JP2002287174A - 泳動型表示装置 - Google Patents

泳動型表示装置

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JP2002287174A
JP2002287174A JP2001084896A JP2001084896A JP2002287174A JP 2002287174 A JP2002287174 A JP 2002287174A JP 2001084896 A JP2001084896 A JP 2001084896A JP 2001084896 A JP2001084896 A JP 2001084896A JP 2002287174 A JP2002287174 A JP 2002287174A
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JP2001084896A
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Tatsuya Isono
達也 磯野
So Hirota
創 廣田
Osamu Yamada
修 山田
Mitsuru Obara
満 小原
Toshio Tsuboi
俊雄 壺井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な視認性を有し、暗い場所でも見ること
ができる泳動型表示装置を提供する。 【解決手段】 透明基板3と該透明基板3に対向して配
置された対向基板5との間に、分散媒6と該分散媒6中
に分散される電気泳動粒子7とを封入し、透明基板3と
対向基板5との間に電圧を印加して電気泳動粒子7を透
明基板3側に移動させることで表示を行う泳動型表示装
置1において、分散媒6または泳動粒子7のいずれかに
蛍光性物質または蓄光性物質を含有させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧あるいは磁界
の印加により分散媒中の泳動粒子を泳動させて表示する
泳動型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分散媒中の泳動粒子の泳動により表示を
行う泳動型表示装置は、原理的には、電気泳動方式と磁
気泳動方式がある。電気泳動方式の表示装置は、特開平
9−185087号公報に示すように、光透過性第1基
板と第2基板との間に黒色分散媒と帯電白色顔料粒子を
封入し、第1基板と第2基板との間に電圧を印加して、
帯電白色顔料粒子を第1基板側に電気泳動させると白色
に見え、第2基板側に電気泳動させると黒色に見えるよ
うになっている。磁気泳動方式の表示装置は、帯電白色
顔料粒子の代わりに磁性粒子を分散させたもので、第1
基板と第2基板の間に磁界を印加して磁性粒子を磁気泳
動させるようになっている。
【0003】また、このような泳動型表示装置には、特
開平8−54841号公報に示すように、磁性粉と非磁
性粉を分散媒中に分散した液体をマイクロカプセルに封
入し、該マイクロカプセルを基板上に塗布してその上を
透明基板で覆う構成のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の表示装置は、外部からの入射光を泳動粒子に反射させ
てその色を認識する反射型であるため、表示された画像
の明るさが不十分で視認性が悪いため、暗い場所では見
えないという問題があった。
【0005】本発明は、良好な視認性を有し、暗い場所
でも見ることができる泳動型表示装置を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、分散媒または泳動粒子のいずれかに蛍光
性物質または蓄光性物質を含有させたものである。
【0007】すなわち、第1の発明は、透明基板と該透
明基板に対向して配置された対向基板との間に、分散媒
と該分散媒中に分散される電気泳動粒子とを封入し、前
記透明基板と対向基板との間に電圧を印加して前記電気
泳動粒子を泳動させることで表示を行う泳動型表示装置
において、前記電気泳動粒子に蛍光性または蓄光性の物
質を含有させたものである。
