JP2002312419A - 建物設計支援システム - Google Patents

建物設計支援システム

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JP2002312419A
JP2002312419A JP2001111186A JP2001111186A JP2002312419A JP 2002312419 A JP2002312419 A JP 2002312419A JP 2001111186 A JP2001111186 A JP 2001111186A JP 2001111186 A JP2001111186 A JP 2001111186A JP 2002312419 A JP2002312419 A JP 2002312419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計された建築の設計資料に基づいて建物立
体模型の組立セットを容易に且つ安価に提供し、立体模
型によって建物の認識を正確にできるようにする。 【解決手段】 建物立体模型9を組立てるボード片5
a,5b,5c・・・の外形模様色彩を粘着層8aを有
するシール紙8に印刷するため、建物の形状・寸法・模
様色彩等の設計情報から建物の外観・内観を作り出す主
要な建築部材を一定厚みの面部分の表面の模様色彩を設
計情報から決めて所定縮小率でボード片5a,5b,5
c・・・の外形・模様色彩をシール紙8に印刷するボー
ド片印刷プログラム部Bとを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅・ビル・その他
の土木建造物・建築物等の建物の設計の為の支援システ
ムであって、施主の希望・要望・意志に基づき、あるい
はコンピュータソフト・又は他人の助言の支援を受け
て、建物の間取り・外観・内観状態の基本設計を行う際
の、その設計された建物を簡単に立体模型化して建物の
出来上り状態を立体的に表現して建物を正確に且つ容易
に認識できるようにするコンピュータを用いた建物設計
支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータの建築設計用CAD
ソフトを用いた建物設計支援システムは、建物の建築様
式・建物の室配置例のモデル化したパターン,建物の各
建築部材・内装品・付属品の種類・寸法・模様・色彩の
ものを多数データベース化し、このデータベースで支援
して希望・要望の間取り・建具・壁材・床材・屋根等の
建物部材の種類・寸法・配置・模様・色彩等を選択決定
して、設計を迅速且つ容易にできるようにしている。そ
してその設計の建物の2次元・3次元表現の間取り図・
外観図・内観図をコンピュータ装置で計算して記憶し、
ディスプレイで表示しあるいは紙へ印刷して建物を視覚
によって認識できるようにしている。しかしながら、建
物の出来上り状態は、コンピュータのディスプレイで2
次元的、3次元的図形・画像として平面的に表示するだ
けであり、又紙に2次元・3次元表現(立体図,斜視
図)を印刷しても、建物の実体の認識が充分にできるも
のでなかった。建物の認識・理解を正確に且つ分かり易
くする為、建物の立体模型を手作業で製作して、立体模
型で建物の外観・形状を分り易くし、又屋根等を取り外
しできるようにして室内の内観も分り易くすることもあ
った。しかしながら、この立体模型は、設計された建物
の形状・寸法・模様・色彩の資料に基づいて、熟練者が
製作するものであり、時間と費用がかかるものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、設計され
た建物の設計資料に基づいてコンピュータを用いて容易
且つ迅速に建物立体模型を組み立てられる状態のセット
を提供できるようにして建物の立体的認識を正確且つ安
価にできる建物設計支援システムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 建物の間取り,建物部材の配置位置・種類・寸
