JP2002300319A - 情報収集・編集・配信システムおよびポインティングデバイス - Google Patents

情報収集・編集・配信システムおよびポインティングデバイス

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JP2002300319A
JP2002300319A JP2001096081A JP2001096081A JP2002300319A JP 2002300319 A JP2002300319 A JP 2002300319A JP 2001096081 A JP2001096081 A JP 2001096081A JP 2001096081 A JP2001096081 A JP 2001096081A JP 2002300319 A JP2002300319 A JP 2002300319A
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Japan
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mobile terminal
terminal device
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editing
operation panel
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Application number
JP2001096081A
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English (en)
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Shingo Hebishima
伸吾 蛇島
Takayuki Takesawa
隆之 武沢
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害現場,極寒状態,作業手袋装着状態など
の指を自由に動かすことが困難な状況や劣悪環境下で限
られた種類の操作しかできない状況で、多様な目的の作
業が可能で、想定していなかった目的が発生した場合に
も、モバイル端末装置の役割をダイナミックに変化させ
る手段を備えた情報収集・編集・配信システムを提供す
る。 【解決手段】 サーバー装置は、返信用の情報とその動
作を規定した手続を含む仮想的操作パネルを各端末装置
に送信する。仮想的操作パネルを用いて各端末装置で入
力した返信情報を自動的に集計・編集し、表示情報とし
て各端末装置に送信する。仮想的操作パネルは、サーバ
ー装置側で作成する。返信情報を自動的に集計・編集す
る単位をグループとして管理し、複数グループを同時に
動作させるので、多様な情報にも対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報収集・編集・
配信システムに係り、特に、モバイル環境における作業
中の情報収集,収集された情報の編集,およびその配信
の各段階において、劣悪状況下でのモバイル端末装置の
入力を容易にする手段と、各モバイル端末装置が収集し
た情報の編集手段と、その結果を各モバイル端末装置に
迅速かつ自動的にフィードバックする手段と、変化する
状況に応じて各モバイル端末装置の操作機能をダイナミ
ックに変更する手段とに関する。
【0002】
【従来の技術】モバイル端末装置を用いて情報を収集
し、必要な情報をモバイル端末装置に表示する方法は、
特開平2001−021357号公報,特開平11−304595号公報な
どに記載されてる。
【0003】これらの従来例においては、予め決められ
たメニューやダイアローグに従った動作によって、モバ
イル端末装置上で情報入力などの処理をしている。
【0004】特開平2000−201175号公報は、ユーザが指
定したルールに応じてサーバー装置側で必要な情報を生
成する方式を記載している。
【0005】しかし、多くのモバイル端末装置から収集
した情報を集計し、別の端末装置に送信することを目的
としたものではない。また、変化する状況や使用目的に
応じてモバイル端末装置の操作そのものをダイナミック
に変更することは考えられていない。さらに、モバイル
端末装置の操作には、タッチペンやキーボードの使用を
想定しており、これらの操作に著しく困難を生ずるよう
な状況を考慮して提案されたものではない。
【0006】一方、電子メールシステムでは、自らが発
信する情報を複数の受信者に転送する手段として、宛先
をグループ化しておき、そのグループに対して送信情報
を登録する方法が、一般に使用されている。
【0007】そのグループ作成に関しては、特開平2001
−024693号公報,特開平2001−022662号公報などの方法
が提案されている。また、受信した電子メールの整理に
関しては、特開平2000−285040号公報,特開平11−1847
72号公報などの方法が提案されている。
【0008】これらの従来技術は、受信したメールの参
照や整理を容易にすることを目的としており、受信した
複数の情報を他のモバイル端末装置が利用できる形態に
自動的に集計・編集して配信するような機能は備えてい
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】例えば、災害発生時
に、所定のスタッフを現地に派遣し、被害状況や活動状
況などを調査・報告させ、指揮所では、個々のスタッフ
から送られたそれらの情報を直ちに集計・編集した後、
派遣されているスタッフにそれらの結果を報告したり、
次の命令を発令するなどの野外活動を伴う情報収集・報
告,命令伝達活動をする場合を想定する。
【0010】複数のスタッフにモバイル端末装置を所有
させ、野外環境などの劣悪な環境でモバイル端末装置か
ら調査結果などの情報を返信させようとする場合、片手
でその端末装置を保持したまま他方の手でマウスを操作
したり、キーボードを打つ方法では、素早い情報入力が
困難であった。
【0011】一方、音声認識装置などによる入力方法も
考えられる。しかし、雑音の存在や、通常の精神状態で
はない緊張した口調などにより、認識率を実用レベルま
でアップすることは、現時点では不可能である。
【0012】また、タッチペンによるタッチパネル操作
では、タッチペンを紛失する問題や、極寒環境で指がか
じかんで入力が困難になるなどの問題がある。そこで、
タッチペンを使用せず、指の操作だけでタッチパネル上
を直接操作するなどの対応策も考えられる。
【0013】しかし、モバイル端末装置の比較的小さな
画面と人の指との組み合わせでは、十分な分解能が得ら
れず、多くの機能を一度に実現することはできない。し
たがって、多くのダイアローグ画面などを用意してお
き、それらを切り替えて入力する方法を採用しなければ
ならない。
【0014】ところが、種々の状況に対処するには、画
面を数多く制作しなければならず、画面が多すぎると、
使用する画面の選択に際して、メニューの階層が深くな
る。また、タッチパネル上の粗い解像度では、多くの画
面からの選択操作そのものができなくなることも考えら
れる。
【0015】また、状況によっては、予想しなかった情
報の入力を求められる可能性もあり、全ての場合を見越
してモバイル端末装置内の画面を作成することは、不可
能である。
【0016】さらに、多くのモバイル端末装置のそれぞ
れに、それらのソフトウエアをインストールした場合、
情報を共有するには、実際の運用過程で必要となった画
面のバージョンアップ管理を厳密にする必要がある。
【0017】逆に、画面数を少なくし、例えばタッチパ
ネル上に仮想的入力用キーボードを表示する方法によ
り、汎用的にいろいろな入力ができるように入力の自由
度を増やすと、入力エリアを細分化する必要があり、指
先だけでパネルを操作することは、非常に困難となる。
【0018】次に、各端末装置から受け取った情報を直
ちに集計・編集し、他の端末装置からも参照できるよう
にするためには、不定期に転送されてくる情報の監視や
集計・編集の作業に要する手間と、他の端末装置へのフ
ィードバックの応答性とを考慮すると、それらを自動的
に実行させる必要がある。
【0019】この場合、自動的に集計・編集する元とな
る情報は、情報の収集目的およびフォーマットの対応
と、どのような方法で集計・編集するかという手順とを
一意に規定・管理する必要がある。端末装置からの受信
情報の収集目的およびフォーマットの対応は、必ず保た
れているという保証が必要であり、端末装置側オペレー
ターに対してそれを徹底させなければならない。
【0020】端末装置内の先に述べた操作画面からの入
力情報に対して、サーバー装置にアップロードする情報
の趣集目的およびフォーマットを一意に決定すれば、そ
の対応は保証される。
【0021】しかし、予期しない事態の発生により、情
報の収集目的とフォーマットとの対応付けが、端末装置
内のプログラム内に準備されていないことも考えられ
る。
【0022】WWWを利用してそれらの情報を収集する
場合を想定すると、WWW上に表示される画面の大きさ
やレイアウトを工夫し、想定される運用に従って、多く
のページをサーバー装置側に用意しておき、必要なとき
にモバイル端末装置からそのページにアクセスすれば、
iモードの例などから、うまく運用できそうに一応見え
る。
【0023】しかし、災害発生時などを考えると、通信
が常に確保されているとは限らない。入力したい場所
が、建物の陰であったり地下であったりした場合、無線
によってはサーバー装置に接続できないおそれがある。
【0024】また、被害の状況や通信回線混雑の状況か
ら、少なくとも数時間は、サーバー装置に接続できない
まま、モバイル端末装置をスタンドアローン機として、
情報収集に当たらなければならないことも考えられる。
この間に収集した情報は、単独で保持しておく必要があ
る。最終的には、サーバー装置との通信が確保されてW
WWを開いた状況で、オペレーターは、再度入力操作を
しなければならない。
【0025】モバイル端末装置からの入力操作はなくて
も、必要な情報を参照したいとき、WWWを一旦終了さ
せると、サーバー装置との交信が不可能な状態では、オ
フライン状態となり、WWWから取られキャッシュなど
に保存されていた情報を参照しなければならず、確実に
参照したい情報が保持されている保証はない。
【0026】次に、被害の範囲や活動範囲が広域に及ぶ
場合や多岐にわたる場合、振り分けられるスタッフの制
限などで、ひとつの自治体が独自に運用しているシステ
ムで収集した調査データなどでは、必要な情報を収集で
きない場合が考えられる。
【0027】このような場合、異なる自治体や、管轄部
署間での情報の相互交換が必要となる。しかし、他部署
