JP2002295941A - マルチルーム型冷蔵庫及びその制御方法 - Google Patents
マルチルーム型冷蔵庫及びその制御方法Info
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Abstract
短縮してエネルギーを節減できるマルチルーム型冷蔵庫
を提供する。 【解決手段】 内部に温度感知のためのセンサが設けら
れた複数の貯蔵室(1,2)と、各貯蔵室をそれぞれ冷
却させるように設けられた複数の蒸発器(6a,6b)
と、分岐される冷媒管を介して複数の蒸発器に冷媒を供
給する圧縮機3と、各蒸発器への冷媒供給を選択制御す
るように各蒸発器の入口側流路に設けられる開閉弁(1
0a,10b)と、複数の貯蔵室のうちいずれか一つの
貯蔵室を圧縮機の動作制御のための基準室として決定す
る基準室決定手段と、基準室決定手段を介して定まった
基準室の温度変化により圧縮機の起動を制御する制御手
段とを備える。
Description
に詳しくは複数の貯蔵室を有するマルチルーム型冷蔵庫
に採用された圧縮機の駆動時期調節を通してサイクルを
安定化させると共に、エネルギーを節減できるようにし
たマルチルーム型冷蔵庫及びその制御方法に関する。
チルーム型冷蔵庫は、各貯蔵室に冷気を供給するための
蒸発器が別設されており、一つの圧縮機から供給される
冷媒が分岐型冷媒管を介して各貯蔵室の蒸発器に供給さ
れるようになっている。特に、キムチなどを保管するた
めに蒸発器の冷媒管が貯蔵室の壁面に内設され、冷気が
貯蔵室の壁面を通して貯蔵室の内部に伝達されるように
する特殊な目的の冷蔵庫の場合はさらにそうである。
に別設された温度センサを通してそれぞれの内部温度を
感知するようになっており、各貯蔵室で感知された温度
情報は冷蔵庫の運転を制御する制御部に伝達され圧縮機
の起動を制御するようになっている。また、各蒸発器に
連結された冷媒管の中途には、制御部の制御信号に応じ
て開閉される開閉弁が設けられ、圧縮機から供給される
冷媒が該当する蒸発器に供給されるようになっている。
囲以上に上がった時温度センサを介してこれを感知し、
制御部が開閉弁の制御を通して該当する貯蔵室の蒸発器
に連結された冷媒管をオープンすると共に、圧縮機を起
動させることにより冷却が求められる貯蔵室の冷却がな
されるようにする。
ム型冷蔵庫は各貯蔵室の温度が全て設定範囲以下に下が
った状態の時圧縮機の駆動が止まり、いずれか一つの貯
蔵室であっても設定範囲以上の上がった状態の時は早速
圧縮機が駆動されるように制御されるため、圧縮機の動
作が頻繁になってサイクルが安定化できないのみなら
ず、エネルギーの無駄遣いが大きな問題となった。
点を勘案して案出されたもので、その目的は圧縮機の起
動を冷却負荷が相対的に大きくかかる貯蔵室を基準に制
御させることにより、頻繁な圧縮機の起動と停止を防い
でサイクルを安定化させるのみならず、全体的に圧縮機
の駆動時間を短縮して所要エネルギーを節減できるよう
にしたマルチルーム型冷蔵庫及びその制御方法を提供す
るところにある。
めの本発明に係るマルチルーム型冷蔵庫は、複数の貯蔵
室と該各貯蔵室をそれぞれ冷却させるように設けられた
複数の蒸発器と、分岐される冷媒管を介して前記複数の
蒸発器に冷媒を供給する圧縮機と、該各蒸発器への冷媒
供給を選択制御するように前記蒸発器の入口側の流路に
設けられる開閉弁と、前記複数の貯蔵室のうち冷却負荷
が相対的に大きくかかるいずれか一つの貯蔵室を前記圧
縮機の動作制御のための基準室として決定する基準室決
定手段と、該基準室決定手段を通して定まった前記基準
室の温度変化により前記圧縮機の起動を制御する制御手
段と、を備えることを特徴とする。
の貯蔵室のうちいずれか一つを前記基準室として予め選
択できる選択スイッチであることを特徴とする。また、
本発明は、前記基準室決定手段が所定時間中前記各貯蔵
室の独立冷却がなされるようにした後、前記各貯蔵室と
関わる前記各開閉弁のオープン累計時間を比較して、前
記開閉弁のオープン累計時間が大きい方の貯蔵室が前記
