JP2002298484A - ディスクローディング装置 - Google Patents

ディスクローディング装置

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JP2002298484A
JP2002298484A JP2001092426A JP2001092426A JP2002298484A JP 2002298484 A JP2002298484 A JP 2002298484A JP 2001092426 A JP2001092426 A JP 2001092426A JP 2001092426 A JP2001092426 A JP 2001092426A JP 2002298484 A JP2002298484 A JP 2002298484A
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Akihiro Fukazawa
昭浩 深沢
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/053Indirect insertion, i.e. with external loading means
    • G11B17/056Indirect insertion, i.e. with external loading means with sliding loading means

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクローディング装置において、トレイ
の挿入排出における安定した繰り返し動作回数を著しく
向上させ、信頼性の装置を提供する。 【解決手段】 ディスクを載置してメインシャーシ2に
対して挿入排出されるトレイ3と、回転軸がトレイ3の
ディスク載置面3dと平行に配置されたローディングモ
ータ22と、ローディングモータ22の回転軸に結合さ
れたウォーム23と、ディスク載置面3dに対して回転
軸が垂直に配置されるとともに、ウォーム23の回転を
トレイ3に伝達する駆動ギヤ20を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVD等に
用いて好適なディスクローディング装置に関し、特にロ
ーディングモータの回転伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のディスクローディング
装置100の構成を示す平面図であり、図12は、その
ローディングモータの回転伝達機構の一部の構成を示す
要部斜視図である。
【0003】図11において、トレイ3は、メインシャ
ーシ2上で、ガイド2a、2b、2c、2d、2e、2
fに規制されてスライド可能に保持され、載置したディ
スクを挿入排出する。このトレイ3には、その下面片側
に上記挿入排出方向にラック3aが一体的に形成されて
いる。
【0004】第1の駆動ギア120はメインシャーシ2
に回転可能に軸支され、小歯車部120aが上記ラック
3aと歯合する。同様に第2の駆動ギア121もメイン
シャーシ2に回転可能に軸支され、その小歯車部121
aが第1の駆動ギア120の大歯車部120bと歯合
し、下部には図12に示すように円錐面121cを有す
るディスク部121bが形成されている。
【0005】ローディングモータ122は、その回転軸
にゴム等の高摩擦材料にて円錐形に形成されたプーリ1
23を装着し、その回転軸がメインシャーシ2に対して
平行に、且つプーリ123が上記第2の駆動ギア121
の円錐面121c(図12)に圧接するように配置され
ている。これにより、ローディングモータ122の回転
が、第2の駆動ギア121に伝達される。
【0006】図12に示すようにL型の取付け部材12
4は、ローディングモータ122をメインシャーシ2に
固定するための部材で、ねじ101によってモータ12
2と一体的にされた状態で、ねじ102によってメイン
シャーシ2に固定される。また、メインシャーシ2はゴ
ムダンパ80、81、82(図11)を介してプレーヤ
シャーシ(図示せず)に取付けられる。
【0007】以上の構成において、トレイ3がメインシ
ャーシ2に対して挿入排出される動作について説明す
る。
【0008】ローディングモータ122の回転により、
回転軸に結合されたプーリ123は、摩擦により第2の
駆動ギア121のディスク部121bを回転駆動する。
同時に、第2の駆動ギア121の回転は第1の駆動ギア
120に回転伝達され、この第1の駆動ギア120の回
転により、これと歯合するラック3aを形成したトレイ
3は、図面の上下方向に往復駆動される。つまり、ロー
