JP2002312650A - 業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法 - Google Patents

業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法

Info

Publication number
JP2002312650A
JP2002312650A JP2001119800A JP2001119800A JP2002312650A JP 2002312650 A JP2002312650 A JP 2002312650A JP 2001119800 A JP2001119800 A JP 2001119800A JP 2001119800 A JP2001119800 A JP 2001119800A JP 2002312650 A JP2002312650 A JP 2002312650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
business
customer
information
production equipment
providing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001119800A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingen Kinoshita
真言 木下
Takeshi Kobayashi
丈司 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Microelectronics Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Microelectronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Microelectronics Co Ltd filed Critical Ricoh Microelectronics Co Ltd
Priority to JP2001119800A priority Critical patent/JP2002312650A/ja
Publication of JP2002312650A publication Critical patent/JP2002312650A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が満足する業務を低コストで提供するこ
とができる業務受注方法、業務提供方法、業務受注シス
テム及び業務提供システムを提供する。 【解決手段】 業務に関するニーズを顧客から取得する
工程Aと、工程Aで取得したニーズに基づいて業務に関
する複数のアイデアを顧客に提示する工程Bと、工程B
で提示した複数のアイデアの中から少なくとも一つを顧
客が選択する工程Cと、工程Cで選択したアイデアに基
づいて業務の内容を決定する工程Dとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の顧客のニー
ズに応じて、レーザ加工装置等の生産設備を納入する業
務、部品を生産して納品する業務、部品や装置などを検
査する業務、その他の特定の顧客から業務を受注する業
務受注方法、業務提供方法、業務受注システム及び業務
提供システム、並びに生産設備設計方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、情報技術(IT)産業の発達によ
り、IT関連製品を生産する生産システムや生産装置な
どの生産設備において、生産プロセスの微細化、高速
化、フレキシブル化などが求められるようになってきて
いる。また、近年の環境保護に関する意識の高まりによ
り、IT関連製品に限らず一般製品を生産するための生
産設備において、環境保護が求められるようになってき
ている。このように近年の社会情勢の変化により、生産
設備についても、多種多様なニーズが求められるように
なってきている。
【0003】従来、このような生産設備の納入に関して
顧客から受注する業務受注方法としては、図10に示す
ように顧客の多種多様なニーズに対応できるように市場
ニーズ調査に基づいて標準化され量販されている汎用の
標準製品のカタログを顧客に提示し、そのカタログの中
から顧客のニーズに一番適したものを選択して顧客が組
み合わせ、改良してもらう方法が一般的であった。この
ように顧客によって選択された汎用の標準製品が製造さ
れ、顧客先に納品されて設置されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
業務受注方法では、標準化された汎用の生産設備やパー
ツから顧客が選択しなければならなかったので、必ずし
も顧客の生産プロセスニーズに合致した生産設備が納入
されるとは限らないという問題点があった。また、顧客
が汎用品の組み合わせや改良によって自社の生産プロセ
スに適合する装置・設備とするには、多大な労力と工数
を要し、独自の技術やノウハウを持たない会社にとって
は高額であるが故にリスクを伴い、投資意欲を減退させ
てしまうという問題点があった。
【0005】なお、上記問題点は、製品を生産する生産
設備を納入する業務を受注する場合だけでなく、他の業
務を受注する場合にも同様に発生し得るものである。例
えば、印刷マスク、基板などの部品を生産して納品する
業務、部品や装置を検査する業務、生産設備を制御する
制御プログラム等のソフトウェアを開発して納品する業
務を受注する場合にも、同様に発生し得るものである。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、顧客が満足する業務を低コ
ストで提供することができる業務受注方法、業務提供方
法、業務受注システム及び業務提供システムを提供する
ことである。また、第2の目的は、第1の目的に係る業
務受注方法で得られた仕様及び設計の内容を用いること
により、低コストで汎用の生産設備を設計することがで
きる生産設備設計方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、特定の顧客から業務を受
注する業務受注方法であって、該業務に関するニーズを
該顧客から取得する工程Aと、該工程Aで取得した該ニ
ーズに基づいて該業務に関する複数のアイデアを該顧客
に提示する工程Bと、該工程Bで提示した複数のアイデ
