JP2002314610A - 情報配信方法及び装置及び情報配信プログラム及び情報配信プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

情報配信方法及び装置及び情報配信プログラム及び情報配信プログラムを格納した記憶媒体

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JP2002314610A
JP2002314610A JP2001120182A JP2001120182A JP2002314610A JP 2002314610 A JP2002314610 A JP 2002314610A JP 2001120182 A JP2001120182 A JP 2001120182A JP 2001120182 A JP2001120182 A JP 2001120182A JP 2002314610 A JP2002314610 A JP 2002314610A
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Junichi Funato
潤一 船戸
Hiroyuki Fujii
裕順 藤井
Ryoji Kawasaki
良治 川崎
Shigeru Chikara
盛 知加良
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動する複数のユーザからリクエストされた
複数のデータを配信する際、余裕時間の算出をユーザの
状態と情報の優先度を考慮して算出した制限時間と通信
網の状態を考慮して算出した伝送遅延時間とを用いて行
うことで求まる余裕時間の精度を向上させることを可能
とする。 【解決手段】 本発明は、ユーザ端末からのリクエスト
に対し、情報提供者装置から提供されたデータを、歩行
中や運転中などのユーザの状態と、移動通信網の状態、
及び情報の優先度に基づいて、ユーザの状態に応じた時
間範囲内に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報配信方法及び
装置及び情報配信プログラム及び情報配信プログラムを
格納した記憶媒体に係り、特に、車両運転中や歩行中な
ど、異なる移動環境下にある複数のユーザからリクエス
トされた複数のデータを、情報の優先度、歩行中や運転
中などのユーザの状態、通信網の状況に鑑みて、個々の
ユーザのリクエスト後に、ユーザの満足し得る時間範囲
内に情報を配信するための情報配信方法及び装置及び情
報配信プログラム及び情報配信プログラムを格納した記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制限時間を考慮した配信制御方法
としては、パケットの遅延時間を保証するジッダ制御の
一種である、ジッタEDD(Jitter Earliest Due Data)
などの方式がある。
【0003】当該ジッタEDDは、パケットフローパス
上のそれぞれのポップに制限時間を設ける。各ホップの
制限時間は、当該ホップのもつ持ち時間と、直前のホッ
プまでの経路時間から算出される余裕時間との和により
求まる。
【0004】各ホップにおいて定められた制限時間内に
パケットの配信を行うことで、パケットの遅延時間を保
証し、全体としての制限時間内パケット配信を実現す
る。従って、当該方式は、余裕時間を、経過時間のみか
ら算出する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のジッタEDDによる方法では、制限時間を決定する
際に、ユーザの状態を考慮しないため、ユーザの状態が
多様で、ユーザ毎に情報配信の制限時間が異なる環境下
では当該方法の適用は困難である。
【0006】また、従来の方法では、余裕時間を定める
要因が経過時間のみであるが、配信路に無線区間を含み
通信品質が大きく変動する環境下では、配信制御機能を
出てからユーザに届くまでの移動通信網における伝送遅
延時間が大きくなり、余裕時間に及ぼす影響も大きくな
るため、従来の方法により得られる余裕時間では精度が
不十分である。
【0007】上記のように、ユーザの状態、通信網の状
態が変化する環境下では、従来の方法により算出する制
限時間、余裕時間では、精度が不十分であるため、適切
な配信制御が行えず、その結果制限時間内に配信できな
いデータが多く発生する可能性がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、移動する複数のユーザからリクエストされた複数の
データを配信する際、余裕時間の算出をユーザの状態と
情報の優先度を考慮して算出した制限時間と通信網の状
態を考慮して算出した伝送遅延時間とを用いて行うこと
で求まる余裕時間の精度を向上させることが可能な情報
配信方法及び装置及び情報配信プログラム及び情報配信
プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0009】また、本発明の目的は、精度の向上した余
裕時間に基づいて、優先度別待ち行列を用いて余裕のな
いデータを優先して配信することで制限時間内にユーザ
に到着するデータ数を増やすことが可能な情報配信方法
及び装置及び情報配信プログラム及び情報配信プログラ
ムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
車両の運転中や歩行中など異なる移動環境下にある複数
のユーザ端末から発行されたリクエストに対応するデー
タを情報提供装置から取得し、移動通信網を介して該ユ
ーザ端末に配信する情報配信方法において、ユーザ端末
からのリクエストに対し、情報提供者装置から提供され
たデータを、歩行中や運転中などのユーザの状態と、移
動通信網の状態、及び情報の優先度に基づいて、ユーザ
