JP2002306499A - 医療用手工具 - Google Patents
医療用手工具Info
- Publication number
- JP2002306499A JP2002306499A JP2001118491A JP2001118491A JP2002306499A JP 2002306499 A JP2002306499 A JP 2002306499A JP 2001118491 A JP2001118491 A JP 2001118491A JP 2001118491 A JP2001118491 A JP 2001118491A JP 2002306499 A JP2002306499 A JP 2002306499A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hand tool
- members
- pair
- medical hand
- handles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/70—Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
- A61B17/7074—Tools specially adapted for spinal fixation operations other than for bone removal or filler handling
- A61B17/7076—Tools specially adapted for spinal fixation operations other than for bone removal or filler handling for driving, positioning or assembling spinal clamps or bone anchors specially adapted for spinal fixation
- A61B17/7077—Tools specially adapted for spinal fixation operations other than for bone removal or filler handling for driving, positioning or assembling spinal clamps or bone anchors specially adapted for spinal fixation for moving bone anchors attached to vertebrae, thereby displacing the vertebrae
- A61B17/7079—Tools requiring anchors to be already mounted on an implanted longitudinal or transverse element, e.g. where said element guides the anchor motion
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/70—Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
- A61B17/7001—Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/02—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
- A61B17/025—Joint distractors
- A61B2017/0256—Joint distractors for the spine
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Neurology (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 片手で操作でき、かつ取り扱い易い医療用手
工具を提供する。 【構成】 片手で操作できる一対の操作ハンドル11、
12を有しており、握り部16、16を握り締める操作
により先端側が開閉可能に組み合わされ、操作ハンドル
11、12の先端側に作用部材13、14をそれぞれ軸
支し、操作ハンドル11、12の上記操作により、各作
用部材13、14が所定の位置関係を保って開閉される
ように、作用部材13、14をリンク機構22により連
結する。
工具を提供する。 【構成】 片手で操作できる一対の操作ハンドル11、
12を有しており、握り部16、16を握り締める操作
により先端側が開閉可能に組み合わされ、操作ハンドル
11、12の先端側に作用部材13、14をそれぞれ軸
支し、操作ハンドル11、12の上記操作により、各作
用部材13、14が所定の位置関係を保って開閉される
ように、作用部材13、14をリンク機構22により連
結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片手で操作できる
一対の操作ハンドルを有し、握り部を握り締める操作に
より、先端側が開閉可能に組み合わされた医療用手工具
