JP2002295821A - ごみ投入方法およびごみ焼却施設 - Google Patents
ごみ投入方法およびごみ焼却施設Info
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Abstract
み投入方法を提供する。 【解決手段】分別収集されたプラスチック片などの分別
ごみを貯留する分別ごみ用エリア1Aおよび生ごみを貯
留する生ごみ用エリア1Bからなるごみ貯留部1と、ご
みを燃焼させる焼却炉4と、ごみ貯留部1に貯留された
ごみをバケットにて掴んで焼却炉4内に投入するための
クレーン装置5とを有するごみ焼却施設におけるごみの
投入方法であって、クレーン装置5のバケットを下降さ
せて分別ごみ用エリア1A内の分別ごみを、バケットに
て投入するごみ投入量に対して所定割合以下となるよう
な量でもって掴んだ後、生ごみ用エリア1B内の生ごみ
上に降ろし、次にバケットの昇降および開閉動作によ
り、分別ごみと生ごみとを例えば2回混合させた後、こ
の混合されたごみを掴んで焼却炉4内に投入する方法で
ある。
Description
びごみ焼却施設に関するものである。
ットには、木材、プラスチック類などの乾燥ごみと、水
分を多量に含んだ生ごみとに大きく分けて貯留されてい
るものがある。なお、破砕された乾燥ごみが投入される
場合もある。
は、クレーン装置に吊持されたバケットにより掴まれて
焼却炉内に投入されているが、焼却炉内での燃焼状態を
できるだけ良好に保つために、投入の合間に、ピット内
のごみ全体を攪拌していた。
炉内に投入するごみを投入の合間に攪拌したとしても、
限られたスペースおよび限られた時間では限界があると
ともに、ピット内におけるごみ質にもむらがあるため、
攪拌されたごみにもむらがあり、したがって良好な燃焼
状態が得られないという問題があった。
れるごみ投入方法およびごみ焼却施設を提供することを
目的とする。
に、本発明のごみ投入方法は、分別された分別ごみを貯
留する分別ごみ用エリアおよび一般ごみを貯留する一般
ごみ用エリアを有するごみ貯留部と、ごみを燃焼させる
焼却炉と、上記ごみ貯留部に貯留されたごみをバケット
にて掴んで焼却炉内に投入するためのクレーン装置とを
有するごみ焼却施設におけるごみの投入方法であって、
上記クレーン装置のバケットを下降させて分別ごみ用エ
リア内の分別ごみを、バケットにて焼却炉に投入するご
み投入量に対して所定割合以下となるような量でもって
掴んだ後、一般ごみ用エリア内の一般ごみ上に降ろし、
次にバケットの上下動および開閉動作により、分別ごみ
と一般ごみとを複数回混合させた後、この混合されたご
みを掴んで焼却炉内に投入する方法である。
た分別ごみを貯留する分別ごみ用エリアおよび一般ごみ
を貯留する一般ごみ用エリアを有するごみ貯留部と、ご
みを燃焼させる焼却炉と、上記ごみ貯留部に貯留された
ごみをバケットにより把持して焼却炉内に投入するため
のクレーン装置と、このバケットによるごみの投入動作
を行わせるごみ投入制御装置とを有するごみ焼却施設で
あって、上記ごみ投入制御装置を、バケットにて焼却炉
に投入するごみ投入量に対して所定割合以下となるよう
な設定量でもって分別ごみを掴むための掴み制御部と、
この掴み制御部にて掴まれた掴み量が設定量を超えた場
合に、バケットを開いて掴んだごみの量を減らすための
掴み量調整部とを具備し、且つ上記掴み制御部に、開か
れたバケットが分別ごみ上に載置された状態から上昇と
ともに閉指令により閉じる状態までの間において、バケ
ットによる掴み量と設定量とを比較する第1掴み量判断
部を設け、上記掴み量調整部に、上記第1掴み量判断部
で掴み量が設定量を超えていると判断された場合に、バ
ケットを開指令により所定角度でもって開く間に、バケ
ットにより掴まれたごみの掴み量と設定量とを比較して
掴み量が設定量以下となった場合に上記掴み量制御部側
の制御に戻す第2掴み量判断部、およびこの第2掴み量
判断部にて掴み量が設定量を超えた場合で且つバケット
が上記所定角度で開いた後に、バケットにより掴まれた
ごみの掴み量と設定量とを比較して掴み量がまだ設定量
を超えている場合には、再度、上記第2掴み量判断部に
制御を戻すための再掴み量判断部を具備したものであ
る。
成によると、ごみをクレーン装置に設けられたバケット
により掴んで焼却炉に投入する際に、まず分別ごみ用エ
