JP2002315179A - 放電管点灯用トランスの保護装置 - Google Patents

放電管点灯用トランスの保護装置

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JP2002315179A
JP2002315179A JP2001116859A JP2001116859A JP2002315179A JP 2002315179 A JP2002315179 A JP 2002315179A JP 2001116859 A JP2001116859 A JP 2001116859A JP 2001116859 A JP2001116859 A JP 2001116859A JP 2002315179 A JP2002315179 A JP 2002315179A
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switch
power
turned
discharge tube
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JP2001116859A
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Hideki Shimizu
英幾 清水
Ikuo Suzuki
郁夫 鈴木
Daiki Goshima
大樹 五島
Yoshihiro Matsui
義広 松井
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Original Assignee
Lecip Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音による誤動作、瞬時的な異常などによ
り、電力供給が遮断された場合に自動的に正常状態に戻
すことを可能にする。 【解決手段】 トランス11に関する異常検出回路22
から異常検出が出力され、遮断回路23によりスイッチ
16がオフにされて、トランス11への電力供給が断に
されると、スイッチ16が再起動回路31に接続され
て、この回路31が動作し、その回路31内の遅延回路
で0.5〜1.0秒程度遅延され、その駆動回路32の
駆動電流通路に直列に挿入されたコンデンサに充電電流
が流れ、この充電電流により復旧回路33が駆動され、
復旧回路33により遮断回路23が、スイッチ16をオ
ンにするように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は交流電力を昇圧
し、ネオン管やアルゴン管などの放電管を点灯するトラ
ンスに対する2次側の地絡事故、トランスケースの中点
非接地、交流電力源の逆極性接続などの異常を保護する
保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の放電管点灯用トランスの保
護装置を示す。トランス11は1次巻線12と2次巻線
13を備え、第1、第2入力端子14,15が1次巻線
12の両端に接続される。第1入力端子14と1次巻線
12の一端間には電力遮断用スイッチ16が直列に挿入
されている。第1、第2入力端子14と15間に商用電
源17のような交流電力源が接続される。2次巻線13
の両端は第1、第2出力端子18,19に接続され、第
1、第2出力端子18,19にネオン管やアルゴン管な
どの放電管21が接続される。
【0003】商用電源17よりの交流電力が1次巻線1
2に供給され、トランス11にて昇圧されて、2次巻線
13より高電圧交流電力が放電管21に印加されて、放
電管21が点灯される。放電管21の配線がネオン塔に
接触するなどにより2次巻線13側がアースに接続され
ると、異常検出回路22でその地絡事故が検出され、こ
の検出出力が遮断回路23に入力され遮断回路23によ
り電力遮断用スイッチ16がオフにされ、1次巻線12
への交流電力の供給が遮断され、前記2次側地絡点に電
流が流れ続けて火災が発生しないようにされる。
【0004】この種のトランス11においては、そのト
ランスケース24を接地して使用することが義務付けら
れているが、そのケース接地端子25を接地し忘れて使
用すると、これを異常検出回路22が検出して遮断回路
23によりスイッチ16がオフにされるようにされてい
る。同様に商用電源17を第1、第2入力端子14,1
