JP2002315259A - 発動発電機 - Google Patents

発動発電機

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JP2002315259A
JP2002315259A JP2001107868A JP2001107868A JP2002315259A JP 2002315259 A JP2002315259 A JP 2002315259A JP 2001107868 A JP2001107868 A JP 2001107868A JP 2001107868 A JP2001107868 A JP 2001107868A JP 2002315259 A JP2002315259 A JP 2002315259A
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JP
Japan
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rotor
stator
engine
gear
generator
Prior art date
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Application number
JP2001107868A
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English (en)
Inventor
Masao Someya
正夫 染谷
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の大幅低減と低燃費を実現できる発動発
電機を提供する。 【解決手段】 クランク軸4の回転が出力伝達軸6に伝
達され、ロータ13が、例えば時計方向に回転すると、
出力伝達軸6の内歯ギヤ8の回転は、アイドラギヤ9を
介してステータ回転体12の外歯ギヤ16に伝達され、
外歯ギヤ16は反時計方向に回転する。即ち、ステータ
15は、ロータ13とは回転方向が逆になる。しかる
に、ステータ15とロータ13間に生ずる誘導起電力
は、両者の相対速度に依存し、かかる速度が速くなれば
大きくなる関係にあるため、ロータ13の回転、換言す
ればエンジン回転数を低下させても従来と同一発電出力
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、エンジン駆動によ
り発電して、各種の電気装置を動作させる発動発電機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の発動発電機には、インナーロータ
型とアウタロータ型のものがあり、例えば特開平11−
132053号公報にはその両者が開示されている。そ
して、発動発電機の騒音を低下させる目的で、インバー
タを採用してエンジン回転数を制御するようにしている
ものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インナ
ーロータ型及びアウタロータ型を含めた従来の発動発電
機は、固定されたステータの周りをロータが回転する方
式のものであり、発電出力が必要なときには所定のエン
ジン回転数まで高めて、ロータを回転駆動しなければな
らず、騒音が高くなるという問題があった。また、イン
バータを採用した発動発電機であっても、発電出力が不
要なときにはエンジン回転数を下げるように制御される
が、発電出力が必要なときには所定のエンジン回転数ま
で高めなければならず、このときには騒音が高くなると
いう問題は解決されていない。
【0004】本発明の目的は、騒音の大幅低減と低燃費
を実現できる発動発電機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る発動発電機は、ステータと
ロータ間における電磁誘導作用によって起電力を生ぜし
める発動発電機であるが、ステータとロータの両者を回
転させ、しかも、両者を互いに反対方向に回転させるよ
うにして両者間に起電力を生ぜしめるようにしたもので
あり、エンジン回転数を低下させても従来と同一発電出
力が得られるために、騒音の大幅低減と低燃費が実現で
きる。
【0006】また、本発明の請求項2に係る発動発電機
は、より具体的には、ロータは、エンジンのクランク軸
により回転駆動される出力伝達軸に取り付けられる一
方、ステータは、ステータ回転体と一体をなして取り付
けられ、このステータ回転体に形成された外歯ギヤが、
その回転軸の公転移動が阻止されたアイドラギヤを介し
て出力伝達軸に形成される内歯ギヤに歯合するようにし
たものである。ここで、公転移動の阻止とは、外歯ギ
ヤ、アイドラギヤ及び内歯ギヤによって構成される遊星
歯車機構において、アイドラギヤの回転軸が内歯ギヤの
ピッチ円周上に沿って移動しないように支持される状態
をいう。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る発動発
電機を図1〜3を参照して説明する。本発動発電機1
は、図1に示すように、産業機器などに用いられる汎用
