JP2002297755A - 情報通信仲介方法、通信システム、及び中央装置 - Google Patents

情報通信仲介方法、通信システム、及び中央装置

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JP2002297755A
JP2002297755A JP2001102313A JP2001102313A JP2002297755A JP 2002297755 A JP2002297755 A JP 2002297755A JP 2001102313 A JP2001102313 A JP 2001102313A JP 2001102313 A JP2001102313 A JP 2001102313A JP 2002297755 A JP2002297755 A JP 2002297755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 喫茶店等の事業者の採算を十分に考慮でき、
しかも使用者が任意の端末装置から容易にイントラネッ
ト内の情報処理装置へアクセスすることが可能な通信シ
ステムを提供する。 【解決手段】 中央装置2での認証を条件に端末装置1
からイントラネットI内の情報処理装置3へ接続を許可
する通信方法において、端末装置1においてイントラネ
ットI内の情報処理装置3へ接続するための料金情報の
設定を行い、中央装置2において料金情報を記憶し、イ
ントラネットI内の情報処理装置3へ接続するための識
別情報に基づいて通信履歴を記憶し、記憶した料金情報
及び通信履歴に基づいて接続料金を算出し、算出した接
続料金をイントラネットI毎に精算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管理母体単位で閉
じられたネットワークに、当該ネットワークとは異なる
ネットワークに接続された端末装置から接続することを
可能とする情報通信仲介方法及び通信システムに関し、
特に、端末装置の設置負担を軽減することにより企業等
の管理母体単位に閉じられたネットワークへの接続サー
ビスを支援することが可能な情報通信仲介方法、通信シ
ステム及び中央装置に関する。なお、以後の説明におい
て、管理母体単位で閉じられたネットワークはイントラ
ネットと称する。
【0002】
【従来の技術】近年、所謂インターネットカフェなる事
業が展開されている。これは喫茶店等に設置された端末
装置から、飲食費とは別途の対価(通信費など)を支払
うことを条件に、インターネットへのアクセスを可能と
するものである。喫茶店等の事業者は新たなサービスの
一環としてインターネットへの接続環境をユーザに提供
し、集客力の向上を図っている。
【0003】一方、外出先においてイントラネット外の
ノートパソコン等から中央装置へアクセスし、中央装置
での認証を条件に企業等のイントラネット内の情報処理
装置に接続を許可するシステムが運用されている。図2
4は従来の接続システムの構成を示す模式図である。図
に示すようにインターネット等の通信網Nに企業等のイ
ントラネットIが接続されている。イントラネットIは
イントラネット内クライアントコンピュータICがLA
N(Local Area Network)接続されており、LANと通信
網Nとの間にファイア・ウォールFを設置し、不正アク
セスからイントラネットIを防護している。またイント
ラネットI外のクライアントコンピュータC、C…から
のアクセスの拒否を判断する認証サーバコンピュータS
が設けられている。
【0004】クライアントコンピュータCは認証サーバ
コンピュータSとの間で接続を確立し、ログイン名、及
びパスワード等の認証コードを送信する。認証サーバコ
ンピュータSはログイン名及びパスワードに基づいて、
アクセスが正当なものであるか否かを判断し、正当であ
る場合、ログイン名に基づいて複数のイントラネット
I,I,…から一のイントラネットI、すなわちクライ
アントコンピュータCが属する企業等のイントラネット
Iを特定する。そして、特定したイントラネットIとの
間で専用線により通信を確立する。これにより、イント
ラネットI外のクライアントコンピュータCからLAN
内の様々な情報を、ブラウザを利用して閲覧すること、
またはデータを入出力することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インターネットカフェは、喫茶店等の事業者のコンピュ
ータ及びソフトウェアの導入費、通信費、および維持費
に莫大な費用が発生し、採算が十分に見込めず結果とし
て現在では普及しきっていないという問題があった。一
方、従来の接続サービスを利用する場合、利用者は、常
時ノートパソコン等を持ち運ぶ必要があり、煩わしさに
耐えないものであった。
【0006】つまり、コンピュータ導入費等の負担をか
けることなくコンピュータを顧客に提供し、さらなるサ
ービスの向上により売上の増加を図らんとする喫茶店、
及びコンビニエンスストア等の事業者の要求と、利用者
にノートパソコン等を持ち歩かせることなく、イントラ
ネットに自由にアクセスさせ、経営効率を大幅に改善さ
せたい企業等の要求を同時に満たす通信システムの構築
が要請されていた。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、喫茶店等の事業者の
端末装置において、イントラネット内の情報処理装置へ
接続する際の料金情報を受け付けさせ、使用量に応じた
請求を使用者の属する企業等へ行うことにより、事業者
の採算を十分に考慮でき、しかも使用者が任意の端末装
置から容易にイントラネット内の情報処理装置へアクセ
スすることが可能な情報通信仲介方法、通信システム、
及び中央装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、企業等が本シ
ステムを使用する度合いに応じた料金の請求を企業等に
行うことにより、喫茶店等において設置する端末装置数
の増加、ひいては本システムを導入する事業者数の増加
を促進することが可能な通信システムを提供することに
ある。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、事業者側に
も喫茶店等に設置する端末装置数に応じた料金を請求す
ることにより、サービスを提供する事業者数とサービス
の提供を受ける企業等の数の均衡を図ることが可能な通
信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る情報通信
仲介方法は、管理母体単位で閉じられた複数のネットワ
ークに択一的に接続可能な端末装置を複数の利用場所に
予め分散配置し、ある利用場所の端末装置から接続先と
なる特定のネットワークを指定するデータを含む利用者
を識別する識別情報が送信されたとき、当該データを認
証した後で指定された特定のネットワークと当該利用場
所の端末装置との接続を許可すると共に、当該ネットワ
ークの管理母体単位で当該端末装置の利用場所に対して
支払うべき課金データの取得を開始するようにしたこと
を特徴とする。
【0011】第2発明に係る通信システムは、イントラ
ネット内の情報処理装置、イントラネット外の端末装置
及び中央装置が通信網を介して接続されており、中央装
置での認証を条件に端末装置からイントラネット内の情
報処理装置へ接続を許可する通信システムにおいて、前
記端末装置は、イントラネット内の情報処理装置へ接続
するための料金情報を受け付ける手段と、受け付けた料
金情報を前記中央装置へ送信する手段と、イントラネッ
ト内の情報処理装置へ接続するための識別情報を受け付
ける手段と、受け付けた識別情報を前記中央装置へ送信
する手段とを備え、前記中央装置は、送信された料金情
報を記憶する手段と、識別情報が送信された端末装置の
通信履歴を記憶する手段と、記憶した通信履歴及び料金
情報に基づいて、接続料金を算出する手段と、識別情報
に対応してイントラネット内の情報処理装置を特定する
ための情報を記憶したイントラネットテーブルを参照し
て、算出した接続料金を識別情報に対応するイントラネ
