JP2002281120A - 大容量記憶が可能な通信機器 - Google Patents

大容量記憶が可能な通信機器

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JP2002281120A
JP2002281120A JP2001075945A JP2001075945A JP2002281120A JP 2002281120 A JP2002281120 A JP 2002281120A JP 2001075945 A JP2001075945 A JP 2001075945A JP 2001075945 A JP2001075945 A JP 2001075945A JP 2002281120 A JP2002281120 A JP 2002281120A
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communication
unit
communication device
mobile phone
display unit
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JP2001075945A
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Masahide Tanaka
雅英 田中
Akira Omura
晃 大村
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Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
Original Assignee
Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】豊富になった携帯電話サービスもしくはこれに
類する電話サービスに適した通信機器を提供する。 【解決手段】電話サービスを送受信する通信部と、電話
サービスを受ける際に操作する操作部と、音声を処理す
る通話部と、表示部と、この表示部を制御する制御部
と、通信によって得られたデータを記憶する大容量記憶
部とを有する。さらに、不揮発性の半導体メモリを設
け、通信機器を制御するシステムプログラムは前記不揮
発性の半導体メモリに格納するとともに、前記大容量記
憶部はハードディスク装置で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が関連する技術分野】この発明は、通信機器に関
し、特に画像情報を伴う通信が可能な電話等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話の普及は目覚しく、単に
通話にとどまらず、電子メールの交換、インターネット
への接続、音楽コンテンツの受信、画像の交換など、様
々のサービスが享受されている。このため、音声情報だ
けでなく、表示画面を通じた映像情報の重要性が大きく
なっている。
【0003】また、携帯電話に類するサービスを電話線
を介して提供することも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、豊
富になった携帯電話サービスもしくはこれに類する電話
サービスに適した通信機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、電話サービスを送受信する通信部と、
電話サービスを受ける際に操作する操作部と、音声を処
理する通話部と、表示部と、この表示部を制御する制御
部と、通信によって得られたデータを記憶する大容量記
憶部とを有することを特徴とする大容量記憶が可能な通
信機器を提供する。これによってサービスの多様な享受
が可能となる。
【0006】この発明の他の特徴によれば、通信を制御
する不揮発性メモリを有するとともに、前記大容量記憶
部によって不揮発性メモリのデータをバックアップす
る。これによって、機器の速やかな動作と大容量の記憶
が同時に達成できる。この発明の他の特徴によれば、通
信を制御する不揮発性の半導体メモリを有するととも
に、前記大容量記憶部はハードディスク装置である。通
信機器を制御するシステムプログラムを前記不揮発性の
半導体メモリに格納すれば、通信機器は直ちに立上が
る。また、着信待ち状態では前記ハードディスク装置を
動作させず、通信機器が立上がっている時に前記ハード
ディスク装置を動作させる。さらに、使用終了信号を発
生する信号発生部と、通信によって得られたデータの前
記ハードディスクへの格納終了確認部を設け、使用終了
信号の発生と前記確認部による確認がともに生じたとき
前記ハードディスク装置の動作を終了させるようにす
る。これらによって、半導体メモリとハードディスク装
置が機能的に結合する。
【0007】この発明の他の特徴によれば、電話サービ
スから得られた音楽コンテンツ、画像コンテンツ、ゲー
ムコンテンツなどが使い勝手よく大容量記憶部に記憶さ
れ、通信機器の機能が高まる。電話サービスから得られ
たコンテンツを大容量記憶部に記憶する際には不正コピ
ー防止も考慮される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明による通信機器に
関する第1の実施の形態について説明する。図1は、こ
の発明における第1の実施の形態を示す斜視図である。
第1の実施の形態は、表示画面つきの電話機とほぼ同様
の形状をしており、本体1に受話器2が接続されてい
る。この受話器2は通常のいわゆるコードレスのもので
あってもよい。通常の電話と同じように、着信があった
ときは受話器2を取り外すことによって電話が接続状態
となり通話が可能となる。カラー高精細液晶表画面3a
を有する大画面表示部3は、液晶表示装置などからな
り、本体1に対して回転可能であって、本体1に沿わせ
て倒すことも、図1の状態のように立てることもでき
る。なお、この発明における「大画面表示部」とは、通
常の携帯電話における表示部との比較において格別に大
きいものを意味し、例えば5インチ前後であるが、これ
以上大きいものについても、この発明の性質上、何ら問
題はない。大画面表示部3の上端中央には着脱可能なデ
ジタルカメラ4が設置されている。
【0009】図1における通信機器は、通常の電話線に
よる通信ではなく、アンテナ5を通じて携帯電話システ
ムに基づいて通信するように構成されている。従って、
家屋内において電話線のモジュラージャックの位置にか
かわらずどこからでも通信が可能であると共に、携帯電
話システムによって提供されている種々のサービスを携
帯電話と全く同様にして受けることができる。たとえ
ば、テンキー6と大画面表示部3を使って電子メールの
やりとりを行ったり、音楽コンテンツの配信を受けてス
テレオスピーカー7でこれを再生したりすることなどが
可能である。また、デジタルカメラ4で撮影した画像を
送信したり、デジタルカメラ4、内蔵マイク8、ステレ
オスピーカー7によりテレビ電話を楽しんだりすること
もできる。なお、テレビ電話における音声のやりとりは
受話器2によっても可能である。受話器2を置いたま
ま、内蔵マイク8とステレオスピーカー7で通話を行う
ときは、着信時または送信時に送受信ボタン9を押す。
ステレ−スピーカー7は電話の着信音も発生する。
【0010】以上のように、通常の携帯電話と比較した
とき、第1の実施の形態は大画面表示部3が極めて大型
で見やすくなっていると共に、受話器2と大画面表示部
3が分離されているので、大画面表示部3を見ながら受
話器2で通話をすることも可能である。さらに、受話器
2から使用法についての音声によるナビゲーションを受
けながらテンキー6を操作し、その結果を大画面表示部
3で確認することができる。一方、通常の電話線による
電話機と比較した場合でも、上記の如く、場所を選ばな
い点と多様なサービスを受けられる点で有用である。ま
た、携帯電話サービスを利用すれば、パケット通信が可
能なので、常時接続状態で使用した場合の料金上の利点
も享受できる。
【0011】充電コード10はプラグ10aにより商用
電源ラインに接続されると共にACアダプター10bを
有する。本体1はバッテリーを内蔵しているので、充電
済み状態であれば充電コード10を外して任意の場所に
持ち運びできるのは言うまでもない。
【0012】電源スイッチ11は、着信待ち状態にする
