JP2002286852A - 物体検出システム - Google Patents

物体検出システム

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JP2002286852A
JP2002286852A JP2001082776A JP2001082776A JP2002286852A JP 2002286852 A JP2002286852 A JP 2002286852A JP 2001082776 A JP2001082776 A JP 2001082776A JP 2001082776 A JP2001082776 A JP 2001082776A JP 2002286852 A JP2002286852 A JP 2002286852A
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sensor
maximum value
output
separation
detection system
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JP2001082776A
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English (en)
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Kentaro Todoroki
健太郎 轟木
Takenori Fukushima
武徳 福島
Koji Mine
浩二 峯
Naoki Kabe
直樹 加邉
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体を検出するシステムにおいて、接近後の
離隔を、対象物体の寸法等に関わらず、位置の誤差を少
なく検出する。 【解決手段】 受信手段で受信した信号の周波数と送信
手段によって送信された信号の周波数との差分を求めて
その差分に応じた信号を処理して、物体が前記センサー
に接近した後に離隔する事を認識する判断する物体検出
システムにおいて、前記判断は、前記センサーの出力に
基づいて物体が接近したと判定する接近判定手段と、前
記接近判定手段が物体が接近したと判定をして以来の前
記センサーの出力の最大値を記憶する最大値記憶手段
と、前記最大値記憶手段に記憶された最大値と前記セン
サーの出力とを物体の離隔の判定に用いる離隔判断手段
を備える事を特徴とする物体検出システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体検出システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な施設や装置において、人や乗り物
等の物体を自動的に検出するシステムが活用されてい
る。物体を検出することにより、ユーザーをサポートす
ることが可能になる。また、物体に電波を送信する送信
手段と、前記送信手段によって送信された電波の反射波
を受信する受信手段とを備えるセンサーを用いる事が提
案されている。物質によっては、電波が透過するので、
センサーを機器や壁の内部に隠蔽することによって、セ
ンサー自体が保護され、また、デザイン上でも好都合で
ある。
【0003】例えば、実開昭62−132484で提案
された装置は、小便器の正面の領域にマイクロ波を発射
するドップラーセンサーの出力を元に自動的に洗浄水を
供給するものである。洗浄水を供給するタイミングは、
ユーザーが小便器に接近してから使用後に離隔するまで
のドップラー周波数の変化を、異なる帯域増幅器の出力
信号を夫々閾値と比較して検出することによって決定さ
れる。
【0004】この装置によれば、センサーの設置場所の
自由度が大きいので、汚れ、傷の発生や防水に考慮を払
う必要が無いところに設置できる。また、ユーザーにと
っては、洗浄の為の操作が不要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
センサーと対象物体との距離が同一であっても、対象物
体の反射率や対象物体の大きさ、即ち、電波の反射面積
に応じて電波の受信強度は異なるのでセンサーの受信手
段の出力は一定ではない。そのため、従来のようにセン
サーの出力を単純に一定の閾値と比較するのみでは検出
を誤る場合があった。即ち、センサー出力を一定の閾値
と比較することによって対象物体の離隔を検出すると、
対象物体の大きさや反射率によって、離隔を検出する位
置、即ち、センサーと対象物体間の距離に差が生じてし
まう。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決する為に、請求項1に記載の本発明は、物体に
電波を送信する送信手段と、前記送信手段によって送信
された電波の反射波を受信する受信手段と、前記受信手
段で受信した信号の周波数と前記送信手段によって送信
された信号の周波数との差分を求めてその差分に応じた
信号を生成する手段とを備えるセンサーと、前記センサ
ーの出力に基づいて、物体が前記センサーに接近した後
に離隔する事を認識する判断手段と、前記判断手段での
判断結果を他に出力する判断結果出力手段からなる物体
検出システムにおいて、前記判断手段は、前記センサー
の出力に基づいて物体が接近したと判定する接近判定手
段と、前記接近判定手段が物体が接近したと判定をして
以来の前記センサーの出力の最大値を記憶する最大値記
憶手段と、前記最大値記憶手段に記憶された最大値と前
記センサーの出力とを物体の離隔の判定に用いる離隔判
断手段を備える事を特徴して構成されている。
【0007】ここで、電波とは赤外線よりも波長が長い
電磁波を示す。
【0008】以上の構成によれば、対象物体の大きさや
反射率の違いによるセンサー出力値とセンサーと対象物
