JP2002281820A - 植物栄養体を用いた緑化工法 - Google Patents

植物栄養体を用いた緑化工法

Info

Publication number
JP2002281820A
JP2002281820A JP2001088102A JP2001088102A JP2002281820A JP 2002281820 A JP2002281820 A JP 2002281820A JP 2001088102 A JP2001088102 A JP 2001088102A JP 2001088102 A JP2001088102 A JP 2001088102A JP 2002281820 A JP2002281820 A JP 2002281820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
vegetative
greening
sedum
soil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001088102A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kanbe
廣之 神部
Yuji Nakano
裕司 中野
Shojiro Takeda
正二郎 武田
Takeshi Nakamura
中村  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshoku Corp
Raito Kogyo Co Ltd
Sanyo Ryokuchi KK
Original Assignee
Nisshoku Corp
Raito Kogyo Co Ltd
Sanyo Ryokuchi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshoku Corp, Raito Kogyo Co Ltd, Sanyo Ryokuchi KK filed Critical Nisshoku Corp
Priority to JP2001088102A priority Critical patent/JP2002281820A/ja
Publication of JP2002281820A publication Critical patent/JP2002281820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Sowing (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は埋設してしまうと枯死し、生育し
ない苔やセダムを用いて、植生環境としては粗悪なコン
クリート面や岩盤を容易に緑化可能であり、より自然な
緑化を行なう植物栄養体を用いた緑化工法を提供する。 【解決手段】 苔またはセダムなどの栄養体繁殖植物の
植物栄養体1bと、この植物栄養体1bの3倍以下の容
量を有する土壌および/または土壌改良材1aとを混合
した混合物1’を、低圧噴流体輸送装置7を用いて、2
mm〜3cm程度の厚みを有する緑化基盤1を形成する
ように緑化対象部分Nに吹付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物栄養体を用いた
緑化工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、法面やグランドなどの緑化対
象部分の緑化を行なうために、客土植生材料に加えて化
学肥料や外来草や郷土野草および樹木種子などを混合し
て、これを緑化対象部分に3〜10cmの厚みを有する
ように吹き付けることが行われている。このような方法
は、エアの勢いで資材を搬送し吹きつける厚層基材吹付
工法と、資材を用水に溶かしてスラリーとしてポンプ圧
送する客土吹付工法、種子散布工法などがある。これら
の方法は、エアまたはスラリーを高圧乱流としてホース
内を圧送し吹きつける方法である。
【0003】一方、近年はセダムなどの栄養体により自
己増殖する植物の苗を用いて景観を良くするための緑化
を行う工法が考えられている。とりわけ、セダムはベン
ケイソウ科に属する多肉性植物であり、一般的に耐乾性
および耐寒性があって、極めて強健で繁殖力が強く、水
や肥料の要求量が少ないので、痩せた土壌や岩盤などの
劣悪な環境の下における緑化を達成するために注目され
つつある。このため、苔やセダム類をマット状に仕立て
た苗を屋上などのコンクリート面などに敷設して緑化を
行なうことが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マット状に
仕立てられた苗は屋上のような平面に敷設する場合は良
いものの、凹凸のある面に敷設する場合には、凹凸に合
わせて苗の切り貼りを行う必要が生じ、施工に多大の時
間がかかるという問題があった。特に、岩盤やコンクリ
ートによって補強された法面は、多くの場合必然的に凹
凸面が形成されるので、その施工がより困難になること
は避けられなかった。
【0005】そこで、前述の厚層基材吹付工法において
吹き付ける種子の代わりにセダムなどの自己増殖して地
