JP2002295359A - 軸流水車発電装置 - Google Patents

軸流水車発電装置

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Koichiro Shimizu
水 光一郎 清
Kaneo Sugishita
下 懷 夫 杉
Yasumi Kizaki
崎 康 巳 木
Masahiko Nakazono
薗 昌 彦 中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷遮断時に発生する回転上昇を機械的に抑
制することにより発電機の最大上昇回転数を低く押さえ
ることで、設計強度の小さい発電機を使用できるように
し、もって発電装置のコンパクト化を図ると同時に出力
単価コストの低減を達成する。 【解決手段】 水車の回転軸7と発電機8の回転軸が平
行になるように動力伝動装置11、10を介してケーシ
ング1の外側に当該発電機8を設けるとともに、水車回
転軸7または発電機回転軸の回転速度が負荷遮断により
定格回転速度を超えたときに、発電機の回転速度上昇を
抑制する回転速度抑制手段16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流水車発電装置
に係り、特に、負荷遮断時に発生する回転上昇を機械的
に抑制することのできる軸流水車発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の軸流型水車発電装置の一種
であるチューブラ水車を概念的に示す図である。この軸
流型水車発電装置は、外側円筒1と内側円筒2の間に
は、ガイドベーン3とランナベーン4およびランナボス
5とでエネルギーを回収する水車が構成されている。内
側円筒2の内部には、軸7とこれに直結する発電機8が
内蔵されている。
【0003】図示していない上池から外側円筒1内に流
入した水は、ガイドベーン3で整流された後、ランナベ
ーン4を通過する際に、ランナボス6を回転させて吸出
し管5に流入し、図示しないない下池に流出する。ラン
ナボス6の回転は軸7を介して発電機8を回す動力とし
て伝達され、電気的出力が得られる。
【0004】このような軸流型水車発電装置では、水
車、発電機8を構成するそれぞれの部品は、圧力などの
力に対応した強度設計がなされており、また、回転に対
しては、系統の負荷が遮断された時に発生する最大上昇
回転数に対応した強度設計がなされている。したがっ
て、その設計によって軸流発電装置のサイズが決定さ
れ、それに応じた土木工事費用などを含め、最終的にそ
の発電装置としての出力単価が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、発電機出力が
比較的大きい発電装置では、出力単価は低くなる傾向と
なるが、小型の発電装置では、逆に高くなる傾向があ
る。特に、マイクロ水車と呼ばれる出力100kW以下
クラスの超小型水車の場合では、最大上昇回転数に対応
して設計された発電機のサイズがその発電容量に対して
相対的に大きくなるため、その最大上昇回転数が出力単
価コストが大きくさせる要因となる。
【0006】また、コスト低減を目的として、市販品の
発電機を使用する場合でも、最大上昇回転数に強度上対
応できるものを選択する必要があり、その場合も、発電
装置のサイズが大きくなり、出力単価コスト低減の目的
が達成できないなどの問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、負荷遮断時に発生する回転上昇
を機械的に抑制することにより発電機の最大上昇回転数
を低く押さえることで、設計強度の小さい発電機を使用
できるようにし、もって発電装置のコンパクト化を図る
と同時に出力単価コストの低減を達成することのできる
軸流水車発電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、流路を形成するケーシン
グと、前記ケーシング内に収容される内筒と、前記ケー
シングと内筒の間に設置された回転羽根車を有する軸流
水車と、発電機とを備える水車発電装置において、前記
水車の回転軸と前記発電機の回転軸が平行になるように
動力伝動装置を介して前記ケーシングの外側に当該発電
機を設けるとともに、前記水車回転軸または発電機回転
軸の回転速度が負荷遮断により定格回転速度を超えたと
きに、発電機の回転速度上昇を抑制する回転速度抑制手