基準室として決定されるようにすることを特徴とする。
の温度センサの設けられた複数の貯蔵室と、該各貯蔵室
をそれぞれ冷却させるように設けられた複数の蒸発器
と、分岐される冷媒管を介して前記複数の蒸発器に冷媒
を供給する圧縮機と、前記各蒸発器への冷媒供給を選択
制御するように前記蒸発器の入口側の流路に設けられる
複数の開閉弁とを備えるマルチルーム型冷蔵庫の制御方
法において、該複数の貯蔵室のうち冷却負荷が相対的に
大きくかかるいずれか一つの貯蔵室を前記圧縮機の動作
制御のための基準室として決定する段階と、該基準室決
定段階を通して設定された基準室の温度により前記圧縮
機の起動を制御する基準室制御段階とを含む。
ッチの操作を通した使用者の選択により前記基準室が定
まることを特徴とする。
室のうちいずれか一つでも冷却が求められる時、該当す
る貯蔵室の開閉弁が開きながら前記圧縮機が動作される
ように制御される独立制御段階と、前記独立制御を行う
所定の時間中前記複数の開閉弁それぞれのオープン時間
を累計する段階と、前記各開閉弁のオープン累計時間を
比較してオープン累計時間が最大の開閉弁と関わる一つ
の貯蔵室を前記基準室と決定する段階とを含むことを特
徴とする。
室のうちいずれか一つでも冷却が求められる時、該当す
る貯蔵室の開閉弁が開きながら前記圧縮機が動作される
ように制御される独立制御段階と、前記独立制御段階を
行う所定の時間中前記各貯蔵室の温度が設定温度範囲以
上に保たれた時間を累計する段階と、該累計段階を通し
て累計された時間を比較して設定温度範囲以上に保たれ
た時間が長い側の貯蔵室を前記基準室と決定する段階と
を含むことを特徴とする。
室の温度が設定範囲以上の時のみ該基準室に関わる前記
開閉弁が開きながら前記圧縮機の動作が始まるように制
御される段階と、該圧縮機が動作された場合前記基準室
以外の各貯蔵室の温度を感知する段階と、前記基準室以
外の各貯蔵室温度が設定範囲以上の時該当する貯蔵室の
開閉弁をオープンし、設定範囲以下の時閉まった状態を
保つように制御する段階と、前記基準室の温度と前記基
準室以外の貯蔵室の内部温度が全て設定範囲以下の時圧
縮機の動作を止まるように制御する段階とを含むことを
特徴とする。
の制御方法は、前記基準室決定段階と前記基準室制御段
階を行う過程において前記各貯蔵室を開閉するドアのオ
ープンがある場合、前記基準室決定段階から再実行させ
ることを特徴とする。
明の望ましい実施形態を詳述する。本発明に係るマルチ
ルーム型冷蔵庫は、図1に示した通り、相互区画された
第1貯蔵室1及び第2貯蔵室2を備え、各貯蔵室1、2
には貯蔵物の収納が可能なようにそれぞれ開閉自在なド
ア1a、2aを備える。また、マルチルーム型冷蔵庫は
各貯蔵室1、2を冷却させるための冷却装置を構成する
ものとして、通常の圧縮機3、凝縮器4、冷媒膨張装置
5a、5b、蒸発器6a、6bとを備える。
部空間をそれぞれ冷却させうるように別の第1蒸発器6
aと第2蒸発器6bで構成される。そして圧縮機3、凝
縮器4、冷媒膨張装置5a、5b、二つの蒸発器6a、
6b間には冷媒循環が可能なように冷媒管7、8が連結
される。
a、6bの入口に連なる冷媒管7は中途で分岐され、各
蒸発器6a、6bの出口から圧縮機3に連なる冷媒管8
は中途で一つに合体される。また、第1蒸発器6aと第
2蒸発器6bはキムチなどのような熟成食品の冷蔵保管
のために冷媒管が各貯蔵室1、2の壁面に接するように
内設される形態の直冷式の蒸発器で構成され、冷気を貯
蔵室1、2の壁面を通して内部に伝達させる。冷媒膨張
装置5a、5bは通常の毛細管で構成され、各蒸発器6
a、6bの入口と連なる冷媒管7の中途にそれぞれ設け
られる。
及び圧縮機3の動作を制御するためのものとして、第1
貯蔵室1及び第2貯蔵室2の温度をそれぞれ感知する第
1温度センサ9a及び第2温度センサ9b、各貯蔵室
1、2のドア1a、2aの開閉を感知する第1ドアセン
サ13a及び第2ドアセンサ13b、各蒸発器6a、6
bへの冷媒供給を制御する第1開閉弁10a及び第2開
閉弁10b、そしてこのような装置らの動作制御のため