の状態に応じた時間範囲内に配信する。
【0011】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。
【0012】本発明(請求項2)は、リクエストに対す
るデータの種別、ユーザの状態、移動通信網の状態情報
を取得し、配送するデータがユーザ端末に到達するまで
に待機可能な余裕時間を計算し(ステップ1)、リクエ
ストに対するデータのデータサイズや、移動通信網の状
態情報に基づいて該データを待ち行列に振り分ける際の
基準となる余裕時間の閾値を計算し(ステップ2)、余
裕時間と、余裕時間の閾値に基づいてデータを配信する
際に複数の待ち行列から一つの待ち行列を選定し(ステ
ップ3)、選定された待ち行列にデータを振り分け(ス
テップ4)、振り分けられたデータを優先度が付与され
た複数の待ち行列に格納し(ステップ5)、優先度を有
する複数の待ち行列のうち、最も優先度の高い待ち行列
に格納されているデータを配信する(ステップ6)。
【0013】本発明(請求項3)は、余裕時間を計算す
る際に、データの種別から得られるデータ自身が持つ特
性と、その時々に応じたユーザの周囲環境及び該ユーザ
自身の状態から動的に制限時間を算出し、ユーザ端末か
らリクエストが発行されてから該リクエストに対するデ
ータが該ユーザ端末に届くまでに経過する経過時間を計
測し、移動通信網の回線速度に基づいて、該移動通信網
を介してユーザ端末に到達するまでの伝送遅延時間を予
測し、制限時間から経過時間と伝送遅延時間を引くこと
により算出する。
【0014】本発明(請求項4)は、余裕時間の閾値を
計算する際に、移動通信網の状態情報から総トラヒック
量及びデータのデータの種別毎のトラヒック割合の統計
値を計測し、各データの持つ経過時間から経過時間統計
値を計測し、各データの持つデータサイズからデータサ
イズの統計値を計測し、リクエストに対するデータが移
動通信網を介してユーザ端末に到達するまでの回線速度
の統計値を計測し、制限時間、トラヒック量及びトラヒ
ック割合の統計値、経過時間統計値、データサイズの統
計値、及び、回線速度の統計値から余裕時間の閾値を計
算する。
【0015】本発明(請求項5)は、複数の待ち行列か
ら一つの待ち行列を選定する際に、余裕時間と、余裕時
間の閾値に基づいて、複数の待ち行列のうち、優先度の
高い待ち行列から順に、該待行列の持つ余裕時間の閾値
と、算出した該余裕時間を比較し、該余裕時間が該余裕
時間の閾値以下の場合には、該待ち行列を選択し、該余
裕時間が該余裕時間の閾値より大きい場合には、該待ち
行列の次に優先度の高い待ち行列を比較対象とし、繰り
返し待ち行列の持つ余裕時間の閾値と余裕時間との比較
を行うことで待ち行列の選定を行う。
【0016】本発明(請求項6)は、車両の運転中や歩
行中など異なる移動環境下にある複数のユーザのユーザ
端末から複数の情報提供者装置に対して、任意のタイミ
ングで発行されたリクエストついて、該複数の情報提供
者装置が提供するデータを配信する情報配信装置であっ
て、ユーザ端末からのリクエストに対し、情報提供者装
置から提供されたデータを、歩行中や運転中などのユー
ザの状態と、移動通信網の状態、及び情報の優先度に基
づいて、ユーザの状態に応じた時間範囲内に配信する手
段を有する。
【0017】図2は、本発明の原理構成図である。
【0018】本発明(請求項7)は、データ個別の情
報、ユーザ状態情報、及び移動通信網の状態情報を管理
する管理手段30と、データの配信制御を行う制御手段
20と、データを受信し、制御手段からの制御に基づい
て、待ち行列に各データを振り分け、該待ち行列に格納
されているデータの配信を行う配信手段10とを有し、
制御手段20は、データがユーザ端末に到達するまでに
待機可能な余裕時間を算出する余裕時間算出手段40
と、管理手段30からの情報に基づいて、待ち行列にデ
ータを振り分ける際の基準となる余裕時間の閾値を算出
する余裕時間の閾値算出手段50と、余裕時間算出手段
40により算出した余裕時間と、余裕時間の閾値算出手
段50により算出した余裕時間の閾値に基づいて、各デ
ータを配信する際に複数の待ち行列から一つの待ち行列
を選定する待ち行列選定手段21とを有し、配信手段1
0は、情報提供者装置1からデータを受信し、待ち行列
選定手段により選択された待ち行列に振り分ける振り分
け手段11と、振り分け手段により振り分けられたデー
タを優先度を有する複数の待ち行列に格納する格納手段
16と、優先度を有する複数の待ち行列のうち、優先度
の高い待ち行列に格納されているデータから順に配信す
る配信手段15とを有する。
【0019】本発明(請求項8)は、余裕時間算出手段
40において、データの種別から得られるデータ自身が
持つ特性と、その時々に応じたユーザの周囲環境及び該
ユーザ自身の状態から動的に制限時間を算出する制限時
間判定手段と、ユーザ端末からリクエストが発行されて
から該リクエストに対するデータが該ユーザ端末に届く
までに経過する経過時間を計測する経過時間計測手段
と、移動通信網の回線速度に基づいて、該移動通信網を
介してユーザ端末に到達するまでの伝送遅延時間を予測
する伝送遅延時間予測手段と、制限時間から経過時間計
測手段により計測された経過時間と、伝送遅延時間予測
手段により予測された伝送遅延時間を引くことにより算
出する余裕時間演算手段とを有する。
【0020】本発明(請求項9)は、余裕時間の閾値計
測手段50において、移動通信網の状態情報から総トラ
ヒック量及びデータのデータの種別毎のトラヒック割合
の統計値を計測するトラヒック量/割合統計値計測手段
と、各データの持つ経過時間から経過時間統計値を計測
する経過時間統計値計測手段と、各データの持つデータ
サイズからデータサイズの統計値を計測するデータサイ