段を設けたことことを特徴とするものである。
【0009】この請求項1の発明によれば、負荷遮断が
発生した際に、水車および発電機の回転上昇を抑制でき
るため、負荷遮断時の回転数上昇を考慮にいれた最大上
昇回転速度に対応させて強度設計する必要がなくなる。
したがって、最大上昇回転速度を小さくすることが可能
となるので、設計強度を低く設定することが可能とな
り、装置のコンパクト化およびコスト低減が可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による軸流水車発電
装置の実施形態について、添付の図面を参照しながら説
明する。 第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態による軸流水車発電装置
を示すもので、図1(a)は縦断面図、図1(b)は正
面図である。1は流路を形成するケーシングとしての外
側円筒で、2は内側円筒である。外側円筒1と内側円筒
2の間には、ガイドベーン3とランナベーン4およびラ
ンナボス6とでエネルギーを回収する水車が構成されて
いる。水車自体の構造は、内側円筒2の内部には発電機
が内蔵されていないことを除いて図8と同じである。外
側円筒1の外側には、発電機8が据付ベース14を介し
て設置されている。この発電機8の回転軸と、ランナボ
ス6と連結されている回転軸7とは平行になっている。
回転軸7の一端部側には、スプロケット9が取り付けら
けれている。変速機10は、水車の回転速度を発電機の
回転速度に合わせられるように、変速比を任意に変える
ことができるようになっており、外側円筒1の外側に設
置されている。この変速機10に接続される入力軸50
にはスプロケット51が設けられており、スプロケット
51と前記スプロケット9の間には、チェーン11が巻
き掛けられている。そして、変速機10は入力軸50か
らの回転を所定の変速比で変速し、出力軸12へ出力す
る。この変速機10の出力軸12は発電機8の入力軸1
3に連結されており、これらの構成によって水車の回転
が発電機8に伝達されて発電を行うようになっている。
なお、これらの構成において、チェーン伝動機構の替わ
りにベルト伝動機構を用いるものとしてもよい。
【0011】この軸流水車発電装置は、発電装置設置仕
様に応じて一品一様で製作される従来の一般的な水力発
電装置と異なっている。発電機8を外側円筒1の外側に
据え付け、チェーン11で水車の動力を発電機8に伝達
するようになっているため、例えば、水車は標準仕様で
設計製作したものを用い、発電機8の方は発電設備設置
仕様に応じた任意の仕様出力のものを組み合わせること
ができる構造になっている。
【0012】しかして、本実施形態による軸流水車発電
装置では、水車の回転軸7には、定格回転速度よりも大
きい回転速度になるとブレーキ作用を回転軸7に及ぼし
この回転軸7の回転を制動する遠心力式ブレーキ16が
接続されている。この第1実施形態では、遠心力式ブレ
ーキ装置16によって、水車の回転軸7または発電機8
の回転軸の回転速度が負荷遮断により定格回転速度を超
えたときに、発電機の回転速度上昇を抑制する回転速度
抑制手段を構成するようになっている。
【0013】次に、本実施形態による軸流水車発電装置
の作用効果について説明する。発電運転中に負荷遮断が
発生すると、水車の負荷が低下するにしたがって、水車
の回転速度が上昇を始める。水車の回転速度がさらに上
昇していって定格回転速度を超えると、水車の回転軸7
に接続されている遠心力式ブレーキ装置16が作動し、
回転軸7を制動する。これにより、水車の回転速度上昇
は抑制され、さらにはチェーン11、変速機10を介し
て回転が伝達されている発電機8の回転上昇をも抑制さ
れる。
【0014】以上のようにして負荷遮断が発生した際
に、水車および発電機8の回転上昇を抑制できるため、
従来のように、負荷遮断時の回転数上昇を考慮にいれた
最大上昇回転数に対応させて強度設計する必要がなくな
る。したがって、最大上昇回転速度を小さくすることが
可能となるので、設計強度を低く設定することが可能と
なる。
【0015】例えば、出力100kW以下クラスの発電
装置の場合、発電機8を小型出力型でかつ、上記のよう
に設計強度を低く設定した安価な発電機を用いて据え付
けすればよい。そして水車の回転速度に対して発電機要
求回転速度が異なる場合は、変速機10の変速比を替え
えればよい。同様に水車についても設計強度を低くして
製作コストを低減でき、発電装置全体として、装置の小
