JP2002281757A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2002281757A
JP2002281757A JP2001078154A JP2001078154A JP2002281757A JP 2002281757 A JP2002281757 A JP 2002281757A JP 2001078154 A JP2001078154 A JP 2001078154A JP 2001078154 A JP2001078154 A JP 2001078154A JP 2002281757 A JP2002281757 A JP 2002281757A
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Tsutomu Miyamoto
務 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードバック制御されない電源ラインにつ
いて、無負荷から定格負荷までのロードレギュレーショ
ン特性を改善するとともに、軽負荷領域と定格負荷の間
の領域の消費電力を低減する。 【解決手段】 フィードバック制御されていない電源出
力ライン(E01)とGNDの間に常時接続された第1
の擬似負荷抵抗(19a)と、上記電源出力ラインに接
続された第2の擬似負荷抵抗(19b)と、上記第2の
擬似負荷抵抗を上記電源出力ラインとGNDの間に接続
するためのスイッチ(20)と、上記電源出力ラインの
出力電圧を検出し、この出力電圧に応じて上記スイッチ
を開閉するための制御信号を発生する電圧検出回路(2
2,23,24)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスの2次側
に複数の電源出力ラインを備えたフォワードコンバータ
方式の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のフォワードコンバータ方式
の電源回路の回路図であり、この電源回路は、トランス
の2次側の複数の電源出力ラインの内の少なくとも1つ
の電源出力ラインにおいてフィードバック制御がなさ
れ、少なくとも他の1つの電源出力ラインにおいてフィ
ードバック制御がなされない構成である。
【0003】図6において、1は直流電源、2はトラン
ス、3はトランス2の1次コイルをスイッチングするM
OS−FET、4は制御回路、5はフォトカプラ、6,
7は整流ダイオード、8はチョークコイル、9は平滑コ
ンデンサ、10は擬似負荷抵抗、11は2次側電源出力
ライン(以下、2次側電源ライン、2次側出力ライン、
電源ライン、または出力ラインとも称する)E01の負
荷、12,13は整流ダイオード、14はチョークコイ
ル、15は平滑コンデンサ、16はフォトカプラ5の電
流制限抵抗、17は誤差増幅器、18は2次側電源出力
ラインE02の負荷である。
【0004】直流電源1と、トランス2と、MOS−F
ET3と、制御回路4と、フォトカプラ5とは、電源回
路の1次側を構成している。
【0005】整流ダイオード6,7と、チョークコイル
8と、平滑コンデンサ9とは、フィードバック制御がさ
れていない2次側電源ラインE01の整流回路を構成し
ており、この2次側電源ラインE01の整流回路は、電
源ラインE01の負荷11に定格負荷電流I
01r[A]までの負荷電流I01を供給する。なお、
フィードバック制御がなされない2次側電源出力ライン
を複数備える場合もある。
【0006】擬似負荷抵抗10は、電源ラインE01
GNDラインの間に設けられており、これらのラインに
常時接続されている。この擬似負荷抵抗10は、フィー
ドバック制御がされていない2次側電源ラインE01
軽負荷領域においての出力電圧V01−負荷電流I01
(ロードレギュレーション)特性を改善するために設け
られている。
【0007】フォトカプラ5と、整流ダイオード12,
13と、チョークコイル14と、平滑コンデンサ15
と、電流制限抵抗16と、誤差増幅器17とは、フィー
ドバック制御がなされる2次側電源ラインE02の整流
回路を構成しており、この電源ラインE02の整流回路
は、負荷18に定格負荷電流I02r[A]までの負荷
電流I02を供給する。誤差増幅器17は、フィードバ
ック制御がなされる電源ラインE02の出力電圧V02
の設定電圧からの誤差電圧に応じてフォトカプラ5の発
光電流を制御する。なお、フィードバック制御がなされ
る2次側出力ラインを複数備える場合もある。
【0008】次に、従来の電源回路の動作を説明する。
誤差増幅器17は、2次側電源ラインE02の出力電圧
02の設定電圧からの誤差電圧に応じてカップラ5の
発光電流を制御し、制御回路4は、フォトカップラ5の
受光電流に応じてMOS−FET3のON/OFFを制
御し、トランス2の1次側コイルをスイッチングさせ
る。この1次側コイルのスイッチングによって、電源ラ
インE01に接続された2次側コイルおよび電源ライン
02に接続された2次側コイルのそれぞれに昇圧電圧
が誘起される。電源ラインE01およびE02の整流回
路は、2次コイルから供給された電圧を整流し、それぞ