エンジン2に付設されるものである。本発動発電機1
は、図2に示すように、エンジン2に連設された発電機
ケース3内に、クランク軸4に螺合するボルト5によっ
て、当該クランク軸4と同心軸をなして固着された中空
の出力伝達軸6を備えており、かかる出力伝達軸6がク
ランク軸4と共回りするようになっている。そして、こ
の出力伝達軸6には、そのエンジン2側の端部から立設
する断面略L字状アーム7の折曲部に内歯ギヤ8が形成
され、この内歯ギヤ8にアイドラギヤ9が歯合してお
り、かかるアイドラギヤ9は、その回転軸が発電機ケー
ス3に固定されたアイドラギヤ支持板10によって移動
しないように支持されている。
【0008】また、上記出力伝達軸6の外周面上には、
軸受11a,11bを介してステータ回転体12が回動
自在に取り付けられ、このステータ回転体12に隣接し
て、ロータ13がキー14により取り付けられている。
そして、このロータ13に僅かな隙間を隔てて対向する
態様でステータ15が配設され、このステータ15は、
ステータ回転体12に一体に取り付けられて当該ステー
タ回転体12と共に回転するようになっている。しかる
に、このステータ回転体12には、外歯ギヤ16が上記
ロータ13側とは反対側のフランジ部に形成されてい
て、上記アイドラギヤ9に歯合している。本実施の形態
では、出力伝達軸6の内歯ギヤ8、アイドラギヤ9、及
びステータ回転体12の外歯ギヤ16によって遊星歯車
機構が構成される。
【0009】ところで、上記ステータ15は、ステータ
コアに巻回されたコイルで構成される一方、ロータ13
は、鉄心に絶縁コイルなどを巻回して構成され、ロータ
13によって形成される回転磁界をステータ15が横切
ることによって誘導起電力が生じ、かかる誘導起電力に
よる電流がステータ15のコイルに接続する整流子片を
介して出力ブラシ17から取り出される。
【0010】次に、本発動発電機1の作動を説明する。
クランク軸4の回転が出力伝達軸6に伝達され、ロータ
13が、例えば時計方向に回転する。一方、出力伝達軸
6の内歯ギヤ8の回転は、アイドラギヤ9を介してステ
ータ回転体12の外歯ギヤ16に伝達され、外歯ギヤ1
6は反時計方向に回転する。即ち、ステータ15は、ロ
ータ13とは回転方向が逆になる。しかるに、ステータ
15とロータ13間に生ずる誘導起電力は、両者の相対
速度に依存し、かかる速度が速くなれば大きくなる関係
にあるため、ロータ13の回転、換言すればエンジン回
転数を低下させても従来と同一発電出力が得られる。因
みに、内歯ギヤ8を歯数80、アイドラギヤ9を歯数1
6、及び外歯ギヤ16を歯数40とすると、外歯ギヤ1
6の回転数は、内歯ギヤ8のそれの2倍となる。したが
って、50Hの誘導起電力を得るのに、従来ではエン
ジン回転数が3000rpmを要したが、本発動発電機
1では1000rpmで済むことになる。ところで、本
発動発電機1を用いると、エンジン回転数を低下させて
も従来と同一発電出力が得られるようになることに加
え、従来と比較して同じエンジン回転数でも発電出力を
アップすることができる。また、ステータ15とロータ
13の回転方向が逆方向であるので、両者から発生する
振動を互いに打消し合わせることが可能になり、この点
からも騒音低減に有効である。
【0011】
【発明の効果】本発明の発動発電機によれば、エンジン
回転数を低下させても従来と同一発電出力が得られるの
で、騒音の大幅低減と低燃費を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る発動発電機が付設
されたエンジンの外観斜視図である。
【図2】 図1の発動発電機の断面構成図である。
【図3】 図1の発動発電機の遊星歯車機構の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 発動発電機 4 クランク軸 6 出力伝達軸 8 内歯ギヤ 9 アイドラギヤ 12 ステータ回転体 13 ロータ 15 ステータ 16 外歯ギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとロータ間の電磁誘導作用によ
    って起電力を生ぜしめる発動発電機において、前記ステ
    ータとロータとを互いに反対方向に回転させて前記起電
    力を生ぜしめることを特徴とする発動発電機。
  2. 【請求項2】 前記ロータは、エンジンのクランク軸に
    より回転駆動される出力伝達軸に取り付けられる一方、
    前記ステータは、ステータ回転体と一体をなして取り付
    けられ、該ステータ回転体に形成された外歯ギヤが、そ
    の回転軸の公転移動が阻止されたアイドラギヤを介して
    前記出力伝達軸に形成された内歯ギヤに歯合してなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の発動発電機。
JP2001107868A 2001-04-06 2001-04-06 発動発電機 Pending JP2002315259A (ja)

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