JP2002308186A - 飛行船降下方法及びその装置 - Google Patents

飛行船降下方法及びその装置

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JP2002308186A
JP2002308186A JP2001116253A JP2001116253A JP2002308186A JP 2002308186 A JP2002308186 A JP 2002308186A JP 2001116253 A JP2001116253 A JP 2001116253A JP 2001116253 A JP2001116253 A JP 2001116253A JP 2002308186 A JP2002308186 A JP 2002308186A
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Katsuhisa Hashimoto
勝久 橋本
Hiroyuki Yoshizawa
博之 吉澤
Masaaki Sano
政明 佐野
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National Aerospace Laboratory of Japan
Subaru Corp
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National Aerospace Laboratory of Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ迅速に搭載されている各種機材や上
記観測・調査等の記録データの回収が可能な飛行船降下
方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 回収信号を受信すると、飛行船Aの外膜
が焼き切られ(S1)、破断された飛行船Aが降下す
る。そして、降下が第1の高度に達した時、パイロット
シュート18が開傘する(S2)とともに、開傘したパ
イロットシュート18に作用する空気抵抗でドラグシュ
ート17が引出されて開傘した後、パイロットシュート
18が切離される(S3)。そして、第2の高度まで降
下した時、メインパラシュート16が引っ張り出されて
開傘した後、ドラグシュート17が切離される(S
4)。着地あるいは着水後、メインパラシュート16は
飛行船Aから切離され、飛行船Aに搭載されていた各種
機材や観測・調査等の記録データは回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高度15km以上
の成層圏に滞留している飛行船などにおいて、船体外皮
膜や搭載機材、調査データ等の確実な回収を目的とする
降下方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高度15km以上の成層圏で静止衛星の
ように電波中継による情報通信や放送分野のみならず、
レーダ等の電磁波による広範囲の地表や気象観測を実施
したり、高層の大気成分分析等の調査を実施したり、場
合によっては監視などの任務を遂行する目的のために、
任意の地点に移動し、且つ、その地点で長時間滞留する
ことが可能な成層圏飛行船が提案されている。そして、
かかる成層圏飛行船は、上述のような種々の目的に比較
的安価に利用できる手段として注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大気密
度が地上付近に比べ約1/14〜1/15に希薄化する
成層圏で用いられる成層圏飛行船にあっては、その浮力
を発生させる浮揚気体の容積を地上のそれに比べ、成層
圏においては14〜15倍と大幅に変化させる必要があ
り、逆に、降下する時には浮揚気体を一部放出すると同
時に大気中の空気を加圧して船体内に送り込む必要があ
る。この場合、船体形状を元のままにして浮力を減じて
降下させると、降下するときの速度を大きくできないこ
とから予期しない突風や横風、あるいは推進機や浮力制
御装置の故障が生じたときなどには、例えば飛行危険空
域への侵入などの不測の事態が起こり得る。とりわけ、
非常時での降下には対処できない。しかるに、非常時で
あっても、飛行船に搭載されている各種機材や上記観測
・調査等の記録データの回収が困難になるほどの降下速
度で地上に降下させては初期の目的が達成されない。
【0004】本発明の目的は、非常時であっても、安全
かつ迅速に飛行船に搭載されている各種機材や上記観測
・調査等の記録データの回収が可能な飛行船降下方法及
びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る飛行船降下方法は、飛行船
体の船尾外膜、又は船尾外膜を含む複数個所の外膜を、
例えば火薬の燃焼で焼き切ることにより破断して浮揚気
体を大気中に排出し、第1の高度まで降下したときにド
ラグシュートを開傘するか、又はドラグシュートの開傘
を確実にするためにパイロットシュートの開傘とともに
ドラグシュートを引出して開傘するかして、第2の高度
まで降下したときにメインパラシュートを開傘するよう
にしたものであり、ドラグシュートを用いてジェット気
流域を高速で降下して当該気流の影響を極力抑える一
方、ジェット気流域に影響されない域ではメインパラシ
ュートで降下することで各域での降下速度を適切にして
安全かつ迅速に飛行船に搭載されている各種機材や上記
観測・調査等の記録データを回収することができる。ま
た、このようにすると、回収地点の精度も向上する。
【0006】また、本発明の請求項2に係る飛行船降下
方法は、ドラグシュート又は当該ドラグシュートととも
にパイロットシュートが切離される時に、同時にメイン
パラシュートを開傘させるための第2パイロットシュー
トが開傘するようにしたもので、メインパラシュートを
ドラグシュートなどとは独立して開傘させることができ
るために、運用面での自由度が増す利点がある。
【0007】また、本発明の請求項3に係る飛行船降下
方法は、パイロットシュート又はドラグシュートの先端
にバルーンを取付け、このバルーンによってこれらシュ
ートの開傘を容易にしたもので、浮力を受けたバルーン
によってパイロットシュートやドラグシュートは破断さ
れた船体より常に上方に位置するところで開傘する態様
となるために、破断された船体との干渉を回避すること
が確実になる。
【0008】また、本発明の請求項4に係る飛行船降下
装置は、回収信号を受けて飛行船の外膜を破断する膜破
断装置と、第1の高度まで降下したときに検出される高
度検出信号に基づきドラグシュートを開傘すべく、例え
ば火薬やガス圧で射出し、第2の高度まで降下したとき
に検出される高度検出信号に基づきメインパラシュート
を開傘するパラシュート開傘装置とを備えるものであ
り、本装置は飛行船船体の最後尾に配設されることが好
ましい。膜破断装置は、火薬の燃焼によって外膜を焼き
切るようにしたデトネーションコード方式のものが好適
である。また、安全かつ迅速に飛行船に搭載されている
各種機材や上記観測・調査等の記録データを回収するた
めに、パラシュート開傘装置は、高度に応じて選定され
たパラシュートを開傘するようにしている。
【0009】また、本発明の請求項5に係る飛行船降下
装置では、パラシュート開傘装置は、ドラグシュート
を、最初に射出されたパイロットシュートの開傘により
引出して開傘するようにしたもので、最初に小型のパイ
ロットシュートを開傘してから当該パイロットシュート
に作用する空気抵抗で中型のドラグシュートを引出すよ
うにしたもので、ドラグシュートを確実に開傘できる利
点がある。
【0010】また、本発明の請求項6に係る飛行船降下
装置では、パラシュート開傘装置は、ドラグシュート又
は当該ドラグシュートとともにパイロットシュートが切
離される時に、同時に第2パイロットシュートを開傘し
てメインパラシュートを開傘するもので、メインパラシ
ュートはドラグシュートとは独立して開傘されるように
したものである。尚、第2パイロットシュートの射出
は、上記同様に火薬やガス圧を用いてなされる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の飛行船降下方法に係る実
施の形態を図面を参照して説明する。まず、第1の実施
の形態に係る降下方法を図1〜6を参照して説明する。
本実施の形態の降下方法を実現する装置1の構成は、図
1に示すように、CPUなどで構成されるコントロール
ボックス2と、このコントロールボックス2からの各種
コマンドを受ける膜破断装置3及びパラシュート開傘装
置4と、コントロールボックス2に飛行船Aの回収信号
を供給する受信装置5及び高度を計測して計測信号を供
給する圧力高度計6とからなり、コントロールボックス
2、膜破断装置3及びパラシュート開傘装置4には、電
源装置7が接続されている。
【0012】上記膜破断装置3は、火薬の燃焼によって
飛行船Aの外膜を焼き切るデトネーションコード方式で
構成されるもので、図2(A)に示すように、飛行船A
の船尾外膜を含む、本実施の形態では、3個所の位置a
〜aに、同図(B)に示すような態様で配設され
る。尚、図2(B)は、同図(A)の位置aの拡大詳
