5°ステ
ップの72個のドット状のエネルギ潜像によってエネル
ギ潜像列Eが形成される。
【0048】β=0°からβ=360°までのエネルギ
潜像の形成が終了すると、蓄積性蛍光体2をX線測定装
置10から取り外し、その蓄積性蛍光体2をX線読取り
装置20の支持台11に装着して走査駆動装置17によ
って走査光学系12を駆動して蓄積性蛍光体2の表面を
X−Y平面で走査して読取りを行う。
【0049】そしてさらに、CPU21は、図3(b)
のフェーディング現象に対応してメモリ22に記憶され
た k(β)=I(β)/I(360) のデータテーブルに従って、実測された各β角度位置に
おける実測値『I(β)測定』を I(β)補正=I(β)測定/k(β) に従って演算して、各β角度位置に関して補正値である
I(β)補正を求め、この補正値をメモリ22内の所定
領域に記憶する。
【0050】以上により、1つのα角度位置に関するβ
=0°〜360°内の5°間隔での72個のβ角度位置
に対応する回折X線強度が測定される。その後、蓄積性
蛍光体2に白色光等を照射してすべての潜像エネルギを
消去して蓄積性蛍光体2を初期状態に戻した後、その蓄
積性蛍光体2を再び図1のX線測定装置10の所定位置
に装着する。そして、α回転駆動装置7を作動させて試
料Sに関するα角度位置を先の測定時から5°のステッ
プ角度だけずらせて、再びβ=0°〜360°までの7
2個の回折X線データを採取し、さらに図2に示すX線
読取り装置20による回折X線強度の読取りを行い、さ
らにその読取ったデータを図2の制御装置19により、
蓄積性蛍光体2のエネルギ保有特性の経時的変化特性に
基づいて補正する。
【0051】これ以降、20°≦α≦90°内の各ステ
ップ角度位置に関して上記の作業を繰り返すことによ
り、20°≦α≦90°内の5°間隔での15個のα角
度位置の個々に対するβ=0°〜360°内の5°間隔
での72個のβ角度位置に関する回折X線強度I(α,
β)が求められる。
【0052】図2のCPU21は、上記のようにして求
められた複数のI(α,β)を図4のポーラネット上に
プロットした画像、すなわち極図形の画像に対応する画
像信号を生成し、その画像信号を図2の映像生成回路2
4及び画像生成回路26を伝送する。これにより、試料
Sに対する極図形がディスプレイ27上に映像として表
示され、さらにプリンタ28によって紙等といった印材
上に印刷画像として表示される。観察者はこれらの極図
形を観察することにより,試料Sの結晶の配向を知るこ
とができる。
【0053】以上の説明から明らかなように、本実施形
態に係る極図形測定方法によれば、2次元X線検出器で
ある蓄積性蛍光体2に0°≦β≦360°の角度範囲内
の5°ステップの72個の回折X線データを一括して蓄
積性蛍光体2に書き込み、さらにそれらの回折X線デー
タを同時に一括して読取るようにしたので、回折X線デ
ータの採取から読取までの時間を著しく短くできる。
【0054】しかも、本実施形態に係る極図形測定方法
によれば、蓄積性蛍光体の異なる位置に異なるタイミン
グで蓄積されたデータを、蓄積性蛍光体のエネルギ保有
特性の経時的変化の特性、すなわちフェーディング現象
に基づいた特性の変化に基づいて補正し、その補正後の
データに基づいてX線の強度分布を求めるようにしたの
で、極めて正確な測定を行うことができる。
【0055】ところで、β=0°の試料位置とβ=36
0°の試料位置は全く同一の位置である。従って、CP
U21によって行われる演算 I(β)補正=I(β)測定/k(β) … …(1) に関しては、I(0°)補正=I(360°)補正と成
ることが望ましいと考えられる。よって、望ましくは、
上記(1)式にさらに適宜の係数を乗算してI(0°)
補正=I(360°)補正となるようにする。
【0056】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明
の範囲内で種々に改変できる。
【0057】例えば、図1に示した測定系は反射法に基
づく極図形測定系であるが、透過法に基づく極図形測定
系にたいして本発明を適用できることはもちろんであ
る。
【0058】また、以上の説明では、本発明に係るX線
測定方法を極図形測定方法に適用したが、本発明は極図
形測定方法に限られず、フェーディング現象を呈する蓄
積性蛍光体をX線検出器として使用する、あらゆる種類
のX線測定方法に対して適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るX
線測定方法及び極図形測定方法によれば、複数の回折X
線データを2次元X線検出器である蓄積性蛍光体2に一
括して書き込み、さらにそれらの回折X線データを同時
に一括して読取ることができるので、回折X線データの
採取から読取までの測定時間を著しく短くできる。
【0060】しかも、蓄積性蛍光体の異なる位置に異な
るタイミングで蓄積されたデータを、蓄積性蛍光体のエ
ネルギ保有特性の経時的変化の特性、すなわちフェーデ
ィング現象に基づいた特性の変化に基づいて補正し、そ
の補正後のデータに基づいてX線の強度分布を求めるよ
うにしたので、極めて正確な測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る極図形測定方法を実現する1つの
測定系であるX線測定装置の一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すX線測定装置と協働して極図形測定
装置を構成するX線読取り装置の一実施形態を示す斜視
図である。
【図3】蓄積性蛍光体のフェーディング現象を説明する