上を這うように成長する植物の種子や苗を植生材料にブ
レンドして吹き付ける方法が考えられる。しかしなが
ら、厚層基材吹付工法などを用いて植物の種子や苗を客
土材料と混合して施工すると、光を受けない下層の植物
種子や苗は枯死してしまい植物の種子や苗の無駄が多く
なるので、結果的に高価なものとなり、経済性に欠ける
という問題があった。また、厚層基材吹付工法などによ
る場合、搬送の際のエア等の流体の勢いが強いために、
搬送ホース内の乱流により、栄養体が細かくちぎれてし
まい、さらに定着が困難となる。
【0006】本発明はこのような実情を考慮に入れてな
されたものであって、通常は埋設してしまうと枯死し、
生育しない苔やセダム類の栄養体を用いて、植生環境と
しては粗悪なコンクリート面や岩盤を容易に緑化可能で
あり、より自然な緑化を行なう植物栄養体を用いた緑化
工法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、本発明の植物栄養体を用いた緑化工法は、苔また
はセダムなどの栄養体繁殖植物の植物栄養体と、この植
物栄養体の3倍以下の容量を有する土壌および/または
土壌改良材とを混合した混合物を、低圧噴流体輸送装置
を用いて、2mm〜3cm程度の厚みを有する緑化基盤
を形成するように緑化対象部分に吹付けることを特徴と
している。(請求項1)なお、低圧噴流体輸送装置とし
ては一般的にはエジェクタやブロアなどを用いることが
多い。
【0008】本発明の植物栄養体を用いた緑化工法を実
施することにより、苔およびセダムは地面を這うように
生育し、早期に緑化を達成することができる。特にセダ
ムや苔はより少ない水分および栄養素で繁殖できるの
で、劣悪な環境においても十分に繁殖することができ
る。
【0009】なお、本明細書における植物栄養体とは、
敷設に伴って活着し、繁殖する能力を有する植物の組織
体を示すものであり、とりわけセダムや苔の場合は、植
物栄養体は種子から発芽して間もない植物を指す苗であ
る必要はなく、成長した苔やセダムを適宜に切断してな
るものであってもよいので、植物栄養体の育成にかかる
時間を短縮できる。また、苔やセダム類は種子を採用す
ることは困難であるが、野芝、ティフトン(バーミュー
ダーグラスの改良種)、木本類としてヤナギやタニウツ
ギなどの結実期に植物栄養体と共に採取し使用すること
で、植物栄養体と種子の両方を用いることができるため
効率的な植物導入を可能とするものである。
【0010】低圧噴流体による搬送・吹付けは、エジェ
クタ、ブロアなどを用いて行われる。これらを用いた搬
送・吹付けはコンプレッサによる高圧圧縮空気や高圧ポ
ンプを用いた水流と異なり、乱流の発生を抑えて資材を
搬送することができ、植物栄養体を噴流によって転がし
ながら土壌などと均一に混合して緑化基盤を吹付けるも
のであるから、植物栄養体のさらなる切断を防いで植物
栄養体の活着および繁殖を確実に行うことができる。
【0011】そして、従来のようにマット状の苗を敷設
するための手間がないので、施工者は苔やセダムの植物
栄養体を少ない労力で敷設することができ、凹凸のある
法面や岩盤などに対しても極めて容易に施工することが
可能となる。加えて、苔やセダムの植物栄養体は苗に比
べて小さいものであるから吹付けによる緑化工法に適し
ている。
【0012】なお、苔やセダムの容量に対する土壌や土
壌改良材の使用量は3倍以下であるから、より多くの植
物栄養体を敷設でき、それだけ植物栄養体のより確実な
活着を促進すると共に、植物栄養体に必要な光を遮断す
ることがない。特に苔の施工においては土壌と併用する
ことにより、活着・生育が良くなる。
【0013】緑化対象部分に種子を含まない1〜5cm
程度の厚みを有する植生基盤を吹き付け、その上に、苔
またはセダムなどの栄養体繁殖植物の植物栄養体と、こ
の植物栄養体の3倍以下の容量を有する土壌および/ま
たは土壌改良材とを混合した混合物を、低圧噴流体輸送
装置を用いて、2mm〜3cm程度の厚みを有する緑化
基盤を形成するように吹付けた場合(請求項2)およ
び、緑化対象部分に種子を含まない1〜5cm程度の厚
みを有する植生基盤を吹き付け、その上に、苔またはセ
ダムなどの栄養体繁殖植物の植物栄養体を、低圧噴流体
輸送装置を用いて、2mm〜3cm程度の厚みを有する
緑化基盤を形成するように吹付けた場合(請求項3)に
は、施工直後より苔やセダム類の生体で覆われるため、
吹付け完了時点で緑の景観を造成することができ、これ
らの定着・成長によりさらに景観が改善されていくもの
である。苔やセダム類は、水分が少なくとも生育可能な
植物であるため、とりわけ岩盤やコンクリート・モルタ
ル面のような水分の少ない場所、急勾配な場所でも緑化
可能であり、苔やセダム類の定着により植物生育環境の
改善を行なう効果が高いものである。
【0014】このため、植物栄養体によって地表面の早
期緑化を図った後に飛来してきた他の植物による自然な
緑化を達成できる。苔やセダム類などの自然界では裸地
部に最初に侵入定着する植物より緑化を始めるために、
自然の治癒力である周辺植生から風散布種子の飛来定着
が容易となり、早急に自然の回復・復元を図ることがで
きる。
【0015】また、全面を苔やセダム類により被覆し、
