JP2002303565A - タービン余寿命の評価システム - Google Patents

タービン余寿命の評価システム

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JP2002303565A
JP2002303565A JP2001107625A JP2001107625A JP2002303565A JP 2002303565 A JP2002303565 A JP 2002303565A JP 2001107625 A JP2001107625 A JP 2001107625A JP 2001107625 A JP2001107625 A JP 2001107625A JP 2002303565 A JP2002303565 A JP 2002303565A
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turbine
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JP2001107625A
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Masashi Ozaki
政司 尾崎
Nobuhiko Nishimura
宣彦 西村
Kenzaburo Takezoe
賢三郎 竹添
Katsuhiko Takita
勝彦 田北
Nobuya Yoshimoto
宣哉 吉本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】タービン寿命評価サービスを効率化し、その評
価サービスの広域化と個別的適正化とを促進し、余寿命
判断を導くプロセスの事務を合理化し採取したデータと
判断を更に次のデータとする動的データの推移を統一的
に整理し管理する。 【解決手段】入力データの損傷状態の損傷状態値に基づ
いて機械的要素の余寿命を計算して推定する計算ユニッ
ト12と、画面を生成する生成ユニットと12、画面を
表示する表示ユニット14とから構成されている。機械
的要素の第1分類を特定する特定入力部分を有する第1
画面と、第1画面より下流側にあり機械的要素の損傷状
態値を入力する損傷状態値入力部分を有する第2画面
と、損傷状態値に基づいて計算ユニット12により推定
された余寿命を表示する第3画面とを備えている。ター
ビンの機械的要素の一生が統一的に管理され、且つ、他
のタービンの余寿命を推定する基礎資料として蓄積され
ていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン余寿命の
評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多様に存在する発電システムとして、石
炭、ガスの燃焼エネルギーを電気的エネルギーに変換す
る技術が知られている。このような技術は、燃焼エネル
ギーを電気的エネルギーに変換するために、タービンを
用いている。タービンとそのタービンを高速回転自在に
収容する高温車室は、高温環境と振動環境に置かれてい
る。熱応力を受け熱応力場に恒常的に置かれる車室構成
要素とタービン構成要素から形成される機械的要素に
は、き裂が発生する。そのき裂は、時間の経過とともに
成長する。ある程度にき裂が成長した機械的要素は、適
正時期に診断されその診断結果により修理され交換され
ることが大事である。特に、超高圧蒸気タービン施設の
機械的要素の修理・交換の時期の適正化が重要である。
【0003】タービンの複数の機械的要素のそれぞれの
余寿命は、き裂形状の空間的パターンとき裂成長の時間
的パターンとに基づいて、厳密な計算理論と経験則的デ
ータとにより知られ得る。このように知られる余寿命に
基づいて、その機械的要素の修理・交換時期が判断され
る。そのような判断は、高度の知識と経験を有する高度
専門家によって行われる。特殊技能を持って機械的要素
の損傷を見出す現地検査員は、豊富な知識を持って検査
結果に基づいて余寿命を算出する研究部門の専門家と異
なり、互いに能力が異質であることが普通である。デー
タ採取と診断とは、高度な専門的知識が必要である点で
共通しているが、その専門的知識の内容の点で異質であ
る。
【0004】き裂進行状況を示すデータは、現場で採取
される。現場で採取されたデータは、研究所のような試
験研究機関・部門に人によって持ち寄られる。全世界か
ら持ち寄られる大量のデータを少数の高度専門技術者
(アドバイザー)により分析した分析結果とそれに基づ
く処方を現地に持ち帰るサービス業務は、その業務が煩
瑣であり非効率である。その非効率は、サービスの低下
を招く。タービン寿命評価サービスの効率化が求められ
る。更に、その評価サービスの地球規模的広域化と、各
タービンの診断と処方との統一によって余寿命判断の個
別的適正化が望まれる。その余寿命判断を導くプロセス
の事務の合理化と、採取したデータと判断を更に次のデ
ータとする動的データの推移を統一的に整理し管理する
データ蓄積事務の合理化が更に望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ター
ビン寿命評価サービスを効率化することができるタービ
ン余寿命の評価システムを提供することにある。本発明
の他の課題は、その評価サービスの広域化と個別的適正
化とを促進することができるタービン余寿命の評価シス
テムを提供することにある。本発明の更に他の課題は、
余寿命判断を導くプロセスの事務を合理化し、採取した
データと判断を更に次のデータとする動的データの推移
を統一的に整理し管理するデータ蓄積事務とを合理化す
ることができるタービン余寿命の評価システムを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明によるタービン余寿命の評価システ
ムは、採取された機械的要素の損傷状態を入力する入力
器具(15)と、採取データを記録する記録媒体(11
又は13)と、損傷状態の損傷状態値に基づいて機械的
要素の余寿命を計算して推定する計算ユニット(1
2)、画面を生成する生成ユニット(12)と、画面を
表示する表示ユニット(14)とから構成されている。
画面は、第0画面(21,23又は25)と、第0画面
(21)より下流側にあり機械的要素の第1分類を特定
する特定入力部分(31)を有する第1画面(29)
と、第1画面より下流側にあり機械的要素の損傷状態値
を入力する損傷状態値入力部分(87)を有する第2画
面(77)と、損傷状態値に基づいて計算ユニット(1
2)により推定された余寿命を表示する第3画面(10
7)とを備えている。損傷状態値と余寿命とは、記録媒
体(13)に保存される。
【0008】採取データの損傷状態の入力と、損傷状態
に基づく余寿命の計算とが同一の計算ユニットにより実
行され、その入力値と余寿命とがその計算ユニットに属
する表示ユニットに表示される。個々の採取データに基
づいて、全ての機械的要素について、同じ計算ユニット
により、余寿命が推定され、個々の採取データと出力デ
ータである余寿命との対応が1つの同じ表示ユニット表
示され、余寿命の計算の終了と同時に、その余寿命と機
械的要素の履歴との対応を示す報告書が出来上がる。デ
ータ入力、計算推定、データ出力、入力データと出力デ
ータとの保存から形成される履歴処理が一貫して同じ個
別的コンピュータである現地コンピュータにより実行さ
れる。このように作成される保存データは、報告書と同