ための図である。
【図4】極図形の作成方法を示す図である。
【図5】従来の極図形測定装置の一例を示す図である。
【図6】従来の極図形測定装置他の他の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 発散制限スリット 2 蓄積性蛍光体 3 スリット 4 スリット部材 10 X線測定装置(極図形測定装置) 20 X線読取り装置(極図形測定装置) A 試料面内軸線 B 試料面法線 D デバイ環 E 潜像列 F X線源 L1 フェーディング現象 R0 入射X線 R1 回折X線 S 試料
フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA18 CA01 DA09 FA06 FA08 GA13 HA13 HA15 JA06 JA08 KA09 KA20 MA04 SA01 2G088 EE30 FF02 FF14 GG10 GG17 GG25 JJ01 JJ22 LL15 LL18 2H013 AC01 AC06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料から出たX線を所定のタイミングパ
    ターンに従って蓄積性蛍光体の異なる位置に照射して各
    位置にデータを蓄積し、 該データを前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時
    的変化特性に基づいて補正し、 補正後のデータに基づいてX線の強度分布を求めること
    を特徴とするX線測定方法。
  2. 【請求項2】 予備測定及び本測定を有するX線測定方
    法であって、 (a)前記予備測定では、前記本測定と同じタイミング
    パターンに従って蓄積性蛍光体の異なる位置を一定強度
    のX線で露光して各位置にエネルギ潜像を形成し、 各位置に形成された前記エネルギ潜像の強さに基づいて
    前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的変化特性
    を求め、(b)前記本測定工程では、 試料から出たX線を所定のタイミングパターンに従って
    蓄積性蛍光体の異なる位置に照射して各位値にデータを
    蓄積し、 前記予備測定で求められた前記蓄積性蛍光体のエネルギ
    保有特性の経時的変化特性に基づいて前記データを補正
    し、 補正後のデータに基づいてX線の強度分布を求めること
    を特徴とするX線測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記蓄
    積性蛍光体の前にスリットを配置し、該スリットに対し
    て前記蓄積性蛍光体を相対移動させることにより、前記
    蓄積性蛍光体の異なる位置にデータを蓄積することを特
    徴とするX線測定方法。
  4. 【請求項4】 試料面内軸線を中心とするα回転と試料
    面法線を中心とするβ回転との組み合わせを変えること
    によって入射X線に対する試料の方向を変えながら、個
    々の試料位置において該試料から発生する回折X線を、
    所定のタイミングパターンに従って蓄積性蛍光体の異な
    る位置に照射して回折X線データを蓄積し、 蓄積された前記回折X線データを前記蓄積性蛍光体のエ
    ネルギ保有特性の経時的変化特性に基づいて補正し、 補正後の回折X線データに基づいて回折X線の強度分布
    を求めることを特徴とする極図形測定方法。
  5. 【請求項5】 予備測定工程及び本測定工程を有する極
    図形測定方法であって、(a)前記予備測定工程では、 前記本測定と同じタイミングパターンに従って蓄積性蛍
    光体の異なる位置を一定強度のX線で露光して各位置に
    エネルギ潜像を形成し、 各位置に形成された前記エネルギ潜像の強さに基づいて
    前記蓄積性蛍光体のエネルギ保有特性の経時的変化特性
    を測定し、(b)前記本測定工程では、 試料面内軸線を中心とするα回転と試料面法線を中心と
    するβ回転との組み合わせを変えることによって入射X
    線に対する試料の方向を変えながら、個々の試料位置に
    おいて該試料から発生する回折X線を、蓄積性蛍光体の
    異なる位置に所定のタイミングパターンに従って照射し
    て回折X線データを蓄積し、 蓄積された前記回折X線データを前記蓄積性蛍光体のエ
    ネルギ保有特性の経時的変化特性に基づいて補正し、 補正後の回折X線データに基づいて回折X線の強度分布
    を求めることを特徴とする極図形測定方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5において、前記蓄
    積性蛍光体の前にスリットを配置し、該スリットに対し
    て前記蓄積性蛍光体を相対移動させることにより、前記
    蓄積性蛍光体の異なる位置に回折X線データを蓄積する
    ことを特徴とする極図形測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071377A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Rigaku Corp X線回折装置
KR20140097267A (ko) * 2011-11-03 2014-08-06 메드트로닉 내비게이션, 인코퍼레이티드 동역학적으로 스캐닝되는 x-선 검출기 패널

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