その所々にランダムに厚い植物生育基盤を造成し、低木
などを生育させるならば、鳥の止まり木を提供すること
となり、鳥などを飛来招致し鳥散布種子の導入を図るこ
とにより、より自然の復元を促進することができる。
【0016】さらに、従来の厚層基材吹付工法などは、
種子により植物を導入するために発芽可能な時期が限ら
れ施工適期が限定されるものであったが、これに比較
し、耐乾燥性に優れる苔やセダム類などの植物栄養体を
用いる方法は、施工時期の幅が広いことも緑化を行う点
では有利に働くものとなる。
【0017】加えて、前記植物栄養体によって地表面の
早期緑化を図ったのちに、飛来してきた他の植物の活着
および生育のために十分な栄養素を供給することがで
き、飛来してきた他の植物によるより自然な緑化を達成
できる。さらに、苔やセダムは水分が少なくても生育可
能であるが、とりわけ岩盤法面のような水分の少ない場
所や勾配の急な場所であっても、植生基盤を吹き付けた
後に緑化基盤を形成することにより、活着に必要な水分
をより確実に確保できる。
【0018】緑化対象部分に対して0.5〜3cmの目
合いを有する網体を敷設した後に、苔またはセダムなど
の栄養体繁殖植物の植物栄養体と、この植物栄養体の3
倍以下の容量を有する土壌および/または土壌改良材と
を混合した混合物を、低圧噴流体輸送装置を用いて、2
mm〜3cm程度の厚みを有する緑化基盤を形成するよ
うに吹付ける場合(請求項4)には、急勾配の法面であ
っても緑化基盤が流亡することを防止できる。網体を絡
み力のある麻やヤシの繊維とすることにより、緑化基盤
の流亡をより効果的に防止できると共に、麻やヤシ繊維
は長期的には分解されるので、最終的には自然環境によ
り近いものとなる。なお、網体をポリエチレン繊維など
によって形成する場合には、長期に渡って強靱な保護を
行うことができる。
【0019】前記網体は、薄い基盤の保持、栄養体の保
持を考慮すると、絡み力を適切なものとすることができ
る立体ネットを用いることが望ましい。つまり、本発明
の場合、低圧噴流体輸送装置を用いて搬送するために基
盤を圧密するのではなく、幾らかの隙間を形成するよう
に吹きつけることにより、植物栄養体の定着をより確実
に行うことができるようにすることを特徴とするもので
ある。したがって、急勾配法面に対しては、目の立った
立体ネットで緑化基盤を保持することが適当かつ必要と
なる。
【0020】前記緑化基盤の中に、粘性を有する糊材を
混入する場合には、施工時に吹き付ける苔やセダムの植
物栄養体を粘着力により施工対象面および互いに定着さ
せ、十分に活着していないときの風や降雨による緑化基
盤の剥離や流亡を防止できる。
【0021】なお、種子による植物導入の場合には、直
接的に植物体に影響を与える程度が低いために様々な糊
材を用いることができる。しかしながら、植物栄養体は
生きた枝葉の切片であるから、耐水性の皮膜を造るよう
な糊材を用いた場合、糊材の種類によっては苔やセダム
類に損傷を与えることとなる。このため、糊材はアクリ
ルアマイド、カルボキシルメチルセルロースなどの耐水
性皮膜を造ることがなく、植物栄養体に影響を与えるこ
とのない糊材を用いることを基本とし、酢酸ビニールの
ような耐水性皮膜を造る糊材を用いる場合は濃度を低く
することにより、植物栄養体との相性の良い糊材とする
ことが望ましい。
【0022】また、糊材の添加方法としては、植物栄養
体に直接混合する方法の他にパウダー状の糊剤を吹付材
料に混入し、ノズル先端部で用水を噴霧し接着する方
法、用水に溶解した糊材をポンプで圧送しノズル先端部
で添加する方法などがある。
【0023】前記緑化基盤の中に、繊維を混入する場合
には、植物栄養体が十分に活着していないときにおける
緑化基盤同士の結合を強化でき、これによって緑化基盤
の剥離や流亡を防止できる。なお、前記繊維はピートモ
スやバーク堆肥などの有機物繊維や合成繊維など多様な
資材を用いることができる。
【0024】前記緑化基盤の中に、1〜2年草本植物等
の比較的短期間生育する植物種子を混入する場合には、
草本植物の成長によって苔やセダムの生育に適度な遮光
を形成し、乾燥を抑制することによって植物栄養体の活
着を促進できる。そして、苔やセダムが活着し生育する
過程では導入草本植物は枯死または衰退し、苔やセダム
の生育を阻害することがなく、土壌に還元される。な
お、草本植物の種子はm 3 当たり500〜10粒程度で
よい。
【0025】また、木本類種子を用いる目的は自然の植
生遷移に習ったものであり、自然界では裸地が生ずると
苔などの乾燥に耐える低草高の植物が生育し、これによ
り土壌の整備がなされると土壌要求量の高い草丈の高い
草本類が侵入定着し、これらによる土壌環境の改善によ
り木本類が侵入定着するとされている。しかし、このよ
うなルートとは異なり、小面積の場合は、苔類などによ
り土壌環境が改善されると先駆的な木本植物が直接侵入
定着するとされている。
【0026】このような現象に鑑み、本発明は苔類やセ
ダム等による環境改善効果により侵入定着が可能な先駆
的な樹種の種子をあらかじめ混入しておこうというもの
である。このような樹種としては、ヤシャブシ、ヤマハ
ンノキ、シラカバ、リョウブなどの風散布型植物が知ら
