JP2002309881A - 物干し竿機能も併有する避難梯子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常時以外不要となっている避難梯子に、日
常生活に必要な物干し竿の機能も併有させ、常時使用す
ることにより、格納の煩わしさも解消し、かつ、日頃の
点検管理も出来るような利を提供する。 【解決手段】 太方の本体メーンポール（１）と細方の
本体サブポール（２）を両付きステップ（４）にて平行
に結合し、その間に片付きステップ（５）をその端が本
体サブポール（２）から離れ、ある程度の空間を空けて
本体メーンポール（１）に並立して取り付ける。なお、
本体ポール（１）、（２）の片端にステップ付き引っ掛
け金具（３）を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、避難梯子に物干し
竿の機能も併有させ、日常は階上のバルコニー軒下等に
架設し、物干し竿として使用することに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の避難梯子は、全く当目的外には使
用されず、平常時はほとんど格納されているのみであっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】避難梯子に限らず、こ
のような非常用具は日頃訓練以外にはほとんど使用され
ないものであり、ともすると日常生活から忘れ去られる
嫌いもあり、点検管理もおろそかになりがちで、いざと
言う時その機能が十分発揮できない場合もありうる。そ
うした欠点を解決するためには、どうしても日常の生活
に欠かせない用具に機能転換して毎日使用されることの
必要性をもった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、日常使用する用具として物干し竿に着眼し、機能的
にいざと言う時これがそのまま簡単に転換して避難梯子
として使用できる構造にした。

【０００５】

【発明実施の形態】図１において、角または円形の太さ
の異なる二本のポールで本体を構成し、太方の本体メー
ンポール（１）と細方の本体サブポール（２）を複数の
両付きステップ（４）にて平行に結合し、その間に梯子
のステップとして適切な間隔をとって複数の片付きステ
ップ（５）を本体メーンポール（１）に並立して取付
け、かつ、その端と本体サブポール（２）との間に、あ
る程度の空間が開けた構造にする。

【０００６】図２において、本体メーンポール（１）と
本体サブポール（２）の片端に、ステップ付き引っ掛け
金具（３）を装着ネジ（８）にて装着する。

【０００７】

【発明の効果】本発明は、以前説明したような形態であ
り、いざと言う時階上バルコニーのフェンス縁等にステ
ップ付き引っ掛け金具（３）を引っ掛ければ、本体は地
上に向かって垂れ下がり、乗り越えステップ（６）にて
容易にフェンス縁等を乗り越えられ、本体の梯子機能に
より安全に避難出来る。

【０００８】日常はそのまま、本体メーンポール（１）
を上側にして横位に階上バルコニーの軒下等に架設して
おけば、本体サブポール（２）は一般の物干し竿として
利用でき、ふとんとか幅広のものなどは本体メーンポー
ル（１）を含めて本体そのものを利用すれば、中空状に
なり乾燥効率も良く、更にステップ付き引っ掛け金具
（３）もそれなりの物干し竿機能に転換される。なお、
格納の必要もなく、かつ常時点検も容易に出来る効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の裏側方向から見た部分斜視図である。

【符号の説明】

１．本体メーンポール ２．本体サブポール ３．ステップ付き引っ掛け金具 ４．両付きステップ ５．片付きステップ ６．乗り越えステップ ７．グリップ ８．装着ネジ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 角又は円形の本体メーンポール（１）と
   本体サブポール（２）を複数の両付きステップ（４）に
   て平行に結合し、その間に梯子のステップとして適切な
   間隔をもって、複数の片付きステップ（５）を本体メー
   ンポール（１）に並立して取付け、かつ、その端を本体
   サブポール（２）との間にある程度の空間を空け、物干
   し竿機能も併有する避難梯子。
2. 【請求項２】避難梯子の本体をバルコニーのフェンス縁
   等に引っ掛けるための金具に、乗り越えステップ（６）
   を装着して容易にフェンス縁等を乗り越えられるように
   した、ステップ付き引っ掛け金具（３）。