JP2002316774A - 分包紙用紙管及び分包紙ロール体 - Google Patents

分包紙用紙管及び分包紙ロール体

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JP2002316774A JP2001124325A JP2001124325A JP2002316774A JP 2002316774 A JP2002316774 A JP 2002316774A JP 2001124325 A JP2001124325 A JP 2001124325A JP 2001124325 A JP2001124325 A JP 2001124325A JP 2002316774 A JP2002316774 A JP 2002316774A
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mounting surface
wound
sheet
recesses
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JP2001124325A
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Inventor
Shin Fujiya
冨士谷  伸
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Takazono Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き回されている熱溶着性シートの種別を自
動的に判別し得る,汎用性のある分包紙用紙管を提供す
ることを、一の目的とする。 【解決手段】 長尺シートが巻き回される装着面と、該
装着面に開く複数の凹部と、該複数の凹部のそれぞれと
前記装着面以外の部位における複数の接続端子のそれぞ
れとの間に延びる複数の導電部とを備えた本体部と、前
記複数の凹部の少なくとも2つの凹部に選択的に係入さ
れ、該係入された凹部に対応する前記導電部と前記装着
面とを電気的に接続する複数の接続ピンと、前記本体部
の装着面と前記長尺シートとの間に介装され、前記複数
の凹部に選択的に係入された複数の接続ピンを覆う導電
性部材とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の熱溶着性シ
ートをロール状に巻き回す際の芯体となる分包紙用紙管
に関する。
【0002】
【従来の技術】分包紙用紙管は、長尺の熱溶着性シート
をロール状に巻き回す際の芯体となるものであり、処方
箋に応じた薬剤の分包を行う分包装置に着脱自在に装着
される。即ち、前記分包装置は、長尺の熱溶着性シート
が巻き回されてなる紙管を回転自在に支持し、前記シー
トを所定長さ繰り出す毎に薬剤を投入してヒートシール
を行い、個々に区画された包装体を形成するように構成
されている。
【0003】ところで、前記熱溶着性シートには種々の
材質や種々の厚みが存在し、材質や厚みによって最適な
ヒートシール温度やシート張力が異なる。従って、前記
分包装置は、使用する熱溶着性シートの材質及び厚み
(以下、両者を合わせて種別という)に合わせて、ヒー
トシール温度やシート張力を設定する必要がある。
【0004】このような点に鑑み、紙管の端部に、巻き
回されいるシートの種別に対応させた配置及び数の磁石
を設けると共に、該磁石の配置及び数をセンサで検出す
ることによって、分包装置に現在装着されているシート
の種別を自動的に判別し得るように構成したシステムが
提案されている。
【0005】該システムは、紙管を分包装置に装着する
だけで、該紙管に巻き回されているシートの種別判別が
可能であり、従って、従来人手によって行われていた前
記ヒートシール温度やシート張力の設定を自動的に行え
るという効果を奏するものではあるが、依然として以下
のような問題点を有している。
【0006】即ち、前記システムによると、シートの種
別毎に、磁石の配置又は数が異なる紙管を用意しなけれ
ばならない。例えば、0.5mmのグラシン紙からなる一の
熱溶着性シートを使用する場合に磁石が90゜間隔に4
個設けられた一の紙管を使用したとすると、0.7mmのグ
ラシン紙の場合には磁石が120゜間隔に3個設けられ
た他の紙管を使用する必要がある。
【0007】このように、前記システムにおいては、シ
ートの種別毎に固有の紙管を用意する必要があるが、斯
かるシートの種別は理論的に無数に存在する。従って、
該従来のシステムにおいては、紙管の在庫管理が煩雑で
あり、コスト高を招くという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術における問題点に鑑みなされたものであり、巻き回さ