細図である。位置aに配設される本膜破断装置3につ
いて説明すれば、リレーボックス(図示せず)に接続さ
れるデトネータ(点火玉)8a,8bを外膜の適宜位置
に配し、各デトネータ8a,8bにそれぞれ接続される
デトネーションコード9a,9bをこの交角が略直角に
なるように、且つ、デトネーションコード9a,9bが
外膜に密着するように低温テープ10で取付ける。この
とき、低温テープ10が外膜から剥がれ落ちないように
適宜にクランプテープ11で補強しておく。尚、上述の
ように交角を略直角にすると、外膜の破断が効果的に行
える。本膜破断装置3では、コントロールボックス2か
らの破断指令に基づき、リレーボックスが作動してデト
ネータ8a,8bに電圧が印加されると、火薬の燃焼が
デトネーションコード9a,9bに導火されて外膜が焼
き切られる。
【0013】上記パラシュート開傘装置4は、図3に示
すように、飛行船Aの船尾円周上の補強パッチ12から
放射状にロープ13を取付け、その先端を束ねてスチー
ルリング14を介して取付けられるものである。その構
成は、図4に示されているように、細長な円筒状の収納
ケース15に、飛行船Aの船尾に近い方からメインパラ
シュート16、ドラグシュート17、パイロットシュー
ト18の順に折畳まれて収納されている。そして、メイ
ンパラシュート16の吊下索(図示せず)は,収納ケー
ス15の基部15aに切離機構19aを介して取付けら
れる一方、メインパラシュート16の傘体頂部(図示せ
ず)は、切離機構19b及びメインパラシュート引出装
置20を介してドラグシュート17の吊下索(図示せ
ず)に取付けられ、更に、ドラグシュート17の傘体頂
部(図示せず)は、切離機構19c(図6(A)参照)
を介してパイロットシュート18に取付けられる。
【0014】ここで、切離機構19a等は、点火薬の爆
発圧によってカッターが飛び出して索を切断するように
したものである。また、メインパラシュート引出装置2
0は、点火薬20aなどが装填された円筒部材20bを
収納ケース15内のストッパ15bで係止させ、点火薬
20aなどの爆発圧でストッパ15bを吹き飛ばして円
筒部材20bを収納ケース15外に放出させることによ
り、メインパラシュート16を引っ張り出すようにした
ものである。また、パイロットケース21は、その巻胴
21aにパイロットシュート18を糸巻き状に巻回して
収納する一方、巻胴21aの内部に装填された発火薬2
1bや推進薬21cの爆発圧によって、パイロットシュ
ート18の射出の際に、当該パイロットシュート18と
ともに、収納ケース15外に放出されるようになってい
る。
【0015】本装置1を用いた降下方法を図5,6を参
照して説明する。本装置1が回収信号を受信すると、コ
ントロールボックス2からの破断指令で膜破断装置3が
動作し、飛行船Aの外膜が焼き切られ(ステップS
1)、破断された飛行船Aが降下する。そして、降下が
第1の高度に達した時、これを計測した圧力高度計6か
らの計測信号がコントロールボックス2に供給される
と、コントロールボックス2は、パラシュート開傘装置
4のパイロットケース21に装填された発火薬21bや
推進薬21cの爆破を指令し、これにより、パイロット
ケース21ごと収納ケース15外に射出されたパイロッ
トシュート18が開傘する(ステップS2)とともに、
開傘したパイロットシュート18に作用する空気抵抗で
ドラグシュート17が引出されて開傘する(図6
(A))。しかる後、コントロールボックス2からの切
断指令で切離機構19cが動作してパイロットシュート
18を切離す(ステップS3)。そして、第2の高度ま
で降下した時、これを計測した圧力高度計6からの計測
信号がコントロールボックス2に供給され、コントロー
ルボックス2は、メインパラシュート引出装置20の円
筒部材20bに装填された点火薬20aなどの爆破を指
令し、これにより、メインパラシュート16が引っ張り
出されて開傘する(図6(B))。しかる後、コントロ
ールボックス2からの切断指令で切離機構19bが動作
してドラグシュート17を切離す(ステップS4)。着
地あるいは着水後、メインパラシュート16は、コント
ロールボックス2からの切断指令で切離機構19aが動
作して飛行船Aから切離される。このようにして飛行船
Aに搭載されていた各種機材や観測・調査等の記録デー
タは回収される。
【0016】次に、第2の実施の形態に係る降下方法を
図7を参照して説明する。尚、図7中、図5〜6の構成
部材と同一の部材には同一番号を付す。本降下方法が上
述した第1の実施の形態に係る降下方法と異なるところ
は、パイロットシュート18やドラグシュート17が切
離されない点にある。したがって、本降下方法を実現す