リア内の分別ごみを、焼却炉内に投入するごみ投入量に
対して所定割合以下となるような量でもって掴んだ後、
一般ごみ用エリア内の一般ごみ上に降ろし互いに混合さ
せるようにしているため、限られたスペースおよび限ら
れた時間でピット内のごみ全体を攪拌する場合に比べ
て、むらなく且つ確実に混合させることができる。
るごみ投入方法およびごみ焼却施設を、図1〜図4に基
づき説明する。
明する。このごみ焼却施設には、図1に示すように、分
別収集されるとともに破砕された木材片、プラスチック
片などの可燃乾燥ごみでもある分別ごみを貯留する分別
ごみ用エリア1(1A)および一般家庭から出た水分を
多く含む生ごみ(一般ごみ)を貯留する複数の生ごみ用
エリア(一般ごみ用エリア)1(1B)を有するごみ貯
留部2と、例えば2個のごみ投入口3が設けられたごみ
燃焼用の焼却炉4と、上記ごみ貯留部2の各エリア1に
貯留されたごみを焼却炉4内に投入するクレーン装置5
とが具備されている。なお、ごみ貯留部2内に2つのご
み用エリア1(1A,1B)を設けたが、例えば両エリ
ア1(1A,1B)間に仕切壁を設けて、ピットを2個
設けるようにしてもよい。
に、ごみ貯留部2の上方を左右に設けられた一対のガイ
ドレール11を介して走行自在に設けられたガーダクレ
ーン12と、このガーダクレーン12に横行自在に設け
られた横行台車13と、この横行台車13上に質量検出
手段であるロードセル14を介して配置された巻上機1
5と、この巻上機15に巻き取られたワイヤー16の先
端に設けられたごみ把持用のグラブバケット(以下、バ
ケットという)17とから構成されており、勿論、横行
台車13の横行により、バケット17はエリア1上とご
み投入口3との間で移動される。
ように、上記クレーン装置5を制御してごみ貯留部2内
のごみを焼却炉4内に投入するためのごみ投入制御装置
21が具備されている。
ア1A内の分別ごみを、バケットにて焼却炉4内に投入
するごみ投入量に対して所定割合以下(ごみ質による
が、例えば15%程度)となるような量(以下、設定量
ともいう)でもって掴んだ後、生ごみ用エリア1B内の
生ごみ上に降ろして所定の投入量を掴む(把持する)た
めの投入割合制御部22と、掴んだ生ごみを生ごみと混
合する混合制御部23と、混合されたごみをほぼ所定量
掴んでごみ投入口3から焼却炉4内に投入するための投
入制御部24とが具備されている。
およびその動作を、図4に示すフローチャートに基づき
説明する。この投入割合制御部22は、概略的には、上
述したように、分別ごみを、バケット17にて投入する
ごみ投入量に対してほぼ所定割合となるような設定量
(この設定量については、ある程度の上下幅の範囲で設
けられるものであり、以下の説明において、特に言及し
ない場合には、上限値が用いられる)でもって掴むため
の掴み制御部31と、この掴み制御部31にて掴まれた
掴み量が設定量を超えた場合に、バケット17を開いて
掴んだごみの量を減らすための掴み量調整部32とから
構成されている。
する。この掴み量制御部31は、掴み動作の開始指令に
より、バケット7が開かれた状態で下降された後、ごみ
の表面に着地しているか否かの着地判断部41と、この
着地後にバケット17を閉じながらゆっくりと微速上昇
させてごみを掴むための閉指令部42と、この掴み動作
により掴まれたごみ量(質量)をロードセル14により
測定するとともに、この測定量を入力し上記設定量と比
較する第1掴み量判断部43と、この第1掴み量判断部
43にて掴み量が設定量以下であると判断された場合で
且つバケット17が閉じられたか否かを判断する(例え
ば、バケットを開閉させる油圧力を検出することにより
判断される)閉端判断部44と、この閉端判断部44に
て閉じられたと判断された場合に閉動作を停止させる閉
指令停止部45と、閉指令停止後にバケット17がごみ
表面から離れたことを確認する地切り完了判断部46
と、上記バケット17による掴み量が設定量の下限値を
超えているか否かを確認するための掴み量確認部47と
から構成されている。
ていない場合には、第1掴み量判断部43に戻り、また
地切り完了判断部46で完了していない場合には、閉端
判断部44に戻りそれぞれの処理が引き続き実行され、
さらに掴み量確認部47で掴んだ量が下限値以下である
場合には、最初の掴み動作に戻される。