れている熱溶着性シートの種別を自動的に判別し得る,
汎用性のある分包紙用紙管を提供することを、一の目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回
す際の芯体となる分包紙用紙管であって、前記長尺シー
トが巻き回される装着面と、該装着面に開く複数の凹部
と、該複数の凹部のそれぞれと前記装着面以外の部位に
おける複数の接続端子のそれぞれとの間に延びる複数の
導電部とを備え、分包装置に長手中心軸回り回転自在に
支持される本体部と、前記複数の凹部の少なくとも2つ
の凹部に選択的に係入され、該係入された凹部に対応す
る前記導電部と前記装着面とを電気的に接続する複数の
接続ピンと、前記本体部の装着面と前記長尺シートとの
間に介装され、前記複数の凹部に選択的に係入された複
数の接続ピンを覆う導電性部材とを備えた分包紙用紙管
を提供する。
【0010】好ましくは、前記導電性部材は弾性変形可
能な部材とされており、該導電性部材は、長尺シートの
非巻き付け状態時には、前記複数の凹部に選択的に係入
された複数のピンの少なくとも一つと離間する初期姿勢
をとり、且つ、長尺シートの巻き付け状態時には、該長
尺シートによって前記複数のピンの全てと当接するよう
に該装着面に沿って弾性変形された変形姿勢をとるよう
に構成され得る。
【0011】一の態様においては、前記導電性部材は、
前記複数の凹部を全て覆うように構成される。他の態様
においては、前記接続ピンは、前記複数の凹部の全てに
係入され、前記導電性部材は、該複数の凹部のうち少な
くとも2箇所の凹部を選択的に覆うように構成される。
【0012】好ましくは、前記本体部は、前記長手中心
軸方向に延びる中央孔を有する筒状中央部と、該中央部
の中央孔に挿通される支持軸とを有し、前記凹部は、前
記装着面を構成する前記筒状中央部の外周面と前記中央
孔の内周面との間に延びる貫通孔とされ、前記導電部
は、前記支持軸の外周面と該支持軸の端部との間に延び
るように構成され得る。
【0013】又、本発明は、前記目的を達成する為に、
長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回す際の芯体と
なる分包紙用紙管であって、前記長尺シートが巻き回さ
れる装着面と、一端部が該装着面に露出し且つ他端部が
該装着面以外の部位において外部に露出された複数の導
電部とを備え、分包装置に長手中心軸回り回転自在に支
持される本体部と、前記複数の導電部のうち,少なくと
も2つの導電部における一端部間を電気的に接続する導
電性部材とを備えた分包紙用紙管を提供する。
【0014】好ましくは、前記本体部は、前記装着面を
有する中央部と、該中央部から長手方向双方に延びる支
持部とを備え、前記複数の導電部の他端部は、前記支持
部に配設される。一態様において、前記導電性部材は、
前記装着面に設けることができる。他態様において、前
記導電性部材は、前記熱溶着性シートにおける前記装着
面との当接部分に一体的に設けることができる。
【0015】さらに、本発明は、前記目的を達成する為
に、長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き回す際の芯
体となる分包紙用紙管であって、前記長尺シートが巻き
回される装着面を有する筒状の中央部を備え、該中央部
は、分包装置に設けられた支持軸に着脱自在に外挿さ
れ、且つ、該支持軸との共働下に、一端部が該装着面に
露出し且つ他端部が該装着面以外の部位において外部に
露出する複数の導電部を形成するように構成されてお
り、さらに、前記複数の導電部のうち,少なくとも2つ
の導電部における前記一端部間を電気的に接続する導電
性部材を備えた分包紙用紙管を提供する。斯かる分包紙
用紙管においても、前記導電性部材は、前記装着面、若
しくは、前記熱溶着性シートにおける前記装着面との当
接部分に設けることができる。さらに、本発明は、前記
目的を達成する為に、前記何れかに記載の分包紙用紙管
に、長尺の熱溶着性シートが巻き回されてなる分包紙ロ
ール体を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下、本発明に係る分包紙用紙管の一実施の形態につ
き、添付図面を参照しつつ説明する。図1(a)及び(b)
は、それぞれ、本実施の形態に係る分包紙用紙管1の平
面図及び側面図である。又、図2は、図1におけるII-I
I線断面図である。
【0017】前記分包紙用紙管1は長尺の熱溶着性シー
ト(以下、長尺シートという)100をロール状に巻き
回す際の芯体となるものであり、該分包紙用紙管1は、
