JP2002315838A - トリートメント電源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】電極に接続すべきケーブルの配線をすっきりさ
せる。 【解決手段】微弱電流を供給する電源（図示しない）を
内蔵し、正面にＬＣＤの表示部Ｄ、電源ボタンＢ１、数
字のアップキーＫ１、ダウンキーＫ２、選択キーＫ３、
トリートメントの開始ボタンＢ２をそれぞれ配備し、裏
面に出力側のコネクタＣを一体に備える。そして、この
コネクタＣを電極ショーツ２の入力側のコネクタＣ′に
挿嵌して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、人体の各部に導電
接触すべき電極に微弱電流を流し、生体を電気的に刺激
してトリートメントを行う電源装置に関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】人体にはその生体を維
持するために、休みなく生体電流が流れて細胞活動や筋
肉の収縮運動を行っている。このため、外部から微弱電
流を人為的に供給して生体を刺激すると、生体電流と同
じように細胞活動を活性化し、筋肉の収縮運動を喚起し
て生体機能を高めることができる。

【０００３】微弱電流を生体に流すため、従来は身体に
巻き付ける帯状の装着具や、専用のタイツやスーツ等
（以下、電極着衣という）の内側に多数の電極を張り付
け、これらの電極を身体の各部に導電接触させていた。

【０００４】このため、多くの電極の一つ一つにケーブ
ルを接続しなければならず、手間と時間がかかって面倒
であった。また、ケーブルを何本も装着具に繋ぐので、
ケーブルが絡み合ったり、身体に絡み付いたりして不快
で、見栄えも良くなかった。

【０００５】そこで本発明は、電極に接続すべきケーブ
ルの配線をすっきりさせることを目的になされたもので
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、以下のように構成した。

【０００７】すなわち、請求項１の発明は、人体の各部
に導電接触すべき一対の電極を取り付けた電極着衣と、
一対の電極に微弱電流を供給する電源を内蔵したトリー
トメント電源装置とからなる。そして、前記一対の電極
の入力端子を一箇所に集中して入力側のコネクタを形成
すると共に、当該入力側のコネクタを電極着衣の表面に
取り付ける。また、前記トリートメント電源装置の裏面
に出力側のコネクタを一体に形成する。しかして、前記
入力側のコネクタに出力側のコネクタを接続して、トリ
ートメント電源装置を電極着衣と一体にすることを特徴
とするトリートメント装置である。請求項２の発明は、
前記出力側のコネクタを入力側のコネクタから取り外し
可能に構成することを特徴とする請求項１に記載のトリ
ートメント電源装置である。請求項３の発明は、前記出
力側のコネクタと入力側のコネクタの接続に連動してト
リートメントの開始スイッチがオンになることを特徴と
する請求項１記載のトリートメント電源装置である。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。

【０００９】図１と図２に、本発明を実施したトリート
メント電源装置の正面図と背面図を示す。トリートメン
ト電源装置１は、微弱電流を供給する電源（図示しな
い）を内蔵し、正面にＬＣＤの表示部Ｄ、電源ボタンＢ
１、数字のアップキーＫ１、ダウンキーＫ２、選択キー
Ｋ３、トリートメントの開始ボタンＢ２をそれぞれ配備
し、裏面に出力側のコネクタＣを一体に備える。

【００１０】アップキーＫ１とダウンキーＫ２は、トリ
ートメント時間などを設定し、アップキーＫ１はキーを
押す毎に数字を１ずつ上昇させて数字を入力し、ダウン
キーＫ２はキーを押す毎に数字を１ずつ下降させて数字
を入力する。選択キーＫ３は、微弱電流の種類と強さな
どを選択する。

