JP2002297263A - サーバのユニット構造およびハードディスク装置の取付け構造 - Google Patents

サーバのユニット構造およびハードディスク装置の取付け構造

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JP2002297263A
JP2002297263A JP2001099997A JP2001099997A JP2002297263A JP 2002297263 A JP2002297263 A JP 2002297263A JP 2001099997 A JP2001099997 A JP 2001099997A JP 2001099997 A JP2001099997 A JP 2001099997A JP 2002297263 A JP2002297263 A JP 2002297263A
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housing
opening
internal housing
hard disk
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JP2001099997A
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Kazuo Honda
一夫 本田
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NEC Yonezawa Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省スペース構造を維持し、かつ、メンテナンス
性を向上させたサーバのユニット構造を提供する。 【解決手段】複数のハードディスク装置を収納する内部
筐体1と、この内部筐体1を収納する外部筐体2とを有
する。外部筐体2は、内部筐体1の底面が接する面側に
補強板3a〜3cを有し、各補強板3a〜3cに内部筐
体1の底面が接するようになっている。内部筐体1の前
面の中央部には取っ手4が設けられており、この取っ手
4を引くことによって内部筐体1を引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部にハードディ
スク装置が収納される小型サーバのユニット構造および
ハードディスク装置の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、Webサーバ、ファイル/プリン
トサーバ、メール/ワークグループサーバなどの特定の
業務に用途を限定したアプライアンスサーバをはじめ、
種々のサーバが開発され、実用化されている。一般に、
この種のサーバでは、筐体内部に複数のハードディスク
装置が収納されるが、小型化のために、各ハードディス
ク装置は限られた空間に納まるように、それぞれ筐体内
部の所定の箇所にねじ止めされている。一例として、ア
プライアンスサーバの外観図を図8に示し、ハードディ
スク装置(HDD)の取り付け構造を図9に示す。
【0003】図8に示すアプライアンスサーバは、内部
に複数のハードディスク装置が収納された筐体100を
備え、前面にはフロントパネル101が取付けねじによ
り固定されている。筐体100は、数枚のパネルをねじ
止めにより固定したケースであって、それぞれのパネル
はねじを外すことで取り外すことができる。筐体100
内部に収納されたハードディスク装置は、筐体100の
一部のパネルを取り外すことにより筐体外部へ取り出す
ことができる。
【0004】ハードディスク装置は、図9の(a)およ
び(b)に示すように、1個のHDDブラケット200
に1台のハードディスク装置201が4つのHDD取付
けねじ202a〜202dにより固定されている。HD
Dブラケット200は、不図示の支持体にHDD取付け
ねじ202a、202bにより固定されるとともに、不
図示の固定台にHDD取付けねじ202c、202dに
より固定される。
【0005】上記のアプライアンスサーバでは、メンテ
ナンスは、フロントパネル101および筐体100の一
部のパネルを外すことにより行う。また、ハードディス
ク装置を取り付ける場合は、1個のHDDブラケット2
00に1台のハードディスク装置201を4つのHDD
取付けねじ202a〜202dにより固定し、さらにそ
のハードディスク装置201が固定されたHDDブラケ
ット200を固定台および支持体に4つのHDDブラケ
ット取付けねじ203a〜203dにより固定する。ハ
ードディスク装置の取外しは、その逆の手順で行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の小型サーバの構造は、小型化が優先されてお
り、メンテナンス性を考慮したものとなっていない。そ