体間の距離との関係の違いは、最大値記憶手段に記憶さ
れている物体が接近して以来の最大値と相関が有るの
で、この最大値を離隔を判定する際に反映させることに
よって、どのような物体に対しても、所望の距離におい
て離隔の判定を下すことが可能となる。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の物体検出システムにおいて、検出対象を生体とする
事を特徴として構成されている。
【0010】ここで、生体とは、人、動物、鳥、昆虫等
の生き物を指す。特に、生体は寸法の個体差や種類差が
大きいので、本発明によって正しい離隔判定が可能とな
る効果は大きい。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1から
2に記載の物体検出システムにおいて、前記離隔判断手
段は、前記最大値記憶手段に記憶された最大値に定数を
乗じた値を、物体の離隔の判断に用いる事を特徴として
構成されている。
【0012】こうすることにより、離隔を判定する際に
最大値を簡易的に反映させることができるので、どのよ
うな物体に対しても、所望の距離において離隔の判定を
下すことが可能となる。
【0013】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の物体検出システムにおいて、前記離隔判断手段は、
前記最大値記憶手段に記憶された最大値に定数を乗じた
値と前記センサーの出力とを比較する第一の比較手段
と、前記第一の比較手段により、前記センサー出力が前
記の最大値に定数を乗じた値を下回る時間を測る計時手
段と、前記計時手段の値を予め設定された閾値と比較す
る第二の比較手段を備える事を特徴として構成されてい
る。
【0014】こうすることにより、対象物体が離隔して
いないのに、ノイズによってセンサー出力が瞬間的に閾
値を下回る場合に誤って離隔したと判定する恐れが無く
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面をもとに以
下に説明する。
【0016】図1は、本発明による物体検出システムを
適用した小便器の構成を示す図である。小便器10の内
部には、ドップラーセンサー11が小便器10の正面の
領域に向けて配置されている。制御部12においてドッ
プラーセンサー11の出力信号を元にユーザーが小便器
を使用したと判断された場合に、給水弁13が所定時間
開放され、洗浄水配管15を介して洗浄水がボウル14
に流出する。
【0017】図2は、ドップラーセンサー11と制御部
12の機能構成図である。ドップラーセンサー11は、
10.525GHzのマイクロ波を送信する送信手段2
0と、反射波を受信する受信手段21と、送信手段20
と受信手段21との周波数との差分を出力する差分検出
手段22から構成されている。
【0018】制御部22は帯域増幅器24とマイコン2
5からなる。帯域増幅器24は、ドップラーセンサー1
1の出力のうち、約0.2Hz〜2Hzの信号のみを増
幅する。
【0019】マイコン25は帯域増幅器24の出力をA
/Dポートで入力して、その値を用いてユーザーが小便
器を使用して離隔した事をプログラムにより判定して、
給水弁駆動出力を発する。
【0020】図3は、大人が小便器10を使用した際に
得られる帯域増幅器24の出力の推移の一例である。こ
こで、ドップラーセンサー11の出力信号の周波数ΔF
は、以下の式であらわされる ΔF=2×Fs×V/c Fs:送信周波数(10.525GHz) V:対象物体の移動速度(m/s) c:光速(3×10m/s) 人は立っている場合でも約0.01m/s程度で揺らい
でいるものである。上記の式に、V=0.01m/sを
代入すると、ΔF=0.35Hzである。よって、使用
者が小便器10を使用する為に小便器10に近づいてか
ら、立ち去るまでの期間は、ドップラーセンサー11に
より体の僅かな揺れが検知され、帯域増幅器24におい
て直流成分を除去して増幅されて、図3のように基準レ
ベルを中心に振れる信号が得られたものである。
【0021】また、ドップラーセンサー11の出力の基
準レベルとの差(以下Aoutと呼ぶ)は受信手段21で
受信する電波の強度が強い程大きくなるので、ユーザー
が小便器10の遠くにいる場合は|Aout|が小さく、近
くにいる場合は|Aout|が大きくなる。よって、図3の
ように、ユーザーが小便器10を使用している間は、|
Aout|が大きく、使用後に立ち去ると、|Aout|は小さ
くなり、やがて無くなる。
【0022】一方、背が低い小児が小便器10を使用し
た場合には、帯域増幅器24の出力は図4のような推移
を示す。図3に示した大人の場合に比べて、マイクロ波
の反射面積が少ないので、|Aout|は小さくなってい
る。図3と図4から、離隔の判断を、単純に|Aout|の
みで行えば、離隔の判定タイミングにずれが生じる事が
分かる。
【0023】これを避ける方法の一例として、マイコン
25がユーザーが小便器10を使用した事を判断して給
水弁13を開放するまでのプログラムについて、以下に
説明する。図5は、ユーザーが小便器10に接近した事
を判定するプログラムのフローチャートである。|Aout
|が閾値を超えたかどうかを比較し(S1)、超えた場
合のみ、ユーザーが小便器10に接近したと認識し(S
2)、離隔判定に用いる最大値メモリーの値を0にクリ
アして(S3)、離隔の判定を始める。尚、最大値メモ
リーの実態は、マイコンのRAMである。
【0024】離隔の判定中は、図6のフローチャートに
示すように、|Aout|を定期的にチェックして最大値で
ある場合は、その値を最大値メモリーに記憶させる。具
体的には、10msec毎に|Aout|の値を最大値メモリー
に記憶されている値と比較して(S11)、|Aout|の