ズ統計値計測手段と、リクエストに対するデータが移動
通信網を介してユーザ端末に到達するまでの回線速度の
統計値を計測回線速度統計値計測手段と、余裕時間算出
手段40により算出された余裕時間、トラヒック量及び
トラヒック割合の統計値、経過時間統計値、データサイ
ズの統計値、及び、回線速度の統計値から余裕時間の閾
値を計算する閾値演算手段とを有する。
【0021】本発明(請求項10)は、待ち行列選定手
段21において、余裕時間と、余裕時間の閾値に基づい
て、複数の待ち行列のうち、優先度の高い待ち行列から
順に、該待行列の持つ余裕時間の閾値と、算出した該余
裕時間を比較し、該余裕時間が該余裕時間の閾値以下の
場合には、該待ち行列を選択し、該余裕時間が該余裕時
間の閾値より大きい場合には、該待ち行列の次に優先度
の高い待ち行列を比較対象とし、繰り返し待ち行列の持
つ余裕時間の閾値と余裕時間との比較を行うことで待ち
行列の選定を行う比較手段を有する。
【0022】本発明(請求項11)は、車両の運転中や
歩行中など異なる移動環境下にある複数のユーザのユー
ザ端末から複数の情報提供者装置に対して、任意のタイ
ミングで発行されたリクエストついて、該複数の情報提
供者装置が提供するデータを配信する情報配信プログラ
ムであって、ユーザ端末からのリクエストに対し、情報
提供者装置から提供されたデータを、歩行中や運転中な
どのユーザの状態と、移動通信網の状態、及び情報の優
先度に基づいて、ユーザの状態に応じた時間範囲内に配
信するプロセスを有する。
【0023】本発明(請求項12)は、データ個別の情
報、ユーザ状態情報、及び移動通信網の状態情報を管理
する管理プロセスと、データの配信制御を行う制御プロ
セスと、データを受信し、制御プロセスからの制御に基
づいて、待ち行列に各データを振り分け、該待ち行列に
格納されているデータの配信を行う配信プロセスとを有
し、制御プロセスは、データがユーザ端末に到達するま
でに待機可能な余裕時間を算出する余裕時間算出プロセ
スと、管理プロセスからの情報に基づいて、待ち行列に
データを振り分ける際の基準となる余裕時間の閾値を算
出する余裕時間の閾値算出プロセスと、余裕時間算出プ
ロセスにより算出した余裕時間と、余裕時間の閾値算出
プロセスにより算出した余裕時間の閾値に基づいて、各
データを配信する際に複数の待ち行列から一つの待ち行
列を選定する待ち行列選定プロセスとを有し、配信プロ
セスは、情報提供者装置からデータを受信し、待ち行列
選定プロセスにより選択された待ち行列に振り分ける振
り分けプロセスと、振り分けプロセスにより振り分けら
れたデータを優先度を有する複数の待ち行列に格納する
格納プロセスと、優先度を有する複数の待ち行列のう
ち、優先度の高い待ち行列に格納されているデータから
順に配信する配信プロセスとを有する。
【0024】本発明(請求項13)は、余裕時間算出プ
ロセスにおいて、データの種別から得られるデータ自身
が持つ特性と、その時々に応じたユーザの周囲環境及び
該ユーザ自身の状態から動的に制限時間を算出する制限
時間判定プロセスと、ユーザ端末からリクエストが発行
されてから該リクエストに対するデータが該ユーザ端末
に届くまでに経過する経過時間を計測する経過時間計測
プロセスと、移動通信網の回線速度に基づいて、該移動
通信網を介してユーザ端末に到達するまでの伝送遅延時
間を予測する伝送遅延時間予測プロセスと、制限時間か
ら経過時間計測プロセスにより計測された経過時間と、
伝送遅延時間予測プロセスにより予測された伝送遅延時
間を引くことにより算出する余裕時間演算プロセスとを
有する。
【0025】本発明(請求項14)は、余裕時間の閾値
計測プロセスにおいて、移動通信網の状態情報から総ト
ラヒック量及びデータのデータの種別毎のトラヒック割
合の統計値を計測するトラヒック量/割合統計値計測プ
ロセスと、各データの持つ経過時間から経過時間統計値
を計測する経過時間統計値計測プロセスと、各データの
持つデータサイズからデータサイズの統計値を計測する
データサイズ統計値計測プロセスと、リクエストに対す
るデータが移動通信網を介してユーザ端末に到達するま
での回線速度の統計値を計測回線速度統計値計測プロセ
スと、余裕時間算出プロセスにより算出された余裕時
間、トラヒック量及びトラヒック割合の統計値、経過時
間統計値、データサイズの統計値、及び、回線速度の統
計値から余裕時間の閾値を計算する閾値演算プロセスと
を有する。
【0026】本発明(請求項15)は、待ち行列選定プ
ロセスにおいて、余裕時間と、余裕時間の閾値に基づい
て、複数の待ち行列のうち、優先度の高い待ち行列から
順に、該待行列の持つ余裕時間の閾値と、算出した該余
裕時間を比較し、該余裕時間が該余裕時間の閾値以下の
場合には、該待ち行列を選択し、該余裕時間が該余裕時
間の閾値より大きい場合には、該待ち行列の次に優先度
の高い待ち行列を比較対象とし、繰り返し待ち行列の持
つ余裕時間の閾値と余裕時間との比較を行うことで待ち
行列の選定を行う比較プロセスを有する。
【0027】本発明(請求項16)は、車両の運転中や
歩行中など異なる移動環境下にある複数のユーザのユー
ザ端末から複数の情報提供者装置に対して、任意のタイ
ミングで発行されたリクエストついて、該複数の情報提
供者装置が提供するデータを配信する情報配信プログラ
ムを格納した記憶媒体であって、請求項11乃至請求項
15記載のプログラムを格納する。上記のように、本発
明では、制限時間を算出する際、ユーザ状態と情報の優
先度を考慮することで、制限時間の精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0028】また、余裕時間を算出する際に、経過時間
に加えて伝送遅延時間の影響も加味して算出することで
求まる余裕時間の精度を向上させることが可能となる。