る装置は、上述した装置1とほぼ同一構成とすることが
できるので、その説明は割愛する。但し、本装置では、
上記切離機構19a等が不要となるためにパラシュート
開傘装置4の構成が簡素になり、また、コントロールボ
ックス2からの破断指令を要しないために降下アルゴリ
ズムも簡素化される。
【0017】図7において、回収信号の受信に基づき、
飛行船Aの外膜が焼き切られ(ステップS1)、破断さ
れた飛行船Aが降下する。そして、降下が第1の高度に
達した時、パイロットシュート18が開傘する(ステッ
プS2)とともに、開傘したパイロットシュート18に
作用する空気抵抗でドラグシュート17が引出されて開
傘する。ドラグシュート17が開傘されても、パイロッ
トシュート18は切離されず(ステップS3)、第2の
高度まで降下した時、メインパラシュート16が引っ張
り出されて開傘する。但し、メインパラシュート16が
開傘されてもドラグシュート17は切離されず(ステッ
プS4)、着地あるいは着水後、メインパラシュート1
6(パイロットシュート18及びドラグシュート17と
共に)は、飛行船Aから切離される。このようにして飛
行船Aに搭載されていた各種機材や観測・調査等の記録
データは回収される。
【0018】次に、第3の実施の形態に係る降下方法を
図8を参照して説明する。尚、図8中、図5〜7の構成
部材と同一の部材には同一番号を付す。本降下方法が上
述した第1の実施の形態に係る降下方法と異なるところ
は、メインパラシュート16をドラグシュート17など
とは独立して開傘させるようにするために、第2パイロ
ットシュート22が開傘してからメインパラシュート1
6が開傘するようにした点であり、したがって、本装置
では、特に図示して説明しないが、パイロットシュート
18で引出されて開傘するドラグシュート17の組と、
第2パイロットシュート22で引出されて開傘するメイ
ンパラシュート16の組とが独立して並列に収納ケース
15内に収納される態様が採られる。これにより、低い
高度でメインパラシュートのみを使用した降下が可能に
なる。
【0019】図8において、回収信号の受信に基づき、
飛行船Aの外膜が焼き切られ(ステップS1)、破断さ
れた飛行船Aが降下する。そして、降下が第1の高度に
達した時、パイロットシュート18が開傘する(ステッ
プS2)とともに、開傘したパイロットシュート18に
作用する空気抵抗でドラグシュート17が引出されて開
傘する(ステップS3)。第2の高度まで降下した時、
切離機構が動作してドラグシュート17を切離すと同時
に、第2パイロットケースに装填された発火薬等の爆破
で、第2パイロットケースごと収納ケース15外に射出
された第2パイロットシュート22が開傘する(ステッ
プS4)。すると、開傘した第2パイロットシュート2
2に作用する空気抵抗でメインパラシュート16が引出
されて開傘する(ステップS5)。着地あるいは着水
後、メインパラシュート16(第2パイロットシュート
22と共に)は、飛行船Aから切離される。このように
して飛行船Aに搭載されていた各種機材や観測・調査等
の記録データは回収される。
【0020】次に、第4の実施の形態に係る降下方法を
図9を参照して説明する。尚、図9中、図5〜8の構成
部材と同一の部材には同一番号を付す。本降下方法が上
述した第3の実施の形態に係る降下方法と異なるところ
は、パイロットシュート18の傘体先端にバルーン23
を取付け(図3参照)、降下の際に、かかるバルーン2
3に加わる所定高度での空気抵抗によりパイロットシュ
ート18を引出して開傘するようにした点であり、この
バルーン23は、図3の想像線で示すように、収納ケー
ス15の外に取付けられ、当該バルーン23の吊下索2
3aが、収納ケース15に収納されたパイロットシュー
ト18の傘体先端に取付けられる。したがって、本方法
を実現する装置は、上述した第3の実施の形態に係る装
置とは、パイロットシュート18を収納するパイロット
ケース21を要しない点が異なるだけで、ほぼ同一構成
とすることができる。
【0021】図9において、飛行船Aが第1の高度に在
る時、回収信号の受信に基づき飛行船Aの外膜を焼き切
り、破断された飛行船Aを降下させると(ステップS
1)、バルーン23に作用する上記所定高度での空気抵
抗でパイロットシュート18が引出されて開傘する(ス
テップS2)。パイロットシュート18が開傘すると、
これによりドラグシュート17が引出されて開傘する
(ステップS3)。第2の高度まで降下した時、切離機
構が動作してドラグシュート17を切離すと同時に、第
2パイロットシュート22が開傘する(ステップS4)