の制御手段として通常のマイコン11を備える。
は第1貯蔵室1と第2貯蔵室2内にそれぞれ設けられ、
各ドアセンサ13a、13bは各貯蔵室のドア1a、2
aと隣接する部分に設けられる。第1開閉弁10aと第
2開閉弁10bは各蒸発器6a、6bの入口に連なる冷
媒管7の中途にそれぞれ設けられる(マイコンの制御信
号を通して圧縮機を駆動させる圧縮機駆動部及び開閉弁
を駆動させる各開閉弁の駆動部は制御回路を構成するの
に際して通常のものなので説明を省く)。ここで本実施
形態は貯蔵室が二つに区画された冷蔵庫の場合を形態と
して説明しているが、貯蔵室が三つまたはそれ以上に区
画される場合であっても蒸発器、温度センサ、ドアセン
サ、開閉弁の数量に違いがあるだけ、基本的な構成は前
述した場合と同じくすれば良い。
9bとマイコン11との間、各ドアセンサ13a、13
bとマイコン11との間、各開閉弁10a、10bとマ
イコン11との間、圧縮機3とマイコン11との間の制
御信号伝送のための結線を示した図である。これは、各
温度センサ9a、9bを介した各貯蔵室1、2の温度情
報と各ドアセンサ13a、13bを介した各貯蔵室1、
2のドア開閉情報がマイコン11に伝達されるようにし
た。マイコン11はかかる情報を通して各貯蔵室1、2
の条件を判断して、圧縮機3の動作及び各開閉弁10
a、10bの開閉動作を制御できるようにした。
的に収納される貯蔵物の量が多くか内部温度設定範囲が
低くて冷却負荷が大きくかかる貯蔵室を基準室として選
択し、該基準室の状態により圧縮機3の起動を制御させ
ることによりサイクルの安定化を期するのみならず全体
的な圧縮機3の動作時間を短縮してエネルギー節減でき
るようにしたことが特徴である。
が直接に基準室を選定したり、マイコンの判断により基
準室が自動に決定されうるようにするためのものとし
て、図2に示したような選択スイッチ12が設けられ
る。この選択スイッチ12は使用者が選択スイッチ12
のダイヤル操作を通して第1貯蔵室1や第2貯蔵室2の
うちいずれか一つを直接に基準室として選択したり、自
動制御モードを選択できるように構成される。そして、
選択スイッチ12は、図1に示した通り、選択された情
報がマイコン11に伝えられるようにマイコン11に連
携される。一方、かかる選択スイッチ12は、通常の複
数のボタン(図示せず)で構成することもできる。
ーム型冷蔵庫の制御動作を説明する。図3に示した通
り、冷蔵庫が稼働されれば、マイコン11は選択スイッ
チ12を通した基準室選択情報が分かるために選択スイ
ッチ12の信号を検出する(S101)。そして、これを
通して選択スイッチ12(図2参照)の選択情報が自動モ
ードであるか、手動モード(第1貯蔵室と第2貯蔵室と
して選択される)であるかを判断する(S102)。この
際、選択スイッチ12の情報が自動モードでないと判断
された場合は選択された基準室が第1貯蔵室1であるか
第2貯蔵室2であるかを決定し(S103)、選択スイッ
チ12を介して定まった情報に基づき直ちに基準室制御
段階(S400)を行う。そして、段階102において自
動モードであると判断される時は、マイコン11自ら基
準室を判断するための所定時間の独立制御段階(S20
0)を行う。
通り、各貯蔵室の温度センサ9a、9bを介して第1貯
蔵室1と第2貯蔵室2の温度をそれぞれ測定した後(S
201、S202)、第1貯蔵室1の温度が設定範囲以
上に上がったのかを判断する(S203)。そして第1貯
蔵室1の温度が上昇したか否かを決定した後は第2貯蔵
室2の温度が設定範囲以上に上がったのかを判断する
(S204、S206)。この際、第1貯蔵室1と第2貯
蔵室2の温度が全て設定範囲以上の場合は第1開閉弁1
0aと第2開閉弁10bを開けた後(S205)、圧縮機
3を駆動させる(S213)。第1貯蔵室1の温度が設定
範囲以内であり、第2貯蔵室2の温度のみ設定範囲以上
に上がった場合は第1開閉弁10aが閉り(S207)、
第2開閉弁10bを開けた後(S208)、圧縮機3を駆
動させる(S213)。二つの貯蔵室1、2の温度が全て
