JP2002291845A - 薬剤供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬剤がタブレットケースより排出される場
合、薬剤はかき回され、静電気により、薬剤が帯電し、
シュートに薬剤が張り付いてしまった。 【解決手段】 薬剤を収納する収納容器から薬剤を排出
する排出ドラムを有する樹脂製のタブレットケース(1)
と、前記タブレットケース(1)から排出された薬剤を直
接受けて前方に導く樹脂製のシュート(3)とを備える薬
剤供給装置において、シュート(3)の薬剤が滑落する面
にアース部材(3a)を配置ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤供給装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より病院や調剤薬局においては、薬
剤を所定個数だけビン詰めするための薬剤供給装置が使
用されている。

【０００３】この薬剤供給装置では、薬剤の入ったタブ
レットケースから所定個数だけ薬剤をシュートに排出し
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このタブレットケース
及びシュートを樹脂にて成形した場合、以下のような不
都合が生じた。

【０００５】薬剤がタブレットケースより排出される場
合、薬剤はかき回され、静電気により、薬剤が帯電し、
薬剤によってはシュートに張り付いてしまうことが、稀
ではあるが発生した。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本願は、薬剤を収納する
収納空間から薬剤を排出する排出ドラムを有する樹脂製
のタブレットケース(1)と、前記タブレットケース(1)か
ら排出された薬剤を直接受けて前方に導く樹脂製のシュ
ート(3)とを備える薬剤供給装置において、シュート(3)
の薬剤が滑落する面にアース部材(3a)を配置したことを
特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づき本発明の
第1実施形態を説明する。

【０００８】図１に示すように、タブレットケース1
は、薬剤(錠剤)を収納する収納空間12と、薬剤を排出す
る周知の排出ドラム13を内蔵している。この排出ドラム
13及びタブレットケース1は、半透明の通常の樹脂であ
り、導電性は極めて小さい。排出ドラム13が回転するこ
とにより、薬剤は整列され1錠づつ排出される。このと
きに、薬剤は帯電してしまうことがある。

【０００９】タブレットケース1から排出された薬剤
は、薬剤排出検出用の光路が形成される通路2を通過し
た後に、シュート3に直接落ちる。

【００１０】シュート3も半透明の樹脂製であり、当然
その導電性は極めて小さい。

【００１１】この実施形態では、このシュート3の底面
にアルミ板3aを貼り付けている。そしてこのアルミ板3a
は、弾性金属片8aに接触しアースされている。

【００１２】このアルミ板3a上に落下した薬剤はここで
アースされる。

【００１３】この後、薬剤はこのシュート3内を滑落し
図3の矢印６で示されるように装置の前方下方に移動す
る。そして、シュート出口４の下にビンや皿を用意する
ことにより、このビンや皿に薬剤を供給することができ
る。

【００１４】基板５は、必要な薬剤数(目標個数)を指定
したり、タブレットケースからの排出を開始させたりす
るための操作部、目標個数及び排出された個数及びメッ
セージ等を表示する表示部を構成する。

【００１５】モータ７はタブレットケース内の排出ドラ
ムを駆動する。

【００１６】基板５の操作部で入力された指示は、制御
基板部8により処理される。制御基板部8は、モータ７を
回転させる電力をこのモータ７に供給する。

【００１７】

【発明の効果】本発明によれば、薬剤のシュートへの張
り付きを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第1実施態様のタブレットケースの図
である。

【図２】第1実施態様の図である。

【図３】第1実施態様の図である。

【符号の説明】

1・・・・樹脂製のタブレットケース、 3・・・・シュート、 3a・・・・アルミ板(アース部材) 13・・・樹脂製の排出ドラム、 15・・・薬剤。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 薬剤を収納する収納空間から薬剤を排出
   する排出ドラムを有する樹脂製のタブレットケース(1)
   と、前記タブレットケース(1)から排出された薬剤を直
   接受けて前方に導く樹脂製のシュート(3)とを備える薬
   剤供給装置において、 前記シュート(3)の薬剤が滑落する面にアース部材(3a)
   を配置したことを特徴とする薬剤供給装置。