れ出力電圧V01およびV02として出力し、電源ライ
ンE01の負荷11および電源ラインE02に、それぞ
れ負荷電流I01およびI02を供給する。このよう
に、2次側電源ラインE02についてはフィードバック
制御がなされるが、2次側電源ラインE01については
フィードバック制御がなされない。
【0009】図7は図6の従来の電源回路においてのフ
ィードバック制御がされていない2次側電源ラインE
01の出力電圧V01−負荷電流I01(ロードレギュ
レーション)の特性図である。図7において、負荷電流
01が定格負荷電流I01r[A]のときの出力電圧V
01をV01r[V]とし、負荷電流I01が軽負荷領域
となる電流(軽負荷領域の定格負荷電流側の境界の電
流)I[A]のときの出力電圧V01をV[V]とす
る。また、擬似負荷抵抗10に流れる電流をI[A]
とし、負荷電流I01がI[A]のときの出力電圧V
01をVM1[V]とする。
【0010】図7のように、フィードバック制御がされ
ていない2次側電源ラインE01は、負荷電流I01
定格負荷電流I01r[A]近辺のときの出力電圧V01
がV 01r[V]近辺であり、負荷電流I01が、軽負
荷領域になるI[A]以下に減少し、さらに無負荷近辺
のI[V]まで減少するにともなって、出力電圧V
01が、V01r[V]からV[V]に上昇し、さら
にVM1[V]まで上昇するレギュレーション特性を有
する。このため、ロードレギュレーションの性能が要求
され、かつフィードバック制御がされていない2次側電
源ラインには、負荷側にレギュレータICなどの定電圧
回路を設けたり、擬似負荷抵抗10の抵抗値を下げて軽
負荷領域において擬似負荷抵抗に流れる電流を増大さ
せ、軽負荷領域においての出力電圧の上昇を低減する必
要があった。
【0011】なお、フィードバック制御がなされる2次
側電源ラインについては、出力電圧V02はフィードバ
ック制御によって所定値に設定されるため、ロードレギ
ュレーション特性の改善の必要性はあまりないが、負荷
電流が軽負荷領域に設定されるときにはフィードバック
制御されるスイッチング動作の安定化を確保する必要が
あり、負荷電流が定格負荷電流の近辺に設定されるとき
には消費電力の効率化を確保する必要がある。
【0012】フィードバック制御がなされる2次側電源
ラインについて、スイッチング動作の安定化および消費
電力の効率化を図った電源回路には、例えば特開平11
−41923号公報に記載されたものがある。上記文献
に記載の電源回路では、フィードバック制御がなされる
2次側電源ラインの負荷電流を検出し、検出した負荷電
流が軽負荷領域内の電流のときには、擬似負荷抵抗を電
源ラインとGNDラインの間に接続し、検出した負荷電
流が軽負荷領域となる電流と定格負荷電流の間の電流の
ときには、擬似負荷抵抗を電源ラインとGNDラインの
間に接続しないようにすることによって、フィードバッ
ク制御されるスイッチング動作の安定化および消費電力
の効率化を図っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォワードコンバータ方式の電源回路では、固定の擬似
負荷抵抗10を設けてもなお、図7のように負荷電流I
01が軽負荷領域になるI[A]以下のときのロード
レギュレーションが悪く、軽負荷領域においてのロード
レギュレーションを改善するために固定の擬似負荷抵抗
10の抵抗値を下げると、擬似負荷抵抗10の消費電力
が大きくなり、負荷電流I01が軽負荷領域となる電流
[A]と定格負荷電流I01r[A]の間の電流の
ときに無駄な消費電力が増大するという問題があった。
【0014】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたものであり、フィードバック制御され
ない電源ラインについて、無負荷から定格負荷までのロ
ードレギュレーション特性を改善でき、軽負荷領域と定
格負荷の間の領域の消費電力を低減できるフォワードコ
ンバータ方式の電源回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1記載の電源回路は、トランスの2
次側の複数の電源出力ラインの内の少なくとも1つの電
源出力ラインにおいてフィードバック制御がなされ、少
なくとも他の1つの出力ラインにおいてフィードバック
制御がなされないフォワードコンバータ方式の電源回路
において、フィードバック制御されていない電源出力ラ
インとGNDの間に常時接続された第1の擬似負荷抵抗
と、上記電源出力ラインに接続された第2の擬似負荷抵
抗と、上記第2の擬似負荷抵抗を上記電源出力ラインと
GNDの間に接続するためのスイッチと、上記電源出力
ラインの出力電圧を検出し、この出力電圧に応じて上記
スイッチを開閉するための制御信号を発生する電圧検出
回路とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の電源回路は、トランスの2
次側の複数の電源出力ラインの内の少なくとも1つの電
源出力ラインにおいてフィードバック制御がなされ、少
なくとも他の1つの出力ラインにおいてフィードバック
制御がなされないフォワードコンバータ方式の電源回路