のため、メンテナンス時の作業性が悪いという問題点が
ある。以下、その問題点について具体的に説明する。
【0007】上述した小型サーバの構造では、メンテナ
ンスを行う場合は、ねじを外して筐体を取り除く必要が
あるため、例えば、サーバをラックに固定して使用する
場合、特に複数のサーバをラック上に固定して使用する
場合には、非常に作業がし難い上、大掛かりになってし
まう。
【0008】また、1個のHDDブラケットには1台の
ハードディスク装置しか取付けることができず、また、
そのHDDブラケットは固定台および支持体にねじ止め
により固定されるようになっているため、複数台のハー
ドディスク装置を取付ける場合は、ハードディスク装置
をHDDブラケットにねじ止めし、さらにそのブラケッ
トを支持体および固定台へねじ止めする、といった作業
をそれぞれのハードディスク装置に対して行う必要があ
る。ハードディスク装置の取外しに際しては、各ハード
ディスク装置毎に、その逆の手順の作業を行う必要があ
る。これも、メンテナンス時の作業性が悪くなる原因の
1つになっていた。
【0009】なお、既存の大型のサーバにおいては、前
面に設けられた取っ手を引っ張ることによって内部構造
を引き出す構造のものがある。これは、筐体の底面にレ
ールを設け、さらに内部構造の底面にローラ(転(コ
ロ))を設けて、レール上をローラが滑ることで内部構
造を引き出せるようにしたものである。この構造によれ
ば、メンテナンス時の作業性が良くなる。しかしなが
ら、この構造の場合は、レールやローラーを設けるスペ
ースが必要となるため、小型サーバにそのまま適用して
しまうと、小型サーバの特徴である省スペースという面
が失われてしまう。
【0010】本発明の目的は、上記問題を解決し、省ス
ペース構造を維持しつつ、メンテナンス性の向上を図る
ことのできるサーバのユニット構造を提供することにあ
る。
【0011】本発明のさらなる目的は、ハードディスク
装置の取付け、取外しを容易に行うことができるサーバ
のユニット構造およびハードディスク装置の取付け構造
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のサーバのユニット構造は、内部筐体と、該
内部筐体が収納される外部筐体とを有し、前記内部筐体
が前記外部筐体から所定の方向に引き出し可能に構成さ
れていることを特徴とする。
【0013】上記の場合、外部筐体は、内部筐体の底面
が接する面側に補強板を有し、前記補強板は、前記内部
筐体の底面と接する接触面を有し、該接触面が、所定の
幅で、前記内部筐体が引き出される方向に伸びているよ
うな構成としてもよい。
【0014】さらに、補強板は、接触面の所定の箇所に
ストッパーを有し、内部筐体は、前記補強板と接する面
の所定の位置に突起を有し、前記内部筐体が引き出され
た状態で、前記ストッパーに前記突起が引っ掛かるよう
に構成されてもよい。
【0015】さらに、内部筐体は、箱状のものであっ
て、所定の面が開口している、もしくは取外し可能に構
成されてもよい。
【0016】また、内部筐体の所定の箇所に設けられた
固定台と、少なくとも1つのハードディスク装置が取付
けられ、前記固定台に固定されるブラケットとをさらに
有し、前記ブラケットおよび固定台は、一方に穴が形成
され、他方に突起が形成されており、前記突起が前記穴
に引っ掛かることで前記ブラケットが前記固定台に固定
される構成としてもよい。
【0017】上記の場合、穴は鉤状の開口であって、第
1の方向に沿って開けられた第1の開口部と、該第1の
開口部と連続する、前記第1の方向に対して略直角とな
る第2の方向に沿って開けられた第2の開口部とを有
し、前記第1の開口部の幅は突起の直径より大きく、前
記第2の開口部の幅は前記突起を嵌合させることが可能
な大きさのものとしてもよい。
【0018】本発明のハードディスク装置の取付け構造
は、少なくとも1つのハードディスク装置が取付けられ
るブラケットと、前記ブラケットが固定される固定台と
を有し、前記ブラケットおよび固定台は、一方に穴が形
成され、他方に突起が形成されており、前記突起が前記
穴に引っ掛かることで固定されることを特徴とする。
【0019】上記の場合、穴は鉤状の開口であって、第
1の方向に沿って開けられた第1の開口部と、該第1の
開口部と連続する、前記第1の方向に対して略直角とな
る第2の方向に沿って開けられた第2の開口部とを有
し、前記第1の開口部の幅は突起の直径より大きく、前
記第2の開口部の幅は前記突起を嵌合させることが可能
な大きさのものとしてもよい。
【0020】上記のとおりの本発明によれば、内部筐体
と外部筐体の二重構造になっており、内部筐体は引き出
すことができるので、メンテナンス時はこの内部筐体を
引き出すことで、内部筐体に収納された装置、例えばハ
ードディスク装置を容易に取り出して点検、修理するこ