型コンパクト化並びに出力単価コストを低減化すること
ができる。
【0016】次に、図2は、回転速度抑制手段として、
図1の遠心力式ブレーキ装置16に替えて、遠心力式ク
ラッチ装置18を適用した実施の形態である。この図2
において図1と同一の構成要素には、同一の参照符号を
付してその詳細な説明は省略する。この実施形態では、
変速機10の出力軸12と発電機8の入力軸13は遠心
力式クラッチ装置18を介して接続されている。遠心力
式クラッチ装置18は、定格回転速度よりも大きい回転
速度になると作動するようになっている。
【0017】したがって、本実施形態によれば、発電運
転中に負荷遮断が発生して、水車の回転軸7または発電
機8の回転軸の回転速度が定格回転速度を超えたときに
は、遠心力式クラッチ装置18が作動し変速機10の出
力軸12と発電機8の入力軸13との連結を切るため、
発電機の回転速度の上昇を抑制することができる。これ
によって、図1の遠心力式ブレーキ装置16の実施形態
と同様の効果が得られ、発電装置全体として、装置の小
型コンパクト化並びに出力単価コストを低減化すること
できる。
【0018】次に、図3に示す実施形態は、回転速度抑
制手段として、変速機10と発電機8との間にドラム式
またはディスク式のブレーキ装置20を設け、定格回転
速度よりも大きい回転速度になったときにブレーキ駆動
装置22がブレーキ装置20を作動させるようにしたも
のである。
【0019】図4は、ブレーキ駆動装置22の構成例を
示す図である。この図4において、参照符号24はブレ
ーキ駆動用のシリンダである。このシリンダ14の内部
には、圧縮ばね25が収容されており、この圧縮ばねの
25の弾性力によってピストン26は付勢されている。
圧縮ばね25とは反対側の空間は、高圧の空気または高
圧の液体が供給されるシリンダ室27になっている。ピ
ストン26と連結している操作ロッド28は、シリンダ
14の外部まで延出し、この操作ロッド28の先端部は
図3のブレーキ装置20と接続されている。通常の発運
転中は、シリンダ室27に導入された高圧の流体によっ
て、圧縮ばね26は押し縮められていて、この状態では
ブレーキ装置20は作動しないようになっている。
【0020】シリンダ14は、入口ポート29と出口ポ
ート30が設けられ、出口ポート30に流体を導出する
配管には電磁弁32が設けられている。この電磁弁32
は、弁制御装置33により開閉制御される。なお、34
は、水車の回転速度を検出する回転速度検出器である。
【0021】以上のように構成される実施形態によれ
ば、発電運転中は水車の回転速度は、回転速度検出器3
4により検出され、その検出信号は弁制御装置33に導
入される。弁制御装置33は、現在の回転速度と定格回
転速度とを比較し、定格回転速度以下であれば、電磁弁
33を閉じた状態にしておく。
【0022】負荷遮断が発生して、水車の回転速度が上
昇し出力定格回転速度を超えたときには、弁制御装置3
3は、電磁弁32を開とする指令を与える。これによ
り、電磁弁32が開いてシリンダ室27が開放されるた
め、それまで圧縮されていた圧縮ばね26の弾性力でピ
ストン26が前進し操作ロッド28が延びてブレーキ装
置20を作動させる。
【0023】こうしてブレーキ装置20が作動する結
果、発電機の回転速度の上昇を抑制することができる。
これによって、図1の遠心力式ブレーキ装置16、図2
の遠心力式クラッチ18と各実施形態と同様の効果が得
られ、発電装置全体として、装置の小型コンパクト化並
びに出力単価コストを低減化することできる。
【0024】第2実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態による軸流水車発電装
置を示す。この第2実施形態は、水車の回転軸7に回転
羽根車を設け、この回転羽根車の回転運動エネルギーを
液体で吸収することで水車を制動する機構を回転速度抑
制手段として構成した実施形態である。なお、図5にお
いて、図1と同一の参照符号は同一の構成要素を示して
おり、その詳細な説明は省略する。
【0025】図5において、参照符号36は回転羽根車
を示している。この回転羽根車36は水車の回転軸7の
一端部に取り付けられているとともに、内側円筒2の内
部において水車軸と同軸に形成され、図示しないシール
装置で仕切られた羽根車室38に収容されている。この
羽根車室38には、上流から圧力の高い水などの液体を
羽根車室38に注入するための注入側配管40と、羽根
