JP2002306315A

JP2002306315A - 線香器

Info

Publication number: JP2002306315A
Application number: JP2002069329A
Authority: JP
Inventors: Riyoutatsu Nanba; 凌達難波
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-02-09
Filing date: 2002-02-06
Publication date: 2002-10-22

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】線香で焼香する時、線香の着火に火を使うた
め、火傷や火災の危険があった。火の付いた線香を倒し
たり、マッチの燃えカスで仏壇を焦がしたり灰で汚した
り、煙や臭いで部屋が汚れたり、環境にも良くなかっ
た。また電気によって光らす、極小ランプを先端に付け
た擬似線香もあるが、製作が難しく、壊れやすいし、取
扱が不便で、線香として違和感があった。【解決手段】透明ロッドの先端を尖らし、ロッドに線香
に似せた材料で被覆して擬似線香４として、光ファイバ
ーの原理で、ロッドの元より光を入れ、擬似線香４の先
を焼香しているように光らす。光源は発光素子２ｅ、擬
似線香４は、普通の線香のように、単体で扱えて線香立
てと良くマッチする。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】この発明は仏具に使用するも
ので、疑似線香と発光素子によって線香が実際に焼香し
ているように見せる、線香器に関するものである。

【従来の技術】線香器なるものが考えられ、火を使わず
疑似線香の先端に、極小ランプを点灯して、あたかも線
香が焼香しているように見せる、疑似線香もある。この
疑似線香と線香立てを組み合わせて、セットされたもの
が線香器と呼ばれている。この線香器なるものは、特公
平６−６１３５５で公告されている。従来の線香立の内
側の側面には物を支える為の突起は無かった。

【発明が解決しようとする課題】従来の疑似線香は、基
本的には先端に、極小ランプを取り付けて、それにリー
ド線を接続し、その外を線香に似せた材料で被覆して、
疑似線香とした仕組みである。これは製造上と、取扱い
上と、疑似線香の光り方に問題がある。上記構造の疑似
線香は、線香であることの、限られた太さ内で造る難し
さと、壊れやすさがある。通常の取扱いを少し誤る程度
で、極小ランプの取り付け部が折れたり、リード線が断
線したり、疑似線香が曲がったり、折れたり、等の恐れ
がある。またこの疑似線香は、線香立てのハウジングに
取り付けられ、リード線によって繋がっている為、普通
の線香のように、一本一本単独で立てたり、抜いたり等
の、完全な着脱分離は出来ない。疑似線香の先端に、光
源であるランプを取り付ける方法では、構造的にも、光
の発し方にしても、見た目には、普通の線香の焼香時の
感覚とは違う。それは光源のランプやフィラメントが、
直接見える為である。以上のものを組み立てある形に
し、従来の線香立てにセットする為にはそれを安定よく
支える支えが必要である。

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の線香器の擬似線香は、透明ロッドの先端
を、通常の線香の焼香時の形状に加工する。この形状は
放物線に近い形状である。ロッドの元は軸に対し直角に
切断した形である。このロッドの円筒部を、線香に似せ
た材料で被覆している。線香立てには、ハウジングブロ
ックがセットされる。このハウジングブロックには、擬
似線香を立てる穴が明けてあり、この穴の中に擬似線香
の先端を光らす為の、光源である発光素子を組み込んで
いる。また発光素子を作動する為の、電池やそれを開閉
するスイッチを含む、電気回路基盤を備えている。また
線香立ての内側の側面にハウジングを支える突起を儲け
ることにより、ハウジングの設置位置の高さが決まり、
横ずれ防止も出来て、安定する。

【発明の実施の形態】上記構成の線香器によれば、擬似
線香を立てて、スイッチをオンすれば、ハウジングブロ
ック内の発光素子が光り、その光が、その上に立てられ
た、擬似線香の元から入り、擬似線香の先端を光らす。
この装置は線香立てにセットされている。