図1及び図2に示すように、分包装置に長手中心軸回り
回転自在に支持される本体部10を有している。
【0018】前記本体部10は、前記長尺シートが巻き
回される装着面11と、該装着面に開く複数の凹部12
(1),12(2),・・・12(n)と、一端部が該複数の凹部の
それぞれに接続され且つ他端部が前記装着面以外の部位
において外部に露出した接続端子を形成する複数の導電
部13(1),13(2),・・・13(n)とを有している。
【0019】本実施の形態においては、前記本体部10
は、前記装着面11を有する筒状の中央部15と、該中
央部15の中央孔内に挿通される支持軸16とを有して
おり、前記装着面11,複数の凹部12(1),12(2),
・・・12(n)及び複数の導電部13(1),13(2),・・・1
3(n)は、それぞれ、下記のように構成されている。
【0020】即ち、前記装着面11は前記中央部15の
外周面に形成され、前記複数の凹部12(1),12(2),
・・・12(n)は前記中央部15の外周面と内周面とに連通
する複数の貫通孔によって形成されている。又、前記複
数の導電部13(1),13(2),・・・13(n)は、一端部が
前記支持軸16の外周面における,前記複数の貫通孔の
それぞれに対応した位置に露出し、且つ、他端部が該支
持軸の端部において外部に露出するように、該支持軸1
6に設けられた導線によって形成されている。
【0021】前記分包紙用紙管1は、さらに、前記複数
の凹部12(1),12(2),・・・12(n)に選択的に係入さ
れる複数の接続ピン20を有している。図1において、
該接続ピン20は×印で示されている。該接続ピン20
の内端部は、係入される一の凹部(例えば、12(1)又
は12(2))に対応した一の導電部(例えば、13(1)又
は13(2))と接触し、且つ、該接続ピン20の外端部
は、前記装着面11に露出するようになっている。即
ち、前記複数の凹部の何れか一の凹部(例えば、12
(1)又は12(2))に係入された接続ピン20は、該係入
された凹部(例えば、12(1)又は12(2))に連通する
一の導電部(例えば、13(1)又は13(2))と共に、装
着面11と前記接続端子との間に延びる導電系路を形成
するようになっている。
【0022】さらに、前記分包紙用紙管1は、前記装着
面11と前記長尺シート100との間に介装される導電
性部材であって、前記複数の凹部12(1),12(2),・・
・12(n)のうち,少なくとも2以上の凹部間を覆える大
きさの導電性部材30を備えている。図3に該導電性部
材30を備えた状態の前記本体部の斜視図を示す。又、
図4(a)及び(b)に、それぞれ、長尺シート100の非巻
き付け状態(長尺シート100の巻き付け前又は長尺シ
ート100が全て引き出された後の状態)及び長尺シー
ト100の巻き付け状態における,本体部10及び導電
性部材30の側面図を示す。
【0023】図3及び図4に示すように、該導電性部材
は、長尺シート100の非巻き付け状態時には、前記凹
部に係入された複数の接続ピンの少なくとも一つと離間
する初期姿勢(図4(a)参照)をとり、且つ、長尺シー
ト100の巻き付け状態時には、該長尺シート100に
よって、前記凹部に係入された複数の接続ピンの全てと
当接するように前記装着面11に沿って弾性変形された
変形姿勢(図4(b)参照)をとり得るようになってい
る。
【0024】例えば、図示の形態においては、本体部1
0の周方向に沿って並設される凹部の対(12(1)及び
12(2),12(3)及び12(4),12(5)及び12(6),
12(7)及び12(8))を、該本体部10の長手方向中心
軸に沿って4組(合計8個)設けている。そして、前記
導電性部材30は、長尺シート100の巻き付け状態下
においては該8個の凹部の全てを覆うように変形し、且
つ、長尺シートの非巻き付け状態時には各対の凹部の一
方(12(2),12(4),12(6),12(8))とは離間す
るように構成されている。該導電性部材30は、例え
ば、アルミニウム,銅等の金属シート材料を好適に使用
し得る。
【0025】好ましくは、前記導電性部材30における
側縁のうち,前記本体部の長手方向中心軸に沿った長手
方向側縁の一方を装着面に固着すると共に、該一方の側
縁と向き合う長手方向側縁の他方をフリーとしておくこ
とができる(図3の実線参照)。
【0026】斯かる構成の分包紙用紙管においては以下
の効果を得ることができる。即ち、前記4対の凹部の少
なくとも一対の凹部(例えば、12(1)及び12(2))に
前記接続ピン20を係入させて、長尺シート100を巻
き付ける。前述のように、前記導電性部材30は長尺シ
ート100によって変形姿勢をとるから、前記一対の凹