ときはオンにするものであり、通常の電話として使用す
るときはオンのままとする。電源スイッチ11をオンし
た着信待ち状態では、大画面表示部3の表示はなされ
ず、通信器機全体も最低限の電力消費状態におかれる。
この状態から、受話器2を取り上げるか、または送受信
ボタン9を押すか、またはテンキー6のいずれかを押す
か、またはスクロールダイヤル100、左シフトボタン
101および右シフトボタン102のいずれかを操作す
るかすると、通信器機は直ちに立上がって能動状態にな
り、大画面表示部3の表示が始まる。いずれの場合も、
大画面表示部3には初期メニュー画面が表示される。
【0013】スクロールダイヤル100は上下方向に回
転可能になっており、これを回転させることにより、上
下方向の画面スクロール、上下方向のメニュー選択、上
下方向のアイコン選択などを行う。またスクロールダイ
ヤル100を押し込むことにより選択の決定などが行わ
れる。左シフトボタン101は、ワンプッッシュ毎に、
所定量の左方向への画面スクロール、左方向へのメニュ
ーシフト、左方向へのアイコンシフトなどを行う。ま
た、右シフトボタン102は、ワンプッッシュ毎に、所
定量の右方向への画面スクロール、右方向へのメニュー
シフト、右方向へのアイコンシフトなどを行う。
【0014】終了ボタン103は通信器機を立上がり状
態から着信待ち状態に戻すためのものである。着信待ち
状態への復帰は、スクロールダイヤル100によるメニ
ューの操作からも可能である。また、挙げていた受話器
2を降ろすことによっても、通信器機は立上がり状態か
ら着信待ち状態に戻る。
【0015】ヘルプボタン104は通信機器の操作がわ
からなくなったときに押すことにより、音声によるナビ
ゲーションを受けることが出来る。なお、音声によるナ
ビゲーションは、ヘルプボタンを押したときだけでな
く、通常の操作の流れの中で自動的に行われる。これら
の詳細については後述する。
【0016】図2は、上記第1の実施の形態における全
体構成を示すブロック図である。機能部19において、
中央制御部20は通信機器全体の動作を制御すると共に
機器内の信号の伝達を統括する。送受信部21は通常の
携帯電話の主要部と同様の機能を持ち、アンテナ5によ
り外部と通話もしくはデータのやり取りを行う。中央制
御部20には不揮発性の半導体メモリ20aが備えられ
ており、中央制御部の動作はこの半導体メモリ20aに
格納されたシステムプログラムにより制御されると共
に、通信の記録もこの半導体メモリ20aによって行わ
れ、電源投入や着信の際に速やかに対応する。ハードデ
ィスク装置22は、中央制御部20のメモリ20aより
も容量が大きいもので、中央制御部の動作プログラムを
バックアップするとともに追加のプログラムを格納す
る。ハードディスク装置22はさらに半導体メモリから
の通信記録やダウンロード情報などを通信終了時に自動
的にバックアップし、次回の通信時における半導体メモ
リの容量を確保する。ハードディスク装置22の自動バ
ックアップは定期的に行うようにしてもよく、また上記
の通信終了時の自動バックアップと併用してもよい。ハ
ードディスク装置22は画像情報や音楽コンテンツなど
大容量のファイルを通信によりダウンロードして記録す
るのに有用である。
【0017】オーディオ処理部23は通常のオーディオ
装置に準じた高音質のオーディオ信号を処理するもので
あり、この発明の通信機器をオーディオ装置としても機
能させる。操作部24のオーディオ操作部24aを操作
すると、ハードディスク装置22にダウンロードされた
音楽コンテンツが中央制御部20を介してオーディオ処
理部23で処理され、ステレオスピーカー7による高音
質の再生が始まる。なお、操作部24には、図1のテン
キー6、送受信ボタン9、電源スイッチ11なども含ま
れている。なお、オーディオ操作部24aは専用の操作
部であってもよいが、これに代えて、テンキー6などの
通常の電話用操作部を兼用してもよい。
【0018】この発明の通信機器がオーディオ装置とし
ても機能させられるときは、大画面表示部3が、オーデ
ィオ装置による音楽コンテンツ再生の際の制御画面とし
て兼用され、ハードディスク装置22に格納されている
音楽コンテンツのメニュー画面などが表示される。
【0019】マイク8もオーディオ処理部23に接続さ
れており、音楽コンテンツを高音質で入力する際に使用
されるとともに、テレビ電話などの際に話者がマイク8
から離れてしゃべる際にも、ノイズを軽減して音声信号
を抽出する。表示制御部25は、中央制御部20から送
られてくる画像データおよび中央制御部からの制御に基
き、大画面表示部3による表示を種々の態様で制御す
る。制御される表示の態様については、図3から図12
において後述する。
【0020】表示制御部25には、さらにスムージング
処理部25aが設けられている。スムージング処理部2
5aは、送受信部21で受信した携帯電話サービスの映
像が中央処理部20を介して送られてきたとき、画素間
を補間してスムーズな画像として、大画面表示部3に表
示する。携帯電話サービスの画像は本来携帯電話の小さ
な画面における表示を前提に作られており、用いられて
いる画素数も小さい。従ってこの信号をそのまま大画面
表示部3で表示するとギザギザの多いきわめて見づらい
画面となる。スムージング処理部25aは、これを避け
るため、携帯電話サービスにより提供される画像信号を
もとに線および濃度変化と色調変化に連続性が出るよう
画素間を保管して大画面表示部3で表示しても違和感の
ないようにするためのものである。なお、電子メールに
おける文字などのコード情報は、大画面表示部3で表示
する場合でも情報量は同じなので、表示情報自体の補間
処理は必要がなく、専ら表示制御部25における通常の
表示ドライバーによって取扱う問題となる。スムージン
グ処理部25aは、携帯電話サービスから送られてくる
種々の情報から、そのまま表示ドライバーに任せて大画
面表示部3に送ったのでは表示が見づらくなる情報を検
出してスムージング処理を行うとともに、コード情報な
ど処理の必要のない情報に対してはスムージング処理を
行わない。
【0021】また、中央処理部20から大画面表示部3
に送られる画像信号は携帯電話サービスによるものだけ
でなく、電子メールに添付された高画質画像など、スム
ージング処理の不要なものもある。スムージング処理部
25aは画像信号の性質を判別する中央処理部20から
の制御に応じ、携帯電話サービスによる画像であること
を識別したときに、自動的に所定のスムージング処理を
行うよう構成されている。これにより、大画面表示部3
では表示される画像の性質にかかわらず、常に違和感の
ない画像が表示される。
【0022】電源部26は、通常は充電コード10から
ACアダプター10bを介して供給される商用電源ライ
ンから機能部19に電力を供給する。電源部26に備え
られるバッテリー27は充電コード10によって充電さ
れており、充電コード10が外されたときには、バッテ
リー27から機能部19に電力が供給される。
【0023】携帯電話サービスから送られる画像は通常
縦長である。これに対してこの発明の大画面表示部3は
横長に構成している。表示の際、図3に示すように大画
面表示部3の高精細液晶表画面3aは携帯電話サービス
から送られる縦長画像情報と相似形の部分A1と残余の
部分A2に画面分割され、残余の部分A2には、使用法
のナビゲーション情報、時計情報など付加情報が表示さ
れる。さらに、図4に示すように高精細液晶表画面3a
を縦長画面A3、A4の二つに分割するとともに二画面
分の情報をメモリすることによって、携帯電話サービス
から送られる二つの画像を並べて表示する。
【0024】なお、文字などのコード情報のときは、縦
長画面と横長画面の制限がないので、電子メールなどの
情報の表示の際は、携帯電話サービスでは図5のように
表示されるメールを、図6におけるように高精細液晶表
画面3aの横長画面全体を使用して表示してもよい。こ
の場合は、表示制御部にテキスト情報処理手段を設け、
横長画面に合わせた改行処理を行う。
【0025】さらに、携帯電話サービスから送られてく
る画面は縦長画面であっても、図7に示す例のように、
ランナーの足元が隠れていて全身を見るにはスクロール
ダイヤル100によって画面を上にスクロールする必要
があるものもある。この場合は、元々同時に画像全体を
見ることができない。従って、送られてくる画面を横長