ット毎に精算する手段とを備えることを特徴とする。
【0012】第3発明に係る通信システムは、第2発明
において、前記情報処理装置は、識別情報を受け付ける
手段と、受け付けた識別情報を前記中央装置へ送信する
手段とを備え、前記中央装置は、前記情報処理装置から
送信された識別情報を前記イントラネットテーブルに記
憶する手段と、記憶された識別情報数に応じた端末装置
使用料金を算出する手段と、前記イントラネットテーブ
ルを参照して、算出した端末装置使用料金を識別情報に
対応するイントラネット内の情報処理装置へ送信する手
段とを更に備えることを特徴とする。
【0013】第4発明に係る通信システムは、第2発明
または第3発明において、前記中央装置は、端末装置を
特定するための情報及び端末装置を管理する事業者を特
定するための情報を記憶した事業者テーブルを参照し
て、事業者毎に端末装置数に応じた端末装置所有料金を
算出する手段を更に備えることを特徴とする。
【0014】第5発明に係る中央装置は、認証を条件に
通信網を介して接続される端末装置からイントラネット
内の情報処理装置へ接続を許可する中央装置において、
外部から送信されたイントラネット内の情報処理装置へ
接続するための料金情報を記憶する手段と、イントラネ
ット内の情報処理装置へ接続するための識別情報が送信
された端末装置の通信履歴を記憶する手段と、記憶した
通信履歴及び料金情報に基づいて、接続料金を算出する
手段と、識別情報に対応してイントラネット内の情報処
理装置を特定するための情報を記憶したイントラネット
テーブルを参照して、算出した接続料金を識別情報に対
応するイントラネット毎に精算する手段とを備えること
を特徴とする。
【0015】第1発明、第2発明及び第5発明にあって
は、喫茶店等に設けられるイントラネット外の端末装置
から企業等のイントラネット内の情報処理装置へ接続す
るための料金情報を端末装置において受け付ける。例え
ば、喫茶店の事業者は採算を考慮して自由に料金情報
(例えば、1分当たり30円を課金等)を設定すること
ができる。この受け付けられた料金情報は端末装置から
中央装置へ送信され、中央装置は、その内容を記憶す
る。本発明に係る通信システムの使用者が端末装置を喫
茶店等において使用する場合は、イントラネット内の情
報処理装置へ接続するための識別情報を入力する。例え
ば識別情報が記憶されたIDカードを挿入すると共にパ
スワードを入力する。識別情報は端末装置において受け
付けられ、中央装置へ識別情報を送信する。中央装置は
識別情報に基づいて認証を行い、認証が正当であること
を条件に端末装置とイントラネット内の情報処理装置と
の間の通信を許可する。
【0016】中央装置は通信許可後、識別情報を送信し
た端末装置の通信履歴を管理して記憶する。中央装置は
記憶した通信履歴及び料金情報に基づいて接続料金を算
出する。例えば上述の例の場合、10分間の通信履歴が
ある場合、接続料金は300円となる。そして、識別情
報に対応してイントラネット内の情報処理装置を特定す
るための情報を記憶したイントラネットテーブルを参照
して、算出した接続料金を識別情報に対応するイントラ
ネット毎に精算するようにした。これにより、中央装置
でのイントラネットへの接続制御や接続実績の管理等を
代行することにより、喫茶店等の事業者は個別に接続制
御システムや料金管理システムを構築することなく中央
装置を介して料金を企業等に請求することができ、端末
装置の導入に伴う金銭的負担を大幅に軽減することが可
能となる。一方、接続料金を負担する企業等にとって
は、イントラネット内の情報処理装置を外部から高いセ
キュリティレベルで容易に利用する環境を従業員に提供
することができ、経営効率を大幅に向上させることが可
能となる。また、従業者にとってもわざわざノートパソ
コン等を持ち運ぶことが不要となりその負担から開放さ
れることになる。
【0017】さらに本発明の最大の効果は、本発明にか
かる通信システム、つまりイントラネットカフェを大幅
に普及させることが可能になる点にある。すなわち、従
来はサービスを受ける者が一般消費者であり、一般にウ
ェブサーフィンの使用が中心であり、喫茶店等の事業者
はその通信費、端末装置導入費を全て自分で支払う必要
があった。これに対し本発明では、使用者を、識別情報
を有する企業等の従業者に限定することで、通信費、及
び端末装置導入費等を事業者の任意の設定により、企業
等に請求することを可能にならしめたので、事業者は端
末装置を導入することによる金銭的リスクが回避され、
結果として本発明に係る通信システムを大幅に普及させ
ることが可能となる。
【0018】第3発明にあっては、イントラネット内の
情報処理装置へ接続するための識別情報を入力する。例
えば企業等で20人の使用を可能にする場合は、20人
分の識別情報を入力する。識別情報は情報処理装置にお
いて受け付けられ、受け付けられた識別情報は中央装置
へ送信される。中央装置は送信された識別情報をイント
ラネットテーブルに記憶する。そして、記憶した識別情
報数に基づいて端末装置使用料金を算出する。例えば、
20人分の識別情報が記憶されている場合は、1人当た
りの端末装置使用料金を20倍してその企業における端
末装置使用料金を算出する。そして、イントラネットテ
ーブルを参照して、算出した端末装置使用料金を、識別
情報に対応するイントラネット内の情報処理装置へ送信
するようにしたので、企業等が本システムを利用する度
合いに応じた端末装置使用料金を徴収することができ、
この料金を資金として端末装置購入費に充てることがで
き、本システムの導入をさらに促進することが可能とな
る。
【0019】第4発明にあっては、端末装置を特定する
ための情報及び端末装置を管理する事業者を特定するた
めの情報を事業者テーブルに記憶しておく。そして、中
央装置はこの事業者テーブルを参照して、事業者毎に端
末装置数に応じた端末装置所有料金を算出するようにし
たので、事業者が管理する端末装置の数に応じた所有料
金を各事業者から徴収することが可能となる。また、喫
茶店等の事業者にも端末装置数に応じた所有料金を徴収
することにより、ある程度のリスクを負わせることがで
き、本発明に係る通信システムを利用する事業者数が無
限に増加するという事態を回避、すなわちサービスを提
供する事業者とサービスの提供を受ける企業等との需要
と供給のバランスをとることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態を示す図
面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明に係る通信システムの構成を示す模式図で
ある。図に示す1は喫茶店、またはコンビニエンススト
ア等の事業者が各店舗に設置する端末装置である。同一
事業者の店舗内には複数の端末装置1,1,1…がLA
N接続されており、また各端末装置1にはイントラネッ
ト内の情報処理装置4へ接続するための識別情報が記憶
されたIDカード(図示せず)を読み取るカードリーダ
1Rが接続されている。各端末装置1は通信網Nを介し
て中央装置2に接続されており、さらに中央装置2を経
由して企業、学校、公的機関、病院等(以下、企業で代
表する)に構築されたイントラネットI,I,I…の情
報処理装置3に、あるいは、情報処理装置3がルータ等
のネットワーク制御専用装置の場合は、情報処理装置3
を経由してイントラネット内の他の情報処理装置4,
4,4…に接続される。なお、端末装置1、中央装置2
及びイントラネット内の情報処理装置3との間はセキュ
リティの問題から専用線またはVPN(Virtual Privat
e Netwark)による接続を行うことが望ましい。
【0021】各企業の本システムを使用する使用者は、
それぞれ識別情報が記憶されたIDカード及びパスワー
ドが付与され、また識別情報及びパスワードは中央装置
2において認証のために記憶される。使用者が外出先で
本システムを使用する場合は、IDカードをカードリー
ダ1Rへ挿入し、パスワードを入力する。識別情報及び
パスワードは中央装置2へ送信され、中央装置2での認