とができる。
【0021】本発明のうち補強板を有するものにおいて
は、内部筐体の引き出しは、内部筐体の底面が補強板上
を滑ることで行われる。この場合の内部筐体を引き出す
ときの摩擦抵抗は、補強板がない場合のそれより小さい
ので、引き出し動作をよりスムーズに行うことが可能で
ある。また、この構造によれば、必要とされる空間は、
レールやローラを用いる構造よりも小さくて済む。
【0022】本発明のうち、内部筐体の底面に突起が形
成され、補強板にストッパーが形成されたものにおいて
は、内部筐体が引き出された状態で、内部筐体の底面に
設けられた突起が補強板に設けられたストッパーに引っ
掛かるるので、内部筐体はそれ以上引き出されることは
ない。このため、内部筐体が外部筐体から完全に引き出
されて抜け落ちる、といったことは生じない。
【0023】本発明のうち、ハードディスク装置が取付
けられるブラケットとその固定台とを有し、これらの一
方に穴が形成され、他方に突起が形成されたものにおい
ては、突起が穴に引っ掛かることでブラケットが固定台
に固定される。例えば、穴が鉤状の開口のものにおいて
は、ブラケットを第1の方向に移動し、さらに第2の方
向に移動することで、突起が第2の開口部に嵌合されて
ブラケットが固定台に固定される。この構造によれば、
ブラケットを固定台に固定する際に、ねじで止める必要
がない。
【0024】また、本発明によれば、1つのブラケット
に対して複数のハードディスク装置を取付けることが可
能であるので、その分、ブラケットの数は少なくなり、
ブラケットの取付け、取外し作業数も減る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態のサーバのユニ
ット構造の概略構成を示す図で、(a)は上から見た構
成図、(b)は(a)のA−A’断面図である。このサ
ーバのユニット構造は、複数のハードディスク装置、電
源などを収納する内部筐体1と、この内部筐体1を収納
する外部筐体2の2重構造になっている。内部筐体1
は、所定の方向(図1中、矢印Aの方向)に引き出すこ
とができ、その引き出す側の面(引き出し面)の中央部
に取っ手4が設けられている。この取っ手4を引くこと
によって、内部筐体1を簡単に引き出すことができる。
【0027】外部筐体2の底面の内側には、内部筐体1
の引き出しをスムーズに行うために、内部筐体1が引き
出される方向に沿って3つの補強板3a〜3cが設けら
れている。各補強板3a〜3cは、断面形状がL字状の
もの、もしくはそのような形状の組み合わせよりなり、
それぞれ内部筐体1の底面が当接される面を有し、その
当接面は内部筐体1を引き出す方向に伸びている。各補
強板3a〜3cと内部筐体1の底面との接触面をより少
なくすることで、内部筐体1の引き出し時の抵抗をより
小さくすることができ、内部筐体1の引き出しはよりス
ムーズになる。ただし、内部筐体1を支えられる程度の
強度は必要である。また、各補強板3a〜3cと内部筐
体1の底面との接触面に滑りやすくなるような加工を施
したり、滑りやすい材質よりなる部材を設けることも可
能である。
【0028】図2は、図1の(a)のB−B’断面図で
ある。補強板3cの、内部筐体1の底面が当接される面
の所定の箇所(図1の例では、内部筐体1が引き出され
る側の端部)には、ストッパー5が設けられている。一
方、内部筐体1の底面の所定の箇所(図1の例では、最
も引き出された状態における補強板3cと当接する面の
ストッパー5の位置と対応する部分)には突起6が設け
られている。内部筐体1の引き出し時には、この突起6
がストッパー5に引っ掛かるようになっており、これに
より、内部筐体1が抜け落ちるのを防いでいる。ここで
は、補強板3cにストッパーを設けた例を示したが、補
強板3aまたは補強板3bにストッパーを設けて上記の
ようなストッパー機構を構成することも可能である。
【0029】図3は、内部筐体1を外部筐体2内に挿入
するときのストッパー機構の一例を示す図で、図1
(a)に示したユニット構造を側面から見た概略図であ
る。このストッパー機構は、外部筐体2の背面側、すな
わち内部筐体1の引き出し面(取っ手4が設けられた
面)の反対の面(背面)と対向する面側に、平板状のス
トッパー2a、2bが設けられている。挿入時には、内
部筐体1の背面とストッパー2a、2bとが当接するこ
とで挿入方向に関する位置決めを行う。ストッパー2b
は、外部筐体2の上面の一部を折り曲げることにより形
成することができる。これと同様に、ストッパー2a
は、外部筐体2の底面の一部を折り曲げることにより形
成することができる。
【0030】内部筐体1は、外部筐体2にねじ止めによ
り固定される。図4は、図1に示したユニット構造の引
き出し面側から見た図である。図4中、補強板3a〜3
cは省略されている。
【0031】図4を参照すると、内部筐体1の外部筐体