義であり、且つ、その報告書は次回検査の初期データと
して活用され、タービンの機械的要素の一生が統一的に
管理され、且つ、他のタービンの余寿命を推定する基礎
資料として蓄積されていく。蓄積データの集積に必要な
膨大な事務的処理回数は、1つの個別的コンピュータに
より自動的に遂行され、異なる資質の複数の高度専門家
に頼らずに、余寿命評価サービスが向上する。
【0009】計算ユニット(12)は、複数計算ユニッ
トとして、全世界的規模で広域に配置される。統一的計
算ユニット(6)が、複数計算ユニット(12)に通信
回線(5)により接続されている。統一的計算ユニット
(6)は、個別的に広域に配置される計算ユニット(1
2)と同じ計算機能を共通に有していて、現地で余寿命
が即座に計算され得る。記録媒体(11)は移送自在で
あり、統一的計算ユニット(6)と計算ユニット(1
2)との間で移送され、統一的計算ユニット(6)と計
算ユニット(12)に共通するプログラムにより読み取
り可能である。現場で採取されたデータは、研究所まで
持ち寄られる必要はない。
【0010】計算ユニット(12)は、機械的要素の損
傷状態と種別と同じ他の機械的要素の損傷状態との比較
に基づいて余寿命を計算する簡易計算機能を有し、統一
的計算ユニット(6)は、簡易計算機能を含み、且つ、
その比較によらずに機械的要素の損傷状態に基づいて余
寿命を計算する拡大計算機能を有している。拡大計算機
能は、過去の余寿命の推定値に100%依存することを
しないで、例えば、過去に類例がない損傷パターンに関
して余寿命の理論計算を行う機能である。
【0011】入力画面である第1画面は、機械的要素が
属する第1分類を特定して表示する特定入力部分(3
2)と第5画面(38)に移行させる第5画面移行部分
(37)とを有する第4画面(29、既述の第1画面に
同じ)と、第1分類に属し機械的要素が属する第2分類
を表示する第5画面(38)と、第2分類に属し機械的
要素が属する第3分類を表示する第6画面(46)とを
更に備えている。分類を細分化していく階層的画面の生
成により、膨大な数で存在するタービンの全ての機械的
要素のデータ整理とデータ検索が容易になる。
【0012】機械的要素は、複数機械的要素から形成さ
れている。第1画面は、第3分類に属し複数機械的要素
の第4分類を表示し第8画面に移行する第8画面移行部
分(A1等)とを有する第7画面(57)を更に備えて
いる。第4分類は、複数機械的要素の互いの配置関係と
複数機械的要素の配置位置に対応する位置に機械的要素
を表す記号(A1等)を示す記号表示部分(A1等)と
から形成されている。位置表示を確認して最終分類の機
械要素を特定し、その特定に即応的にその機械要素を表
示する第8画面(62)に移行することができる。
【0013】第8画面(62)は、採取データの複数の
採取方法を表示する。第8画面(62)は、採取方法に
基づいて損傷状態を画像として表示する画像表示画面に
移行させる移行部分(64,65−1〜3)を有してい
る。画像表示画面は、第2画面(77)に一致してい
る。
【0014】損傷状態値は、第2画面(77)の損傷状
態に示されるき裂長さ(81)である。画面は、機械的
要素の解析条件を入力して表示する解析条件表示部分
(103)を表示する第9画面(101)を更に備えて
いる。その解析条件は、機械的要素の材質(103−
1)と、機械的要素の運転温度(103−2)と、機械
的要素の運転圧力(103−5)と、機械的要素の初期
き裂長さ(103−6)と、機械的要素の起動・停止回
数(103−7)とを含んでいる。起動・停止回数(1
03−7)は、評価対象の回数である。計算ユニット
(12)は、第8画面(77)のき裂長さ(81)と解
析条件(103)とに基づいて余寿命を計算する。
【0015】このような入力が終了して、解析計算が開
始される。第9画面(101)は、解析を実行し解析結
果を表示する第3画面(107)に移行させる移行部分
(104)を有している。解析結果は、余寿命とき裂長
さの対応関係としてグラフ表示する。
【0016】画面は、第3画面(107)より下流側に
あり、第3分類を表示し第3分類の複数処方をそれぞれ
に入力して表示する第10画面(114)を更に備え
る。第3分類の処方は、第10画面(114)に表示さ
れる複数処方の中から1つの処方が選択されて第10画
面(114)に入力される。複数処方の項目は、第10
画面(114)に表示されている。第10画面(11
4)は、次回検査時期を入力する時期入力部分(11
7)を更に有している。
【0017】画面は、第0画面より下流側にあり、第4
分類の機械的要素の処方と次回検査時期とを一覧に表示
する第11画面(122)を更に備える。第11画面
(122)は、第0画面に戻る動作部分(125)を有
している。第0画面(21)に戻って、他の機械的要素
について既述の処理から形成されるプロセスが繰り返さ
れる。
【0018】本発明によるタービン余寿命の評価システ
ムは、採取された機械的要素の損傷状態を入力する入力
器具(15)と、採取データを記録する記録媒体(11
又は13)と、損傷状態の損傷状態値に基づいて機械的
要素の余寿命を計算して推定する計算ユニット(1
2)、画面を生成する生成ユニットと(12)、画面を
表示する表示ユニット(14)とから構成されている。
画面は、第0画面(21,23又は25)と、第0画面
(21)より下流側にあり機械的要素の第1分類を特定
する特定入力部分(31)を有する第1画面(29)
と、第1画面より下流側にあり機械的要素の損傷状態値
を入力する損傷状態値入力部分(87)を有する第2画
面(77)と、損傷状態値に基づいて計算ユニット(1
2)により推定された余寿命を表示する第3画面(10
7)とを備えている。損傷状態値と余寿命とは、記録媒
体(13)に保存され、画面は、余寿命に基づいて機械
的要素の処方を入力して表示する第4画面(114)を
更に備え、第2画面(77)と第3画面(107)と第
4画面(114)は、第1画面に戻る動作部分を表示す
る動作表示部分(83,110,118)を有する。動
作表示部分(83,110,118)の存在により、他
の機械的要素に関する既述のプロセスが円滑に連続的に
実行され、全データ整理の自動的実行を促進する。
【0019】第2画面(77)と第3画面(107)と
第4画面(114)は、第0画面を介して第1画面(2
9)に戻る動作部分を表示する動作表示部分を有する。
寿命評価の基準になる画面は、第1画面(29)である
が、全体のプロセスを統一するために第0画面(21)
が設けられている。
【0020】第3画面(107)は、余寿命を損傷状態
値の関数(108)として表示する。損傷状態値はき裂
長さであり、き裂長さは、クリープ疲労に対応するき裂
長さ、又は、熱疲労に対応するき裂長さであり、あるい
は、クリープ疲労と熱疲労に対応する2つのき裂長さで
ある。余寿命は、クリープ疲労のみの関数として計算さ
れることが可能であり、熱疲労のみの関数として計算さ
れることが可能であり、クリープ疲労が考慮された熱疲
労の関数として計算されることが可能である。クリープ
疲労が考慮された熱疲労の関数として計算することの重
要性は最近の知見に基づいていて、統一的コンピュータ
6は、このような知見の拡大に基づいてプログラム化さ
れることが可能であり、且つ、過去の知見に基づくプロ
グラムも温存され、過去のデータと現在のデータとの比
較は、新プログラムと旧プログラムの両方で実行される