画面全体で図8のように表示したとしても、必要なスク
ロール量は大きくなるものの、全体を見る上では使い勝
手上の支障はない。これに対し、ゲーム画面のように同
時に全体を表示しないと用をなさない画面については、
図3のように横長画面を分割してその一部に携帯電話サ
ービスにおけるレイアウトと同じ縦長表示をしなければ
サービスを楽しむことができない。このように送られて
くる画面はその用途によって利用上の性質が異なるの
で、それら画面の属性を検知して横長画面の使用法を適
宜自動的に切換える。
【0026】以上のように、携帯電話サービスからの情
報に応じ、横長画面の利点の活用が可能である。しかし
ながら、変形の実施の形態として、大画面表示部3を携
帯電話サービスの画像に合わせた縦長に構成することも
可能であることはいうまでもない。
【0027】なお、この発明における横長画面に関して
は、上記に説明した受信の場合だけでなく、送信の場合
についても配慮がなされている。例えば、図6が送信用
に作成したメールであるとする。受信側もこの発明にお
ける大画面表示部をもった通信器機である場合は、図6
と同様のレイアウトでメールが表示される。これに対
し、受信側が通常の携帯電話である場合は、図5のよう
にメールのレイアウトが変化する。それで支障がなけれ
ば、送信相手にかかわらず図6のように横長画面全体を
使用してメールを作成する。
【0028】これに対し、送信相手が通常の携帯電話で
あるときにおいて、相手の画面で表示されるのと同じレ
イアウトでメールを作成したいときは、図3におけるよ
うな表示モードを指定し、通常の携帯電話の縦長表示と
相似形の画面A1の中でメールを作成する。このような
表示モードの選択は手動で任意に行うことができる。一
方、付与される電話番号の区分または別途の識別情報に
より、送信相手が通常の携帯電話なのか、又はこの発明
の大画面表示部をもつ通信器機なのかが自動的に識別で
きるときは、レイアウトを不変とするモードに設定して
おけば、メール作成画面は送信相手に応じて図6と図3
の間で自動的に切換わる。付与される電話番号の区分
は、例えば一桁目が「0」の場合は通常の携帯電話と
し、これが「1」の場合は大画面表示部をもつ通信器機
とする。
【0029】電話番号の区分または別途の識別情報によ
って通常の携帯電話かこの発明の大画面表示部をもつ通
信器機かを識別可能にしておく構成は、さらに次の利点
がある。つまり携帯電話サービスにおいて、この発明の
大画面表示部をもつ通信器機専用のサービスが設けられ
たときは、アクセスしてくる電話番号の区分または別途
の識別情報に応じて、配信するサービスを異ならせるこ
とができる。例えば、同一のサービスコンテンツにおい
て、通常の携帯電話用の画像と大画面表示部をもつ通信
器機用の高精細画像を二種類用意しておき、大画面表示
部をもつ通信器機からのアクセスの場合は、データ量の
多い高精細画像を配信する。また、着信メロディの配信
においても、この発明の大画面表示部をもつ通信器機は
高音質のオーディオ信号処理に対応しているので、デー
タ量の多い音源コンテンツを配信する。
【0030】さらに通常の携帯電話サービスにおいて、
図9のように画像データとテキストデータが縦にレイア
ウトされているとき、この発明の大画面表示部のカラー
高精細液晶表画面3aでは、図10のように、これらの
画像データとテキストデータを横にレイアウトして表示
することができる。この場合、大画面表示部をもつ通信
器機においてこのような構造の画像データを受取った際
に、通信器機側で自動的にレイアウトを変更するように
表示制御部25を構成することができる。
【0031】また、電話番号の区分または別途の識別情
報によって通常の携帯電話かこの発明の大画面表示部を
もつ通信器機かを識別可能な場合では、送信側におい
て、図9のような縦積みのレイアウトまたは図10のよ
うな横並びのレイアウトとするよう決定して送信するよ
う構成することもできる。
【0032】図11に示す表示の制御態様は、複数画面
よりなる携帯電話サービスコンテンツに対応するもので
ある。図11に示す例は、9個の画面から構成されるコ
ンテンツであって、最初の画面は他の8個の画面のため
のメニュー画面となっている。通常の携帯電話サービス
では、まずメニュー画面が表示され、次にメニューの中
から選ばれた画面が表示されることになる。しかしなが
ら、この発明においては、図11に示すように、9個の
画面に対応するデータをすべて受信してメモリ20aに
ダウンロードした後、大画面表示部3の高精細液晶表画
面3a全体を使って9個の画面を一覧表示する。個々の
画面の絶対的な大きさは通常の携帯電話の表示部で見る
程度の大きさなので判読可能である。このようにして、
8種類のメニューの中身が一度にすべてわかることにな
る。
【0033】図11の画面のままでも、通常の携帯電話
と全く同様にサービスコンテンツの情報把握が可能であ
るが、図11の表示が行われた後、さらにテンキー6に
よって、例えば2番目のメニュー項目を選択すると、図
12に示すように、高精細液晶表画面3aの部分A5
に、選択されたメニュー項目が相似形に拡大表示され
る。残余の部分A6には、図11と同様の一覧表示が行
われる。この場合、メニュー項目全部は表示されない
が、スクロールダイヤル100などでスクロールするこ
とにより選択閲覧可能である。図12の状態からでも、
テンキー6によって、所望のメニュー項目を選択する
と、部分A1に拡大表示される画面が置き換わる。
【0034】この発明によれば、大画面表示部3を活用
することによって、上記のような種々の表示の制御態様
が可能になり、通常の携帯電話によるよりも機動的な情
報収集が可能になる。また、この発明の通信器機は、通
信器機に大容量のハードディスク装置22を内蔵してい
るので、本体1の外壁に中央制御部20に通じるゲーム
機用接続端子を設けるよう構成すれば、ハードディスク
装置22がゲームソフトの格納場所として機能する。ゲ
ームソフトについてはインターネットによる配信が提案
されており、携帯電話を通じて受信したゲームソフトは
ゲーム機に接続可能なゲーム機用ハードディスク装置に
格納されることになる。この発明の通信器機にゲーム機
用接続端子を設け、ハードディスク装置22にゲームソ
フトを格納可能に構成すれば、送受信部21で受信した
ゲームソフトを何らの接続操作なしに直接ハードディス
ク装置22に格納することができ、ゲームを楽しむとき
にゲーム機をこの発明の通信器機に接続するだけでよ
い。なお、ゲームソフト配信に対する課金は通常の携帯
電話サービスシステムに基いて処理される。また、著作
権に対応するため、ゲーム機用接続端子を設ける場合
は、ハードディスク装置22に不正コピー防止装置を設
けておく。このような不正コピー防止装置は、ゲームソ
フトの場合だけでなく、音楽コンテンツの配信を受ける
際にも有効である。
【0035】図13は、この発明における第2の実施の
形態を示す斜視図である。第2の実施の形態は、ノート
パソコンとほぼ同様の形状をしており、本体31に対し
て回転可能な液晶表示装置などからなる大画面表示部3
2をもつものである。第1の実施の形態と同一機能の部
分には同一番号を付し、説明を省略する。
【0036】第2の実施の形態におけるデジタルカメラ
33は、大画面表示部32の上端に備え付けられてお
り、回転可能である。これによってテレビ電話の際に使
用者の顔の撮影角度を調節したり大画面表示部32の背
面側の撮影を可能としたりする。補助スピーカー34は
デジタルカメラ33を挟んで大画面表示部32の上端に
設けられており、デジタルカメラ33の位置から発音さ
れるごとき効果がある。この補助スピーカー34には二
つの機能がある。
【0037】一つは、テレビ電話の際に、使用者にデジ
タルカメラに注目させる機能である。テレビ電話の際、
相手の声は通常はステレオスピーカー7から発せられる
が、相手の声の音量が大きくなるに従い、補助スピーカ
ーから発音がなされ、ステレオスピーカー7側の発音量
は絞られるよう制御される。これによって、相手の声が
高くなるに従い発音位置が上部に移ってデジタルカメラ
から出ているような効果となり、使用者が見上げる。使
用者がデジタルカメラに注目するということは相手の画
面では使用者が相手の目を正面から見据えたような効果
となる。使用者は通常はカラー高精細液晶表画面3aの
ほぼ中央に映っている相手の目を見ており、それを大画