2への固定には、3つの筐体取付けねじ7a〜7cが用
いられる。筐体取付けねじ7a、7cは内部筐体1の引
き出し面のほぼ対角の位置に設けられ、筐体取付けねじ
7bは他の角の近傍に設けられている。内部筐体1を外
部筐体2に固定する際は、まず、内部筐体1を外部筐体
2内に、図3に示したストッパー2a、2bに当たる位
置まで挿入し、この状態で各筐体取付けねじ7a〜7c
を取り付ける。
【0032】図5は、内部筐体1の外観図である。内部
筐体1は、箱状のものであって、取っ手4が設けられる
引き出し面8、これに対向する背面9、これらに隣接す
る底面10および側面11を有し、底面10と対向する
側面および側面11と対向する側面は開口している。こ
れら開口から内部に部品(ハードディスク装置など)を
収納したり、収納した部品を取り出すことができる。各
開口はステー12により仕切られており、辺部には折り
曲げ12a〜12fが設けられている。ステー12の一
端は引き出し面8に固定され、他端は背面9に固定され
ている。このステー12により、開口によって生じる強
度不足を補う構造になっている。なお、図5の例では、
所定の面が開口している構造を示したが、この開口部分
は内部筐体の一部を取外すような構造にしてもよい。
【0033】図6(a)〜(c)は、図1のユニット構
造を備えるアプライアンスサーバのメンテナンスの際の
作業手順を示す模式図である。
【0034】図6(a)に示すように、アプライアンス
サーバは、内部筐体1が収納された外部筐体2にフロン
トパネル13が1個の取付けねじ14により固定されて
いる(図6(a)の例は縦置き状態である。)。メンテ
ナンスの際は、まず、取付けねじ14を外してフロント
パネル13を取り除き、アプライアンスサーバを補強板
3a〜3cが設けられた面が底面になるように横置きの
状態にする。フロントパネル13を取り除くと、図6
(b)に示すように、内部筐体1の取っ手4が設けられ
た引き出し面8が露出する。
【0035】次いで、内部筐体1を固定している3つの
筐体取付けねじ7a〜7cを外し、取っ手4を引いて内
部筐体1を矢印Aの方向に引き出す。この引き出しの
際、内部筐体1の底面に設けられた突起6が外部筐体2
の側に設けられた補強板3cのストッパー5に引っ掛か
るので、内部筐体1が抜け落ちることはない。内部筐体
1が引き出されると、内部筐体1の開口部からハードデ
ィスク装置などの内部部品を取り出したり、内部に部品
を取り付けたりすることが可能となる。
【0036】収納時は、上記とは逆の手順で行う。ま
ず、引き出した内部筐体1をストッパー2a、2bに当
たる位置まで押し込み、この状態で筐体取付けねじ7a
〜7cをそれぞれ取り付ける。そして、フロントパネル
1を取付け、取付けねじ14により固定する。
【0037】以上説明したサーバのユニット構造は、横
置きの状態で内部筐体を引き出す構造のものであった
が、縦置きの状態で内部筐体を引き出すように構成する
こともできる。この場合は、縦置きの状態で外部筐体の
底になる面の内側に補強板を設けることになる。なお、
縦置き状態における外部筐体と内部筐体の底面の接する
面積は、通常、横置き状態における面積より少なくなる
ことから、補強板の数は少なくて済み、場合によって
は、補強板は設けなくても十分スムーズな引き出しが可
能である。縦置きの状態でも、図2および図3に示した
ストッパー機構は有効に機能する。
【0038】また、図1に示した例では、補強板3a〜
3cが設けられているが、この構造に限定されるもので
はなく、強度的に問題がなく、内部筐体をスムーズに引
き出すことができるのであれば、どのような構造であっ
てもよい。また、補強板の数も、3つに限定されるもの
ではない。
【0039】次に、内部筐体に収納されるハードディス
ク装置の取付け構造について説明する。
【0040】図7は、図1に示したサーバのユニット構
造の内部筐体に収納されるハードディスク装置の取付け
構造の一例を示す図で、(a)は側面図、(b)は上面
図、(c)は部分拡大図である。
【0041】このハードディスク装置の取付け構造は、
図7(a)、(b)に示すように、1つのHDDブラケ
ット25に2台のハードディスク装置(HDD)20、
21が取り付けられるようになっている。HDDブラケ
ット25は、板を断面形状が略コの字状となるように折
り曲げたものである。このHDDブラケット25の対向
する側面の一方がHDD取付け部25aで、他方が固定
部25bである。
【0042】HDD20、21は周知のハードディスク
装置である。HDD21の側面の1つが、2つのHDD
取付けねじ22a、22bによりHDD取付け部25a
に固定される。これと同様に、HDD20の側面の1つ
が2つのHDD取付けねじ(図7の例では、HDD取付
けねじ23aのみが記載されている。)によりHDD取
付け部25aに固定される。