部(例えば、12(1)及び12(2))に係入された接続ピ
ン20,20間は該導電性部材30によって電気的に接
続される。つまり、接続ピン20が係入された一対の凹
部の一方(例えば、12(1))に対応する導電部(例え
ば、13(1))と他方(例えば、12(2))に対応する導
電部(例えば、13(2))とは、電気的に接続された状
態となる。
【0027】従って、前記複数の導電部の他端部間に、
リミットスイッチ等の導電検出手段を設けておけば、何
れの凹部に接続ピン20が係入されているかを判別する
ことができ、これにより、巻き回されている長尺シート
100の種別を自動的に検出することができる。即ち、
長尺シート100の種別に応じて、前記接続ピン20の
係入位置を選択的に設定することによって、巻き回され
ている長尺シート100の種別を自動的に判別すること
が可能となる。
【0028】例えば、0.5mmのグラシン紙を本体部10
に巻き回す場合には、凹部12(1),12(2)のみに接続
ピン20を係入させ、1.0mmのグラシン紙の場合には凹
部12(3),12(4)に接続ピンを係入させる。このよう
に、本実施の形態に係る分包紙用紙管1においては、種
別毎に固有の紙管を用意するのではなく、共通の本体部
10を使用しつつ、複数の凹部12(1),12(2),・・・
12(n)の2箇所以上に接続ピン20を選択的に係入さ
せることによって、巻き回されている長尺シート100
の種別を前記伝動検出手段によって自動的に判別するこ
とができる。
【0029】さらに、本実施の形態においては、長尺シ
ート100が全て引き出された非巻き付け状態時には、
前記導電性部材30が自己の保有弾性によって初期姿勢
に戻り、前記複数の接続ピンの少なくとも一つから離間
される。従って、接続ピン20が係入された少なくとも
一対の凹部(例えば、12(1)及び12(2))の一方(例
えば、12(1))に対応する導電部(例えば、13(1))
と他方(例えば、12(2))に対応する導電部(例え
ば、13(2))との間は電気的に遮断される。従って、
長尺シート100の巻き付け状態時には導電状態にあっ
た導電部間(例えば、13(1)と13(2)との間)の電気
的遮断を検出することによって、長尺シート100が全
て引き出されたことを自動的に検出することができる。
このように、本実施の形態においては、長尺シート10
0のシート切れを自動的に検出することができる。
【0030】以上のように、本実施の形態に係る分包紙
用紙管においては、共通の本体部10を使用しつつ、巻
き回されている長尺シート100の種別判断、及び該長
尺シート100のシート切れを自動的に検出することが
できる。従って、部品共通化による製造コストの低廉化
及び在庫管理コストの低廉化を図ることができる。
【0031】なお、本実施の形態においては、接続ピン
20を複数の凹部12(1),12(2)・・・,12(n)に選択
的に係入させることによって、長尺シート100の種別
判断を自動的に行えるように構成したが、本発明は斯か
る形態に限定されるものではない。例えば、図5に示す
ように、複数の凹部12(1),12(2)・・・,12(n)の全
てに接続ピン20を係入させ、該接続ピン20の何れか
の間を前記導電性部材30によって選択的に電気接続さ
せることも可能である。
【0032】実施の形態2 以下、本発明に係る分包紙用紙管の他の形態について、
添付図面を参照しつつ説明する。図6に、本実施の形態
に係る分包紙用紙管1'の斜視図を示す。なお、前記実
施の形態1におけると同一又は相当部材には同一符号を
付す。
【0033】図6に示すように、該分包紙用紙管1'
は、装着面11及び複数の導電部13'(1),13'(2),
・・・,13'(n)を有する本体部10'を備えている。前記
複数の導電部13'(1),13'(2),・・・,13'(n)は、
一端部が前記装着面11に連通され且つ他端部が該装着
面以外の部位においてアクセス可能とされている。
【0034】本実施の形態においては、前記本体部1
0'は、前記装着面11を有する中央部15'と、該中央
部15'から長手方向双方に延びる支持部16'とを有し
ている。そして、前記複数の導電部13'(1),13'
(2),・・・,13'(n)の他端部は、前記支持部16'にお
いて外部に露出するように構成されている。
【0035】該分包紙用紙管1'は、さらに、前記複数
の導電部13'(1),13'(2),・・・,13'(n)のうち,
少なくとも2つの導電部(例えば、13'(1)及び13'
(2))の一端部間を電気的に接続する導電性部材30'を
備えている。該導電性部材30'は、前記複数の導電部
13'(1),13'(2),・・・,13'(n)の一端部間を選択