ディングモータ122の回転方向に応じて、トレイ3は
メインシャーシ2のガイド2a、2b、2c、2d、2
e、2fに沿って挿入排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上にように、従来の
ディスクローディング装置では、ゴム等の高摩擦材料で
形成したプーリ123を用い、その摩擦によってローデ
ィングモータ122の回転を伝達するため、繰り返し動
作における摩耗や塵埃によって摩擦力が低下してしま
う。このためトレイ3の挿入排出動作中にプーリ123
と第2の駆動ギア121のディスク部121bの円錐面
121cとの間でスリップが発生し、トレイ3の挿入排
出動作ができなくなるといった問題点があった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解消し、ト
レイ3の挿入排出における安定した繰り返し動作回数を
飛躍的に向上させ、信頼性の高いディスクローディング
装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のディスクロー
ディング装置は、メインシャーシによって、ディスク載
置面を有するトレイを排出位置と収納位置との間でスラ
イド移動可能に保持するディスクローディング装置にで
あって、そのモータ回転軸が前記ディスク載置面の移動
平面と平行になるように前記メインシャーシに保持され
たモータと、前記モータ回転軸に形成されたウォーム
と、その駆動回転軸が前記移動平面と垂直になるように
前記メインシャーシに保持され、前記ウォームと歯合す
るウォームホイールと平歯車とを同軸に一体的に形成し
た駆動ギアと、前記トレイに形成され、前記平歯車と歯
合して前記スライド移動方向に延在するラックとを有
し、前記モータの回転によって前記トレイを移動駆動す
ることを特徴とする。
【0012】請求項2のディスクローディング装置は、
メインシャーシによって、ディスク載置面を有するトレ
イを排出位置と収納位置との間でスライド移動可能に保
持するディスクローディング装置であって、そのモータ
回転軸が前記ディスク載置面の移動平面に対して傾斜し
た状態で前記メインシャーシに保持されたモータと、前
記モータ回転軸に形成されたウォームと、その駆動回転
軸が前記移動平面と垂直になるように前記メインシャー
シに保持され、前記ウォームと歯合するウォームホイー
ルと平歯車とを同軸に一体的に形成した駆動ギアと、前
記トレイに形成され、前記平歯車と歯合して前記スライ
ド移動方向に延在するラックとを有し、前記モータの回
転によって前記トレイを移動駆動することを特徴とす
る。
【0013】請求項3のディスクローディング装置は、
請求項1又は2記載のディスクローディング装置におい
て、前記ウォームの進み角をγ、前記ウォームとウォ
ームホイールとの摩擦係数をμ、歯直角圧力角をα
したとき、前記ウォームの進み角γを γ>tan−1(μ/cosα) としたことを特徴とする。また、請求項4のディスクロ
ーディング装置は、請求項1又は2記載のディスクロー
ディング装置であって、前記ウォームの進み角が15°
以上であることを特徴とする。更に、請求項5のディス
クローディング装置は、請求項2記載のディスクローデ
ィング装置であって、前記モータが、前記モータ回転軸
と平行な螺子孔を有し、該螺子孔と螺合するねじによっ
て前記メインシャーシに固定されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図7は、本
発明による実施の形態1のディスクローディング装置1
の構成を示す平面図及び斜視図である。図1は、メイン
シャーシ2に対してトレイ3が排出された排出位置にあ
る状態の平面図であり、図2は、そのローディングモー
タ22の回転伝達機構の一部の構成を示す要部斜視図で
ある。図3は、メインシャーシ2に対してトレイ3が収
納位置に至る直前の状態を示す平面図であり、図4及び
図5は、メインシャーシ2に対してトレイ3が完全に収
納位置に達した状態を示す平面図及び斜視図である。図
6は図1の状態に、また図7は図4の状態にそれぞれ対
応する要部斜視図で、メインシャーシ2の一部を切欠い
て示している。
【0015】尚、各図中に示される座標軸は共通する方
向を示すもので、トレイ3の移動方向にX軸をとり、ト
レイ3のディスク載置面3dに平行でX軸と直交する方
向にY軸をとり、これらX,Y軸と直交する方向にZ軸
をとっている。
【0016】図1に示す様に、トレイ3は、メインシャ
ーシ2上で、ガイド2a,2b、2c、2d、2e、2
fに規制されてスライド可能に保持され、そのディスク
載置面3dに載置する図示しないディスクと共にディス
クローディング装置1本体に対して挿入排出される。こ