への開示情報の作成,それらの交換,開示された情報の
自部署内スタッフへの伝達などに人間が介在していて
は、限られたスタッフを他の有効な作業に振り分けられ
ない。
【0028】本発明の目的は、災害現場,極寒状態,作
業手袋装着状態などの指を自由に動かすことが困難な状
況や、移動しながらの入力操作などの劣悪環境下で限ら
れた種類の操作しかできない状況で、多様な目的の作業
が可能で、想定していなかった目的が発生した場合に
も、その目的を達成できるようにモバイル端末装置の役
割をダイナミックに変化させる手段を備えた情報収集・
編集・配信システムを提供することである。
【0029】本発明の他の目的は、人間が介在すること
なく、複数のモバイル端末装置からの受信情報を集計・
編集し、必要とするモバイル端末装置にその結果をフィ
ードバックするとともに、想定していた状況以外の情報
が必要となった場合に、必要な情報を集計・編集して提
供することを迅速かつ簡便に実行する手段を備えた情報
収集・編集・配信システムを提供することである。
【0030】本発明の別の目的は、複数の自治体や複数
の管轄者が独自に収集して編集した情報をそれらの機関
で共有でき、単独の機関では広範囲の情報収集が不可能
な場合にそれらの機関を連携させる手段を備えた情報収
集・編集・配信システムを提供することである。
【0031】本発明のさらに他の目的は、タッチパネル
式の入力手段を持つモバイル端末装置に対して、紛失し
にくく、極寒状態や厚手の作業手袋装着状態などの指を
自由に動かすことが困難な状況でも細かい操作が可能な
ポインティングデバイスを提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数のモバイル端末装置と、モバイル端
末装置を管理する少なくとも1台のサーバー装置とから
なる情報収集・編集・配信システムにおいて、サーバー
装置が、モバイル端末装置で使用する表示データを生成
・管理する表示データ生成・管理手段と、モバイル端末
装置で使用する操作パネルを生成・管理する操作パネル
生成・管理手段と、表示データおよび操作パネルをモバ
イル端末装置に送信する送信手段と、モバイル端末装置
からの返信データを管理する返信データ管理手段とを備
え、モバイル端末装置が、サーバー装置から送られてき
た操作パネルを管理する操作パネル管理手段と、サーバ
ー装置から送られてきた表示データを管理する表示デー
タ管理手段と、モバイル端末装置側オペレーターの操作
パネル上の操作を受け付けるイベント入力手段と、オペ
レーターの操作により更新された返信データをサーバー
装置に送信する送信手段とを備えた情報収集・編集・配
信システムを提案する。
【0033】本発明の情報収集・編集・配信システムに
おいては、モバイル端末装置側の操作は、サーバー装置
内で生成された操作パネルにより決定される。
【0034】ひとつの操作パネルは、特定の目的に使用
さるため、その操作内容は、比較的少ない動作で実現で
きる。操作パネルが使用するボタンやメニューのような
オペレーターの入力を受け付ける部分の寸法を大きくで
きるとともに、限られた種類のオペレーションで、目的
を達成することが可能となる。
【0035】一方、異なる目的の実現には、サーバー装
置側で異なる操作パネルを生成して、モバイル端末装置
に送信すればよい。異なる目的のために生成された操作
パネルも、同様に限られた種類のオペレーションで、そ
の目的を達成できる。
【0036】また、サーバー装置との交信により、目的
の操作パネルや表示する情報を一旦受信すれば、モバイ
ル端末装置は、自装置内に、その操作パネルや表示情報
を保持しているので、サーバー装置と交信しないオフラ
イン状態でも、返信する情報を編集できる。
【0037】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、複数のモバイル端末装置と、前記モバイル端末装置
を管理する少なくとも1台のサーバー装置とからなる情
報収集・編集・配信システムにおいて、前記サーバー装
置が、前記モバイル端末装置で使用する表示データを生
成・管理する表示データ生成・管理手段と、前記モバイ
ル端末装置で使用する操作パネルを生成・管理する操作
パネル生成・管理手段と、前記表示データおよび操作パ
ネルを前記モバイル端末装置に送信する送信手段と、前
記モバイル端末装置からの返信データを管理する返信デ
ータ管理手段と、前記モバイル端末装置からの返信デー
タを集計する集計編集手段と、集計・編集された表示デ
ータ自動集計グループを生成・管理する自動集計グルー
プ生成・管理手段と、返信データ集計・編集手段ライブ
ラリ内から最も適切な処理を選択し前記自動集計グルー
プ内に登録する返信データ集計・編集手段ライブラリ検
索手段とを備え、前記モバイル端末装置が、前記サーバ
ー装置から送られてきた操作パネルを管理する操作パネ
ル管理手段と、前記サーバー装置から送られてきた表示
データを管理する表示データ管理手段と、モバイル端末
装置側オペレーターの前記操作パネル上の操作を受け付
けるイベント入力手段と、前記オペレーターの操作によ
り更新された返信データを前記サーバー装置に送信する
送信手段とを備えた情報収集・編集・配信システムを提
案する。
【0038】したがって、想定される運用に適した操作
パネルを事前に生成しておき、必要なときに操作パネル
を検索し、モバイル端末装置に送信することが可能とな
る。
【0039】また、事前に生成した操作パネル内に目的
に一致する操作パネルが存在しないときでも、似た操作
パネルの内容を修正すれば、目的とする操作パネルを迅
速に提供できる。
【0040】本発明は、上記目的を達成するために、複
数のモバイル端末装置と、モバイル端末装置を管理する
少なくとも1台のサーバー装置とからなる情報収集・編
集・配信システムにおいて、サーバー装置が、モバイル
端末装置で使用する表示データを生成・管理する表示デ
ータ生成・管理手段と、モバイル端末装置で使用する操
作パネルを生成・管理する操作パネル生成・管理手段
と、表示データおよび操作パネルをモバイル端末装置に
送信する送信手段と、モバイル端末装置からの返信デー
タを管理する返信データ管理手段とを備え、モバイル端
末装置が、サーバー装置から送られてきた操作パネルを
管理する操作パネル管理手段と、サーバー装置から送ら
れてきた表示データを管理する表示データ管理手段と、
モバイル端末装置側オペレーターの操作パネル上の操作
を受け付けるイベント入力手段と、オペレーターの操作
により更新された返信データをサーバー装置に送信する
送信手段と、複数の操作パネルのアクティブ状態を切り
替えるアクティブ操作パネル切り替え手段とを備えた情
報収集・編集・配信システムを提案する。
【0041】モバイル端末装置内で複数の操作パネルを
所有し、どの操作パネルを動作させるかを選択できるた
め、サーバー装置との交信が途絶えた状況においても、
モバイル端末装置を複数の目的に使用可能である。
【0042】本発明は、上記他の目的を達成するため
に、上記いずれかの情報収集・編集・配信システムにお
いて、サーバー装置が、モバイル端末装置から受信する
単数または複数のフォーマット形式と、受信する情報を
識別するキー情報と、サーバー装置から受信した情報か
らフォーマット形式とキー情報とにより抽出された情報
を集計・編集する方法を規定した手続と、この手続を用
いて集計または編集された情報をまとめてひとつの集計
グループとして生成する手段と、集計グループを複数管
理する手段と、集計グループ内で集計または編集された
情報を複数のモバイル端末装置に送信する手段とを備え
た情報収集・編集・配信システムを提案する。
【0043】各モバイル端末装置から受信した情報の集
計・編集作業とその結果としての表示情報の更新とを自
動集計グループ単位で実行させ、新たな集計・編集情報
が必要となった場合には、新しく自動集計グループを生
成すればよい。
【0044】自動集計グループ内には、どのモバイル端
末装置のどの返信情報を使用すればよいかという情報を
検索する手段と、返信情報を集計・編集する手段とを含
んでいるので、自動的に集計・編集できる。
【0045】モバイル端末装置からの返信情報は、サー
バー装置から送信された操作パネルを使用して編集して
あるから、返信情報の目的とそのフォーマットとが一意
に対応していることは、保証されている。
【0046】本発明は、また、上記他の目的を達成する
ために、集計グループを複数管理している中から、集計
グループを検索し、検索した集計グループを編集する手
段を備えた情報収集・編集・配信システムを提案する。
【0047】想定される運用に適した自動集計グループ
を事前に生成しておき、必要なときに自動集計グループ
を検索して動作させると、各モバイル端末装置にその集
計グループにより目的とする集計・編集された情報を送
信できる。
【0048】また、事前に生成した自動集計グループ内
に目的に一致する自動集計グループが存在しないときで
も、似た自動集計グループ内容を修正すれば、目的とす
る自動集計グループを迅速に生成できる。
【0049】本発明は、上記別の目的を達成するため
に、上記いずれかの情報収集・編集・配信システムにお
いて、モバイル端末装置が、システム全体に存在する複
数のサーバー装置の情報を優先順位を付けて管理し、最
高優先順位のサーバー装置との交信が不可能の場合に
は、最高優先順位のサーバー装置から低位優先順位のサ
ーバー装置に向かって順次接続を試みる送信先管理手段
を備えた情報収集・編集・配信システムを提案する。
【0050】モバイル端末装置は、どのサーバー装置に
接続し、返信情報を送信したとしても、サーバー装置間
の情報共有動作により、全サーバー装置にその返信情報
を反映させることができる。
【0051】本発明は、上記別の目的を達成するため
に、複数のモバイル端末装置と、モバイル端末装置を管
理する複数のサーバー装置とからなる情報収集・編集・
配信システムにおいて、サーバー装置が、モバイル端末
装置で使用する表示データを生成・管理する表示データ
生成・管理手段と、モバイル端末装置で使用する操作パ
ネルを生成・管理する操作パネル生成・管理手段と、表
示データおよび操作パネルをモバイル端末装置に送信す
る送信手段と、モバイル端末装置からの返信データを管
理する返信データ管理手段と、モバイル端末装置からの
返信データを集計する集計編集手段と、集計・編集され
た表示データを含む自動集計グループを生成・管理する
自動集計グループ生成・管理手段と、他サーバー装置に
対して自サーバー装置をモバイル端末装置として振る舞
わせるモバイル端末装置模擬通信手段とを備え、モバイ
ル端末装置が、サーバー装置から送られてきた操作パネ
ルを管理する操作パネル管理手段と、サーバー装置から
送られてきた表示データを管理する表示データ管理手段
と、モバイル端末装置側オペレーターの操作パネル上の