【0008】第2の発明は、透明基板と該透明基板に対
向して配置された対向基板との間に、分散媒と該分散媒
中に分散される磁性泳動粒子とを封入し、前記透明基板
と対向基板との間に磁界を印加して前記磁性泳動粒子を
泳動させることで表示を行う泳動型表示装置において、
前記磁性泳動粒子に蛍光性または蓄光性の物質を含有さ
せたものである。
【0009】第3の発明は、透明基板と該透明基板に対
向して配置された対向基板との間に、分散媒と該分散媒
中に分散される電気泳動粒子とを封入し、前記透明基板
と対向基板との間に電圧を印加して前記電気泳動粒子を
泳動させることで表示を行う泳動型表示装置において、
前記分散媒に蛍光性または蓄光性の物質を含有させたも
のである。
【0010】第4の発明は、透明基板と該透明基板に対
向して配置された対向基板との間に、分散媒と該分散媒
中に分散される磁性泳動粒子とを封入し、前記透明基板
と対向基板との間に磁界を印加して前記磁性泳動粒子を
透明基板側に泳動させることで表示を行う泳動型表示装
置において、前記分散媒に蛍光性または蓄光性の物質を
含有させたものである。
【0011】前記発明において、表示のコントラストを
より高めるために、前記泳動粒子に含有させた蛍光性物
質または蓄光性物質の励起波長域の光を吸収または分散
する物質を分散媒に加え、また、前記分散媒に含有させ
た蛍光性物質または蓄光性物質の励起波長域の光を吸収
または分散する物質を泳動粒子に加えることが好まし
い。さらに、前記泳動粒子に含有させた蛍光性物質や蓄
光性物質の発光スペクトル領域の光を吸収する物質を分
散媒に加え、また前記分散媒に含有させた蛍光性物質や
蓄光性物質の発光スペクトル領域の光を吸収する物質を
泳動粒子に加えることが好ましい。なお、前記発明にお
いて、前記泳動粒子と分散媒を多数のマイクロカプセル
のそれぞれに内包させるようにしてもよい。
【0012】
【作用】前記発明によれば、分散媒または泳動粒子のい
ずれかに蛍光物質または蓄光物質を含有させたので、外
部の光が蛍光物質または蓄光物質に入射すると、蛍光物
質または蓄光物質は紫外光等の電磁波を吸収して発光す
る。このため、蛍光物質または蓄光物質で反射する可視
光領域の反射成分に、蛍光物質または蓄光物質から発光
する可視光領域の発光成分が加わり、見かけ上可視光の
反射率が上がる。この結果、表示装置の白色部分すなわ
ち明るい部分がより明るくなり、コントラストが高くな
って視認性が良くなる。特に、蓄光性物質の場合、電磁
波を吸収してから光を放出し続ける時間が長いため、一
旦光を照射した後、しばらくは暗所でも表示を見ること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0014】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態の泳動表示板1を示す。この泳動表示板1は、所
定パターンの透明電極2を配設した透明基板3と、該透
明基板3に対向して配置され、所定パターンの対向電極
4を配設した対向基板5とからなっている。透明基板3
と対向基板5の間には、分散媒6に荷電性の泳動粒子7
を分散させた分散液が封入されている。泳動粒子7に
は、蛍光性物質または蓄光性物質が、塗布、蒸着、混入
によって含有されている。透明基板3と対向基板5の電
極間には画像信号に基づいて電位が印加される。
【0015】分散媒6は、泳動粒子よりも暗い色であれ
ばよい。具体的には、染料等で黒色に着色することがで
きる。分散媒6の材料は、特に限定されないが、ヘキシ
ルベンゼンやドデシルベンゼンにアントラキノン系染料
を加え、界面活性物質などを添加したものが使用でき
る。
【0016】荷電性の泳動粒子7は、分散媒6よりも明
るい色であればよい。具体的には、白色顔料粒子または
その他の着色顔料粒子の表面に蛍光物質や蓄光物質を塗
布したり蒸着したもの、その粒子中に蛍光物質や蓄光物
質を混入したもの、あるいは蛍光物質や蓄光物質そのも
のを粒子状にしたものが使用できる。
【0017】蛍光性物質は、無機系蛍光材料と有機系蛍
光材料のいずれでもよい。無機系蛍光材料としては、例
えば、Ca、Ba、Mg、Zn、Cd等の酸化物、硫化