のトレイ3の下面には、その片側に寄った位置において
X軸方向に延在するラック3aが形成されると共に、後
述するボス50a,50bを各々ガイドする略L字状の
ガイド溝3b、3cが形成されている。また、メインシ
ャーシ2はゴムダンパ80、81、82を介してプレー
ヤシャーシ(図示せず)に取付けられている。
【0017】図1、図2に示すように、駆動ギア20
は、その回転軸がZ軸と平行となり、小歯車部20aが
上記ラック3aと歯合する位置でメインシャーシ2に回
転自在に軸支されている。この小歯車部20aの下方に
は、同軸にウォームホイール20bが形成されている。
一方、ローディングモータ22は、回転軸がX軸と平行
となり、その回転軸に装着されたウォーム23が、駆動
ギア20のウォームホイール20bと歯合するようにメ
インシャーシ2に配設されている。これによってウォー
ム23とウォームホイール20bとはウォームギアを形
成し、駆動ギア20は、ローディングモータ22によっ
て回転駆動される。
【0018】L型の取付け部材24は、ローディングモ
ータ22を上記のようにメインシャーシ2に固定するた
めの部材で、ねじ101によってモータ22と一体的に
された状態で、ねじ102によってメインシャーシ2に
固定される。
【0019】カムスライダ50は、図1、図6に示すよ
うに、断面略L字状の部材で、メインシャーシ2によっ
てY軸方向にスライド可能に保持され、その上面にはト
レイ3のガイド溝3b、3cと係合可能な位置にボス5
0a、50bが植立し、更に駆動ギア20の小歯車部2
0aと間欠歯合するラック50cが形成されている。一
方、カムスライダ50のZ―Y平面に平行となる面に
は、図7に示すようにY軸と平行な上下ガイド部50
e,50fとこの上下ガイド部に連続してZ軸に対して
傾斜する傾斜ガイド部50gとを有し、後述する係合突
起70aを嵌入してガイドするカム溝50dが形成され
ている。
【0020】ドライブシャーシ70は、その両側部から
同一直線上に突出して配設された一対のボス70b、7
0c(図3参照)がメインシャーシ2によって回動自在
に保持されてY軸と平行な回動軸115(図1)を中心
に回動可能とされ、この回動軸115と直交する方向に
突出してカムスライダ50に形成されたカム溝50dに
嵌入する係合突起70aを配設している。従って、カム
スライダ50がY軸に沿ってそのプラス方向及びマイナ
ス方向に移動するのに伴って、ドライブシャーシ70
は、回動軸115を軸中心として、Y軸回りの矢印A方
向及び矢印B方向に回動する。このドライブシャーシ7
0上には、図6に示すような光ピックアップ76を含む
再生機構が配置されている。
【0021】以上の構成において、図1に示すように、
トレイ3がディスクローディング装置1本体から排出さ
れた排出位置にある状態から、図4に示すディスクロー
ディング装置1本体内の所定の収納位置に収納され、更
にトレイ3に載置された図示しないディスクが光ピック
アップ76により再生されるまでの動作について説明す
る。
【0022】トレイ3が排出された図1の状態から、ロ
ーディングモータ22をX軸回りの矢印C方向(図2)
に回転すると、その回転軸に結合されたウォーム23と
噛合する駆動ギア20がZ軸回りの矢印E方向に回転駆
動される。この駆動ギア20の同方向回転により、小歯
車部20aと噛合するラック3aを配設したトレイ3
が、収納方向(X軸のマイナス方向)に移動する。つま
り、ローディングモータ22の矢印C方向回転により、
トレイ3はメインシャーシ2のガイド2a、2b、2
c、2d、2e、2fに沿って収納動作を開始する。
【0023】この時、駆動ギア20は、そのウォームホ
イール20bとウォーム23とのウォームギア一段で大
きく減速されて低速回転するため、歯車歯面のたたき音
等による騒音は発生せず、トレイ3の挿入動作は静粛に
行われる。
【0024】次に、トレイ3が収納位置に至る直前にな
ると、図3に示すように、カムスライダ50のボス50
a,50bがトレイ3の略L字状のガイド溝3b、3c
の傾斜部にかかり、カムスライダ50がY軸のプラス方
向に移動する。この移動によってカムスライダ50のラ
ック50cが、駆動ギア20の小歯車部20aと噛合す
る。この時、トレイ3の下面のラック3aと駆動ギア2
0の小歯車20aとはまだ噛合状態にあるが、やがてト
レイ3が図4に示す収納位置に至った時点でこれらの噛
合が解除される。
【0025】一方、カムスライダ50は、そのラック5
0cと駆動ギア20の噛合によりY軸のプラス方向移動
を続け、そのボス50a,50bが、各々トレイ3のガ
イド溝3b、3cの端部に至る図4に示す状態まで駆動
