JP2002294732A - マンホール蓋 - Google Patents

マンホール蓋

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JP2002294732A
JP2002294732A JP2001101887A JP2001101887A JP2002294732A JP 2002294732 A JP2002294732 A JP 2002294732A JP 2001101887 A JP2001101887 A JP 2001101887A JP 2001101887 A JP2001101887 A JP 2001101887A JP 2002294732 A JP2002294732 A JP 2002294732A
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Kenji Igawa
憲二 井川
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Shinko Industries Co Ltd
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SHINKO SANGYO TRADING
Shinko Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、取り付け作業及び取り外し作業が
容易で、作業性に優れるとともに集塵機の各機器のメン
テナンス性に優れ、低原価で量産できると共に施工性に
優れたマンホール蓋を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のマンホール蓋は、側縁部が支持
枠部材上に載置される略平板状の内蓋と、下端部が支持
枠部材上に載置され内蓋を囲繞する側壁と、側縁部が側
壁に載置される略平板状の外蓋と、外蓋及び内蓋並びに
側壁により形成された断熱材収納部に収納された断熱材
と、を備え、断熱材が、前記側壁の内面に当接させて環
状に配設され耐熱性繊維で形成された繊維質断熱材が耐
熱性クロスで被覆された被覆ブロックを備えている構成
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型集塵機や気密
性を要する装置室等の開口部に設置されているマンホー
ル蓋に関する。特に、火力発電やゴミ焼却炉、工場等で
発生する排ガスから粉塵を除去する集塵機に好適に用い
られるマンホール蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、有毒ガスや放射性物質を扱う
装置室は安全性を考慮して気密に構成されている。メン
テナンス時には屋根に配設された開口部のマンホール蓋
を取り外して作業が行われる。また、火力発電やゴミ焼
却炉、工場等で発生する排ガスから粉塵を除去する集塵
機において、集塵機へのリテーナの取り付け作業やバグ
フィルタの交換作業は、集塵機の上部に配設されている
マンホール蓋を取り外して行われている。また、集塵機
の内部は排ガスにより高温になるため集塵機の内部と外
気との間に多大な温度差が生じ、延いてはマンホール蓋
の内部側に結露が生じ、集塵機本体やマンホール蓋が腐
食するという問題点を有していた。このような集塵機本
体やマンホール蓋の腐食を防止するため、近年、上面が
外気に接する外蓋と、該外蓋の下方に配設された内蓋
と、該外蓋と該内蓋との間に介装された断熱材と、を備
えることにより、外気の温度と集塵機の内部の温度とを
遮断したマンホール蓋が開発されている。
【0003】以下、従来のマンホール蓋について、集塵
機用マンホール蓋を例に図面を用いて説明する。図12
は断熱材が配設されていない状態の従来のマンホール蓋
の一部破断斜視図であり、図13は断熱材収納部に配設
される断熱材の一部破段要部斜視図であり、図14は集
塵機の開口部に複数の従来のマンホール蓋が敷設された
状態を示す要部斜視図であり、図15は図14のB−B
線における矢視要部断面図である。図12乃至図15に
おいて、50は従来のマンホール蓋、51は集塵機本体
の上部の開口部に格子状に架設された断面が逆U字状の
チャンネル材等の支持枠部材、52は上端部にパッキン
保持溝52aが形成され下端部が後述の断熱材収納部側
に曲折された曲折部52bが形成された側壁であり、曲
折部52bの角部が支持枠部材51の上面の縁部に溶接
されている。53は後述の断熱材が保持される断熱材収
納部であり、四方に配設された側壁52により囲繞され
ている。54aは断熱材収納部53の上部を囲繞するよ
うにしてパッキン保持溝52aに保持された上側パッキ
ンであり、側壁52の上端部と後述の外蓋縁部材の下面
との間に介設されるとともに側壁52の上端部と後述の
外蓋縁部材の下面との間を密閉する。54bは断熱材収
納部53の下部を囲繞するようにして側壁52の曲折部
52bの上面に貼付された下側パッキンであり、曲折部
52bの上面と後述の内蓋との間に介設されるとともに
曲折部52bの上面と後述の内蓋との間を密閉する。5
5は断熱材収納部53の下方に配設された内蓋であり、
側壁52の曲折部52bに貼付された下側パッキン54
bの上面にボルト56aとナット56bとにより側縁部
が螺着されている。57は断熱材収納部53の上方に配
設された外蓋、57aは外蓋57の下面の側縁部に固定
されたアングル部材からなる外蓋縁部材、57bは外蓋
57の下面に固定された鋼板等からなる外蓋補強部材で
ある。外蓋57は外蓋縁部材57aが上側パッキン54
aに当接するように配設される。58は両端が隣接した
側壁52の側部に各々溶接され中心部にボルト孔を有す
る鋼板からなるボルト頭部係止部材、59はボルト頭部
係止部材58の上方に配設され中心部にボルト孔を有す
る鋼板からなる押圧部材であり、両端の下面が隣接する
外蓋57の上面の縁部を各々下方へ押圧する。60aは
ボルト頭部がボルト頭部係止部材58のボルト孔に係止
され押圧部材59の上面で先端部に係合ナット60bが
螺合された引張ボルトであり、押圧部材59は引張ボル
ト60aと係合ナット60bとによりボルト頭部係止部
材58側へ引っ張られる。61は耐熱性繊維で形成され
た断熱材収納部53に収納された繊維質断熱材、61b
は繊維質断熱材61a全体に被覆された耐熱性クロスで
ある。耐熱性クロス61bを繊維質断熱材61aに被覆
することにより、繊維質断熱材61aが側壁52等との
摩擦で型崩れを起こすことを防止する。
【0004】以上のように構成された従来のマンホール
蓋の取り付け方法及び取り外し方法について、以下図面
を参照しながら説明する。 (1)取り付け方法 まず、各々の支持枠部材51の縁部に側壁52の曲折部
52bの角部を溶接し、四方を側壁52に囲繞された断
熱材収納部53を形成する。この際、側壁52の隣接す
る端部どうしをシール溶接する。次いで、断熱材収納部
53の下部を囲繞させるように、曲折部52bの上面に
下側パッキン54bを貼付する。次いで、ボルト56a
及びナット56bを用いて、内蓋55の側縁部を側壁5
2の曲折部52bの上面に下側パッキン54bを介して
螺着する。次いで、断熱材61を断熱材収納部53内に
配設する。次いで、断熱材収納部53の上部を囲繞させ
るように、パッキン保持溝52aに上側パッキン54a
を嵌挿する。次いで、外蓋57の側縁部に固定された外
蓋縁部材57aが上側パッキン54a上に載置されるよ
うに外蓋57を配設する。次いで、隣接する側壁52の
側部にボルト頭部係止部材58の両端を各々溶接する。
次いで、隣接する外蓋57の上面に押圧部材59を載置
・架設する。次いで、ボルト頭部係止部材58のボルト
孔及び押圧部材59のボルト孔に引張ボルト60aを挿
入し、押圧部材59の上面に突出した引張ボルト60a
の先端部に係合ナット60bを螺合させる。係合ナット
60bを螺合させることにより、押圧部材59が下方に
押圧され、延いては、隣接する外蓋57の上面が下方へ
押圧され、側壁52の上端部と外蓋57の外蓋縁部材5
7aの下面とが上側パッキン54aを介して密閉され
る。 (2)取り外し方法 まず、係合ナット60bを引張ボルト60aから外し押
圧部材59を外す。次いで、外蓋57を外し、断熱材6
1を断熱材収納部53から取り出す。次いで、ボルト5
6a及びナット56bを取り外し、内蓋55を開ける。
内蓋55を開けたら、バグフィルタ(図示せず)の交換
等の集塵機の内部のメンテナンス等を行う。
【0005】しかしながら、上記従来のマンホール蓋は
以下の課題を有していた。 (1)断熱材61は、繊維質断熱材61aの全体を耐熱
性クロス61bで被覆して形成されるので、耐熱性クロ
ス61bの使用量が多く、生産性に欠けるという課題を
有していた。 (2)断熱材61は、断熱材収納部53と略同一の大き
さに形成されているので、断熱材61を断熱材収納部5
3に収納しづらく、作業性に欠けるという課題を有して
いた。 (3)マンホール蓋50を集塵機に取り付ける際に、支
持枠部材51の縁部に側壁52の曲折部52bを溶接す
る溶接作業を、集塵機の開口部に敷設する全てのマンホ
ール蓋50に対して行うため多大な労働力を必要とし作
業性に欠けるという課題を有していた。 (4)支持枠部材51の縁部及び側壁52の曲折部52
aの角部の略全部を溶接することにより、支持枠部材5
1や側壁52に熱膨張による歪みが生じるので、該歪み
を修正する作業に労力がかかり、作業性に欠けるという
課題を有していた。 (5)マンホール蓋50を集塵機に取り付ける際に、内
蓋55の側縁部を側壁52の曲折部52bに多数のボル
ト56a及びナット56bを用いて螺着する螺着作業
を、集塵機の開口部に敷設する全てのマンホール蓋50
に対して行うため多大な労働力を必要とし作業性に欠け
るという課題を有していた。 (6)マンホール蓋50を集塵機から取り外す際に、内
蓋55の側縁部に配設された多数のボルト56a及びナ
ット56bを取り外す作業を、集塵機の開口部に敷設さ
れた全てのマンホール蓋50に対して行うため多大な労
働力を必要とし作業性に欠けるとともにメンテナンス性
に欠けるという課題を有していた。 (7)外蓋57,断熱材61,内蓋55に対して、別々
に取り付け作業及び取り外し作業を行わなければならな
いので、多大な労働力を必要とし作業性に欠けるととも
にメンテナンス性に欠けるという課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、大型集塵機等のマンホール蓋の取り付け作業及び取
り外し作業が容易で、作業性に優れるとともに集塵機の
各機器のメンテナンス性に優れ、施工性に優れたマンホ
ール蓋を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のマンホール蓋は、以下の構成を有している。
【0008】本発明の請求項1に記載のマンホール蓋