法,建物の外観・室内の内観の設計情報を入力して記憶
し、これらの2次元・3次元表現の図面・イメージを表
示・印刷できるコンピュータを用いた建物設計支援シス
テムに於いて、所定厚みで所定の外形と表面模様色彩と
を有する複数のボード片から組立てられる建物立体模型
のボード片を建物の設計情報から製作する組立模型用ボ
ード片セット製作手段を有し、建物の設計情報に基づい
て建物立体模型を簡易に組立できるボード片セットを提
供できるようにしたことを特徴とする建物設計支援シス
テム 2) 組立模型用ボード片セット製作手段が、建物の外
観又は内観を作り出す建物の主要な建物部分の外形を実
寸又は所定縮小率で縮小された寸法のもとで複数の一定
厚みの面部品の組み合せで大略表現できるように、建物
をその前記設定情報に基づいて複数の面部品に面分解す
るコンピュータの面分解プログラム部と、同面分解プロ
グラム部の面分解で決定された面部品の外形線及びその
面部品が対応する建物の外観・内観を表現する模様色彩
を所定縮小率でもって一定厚みのボード材の表面に直接
又はその表面に貼着・転写するシートに印刷するコンピ
ュータのボード片印刷プログラム部と、ボード材又はシ
ートに印刷するプリンターとから構成され、同ボード片
印刷プログラム部で直接印刷されたボード材又は印刷さ
れたシートが貼着・転写されたボード材から複数の面部
品対応のボード片を切り出し、同ボード片を互に接着・
接合して建物立体模型を容易迅速に組み立てられるよう
にした前記1)記載の建物設計支援システム 3) 組立模型用ボード片セット製作手段が、建物部材
に関する種々の種類・寸法のデータベースを有し、同デ
ータベースの情報を用いて建物の設計が決定・入力でき
る入力支援プログラム部を有し、同入力支援プログラム
の入力支援のもとで建物の間取り,建物部材の配置位置
・種類・寸法の選択・決定の入力が簡易に行えるように
した前記1)又は2)記載の建物設計支援システム 4) 組立模型用ボード片セット製作手段が、厚みを有
する面部品対応のボード片の接着・接合の重ね代によっ
て建物の外観・内観の形状・表面状態が損なわれること
を少なくするように縮小率又は局部的な形状・模様を部
分修正する重ね代処理プログラム部を有する前記1)〜
3)何れか記載の建物設計支援システム 5) ボード材が広い面積を有し、ボード片印刷部が一
枚のボード材に複数の面部品対応のボード片の外形・模
様色彩を印刷するようにした前記1)〜4)何れか記載
の建物設計支援システム 6) ボード材に印刷された面部品対応のボード片の外
形線に沿って切り出され易くする切目を設ける切目生成
装置を備えた前記1)〜5)何れか記載の建物設計支援
システム 7) ボード材が広い面積を有し、ボード片印刷部が一
枚のボード材に複数の面部品対応のボード片の外形・模
様色彩を印刷するとともに、印刷されたボード片部分を
狭い連結部で繋がるようにボード片部分及び連結部を残
してボード片外周のボード材部分を切除する切除装置を
設けた前記1)〜4)何れか記載の建物設計支援システ
ムにある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の建物の設計情報の入力方
法としては、他の建築設計CADソフト等のコンピュー
タプログラムによって設計入力された建物の設計情報を
利用して、本発明の建物設計支援システムの設計情報の
データとして入力する場合と、建物部材等の建物の蓄積
されたデータベースの情報を用いながら、間取り,建具
・附属品等の建物部材の種類・配置・寸法・模様・色彩
等を選択的に又は参照して決定して入力していく入力支
援プログラム部を有する場合とがある。本発明の建物の
外形を表現する面部品対応のボード片は、一枚で建物の
外面と内面の両面を表現する場合と、ボード片を複数枚
重ねてその最も外側となる表面に建物の外面(外観面)
と内面(内観面)を表現する場合とがある。又、本発明
の建物部材の種類とは、構造・素材・寸法・表面処理・
表面模様・色彩・メーカー名・メーカー型式・価格等の
情報である。
【0006】本発明の面部品対応のボード片を組み合せ