【0043】図7(c)に示すように、HDDブラケッ
ト25の固定部25aの所定の箇所には穴30が設けら
れており、HDDブラケット25が固定されるHDD固
定台26の所定の箇所にはピン24が設けられている。
穴30は鉤状の開口であって、第1の方向(矢印)に
沿って開けられた第1の開口部と、該第1の開口部と連
続する、第1の方向に対して略直角となる第2の方向
(矢印)に沿って開けられた第2の開口部とを有す
る。第1の開口部の幅はピン24の直径より十分に大き
く、第2の開口部の幅はピン24の直径とほぼ同じ大き
さである。
【0044】HDDブラケット25をHDD固定台26
に固定する場合は、まず、HDDブラケット25を第1
の方向(矢印)に移動させ、次いで第2の方向(矢印
)に移動させる。これにより、ピン24が穴30の第
2の開口部に挿入されて引っ掛かり、HDDブラケット
25がHDD固定台26に固定される。
【0045】上記にようにしてHDD固定台26に固定
されたHDDブラケット25は、不図示の電源が取り付
けられるPOWブラケット29に2つのHDDブラケッ
ト取付けねじ28a、28bにより固定される。
【0046】以上のように、図7に示したハードディス
ク装置の取付け構造では、1つのHDDブラケット25
に対して2台のHDD20、21を取り付けることがで
き、その取付けに必要とされるねじの数は、1台のHD
Dに対して2つである。これは、従来の構造(図9参
照)で必要とされるねじの数の半分である。
【0047】また、HDDブラケット25のHDD固定
台26への固定はピン24を穴30に引っかけるだけで
良いので、従来の構造(図9参照)のねじによる固定よ
りも容易、かつ、簡単にHDDブラケット25をHDD
固定台26に固定することができる。
【0048】上述したハードディスク装置の取付け構造
において、HDDブラケット25には2台のHDDが取
り付けられるようになっているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、HDDブラケットに取り付けれる
HDDは、1台であっても、3台以上であってもよい。
【0049】また、HDDブラケット25はPOWブラ
ケット29に取り付けられるようになっているが、本発
明は、これに限定されるものではなく、HDDブラケッ
トは内部筐体内部の他の部分に固定されてもよい。
【0050】さらに、HDDブラケット25を固定部2
6に固定する構造は、ピンを穴に引っ掛けることで固定
するものであればどのような構造のものであってもよ
く、図7(c)に示した構造に限定されるものではな
い。例えば、ピンおよび穴の形状は図示したもの以外の
ものとしてもよい。さらには、ピンをHDDブラケット
25側に設け、穴を固定部26側に設けてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内部筐体を引き出すことで、ハードディスク装置などを
容易に取り出して点検、修理することができるので、従
来のものよりメンテナンス性に優れたサーバのユニット
構造を提供することができる。
【0052】また、本発明によれば、レールやローラを
用いずに内部筐体をスムーズに引き出せるように構成し
たので、小型サーバの省スペース構造を維持しつつ、メ
ンテナンス性を向上させることができる。
【0053】さらに、本発明によれば、突起が穴に引っ
掛かることでブラケットが固定台に固定されるので、ね
じ止めによりブラケットが固定台に固定されていた従来
のものと比べて、取付け、取外し作業がより簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態のサーバのユニット
構造の概略構成を示す図で、(a)は上から見た構成
図、(b)は(a)のA−A’断面図である。
【図2】図1の(a)のB−B’断面図である。
【図3】内部筐体を外部筐体内に挿入するときのストッ
パー機構の一例を示す図である。
【図4】図1のユニット構造の引き出し面側から見た図
である。
【図5】図1に示す内部筐体の外観図である。
【図6】(a)〜(c)は、図1のユニット構造を備え
るアプライアンスサーバのメンテナンスの際の作業手順
を示す模式図である。
【図7】図1に示すサーバのユニット構造の内部筐体に
収納されるハードディスク装置の取付け構造の一例を示
す図で、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は部
分拡大図である。
【図8】従来のアプライアンスサーバの外観図である。
【図9】従来のハードディスク装置の取り付け構造を示
す図である。
【符号の説明】
1 内部筐体 2 外部筐体 2a、2b、5 ストッパー 3a〜3c 補強板 4 取っ手 6 突起 7a〜7c 筐体取付けねじ 8 引き出し面 9 背面 10 底面 11 側面 12 ステー 12a〜12f 折り曲げ 13、101 フロントパネル 14 取付けねじ 20、21 ハードディスク装置 22a、22b、23a、202a〜202d HDD