的に接続し得るようになっている。即ち、該導電性部材
30'は、巻き回される長尺シート100の種別に応じ
て、少なくとも2つの導電部間を選択的に電気接続し得
るように構成されている。
【0036】斯かる分包紙用紙管1'においても、共通
の本体部10'を使用しつつ、前記導電性部材30'を選
択的に設置することによって、巻き回されている長尺シ
ート100の種別を自動的に判別することができる。
【0037】なお、前記導電性部材は、図6に示すよう
に、前記装着面に設けることもできるし、若しくは、該
装着面に巻き回される長尺シートに設けることもでき
る。即ち、前記導電性部材を前記装着面に設ける場合に
は、該導電性部材を、例えば、アルミニウム,銅等の金
属材料を用いて形成することができ、接着等によって前
記装着面に設置することができる。一方、前記導電性部
材を前記長尺シートに設ける場合には、該長尺シートに
おける前記装着面との当接面に、例えば、アルミニウム
等をシルク印刷することができる。
【0038】又、前記各実施の形態においては、複数の
導電部13(1),・・・,13(n)又は13'(1),・・・,1
3'(n)の他端部を本体部10又は10'の両端部に振り
分けて外部に露出するようにしたが、当然ながら本体部
の一端部側に集約することも可能である。さらに、前記
中央部15,15'と支持部16,16'とは、一体的に
形成することも可能であるし、若しくは、別体として形
成することも可能である。より詳しくは、前記中央部1
5,15'と支持部16,16'とを別体とする場合、例
えば、該支持部16,16'を分包装置に備えられる支
持軸とし、且つ、前記中央部15,15'を該支持軸に
外挿される筒状部材とすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る分包紙用紙
管によれば、長尺シートが巻き回される装着面と、該装
着面に開く複数の凹部と、該複数の凹部のそれぞれと前
記装着面以外の部位における複数の接続端子のそれぞれ
との間に延びる複数の導電部とを有する本体部と、前記
複数の凹部の少なくとも2つの凹部に選択的に係入さ
れ、該係入された凹部に対応する前記導電部と前記装着
面とを電気的に接続する複数の接続ピンと、前記本体部
の装着面と前記長尺シートとの間に介装され、前記複数
の凹部に選択的に係入された複数の接続ピンを覆う導電
性部材とを備えたので、異なる種別の長尺シートに対し
て共通の本体部を使用しつつ、該長尺シートの種別判断
を自動的に行うことができる。
【0040】又、前記導電性部材を弾性変形可能な部材
とし、該導電性部材が、長尺シートの非巻き付け状態時
には、前記複数の凹部に選択的に係入された複数のピン
の少なくとも一つと離間する初期姿勢をとり、且つ、長
尺シートの巻き付け状態時には、該長尺シートによって
前記複数のピンの全てと当接するように該装着面に沿っ
て弾性変形された変形姿勢をとるように構成すれば、シ
ートの種別判断と共に、シート切れも自動的に検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の一実施
の形態に係る分包紙用紙管の平面図及び側面図である。
【図2】図2は、図1におけるII-II線断面図である。
【図3】図3は、図1及び図2に示す分包紙用紙管の斜
視図である。
【図4】図4は、図1〜図3に示す分包紙用紙管の側面
図であり、図4(a)及び(b)は、それぞれ、長尺シートの
非巻き付け状態時及び巻き付け状態時を示している。
【図5】図5は、図1〜図4に示す分包紙用紙管の変形
例を示す平面図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施の形態に係る分包紙
用紙管の斜視図である。
【符号の説明】
1,1' 分包紙用紙管 10,10' 本体部 11 装着面 12(1),12(2),・・・ 凹部 13(1),13(2),・・・ 導電部 13'(1),13'(2),・・・ 導電部 15 中央部 16 支持軸 15' 中央部 16' 軸受部 20 接続ピン 30,30' 導電性部材 100 長尺シート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き
    回す際の芯体となる分包紙用紙管であって、 前記長尺シートが巻き回される装着面と、該装着面に開
    く複数の凹部と、該複数の凹部のそれぞれと前記装着面
    以外の部位における複数の接続端子のそれぞれとの間に
    延びる複数の導電部とを備え、分包装置に長手中心軸回
    り回転自在に支持される本体部と、 前記複数の凹部の少なくとも2つの凹部に選択的に係入