は、開口部に格子状に架設されたチャンネル材等の支持
枠部材上に敷設されるマンホール蓋であって、a.側縁
部が前記支持枠部材上に載置される略平板状の内蓋と、
b.下端部が前記支持枠部材上に載置され前記内蓋の周
囲を囲繞する側壁と、c.側縁部が前記側壁の上端部に
載置される略平板状の外蓋と、d.前記外蓋及び前記内
蓋並びに前記側壁により形成された空間である断熱材収
納部に収納された断熱材と、を備え、前記断熱材が、前
記側壁の内面に当接させて環状に配設され耐熱性繊維で
形成された繊維質断熱材が耐熱性クロスで被覆された被
覆ブロックを備えている構成を有している。
【0009】この構成により、以下のような作用が得ら
れる。 (1)断熱材の側壁と接する部分には耐熱性クロスに被
覆された被覆ブロックが配置されるので、断熱材が側壁
との摩擦により型崩れすることがなく、耐久性に優れ
る。 (2)断熱材を断熱材収納部に収納する際は、環状に被
覆ブロックを配設し、その内側に繊維質断熱材を配設す
れば良いので、断熱材の収納が容易であり、施工性に優
れる。被覆ブロックとしては、側壁に沿って環状に形成
された一体型のもの、一辺毎に分割されたもの等が用い
られる。複数に分割された被覆ブロックを用いた場合
は、1ブロックあたりの大きさや重量が小さくなるので
断熱材収納部に容易に収納することができ作業性に優れ
るので好ましい。環状に配設された被覆ブロックの内側
には、成形されていない耐熱性繊維、耐熱性繊維がバイ
ンダ等によりブロック状に成形されたもの等が配設され
る。耐熱性繊維としては、ロックウールやガラスウー
ル、セラミック繊維等の無機繊維等が用いられる。特
に、ロックウールを用いた場合は、セラミック繊維より
低原価で量産性に優れ、また、ガラスウールより熱伝導
率が小さく断熱性に優れるので好ましい。耐熱性クロス
としては、セラミック繊維性や高シリカ繊維性、ガラス
繊維性、アラミド繊維性等の無機繊維性クロス等が用い
られる。特に、ガラス繊維性を用いた場合は、低原価で
量産性に優れ、充分な耐熱性を有するので好ましい。内
蓋や外蓋の形状は、支持枠部材の位置によって、矩形状
や六角形状等の多角形状や円形状等に形成される。外蓋
の縁部には、強度を向上させるため、アングル材等によ
り形成された外蓋縁部材を配設する場合もある。外蓋の
側縁部と側壁の上端部との間,側壁の下端部と支持枠部
材の上面との間,内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上
面との間には、ゴムパッキン等のシール部材が介設され
る。密閉性を高めるためである。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は請求項1
に記載のマンホール蓋であって、上端部が前記外蓋の下
面に配設され下端部が前記内蓋の上面に配設された連結
手段と、前記側壁の下部周縁部に形設された被押圧部
と、前記被押圧部を押圧し前記支持枠部材に前記側壁の
下端部を前記支持枠部材に係合して押圧する側壁押圧手
段と、を備えている構成を有している。
【0011】この構成により、請求項1の作用に加え、
以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等に取り付ける際、側
壁押圧手段により、側壁の下端部が支持枠部材の上面に
押圧されているので、側壁を取り付ける際の溶接作業が
極めて少なく、マンホール蓋の生産が従来の数分の1で
でき生産性に優れるともに、溶接作業が極めて少ないの
で支持枠部材等の熱膨張による熱劣化が生じにくく耐久
性に優れる。 (2)外蓋と内蓋が連結手段により連結されているの
で、外蓋,内蓋,断熱材を同時に取り付ける又は取り外
すことができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優れると
ともに、集塵機本体等のメンテナンス時の工期を著しく
削減できメンテナンス性に優れる。連結手段としては、
金属製や合成樹脂製の棒状体、弾性体を有し上下に伸縮
可能なもの等が用いられる。側壁としては、少なくとも
下端部を曲折されたものが好適に用いられる。支持枠部
材上に安定して載置することができ、また、側壁押圧手
段が被押圧部を下方へ押圧することにより側壁を支持枠
部材に押圧しながら立設することができるためである。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は請求項2
に記載のマンホール蓋であって、前記側壁押圧手段が、
a.両側部の下面が隣接する前記側壁の前記被押圧部の
上面に各々当接する側壁押圧部材と、b.前記側壁押圧
部材の略中央部に穿設された押圧ボルト孔と、c.前記
押圧ボルト孔の下方の前記支持枠部材に穿設された雌螺
子孔、又は、前記押圧ボルト孔の下方の前記支持枠部材
に固定された押圧ナットと、d.前記押圧ボルト孔に挿
入されボルト頭部が前記押圧ボルト孔に係止され先端部
が前記雌螺子孔又は前記押圧ナットに螺合される押圧ボ
ルトと、を備えている構成を有している。
【0013】この構成により、請求項2の作用に加え、
以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、押圧
ボルトを押圧ナットに螺合させることにより、側壁押圧
部材が支持枠部材に取り付けられるとともに、側壁の被
押圧部が側壁押圧部材の脚部の下端部により押圧され、
被押圧部の下面と支持枠部材の上面との間が密閉される
ので、側壁を取り付ける際に溶接作業をする必要がな
く、また、溶接作業を必要としないので支持枠部材の熱
膨張による熱劣化が生じにくく作業性に優れる。 (2)マンホール蓋を簡単な構成で確実に支持枠部材上
に固定でき、気密性を向上できる。 (3)機構が簡単でかつ固定効果が確実に得られるとと
もに、マンホール蓋の取り付け取り外し作業の作業性や
検証作業の作業性を向上できる。ここで、側壁押圧部材
の形状としては、隣接する側壁の被押圧部に上面に両脚
部の下端部が各々当接する逆U字状や両側部の下面が該
被押圧部に当接する平板状等が用いられる。
【0014】本発明の請求項4に記載のマンホール蓋
は、開口部に格子状に架設され上面に側壁が固定された
又は一体に形成されたチャンネル材等の支持枠部材上に
敷設されるマンホール蓋であって、a.側縁部が前記支
持枠部材上に載置される略平板状の内蓋と、b.側縁部
が前記側壁の上端部に載置される略平板状の外蓋と、
c.前記外蓋及び前記内蓋並びに前記側壁により形成さ
れた空間である断熱材収納部に収納された断熱材と、を
備え、前記断熱材が、前記側壁の内面に当接させて環状
に配設され耐熱性繊維で形成された繊維質断熱材が耐熱
性クロスで被覆された被覆ブロックを備えている構成を
有している。
【0015】この構成により、以下のような作用が得ら
れる。 (1)断熱材の側壁と接する部分には耐熱性クロスに被
覆された被覆ブロックが配置されるので、断熱材が側壁
との摩擦により型崩れすることがなく、耐久性に優れ
る。 (2)断熱材を断熱材収納部に収納する際は、環状に被
覆ブロックを配設し、その内側に繊維質断熱材を配設す
れば良いので、断熱材の収納が容易であり、施工性に優
れる。 (3)側壁が予め支持枠部材に固定されているので、改
めて側壁を配設する必要がなく、作業性に優れる。 (4)従来のマンホール蓋の支持枠部材に溶接・固定さ
れている側壁をそのまま利用することができるので、生
産性に優れると共に汎用性に優れる。ここで、外蓋の側
縁部と側壁の上端部との間,側壁の下端部と支持枠部材
の上面との間,内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面
との間には、ゴムパッキン等のシール部材が介設され
る。密閉性を高めるためである。被覆ブロックの形状や
耐熱性繊維や耐熱性クロス、外蓋、内蓋としては、請求
項1と同様のものが用いられるので、その説明を省略す
る。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は請求項4
に記載のマンホール蓋であって、上端部が前記外蓋の下
面に配設され下端部が前記内蓋の上面に配設された連結
手段を備えている構成を有している。
【0017】この構成により、請求項4の作用に加え、
以下のような作用が得られる。 (1)外蓋と内蓋が連結手段により連結されているの
で、外蓋,内蓋,断熱材を同時に取り付ける又は取り外
すことができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優れると
ともに、集塵機本体等のメンテナンス時の工期を著しく
削減できメンテナンス性に優れる。ここで、連結手段と
しては、金属製や合成樹脂製の棒状体、弾性体を有し上
下に伸縮可能なもの等が用いられる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は請求項1
乃至5の内何れか一項に記載のマンホール蓋であって、
前記連結手段が、連結ロッドである構成を有している。
【0019】この構成により、請求項1乃至5の内何れ
か一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)連結手段の構成部材が連結ロッドのみであるの
で、集塵機マンホール蓋のメンテナンス性に優れるとと
もに生産性に優れる。 (2)断熱材の取り換え作業の作業性に優れる。ここ
で、連結ロッドとしては、金属製や合成樹脂製のもの等
が用いられる。また、連結ロッドは外蓋又は内蓋の一方
にロッド挿入孔を設け、他方の内側にロッドの先端の螺
子部を該蓋の外側から螺合させるとともに、外側をシー
ル部材でシールすることもできる。これにより、外蓋と
内蓋の結合を容易にしかつ断熱材の取り換えも簡単にで
きる。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は請求項1
乃至5の内何れか一項に記載のマンホール蓋であって、
前記連結手段が、弾性体を有する弾性連結機構である構
成を有している。
【0021】この構成により、請求項1乃至5の内何れ
か一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、外蓋
引張手段により外蓋を下方へ押圧することにより、外蓋
は下方へ移動する。外蓋が下方へ移動することにより、
弾性連結機構は伸縮させられる。伸縮させられた弾性連
結機構の下端部が弾性体の復元力により内蓋の上面を押
圧し、内蓋の下面と支持枠部材の上面が密閉される。よ
って、外蓋が外蓋引張手段により下方へ押圧されること
により、側壁の上端部と外蓋の下面の側縁部との密閉及
び内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同
時にすることができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優