面表示部32上端のデジタルカメラ33が撮影している
ので、相手にとっては使用者が伏目がちに喋っているよ
うに見える。この状態から目を上げたように見えるわけ
である。
【0038】補助スピーカー34の二つ目の機能は、大
画面表示部32が閉じられ、ステレオスピーカー7が塞
がれているときでも、電話の着信音を発生することにあ
る。補助スピーカー34は大画面表示部32の上端にあ
るので、大画面表示部32が閉じられているときでも外
部に露出している。第2の実施の形態では、送受信ボタ
ン35は本体31の側面にあり、大画面表示部32が閉
じられていても、着信に対する受信操作をすることがで
きる。
【0039】なお、第2の実施の形態においても、必要
に応じコードつきまたはコードレスの受話器追加するこ
とができることは言うまでもない。第2の実施の形態が
通常のノートパソコンと異なる点は、電源スイッチ11
のオンにより電話機として即座に立ち上がること、通常
は電源スイッチ11をオンにした着信待ち状態において
大画面表示部32を閉じて放置されること、大画面表示
部32を閉じたまま電話の着信に応じることが出来るこ
となどである。第2の実施の形態のようなノートパソコ
ンタイプの場合、長時間着信待ち状態とする場合に大画
面表示部32を閉じることが出来るので、カラー高精細
液晶表画面3aの保護、テンキー6などへの埃の付着の
防止などに有利であるほか、住居内での持ち運びにも便
利である。
【0040】図14は、この発明の第3の実施の形態に
おける全体構成を示すブロック図である。図2のブロッ
ク図における第1の実施の形態と同一機能の部分には同
一番号を付し、説明を省略する。第3の実施の形態は、
通常の電波による携帯電話サービスではなく、電話線を
介して携帯電話に類似するサービスを受けるシステムを
前提としている。外観は図1または図2とほぼ同様であ
るが、アンテナ5を欠く点と、商用電源ラインを介して
通信信号のやり取りを行う点が異なる。
【0041】図14において、混合ユニット40はプラ
グ40aによって商用電源ライン41に接続されてい
る。合成/分離部42を介してACアダプター43によ
り給電されている暗号変換器44は電話線45に接続さ
れており、電話線45から来る通信信号を暗号化して高
インピーダンスで合成/分離部42に出力する。暗号化
通信信号は合成/分離部42からプラグ40aを介して
商用電源ライン41に乗る。一方で、暗号変換器43
は、商用電源ライン41に乗っている暗号化通信信号を
プラグ40aおよび合成/分離部42を介して受取り、
通常の通信信号に変換して電話線45に出力する。
【0042】プラグ46aによって商用電源ライン41
に接続されている複合ユニット46は、内部に合成/分
離部47とACアダプタ48を有する。合成/分離部4
7は商用電源ライン41をACアダプタ48を介して電
源端子49に接続するとともに、商用電源ライン41の
高周波成分を信号端子50に接続する。これらの電源端
子49、50は本体1の外壁99に設けられている。電
源端子49を介してACアダプター48により給電され
ている暗号変換器51は信号端子50に接続されてお
り、送受信部52から来る通信信号を暗号化して高イン
ピーダンスで合成/分離部47に出力する。暗号化通信
信号は合成/分離部47からプラグ46aを介して商用
電源ライン41に乗る。一方で、暗号変換器51は、商
用電源ライン41に乗っている暗号化通信信号をプラグ
46aおよび合成/分離部47を介して受取り、通常の
通信信号に変換して送受信部52に出力する。
【0043】以上のようにして、図14における第3の
実施の形態は、電話線を介して携帯電話に類似するサー
ビスを受けるシステムであるにもかかわらず、家屋内に
おいて電話線のモジュラージャックの位置にかかわら
ず、商用電力線のコンセントのあるところならどこから
でも通信が可能であり、第1のや第2の実施の形態とほ
ぼ同様にして使用することができる。
【0044】図15は、この発明における第4の実施の
形態を示す正面図である。第4の実施の形態は、テレビ
60に図2におけるごとき携帯電話機能が内臓されたも
のであり、図2における大画面表示部3にはブラウン管
などからなるテレビ画面61が兼用されている。また、
図2におけるアンテナ5はテレビの室内アンテナ62が
兼用されている。テレビのリモコン63は赤外信号64
により、テレビ60の操作を行う。テレビ60は電池駆
動式のポータブルタイプであり、ハンドル65によって
任意の場所に持ち運びが可能である。
【0045】図15における第4の実施の形態では、テ
レビ60のリモコン63が携帯電話機能の操作にも兼用
されており、リモコン63のチャンネル操作用ボタン6
3aが携帯電話機能におけるダイヤルボタンとなってい
る。これによって携帯電話機能を利用するときは、画面
61を見ながらリモコン63によって携帯電話サービス
の操作が可能であり、画面61を見やすい位置に離れて
携帯電話サービスを受けることができる。このように、
この発明において、大画面表示部と操作部を分離したと
きはテレビを見ている感覚で携帯電話サービスを受ける
ことができる。
【0046】図15における第4の実施の形態では、テ
レビ鑑賞中に着信があったとき、画面61に着信メッセ
ージをスーパーインポーズして表示する。使用者はこれ
を見てリモコン63の受信ボタンを押して通話を開始す
る。リモコン63はコードレスの受話器をも兼ねてお
り、電話の通話の際には画面61を見ながらリモコン6
3を耳と口に当てて通話をすることができる。
【0047】図16は、この発明における第5の実施の
形態を示す正面図である。第5の実施の形態は、電波に
よる携帯電話サービスではなく、電話線を介して携帯電
話に類似するサービスを受けるシステムを前提としてい
る。その他の点において、第4の実施の形態と同一機能
の部分には同一番号を付し、説明を省略する。
【0048】第5の実施の形態におけるテレビ66は、
図14における第3の実施の形態と同様の電話機能が内
蔵されており、電源ライン67に乗った携帯電話類似サ
ービスを受ける。第5の実施の形態では、さらにテレビ
アンテナで受信した音声画像信号も同様にして電源ライ
ンに乗せられる。テレビアンテナで受信した音声画像信
号を電源ラインに乗せるには、図14における混合ユニ
ット40に類する構成をもう一つ設け、電話線45に代
えてテレビアンテナからのリード線を接続する。この場
合、テレビ放送信号にはセキュリティは必要ないので暗
号変換機44に類する構成を省略することが可能であ
る。一方、図14における複合ユニット46に類する構
成をもう一つ設け、合成/分離ユニット47に類する構
成によって分離されるテレビ放送信号を通常のテレビア
ンテナからの情報入力部に接続する。また、ACアダプ
ター48に類する構成からの電力はテレビ受像機の構成
に供給する。上記の電話信号用とテレビ放送信号用に設
けた二つの複合ユニットにおいて、商用電源ラインに接
続するためのプラグ46aは一つで共用してよい。電源
ライン73の先には、このような共用のプラグが存在す
る。
【0049】上記のような構成によって、図16におけ
る第5の実施の形態のテレビ66は、家屋内において電
話線のモジュラージャックおよびテレビのアンテナライ
ンの位置にかかわらず、商用電力線のコンセントのある
ところならどこからでもテレビの観賞および通信が可能
である。
【0050】図17は、この発明における第6の実施の
形態を示す正面図である。第6の実施の形態以降は、通
常の電波による携帯電話サービスを前提として構成され
ている。図17の第6の実施の形態携帯においては、電
話機能の大半はテレビ70に内蔵されておらず、通常の
携帯電話71がテレビ70の上部に設けられた充電器上
に置かれるようになっている。なお、携帯電話71が充
電器に置かれたときは、信号端子によってテレビ70と
も接続され、テレビ70からの制御が可能であるととも
に、テレビ70と画像信号のやり取りを行う。このよう
にして、テレビ70の画面72は携帯電話71によって
送受信される携帯電話サービスにおける大画面表示部と
して機能する。なお、画面72を携帯電話サービスにお
ける大画面表示部として機能させるためには、テレビ7
0に少なくともスムージング処理部を設けておく。
【0051】つまり、携帯電話71がテレビ70の充電
器に置かれた状態では、第6の実施の形態の機能は、図