ことが好ましい。
【0021】更に別の第4画面(179)が用意されて
いる。第4画面(179)は、機械的要素を表示する部
分(181)と、き裂のタイプを表示する部分(18
4)と、き裂の要因を表示する部分(185)と、き裂
の原因を表示する部分(186)とを有している。要因
としては、熱疲労とクリープ疲労とを含むことが重要で
あり、原因としては温度落差と材質不純とを含むことが
重要である。画面は、専門家により推定される余寿命を
入力して表示する画面を更に備えることが好ましい。
【0022】更に別な第4画面(144又は153)が
用意されている。その第4画面(144又は153)
は、その劣化度を示す複数ランクを表示する第1部分
(147)と余寿命を表示する第2部分とを有し、第1
部分(147)と第2部分とは同じ画面の部分であり、
余寿命は複数ランクに対応して表示される。このような
第4画面(144又は153)は、計算ユニット(1
2)により採取データを画像処理した画像を表示する第
3部分(146又は155)を有し、この場合、劣化度
は計算ユニットにより計算されて求められる。
【0023】採取データのうちの画像データに見られる
損傷は、熱疲労とクリープ疲労とにより生成する金属組
織のクリープボイドとクリープボイドが線状に連結する
繊維状き裂とから複雑に形成され、このような損傷に基
づいて高度な専門知識を持つエキスパートにより余寿命
が判断されるとともに、損傷に基づく画像を抽出するこ
とができるようにその金属組織を画像処理する。このよ
うに画像処理された画像は、複雑な疲労損傷の中に反映
され計量化される複数の特徴を持っている。計算ユニッ
トは、そのような特徴的計量化を実行し、複数の計量化
特徴に数学的処方を実行して、高度専門家の推定に90
%の確率で的中するソフトを備え、そのソフトは過去の
データに基づいて余寿命を更に高確率で推定する学習機
能を備えている。学習機能とデータ整理機能とが融合し
た余寿命評価サービスは、1つの生きた生命のように進
化してそのサービスを更に向上させていく。
【0024】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明によるター
ビン余寿命の評価システムの実施の形態は、複数の個別
コンピュータが単一の共通コンピュータに接続されてい
る。その共通コンピュータ1は、図1に示されるよう
に、地球上又は地球周囲空間に単一的に配置されてい
る。共通コンピュータ1は、複数の大域的部分に対応し
てそれぞれに単一的に配置され得る。共通コンピュータ
1は、タービン発電システムを研究開発し、又は、製造
する工場又はその工場に隣接する研究所に配置されてい
る。
【0025】複数の個別コンピュータ2は、地球規模的
に分散する複数のタービン発電所3にそれぞれに対応し
て配置されている。タービン発電所3には、タービン発
電機が存在する。タービンとして、蒸気タービンが好適
に例示される。タービン4は、超高圧タービン、高圧タ
ービン、中圧タービン、低圧タービンの組合せで形成さ
れ、それぞれはロータと車室とから構成され、このよう
なタービン群は、超高圧・高圧・中圧・低圧翼環、カー
チス環、ダミー環、超高圧・高圧・中圧・低圧車室等か
ら構成されている。超高圧タービンの主要機械的要素に
は、低C−9.5Cr0.8Mo−0.15V−N鋼が
新材料として好適に用いられている。このような材料と
その他の多様な材料で形成されるタービン機械的要素
は、そのき裂の発生と成長が研究所で計算的に解析さ
れ、新材料と新材料で製造されている機械的要素のき裂
の時間的変化である成長が恒常的に追跡され研究されて
いて、研究成果は日進月歩に更新される。
【0026】共通コンピュータ1と複数の個別コンピュ
ータ2との間は、多様な通信ネット5の集合により接続
されている。通信ネット5としては、有線・無線電話回
線、インタネット回線、衛星経由回線、海底ケーブルの
ようなあらゆる通信回線の1つが選択的に利用される。
【0027】共通コンピュータ1は、余寿命を計算する
寿命評価大規模計算ユニット6を備えている。寿命評価
大規模計算ユニット6は、研究開発中の新機械的要素の
寿命を理論的に計算する研究開発用計算用ユニット7
と、既知理論と既知データとの対応により個々のタービ
ンの余寿命を簡易に計算して推定する第1寿命評価簡易
計算ユニット8とを統合的に機能させることができる。
【0028】研究開発用計算用ユニット7は、単一的デ
ータ保存・更新メモリ9を従属させている。単一的デー
タ保存・更新メモリ9は、全世界的に分散する個別コン
ピュータ2に関する個別的データDjと、全個別的デー
タを解析して分類し統合する統一化データDuを履歴的
に保存し、その個別的データDjとその統一化データD
uの更新を実行する。個別的データDjは、移送自在で
ある個別データ記録媒体11に対してその入出力が可能
である。個別的データは、暗号化されて通信ネット5を
介して、個別コンピュータ2に伝送され得る。個別デー
タ記録媒体11は、タービン発電所3に移送され得る。
【0029】個別コンピュータ2は、共通コンピュータ
1の第1寿命評価簡易計算ユニット8と全く同一の寿命
評価機能を有する第2寿命評価簡易計算ユニット12を
備えている。第2寿命評価簡易計算ユニット12は、個
別的データDjを履歴的に保存する個別データ保存・更
新メモリ13を従属させている。第2寿命評価簡易計算
ユニット12は、更に、寿命評価関係データを表示する
表示画面14を従属させている。
【0030】新しく採取される個別的データは、データ
入力器15から第2寿命評価簡易計算ユニット12に入
力され、更に、個別データ保存・更新メモリ13に更新
・保存される。データ入力器15は、光学的入力器16
を備えている。光学的入力器16は、タービン4の各部
の損傷像を第2寿命評価簡易計算ユニット12に入力す
ることができる。
【0031】損傷像は、特に、機械的要素のき裂発生部
位画像と、き裂発生状態画像と、き裂微細構造状態画像
を含んでいる。き裂発生部位画像と、き裂発生状態画像
と、き裂微細構造状態画像とは、外観スケッチ、レプリ
カ写真、浸透探傷画像、磁粉探傷画像、超音波探傷画像
として採取される。データ入力器15は、更に、キーボ
ード、マウスのような機械的入力器17を備えている。
機械的入力器17は、機種名、使用時間のような文字デ
ータを第2寿命評価簡易計算ユニット12と個別データ
保存・更新メモリ13に入力することができる。
【0032】共通コンピュータ1の個別データ記録媒体
11と個別コンピュータ2の個別データ記録媒体11と
は、相互に移送自在に交換され得る。個別データ記録媒
体11の中の個別的データDjと通信ネット5で伝送さ
れる個別的データDjとの同一性は、第2寿命評価簡易
計算ユニット12と第1寿命評価簡易計算ユニット8と
でそれぞれに確認され得る。個別コンピュータ2の個別
データ記録媒体11の個別的データDjは、第2寿命評
価簡易計算ユニット12に入力され、個別データ保存・
更新メモリ13に直接に又は第2寿命評価簡易計算ユニ
ット12を介して入力される。個別データ記録媒体11
は、第2寿命評価簡易計算ユニット12を動作せるプロ
グラムが初期的に記載されていて、そのプログラムは第
2寿命評価簡易計算ユニット12に入力される。個別的
データDjは、第2寿命評価簡易計算ユニット12でそ
のプログラム中に書き込まれそのプログラムから出力さ
れて表示画面14に表示される。
【0033】図2〜図17は、本発明によるタービン余