【0029】さらに、複数の待ち行列にデータを振り分
ける際、精度の向上した余裕時間を基準に、余裕時間の
短いデータを高優先度の待ち行列に振り分け、余裕時間
の長いデータを低優先度の待ち行列に振り分けること
で、余裕時間の短いデータを優先して配信することが可
能となり、従って、制限時間内にユーザに到着するデー
タ数を増やすことが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に、本発明の実施
の形態を説明する。
【0031】図3は、本発明の一実施の形態における情
報配信システムの構成を示す。
【0032】同図に示す情報配信システムは、車を運転
中のユーザ4あるいは、歩行中のユーザ5から発行され
たリクエストは、移動通信網3を介して情報提供者1の
装置において受信して、配信制御装置2において回答デ
ータを生成し、移動通信網3を介してユーザ4あるい
は、ユーザ5に配信される。
【0033】配信制御装置2は、情報提供者1と移動通
信網3の間に配備され、情報提供者1の装置から配信さ
れるデータに対して、情報の優先度とユーザの状態(車
を運転中か、走行中か)と、移動通信網3の状態に基づ
いて配信順序を決定する。
【0034】次に、配信制御装置2について説明する。
【0035】図4は、本発明の一実施の形態における情
報配信制御装置の基本構成を示す。同図に示す情報配信
制御装置2は、配信部10、制御部20、管理部30か
ら構成される。
【0036】管理部30は、ユーザ状態管理部31、デ
ータ個別情報管理部32、移動通信網状態情報管理部3
3から構成される。ユーザ状態管理部31は、ユーザの
状態及びユーザ環境を管理する。データ個別情報管理部
32は、優先度などのデータに個別の情報を管理する。
移動通信網状態情報管理部33は、移動通信網の状態を
管理する。
【0037】制御部20は、余裕時間算出部40、余裕
時間の閾値算出部50及び配信待ち行列選定部21から
構成される。
【0038】余裕時間算出部40は、ユーザ状態管理部
31からの情報と、データ個別情報管理部32からの情
報と、余裕時間の閾値算出部50からの情報をもとに、
余裕時間を算出する。
【0039】余裕時間の閾値算出部50は、データ個別
情報管理部32からの情報と、移動通信網状態管理部3
3と、余裕時間算出部40からの情報に基づいて余裕時
間の閾値を算出する。
【0040】配信待ち行列選定部21は、余裕時間算出
部40からの情報と、余裕時間の閾値算出部50からの
情報に基づいて各データを格納する配信待ち行列の選定
を行う。
【0041】配信部10は、振り分け部11、待ち行列
12〜14、配信部15から構成される。
【0042】振り分け部11は、情報提供者1の装置か
ら送られてくるデータを受信して、各々優先度を有する
待ち行列に振り分ける。
【0043】待ち行列12〜14は、振り分け部11に
より振り分けられたデータを順に蓄積する。
【0044】配信部15は、待ち行列12〜14から出
力されたデータを移動通信網3に対して配信する。
【0045】上記の構成より、情報提供者1から配信さ
れるデータは、ユーザの状態管理部31によって得られ
るユーザの状態、データ個別情報管理部32によって得
られる優先度などのデータ個別情報、移動通信網状態情
報管理部33によって得られる移動通信網の状態に基づ
いて、選定される待ち行列に振り分けられる。従って、
ユーザ状態、情報の優先度、通信網の状態を考慮した配
信制御が可能となる。図5は、本発明の一実施の形態に
おける情報配信装置の詳細構成を示す。
【0046】管理部30は、ユーザ状態管理部31にお
いて、ユーザの状態及びユーザ環境情報を制御部20の
余裕時間算出部40に渡す。また、データ個別情報管理
部32は、情報種別、ユーザ環境、経過時間、データサ
イズを管理し、これらの情報を余裕時間算出部40及び
余裕時間の閾値算出部50に渡す。また、移動通信網状
態情報管理部33は、移動通信網3の回線速度を管理
し、制御部20の余裕時間の閾値算出部50に渡す。
【0047】次に、上記の管理部30から取得した情報
を用いて、余裕時間を算出し、配信待ち行列を選択する
制御部20の余裕時間算出部40の機能について説明す
る。図6は、本発明の一実施の形態における余裕時間算
出部の構成を示す。
【0048】同図に示す余裕時間算出部40は、余裕時
間演算部41、制限時間判定部42、経過時間計測部4
3、伝達遅延時間予測部44、情報識別部45、ユーザ
状態判定部46から構成される。
【0049】情報識別部45は、情報の優先度などを識
別し、識別結果を制限時間判定部42に出力する。
【0050】ユーザ状態判定部46は、車を運転中か歩
行中かなどのユーザの状態を判定し、判定結果を制限時
間判定部42に出力する。
【0051】制限時間判定部42は、情報識別部45と
ユーザ状態判定部46からの情報に基づいて制限時間を
判定し、制限時間を余裕時間演算部41に出力する。
【0052】経過時間計測部43は、運転中のユーザ4
または、歩行中ユーザ5からリクエストが発行されてか
ら、情報提供者1を介して配信制御部2に到達するまで
の経過時間を計測し、経過時間を余裕時間演算部41に
出力する。
【0053】伝送遅延時間予測部44は、後述する余裕
時間の閾値算出部50の回線速度統計値計測部55から
得られる情報に基づいて、配信データが配信部15から
移動通信網3を介してユーザ4または、ユーザ5に到達
するまでにかかる伝送遅延時間を予測する。
【0054】余裕時間演算部41は、制限時間判定部4
2から得られる制限時間と、経過時間計測部43から得
られる経過時間と、伝送遅延時間予測部44から得られ
る伝送遅延時間予測結果を取得して余裕時間を計算す
る。
【0055】余裕時間算出部40は、上記のような構造
により、制限時間をユーザ状態と情報の優先度を考慮し