る。この掴み量調整部32は、上記第1掴み量判断部4
3にて、掴み量が設定量を超えている場合に、バケット
17をタイマにより所定時間(例えば、数秒程度)だけ
開く(要するに、バケットを所定角度だけ開く)ための
開指令部51および開指令出力タイマ経過判断部52
と、この開指令部51による開動作の間において、掴み
量と設定量とを比較するとともに掴み量が設定量以下に
なった場合に、掴み量制御部31の閉指令部42の制御
に戻すための第2掴み量判断部53と、所定時間経過し
てバケット17の開動作が終了した後、開動作を停止さ
せるとともに、タイマによりこの停止状態を所定時間
(例えば、数秒程度)続けるための開指令停止部54お
よび開指令停止タイマ経過判断部55と、この停止状態
を維持する所定時間が経過する前に、掴み量と設定量と
を比較するとともに掴み量が設定量以下になった場合
に、その制御を掴み量制御部31の閉指令部42に戻す
ための第3掴み量判断部(再掴み量判断部)56と、同
所定時間の経過後に、掴み量と設定量とを比較するとと
もに掴み量が設定量以下になった場合に、制御を掴み量
制御部31の閉指令部42に戻すための第4掴み量判断
部(再掴み量判断部)57とから構成されている。
み量判断部57にて掴み量が設定量を超えた場合に、制
御は開指令部51に戻される。また、上記混合制御部2
3は、上記掴み量制御部22にて掴まれた分別ごみを、
例えば生ごみの上に投下した後、バケット17を大きく
開きごみを掴み上げ、そしてまた開いてごみを投下する
手順を、複数回、例えば2〜3回繰り返して行うための
ものである。
17により、混合されたごみを所定の投入量を掴み、ご
み投入口3から焼却炉4内に投入するためのものであ
る。次に、このごみ焼却施設でのごみ投入方法について
説明する。
(1A)には木材片、プラスチック片などの分別ごみ
が、また生ごみ用エリア1(1B)には一般家庭から排
出される生ごみがそれぞれ貯留される。なお、各エリア
1には、ごみ搬入用の複数の扉が設けられている。
みが、ごみ投入用クレーン装置5により焼却炉4内に投
入されるが、このごみの投入動作は、ごみ投入制御装置
21により自動的に行われる。以下、このごみ投入動作
について説明する。
が、投入割合制御部22により、所定量だけ、具体的に
は焼却炉4へのバケット17による1回の投入量に対し
て所定割合(例えば、15%程度)となる設定量だけ掴
まれる。
ト17が開かれた状態で分別ごみ用エリア1A内に降ろ
されて着地された後、閉指令によりバケット17が閉じ
られるとともにゆっくりと上げられて、分別ごみが掴ま
れる。
量、すなわち掴み量が、ロードセル14を介して連続的
に測定されており、バケット17が閉じられるまでに、
上記設定量を超えた場合には、第1掴み量判断部43に
より、制御動作が掴み量調整部32に移り、開指令部5
1によりバケット17が所定時間すなわち所定角度でも
って開かれてごみの掴み量が減らされる。この後、第3
または第4掴み量判断部56,57にて、掴み量と設定
量とが比較されて、掴み量が設定量以下になった場合、
制御が掴み量制御部31側に移り、バケット17が閉じ
られことになる。なお、掴み量が設定量を超えた場合に
は、再び、開指令部51の制御に戻されて所定時間の開
動作により、さらにバケット17が所定角度でもって開
かれて、ごみの量がさらに減らされる。
み量が設定量以下になったと判断され、そしてバケット
17が閉じられるとともに地面であるごみ層から離れた
(地切り完了)と判断された後、掴み量確認部47に
て、掴み量が下限値を上回っているか否かの確認の判断
が行われ、すなわち掴んだごみの量が少な過ぎるかどう
か判断される。
を上回っていると判断された場合には、すなわち掴み量
制御部31により、焼却炉4への投入量に対してほぼ所
定割合の分別ごみがバケット17により掴まれると、隣
の生ごみ用エリア1B内に降ろされ、混合制御部23に
よるバケットの昇降(上下動)および開閉動作により、
分別ごみと生ごみとが複数回(例えば、2〜3回程度)
混合される。
よるバケット17の掴みおよび投入動作により、所定の
投入量分だけ掴まれて、ごみ投入口3から焼却炉4内に
投入される。
が下限値以下である場合には、最初の制御に戻り、掴み
動作がやり直される。このように、ごみをクレーン装置
5に設けられたバケット17により掴んで焼却炉4に投