るときのボード片同志の突き合せの外形部分の端面を斜
めにカットして、ボード片の厚み(端面)が見えないよ
うに処理することが好ましい。
【0007】本発明のボード材としては、建物立体模型
の組立面材としてある程度の剛性を有し、切断・切除が
容易な素材が好ましい。具体的にはボード材としては、
発泡樹脂板・厚紙・プラスチック板・軽量合板・アルミ
板等が使用でき、発泡樹脂板が軽量でボード片の切り出
しが容易で好ましい。この場合は発泡材への直接印刷が
難しいので粘着層を裏面に有し剥離紙を付けたシール紙
に印刷し、印刷したシール紙を発泡材に粘着させる方法
が実用的である。
【0008】本発明のボード材表面にボード片の外形線
・模様・色彩を形成する方法としては、ボード材に直接
印刷する方法と、ボード片の外形線・模様・色彩を別の
シートに印刷し、同シートをボード材表面に貼付ける方
法と、転写シートに印刷し、同転写シートを用いてボー
ド片の外形線・模様・色彩をボード材表面に転写させる
方法とがある。直接印刷方法は通常の印刷機・プリンタ
ーによる他に、ボード材の表面にカラー感光剤を塗布し
て画像を投影して感光させ、それを固定化して印刷状態
にする方法、又はボード材・ボード片に塗料・着色材を
塗布・吹付けによって模様・色彩を形成する印刷方法が
あり、いずれも本発明に包含されるものである。本発明
の印刷されるシートの素材として、紙・印刷できるプラ
スチックシート・人工紙がある。
【0009】本発明の面部品対応のボード片のボード材
からの切り出しは、ボード材に印刷又はシール紙を貼付
け・転写して表面模様(色彩)を付した後に切断して切
り出す場合と、印刷していないボード片を切り出した後
にボード片に印刷又はシール紙を貼付ける場合とがあ
る。
【0010】本発明のボード材は厚みがあるため、これ
を組み立てるときに重ね代が必要となってくるため、建
物の外観・内観の状態に近づけるように、実寸の建物の
形状・模様の縮小したものを更に全体的に又は部分的に
縮小率を変えたり、部分修正して実際の建物に近づける
重ね代処理プログラム部を有することが好ましい。
【0011】本発明の印刷されたボード材からボード片
を切り出す方法としては、手作業でカッターを用いて切
り出す場合と、ボード材のボード片の外形(輪部)に沿
って切目生成装置で切目を設けて、カッターを用いずに
簡単にボード片を取り出せるようにする場合と、切除装
置を用いてボード材からボード片のみ又は連結されたボ
ード片の形にしてボード材の不要な部分を切除して同様
にカッターを用いずにボード片を取り出せるようにする
場合とがある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、建物部材等の種類・寸法・模様・色
彩等のデータベースを備えた入力支援プログラム部を有
し、3mm厚みの軽量の発泡樹脂板をボード材として採
用し、印刷は裏面に粘着層と剥離紙を有するシール紙に
複数の面部分対応のボード片の外形状とその表面の模様
色彩とを複数個印刷し、印刷されたシール紙をボード材
に貼付けることで複数のボード片の表面に外形・模様・
色彩を表現している。印刷されたボード材からボード片
の切り出しは、手作業でカッターで切断して切り出し、
接着して建物立体模型を組み立てる例である。又切目生
成装置を備え、ボード材及びシール紙のボード片の外形
線(輪郭線)に沿って一部を残して切目を設けることも
できるようにしている例である。
【0013】図1は、実施例のハード構成図である。図
2は、実施例のコンピュータのプログラム説明図であ
る。図3は、実施例による建物立体模型製作の行程説明
図である。図4は、実施例の組立模型用ボード片セット
製作プログラムの主要処理のフロー図である。図5は、
実施例の入力支援プログラム部を用いた設計情報の入力
のフロー図である。図6は、実施例の面分解プログラム
部のフロー図である。図7は、実施例のボード片印刷プ
ログラム部のフロー図である。図8は、実施例の重ね代
処理プログラム部のフロー図である。図9は、実施例の