れている。このような木本類を用いる場合、播種量は1
2 当たり1〜50粒程度でよい。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一例を示す図であ
る。図1において、Nは緑化対象部分となる岩盤やコン
クリート面などの法面、1はこの法面Nに吹き付けられ
る緑化基盤、2は緑化基盤の下層に形成される植生基
盤、3は法面Nに対してアンカーなどを用いて固定した
例えばヤシ繊維からなる網体である。4は緑化基盤1を
形成するための緑化基材1’を法面Nに吹き付けるため
の低圧噴流体輸送装置からなる吹付け装置、5は植生基
盤2を形成するための植生基材2’を法面Nに吹き付け
るための吹付け装置である。
【0028】吹付け装置5の構成は圧搾空気やスクイズ
式ポンプを用いた搬送を行うものなど、種々の構成が考
えられるが、緑化基材1’を吹き付ける吹付け装置4は
緑化基材1’を傷めない構成であることが求められる。
すなわち、本例の緑化基材1’は、図2に示すように例
えば土壌または土壌に代わるベントナイトやバーミキュ
ライトなどの土壌改良材1aと、例えばセダムを繁殖能
力を有する程度に小さく粉砕して形成してなる植物栄養
体1bとからなる混合物であるので、吹付け装置4は植
物栄養体1bに強い圧力を加えることなく緑化基材1’
を搬送する構成であることが求められる。
【0029】なお、緑化基材1’は土壌改良材1aと植
物栄養体1bの混合物に限られるものではなく、土壌と
植物栄養体1bの混合物、土壌と土壌改良材と植物栄養
体1bの混合物であってもよい。従って、この緑化基材
1’の吹付けによって形成される緑化基盤1は植物栄養
体1bと土壌および/または土壌改良材との複合基盤と
なる。また、本例のように緑化対象面Nに先ず植生基盤
2を形成する場合には、緑化基材1’として植物栄養体
1bだけを吹きつけて植物栄養体1bからなる緑化基盤
1を形成してもよい。この場合、緑化基盤1はその一部
または全部が土壌改良材1aの表面部分に埋没するの
で、その厚み2mm〜3cmは必ずしも図1に示すよう
な断面図に表現できるものではない場合がある。
【0030】図2は吹付け装置4の構成を明示する図で
ある。図2において、6はバイブレータ6a付きのシュ
ート6bを備えたホッパー装置であり、その下部側には
緑化基材1’を取出口6cに送りだすためのスクリュー
コンベア6dを配置している。7は取出口6cに連設す
る円周エジェクタ装置(低圧噴流体輸送装置の一例)、
8はこの円周エジェクタ装置7に連設するホース、9は
ホース8によって導かれた緑化基材1’を法面Nに吹き
つけるための吹付けノズルである。なお、吹付けノズル
9には例えば図1に示すように、吹付け時に緑化基材
1’に水分を添加して吹き付けを容易に行うための給水
装置9aが取り付けられている。
【0031】前記円周エジェクタ装置7の構成は、図3
に拡大して示すように、取出口6cの外まわりに環状の
エアチャンバーAを形成すると共に、このエアチャンバ
ーAからホース8内に連通する微小の環状スリットaを
形成してなる。したがって、このエアチャンバーA内に
コンプレッサ7aによって空気を送入することにより、
環状スリットaから空気が噴出し、この空気の噴出がコ
アンダ効果によって矢印bに示すようにホース8の壁面
に沿うジェット気流を形成する。そして、このジェット
気流bの生成によって取出口6cの内部に負圧域Bが形
成される。
【0032】7’はホース8の途中に設けられた円周エ
ジェクタ装置であり、その構成および効果は円周エジェ
クタ装置7とほゞ同じであるから、その詳細な説明を省
略する。また、7bは各円周エジェクタ装置7,7’の
エアチャンバーAを連通連結する配管であり、前記コン
プレッサ7aからの加圧空気を各円周エジェクタ装置
7,7’に送り込むためのものである。
【0033】上記の構成によれば、ホッパー装置6に投
入された緑化基材1’は、スクリューコンベア6dによ
って確実かつ定量的に負圧域Bに送り出されることにな
り、負圧域Bに送りだされた緑化基材1’は、負圧の吸
引作用を受けて、順次負圧域Bを通過し、ついでホース
8内面に引き寄せられる高密度のジェット気流bに乗っ
てホース8内を転がりながら搬送される。つまり、緑化
基材1’に対して高圧の圧搾空気による力が直接的に作
用することがなく、機械的に高い圧力がかかることもな
いので、緑化基材1’の搬送段階で植物栄養体がさらに
分解されることを防止できる。
【0034】また、負圧域Bへの緑化基材1’の送り出
しが定量的であるから、吹付け装置による緑化基材1’
の搬送能力は安定したものとなり、かつ、緑化基材1’
を随時、ホッパー装置6内に追加供給することで、緑化
基材1’は定量的に連続搬送されることになる。つま
り、緑化基材1’を常に所定の割合で吹きつけることが
可能となり、それだけ緑化基盤1を薄く均一に形成する
ことができる。
【0035】なお、負圧域Bへの緑化基材1’の供給は
ホッパー装置6とスクリューコンベア6dを用いること
により定量的に連続供給することが可能であるが、本発
明はその構成を限定するものではない。すなわち、図3
に二点鎖線にして示すように緑化基材1’を負圧域Bへ
直接的に供給するようにしてもよい。