寿命の評価システムの実施の形態の既述のプログラムに
より動作する第2寿命評価簡易計算ユニット12の動作
結果が表示画面14にそれぞれに表示される画面を示し
ている。図2は、初期画面21を示している。初期画面
21は、本システムが蒸気タービンの寿命を管理するプ
ログラムにより動作するシステムであることを示してい
る。初期画面21には、次の画面に進むための押しボタ
ン”NEXT”22の存在位置を示している。図3は、
押しボタン”NEXT”22をマウスで押すことにより
生成される第2画面23を示している。第2画面23
は、権利に関する注意書である。第2画面23は、その
注意に同意することにより次の画面に進むための押しボ
タン”YES”24の存在位置を示している。
【0034】図4は、押しボタン”YES”24を押す
ことにより生成される第3画面25を示している。第3
画面25は、最新検査データ入力画面選択ボタン26
と、過去検査記録チェックボタン27と、過去発生問題
表示ボタン28とを有している。
【0035】図5は、最新検査データ入力画面選択ボタ
ン26を押すことにより生成される第4画面29を示し
ている。第4画面は、動作経過を入力する画面である。
第4画面29は、発電プラント名入力欄31と、タービ
ンユニット番号入力欄32と、総運転時間入力欄33
と、起動・停止繰返し数入力欄34と、起動態様入力欄
35とから形成されている。それぞれの欄31〜35に
は、機械的入力器17から数値のみが入力される。これ
らの欄31〜35の全てに数値が入力されない限り、次
に画面は生成されず、入力漏れが完全に回避されてい
る。第4画面29は、初期画面に戻る押しボタン”TO
P”36と、次の画面に進む押しボタン”NEXT”3
7とを更に備えている。
【0036】図6は、第4画面29の押しボタン”NE
XT”37を押すことにより生成される第5画面(大分
類機械的要素指定画面)38を示している。第5画面3
8は、タービンの複数の機械部分群を表示し、その1つ
を選択するための機械系を示している。複数の機械部分
群を表示する複数欄は、ロータ指定するロータ欄39
と、ブレード(単位翼)を指定するブレード欄41と、
ケーシング(車室)を指定する車室欄42と、主バルブ
(複数)を指定する主バルブ欄43と、配管を指定する
配管欄44とから形成されている。第5画面38は、初
期画面に戻る押しボタン”TOP”45を有している。
【0037】図7は、第5画面38の主バルブ欄43を
押すことにより生成される第6画面(中分類機械的要素
指定画面)46を示している。第6画面46は、主バル
ブのバルブ群の検査仕様を指定する検査仕様指定画面で
ある。バルブ部分群は、主停止バルブを指定する主停止
バルブ欄47と、ガバナバルブを指定するガバナバルブ
欄48と、リヒータ停止バルブを指定するリヒータ停止
バルブ欄49と、インタセプトバルブを指定するインタ
セプトバルブ欄51とから形成されている。各欄には、
寸法(径と厚み)指定欄52と、圧力・温度指定欄53
と、検査間年数欄54とから形成されている。第6画面
46は、初期画面に戻る押しボタン”TOP”55と、
前画面に戻る押しボタン”BACK”56とを更に備え
ている。全ての欄の数値入力がなければ、他の画面に進
むことができない。
【0038】図8は、第6画面46の主停止バルブ欄4
7を押すことにより生成される第7画面(小分類指定画
面)57を表示している。第7画面は、主停止バルブの
複数バルブとその位置を示している。小分類機械的要素
である複数バルブは、記号A1,A2,B1,B2,B
3で示されている。記号A1,A2,B1,B2,B3
は、それぞれの複数バルブに位置対応して画面上に表示
されている。記号A1,A2,B1,B2,B3の周辺
領域である位置対応ボタン58−jを押すことにより、
記号・位置対応のバルブを指定して選択することができ
る。第7画面57は、初期画面に戻る押しボタン”TO
P”59と、前画面に戻る押しボタン”BACK”61
とを更に備えている。
【0039】図9は、第7画面の位置対応ボタン58−
1を押すことにより生成される第8画面(検査項目指定
画面)62を示している。第8画面62は、検査対象小
分類機械的要素が指定されたバルブA1であることを表
示する検査対象機械的要素表示欄63と、検査結果外観
を表示する外観表示欄64と、検査方法を示す検査方法
表示欄65とから形成されている。検査方法表示欄65
は、第1方法探傷表示欄65−1と第2方法探傷表示欄
65−2と微細構造探傷表示欄65−3とから形成され
ている。第8画面62は、初期画面に戻る押しボタン”
TOP”と、前画面に戻る押しボタン”BACK”67
とを更に備えている。
【0040】図10は、第8画面の押しボタンである外
観表示欄64を押すことにより生成される第9画面68
を示している。第9画面68は、検査対象小分類機械的
要素が指定されたバルブA1であることを表示する検査
対象機械的要素表示欄69と、外観から判断されるジャ
ッジメントが3分類のいずれであるかを選択して記号で
記入する外観判断記入欄71とコメント欄72とから形
成されている。外観判断記入欄71は、外観表示欄73
の外観状態に基づいて、A:クラックなし、B:小クラ
ック発生、C:大クラック発生のいずれかが判断され選
択される。第9画面68は、光学的入力器16から入力
された外観写真を表示する。第9画面68は、初期画面
に戻る押しボタン”TOP”74と、次の画面に進む押
しボタン”NEXT”75と、前画面に戻る押しボタ
ン”BACK”76とを更に備えている。
【0041】図11は、第8画面62の第1方法探傷表
示欄65−1を押すことにより生成される第10画面7
7を示している。第10画面77は、検査対象小分類機
械的要素が指定されたバルブA1であることを表示する
検査対象機械的要素表示欄80と、浸透探傷方法と磁粉
探傷方法とによりき裂発生状態を示す写真を表示するき
裂状態表示欄78と、その写真の外観から判断されるジ
ャッジメントが3分類のいずれであるかを選択して記号
で記入する外観判断記入欄79と、最大クラック長さを
記入するクラック長さ記入欄81と、コメント欄82と
から形成されている。外観判断記入欄79は、A:クラ
ックなし、B:小クラック発生、C:大クラック発生の
いずれかが選択される。第10画面77は、初期画面に
戻る押しボタン”TOP”82と、次の画面に進む押し
ボタン”NEXT”83と、前画面に戻る押しボタン”
BACK”84とを更に備えている。
【0042】図12は、第8画面62の第2方法探傷表
示欄65−2を押すことにより生成される第11画面8
5を示している。第11画面85は、検査対象小分類機
械的要素が指定されたバルブA1であることを表示する
検査対象機械的要素表示欄90と、超音波探傷方法によ
り採取したき裂試験条件を示すき裂試験条件表示欄86
と、き裂検査結果である最大き裂深さを記入するき裂検
査結果記入欄87と、コメント欄88とから形成されて
いる。き裂試験条件表示欄86は、表面処理条件記入欄
86−1と、試験機器記入欄86−2と、クーラント記
入欄86−3と、き裂発生形態記入欄86−4と、プロ
ーブ(探傷針)記入欄86−5と、感度記入欄86−6
とから構成されている。第11画面85は、初期画面に
戻る押しボタン”TOP”89と、次の画面に進む押し
ボタン”NEXT”91と、前画面に戻る押しボタン”
BACK”92とを更に備えている。
【0043】図13は、第8画面62の微細構造探傷表