入する際に、まず分別ごみ用エリア1A内の分別ごみ
を、焼却炉4内に投入するごみ投入量に対して所定割合
以下となるような量でもって掴み、そして生ごみ用エリ
ア1B内に投下して生ごみと混合させた後、焼却炉4内
に投入するようにしているため、従来のように、ごみ質
にむらがあるごみ全体を、しかもクレーンの余力(クレ
ーンの空き)に応じて非定常的に攪拌する場合に比べ
て、むらなく且つ確実に混合することができ、したがっ
て良好な燃焼状態を得ることができる。
み制御部31において、地切り完了動作後に、掴み量が
設定値の下限値を上回っているか否かの判断を行う掴み
量確認部47を設けたが、この掴み量確認部47を設け
ずに、ともかく、バケット17による掴み量が設定量を
超えていなければ、次の混合制御部23に移り、生ごみ
と混合させるようにしてもよい。
置の構成の説明を分かり易く説明するために、機能に応
じて、判断、指令などの処理部に分けて説明したが、通
常、これらの機能、すなわち各処理部は、必要に応じて
まとめられて設けられている。
びごみ焼却施設の構成によると、ごみをクレーン装置に
設けられたバケットにより掴んで焼却炉に投入する際
に、まず分別ごみ用エリア内の分別ごみを、焼却炉内に
投入するごみ投入量に対して所定割合以下となるような
量でもって掴んだ後、一般ごみ用エリア内の一般ごみ上
に降ろし互いに混合させるようにしているため、従来の
ように、限られたスペースおよび限られた時間でピット
内のごみ全体を攪拌する場合に比べて、むらなく且つ確
実に混合することができ、したがって良好な燃焼状態を
得ることができる。
略構成を示す平面図である。
成を示す側面図である。
略構成を示すブロック図である。
るフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】分別された分別ごみを貯留する分別ごみ用
エリアおよび一般ごみを貯留する一般ごみ用エリアを有
するごみ貯留部と、ごみを燃焼させる焼却炉と、上記ご
み貯留部に貯留されたごみをバケットにて掴んで焼却炉
内に投入するためのクレーン装置とを有するごみ焼却施
設におけるごみの投入方法であって、 上記クレーン装置のバケットを下降させて分別ごみ用エ
リア内の分別ごみを、バケットにて焼却炉に投入するご
み投入量に対して所定割合以下となるような量でもって
掴んだ後、一般ごみ用エリア内の一般ごみ上に降ろし、 次にバケットの上下動および開閉動作により、分別ごみ
と一般ごみとを複数回混合させた後、この混合されたご
みを掴んで焼却炉内に投入することを特徴とするごみ投
入方法。 - 【請求項2】分別された分別ごみを貯留する分別ごみ用
エリアおよび一般ごみを貯留する一般ごみ用エリアを有
するごみ貯留部と、ごみを燃焼させる焼却炉と、上記ご
み貯留部に貯留されたごみをバケットにより把持して焼
却炉内に投入するためのクレーン装置と、このバケット
によるごみの投入動作を行わせるごみ投入制御装置とを
有するごみ焼却施設であって、 上記ごみ投入制御装置を、バケットにて焼却炉に投入す
るごみ投入量に対して所定割合以下となるような設定量
でもって分別ごみを掴むための掴み制御部と、 この掴み制御部にて掴まれた掴み量が設定量を超えた場
合に、バケットを開いて掴んだごみの量を減らすための
掴み量調整部とを具備し、 且つ上記掴み制御部に、開かれたバケットが分別ごみ上
に載置された状態から上昇とともに閉指令により閉じる
状態までの間において、バケットによる掴み量と設定量
とを比較する第1掴み量判断部を設け、 上記掴み量調整部に、上記第1掴み量判断部で掴み量が
設定量を超えていると判断された場合に、バケットを開
指令により所定角度でもって開く間に、バケットにより
掴まれたごみの掴み量と設定量とを比較して掴み量が設
定量以下となった場合に上記掴み量制御部側の制御に戻
す第2掴み量判断部、およびこの第2掴み量判断部にて
掴み量が設定量を超えた場合で且つバケットが上記所定
角度で開いた後に、バケットにより掴まれたごみの掴み
量と設定量とを比較して掴み量がまだ設定量を超えてい
る場合には、再度、上記第2掴み量判断部に制御を戻す
ための再掴み量判断部を具備したことを特徴とするごみ
焼却施設。
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