【0036】何れにしても、作業者は前記吹付け装置4
を用いることにより、法面Nに凹凸がある場合であって
も、緑化基盤1を極めて容易に形成でき、施工にかかる
時間を短縮することができる。また、吹付け装置4は低
圧噴流体輸送装置はエアの勢いで資材を搬送し吹きつけ
るものではないので、ホース8に高圧乱流が発生するこ
とがない。つまり、エアの圧力ではなく風量によって搬
送することにより緑化基材1’を傷めることなく搬送す
るものである。なお、本例は低圧噴流体輸送装置の一例
としてエジェクタを用いた例を示しているが、本発明は
これに限られるものではなく、ブロアなどその他の低圧
噴流体輸送装置を用いてもよい。
【0037】図4は施工手順を示す図である。すなわ
ち、本例において説明する植物栄養体を用いた緑化工法
では、先ず図4(A)に示すように、法面Nに網体3を
敷設し、吹付け装置5を用いて種子を含まない厚層基材
もしくは客土からなる植生基材2’を吹き付けて、1〜
5cm程度の厚みを有する植生基盤2を形成する。
【0038】前記網体3は絡み力を有するものが望まし
く、本例では好適なものとして例えばヤシ繊維を用いた
目合い0.5〜3cmの網体を形成していので、急勾配
の法面Nにおいても植生基盤2が安定に敷設できる。な
お、本発明は網体3の材料をヤシ繊維に限定されるもの
ではなくジュート繊維を用いて形成されていてもよい。
これらの繊維は敷設当時に十分の強度を有すると共に、
何れは分解されるので、植物栄養体1bが定着した後は
より自然な状態に帰ることが可能となる。また、網体3
をポリエチレン繊維などの化学繊維で形成することによ
り、長期に渡って強靱な保護を行うことも可能である。
加えて、網体3の目合いの大きさもその強度に合わせて
自由に選択可能である。
【0039】なお、前記網体3は、植生基盤を安定して
敷設するだけにとどまらず、薄い緑化基盤1の保持や、
植物栄養体1bを安定させて、その保持を確実に行うた
めに緑化基盤1に設けられてもよい。この場合、網体3
は、絡み力を適切なものとすることができる立体ネット
を用いることが望ましい。
【0040】つまり、本発明の場合、低圧噴流体輸送装
置である吹付け装置4を用いて搬送するために基盤を圧
密するのではなく、幾らかの隙間を形成するように吹き
つけることにより、植物栄養体の定着をより確実に行う
ものであるから、急勾配法面に対しては、目の立った立
体ネットで緑化基盤を保持することにより緑化基盤1の
保持をより確実に行うことができ、薄い緑化基盤1であ
っても流水などによって流亡することを防止できる。
【0041】植生基盤2の形成が終わると次いで、図4
(B)に示すように、吹付け装置4を用いて緑化基材
1’を吹き付けることにより2mm〜3cm程度の厚み
を有する緑化基盤1を形成する。この緑化基盤1の厚さ
は3cm以下に抑えることにより、植物栄養体1bの全
てが活着に必要な光を受けることができ、植物栄養体1
bが無駄になることがなく、結果的に経済的な緑化工法
を実現できる。
【0042】なお、前記植物栄養体1bをセダムによっ
て形成する場合は、セダムが多肉性植物であるから植物
栄養体1bはセダムの葉1枚程度のもので繁殖可能な組
織体を構成する。つまり、本例の植物栄養体を用いた緑
化工法では、植物栄養体1bを用意する際にセダムの苗
を育成する必要がなく、成長したセダムを適宜の大きさ
に切断するだけでよいので、それだけ施工にかかる時間
を短縮できる。また、従来の厚層基材吹付工法などは、
種子により植物を導入するために発芽可能な時期が限ら
れ施工適期が限定されるものであったが、本発明は植物
栄養体を用いた緑化工法を実施する場合には、施工時期
の幅が広いので、施工を行う点で有利である。
【0043】同様に、植物栄養体1bとして苔を用いた
場合にも、植物栄養体1bは苔を細かく分離したもので
よい。以下の説明においては、主にセダムを用いた施工
を例示するが、苔を植物栄養体1bとして用いる場合に
もほゞ同様の施工を行うのでその詳細な説明を省略す
る。
【0044】加えて、前記土壌改良材1aにはピートモ
スやバーク堆肥などの繊維を混合したり、酢酸ビニー
ル、カルボキシルメチルセルロース、ポリアクリル等の
粉体状の糊材を混合してもよい。すなわち、土壌改良材
1aに繊維を混合することにより緑化基盤1の結束力を
強化して雨風による植物栄養体1bの流亡を防止でき
る。同様に、土壌改良材1aに糊材を混合することによ
り、法面Nに対する緑化基盤1の付着および互いの結束
力を強化して施工後の植物栄養体1bの流亡を防止でき
る。
【0045】なお、本発明は植物栄養体を用いた緑化工
法であり、植物栄養体は生きた枝葉の切片であるから、
前記糊材は苔やセダム類に損傷を与えることのない植物
栄養体との相性のよいものを選択することが望ましい。
すなわち、糊材はアクリルアマイド、カルボキシルメチ
ルセルロースなどの耐水性皮膜を造ることがなく、植物
栄養体に影響を与えることのない糊材を用いることを基
本とし、酢酸ビニールのような耐水性皮膜を造る糊材を
用いる場合は濃度を低くすることにより、植物栄養体の
成長を阻害することがない用にすることが肝要である。
また、糊材の添加方法としては、パウダー状の糊剤を緑