れる。 (2)外蓋と内蓋が弾性連結機構により連結されている
ので、外蓋,内蓋,断熱材を同時に取り付ける又は取り
外すことができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優れる
とともに、集塵機のメンテナンス性に優れる。ここで、
弾性体としては、コイルばねや筒状のゴム体が好適に用
いられる。容易に配設することができるためである。
【0022】本発明の請求項8に記載の発明は請求項7
に記載のマンホール蓋であって、前記弾性連結機構が、
a.上端部が前記外蓋の下面に直接固定された又は前記
下面に固定されたナットに螺着された垂直弾性体保持部
と、b.下端部が前記内蓋に固定された筒状の棒状体挿
入部と、c.前記棒状体挿入部の上端面に穿設され、又
は、上端に配設された蓋部に形成され、前記垂直弾性体
保持部の先端部が遊挿される挿入孔と、d.前記垂直弾
性体保持部の上部側に配設又は形設された弾性体当接部
材と、e.前記垂直弾性体保持部の、前記弾性体当接部
材と前記棒状体挿入部との間に環装された弾性体と、
f.前記垂直弾性体保持部の前記先端部に配設された抜
脱防止部材と、を備えている構成を有している。
【0023】この構成により、請求項7の作用に加え、
以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、外蓋
引張手段により外蓋を下方へ押圧することにより、外蓋
は下方へ移動する。外蓋が下方へ移動することにより、
垂直弾性体保持部が下方へ移動し、これに伴い弾性体当
接部材により、弾性体が伸縮させられる。伸縮させられ
た弾性体の復元力により、棒状体挿入部の上面が押圧さ
れ、延いては、棒状体挿入部の下面が内蓋の上面を押圧
し、内蓋の下面と支持枠部材の上面が密閉される。よっ
て、外蓋を外蓋引張手段により下方へ押圧することによ
り、側壁の上端部と外蓋の下面の側縁部との密閉及び内
蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同時に
することができるので、マンホール蓋の取り付け取り外
し作業の作業性に優れる。 (2)マンホール蓋を集塵機本体から取り外す際、外蓋
を持ち上げることにより、抜脱防止部材の上面が棒状体
挿入部の挿入孔の下部に係止され内蓋及び断熱材も同時
に持ち上がるので、外蓋及び内蓋並びに断熱材を別々に
取り外す必要がなく作業性に優れるとともに集塵機のメ
ンテナンス時の工期の短縮化に優れる。 (3)内蓋の上面が伸縮された弾性体の復元力により、
棒状体挿入部の下面に押圧される範囲であれば、外蓋を
所望の位置で固定することができ、外蓋と内蓋の間隔の
調節が自由にできる。ここで、弾性体が当接する棒状体
挿入部の上面は凹状に形成することが好ましい。弾性体
を棒状体挿入部の上面に確実に当接させるためである。
抜脱防止部材としては、外径が挿入孔の内径より大きい
ナットが好適に用いられる。垂直弾性体保持部の先端部
に螺子溝を形成し該螺子溝に螺合させることにより、容
易に配設することができるためである。棒状体挿入部の
上端に挿入孔を穿設した挿入部蓋体を螺合させる構成が
望ましい。断熱材の取り換え時等に挿入部蓋体の螺合を
解くだけで、外蓋と内蓋を簡単に外すことができる。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は請求項7
に記載のマンホール蓋であって、前記弾性連結機構が、
a.前記内蓋に対して略水平に配設された水平弾性体保
持部と、b.前記水平弾性体保持部の両端側に各々係止
又は螺着された弾性体支持部材と、c.前記水平弾性体
保持部の中央側に各々摺動自在に配設された摺動弾性体
当接部材と、d.前記水平弾性体保持部の、前記弾性体
支持部材と前記摺動弾性体当接部材との間に環装された
弾性体と、e.一端が前記外蓋の下面に軸支され他端が
前記摺動弾性体当接部材に軸支された上側リンク部材
と、f.一端が前記内蓋の上面に軸支され他端が前記摺
動弾性体当接部材に軸支された下側リンク部材と、を備
えている構成を有している。
【0025】この構成により、請求項7の作用に加え、
以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、外蓋
引張手段により外蓋を下方へ押圧することにより、外蓋
は下方へ移動する。外蓋が下方へ移動することにより、
上側リンク部材及び下側リンク部材により、摺動弾性体
当接部材が、弾性体に付勢されながら水平弾性体保持部
に沿って摺動する。伸縮させられた弾性体の復元力によ
り、下側リンク部材の下面が内蓋の上面を押圧し、内蓋
の下面と支持枠部材の上面が密閉される。よって、外蓋
を外蓋引張手段により下方へ押圧することにより、側壁
の上端部と外蓋の下面との密閉及び内蓋の下面と支持枠
部材の上面との密閉を同時にすることができるので、作
業性に優れる。 (2)マンホール蓋を集塵機本体から取り外す際、外蓋
が、上側リンク部材,摺動弾性体当接部材,下側リンク
部材を介して、内蓋と連結されており、これにより、外
蓋を持ち上げると、内蓋及び断熱材も同時に持ち上がる
ので、外蓋及び内蓋並びに断熱材を別々に取り外す必要
がなく作業性に優れるとともに集塵機のメンテナンス性
に優れる。 (3)内蓋の上面が伸縮された弾性体の復元力により、
下側リンク部材の下面に押圧される範囲であれば、外蓋
を所望の位置で固定することができ、外蓋と内蓋の間隔
の調節が自由にできる。ここで、水平弾性体保持部と弾
性体支持部材の係止は水平弾性体保持部に形成されたキ
ー溝と弾性体支持部材に形成されたキーによって行われ
る。
【0026】本発明の請求項10に記載の発明は請求項
1乃至9の内何れか一項に記載のマンホール蓋であっ
て、前記外蓋の外周縁部又は外蓋縁部に当接し又は係止
され前記支持枠部材又は前記側壁押圧手段若しくは隣接
する前記側壁に両端が配設された部材に係合して前記側
壁の上端部に前記外蓋の側縁部を押圧する外蓋引張手段
を備えている構成を有している。
【0027】この構成により、請求項1乃至9の内何れ
か一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等の支持枠部材に取り
付ける際、外蓋引張手段により、外壁の側縁部が側壁の
上端部に押圧され、連結手段により内蓋の下面の側縁部
が支持枠部材の上面に押圧されているので、外蓋及び内
蓋を取り付ける際の溶接作業が極めて少なく、マンホー
ル蓋の生産が従来の数分の1ででき生産性に優れるとも
に、溶接作業が極めて少ないので支持枠部材等の熱膨張
による熱劣化が生じにくく耐久性に優れる。ここで、外
蓋引張手段としては、板状の部材の下面を外蓋の上面に
当接させ該板状の部材を下方に牽引することにより該板
状の部材の下面に外蓋の上面を押圧させる構成を有する
もの、外蓋の側部等に係止し下方に牽引する構成を有す
るもの等が用いられる。外蓋の外周縁は外蓋引張手段が
当接される突起状の当接片が溶接等で固定されるか、又
は外蓋の周縁部に形設されたL字型又は逆L字型の外蓋
縁部材に引張部材を係止する係止孔を形成したものが用
いられる。
【0028】本発明の請求項11に記載の発明は請求項
10に記載のマンホール蓋であって、前記外蓋引張手段
が、a.両端が隣接する前記外蓋の前記外周縁部又は前
記外蓋縁部に各々係止する引張掛止部材と、b.前記引
張掛止部材に穿設されたボルト挿通孔と、c.前記ボル
ト挿通孔の下方の前記支持枠部材又は前記側壁押圧部材
に穿設された雌螺子孔、又は、前記ボルト挿通孔の下方
の前記支持枠部材又は前記側壁押圧部材に固定された係
合ナットと、d.前記ボルト挿通孔に挿入されボルト頭
部が前記ボルト挿通孔に係止され先端部が前記雌螺子孔
又は前記係合ナットに螺合される引張ボルトと、を備え
ている構成を有している。
【0029】この構成により、請求項10の作用に加
え、以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等の支持枠部材に取り
付ける際、引張ボルトを係合ナットに螺合させることに
より、引張掛止部材が下方へ引っ張られ、延いては外蓋
も下方へ引っ張られるので、外蓋の下面と側壁の上端部
との間が密閉される。また、外蓋が下方へ移動すること
により連結手段が内蓋の上面を押圧するので内蓋の下面
の側縁部と支持枠部材の上面が密閉される。よって、外
蓋の下面の側縁部と側壁の上端部との間の密閉及び内蓋
の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同時に行
うことができ作業性に優れる。ここで、引張部材は外蓋
の外周縁部に穿設された引張部材係止孔部に挿着される
か、又は外蓋の外周縁部の上面に当接して配置される。
【0030】本発明の請求項12に記載の発明は請求項
10に記載のマンホール蓋であって、前記外蓋引張手段
が、a.両端が隣接する前記外蓋の外周縁部に各々係止
する引張掛止部材と、b.前記引張掛止部材に穿設され
たボルト挿通孔と、c.両端が隣接する前記側壁に各々
係止又は固定された下側引張掛止部材と、d.前記ボル
ト挿通孔の下方の前記下側引張掛止部材に穿設された雌
螺子孔、又は、前記ボルト挿通孔の下方の前記下側引張
掛止部材に固定された係合ナットと、e.前記ボルト挿
通孔に挿通されボルト頭部が前記ボルト挿通孔に当接さ
れ先端部が前記雌螺子孔又は前記係合ナットに螺合され
る引張ボルトと、を備えている構成を有している。
【0031】この構成により、請求項10の作用に加
え、以下のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等の支持枠部材に取り
付ける際、引張ボルトを雌螺子孔又は係合ナットに螺合
させることにより、引張掛止部材が下方へ引っ張られ、
外蓋も下方へ引っ張られるので、外蓋の下面と側壁の上
端部との間が密閉される。また、外蓋が下方へ移動する
ことにより連結手段が内蓋の上面を押圧するので内蓋の
下面の側縁部と支持枠部材の上面が密閉される。よっ
て、外蓋の下面の側縁部と側壁の上端部との間の密閉及
び内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同
時に行うことができ作業性に優れる。ここで、引張部材
は外蓋の外周縁部に穿設された引張部材係止孔部に挿着
されるか、又は外蓋の外周縁部の上面に当接して配置さ
れる。
【0032】本発明の請求項13に記載の発明は請求項
1乃至12の内何れか一項に記載のマンホール蓋であっ
て、前記内蓋の長手方向の中央部が、下方に湾出して形
成されている構成を有している。
【0033】この構成により、請求項1乃至12の内何
れか一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)内蓋の中央部は下方へ湾出させて形成されている
ので、支持枠部材に配設される際に、内蓋の隅部が連結
手段によって下方へ押圧され、内蓋は弾性変形し、支持