    され、該係入された凹部に対応する前記導電部と前記装
    着面とを電気的に接続する複数の接続ピンと、 前記本体部の装着面と前記長尺シートとの間に介装さ
    れ、前記複数の凹部に選択的に係入された複数の接続ピ
    ンを覆う導電性部材とを備えていることを特徴とする分
    包紙用紙管。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材は弾性変形可能な部材と
    されており、 該導電性部材は、長尺シートの非巻き付け状態時には、
    前記複数の凹部に選択的に係入された複数のピンの少な
    くとも一つと離間する初期姿勢をとり、且つ、長尺シー
    トの巻き付け状態時には、該長尺シートによって前記複
    数のピンの全てと当接するように該装着面に沿って弾性
    変形された変形姿勢をとるように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の分包紙用紙管。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材は、前記複数の凹部を全
    て覆うように構成されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の分包紙用紙管。
  4. 【請求項4】 前記接続ピンは、前記複数の凹部の全て
    に係入されており、 前記導電性部材は、該複数の凹部のうち少なくとも2箇
    所の凹部を選択的に覆うように構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の分包紙用紙管。
  5. 【請求項5】 前記本体部は、前記長手中心軸方向に延
    びる中央孔を有する筒状中央部と、該中央部の中央孔に
    挿通される支持軸とを有し、 前記凹部は、前記装着面を構成する前記筒状中央部の外
    周面と前記中央孔の内周面との間に延びる貫通孔とさ
    れ、 前記導電部は、前記支持軸の外周面と該支持軸の端部と
    の間に延びるように構成されていることを特徴とする請
    求項1から4の何れかに記載の分包紙用紙管。
  6. 【請求項6】 長尺の熱溶着性シートをロール状に巻き
    回す際の芯体となる分包紙用紙管であって、 前記長尺シートが巻き回される装着面と、一端部が該装
    着面に露出し且つ他端部が該装着面以外の部位において
    外部に露出された複数の導電部とを備え、分包装置に長
    手中心軸回り回転自在に支持される本体部と、 前記複数の導電部のうち,少なくとも2つの導電部にお
    ける前記一端部間を電気的に接続する導電性部材とを備
    えていることを特徴とする分包紙用紙管。
  7. 【請求項7】 前記本体部は、前記装着面を有する中央
    部と、該中央部から長手方向双方に延びる支持部とを備
    え、 前記複数の導電部の他端部は、前記支持部に配設されて
    いることを特徴とする請求項6に記載の分包紙用紙管。
  8. 【請求項8】 前記導電性部材は、前記装着面に設けら
    れることを特徴とする請求項6又は7に記載の分包紙用
    紙管。
  9. 【請求項9】 前記導電性部材は、前記熱溶着性シート
    における前記装着面との当接部分に一体的に設けられて
    いることを特徴とする請求項6又は7に記載の分包紙用
    紙管。
  10. 【請求項10】 長尺の熱溶着性シートをロール状に巻
    き回す際の芯体となる分包紙用紙管であって、 前記長尺シートが巻き回される装着面を有する筒状の中
    央部を備え、 該中央部は、分包装置に設けられた支持軸に着脱自在に
    外挿され、且つ、該支持軸との共働下に、一端部が該装
    着面に露出し且つ他端部が該装着面以外の部位において
    外部に露出する複数の導電部を形成するように構成され
    ており、 さらに、前記複数の導電部のうち,少なくとも2つの導
    電部における前記一端部間を電気的に接続する導電性部
    材を備えていることを特徴とする分包紙用紙管。
  11. 【請求項11】 請求項1から10の何れかに記載の分
    包紙用紙管に、長尺の熱溶着性シートが巻き回されてな
    ることを特徴とする分包紙ロール体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105916586A (zh) * 2013-12-20 2016-08-31 Khd洪保德韦达克有限公司 用于将凹部加工到轧辊中的方法

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