に関するものである。
一対の操作ハンドルを有し、握り部を握り締める操作に
より、先端側が開閉可能に組み合わされた医療用手工具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外科手術に際して、インプラントの取り
扱い等様々な目的で各種の手工具が使用される。例えば
脊椎に対する手術において、椎体を所定の位置関係に保
持しておく必要がある場合、椎体間隔を狭める方向の作
用力を対象インプラントに加えるにはコンプレッサーと
呼ばれる手工具が使用される。コンプレッサーは、ハン
ドルを握り締める操作をすると先端の作用部が閉じ、従
って対象を両側から挟んで加圧力を加えるように働く手
工具である。逆に、前記の椎体間隔を拡げる方向の作用
力を対象インプラントに加えるにはディストラクター或
いはスプレッダーと呼ばれる手工具が使用される。この
ディストラクター或いはスプレッダーは、ハンドルを閉
じる操作によって先端の作用部が開き、対象部分を左右
へ押し拡げる方向の作用力を加えるために使われる。
扱い等様々な目的で各種の手工具が使用される。例えば
脊椎に対する手術において、椎体を所定の位置関係に保
持しておく必要がある場合、椎体間隔を狭める方向の作
用力を対象インプラントに加えるにはコンプレッサーと
呼ばれる手工具が使用される。コンプレッサーは、ハン
ドルを握り締める操作をすると先端の作用部が閉じ、従
って対象を両側から挟んで加圧力を加えるように働く手
工具である。逆に、前記の椎体間隔を拡げる方向の作用
力を対象インプラントに加えるにはディストラクター或
いはスプレッダーと呼ばれる手工具が使用される。この
ディストラクター或いはスプレッダーは、ハンドルを閉
じる操作によって先端の作用部が開き、対象部分を左右
へ押し拡げる方向の作用力を加えるために使われる。
【0003】しかしながら、従来のコンプレッサー、デ
ィストラクター、スプレッダーその他の手工具は、一対
の操作ハンドルを交差状に或いは並行状に配置して、支
軸により結合した構造を持っているので握り部、支軸、
作用部の順に並び、先端の作用部は鋏と同じように開閉
し、平行には動かない。このため対象部分から外れ易い
という欠点を持っている。平行に動く作用部を有する手
工具もない訳ではないが、構造上の問題から握り部の間
隔が非常に広くなり、取り扱いにくい上、間隔が広過ぎ
れば片手操作が不可能となってしまう。手工具の操作に
両手が必要となると、ねじ1本を締め付けるにも2人が
かりとなり、能率を著しく低下させることとなる。外科
手術における能率の低下は手術時間を長びかせ、患者に
負担を強いるばかりか場合によっては危険でさえある。
ィストラクター、スプレッダーその他の手工具は、一対
の操作ハンドルを交差状に或いは並行状に配置して、支
軸により結合した構造を持っているので握り部、支軸、
作用部の順に並び、先端の作用部は鋏と同じように開閉
し、平行には動かない。このため対象部分から外れ易い
という欠点を持っている。平行に動く作用部を有する手
工具もない訳ではないが、構造上の問題から握り部の間
隔が非常に広くなり、取り扱いにくい上、間隔が広過ぎ
れば片手操作が不可能となってしまう。手工具の操作に
両手が必要となると、ねじ1本を締め付けるにも2人が
かりとなり、能率を著しく低下させることとなる。外科
手術における能率の低下は手術時間を長びかせ、患者に
負担を強いるばかりか場合によっては危険でさえある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題は片手で操作でき、か
つ取り扱い易い医療用手工具を提供することである。ま
た本発明の他の課題は、椎体に植設されたインプラント
などの対象部分に確実に作用力を加えることができる医
療用手工具を提供することである。
目してなされたもので、その課題は片手で操作でき、か
つ取り扱い易い医療用手工具を提供することである。ま
た本発明の他の課題は、椎体に植設されたインプラント
などの対象部分に確実に作用力を加えることができる医
療用手工具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、操作ハンドルの先端側に作用部材をそれぞ
れ軸支し、操作ハンドルの上記操作により、各作用部材
が所定の位置関係を保って開閉されるように作用部材を
リンク機構により連結するという手段を講じたものであ
る。本発明の医療用手工具は、操作ハンドルを閉じる動
作で、作用部材が閉じるようにも、或いは同じ動作で作
用部材が開くようにも構成を変えることができ、どちら
の構成を選択しても作用部材の所定の位置関係を保って
開閉することができる。
め本発明は、操作ハンドルの先端側に作用部材をそれぞ
れ軸支し、操作ハンドルの上記操作により、各作用部材
が所定の位置関係を保って開閉されるように作用部材を
リンク機構により連結するという手段を講じたものであ
る。本発明の医療用手工具は、操作ハンドルを閉じる動
作で、作用部材が閉じるようにも、或いは同じ動作で作
用部材が開くようにも構成を変えることができ、どちら
の構成を選択しても作用部材の所定の位置関係を保って