操作を受け付けるイベント入力手段と、オペレーターの
操作により更新された返信データをサーバー装置に送信
する送信手段とを備え、一台のサーバー装置と複数のモ
バイル端末装置とからなる構成をひとつの単位とし、そ
れぞれの単位間をネットワークで接続し、集計・編集済
みの情報を各サーバー装置間でモバイル端末装置模擬通
信手段を介して交信し合い、それぞれの集計・編集済み
の情報を一致化させる情報収集・編集・配信システムを
提案する。
【0052】各サーバー装置が管理するモバイル端末装
置からの報告により得られた集計・編集済みの情報をサ
ーバー装置間で共有し、しかも、絶えず最新の情報内容
に保つには、各サーバー装置がそれぞれ同一の集計・編
集済みの情報を保持し、その集計・編集済みの情報を各
サーバー装置間で交信し合い、それぞれの集計・編集済
みの情報を一致化させればよい。
【0053】そのためには、先ず、同一の集計・編集済
みのデータを管理している自動更新グループを各サーバ
ー装置がそれぞれ持つ必要がある。この構造を実現する
ために、自動集計グループ送信手段および自動集計グル
ープ受信手段を活用する。
【0054】この場合、作成する自動集計グループは、
自動集計グループが生成する集計・編集済みの情報も編
集に使用する入力元情報として採用する。次に、自サー
バー装置は、他サーバー装置に対して、模擬モバイル端
末装置送信手段により、自サーバー装置内の集計・編集
済み情報を送信する。
【0055】集計・編集済み情報を受け取ったサーバー
装置は、通常のモバイル端末装置から送信されてきたデ
ータと見なして、通常の自動集計・編集処理を実行す
る。すなわち、受信側のサーバー装置は、相手先がモバ
イル端末装置かサーバー装置かを区別する必要がない。
【0056】他のサーバー装置上で自動集計・編集処理
により得られた結果は、他のサーバー装置が管理する端
末装置から収集された情報と、自サーバー装置から送信
された情報とを合わせて含んでおり、それは、他のサー
バー装置が管理する端末装置にフィードバックされる。
一方、他のサーバー装置からの送信情報も同様にして自
サーバー装置が管理する各端末装置に反映させることが
できる。
【0057】本発明は、上記さらに他の目的を達成する
ために、タッチパネル式の入力手段を持つモバイル端末
装置とともに用いるポインティングデバイスとして、先
端が尖った形状または扁平な形状で指に装着されるピッ
ク部材、または、先端の尖った形状または扁平な形状の
部材を指先に装着した手袋であるポインティングデバイ
スを提案する。
【0058】部材は、いずれも、引っ込めたり折り曲げ
たりする構造を備えることができる。
【0059】これらポインティングデバイスは、指先ま
たは手に装着すると、ペンを持つことなく、指先でタッ
チパネル上の細かい箇所をポインティングできる。
【0060】また、爪状の部分は、不要なときに引っ込
めたり折り畳んだりできるようになっており、タッチパ
ネル上の操作をしないときにも、そのままの装着状態で
他の作業を実行可能であるから、タッチペンのように紛
失するおそれが無くなる。
【発明の実施の形態】
【実施形態1】《情報収集・編集・配信システム》図1
〜図5を参照して、本発明による情報収集・編集・配信
システムの実施形態を説明する。
【0061】図1は、本発明による情報収集・編集・配
信システムの系統構成を示すブロック図である。
【0062】本実施形態1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成するサーバー装置は、モバイル端末装置で使
用する表示データ118を生成・管理する表示データ生
成・管理手段116と、操作パネル122を生成・管理
する操作パネル生成・管理手段120と、モバイル端末
装置からの返信データ124を集計する集計編集手段1
10と、集計・編集された表示データ118を含む自動
集計グループ108と、自動集計グループ108を生成
・管理する自動集計グループ生成・管理手段106と、
操作パネル122および表示データ118をモバイル端
末装置に送信するためにそれらを登録する送信情報登録
手段128と、それらの送信情報として登録された情報
を確認する登録情報確認手段134と、それらの送信情
報をモバイル端末装置に送信する送信手段130と、モ
バイル端末装置から受信する受信手段132と、返信デ
ータ124を管理する返信データ編集手段126と、自
動集計グループ108を他サーバー装置に送信する自動
集計グループ送信手段104と、他サーバー装置から送
られてきた自動集計グループ108を受信する自動集計
グループ受信手段102と、他サーバー装置に対して自
サーバー装置をモバイル端末装置のように振る舞わせる
モバイル端末装置模擬通信手段136とからなる。
【0063】本実施形態1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成するモバイル端末装置は、受信手段140
と、サーバー装置から送られてきた操作パネル122を
管理する操作パネル管理手段142と、同じくサーバー
装置から送られてきた表示データ118を管理する表示
データ管理手段158と、モバイル端末装置側オペレー
ター146のポインティングなどの操作を受け付けるパ
ネルイベント入力手段148と、それらのイベントの転
送先を切り替えるイベント転送先切り替え手段150
と、操作パネルのアクティブ状態を切り替えるアクティ
ブ操作パネル切り替え手段144と、表示するデータを
切り替える表示データ切り替え手段と156と、切り替
えられた表示データを表示するデータ表示手段154
と、操作パネル122内の返信データ編集手段126が
必要とする表示中のデータ内容を取得する必要データ取
得手段152と、更新された返信データ124をサーバ
ー装置に送信する送信手段160と、複数の送信先サー
バー装置情報を優先順位を付けて管理する送信先管理手
段162とからなる。
【0064】モバイル端末装置に対してサーバー装置か
らダウンロードする情報としては、表示データ118
と、モバイル端末装置に対して報告をさせるために使用
するまたは報告は求めないがモバイル端末装置で汎用的
に使用する操作パネル122の2種類である。
【0065】表示データ118としては、サーバー装置
側で新たに生成した地図,テキスト,リスト,音声,画
像などのデータと、モバイル端末装置から送られてきた
返信用データ124を自動集計グループ108で集計・
編集して作成したデータとがある。それらは、どちらも
発生箇所が異なるだけで、処理の点では、区別する必要
はない。
【0066】これらモバイル端末装置にダウンロードす
る情報は、送信情報登録手段128により、どのモバイ
ル端末装置に転送するかを登録しておく。必要ならば、
登録されたダウンロード情報は、登録情報確認手段13
4により確認し、ダウンロードするに不適切な情報なら
ば、ダウンロードを止めることも可能である。
【0067】送信情報登録手段128は、通常、画面な
どのマンマシンインターフェースを持ち、オペレーター
の操作によって個別に各表示データ,操作パネルを登録
する。
【0068】一度ここに登録したダウンロード情報は、
モバイル端末装置からダウンロード要求がある度に、送
信手段130によってモバイル端末装置側にダウンロー
ドされる。
【0069】モバイル端末装置内では、ダウンロードさ
れた表示データ118は、表示データ管理手段158に
より管理され、操作パネル122は、操作パネル管理手
段142により管理される。これら表示データ管理手段
158,操作パネル管理手段142では、ダウンロード
された表示データおよび操作パネルは、ダウンロード時
刻とともに管理されており、管理数が内部に規定した最
大保持数以上となったときには、古いものから順に削除
する。
【0070】オペレーターは、表示データ切り替え手段
156およびアクティブ操作パネル切り替え手段144
により、表示データ118およびアクティブな操作パネ
ル122をそれぞれ切り替えできる。
【0071】表示データ118は、データ表示手段15
4により表示される。地図データや作画データなどのデ
ータの種類によっては、複数のデータを同時に表示する
ことも可能である。アクティブな操作パネルは、一枚で
あり、目的に応じてそのパネルを切り替える。
【0072】オペレーターのタッチパネル押し下げなど
によるイベントは、パネルイベント入力手段148によ
り検出され、イベント転送先切り替え手段150によっ
て、イベント位置や,イベント種類に応じて、表示デー
タ切り替え手段156,アクティブ操作パネル切り替え
手段144,アクティブな操作パネル内の返信データ編
集手段126に送られる。
【0073】返信データ編集手段126は、イベントの
種類や位置により、必要ならば、必要データ取得手段1
52を用いて、表示中の表示データ118情報も使用し
て、返信データ124情報を作成,編集して更新する。
【0074】通常状態では、モバイル端末装置側では、
内部に保持された表示データ118,操作パネル122
を活用して操作できるため、サーバー装置との接続を保
っていなくても、独自ですなわちスタンドアローンでモ
バイル端末装置の作業を実行できる。
【0075】また、モバイル端末装置内の操作パネル管
理手段142,表示データ管理手段158は、内部で管
理する操作パネル122,表示データ118をそれぞれ
ファイルや不揮発メモリ上に出力し、モバイル端末装置
の電源をOFFした後も内容を保持し、電源再投入時に
元の状態に復元できる。
【0076】モバイル端末装置内で更新された返信デー
タ124は、自動またはオペレーターの指示で、送信手
段160を通じて、サーバー装置にアップロードされ
る。送信先管理手段162内には、接続先であるサーバ
ー装置のIPアドレス番号やダイヤル番号などの情報を
保持しておき、接続するサーバー装置との交信が不通の
ときには、別のサーバー装置に接続できるようにしてお
く。
【0077】サーバー装置は、受信手段132により受
信した返信データ124を返信データ管理手段112で
管理するとともに、自動編集グループ生成・管理手段1
06に対して返信データ124が受信されたことを通知
する。自動集計グループ生成・管理手段106は、内部
に管理されている自動集計グループ108に対して返信
データ124を通知する。自動集計グループ108は、
その受信結果を集計編集手段110によって、内部に管
理している表示データ118に反映させる。
【0078】自動集計グループ108は、自動集計グル
ープ送信手段104および自動集計グループ受信手段1
02によって、サーバー装置間で転送できるようにして
おき、複数のサーバー装置で同じ返信データを受け取っ
たときには、同じ表示データを生成することが簡単にで
きる。
【0079】モバイル端末装置模擬通信手段136は、