5に対する接続極性を逆にするとこれが異常検出回路2
2により検出されて、スイッチ16がオフにされる。こ
のようにトランス11に関する各種の異常の1つ乃至複
数が異常検出回路22で検出され、遮断回路23により
スイッチ16がオフにされ、交流電力の供給が遮断され
る、保護装置がトランス11に設けられている。遮断回
路23にはスイッチ16がオフにされると、その状態が
保持される機能が設けられ、例えばスイッチ16はリレ
ーの接点で構成され、常閉接点16NCが常開接点16NO
に切替って、そのリレーの自己保持回路が閉成されるよ
うにされている。遮断回路23は第1、第2入力端子1
4,15に接続され、第1、第2入力端子14,15に
印加される交流電力により動作電力が得られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一時的な地絡状態や一
時的な誤動作などにより異常検出回路22から異常検出
出力が生じた場合にも、交流電力は遮断されたままとな
る。このため、その異常原因を探すことになるが、その
異常原因を探す前、あるいは探している間に異常原因が
解消してしまう場合は、その異常原因を解明することが
困難であり、現在は異常状態にないことを確認するよう
にするには、多くの労力と時間を無駄に費やすことにな
る。
【0006】この発明の目的はこのような問題を自動的
に解消することができる放電管用トランスの保護装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、再起
動回路が設けられ、この回路は、電力遮断用スイッチが
オフにされると動作して、0.5〜1.0秒程度の短時
間の後、電力遮断用スイッチを自動的にオン状態に1回
だけ復旧させる。この再起動回路は例えば駆動回路と復
旧回路により構成され、駆動回路はその電流回路に直列
にコンデンサが挿入されてあり、電力遮断用スイッチが
オフにされると駆動回路が動作し、上記コンデンサに充
電電流が流れ、この電流に基づき、上記復旧回路が駆動
され、復旧回路により電力遮断用スイッチをオンにする
ように遮断回路が制御される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施形態を示
し、図5と対応する部分に同一参照符号を付けてある。
この発明によれば、再起動回路31が設けられ、再起動
回路31はこの例では電力遮断用スイッチ16の常開接
点16NOが接続され、異常が検出され、遮断回路23に
より電力遮断用スイッチ16が遮断され、この例では電
力遮断用スイッチ16を構成するリレー接点が常閉接点
16NCから常開接点16NOに切替わり、交流電源17が
再起動回路31に接続され、再起動回路31が動作し、
再起動回路31により遮断回路23が制御されて、電力
遮断用スイッチ16がオフ状態からオン状態に復旧させ
られる。この復旧は1回だけ行われる。
【0009】再起動回路31は例えば駆動回路32と復
旧回路33とより構成され、駆動回路32は図に示して
いない遅延回路を含み、その電流通路と直列にコンデン
サ34が挿入されてあり、スイッチ16が常開接点16
NO側に接続されると、0.5〜1.0秒程度遅延されて
コンデンサ34に充電電流が流れ、その充電電流に基づ
く駆動電流により復旧回路33が駆動され、復旧回路3
3は遮断回路23を電力遮断用スイッチ16がオン状態
に復旧するように制御する。なおこの実施形態では保護
停止機能を設けた場合で、保護機能停止スイッチ35が
設けられ、保護機能停止スイッチ35を操作すると、タ
イマ36が動作し、そのタイマ出力により、復旧回路3
3が駆動され、その駆動はタイマ36がタイムアウトす
るまで継続し、従って、復旧回路33により遮断回路2
3が制御され、タイマ36のタイマ時間の間電力遮断用
スイッチ16がオン状態にされている。
【0010】このようにして例えば地絡事故により遮断
された電力遮断用スイッチ16をオン状態に一定時間戻
し、その間、地絡電流が流れ、それに基づき発生する火
花やオゾンにより地絡箇所を発見し易いようにすること
もできる。図2及び図3に異常検出回路22、遮断回路
23、再起動回路31、前記保護停止機能などの具体例
を示す。異常検出回路22としては地絡検出回路22a
と、非接地検出回路22bを設けた場合である。地絡検出回路 地絡検出回路22aは2次巻線13の中点41がダイオ
ード、抵抗素子、コンデンサよりなる整流平滑回路42