において、フィードバック制御されていない電源出力ラ
インに接続された擬似負荷抵抗と、上記擬似負荷抵抗を
上記電源出力ラインとGNDの間に接続するためのスイ
ッチと、上記電源出力ラインの出力電圧を検出し、この
出力電圧に応じて上記スイッチを開閉するための制御信
号を発生する電圧検出回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0017】請求項3記載の電源回路は、請求項3にお
いて、上記電圧検出回路が、上記出力電圧が所定の電圧
以上であれば上記スイッチを閉じ、上記出力電圧が上記
所定の電圧以下であれば上記スイッチを開くことを特徴
とする。
【0018】請求項4記載の電源回路は、請求項3にお
いて、上記電圧検出回路が、上記出力電圧によってツェ
ナー降伏電圧を発生するツェナーダイオードと、上記出
力電圧と上記ツェナー降伏電圧とを比較することによっ
て上記制御信号を発生する比較器とを有することを特徴
とする。
【0019】請求項5記載の電源回路は、請求項3にお
いて、上記電圧検出回路が、上記出力電圧の分圧電圧を
発生する分圧抵抗と、上記分圧電圧を入力として上記制
御信号を発生するツェナーダイオードとを有することを
特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1のフォワードコンバータ方式の電源回路の回
路図であり、この電源回路は、トランスの2次側の複数
の電源出力ラインの内の少なくとも1つの電源出力ライ
ンにおいてフィードバック制御がなされ、少なくとも他
の1つの電源出力ラインにおいてフィードバック制御が
なされない構成である。
【0021】図1において、1は直流電源、2はトラン
ス、3はトランス2の1次コイルをスイッチングするM
OS−FET、4は制御回路、5はフォトカプラ、6,
7は整流ダイオード、8はチョークコイル、9は平滑コ
ンデンサ、11は2次側電源出力ライン(以下、2次側
電源ライン、2次側出力ライン、電源ライン、または出
力ラインとも称する)E01の負荷、12,13は整流
ダイオード、14はチョークコイル、15は平滑コンデ
ンサ、16はフォトカプラ5の電流制限抵抗、17は誤
差増幅器、18は2次側電源出力ラインE02の負荷、
19aは第1の擬似負荷抵抗、19bは第2の擬似負荷
抵抗、20はトランジスタ、21はトランジスタ20の
ベース抵抗、22は比較器、24はツェナーダイオー
ド、23はツェナーダイオード24の電流制限抵抗であ
る。
【0022】このように実施の形態1の電源回路は、直
流電源1と、トランス2と、MOS−FET3と、制御
回路4と、フォトカプラ5と、整流ダイオード6,7,
12,13と、チョークコイル8,14と、平滑コンデ
ンサ9,15と、第1の擬似負荷抵抗19aと、第2の
擬似負荷抵抗19bと、電流制限抵抗16,23と、誤
差増幅器17と、トランジスタ20と、ベース抵抗21
と、比較器22と、ツェナーダイオード24とを備えて
いる。この実施の形態1の電源回路は、従来の電源回路
(図6参照)において、擬似負荷抵抗10を第1の擬似
負荷抵抗19aとし、第2の擬似負荷抵抗19b、トラ
ンジスタ20、ベース抵抗21、比較器22、電流制限
抵抗23、およびツェナーダイオード24を設けた構成
になっている。
【0023】直流電源1と、トランス2と、MOS−F
ET3と、制御回路4と、フォトカプラ5とは、電源回
路の1次側を構成している。
【0024】整流ダイオード6,7と、チョークコイル
8と、平滑コンデンサ9とは、フィードバック制御がさ
れていない2次側電源ラインE01の整流回路を構成し
ており、この2次側電源ラインE01の整流回路は、電
源ラインE01の負荷11に定格負荷電流I
01r[A]までの負荷電流I01を供給する。なお、
フィードバック制御がなされない2次側電源出力ライン
を複数備える場合もある。
【0025】フォトカプラ5と、整流ダイオード12,
13と、チョークコイル14と、平滑コンデンサ15
と、電流制限抵抗16と、誤差増幅器17とは、フィー
ドバック制御がなされる2次側電源ラインE02の整流
回路を構成しており、この電源ラインE02の整流回路
は、負荷18に定格負荷電流I02r[A]までの負荷
電流I02を供給する。誤差増幅器17は、フィードバ
ック制御がなされる電源ラインE02の出力電圧V02
の設定電圧からの誤差電圧に応じてフォトカプラ5の発
光電流を制御する。なお、フィードバック制御がなされ
る2次出力ラインを複数備える場合もある。
【0026】第1の擬似負荷抵抗19aは、電源ライン
01とGNDラインの間に設けられており、これらの
ラインに常時接続されている。また、第2の擬似負荷抵
抗19bは、電源ラインE01とトランジスタ20(の
コレクタ)の間に設けられており、トランジスタ20が
導通(ON)したときに、電源ラインE01とGNDラ
インの間に接続される。これらの擬似負荷抵抗19aお
よび19bは、フィードバック制御がされていない2次
側電源ラインE01の軽負荷領域においての出力電圧V
01−負荷電流I01(ロードレギュレーション)特性
を改善するために設けられている。
【0027】トランジスタ20と、ベース抵抗21と