化基材1’に混入し、ノズル9の先端部において給水装
置9aによって供給された用水を噴霧して接着する方
法、あるいは、用水に溶解した糊材を給水装置9aによ
って圧送しノズル9の先端部で添加する方法などがあ
る。
【0046】また、前記土壌改良材1a内に、1〜2年
草本植物種子をm3 当たり500〜10粒併用してもよ
い。これらの草本植物を土壌改良材1aに含ませること
により、草本植物が苔やセダムなどの生育に適切な遮光
を形成することができる。さらに、前記土壌改良材1a
内または植生基盤2内に苔類やセダム等による環境改善
効果により侵入定着が可能な先駆的な樹種の種子をあら
かじめ混入していてもよい。このような樹種としては、
ヤシャブシ、ヤマハンノキ、シラカバ、リョウブなどの
風散布型植物が知られており、その播種量は1m2 当た
り1〜50粒程度でよい。
【0047】何れにしても、植物栄養体1bに対する土
壌改良材1aの量は3倍以下であることが望ましい。す
なわち、植物栄養体1bの3倍以下の土壌または土壌改
良材1aを用いることにより、苔やセダムの活着を促進
すると共に植物栄養体1bに必要な光を遮断することを
なくし、より多くの植物栄養体1bを活着させることが
できる。
【0048】また、本例の場合は、緑化基盤1の下層に
種子を含まない植生基盤2が形成されているので、岩盤
やコンクリート面からなる法面Nのような粗悪な環境に
おいても、植物栄養体1bが活着するために十分な水分
や栄養素を取り入れることが可能となる。さらに、緑化
対象部分が岩盤やコンクリート面でない場合には、緑化
基盤1の下層に植生基盤2を形成することにより、飛来
してきた種子が成長するために十分な水分や栄養素を供
給することも可能となる。
【0049】また、上述の例では法面Nに対してほゞ均
一な厚みを有する植生基盤2を形成する例を示している
が、法面Nの所々にランダムに厚い植生基盤2(厚層基
盤)を造成し、その上または植生基盤2を形成した箇所
以外の箇所に緑化基盤を形成し、この植生基盤2に大型
の草本や木本類の種子を混入し、この厚層基盤材を用い
て低木などを生育させるならば、全面を苔やセダム類に
より被覆すると共に、鳥の止まり木を提供することが可
能となる。したがって、鳥などを飛来招致し鳥散布種子
の導入を図ることにより、より自然な生態系の復元を促
進することができる。
【0050】図5は施工後の変化を示す断面図である。
図5(A)は施工直後を示す図であって、Cは緑化基盤
1を構成する緑化基材1’に混入させた1〜2年草本植
物の種子である。
【0051】図5(B)は施工後所定の時間が経過した
状態を示す図である。すなわち、施工後はまず前記種子
Cから草本植物Dが成長する。そして、草本植物Dの成
長によって、法面Nが早期に緑化されるとともに、草本
植物Dが適当な遮光を形成するので、セダムEの成長に
適切な環境を整えてセダムEが活着することを助けるこ
とができる。
【0052】図5(C)は施工後さらに時間が経過した
状態を示す図である。すなわち、草本植物Dは長期的に
は枯死し、セダムEが強固に根を張って、法面Nの緑化
を達成する。また、セダムEは地を這うように成長する
植物であるから、セダムEが十分に成長することによっ
て、飛来してきた別の種子を容易にとらえて、それが容
易に成長することができる環境を整えることができるよ
うになり、以後、多様性に富む緑化が行われて、より自
然な緑化を達成することができる。
【0053】なお、上述の例では植物栄養体1bとして
主にセダムを用いた例を用いて説明しているが、苔を用
いても同様の効果を望むことができる。また、植物栄養
体1bとして苔を用いた場合は急勾配の法面などにおい
てより安定した緑化を達成することができる。
【0054】さらに、上述の例では植生基盤2には種子
を混入しないようにしているが、この植生基盤2に従来
の播種工法を組み合わせることにより、多様性に富む緑
化を積極的に取り入れることも可能である。
【0055】逆に、苔やセダムは栄養素や水分の要求量
が少ないので、法面でない緑化対象部分に敷設する場合
には、植生基盤2の吹付けを省略することも可能であ
り、これによってより少ない手間と材料を用いて緑化を
達成することが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の植物栄養
体を用いた緑化工法によれば、植物栄養体を吹付け方法
で定着・生育させることができる、施工にかかる手間を
少なくし、そのコストを引き下げることができる。ま
た、公園や法面など大規模な裸地面を少量の材料を用い
て短期間に緑化することが可能となる。さらに、法面に
おいては、苔を導入することにより周辺の自然植生の侵
入が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植物栄養体を用いた緑化工法の全体を
説明する図である。
【図2】前記植物栄養体を用いた緑化工法を行なうため
の吹き付け装置の構成を説明する図である。
【図3】前記吹付け装置の要部を説明する図である。
【図4】前記植物栄養体を用いた緑化工法の一例を示す
図である。
【図5】施工後の変化を示す図である。
【符号の説明】
1…緑化基盤、1’…緑化基材、1a…土壌および/ま