15における第4の実施の形態や図16における第5の
実施の形態と同様、テレビに携帯電話機能が内臓された
ものと同様となる。なお、図17における第6の実施の
形態において電源ライン73には通信信号はのっておら
ず、テレビの音声画像信号だけが乗っている。
【0052】図18は、この発明における第7の実施の
形態を示す正面図である。第7の実施の形態では、テレ
ビ80は通常のテレビと全く同じである。テレビ80の
AV端子81には携帯電話82が接続されており、画像
信号がテレビの画面83によって写し出される。携帯電
話82には必要最低限のスムージング処理部が設けられ
ており、AV出力端子83からはテレビでの表示に適す
るよう必要に応じ画素間を補間した信号が送られる。
【0053】このように、図18における第7の実施の
形態では、テレビ83自体には本質的な変更を加えるこ
となく、第4から第6の実施の形態に近似した形で、大
画面による形態電話サービスを受けることができる。図
19は、この発明における第8の実施の形態を示す正面
図である。第8の実施の形態におけるテレビ90は、基
本的には図15における第4の実施の形態と同様であ
り、テレビに図2におけるごとき携帯電話機能が内臓さ
れているとともに、図2における大画面表示部3にテレ
ビ画面61が兼用されている。また、図示しないが、図
15におけるようなテレビのリモコン63がテレビ90
における携帯電話機能の操作に兼用される点も同様であ
る。
【0054】図19の第8の実施の形態におけるテレビ
90には、さらに近距離電波通信機能が設けられてお
り、テレビの室内アンテナ91は、図2におけるアンテ
ナ5に兼用されて携帯電話サービスの電波92を受発信
するとともに、この近距離電波通信用のアンテナとして
も兼用されている。携帯電話93は通常の携帯電話とし
て携帯電話サービスの電波94を受発信するとともに近
距離電波通信機能を持ち、近距離通信用電波95によっ
てアンテナ91を介してテレビ90と通信する。近距離
通信用電波95は、テレビ90と携帯電話93の間の通
信に専用のものであり、携帯電話サービスを介する通信
ではない。
【0055】携帯電話機能が内臓されたテレビ90と携
帯電話93の間の近距離電波通信は、まず携帯電話93
をテレビ90に対するコードレス電話の子機のごとく機
能させる。つまり、携帯電話93は独立した電話番号を
持つ電話機として戸外で機能するとともに、屋内では、
テレビ90の子機として、テレビ90の電話番号による
通信が可能である。また、携帯電話93は、テレビ90
のリモコン操作部としても機能することが出来る。
【0056】次に、携帯電話機能が内臓されたテレビ9
0と携帯電話93の間の近距離電波通信は、携帯電話9
3の電話番号による通信内容をテレビ90のテレビ画面
61で見ることを可能にする。機能的には、図18の第
7の実施の形態と同様の形となる。ただし、図19の第
8の実施の形態の場合は、テレビ90にスムージング手
段が設けられているので、携帯電話93にスムージング
処理部を設ける必要はない。
【0057】テレビ90自身に携帯電話機能が内臓され
ているにもかかわらず、さらに携帯電話93による通信
内容をテレビ画面61で見ることが出来るよう構成した
理由は次の通りである。まず、携帯電話は広く普及して
いるので、携帯電話機能が内蔵されたテレビ90を持つ
家庭には同時に携帯電話93が存在し、その電話番号に
よってすでに何らかのコンテンツ供給の契約をしている
ことが考えられる。この場合、仮に携帯電話93の番号
で供給されたサービスをテレビ画面61で見ることが出
来ないとすると、同様のコンテンツ供給についてテレビ
90の電話番号に基いて別途契約する必要が生じ、契約
料が二重に必要になる。これに対して、第8の実施の形
態のように構成すれば、携帯電話93で契約したコンテ
ンツの内容が大画面でも見ることができ、テレビ90の
ごとき通信器機の普及を促進できる。
【0058】また、携帯電話93の電話帳には登録され
ているがテレビ90には登録されていない通信相手と大
画面によって通信したい場合、テレビ90側で新たに電
話番号を入力して通信するよりも、携帯電話93側から
ワンタッチで通信する方が遥かに効率がよい。これはイ
ンターネットに接続する場合のURLについても同様で
ある。このように通信に必要な番号の登録の面でも、第
8の実施の形態のように構成すれば、テレビ90のごと
き通信器機の普及を促進できる。
【0059】なお、図19の第8の実施の形態では、上
記のように、携帯電話93には登録されているがテレビ
90には登録されていない通信相手と大画面を利用して
通信する際に、携帯電話93側から通信したときは、近
距離通信用電波95を介して通信相手の電話番号または
URLが携帯電話93からテレビ90の電話帳などにコ
ピーされるよう構成する。これによって、次に大画面を
利用して同じ相手と通信する際には、テレビ90側から
ワンタッチで直接発信することが可能である。
【0060】図20は、図1における第1の実施の形態
において、電源スイッチ11を入れた着信待ち状態から
通信器機が立上がる際の動作を示すフローチャートであ
る。電源スイッチ11を入れることにより、ステップS
1でフローがスタートし、ステップS2で立上信号を待
つ。この状態は通信の着信待ち状態でもある。電源スイ
ッチ11が入っただけの着信待ち状態ではハードディス
ク装置22は起動されない。
【0061】受話器2を取り上げるか、または送受信ボ
タン9を押すか、またはテンキー6のいずれかを押す
か、またはスクロールダイヤル100、左シフトボタン
101および右シフトボタン102のいずれかを操作す
るかすると、立上信号が発生し、フローはステップS3
に進む。ステップS3では、通信器機は直ちに立上がっ
て能動状態になり大画面表示部3に初期メニューを表示
するとともに、ハードディスク装置22を起動する。
【0062】初期メニューなどがステップS3において
直ちに立上がるよう、使用頻度の高い機能はハードディ
スク装置22ではなく、不揮発性の半導体メモリ20a
に格納されたプログラムによって動作する。一方、ハー
ドディスク装置22に格納された追加プログラムやデー
タは、ステップS3におけるハードディスク装置22の
起動後、中央制御部のRAMに順次書きこまれて行く。
これらの追加プログラムやデータは通信器機の立上がり
直後で使用される確率が低いので、使用される時点では
RAMへの書きこみが終了しており、使用者が待たされ
る可能性は極めて小さい。つまり、ハードディスク装置
22は追加プログラムやデータの個々の使用開始時点で
はなく、使用不使用にかかわらずステップS3の通信器
機の立上がり時点で必ず起動され、いざ追加プログラム
やデータ使用が開始される時点では、これらのRAMへ
の書きこみがあらかじめ終了していて直ちに機能でき
る。このようにして、この発明の通信器機は見かけ上必
要な機能が直ちに使用でき、パソコン立上時のような待
ち時間はない。なお、追加プログラムやデータが多くな
ったときは、その性質または使用頻度に応じて優先度の
高い追加プログラムやデータの選択を行い、ハードディ
スク装置22の起動時においてはあらかじめ選択した追
加プログラムやデータだけをRAMに書きこんでおく。
従って、選択されていない追加プログラムやデータにつ
いては、個々の使用時点でハードディスク装置22にア
クセスし、RAMに書きこむことになる。
【0063】ステップS4およびS5では、立上信号が
何によって発生されたのかがチェックされる。まず、ス
テップS4では、電話の着信に応じて受話器2を取り上
げるなどの通信器機の操作があったのかどうかがチェッ
クされる。電話の着信がなかったときは、ステップS5
に進み、スクロールダイヤル100、左シフトボタン1
01および右シフトボタン102などのメニューキーの
操作によって立上信号が発生したのかどうかがチェック
される。メニューキーの操作だった場合は、ステップS
6に進む。
【0064】ステップS6では、立上信号がその日初め
て発生したものかどうかがチェックされる。具体的に
は、立上信号の発生履歴を通信器機に残しておき、日付
が変わるとともに就寝時間などに相当する所定時間経過
以前にしか立上信号発生履歴がない場合に、その日初め
ての立上信号であると判断する。その日の初めの立上信
号であった場合にはステップS7に進んで、ふれあいア
ナウンスが行われる。
【0065】ふれあいアナウンスとは、「おはようござ