アの中から少なくとも一つを該顧客が選択する工程C
と、該工程Cで選択したアイデアに基づいて該業務の内
容を決定する工程Dとを有することを特徴とするもので
ある。この業務受注方法では、発注予定の業務に関する
ニーズを顧客から取得することにより、顧客がどのよう
なニーズを持っているかを把握する。このニーズに基づ
いて、過去の経験や最新の技術情報等を考慮し、顧客の
ニーズを満たす実現可能な複数のアイデアを顧客に提示
する。この提示された複数のアイデアの中から少なくと
も一つのアイデアを顧客に選択してもらう。そして、顧
客が選んだアイデアに基づいて、顧客が満足するように
業務の内容を決定することにより、顧客のニーズに合致
した業務を提供できるようになる。また、従来の標準装
置の場合に行っていた市場ニーズ調査やその調査で得ら
れた市場ニーズを満たす業務内容の決定を行う必要がな
いので、業務提供の低コスト化を図ることができる。こ
こで、上記顧客によって選択される可能性がある各アイ
デアについては、そのアイデアが選択されたときにどの
ような業務の内容にすべきかを前もって整理しておくこ
とができるので、顧客のニーズに適合した業務の内容を
決定するまでの時間が、上記アイデアを提示しない場合
に比して短くなる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の業務受注方
法において、上記顧客から受注する業務が、特定の生産
対象物を生産する生産設備の納入に関する業務であり、
上記工程Dが、該顧客が選択したアイデアに基づいて該
生産設備の仕様を決定し設計を行う工程を含むことを特
徴とするものである。ここで、上記「生産設備」には、
単体の生産装置のほか、複数の装置を組み合わせて構築
される生産システムも含まれる。以下、同様である。こ
の業務受注方法では、特定の生産対象物を生産する生産
設備に関するニーズを顧客から取得し、このニーズを満
たす実現可能な複数のアイデアを顧客に提示する。この
提示された複数のアイデアの中から少なくとも一つのア
イデアを顧客に選択してもらう。そして、顧客が選んだ
アイデアに基づいて、顧客が満足するように生産設備の
仕様を決定し設計を行うことにより、顧客のニーズに合
致した生産設備を納入できるようになる。また、従来の
標準装置の場合に行っていた市場ニーズ調査やその調査
で得られた市場ニーズを満たす生産設備の仕様及び設計
を行う必要がないので、顧客に納入する生産設備の低コ
スト化を図ることができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の業務
受注方法において、上記工程A、工程B及び工程Cの少
なくとも一つにおける情報のやり取りを、通信回線を介
して行うことを特徴とするものである。この業務受注方
法では、顧客が遠隔地にいる場合でも、顧客との間で通
信回線を介して上記ニーズやアイデア等の情報のやり取
りを行うことができる。
【0010】請求項4の発明は、特定の顧客に業務を提
供する業務提供方法であって、請求項1の業務受注方法
における工程A、工程B、工程C及び工程Dと、該工程
Dで決定した内容に基づいて業務を提供する工程Eとを
有することを特徴とするものである。この業務提供方法
では、上記顧客が選んだアイデアに基づいて、顧客が満
足するように業務の内容を決定した後、この内容に基づ
いて顧客に業務を提供する。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の業務提供方
法において、上記顧客から受注する業務が、特定の生産
対象物を生産する生産設備の納入に関する業務であり、
上記工程Dが、該顧客が選択したアイデアに基づいて該
生産設備の仕様を決定し設計を行う工程を含み、上記工
程Eが、該仕様及び設計の内容に基づいて該生産設備を
製造し、顧客に納入するとともに、該生産設備の稼動に
関する情報を顧客に提供する工程であることを特徴とす
るものである。ここで、上記「生産設備の稼動に関する
情報」としては、生産設備の稼動に必要なデータやノウ
ハウ等を挙げることができる。この業務提供方法では、
上記顧客が選んだアイデアに基づいて、顧客が満足する
ように生産設備の仕様を決定し設計を行う。この仕様及
び設計の内容に基づいて生産設備を製造し、顧客に納入
する。そして、納入した生産設備の稼動に関する情報を
顧客に提供し、生産設備の稼動をスムーズに開始できる
ようにする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5の業務提供方
法において、上記工程Eにおける生産設備の製造を、複
数の外部業者の中から選択した特定の外部業者に行わせ
ることを特徴とするものである。この業務提供方法で
は、複数の外部業者の中から、上記仕様及び設計の内容
に基づく生産設備の製造に適した特定の外部業者を選択
して、生産設備を製造させる。
【0013】請求項7の発明は、請求項5の業務提供方
法において、上記生産設備を顧客に納入した後、該顧客
に対するコンサルタント業務を通じて、該生産設備の稼
動に関する情報をさらに提供していく工程Fを有するも
のである。この業務提供方法では、生産設備を顧客に納
入した後、コンサルタント業務を通じて、生産設備の稼
動に関する情報をさらに提供していくことにより、顧客
が生産設備の稼動条件等を改善できるようにする。
【0014】請求項8の発明は、請求項6、7又は8の
業務提供方法において、上記生産設備を顧客に納入した
後、該生産設備を保守する工程Gを有することを特徴と
するものである。この業務提供方法では、生産設備を顧
客に納入した後、生産設備を保守することにより、生産
設備の適正な稼動を維持できるようにする。
【0015】請求項9の発明は、請求項4、5、6、7
又は8の業務提供方法において、上記複数の工程の少な
くとも一つを、通信回線を用いて行うことを特徴とする
ものである。この業務提供方法では、顧客が遠隔地にい
る場合でも、顧客との間で通信回線を介して上記ニーズ
やアイデア等の情報のやり取りを行うことができる。
【0016】請求項10の発明は、特定の顧客から業務
を受注するときに用いる業務受注システムであって、該
業務に関するニーズの情報を該顧客から取得するニーズ
情報取得手段と、該ニーズ取得手段で取得した該ニーズ
の情報に基づいて該業務に関する複数のアイデアの情報
を該顧客に提示するアイデア情報提示手段と、該顧客に
提示した複数のアイデアの中から少なくとも一つを該顧
客に選択させて該選択の情報を取得する選択情報取得手
段と、該選択情報取得手段で取得した該選択の情報に基