【００１１】図３に、本発明を実施したトリートメント
電源装置に接続する電極着衣の一例として電極ショーツ
の正面図を示す。電極ショーツ２は、内側の腰部、下腹
部、そけい部に対応する左右対称な位置に面状電極Ｅ１
〜Ｅ３を装着する。電極ショーツ２は、伸縮性の大きい
繊維材料で縫製し、身体にぴったりフィットして面状電
極Ｅ１〜Ｅ３を下半身の所定の部位に押圧する。

【００１２】面状電極Ｅ１〜Ｅ３は、ウレタンシートの
表面にカーボンインクを印刷して形成し、電極ショーツ
２の内側に印刷面を表にして縫合あるいは接着して取り
付ける。また、面状電極Ｅ１〜Ｅ３と一体の配線材ａを
引き出し、それぞれの終端を電極ショーツ２に取り付け
た入力側のコネクタＣ′に集結する。

【００１３】本発明を実施したトリートメント電源装置
は以上のような構成で、トリートメントを行うときは、
装置と一体の出力側のコネクタＣを電極ショーツ２の入
力側のコネクタＣ′に挿嵌して接続する。これにより、
トリートメント電源装置の本体自体をコネクタＣ、Ｃ′
を介して電極ショーツ２に支持する。

【００１４】トリートメント電源装置１の操作は、電極
ショーツ２から取り外して行い、操作が完了した時点で
コネクタＣをコネクタＣ′に接続する。この接続に連動
して開始ボタンＢ２がスイッチオンとなり、トリートメ
ントが開始する。

【００１５】トリートメント電源装置１は、図４に示す
ように、コネクタＣをコネクタＣ′に接続して電極ショ
ーツ２に支持したまま、見開き可能に構成して操作でき
るようにしてもよい。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のトリート
メント電源装置は、人体の各部に導電接触すべき一対の
電極を取り付けた電極着衣と、一対の電極に微弱電流を
供給する電源を内蔵したトリートメント電源装置とから
なり、前記一対の電極の入力端子を一箇所に集中して入
力側のコネクタを形成すると共に、当該入力側のコネク
タを電極着衣の表面に取り付け、前記トリートメント電
源装置の裏面に出力側のコネクタを一体に形成し、しか
して、前記入力側のコネクタに出力側のコネクタを接続
して、トリートメント電源装置を電極着衣と一体にす
る。従って、本発明によれば、本体に接続するケーブル
が不要になるので、従来のようにケーブルが絡み合った
り、身体に絡み付くようなことがなくなり、見栄えもよ
くなる。また、多くの電極にそれぞれケーブルを接続す
る必要がなくなり、ワンタッチで簡単に接続できるよう
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を実施したトリートメント電源装置の正
面図である。

【図２】図１の背面図である。

【図３】本発明を実施した電極ショーツの正面図であ
る。

【図４】見開き可能に構成したトリートメント電源装置
の斜視図である。

【符号の説明】

１ トリートメント電源装置 ２ 電極ショーツン Ｂ ボタン Ｃ コネクタ Ｄ 表示部 Ｅ 面状電極 Ｋ キー

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 人体の各部に導電接触すべき一対の電極
   を取り付けた電極着衣と、 一対の電極に微弱電流を供給する電源を内蔵したトリー
   トメント電源装置とからなり、 前記一対の電極の入力端子を一箇所に集中して入力側の
   コネクタを形成すると共に、当該入力側のコネクタを電
   極着衣の表面に取り付け、 前記トリートメント電源装置の裏面に出力側のコネクタ
   を一体に形成し、 しかして、前記入力側のコネクタに出力側のコネクタを
   接続して、トリートメント電源装置を電極着衣と一体に
   することを特徴とするトリートメント装置。
2. 【請求項２】 前記出力側のコネクタを入力側のコネク
   タから取り外し可能に構成することを特徴とする請求項
   １に記載のトリートメント電源装置。
3. 【請求項３】 前記出力側のコネクタと入力側のコネク
   タの接続に連動してトリートメントの開始スイッチがオ
   ンになることを特徴とする請求項１記載のトリートメン
   ト電源装置。