の入力側の一端に接続され、整流平滑回路42の入力側
の他端と出力側の一端はケース接地端子25に接続され
る。整流平滑回路42の出力側の両端間にフォトカプラ
43の発光素子43PE−サイリスタ44−ツェナーダイ
オード45の直列回路が接続され、サイリスタ44のゲ
ートと発光素子43PE及び整流平滑回路42の接続点と
の間にツェナーダイオード46が接続される。サイリス
タ44のゲートはコンデンサ及び抵抗素子よりなる雑音
による誤動作防止回路47を通じてケース接地端子25
に接続されている。ツェナーダイオード45もサイリス
タ44のゲートに対しバイアスを与え、雑音による誤動
作を防止するものである。
【0011】また整流平滑回路42の入力側と並列にコ
ンデンサ48が設けられる。これは2次側の配線にメタ
ルコンジット線を用いた場合に、その浮遊容量を通じる
漏れ電流が比較的大きく、地絡検出回路22aが誤動作
しないように、その漏れ電流をコンデンサ48を通じて
接地に流すためのものである。コンデンサ48の代りに
抵抗素子を用いてもよい。遮断回路23においては、第
1、第2入力端子14,15間に電源用整流平滑回路5
1が接続され、整流平滑回路51の出力側の両端間にツ
ェナーダイオード52,53の直列回路が接続され、ツ
ェナーダイオード52の両端間に所定の定電圧が得られ
る。ツェナーダイオード52の両端間に抵抗素子54を
介して、フォトカプラ55の発光素子55PE−フォトカ
プラ43の受光素子としてのフォトサイリスタ43PR
直列回路が接続され、フォトサイリスタ43PRのゲート
は雑音による誤動作防止回路56を通じて第2入力端子
15に接続されている。第1入力端子14と第2入力端
子15との間に、フォトカプラ55の受光素子としての
フォトトライアック55PRとリレー接片16の駆動用リ
レーコイル16Cと抵抗素子57の直列回路が接続され
ている。ツェナーダイオード53と並列にコンデンサ5
8が接続されている。
【0012】トランス11の2次巻線13側が正常であ
れば、出力端子18と19の間に昇圧された交流電力が
生じ、つまり、交流電力の半周期ごとに出力端子18は
+V Hと−VHの電位を交互にとり、出力端子19は−V
H と+VHの電位を交互にとり、2次巻線13の中点4
1の電位は常にほぼゼロ電位である。しかし、2次巻線
13の一方側、例えば端子18側の配線がアースと接触
すると、そのアースと接触した側がほぼゼロ電位とな
り、中点41の電位がほぼ±VH 間を変化し、この中点
41と接地端子25との間に生じる交流電圧が整流平滑
回路42で整流平滑され、その整流平滑出力電圧が所定
値を超えて、ツェナーダイオード46が導通してサイリ
スタ44が導通し、発光素子43PEが発光し、その光が
フォトサイリスタ43PRで受光され、これが導通し発光
素子55PEが発光し、その光がフォトトライアック55
PRで受光され、フォトトライアック55PRが導通してリ
レーコイル16Cに電流が流れ、そのリレー接片16が
常閉接点16NCから常開接点16NO側に切替わり、つま
り電力遮断用スイッチ16がオフになり、1次巻線12
に対する交流電力の供給は遮断される。フォトサイリス
タ43PRは1度導通されるとその電源供給を断にしない
限り導通のままであるから、スイッチ16のオフ状態が
保持され、地絡電流が流れ続けることはない。なおコン
デンサ48と並列にサージアブソーバ59が接続され、
サージ電圧による地絡検出回路22aの誤動作の防止
と、地絡検出回路22aが破壊されないようにされてい
る。非接地検出回路 次に非接地検出回路22bについて説明する。第2入力
端子15はダイオード61−抵抗素子62−コンデンサ
63を通じて接地端子25に接続され、ダイオード61
の両端間に整流平滑回路64が接続され、ダイオード6
1のアノードと整流平滑回路64の入力側及び出力側の
各一端が接続され、整流平滑回路64のダイオード65
のアノードはダイオード61のカソードに接続されてい
る。整流平滑回路64の出力側の他端は抵抗素子66を
通じてnpn形トランジスタ67のベースに接続され、
トランジスタ67のコレクタは抵抗素子68−逆流阻止
用ダイオード69を通じてフォトサイリスタ43PR及び
発光素子55PEの接続点に接続され、また逆流阻止ダイ
オード71を通じてpnp形トランジスタ72のベース
に接続され、トランジスタ67のエミッタは、ツェナー