て算出することが可能となる。また、余裕時間の演算
に、伝送遅延時間も加味して算出することが可能とな
る。
【0056】次に、余裕時間の閾値算出部50について
説明する。
【0057】図7は、本発明の一実施の形態における余
裕時間の閾値算出部の構成を示す。同図に示す余裕時間
の閾値算出部50は、閾値演算部51、トラヒック量/
割合統計値計測部52、経過時間統計値計測部53、デ
ータサイズ統計値計測部54、回線速度統計値計測部5
5から構成される。
【0058】トラヒック量/割合統計値計測部52は、
配信制御装置2によって処理されるトラヒックの総量の
統計値と、そのデータの種別毎(車向けか、歩行者向け
か等)のトラヒック量が、トラヒック総量の統計値と、
そのデータの種別毎(車向けか、歩行者向けかなど)の
トラヒック量が、トラヒック総量に占める割合の統計値
を計測し、計測結果を閾値演算部51に出力する。
【0059】経過時間統計値計測部53は、運転中のユ
ーザ4または、歩行中のユーザ5からリクエストが発行
されてから、情報提供者1の装置を介して、配信制御装
置2に到達するまでの経過時間と統計値を計測して、閾
値演算部51に出力する。
【0060】データサイズ統計値計測部54は、情報提
供者1の装置により生成されたデータのサイズの統計値
を計測し、統計値を閾値演算部51に出力する。
【0061】回線速度統計値計測部55は、配信データ
が配信部15から移動通信網3を介してユーザ4また
は、ユーザ5に到達するまでの回線速度の統計値を計測
し、閾値演算部51に出力する。
【0062】閾値演算部51は、トラヒック量/割合統
計値計測部52からの統計値、経過時間統計値計測部5
3からの統計値、データサイズ統計値計測部54からの
統計値、回線速度統計値計測部55からの統計値、及
び、余裕時間算出部40の制限時間判定部42から入力
される制限時間を用いて閾値を計算する。
【0063】次に、制御部20の配信待ち行列選定部2
1における配信待ち行列選定処理について説明する。
【0064】図8は、本発明の一実施の形態における配
信待ち行列選定処理のフローチャートである。以下に説
明する処理では、待ち行列が3つに分かれている場合を
示す。
【0065】ステップ101) 配信待ち行列選定部2
1は、配信待ち行列を選定するにあたり、まず、データ
の余裕時間αを、余裕時間算出部40から取得する。
【0066】ステップ102) 続いて、余裕時間の閾
値Tiを、余裕時間の閾値算出部50より取得する。こ
こで、iから(待ち行列数−1)までの値を取り、iの
値が小さいほど、優先度が高い待ち行列における閾値と
する。この例では、待ち行列の数が3であり、従って、
iは1から2までの値を取る。当該ステップにおいて、
全ての待ち行列における余裕時間の閾値Tiを取得す
る。
【0067】ステップ103) 取得した余裕時間αと
余裕時間の閾値T1を比較して、α<Tiであれば、ス
テップ104に移行し、そうでない場合にはステップ1
05に移行する。
【0068】ステップ104) α<Tiの場合には、
そのデータは余裕がないと見て、優先的に配信されるよ
うに、優先度1の待ち行列12を選定する。
【0069】ステップ105) α≧Tiの場合には、
そのデータは余裕があるとみなし、次に大きな余裕時間
の閾値であるT2との比較を行い、α<T2であればス
テップ106に移行し、そうでなければステップ107
に移行する。
【0070】ステップ106) α<T2であれば、優
先度2の待ち行列13を選定する。 ステップ107) α≧T2であれば、そのデータはさ
らに到着までに余裕があると見做し、優先度3の待ち行
列を選定する。
【0071】上記のようにして選定された待ち行列につ
いて、配信部10では、振り分け部11において、優先
度順に各待ち行列に振り分ける。
【0072】このようにして各待ち行列に振り分け、格
納されたデータは、配信部15から移動通信網3を介し
てユーザ端末に配信される。例えば、余裕時間の短い車
両運転中のユーザ5に対しては、優先度1が付与されて
いる待ち行列12のデータが配信され、余裕時間が比較
的長い歩行中のユーザ5には、優先度3が付与されてい
る待ち行列のデータが配信される。
【0073】また、上記の図4及び図5に示す配信制御
装置2の各構成要素をプログラムとして構築し、配信制
御装置として利用されるコンピュータのCPUにインス
トールする、または、ネットワークを介して流通させる
ことが可能である。
【0074】また、構築されたプログラムを配信制御装
置として利用されるコンピュータに接続されるハードデ
ィスク装置や、フロッピー(登録商標)ディスク、CD
−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実
施する際にインストールすることにより、容易に本発明
を実現できる。
【0075】なお、本発明は、上記の実施の形態の例に
限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々
変更・応用が可能である。
【0076】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、移動環
境におけるリクエスト型の情報配信サービスにおいて、
運転中や歩行中などのマルチモーダルな環境下におい
て、移動するユーザからリクエストされた複数のデータ
を配信する際、余裕時間の算出を、ユーザの状態と情報
の優先度を考慮して算出した制限時間と、通信網の状態
を考慮して算出した伝送遅延時間とを用いて行うことで
求まる余裕時間の精度を向上させることができる。
【0077】又、精度の向上した余裕時間に基づいて、
優先度別待ち行列を用いて、余裕のないデータを優先し
て配信することで、制限時間内に、ユーザに到着するデ