証を条件に、その使用者が属する企業のイントラネット
I内の情報処理装置3への接続を許可する。この場合、
事業者は端末装置1により、収支を考慮して任意の額の
料金設定を行うことが可能であり設定された料金情報は
中央装置2においても記憶される。中央装置2は料金情
報及び通信履歴に基づいて接続料金を算出し各企業へ請
求を行う。
【0022】図2は端末装置1の構成を示すブロック図
である。図に示すようにMPU11にはバス17を介し
てRAM12、ハードディスク等の記憶部15、中央装
置2と情報を送受信するためのLAN接続ボード等の通
信部16、液晶ディスプレィ等の表示部14、及びキー
ボード、マウス等の入力部13が接続される。なお、R
AM12には記憶部15、表示部14、及び入力部13
等を制御するための制御プログラム12Pが記憶されて
いる。さらに、USB(Universal Serial Bus)ポート1
8には使用者を特定するための固有の識別情報が記憶さ
れたIDカードを読み取るためのカードリーダ1Rが接
続されている。
【0023】本人であることの認証は、IDカード内に
記憶された識別情報を読み取り、また使用者が入力部1
3から入力したパスワードを受け付け、読み取った識別
情報及び受け付けたパスワードを中央装置2へ送信し、
中央装置2において認証を行う。なお、本実施の形態に
おいては、認証を上記形態により行うこととしたが、必
ずしもこれに限らず使用者を特定するための識別情報と
して、指紋等を用いても良い。
【0024】記憶部15にはイントラネットI内の情報
処理装置3へ接続するための料金情報が記憶された料金
情報ファイル15aが記憶されている。事業者はイント
ラネットIへ接続するための料金を入力部13から設定
でき、入力された料金情報は料金情報ファイル15aに
記憶される。なお、この記憶された料金情報は中央装置
2へ送信され、中央装置2の記憶部25に設けられる料
金情報ファイル25a(図5参照)に記憶される。な
お、このファイルの詳細な説明は後述する。なお料金の
設定は、単位時間当たりの料金、一回の使用当たりの料
金、パケット量当たりの料金等自由に設定することが可
能である。
【0025】図3及び図4は認証の際のイメージを示す
説明図である。表示部14には待機画面として図3
(a)の如くIDカードの挿入及びパスワードの入力を
促す画面が表示される。ユーザがカードリーダ1Rへカ
ードを挿入した場合、カード内に記憶された識別情報が
読み取られ、読み取られた識別情報は端末装置1に受け
付けられ、そしてRAM12に格納される。また入力部
13から入力されたパスワードも受け付けられRAM1
2に格納される。受け付けられ、格納された識別情報及
びパスワードは中央装置2へ送信される。認証中は、中
央装置2での認証、イントラネットI内の情報処理装置
3での認証が行われ、その経過が図3(b)の如く表示
される。なお、本実施の形態においては中央装置2及び
イントラネットI内の情報処理装置3の双方で認証を行
うこととしたが、中央装置2のみで認証を行っても良い
ことはもちろんである。
【0026】認証が完了し、接続が完了した場合、図4
(a)に示す画面が表示される。この場合、料金情報フ
ァイル25dから料金情報を読み出して、料金情報を表
示するようにする。なお、図4(a)の例では、1分で
50円課金されることが表示される。このように料金情
報を事前に表示することで、使用者は不当に高額な接続
料金を請求される虞が無くなり安心して本システムを利
用することが可能となる。接続後、MPU11は記憶部
15に記憶したブラウザ等のアプリケーションを起動す
る。使用者は、ブラウザ等により情報処理装置3の様々
な情報を閲覧またはデータの入出力を入力部13により
行う。そして、接続が終了した場合は、図4(b)に示
すように利用時間、接続料金が表示される。
【0027】図5は中央装置2の構成を示すブロック図
である。図に示すようにMPU21にはバス27を介し
てRAM22、ハードディスク等の記憶部25、端末装
置1と情報を送受信するための第1通信部261、イン
トラネットI内の情報処理装置3と情報を送受信するた
めの第2通信部262、液晶ディスプレィ等の表示部2
4、及びキーボード、マウス等の入力部23が接続され
る。なお、RAM22には記憶部25、表示部24、及
び入力部23等を制御するための制御プログラム22P
が記憶されている。
【0028】記憶部25には、各事業者が設定した料金
情報を記憶する料金情報ファイル25a、事業者を特定
するための情報等を記憶した事業者テーブル25b、通
信履歴を記憶する通信履歴ファイル25c、各イントラ
ネットI内の情報処理装置3を特定するための情報等が
記憶されたイントラネットテーブル25d、各使用者の
本システムの使用状況を記憶する利用状況管理ファイル
25e、事業者の収支を記憶した事業者収支ファイル2
5f、及び企業の支出を記憶した企業支出ファイル25
gが記憶されている。これらの詳細については以下に詳
述する。なお、これらのテーブル及びファイルは必ずし
も中央装置2の記憶部25に存在する必要はなく通信網
Nを介して接続される図示しない他のコンピュータにお
いて記憶しておき必要に応じて読み出すようにしても良
いことはもちろんである。
【0029】図6は事業者テーブル25bの記憶内容を
示す説明図である。事業者を特定するための固有の事業
者コードに対応して事業者名が記憶されている。また、
所有端末装置数フィールドには各事業者の店舗に設置さ
れる端末装置1の総数が記憶されている。図の例では
「喫茶○×」には3台の端末装置1が設置されている。
これらの端末装置1にはそれぞれの端末装置1を識別す
るための固有の端末装置IDが付与されており、これに
対応して端末装置のIP(Internet Protocol)アドレス
(以下、アドレスという)が記憶されている。事業者が
本システムを導入する場合はこれらの情報が中央装置2
の記憶部25にて管理される。
【0030】一方、イントラネットIを構築した企業が
本システムを導入する場合は以下の事項が記憶部25の
イントラネットテーブル25dに記憶される。図7はイ
ントラネットテーブル25dの記憶内容を示す説明図で
ある。図に示すように各企業のイントラネットI内の情
報処理装置3を特定するための固有のイントラネットコ
ードに対応して企業名が記憶されている。また、情報処
理装置3の接続先のアドレスを接続先アドレスフィール
ドに記憶している。さらに識別情報の総数を識別情報数
フィールドに記憶する。例えば「○×エンジニア」では
50のIDカードが本システムにおいて使用することが
可能である。識別情報フィールドにはイントラネットI
内の情報処理装置3へ接続するための固有の識別情報が
記憶されており、さらに識別情報に対応してパスワード
が記憶されている。なお、識別情報の記憶、及びパスワ
ード記憶は中央装置2または情報処理装置3において行
うことができ中央装置2の入力部23により入力された
場合、または情報処理装置3において入力した内容が中
央装置2に送信された場合、その内容がイントラネット
テーブル25dに記憶される。なお、識別情報やパスワ
ードは必ずしも情報処理装置3から中央装置2へ送信さ
れる必要はなく、情報処理装置3に保持しておき中央装
置2からの問い合わせに応じて送信するあるいは、許可
または不許可の情報を送信することにより認証するよう
にしても良い。
【0031】中央装置2での認証はイントラネットテー
ブル25dを参照して行う。端末装置1から送信された
識別情報及びパスワードがイントラネットテーブル25
dに記憶した内容と等しいか否かを判断し、等しい場合
は接続先アドレスを参照しイントラネットI内の情報処
理装置3との間の接続を許可する。なお、情報処理装置
3の記憶部35(図13参照)にも識別情報及びパスワ
ードが記憶されており同様の手順により認証が行われ
る。
【0032】図8は料金情報ファイル25aのデータ内
容を示す説明図である。事業者コードに対応させて各事
業者の単位時間当たりの料金が記憶されている。例え
ば、事業者コード「0001」は60分当たり1000