開閉することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る医療用手工具は、片
手で操作される一対の操作ハンドルを有しており、一対
の操作ハンドルは、握り部を握り締める操作によって先
端側が開閉可能に組み合わされる。
手で操作される一対の操作ハンドルを有しており、一対
の操作ハンドルは、握り部を握り締める操作によって先
端側が開閉可能に組み合わされる。
【0007】一対の操作ハンドルの先端側には作用部材
を夫々軸支する。一対の操作ハンドルが開閉運動が行う
平面と、作用部材が軸支によって運動し得る平面とは同
一か或いは平行な関係にある。またこれらの作用部材は
リンク機構によって連結され、各作用部材が所定の位置
関係を保って開閉されるように規定される。位置関係の
好ましい例は、作用部材が平行な場合であり、その場合
操作ハンドルの操作により一対の作用部材も平行移動す
ることになる。
を夫々軸支する。一対の操作ハンドルが開閉運動が行う
平面と、作用部材が軸支によって運動し得る平面とは同
一か或いは平行な関係にある。またこれらの作用部材は
リンク機構によって連結され、各作用部材が所定の位置
関係を保って開閉されるように規定される。位置関係の
好ましい例は、作用部材が平行な場合であり、その場合
操作ハンドルの操作により一対の作用部材も平行移動す
ることになる。
【0008】一対の操作ハンドルを交差状に配置しかつ
交差部にて軸支することにより、握り締める操作、即ち
操作ハンドルを閉じる動作で作用部材が閉じる、コンプ
レッサーが構成される(図1〜図5参照)。この構成に
おいて一対の作用部材は、握り部を握り締める操作によ
り対象部分を圧縮する方向に加圧し、その圧縮作用の
間、各作用部材はリンク機構により所定の位置関係に保
たれる。
交差部にて軸支することにより、握り締める操作、即ち
操作ハンドルを閉じる動作で作用部材が閉じる、コンプ
レッサーが構成される(図1〜図5参照)。この構成に
おいて一対の作用部材は、握り部を握り締める操作によ
り対象部分を圧縮する方向に加圧し、その圧縮作用の
間、各作用部材はリンク機構により所定の位置関係に保
たれる。
【0009】一対の操作ハンドルを非交差状に配置し、
かつ支軸により結合した場合には、操作ハンドルを閉じ
る動作で作用部材が開く、ディストラクター又はスプレ
ッターが構成される(図6〜図11参照)。この場合一
対の作用部材は、握り部を握り締める操作により対象部
分を押し拡げる方向に加圧することになり、その間各作
用部材はリンク機構により所定の位置関係に保たれる。
かつ支軸により結合した場合には、操作ハンドルを閉じ
る動作で作用部材が開く、ディストラクター又はスプレ
ッターが構成される(図6〜図11参照)。この場合一
対の作用部材は、握り部を握り締める操作により対象部
分を押し拡げる方向に加圧することになり、その間各作
用部材はリンク機構により所定の位置関係に保たれる。
【0010】リンク機構は、一対の操作ハンドルの開閉
動作に伴って接近し或いは離間する一対の作用部材を、
所定の位置関係に保つもので、例えば平行定規と同様の
構成を有するものを使用することができる。リンク機構
は、各作用部材を平行移動させる機構を有することが望
ましいけれども、それは作用部材同士が平行な関係にな
ければならないということではなく、作用部材の位置関
係は平行でも非平行でもどちらでも良い。
動作に伴って接近し或いは離間する一対の作用部材を、
所定の位置関係に保つもので、例えば平行定規と同様の
構成を有するものを使用することができる。リンク機構
は、各作用部材を平行移動させる機構を有することが望
ましいけれども、それは作用部材同士が平行な関係にな
ければならないということではなく、作用部材の位置関
係は平行でも非平行でもどちらでも良い。
【0011】一対の操作ハンドルを開閉可能に組み合わ
せる箇所に使用される支軸の数は1個でも2個でも良
い。また、支軸は軸穴に固定される固定支軸でも、軸穴
を操作ハンドの開閉方向へ延長することによって移動可
能に設けた,可動支軸でもどちらでも良い。
せる箇所に使用される支軸の数は1個でも2個でも良
い。また、支軸は軸穴に固定される固定支軸でも、軸穴
を操作ハンドの開閉方向へ延長することによって移動可
能に設けた,可動支軸でもどちらでも良い。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例を参照しながら本発明を
より詳細に説明する。図1〜5は本発明に係る医療用手
工具の実施例1に関するもので、コンプレッサー10に
該当する。
より詳細に説明する。図1〜5は本発明に係る医療用手
工具の実施例1に関するもので、コンプレッサー10に
該当する。
【0013】実施例1のコンプレッサー10は片手で操
作できる一対の操作ハンドル11、12を交差状に配置
し、操作ハンドル11、12を閉じる動作で、先端側に
軸支した一対の作用部材13、14を閉じる動きをす
る。そのために各操作ハンドル11、12は、交差部で
大きくクランク状に曲がった形状を有し、操作ハンドル
11、12を開いた状態では先端側が略平行になる。一
対の操作ハンドル11、12は、クランク状に曲がった
交差部にて、1個の固定軸15周りに回転可能に組み合
わされている。