されて停止し、トレイ3の収納動作は完了する。
【0026】トレイ3が収納位置に至る直前の図3の状
態から、収納位置に至り、更にその後、カムスライダ5
0がY軸のプラス方向に移動して図4の状態に至るまで
の動作を、図6と図7を用いて更に詳しく説明する。
【0027】カムスライダ50が、そのボス50a,5
0bが図3に示すようにトレイ3の略L字状のガイド溝
3b、3cの傾斜部にガイドされてY軸のプラス方向に
移動を開始するまで、ドライブシャーシ70は、図6に
示すようにその係合突起70aがカムスライダ50のカ
ム溝50dの下ガイド部50fと係合し、トレイ3のデ
ィスク載置面に対して傾斜した状態を保つ。このときド
ライブシャーシ70に配設されたターンテーブル77
は、ディスク載置面より下方に退避した状態となってい
る。
【0028】次に、トレイ3が収納位置近傍に達して、
図3に示すようにカムスライダ50がY軸のプラス方向
移動を開始すると、ドライブシャーシ70は、図7に示
すようにその係合突起70aがカムスライダ50のカム
溝50dの下ガイド部50fから傾斜ガイド部50gを
経て上ガイド部50eに至るため、回動軸115を中心
にY軸回りの矢印A方向に所定量回動して図7の状態に
至る。この回動中にドライブシャーシ70上のターンテ
ーブル77により、トレイ3(図4)のディスク載置面
3dに載置された図示しないディスクが持ち上げられ、
メインシャーシ2に配設されたクランパ60に当接して
ターンテーブル77上に圧着される。
【0029】以上の動作でトレイ3の収納動作は完全に
終了し、以後、ドライブシャーシ70上の光ピックアッ
プ76を含む再生機構によりディスクに記録された情報
が連続的、または間欠的に再生される。
【0030】尚、この状態から、トレイ3を再び図1に
示す排出位置に移動するためには、ローディングモータ
22を逆方向、即ちX軸回りの矢印D方向(図2)に回
転させて、上記した一連の動作を逆行させることによっ
て達成されるが、その動作は容易に理解されるため説明
を省略する。
【0031】以上の実施の形態1のディスクローディン
グ装置によれば、摩擦に依存する伝達手段を含まずにロ
ーディングモータ22の回転伝達機構を構成でき、モー
タ回転力を確実にトレイの搬送に反映させることができ
る。
【0032】実施の形態2.図8(a)は、本発明によ
るディスクローディング装置における、実施の形態2に
よるローディングモータ22の取付け部の構成を示す要
部斜視図である。同図に示す様に、本実施の形態では、
ローディングモータ22をメインシャーシ12に取付け
る際に、取付け部材を用いずに直接取付けるように構成
している。その他の構成については実施の形態1の構成
と一緒なので、同一構成部材には同符合を付し、異なる
点を重点的に説明する。
【0033】図8(b)は、このローディングモータ2
2の取付け部の近傍を、Y軸のマイナス側からみた構成
図である。同図に示す様に、メインシャーシ12には、
ローディングモータ22を保持するためのモータ保持部
12aが一体的に形成されている。このモータ保持部1
2aには、ねじ孔12bが形成され、このねじ孔12b
を貫通してローディングモータ22に形成された螺子孔
22aと螺合するねじ101によってローディングモー
タ22が固定されるが、その際にモータ回転軸22bが
X軸方向に対して僅かに傾斜するように構成されてい
る。
【0034】このため、モータ回転軸22bと同方向に
形成された螺子孔22aも同様に傾斜するため、図8
(a)に示すようにねじ101を回すために取付け時に
使用されるドライバ110を、同方向に傾斜して作業す
ることができる。
【0035】尚、このときの、ローディングモータ22
のモータ回転軸22bに固定されたウォーム23と駆動
ギア20のウォームホイール20bとの係合関係は、モ
ータ回転軸22bのこのときの傾き量を考慮して、ウォ
ームホイール20bの歯形を形成することで良好な歯合
状態を保つことができる。
【0036】以上の実施の形態2のモータ取付け方法に
よれば、ローディングモータ22のモータ回転軸22b
がX軸方向に対して傾斜して取付けられるため、この取
付け作業時に使用されるドライバー110の作業スペー
スが確保しやすくなる。
【0037】実施の形態3.図9は、本発明によるディ
スクローディング装置における、実施の形態3によるロ
ーディングモータ22の回転軸に固定されるウォーム2
3の形状を説明するための説明図である。
【0038】一般的に、ディスクローディング装置は、
図1に示すような排出位置にあるトレイ3を、X軸のマ
イナス方向に移動してこれを収納する場合、操作者が直
接トレイ3を手押し、この手押し行為によるトレイ3の
移動或いは付勢力を検出して、以後ローディングモータ