ダイオード52と53の接続点73に接続されている。
リレーの常開接点16NOはダイオード74を通じ、更に
抵抗素子及びコンデンサの並列回路75を通じてpnp
形トランジスタ72のエミッタに接続され、トランジス
タ72のコレクタはサイリスタ76のゲートに接続され
ると共に抵抗素子及びコンデンサの並列回路77を通じ
て第2入力端子15に接続される。サイリスタ76のア
ノードは、抵抗素子68とダイオード69の接続点に接
続され、カソードは接点73に接続される。なお接地端
子25の非接地を検出できるように、トランス11の2
次巻線13に誘起される電圧は中点41に対し互いに少
し不平衡になるようにされている。例えばトランス11
の1次巻線12が巻かれた磁気コア上に、1次巻線12
の両側において2次巻線13をその中点41の一方側と
他方側に分割して巻き、これら1次巻線12と2次巻線
13の各分割巻きとの間に設けたリーケージ磁気コアの
太さを異ならせて、2次巻線13の中点41の一方側の
巻線の磁束の磁気回路と、他方側の巻線の磁束の磁気回
路とが不平衡にされている。
【0013】所で商用電源17の一端は通常接地されて
おり、この接地側に接続されるべき端子は非活性端子と
呼ばれ、この例では第2入力端子15が非活性端子であ
る。接地端子25が接地されている場合はトランジスタ
67のエミッタは接地電位より高く、整流平滑回路64
の出力側、つまり接地端子25は接地電位にあり、トラ
ンジスタ67は不導通のままである。しかし、接地端子
25が接地されない状態では、トランス11の2次巻線
12の中点41に対する不平衡のため、中点41に電圧
が生じ、これが整流平滑回路64で整流され、その整流
出力によりトランジスタ67が導通し、発光素子55PE
に電流が流れて、フォトトライアック55PRがオンにな
り、リレーコイル16Cが駆動されて、リレー接片16
は常開接点16NOに切替り、スイッチ16はオフとな
る。この時、トランジスタ67が導通したことにより、
pnpトランジスタ72が導通し得る状態となる。また
接片16が常開接点16NOに接続され、第1入力端子1
4と第2入力端子15間の交流電力がダイオード74で
整流され、並列回路75を通じてpnpトランジスタ7
2のエミッタに供給され、トランジスタ72にベース電
流がダイオード71−トランジスタ67を通じて流れ、
トランジスタ72のコレクタに電流が出力され、その出
力によりサイリスタ76がオンになり、サイリスタ76
を通じて発光素子55PEに電流が流れ続け、スイッチ1
6のオフ状態が保持される。
【0014】なおこの非接地検出回路22bは、商用電
源17の接地側を第1入力端子14側に接続する接続極
性間違をした場合も検出してトランジスタ67がオン
し、同様にして、スイッチ16がオフとなり、かつその
オフ状態が保持される。再起動回路(異常自動確認機能) ダイオード74と並列回路75との接続点はCRの遅延
回路(時定数回路)81を通じて接続点73に接続さ
れ、その出力側、つまり抵抗素子81aとコンデンサ8
1bの接続点はツェナーダイオード82を通じてnpn
形トランジスタ83のベースに接続され、トランジスタ
83のコレクタはpnp形トランジスタ84のベースに
接続され、エミッタは接続点73に接続され、pnp形
トランジスタ84のコレクタはコンデンサ34を通じて
npn形トランジスタ86のベースに接続される。一方
第1入力端子14と第2入力端子15の間に電源用整流
平滑回路88が接続され、その整流平滑回路88の出力
端91と接続点73の間に定電圧用ツェナーダイオード
89が接続されている。また整流平滑回路88の出力端
91にトランジスタ84のエミッタが接続される。これ
らの構成により、駆動回路32が構成される。またトラ
ンジスタ86のコレクタは抵抗素子54及び発光素子5
PEの接続点に接続され、エミッタは接続点73に接続
されて、復旧回路33が構成される。
【0015】異常検出回路22(回路22a又は22
b)が異常を検出して発光素子55PEが発光し、フォト
トライアック55PRがオンとなって、リレーコイル16
Cが駆動され、リレー接片16が常開接点16NOに接続
されて、交流電力の1次巻線12への供給が停止される
と、常開接点16NOに印加された交流電力がダイオード
74で整流され、その整流出力は遅延回路81の時定数
に応じてツェナーダイオード82に印加される電圧が徐