値の方が大きい場合のみ、|Aout|の値を最大値メモリ
ーに記憶させる(S12)。以上の方法により、最大値
メモリーには、ユーザーが小便器10に接近したと判定
されてからの最大値が記憶される事になる。
【0025】離隔判定は、図7のフローチャートに示す
方法で行われる。即ち、|Aout|の値と、最大値メモリ
ーに記憶されている値に定数0.2を乗じた値とを比較
して(S21)、|Aout|の方が大きい場合には、タイ
マーをスタートさせる(S22)。また、|Aout|の値
の方が小さい場合は、比較を継続する(S21)。タイ
マーをスタートさせた後は、タイマーが1秒をカウント
するかを監視しながら(S23)、|Aout|の値が、再
び最大値メモリーに記憶されている値に定数0.2を乗じ
た値を超える事が無いかを調べる(S24)。再び、|
Aout|の値が、最大値メモリーに記憶されている値に定
数0.2を乗じた値を超える場合には、|Aout|の値
と、最大値メモリーに記憶されている値に定数0.2を
乗じた値とを比較する(S21)。また、タイマーが1
秒をカウントした場合には、ユーザーが小便器に接近し
てから5秒以上経過しているかを調べ(S25)、経過
している場合は、ユーザーが排尿したと判断して給水弁
を所定時間開放する(S26)。一方、5秒経過してい
ない場合には、ユーザーは小便器に接近したが、排尿し
なかったと判断して、給水弁は開放せずに終了する。即
ち、次にユーザーが小便器に接近するのを監視する事に
なる。
【0026】尚、以上の説明中で提示した数値は一例で
あって、諸条件に応じて適切な値に変更しても構わな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る小便器の構成図であ
る。
【図2】 本発明の実施例にドップラーセンサーと制御
部の機能構成図である。
【図3】 本発明の実施例に係る帯域増幅機の出力波形
の一例である。
【図4】 本発明の実施例に係る帯域増幅機の出力波形
の一例である。
【図5】 本発明の実施例に係る接近判定のフローチャ
ートである。
【図6】 本発明の実施例に係る最大値メモリー更新の
フローチャートである。
【図7】 本発明の実施例に係る離隔判定のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…小便器、11…ドップラーセンサー、12…制御
部、13…給水弁、14…ボウル、15…洗浄水配管、
20…送信手段、21…受信手段、22…差分検出手
段、23…尿成分分析スイッチ 24…帯域増幅器、2
5…マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加邉 直樹 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA04 FA06 2G005 DA04 5J070 AC06 AE09 AF01 AH14 AK13 BA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体に電波を送信する送信手段と、前記
    送信手段によって送信された電波の反射波を受信する受
    信手段と、前記受信手段で受信した信号の周波数と前記
    送信手段によって送信された信号の周波数との差分を求
    めてその差分に応じた信号を生成する手段とを備えるセ
    ンサーと、前記センサーの出力に基づいて、物体が前記
    センサーに接近した後に離隔する事を認識する判断手段
    と、前記判断手段での判断結果を他に出力する判断結果
    出力手段からなる物体検出システムにおいて、 前記判断手段は、前記センサーの出力に基づいて物体が
    接近したと判定する接近判定手段と、前記接近判定手段
    が物体が接近したと判定をして以来の前記センサーの出
    力の最大値を記憶する最大値記憶手段と、前記最大値記
    憶手段に記憶された最大値と前記センサーの出力とを物
    体の離隔の判定に用いる離隔判断手段を備える事を特徴
    とする物体検出システム。
  2. 【請求項2】 検出対象を生体とする事を特徴とする請
    求項1に記載の物体検出システム。
  3. 【請求項3】 前記離隔判断手段は、前記最大値記憶手
    段に記憶された最大値に定数を乗じた値を、物体の離隔
    の判断に用いる事を特徴とする請求項1または2に記載
    の物体検出システム。
  4. 【請求項4】 前記離隔判断手段は、前記最大値記憶手
    段に記憶された最大値に定数を乗じた値と前記センサー
    の出力とを比較する第一の比較手段と、前記第一の比較
    手段により、前記センサー出力が前記の最大値に定数を
    乗じた値を下回る時間を測る計時手段と、前記計時手段
    の値を予め設定された閾値と比較する第二の比較手段を
    備える事を特徴とする請求項3に記載の物体検出システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004361355A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Yupiteru Ind Co Ltd 物体状態判定装置
CN100339728C (zh) * 2004-08-18 2007-09-26 东陶机器株式会社 传感器装置

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JP2004361355A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Yupiteru Ind Co Ltd 物体状態判定装置
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