建物立体模型を示す斜視図である。図10は、実施例の
建物の間取り図である。図11は、実施例のシール紙と
ボード材を示す説明図である。図12は、実施例の敷地
用ボード片の平面図である。図13は、実施例の基礎用
ボード片の平面図である。図14は、実施例の床用ボー
ド片と屋根用ボード片の平面図である。図15,16
は、実施例の壁用ボード片の平面図である。図17は、
実施例のシール紙を貼付したボード材からボード片の切
り取り作業を示す説明図である。図18は、実施例の敷
地,基礎及び床用のボード片を重ねた状態の組立途中を
示す説明図である。図19は、実施例の壁用ボード片の
組立状態を示す説明図である。図20は、実施例の壁用
ボード片の組立状態を示す説明図である。図21は、実
施例の組立状態を示す説明図である。図22は、実施例
の屋根の組立作業を示す斜視図である。図23は、実施
例の切目生成装置で切目を入れた状態を示す説明図であ
る。図24は、実施例の切除装置で製作されたボード材
の状態を示す平面図である。
【0014】図中、1はコンピュータ装置、1aはCP
U,1bはROM,1cはRAM,1dはコンピュータ
のOS,基本ソフト,入力支援プログラム部,面分解プ
ログラム部,建物の設計情報の記憶等のソフト・データ
を記憶するハードディスク装置,1eはキーボード,1
fはマウス,1gはディスプレイ,1hはシール紙8に
形状・模様,建物の間取り,外観,内観図等を印刷する
プリンター、2はXYプロッター装置のペン2aに代え
て刃を取付けたボード材及びシール紙に切目を入れる切
目生成装置、3はオプションのボード材に閉じた形状に
連続した切目を入れ、更に不要な部分を除去する切除装
置、4a,4bは3mm厚みの発泡樹脂板を用いたボー
ド材,5a,5b,5c,・・・はボード材4aから切
り出されるボード片、6a,6b,6c・・・はボード
片の外形線、7a,7b,7c・・・はボード片の表面
のシート部分の模様色彩、8は裏面に粘着層8aと剥離
紙8bを有する建物の外観・内観の模様・色彩を印刷す
るシール紙、9はボード片5a,5b・・・から組立て
られる建物立体模型、10は切目、11はボード片の連
結部、図中、Pは実施例の組立模型型用ボード片セット
製作手段のコンピュータ内のソフトの組立模型用ボード
片セット製作プログラム、Aはコンピュータ装置1の有
する面分解プログラム部、Bはボード片印刷プログラム
部、Cは、切目生成装置2を制御する切目生成処理プロ
グラム部、Dは入力支援プログラム部、D1は間取りパ
ターン,屋根材,壁材・畳・カーテン・机・テーブル・
椅子・テレビ・便器・流し台・庭木・草花・洗面台・階
段・浴槽等の建具・建物付属品・内装品・生活品の建築
部材の種類・寸法・メーカー・模様・色彩・価格を記憶
させたデータベース部、Eは建物設計用基本CADプロ
グラム部、FはOS、Gは建物の設計情報の記憶部であ
る。
【0015】この実施例では、施主又は施主から委託を
受けた建築設計者は、コンピュータ装置1のソフトの組
立模型用ボード片セット製作プログラムPの入力支援プ
ログラム部Dを起動し、そのデータベース部D1から間
取りパターン・建具等の建物部材を呼び出しながら、種
類・寸法・配置・色彩を決定して、建物の設計を行って
いく。その入力支援プログラムDの下での入力のフロー
を図5に示す。設計されて詳部が決定されると建物の2
次元・3次元の外観図・内観図を作成し、ディスプレイ
1gに表示し、又プリンター1hでそれを紙に印刷でき
るようにする。又その設計情報はハードディスク装置1
dに記憶される。このように決定された間取り図(カラ
ー図)を図10(モノクロ図)に示している。建具・内
装品等の外形模様は詳部が省略されて単純化されたもの
で表現されている。
【0016】この建物の設計が一応終えた後に、面分解
プログラム部Aを起動させる。面分解プログラム部A
は、まず、建物の設計情報の寸法を、建物立体模型9の
縮小率でもって縮小化し、又3mm厚みの発泡樹脂製の
ボード材4a,4b,4c,4d,4eの厚みを指定す
る。次に敷地用ボード片5aとなる面部分,建物の基礎