円と料金情報を決定している。なお料金情報はあくまで
一例であり、上述したように単位時間当たりの料金、情
報量に応じた料金、一回の使用当たりの料金等であって
も良いことはもちろんである。
【0033】図9は通信履歴ファイル25cのデータ内
容を示す説明図である。MPU21は時系列に通信履歴
を記憶しており、端末装置1からの処理要求がある度
に、履歴日時フィールドにその日時、要求を行った端末
装置1のアドレス及び事業者コード、使用者を特定する
ための識別情報、並びに要求のあった処理内容をそれぞ
れ記憶する。そして中央装置2での認証が成功したか否
かを認証フィールドに記憶する。なお、事業者コードは
端末装置1から送信された端末装置アドレスに対応する
事業者コードを事業者テーブル25bから読み出して記
憶される。また接続先の、イントラネットI内の情報処
理装置3の接続先アドレス及びイントラネットコードを
接続先アドレスフィールド及びイントラネットコードフ
ィールドに記憶すると共に、該接続先の情報処理装置3
との間で通信が確立したか否かを示す情報をイントラネ
ット接続状況フィールドに記憶する。なお、接続先アド
レス及びイントラネットコードは端末装置1から送信さ
れた識別情報に対応する接続先アドレス及びイントラネ
ットコードをイントラネットテーブル25dから読み出
して記憶する。例えば、識別情報「10001001」
の使用者は、10時0分に端末装置1から接続を行い、
中央装置2での認証及びイントラネットIとの接続が成
功し本システムの利用を開始した。そして、10時12
分に切断要求を行っている。以上のように通信履歴を管
理することで、使用者がどの事業者の端末装置1から、
どれだけの時間端末装置1を使用したかを把握すること
が可能となる。
【0034】また、本発明では2重アクセスを防止する
ため、利用状況管理ファイル25eにより、利用状況を
監視している。図10は利用状況管理ファイル25eの
データ内容を示す説明図である。図に示すようにイント
ラネットコード及び使用者を特定するための識別情報に
対応して、利用可否フィールドにその使用者が端末装置
1を使用することが可能であるか否か、及び利用中フラ
グフィールドにその利用者が現在端末装置1を利用して
いるか否かを識別するためのフラグが記憶されている。
【0035】利用可否フィールドにおける○フラグは、
識別情報が記憶されたIDカードが使用することができ
ることを示し、一方×フラグはIDカードの紛失等によ
りIDカードの使用を中止する必要があることを示すも
のである。例えば識別情報「10001003」が送信
された場合であっても、MPU21は識別情報「100
01003」をキーとして利用状況管理ファイル25e
を検索し、利用可否フィールドのフラグが×である場合
には、認証が拒否される。なお、これらの記憶内容は入
力部23により適宜変更することが可能である。一方、
利用中フラグフィールドにおける○フラグは現在その識
別情報に係る使用者が端末装置1を使用していないこと
を示すものであり、一方×フラグは現在その識別情報を
用いて端末装置1を使用していることを示すものであ
る。利用状況管理ファイル25eと通信履歴ファイル2
5cとはリレーショナルが組まれており、通信履歴ファ
イル25cにおける要求処理フィールドの「接続」をト
リガーとして識別情報をキーに利用中フラグが×に書き
替えられる。逆に「切断」をトリガーとして利用中フラ
グは○に書き替えられる。このように構成することでI
Dカードを複数人が又貸しして、複数の端末装置1を同
時に使用する行為を防止することができ、使用料の確実
な収入を見込むことが可能となる。
【0036】図11は事業者収支ファイル25fのデー
タ内容を示す説明図である。事業者収支ファイルは事業
者の収入及び支出を1月毎に集計して記憶したものであ
る。なお、本実施の形態においては、一月単位で管理し
ているが、一日単位、またはリアルタイムで管理しても
良いことはもちろんである。図に示すように収入フィー
ルドには端末装置1の使用に伴う収入が記憶されてい
る。図に示すように事業者毎(図では事業者コード)に
各企業(図では企業に対応するイントラネットコード)
に対する積算時間及び接続料金が記憶されている。例え
ば事業者「喫茶○×」(事業者コード0001)は企業
「○×エンジニア」(イントラネットコード1000
1)に対して83530円を請求することが可能であ
る。
【0037】具体的にはMPU21は通信履歴ファイル
25cの識別情報をキーとしてその識別情報に係る使用
者毎の積算時間を、通信履歴ファイル25cを参照して
算出する。そして、イントラネットテーブル25dを参
照して企業毎の積算時間を算出し事業者収支ファイル2
5fに記憶する。そして、事業者収支ファイル25f内
の事業者コードをキーとして、料金情報ファイル25a
を参照し、記憶した積算時間に単位時間当たりの料金を
乗じて接続料金を算出する。以上の処理を事業者毎に行
い各事業者の収入合計を算出し収入合計フィールドに記
憶する。なお、料金情報が利用回数に応じて課金する設
定である場合は、利用履歴に利用回数を記憶しておき、
その記憶した利用回数に基づいて接続料金を算出するよ
うにすればよい。また、データ量に応じて課金する場合
は、データ量を通信履歴として記憶しておき、その記憶
したデータ量に基づいて接続料金を算出するようにして
も良い。
【0038】支出フィールドには事業者コードに対応し
て各事業者の端末装置所有料金、基本使用料、回線使用
料及びこれらの合計値である支出合計が記憶されてい
る。MPU21は事業者テーブル25bの所有端末装置
数を読み出し、記憶部25に予め設定されている1台当
たりの端末装置所有料金に読み出した所有端末装置数を
乗じて、端末装置所有料金フィールドに各事業者の端末
装置所有料金を記憶する。すなわち、端末装置1の所有
数に応じた課金が事業者に対して行われる。なお、台数
の増加に伴い割引しても良い。基本使用料は本システム
を導入するために事業者が負担する基本料金であり、ま
た回線使用料は通信費である。上述した1台当たりの端
末装置所有料金、基本使用料及び回線使用料は中央装置
2の管理者が入力部23から適宜の値を入力するように
すればよい。
【0039】純利益フィールドは事業者毎の利益を記憶
したものである。この利益は収入フィールドの収入合計
から支出フィールドの支出合計を差し引いた値が記憶さ
れる。これらの記憶した接続料金、端末装置所有料金、
収入合計、支出合計及び利益等は事業者テーブル25b
を参照して各事業者の端末装置1へ送信される。なお、
金銭の振り込みは収入と支出の相殺である「利益」に基
づいて行えばよい。
【0040】一方、企業側の支出は企業支出ファイル2
5gに記憶される。図12は企業支出ファイル25gの
データ内容を示す説明図である。図に示すように一月単
位で、イントラネットコードに対応させて、つまり企業
毎に、事業者コード、積算時間、接続料金、接続料金の
和である合計が記憶されている。これらのデータ内容は
図11に示す収入フィールドについて、イントラネット
コードに基づいてソートしたものであり、その算出方法
については詳細な内容を省略する。これにより、使用者
の利用時間に基づく接続料金にかかる支出合計が把握で
きる。例えば、「○×エンジニア」(イントラネットコ
ード「10001」)は、各事業者から請求された接続
料金の合計値(83530円+63300円+…)であ
る353000円が利用に基づく支出合計となる。
【0041】さらに、企業支出ファイル25gには、イ
ントラネットコードに対応して端末装置使用料金が記憶
されている。この端末装置使用料金は、一識別情報当た
りの端末装置使用料金額にイントラネットテーブル25
dの識別情報数フィールドの数を乗じることにより算出
される。つまり、発行するIDカードの数に応じた料金
が企業に課せられる。なお、使用者一人当たりの端末装
置使用料金は中央装置2の管理者が予め入力部23から
入力して記憶部25に記憶しておくものである。支出合
計フィールドには、合計フィールドの接続料金に基づく
合計値と端末装置使用料金フィールドの値とを合計した