は、第2の擬似負荷抵抗19bを電源ラインE01とG
NDラインの間に接続するためのスイッチを構成してい
る。トランジスタ20は、図1ではバイポーラトランジ
スタであるが、FETなどの半導体スイッチとすること
も可能である。トランジスタ20のエミッタはGNDラ
インに接続され、トランジスタ20のベースはベース抵
抗21を介して比較器22の出力に接続されている。こ
のトランジスタ20は比較器22から入力される制御信
号に従って導通(ON)または遮断(OFF)する。
【0028】比較器22と、電流制限抵抗23と、ツェ
ナーダイオード24とは、電源ラインの出力電圧を検出
し、この出力電圧に応じて上記のスイッチを開閉するた
めの(トランジスタ20をON/OFFするための)制
御信号を発生する電圧検出回路を構成している。ツェナ
ーダイオード24のアノードはGNDラインに接続さ
れ、カソードは電流制限抵抗23を介して電源ラインE
01に接続されている。比較器22の非反転入力は電源
ラインE01に接続され、反転入力はツェナーダイオー
ド24のカソードに接続されている。出力電圧V01
ツェナー降伏電圧以下のときには、ツェナーダイオード
24はOFFし、比較器22の反転入力の電圧は出力電
圧V01と同じになる。また、出力電圧V01がツェナ
ー降伏電圧以上になると、ツェナーダイオード24が降
伏し、比較器22の反転入力の電圧はツェナー降伏電圧
になる。比較器22は、出力電圧V01がツェナー降伏
電圧以下のときには、GNDレベル(”L”)の制御信
号を出力し、出力電圧V01がツェナー降伏電圧以上に
なると、ハイレベル(”H”)の制御信号を出力する。
【0029】次に、実施の形態1の電源回路の動作を説
明する。誤差増幅器17は、2次側電源ラインE02
出力電圧V02の設定電圧からの誤差電圧に応じてフォ
トカップラ5の発光電流を制御し、制御回路4は、カッ
プラ5の受光電流に応じてMOS−FET3のON/O
FFを制御し、トランス2の1次側コイルをスイッチン
グさせる。この1次側コイルのスイッチングによって、
電源ラインE01に接続された2次側コイルおよび電源
ラインE02に接続された2次側コイルのそれぞれに昇
圧電圧が誘起される。電源ラインE01およびE02
整流回路は、2次コイルから供給された電圧を整流し、
それぞれ出力電圧V01およびV02として出力し、電
源ラインE01の負荷11および電源ラインE02の負
荷18に、それぞれ負荷電流I01およびI02を供給
する。このように、2次側電源ラインE02については
フィードバック制御がなされるが、2次側電源ラインE
についてはフィードバック制御がなされない。
【0030】図2は本発明の実施の形態1の電源回路に
おいてのフィードバック制御されていない2次側電源ラ
インE01の出力電圧V01−負荷電流I01(ロード
レギュレーション)の特性図である。図2において、負
荷電流I01が定格負荷電流I01r[A]のときの出力
電圧V01をV01r[V]とし、負荷電流I01が軽負
荷領域となる電流(軽負荷領域の定格負荷電流側の境界
の電流)I[A]のときの出力電圧V01をV[V]と
する。また、図6の従来の電源回路の擬似負荷抵抗10
に流れる電流をI[A]とし(図7参照)、負荷電流
01がI[A]のときの出力電圧V01をV
M1[V]とし、実施の形態1の電源回路において負荷
電流I01がI[A]のときの出力電圧V01をV
M2[V]とする(図2参照)。また、図2のAは図6
の従来の電源回路のロードレギュレーション特性(図7
参照)であり、図2のBは実施の形態1の電源回路の改
善されたロードレギュレーション特性である。
【0031】図2のロードレギュレーション特性におい
ては、ツェナーダイオード24には、ツェナー降下電圧
がほぼV[V](軽負荷領域の定格負荷電流側の境界
においての出力電圧V01)であるものを選定する。ま
た、第1の擬似負荷抵抗19aの抵抗値をr[Ω]、
第2の擬似負荷抵抗19bの抵抗値をr[Ω]、第1
の擬似負荷抵抗19aと第2の擬似負荷抵抗19bの並
列合成抵抗値をrab[Ω]とし、図6の従来の電源回
路の擬似負荷抵抗10の抵抗値をrとすると、rab
<r<rになるように、擬似負荷抵抗19a,19
bの抵抗値r,r[Ω]を設定する。例えば、第1
の擬似負荷抵抗19aの抵抗値rを従来の擬似負荷抵
抗10の抵抗値rよりも大きな値に設定し、第2の擬
似負荷抵抗19の抵抗値rを、r=r*VM2
(r*I−VM2)[Ω]によって算出する。このと
き、負荷電流I01が無負荷の近辺のI[A]のときの
出力電圧V01は、従来のVM1[V]からV
M2[V]まで下降し、電源ラインE01の軽負荷領域
においてのロードレギュレーション特性は、図2におい
てA(従来)からB(実施の形態1)のように改善され
る。
【0032】上記のスイッチおよび電圧検出回路の動作
を以下に説明する。まず、負荷電流I01がI[A]
以下の軽負荷領域であるときは、出力電圧V01はV
[V]以上であるので、比較器22の非反転入力の電圧
はV[V]以上、反転入力の電圧はほぼV[V]と
なり、比較器22は”H”の制御信号を上記のスイッチ
に出力し、トランジスタ20がONする。これによっ
て、第2の擬似負荷抵抗19bが電源ラインE01とG