設定範囲以内の場合は第1開閉弁10aと第2開閉弁1
0bを全て閉めた後(S209)、圧縮機3を閉まった状
態のままにする(S210)。第1貯蔵室1の温度が設定
範囲以上に上がり、第2貯蔵室2の温度が設定範囲以内
の場合は第1開閉弁10aが開き(S211)、第2開閉
弁10bが閉まった後(S212)、圧縮機3の駆動がな
されるようにする(S213)。そして圧縮機3が駆動さ
れた場合は追って第1貯蔵室1と第2貯蔵室2のうち一
つを圧縮機3の起動のための基準室として決めるように
第1開閉弁10aと第2開閉弁10bのオープン時間を
累計する(S214)。かかる制御は各貯蔵室1、2のう
ちいずれか一つでも冷却が求められる時圧縮機3が起動
され該当する貯蔵室1、2の冷却がなされるようにし、
各開閉弁10a、10bのオープン時間累計(S214)
を通して各貯蔵室1、2の冷却負荷を判断できるように
する。
3に示した通り、所定時間中持続させる(S220)。こ
の際、独立制御を行う所定時間は通常冷蔵庫が最初稼働
された以後に冷却サイクルが安定化されるまでの時間に
定めれば良い。そして設定された所定の時間が経過さ
れ、前述したような独立制御段階(S200)が終了され
た後は、独立制御段階(S200)を行う過程において第
1貯蔵室1と第2貯蔵室2のうちいずれの方が冷却負荷
が大きくかかっているのかを判断し、冷却負荷が大きく
かかった方を基準室として定める基準室決定段階(S3
00)を行う。
た通り、前述した独立制御段階(S200)において各貯
蔵室1、2のうちいずれの一方が冷却負荷が大きくかか
っているのかを判断するため、第1開閉弁10aのオー
プン累計時間が第2開閉弁10bのオープン累計時間よ
り長いのかを判断する(S301)。この際、第1貯蔵室
1と関わる第1開閉弁10aのオープン累計時間が第2
貯蔵室2と関わる第2開閉弁10bのオープン累計時間
より長いことと判断されれば、第1貯蔵室1を圧縮機3
の起動制御のための基準室と決定し(S302)、第2貯
蔵室2を従属室と決定する(S303)。逆の場合は第2
貯蔵室2を基準室と決定し(S304)、第1貯蔵室1を
従属室と決定する(S305)。そして、基準室決定段階
(S300)において基準室が決定された後は基準室制御
段階(S400)を行う(図3参照)。
独立制御段階(S200)と基準室決定段階(S300)を
行う過程において基準室を決定する他の方法としては、
各貯蔵室1、2の温度が設定温度範囲以上に保たれた時
間をそれぞれチェックし、これを比較判断して設定温度
範囲以上に保たれた時間が長い方の貯蔵室を基準室とし
て決定することもできる。かかる方法により、独立制御
段階(S300)ではマイコン11が各開閉弁10a、1
0bのオープン累計時間を累計する段階(S214)の代
りに、第1貯蔵室1と第2貯蔵室2の温度が設定温度範
囲以上に保たれた時間をチェックして累計する段階を行
う。そして基準室決定段階(S300)では各開閉弁10
a、10bのオープン累計時間を比較判断する段階(S
301)の代りに、各貯蔵室1、2の温度が設定温度範
囲以上に保たれた累計時間を相互比較した後、設定温度
範囲以上に保たれた時間が長い側の貯蔵室を基準室と決
定する。
た通り、まず各貯蔵室1、2のうち前述した基準室決定
段階(S300)で定まった基準室の温度を感知した後
(S401)、基準室の温度が設定範囲以上であるかを判
断する(S402)。形態えば、基準室決定段階(S30
0)で第1貯蔵室1が基準室と決定され、第2貯蔵室2
が従属室と決定された場合は、第1貯蔵室1の第1温度
センサ9aを介して第1貯蔵室1の内部温度を感知した
後、第1貯蔵室1の温度が設定範囲以上であるかを判断
する。
囲以上であると判断される時は、基準室と関わる基準室
の開閉弁をオープンた後(S404)圧縮機3を動作させ
(S405)、逆の場合は圧縮機3が止まった状態を保た
せる(S403)。これは、圧縮機3の起動が基準室とし
て指定された貯蔵室の条件によりなされるようにした。
すなわち第1貯蔵室1が基準室の場合、第1貯蔵室1の