々に上昇し、スイッチ16がオフになった後、例えば
0.5〜1.0秒程度とすると、ツェナーダイオード8
2が導通し、トランジスタ83が導通し、トランジスタ
84が導通し、コンデンサ34に充電電流がトランジス
タ86のベースを通じて流れ、つまり駆動回路32によ
り復旧回路33が駆動されて、トランジスタ86が導通
し、トランジスタ86により、発光素子55PE−フォト
サイリスタ43PRの両端間が短絡され、フォトサイリス
タ43 PRが不導通になり、発光素子55PEの発光が停止
し、つまり復旧回路32により遮断回路23が、オフ状
態の電力遮断用スイッチ16をオン状態に復旧するよう
に制御され、フォトトライアック55PRがオフとなり、
リレーコイル16Cに駆動電流が停止して、そのリレー
接片16が常閉接点16NCに切替り、即ちスイッチ16
がオンとなり、交流電力が1次巻線12へ供給される。
なおトランジスタ84が導通した際にその導通電流がト
ランジスタ83のベースにも供給されるため、トランジ
スタ83の導通状態が保持され、従ってトランジスタ8
4からコンデンサ34は充電されつづける。
【0016】交流電力が1次巻線12へ再び供給された
際に、前記異常検出回路22で検出した異常が解消され
ている場合は、放電管21に対する点灯動作が行われ
る。つまり雑音による異常検出回路22の一時的な誤動
作や、風によるごみの接触による一時的な地絡などの場
合は、正常な点灯動作を自動的に行うようになる。一
方、先に検出した異常が一時的なものでなく、本当のも
のであれば、前述したように再起動回路31の動作によ
り1次巻線12に再び交流電力が供給されると、異常検
出回路22が再びその異常を検出し、遮断回路23が動
作し、リレー接片16が常開接点16NOに切替り、1次
巻線12への交流電力の供給が停止される。この時も交
流電力が常開接点16NOに印加され、トランジスタ8
3,84を導通させるが、コンデンサ34にはトランジ
スタ84が前回導通した時に充電され、そのトランジス
タ84を通じる充電状態が保持されているため、トラン
ジスタ86には導通しない。よってリレーコイル16C
に駆動電流が流れたままで、スイッチ16のオフ状態が
保持される。この例では駆動電流通路に直列にコンデン
サ34が挿入され、そのコンデンサ34の充電電流によ
りトランジスタ86を導通させ、つまり復旧回路33を
駆動している。コンデンサ34はトランジスタ84のコ
レクタ側に限らず、エミッタ側、ベース側の何れかに直
列に挿入してもよく、あるいはトランジスタ83のエミ
ッタ側に直列に挿入してもよい。何れにしても、最初の
異常検出に基づくスイッチ16のオフにより、トランジ
スタ83が導通して、その際にコンデンサ34に対する
充電電流が流れ、この充電電流に基づいてトランジスタ
86が駆動され、次の異常検出に基づきスイッチ16の
オフにより、コンデンサ81bの電極間電圧が高くなっ
ても、コンデンサ34は既に充電されているため、コン
デンサ34に対する充電電流が流れず、従ってトランジ
スタ86に対する駆動電流は流れない。
【0017】保護停止機能 例えば地絡事故が生じた場合に、その地絡事故に対する
保護機能を停止して、1次巻線12に交流電力を供給し
て、地絡電流が流れている状態にすることにより、地絡
点を探し易くすることが行われる。この例ではその機能
も設けた場合である。
【0018】長時間タイマ95が設けられ、保護機能停
止スイッチ96を操作すると、タイマ95が起動される
ようにされる。このためこの例ではツェナーダイオード
89と並列に抵抗素子97を通じてコンデンサ98が接
続され、抵抗素子97とコンデンサ98の接続点が抵抗
素子99を通じ、フォトカプラ101の発光素子101
PEを通じて保護機能停止スイッチ96の一端に接続さ
れ、保護機能停止スイッチ96の他端は接続点73に接
続される。フォトカプラ101の受光素子としてのフォ
トサイリスタ101PRのアノードが整流平滑回路91の
出力側の一端91に接続され、カソードがコンデンサ及
び抵抗素子の並列回路102を通じて接続点73に接続
されると共にタイマ95の電源端子に接続される。タイ
マ95の接地端子は接続点73に接続され、またタイマ
時間設定用のコンデンサ103、抵抗素子104がタイ
マ95に接続される。タイマ95の出力端子は逆流阻止
ダイオード105を通じてトランジスタ86のベースに
接続されている。タイマ95はその電源端に動作電源電