ータ数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態における情報配信システ
ムの構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態における情報配信制御装
置の基本構成図である。
【図5】本発明の一実施の形態における情報配信制御装
置の詳細構成図である。
【図6】本発明の一実施の形態における余裕時間算出部
の構成図である。
【図7】本発明の一実施の形態における余裕時間の閾値
算出部の構成図である。
【図8】本発明の一実施の形態における配信待ち行列選
定処理のフローチャート(待ち行列が3つに分かれてい
る場合)である。
【符号の説明】
1 情報提供者装置、情報提供者 2 配信制御装置 3 移動通信網 4 ユーザ(運転中) 5 ユーザ(歩行中) 10 制御手段、制御部 11 振り分け手段、振り分け部 12 待ち行列(優先度1) 13 待ち行列(優先度2) 14 待ち行列(優先度3) 15 配信手段、配信部 16 格納手段 20 制御手段、制御部 21 待ち行列選定手段、配信待ち行列選定部 30 管理手段、管理部 31 ユーザ状態管理部 32 データ個別情報管理部 33 移動通信網状態情報管理部 40 余裕時間算出手段、余裕時間算出部 41 余裕時間演算部 42 制限時間判定部 43 経過時間計測部 44 伝送遅延時間予測部 45 情報識別部 46 ユーザ状態判定部 50 余裕時間の閾値算出手段、余裕時間の閾値算出部 51 閾値演算部 52 トラヒック量/割合統計値計測部 53 経過時間統計値計測部 54 データサイズ統計値計測部 55 回線速度統計値計測部
フロントページの続き (72)発明者 川崎 良治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 知加良 盛 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK13 KK33 PQ75 PR08 5K030 GA11 HA07 HC09 JA11 JL01 JT09 KX13 LD13 LE16 MB06 MB09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転中や歩行中など異なる移動環
    境下にある複数のユーザ端末から発行されたリクエスト
    に対応するデータを情報提供装置から取得し、移動通信
    網を介して該ユーザ端末に配信する情報配信方法におい
    て、 前記ユーザ端末からの前記リクエストに対し、前記情報
    提供者装置から提供された前記データを、歩行中や運転
    中などのユーザの状態と、前記移動通信網の状態、及び
    情報の優先度に基づいて、該ユーザの状態に応じた時間
    範囲内にユーザ端末に配信することを特徴とする情報配
    信方法。
  2. 【請求項2】 前記リクエストに対するデータの種別、
    前記ユーザの状態、前記移動通信網の状態情報を取得
    し、配送するデータが前記ユーザ端末に到達するまでに
    待機可能な余裕時間を計算し、 前記リクエストに対するデータのデータサイズや、前記
    移動通信網の状態情報に基づいて該データを待ち行列に
    振り分ける際の基準となる余裕時間の閾値を計算し、 前記余裕時間と、前記余裕時間の閾値に基づいて前記デ
    ータを配信する際に複数の待ち行列から一つの待ち行列
    を選定し、 選定された待ち行列に前記データを振り分け、 振り分けられた前記データを優先度が付与された複数の
    待ち行列に格納し、 前記優先度を有する複数の待ち行列のうち、最も優先度
    の高い待ち行列に格納されているデータを配信する請求
    項1記載の情報配信方法。
  3. 【請求項3】 前記余裕時間を計算する際に、 前記データの種別から得られる前記データ自身が持つ特
    性と、その時々に応じたユーザの周囲環境及び該ユーザ
    自身の状態から動的に制限時間を算出し、 前記ユーザ端末からリクエストが発行されてから該リク
    エストに対するデータが該ユーザ端末に届くまでに経過
    する経過時間を計測し、 前記移動通信網の回線速度に基づいて、該移動通信網を
    介して前記ユーザ端末に到達するまでの伝送遅延時間を
    予測し、 前記制限時間から前記経過時間と前記伝送遅延時間を引
    くことにより算出する請求項2記載の情報配信方法。
  4. 【請求項4】 前記余裕時間の閾値を計算する際に、 前記移動通信網の状態情報から総トラヒック量及び前記
    データのデータの種別毎のトラヒック割合の統計値を計
    測し、 各データの持つ経過時間から経過時間統計値を計測し、 各データの持つデータサイズからデータサイズの統計値
    を計測し、 前記リクエストに対するデータが前記移動通信網を介し
    て前記ユーザ端末に到達するまでの回線速度の統計値を
    計測し、 前記制限時間、前記トラヒック量及び前記トラヒック割
    合の統計値、前記経過時間統計値、前記データサイズの
    統計値、及び、前記回線速度の統計値から前記余裕時間
    の閾値を計算する請求項2記載の情報配信方法。
  5. 【請求項5】 複数の待ち行列から一つの待ち行列を選
    定する際に、 前記余裕時間と、前記余裕時間の閾値に基づいて、前記
    複数の待ち行列のうち、優先度の高い待ち行列から順
    に、該待行列の持つ余裕時間の閾値と、算出した該余裕
    時間を比較し、該余裕時間が該余裕時間の閾値以下の場
    合には、該待ち行列を選択し、該余裕時間が該余裕時間
    の閾値より大きい場合には、該待ち行列の次に優先度の
    高い待ち行列を比較対象とし、繰り返し待ち行列の持つ