枠部材にパッキン等を介して密着するので、連結手段は
少数で良く(内蓋の四隅にあれば良く)、生産性に優れ
る。
【0034】本発明の請求項14に記載の発明は請求項
1乃至13の内何れか一項に記載のマンホール蓋であっ
て、前記外蓋の側縁部と前記側壁の上端部との間及び/
又は前記内蓋の側縁部と前記支持枠部材との間並びに/
若しくは前記支持枠部材と前記被押圧部との間に介設さ
れたパッキンを備えている構成を有している。
【0035】この構成により、請求項1乃至13の内何
れか一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)各々の部材間を密閉することができるので、断熱
効果を高めることができる。 (2)所定の部材に歪みが存在していてもパッキンが該
歪みに対応して変形するので、施工性に優れる。 (3)パッキンにより気密性を向上できる。
【0036】本発明の請求項15に記載の発明は請求項
1乃至14の内何れか一項に記載のマンホール蓋であっ
て、前記断熱材が、環状に配設された前記被覆ブロック
の内側に配設され耐熱性繊維で形成された繊維質断熱材
からなる非被覆ブロックを備えている構成を有してい
る。
【0037】この構成により、請求項1乃至14の内何
れか一項の作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)非被覆ブロックを備えているので、耐熱性クロス
の使用量を抑えることができ、大型の集塵室等の施工性
を高めることができる。 (2)非被覆ブロックを備えているので、耐熱性クロス
の使用量を抑えることができ、低原価で量産することが
できる。 (3)断熱材を断熱材収納部に収納する際は、断熱材収
納部より小さい非被覆ブロックを配設し、次いで、被覆
ブロックを非被覆ブロックの周囲に配設すればよいの
で、断熱材の収納が容易であり、断熱材の敷設作業の作
業性に優れる。 (4)非被覆ブロックを備えているので、連結手段を断
熱材に容易に埋設することができ、断熱作業の敷設作業
の作業性に優れる。ここで、非被覆ブロックの形状とし
ては、矩形状や六角形状等の多角形状や円形状等が用い
られる。非被覆ブロックとしては、一体型のもの、複数
に分割されたもの等が用いられる。複数に分割された非
被覆ブロックを用いた場合は、1ブロックあたりの大き
さや重量が小さくなるので断熱材収納部に容易に収納す
ることができ作業性に優れるので好ましい。耐熱性繊維
については、請求項1と同様のものなのでその説明を省
略する。
【0038】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるマンホール蓋について、以下図面を参照
しながら説明する。
【0039】図1は断熱材が収納されていない状態の本
発明の実施の形態1におけるマンホール蓋の一部破断斜
視図であり、図2は本発明の実施の形態1における断熱
材収納部に収納される断熱材の一部破断要部斜視図であ
り、図3は集塵機の開口部に複数の本発明の実施の形態
1におけるマンホール蓋が架設された状態を示す斜視図
であり、図4は図3のA−A線における矢視要部断面図
である。
【0040】図1乃至図4において、1は本発明の実施
の形態1におけるマンホール蓋、2は集塵機本体の上部
の開口部に格子状に架設された断面が逆U字状のチャン
ネル材等の支持枠部材である。2aは支持枠部材2の上
面に長手方向と平行な中心線(以下、長手方向中心線と
いう)に沿って溶接等で固定された複数の押圧ナット、
3は支持枠部材2の上面の両側部に長手方向中心線に対
して線対称に貼付された下側パッキンであり、支持枠部
材2により仕切られた開口部を囲繞するように配設され
ている。4は上端部に後述の側壁押圧部材側に曲折され
た上側曲折部4aが形成され下端部に後述の側壁押圧部
材側に曲折された被押圧部4bが形成された側壁であ
り、被押圧部4bの下面が下側パッキン3上に配設され
ている。5は後述の断熱材(図2)が収納される断熱材
収納部であり、各端部どうしを方形になるようにシール
溶接して筒状に形成された側壁4により囲繞されてい
る。6は断熱材収納部5の上部を囲繞するようにして上
側曲折部4aの上面に貼付された上側パッキンであり、
上側曲折部4aと後述の外蓋縁部材の下面との間を密閉
する。7は断面が逆U字状に形成された側壁押圧部材で
あり、両下端部が隣接するマンホール蓋1の側壁4の被
押圧部4bに各々当接している。7aは側壁押圧部材7
の上壁に穿設されたナット用孔に孔部が重なるように側
壁押圧部材7の上壁の下面に固定された係合ナット、8
はボルト頭部が側壁押圧部材7の上壁に穿設された押圧
ボルト孔7bに係止され先端部が押圧ナット2aに螺合
された押圧ボルトであり、押圧ボルト8を押圧ナット2
aに螺合させることにより、押圧ボルト8のボルト頭部
が側壁押圧部材7を下方へ押圧し、側壁押圧部材7の下
端部が側壁4の被押圧部4bを支持枠部材2の上面に押
圧し、被押圧部4bの下面と支持枠部材2の上面とを下
側パッキン3を介して密着させる。9は端部に立ち上が
り部9aが形成され断熱材収納部5の下方に配設された
内蓋であり、支持枠部材2に載置される側縁部の下面が
下側パッキン3の上面に当接している。9bは内蓋9の
上面に固定された鋼板等からなり内蓋を補強する内蓋補
強部材、10は断熱材収納部5の上方に配設された外
蓋、10aは外蓋10の下面の側縁部に固定されたアン
グル部材からなる外蓋縁部材であり、周端が側壁4の外
側に位置する。外蓋10は外蓋縁部材10aの内側が上
側パッキン6上に当接するように配設される。10bは
外蓋縁部材10aの下部付近に形成された引張掛止部材
係止孔である。10cは外蓋10の下面に固定された鋼
板からなる外蓋補強部材、11は中心部にボルト挿通孔
11aが形成された引張掛止部材であり、両端部が隣接
するマンホール蓋1の外蓋縁部材10aの引張掛止部材
係止孔10bに各々係止される。12はボルト頭部が引
張掛止部材11のボルト挿通孔11aに係止され先端部
が側壁押圧部材7の下面に配設された係合ナット7aに
螺合された引張ボルトである。引張ボルト12を係合ナ
ット7aに螺合させることにより、外蓋縁部材10a及
び外蓋10は支持枠部材2側へ押圧され外蓋縁部材10
aの下面と側壁4の上側曲折部4aの上面との間は上側
パッキン6を介して密閉される。13は上端部が外側縁
部材10aの下面に固定され下端部が内蓋の上面に固定
された連結手段である。尚、引張掛止部材11の代わり
に板状の部材の下面を外蓋10の上面に当接させ該板状
の部材を引張ボルト12で下方に牽引させることによ
り、該板状の部材の下面に外蓋10の上面を押圧させる
構成にしてもよい。
【0041】次に、本実施の形態1のマンホール蓋1の
連結手段13について説明する。14は上端部が外蓋縁
部材10aの下面に固定され下部に螺子溝が形成された
垂直弾性体保持部、15は垂直弾性体保持部14に環装
されたバネ等の弾性体、16は垂直弾性体保持部14の
上部に固定され弾性体15の上端部が当接される弾性体
当接部材、17は下端部が内蓋9の上面に固定された中
空体からなる棒状体挿入部であり、上端に挿入孔17a
が穿設された挿入部蓋体17cが螺合されている。挿入
孔17aから垂直弾性体保持部14が中程まで遊挿され
る。17bは挿入部蓋体17cの挿入孔17aの側縁部
に凹状に形成された凹部であり、弾性体15の下端部が
当接する。尚、凹部17bを設ける代わりに上面に弾性
体15を当接させる場合もある。18は垂直弾性体保持
部14の下部の螺子溝に螺合された外径が挿入孔17a
の内径より大きいナットからなる抜脱防止部材であり、
垂直弾性体保持部14が棒状体挿入部17から抜脱する
のを防止している。
【0042】次に、本実施の形態1のマンホール蓋1の
断熱材収納部5に収納される断熱材について説明する。
図2及び図4において、19は本実施の形態1のマンホ
ール蓋1の断熱材収納部5に収納される断熱材、20は
ロックウールやガラスウール、セラミック繊維等の耐熱
性繊維がバインダによる集綿形成等により形成された繊
維質断熱材からなる非被覆ブロック、21は側壁4と非
被覆ブロック20との間に非被覆ブロック20を囲繞す
るようにして各々配置された被覆ブロックである。各被
覆ブロック21は、ロックウールやガラスウール、セラ
ミック繊維等の耐熱性繊維がバインダによる集綿形成等
により形成された繊維質断熱材21aをセラミック繊維
性や高シリカ繊維性、ガラス系繊維性、アラミド繊維性
等の耐熱性クロス21bで被覆して形成されている。
尚、断熱材19は、内蓋9と外蓋10とを連結手段13
で連結させる前に内蓋9上に配置される。
【0043】次に、本実施の形態1のマンホール蓋1の
断熱材の固定具について説明する。図5(a)は断熱材
の固定具の要部側面図であり、図5(b)はその平面図
である。図5において、9は内蓋、19は断熱材、21
は被覆ブロック、21aは繊維質断熱材、21bは断熱
性クロスであり、これらは図4と同様のものなので同一
の符号を付してその説明を省略する。22は断熱材19
を内蓋9に固定する固定具、23は下端が内蓋9の上面
に固定され上部側に雄螺子部23aが形成されたスタッ
ド、24は中央部に穿設されたスタッド挿入孔24aが
スタッド23の雄螺子部23aに挿設されている押板で
ある。スタッド挿入孔24aの縁部には切り込みが形成
されており、23aに係止し、押板24が外れないよう
にしている。24bは押板の両側下面に突設され断熱材
19に係止する係止片である。固定具19により断熱材
のズレを防止する。
【0044】以上のように構成された本発明の実施の形
態1におけるマンホール蓋の取り付け方法及び取り外し
方法について、以下図面を参照しながら説明する。 (1)取り付け方法 まず、断熱材収納部5の下部を囲繞させるように、支持
枠部材2の上部に下側パッキン3を貼付する。次いで、
側壁4の被押圧部4bを下側パッキン3上に載置する。
次いで、脚部の両下端部が、隣接するマンホール蓋1の
側壁4の被押圧部4bの上面に各々当接するように、側
壁押圧部材7を載置する。次いで、側壁押圧部材7の押
圧ボルト孔7bに押圧ボルト8を挿入し、押圧ナット2
aに螺合させる。これにより、側壁4が支持枠部材2上
に下側パッキン3を介して立設させられるとともに、被
押圧部4bの下面と支持枠部材2の上面との間が下側パ
ッキン3を介して密閉される。次いで、断熱材収納部5
の上部を囲繞させるように、側壁4の上側曲折部4aの
上面に上側パッキン6を貼付する。次いで、外蓋10,
外蓋縁部材10a,内蓋9,連結手段13,断熱材19
を配設する。この際、外蓋10に外蓋縁部材10aが固
定され、連結手段13が内蓋9と外蓋縁部材10aとを
連結しているので、外蓋10,外蓋縁部材10a,内蓋
9,連結手段13,断熱材11は一体に配設される。次
いで、隣接するマンホール蓋1の外枠縁部材10aの引