物、珪酸塩、リン酸塩、タングステン酸塩等の結晶を主
成分として、Mn、Zn、Ag、Cu、Sb、Pb等の
金属元素またはランタノイド類等の希土類元素を活性剤
として添加して焼成したものが挙げられる。有機系蛍光
材料としては、例えば、蛍光増白剤、ジアミノスチルベ
ン、イミダゾール、クマリン、トリアゾール、カルバゾ
ール、ピリジン、ナフタル酸またはイミダゾロン等の誘
導体や、フルオレセイン、鉱物油、チオフラビン、エオ
シン、ローダミン、アントラセン、テルフェニル、ブリ
リアントスルホトラビン、ベーシックイエロー、エオレ
ン、有機系顔料色素(商品名:ルモルゲンカラー(BA
SF社)、FZ6014(シンロイヒ社))が挙げられ
る。また、合成樹脂個溶体型の材料、例えばベンゾクア
ナミン樹脂固溶体、ポリメタクリル酸エステル樹脂固溶
体、メラミン樹脂固溶体等でもよい。
【0018】蓄光性物質としては、CaSr、Zn、C
aS等の硫化物にBi、Cu、Co、Eu、Tm等の金
属元素またはランタノイド類等の希土類元素を活性剤と
して添加して焼成したものや、N夜光(商品名:ルミノ
ーバ(根本特殊化学(株))等が挙げられる。
【0019】前記表示装置1に使用する蛍光性物質およ
び蓄光性材料は、前記以外の各種無機材料または各種有
機材料であってもよい。
【0020】前記構成からなる泳動型表示装置1におい
て、所定の画像信号に基づいて透明基板3の透明電極2
にプラス電位、対向基板の対向電極4にマイナス電位を
印加すると、泳動粒子7は透明基板3側に移動し、逆に
透明基板3の透明電極2にマイナス電位、対向基板5の
対向電極4にプラス電位を印加すると、泳動粒子7は対
向基板5側に移動する。これにより、透明基板3側から
見ると、透明基板3側に移動した明るい色の泳動粒子7
が所定の表示となって視認することができる。
【0021】図2(A)に示すように、外部の可視光線
は反射して見えるが、紫外光は反射しても見えない。し
かし、泳動粒子7には蛍光物質または蓄光物質が含有さ
れているので、図2(B)に示すように、外部の光が泳
動粒子に含有させた蛍光物質または蓄光物質に入射する
と、蛍光物質または蓄光物質は紫外光等の電磁波を吸収
して発光する。このため、蛍光物質または蓄光物質で反
射する可視光領域の反射成分に、蛍光物質または蓄光物
質から発光する可視光領域の発光成分が加わり、見かけ
上可視光の反射率が上がる。この結果、表示装置1の白
色部分すなわち明るい部分がより明るくなり、コントラ
ストが高くなって視認性が良くなる。特に、蓄光性物質
の場合、電磁波を吸収してから光を放出し続ける時間が
長いため、一旦光を照射した後、しばらくは暗所でも表
示を見ることができる。
【0022】なお、対向基板5側に移動した泳動粒子7
は、図3(A)に示すように、外部からの紫外線を分散
媒6を介して吸収し、発光する虞れがある。そこで、図
3(B)に示すように、対向基板5側に移動した泳動粒
子7から発光される光を抑え、暗い部分をより暗くして
表示のコントラストをより高める目的で、泳動粒子7に
加えた蛍光性物質または蓄光性物質の励起波長域の光を
吸収する物質を分散媒6に加えてもよい。通常、図4に
示すように、蛍光性物質や蓄光性物質の励起波長域は紫
外にあるため、一例としてベンゾフェノン系、ベンゾト
リアゾール系、酢酸アリニド系有機化合物などの紫外線
吸収物質を使用する。例えば、酢酸アリニド系紫外線吸
収剤として、Sanduvour VSU powder、Sanduvour 3
206 Liq. (サンド(株)製品)等が挙げられる。
【0023】また、同様の目的で、泳動粒子7に加えた
蛍光性物質または蓄光性物質の励起波長域の光を散乱す
る物質を分散媒6に加えてもよい。一例として、紫外線
を散乱する無機顔料、各種金属及びその酸化物、例えば
酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ等が挙げられ
る。
【0024】さらに、泳動粒子7に加えた蛍光性物質や
蓄光性物質の発光スペクトル領域の光を吸収する物質や
染料を分散媒6に加えてもよい。
【0025】なお、前記実施形態では、透明基板4や対