他のサーバー装置に対して自サーバー装置をモバイル端
末装置として見せる手段である。
【0080】これら他サーバー装置との通信手段は、本
発明の実施形態3に示すような複数のサーバー装置とモ
バイル端末装置とを動作させて全体としてひとつの目的
を達成する場合に必要である。詳細は、実施形態3で述
べる。
【0081】図2は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムにおいて自動集計グループ生成・管理手段の構成を
示すブロック図である。
【0082】図1の自動集計グループ生成・管理手段1
06は、図2では、自動編集グループ作成・編集手段2
24と、自動集計グループ管理手段212とに分けて示
してある。
【0083】自動集計グループ108は、受信モバイル
端末装置情報218と、編集に必要な返信データをユニ
ークに決定する返信データ決定キー情報220と、返信
データ検索手段222と、集計編集手段110と、編集
結果を格納する表示データ118を含む。
【0084】サーバー装置側オペレーターは、自動集計
グループ108の作成に際して、受信モバイル端末装置
登録手段202により、返信データを提供する受信モバ
イル端末装置情報218を自動集計グループ108に対
して登録する。
【0085】また、返信データ決定キー情報生成・編集
手段204により、そのモバイル端末装置から受信した
データのうちどのデータを集計元データとするかを決定
する返信データ決定キー220を登録する。
【0086】さらに、編集済みデータ生成・編集手段2
04により、集計・編集結果を格納する表示データのイ
ンスタンスを生成し、自動集計グループ108に登録す
る。
【0087】この段階で、データの入力部と出力部のイ
ンターフェースが決定することになる。
【0088】どのような処理により入力データを出力デ
ータ側に反映させるかを実行する集計・編集手段110
は、メソッドオブジェクトであり、予めシステム内に集
計・編集手段ライブラリ210として登録されている。
【0089】オペレーターは、集計・編集手段ライブラ
リ検索手段208により、ライブラリ内から最も適切な
処理を選択し、自動集計グループ内に登録する。
【0090】これら一連の自動編集グループ108作成
手順を管理するのは、自動編集グループ作成・編集手段
224であり、通常は、画面などのマンマシンインター
フェースを持つ。
【0091】サーバー装置側オペレーターは、この自動
集計グループ作成・編集手段224により、自動集計グ
ループ108を生成し、自動集計グループ管理手段21
2に登録する。自動集計グループ管理手段212は、登
録された自動集計グループをライブラリ216として管
理し、自動集計グループライブラリ登録・検索手段21
4によりそれらを検索する。
【0092】ライブラリに登録された自動集計グループ
は、ファイルなどの外部出力装置に出力でき、サーバー
装置電源OFF時にもその情報を消失することはない。
また、一度登録してある自動集計グループ内容を変更す
る場合には、自動集計グループライブラリ214から、
対象とする自動集計グループ108を検索し、自動集計
グループ作成・編集手段224により編集すればよい。
【0093】図3は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムにおいて操作パネル生成・管理手段の構成を示すブ
ロック図である。
【0094】操作パネル122は、操作パネル表示デー
タ316と、返信データ124と、返信データ編集手段
126とを含む。操作パネル表示データ316は、操作
パネルが必要とするマンマシンインターフェースを表示
する際に必要な操作パレットや、ボタンなどの表示内容
を格納するデータである。
【0095】サーバー装置側オペレーターは、操作パネ
ル122作成に際して、操作パネル表示データ生成・編
集手段304により、操作パネル表示データ316を操
作パネル122に登録し、返信データ生成・編集手段3
06により、返信データ124を生成し登録する。
【0096】次に、返信データ編集手段126は、メソ
ッドオブジェクトであるため、システム内で予め登録し
てある返信データ編集手段ライブラリ310から返信デ
ータ編集手段ライブラリ検索手段308によって選択し
た後、そのインスタンスを操作パネル122内に登録す
る。
【0097】これら一連の作業は、画面などのマンマシ
ンインターフェースを持つ操作パネル作成・編集手段3
02によりなされる。一度作成した操作パネルライブラ
リは、操作パネルライブラリ登録・検索手段312によ
り、操作パネルライブラリ314に登録できる。ライブ
ラリに登録された操作パネルは、ファイルなどの外部出
力装置に出力でき、サーバー装置の電源OFF時にも、
その情報を消失することはない。
【0098】図4は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成するサーバー装置における端末装置からの返
信データ受信から端末装置へのダウンロード情報送信ま
での処理手順を示す問題解析図(PAD)である。
【0099】モバイル端末装置からの返信データを受信
し、その結果を反映し、さらにモバイル端末装置にダウ
ンロード情報を返す場合、ヘッダ情報などから受信した
モバイル端末装置を特定し保持する(ステップ404)と
ともに、返信データ管理手段に登録しておく。
【0100】次に、自動集計グループを全て検索し、今
受信した返信データを表示データの更新に使用している
か否かを判断し(ステップ412)、もし使用しているな
らば、そのグループ内の表示データ内容を更新する(ス
テップ414)。
【0101】ダウンロードする情報を生成する(ステッ
プ416)。この段階でのダウンロードする内容である
表示データや操作パネルは、空である。登録済みの送信
情報を取得し、それぞれの情報が、受信したモバイル端
末装置に関連する情報か否か、または、既にダウンロー
ド済みのデータか否かによって、ダウンロードの必要性
を判断し(ステップ422)、ダウンロードが必要な情報
だけを先に生成したダウンロード情報に追加する(スト
ップ424)。
【0102】全てのダウンロード情報がそろったところ
で、モバイル端末装置に対してダウンロード情報を送信
する(ステップ426)。
【0103】以上述べたモバイル端末装置からの返信デ
ータ受信から、モバイル端末装置への送信の一連の処理
は、全て自動的に行われており、人手を介在させる必要
がない。
【0104】図5は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成する端末装置において、サーバー装置との交
信処理手順を示す問題解析図(PAD)である。
【0105】モバイル端末装置からサーバー装置に送信
するとき、自動またはオペレーターの指示により、モバ
イル端末装置は、アップロード情報を生成する(ステッ
プ502)。
【0106】このとき、アップロード情報内部のヘッダ
情報などにモバイル端末装置識別番号などを付加し、サ
ーバー装置側でどのモバイル端末装置から送られてきた
かを管理できるようにしておく。この段階では、アップ
ロードする内容である返信データは、まだ空である。
【0107】次に、管理している返信データを調べ、そ
れぞれ前回アップロードした時刻と内容を更新した時刻
とを比較し、その返信データをアップロードする必要が
あるか否かを判断し(ステップ506)、必要ならば、ア
ップロード情報に追加する(ステップ508)。
【0108】アップロード情報がまとまったところで、
サーバー装置に対してアップロード情報を送信し(ステ
ップ510)、その応答を待つ(ステップ512〜ステッ
プ516)。
【0109】サーバー装置から応答があれば、そのサー
バー装置からのダウンロードデータを取得し(ステップ
518)、受信したデータの種別ごとに、操作パネル管
理手段,表示データ管理手段に登録する。
【0110】これらのサーバー装置との交信処理は、次
の図6で述べる画面イベント処理とは、別スレッドなど
により、非同期的に処理されるため、通信中にオペレー
ターによる情報の入力などが途切れることはない。
【0111】サーバー装置との交信が不能の場合には、
異常処理(ステップ516)内では、今回のアップロード
時刻を更新しないので、次のサーバー装置との交信の機
会には、今回アップロードできなかった情報も送られる
ことになる。
【0112】図6は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成するモバイル端末装置において、オペレータ
ーイベントに対する処理手順を示す問題解析図(PAD)
である。
【0113】オペレーターによるモバイル端末装置操作
に対する処理は、図5で示したサーバー装置との交信処
理とは、独立して動作する。オペレーターからの入力
は、その位置や種類により、そのイベントをポストする
先を切り替える(ステップ604)。
【0114】操作パネル切り替えイベントならば、指示
された操作パネルに付属する内容を表示し、その操作パ
ネルをアクティブにする(ステップ606〜ステップ6
08)。
【0115】データ操作・編集イベントならば、そのイ
ベントは、現在アクティブな操作パネル内の返信データ
編集手段にそのままポストされる(ステップ610)。イ
ベントを受け取った返信データ編集手段は、そのイベン
トに応じて自処理を実行し、返信データ内容を更新する
(ステップ612〜ステップ614)。
【0116】表示データ切り替えイベントならば、選択
された表示データに応じて表示の内容を切り替える(ス
テップ616)。その他、共通なメニューイベントなら
ば、所定の処理を実行する(ステップ618)。ただし、
操作パネル切り替えイベント,データ操作・修正イベン
ト,表示データ切り替えイベント,共通メニューイベン
トは、必ずしも同一の入力処理からのイベントである必
要はない。
【0117】以上述べてきたように、サーバー装置側で
は、各モバイル端末装置からの報告内容を、人手を介在
しないで、各モバイル端末装置に送信する表示データに
反映し、モバイル端末装置の要求時には、その時点での
最新情報をモバイル端末装置にフィードバックできる。
【0118】また、フィードバック内容は、自動集計グ
ループを予めまたはその場で生成でき、集計方法や、編
集結果表示形式は、自由に設定することが可能である。
【0119】さらに、サーバー装置側で新しい操作パネ
ルを生成し、対象モバイル端末装置に送信すると、その
モバイル端末装置に対して直ちに別の任務を与えること
ができる。
【0120】一方、モバイル端末装置側では、自任務に
応じた操作パネルがサーバー装置から送られてくるの
で、操作パネルに従って操作するだけで所定の報告とな
る返信データを生成することが可能となり、報告する返