張掛止部材係止孔10bに引張掛止部材11の両端を各
々挿入し、引張掛止部材11のボルト挿通孔11aに引
張ボルト12を挿入し、係合ナット7aに螺合させる。
これにより、引張掛止部材11が下方に引っ張られ、外
蓋縁部材10aも下方に引っ張られる。これにより、外
蓋縁部材10aの下面と上側曲折部4aの上面との間は
上側パッキン6を介して密閉される。また、外蓋縁部材
10aが下方に移動する際に弾性体15は収縮させられ
るので、弾性体15の復元力により、棒状体挿入部17
の下端部が内蓋9の上面を下方へ押圧する。これによ
り、内蓋9の下面と支持枠部材2の上面との間は下側パ
ッキン3を介して密閉される。 (2)取り外し方法 まず、引張ボルト12を係合ナット7aから取り外し、
引張掛止部材11を取り外す。次いで、一体に形成され
た外蓋10,外蓋縁部材10a,内蓋9,連結手段1
3,断熱材19を取り外し、メンテナンス等の作業を行
う。
【0045】以上のように構成された本実施の形態1の
マンホール蓋によれば、以下のような作用が得られる。 (1)耐熱性クロス21bを非被覆ブロック20には被
覆せず、被覆ブロック21の繊維質断熱材21aに被覆
しているので、従来のように、耐熱性クロスを断熱材全
体に被覆するのに比べて、耐熱性クロスの使用量を抑え
ることができ、低原価で量産することができると共に大
型の集塵機等の施工性に優れる。 (2)断熱材19の側壁4と接する部分には耐熱性クロ
ス21bが被覆された被覆ブロック21が配置されるの
で、断熱材19が側壁との摩擦により型崩れすることが
なく、耐久性に優れる。 (3)マンホール蓋1を集塵機本体等に取り付ける際、
押圧ボルト8を押圧ナット2aに螺合させることによ
り、側壁押圧部材7が支持枠部材2に取り付けられると
ともに、側壁4の被押圧部4bが側壁押圧部材7の下端
部により押圧され、被押圧部4bの下面と支持枠部材2
の上面との間が下側パッキン3を介して密閉されるの
で、側壁4を支持枠部材2に取り付ける際に溶接作業を
する必要がなく、また、溶接作業を必要としないので支
持枠部材2の熱膨張による歪みが生じにくく作業性に優
れる。 (4)マンホール蓋1を集塵機本体等に取り付ける際、
引張ボルト12を係合ナット7aに螺合させることによ
り、引張掛止部材11が下方へ引っ張られ、外蓋10も
下方へ引っ張られる。また、外蓋10が下方へ移動する
ことにより、連結手段13が収縮し、弾性体15の復元
力により、連結手段13の下端部(棒状体挿入部17の
下端部)が内蓋9の上面を下方へ押圧する。よって、外
蓋縁部材10aの下面と上側曲折部4aの上面との上側
パッキン6を介した密閉及び内蓋9の下面と支持枠部材
2の上面との下側パッキン3を介した密閉が同時に行わ
れる。また、外蓋10及び内蓋9並びに断熱材19が一
体に形成されているので、従来のように各々を1つづつ
取り付ける必要がなく、マンホール蓋1の配設作業の作
業性に優れるとともに集塵機のメンテナンス性に優れ
る。 (5)マンホール蓋1を集塵機本体から取り外す際、引
張ボルト12を係合ナット7aから外し、外蓋10を持
ち上げることにより、連結手段13の抜脱防止部材18
の上面が挿入部蓋体17cの挿入孔17aの下部に係止
され内蓋9及び断熱材19も同時に持ち上がるので、外
蓋10及び内蓋9並びに断熱材19を別々に取り外す必
要がなく作業性に優れるとともに集塵機のメンテナンス
性に優れる。 (6)内蓋9や外蓋10に歪みが存在しても、該歪みに
応じて連結手段13が伸縮するので、該歪みを修正する
ことなく取り付け可能であり、作業性に優れるとともに
施工性に優れる。 (7)内蓋9の側縁部に立ち上がり部9aを有するの
で、連結手段13の下端部の押圧力による内蓋9の歪み
が生じにくく耐久性に優れる。 (8)挿入部蓋体17cの螺合を解くことにより、垂直
弾性体保持部14を棒状体挿入筒から抜脱することがで
きるので、外蓋10と内蓋9を簡単に外すことができ
る。尚、本実施の形態1においては、連結手段13を有
するマンホール蓋1に断熱材19配設する場合について
説明したが、連結手段を有さないマンホール蓋に断熱材
19を配設する場合もある。この場合は、断熱材19を
断熱材収納部に収納する際は、断熱材収納部より小さい
非被覆ブロック20を配設し、次いで、被覆ブロック2
1を非被覆ブロック20の周囲に配設することができる
ので、断熱材19の収納が容易であり、作業性に優れ
る。また、本実施の形態1においては、一体型の非被覆
ブロック20を用いたが、非被覆ブロックが大型化する
場合は、複数に分割された非被覆ブロックを用いる場合
もある。この場合は、1ブロックあたりの大きさや重量
が小さくなるので断熱材収納部に容易に収納することが
でき作業性に優れるので好ましい。
【0046】(実施の形態2)次に、実施の形態2にお
ける連結手段について、以下図面を用いて説明する。図
6は本発明の実施の形態2における連結手段とその周辺
部の要部正面図であり、図7はその側面図である。図6
及び図7において、2は支持枠部材、2aは押圧ナッ
ト、3は下側パッキン、4は側壁、4aは上側曲折部、
4bは被押圧部、6は上側パッキン、7は側壁押圧部
材、7aは係合ナット、7bは押圧ボルト孔、8は押圧
ボルト、9は内蓋、9aは立ち上がり部、9bは内蓋補
強部材、10は外蓋、10aは外蓋縁部材、10bは引
張掛止部材係止孔、10cは外蓋補強部材、11は引張
掛止部材、11aはボルト挿通孔、12は引張ボルトで
あり、これらは実施の形態1と同様のものであるので同
一の符号を付してその説明を省略する。尚、本実施の形
態2においても実施の形態1と同様の断熱材19を用い
るが図示していない。25は本発明の実施の形態2にお
ける連結手段、26は内蓋9及び外蓋10に対して水平
に配設された水平弾性体保持部、26aは水平弾性体保
持部26の中心部に環装された筒体、27は水平弾性体
保持部26の両端部に固定された弾性体支持部材、28
は水平弾性体保持部26の弾性体支持部材27より中心
側かつ筒体26aの両側方に摺動自在に2基配設された
摺動弾性体当接部材であり、各々の弾性体支持部材27
に対向して配設されている。28aは摺動弾性体当接部
材28の摺動弾性体当接部材28に固定され後述の上側
リンク部材及び下側リンク部材を軸支する弾性体側軸支
部、29は外蓋10の下面及び内蓋9の上面に固定され
後述の上側リンク部材及び下側リンク部材が軸支される
蓋側軸支部、30は上端部が外蓋10の蓋側軸支部29
に軸支され下端部が弾性体側軸支部30aに軸支された
上側リンク部材、31は上端部が弾性体側軸支部28a
に軸支され下端部が内蓋9の蓋側軸支部29に軸支され
た下側リンク部材である。32は一端が弾性体支持部材
27に当接し他端が摺動弾性体当接部材28に当接した
バネ等の弾性体である。尚、本実施の形態2におけるマ
ンホール蓋が実施の形態1のマンホール蓋と異なる構成
は連結手段の構成であり、その他の構成は実施の形態1
におけるマンホール蓋と同様である。
【0047】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における連結手段の動作について、以下図面を参照
しながら説明する。尚、マンホール蓋の取り付け方法及
び取り外し方法は実施の形態1と同様であるので、その
説明を省略する。連結手段25が外蓋10から下向きの
力を受けると、上側リンク部材30及び下側リンク部材
31により、摺動弾性体当接部材28が水平弾性体保持
部26の外側方向へ摺動する。この際、弾性体32は伸
縮・復元力により下向きの力を緩和し弾性体32が緩衝
材として機能し外蓋10の応力を吸収し変形を防ぐ。
【0048】以上のように構成された本発明の実施の形
態2の連結手段を有するマンホール蓋によれば、実施の
形態1で得られる(1)乃至(3)の作用に加え、以下
のような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等に取り付ける際、引
張ボルト12を係合ナット7aに螺合させることによ
り、連結手段25が収縮し、弾性体32の復元力によ
り、連結手段25の下端部(下側リンク部材31が軸支
された蓋側軸支部29)が内蓋9を下方へ押圧する。よ
って、外蓋縁部材10aの下面と上側曲折部4aの上面
との上側パッキン6を介した密閉及び内蓋9の下面と支
持枠部材2の上面との下側パッキン3を介した密閉が同
時に行われる。また、外蓋10及び内蓋9並びに断熱材
19が一体に形成されているので、従来のように各々を
1つづつ取り付ける必要がなく、マンホール蓋の配設作
業の作業性に優れるとともに集塵機のメンテナンス性に
優れる。 (2)マンホール蓋を集塵機本体等から取り外す際、外
蓋10が、蓋側軸支部29,上側リンク部材30,弾性
体側軸支部28a,下側リンク部材31,蓋側軸支部2
9を介して、内蓋9と連結されている。これにより、外
蓋10を持ち上げると、内蓋9及び断熱材19も同時に
持ち上がるので、外蓋10及び内蓋9並びに断熱材19
を別々に取り外す必要がなく作業性に優れるとともにメ
ンテナンス性に優れる。 (3)内蓋9や外蓋10に歪みが存在しても、該歪みに
応じて連結手段25が伸縮するので、該歪みを修正する
ことなく取り付け可能であり、作業性に優れるとともに
施工性に優れる。 (4)内蓋9の側縁部に立ち上がり部9aを有するの
で、連結手段25の下端部の押圧力による内蓋9の歪み
が生じにくく耐久性に優れる。
【0049】(実施の形態3)次に、実施の形態3にお
ける連結手段について、以下図面を参照しながら説明す
る。図8は本発明の実施の形態3における連結手段とそ
の周辺部の要部正面図である。図8において、2は支持
枠部材、2aは押圧ナット、3は下側パッキン、4は側
壁、4aは上側曲折部、4bは被押圧部、6は上側パッ
キン、7は側壁押圧部材、7aは係合ナット、7bは押
圧ボルト孔、8は押圧ボルト、9は内蓋、9aは立ち上
がり部、9bは内蓋補強部材、10は外蓋、10aは外
蓋縁部材、10bは引張掛止部材係止孔、10cは外蓋
補強部材、11は引張掛止部材、11aはボルト挿通
孔、12は引張ボルトであり、これらは実施の形態1と
同様のものであるので同一の符号を付してその説明を省
略する。尚、本実施の形態3においても実施の形態1と
同様の断熱材19を用いるが、図示していない。33は
上端が外蓋縁部材10aの下面に固定され下端が内蓋9
の上面に固定された合成樹脂製や金属製の材質からなる
連結ロッドであり、実施の形態3における連結手段であ
る。実施の形態3のマンホール蓋が、実施の形態1のマ
ンホール蓋と異なる点は、連結手段が連結ロッド33か
ら構成される点である。尚、マンホール蓋の取り付け方
法及び取り外し方法は実施の形態1と同様なので、その
説明を省略する。
【0050】以上のように構成された本実施の形態3の
マンホール蓋によれば、実施の形態1で得られる
(1),(2)の作用に加え、以下のような作用が得ら