値が記憶される。この支出合計が、企業が支払うべき金
銭となる。例えば、「○×エンジニア」(イントラネッ
トコード「10001」)は、識別情報数が50である
ので一識別情報当たりの端末装置使用料金4000円に
50を乗じた値である200000円が端末装置使用料
金となる。そしてこの端末装置使用料金20万円と上述
した各事業者から請求された接続料金の合計値である3
53000円との合計値である553000円が、支出
合計となる。
【0042】図13は情報処理装置3の構成を示すブロ
ック図である。情報処理装置3は公知のパーソナルコン
ピュータと同様の構成をしており、MPU31にバス3
7を介してRAM32、ハードディスク等の記憶部3
5、中央装置2と情報を送受信するためのLAN接続ボ
ード等の通信部ポート36、液晶ディスプレィ等の表示
部34、及びキーボード、マウス等の入力部33が接続
される。なお、RAM32には記憶部35、表示部3
4、及び入力部33等を制御するための制御プログラム
32Pが記憶されている。記憶部35には識別情報ファ
イル35aが記憶されている。企業が本システムの使用
者を申請する場合は入力部33から、識別情報、パスワ
ード、使用者名、及びイントラネットコードを入力す
る。入力されたデータは受け付けられ、識別情報ファイ
ル35aにこれらの受け付けられたデータが蓄積されて
記憶される。MPU31は識別情報ファイル35aの内
容が変更された場合、記憶部35の内容を読み出して、
中央装置2へ送信する。中央装置2のMPU21は送信
されたイントラネットコードをキーとしてイントラネッ
トテーブル25dを検索し、これに対応する使用人数、
識別情報、パスワード等を追加して書き込む。なお、M
PU21はこれに応じて利用状況管理ファイル25e、
企業支出ファイル25gの端末装置使用料金の内容を変
更する。
【0043】図14は識別情報を記憶する際の処理手順
を示すフローチャートである。識別情報を新たに記憶さ
せる場合は以下の手順により行う。まず、イントラネッ
トIの管理者が入力した識別情報及びパスワードを受け
付け(ステップS141)、イントラネットコード、並
びに受け付けた識別情報及びパスワードを中央装置2へ
送信する(ステップS142)。中央装置2はイントラ
ネットテーブル25dの送信されたイントラネットコー
ドに対応する、識別情報フィールド及びパスワードフィ
ールドにそれぞれ送信された識別情報及びパスワードを
記憶する(ステップS143)。
【0044】図15は事業者が設定する料金情報の記憶
処理の手順を示すフローチャートである。まず、端末装
置1の入力部13から入力された料金情報を受け付ける
(ステップS151)。受け付けた料金情報は事業者コ
ードと共に中央装置2へ送信される(ステップS15
2)。なお、上述したように料金情報は事業者が任意の
タイミングで自由な設定を行うことが可能であり、採算
を考慮して後日変更することも可能である。また、料金
情報は単位時間当たりの料金、または単位使用量当たり
の料金等任意の設定でよい。
【0045】さらに、本実施の形態においては端末装置
1から料金情報を送信することとしているが、これに限
らず、端末装置1以外の、他の情報処理装置、携帯電話
等から、料金の設定を行い、事業者コード及び設定した
料金情報を中央装置2へ送信するようにしても良い。中
央装置2は送信された料金情報を料金情報ファイル25
aに送信された事業者コードに対応させて、料金情報を
記憶する(ステップS153)。
【0046】図16乃至図18は本発明に係る情報通信
仲介方法及び通信システムの処理手順を示すフローチャ
ートである。まず、喫茶店等に設置される端末装置1の
カードリーダ1Rに挿入されたIDカードの識別情報を
読み取る(ステップS161)。読み取られた識別情報
及び、入力部13から入力されたパスワードは受け付け
られる(ステップS162)。そして端末装置1から中
央装置2へ、受け付けた識別情報、パスワード、事業者
コード及び端末装置IDを送信する(ステップS16
3)。中央装置2はイントラネットテーブルを参照して
送信された識別情報及びパスワードが記憶されている識
別情報及びパスワードに一致するか否かを判断する(ス
テップS164)。一致しない場合は(ステップS16
4でNO)、接続を拒否し処理を終了する。
【0047】一方、一致する場合は(ステップS164
でYES)、送信された識別情報をキーとして利用状況
管理ファイル25eの利用可否フィールドのフラグをチ
ェック、すなわち識別情報が有効であるか否かを判断す
る(ステップS165)。識別情報が有効でない場合
(ステップS165でNO)、すなわちフラグが×であ
る場合は接続を拒否し処理を終了する。一方、識別情報
が有効である場合(ステップS165でYES)、すな
わちフラグが○である場合は、続いて利用中フラグフィ
ールドのフラグをチェック、すなわち2重アクセスであ
るか否かを判断する。2重アクセスである場合(ステッ
プS171でYES)、すなわちフラグが×の場合、不
正アクセスであるとして接続を拒否し処理を終了する。
一方、2重アクセスでない場合(ステップS171でN
O)、すなわちフラグが○である場合は、送信された識
別情報をキーにイントラネットテーブル25dを参照し
て、接続先アドレスを抽出する(ステップS172)。
そして抽出した接続先アドレスに係る情報処理装置3と
の間で通信を行い、識別情報及びパスワードを送信する
(ステップS173)。
【0048】接続先のイントラネットI内の情報処理装
置3は、識別情報ファイル35aを参照して送信された
識別情報及びパスワードが正当であるか否かを判断する
(ステップS174)。正当でない場合(ステップS1
74でNO)、は接続を拒否し処理を終了する。一方、
正当である場合は(ステップS174でYES)、接続
を許可するための許可信号を中央装置2へ送信する(ス
テップS175)。中央装置2は端末装置1と情報処理
装置3との間の接続を許可し(ステップS178)通信
を確立する。
【0049】中央装置2は通信履歴ファイル25cに、
送信された識別情報に係る通信履歴の記憶を開始する
(ステップS181)。これにより端末装置1からイン
トラネットI内の情報処理装置3へアクセスすることが
可能となる。そして、切断信号が端末装置1から中央装
置2へ送信された場合は(ステップS182)、送信さ
れた識別情報に係る通信履歴の記憶を終了する(ステッ
プS183)。そして、通信終了後においては以下に述
べる方法により課金データの取得を開始するようにして
も良い。通信終了後、通信履歴ファイル25cから一回
当たりの通信時間を読み出し、また事業者コードをキー
として料金情報ファイル25aから該事業者コードに対
応する料金情報を読み出す。そして、読み出した通信時
間及び料金情報に基づいて接続料金を算出する(ステッ
プS184)。そして、イントラネットI毎に事業者に
対して支払うべき課金データを取得する(ステップS1
85)。具体的には算出した接続料金をイントラネット
コード及び事業者コードに対応させて課金データとして
記憶部25に記憶する。
【0050】図19は接続料金及び事業者の収入を算出
する処理手順を示すフローチャートである。本実施の形
態では、接続料金の算出及び収入等の算出は1月毎に処
理するようにしているが、上述したように1日ごと、1
時間毎でも良く、また端末装置1での利用が終了する度
に算出するようにしても良い。
【0051】まず、通信履歴ファイル25cを参照し、
履歴日時、事業者コード、及びイントラネットコードに
基づいて、一の企業が使用した積算時間を算出する(ス
テップS191)。そして、料金情報ファイル25aか
ら事業者コードに基づいて料金情報を読み出し、料金情
報及び算出した積算時間に基づいて、企業の接続料金を
算出する(ステップS192)。以上の処理を全てのイ
ントラネットコードに対して行ったか否かを判断し(ス
テップS193)、算出していない場合は(ステップS
193でNO)、ステップS191へ移行し、以上の処
理を繰り返す。一方、全てのイントラネットコードにつ