22をX軸回りの矢印C方向(図2)に回転させて実行
する自動引き込み機能を有する。
【0039】以上の自動引き込み動作を実行させるため
には、操作者の手押しによって、トレイ3が同方向に移
動可能に構成される必要がある。即ち、このとき駆動側
となる駆動ギア20のウォームホイール20bの回転力
が、従動側となるウォーム23に伝わって回転できるよ
うに構成しなければならない。
【0040】ウォーム23とウォームホイール20bと
で構成するウォームギアは、ウォーム23が従動側とな
る場合、条件によっては回転不可能となるセルフロック
状態となるが、ウォーム23を下記する所定の条件で形
成することによりセルフロックがかからないようにする
ことができる。
【0041】図9は、駆動ギア20が駆動側となる場合
に、3条に形成されたウォーム23に加わる力を分解・
合成した説明図である。ウォーム23の歯面に垂直に作
用する力をF、進み角をγ、歯直角圧力角をα
した場合、ウォーム23の接線力Fu1は、 Fu1=F(cosαsinγ―μcosγ) と表され、このFu1が零より大きければセルフロック
することは無い。尚、Fa1はウォーム23のスラスト
力、F,Fr1は歯面に垂直に作用する力Fの分
力、そして、Fμは歯面で発生するブレーキ力であ
る。
【0042】図10のグラフは、進み角γを横軸に、
摩擦係数μを縦軸にとった座標系において、上式の歯直
角圧力角αをα=20°としたときの、 Fu1=F(cosαsinγ―μcosγ)>0 即ち γ>tan−1(μ/cosα) …(1) を満たす領域、即ち非セルフロック領域を示すグラフで
ある。
【0043】一般に、歯直角圧力角αは、20°程度
に設定され、また金属材料或いは樹脂材料で構成される
ウォーム23と駆動ギア20とからなるウォームギア
は、グリス等の潤滑剤を塗布して使用されることによ
り、この時の摩擦係数μが0.2〜0.25程度の値と
なる。以上のことから、実施の形態3のウォーム23で
は、その進み角γを15°以上に設定し、これによっ
て、ウォームギアを非セルフロック状態として駆動ギア
20の駆動力がウォーム23に伝達される構成としてい
る。尚、この進み角γは、15°に限定されるもので
はなく、種々の条件のもとに、上記(1)式を満たす範
囲で設定するものである。
【0044】以上のように、実施の形態3のウォーム2
3の形状によれば、ウォームギアが非セルフロック状態
となって、駆動ギア20の駆動力がウォーム23に伝達
されるため、上記した操作者によるトレイ3の手押しに
よって開始されるトレイ3の自動引き込み動作が可能と
なる。
【0045】また、前記した実施の形態の説明におい
て、「上」、「下」といった言葉を使用したが、これら
は便宜上であって、ディスクローディング装置を配置す
る状態における絶対的な位置関係を限定するものではな
い。
【0046】
【発明の効果】請求項1のディスクローディング装置に
よれば、摩擦に依存する伝達手段を含まずにモータの回
転伝達機構を構成でき、モータ回転力を確実にトレイの
搬送に反映させることができる。このため、摩擦力に依
存していた従来のディスクローディング装置に比べ、安
定した繰り返し動作回数が著しく向上し、信頼性の高い
ディスクローディング装置を提供できる。
【0047】請求項2又は5のディスクローディング装
置によれば、請求項1の効果に加え、モータを直接メイ
ンシャーシに固定できるため、モータを間接的にメイン
シャーシに取付ける取付け部材が不用となって構成部品
点数が削減され、より安価なディスクローディング装置
を提供できる。
【0048】請求項3又は4のディスクローディング装
置によれば、ウォームギアが非セルフロック状態に形成
されるため、操作者によるトレイの手押しによって開始
されるトレイの自動引き込み動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のディスクローディン
グ装置において、トレイ3が排出位置にある状態を示す
平面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるディスクロー
ディング装置を示す要部斜視図である。
【図3】 メインシャーシ2に対してトレイ3が収納位
置に至る直前の状態を示す平面図である。
【図4】 メインシャーシ2に対してトレイ3が収納位
置に至った状態を示す平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるディスクロー
ディング装置を示す斜視図である。
【図6】 図1に示した状態にディスクの再生機構を搭
載したドライブシャーシ70を取付けた構成を示す要部
斜視図である。