います。」などの挨拶の他、「今日は言いお天気です
ね。」、「涼しくなりましたね。」、「今日は啓蟄で
す。」などの短いアナウンスであり、データベースに多
数用意されたアナウンスデータの中からランダムに選択
および組合せを行って、その日毎の意外性を演出する。
組合せアナウンスを行うときは、一つのアナウンス単位
と次のアナウンス単位の間が息せき切ったような感じで
つながらないよう、一定のポーズを置く。このポーズは
組み合わせられるアナウンスの内容によってあらかじめ
異なる自然な長さを決めておくとともに、組合せによっ
てはポーズなしにアナウンスを続ける。また、通信器機
が保持するカレンダー情報や通信器機が受信する気象情
報、さらには通信器機に備えられた温度センサー又は湿
度センサーなどの制御情報を総動員して、ちぐはぐなア
ナウンスの選択や組合せが除去されるよう制御する。こ
のふれあいアナウンスは特に単身家庭に有用であるが、
不要であればアナウンスが行われないモードに変更する
こともできる。
【0066】ふれあいアナウンスが終わると、ステップ
S8に進み、後述のカーソル停止割込みを可能にすると
ともに、ステップS9で後述の終了割込みを可能にし、
ステップS10で次の操作を待つ待機状態に入る。ステ
ップS4に戻って、立上信号が着信に対応するために発
生したときは、使用者の関心が受信に向いており、アナ
ウンスは煩わしいので、直ちにステップS9に飛ぶ。ま
た、ステップS5において、立上信号がメニューキーに
よって発生したのでなかった場合は、受話器2が上げら
れるか、送受信ボタン9が押されるか、またはテンキー
6が押された場合に該当し、いずれも使用者が電話をか
けようとしているのであるから、気を殺ぐようなアナウ
ンスは行わず、直ちにステップS8に飛ぶ。さらに、メ
ニューキーが押されたことによる立上信号であっても、
その日の初めてのものでない場合は、アナウンスは行わ
ず、直ちにステップS8に飛ぶ。このようにして不用意
なアナウンスを禁止し、ふれあいアナウンスの希少性と
新鮮さを維持する。
【0067】図21は、終了割込みによって通信器機が
立上状態から着信待ち状態に戻る際の動作を示すフロー
チャートである。挙げていた受話器2を降ろすか、終了
ボタン103を押すか、またはスクロールダイヤル10
0によるメニューの終了操作が行われるとステップS1
1の終了割込みがかかり、ステップS12に進む。ステ
ップS12では、立上信号発生後の不揮発性の半導体メ
モリ20aの通信記録をハードディスク装置22自動的
にパックアップする。上述のように、第1の実施の形態
では、通信を通じて新たにダウンロードしたプログラム
やデータを含む通信記録を、まず不揮発性の半導体メモ
リ20aに格納する。これらがステップS12において
ハードディスク装置22にバックアップされる。
【0068】ステップS13ではバックアップが終了し
たかどうかがチェックされ、終了していないときはステ
ップS12に戻ってバックアップ作業を継続する。ステ
ップS13でバックアップの終了が確認されると、ステ
ップS14でバックアップ済みの通信記録を半導体メモ
リ20aから削除して次回の通信のための容量を確保す
る。その後、ステップS15でハードディスク装置を停
止するとともに、ステップS15で通信器機を着信待ち
状態にする処理をおこない、ステップS17で待機す
る。
【0069】上記においては、ステップS12の通信記
録バックアップはステップS11の終了割込みがかかる
ことによって行われているが、終了割込みがかからなく
ても定期的に行うように構成してもよく、また定期的な
通信記録バックアップを終了割込みによる通信記録バッ
クアップと併用してもよい。このような併用の場合は、
定期的バックアップでバックアップし残された通信記録
のみをステップS12でバックアップすることになるの
で、ステップS14への移行時間が短くなる。
【0070】図22から図25は、図1における第1の
実施の形態において大画面表示部3に表示される操作画
面である。図22は、図20のステップS2において大
画面表示部3のカラー高精細液晶表画面3aに表示され
る初期メニュー画面である。図22の初期メニュー画面
には、電話アイコン200、ニュース情報アイコン20
1、銀行アイコン202、メールアイコン203が表示
される。電話アイコン200を囲んでいるカーソル20
4は、図1のスクロールダイヤル100、左シフトボタ
ン101および右シフトボタン102によって移動させ
られる。例えば、カーソル204をメールアイコン20
3を囲む位置205に移動させるには、まず、右シフト
ボタン102を押し、カーソル204をニュース情報ア
イコン201を囲む位置206に移動させた後、スクロ
ールダイヤル100を下方に回転させて、位置205ま
で移動させる。
【0071】第1の実施の態様の通信器機は、音声によ
る操作のナビゲーションが行われるよう構成されてい
る。図22の初期メニュー画面が表示された当初、カー
ソル204は電話アイコン200を囲んでおり、初期メ
ニュー画面表示後、「電話にご用ですか」とのアナウン
スが行われる。電話をかけたい場合は、この状態でスク
ロールダイヤル100を押すとメニューが確定され、図
23の相手先選択画面に移行する。ここには電話番号を
登録済みの相手が、顔写真とともに表示される。なお、
所望の相手がない場合はスクロールダイヤル100を回
転させて画面をスクロールする。
【0072】相手先選択画面が表示された初期状態で
は、カーソル207はAさん208を囲んでいるので、
Cさん209を選択したいときは右シフトボタン102
を押すと、カーソルはまずBさん210を囲む位置21
1に移動し、さらに右シフトボタン102を押すと、C
さん209を囲む位置212に移動する。カーソルがが
Cさんを囲む位置212で停止すると、「Cさんに電話
しますか」というアナウンスが行われる。スクロールダ
イヤル100を押すと相手先が確定され、相手先がテレ
ビ電話である場合は「TV電話にしますか」とのアナウ
ンスが行われる。これに対してスクロールダイヤル10
0を押すとテレビ電話モードで発呼が始まるとともに図
1のデジタルカメラ4が動作開始する。電話がつながる
と相手の顔が大画面表示部3に表示されるとともに、デ
ジタルカメラ4で撮影された自分の顔が相手に送られ
る。テレビ電話モードでは画面に終了ボタンが表示され
ており、スクロールダイヤル100の回転でこれを選択
すると「終了しますか」とのアナウンスが行われ、さら
にスクロールダイヤル100を押すと電話が切れて終了
割込みがかかる。
【0073】なお、図23の登録画面からではなく、新
たにダイヤルをして電話をかけた場合、大画面表示部3
に表示される終了ボタンをスクロールダイヤルで操作す
ると、「相手の電話番号を登録しますか」とのアナウン
スが行われる。スクロールダイヤル100で登録の旨を
確定すると入力画面が現れるとともに、スクロールダイ
ヤル100で入力項目を選択するたびに、「性別は
?」、「大人ですか?子供ですか?」、「名前を入力し
てください。」などの入力要求項目の内容の解説がアナ
ウンスされ、登録作業を音声でナビゲーションしてい
く。このようにして登録した相手は、次回から図23の
相手先選択画面に現れる。
【0074】一方、図22において、カーソル204が
メールアイコン205を囲む位置203に移動させられ
て停止すると、「メールにご用ですか」とのアナウンス
が行われる。これに対してスクロールダイヤル100を
押すとメニューが確定され、図24のメールメニュー画
面に移行する。メールメニュー画面には、送信アイコン
213と受信アイコンン214が表示される。カーソル
215が受信アイコン214を囲む位置に移動させられ
て停止すると、たとえば「新しいメールが3通来ていま
す。読みますか。」とのアナウンスが行われる。これに
対してスクロールダイヤル100を押すとメニューが確
定して図25の受信メールリスト画面に移行する。
【0075】受信メールリスト画面において、カーソル
216がCさん217をを囲む位置に移動させられて停
止すると、「Cさんからです。」とのアナウンスが行わ
れる。これに対してスクロールダイヤル100を押す
と、メール内容表示画面に移行する。メール内容表示画
面には終了ボタンが表示されており、メールを読んだあ
とスクロールダイヤル100で終了ボタンを選択すると
「返事を出しますか」とのアナウンスが行われる。これ