づいて該業務の内容を決定する業務内容決定手段とを備
えたことを特徴とするものである。この業務受注システ
ムでは、ニーズ情報取得手段により発注予定の業務に関
するニーズの情報を顧客から取得し、顧客がどのような
ニーズを持っているかを把握する。このニーズの情報に
基づいて、過去の経験や最新の技術情報等を考慮し、ア
イデア情報提示手段により顧客のニーズを満たす実現可
能な複数のアイデアの情報を顧客に提示する。この提示
された複数のアイデアの中から少なくとも一つのアイデ
アを顧客に選択してもらい、選択情報取得手段により顧
客の選択の情報を取得する。そして、業務内容決定手段
により、顧客が選んだアイデアに基づいて、顧客が満足
するように業務の内容を決定することにより、顧客のニ
ーズに合致した業務を提供できるようになる。また、従
来の標準装置の場合に行っていた市場ニーズ調査やその
調査で得られた市場ニーズを満たす業務内容の決定を行
う必要がないので、業務提供の低コスト化を図ることが
できる。ここで、上記顧客によって選択される可能性が
ある各アイデアについては、そのアイデアが選択された
ときにどのような業務の内容にすべきかを前もって整理
しておくことができるので、顧客のニーズに適合した業
務の内容を決定するまでの時間が、上記アイデアを提示
しない場合に比して短くなる。
【0017】請求項11の発明は、請求項10の業務受
注システムにおいて、上記顧客から受注する業務が、特
定の生産対象物を生産する生産設備の納入に関する業務
であり、上記業務内容決定手段を、該顧客が選択したア
イデアに基づいて該生産設備の仕様を決定し設計を行う
ように構成したことを特徴とするものである。この業務
受注システムでは、ニーズ情報取得手段により特定の生
産対象物を生産する生産設備に関するニーズを顧客から
取得する。そして、このニーズを満たす実現可能な複数
のアイデアをアイデア情報提示手段によって顧客に提示
する。この提示された複数のアイデアの中から少なくと
も一つのアイデアを顧客に選択してもらい、選択情報取
得手段により顧客の選択の情報を取得する。そして、業
務内容決定手段により、顧客が選んだアイデアに基づい
て、顧客が満足するように生産設備の仕様を決定し設計
を行う。
【0018】請求項12の発明は、請求項10又は11
の業務受注システムにおいて、上記ニーズ情報取得手
段、上記アイデア情報提示手段及び上記選択情報取得手
段の少なくとも一つを、通信回線を用いて行うように構
成したことを特徴とするものである。この業務受注シス
テムでは、顧客が遠隔地にいる場合でも、顧客との間で
通信回線を介して、上記各手段の少なくとも一つにおけ
る情報のやり取りを行うことができる。
【0019】請求項13の発明は、特定の生産対象物を
生産する生産設備の納入に関する業務を顧客に提供する
ときに用いる業務提供システムであって、請求項11の
業務受注システムと、上記生産設備の納入にあたって、
該生産設備の稼動に関する情報を顧客に提供する稼動情
報提供手段を備えたことを特徴とするものである。この
業務提供システムでは、稼動情報提供手段により、納入
した生産設備の稼動に関する情報を顧客に提供し、生産
設備の稼動をスムーズに開始できるようにする。
【0020】請求項14の発明は、請求項13の業務提
供システムにおいて、上記生産設備の製造の少なくとも
一部を外注する外部業者に関するデータを記録した外部
業者データ記録手段と、該外部業者データ記録手段に記
録した複数の外部業者の中から、顧客が満足する特定の
外部業者を選択する外部業者選択手段と、該外部業者選
択手段で選択した外部業者に対して、該顧客が選択した
アイデアに基づいて決定した該生産設備の仕様及び設計
の情報を提供する仕様・設計情報提供手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。この業務提供システムで
は、外部業者選択手段により、外部業者データ記録手段
に記録した複数の外部業者の中から、上記仕様及び設計
の内容に基づく生産設備の製造に適した特定の外部業者
を選択する。そして、仕様・設計情報提供手段により、
外部業者選択手段で選択した外部業者に対して、顧客が
選択したアイデアに基づいて決定した生産設備の仕様及
び設計の情報を提供し、選択した外部業者に生産設備を
製造させる。
【0021】請求項15の発明は、請求項13又は14
の業務提供システムにおいて、上記ニーズ情報取得手
段、上記アイデア情報提示手段、上記選択情報取得手
段、上記稼動情報提供手段、及び上記仕様・設計情報提
供手段の少なくとも一つを、通信回線を用いて行うよう
に構成したことを特徴とするものである。この業務提供
システムでは、顧客が遠隔地にいる場合でも、顧客との
間で通信回線を介して、上記各手段の少なくとも一つに
おける情報のやり取りを行うことができる。
【0022】なお、上記「通信回線」としては、無線の
通信回線、有線の通信回線及びそれらが混在した通信回
線とがある。無線の通信回線としては、衛星通信回線
や、携帯電話と中継基地との間の通信回線等が挙げられ
る。また、有線の通信回線としては、アナログ及びデジ
タルの一般公衆回線や特定の利用者間に設けられた専用
回線等を挙げることができる。そして、これらの回線を
介した情報のやり取りは、例えば、モデムなどを介して
相手のコンピュータに直接アクセスするリモートアクセ
スシステム、不特定者を対象としたインターネット(W
ebシステム、電子メール)、特定のユーザに限定した
パソコン通信ネットワーク、通常の電話やFAX等を用
いて行うことができる。
【0023】上記第2の目的を達成するために、請求項
16の発明は、汎用の生産設備を設計する生産設備設計
方法であって、請求項3の業務受注方法の上記工程Dで
得られた上記生産設備の仕様及び設計の内容に基づい
て、汎用の生産設備を設計することを特徴とするもので
ある。この生産設備設計方法では、市場ニーズと近いと
考えられる上記顧客から取得したニーズを反映させた生
産設備の仕様及び設計の内容に基づいて、汎用の生産設
備を設計する。これにより、汎用の生産設備の開発・設
計に要する時間が、生産設備の市場ニーズの調査から始
める場合に比して短くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、生産設備として
のレーザ加工装置を納入するという業務を加工装置メー
カーが受注する業務受注方法に適用した実施形態につい
て説明する。
【0025】図1は、本実施形態に係る業務受注方法の
工程を示すフローチャートである。また、図2は、同業