れる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体から取り外す際、外蓋
10が、連結ロッド33を介して、内蓋9と連結されて
いる。これにより、外蓋10を持ち上げると、内蓋9及
び断熱材19も同時に持ち上がるので、外蓋10及び内
蓋9並びに断熱材19に対して別々に取り付け作業又は
取り外し作業を行う必要がなく作業性に優れるとともに
集塵機本体のメンテナンス性に優れる。(2)連結手段
の構成要素が連結ロッド33のみであるので、生産性に
優れるとともにマンホール蓋のメンテナンス性に優れ
る。
【0051】(実施の形態4)次に、実施の形態4にお
けるマンホール蓋について、以下図面を参照しながら説
明する。図8は本発明の実施の形態4のマンホール蓋の
外蓋引張手段及び側壁押圧手段並びにその周辺部の要部
正面図である。図8において、2は支持枠部材、3は下
側パッキン、4は側壁、4aは上側曲折部、4bは被押
圧部、6は上側パッキン、9は内蓋、9aは立ち上がり
部、10は外蓋、10aは外蓋縁部材、10bは引張掛
止部材係止孔、11は引張掛止部材、11aはボルト挿
通孔、13は連結手段、14は垂直弾性体保持部、15
は弾性体、16は弾性体当接部材、17は棒状体挿入
部、17aは挿入孔、17bは凹部、17cは挿入部蓋
体であり、これらは実施の形態1と同様のものであるの
で同一の符号を付してその説明を省略する。34は断面
がU字状に形成された下側引張掛止部材であり、底壁に
雌螺子孔34aが螺設され両上端部が隣接する側壁4の
上側曲折部4aの下面に各々当接している。35はボル
ト頭部が引張掛止部材11のボルト挿通孔11aに係止
され先端部が下側引張掛止部材34の雌螺子孔34aに
螺合された引張ボルトである。引張ボルト35を雌螺子
孔34aに螺合させることにより、外蓋縁部材10a及
び外蓋10は支持枠部材2側へ引っ張られ外蓋縁部材1
0aの下面と側壁4の上側曲折部4aの上面との間は上
側パッキン6を介して密閉される。本実施の形態4にお
けるマンホール蓋が実施の形態1のマンホール蓋と異な
る点は、外蓋引張手段と側壁押圧手段とが分離している
点であり、その他の構成は実施の形態1におけるマンホ
ール蓋と同様である。尚、本実施の形態4においても実
施の形態1と同様の断熱材19を用いるが、図示してい
ない。尚、下側引張掛止部材34に雌螺子孔34aを螺
設する代わりに、引張ボルト35を螺合させるナットを
下側引張掛止部材34に配設する場合もある。36は断
面が逆U字状に形成された側壁押圧部材であり、両下端
部が隣接する側壁4の被押圧部4bの上面に各々当接し
ている。36aは側壁押圧部材36の上壁に穿設された
押圧ボルト孔、37はボルト頭部が側壁押圧部材36の
上壁に穿設された押圧ボルト孔36aに係止され先端部
が押圧ナット2aに螺合された押圧ボルトであり、押圧
ボルト37を押圧ナット2aに螺合させることにより、
押圧ボルト37のボルト頭部が側壁押圧部材36を下方
へ押圧し、側壁押圧部材36の下端部が側壁4の被押圧
部4bを支持枠部材2の上面に押圧し、被押圧部4bの
下面と支持枠部材2の上面は下側パッキン3を介して密
閉される。
【0052】以上のように構成された本実施の形態4の
マンホール蓋によれば、実施の形態1で得られる
(1),(2),(5)乃至(8)作用に加え、以下の
ような作用が得られる。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等に取り付ける際、押
圧ボルト37を押圧ナット2aに螺合させることによ
り、側壁押圧部材36が支持枠部材2に取り付けられる
とともに、側壁4の被押圧部4bが側壁押圧部材36の
下端部により押圧され、被押圧部4bの下面と支持枠部
材2の上面との間で下側パッキン3を介して密閉される
ので、側壁4を支持枠部材2に取り付ける際に溶接作業
をする必要がなく、また、溶接作業を必要としないの
で、支持枠部材2の熱膨張による歪が生じにくく作業性
に優れる。 (2)マンホール蓋を集塵機本体等に取り付ける際、引
張ボルト35を下側引張掛止部材34の雌螺子孔34a
に螺合させることにより、引張掛止部材11が引張ボル
ト35のボルト頭部により下方に引張され引張係止部材
11の両側部により外蓋縁部材10aが下方に引張され
るとともに、下側引張係止部材34が上方に引張され下
側引張係止部材34の上端により側壁4の上側曲折部4
aが上側パッキン6を介して外蓋縁部材10aに押し付
けられる。また、外蓋10及び内蓋9並びに断熱材19
が一体に形成されているので、従来のように各々を1つ
づつ取り付ける必要がなく、マンホール蓋1の配設作業
の作業性に優れるとともに集塵機のメンテナンス性に優
れる。 (3)引張ボルト35の長さが短い(引張掛止部材11
のボルト挿通孔11aから下側引張掛止部材34の雌螺
子孔34aまでの距離が短い)ので、引張ボルト35を
容易に雌螺子孔34aに螺合させることができ、作業性
に優れる。
【0053】(実施の形態5)次に、実施の形態5にお
けるマンホール蓋について、以下図面を参照しながら説
明する。図10は本発明の実施の形態5のマンホール蓋
の外蓋引張手段及びその周辺部の要部正面図である。図
10において、2は支持枠部材、6は上側パッキン、9
は内蓋、9aは立ち上がり部、10は外蓋、10aは外
蓋縁部材、10bは引張掛止部材係止孔、11は引張掛
止部材、11aはボルト挿通孔、13は連結手段、14
は垂直弾性体保持部、15は弾性体、16は弾性体当接
部材、17は棒状体挿入部、17aは挿入孔、17bは
凹部、17cは挿入部蓋体であり、これらは実施の形態
4と同様のものであるので同一の符号を付してその説明
を省略する。尚、本実施の形態5においても実施の形態
1と同様の断熱材19を用いるが、図示していない。
3’は内蓋9の下面と支持枠部材2の上面との間に介設
された下側パッキン、38は下側曲折部38aが支持枠
部材2にシール溶接された側壁、38bは下側引張掛止
部材34の上端部が当接し外蓋縁部材10aに上側パッ
キン6を介して密閉される上側曲折部である。尚、本実
施の形態5におけるマンホール蓋が実施の形態4のマン
ホール蓋と異なる点は、側壁の下端部が支持枠部材にシ
ール溶接されている点であり、その他の構成は実施の形
態4におけるマンホール蓋と同様である。
【0054】以上のように構成された本実施の形態5の
マンホール蓋によれば、実施の形態4で得られる作用に
加え、以下のような作用が得られる。 (1)側壁38が予め支持枠部材2に固定されているの
で、改めて側壁を配設する必要がなく、作業性に優れ
る。 (2)従来のマンホール蓋の支持枠部材に溶接・固定さ
れている側壁をそのまま本実施の形態5の側壁38とし
て利用することができるので、生産性に優れると共に汎
用性に優れる。
【0055】(実施の形態6)次に、実施の形態6にお
けるマンホール蓋について、以下図面を参照しながら説
明する。図11(a)は本発明の実施の形態6における
支持枠部材に配設される前のマンホール蓋の要部側面模
式図であり、図10(b)は本発明の実施の形態6にお
ける支持枠部材に配設された後のマンホール蓋の要部側
面模式図である。図11において、2は支持枠部材、1
0は外蓋、10aは外蓋縁部材、13は連結手段であ
り、これらは実施の形態1と同様のものであるので同一
の符号を付して、その説明を省略する。尚、本実施の形
態6においても実施の形態1乃至5と同様の側壁、外蓋
引張手段、側壁押圧手段、断熱材を用いるが、図示して
いない。1’は本実施の形態6におけるマンホール蓋、
39は長手方向の中央部を下方に湾出させて形成された
内蓋であり、連結手段13の下端部が四隅に配設されて
いる。39aは内蓋39の下面に沿設された補強部材で
ある。マンホール蓋1’は、支持枠部材2に配設される
際、内蓋39の四隅が連結手段13によって下方へ押圧
され、内蓋39は弾性変形させられる。本実施の形態6
のマンホール蓋が実施の形態1のマンホール蓋と異なる
点は、内蓋の中央部が下方に湾出している点と、連結手
段が内蓋の四隅のみに配設されている点であり、その他
の構成は実施の形態1におけるマンホール蓋と同様であ
る。
【0056】以上のように構成された本実施の形態6の
マンホール蓋によれば、実施の形態1で得られる作用に
加え、以下のような作用が得られる。 (1)内蓋39の中央部は下方へ湾出させて形成されて
いるので、支持枠部材2に配設される際に、内蓋39の
隅部が連結手段13によって下方へ押圧され、内蓋39
は弾性変形し、支持枠部材2にパッキン(図示せず)等
を介して密着するので、連結手段13は少数で良く(内
蓋39の四隅にあれば良く)、生産性に優れる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明のマンホール蓋によ
れば、以下のような有利な効果が得られる。請求項1に
記載の発明によれば、以下の効果を有する。 (1)断熱材の側壁と接する部分には耐熱性クロスに被
覆された被覆ブロックが配置されるので、断熱材が側壁
との摩擦により型崩れすることがなく、耐久性に優れ
る。 (2)断熱材を断熱材収納部に収納する際は、環状に被
覆ブロックを配設し、その内側に繊維質断熱材を配設す
れば良いので、断熱材の収納が容易であり、施工性に優
れる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等に取り付ける際、側
壁押圧手段により、側壁の下端部が支持枠部材の上面に
押圧されているので、側壁を取り付ける際の溶接作業が
極めて少なく、マンホール蓋の生産が従来の数分の1で
でき生産性に優れるともに、溶接作業が極めて少ないの
で支持枠部材等の熱膨張による熱劣化が生じにくく耐久
性に優れる。 (2)外蓋と内蓋が連結手段により連結されているの
で、外蓋,内蓋,断熱材を同時に取り付ける又は取り外
すことができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優れると
ともに、集塵機本体等のメンテナンス時の工期を著しく
削減できメンテナンス性に優れる。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、押圧
ボルトを押圧ナットに螺合させることにより、側壁押圧
部材が支持枠部材に取り付けられるとともに、側壁の被
押圧部が側壁押圧部材の脚部の下端部により押圧され、
被押圧部の下面と支持枠部材の上面との間が密閉される
ので、側壁を取り付ける際に溶接作業をする必要がな
く、また、溶接作業を必要としないので支持枠部材の熱
膨張による熱劣化が生じにくく作業性に優れる。 (2)マンホール蓋を簡単な構成で確実に支持枠部材上
に固定でき、気密性を向上できる。 (3)機構が簡単でかつ固定効果が確実に得られるとと
もに、マンホール蓋の取り付け取り外し作業の作業性や
検証作業の作業性を向上できる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、以下の効