NDラインの間に接続され、第1の擬似負荷抵抗19a
および第2の擬似負荷抵抗19bが電源ラインE01
GNDラインの間に並列に接続される。これらの擬似負
荷抵抗19a,19bの並列合成抵抗値r abは、r
ab<r(従来の擬似負荷抵抗10の抵抗値)に設定
されているので、フィードバック制御されない電源ライ
ンE01の軽負荷領域においてのロードレギュレーショ
ン特性が図2にように従来のAからBのように改善さ
れ、この軽負荷領域ロードレギュレーション特性の改善
によって無負荷から定格負荷までのロードレギュレーシ
ョン特性が改善される。
【0033】次に、負荷電流I01がI[A]以上か
ら定格負荷電流I01r[A]までの領域であるとき
は、出力電圧V01はV[V]以下であるので、比較
器22の非反転入力および反転入力の電圧はともに出力
電圧V01となり、比較器22は”L”の制御信号を上
記のスイッチに出力し、トランジスタ20はOFFす
る。これによって、第2の擬似負荷抵抗19bがGND
ラインから開放され、第1の擬似負荷抵抗19aのみが
電源ラインE01とGNDラインの間に接続される。第
1の擬似負荷抵抗19aの抵抗値rは、r<r
(従来の擬似負荷抵抗10の抵抗値)に設定されてい
るので、フィードバック制御されない電源ラインE01
の軽負荷領域から定格負荷までの領域の消費電力は従来
よりも低減される。
【0034】以上のように実施の形態1によれば、フィ
ードバック制御されていない2次側電源出力ラインE
01において、電源ラインE01とGNDラインの間に
常時接続された第1の擬似負荷抵抗19aと、電源ライ
ンE01に接続された第2の擬似負荷抵抗19bと、第
2の擬似負荷抵抗19bを電源ラインE01とGNDラ
インの間に接続するためのスイッチと、電源ラインE
01の出力電圧V01を検出し、この出力電圧V01
応じて上記スイッチを開閉するための制御信号を発生す
る電圧検出回路とを設け、上記電圧検出回路を、比較器
22、電流制限抵抗23、およびツェナーダイオード2
4によって構成したことにより、無負荷から定格負荷ま
でのロードレギュレーション特性を改善することができ
るとともに、軽負荷領域から定格負荷までの領域の消費
電力を従来よりも低減することができる。
【0035】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2のフォワードコンバータ方式の電源回路の回路図であ
り、この電源回路は、トランスの2次側の複数の電源出
力ラインの内の少なくとも1つの電源出力ラインにおい
てフィードバック制御がなされ、少なくとも他の1つの
電源出力ラインにおいてフィードバック制御がなされな
い構成である。なお、図3において、図1と同じものに
は同じ符号を付してある。
【0036】この実施の形態2の電源回路は、上記実施
の形態1の電源回路において、比較器22と電流制限抵
抗23とツェナーダイオード24とによって構成されて
いた電圧検出回路を、ツェナーダイオード25および分
圧抵抗26,27によって構成したものであり、その他
の構成は上記実施の形態1の電源回路と同じである。こ
の実施の形態2の電源回路においてのフィードバック制
御されない電源ラインE01のロードレギュレーション
特性は図2と同じになる。
【0037】分圧抵抗26,27は、電源ラインE01
とGNDラインの間に設けられており、分圧抵抗26は
電源ラインE01に、分圧抵抗27はGNDラインに、
それぞれ接続されている。電源ラインE01の出力電圧
01の分圧抵抗26および27による分圧電圧は、ツ
ェナーダイオード25のカソードに供給され、ツェナー
ダイオード25のアノードからトランジスタ20のベー
スに制御信号が出力される。
【0038】この実施の形態2の電源回路では、出力電
圧V01がV[V](図2参照)以上のときに、上記
の分圧電圧がツェナーダイオード25のツェナー降下電
圧以上になってトランジスタ20がONし、出力電圧V
01がV[V]以下のときに、上記の分圧電圧がツェ
ナーダイオード25のツェナー降下電圧以下になってト
ランジスタ20がOFFするように、ツェナーダイオー
ド25のツェナー降下電圧、および分圧抵抗26,27
の抵抗値を設定する。このようにツェナーダイオード2
5および分圧抵抗26,27によって電圧検出回路を構
成しても、上記実施の形態1と同じ効果が得られる。な
お、擬似負荷抵抗19a,19bの抵抗値r,r
は、上記実施の形態1と同じに設定される。
【0039】実施の形態2の電源回路のスイッチおよび
電圧検出回路の動作を以下に説明する。まず、負荷電流
01がI[A](図2参照)以下の軽負荷領域であ
るときは、出力電圧V01はV[V]以上であるの
で、上記の分圧電圧はツェナーダイオード25のツェナ
ー降下電圧以上になり、ツェナーダイオード25は降伏
し、ツェナーダイオード25から供給される制御信号
(べース電流)によってトランジスタ20がONする。
これによって、第2の擬似負荷抵抗19bが電源ライン
01とGNDラインの間に接続され、第1の擬似負荷
抵抗19aおよび第2の擬似負荷抵抗19bが電源ライ
ンE01とGNDラインの間に並列に接続される。これ
らの擬似負荷抵抗19a,19bの並列合成抵抗値r