務受注方法における顧客と加工装置メーカとの情報等の
やり取りを示す説明図である。この業務受注方法では、
まず、発注予定のレーザ加工装置に関するニーズを顧客
から取得する(ステップA)。これにより、顧客がレー
ザ加工装置に関してどのようなニーズを持っているかを
把握する。以下、顧客から、「被加工物を均一に加工し
たい。」というニーズを取得した場合について説明す
る。
【0026】次に、上記ニーズに基づいて、過去の経験
や最新の技術情報等を考慮し、顧客のニーズを満たす実
現可能な複数のアイデアを顧客に提示する(ステップ
B)。例えば、上記「被加工物を均一に加工したい。」
というニーズに対して、次に示すような複数のアイデア
を提示する。
【0027】(アイデア1)第1のアイデアは、紫外の
パルスレーザ(エキシマレーザ又はYAGレーザの高調
波)を用いることである。この紫外のパルスレーザを用
いた場合は、熱の発生を伴わない「アブレーション」と
呼ばれる現象により、被加工物を非熱加工することがで
きるため、熱レーザを用いた場合に比較して加工精度が
優れ、均一加工が可能となる。 (アイデア2)第2のアイデアは、被加工物をセットす
るX−Yテーブルの移動速度に応じてレーザの制御信号
(トリガ信号)の周波数を制御することである。このよ
うにレーザを制御する場合は、加工の途中で被加工物の
移動速度が変化する場合でも、被加工物の各加工位置に
おける単位時間当たりのレーザ光の照射量を均一にする
ことができ、均一加工が可能となる。 (アイデア3)第3のアイデアは、基板に照射するレー
ザ光の断面(照射方向と直交する面)内でのエネルギー
密度分布を均一にすることである。このようにレーザ光
のエネルギー密度分布を均一にすることにより、加工寸
法のばらつきのない均一加工が可能となる。上記エネル
ギー密度分布を均一にする方法としては、例えば、レー
ザ光源から被加工物にレーザ光をガイドする光学部材を
してステップインデックス型の光ファイバを用いる方法
が考えられる。
【0028】次に、顧客に提示された上記(1)〜
(3)の複数のアイデアの中からアイデアを顧客に選択
してもらう(ステップC)。顧客に選択してもらう数は
一つでもいいし、複数でもよい。
【0029】次に、顧客が選んだアイデアに基づいて、
顧客が満足するようにレーザ加工装置の仕様を決定し設
計を行う。例えば、顧客が上記3つのアイデアのうち
(1)及び(2)を選択した場合、光源として紫外パル
スレーザ(エキシマレーザ又はYAGレーザの高調波)
を用いるとともに、X−Yテーブルの移動速度に応じて
紫外パルスレーザの駆動制御信号(トリガ信号)の周波
数を制御するように、レーザ装置の仕様を決定して設計
する。
【0030】図3は、上記選択されたアイデアに基づい
て設計されたレーザ加工装置の一例を示す概略構成図で
ある。図3において、被加工物10は、X−Yテーブル
11の載置台上に載置される。X−Yテーブル11は、
駆動モータ12によりX−Y方向に駆動される。この駆
動モータ12には、該モータの可動部の移動速度に比例
した周波数の同期信号(パルス)を発生させるエンコー
ダ13が取り付けられている。このエンコーダ13から
出力される信号は、レーザ駆動装置14に送られる。一
方、紫外パルスレーザ15は、駆動トリガ信号に基づい
てレーザ光16を発生する。この紫外パルスレーザ15
から発せられたレーザ光16は、集光レンズ17を介し
て被加工物10の加工面に照射される。ここで、紫外パ
ルスレーザ15から発するレーザ光16の繰り返し周波
数が、被加工物10の移動速度に比例して変化するよう
に、紫外パルスレーザ14が制御されている。この制御
を行うレーザ駆動装置14では、エンコーダ13から出
力されたX方向及びY方向の同期信号(パルス信号)か
ら合成移動速度を演算し、この合成移動速度に応じた駆
動トリガ信号を出力する。このように紫外パルスレーザ
15から発するレーザ光16の繰り返し周波数が、被加
工物10の移動速度に比例して変化するように制御する
ことにより、被加工物10の加工面に照射されるレーザ
ー光16の単位時間及び単位面積当たりの照射エネルギ
ー密度が一定になるので、均一な加工を実現することが
できる。
【0031】以上、本実施形態の受注方法では、顧客の
ニーズに基づいて加工装置メーカ側から複数のアイデア
を提示し、これらのアイデアの中から顧客が選択したア
イデアに基づいてレーザ加工装置の仕様の決定し、設計
を行っている。したがって、顧客が満足するレーザ加工
装置を顧客に納入することができる。また、従来の標準
装置の場合に行っていた市場ニーズ調査やその調査で得
られた市場ニーズを満たす装置開発・設計を行う必要が
ないので、レーザ加工装置の低コスト化を図ることがで
きる。
【0032】なお、上記実施形態の業務受注方法におい
て、顧客によって選択される可能性がある各アイデアに
ついては、そのアイデアが選択されたときにどのように
仕様を決定し装置を設計すべきかを前もって整理してお
くのが好ましい。この場合は、顧客がニーズを選択して
から、ニーズに適合したレーザ加工装置の仕様及び設計
の内容を決定するまでの時間を短縮することができる。
【0033】また、本実施形態の受注方法では、図4に
示すように、レーザ加工装置の仕様及び設計の内容を決
定した後、その仕様及び設計の内容を顧客に提示すると
ともに、顧客からの承認を受け、必要に応じて修正を加
えることにより、最終的な仕様及び設計の内容の決定す
るようにしてもよい。
【0034】また、顧客のニーズの取得や、顧客への複
数のアイデアの提示、顧客のアイデア選択情報の取得等
の顧客と加工装置メーカとの間の情報のやり取りは、顧
客との面談打合せにおいて行ってもいいし、電子メー
ル、電話、FAX、郵送等の通信手段を介して行っても
よい。また、インターネットを利用した通信手段で行っ
てもよい。たとえば、加工装置メーカのWebページに
上記アイデアを表示したり、Webページ内にデータ入
力欄を設け、このデータ入力欄から上記ニーズやアイデ
ア選択の情報を入力することにより、情報のやり取りを
行うようにしてもよい。特に、世界中にめぐらされたイ
ンターネットの通信網を利用した場合は、世界中の顧客
から、上記オーダーメードのレーザ加工装置の受注を低
コストで効率的に受けることができる。
【0035】図5は、上記受注方法と、顧客から受注し
たレーザ加工装置の製造及び納入とを含む業務提供方法
の工程を示すフローチャートである。また、図6は、同
業務提供方法における顧客と加工装置メーカとの情報等
のやり取りを示す説明図である。この業務提供方法で