温度が設定範囲以上に上がった時のみ圧縮機3の起動が
なされるようにした。
室と指定された貯蔵室の温度を感知し(S406)、従属
室の温度が設定範囲以上であるかを判断する(S40
7)。この際、従属室の内部温度が設定された範囲以上
であると判断された時は、従属室の蒸発器側に冷媒が供
給され従属室の冷却がなされるように従属室と関わる開
閉弁をオープンする(S409)。逆に、従属室の内部温
度が設定範囲以下であると判断された時は、従属室と関
わる開閉弁が閉まった状態を保つようにし、段階401
に復帰させる(S408)。すなわち、この際は基準室の
冷却のみなされるようにする。このような形態の制御は
基準室の冷却のために圧縮機が動作された後従属室が冷
却したか否かを判断し、従属室の冷却が求められる場合
のみ従属室の冷却を行えるようにした。
却が進まれた後(S409)には再び基準室の温度を感知
し(S410)、基準室の温度が設定範囲以上であるかを
判断する(S411)。この際、基準室の内部温度が設定
範囲以上であると判断されれば、段階406に復帰させ
基準室の冷却を続ける。そして基準室の内部温度が設定
範囲以下に下がったことと判断されれば、基準室と関わ
る開閉弁を閉めて基準室の冷却は止め、段階406に復
帰させ従属室の冷却は引き続き進ませる(S412)。
は基準室と従属室の内部温度が全て設定範囲以下に下が
った後動作が止まるようにしたことである。すなわち圧
縮機3の起動は基準室の温度条件に従うが、圧縮機3の
動作終了は基準室と従属室の温度が全て設定範囲以下に
下がった時可能なようにしたことである。これは一応圧
縮機3が起動された後は圧縮機3ができるだけ持続的に
動作されるようにすることによりサイクルが安定化でき
るようしたことであり、圧縮機3の頻繁な起動を防止し
て全体的に圧縮機3の動作時間を短縮してエネルギーを
節減するようにした。
独立制御段階(S200)と基準室決定段階(S300)及
び基準室制御段階(S400)を行う全ての過程におい
て、ドアセンサ13a、13bを介して各貯蔵室1、2
のドア1a、2aが開いたことと感知される場合にはド
アインターラプトが生じて全ての制御過程を最初の段階
から再実行させる(S500)。一方、ドア1a、2aが
開かない場合は引き続き基準室制御段階(S400)を保
たせる。
をさらに貯蔵したり既に貯蔵されていた貯蔵物を取出す
ことにより、各貯蔵室1、2の貯蔵条件が変わる場合に
鑑みたことである。すなわち、各貯蔵室1、2の貯蔵量
の変動により各貯蔵室1、2が冷却条件が変わる時、基
準室決定のための独立制御段階から再実行した後、これ
を通して新たに定まった基準室に基づき前述した基準室
制御がなされるようにした。一方、使用者が貯蔵物の収
納後直接に選択スイッチ12の操作を通して第1貯蔵室
1と第2貯蔵室2のうち貯蔵物の保管量が多い箇所を基
準室と決定した場合は、前述した独立制御段階(S20
0)と基準室決定段階(S300)を経ず直ちに選択され
た基準室に基づき基準室制御段階(S400)を行う。
ーム型冷蔵庫は、冷却負荷が相対的に大きくかかるいず
れか一つの貯蔵室が基準室として決定され、基準室と決
定された貯蔵室の条件に従って圧縮機の起動が制御され
るので、圧縮機の頻繁な動作が防止されサイクルが安定
化するのみならず、全体的に圧縮機の駆動時間が短縮さ
れ省エネルギーに寄与する効果がある。
ル構成図である。
れた基準室選択スイッチの構成を示した図である。
な制御過程を示した流れ図である。
程を示した流れ図であって、独立制御過程を示した図で
ある。
程を示した流れ図であって、基準室決定過程を示した図
である。
程を示した流れ図であって、基準室制御過程を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の貯蔵室と、該各貯蔵室をそれぞれ
冷却させるように設けられた複数の蒸発器と、分岐され
る冷媒管を介して前記複数の蒸発器に冷媒を供給する圧
縮機と、前記各蒸発器への冷媒供給を選択制御するよう
に前記蒸発器の入口側の流路に設けられる開閉弁と、前