用ボード片5bとなる面部分,建物の床用ボード片5c
となる面部分,建物の外壁・内壁となる壁用ボード片5
dとなる面部分,屋根用ボード片5eとなる面部分とに
面分解する。
【0017】建物の外形の面分解に際し、多少の凹凸、
細部を省略し、又外形の一部分の建具付属品(窓・扉・
戸等)の一部又は全部を平面模様化して一定厚みの複数
の面部分に置き換えていく。ここで、面部分の分解にお
いて、面部分の表側と裏側とが、その形状・模様が外観
・内観とも建物のものに近ずくように面分解する。尚、
ここで、建具・附属品の一部を別体の部品模型にして、
その部分を開口又は部品模型の取付ベース面にすること
もできる。省略の程度、模様化の程度は、建物立体模型
の精度・大きさ等で適宜定める。又厚みが厚い壁等は、
面部分を複数枚重ねて形成させる。次に、面部分に置き
換えられた部分の外形線と寸法を設計情報の実寸の縮小
化された数値から決定する。このように、所定の厚みを
もつ外形の面部分を決定する(図6参照)。
【0018】このように、面部分の外形・寸法が決定さ
れると、図7に示すように、次にボード片印刷プログラ
ム部Bが起動し、面部分模様化処理プログラム部B1に
よって、各面部分の建物の有する外観・内観の形状模様
色彩のイメージをそのまま、又は省略化・単純化・図案
化したものをその表面模様として付与する。窓・扉等は
単純な図案化の模様・色彩となっている。
【0019】次に、重ね代処理ブロック部B2が作動
し、ボード片5a,5b・・・の厚みと重ね代・接合部
による面部分の変形による模様色彩の不整合に対応すべ
く、この面部分の建物の外観・内観のイメージをボード
片5a,5b・・・の組立後の変形された面形状に収ま
るように縦横の縮小の修正又は部分的イメージ修正を行
ってボード片5a,5b・・・の模様色彩とする。
【0020】次に確定した複数のボード片の形状・寸法
・模様色彩が決まると、ボード片設計図(型紙)作成ル
ーチンB3が起動し、ボード材4a,4b・・・,シー
ル紙8の用紙大きさに無駄が少ないように、又ボード片
5a,5b,・・・間に一定以上の間隙を配置するよう
にボード片図(外形・模様色彩)を配置してボード片設
計図(型紙図)を完成する。
【0021】このように完成されたボード片設計図をカ
ラーのプリンター1hでシール紙8に印刷する。印刷さ
れたシール紙8の模様・色彩(モノクロで表現)は図1
2〜16に示している。
【0022】シール紙8が印刷されると、印刷されたシ
ール紙8の剥離紙8bを剥して粘着層8aによって発泡
樹脂製ボード材4a,4b・・・の表面に付着する。そ
の状態を図11に示す。及びシール紙8が貼付けたボー
ド材4a,・・・の平面図を図12〜16に示してい
る。
【0023】このように印刷されたシール紙8を貼付け
たボード材4a,4b・・・を刃物で手作業でもって、
その印刷されたボード片5a,5b・・・の形線6a,
6b,6c・・・に沿って切断する。これによって印刷
されたボード片5a,5b・・・が切り出される。同ボ
ード片5a,5b・・・の背面の表面にシール紙8のみ
のものを切断して切り出されたシール紙8のみの模様色
彩紙部分をその粘着剤8aで接着する。
【0024】屋根用ボード片5dは、二枚の屋根面を形
成し、その端面を斜めにカットして突き合せて屋根形状
を形成し、又この型を保持する三角形状のボード材の補
強片を接合して屋根部分を組み立てる(図22参照)。
【0025】このようにして、図12の敷地用ボード片
5a,図13の基礎用ボード片5b,図14の床用ボー
ド片5c,図15,16,14の壁用ボード片5d,図
14の屋根用ボード片5eが完成する。
【0026】このように外形・模様色彩を有するボード
片5a,5b・・・が製作されると、敷地用ボード片5
a,基礎用ボード片5b,床用ボード片5cを貼着し、
次に壁用ボード片5dを接着剤を用いて接合していく。
屋根用ボード片5eは建物本体とは別体で接合されるこ
となく屋根形状に接合されて組み立てられる(図22参
照)。この組立作業の状態を図18,19,20,2
1,22に示している。このように組み立てられること