abは、rab<r(rは従来の擬似負荷抵抗10
の抵抗値)に設定されているので、フィードバック制御
されない電源ラインE01の軽負荷領域においてのロー
ドレギュレーション特性が図2のBのように改善され、
この軽負荷領域ロードレギュレーション特性の改善によ
って無負荷から定格負荷までのロードレギュレーション
特性が改善される。
【0040】次に、負荷電流I01がI[A]以上か
ら定格負荷電流I01r[A](図2参照)までの領域
であるときは、出力電圧V01はV[V]以下である
ので、上記の分圧電圧はツェナーダイオード25のツェ
ナー降下電圧以下になり、ツェナーダイオード25はO
FFし、ツェナーダイオード25から制御信号(べース
電流)が供給されなくなってトランジスタ20がOFF
する。これによって、第2の擬似負荷抵抗19bがGN
Dラインから開放され、第1の擬似負荷抵抗19aのみ
が電源ラインE01とGNDラインの間に接続される。
第1の擬似負荷抵抗19aの抵抗値rは、r<r
(従来の擬似負荷抵抗10の抵抗値)に設定されている
ので、フィードバック制御されない電源ラインE01
軽負荷領域から定格負荷までの領域の消費電力は従来よ
りも低減される。
【0041】以上のように実施の形態2によれば、上記
実施の形態1において比較器22と電流制限抵抗23と
ツェナーダイオード24とによって構成されていた電圧
検出回路を、ツェナーダイオード25および分圧抵抗2
6,27によって構成したことにより、上記実施の形態
1と同じように、無負荷から定格負荷までのロードレギ
ュレーション特性を改善することができるとともに、軽
負荷領域から定格負荷までの領域の消費電力を従来より
も低減することができる。
【0042】実施の形態3.図4は本発明の実施の形態
3のフォワードコンバータ方式の電源回路の回路図であ
り、この電源回路は、トランスの2次側の複数の電源出
力ラインの内の少なくとも1つの電源出力ラインにおい
てフィードバック制御がなされ、少なくとも他の1つの
電源出力ラインにおいてフィードバック制御がなされな
い構成である。なお、図4において、図1と同じものに
は同じ符号を付してある。
【0043】この実施の形態3の電源回路は、上記実施
の形態1の電源回路において、第1の擬似負荷抵抗19
aを設けず、第2の擬似負荷抵抗19bを擬似負荷抵抗
19としたものであり、その他の構成は上記実施の形態
1の電源回路と同じである。この実施の形態3の電源回
路においてのフィードバック制御されない電源ラインE
01のロードレギュレーション特性は、上記実施の形態
1の図2と同じように改善された特性になる。
【0044】擬似負荷抵抗19の抵抗値をr[Ω]とす
ると、r<r(rは従来の擬似負荷抵抗10の抵
抗値)になるように、擬似負荷抵抗19の抵抗値r
[Ω]を設定する。この抵抗値rは、例えばr
M2/I[Ω](VM2およびIは図2参照)によ
って算出され、このときr=rab(rabは第1の
負荷抵抗19aと第2の負荷抵抗19bの並列合成抵抗
値)である。なお、ツェナーダイオード24のツェナー
降下電圧は上記実施の形態1と同じに設定される。
【0045】実施の形態3の電源回路のスイッチおよび
電圧検出回路の動作を以下に説明する。まず、負荷電流
01がI[A](図2参照)以下の軽負荷領域であ
るときは、出力電圧V01はV[V](図2参照)以
上であるので、比較器22は”H”の制御信号を出力
し、トランジスタ20がONする。これによって、擬似
負荷抵抗19が電源ラインE01とGNDラインの間に
接続される。この擬似負荷抵抗19の抵抗値rは、r
<r(rは従来の擬似負荷抵抗10の抵抗値)に
設定されているので、フィードバック制御されない電源
ラインE01の軽負荷領域においてのロードレギュレー
ション特性が図2のBと同じように改善され(r=r
abであれば図2のBのように改善される)、この軽負
荷領域ロードレギュレーション特性の改善によって無負
荷から定格負荷までのロードレギュレーション特性が改
善される。
【0046】次に、負荷電流I01がI[A]以上か
ら定格負荷電流I01r[A](図2参照)までの領域
であるときは、出力電圧V01はV[V]以下である
ので、比較器22は”L”の制御信号を出力し、トラン
ジスタ20はOFFする。これによって、擬似負荷抵抗
19がGNDラインから開放される。この実施の形態3
では、電源ラインE01とGNDラインの間に固定の擬
似負荷抵抗(図1の第1の擬似負荷抵抗19aまたは図
6の擬似負荷抵抗10に相当するもの)を設けておら
ず、擬似負荷抵抗19が開放されることによって電源ラ
インE01とGNDラインの間に接続される擬似負荷抵
抗がなくなるので、擬似負荷抵抗での電力消費がされ
ず、フィードバック制御されない電源ラインE01の軽
負荷領域から定格負荷までの領域の消費電力は従来より
も低減される。
【0047】以上のように実施の形態3によれば、フィ
ードバック制御されていない2次側電源出力ラインE
01において、電源ラインE01に接続された擬似負荷
抵抗19と、擬似負荷抵抗19を電源ラインE01とG
NDラインの間に接続するためのスイッチと、電源ライ
ンE01の出力電圧V01を検出し、この出力電圧V