信データに応じて異なるアプリケーションを動作させる
必要がない。
【0121】また、操作パネルを切り替えることで、多
様な入力手段を選択できない場合(例えば、マウスの左
右クリック使い分けや、シングルクリック,ダブルクリ
ックの使い分けが不可能な場合)でも、同じ操作で異な
る目的を達成できる。
【0122】
【実施形態2】《自治体における災害など調査・連絡・
広報システム》図1から図17を用いて、本発明を自治
体における災害など調査・連絡・広報システムとして使
用した例を説明する。
【0123】図7は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成するサーバー装置において、各端末装置から
の受信情報を自動集計し、各端末装置への送信情報を設
定する状況を示す図である。
【0124】図8は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成する端末装置において、各端末装置がサーバ
ー装置から受信する情報とサーバー装置に返信する情報
との一例を示す図である。
【0125】図9は、図1の情報収集・編集・配信シス
テムを構成するサーバー装置において、送信先各端末装
置と送信情報との対応付けを各グループとして設定する
ための画面の一例を示す図である。
【0126】先ずサーバー装置では、図1における送信
情報登録手段128に付属する画面(図9参照)のオペレ
ーターの操作により、役割に応じたグループを生成し、
そのグループに各モバイル端末装置を割り当てる。
【0127】図7の例では、グループを調査チーム,医
療チーム,補給チームとし、A端末装置とB端末装置,
B端末装置とC端末装置,D端末装置を割り当てた。B
端末装置は、調査チームにも医療チームにも割り当てら
れている。
【0128】図10は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムを構成するサーバー装置において、送信先端末装
置と送信情報とを規定したグループに対して送信する情
報を設定するための画面の一例を示す図である。
【0129】図1における送信情報登録手段128に付
属する画面(図10参照)のオペレーターの操作により、
目的に応じた操作パネルを各チームに登録する。図7の
例では、自位置入力用操作パネルは、補給チームに割り
当て、被害調査用操作パネルは、調査チームに割り当
て、補給物資要請入力用操作パネルは、医療チームに割
り当てる。
【0130】ここでは、説明を単純にするために、各操
作パネルの送信先に各チームをひとつずつ割り当てた
が、例えば、自位置入力用操作パネルを全チームに割り
当てることも可能である。
【0131】図1における操作パネル生成・管理手段1
20により、各操作パネル122の生成時に、自位置入
力用操作パネルには、位置報告データを、被害調査入力
用操作パネルには、被害報告データを、補給物資要請入
力用操作パネルには、補給要請データを返信用データと
して持つように設定しておくと、A端末装置からは被害
報告データ、B端末装置からは被害報告データと補給要
請データ、C端末装置からは補給要請データ、D端末装
置からは、位置報告データが、サーバー装置に返信され
ると期待される。
【0132】図11は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムを構成するサーバー装置において、各端末装置か
らの返信情報を自動集計・編集するためのグループを生
成・編集するための画面の一例を示す図である。
【0133】ここで図1における自動集計グループ生成
・管理手段106に付属する画面(図11参照)のオペレ
ーターの操作により、自動集計グループを作成する。
【0134】図7の例では、3つの自動集計グループを
作成している。例えば、被害集計データは、A端末装置
とB端末装置の被害報告データを集計している。このよ
うにして自動的に集計・編集される表示データ(図7の
例では、被害集計データ,補給要請データ,補給物資位
置データ)と、サーバー装置側で作成された表示データ
(移動ルート指示データ)は、操作パネルの登録の場合と
同様に、図10に示す画面によって各チームに登録す
る。
【0135】図7の例に示すように送信する表示データ
および操作パネルを設定すると、サーバー装置と交信し
た各端末装置内には、図8に示すように、受信した表示
データおよび操作パネルが保持される。例えば、B端末
装置は、調査チームと医療チームに登録された両方のデ
ータおよび操作パネルを受信するので、内部には、被害
集計データ,補給物資位置データ,被害調査入力用操作
パネル,補給物資要請入力用操作パネルを所有する。B
端末装置からサーバー装置にアップロードする返信デー
タは、被害報告データおよび補給要請データとなる。
【0136】図12は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムを構成する端末装置において、サーバー装置から
受信した表示データと操作パネルとを管理する状況をを
示す図である。
【0137】ダウンロードされた表示データは、表示デ
ータ書庫内(図1の表示データ管理手段158)で保管
し、操作パネルは、操作パネル書庫内(図1の操作パネ
ル管理手段142に相当)に保管する。表示データは、
書庫からオペレーターの選択により複数の表示データを
同時にオーバーレイ表示できる。アクティブな操作パネ
ルを設定することで、オーバーレイ表示されている表示
部の上に、あたかもその操作パネルが被さっているかの
ように表示され、オーバーレイ表示されている表示エリ
ア上のオペレーターの操作は、図1のイベント転送切り
替え手段150により、アクティブな操作パネル側に伝
えられる。
【0138】図13は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムを構成する端末装置において、表示データと操作
パネルとを表示した画面の一例を示す図である。
【0139】モバイル端末装置画面の表示例を示す。画
面右側には、オーバーレイ表示されているデータの切り
替えコントロール部を配し、画面左側には、アクティブ
な操作パネルを一回の操作で切り替えできるように、操
作パネル切り替えコントロール部を配し、画面下部に
は、端末装置の共通メニューを配している。
【0140】画面中央部は、表示データを表示するとと
もに、表示されているデータに対するオペレーターのポ
インティング動作などを検出する部分である。
【0141】操作パネル付属ツールパネルI〜IIIは、
アクティブ操作パネルの状態に応じて表示・非表示とな
るツールパレットである。図13では、3種類のみの表
示を例として示しているが、デジタルカメラ内蔵型の端
末装置に対しては、その場で写真を撮影に使用するツー
ルパネルを表示するなど、いろいろなツールをその目的
に応じて表示できる。
【0142】基本的に、オペレーターの操作は、指によ
るクリックおよびドラッグの2種類のみ想定し、画面上
のボタンなどは、大人の人差し指先端部程度の大きさを
確保してある。
【0143】目的に応じた操作パネルをアクティブに
し、アクティブ操作パネルに付属するツールパネルを駆
使すると、2種類の操作だけで、異なる目的を達成でき
る。
【0144】操作パネルに付属するツールパネル内容
は、サーバー装置での操作パネル生成時に、図3の操作
パネル表示データ生成・編集手段304により、設定で
きる。
【0145】図14は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、サーバー装置での操作パネル設定例と
それを端末装置で表示した画面の一例との対応を示す図
である。
【0146】図13における付属ツールパネルIIに表示
する内容をサーバー装置側で設定し、モバイル端末装置
側で表示した例を示している。この例は、モバイル端末
装置に表示された地図上に、火災発生,陥没発生などの
各発生場所をシンボルとしてマークし、マーク結果を地
図データとして報告するという例である。マークするシ
ンボルは、予めサーバー装置側で火災,陥没,水没,倒
壊の4種類とし、全てのマークは、赤色の×印で表すよ
うに設定した。別の目的または状況では、マークの個
数,シンボル形状,表示内容を変更することが可能であ
る。
【0147】図15は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、サーバー装置での操作パネルの他の設
定例とそれを端末装置で表示した他の画面の一例との対
応を示す図である。
【0148】図13でマークした場所の詳細情報を予め
登録された文章を選択することにより報告するという例
を示している。サーバー装置側では、図15のサーバー
装置側での設定画面を用いて、その操作パネルが報告す
るであろう想定文章を作成する単語(目的語,述語)の候
補を登録しておく。モバイル端末装置側で、図14の操
作でマークしたシンボルをクリックすると、文章作成用
のパレットが表示され、図15の端末装置側の画面に示
すように、オペレーターは、キーボードなどの手段に頼
ることなく登録済みの候補を選択するだけで、詳細な情
報を報告できる。モバイル端末装置内でのシンボル入
力,文章報告などの返信データへの反映は、全て図1に
おける操作パネル122内に包含された返信データ編集
手段126により実現さる。これらの送信データ編集手
段は、サーバー装置側で操作パネルを生成する段階で設
定できる。図15のサーバー装置側設定画面の例では、
画面右上のコンボボックスで選択している。
【0149】図16は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、端末装置で別の操作パネルを表示した
画面の一例を示す図である。
【0150】図14,図15は、返信データ編集手段
に、シンボルマーク用の手段を使用した例を示した。こ
れに対して、図16は、返信データ編集手段として地図
作画用手段を使用した場合のモバイル端末装置の表示状
態を示す。操作パネル付属ツールパネルの表示内容が異
なっている。オペレーションにおける応答も、両者では
異なっている。例えば、シンボルマークのときには、ド
ラッグ操作により、シンボルの位置を移動させるが、作
画の場合には、ドラッグにより線分,有効線分などを描
画できる。
【0151】図17は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、ひとつの端末装置で入力した情報の一
例とそれをサーバー装置で自動的に集計・編集した後に
他の端末装置で表示した画面の一例との対応を示す図で
ある。
【0152】モバイル端末装置(A端末装置)から返信さ
れたデータが、サーバー装置上で自動的に集計・編集さ
れ、それを他のモバイル端末装置(C端末装置)で受信し