力が印加されると、その出力端子に高レベルをタイマ時
間の間出力するものであり、例えば松下電器産業株式会
社製の長時間タイマIC、AN6783、AN678
4、モトローラ社製のMC14536Bなどとして市販
されているものを使用できる。
【0019】抵抗素子97の抵抗値と比較して抵抗素子
99の抵抗値は著しく小さな値とされ、保護機能停止ス
イッチ96をオンにすると、抵抗素子97を通じてコン
デンサ98に充電されていた電荷が瞬時的に抵抗素子9
9、発光素子101PE、スイッチ96を通じて放電さ
れ、その放電電流により発光素子101PEより発光した
光によりフォトサイリスタ101PRがオンとされ、フォ
トサイリスタ101PRを通じてタイマ95の電源端子に
電源電力が印加され、タイマ95が動作し、その出力端
子に高レベルが出力され、これがダイオード105を通
じてトランジスタ86のベースに供給され、トランジス
タ86が導通し、先に述べたように、発光素子55PE
発光が停止されリレーコイル16Cに駆動電流が流れな
くなり、リレー接片16が常閉接点16NCに切替り、交
流電力が1次巻線12へ供給される。従って、地絡を検
出して電力遮断用スイッチ16がオフとされた場合は地
絡点に電流が流れることが再開され、地絡検出回路22
aで地絡が検出されるが、発光素子55PE−フォトサイ
リスタ43PRの両端間がトランジスタ86により短絡さ
れているから、電力遮断用スイッチ16がオフにされる
ことがない。
【0020】タイマ95のタイマ時間、例えば30分間
が経過すると、タイマ95の出力が低レベルになり、ト
ランジスタ86は不導通になる。従って前述したように
地絡検出回路22aによる地絡検出出力によりフォトサ
イリスタ43PRがオンにされ、電力遮断用スイッチ16
がオフにされ、1次巻線12への交流電力の供給は停止
される。フォトサイリスタ101PRのゲートと第2入力
端子15間に接続された抵抗素子及びコンデンサの並列
回路107、並列回路56,77はそれぞれ雑音による
誤動作防止用である。ツェナーダイオード53も雑音に
よる誤動作を防止するためにフォトサイリスタ43PR
サイリスタ76のそれぞれに対しゲートバイアスを与え
るものである。
【0021】第2入力端子15と2次巻線13の中点4
1との間のサージアブソーバ108は第2入力端子15
と接地端子25間のサージ電圧を吸収するためのもので
ある。上述において、異常検出回路22a,22bの一
方を省略してもよい。保護停止機能を省略してもよい。
異常検出回路22は各種のものが考えられる。例えば地
絡検出回路22aとしては特開平11−262168号
公報に示すもの、地絡検出回路やその他の異常検出回路
22としては米国特許第5,847,909号明細書
(1998年12月8日発行)に示すもの、米国特許第
6,040,778号明細書(2000年3月21日発
行)に示すものなどを用いてもよい。
【0022】上述において遮断回路23として、リレー
コイルを駆動してリレー接点よりなる電力遮断用スイッ
チ16をオフとしたが、電力遮断用スイッチ16として
電子スイッチを用いてもよい。その例の要部を図4に示
す。つまり第1入力端子14と1次巻線12の一端との
間に電力遮断用スイッチ16として、電子スイッチであ
るトライアック121が挿入され、トライアック121
のゲートとトライアック121及び1次巻線12の接続
点間にコンデンサ122が接続され、またトライアック
121のゲートとトライアック121の端子14側の一
端との間に、フォトカプラ123の受光素子としてのフ
ォトトライアック123PRが接続される。第1入力端子
14と接続点73との間に受光素子としてのフォトトラ
イアック55PRと、フォトカプラ123の発光素子とし
てのフォトサイリスタ123PEとの直列回路が接続され
る。前述したような非接地異常検出回路22bを設ける
場合は、フォトトライアック123PR及びコンデンサ1
22の接続点はダイオード74を通じて並列回路75の
一端に接続され、図4では省略したが、所要の構成が図
2、図3に示したと同様に設けられる。また、フォトト
ライアック123PRとコンデンサ122の接続点はダイ
オード74を通じて遅延回路81に接続され、その他の
構成は省略したが図2、図3に示したと同様な構成が設
けられる。
【0023】図2中の異常検出回路22で異常が検出さ
れると、前述したように図2中のフォトダイオード55
