JP2002310843A - 容器の漏洩試験方法 - Google Patents

容器の漏洩試験方法

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JP2002310843A
JP2002310843A JP2001113429A JP2001113429A JP2002310843A JP 2002310843 A JP2002310843 A JP 2002310843A JP 2001113429 A JP2001113429 A JP 2001113429A JP 2001113429 A JP2001113429 A JP 2001113429A JP 2002310843 A JP2002310843 A JP 2002310843A
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JP
Japan
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bottle
cylinder
opening
container
leak test
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JP2001113429A
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English (en)
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Hideki Kushijima
秀貴 串島
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルの挫屈変形を防止しながら確実なシー
ル性が得られ、装置コストの上昇も抑えることができる
容器の漏洩試験方法を提供する。 【解決手段】 ボトル10の開口11に対向配置したシ
ールヘッド12をシリンダー13によって下動させ、シ
リンダー13のストローク範囲内でシールヘッド12に
よりボトル開口11を閉塞力が400±100kPa
(4±1kgf)の範囲で閉塞した状態で、シールヘッ
ド12を通してボトル10内に、前記閉塞力より低い圧
力のテストエアーを封入し、ボトル10内の圧力変化を
検出することによって漏洩の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の漏洩試験方
法に関し、例えばブロー成形したポリエステルボトルの
リークテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ブロー成形したポリエステルボトルのよ
うな容器、例えばPETボトルは、ブロー成形後にリー
クテスターによるリークテストを行って漏洩の有無を検
査するようにしている。従来のリークテスターでは、図
2の概略図に示すように、ボトル10の開口(口栓部)
11に対向配置した閉塞部材(シールヘッド)12を、
高圧圧縮空気を使用したシリンダー13の作動によって
ボトル開口11に閉塞力が5000〜6000kPa
(50〜60kgf)になるように押付けるとともに、
シリンダー13のストローク、すなわち、シールヘッド
12の下降端高さをボトル10の開口の天面の高さ以下
に調整することにより、ボトル10を高さ方向に圧縮し
てボトル開口11を強い力で密封(シール)するように
しており、この状態でシールヘッド12を通してボトル
10内に所定圧力のテストエアーを封入し、ボトル10
内の圧力変化を検出することによって漏洩の有無を判定
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法で
は、高圧圧縮空気を使用したシリンダー13の押付け力
により、ボトル10が高さ方向に大きな閉塞力で圧縮さ
れ、ボトル形状によっては挫屈変形を生じることがある
ので、シリンダー13のストロークを小さくして1mm
程度しか圧縮しないようにしたものもある。ところが、
挫屈変形を避けるためにシールヘッド12の下降端高さ
をボトル全高に対して−1mm程度にして圧縮量を少な
くすると、成形後のボトル高さのばらつきにより、シー
ルヘッド12のシール力に差が発生してしまい、テスト
エアーの排出量が増加して確実なリークテストを行えな
くなり、合格品を排出する誤排出が発生してしまう。ま
た、閉塞力が強いため、閉塞部材のパッキン等の摩耗が
早く、周期的に交換しないと、テストエアーが漏れて誤
作動を生じるおそれがあった。
【0004】このため、図3の概略図に示すように、ボ
トル10の底面を載置する基板16をスプリング17に
よって支持し、ボトル高さのばらつきをスプリング17
の弾性によって吸収し、ボトル開口を常に所定圧力でシ
ールできるように形成したものも知られているが、この
場合は、基板部分の構造が複雑になって装置コストや保
守コストの上昇を招くことになる。
【0005】そこで本発明は、ボトルの挫屈変形を防止