て表示している例を示す。図17の上の図は、A端末装
置において、図14,図15に示した端末装置側の画面
を用いてシンボルと、その詳細文章を入力した結果を示
している。図17の下の図は、サーバー装置側で各モバ
イル端末装置からの返信データを自動集計グループで編
集し、それを他モバイル端末装置であるC端末装置で受
信して表示した例を示している。図17のA端末装置で
は、水没箇所を調査し報告したが、図17の下の図か
ら、他のモバイル端末装置は、陥没や倒壊箇所の報告も
あったことが判る。また、図17のA端末装置で入力し
た水没箇所での詳細情報も集計データを受信したC端末
装置で表示できている。
【0153】図18は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、各端末装置で収集した情報をWWWサ
ーバー装置上に公開する状況を示す図である。
【0154】派遣したスタッフなどが収集したデータを
広く一般に公開したい場合には、図18に示すように公
開チームを作成し、そこにモバイル端末装置の代わりに
WWWサーバー装置情報を登録しておき、通常のチーム
と同様に、公開可能な表示データを登録しておけばよ
い。システム内の表示データをWWWサーバー装置で読
み込める形式に変換するデータ変換手段を通すと、WW
W上での公開が可能となる。
【0155】操作パネル,自動集計グループ,送信先を
まとめたチームなどの情報は、平時に派遣するモバイル
端末装置の役割や台数などを想定して整備し、その情報
をファイルなどに保存しておくことが可能である。
【0156】例えば、図1における表示データ生成・管
理手段116,図2における複数自動集計グループ管理
手段212、図3における操作パネルライブラリ登録・
検索手段などである。現実にそれらが発生した場合に、
整備され保存されているそれらの情報を直ちに読み出
し、現実の運用に使用できる。
【0157】また、想定以外の事態が発生した場合に
は、サーバー装置上の図1における表示データ生成・管
理手段116,操作パネル生成・管理手段120,自動
集計グループ生成・管理手段106,送信情報登録手段
128などの機能により、対応できる。
【0158】
【実施形態3】《広域災害などの調査・連絡・広報シス
テム》図1〜図20を参照して、本発明による広域災害
など調査・連絡・広報システムの実施形態を説明する。
大きな災害などにより、被害が広範囲にわたって発生す
るような事態に対しては、一台のサーバー装置と、それ
によって管理されている複数のモバイル端末装置だけの
システムでは、対象全域をカバーするには、モバイル端
末装置数の不足などの理由から困難な場合が予想され
る。また、一般の携帯電話などが不通状態である可能性
もある。このような場合、一台のサーバー装置と複数の
モバイル端末装置とからなる構成をひとつの単位とし、
それぞれの単位間にネットワークを構成させると、それ
らの事態に対応できる。
【0159】図19は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、一台のサーバー装置とそのサーバー装
置が管理する端末装置とを単位システムとし、複数の単
位システム間で情報を共有する状況を示す図である。
【0160】その例として、先に述べたシステム単位
が、自治体ア,自治体イ,自治体ウに導入されている場
合を考える。各自治体にまたがるような災害が発生した
とし、各自治体が本システムを構成するモバイル端末装
置をスタッフに所持させ、調査に派遣したとする。この
とき、派遣するスタッフの数の制約などから、所属する
自治体が管轄する地域の調査で、手一杯となることも予
想される。
【0161】しかし、図1における自動集計グループ受
信手段102,自動集計グループ送信手段104,モバ
イル端末装置模擬通信手段136の動作と、実施形態2
で述べたシステム動作とを組み合わせると、これから説
明するように、各自治体が独自に収集した最新の情報を
共有することが可能である。
【0162】図19において、サーバー装置アは、被害
調査自動集計グループにおいて、受信モバイル端末装置
として自サーバー装置が管理するモバイル端末装置a,
モバイル端末装置bの他に、サーバー装置イ,サーバー
装置ウも含めるように設定しておく。
【0163】また、返信データとしては、モバイル端末
装置が報告する被害報告データと、他のサーバー装置か
ら送られてくる被害集計データを採用するように設定す
る。それらの返信データを集計・編集して、被害集計デ
ータとして、送信情報登録手段に登録する。送信先は、
自サーバー装置が管理するモバイル端末装置の他に、他
のサーバー装置イ,およびサーバー装置ウも含めてお
く。
【0164】同様に、サーバー装置イにおいては、受信
および送信対象のモバイル端末装置として、サーバー装
置ア,サーバー装置ウも含める。サーバー装置ウにおい
ては、受信および送信対象のモバイル端末装置として、
サーバー装置ア、サーバー装置イを設定しておく。
【0165】お互いのサーバー装置は、他のサーバー装
置と交信するときには、図1におけるモバイル端末装置
模擬通信手段136により、ひとつのモバイル端末装置
であるかのように、他サーバー装置の被害集計データを
取得する。
【0166】一度、他サーバー装置から取得した被害集
計データは、自動集計グループによって自サーバー装置
が管理する被害集計データに反映される。例えば、サー
バー装置アでは、モバイル端末装置a,モバイル端末装
置bの報告結果が反映されている被害集計データが存在
している。このとき、サーバー装置イが、モバイル端末
装置模擬通信手段136により、サーバー装置アの被害
集計データを取得すると、サーバー装置イ内の自動集計
グループ内の処理により、取得したモバイル端末装置
a,モバイル端末装置bの情報と、自サーバー装置が管
理しているモバイル端末装置cの報告結果を集計でき
る。
【0167】同様にサーバー装置アは、サーバー装置イ
に対して同サーバー装置内の被害集計データを取得し、
自サーバー装置内の被害集計データに反映させることが
できる。
【0168】ここで、サーバー装置アがサーバー装置イ
から取得した被害集計データ内には、自サーバー装置か
ら送られた情報であるモバイル端末装置a,モバイル端
末装置bの情報が含まれているが、図1の集計編集手段
110の集計機能に、同一情報のユニーク化機能を持た
せれば、問題はない。 情報が同一ことを判断する方法
としては、例えば、報告したモバイル端末装置側でモバ
イル端末装置IDと入力時刻をユニークキーとして付加
する方法や、入力時刻と位置情報からユニークを判断す
る方法などのいろいろな方法が考えられる。集計編集手
段110が、それぞれ処理に適合した方法を採用すれば
よい。
【0169】サーバー装置ウがサーバー装置アの交信に
より自被害集計データを更新すると、その中には、モバ
イル端末装置a,モバイル端末装置b,およびモバイル
端末装置cの情報と、自サーバー装置が管理するモバイ
ル端末装置dの報告結果を反映させることができる。
【0170】このように、モバイル端末装置模擬通信手
段136によりサーバー装置間で交信すると、互いのサ
ーバー装置が収集した情報を共有できる。自動集計グル
ープ受信手段102および自動集計グループ送信手段1
03は、平時にお互いのサーバー装置間で、既に述べた
ように動作させるための同じ自動集計グループを作成す
る場合に、一カ所のサーバー装置で作成した自動集計グ
ループを転送すると、他サーバー装置での自動集計グル
ープの作成の労力を省くために使用できる。
【0171】また、平時の整備時には、想定しなかった
事態が発生し、想定していなかった情報の共有の必要が
発生した場合に、一カ所のサーバー装置で自動集計グル
ープを作成し、別のサーバー装置に転送すると、迅速に
対処することが可能となる。
【0172】図20は、図1の情報収集・編集・配信シ
ステムにおいて、複数のサーバー装置と複数の端末装置
とが存在する場合の動作を説明する図である。
【0173】次に、災害などの発生により一般の携帯電
話などの通信手段が確保できず、通信機器の出力能力な
どの理由から、限られた通信範囲の通信手段を利用しな
ければならなくなった状況での活用例を説明する。
【0174】この場合、サーバー装置内の自動集計グル
ープ108の受信モバイル端末装置や送信先モバイル端
末装置情報にサーバー装置を登録することは、図19に
おける説明と同様である。
【0175】図20の例では、全てのサーバー装置に対
して全く同じに設定する。一方、モバイル端末装置側の
設定としては、図1のモバイル端末装置内の送信先管理
手段162に複数のサーバー装置情報を優先順位を付け
て管理しておく。
【0176】モバイル端末装置は、サーバー装置と交信
する場合に、最も優先順位の高いサーバー装置に対して
交信を試みる。通信が確保できない場合には、ひとつ下
の順位のサーバー装置に対して交信を試みる。さらに交
信が確保できない場合には、登録されているサーバー装
置の数だけ通信を試み、最終的に通信が確保されたサー
バー装置の順位を最高位に持ってきて、他のサーバー装
置の順位をひとつずつ下げる。
【0177】図20の例においては、モバイル端末装置
CLaは、SV1,SV2,SV3の順で、モバイル端
末装置CLbはSV2,SV3,SV1の順で、モバイ
ル端末装置CLcは、SV3,SV1,SV2の順に設
定されている。
【0178】さて、図20に示すように各モバイル端末
装置を所持したスタッフを派遣した場合、モバイル端末
装置CLaからの報告は、サーバー装置SV3では、受
信可能半径外であるため直接受信できない。
【0179】しかし、サーバー装置SV1,SV2,S
V3の間の交信が保たれている限りにおいて、サーバー
装置SV3でも参照し、さらにSV3に接続しているモ
バイル端末装置CLcでも参照できる。
【0180】モバイル端末装置CLbが、西に移動し、
サーバー装置SV2の通信可能範囲外に出たとすると、
モバイル端末装置CLbが次にサーバー装置SV2と交
信しようと試みた場合には、交信できない。
【0181】このとき、先に述べたようにモバイル端末
装置CLbは、サーバー装置SV3,サーバー装置SV
1の順に通信を試み、最終的には、サーバー装置SV1
と交信する。
【0182】すると、モバイル端末装置CLbの送信先
管理手段内では、サーバー装置SV1の優先順位が最高
となり、次回からは、サーバー装置SV1に直接接続さ
れる。
【0183】一方、サーバー装置では、先にも述べたよ
うにサーバー装置間の交信により、モバイル端末装置が
どのサーバー装置に接続されていても、最終的に全ての
サーバー装置間で、情報は共有されて、モバイル端末装
置にも提供されるため、サーバー装置SV1,SV2,
SV3にとっても、モバイル端末装置CLc,CLaに
とっても、モバイル端末装置CLbの接続先が変更とな