向基板5に電極2,4を設けたが、表示装置1の外側か
ら電界が印加できるようにすれば、前記透明電極2や対
向電極4は必ずしも設ける必要はない。
【0026】<第2実施形態>前記第1実施形態は泳動
粒子7として荷電性泳動粒子を用いる電気泳動型表示装
置であるが、第2実施形態では、前記荷電性の泳動粒子
7に代えて磁性泳動粒子を用いることで、磁気泳動型表
示装置とすることができる。
【0027】磁性泳動粒子としては、黒色マグネタイ
ト、γ−ヘマタイト、二酸化クロム、フェライト等の酸
化物磁性材料や、鉄、コバルト、ニッケル等の合金系の
金属磁性材料の微粒子に白色の樹脂溶液を練合して、蛍
光物質や蓄光物質を混入した後、乾燥し粉砕したもの、
あるいは前記金属磁性材料の微粒子に白色の樹脂溶液を
練合して乾燥し粉砕した後、その表面に蛍光物質や蓄光
物質を塗布したり蒸着したものを使用できる。
【0028】磁気泳動型表示装置の動作は、電位に代え
て磁界を印加する以外は、前記第1実施形態と同様であ
る。
【0029】<第3実施形態>
【0030】前記第1実施形態および第2実施形態は泳
動粒子に蛍光性物質または蓄光性物質を含有させて電気
泳動型表示装置であるが、第3実施形態では、図5に示
すように、泳動粒子7に蛍光性物質または蓄光性物質を
含有させるのではなく、その代わりに分散媒6に蛍光性
物質または蓄光性物質を含有させることができる。
【0031】この第3実施形態の分散媒6は、泳動粒子
7の色よりも明るい色のものであれば、特に限定されな
いが、具体的には、ヘキシルベンゼンやドデシルベンゼ
ン等の有機溶媒に一般的な白色染料と界面活性物質とを
加えたものが挙げられる。分散媒6に含有させる蛍光性
材料や蓄光性材料は、第1実施形態に挙げたものが利用
できるが、これを分散媒6に添加したり、分散させる。
【0032】泳動粒子7は、分散媒6の色よりも暗く、
分散媒6とのコントラストが高い色であればよい。泳動
粒子7の材料は、特に限定されないが、具体的には黒色
の顔料を混入した樹脂が使用できる。
【0033】前記構成からなる泳動型表示装置10にお
いて、所定の画像信号に基づいて透明基板3の透明電極
2にプラス電位、対向基板5の対向電極4にマイナス電
位を印加すると、泳動粒子7は透明基板2側に移動し、
逆に透明基板3の透明電極2にマイナス電位、対向基板
5の対向電極4にプラス電位を印加すると、泳動粒子7
は対向基板5側に移動する。これにより、透明基板3側
から見ると、外部から入射した光が分散媒6で反射する
結果、透明基板3側に泳動粒子7が移動した部分は黒
く、対向基板5側に泳動粒子7が移動した部分は分散媒
6の色が白く見えるので、所定の表示となって視認する
ことができる。
【0034】図6(A)に示すように、外部の可視光線
は反射して見えるが、紫外光は反射しても見えない。し
かし、分散媒6には蛍光物質または蓄光物質が含有され
ているので、図6(B)に示すように、外部の光が分散
媒6中の蛍光物質または蓄光物質に入射すると、蛍光物
質または蓄光物質は紫外光等の電磁波を吸収して発光す
る。このため、蛍光物質または蓄光物質で反射する可視
光領域の反射成分に、蛍光物質または蓄光物質から発光
する可視光領域の発光成分が加わり、見かけ上可視光の
反射率が上がる。この結果、表示装置10の白色部分す
なわち明るい部分がより明るくなり、コントラストが高
くなって視認性が良くなる。特に、蓄光性物質の場合、
電磁波を吸収してから光を放出し続ける時間が長いた
め、一旦光を照射した後、しばらくは暗所でも表示を見
ることができる。
【0035】なお、透明電極3側に移動した泳動粒子7
の近傍にある分散媒6は、図7(A)に示すように、外
部からの紫外線を吸収し、発光する虞れがある。そこ
で、図7(B)に示すように、透明基板3側に移動した
泳動粒子7の近傍にある分散媒6から放出される光を抑
え、表示のコントラストをより高める目的で、分散媒6
に加えた蛍光性物質または蓄光性物質の励起波長域の光
を吸収する物質を泳動粒子7に加えてもよい。
【0036】さらに、分散媒6に加えた蛍光性物質や蓄
光性物質の発光スペクトル領域の光を吸収する物質や染
料を泳動粒子7に加えてもよい。
【0037】<第4実施形態>