は、前述のようにレーザ加工装置の仕様及び設計の内容
を決定した後、実際の業務の提供を実行する。具体的に
は、前述の工程A〜Dにより決定したレーザ加工装置の
仕様及び設計の内容に基づいて、レーザ加工装置を製造
し、顧客に納入するとともに、レーザ加工装置の稼動に
必要なデータやノウハウを顧客に提供する(ステップ
E)。このようにレーザ加工装置の納入とともに稼動に
必要なデータやノウハウを提供することにより、レーザ
加工装置の稼動をスムーズに開始することができる。
【0036】なお、上記レーザ加工装置の製造は、外部
業者に行わせてもよい。例えば、図7に示すように、各
種加工装置の製造に関して外注可能な複数の外部業者
(パートナー)を予めリストアップしておく。これらの
中で顧客が一番満足と思われる外部業者に対して、レー
ザ加工装置の仕様及び設計の内容を提供し、レーザ加工
装置を製造させる。
【0037】また、図8に示すように、上記レーザ加工
装置を納入した後、顧客に対するコンサルテーション
(コンサルタント業務)と通して、レーザ加工装置の稼
動に必要なデータやノウハウを更に提供するのが好まし
い。この場合は、レーザ加工装置納入後に、顧客がレー
ザ加工装置の稼動条件等を改善できる。また、顧客に納
入したレーザ加工装置の適正な稼動を維持できるよう
に、納入後のメンテナンス業務を行うのが好ましい。
【0038】また、上記業務受注方法によって受注した
レーザ加工装置の仕様及び設計の内容に基づいて、汎用
のレーザ加工装置を設計してもよい。例えば、特定の顧
客から受注した前述のレーザ加工装置、すなわち光源と
して紫外パルスレーザを用いるとともに、X−Yテーブ
ルの移動速度に応じて紫外パルスレーザの駆動制御信号
(トリガ信号)の周波数を制御するように構成したレー
ザ加工装置を、上記顧客が想定している被加工物以外の
さまざまな被加工物についても均一加工ができるよう
に、汎用のレーザ加工装置を設計する。このような設計
方法を採用することにより、汎用のレーザ加工装置の設
計に要する時間を、市場ニーズの調査から始める場合に
比して短縮することができるので、汎用のレーザ加工装
置の設計の低コスト化を図ることができる。
【0039】図9は、本実施形態に係る業務受注システ
ムの一例を示す概略構成図である。この業務受注システ
ムは、特定の顧客がリモートアクセスできるように加工
装置メーカ側に設けた情報処理システム100を用いて
構成されている。この情報処理システム100は、ニ
ーズの情報を顧客から取得するニーズ情報取得手段と、
顧客から取得したニーズの情報に基づいて複数のアイ
デアの情報を顧客に提示するアイデア情報提示手段と、
顧客に提示した複数のアイデアの中から少なくとも一
つを顧客に選択させ、その選択の情報を取得する選択情
報取得手段として用いられる。また、上記情報処理シス
テム100は、顧客から取得した上記アイデア選択の
情報に基づいて、レーザ加工装置の仕様を決定し設計を
行う業務内容決定手段としても用いられる。
【0040】上記情報処理システム100は、各種情報
のデータを保存・管理するデータベース101aを有す
るサーバ101と、作業者がサーバ101に対して各種
データの入出力を行うための入出力装置102と、サー
バ101と外部の通信網200と接続するためのモデム
やターミナルアダプタなどからなる通信接続装置103
とを用いて構成される。上記サーバ101は、各種情報
データを読み出し可能に記録しておくためのハードディ
スク(HD)、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体を
備えたパソコン等のコンピュータ装置で構成されてい
る。また、このサーバ101の上記記憶媒体を用いて構
築された社員専用のデータベース101aには、顧客か
ら取得した過去のニーズに関する情報、レーザ加工装置
に関する各種技術情報、外部業者に関する各種情報等の
データが保存・管理され、必要に応じて抽出し利用でき
るようになっている。また、このサーバ101には、特
定の顧客がアクセスできるようにセキュリティ設定がな
された顧客用データ記録部101bと、特定の外部業者
がアクセスできるようにセキュリティ設定がなされた外
部業者用データ記録部101cとを有している。これら
の記録部101b、101cへのアクセスは、各顧客及
び外部業者ごとに設定されたユーザIDとパスワードで
管理されている。
【0041】上記入出力装置102は、パソコン等のコ
ンピュータ装置で構成することができ、サーバ101に
直結されたものでいいし、社内ネットワークを介して接
続されたものであってもよい。また、入出力装置102
は1台でもいいし、業務の受注に関係する社員のそれぞ
れが使用するできるように複数台設けてもよい。
【0042】上記加工装置メーカ側の情報処理システム
100に接続される通信網200としては、無線の通信
回線、有線の通信回線及びそれらが混在した通信回線と
を利用することができる。無線の通信回線としては、衛
星通信回線や、携帯電話と中継基地との間の通信回線等
が挙げられる。また、有線の通信回線としては、アナロ
グ及びデジタルの一般公衆回線や特定の利用者間に設け
られた専用回線等を挙げることができる。そして、これ
らの通信回線を介した情報のやり取りは、顧客や外部業
者が上記サーバ101に直接アクセスするリモートアク
セス、不特定者を対象としたインターネット(WEB、
電子メール)、特定のユーザに限定したパソコン通信ネ
ットワーク等を用いて行うことができる。このような通
信網200を介して、加工装置メーカ側の情報処理シス
テム100と、顧客側の情報端末装置300及び外部業
者側の情報端末装置400との間で、情報のやり取りが
可能になっている。なお、顧客側及び外部業者側の情報
端末装置300,400としては、ディスクトップ型の
パソコン等のコンピュータ装置のほか、携帯型のノート
パソコン、携帯電話等を挙げることができる。
【0043】上記構成の業務受注システムは、次のよう
に用いられる。例えば特定の顧客Aが加工装置メーカに
レーザ加工装置を発注するとき、顧客Aが情報端末装置
300を操作して加工装置メーカのサーバ101に接続
し、サーバ101内の顧客用データ記録部101bに、
発注予定のレーザ加工装置に関するニーズの情報を書き
込む。顧客のニーズが書き込まれると、その旨が、加工
装置メーカの受注担当者の入出力装置102に表示され
る。受注担当者は、自分の入出力装置102からサーバ
101の顧客用データ記録部101bにアクセスし、顧
客Aのニーズの情報をディスプレイ上に表示したり、プ