ったことによる影響は、一切ない。
【0184】サーバー装置SV1,サーバー装置SV2
内では、モバイル端末装置CLbからの返信データ被害
報告データは、分散されて所有されることになる。しか
し、全システム内で共有するデータは、自動集計された
被害集計データであるから、図19の例でも述べた同一
情報のユニーク化機能があれば、問題はない。
【0185】以上の動作から、通信距離の短い通信回線
を用いて広い範囲をカバーする際には、複数のサーバー
装置と複数のモバイル端末装置とを使用し、サーバー装
置内の自動集計グループと送信先を同一設定とし、モバ
イル端末装置の送信先管理手段内に全てのサーバー装置
の情報を優先順位を付けて管理する。このようにする
と、通信距離の短い通信回線を用いて広い範囲をカバー
できる。
【0186】図21は、タッチパネルを用いて情報を入
力する際に使用するポインティングデバイスを示す図で
ある。
【0187】図20の例に示すような運用では、サーバ
ー装置側もノート型やモバイル型の装置として野外に持
ち出す可能性も考えられる。この際、サーバー装置で
は、モバイル端末装置とは、異なって、直接キーボード
を操作したり、タッチパネル上の細かな操作が要求され
る可能性もある。この際、極寒状態や厚での手袋をした
状態でタッチペンを操作するのは、容易でない。
【0188】そこで、図21に示すように、突起または
扁平形状のギターのピックのような部材を指先に装着し
たり、先端の尖った形状または扁平な形状の部材を指先
に装着した手袋を用いれば、タッチペンを握ることな
く、指先でなぞったり押さえたりする動作だけで細かな
操作ができ、手がかじかんだ状態でもタッチペンを使用
したと同様に操作可能である。
【0189】また、突起や扁平部材を引っ込めたり折り
曲げたりできる構造とすると、それらの器具を取り外さ
ないままで他の作業をすることも可能であり、タッチペ
ンを紛失して入力操作ができなくなるなどのおそれも減
少する。
【0190】
【実施形態4】《野外イベント会場支援装置》上記実施
形態1〜3は、数百平方メートル以上のエリアで使用す
る可能性が高いシステムであった。
【0191】これに対して、本実施形態4は、数百平方
メートル程度の狭い範囲の情報収集・管理に適用する野
外イベント会場支援装置である。
【0192】例えば、地域の運動会や、物品展示会な
ど、野外でイベントを開催する場合、会場となる運動場
や公園にそのイベントのために、LANケーブルを設置
したりすることは、不可能な場合が多い。
【0193】このとき、イベントの運営係は、入場者の
集合や、大道具・小道具の準備など、広い会場内に配備
された各係員に、プログラムの進行とともに変化する様
々な状況に対して的確な指示や、現在の準備状況などを
担当ごとに伝える必要がある。また、各係員も自分の進
行状況や問題などを報告し、運営係が全ての状況を把握
できるようにしなければならない。 このようなときに
広い会場で個別の係員が報告のために移動したり、場内
放送による公報だけでは、多くの情報を迅速かつ正確に
把握し、配信することが難しい。
【0194】このような状況に、本発明による情報収集
・編集・配信システムを適用できる。例えば、プログラ
ムイベントごとに必要とする情報表示データとその報告
用操作パネルとをプログラムイベント担当係が所有する
モバイル端末装置に転送する。モバイル端末装置とサー
バー装置との通信には、一般の携帯電話を利用すること
も可能である。
【0195】そのプログラムイベント終了後、その係員
のモバイル端末装置には、次に担当するプログラムイベ
ント用表示データと操作パネルとを送ればよい。ひとつ
のプログラムイベント終了後、そのモバイル端末装置
は、別のプログラムイベント用端末装置に切り替えられ
る。
【0196】各プログラムイベントに対する報告などの
操作は、高々数種類であるため、画面操作部を大きくす
ることができ、タッチペン無しでの入力などの操作が可
能となる。
【0197】したがって、作業時のタッチペン紛失など
により、それらの操作が不可能になるおそれが少ない。
【0198】また、これらの表示情報や操作パネルは、
運用側で容易に制作・設定可能なので、別のイベントの
場合には、そのイベント専用の操作パネルを作成できる
ことになる。
【0199】なお、迷子発見などの特定係員以外でも遭
遇する状況に対応するには、迷子発見位置,性別,年齢
などを報告する汎用的操作パネルを全員のモバイル端末
装置に配信しておき、どこからでもその情報を収集でき
るようにしておく。新たに迷子を発見したときには、そ
の位置の近くにいる迷子担当の係員が、モバイル端末装
置からの報告位置に迷子を受け取りに行くことができ
る。したがって、例えば準備運営作業中の係員は、迷子
を送り届けるために、その持ち場を離れたりする必要が
なくなる。
【0200】
【発明の効果】本発明の情報収集・編集・配信システム
によれば、野外でモバイル端末装置を操作するオペレー
ターにとって、劣悪な環境下であっても、目的に合わせ
た操作を容易に実行できる。
【0201】また、複数のモバイル端末装置から送られ
てきた情報を人手を介することなく集計・編集し、その
結果を必要とする別の端末装置に直ちに送信可能になる
ため、モバイル端末装置を所持しているオペレーター間
の意志疎通とスタッフの効率的運用とが容易となり、連
携して行動できるようになる。
【0202】さらに、サーバー装置を管理しているオペ
レーターは、展開しているモバイル端末装置側オペレー
ターすなわちスタッフに対して、状況に応じて新しい行
動目的を与え、モバイル端末装置の機能をその目的に応
じた機能にダイナミックに変更できるので、展開したス
タッフの効率的な運用が可能となる。
【0203】本発明によれば、タッチパネル式の入力手
段を持つモバイル端末装置に対して、紛失しにくく、極
寒状態や厚手の作業手袋装着状態などの指を自由に動か
すことが困難な状況でも細かい操作が可能なポインティ
ングデバイスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報収集・編集・配信システムの
系統構成を示すブロック図である。
【図2】図1の情報収集・編集・配信システムにおいて
自動集計グループ生成・管理手段の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1の情報収集・編集・配信システムにおいて
操作パネル生成・管理手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の情報収集・編集・配信システムを構成す
るサーバー装置における端末装置からの返信データ受信
から端末装置へのダウンロード情報送信までの処理手順
を示す問題解析図(PAD)である。
【図5】図1の情報収集・編集・配信システムを構成す
る端末装置において、サーバー装置との交信処理手順を
示す問題解析図(PAD)である。
【図6】図1の情報収集・編集・配信システムを構成す
る端末装置において、オペレーターイベントに対する処
理手順を示す問題解析図(PAD)である。
【図7】図1の情報収集・編集・配信システムを構成す
るサーバー装置において、各端末装置からの受信情報を
自動集計し、各端末装置への送信情報を設定する状況を
示す図である。
【図8】図1の情報収集・編集・配信システムを構成す
る端末装置において、各端末装置がサーバー装置から受
信する情報とサーバー装置に返信する情報との一例を示
す図である。
【図9】図1の情報収集・編集・配信システムを構成す
るサーバー装置において、送信先各端末装置と送信情報
との対応付けを各グループとして設定する画面の一例を
示す図である。
【図10】図1の情報収集・編集・配信システムを構成
するサーバー装置において、送信先端末装置と送信情報
とを規定したグループに対して送信する情報を設定する
画面の一例を示す図である。
【図11】図1の情報収集・編集・配信システムを構成
するサーバー装置において、各端末装置からの返信情報
を自動集計・編集するグループを生成・編集する画面の
一例を示す図である。
【図12】図1の情報収集・編集・配信システムを構成
する端末装置において、サーバー装置から受信した表示
データと操作パネルとを管理する状況をを示す図であ
る。
【図13】図1の情報収集・編集・配信システムを構成
する端末装置において、表示データと操作パネルとを表
示した画面の一例を示す図である。
【図14】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、サーバー装置での操作パネル設定例とそれを端末装
置で表示した画面の一例との対応を示す図である。
【図15】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、サーバー装置での操作パネルの他の設定例とそれを
端末装置で表示した他の画面の一例との対応を示す図で
ある。
【図16】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、端末装置で別の操作パネルを表示した画面の一例を
示す図である。
【図17】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、ひとつの端末装置で入力した情報の一例とそれをサ
ーバー装置で自動的に集計・編集した後に他の端末装置
で表示した画面の一例との対応を示す図である。
【図18】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、各端末装置で収集した情報をWWWサーバー装置上
に公開する状況を示す図である。
【図19】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、一台のサーバー装置とそのサーバー装置が管理する
端末装置とを単位システムとし、複数の単位システム間
で情報を共有する状況を示す図である。
【図20】図1の情報収集・編集・配信システムにおい
て、複数のサーバー装置と複数の端末装置とが存在する
場合の動作を説明する図である。
【図21】タッチパネルを用いて情報を入力する際に使
用するポインティングデバイスを示す図である。
【符号の説明】