たは土壌改良材、1b…植物栄養体、2…植生基盤、3
…網体、7…円周エジェクタ装置(エジェクタポン
プ)、C…種子、N…法面(緑化対象部分)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神部 廣之 岡山県津山市高尾573番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 中野 裕司 東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ラ イト工業株式会社内 (72)発明者 武田 正二郎 岡山県岡山市四御神203番地の1 株式会 社山陽緑地内 (72)発明者 中村 剛 岡山県津山市高尾573番地の1 日本植生 株式会社内 Fターム(参考) 2B022 AA01 AA05 AB02 BA12 BA14 BA15 BA16 BA21 BB01 2B054 AA17 BA01 BB05 2D044 DA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苔またはセダムなどの栄養体繁殖植物の
    植物栄養体と、この植物栄養体の3倍以下の容量を有す
    る土壌および/または土壌改良材とを混合した混合物
    を、低圧噴流体輸送装置を用いて、2mm〜3cm程度
    の厚みを有する緑化基盤を形成するように緑化対象部分
    に吹付けることを特徴とする植物栄養体を用いた緑化工
    法。
  2. 【請求項2】 緑化対象部分に種子を含まない1〜5c
    m程度の厚みを有する植生基盤を吹き付け、その上に、
    苔またはセダムなどの栄養体繁殖植物の植物栄養体と、
    この植物栄養体の3倍以下の容量を有する土壌および/
    または土壌改良材とを混合した混合物を、低圧噴流体輸
    送装置を用いて、2mm〜3cm程度の厚みを有する緑
    化基盤を形成するように吹付けることを特徴とする植物
    栄養体を用いた緑化工法。
  3. 【請求項3】 緑化対象部分に種子を含まない1〜5c
    m程度の厚みを有する植生基盤を吹き付け、その上に、
    苔またはセダムなどの栄養体繁殖植物の植物栄養体を、
    低圧噴流体輸送装置を用いて、2mm〜3cm程度の厚
    みを有する緑化基盤を形成するように吹付けることを特
    徴とする植物栄養体を用いた緑化工法。
  4. 【請求項4】 緑化対象部分に対して0.5〜3cmの
    目合いを有する網体を敷設した後に、苔またはセダムな
    どの栄養体繁殖植物の植物栄養体と、この植物栄養体の
    3倍以下の容量を有する土壌および/または土壌改良材
    とを混合した混合物を、低圧噴流体輸送装置を用いて、
    2mm〜3cm程度の厚みを有する緑化基盤を形成する
    ように吹付けることを特徴とする植物栄養体を用いた緑
    化工法。
  5. 【請求項5】 緑化対象部分に大型の草本や木本類の種
    子を含む厚層基盤材をランダムに1〜5cm程度の厚み
    を有するように吹き付け、その上または厚層基盤材の吹
    付け箇所以外の箇所に、苔またはセダムなどの栄養体繁
    殖植物の植物栄養体と、この植物栄養体の3倍以下の容
    量を有する土壌および/または土壌改良材とを混合した
    混合物を、低圧噴流体輸送装置を用いて、2mm〜3c
    m程度の厚みを有する緑化基盤を形成するように吹付け
    ることを特徴とする植物栄養体を用いた緑化工法。
JP2001088102A 2001-03-26 2001-03-26 植物栄養体を用いた緑化工法 Pending JP2002281820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001088102A JP2002281820A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 植物栄養体を用いた緑化工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001088102A JP2002281820A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 植物栄養体を用いた緑化工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002281820A true JP2002281820A (ja) 2002-10-02

Family

ID=18943242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001088102A Pending JP2002281820A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 植物栄養体を用いた緑化工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002281820A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137301A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Toko Corp 地山保護及び緑化工法