いて接続料金を算出した場合は(ステップS193でY
ES)、算出したイントラネットコード毎に算出した接
続料金の総和、すなわち収入の合計値を算出する(ステ
ップS194)。収入の合計値は事業者収支ファイル2
5fに記憶される。そして、収入合計を、事業者テーブ
ル25bを参照してその事業者に係る端末装置1または
他の情報処理装置3等へ送信する(ステップS19
5)。なお、かならずしも、この時点で送信される必要
はなく後述する支出処理にて精算された額を通知するよ
うにしてもよい。
【0052】図20は各事業者の支出を算出する処理手
順を示すフローチャートである。まず、事業者テーブル
25bから支出を算出する事業者の所有端末装置数を読
み出す(ステップS201)。また、予め記憶部25に
記憶した1台当たりの端末装置所有料金を読み出す(ス
テップS202)。そして、読み出した所有端末装置数
及び1台当たりの端末装置所有料金に基づいて端末装置
数に応じた端末装置所有料金を算出する(ステップS2
03)。最も簡単な算出処理としては所有端末装置数に
1台当たりの端末装置所有料金を乗じる処理である。そ
の他、端末装置数の増加に応じて割引率を増加させ値引
きするようにしても良い。そして、その事業者に係る端
末装置1へ算出した端末装置所有料金を送信する(ステ
ップS204)。
【0053】続いて、記憶部25に予め記憶してある基
本使用料、回線使用料を読み出し(ステップS20
5)、算出した端末装置所有料金、基本使用料及び回線
使用料を加算して支出合計を算出する(ステップS20
6)。なお支出合計は事業者収支ファイル25fに記憶
される。そして、算出した支出合計とステップS195
により求めた収入合計を相殺し、純利益を算出する(ス
テップS207)。なお、純利益は事業者収支ファイル
25fに記憶される。そして、事業者の口座に利益に相
当する額を振り込む処理が行われる(ステップS20
8)。以上の処理を各事業者について同様に繰り返し行
う。
【0054】図21は企業の支出を算出する処理手順を
示すフローチャートである。まず、事業者収支ファイル
25fの収入フィールドをイントラネットコードでソー
トしてイントラネット毎の接続料金を精算する(ステッ
プS211)。これによりイントラネットコード毎、す
なわち企業毎の接続料金が精算される。そして、イント
ラネットコードをキーとしてイントラネットテーブル2
5dから接続先アドレスを抽出する。次いで接続料金を
イントラネットコードに係るイントラネットI内の情報
処理装置3へ、つまり抽出した接続先アドレスとの間で
通信を確立し接続料金を送信する(ステップS21
2)。続いて、イントラネットテーブル25dからイン
トラネットコードをキーとして識別情報数フィールドか
ら識別情報数を読み出す(ステップS213)。また記
憶部25に予め記憶してある一識別情報当たりの端末装
置使用料金を読み出す(ステップS214)。
【0055】読み出した識別情報数及び一識別情報当た
りの端末装置使用料金に基づいて、端末装置使用料金を
算出する(ステップS215)。そして算出した端末装
置使用料金をステップS212において送信した情報処
理装置3へ送信する(ステップS216)。さらに算出
した端末装置使用料金と接続料金とを加算して支出合計
を算出する(ステップS217)。なお、算出した支出
合計及び端末装置使用料金は企業支出ファイル25gに
記憶される。そして、支出合計に相当する額を企業の口
座から引き落とす処理を行う(ステップS218)。以
上の処理を全てのイントラネットコードについて、つま
り全ての企業について繰り返し行う。
【0056】実施の形態2 図22は実施の形態2に係る端末装置1の構成を示すブ
ロック図である。実施の形態1に係る端末装置1を実行
させるためのコンピュータプログラムは、本実施の形態
2のように端末装置1にプレインストールして提供する
ことも、またCD−ROM、MO等の可搬型記録媒体で
提供することも可能である。さらに、コンピュータプロ
グラムを回線経由で搬送波として伝搬させて提供するこ
とも可能である。以下に、その内容を説明する。
【0057】図22に示す端末装置1に、料金情報を受
け付けさせ、料金情報を送信させ、識別情報を受け付け
させ、識別情報を送信させるプログラムが記録された記
録媒体1a(CD−ROM、MO又はDVD−ROM
等)が端末装置1の記憶部15にインストールされてい
る。かかるプログラムは端末装置1のRAM12にロー
ドして実行される。これにより、上述のような本発明の
端末装置1として機能する。
【0058】図23は実施の形態2に係る中央装置2の
構成を示すブロック図である。また、実施の形態1に係
る中央装置2を実行させるためのコンピュータプログラ
ムは、本実施の形態2のように中央装置2にプレインス
トールして提供することも、またCD−ROM、MO等
の可搬型記録媒体で提供することも可能である。さら
に、コンピュータプログラムを回線経由で搬送波として
伝搬させて提供することも可能である。以下に、その内
容を説明する。
【0059】図23に示す中央装置2に、料金情報を記
憶させ、通信履歴を記憶させ、接続料金を算出させ、接
続料金を精算させるプログラムが記録された記録媒体2
a(CD−ROM、MO又はDVD−ROM等)が中央
装置2の記憶部25にインストールされている。かかる
プログラムは中央装置2のRAM22にロードして実行
される。これにより、上述のような本発明の中央装置2
として機能する。
【0060】本実施の形態2は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様である
ので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0061】(付記1) イントラネット内の情報処理
装置、イントラネット外の端末装置及び中央装置が通信
網を介して接続されており、中央装置での認証を条件に
端末装置からイントラネット内の情報処理装置へ接続を
許可する通信システムにおいて、前記端末装置は、イン
トラネット内の情報処理装置へ接続するための料金情報
を受け付ける手段と、受け付けた料金情報を前記中央装
置へ送信する手段と、イントラネット内の情報処理装置
へ接続するための識別情報を受け付ける手段と、受け付
けた識別情報を前記中央装置へ送信する手段とを備え、
前記中央装置は、送信された料金情報を記憶する手段
と、識別情報が送信された端末装置の通信履歴を記憶す
る手段と、記憶した通信履歴及び料金情報に基づいて、
接続料金を算出する手段と、識別情報に対応してイント
ラネット内の情報処理装置を特定するための情報を記憶
したイントラネットテーブルを参照して、算出した接続
料金を識別情報に対応するイントラネット毎に精算する
手段とを備えることを特徴とする通信システム。 (付記2) 前記情報処理装置は、識別情報を受け付け
る手段と、受け付けた識別情報を前記中央装置へ送信す
る手段とを備え、前記中央装置は、前記情報処理装置か
ら送信された識別情報を前記イントラネットテーブルに
記憶する手段と、記憶された識別情報数に応じた端末装
置使用料金を算出する手段と、前記イントラネットテー
ブルを参照して、算出した端末装置使用料金を識別情報
に対応するイントラネット内の情報処理装置へ送信する
手段とを更に備えることを特徴とする付記1に記載の通
信システム。 (付記3) 前記中央装置は、端末装置を特定するため
の情報及び端末装置を管理する事業者を特定するための
情報を記憶した事業者テーブルを参照して、事業者毎に
端末装置数に応じた端末装置所有料金を算出する手段を
更に備えることを特徴とする付記1または2に記載の通
信システム。 (付記4) 通信網を介して接続される中央装置での認
証を条件にイントラネット内の情報処理装置への接続が
許可される端末装置において、イントラネット内の情報
処理装置に接続するための料金情報を受け付ける手段
と、受け付けた料金情報を前記中央装置へ送信する手段
と、イントラネット内の情報処理装置へ接続するための
識別情報を受け付ける手段と、受け付けた識別情報を前