【実施例】以下本発明の実施例を、添付図面に基いて祥
述する。第図１は本発明の線香器を示す斜視図、第図２
は分解単体部品、第図３は線香器の平面図、とその断面
図、第図４は擬似線香、第図５は擬似線香の先端部の光
の拡散図、第図６は配線基盤、第図７は電気回路であ
る。図面において、第図１は線香器を示し、該線香器１
は、第２図のように、ハウジングブロック２、線香立て
３、疑似線香４、の３点に分解、組み立てが自由に出来
る。ハウジングブロック２は、第図３に示すように、上
部ハウジング２ａ，ブロック２ｂ，電池ケース２ｃ、電
池２ｄ、発光素子２ｅ、スイッチ２ｆ、配線基盤２ｇ、
電気回路２ｈ、より構成されていて、これらは線香立て
３の中に、ぴったり収まるように、構成されている。ハ
ウジングブロック２は、断面図に示すように、疑似線香
４を立てる穴があり、その穴の中に発光素子２ｅが埋め
込まれている。其の他の電気部品は、発光素子２ｅを安
全に点灯、消灯するスイッチ２ｆを含む部品で構成され
ている。第図４の疑似線香４は、透明ロッド４ａ、線香
疑似被覆材４ｂで構成されている。第図５は、疑似線香
４の透明ロッド４ａの、先端の光の拡散を示す。第図１
のように構成された線香器１は、スイッチ２ｆのオン、
オフによって疑似線香４の先端が点滅する。またハウジ
ングブロック２は第３図の断面図のように線香立て３、
の中に儲けた突起５の支えにより安定よく収まる。

【発明の効果】上祥述したように、端的に言えば疑似線
香は、透明樹脂ロッドの先を尖らし、そのロッドの円筒
部の外側に、線香に似せた材料で、被覆しただけのシン
プルな単体で、製作も容易で、普通の線香のように、簡
単に折れるといった心配も無い。また先端に発光素子等
のランプや、リード線を取り付けて造る疑似線香は、限
られた太さ内で造る難しさと、断線とか破損する部分が
多い。またリード線がハウジングと繋がっていると、疑
似線香を着脱分離が出来ないので、取扱が極めて不便で
ある。現代の機密の良い部屋での使用において、匂いや
煙、灰も出ず環境にも良いし、火事や焼けど等の心配も
無い。線香器全体をひっくり返しても、まず壊れる所が
無い。ランプを先端に取り付けた擬似線香の光方は、発
光源の発光素子やフィラメントが直接見えたり、透けて
見えたりして、違和感がある。本考案の擬似線香の光方
は、線香の焼香時の先端の形状に似せた、透明ロッドの
表面より光を発しする。その透明ロッド先端の中には、
光源がなくて、全くシンプルな形で光り、普通の線香の
焼香時の光り方に極似していて、触ると火傷する錯覚を
起こす程、似ている。ハウジングブロックは、線香立て
の中の突起に支えられ着脱も容易で、しかも安定してい
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】は線香器の斜視図、

【図２】はハウジングブロック２、線香立て３、擬似線
線香４、に線香器を分解した図、

【図３】は線香器の平面図と断面図、で線香立て３、と
その突起５、上部ハウジング２ａ、ブロック２ｂ、電池
ケース２ｃ、スイッチ２ｆ、擬似香４、配線基盤２ｇ、
を示す。

【図４】は擬似線香４と、透明ロッド４ａ、線香擬似被
覆材４ｂ、

【図５】は透明ロッド４ａの光の拡散を示す、

【図６】は配線基盤２ｇ、

【図７】は電気回路２ｈ、

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】先端を通常の線香の焼香時の形状に加工し
た透明ロッドに、線香に似せた被覆材を被覆した疑似線
香と、この疑似線香が着脱自在に出来るように、ハウジ
ングブロクに穴を明け、この穴の中に、この疑似線香の
先端を光らすための、発光素子を組み込んでいる。この
ハウジングブロックと、組み込まれた発光素子と、それ
の電気回路を一体構成する基盤と、それを開閉するスイ
ッチと、線香立を備えたことを特徴とする線香器。
【請求項２】前記透明ロッドは樹脂である請求項（１）
記載の線香器。
【請求項３】線香立ての内側の側面にハウジングを支え
る為の突起をつけた、請求項（１）に記載の線香立て。