によって、所定縮小率の建物立体模型が製作される。こ
れらの建物立体模型の組み立て作業は、素人でも半日以
内程度で行えるものである。
【0027】尚、本実施例において、切目生成装置を用
いれば、図23に示すようにボード材4a,4b,シー
ル紙8をボード片外形(輪郭線)に沿って切目20を入
れて、簡単にボード材・シール紙8から切除できるよう
にすることができる。又、本発明では、図24に示すよ
うに連結部21でつながったボード片5a,5b,5
c,5dの外周の不要部分を切抜く自動化する切除装置
3を使用すれば更に人の作業を極めて少なくしてボード
片を製作できる。尚、本実施例のボード片の模様中に、
太陽光の光・物品・植木・屋根の影を入れると、太陽光
の入り具合もリアルに理解できる。
【0028】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば建物の設計
情報に基づいて、建物立体模型を組立てる部品のボード
片のセットを容易且つ迅速に製作できるようにし、手間
時間を少なくして建物の立体模型を製作でき、よって、
建物の外観・内観をディスプレイ・紙の印刷ばかりでな
く、立体的にリアルに視覚でき、設計と実際の建物の認
識・印象のギャップを少なくできる。しかも、建物立体
模型のセット製作費用は、数千円で済むものとしてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のハード構成図である。
【図2】実施例のコンピュータのプログラム説明図であ
る。
【図3】実施例による建物立体模型製作の行程説明図で
ある。
【図4】実施例の組立模型用ボード片セット製作プログ
ラムの主要処理のフロー図である。
【図5】実施例の入力支援プログラム部を用いた設計情
報の入力のフロー図である。
【図6】実施例の面分解プログラム部のフロー図であ
る。
【図7】実施例のボード片印刷プログラム部のフロー図
である。
【図8】実施例の重ね代処理プログラム部のフロー図で
ある。
【図9】実施例の建物立体模型を示す斜視図である。
【図10】実施例の建物の間取り図である。
【図11】実施例のシール紙とボード材を示す説明図で
ある。
【図12】実施例の敷地用ボード片の平面図である。
【図13】実施例の基礎用ボード片の平面図である。
【図14】実施例の床用ボード片と屋根用ボード片の平
面図である。
【図15】実施例の壁用ボード片の平面図である。
【図16】実施例の壁用ボード片の平面図である。
【図17】実施例のシール紙を貼付したボード材からボ
ード片の切り取り作業を示す説明図である。
【図18】実施例の敷地,基礎及び床用のボード片を重
ねた状態の組立途中を示す説明図である。
【図19】実施例の壁用ボード片の組立状態を示す説明
図である。
【図20】実施例の壁用ボード片の組立状態を示す説明
図である。
【図21】実施例の組立状態を示す説明図である。
【図22】実施例の屋根の組立作業を示す斜視図であ
る。
【図23】実施例の切目生成装置で切目を入れた状態を
示す説明図である。
【図24】実施例の切除装置で製作されたボード材の状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ装置 1a CPU 1b ROM 1c RAM 1d ハードディスク装置 1e キーボード 1f マウス 1g ディスプレイ 1h プリンター 2 切目生成装置 3 切除装置 4a,4b,4c,4d,4e ボード材 5a,5b,5c,5d,5e ボード片 6a,6b,6c,5d,5e 外形線 7a,7b,7c,7d,7e 模様色彩 8 シール紙 8a 粘着層 8b 剥離紙 9 建物立体模型 10 切目 11 連結部 P 組立模型用ボード片セット製作プログラム A 面分解プログラム部 B ボード片印刷プログラム部 C 切目処理プログラム部 D 入力支援プログラム部 D1 データベース部 E 建物設計用基本CADプログラム部 F OS G 設計情報の記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G09F 5/00 G09F 5/00 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の間取り,建物部材の配置位置・種