に対してスクロールダイヤル100を回転させて「YE
S」を選択すると図24のメールメニュー画面に移行す
る。このとき、カーソル215は、送信アイコン213
を囲む位置にある。この後は、返事の文章を作成し、送
信することになるが、送信の手順は電話をかける場合と
ほぼ同様であるので説明を省略する。一方、「返事を出
しますか」とのアナウンスに対し、スクロールダイヤル
100を回転させて「NO」を選択すると図25の受信
メールリスト画面に戻る。このときカーソル216はC
さん以外の例えばAさん218を囲む位置にあり、「A
さんからです。」とのアナウンスが行われる。
【0076】図26は、第1の実施の形態におけるカー
ソル停止割込みがかかったときの動作を示すフローチャ
ートであり、音声ナビゲーションを使用者に煩わしくな
いように行うためのものである。カーソル停止割込み
は、カーソルが移動して停止したときにかかる。たとえ
ば、図22においてカーソル204が移動して位置20
5で停止したときにカーソル停止割込みがかかる。な
お、同じ画面内におけるカーソル移動の後の停止だけで
なく、例えば通信器機が立上がって図22の初期メニュ
ー画面が表示されたときや、図22から図23に画面が
移行したときにおいてもカーソル停止割込みがかかる。
このときは新しい画面においてカーソルが囲んでいるア
イコン上でカーソルが停止したものとみなされる。ま
た、カーソル停止割込みの際には、どのアイコン上でカ
ーソルが停止したことによって割込みがかかったのかも
識別され、以後の処理のための情報となる。
【0077】ステップS21でカーソル停止割込みがか
かるとステップS22で時間カウントが行われる。ステ
ップS23は、その後にカーソルの移動、又はメニュー
選択の確定があったかどうかをチェックしている。これ
らがなければステップS24に進む。ステップS24
は、計時が始まってから0.5秒経過したかどうかをチ
ェックするもので、0.5秒経過までは、ステップS2
2からステップS24が繰り返されて時間カウントが継
続される。0.5秒が経過するとステップS25に進
み、同じカーソルについて過去1時間以内にアナウンス
が行われたかどうかがチェックされる。
【0078】過去1時間以内の履歴がなければステップ
S26においてそのカーソルに関する解説がアナウンス
され、音声による操作のナビゲーションが行われる。ス
テップS27は音声ナビゲーションが始まった後にカー
ソルの移動、又はメニュー選択の確定があったかどうか
をチェックしている。これらがなければステップS28
に進む。ステップS24は、音声ナビゲーションにおけ
るアナウンスが終了したかどうかをどうかをチェックす
るものであり、音声の終了までは、ステップS26から
ステップS28が繰り返されてアナウンスが継続され
る。
【0079】音声ナビゲーションのアナウンスが終了す
るとステップS29に進み、次のカーソル停止割込みを
可能にする。さらに、ステップS30でメニュー確定に
よる割込みを可能にするとともに、ステップS31で終
了割込みを可能にし、ステップS32で待機状態に入
る。
【0080】ステップS23に戻って、カーソルが移動
した場合は、直ちにステップS29に飛び、アナウンス
は行わない。これは、あるアイコンの上でカーソルが一
旦停止しても、その後0.5秒以内にカーソルが再び移
動したときは、一旦停止したカーソルについての音声ナ
ビゲーションを行わないことを意味する。例えば、図2
2において、電話アイコン200を囲んでいたカーソル
204がニュース情報アイコン201を囲む位置206
に一旦移動した後、メールアイコン203を囲む位置2
05で停止した際において、位置206における停止時
間が後0.5秒以内であればニュース情報アイコン20
1のアナウンスは行わず、カーソルが位置205に停止
して0.5秒経過した後、初めてメールアイコン203
についてのアナウンスを行う。使用者はもともとカーソ
ルをメールアイコン203に移動させようとしており、
単なる通過点であるニュース情報アイコン201には関
心がないので、この構成により、使用者にとって煩わし
くない音声ナビゲーションが可能になる。ステップS2
4のにおける「0.5秒」は使用者の好みに応じて任意
の長さに設定できる。
【0081】ステップS23において、メニューの確定
操作が行われたときも、直ちにステップS29に飛び、
アナウンスは行わない。カーソル停止後0.5秒以内に
メニュー確定操作が行われたということは、使用者はそ
のアイコンの意味を了解しており、音声ナビゲーション
の必要がないからである。
【0082】また、ステップS25において、過去1時
間以内の音声ナビゲーション履歴があった場合は、直ち
にステップS29に飛び、アナウンスは行わない。これ
は、使用者が移動させようとした最終目的のアイコンの
上でカーソルが0.5秒以上停止したとしても、過去1
時間以内に同じアイコンについて音声ナビゲーションが
行われていた場合は煩雑を避けて、音声ナビゲーション
を省略するとを意味する。一連の操作の中で同じアイコ
ンにカーソルを移動させるたびに同じ音声ナビゲーショ
ンを繰り返す必要はないし、既に判っている事を何度も
ナビゲーションされるのは不愉快で、かえって害になる
からである。なお、ステップS25における「1時間」
は、一連の操作の中での煩わしいアナウンスの繰り返し
を避けるために設定している。これも「1時間」に限ら
ず、使用者の好みに応じて任意に設定可能であり、例え
ば1ヶ月程度に設定しておけば、しばらく使わないで機
能を忘れたころにナビゲーションが行われる。
【0083】さらに、ステップS27において、カーソ
ルが移動したとき又はメニューの確定操作が行われたと
きは、直ちに音声ナビゲーションを中断し、ステップS
29に飛ぶ。いずれの場合も、使用者にとってはこれ以
上音声ナビゲーションを聞く必要がないからである。
【0084】以上のように、ステップS23、ステップ
S25、ステップS27を設ける事によって音声ナビゲ
ーションを必要最低限に絞り、使用者がにとって煩わし
くないようにする。なお、音声ナビゲーションが控えら
れている状態において、所望のアイコンについて音声ナ
ビゲーションを受けたい場合も生ずる。このようなとき
は、そのアイコンをカーソルが囲んでいる状態において
図1のヘルプボタンを押せばヘルプ割込みがかかり、ス
テップS23、ステップS25、ステップS27にかか
わらずそのアイコンについてのアナウンスが始まる。
【0085】以上のナビゲーション機能は、表示部をも
つ通信機器としての実施の形態に限られるものではな
く、グラフィカルユーザインターフェースが可能な表示
部をもつ一般の民生機器において広く有用である。ま
た、ナビゲーションは音声によるものに限られず、ナビ
ゲーションの必要なアイコンなどの表示記号をカーソル
などの指示記号が指示したとき、指示された表示記号近
傍にナビゲーションテキストを可視表示する実施の形態
であってもよい。
【0086】また、この発明における大画面表示部は以
上の実施の態様で示した液晶表示装置やブラウン管間に
限るものではない。例えば、液晶プロジェクタにこの発
明の通信機器を内蔵または接続し、壁面やスクリーンに
投影するように構成してもよい。さらにヘッドマウント
ディスプレイ装置にこの発明の通信機器を内蔵または接
続し、大画面空中像を見るように構成してもよい。これ
らの場合は、実現する大画面い比べて機器自体は小型に
構成できる。
【0087】さらに、この発明の大画面表示部としてカ
ーナビゲーション装置の表示画面を兼用するよう構成す
ることも可能である。この場合は携帯電話サービスを移
動中に大画面で受けることが出来るとともに、この発明
の携帯機器をカーナビゲーション装置として構成すれ
ば、携帯電話を介して受信した地図などの情報を何らの
接続操作なしに直接ハードディスク装置22に格納する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態の全体構成を示すブロック
図。
【図3】第1の実施の形態の大画面表示部を携帯電話表
示と相似形の部分と残余の部分に画面分割した表示の正
面図。
【図4】第1の実施の形態の大画面表示部を二等分に画
面分割した表示の正面図。
【図5】通常の携帯電話におけるメールの表示の正面
図。
【図6】第1の実施の形態の大画面表示部におけるメー
ルの表示の正面図。