とともに、開傘した第2パイロットシュート22に作用
する空気抵抗でメインパラシュート16が引出されて開
傘する(ステップS5)。着地あるいは着水後、メイン
パラシュート16(第2パイロットシュート22と共
に)は、飛行船Aから切離される。このようにして飛行
船Aに搭載されていた各種機材や観測・調査等の記録デ
ータは回収される。
【0022】
【発明の効果】本発明の飛行船降下方法及び降下装置で
は、ドラッグシュートで地上近くまで降下し、地上近く
になって着地のためのメインパラシュートが開くように
構成したので、地上近くまで比較的短時間に降下して飛
行船が気流に流される距離が短くなり捜索範囲を狭くで
きて飛行船の回収が容易になるとともに、ドラッグシュ
ートによりその降下速度を抑えることで、メインパラシ
ュートが開傘したときに搭載機材に与えるし衝撃を緩和
することができるので、迅速かつ安全に飛行船に搭載さ
れている機材や調査・観測等のデータを回収することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る飛行船降下装置の
構成図である。
【図2】 本装置の膜破断装置による外膜破断の説明図
である。
【図3】 本装置のパラシュート開傘装置の、飛行船へ
の取付図である。
【図4】 本装置のパラシュート開傘装置の構成を示す
断面詳細図である。
【図5】 第1の実施の形態に係る降下方法の説明図で
ある。
【図6】 図4の装置の動作説明図である。
【図7】 第2の実施の形態に係る降下方法の説明図で
ある。
【図8】 第3の実施の形態に係る降下方法の説明図で
ある。
【図9】 第4の実施の形態に係る降下方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 本飛行船降下装置 3 膜破断装置 4 パラシュート開傘装置 16 メインパラシュート 17 ドラグシュート 18 パイロットパラシュート 22 第2パイロットシュート 23 バルーン A 飛行船
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉澤 博之 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 佐野 政明 千葉県習志野市津田沼2−1−15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行船体の船尾外膜又は該船尾外膜を含
    む複数個所の外膜を破断して浮揚気体を大気中に排出
    し、第1の高度まで降下したときにドラグシュートを開
    傘するか、又はパイロットシュートの開傘とともにドラ
    グシュートを引出して開傘するかし、第2の高度まで降
    下したときにメインパラシュートを開傘することを特徴
    とする飛行船降下方法。
  2. 【請求項2】 前記ドラグシュート又は該ドラグシュー
    トとともに前記パイロットシュートが切離される時に、
    同時に前記メインパラシュートを開傘させるための第2
    パイロットシュートが開傘することを特徴とする請求項
    1に記載の飛行船降下方法。
  3. 【請求項3】 前記パイロットシュート又はドラグシュ
    ートの先端にバルーンを取付け、該バルーンによって前
    記パイロットシュート又はドラグシュートの開傘を容易
    にした請求項1又は2に記載の飛行船降下方法。
  4. 【請求項4】 回収信号を受けて飛行船の外膜を破断す
    る膜破断装置と、 第1の高度まで降下したときに検出される高度検出信号
    に基づきドラグシュートを開傘し、第2の高度まで降下
    したときに検出される高度検出信号に基づきメインパラ
    シュートを開傘するパラシュート開傘装置と、を備えて
    なること特徴とする飛行船降下装置。
  5. 【請求項5】 前記パラシュート開傘装置は、前記ドラ
    グシュートをパイロットシュートの開傘により引出して
    開傘することを特徴とする請求項4に記載の飛行船降下
    装置。
  6. 【請求項6】 前記パラシュート開傘装置は、前記ドラ
    グシュート又は該ドラグシュートとともに前記パイロッ
    トシュートが切離される時に、同時に第2パイロットシ
    ュートを開傘して前記メインパラシュートを開傘するこ
    と特徴とする請求項4又は5に記載の飛行船降下装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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