リンタでプリントしたりする。そして、顧客担当者は、
必要に応じて専門の技術者と相談し、顧客Aのニーズに
適合する複数のアイデアをリストアップし、その複数の
アイデア情報を顧客用データ記録部101bに書き込む
ことにより、顧客A側に提示する。このアイデア情報を
書き込んだ旨は、Eメール、電話、FAXなどによって
顧客に伝えてもよい。顧客Aは、再び加工装置メーカの
サーバ101にアクセスし、顧客用データ記録部101
bに記録して提示されている複数のアイデアを見て検討
し、それらの中から少なくとも一つのアイデアを選択
し、どれを選択したかを顧客用データ記録部101bの
所定領域に書き込む。この顧客用データ記録部101b
に記録されたアイデア選択に関するデータにより、受注
担当者は、顧客Aがどのアイデアを選択したかを把握す
ることができる。
【0044】次に、加工装置メーカの受注担当者は、上
記顧客Aから取得したアイデア選択情報を設計担当者に
伝える。設計担当者は、顧客Aが選択したアイデアに基
づいて、顧客Aが満足するレーザ加工装置の仕様を決定
し、設計を行う。この仕様の決定や装置の設計の作業に
ついても、上記情報処理システム100を用いることが
できる。例えば、顧客に提示する可能性があるレーザ加
工装置に関する各種アイデアと、各アイデアを採用した
場合の仕様及び設計の内容とを対応付けて、サーバ10
1のデータベース101aに予め記録しておく。そし
て、設計担当者が、顧客が選択したアイデア情報を入出
力装置102から入力すると、そのアイデア情報に適合
するレーザ加工装置の仕様及び設計の自動的に生成され
るように、サーバ10でデータ処理する。ここで、上記
設計担当者が決定した仕様及び設計に関するデータは、
レーザ加工装置の製造を開始する前に、サーバ101の
顧客用データ記録部101bに記録することにより、仕
様及び設計の内容を顧客Aに一旦提示してもよい。
【0045】なお、上記業務受注システムは、上記レー
ザ加工装置の納入という業務の受注だけでなく、レーザ
加工装置を実際に納入する段階における使用を含むよう
に、業務提供システムとして構築してもよい。この業務
提供システムは、自社で製造したレーザ加工装置の稼動
に関する稼動関連情報(各種データ及びノウハウ)を顧
客に提供する稼動情報提供手段としても使用することが
できる。この稼動関連情報のデータも、前述の顧客A側
に提示するアイデア情報の場合と同様に、サーバ101
の顧客用データ記録部101bに記録しておく。顧客A
は、加工装置メーカのサーバ101に適宜アクセスし、
上記加工関連情報を取得することができる。
【0046】また、上記レーザ加工装置は、顧客Aから
受注した加工装置メーカが製造するのではなく、レーザ
加工装置の一部又はすべてを外部業者に製造させてもよ
い。この場合は、予めパートナーとして提携している複
数の外部業者の中から、顧客Aが一番満足すると思われ
る外部業者を選択する。この外部業者の選択にも、上記
情報処理システム100を用いることができる。例え
ば、すべての外部業者に関するデータをサーバ101の
データベースに保存しておき、レーザ加工装置の仕様及
び設計を入力すると、そのレーザ加工装置の製造に最適
の外部業者を自動的に選択するように、サーバ101で
データ処理する。そして、上記顧客が選択したアイデア
に基づいて決定した仕様及び設計の情報を、選択された
特定の外部業者(例えば外部業者A)がアクセス可能な
外部業者用データ記録部101cに記録する。外部業者
Aは、サーバ101にアクセスし、外部業者用データ記
録部101cに記録されている仕様及び設計の情報を取
得し、その情報に沿ってレーザ加工装置を製造し、加工
装置メーカに納入する。なお、レーザ加工装置の製造
は、一つの外部業者が行ってもいいし、複数の外部業者
が分担して行ってもよい。
【0047】また、上記業務受注システム又は上記業務
提供システムの構成例では、顧客や外部業者が専用回線
や一般公衆回線等の通信網を介して加工装置メーカのサ
ーバに直接アクセスするように構築されているが、上記
システムは、インターネットを利用するように構築して
もよい。例えば、図9の破線で示すように、インターネ
ット通信網に接続されたメールサーバ110を介し、顧
客及び外部業者と加工装置メーカとの間で交わされる電
子メールにより、各種情報のやり取りを行うようにして
もよい。また、インターネット通信網に接続されたWe
bサーバ120に、特定の顧客や外部業者がアクセスで
きるようにセキュリティ設定がなされたWebページの
ファイルを保存しておき、このWebページを使って各
種情報のやり取りを行うようにしてもよい。ここで、上
記メールサーバ110及びWebサーバ120は、加工
装置メーカの会社内に設けたものを用いてもいいし、イ
ンターネット接続業者(プロバイダ)やレンタルサーバ
提供会社等が所有するサーバを用いてもよい。
【0048】なお、上記実施形態においては、レーザ加
工装置を顧客に納入するという業務を受注して提供する
場合について説明したが、本発明は、この業務に限定す
ることなく適用できるものである。例えば、部品を生産
して納品する業務、部品や装置などを検査する業務、生
産設備を制御する制御プログラム等のソフトウェアを開
発して納品する業務などを受注して提供する場合にも適
用できるものである。
【0049】
【発明の効果】請求項1乃至15の発明によれば、顧客
が満足する業務を低コストで提供することができるとい
う効果がある。
【0050】特に、請求項2、5、11及び13の発明
によれば、顧客が満足する生産設備の納入を低コストで
行うことができ、しかも納入した生産設備の稼動をスム
ーズに開始できるという効果がある。
【0051】特に、請求項3、9、12及び15の発明
によれば、顧客が遠隔地にいる場合でも、顧客との間で
通信回線を介して情報のやり取りを行うことができると
いう効果がある。
【0052】特に、請求項6及び14の発明によれば、
生産設備の製造に適した特定の外部業者を選択して生産
設備を製造させることができるので、顧客のニーズによ
り合致した生産設備を納入することができるという効果
がある。
【0053】特に、請求項7の発明によれば、生産設備
納入後にコンサルタント業務を通じて提供された生産設
備の稼動に関する情報により、顧客が生産設備の稼動条
件を改善できるようになるという効果がある。
【0054】特に、請求項8の発明によれば、顧客のニ
ーズに合致した生産設備の適正な稼動を長期にわたって
維持できるという効果がある。
【0055】請求項16の発明によれば、汎用の生産設