作できる一対の操作ハンドル11、12を交差状に配置
し、操作ハンドル11、12を閉じる動作で、先端側に
軸支した一対の作用部材13、14を閉じる動きをす
る。そのために各操作ハンドル11、12は、交差部で
大きくクランク状に曲がった形状を有し、操作ハンドル
11、12を開いた状態では先端側が略平行になる。一
対の操作ハンドル11、12は、クランク状に曲がった
交差部にて、1個の固定軸15周りに回転可能に組み合
わされている。
【0014】個々の操作ハンドル11、12において、
16は握り部、17は先端部、18はクランク状の交差
部を示す。先端部17には、内側に突出した互いに向き
合う部分があり、そこに前記の作用部材13、14が軸
19により夫々回転可能に取り付けられている。コンプ
レッサー10は操作ハンドル11、12を握り締める操
作によって先端部17、17を閉じるものであるから、
作用部材13、14が閉じたときにも握り部16、16
間に隙間が残っていることが望ましい(図4参照)。
16は握り部、17は先端部、18はクランク状の交差
部を示す。先端部17には、内側に突出した互いに向き
合う部分があり、そこに前記の作用部材13、14が軸
19により夫々回転可能に取り付けられている。コンプ
レッサー10は操作ハンドル11、12を握り締める操
作によって先端部17、17を閉じるものであるから、
作用部材13、14が閉じたときにも握り部16、16
間に隙間が残っていることが望ましい(図4参照)。
【0015】作用部材13、14は、閉じる方向へ作用
するための圧縮用先端20を有している。圧縮用先端2
0は対象部分に対する作業を容易にするように曲がった
形状を有し、かつロッドRに係合可能な凹状の係合部2
1を有している。なお、ロッドRは椎体Sに植設したイ
ンプラントTに止めねじUによって設置されるものであ
る(図5参照)。
するための圧縮用先端20を有している。圧縮用先端2
0は対象部分に対する作業を容易にするように曲がった
形状を有し、かつロッドRに係合可能な凹状の係合部2
1を有している。なお、ロッドRは椎体Sに植設したイ
ンプラントTに止めねじUによって設置されるものであ
る(図5参照)。
【0016】そして、一対の作用部材13、14は所定
の位置関係を保って開閉するようにリンク機構22によ
って連結されている。リンク機構22は、リンク部材2
3、24をX字形に交差しかつ交差部にて軸支した開閉
リンクを有し、各リンク部材23、24の4端部を一対
の作用部材13、14に軸支したもので、各作用部材1
3、14の軸受の一方(図示のものは後方)を、長孔2
5、25によって前後方向へスライド可能に軸承し連結
した構成を有する。リンク機構22において、26は開
閉リンクの交差部軸、27は固定軸、28は可動軸を夫
々示す。リンク機構22は作用部材13、14の左右両
側に配置されている(図3参照)。
の位置関係を保って開閉するようにリンク機構22によ
って連結されている。リンク機構22は、リンク部材2
3、24をX字形に交差しかつ交差部にて軸支した開閉
リンクを有し、各リンク部材23、24の4端部を一対
の作用部材13、14に軸支したもので、各作用部材1
3、14の軸受の一方(図示のものは後方)を、長孔2
5、25によって前後方向へスライド可能に軸承し連結
した構成を有する。リンク機構22において、26は開
閉リンクの交差部軸、27は固定軸、28は可動軸を夫
々示す。リンク機構22は作用部材13、14の左右両
側に配置されている(図3参照)。
【0017】よって、椎体Sに植設されている、締めて
いないインプラントTと、ロッドRに取り付けられてい
る部材Vとを、一対の作用部材13、14によって圧縮
方向へ加圧することにより、適当なところまでロッドR
を移動させ、その場所で止めねじUを締めて固定する工
程を容易に行うことができる。かくして操作ハンドル1
1、12を閉じる動作で作用部材13、14が閉じるよ
うに取り扱う操作が、実施例1のコンプレッサー10を
使用して片手で容易に行える。
いないインプラントTと、ロッドRに取り付けられてい
る部材Vとを、一対の作用部材13、14によって圧縮
方向へ加圧することにより、適当なところまでロッドR
を移動させ、その場所で止めねじUを締めて固定する工
程を容易に行うことができる。かくして操作ハンドル1
1、12を閉じる動作で作用部材13、14が閉じるよ
うに取り扱う操作が、実施例1のコンプレッサー10を
使用して片手で容易に行える。
【0018】図6以下は、本発明に係る医療用工具の実
施例2に関するもので、ディストラクター30に該当す
る。なおディストラクターはスプレッダーと呼ばれるも
のと同様、対象部分の間隔を拡げる場合に使用される。
実施例2のディストラクター30は、片手で操作できる
一対の操作ハンドル31、32を並行状に配置し、閉じ
る動作で、先端側に軸支した作用部材33、34を開く
動きをする。各操作ハンドル31、32は小さくクラン
ク状に曲がった支点となる部分を有し、操作ハンドル3
1、32を開いた使用前の状態では、先端側が最も閉じ
た配置となる。
施例2に関するもので、ディストラクター30に該当す
る。なおディストラクターはスプレッダーと呼ばれるも
のと同様、対象部分の間隔を拡げる場合に使用される。