示欄65−3を押すことにより生成される第12画面9
3を示している。第12画面93は、検査対象小分類機
械的要素が指定されたバルブA1であることを表示する
検査対象機械的要素表示欄94と、微細構造探傷画像を
表示する微細構造探傷画像示欄95と、微細構造検査結
果を記入する微細構造検査結果記入欄96と、コメント
欄97とから形成されている。微細構造検査結果記入欄
96は、き裂発生機械的要素記入欄96−1と、き裂形
状記入欄96−2と、き裂進行可能性記入欄96−3と
から構成されている。第12画面93は、初期画面に戻
る押しボタン”TOP”98と、次の画面に進む押しボ
タン”NEXT”98と、前画面に戻る押しボタン”B
ACK”99とを更に備えている。
【0044】図14は、第12画面の押しボタン”NE
XT”98を押すことにより生成される第13画面10
1を示している。第13画面101は、寿命評価用デー
タを入力する寿命評価用データ入力画面である。第13
画面101は、検査対象小分類機械的要素が指定された
バルブA1であることを表示する検査対象機械的要素表
示欄102と、解析条件を入力する解析条件入力欄10
3を形成している。解析条件入力欄103は、材質記入
欄103−1と、当該機械的要素が受ける温度を記入す
る温度記入欄103−2と、起動時の最大温度落差ΔT
を記入する最大温度落差ΔT記入欄103−4と、当該
機械的要素が受ける圧力を記入する圧力記入欄103−
5と、初期き裂の長さと高さとを記入する初期き裂長さ
記入欄103−6と、評価サイクルを記入するサイクル
記入欄103−7とから構成されている。
【0045】第13画面は、記入された解析条件に従っ
てき裂伝播解析プログラムによりき裂伝播解析プログラ
ムを実行する第2寿命評価簡易計算ユニット12を起動
する解析実行押しボタン1タービン4を備えている。第
13画面101は、初期画面に戻る押しボタン”TO
P”105と、前画面に戻る押しボタン”BACK”1
06とを更に備えている。
【0046】図15は、第13画面の解析実行押しボタ
ン104を押すことにより第2寿命評価簡易計算ユニッ
ト12がき裂生成解析を実行してその解析が終了した時
に自動的に表示出力される解析結果表示画面107を第
14画面として示している。その解析結果は、き裂成長
長さの半分をサイクル数の関数として表す関数グラフ1
第1寿命評価簡易計算ユニット8として表示される。第
14画面101は、検査対象小分類機械的要素が指定さ
れたバルブA1であることを表示する検査対象機械的要
素表示欄109を有している。第14画面は、初期画面
に戻る押しボタン”TOP”110と、前画面に戻る押
しボタン”BACK”111と、第14画面の評価寿命
値(サイクル)に基づいて推奨処置を区分けする処置推
奨画面に移行する処置推奨画面移行ボタン112と、中
分類画面である第6画面に戻る中分類画面移行ボタン1
13とを有している。
【0047】図16は、第14画面107の処置推奨画
面移行ボタン112を押すことにより生成される第15
画面114を示している。第15画面114は、中分類
機械的要素表示欄115(図7に示される表示欄47,
48,49,51に対応)と、推奨処置種目を選択して
記号A〜Dの中から選んで選択記号を記入する推奨処置
種目選択記入欄116と、次期検査時期を記入する次期
検査時期記入欄117とから形成されている。推奨処置
種目選択記入欄116は、疲労損傷対応推奨処置種目選
択記入欄116−1と、クリープ損傷対応推奨処置種目
選択記入欄116−2とから構成されている。推奨処置
種目は、A:即刻修理・交換、B:次回修理・交換、
C:次回検査時査定必要、D:継続的観察必要の4項目
から選択される。第15画面114は、更に、初期画面
に戻る押しボタン”TOP”118と、第6画面46に
戻る押しボタン119と、第4画面〜第15画面に表示
された全データを保存してプロセスを終了する保存・終
了ボタン”END/SAVE”121を有している。中
分類機械的要素表示欄115のそれぞれの表示欄は、そ
れぞれにボタンとして形成されている。
【0048】図17は、第15画面114の中分類機械
的要素表示欄115の主停止バルブを押すことにより生
成される第16画面122を示している。第16画面1
22は、小分類機械的要素表示欄115(図8に示され
る第7画面57の小分類機械的要素58−1〜58−5
に対応)と、推奨処置種目を選択して記号A〜Dの中か
ら選んで選択記号を記入する推奨処置種目選択記入欄1
23と、次期検査時期を記入する次期検査時期記入欄1
24とから形成されている。推奨処置種目選択記入欄1
23は、疲労損傷対応推奨処置種目選択記入欄123−
1と、クリープ損傷対応推奨処置種目選択記入欄123
−2とから構成されている。推奨処置種目は、A:即刻
修理・交換、B:次回修理・交換、C:次回検査時査定
必要、D:継続的観察必要の4項目から選択される。第
15画面122は、更に、初期画面に戻る押しボタン”
TOP”125と、前画面114に戻る押しボタン”B
ACK”126と、第4画面〜第16画面に表示された
全データを保存してプロセスを終了する保存・終了ボタ
ン”END/SAVE”127を有している。
【0049】図18は、第7画面57の位置対応ボタン
58−2(B1)を押すことにより生成される第17画
面128を示している。第18画面128は、検査対象
小分類機械的要素が指定されたバルブB1であることを
表示する検査対象機械的要素表示欄129と、検査方法
を示す検査方法表示欄131と、損傷状態表示欄132
とから形成されている。損傷状態表示欄132は、機械
的損傷表示欄132−1と、微細構造表示欄132−2
とから形成されている。第17画面128は、初期画面
に戻る押しボタン”TOP”133と、前画面に戻る押
しボタン”BACK”134とを更に備えている。
【0050】図19は、第17画面128の検査方法表
示欄131を押すことにより生成される第18画面13
5を示している。第18画面135は、検査対象小分類
機械的要素が指定されたバルブB1であることを表示す
る検査対象機械的要素表示欄136と、検査条件を示す
検査条件表示欄137と、き裂状態記入表示欄138と
から形成されている。き裂状態記入表示欄138には、
最大き裂高さと最大き裂長さが記入される。第18画面
135は、コメント記入欄139と、初期画面に戻る押
しボタン”TOP”141と、次画面に移行させる押し
ボタン”NEXT”142と、前画面に戻る押しボタ
ン”BACK”143とを更に備えている。
【0051】図20は、第17画面128の機械的損傷
表示欄132−1を押すことにより生成される第19画
面144を示している。第19画面144は、検査対象
小分類機械的要素が指定されたバルブB1であることを
表示する検査対象機械的要素表示欄145と、微細構造
状態を表示する微細構造状態表示欄146と、寿命推定
記入欄147と、コメント欄148とから形成されてい
る。微細構造状態表示欄146は、入力像と、出力像
と、ヒストグラムとから構成されている。寿命推定記入
欄147は、4分類の寿命推定ランクから選択されて記
入される。第19画面144は、初期画面に戻る押しボ
タン”TOP”149と、次画面に移行させる押しボタ
ン”NEXT”151と、前画面に戻る押しボタン”B
ACK”152とを更に備えている。
【0052】図21は、第17画面128の微細構造表
示欄132−2を押すことにより生成される第20画面