果を有する。 (1)断熱材の側壁と接する部分には耐熱性クロスに被
覆された被覆ブロックが配置されるので、断熱材が側壁
との摩擦により型崩れすることがなく、耐久性に優れ
る。 (2)断熱材を断熱材収納部に収納する際は、環状に被
覆ブロックを配設し、その内側に繊維質断熱材を配設す
れば良いので、断熱材の収納が容易であり、施工性に優
れる。 (3)側壁が予め支持枠部材に固定されているので、改
めて側壁を配設する必要がなく、作業性に優れる。 (4)従来のマンホール蓋の支持枠部材に溶接・固定さ
れている側壁をそのまま利用することができるので、生
産性に優れると共に汎用性に優れる。ここで、外蓋の側
縁部と側壁の上端部との間,側壁の下端部と支持枠部材
の上面との間,内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面
との間には、ゴムパッキン等のシール部材が介設され
る。密閉性を高めるためである。
【0061】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)外蓋と内蓋が連結手段により連結されているの
で、外蓋,内蓋,断熱材を同時に取り付ける又は取り外
すことができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優れると
ともに、集塵機本体等のメンテナンス時の工期を著しく
削減できメンテナンス性に優れる。
【0062】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
乃至5の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を有す
る。 (1)連結手段の構成部材が連結ロッドのみであるの
で、集塵機マンホール蓋のメンテナンス性に優れるとと
もに生産性に優れる。 (2)断熱材の取り換え作業の作業性に優れる。
【0063】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
乃至5の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を有す
る。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、外蓋
引張手段により外蓋を下方へ押圧することにより、外蓋
は下方へ移動する。外蓋が下方へ移動することにより、
弾性連結機構は伸縮させられる。伸縮させられた弾性連
結機構の下端部が弾性体の復元力により内蓋の上面を押
圧し、内蓋の下面と支持枠部材の上面が密閉される。よ
って、外蓋が外蓋引張手段により下方へ押圧されること
により、側壁の上端部と外蓋の下面の側縁部との密閉及
び内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同
時にすることができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優
れる。 (2)外蓋と内蓋が弾性連結機構により連結されている
ので、外蓋,内蓋,断熱材を同時に取り付ける又は取り
外すことができるので、開蓋閉蓋作業の作業性に優れる
とともに、集塵機のメンテナンス性に優れる。
【0064】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、外蓋
引張手段により外蓋を下方へ押圧することにより、外蓋
は下方へ移動する。外蓋が下方へ移動することにより、
垂直弾性体保持部が下方へ移動し、これに伴い弾性体当
接部材により、弾性体が伸縮させられる。伸縮させられ
た弾性体の復元力により、棒状体挿入部の上面が押圧さ
れ、延いては、棒状体挿入部の下面が内蓋の上面を押圧
し、内蓋の下面と支持枠部材の上面が密閉される。よっ
て、外蓋を外蓋引張手段により下方へ押圧することによ
り、側壁の上端部と外蓋の下面の側縁部との密閉及び内
蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同時に
することができるので、マンホール蓋の取り付け取り外
し作業の作業性に優れる。 (2)マンホール蓋を集塵機本体から取り外す際、外蓋
を持ち上げることにより、抜脱防止部材の上面が棒状体
挿入部の挿入孔の下部に係止され内蓋及び断熱材も同時
に持ち上がるので、外蓋及び内蓋並びに断熱材を別々に
取り外す必要がなく作業性に優れるとともに集塵機のメ
ンテナンス時の工期の短縮化に優れる。 (3)内蓋の上面が伸縮された弾性体の復元力により、
棒状体挿入部の下面に押圧される範囲であれば、外蓋を
所望の位置で固定することができ、外蓋と内蓋の間隔の
調節が自由にできる。
【0065】請求項9に記載の発明によれば、請求項7
の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体に取り付ける際、外蓋
引張手段により外蓋を下方へ押圧することにより、外蓋
は下方へ移動する。外蓋が下方へ移動することにより、
上側リンク部材及び下側リンク部材により、摺動弾性体
当接部材が、弾性体に付勢されながら水平弾性体保持部
に沿って摺動する。伸縮させられた弾性体の復元力によ
り、下側リンク部材の下面が内蓋の上面を押圧し、内蓋
の下面と支持枠部材の上面が密閉される。よって、外蓋
を外蓋引張手段により下方へ押圧することにより、側壁
の上端部と外蓋の下面との密閉及び内蓋の下面と支持枠
部材の上面との密閉を同時にすることができるので、作
業性に優れる。 (2)マンホール蓋を集塵機本体から取り外す際、外蓋
が、上側リンク部材,摺動弾性体当接部材,下側リンク
部材を介して、内蓋と連結されており、これにより、外
蓋を持ち上げると、内蓋及び断熱材も同時に持ち上がる
ので、外蓋及び内蓋並びに断熱材を別々に取り外す必要
がなく作業性に優れるとともに集塵機のメンテナンス性
に優れる。 (3)内蓋の上面が伸縮された弾性体の復元力により、
下側リンク部材の下面に押圧される範囲であれば、外蓋
を所望の位置で固定することができ、外蓋と内蓋の間隔
の調節が自由にできる。
【0066】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1乃至9の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を有
する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等の支持枠部材に取り
付ける際、外蓋引張手段により、外壁の側縁部が側壁の
上端部に押圧され、連結手段により内蓋の下面の側縁部
が支持枠部材の上面に押圧されているので、外蓋及び内
蓋を取り付ける際の溶接作業が極めて少なく、マンホー
ル蓋の生産が従来の数分の1ででき生産性に優れるとも
に、溶接作業が極めて少ないので支持枠部材等の熱膨張
による熱劣化が生じにくく耐久性に優れる。
【0067】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等の支持枠部材に取り
付ける際、引張ボルトを係合ナットに螺合させることに
より、引張掛止部材が下方へ引っ張られ、延いては外蓋
も下方へ引っ張られるので、外蓋の下面と側壁の上端部
との間が密閉される。また、外蓋が下方へ移動すること
により連結手段が内蓋の上面を押圧するので内蓋の下面
の側縁部と支持枠部材の上面が密閉される。よって、外
蓋の下面の側縁部と側壁の上端部との間の密閉及び内蓋
の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同時に行
うことができ作業性に優れる。
【0068】請求項12に記載の発明によれば、請求項
10の効果に加え、以下の効果を有する。 (1)マンホール蓋を集塵機本体等の支持枠部材に取り
付ける際、引張ボルトを雌螺子孔又は係合ナットに螺合
させることにより、引張掛止部材が下方へ引っ張られ、
外蓋も下方へ引っ張られるので、外蓋の下面と側壁の上
端部との間が密閉される。また、外蓋が下方へ移動する
ことにより連結手段が内蓋の上面を押圧するので内蓋の
下面の側縁部と支持枠部材の上面が密閉される。よっ
て、外蓋の下面の側縁部と側壁の上端部との間の密閉及
び内蓋の下面の側縁部と支持枠部材の上面との密閉を同
時に行うことができ作業性に優れる。
【0069】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1乃至12の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を
有する。 (1)内蓋の中央部は下方へ湾出させて形成されている
ので、支持枠部材に配設される際に、内蓋の隅部が連結
手段によって下方へ押圧され、内蓋は弾性変形し、支持
枠部材にパッキン等を介して密着するので、連結手段は
少数で良く(内蓋の四隅にあれば良く)、生産性に優れ
る。
【0070】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1乃至13の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を
有する。 (1)各々の部材間を密閉することができるので、断熱
効果を高めることができる。 (2)所定の部材に歪みが存在していてもパッキンが該
歪みに対応して変形するので、施工性に優れる。 (3)パッキンにより気密性を向上できる。
【0071】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1乃至14の内何れか一項の効果に加え、以下の効果を
有する。 (1)非被覆ブロックを備えているので、耐熱性クロス
の使用量を抑えることができ、大型の集塵室等の施工性
を高めることができる。 (2)非被覆ブロックを備えているので、耐熱性クロス
の使用量を抑えることができ、低原価で量産することが
できる。 (3)断熱材を断熱材収納部に収納する際は、断熱材収
納部より小さい非被覆ブロックを配設し、次いで、被覆
ブロックを非被覆ブロックの周囲に配設すればよいの
で、断熱材の収納が容易であり、断熱材の敷設作業の作
業性に優れる。 (4)非被覆ブロックを備えているので、連結手段を断
熱材に容易に埋設することができ、断熱作業の敷設作業
の作業性に優れる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱材が配設されていない状態の本発明の実施
の形態1におけるマンホール蓋の一部破断要部斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における断熱材収納部に
収納される断熱材の一部破断要部斜視図
【図3】集塵機の開口部に複数の本発明の実施の形態1
におけるマンホール蓋が敷設された状態を示す要部斜視