102 自動集計グループ受信手段 104 自動集計グループ送信手段 106 自動集計グループ作成・管理手段 108 自動集計グループ 110 集計編集手段 112 返信データ管理手段 114 サーバー側オペレーター 116 表示データ生成・管理手段 118 表示データ 120 操作パネル生成・管理手段 122 操作パネル 124 返信データ 126 返信データ編集手段 128 送信情報登録手段 130 送信手段 132 受信手段 134 登録情報確認手段 136 模擬モバイル端末通信手段 140 受信手段 142 操作パネル管理手段 144 アクティブ操作パネル切り替え手段 146 端末装置側(クライアント側)オペレーター 148 パネルイベント入力手段 150 イベント転送先切り替え手段 152 必要データ取得手段 154 データ表示手段 156 表示データ切り替え手段 158 表示データ管理手段 160 送信手段 162 送信先管理手段 202 受信クライアント登録手段 204 返信データ決定キー情報生成・編集手段 206 編集済みデータ生成・編集手段 208 返信データ集計・編集手段ライブラリ検索手段 210 返信データ集計・編集手段ライブラリ 212 自動集計グループ管理手段 214 自動集計グループライブラリ登録検索手段 216 自動集計ライブラリ 218 受信クライアント情報 220 返信データ決定キー情報 222 返信データ検索手段 224 自動集計グループ作成・編集手段 302 操作パネル作成・編集手段 304 操作パネル表示データ生成・編集手段 306 返信データ生成・編集手段 308 返信データ編集手段ライブラリ検索手段 310 返信データ編集手段ライブラリ 312 操作パネルライブラリ登録・検索手段 314 操作パネルライブラリ 316 操作パネル表示データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武沢 隆之 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所ディフェンスシステム事 業部内 Fターム(参考) 5B069 AA01 BA03 CA03 FA01 GA08 JA06 JA08 KA08 LA05 5B087 AB02 AB04 BC06 BC16 CC01 CC21 DD06 DD09 DD10 DE02 DG02 DH04 5K101 KK12 KK15 LL12 MM07 NN01 NN18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモバイル端末装置と、前記モバイ
    ル端末装置を管理する少なくとも1台のサーバー装置と
    からなる情報収集・編集・配信システムにおいて、 前記サーバー装置が、前記モバイル端末装置で使用する
    表示データを生成・管理する表示データ生成・管理手段
    と、前記モバイル端末装置で使用する操作パネルを生成
    ・管理する操作パネル生成・管理手段と、前記表示デー
    タおよび操作パネルを前記モバイル端末装置に送信する
    送信手段と、前記モバイル端末装置からの返信データを
    管理する返信データ管理手段とを備え、 前記モバイル端末装置が、前記サーバー装置から送られ
    てきた操作パネルを管理する操作パネル管理手段と、前
    記サーバー装置から送られてきた表示データを管理する
    表示データ管理手段と、モバイル端末装置側オペレータ
    ーの前記操作パネル上の操作を受け付けるイベント入力
    手段と、前記オペレーターの操作により更新された返信
    データを前記サーバー装置に送信する送信手段とを備え
    たことを特徴とする情報収集・編集・配信システム。
  2. 【請求項2】 複数のモバイル端末装置と、前記モバイ
    ル端末装置を管理する少なくとも1台のサーバー装置と
    からなる情報収集・編集・配信システムにおいて、 前記サーバー装置が、前記モバイル端末装置で使用する
    表示データを生成・管理する表示データ生成・管理手段
    と、前記モバイル端末装置で使用する操作パネルを生成
    ・管理する操作パネル生成・管理手段と、前記表示デー
    タおよび操作パネルを前記モバイル端末装置に送信する
    送信手段と、前記モバイル端末装置からの返信データを
    管理する返信データ管理手段と、前記モバイル端末装置
    からの返信データを集計する集計編集手段と、集計・編
    集された表示データ自動集計グループを生成・管理する
    自動集計グループ生成・管理手段と、返信データ集計・
    編集手段ライブラリ内から最も適切な処理を選択し前記
    自動集計グループ内に登録する返信データ集計・編集手
    段ライブラリ検索手段とを備え、 前記モバイル端末装置が、前記サーバー装置から送られ
    てきた操作パネルを管理する操作パネル管理手段と、前
    記サーバー装置から送られてきた表示データを管理する
    表示データ管理手段と、モバイル端末装置側オペレータ
    ーの前記操作パネル上の操作を受け付けるイベント入力
    手段と、前記オペレーターの操作により更新された返信
    データを前記サーバー装置に送信する送信手段とを備え
    たことを特徴とする情報収集・編集・配信システム。
  3. 【請求項3】 複数のモバイル端末装置と、前記モバイ
    ル端末装置を管理する少なくとも1台のサーバー装置と
    からなる情報収集・編集・配信システムにおいて、 前記サーバー装置が、前記モバイル端末装置で使用する
    表示データを生成・管理する表示データ生成・管理手段
    と、前記モバイル端末装置で使用する操作パネルを生成
    ・管理する操作パネル生成・管理手段と、前記表示デー
    タおよび操作パネルを前記モバイル端末装置に送信する
    送信手段と、前記モバイル端末装置からの返信データを
    管理する返信データ管理手段とを備え、 前記モバイル端末装置が、前記サーバー装置から送られ
    てきた操作パネルを管理する操作パネル管理手段と、前
    記サーバー装置から送られてきた表示データを管理する
    表示データ管理手段と、モバイル端末装置側オペレータ
    ーの前記操作パネル上の操作を受け付けるイベント入力
    手段と、前記オペレーターの操作により更新された返信
    データを前記サーバー装置に送信する送信手段と、複数
    の操作パネルのアクティブ状態を切り替えるアクティブ
    操作パネル切り替え手段とを備えたことを特徴とする情
    報収集・編集・配信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項に記載
    の情報収集・編集・配信システムにおいて、 前記サーバー装置が、前記モバイル端末装置から受信す
    る単数または複数のフォーマット形式と、受信する情報
    を識別するキー情報と、サーバー装置から受信した情報
    から前記フォーマット形式と前記キー情報とにより抽出
    された情報を集計・編集する方法を規定した手続と、前
    記手続を用いて集計または編集された情報をまとめてひ
    とつの集計グループとして生成する手段と、前記集計グ
    ループを複数管理する手段と、前記集計グループ内で集
    計または編集された情報を複数のモバイル端末装置に送
    信する手段とを備えたことを特徴とする情報収集・編集
    ・配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の情報収集・編集・配信
    システムにおいて、 前記集計グループを複数管理している中から、前記集計
    グループを検索し、検索した集計グループを編集する手
    段を備えたことを特徴とする情報収集・編集・配信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 複数のモバイル端末装置と、前記モバイ
    ル端末装置を管理する複数のサーバー装置とからなる情
    報収集・編集・配信システムにおいて、 前記サーバー装置が、前記モバイル端末装置で使用する
    表示データを生成・管理する表示データ生成・管理手段
    と、前記モバイル端末装置で使用する操作パネルを生成
    ・管理する操作パネル生成・管理手段と、前記表示デー
    タおよび操作パネルを前記モバイル端末装置に送信する
    送信手段と、前記モバイル端末装置からの返信データを
    管理する返信データ管理手段と、前記モバイル端末装置
    からの返信データを集計する集計編集手段と、集計・編
    集された表示データを含む自動集計グループを生成・管
    理する自動集計グループ生成・管理手段と、他サーバー
    装置に対して自サーバー装置をモバイル端末装置として
    振る舞わせるモバイル端末装置模擬通信手段とを備え、 前記モバイル端末装置が、前記サーバー装置から送られ
    てきた操作パネルを管理する操作パネル管理手段と、前
    記サーバー装置から送られてきた表示データを管理する
    表示データ管理手段と、モバイル端末装置側オペレータ
    ーの前記操作パネル上の操作を受け付けるイベント入力
    手段と、前記オペレーターの操作により更新された返信
    データを前記サーバー装置に送信する送信手段とを備
    え、 一台の前記サーバー装置と複数のモバイル端末装置とか
    らなる構成をひとつの単位とし、 それぞれの単位間をネットワークで接続し、 集計・編集済みの情報を各サーバー装置間で前記モバイ
    ル端末装置模擬通信手段を介して交信し合い、それぞれ
    の集計・編集済みの情報を一致化させることを特徴とす
    る情報収集・編集・配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか一項に記載
    の情報収集・編集・配信システムにおいて、 前記モバイル端末装置が、システム全体に存在する複数
    のサーバー装置の情報を優先順位を付けて管理し、最高
    優先順位のサーバー装置との交信が不可能の場合には、
    最高優先順位のサーバー装置から低位優先順位のサーバ
    ー装置に向かって順次接続を試みる送信先管理手段を備
    えたことを特徴とする情報収集・編集・配信システム。
  8. 【請求項8】 タッチパネル式の入力手段を持つモバイ
    ル端末装置とともに用いるポインティングデバイスにお
    いて、 先端が尖った形状または扁平な形状で指に装着されるピ
    ック部材であることを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 タッチパネル式の入力手段を持つモバイ
    ル端末装置とともに用いるポインティングデバイスにお
    いて、 先端の尖った形状または扁平な形状の部材を指先に装着
    した手袋であることを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載のポインティ
    ングデバイスにおいて、 前記部材が、引っ込めたり折り曲げたりする構造を備え
    たことを特徴とするポインティングデバイス。
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