実施例2のディストラクター30は、片手で操作できる
一対の操作ハンドル31、32を並行状に配置し、閉じ
る動作で、先端側に軸支した作用部材33、34を開く
動きをする。各操作ハンドル31、32は小さくクラン
ク状に曲がった支点となる部分を有し、操作ハンドル3
1、32を開いた使用前の状態では、先端側が最も閉じ
た配置となる。
【0019】一対の操作ハンドル31、32は、支点と
なる部分にて1個の固定軸35aと1個の可動軸35b
を使用する結合子35cによって、開閉可能に組み合わ
されている。結合子35cは、一対の操作ハンドル3
1、32を所要の軸間隔で軸支するとともに、軸間隔を
広、狭選択可能とするために少なくとも、2箇所の軸穴
35d、35eとそれらの間で可動軸35bを移動可能
にする連絡路35fとを有している。2箇所の軸穴35
d、35eは軸間隔により、作用部材33、34の最大
開き寸法を変更する(図9及び図10参照)。
なる部分にて1個の固定軸35aと1個の可動軸35b
を使用する結合子35cによって、開閉可能に組み合わ
されている。結合子35cは、一対の操作ハンドル3
1、32を所要の軸間隔で軸支するとともに、軸間隔を
広、狭選択可能とするために少なくとも、2箇所の軸穴
35d、35eとそれらの間で可動軸35bを移動可能
にする連絡路35fとを有している。2箇所の軸穴35
d、35eは軸間隔により、作用部材33、34の最大
開き寸法を変更する(図9及び図10参照)。
【0020】各操作ハンドル31、32において、36
は握り部、37は先端部、38はクランク状の支点とな
る部分を示す。先端部37には互いに向かい合うように
突出した部分があり、そこに作用部材33、34が軸3
9により回転可能に夫々取り付けられている。ディスト
ラクター30は、操作ハンドル31、32を握り締める
操作により先端部37、37を開くので、握り部36、
36が接触する場合にはそのときに先端部37、37の
開き寸法が決まる(図9参照)。実施例2において握り
部36、36が接触するのは可動軸35bが内方の軸穴
35dにあるときで、可動軸35bが外方の軸穴35e
にあるときは、次に説明するリンク機構42によって最
大開き寸法が決まる。
は握り部、37は先端部、38はクランク状の支点とな
る部分を示す。先端部37には互いに向かい合うように
突出した部分があり、そこに作用部材33、34が軸3
9により回転可能に夫々取り付けられている。ディスト
ラクター30は、操作ハンドル31、32を握り締める
操作により先端部37、37を開くので、握り部36、
36が接触する場合にはそのときに先端部37、37の
開き寸法が決まる(図9参照)。実施例2において握り
部36、36が接触するのは可動軸35bが内方の軸穴
35dにあるときで、可動軸35bが外方の軸穴35e
にあるときは、次に説明するリンク機構42によって最
大開き寸法が決まる。
【0021】実施例2のディストラクター30は拡開用
先端40を有しており、その形態は実施例1のものと同
様である。即ち、ロッドRに係合可能な凹状の係合部4
1を有している。実施例2の一対の作用部材33、34
も所要の位置関係を保って開閉するようにリンク機構4
2によって連結されている。
先端40を有しており、その形態は実施例1のものと同
様である。即ち、ロッドRに係合可能な凹状の係合部4
1を有している。実施例2の一対の作用部材33、34
も所要の位置関係を保って開閉するようにリンク機構4
2によって連結されている。
【0022】リンク機構42は、実施例1と同様X字形
に交際したリンク部材43、44を有し、その4端部を
一対の作用部材33、34に軸支しており、前後各2箇
所の軸支部の内、前方は固定軸47で軸支され、後方は
可動軸48で軸支されている。可動軸48は作用部材3
3、34に形成された前後方向の長孔45、45の範囲
で前後にスライド可能である。46は開閉リンクの交差
部軸を示す。
に交際したリンク部材43、44を有し、その4端部を
一対の作用部材33、34に軸支しており、前後各2箇
所の軸支部の内、前方は固定軸47で軸支され、後方は
可動軸48で軸支されている。可動軸48は作用部材3
3、34に形成された前後方向の長孔45、45の範囲
で前後にスライド可能である。46は開閉リンクの交差
部軸を示す。
【0023】使用に際しては、複数の椎体Sに植設され
ているインプラントT1、T2の内側にディストラクタ
ー30の作用部材33、34の先端を配置し(図1
1)、握り部36、36を握り締めることにより、締め
てあるインプラントT1 と締めていないインプラント
T2 との間隔を拡げ(図11の矢印)、適当な位置に
ロッドRを移動させたなら、その場所で、締めていない
止めねじUを締め付けて固定する。内方の軸穴35dで
の最大開き寸法で不足する間隔の箇所に対しては、可動
軸35bを外方の軸穴35eに移動させて最大開き寸法
を大きくして同じ操作を行う。この際にも握り部36、
36の操作前の間隔は殆ど変わらず、片手操作を余裕を
もって行うことができる。
ているインプラントT1、T2の内側にディストラクタ
ー30の作用部材33、34の先端を配置し(図1
1)、握り部36、36を握り締めることにより、締め