    余裕時間の閾値と余裕時間との比較を行うことで待ち行
    列の選定を行う請求項2記載の情報配信方法。
  6. 【請求項6】 車両の運転中や歩行中など異なる移動環
    境下にある複数のユーザのユーザ端末から複数の情報提
    供者装置に対して、任意のタイミングで発行されたリク
    エストついて、該複数の情報提供者装置から提供された
    データを配信する情報配信装置であって、 前記ユーザ端末からの前記リクエストに対し、前記情報
    提供者装置から提供された前記データを、歩行中や運転
    中などのユーザの状態と、前記移動通信網の状態、及び
    情報の優先度に基づいて、前記ユーザの状態に応じた時
    間範囲内に配信する手段を有することを特徴とする情報
    配信装置。
  7. 【請求項7】 データ個別の情報、ユーザ状態情報、及
    び移動通信網の状態情報を管理する管理手段と、 前記データの配信制御を行う制御手段と、 前記データを受信し、前記制御手段からの制御に基づい
    て、待ち行列に各データを振り分け、該待ち行列に格納
    されているデータの配信を行う配信手段とを有し、 前記制御手段は、 前記データが前記ユーザ端末に到達するまでに待機可能
    な余裕時間を算出する余裕時間算出手段と、 前記管理手段からの情報に基づいて、前記待ち行列に前
    記データを振り分ける際の基準となる余裕時間の閾値を
    算出する余裕時間の閾値算出手段と、 前記余裕時間算出手段により算出した前記余裕時間と、
    前記余裕時間の閾値算出手段により算出した前記余裕時
    間の閾値に基づいて、各データを配信する際に複数の待
    ち行列から一つの待ち行列を選定する待ち行列選定手段
    とを有し、 前記配信手段は、 前記情報提供者装置からデータを受信し、前記待ち行列
    選定手段により選択された待ち行列に振り分ける振り分
    け手段と、 前記振り分け手段により振り分けられたデータを優先度
    を有する複数の待ち行列に格納する格納手段と、 前記優先度を有する複数の待ち行列のうち、優先度の高
    い待ち行列に格納されているデータから順に配信する配
    信手段とを有する請求項6記載の情報配信装置。
  8. 【請求項8】 前記余裕時間算出手段は、 前記データの種別から得られる前記データ自身が持つ特
    性と、その時々に応じたユーザの周囲環境及び該ユーザ
    自身の状態から動的に制限時間を算出する制限時間判定
    手段と、 前記ユーザ端末からリクエストが発行されてから該リク
    エストに対するデータが該ユーザ端末に届くまでに経過
    する経過時間を計測する経過時間計測手段と、 前記移動通信網の回線速度に基づいて、該移動通信網を
    介して前記ユーザ端末に到達するまでの伝送遅延時間を
    予測する伝送遅延時間予測手段と、 前記制限時間から前記経過時間計測手段により計測され
    た前記経過時間と、前記伝送遅延時間予測手段により予
    測された前記伝送遅延時間を引くことにより算出する余
    裕時間演算手段とを有する請求項7記載の情報配信装
    置。
  9. 【請求項9】 前記余裕時間の閾値計測手段は、 前記移動通信網の状態情報から総トラヒック量及び前記
    データのデータの種別毎のトラヒック割合の統計値を計
    測するトラヒック量/割合統計値計測手段と、 各データの持つ経過時間から経過時間統計値を計測する
    経過時間統計値計測手段と、 各データの持つデータサイズからデータサイズの統計値
    を計測するデータサイズ統計値計測手段と、 前記リクエストに対するデータが前記移動通信網を介し
    て前記ユーザ端末に到達するまでの回線速度の統計値を
    計測回線速度統計値計測手段と、 前記余裕時間算出手段により算出された前記余裕時間、
    前記トラヒック量及び前記トラヒック割合の統計値、前
    記経過時間統計値、前記データサイズの統計値、及び、
    前記回線速度の統計値から前記余裕時間の閾値を計算す
    る閾値演算手段とを有する請求項7記載の情報配信装
    置。
  10. 【請求項10】 前記待ち行列選定手段は、 前記余裕時間と、前記余裕時間の閾値に基づいて、前記
    複数の待ち行列のうち、優先度の高い待ち行列から順
    に、該待行列の持つ余裕時間の閾値と、算出した該余裕
    時間を比較し、該余裕時間が該余裕時間の閾値以下の場
    合には、該待ち行列を選択し、該余裕時間が該余裕時間
    の閾値より大きい場合には、該待ち行列の次に優先度の
    高い待ち行列を比較対象とし、繰り返し待ち行列の持つ
    余裕時間の閾値と余裕時間との比較を行うことで待ち行
    列の選定を行う比較手段を有する請求項7記載の情報配
    信装置。
  11. 【請求項11】 車両の運転中や歩行中など異なる移動
    環境下にある複数のユーザのユーザ端末から複数の情報
    提供者装置に対して、任意のタイミングで発行されたリ
    クエストついて、該複数の情報提供者装置が提供するデ
    ータを配信する情報配信プログラムであって、 前記ユーザ端末からの前記リクエストに対し、前記情報
    提供者装置から提供された前記データを、歩行中や運転
    中などのユーザの状態と、前記移動通信網の状態、及び
    情報の優先度に基づいて、前記ユーザの状態に応じた時
    間範囲内に配信するプロセスを有することを特徴とする
    情報配信プログラム。
  12. 【請求項12】 データ個別の情報、ユーザ状態情報、
    及び移動通信網の状態情報を管理する管理プロセスと、 前記データの配信制御を行う制御プロセスと、 前記データを受信し、前記制御プロセスからの制御に基