【図4】図3のA−A線における矢視要部断面図
【図5】(a)断熱材の固定具の要部側面図 (b)断熱材の固定具の要部平面図
【図6】本発明の実施の形態2における連結手段とその
周辺部の要部正面図
【図7】本発明の実施の形態2における連結手段とその
周辺部の要部側面図
【図8】本発明の実施の形態3における連結手段とその
周辺部の要部側面図
【図9】本発明の実施の形態4のマンホール蓋の外蓋引
張手段及び側壁押圧手段並びにその周辺部の要部正面図
【図10】本発明の実施の形態5のマンホール蓋の外蓋
引張手及びその周辺部の要部正面図
【図11】(a)本発明の実施の形態6における支持枠
部材に配設される前のマンホール蓋の要部側面模式図 (b)本発明の実施の形態6における支持枠部材に配設
された後のマンホール蓋の要部側面模式図
【図12】断熱材が配設されていない状態の従来のマン
ホール蓋の一部破断斜視図
【図13】断熱材収納部に配設される断熱材の一部破段
要部斜視図
【図14】集塵機の開口部に複数の従来のマンホール蓋
が敷設された状態を示す要部斜視図
【図15】図14のB−B線における矢視要部断面図
【符号の説明】
1,1’ マンホール蓋 2 支持枠部材 2a 押圧ナット 3,3’ 下側パッキン 4 側壁 4a 上側曲折部 4b 被押圧部 5 断熱材収納部 6 上側パッキン 7 側壁押圧部材 7a 係合ナット 7b 押圧ボルト孔 8 押圧ボルト 9 内蓋 9a 立ち上がり部 9b 内蓋補強部材 10 外蓋 10a 外蓋縁部材 10b 引張掛止部材係止孔 10c 外蓋補強部材 11 引張掛止部材 11a ボルト挿通孔 12 引張ボルト 13 連結手段 14 垂直弾性体保持部 15 弾性体 16 弾性体当接部材 17 棒状体挿入部 17a 挿入孔 17b 凹部 17c 挿入部蓋体 18 抜脱防止部材 19 断熱材 20 非被覆ブロック 21 被覆ブロック 21a 繊維質断熱材 21b 断熱性クロス 22 固定具 23 スタッド 23a 雄螺子部 24 押板 24a スタッド挿入孔 24b 係止片 25 連結手段 26 水平弾性体保持部 26a 筒体 27 弾性体支持部材 28 摺動弾性体当接部材 28a 弾性体側軸支部 29 蓋側軸支部 30 上側リンク部材 31 下側リンク部材 32 弾性体 33 連結ロッド 34 下側引張掛止部材 34a 雌螺子孔 35 引張ボルト 36 側壁押圧部材 36a 押圧ボルト孔 37 押圧ボルト 38 側壁 38a 下側曲折部 38b 上側曲折部 39 内蓋 39a 補強部材 50 従来のマンホール蓋 51 支持枠部材 52 側壁 52a パッキン保持溝 52b 曲折部 53 断熱材収納部 54a 上側パッキン 54b 下側パッキン 55 内蓋 56a ボルト 56b ナット 57 外蓋 57a 外蓋縁部材 57b 外蓋補強部材 58 ボルト頭部係止部材 59 押圧部材 60a 引張ボルト 60b 係合ナット 61 断熱材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に格子状に架設されたチャンネル
    材等の支持枠部材上に敷設されるマンホール蓋であっ
    て、 a.側縁部が前記支持枠部材上に載置される略平板状の
    内蓋と、b.下端部が前記支持枠部材上に載置され前記
    内蓋の周囲を囲繞する側壁と、c.側縁部が前記側壁の
    上端部に載置される略平板状の外蓋と、d.前記外蓋及
    び前記内蓋並びに前記側壁により形成された空間である
    断熱材収納部に収納された断熱材と、を備え、 前記断熱材が、 前記側壁の内面に当接させて環状に配設され耐熱性繊維
    で形成された繊維質断熱材が耐熱性クロスで被覆された
    被覆ブロックを備えていることを特徴とするマンホール
    蓋。
  2. 【請求項2】 上端部が前記外蓋の下面に配設され下端
    部が前記内蓋の上面に配設された連結手段と、前記側壁
    の下部周縁部に形設された被押圧部と、前記被押圧部を
    押圧し前記支持枠部材に前記側壁の下端部を前記支持枠
    部材に係合して押圧する側壁押圧手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋。
  3. 【請求項3】 前記側壁押圧手段が、a.両側部の下面
    が隣接する前記側壁の前記被押圧部の上面に各々当接す
    る側壁押圧部材と、b.前記側壁押圧部材の略中央部に
    穿設された押圧ボルト孔と、c.前記押圧ボルト孔の下
    方の前記支持枠部材に穿設された雌螺子孔、又は、前記
    押圧ボルト孔の下方の前記支持枠部材に固定された押圧
    ナットと、d.前記押圧ボルト孔に挿入されボルト頭部
    が前記押圧ボルト孔に係止され先端部が前記雌螺子孔又
    は前記押圧ナットに螺合される押圧ボルトと、を備えて
    いることを特徴とする請求項2に記載のマンホール蓋。
  4. 【請求項4】 開口部に格子状に架設され上面に側壁が
    固定された又は一体に形成されたチャンネル材等の支持
    枠部材上に敷設されるマンホール蓋であって、 a.側縁部が前記支持枠部材上に載置される略平板状の
    内蓋と、b.側縁部が前記側壁の上端部に載置される略
    平板状の外蓋と、c.前記外蓋及び前記内蓋並びに前記
    側壁により形成された空間である断熱材収納部に収納さ
    れた断熱材と、を備え、 前記断熱材が、 前記側壁の内面に当接させて環状に配設され耐熱性繊維
    で形成された繊維質断熱材が耐熱性クロスで被覆された
    被覆ブロックを備えていることを特徴とするマンホール
    蓋。
  5. 【請求項5】 上端部が前記外蓋の下面に配設され下端
    部が前記内蓋の上面に配設された連結手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載のマンホール蓋。
  6. 【請求項6】 前記連結手段が、連結ロッドであること
    を特徴とする請求項1乃至5の内何れか一項に記載のマ
    ンホール蓋。
  7. 【請求項7】 前記連結手段が、弾性体を有する弾性連
    結機構であることを特徴とする請求項1乃至5の内何れ
    か一項に記載のマンホール蓋。
  8. 【請求項8】 前記弾性連結機構が、a.上端部が前記
    外蓋の下面に直接固定された又は前記下面に固定された
    ナットに螺着された垂直弾性体保持部と、b.下端部が
    前記内蓋に固定された筒状の棒状体挿入部と、c.前記
    棒状体挿入部の上端面に穿設され、又は、上端に配設さ
    れた蓋部に形成され、前記垂直弾性体保持部の先端部が
    遊挿される挿入孔と、d.前記垂直弾性体保持部の上部
    側に配設又は形設された弾性体当接部材と、e.前記垂
    直弾性体保持部の、前記弾性体当接部材と前記棒状体挿
    入部との間に環装された弾性体と、f.前記垂直弾性体
    保持部の前記先端部に配設された抜脱防止部材と、を備
    えていることを特徴とする請求項7に記載のマンホール
    蓋。
  9. 【請求項9】 前記弾性連結機構が、a.前記内蓋に対
    して略水平に配設された水平弾性体保持部と、b.前記
    水平弾性体保持部の両端側に各々係止又は螺着された弾
    性体支持部材と、c.前記水平弾性体保持部の中央側に
    各々摺動自在に配設された摺動弾性体当接部材と、d.
    前記水平弾性体保持部の、前記弾性体支持部材と前記摺
    動弾性体当接部材との間に環装された弾性体と、e.一
    端が前記外蓋の下面に軸支され他端が前記摺動弾性体当
    接部材に軸支された上側リンク部材と、f.一端が前記
    内蓋の上面に軸支され他端が前記摺動弾性体当接部材に
    軸支された下側リンク部材と、を備えていることを特徴
    とする請求項7に記載のマンホール蓋。
  10. 【請求項10】 前記外蓋の外周縁部又は外蓋縁部に当
    接し又は係止され前記支持枠部材又は前記側壁押圧手段
    若しくは隣接する前記側壁に両端が配設された部材に係
    合して前記側壁の上端部に前記外蓋の側縁部を押圧する
    外蓋引張手段を備えていることを特徴とする請求項1乃
    至9の内何れか一項に記載のマンホール蓋。
  11. 【請求項11】 前記外蓋引張手段が、a.両端が隣接
    する前記外蓋の前記外周縁部又は前記外蓋縁部に各々係
    止する引張掛止部材と、b.前記引張掛止部材に穿設さ
    れたボルト挿通孔と、c.前記ボルト挿通孔の下方の前
    記支持枠部材又は前記側壁押圧部材に穿設された雌螺子
    孔、又は、前記ボルト挿通孔の下方の前記支持枠部材又
    は前記側壁押圧部材に固定された係合ナットと、d.前
    記ボルト挿通孔に挿入されボルト頭部が前記ボルト挿通
    孔に係止され先端部が前記雌螺子孔又は前記係合ナット
    に螺合される引張ボルトと、を備えていることを特徴と
    する請求項10に記載のマンホール蓋。
  12. 【請求項12】 前記外蓋引張手段が、a.両端が隣接
    する前記外蓋の外周縁部に各々係止する引張掛止部材
    と、b.前記引張掛止部材に穿設されたボルト挿通孔
    と、c.両端が隣接する前記側壁に各々係止又は固定さ
    れた下側引張掛止部材と、d.前記ボルト挿通孔の下方
    の前記下側引張掛止部材に穿設された雌螺子孔、又は、
    前記ボルト挿通孔の下方の前記下側引張掛止部材に固定
    された係合ナットと、e.前記ボルト挿通孔に挿通され
    ボルト頭部が前記ボルト挿通孔に係止され先端部が前記
    雌螺子孔又は前記係合ナットに螺合される引張ボルト
    と、を備えていることを特徴とする請求項10に記載の
    マンホール蓋。
  13. 【請求項13】 前記内蓋の長手方向の中央部が、下方
    に湾出して形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至12の内何れか一項に記載のマンホール蓋。
  14. 【請求項14】 前記外蓋の側縁部と前記側壁の上端部
    との間及び/又は前記内蓋の側縁部と前記支持枠部材と
    の間並びに/若しくは前記支持枠部材と前記被押圧部と
    の間に介設されたパッキンを備えていることを特徴とす
    る請求項1乃至13の内何れか一項に記載のマンホール
    蓋。
  15. 【請求項15】 前記断熱材が、 環状に配設された前記被覆ブロックの内側に配設され耐
    熱性繊維で形成された繊維質断熱材からなる非被覆ブロ
    ックを備えていることを特徴とする請求項1乃至14の
    内何れか一項に記載のマンホール蓋。
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