153を示している。第20画面153は、検査対象小
分類機械的要素が指定されたバルブB1であることを表
示する検査対象機械的要素表示欄154と、微細構造状
態を表示する微細構造状態表示欄155と、寿命推定記
入欄156と、コメント欄157とから形成されてい
る。微細構造状態表示欄155は、入力像と、出力像
と、ヒストグラムとから構成されている。寿命推定記入
欄156は、4分類の寿命推定ランクから選択されて記
入される。第20画面153は、初期画面に戻る押しボ
タン”TOP”154と、次画面に移行させる押しボタ
ン”NEXT”155と、前画面に戻る押しボタン”B
ACK”156とを更に備えている。微細構造状態表示
欄155の出力像は、第2寿命評価簡易計算ユニット1
2によりその入力像を画像処理(例示:2値画像化処
理)することにより作成される。
【0053】図22は、第20画面の押しボタン”NE
XT”155を押すことにより生成される第21画面1
57をい示している。第21画面157は、クリープ損
傷に関する寿命評価用データを入力する寿命評価用デー
タ入力画面である。第21画面157は、検査対象小分
類機械的要素が指定されたバルブB1であることを表示
する検査対象機械的要素表示欄158と、解析条件を入
力する解析条件入力欄159を形成している。解析条件
入力欄159は、材質記入欄159−1と、当該機械的
要素が受ける温度を記入する温度記入欄159−2と、
寸法記入欄159−3と、当該機械的要素が受ける圧力
を記入する圧力記入欄159−4と、初期き裂の深さを
記入する初期き裂深さ記入欄159−5と、評価サイク
ルを記入するサイクル記入欄159−6とから構成され
ている。第21画面は、記入された解析条件に従ってき
裂伝播解析プログラムによりき裂伝播解析プログラムを
実行する第2寿命評価簡易計算ユニット12を起動する
解析実行押しボタン161を備えている。第21画面1
57は、初期画面に戻る押しボタン”TOP”162
と、前画面に戻る押しボタン”BACK”163とを更
に備えている。
【0054】図23は、第21画面の解析実行押しボタ
ン161を押すことにより第2寿命評価簡易計算ユニッ
ト12がき裂生成解析を実行してその解析が終了した時
に自動的に表示出力される解析結果表示画面164を第
22画面として示している。その解析結果は、き裂成長
高さをサイクル数の関数として表す関数グラフ165と
して表示される。第22画面101は、検査対象小分類
機械的要素が指定されたバルブB1であることを表示す
る検査対象機械的要素表示欄166を有している。第2
2画面164は、初期画面に戻る押しボタン”TOP”
167と、前画面に戻る押しボタン”BACK”168
と、第22画面164の評価寿命値(サイクル)に基づ
いて推奨処置を区分けする処置推奨画面に移行する処置
推奨画面移行ボタン169と、中分類画面である第6画
面に戻る中分類画面移行ボタン171とを有している。
【0055】図24は、第22画面164の処置推奨画
面移行ボタン171を押すことにより生成される第23
画面172を示している。第23画面172は、中分類
機械的要素表示欄173(図7に示される表示欄47,
48,49,51に対応)と、推奨処置種目を選択して
記号A〜Dの中から選んで選択記号を記入する推奨処置
種目選択記入欄173と、次期検査時期を記入する次期
検査時期記入欄174とから形成されている。推奨処置
種目選択記入欄173は、疲労損傷対応推奨処置種目選
択記入欄173−1と、クリープ損傷対応推奨処置種目
選択記入欄173−2とから構成されている。推奨処置
種目は、A:即刻修理・交換、B:次回修理・交換、
C:次回検査時査定必要、D:継続的観察必要の4項目
から選択される。第23画面172は、更に、初期画面
に戻る押しボタン”TOP”175と、第6画面46に
戻る押しボタン176と、第4画面29〜第23画面に
表示された全データを保存してプロセスを終了する保存
・終了ボタン”END/SAVE”177を有してい
る。中分類機械的要素表示欄178のそれぞれの表示欄
は、それぞれにボタンとして形成されている。
【0056】図25は、図4に示される過去発生問題表
示ボタン28を押すことにより生成される第24画面1
79を示している。第24画面179は、主バルブの過
去の損傷事例を示している。第24画面179は、機械
的要素対応番号表示欄181、バルブ名−材質表示欄1
82、損傷発生部位表示欄183、発生損傷種別(クラ
ックタイプ)表示欄184、発生要因(クリープ、熱歪
み、修理溶接等)表示欄185、発生原因(材料不純、
起動停止間温度差等)表示欄186、動作中温度表示欄
187、総運転時間表示欄188を備えている。損傷類
型と損傷発生原因の対応の過去のデータは、今後に起こ
る損傷発生の損傷類型と損傷発生原因の対応を含むほど
に豊富であり、更に、このような対応のデータの蓄積量
を増加・増殖させることにより、今後に発生する事例の
高精度の推定を可能にする。
【0057】第24画面179の最左欄は、機械的要素
対応番号表示欄181の番号対応機械的要素の詳細なデ
ータを示す他の画面に移行するための対応ボタン欄18
8を有している。図26は、図25の第24画面179
の対応番号No.1の左側の対応ボタン188−1を押
すことにより生成された第25画面189を示してい
る。第25画面189は、第24画面179に重ね書き
されている。第25画面189は、バルブタイプ表示欄
191と、損傷形態(熱疲労・溶接)表示欄192と、
損傷部位画像表示欄193と、材料表示欄194と、蒸
気タービン仕様表示欄195と、損傷要因・原因表示欄
196とから形成されている。図27は、図25の第2
4画面179の対応番号No.2の左側の対応ボタン1
88−6を押すことにより生成された他の第25画面1
89−6を示している。第24画面179は、初期画面
に戻る押しボタン”TOP”191と、前画面に戻る押
しボタン”BACK”192とを更に備えている。
【0058】タービンを構成する機械的要素の損傷(ク
ラック・き裂)の発生原因は、主として熱疲労にある。
第2寿命評価簡易計算ユニット12は、熱疲労にクリー
プ疲労を加味してより高精度に寿命評価を行うことがで
きる。き裂成長は、熱応力に基づく熱き裂成長分とクリ
ープに基づくクリープき裂成長分の合計である。熱応力
場では、き裂伝播速度は鈍化する傾向にある。き裂成長
は、このような鈍化が考慮される。第2寿命評価簡易計
算ユニット12は、熱応力ΔJと内圧荷重とに基づい
て、熱き裂成長分とクリープき裂成長分とを実機運転サ
イクルの関数として表現する。図15に示される第14
画面107は、熱き裂成長分を例示している。図23に
示される第22画面164は、クリープき裂成長分を例
示している。クリープき裂成長の考慮が好ましい機械的
要素に関しては、第14画面107又は第22画面に代
えて、熱き裂成長分とクリープき裂成長分との合計評価
値を表示する画面が第2寿命評価簡易計算ユニット12
により作成され、表示画面14に表示される。サイクル
−亀裂成長の対応関係は、寿命−き裂長さの対応関係に
等価である。
【0059】現地派遣高度専門家は、現地タービンの定
期的検査、又は、現地タービンの予定時期の検査を行
う。図9の表示対象である外観・内部き裂の状態を適正
な機器(カメラ、超音波探傷器等)を用いて取得し、デ
ータ入力器15により第2寿命評価簡易計算ユニット1
2に入力し、且つ、それらを個別データ保存・更新メモ
リ13に保存する。その保存は、保存・終了ボタン”E