【0038】前記第3実施形態は泳動粒子として荷電性
の泳動粒子を用いた電気泳動型表示装置であるが、第4
実施形態では、前記荷電性泳動粒子に代えて磁性泳動粒
子を用いることで、磁気泳動型表示装置とすることがで
きる。
【0039】磁性泳動粒子としては、磁性粉に黒色の顔
料を混入した樹脂等が使用できる。
【0040】磁気泳動型表示装置の動作は、電位に代え
て磁界を印加する以外は、前記第1実施形態と同様であ
る。
【0041】<第5実施形態>
【0042】以上の実施形態の泳動型表示装置1,10
は、透明基板3と対向基板5の間に直接、分散媒6と泳
動粒子7を封入したものであるが、図8に示すように、
分散媒6と泳動粒子7をマイクロカプセル8に内包し、
このマイクロカプセル8を透明基板3と対向基板5の間
に敷設することができる。この表示装置20において
も、泳動粒子7または分散媒6に蛍光性物質または蓄光
性物質を含有させる。この蛍光性物質または蓄光性物質
の作用および効果は前記実施形態と同様である。
【0043】マイクロカプセル8は、粒径約50μmの
もので、公知のコアセルベーション法により、アルキル
ナフタレンに泳動粒子を分散させた分散液をアラビアゴ
ム−ゼラチン系樹脂でマイクロカプセル化することで得
られる。このマイクロカプセルを対向基板上に敷き詰め
る方法としては、特開2000−66247号公報に記
載されている方法が採用できるので、詳細な説明は省略
する。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、分散媒または泳動粒子のいずれかに蛍光性物
質または蓄光性物質を含有させたので、画像のコントラ
ストを上げ、視認性を良くすることができる。特に、蓄
光物質を使用した場合は、一旦光を照射した後、暗所で
も表示を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による電気泳動型表示
装置の断面図。
【図2】 図1の電気泳動型表示装置における蛍光性物
質または蓄光性物質の作用を示す拡大断面図。
【図3】 図1の電気泳動型表示装置の変形例における
蛍光性物質または蓄光性物質の作用を示す拡大断面図。
【図4】 蛍光体の励起・発光スペクトルを示す図。
【図5】 本発明の第3実施形態による電気泳動型表示
装置の断面図。
【図6】 図5の電気泳動型表示装置における蛍光性物
質または蓄光性物質の作用を示す拡大断面図。
【図7】 図5の電気泳動型表示装置の変形例における
蛍光性物質または蓄光性物質の作用を示す拡大断面図。
【図8】 本発明の第5実施形態による電気泳動型表示
装置の断面図。
【符号の説明】
1,10,20 表示装置 2 透明電極 3 透明基板 4 対向電極 5 対向基板 6 分散媒 7 泳動粒子 8 マイクロカプセル
フロントページの続き (72)発明者 山田 修 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小原 満 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 壺井 俊雄 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と該透明基板に対向して配置さ
    れた対向基板との間に、分散媒と該分散媒中に分散され
    る電気泳動粒子とを封入し、前記透明基板と対向基板と
    の間に電圧を印加して前記電気泳動粒子を泳動させるこ
    とで表示を行う泳動型表示装置において、 前記電気泳動粒子に蛍光性または蓄光性の物質を含有さ
    せたことを特徴とする泳動型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励起
    波長域の光を吸収する物質を分散媒に加えたことを特徴
    とする請求項1に記載の泳動型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励起
    波長域の光を分散する物質を分散媒に加えたことを特徴
    とする請求項1に記載の泳動型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記蛍光性物質や蓄光性物質の発光スペ