    類・寸法,建物の外観・室内の内観の設計情報を入力し
    て記憶し、これらの2次元・3次元表現の図面・イメー
    ジを表示・印刷できるコンピュータを用いた建物設計支
    援システムに於いて、所定厚みで所定の外形と表面模様
    色彩とを有する複数のボード片から組立てられる建物立
    体模型のボード片を建物の設計情報から製作する組立模
    型用ボード片セット製作手段を有し、建物の設計情報に
    基づいて建物立体模型を簡易に組立できるボード片セッ
    トを提供できるようにしたことを特徴とする建物設計支
    援システム。
  2. 【請求項2】 組立模型用ボード片セット製作手段が、
    建物の外観又は内観を作り出す建物の主要な建物部分の
    外形を実寸又は所定縮小率で縮小された寸法のもとで複
    数の一定厚みの面部品の組み合せで大略表現できるよう
    に、建物をその前記設定情報に基づいて複数の面部品に
    面分解するコンピュータの面分解プログラム部と、同面
    分解プログラム部の面分解で決定された面部品の外形線
    及びその面部品が対応する建物の外観・内観を表現する
    模様色彩を所定縮小率でもって一定厚みのボード材の表
    面に直接又はその表面に貼着・転写するシートに印刷す
    るコンピュータのボード片印刷プログラム部と、ボード
    材又はシートに印刷するプリンターとから構成され、同
    ボード片印刷プログラム部で直接印刷されたボード材又
    は印刷されたシートが貼着・転写されたボード材から複
    数の面部品対応のボード片を切り出し、同ボード片を互
    に接着・接合して建物立体模型を容易迅速に組み立てら
    れるようにした請求項1記載の建物設計支援システム。
  3. 【請求項3】 組立模型用ボード片セット製作手段が、
    建物部材に関する種々の種類・寸法のデータベースを有
    し、同データベースの情報を用いて建物の設計が決定・
    入力できる入力支援プログラム部を有し、同入力支援プ
    ログラムの入力支援のもとで建物の間取り,建物部材の
    配置位置・種類・寸法の選択・決定の入力が簡易に行え
    るようにした請求項1又は2記載の建物設計支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 組立模型用ボード片セット製作手段が、
    厚みを有する面部品対応のボード片の接着・接合の重ね
    代によって建物の外観・内観の形状・表面状態が損なわ
    れることを少なくするように縮小率又は局部的な形状・
    模様を部分修正する重ね代処理プログラム部を有する請
    求項1〜3何れか記載の建物設計支援システム。
  5. 【請求項5】 ボード材が広い面積を有し、ボード片印
    刷部が一枚のボード材に複数の面部品対応のボード片の
    外形・模様色彩を印刷するようにした請求項1〜4何れ
    か記載の建物設計支援システム。
  6. 【請求項6】 ボード材に印刷された面部品対応のボー
    ド片の外形線に沿って切り出され易くする切目を設ける
    切目生成装置を備えた請求項1〜5何れか記載の建物設
    計支援システム。
  7. 【請求項7】 ボード材が広い面積を有し、ボード片印
    刷部が一枚のボード材に複数の面部品対応のボード片の
    外形・模様色彩を印刷するとともに、印刷されたボード
    片部分を狭い連結部で繋がるようにボード片部分及び連
    結部を残してボード片外周のボード材部分を切除する切
    除装置を設けた請求項1〜4何れか記載の建物設計支援
    システム。
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