ND/SAVE”121により現地検査員により実行さ
れる。現地検査員又は現地派遣高度専門家は、機械的要
素に固有である仕様(寸法、材料)、運転条件(各ター
ビンに固有である運転温度、運転圧力のような定格運転
条件)を第13画面101の各記入・入力部分に記入・
入力する。その画面101の解析実行押しボタン104
が押されれば(マウスでクリックされれば)、第2寿命
評価簡易計算ユニット12は、過去の類似データを参照
しながら、科学計算に基づいて、又は、き裂長さとその
成長期間の関係・関数として既に求められている対応表
に基づいて、寿命を変数とするき裂長さ(又は、き裂長
さを変数とする寿命)である関数関係を第14画面10
7のグラフとして表示画面14に表示する。図2〜図2
7に表示される全データは、個別データ記録媒体11に
出力され、又は、通信ネット5を介して共通コンピュー
タ1の研究開発用計算用ユニット7に送信される。き裂
が過去のデータに見られるどのパターンにも適合しない
場合、そのき裂に基づいて、共通コンピュータ1の研究
開発用計算用ユニット7は新たに厳密な計算を実行す
る。
【0060】このようなプログラム・ソフトを用いるこ
とにより、過去の類似パターンに適合するき裂に対し
て、即座に診断し適正な処置をとることができ、そのよ
うな判断・診断と処置は、もはや高度専門家によらず
に、通常の技術者によって対処され得る。検査結果報告
書は、現地技術者が既述のデータ取得と入力を終え、保
存・終了ボタン”END/SAVE”121をクリック
することによってその作成が完了し、新たなデータは自
動的に保管されている。
【0061】
【発明の効果】本発明によるタービン余寿命の評価シス
テムは、そのサービスが向上する。そのサービスは、進
化して成長する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるタービン余寿命の評価シ
ステムの実施の形態を示す回路ブロック図である。
【図2】図2は、画面を示す正面図である。
【図3】図3は、他の画面を示す正面図である。
【図4】図4は、更に他の画面を示す正面図である。
【図5】図5は、更に他の画面を示す正面図である。
【図6】図6は、更に他の画面を示す正面図である。
【図7】図7は、更に他の画面を示す正面図である。
【図8】図8は、更に他の画面を示す正面図である。
【図9】図9は、更に他の画面を示す正面図である。
【図10】図10は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図11】図11は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図12】図12は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図13】図13は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図14】図14は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図15】図15は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図16】図は16、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図17】図17は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図18】図18は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図19】図19は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図20】図20は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図21】図は21、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図22】図22は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図23】図23は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図24】図24は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図25】図25は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図26】図26は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【図27】図27は、更に他の画面を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
5…通信回線 6…統一的計算ユニット 11,13…記録媒体 12…計算ユニット 14…表示ユニット 15…入力器具 21,23又は25…第0画面 29…第1画面(又は第4画面) 31…特定入力部分 32…特定入力部分 37…第5画面移行部分 38…第5画面 46…第6画面 57…第7画面 62…第8画面 64,65−1〜3…移行部分 77…第2画面 81…き裂長さ 82…画像表示画面 83,110,118…動作表示部分 87…損傷状態値入力部分 101…第9画面 103…解析条件表示部分 103−1…材質 103−2…運転温度 103−5…運転圧力 103−6…初期き裂長さ 103−7…起動・停止回数 104…移行部分 107…第3画面 114…第10画面(又は第4画面) 117…時期入力部分 122…第11画面 125…動作部分 144又は153…第4画面 147…第1部分 179…第4画面 181…部分 184…部分 185…部分 A1等…第8画面移行部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹添 賢三郎 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 田北 勝彦 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 吉本 宣哉 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 2G024 AD05 BA12 CA30 DA25 FA03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】採取された機械的要素の損傷状態を入力す
    る入力器具と、 前記採取データを記録する記録媒体と、 前記損傷状態の損傷状態値に基づいて前記機械的要素の
    余寿命を計算して推定する計算ユニットと、 画面を生成する生成ユニットと、 前記画面を表示する表示ユニットとを含み、 前記画面は、 第0画面と、 前記第0画面より下流側にあり前記機械的要素の第1分
    類を特定する特定入力部分を有する第1画面と、 前記第1画面より下流側にあり前記機械的要素の損傷状
    態値を入力する損傷状態値入力部分を有する第2画面
    と、 前記損傷状態値に基づいて前記計算ユニットにより推定
    された余寿命を表示する第3画面とを備え、 前記損傷状態値と前記余寿命とは、前記記録媒体に保存