に応じて上記スイッチを開閉するための制御信号を発
生する電圧検出回路とを設け、電源ラインE01とGN
Dラインの間に常時接続される固定の擬似負荷抵抗を設
けない構成としたことにより、無負荷から定格負荷まで
のロードレギュレーション特性を改善することができる
とともに、軽負荷領域から定格負荷までの領域において
の擬似負荷抵抗での電力消費をなくし、この領域の消費
電力を従来よりも低減することができる。
【0048】実施の形態4.図5は本発明の実施の形態
4のフォワードコンバータ方式の電源回路の回路図であ
り、この電源回路は、トランスの2次側の複数の電源出
力ラインの内の少なくとも1つの電源出力ラインにおい
てフィードバック制御がなされ、少なくとも他の1つの
電源出力ラインにおいてフィードバック制御がなされな
い構成である。なお、図5において、図2または図4と
同じものには同じ符号を付してある。
【0049】この実施の形態4の電源回路は、上記実施
の形態2の電源回路において、第1の擬似負荷抵抗19
aを設けず、第2の擬似負荷抵抗19bを擬似負荷抵抗
19としたものであり、その他の構成は上記実施の形態
2の電源回路と同じである。また、実施の形態4の電源
回路は、上記実施の形態3の電源回路において、比較器
22と電流制限抵抗23とツェナーダイオード24とに
よって構成されていた電圧検出回路を、ツェナーダイオ
ード25および分圧抵抗26,27によって構成したも
のであり、その他の構成は上記実施の形態3の電源回路
と同じである。
【0050】この実施の形態4の電源回路では、擬似負
荷抵抗19の抵抗値rは上記実施のの形態3と同じに
設定され、ツェナーダイオード25のツェナー降伏電圧
および分圧抵抗26,27の抵抗値は上記実施の形態2
と同じに設定される。このようにツェナーダイオード2
5および分圧抵抗26,27によって電圧検出回路を構
成しても、上記実施の形態3と同じ効果が得られる。
【0051】実施の形態4の電源回路のスイッチおよび
電圧検出回路の動作を以下に説明する。まず、負荷電流
01がI[A](図2参照)以下の軽負荷領域であ
るときは、出力電圧V01はV[V](図2参照)以
上であるので、ツェナーダイオード25は降伏し、トラ
ンジスタ20がONする。これによって、擬似負荷抵抗
19が電源ラインE01とGNDラインの間に接続され
る。この擬似負荷抵抗19の抵抗値rは、r<r
(rは従来の擬似負荷抵抗10の抵抗値)に設定され
ているので、フィードバック制御されない電源ラインE
01の軽負荷領域においてのロードレギュレーション特
性が上記実施の形態3のように改善され、この軽負荷領
域ロードレギュレーション特性の改善によって無負荷か
ら定格負荷までのロードレギュレーション特性が改善さ
れる。
【0052】次に、負荷電流I01がI[A]以上か
ら定格負荷電流I01r[A](図2参照)までの領域
であるときは、出力電圧V01はV[V]以下である
ので、ツェナーダイオード25はOFFし、トランジス
タ20がOFFする。これによって、擬似負荷抵抗19
がGNDラインから開放される。この実施の形態4で
は、電源ラインE01とGNDラインの間に固定の擬似
負荷抵抗(図1の第1の擬似負荷抵抗19aまたは図6
の擬似負荷抵抗10に相当するもの)を設けておらず、
擬似負荷抵抗19が開放されることによって電源ライン
01とGNDラインの間に接続される擬似負荷抵抗が
なくなるので、擬似負荷抵抗での電力消費がされず、フ
ィードバック制御されない電源ラインE01の軽負荷領
域から定格負荷までの領域の消費電力は従来よりも低減
される。
【0053】以上のように実施の形態4によれば、上記
実施の形態3において比較器22と電流制限抵抗23と
ツェナーダイオード24とによって構成されていた電圧
検出回路を、ツェナーダイオード25および分圧抵抗2
6,27によって構成したことにより、上記実施の形態
3と同じように、無負荷から定格負荷までのロードレギ
ュレーション特性を改善することができるとともに、軽
負荷領域から定格負荷までの領域においての擬似負荷抵
抗での電力消費をなくし、この領域の消費電力を従来よ
りも低減することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1お
よび請求項3,4,5に記載の電源回路によれば、フィ
ードバック制御されていない電源出力ラインとGNDの
間に常時接続された第1の擬似負荷抵抗と、上記電源出
力ラインに接続された第2の擬似負荷抵抗と、第2の擬
似負荷抵抗を上記電源出力ラインとGNDの間に接続す
るためのスイッチと、上記電源出力ラインの出力電圧を
検出し、この出力電圧に応じて上記スイッチを開閉する
ための制御信号を発生する電圧検出回路とを設けたこと
により、無負荷から定格負荷までのロードレギュレーシ
ョン特性を改善することができるとともに、軽負荷領域
から定格負荷までの領域の消費電力を従来よりも低減す
ることができるという効果がある。
【0055】また、請求項2および請求項3,4,5に
記載の電源回路によれば、フィードバック制御されてい
ない電源出力ラインに接続された擬似負荷抵抗と、上記
擬似負荷抵抗を上記電源出力ラインとGNDの間に接続