車室38の液体を外部に排出するための排出側配管42
が接続されている。注入側配管40は水車上流から水を
取り入れてその水を遠隔操作弁41を介して羽根車室3
8に導入する管路を形成している。排出側配管42に
は、同様に管路を開閉する遠隔操作弁43が設けられて
いる。これらの遠隔操作弁41、43は、図示しない弁
制御装置によって、以下のように、負荷遮断の発生と連
動する予め決められたシーケンスで開閉されるようにな
っている。
【0026】通常の発電運転時では、羽根車室38の内
部は空になっていて空気のみが入っているので、水車の
回転とともに羽根車36はほとんど抵抗を受けない状態
で回転している。このとき、遠隔操作弁41、43は共
に閉じられている。
【0027】負荷遮断が発生して、水車の回転速度が上
昇し出力定格回転速度を超えたときには、図示しない弁
制御装置は、遠隔操作弁41を開とする指令をこれに与
える。遠隔操作弁41が開くことによって水車上流の流
路から圧力水が注入側配管40を流れて羽根車室38に
注水され、羽根車室38は水で満たされる。これにより
羽根車36は、水中で回転することになるため、大きな
抵抗を受け、水車のエネルギーは水に吸収されて回転速
度の上昇が効果的に抑制されることになる。
【0028】こうして水車の回転速度の上昇を抑制する
ことができため、上述の各実施形態と同様の効果が得ら
れ、発電装置全体として、装置の小型コンパクト化並び
に出力単価コストを低減化することできる。
【0029】次に、図6は、羽根車室38に水や空気を
給排する配管の他の実施例を示す図である。この図6に
おいて、参照符号44が水車上流の流路から圧力水を注
入するための注入側配管で、46が羽根車室38の水を
排出するための排出側配管である。これらの注入側配管
44、排出側配管46の途中にはそれぞれ遠隔操作弁4
5、47が設けられている。また、注入側配管44と排
出側配管46は、合流して1本の配管になって羽根車室
38に接続されている。
【0030】一方、参照符号48は、羽根車室38に空
気を給排するための空気用配管である。この空気用配管
48の途中にも管路を開閉する遠隔操作弁49が設けら
れている。この遠隔操作弁49については、空気用配管
48に設けた方が好ましいがなくてもよい。
【0031】以上ような配管構成において、通常の発電
運転時には、羽根車室38は空気だけが満たされている
のは図5の実施形態と同様であるが、負荷遮断が発生し
て、水車の回転速度が上昇し出力定格回転速度を超えた
ときには、遠隔操作弁45と遠隔操作弁49を開とし
て、遠隔操作弁47を閉に切り換える。これにより、注
入側配管44から加圧水が羽根車室38内に満たされて
いく。これと同時に、空気は空気用配管48から外部に
排出されていくので、円滑にしかも迅速に空気と水との
入れ替えを行うことができる。なお、負荷遮断が発生し
た際の回転速度抑制作用は上述した通りであるのでその
説明は省略する。
【0032】次に、図7は、図6の給排系を更に改良し
た実施の形態を示す図である。ここでは、注入側配管4
4と、排出側配管46が合流して羽根車室38まで延び
る配管には、ノズル50が設けられ、このノズル50か
ら加圧水が羽根車室38内に噴出されるようになってい
る。このノズル50は、好ましくは、図7に示されるよ
うに、羽根車36の回転方向と反対方向を指向して当該
羽根車36に向けて加圧水を噴出するような向きになっ
ている。
【0033】以上のような構成において、負荷遮断が発
生した時には、遠隔操作弁45と遠隔操作弁49を開と
して、遠隔操作弁47を閉に切り換える。これにより、
注入側配管44を通った流路の加圧水は、ノズル50か
ら噴流となって羽根車36に当たり、羽根車36は大き
な抵抗を受ける。さらに、羽根車室38内は水で満たさ
れていくので、水の抵抗も同時に受け、噴流と水の両方
の抵抗を受け、より効果的に回転速度の上昇を抑制する
ことが可能となる。 なお、噴流の効果を維持させるた
めに、遠隔操作弁49を開けたままの状態にして、水を
空気用配管から排出するようにしてもよい。通常の発電
運転に復帰するためには、遠隔操作弁47を開として遠
隔操作弁45を閉として、排出側配管46から水を排出
する。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、負荷遮断時などに発生する水車および発電機
の回転上昇が抑制されるため、従来に比べて設計最大回
転速度を低く設定した装置設計が可能となることから、