JP2007198022A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Toko Corp 生育基盤材の調整方法並びに法面緑化工法
JP2009228387A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Alpha Green:Kk 無植生壁面の緑化工法
JP2014177777A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Railway Technical Research Institute 耐震性防潮堤盛土のり面の緑化工法
CN111512749A (zh) * 2020-04-25 2020-08-11 江苏华淼电子科技有限公司 一种路桥边坡绿化喷播头
JP2021069315A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 大成建設株式会社 ウツギ類植物の種子播種方法及びウツギ類植物の種子播種材

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137301A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Toko Corp 地山保護及び緑化工法
JP4494757B2 (ja) * 2003-11-07 2010-06-30 東興建設株式会社 地山保護及び緑化工法
JP2007198022A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Toko Corp 生育基盤材の調整方法並びに法面緑化工法
JP2009228387A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Alpha Green:Kk 無植生壁面の緑化工法
JP2014177777A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Railway Technical Research Institute 耐震性防潮堤盛土のり面の緑化工法
JP2021069315A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 大成建設株式会社 ウツギ類植物の種子播種方法及びウツギ類植物の種子播種材
JP7237800B2 (ja) 2019-10-30 2023-03-13 大成建設株式会社 ウツギ類植物の種子播種方法及びウツギ類植物の種子播種材
CN111512749A (zh) * 2020-04-25 2020-08-11 江苏华淼电子科技有限公司 一种路桥边坡绿化喷播头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060117653A1 (en) Seed mat
CN105981539A (zh) 一种边坡绿化方法
CN104782417B (zh) 一种裸崖边坡绿化抛植袋制作及其应用方法
CN101692769A (zh) 有土草毯
US6503287B1 (en) System and method of soil distribution, such as a soil blend, capable of being blown into place
CN108547307A (zh) 基于人造壤土的边坡生态防护方法
JP4281098B1 (ja) 斜面の緑化方法
KR200407827Y1 (ko) 씨앗이 포함된 육묘용 블록
CN106718607B (zh) 一种利用湿地松容器苗直接修复金属废矿渣堆场的方法
KR20070009807A (ko) 영양식생매트 및 그것을 사용한 수목 이식 방법
JP2002281820A (ja) 植物栄養体を用いた緑化工法
CN107960173A (zh) 一种植生条及其制备方法和应用
CN111096191A (zh) 一种坚果果树矮化密植高效栽培技术及其工艺方法
KR980008287U (ko) 법면녹화용 식생지 제조방법
JP2010259386A (ja) 緑化方法および緑化構造体
KR102017832B1 (ko) 친환경 법면 녹화 방법
KR100334258B1 (ko) 잔디종자를 이용한 법면 초지조성방법
CN111213553A (zh) 一种有机质土聚体挤压式喷播工艺
CN112753530A (zh) 山体护坡基质强化剂、山体强化护坡基质和山地边坡的强化方法
JP4008385B2 (ja) 植物苗の送付機及びそれを使用した法面の緑化方法
CN214628688U (zh) 一种草坪种植基质卷
JP2004360246A (ja) 緑化工法
CN213187334U (zh) 裂隙发育的超高边坡复绿基材
CN114766270A (zh) 一种山体修复方法
JP3521428B1 (ja) 緑化工法と植物育成基盤材