しながら確実なシール性が得られ、装置コストの上昇も
抑えることができる容器の漏洩試験方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の容器の漏洩試験方法は、容器開口に対向配
置した閉塞部材をシリンダーで作動させて前記容器開口
を閉塞した状態で、前記容器内に圧縮ガスを注入して容
器の漏洩試験を行う方法において、前記容器開口の閉塞
力を400±100kPa(4±1kgf)に設定し、
シリンダーのストローク範囲内で前記閉塞部材を前記容
器開口に押付けて該容器開口を閉塞するとともに、前記
圧縮ガスの封入圧力を前記閉塞部材による容器開口の閉
塞力より低く設定することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の容器の漏洩試験方
法の一形態例を示す概略図である。この容器の漏洩試験
方法は、容器(ボトル)10の開口(口栓部)11に対
向配置した閉塞部材(シールヘッド)12をシリンダー
13によって下動させ、該シールヘッド12によるボト
ル開口11の閉塞力を400±100kPa(4±1k
gf)に設定してボトル開口11を閉塞した状態で、シ
ールヘッド12を通してボトル10内にテストエアーを
封入し、ボトル10内の圧力変化を検出することによっ
て漏洩の有無を判定するようにしている。
【0008】前記シールヘッド12及びシリンダー13
は、該シリンダー13のストローク範囲内でシールヘッ
ド12がパッキンを介してボトル開口11に当接し、所
定の閉塞力でボトル開口11を閉塞できるように位置設
定されている。
【0009】したがって、成形後のボトル高さにばらつ
きがあっても、シリンダー13のストローク範囲内であ
れば、一定の閉塞力でシールヘッド12がボトル開口1
1に押し当てられることになるので、安定した状態で確
実なシール性を得ることができる。
【0010】さらに、従来のような高圧力のシリンダー
によって強い力でシールヘッド12をボトル開口11に
押付けるものではないため、ボトル10が高さ方向に大
きく圧縮されることがなく、挫屈変形し易いボトル形状
であっても、ボトル10に挫屈変形を生じることがなく
なる。
【0011】また、全高が異なるボトルの漏洩試験を行
う際にも、前記シリンダー13のストローク範囲内であ
ればシリンダー13等の位置調整を行う必要がなくな
り、従来のようにシールヘッド12の下降端高さをボト
ル10の基準高さに対して微妙に調整するという面倒な
作業が不要となる。
【0012】ボトル開口11を上述のようにして閉塞し
た状態でボトル10内に封入するテストエアー(圧縮ガ
ス)の圧力は、該テストエアーがシールヘッド12を押
し上げて隙間を発生させないように、シールヘッド12
によるボトル開口11の閉塞力より低い圧力に設定すれ
ばよい。
【0013】ここで、シリンダー13の作動圧力が大き
すぎて閉塞力が500kPa(5kgf)を超えると、
ボトル形状によっては挫屈変形を生じるおそれがあり、
また、作動圧力が低すぎて閉塞力が300kPa(3k
gf)未満になるとシール性が低下したり、あるいは、
テストエアーの封入圧力が低くなりすぎて漏洩の有無の
判定が困難になる。
【0014】なお、漏洩の有無を判定する方法や手段
は、従来のリークテスターと同様にして行うことができ
るので、その詳細な説明は省略する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器の漏
洩試験方法によれば、ブロー成形後のポリエステルボト
ルのような容器に挫屈変形を発生させることなく安定し
た状態で漏洩試験を行うことができ、誤排出を減らして
生産性を向上させることができる。また、装置構成も簡
単なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器の漏洩試験方法の一形態例を示
す概略図である。
【図2】 従来の漏洩試験方法の一例を示す概略図であ
る。
【図3】 従来の漏洩試験方法の他の例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
10…容器(ボトル)、11…開口(口栓部)、12…
閉塞部材(シールヘッド)、13…シリンダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器開口に対向配置した閉塞部材をシリ
    ンダーで作動させて前記容器開口を閉塞した状態で、前
    記容器内に圧縮ガスを注入して容器の漏洩試験を行う方
    法において、前記容器開口の閉塞力を400±100k
    Paに設定し、シリンダーのストローク範囲内で前記閉
    塞部材を前記容器開口に押付けて該容器開口を閉塞する
    とともに、前記圧縮ガスの封入圧力を前記閉塞部材によ
    る容器開口の閉塞力より低く設定することを特徴とする
    容器の漏洩試験方法。
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