てあるインプラントT1 と締めていないインプラント
T2 との間隔を拡げ(図11の矢印)、適当な位置に
ロッドRを移動させたなら、その場所で、締めていない
止めねじUを締め付けて固定する。内方の軸穴35dで
の最大開き寸法で不足する間隔の箇所に対しては、可動
軸35bを外方の軸穴35eに移動させて最大開き寸法
を大きくして同じ操作を行う。この際にも握り部36、
36の操作前の間隔は殆ど変わらず、片手操作を余裕を
もって行うことができる。
【0024】このように、本発明の医療用手工具は操作
ハンドルを閉じる操作により作用部材13、14が閉じ
るコンプレッサー10についても、或いは同じく閉じる
操作で作用部材33、34が開くディストラクター30
ないしスプレッダーについても、同じように作用部材3
3、34を平行移動させることができる。このため、操
作ハンドル11、12、31、32の作用部材13、1
4、33、34と対象部分であるインプラントT等との
位置関係が変化せず、手術中にずれ動くおそれがない。
ハンドルを閉じる操作により作用部材13、14が閉じ
るコンプレッサー10についても、或いは同じく閉じる
操作で作用部材33、34が開くディストラクター30
ないしスプレッダーについても、同じように作用部材3
3、34を平行移動させることができる。このため、操
作ハンドル11、12、31、32の作用部材13、1
4、33、34と対象部分であるインプラントT等との
位置関係が変化せず、手術中にずれ動くおそれがない。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、かつ作用
するものであるから、コンプレッサーとしてもディスト
ラクター等としても実施可能であり、どちらの場合にも
片手で操作することができ、かつ取り扱い易いという効
果を奏するとともに、一対の作用部分が平行移動するた
め対象部分に対してずれず、従って滑ったり動くことが
ないので医療用手工具としての目的を十二分に満たすも
のである。
するものであるから、コンプレッサーとしてもディスト
ラクター等としても実施可能であり、どちらの場合にも
片手で操作することができ、かつ取り扱い易いという効
果を奏するとともに、一対の作用部分が平行移動するた
め対象部分に対してずれず、従って滑ったり動くことが
ないので医療用手工具としての目的を十二分に満たすも
のである。
【図1】本発明に係る医療用手工具の実施例1であるコ
ンプレッサーの平面図。
ンプレッサーの平面図。
【図2】同じく側面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】同上の動きを示す平面図。
【図5】同じく使用状態の説明図。
【図6】実施例2のディストラクターの平面図。
【図7】同じく側面図。
【図8】図9のVIII−VIII線断面図。
【図9】可動軸を内方軸穴に配置した平面図。
【図10】可動軸を外方軸穴に配置した平面図。
【図11】同じく使用状態の説明図。
10 コンプレッサー 11、12、31、32 操作ハンドル 13、14、33、34 作用部材 15、35a 固定軸 16、36 握り部 17、37 先端部 18 交差部 19、39 軸 22、42 リンク機構 23、24、43、44 リンク部材 25、45 長孔 30 ディストラクター 35b 可動軸
Claims (4)
- 【請求項1】 片手で操作できる一対の操作ハンドルを
有し、握り部を握り締める操作により、先端側が開閉可
能に組み合わされた医療用手工具であって、操作ハンド
ルの先端側に作用部材をそれぞれ軸支し、操作ハンドル
の上記操作により、各作用部材が所定の位置関係を保っ
て開閉されるように作用部材をリンク機構により連結し
たことを特徴とする医療用手工具。 - 【請求項2】 リンク機構は、リンク部材をX字形に交
差しかつ交差部にて軸支した開閉リンクを有し、各リン
ク部材の4端部を一対の作用部材に軸支したもので、各
作用部材の軸受の一方を、長孔によって前後方向へスラ
イド可能に軸承し連結した構成を有する請求項1記載の
医療用手工具。 - 【請求項3】 医療用手工具がコンプレッサーであり、
操作ハンドルを閉じる動作で作用部材が閉じるように、
一対の操作ハンドルが交差状に配置されかつ交差部にて
軸支されている請求項1記載の医療用手工具。 - 【請求項4】 医療用手工具がディストラクター又はス
プレッダーであり、操作ハンドルを閉じる動作で作用部
材が開くように、一対の操作ハンドルが非交差状に配置
されており、操作ハンドルは支軸外方へ移動可能な長穴
にて軸支されている請求項1記載の医療用手工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118491A JP2002306499A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 医療用手工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118491A JP2002306499A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 医療用手工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002306499A true JP2002306499A (ja) | 2002-10-22 |