【図7】通常の携帯電話におけるスクロール可能な画像
の表示の正面図。
【図8】第1の実施の形態の大画面表示部におけるスク
ロール可能な画像の表示の正面図。
【図9】通常の携帯電話における画像とテキストの表示
の正面図。
【図10】第1の実施の形態の大画面表示部における画
像とテキストの表示の正面図。
【図11】第1の実施の形態の大画面表示部における複
数画面よりなる携帯電話サービスコンテンツの表示の正
面図。
【図12】第1の実施の形態の大画面表示部において図
11の一つの画面を拡大した表示の正面図。
【図13】この発明の第2の実施の形態を示す斜視図。
【図14】この発明の第3の実施の形態における全体構
成を示すブロック図。
【図15】この発明における第4の実施の形態を示す正
面図。
【図16】この発明における第5の実施の形態を示す正
面図。
【図17】この発明における第6の実施の形態を示す正
面図。
【図18】この発明における第7の実施の形態を示す正
面図
【図19】この発明における第8の実施の形態を示す正
面図
【図20】この発明の第1の実施の形態における着信待
ちから通信器機が立上がる際の動作を示すフローチャー
【図21】第1の実施の形態における立上状態から着信
待ち状態に戻る際の動作を示すフローチャート
【図22】第1の実施の形態において大画面表示部に表
示される初期メニュー画面の正面図
【図23】第1の実施の形態において大画面表示部に表
示される相手先選択画面の正面図
【図24】第1の実施の形態において大画面表示部に表
示されるメールメニュー画面の正面図
【図25】第1の実施の形態において大画面表示部に表
示される受信メールリスト画面の正面図
【図26】第1の実施の形態におけるカーソル停止割込
みがかかったときの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
3 大画面表示部 3a カラー高精細液晶表画面 22 ハードディスク装置 20a 不揮発性の半導体メモリ 25a スムージング処理部 40 混合ユニット40 46 複合ユニット 63 リモートコントローラ 71 携帯電話 82 携帯電話 93 携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 晃 東京都品川区二葉1丁目3番25号 株式会 社ニコン技術工房内 Fターム(参考) 5K011 AA07 AA09 DA26 JA01 KA12 5K027 AA11 BB02 BB04 FF22 HH00 HH29 5K067 AA21 BB04 EE02 HH23 KK15 5K101 LL12 NN18 NN21

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話サービスを送受信する通信部と、電話
    サービスを受ける際に操作する操作部と、音声を処理す
    る通話部と、表示部と、この表示部を制御する制御部
    と、通信によって得られたデータを記憶する大容量記憶
    部とを有することを特徴とする大容量記憶が可能な通信
    機器。
  2. 【請求項2】通信を制御する不揮発性メモリを有すると
    ともに、前記大容量記憶部によって不揮発性メモリのデ
    ータをバックアップすることを特徴とする請求項1記載
    の通信機器。
  3. 【請求項3】前記大容量記憶部によって不揮発性メモリ
    のデータがバックアップされたとき、前記不揮発性メモ
    リーから当該データを削除することを特徴とする請求項
    2記載の通信機器。
  4. 【請求項4】前記バックアップは定期的に行われること
    を特徴とする請求項2記載の通信機器。
  5. 【請求項5】通信機器の使用終了信号を発生する信号発
    生部を有し、前記バックアップは前記使用終了信号に応
    答して行われるわれることを特徴とする請求項2記載の
    通信機器。
  6. 【請求項6】通信を制御する不揮発性の半導体メモリを
    有するとともに、前記大容量記憶部はハードディスク装
    置であることを特徴とする請求項1記載の通信機器。
  7. 【請求項7】通信機器を制御するシステムプログラムは
    前記不揮発性の半導体メモリに格納されていることを特
    徴とする請求項6記載の通信機器。
  8. 【請求項8】着信待ち状態では前記ハードディスク装置
    を動作させないこと特徴とする請求項6記載の通信機
    器。
  9. 【請求項9】前記着信待ち状態からの通信機器の立上が
    りは前記不揮発性の半導体メモリによって制御されると
    ともに、通信機器が立上がっている時に前記ハードディ
    スク装置を動作させることを特徴とする請求項8記載の
    通信機器。
  10. 【請求項10】前記着信待ち状態からの通信機器の立上
    がりによって前記ハードディスク装置の動作を開始させ
    ることを特徴とする請求項9記載の通信機器。
  11. 【請求項11】通信機器の使用終了信号を発生する信号
    発生部と、通信によって得られたデータの前記ハードデ
    ィスクへの格納終了確認部を有し、使用終了信号の発生
    と前記確認部による確認がともに生じたとき前記ハード
    ディスク装置の動作を終了させることを特徴とする請求
    項6記載の通信機器。
  12. 【請求項12】オーディオ装置を有し、前記通信部を介
    して電話サービスから得られた音楽コンテンツを前記大
    容量記憶部に記憶するとともに、前記オーディオ装置に
    よって再生することを特徴とする請求項1記載の通信機
    器。
  13. 【請求項13】前記オーディオ装置は前記通話部とは別
    の高音質再生装置を有することを特徴とする請求項12
    記載の通信機器。
  14. 【請求項14】前記操作部を前記オーディオ装置の操作
    部として兼用することを特徴とする請求項12記載の通
    信機器。
  15. 【請求項15】前記オーディオ装置は前記通話部とは別
    の高音質音声入力装置を有することを特徴とする請求項
    12記載の通信機器。
  16. 【請求項16】前記表示部が、前記オーディオ装置によ
    る音楽コンテンツ再生の際の操作画面として兼用される
    ことを特徴とする請求項12記載の通信機器。
  17. 【請求項17】前記通信部を介して電話サービスから得
    られた画像コンテンツを前記大容量記憶部に記憶すると
    ともに、前記表示部によって再生することを特徴とする
    請求項1記載の通信機器。
  18. 【請求項18】ゲーム機との接続端子を有し、前記通信
    部を介して電話サービスから得られたゲームコンテンツ
    を前記大容量記憶部に記憶するとともに、前記接続端子
    を介してゲーム機に出力することを特徴とする請求項1
    記載の通信機器。
  19. 【請求項19】前記通信部を介して電話サービスから得
    られたコンテンツを前記大容量記憶部に記憶するととも
    に、前記大容量記憶部が不正コピー防止装置を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信機器。
  20. 【請求項20】前記通信部が携帯電話サービスを送受信
    する通信部であるとともに、前記表示部が携帯電話に比
    較して格別に大きい大画面表示部であることを特徴とす
    る請求項1記載の通信機器。
  21. 【請求項21】前記制御部が、携帯電話サービスによる
    画像を前記大画面表示部に拡大表示する際に画像の繋が
    りをスムーズにするスムージング手段を有することを特
    徴とする請求項20記載の通信機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9325815B2 (en) 2013-11-22 2016-04-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Cordless telephone apparatus and control method of the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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