    クトル領域の光を吸収する物質を分散媒に加えたことを
    特徴とする請求項1に記載の泳動型表示装置。
  5. 【請求項5】 透明基板と該透明基板に対向して配置さ
    れた対向基板との間に、分散媒と該分散媒中に分散され
    る磁性泳動粒子とを封入し、前記透明基板と対向基板と
    の間に磁界を印加して前記磁性泳動粒子を泳動させるこ
    とで表示を行う泳動型表示装置において、 前記磁性泳動粒子に蛍光性または蓄光性の物質を含有さ
    せたことを特徴とする泳動型表示装置。
  6. 【請求項6】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励起
    波長域の光を吸収する物質を分散媒に加えたことを特徴
    とする請求項5に記載の泳動型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励起
    波長域の光を分散する物質を分散媒に加えたことを特徴
    とする請求項5に記載の泳動型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記蛍光性物質や蓄光性物質の発光スペ
    クトル領域の光を吸収する物質を分散媒に加えたことを
    特徴とする請求項5に記載の泳動型表示装置。
  9. 【請求項9】 透明基板と該透明基板に対向して配置さ
    れた対向基板との間に、分散媒と該分散媒中に分散され
    る電気泳動粒子とを封入し、前記透明基板と対向基板と
    の間に電圧を印加して前記電気泳動粒子を泳動させるこ
    とで表示を行う泳動型表示装置において、 前記分散媒に蛍光性または蓄光性の物質を含有させたこ
    とを特徴とする泳動型表示装置。
  10. 【請求項10】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励
    起波長域の光を吸収する物質を泳動粒子に加えたことを
    特徴とする請求項9に記載の泳動型表示装置。
  11. 【請求項11】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励
    起波長域の光を分散する物質を泳動粒子に加えたことを
    特徴とする請求項9に記載の泳動型表示装置。
  12. 【請求項12】 前記蛍光性物質や蓄光性物質の発光ス
    ペクトル領域の光を吸収する物質を泳動粒子に加えたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の泳動型表示装置。
  13. 【請求項13】 透明基板と該透明基板に対向して配置
    された対向基板との間に、分散媒と該分散媒中に分散さ
    れる磁性泳動粒子とを封入し、前記透明基板と対向基板
    との間に磁界を印加して前記磁性泳動粒子を泳動させる
    ことで表示を行う泳動型表示装置において、 前記分散媒に蛍光性または蓄光性の物質を含有させたこ
    とを特徴とする泳動型表示装置。
  14. 【請求項14】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励
    起波長域の光を吸収する物質を泳動粒子に加えたことを
    特徴とする請求項13に記載の泳動型表示装置。
  15. 【請求項15】 前記蛍光性物質または蓄光性物質の励
    起波長域の光を分散する物質を泳動粒子に加えたことを
    特徴とする請求項13に記載の泳動型表示装置。
  16. 【請求項16】 前記蛍光性物質や蓄光性物質の発光ス
    ペクトル領域の光を吸収する物質を泳動粒子に加えたこ
    とを特徴とする請求項13に記載の泳動型表示装置。
  17. 【請求項17】 前記泳動粒子と分散媒を多数のマイク
    ロカプセルのそれぞれに内包したことを特徴とする請求
    項1から16のいずれかに記載の泳動型表示装置。
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