Family
ID=18968873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001118491A Pending JP2002306499A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 医療用手工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002306499A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109745085A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-05-14 | 李爱根 | 一种喉科检查用辅助压舌装置 |
-
2001
- 2001-04-17 JP JP2001118491A patent/JP2002306499A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109745085A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-05-14 | 李爱根 | 一种喉科检查用辅助压舌装置 |
CN109745085B (zh) * | 2018-12-13 | 2021-07-20 | 淄博职业学院 | 一种喉科检查用辅助压舌装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7081118B2 (en) | Medical tool | |
US6019780A (en) | Dual pin and groove pivot for micro-instrument | |
US7105005B2 (en) | Arteriotomy scissors for minimally invasive surgical procedures | |
EP0744918B1 (en) | Endoscopic microsurgical instruments | |
US6626929B1 (en) | Surgical instrument with locking ratchet apparatus and method | |
US7326218B2 (en) | Bone plate and retractor assembly | |
CA1069796A (en) | Surgical instrument | |
US8568443B1 (en) | Surgical grapser tool and actuation mechanism | |
EP2036509B1 (en) | Spreader for high tibial osteotomy | |
JP2003515425A (ja) | 骨または骨部分を伸延または圧縮する装置 | |
US9642664B2 (en) | Instrument for bending a bone fixation device | |
DE68915436D1 (de) | Vielzweck-zange mit sperrklinken für die orthopädische chirurgie. | |
US6280459B1 (en) | Back biting surgical instrument | |
JP2001057981A (ja) | 2種類の曲率の円弧状部分を有する湾曲した腹腔鏡鋏 | |
US20020049460A1 (en) | Surgical cutting instrument having concative jaw tips | |
US10660661B2 (en) | Combined distraction and compression clamp for surgical operations | |
US20170296248A1 (en) | Distraction and compression in one plier | |
CA2426265C (en) | Surgical cutting instrument | |
CN113662613A (zh) | 钳式执行器以及输送装置 | |
JP2002306499A (ja) | 医療用手工具 | |
JP2016530938A (ja) | インプラントに対して外科用ロッドを操作、位置決め及び固定するための外科用器具 | |
CN211049523U (zh) | 一种变向咬骨钳 | |
KR20200108323A (ko) | 수술 기구용 힘 제한 어셈블리 | |
JP3481149B2 (ja) | 内視鏡用器具 | |
EP3735924B1 (en) | Double-purpose forceps |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050208 |