【図7】 図4に示した状態にディスクの再生機構を搭
載したドライブシャーシ70を取付けた構成を示す要部
斜視図である。
【図8】 (a)は、本発明によるディスクローディン
グ装置における、実施の形態2によるローディングモー
タ22の取付け部の構成を示す要部斜視図であり、
(b)は、このローディングモータ22の取付け部の近
傍を、Y軸のマイナス側からみた構成図である。
【図9】 本発明によるディスクローディング装置にお
ける、実施の形態3によるローディングモータ22の回
転軸に固定されるウォーム23の形状を説明するための
説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態3におけるウォーム2
3の進み角とセルフロックの関係を示す図である。
【図11】 従来のディスクローディング装置を示す平
面図である。
【図12】 従来のディスクローディング装置を示す要
部斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクローディング装置、 2 メインシャー
シ、 2a,2b,2c,2d,2e,2f ガイド、
3 トレイ、 3a ラック、 3b,3cガイド
溝、 3d ディスク載置面、 12 メインシャー
シ、 12a モータ保持部、 12b ねじ孔、 2
0 駆動ギア、 20a 小歯車部、 20b ウォー
ムホイール、 22 ローディングモータ、 22a
螺子孔、 22b モータ回転軸、 23 ウォーム、
24 取付け部材、 50 カムスライダ、 50
a,50b ボス、 50c ラック部、 50d カ
ム溝、50e 上ガイド部、 50f 下ガイド部、
50g 傾斜ガイド部、 70ドライブシャーシ、 7
0a 係合突起、 70b,70c ボス、 76光ピ
ックアップ、 77 ターンテーブル、 80,81,
82 ゴムダンパ、101,102 ねじ、 110
ドライバ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシャーシによって、ディスク載置
    面を有するトレイを排出位置と収納位置との間でスライ
    ド移動可能に保持するディスクローディング装置におい
    て、 そのモータ回転軸が前記ディスク載置面の移動平面と平
    行になるように前記メインシャーシに保持されたモータ
    と、 前記モータ回転軸に形成されたウォームと、 その駆動回転軸が前記移動平面と垂直になるように前記
    メインシャーシに保持され、前記ウォームと歯合するウ
    ォームホイールと平歯車とを同軸に一体的に形成した駆
    動ギアと、 前記トレイに形成され、前記平歯車と歯合して前記スラ
    イド移動方向に延在するラックとを有し、前記モータの
    回転によって前記トレイを移動駆動することを特徴とす
    るディスクローディング装置。
  2. 【請求項2】 メインシャーシによって、ディスク載置
    面を有するトレイを排出位置と収納位置との間でスライ
    ド移動可能に保持するディスクローディング装置におい
    て、 そのモータ回転軸が前記ディスク載置面の移動平面に対
    して傾斜した状態で前記メインシャーシに保持されたモ
    ータと、 前記モータ回転軸に形成されたウォームと、 その駆動回転軸が前記移動平面と垂直になるように前記
    メインシャーシに保持され、前記ウォームと歯合するウ
    ォームホイールと平歯車とを同軸に一体的に形成した駆
    動ギアと、 前記トレイに形成され、前記平歯車と歯合して前記スラ
    イド移動方向に延在するラックとを有し、前記モータの
    回転によって前記トレイを移動駆動することを特徴とす
    るディスクローディング装置。
  3. 【請求項3】 前記ウォームの進み角をγ、前記ウォ
    ームとウォームホイールとの摩擦係数をμ、歯直角圧力
    角をαとしたとき、前記ウォームの進み角γを γ>tan−1(μ/cosα) としたことを特徴とする請求項1又は2記載のディスク
    ローディング装置。
  4. 【請求項4】 前記ウォームの進み角が15°以上であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のディスクロー
    ディング装置。
  5. 【請求項5】 前記モータが、前記モータ回転軸と平行
    な螺子孔を有し、該螺子孔と螺合するねじによって前記
    メインシャーシに固定されることを特徴とする請求項2
    記載のディスクローディング装置。
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