備の開発・設計に要する時間を、生産設備の市場ニーズ
の調査から始める場合に比して短縮することができるの
で、汎用の生産設備の設計の低コスト化を図ることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る業務受注方法のフロー
チャート。
【図2】同業務受注方法における情報等のやり取りを示
す説明図。
【図3】同業務受注方法で受注したレーザ加工装置の一
例を示す概略構成図。
【図4】変形例に係る業務受注方法のフローチャート。
【図5】本発明の実施形態に係る業務提供方法のフロー
チャート。
【図6】同業務提供方法における情報等のやり取りを示
す説明図。
【図7】変形例に係る業務提供方法における情報等のや
り取りを示す説明図。
【図8】他の変形例に係る業務提供方法における情報等
のやり取りを示す説明図。
【図9】本発明の実施形態に係る業務受注システム(業
務提供システム)の概略構成を示す説明図。
【図10】従来の生産設備に関する業務提供方法を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 顧客 2 加工装置メーカ 3 外部業者 10 被加工物 11 X−Yテーブル 12 駆動モータ 13 エンコーダ 14 レーザ駆動装置 15 紫外パルスレーザ 16 レーザ光 17 集光レンズ 100 情報処理システム 101 サーバ 101a データベース 101b 顧客用データ記録部 101c 外部業者用データ記録部 102 入出力装置 103 通信接続装置 110 メールサーバ 120 Webサーバ 200 通信網 300 顧客の情報端末装置 400 外部業者の情報端末装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の顧客から業務を受注する業務受注方
    法であって、 該業務に関するニーズを該顧客から取得する工程Aと、 該工程Aで取得した該ニーズに基づいて該業務に関する
    複数のアイデアを該顧客に提示する工程Bと、 該工程Bで提示した複数のアイデアの中から少なくとも
    一つを該顧客が選択する工程Cと、 該工程Cで選択したアイデアに基づいて該業務の内容を
    決定する工程Dとを有することを特徴とする業務受注方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1の業務受注方法において、 上記顧客から受注する業務が、特定の生産対象物を生産
    する生産設備の納入に関する業務であり、 上記工程Dが、該顧客が選択したアイデアに基づいて該
    生産設備の仕様を決定し設計を行う工程を含むことを特
    徴とする業務受注方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の業務受注方法において、 上記工程A、工程B及び工程Cの少なくとも一つにおけ
    る情報のやり取りを、通信回線を介して行うことを特徴
    とする業務受注方法。
  4. 【請求項4】特定の顧客に業務を提供する業務提供方法
    であって、 請求項1の業務受注方法における工程A、工程B、工程
    C及び工程Dと、 該工程Dで決定した内容に基づいて業務を提供する工程
    Eとを有することを特徴とする業務提供方法。
  5. 【請求項5】請求項4の業務提供方法において、 上記顧客から受注する業務が、特定の生産対象物を生産
    する生産設備の納入に関する業務であり、 上記工程Dが、該顧客が選択したアイデアに基づいて該
    生産設備の仕様を決定し設計を行う工程を含み、 上記工程Eが、該仕様及び設計の内容に基づいて該生産
    設備を製造し、顧客に納入するとともに、該生産設備の
    稼動に関する情報を顧客に提供する工程であることを特
    徴とする業務提供方法。
  6. 【請求項6】請求項5の業務提供方法において、 上記工程Eにおける生産設備の製造を、複数の外部業者
    の中から選択した特定の外部業者に行わせることを特徴
    とする業務提供方法。
  7. 【請求項7】請求項5の業務提供方法において、 上記生産設備を顧客に納入した後、該顧客に対するコン
    サルタント業務を通じて、該生産設備の稼動に関する情
    報をさらに提供していく工程Fを有することを特徴とす
    る業務提供方法。
  8. 【請求項8】請求項6、7又は8の業務提供方法におい
    て、 上記生産設備を顧客に納入した後、該生産設備を保守す
    る工程Gを有することを特徴とする業務提供方法。
  9. 【請求項9】請求項4、5、6、7又は8の業務提供方
    法において、 上記複数の工程の少なくとも一つを、通信回線を用いて
    行うことを特徴とする業務提供方法。
  10. 【請求項10】特定の顧客から業務を受注するときに用
    いる業務受注システムであって、 該業務に関するニーズの情報を該顧客から取得するニー
    ズ情報取得手段と、 該ニーズ取得手段で取得した該ニーズの情報に基づいて
    該業務に関する複数のアイデアの情報を該顧客に提示す
    るアイデア情報提示手段と、 該顧客に提示した複数のアイデアの中から少なくとも一
    つを該顧客に選択させて該選択の情報を取得する選択情
    報取得手段と、 該選択情報取得手段で取得した該選択の情報に基づいて
    該業務の内容を決定する業務内容決定手段とを備えたこ
    とを特徴とする業務受注システム。
  11. 【請求項11】請求項10の業務受注システムにおい
    て、 上記顧客から受注する業務が、特定の生産対象物を生産
    する生産設備の納入に関する業務であり、 上記業務内容決定手段を、該顧客が選択したアイデアに
    基づいて該生産設備の仕様を決定し設計を行うように構
    成したことを特徴とする業務受注システム。
  12. 【請求項12】請求項10又は11の業務受注システム
    において、 上記ニーズ情報取得手段、上記アイデア情報提示手段及
    び上記選択情報取得手段の少なくとも一つを、通信回線
    を用いて行うように構成したことを特徴とする業務受注
    システム。
  13. 【請求項13】特定の生産対象物を生産する生産設備の
    納入に関する業務を顧客に提供するときに用いる業務提
    供システムであって、 請求項11の業務受注システムと、 上記生産設備の納入にあたって、該生産設備の稼動に関
    する情報を顧客に提供する稼動情報提供手段を備えたこ