するためのスイッチと、上記電源出力ラインの出力電圧
を検出し、この出力電圧に応じて上記スイッチを開閉す
るための制御信号を発生する電圧検出回路とを設け、上
記電源出力ラインとGNDラインの間に常時接続される
固定の擬似負荷抵抗を設けない構成としたことにより、
無負荷から定格負荷までのロードレギュレーション特性
を改善することができるとともに、軽負荷領域から定格
負荷までの領域においての擬似負荷抵抗での電力消費を
なくし、この領域の消費電力を従来よりも低減すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のフォワードコンバー
タ方式の電源回路の回路図である。
【図2】 図1の電源回路においてフィードバック制御
されていない電源ラインのロードレギュレーションの特
性図である。
【図3】 本発明の実施の形態2のフォワードコンバー
タ方式の電源回路の回路図である。
【図4】 本発明の実施の形態3のフォワードコンバー
タ方式の電源回路の回路図である。
【図5】 本発明の実施の形態4のフォワードコンバー
タ方式の電源回路の回路図である。
【図6】 従来のフォワードコンバータ方式の電源回路
の回路図である。
【図7】 図6の電源回路においてフィードバック制御
されていない電源ラインのロードレギュレーションの特
性図である。
【符号の説明】
1 直流電源、 2 トランス、 3 MOS−FE
T、 4 制御回路、5 フォトカプラ、 6,7,1
2,13 整流器、 8,14 チョークコイル、
9,15 平滑コンデンサ、 16,21,23,2
6,27 抵抗器、17 誤差増幅器、 10,19
擬似負荷抵抗、 19a 第1の擬似負荷抵抗、 19
b 第2の擬似負荷抵抗、 20 トランジスタ、 2
2 比較器、 24,25 ツェナーダイオード。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの2次側の複数の電源出力ライ
    ンの内の少なくとも1つの電源出力ラインにおいてフィ
    ードバック制御がなされ、少なくとも他の1つの出力ラ
    インにおいてフィードバック制御がなされないフォワー
    ドコンバータ方式の電源回路において、 フィードバック制御されていない電源出力ラインとGN
    Dの間に常時接続された第1の擬似負荷抵抗と、 上記電源出力ラインに接続された第2の擬似負荷抵抗
    と、 上記第2の擬似負荷抵抗を上記電源出力ラインとGND
    の間に接続するためのスイッチと、 上記電源出力ラインの出力電圧を検出し、この出力電圧
    に応じて上記スイッチを開閉するための制御信号を発生
    する電圧検出回路とを備えたことを特徴とする電源回
    路。
  2. 【請求項2】 トランスの2次側の複数の電源出力ライ
    ンの内の少なくとも1つの電源出力ラインにおいてフィ
    ードバック制御がなされ、少なくとも他の1つの出力ラ
    インにおいてフィードバック制御がなされないフォワー
    ドコンバータ方式の電源回路において、 フィードバック制御されていない電源出力ラインに接続
    された擬似負荷抵抗と、 上記擬似負荷抵抗を上記電源出力ラインとGNDの間に
    接続するためのスイッチと、 上記電源出力ラインの出力電圧を検出し、この出力電圧
    に応じて上記スイッチを開閉するための制御信号を発生
    する電圧検出回路とを備えたことを特徴とする電源回
    路。
  3. 【請求項3】 上記電圧検出回路は、上記出力電圧が所
    定の電圧以上であれば上記スイッチを閉じ、上記出力電
    圧が上記所定の電圧以下であれば上記スイッチを開くこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 上記電圧検出回路は、 上記出力電圧によってツェナー降伏電圧を発生するツェ
    ナーダイオードと、 上記出力電圧と上記ツェナー降伏電圧とを比較すること
    によって上記制御信号を発生する比較器とを有すること
    を特徴とする請求項3記載の電源回路。
  5. 【請求項5】 上記電圧検出回路は、 上記出力電圧の分圧電圧を発生する分圧抵抗と、 上記分圧電圧を入力として上記制御信号を発生するツェ
    ナーダイオードとを有することを特徴とする請求項3記
    載の電源回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215336A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
US7400063B2 (en) 2002-11-27 2008-07-15 Sharp Kabushiki Kaisha Switched-mode power supply
US8687394B2 (en) 2008-10-28 2014-04-01 Champion Aerospace Llc Aircraft power supply and method of operating the same

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