装置の小型コンパクト化およびコスト低減が可能とな
り、出力単価コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸流水車発電装置の第1の実施形
態を示す図で、図1(a)は縦断面図、図1(b)は正
面図。
【図2】同第1実施形態において、回転速度抑制手段と
して遠心式ブレーキの替わりに遠心式クラッチを用いた
実施形態を示す断面図。
【図3】同第1実施形態において、回転速度抑制手段と
して遠心式ブレーキの替わりにドラムブレーキとその駆
動装置を用いた実施形態を示す断面図。
【図4】ブレーキ駆動装置を示す構成説明図。
【図5】本発明による軸流水車発電装置の第2の実施形
態を示す断面図。
【図6】第2実施形態において、回転速度抑制手段とし
ての羽根車室に水や空気を給排する配管の他の実施例を
示す図。
【図7】羽根車室に水や空気を給排する配管のさらに他
の実施例を示す図。
【図8】従来の軸流水車発電装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 外側円筒 2 内側円筒 3 ガイドベーン 4 ランナベーン 6 ランナボス 7 回転軸 8 発電機 9 スプロケット 10 変速機 11 チェーン 16 遠心式ブレーキ装置 18 遠心式クラッチ装置 20 ブレーキ装置 22 ブレーキ駆動装置 24 ブレーキ駆動用シリンダ 33 弁制御装置 36 回転羽根車 38 羽根車室 50 ノズル
フロントページの続き (72)発明者 杉 下 懷 夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 木 崎 康 巳 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中 薗 昌 彦 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H072 AA09 BB17 CC31 3H073 AA09 AA27 BB32 CC12 CC25 CD12 CD15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路を形成するケーシングと、前記ケーシ
    ング内に収容される内筒と、前記ケーシングと内筒の間
    に設置された回転羽根車を有する軸流水車と、発電機と
    を備える水車発電装置において、 前記水車の回転軸と前記発電機の回転軸が平行になるよ
    うに動力伝動装置を介して前記ケーシングの外側に当該
    発電機を設けるとともに、前記水車回転軸または発電機
    回転軸の回転速度が負荷遮断により定格回転速度を超え
    たときに、発電機の回転速度上昇を抑制する回転速度抑
    制手段を設けたことを特徴とする軸流水車発電装置。
  2. 【請求項2】前記回転速度抑制手段は、前記水車回転軸
    または発電機回転軸を制動する遠心式ブレーキ装置から
    なることを特徴とする請求項1に記載の軸流水車発電装
    置。
  3. 【請求項3】前記回転速度抑制手段は、前記動力伝動装
    置との接続を断接する遠心式クラッチ装置からなること
    を特徴とする請求項1に記載の軸流水車発電装置。
  4. 【請求項4】前記回転速度抑制手段は、前記水車回転軸
    または発電機回転軸を制動するドラム式またはディスク
    式ブレーキと、負荷遮断により定格回転を越えたときに
    前記ブレーキを作動させるブレーキ駆動装置とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸流水車発電装置。
  5. 【請求項5】前記回転速度抑制手段は、前記水車軸上に
    水密に区画された部屋内に回転羽根車を収容し、負荷遮
    断が発生した場合に、前記部屋内に水を注入する配管を
    設けるとともに、この注水用配管を開く第1の遠隔操作
    弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の軸流水車
    発電装置。
  6. 【請求項6】前記注水用配管から供給される圧力水を前
    記部屋内に注水するノズルを設け、このノズルの向きを
    前記部屋内の回転羽根車の回転方向と反対方向に指向さ
    せたことを特徴とする請求項5に記載の軸流水車発電装
    置。
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