    とを特徴とする業務提供システム。
  14. 【請求項14】請求項13の業務提供システムにおい
    て、 上記生産設備の製造の少なくとも一部を外注する外部業
    者に関するデータを記録した外部業者データ記録手段
    と、 該外部業者データ記録手段に記録した複数の外部業者の
    中から、顧客が満足する特定の外部業者を選択する外部
    業者選択手段と、 該外部業者選択手段で選択した外部業者に対して、該顧
    客が選択したアイデアに基づいて決定した該生産設備の
    仕様及び設計の情報を提供する仕様・設計情報提供手段
    とを備えたことを特徴とする業務提供システム。
  15. 【請求項15】請求項13又は14の業務提供システム
    において、 上記ニーズ情報取得手段、上記アイデア情報提示手段、
    上記選択情報取得手段、上記稼動情報提供手段、及び上
    記仕様・設計情報提供手段の少なくとも一つを、通信回
    線を用いて行うように構成したことを特徴とする業務提
    供システム。
  16. 【請求項16】汎用の生産設備を設計する生産設備設計
    方法であって、 請求項3の業務受注方法の上記工程Dで得られた上記生
    産設備の仕様及び設計の内容に基づいて、汎用の生産設
    備を設計することを特徴とする生産設備設計方法。
JP2001119800A 2001-04-18 2001-04-18 業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法 Withdrawn JP2002312650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119800A JP2002312650A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119800A JP2002312650A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002312650A true JP2002312650A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18969956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119800A Withdrawn JP2002312650A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002312650A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6928396B2 (en) Network-based system for the manufacture of parts with a virtual collaborative environment for design, development and fabricator selection
US6785805B1 (en) Network-based configuration method for systems integration in test, measurement, and automation environments
US8306924B2 (en) Method and system for online submittal exchange
US20100257012A1 (en) Lead management system
US20050102394A1 (en) Automated task management and evaluation
US20060074919A1 (en) Searching industrial component data, building industry networks, and generating and tracking design opportunities
JP2005513603A (ja) ウェブ基盤の資産管理の方法およびシステム
EP1314108A1 (en) System and method for supply chain product and process development collaboration
US20050108232A1 (en) Electronic submittal method and system
US20030097288A1 (en) Inspection schedule management support system and inspection schedule management support method
KR20020041390A (ko) 인터넷을 이용한 건설사업관리방법 및 그 시스템
JP2007094494A (ja) 生産計画支援システム、生産計画支援方法及びプログラム
US20190026712A1 (en) Application sales management server system and edge server
JP4764275B2 (ja) 調整依頼支援装置、納期回答・出荷調整システムおよび納期回答・出荷調整方法
JP2002312650A (ja) 業務受注方法、業務提供方法、業務受注システム、業務提供システム、及び生産設備設計方法
JP2020144514A (ja) 海外対応アプリケーション販売管理サーバシステム
CN1536518A (zh) 设备采购系统及方法
JP7007312B2 (ja) 海外対応アプリケーション販売管理システム
CN1434407A (zh) 用于管理生产的装置和方法
WO2020237343A1 (en) Installation lifecycle management system
JP2001117983A (ja) 原価管理装置及び記録媒体
JP2006277451A (ja) 運用資産管理システム、運用資産管理方法およびプログラム
JP2001290976A (ja) リース契約支援装置、顧客側端末装置、リース会社側端末装置、リース契約方法および記録媒体
JP2004046546A (ja) 施設管理業務支援システム
JP2003059792A (ja) 仕様情報交換サーバ、仕様情報交換方法、仕様情報交換プログラム、特殊仕様製品の購入方法及び特殊仕様製品の販売方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701