PEが発光し、図3中のフォトトライアック55PRが導通
し、フォトサイリスタ123PEが発光し、この光により
フォトトライアック123PRが導通し、トライアック1
21がオフとなり、1次巻線12への交流電力の供給が
遮断される。なおフォトダイオード55PRがオフにされ
ると、フォトサイリスタ123PEもオフとなり、これに
伴ってフォトトライアック123PRもオフとなり、トラ
イアック121がオンとなり、交流電力が1次巻線へ供
給されることになる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、最
初に異常が検出され、電力遮断用スイッチ16がオフに
されると、短時間後にスイッチ16が自動的に復旧させ
られるため、一時的な誤動作や、一時的異常に基づきス
イッチ16がオフ状態にされた場合は、再起動回路によ
り再び交流電力がトランスへ供給された時には正常状態
になっている可能性が大であり、その場合は、正常な点
灯状態が継続され、時間と労力がかかる異常原因を探す
必要がなくなる。しかも、この再起動は1回だけであ
り、本来、保護作用が損なわれるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す図。
【図2】この発明の実施形態における具体例の一部を示
す図。
【図3】図2に示した具体例の残りの部分を示す図。
【図4】電力遮断用スイッチとして電子スイッチを用い
た例の要部を示す図。
【図5】従来の保護機能付き放電管点灯用トランスを示
す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五島 大樹 岐阜県本巣郡糸貫町上保1260番地の2 株 式会社三陽電機製作所糸貫事業場内 (72)発明者 松井 義広 岐阜県本巣郡糸貫町上保1260番地の2 株 式会社三陽電機製作所糸貫事業場内 Fターム(参考) 3K082 AA05 AA12 AA33 BA13 BD03 BD22 BD28 BD37 BE04 CA35 CA36 3K083 AA07 AA12 BA13 BD03 BD12 BD28 CA36 5G004 AA01 AA05 AB02 BA01 CA03 DB01 DB02 DC01 DC09 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管点灯用トランスの1次巻線の一端
    と、一対の交流電力受電端子の一方との間に直列に挿入
    された電力遮断用スイッチと、 上記放電管点灯用トランスに関する異常を検出する異常
    検出回路と、 上記異常検出回路の異常検出出力により制御され、上記
    電力遮断用スイッチをオフにする遮断回路とを備える放
    電管点灯用トランスの保護装置において、 上記電力遮断用スイッチがオフにされると、動作し、一
    回だけ上記電力遮断用スイッチを自動的にオンに復旧さ
    せる再起動回路を備えることを特徴とする放電管点灯用
    トランスの保護装置。
  2. 【請求項2】 オフ状態の上記電力遮断用スイッチをオ
    ン状態に復旧させるように上記遮断回路を制御する復旧
    回路と、 遅延回路と、電流通路に直列に挿入されたコンデンサと
    を含み、上記電力遮断用スイッチがオフにされると、動
    作し、上記遅延回路により短時間遅延されて上記コンデ
    ンサに対する充電電流が流れ、この充電電流に基づき上
    記復旧回路を駆動する駆動回路とを備えることを特徴と
    する請求項1記載の放電管点灯用トランスの保護装置。
  3. 【請求項3】 保護機能停止用スイッチと、 上記保護機能停止用スイッチの操作により、起動され、
    タイマ出力により上記復旧回路を駆動するタイマとを備
    える請求項2記載の放電管点灯用トランスの保護装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005038836A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Lecip Corp アース端子非接地保護回路付き放電管点灯用変圧器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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