取付けねじ 24 ピン 25、200 HDDブラケット 25a HDD取付け部 25b HDD固定面 26 HDD固定台 28a、28b、203a〜203d HDDブラケッ
ト取付けねじ 29 POWブラケット 100 筐体 200 HDDブラケット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部筐体と、該内部筐体が収納される外
    部筐体とを有し、前記内部筐体が前記外部筐体から所定
    の方向に引き出し可能に構成されていることを特徴とす
    るサーバのユニット構造。
  2. 【請求項2】 外部筐体は、内部筐体の底面が接する面
    側に補強板を有し、 前記補強板は、前記内部筐体の底面と接する接触面を有
    し、該接触面が、所定の幅で、前記内部筐体が引き出さ
    れる方向に伸びていることを特徴とする請求項1に記載
    のサーバのユニット構造。
  3. 【請求項3】 補強板は、接触面の所定の箇所にストッ
    パーを有し、内部筐体は、前記補強板と接する面の所定
    の位置に突起を有し、前記内部筐体が引き出された状態
    で、前記ストッパーに前記突起が引っ掛かるように構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載のサーバの
    ユニット構造。
  4. 【請求項4】 補強板は、断面形状がL字状のもの、も
    しくは該形状のものの組み合わせよりなることを特徴と
    する請求項2に記載のサーバのユニット構造。
  5. 【請求項5】 外部筐体は、筐体の一部が折り曲げられ
    た折り曲げ部を有し、該折り曲げ部は、内部筐体が収納
    された状態でその内部筐体の所定の面が当接されるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサ
    ーバのユニット構造。
  6. 【請求項6】 内部筐体は、引き出される面に取っ手を
    有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項
    に記載のサーバのユニット構造。
  7. 【請求項7】 内部筐体は、箱状のものであって、所定
    の面が開口している、もしくは取外し可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に
    記載のサーバのユニット構造。
  8. 【請求項8】 内部筐体の所定の箇所に設けられた固定
    台と、 少なくとも1つのハードディスク装置が取付けられ、前
    記固定台に固定されるブラケットとをさらに有し、 前記ブラケットおよび固定台は、一方に穴が形成され、
    他方に突起が形成されており、前記突起が前記穴に引っ
    掛かることで前記ブラケットが前記固定台に固定される
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載
    のサーバのユニット構造。
  9. 【請求項9】 穴は鉤状の開口であって、第1の方向に
    沿って開けられた第1の開口部と、該第1の開口部と連
    続する、前記第1の方向に対して略直角となる第2の方
    向に沿って開けられた第2の開口部とを有し、前記第1
    の開口部の幅は突起の直径より大きく、前記第2の開口
    部の幅は前記突起を嵌合させることが可能な大きさであ
    ることを特徴とする請求項8に記載のサーバのユニット
    構造。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つのハードディスク装置
    が取付けられるブラケットと、 前記ブラケットが固定される固定台とを有し、 前記ブラケットおよび固定台は、一方に穴が形成され、
    他方に突起が形成されており、前記突起が前記穴に引っ
    掛かることで固定されることを特徴とするハードディス
    ク装置の取付け構造。
  11. 【請求項11】 穴は鉤状の開口であって、第1の方向
    に沿って開けられた第1の開口部と、該第1の開口部と
    連続する、前記第1の方向に対して略直角となる第2の
    方向に沿って開けられた第2の開口部とを有し、前記第
    1の開口部の幅は突起の直径より大きく、前記第2の開
    口部の幅は前記突起を嵌合させることが可能な大きさで
    あることを特徴とする請求項10に記載のハードディス
    ク装置の取付け構造。
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