記中央装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする
端末装置。 (付記5) 認証を条件に通信網を介して接続される端
末装置からイントラネット内の情報処理装置へ接続を許
可する中央装置において、外部から送信されたイントラ
ネット内の情報処理装置へ接続するための料金情報を記
憶する手段と、イントラネット内の情報処理装置へ接続
するための識別情報が送信された端末装置の通信履歴を
記憶する手段と、記憶した通信履歴及び料金情報に基づ
いて、接続料金を算出する手段と、識別情報に対応して
イントラネット内の情報処理装置を特定するための情報
を記憶したイントラネットテーブルを参照して、算出し
た接続料金を識別情報に対応するイントラネット毎に精
算する手段とを備えることを特徴とする中央装置。 (付記6) 前記情報処理装置から送信された識別情報
を前記イントラネットテーブルに記憶する手段と、記憶
された識別情報数に応じた端末装置使用料金を算出する
手段と、前記イントラネットテーブルを参照して、算出
した端末装置使用料金を識別情報に対応するイントラネ
ット内の情報処理装置へ送信する手段とを更に備えるこ
とを特徴とする付記5に記載の中央装置。 (付記7) 端末装置を特定するための情報及び端末装
置を管理する事業者を特定するための情報を記憶した事
業者テーブルを参照して、事業者毎に端末装置数に応じ
た端末装置所有料金を算出する手段を更に備えることを
特徴とする付記5または6に記載の中央装置。 (付記8) 通信網を介して接続される中央装置での認
証を条件にイントラネット内の情報処理装置への接続を
許可させるためのコンピュータプログラムにおいて、コ
ンピュータに、イントラネット内の情報処理装置へ接続
するための料金情報を受け付けさせるステップと、コン
ピュータに、受け付けさせた料金情報を前記中央装置へ
送信させるステップと、コンピュータに、イントラネッ
ト内の情報処理装置へ接続するための識別情報を受け付
けさせるステップと、コンピュータに、受け付けさせた
識別情報を前記中央装置へ送信させるステップとを実行
させることを特徴とするコンピュータプログラム。 (付記9) 認証を条件に通信網を介して接続される端
末装置からイントラネット内の情報処理装置へ接続を許
可させるためのコンピュータプログラムにおいて、コン
ピュータに、外部から送信されたイントラネット内の情
報処理装置へ接続するための料金情報を記憶させるステ
ップと、コンピュータに、イントラネット内の情報処理
装置へ接続するための識別情報が送信された端末装置の
通信履歴を記憶させるステップと、コンピュータに、記
憶させた通信履歴及び料金情報に基づいて、接続料金を
算出させるステップと、コンピュータに、識別情報に対
応してイントラネット内の情報処理装置を特定するため
の情報を記憶したイントラネットテーブルを参照させ
て、算出させた接続料金を識別情報に対応するイントラ
ネット毎に精算させるステップとを実行させることを特
徴とするコンピュータプログラム。 (付記10) 認証を条件に通信網を介して接続される
端末装置からイントラネット内の情報処理装置へ接続を
許可させるためのプログラムが記録されており、コンピ
ュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピ
ュータに、外部から送信されたイントラネット内の情報
処理装置へ接続するための料金情報を記憶させるステッ
プと、コンピュータに、イントラネット内の情報処理装
置へ接続するための識別情報が送信された端末装置の通
信履歴を記憶させるステップと、コンピュータに、記憶
させた通信履歴及び料金情報に基づいて、接続料金を算
出させるステップと、コンピュータに、識別情報に対応
してイントラネット内の情報処理装置を特定するための
情報を記憶したイントラネットテーブルを参照させて、
算出させた接続料金を識別情報に対応するイントラネッ
ト毎に精算させるステップとを実行させるためのプログ
ラムが記録されていることを特徴とするコンピュータで
の読み取り可能な記録媒体。 (付記11) 中央装置での認証を条件にイントラネッ
ト外の端末装置からイントラネット内の情報処理装置へ
接続を許可する通信方法において、端末装置においてイ
ントラネット内の情報処理装置へ接続するための料金情
報の設定を行い、中央装置において料金情報を記憶し、
イントラネット内の情報処理装置へ接続するための識別
情報に基づいて通信履歴を記憶し、記憶した料金情報及
び通信履歴に基づいて接続料金を算出し、算出した接続
料金を情報処理装置へ送信することを特徴とする通信方
法。 (付記12) 管理母体単位で閉じられた複数のネット
ワークに択一的に接続可能な端末装置を複数の利用場所
に予め分散配置し、ある利用場所の端末装置から接続先
となる特定のネットワークを指定するデータを含む利用
者を識別する識別情報が送信されたとき、当該データを
認証した後で指定された特定のネットワークと当該利用
場所の端末装置との接続を許可すると共に、当該ネット
ワークの管理母体単位で当該端末装置の利用場所に対し
て支払うべき課金データの取得を開始するようにしたこ
とを特徴とする情報通信仲介方法。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明、第2発明
及び第5発明にあっては、料金情報を記憶しておき、記
憶した料金設定及び通信履歴に基づいて接続料金を算出
し、算出した接続料金を識別情報に対応するイントラネ
ット毎に精算するようにした。これにより、中央装置で
のイントラネットへの接続制御や接続実績の管理等を代
行することにより、喫茶店等の事業者は個別に接続制御
システムや料金管理システムを構築することなく中央装
置を介して料金を企業等に請求することができ、端末装
置の導入に伴う金銭的負担を大幅に軽減することが可能
となる。一方、接続料金を負担する企業等にとっては、
イントラネット内の情報処理装置を外部から高いセキュ
リティレベルで容易に利用する環境を従業員に提供する
ことができ、経営効率を大幅に向上させることが可能と
なる。また、従業者にとってもわざわざノートパソコン
等を持ち運ぶことが不要となりその負担から開放される
ことになる。
【0063】また、本発明にかかる通信システム、つま
りイントラネットカフェを大幅に普及させることが可能
となる。すなわち、従来はサービスを受ける者が一般消
費者であり、一般にウェブサーフィンの使用が中心であ
り、喫茶店等の事業者はその通信費、端末装置導入費を
全て自分で支払う必要があった。これに対し本発明で
は、使用者を、識別情報を有する企業等の従業者に限定
することで、通信費、及び端末装置導入費等を事業者の
任意の設定により、企業等に請求することを可能になら
しめたので、事業者は端末装置を導入することによる金
銭的リスクが回避され、結果として本発明に係る通信シ
ステムを大幅に普及させることが可能となる。
【0064】第3発明にあっては、イントラネット内の
情報処理装置からイントラネット内の情報処理装置へ接
続するための識別情報を入力する。識別情報は情報処理
装置において受け付けられ、受け付けられた識別情報は
中央装置へ送信される。中央装置は送信された識別情報
をイントラネットテーブルに記憶する。そして、記憶し
た識別情報数に基づいて端末装置使用料金を算出する。
そして、イントラネットテーブルを参照して、算出した
端末装置使用料金を、識別情報に対応するイントラネッ
ト内の情報処理装置へ送信するようにしたので、企業等
が本システムを利用する度合いに応じた端末装置使用料
金を徴収することができ、この料金を資金として端末装
置購入費に充てることができ、本システムの導入をさら
に促進することが可能となる。
【0065】第4発明にあっては、端末装置を特定する
ための情報及び端末装置を管理する事業者を特定するた
めの情報を事業者テーブルに記憶しておく。そして、中
央装置はこの事業者テーブルを参照して、事業者毎に端
末装置数に応じた端末装置所有料金を算出するようにし
たので、事業者が管理する端末装置の数に応じた所有料