記複数の貯蔵室のうち冷却負荷が相対的に大きくかかる
いずれか一つの貯蔵室を前記圧縮機の動作制御のための
基準室に決定する基準室決定手段と、該基準室決定手段
を介して定まった前記基準室の温度変化により前記圧縮
機の起動を制御する制御手段と、を備えることを特徴と
するマルチルーム型冷蔵庫。 - 【請求項2】 前記基準室決定手段は、前記複数の貯蔵
室のうちいずれか一つを前記基準室として予め選択でき
る選択スイッチであることを特徴とする請求項1に記載
のマルチルーム型冷蔵庫。 - 【請求項3】 前記基準室決定手段は、所定時間中前記
各貯蔵室の独立冷却がなされるようにした後、前記各貯
蔵室と関わる前記各開閉弁のオープン累計時間を比較し
て、前記開閉弁のオープン累計時間が大きい側の貯蔵室
が前記基準室として決定されるようにすることを特徴と
する請求項1に記載のマルチルーム型冷蔵庫。 - 【請求項4】 内部温度の感知のための温度センサが設
けられた複数の貯蔵室と、前記各貯蔵室をそれぞれ冷却
させるように設けられた複数の蒸発器と、分岐される冷
媒管を介して前記複数の蒸発器に冷媒を供給する圧縮機
と、前記各蒸発器への冷媒供給を選択制御するように該
蒸発器の入口側の流路に設けられる開閉弁と、を備える
マルチルーム型冷蔵庫の制御方法において、前記複数の
貯蔵室のうち冷却負荷が相対的に大きくかかるいずれか
一つの貯蔵室を前記圧縮機の動作制御のための基準室と
して決定する段階と、前記基準室決定段階を通して定ま
った基準室の温度に応じて前記圧縮機の起動を制御する
基準室制御段階と、を含むマルチルーム型冷蔵庫の制御
方法。 - 【請求項5】 前記基準室決定段階は、選択スイッチの
操作を通した使用者の選択により前記基準室が定まるこ
とを特徴とする請求項4に記載のマルチルーム型冷蔵庫
の制御方法。 - 【請求項6】 前記基準室決定段階は、前記各貯蔵室の
うちいずれか一つでも冷却が求められる時、該当する貯
蔵室の開閉弁が開きながら前記圧縮機が動作されるよう
制御される独立制御段階と、前記独立制御段階を行う所
定の時間中前記複数の開閉弁の各オープン時間を累計す
る段階と、前記各開閉弁のオープン累計時間を比較して
オープン累計時間が最大の開閉弁と関わる一つの貯蔵室
を前記基準室と決定する段階とを含むことを特徴とする
請求項4に記載のマルチルーム型冷蔵庫の制御方法。 - 【請求項7】 前記基準室決定段階は、前記各貯蔵室の
うちいずれか一つでも冷却が求められる時、該当する貯
蔵室の開閉弁が開きながら前記圧縮機が動作されるよう
に制御される独立制御段階と、該独立制御段階を行う所
定時間中前記各貯蔵室の温度が設定温度範囲以上に保た
れた時間を累計する段階と、該累計段階を通して累計さ
れた時間を比較して設定温度範囲以上に保たれた時間が
長い方の貯蔵室を前記基準室と決定する段階とを含むこ
とを特徴とする請求項4に記載のマルチルーム型冷蔵庫
の制御方法。 - 【請求項8】 前記基準室決定段階と前記基準室制御段
階を行う過程において、前記各貯蔵室を開閉するドアの
オープンがある場合は前記基準室決定段階から再実行さ
せることを特徴とする請求項4に記載のマルチルーム型
冷蔵庫の制御方法。 - 【請求項9】 前記基準室制御段階は、前記基準室の温
度が設定範囲以上の時のみ前記基準室に関わる前記開閉
弁が開きながら前記圧縮機の動作が始まるように制御さ
れる段階と、前記圧縮機が動作された場合前記基準室以
外の各貯蔵室の温度を感知する段階と、前記基準室以外
の各貯蔵室の温度が設定範囲以上の時該当する貯蔵室の
開閉弁をオープンし、設定範囲以下の時閉まった状態を
保つように制御する段階をさらに含むことを特徴とする
請求項4に記載のマルチルーム型冷蔵庫の制御方法。 - 【請求項10】 前記基準室制御段階は、前記基準室の
温度と前記基準室以外の貯蔵室の内部温度が全て設定範
囲以下の時圧縮機の動作が止まるように制御する段階を
さらに含むことを特徴とする請求項9に記載のマルチル
ーム型冷蔵庫の制御方法。
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