    されるタービン余寿命の評価システム。
  2. 【請求項2】前記計算ユニットは複数計算ユニットとし
    て広域に配置され、 前記複数計算ユニットに通信回線により接続され、前記
    計算ユニットと同じ計算機能を共通に有する統一的計算
    ユニットを更に含むタービン余寿命の評価システム。
  3. 【請求項3】前記記録媒体は移送自在であり、前記統一
    的計算ユニットと前記計算ユニットとの間で移送され前
    記統一的計算ユニットと前記計算ユニットに共通するプ
    ログラムにより読み取り可能である請求項2のタービン
    余寿命の評価システム。
  4. 【請求項4】前記計算ユニットは、前記機械的要素の前
    記損傷状態と前記種別と同じ他の機械的要素の損傷状態
    との比較に基づいて前記余寿命を計算する簡易計算機能
    を有し、 前記統一的計算ユニットは、前記簡易計算機能を含み、
    且つ、前記比較によらずに前記機械的要素の前記損傷状
    態に基づいて前記余寿命を計算する拡大計算機能を有す
    る請求項1又は3のタービン余寿命の評価システム。
  5. 【請求項5】前記第1画面は、 前記機械的要素が属する第1分類を特定して表示する特
    定入力部分と下記第5画面に移行させる第5画面移行部
    分とを有する第4画面と、 前記第1分類に属し前記機械的要素が属する第2分類を
    表示する第5画面と、 前記第2分類に属し前記機械的要素が属する第3分類を
    表示する第6画面とを含む請求項1のタービン余寿命の
    評価システム。
  6. 【請求項6】前記機械的要素は複数機械的要素を備え、 前記第1画面は、 前記第3分類に属し前記複数機械的要素の第4分類を表
    示し下記第8画面に移行する第8画面移行部分を有する
    第7画面を更に備え、 前記第4分類は、前記複数機械的要素の互いの配置関係
    と前記複数機械的要素の配置位置に対応する位置に前記
    機械的要素を表す記号を示す記号表示部分とから形成さ
    れている請求項5のタービン余寿命の評価システム。
  7. 【請求項7】前記画面は、 前記採取データの複数の採取方法を表示する第8画面を
    更に備えている請求項6のタービン余寿命の評価システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記第8画面は、前記採取方法に基づいて
    損傷状態を画像として表示する画像表示画面に移行させ
    る移行部分を有し、 前記画像表示画面は前記第2画面に一致している請求項
    7のタービン余寿命の評価システム。
  9. 【請求項9】前記損傷状態値は、前記第8画面の前記損
    傷状態に示されるき裂長さである請求項8のタービン余
    寿命の評価システム。
  10. 【請求項10】前記画面は、 前記機械的要素の解析条件を入力して表示する解析条件
    表示部分を表示する第9画面を更に備え、 前記解析条件は、 前記機械的要素の材質と、 前記機械的要素の運転温度と、 前記機械的要素の運転圧力と、 前記機械的要素の初期き裂長さと、 前記機械的要素の起動・停止回数とを含み、 前記計算ユニットは、前記第8画面のき裂長さと前記解
    析条件とに基づいて前記余寿命を計算する請求項9のタ
    ービン余寿命の評価システム。
  11. 【請求項11】前記第9画面は、解析を実行し前記第3
    画面に移行させる移行部分を有している請求項10のタ
    ービン余寿命の評価システム。
  12. 【請求項12】前記画面は、 前記第3画面より下流側にあり、前記第3分類を表示し
    前記第3分類の複数処方をそれぞれに入力して表示する
    第10画面を更に備える請求項1のタービン余寿命の評
    価システム。
  13. 【請求項13】前記第3分類の処方は、前記第10画面
    に表示される複数処方の中から1つの処方が選択されて
    前記第10画面に入力される請求項12のタービン余寿
    命の評価システム。
  14. 【請求項14】前記第10画面は、次回検査時期を入力
    する時期入力部分を有する請求項13のタービン余寿命
    の評価システム。
  15. 【請求項15】前記画面は、 前記第0画面より下流側にあり、前記第4分類の前記機
    械的要素の処方と次回検査時期とを一覧に表示する第1
    1画面を更に備える請求項14のタービン余寿命の評価
    システム。
  16. 【請求項16】前記第11画面は、前記第0画面に戻る
    動作部分を有している請求項15のタービン余寿命の評
    価システム。
  17. 【請求項17】前記画面は、 前記余寿命に基づいて前記機械的要素の処方を入力して
    表示する第4画面を更に備える請求項1のタービン余寿
    命の評価システム。
  18. 【請求項18】前記第2画面と前記第3画面と前記第4
    画面は、前記第1画面に戻る動作部分を表示する動作表
    示部分を有する請求項17のタービン余寿命の評価シス
    テム。
  19. 【請求項19】前記前記第2画面と前記第3画面と前記
    第4画面は、前記第0画面を介して前記第1画面に戻る
    動作部分を表示する動作表示部分を有する請求項17の
    タービン余寿命の評価システム。
  20. 【請求項20】前記第3画面は、前記余寿命を前記損傷
    状態値の関数として表示する請求項1のタービン余寿命
    の評価システム。
  21. 【請求項21】前記損傷状態値はき裂長さであり、 前記き裂長さは、クリープ疲労に対応するき裂長さ、又
    は、熱疲労に対応するき裂長さである請求項20のター
    ビン余寿命の評価システム。
  22. 【請求項22】前記損傷状態値はき裂長さであり、 前記き裂長さは、クリープ疲労と熱疲労に対応する2つ
    のき裂長さである請求項20のタービン余寿命の評価シ
    ステム。
  23. 【請求項23】前記余寿命は、クリープ疲労が考慮され
    た熱疲労に基づくき裂長さに基づいて計算される請求項
    20のタービン余寿命の評価システム。
  24. 【請求項24】前記画面は第4画面を更に備え、 前記第4画面は、 前記機械的要素を表示する部分と、 き裂のタイプを表示する部分と、 前記き裂の要因を表示する部分と、 前記き裂の原因を表示する部分とを有し、 前記要因は、熱疲労と、クリープ疲労とを含み、 前記原因は、温度落差と、材質不純とを含む請求項1の
    タービン余寿命の評価システム。
  25. 【請求項25】前記画面は、 専門家により推定される余寿命を入力して表示する第4
    画面を更に備える請求項1のタービン余寿命の評価シス
    テム。
  26. 【請求項26】前記第4画面は、 劣化度を示す複数ランクを表示する第1部分と、 前記余寿命を表示する第2部分とを有し、 前記第1部分と前記第2部分とは同じ画面の部分であ
    り、 前記余寿命は前記複数ランクに対応して表示される請求
    項1のタービン余寿命の評価システム。
  27. 【請求項27】前記第4画面は、 前記計算ユニットにより前記採取データを画像処理した
    画像を表示する第3部分を有し、 前記劣化度は前記計算ユニットにより計算されて求めら
    れる請求項26のタービン余寿命の評価システム。
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