    づいて、待ち行列に各データを振り分け、該待ち行列に
    格納されているデータの配信を行う配信プロセスとを有
    し、 前記制御プロセスは、 前記データが前記ユーザ端末に到達するまでに待機可能
    な余裕時間を算出する余裕時間算出プロセスと、 前記管理プロセスからの情報に基づいて、前記待ち行列
    に前記データを振り分ける際の基準となる余裕時間の閾
    値を算出する余裕時間の閾値算出プロセスと、 前記余裕時間算出プロセスにより算出した前記余裕時間
    と、前記余裕時間の閾値算出プロセスにより算出した前
    記余裕時間の閾値に基づいて、各データを配信する際に
    複数の待ち行列から一つの待ち行列を選定する待ち行列
    選定プロセスとを有し、 前記配信プロセスは、 前記情報提供者装置からデータを受信し、前記待ち行列
    選定プロセスにより選択された待ち行列に振り分ける振
    り分けプロセスと、 前記振り分けプロセスにより振り分けられたデータを優
    先度を有する複数の待ち行列に格納する格納プロセス
    と、 前記優先度を有する複数の待ち行列のうち、優先度の高
    い待ち行列に格納されているデータから順に配信する配
    信プロセスとを有する請求項11記載の情報配信プログ
    ラム。
  13. 【請求項13】 前記余裕時間算出プロセスは、 前記データの種別から得られる前記データ自身が持つ特
    性と、その時々に応じたユーザの周囲環境及び該ユーザ
    自身の状態から動的に制限時間を算出する制限時間判定
    プロセスと、 前記ユーザ端末からリクエストが発行されてから該リク
    エストに対するデータが該ユーザ端末に届くまでに経過
    する経過時間を計測する経過時間計測プロセスと、 前記移動通信網の回線速度に基づいて、該移動通信網を
    介して前記ユーザ端末に到達するまでの伝送遅延時間を
    予測する伝送遅延時間予測プロセスと、 前記制限時間から前記経過時間計測プロセスにより計測
    された前記経過時間と、前記伝送遅延時間予測プロセス
    により予測された前記伝送遅延時間を引くことにより算
    出する余裕時間演算プロセスとを有する請求項12記載
    の情報配信プログラム。
  14. 【請求項14】 前記余裕時間の閾値計測プロセスは、 前記移動通信網の状態情報から総トラヒック量及び前記
    データのデータの種別毎のトラヒック割合の統計値を計
    測するトラヒック量/割合統計値計測プロセスと、 各データの持つ経過時間から経過時間統計値を計測する
    経過時間統計値計測プロセスと、 各データの持つデータサイズからデータサイズの統計値
    を計測するデータサイズ統計値計測プロセスと、 前記リクエストに対するデータが前記移動通信網を介し
    て前記ユーザ端末に到達するまでの回線速度の統計値を
    計測回線速度統計値計測プロセスと、 前記余裕時間算出プロセスにより算出された前記余裕時
    間、前記トラヒック量及び前記トラヒック割合の統計
    値、前記経過時間統計値、前記データサイズの統計値、
    及び、前記回線速度の統計値から前記余裕時間の閾値を
    計算する閾値演算プロセスとを有する請求項12記載の
    情報配信プログラム。
  15. 【請求項15】 前記待ち行列選定プロセスは、 前記余裕時間と、前記余裕時間の閾値に基づいて、前記
    複数の待ち行列のうち、優先度の高い待ち行列から順
    に、該待行列の持つ余裕時間の閾値と、算出した該余裕
    時間を比較し、該余裕時間が該余裕時間の閾値以下の場
    合には、該待ち行列を選択し、該余裕時間が該余裕時間
    の閾値より大きい場合には、該待ち行列の次に優先度の
    高い待ち行列を比較対象とし、繰り返し待ち行列の持つ
    余裕時間の閾値と余裕時間との比較を行うことで待ち行
    列の選定を行う比較プロセスを有する請求項12記載の
    情報配信プログラム。
  16. 【請求項16】 車両の運転中や歩行中など異なる移動
    環境下にある複数のユーザのユーザ端末から複数の情報
    提供者装置に対して、任意のタイミングで発行されたリ
    クエストついて、該複数の情報提供者装置が提供するデ
    ータを配信する情報配信プログラムを格納した記憶媒体
    であって、 請求項11乃至請求項15記載の情報配信プログラムを
    格納したことを特徴とする情報配信プログラムを格納し
    た記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318470A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Sony Corp サーバ装置、送信順序決定方法およびコンテンツ配信システム
JP2008543172A (ja) * 2005-05-27 2008-11-27 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) パケットデータ・ネットワークにおけるスケジューリングを改良するための方法および装置
JP2009104410A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Sony Corp データ記録装置,データ記録装置の内部制御方法及びデータ記録システム
JP2013257834A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Sharp Corp データ配信システム、データ配信方法及び配信サーバー

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