金を各事業者から徴収することが可能となる。また、喫
茶店等の事業者にも端末装置数に応じた所有料金を徴収
することにより、ある程度のリスクを負わせることがで
き、本発明に係る通信システムを利用する事業者数が無
限に増加するという事態を回避、すなわちサービスを提
供する事業者とサービスの提供を受ける企業等との需要
と供給のバランスをとることが可能となる等、本発明は
優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システムの構成を示す模式図
である。
【図2】端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】認証の際のイメージを示す説明図である。
【図4】認証の際のイメージを示す説明図である。
【図5】中央装置の構成を示すブロック図である。
【図6】事業者テーブルの記憶内容を示す説明図であ
る。
【図7】イントラネットテーブルの記憶内容を示す説明
図である。
【図8】料金情報ファイルのデータ内容を示す説明図で
ある。
【図9】通信履歴ファイルのデータ内容を示す説明図で
ある。
【図10】利用状況管理ファイルのデータ内容を示す説
明図である。
【図11】事業者収支ファイルのデータ内容を示す説明
図である。
【図12】企業支出ファイルのデータ内容を示す説明図
である。
【図13】情報処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】識別情報を記憶する際の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図15】事業者が設定する料金情報の記憶処理の手順
を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る情報通信仲介方法及び通信シス
テムの処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る情報通信仲介方法及び通信シス
テムの処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る情報通信仲介方法及び通信シス
テムの処理手順を示すフローチャートである。
【図19】接続料金及び事業者の収入を算出する処理手
順を示すフローチャートである。
【図20】各事業者の支出を算出する処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図21】企業の支出を算出する処理手順を示すフロー
チャートである。
【図22】実施の形態2に係る端末装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図23】実施の形態2に係る中央装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図24】従来の接続システムの構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 端末装置 1R カードリーダ 1a 記録媒体 15 記憶部 15a 料金情報ファイル 2 中央装置 2a 記録媒体 25 記憶部 25a 料金情報ファイル 25b 事業者テーブル 25c 通信履歴ファイル 25d イントラネットテーブル 25e 利用状況管理ファイル 25f 事業者収支ファイル 25g 企業支出ファイル 3 情報処理装置 35a 識別情報ファイル I イントラネット(管理母体単位で閉じられたネ
ットワーク) N 通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 314 G06F 17/60 314 332 332 502 502 512 512 H04L 12/14 H04L 12/14 (72)発明者 上地 章子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 米家 悟 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA19 HA08 HB08 HC01 HD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理母体単位で閉じられた複数のネット
    ワークに択一的に接続可能な端末装置を複数の利用場所
    に予め分散配置し、 ある利用場所の端末装置から接続先となる特定のネット
    ワークを指定するデータを含む利用者を識別する識別情
    報が送信されたとき、 当該データを認証した後で指定された特定のネットワー
    クと当該利用場所の端末装置との接続を許可すると共
    に、当該ネットワークの管理母体単位で当該端末装置の
    利用場所に対して支払うべき課金データの取得を開始す
    るようにしたことを特徴とする情報通信仲介方法。
  2. 【請求項2】 イントラネット内の情報処理装置、イン
    トラネット外の端末装置及び中央装置が通信網を介して
    接続されており、中央装置での認証を条件に端末装置か
    らイントラネット内の情報処理装置へ接続を許可する通
    信システムにおいて、 前記端末装置は、 イントラネット内の情報処理装置へ接続するための料金
    情報を受け付ける手段と、 受け付けた料金情報を前記中央装置へ送信する手段と、 イントラネット内の情報処理装置へ接続するための識別
    情報を受け付ける手段と、 受け付けた識別情報を前記中央装置へ送信する手段とを
    備え、 前記中央装置は、 送信された料金情報を記憶する手段と、 識別情報が送信された端末装置の通信履歴を記憶する手
    段と、 記憶した通信履歴及び料金情報に基づいて、接続料金を
    算出する手段と、 識別情報に対応してイントラネット内の情報処理装置を
    特定するための情報を記憶したイントラネットテーブル
    を参照して、算出した接続料金を識別情報に対応するイ
    ントラネット毎に精算する手段とを備えることを特徴と
    する通信システム。
  3. 【請求項3】 前記情報処理装置は、 識別情報を受け付ける手段と、 受け付けた識別情報を前記中央装置へ送信する手段とを
    備え、 前記中央装置は、 前記情報処理装置から送信された識別情報を前記イント
    ラネットテーブルに記憶する手段と、 記憶された識別情報数に応じた端末装置使用料金を算出
    する手段と、 前記イントラネットテーブルを参照して、算出した端末
    装置使用料金を識別情報に対応するイントラネット内の
    情報処理装置へ送信する手段とを更に備えることを特徴
    とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記中央装置は、 端末装置を特定するための情報及び端末装置を管理する
    事業者を特定するための情報を記憶した事業者テーブル
    を参照して、事業者毎に端末装置数に応じた端末装置所
    有料金を算出する手段を更に備えることを特徴とする請
    求項2または3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 認証を条件に通信網を介して接続される
    端末装置からイントラネット内の情報処理装置へ接続を
    許可する中央装置において、 外部から送信されたイントラネット内の情報処理装置へ
    接続するための料金情報を記憶する手段と、 イントラネット内の情報処理装置へ接続するための識別
    情報が送信された端末装置の通信履歴を記憶する手段
    と、 記憶した通信履歴及び料金情報に基づいて、接続料金を
    算出する手段と、 識別情報に対応してイントラネット内の情報処理装置を
    特定するための情報を記憶したイントラネットテーブル
    を参照して、算出した接続料金を識別情報に対応するイ
    ントラネット毎に精算する手段とを備えることを特徴と
    する中央装置。
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