JP2002280958A - 送信機および送信制御用テーブルデータ作成方法 - Google Patents

送信機および送信制御用テーブルデータ作成方法

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JP2002280958A JP2001078734A JP2001078734A JP2002280958A JP 2002280958 A JP2002280958 A JP 2002280958A JP 2001078734 A JP2001078734 A JP 2001078734A JP 2001078734 A JP2001078734 A JP 2001078734A JP 2002280958 A JP2002280958 A JP 2002280958A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信機の送信電力制御において、その制御に
必要な送信テーブルの作成を高速化する。 【解決手段】 送信機内部に電力検出回路110と送信
機100の送信電力を調整するための電力制御部115
とある一定量の減衰量を付加または削除することができ
る減衰器102aおよび102bを備え、減衰器102
a、102bの減衰量の切換制御と、電力制御部115
内のマイクロコンピュータ116と電圧保持回路123
による自動レベル制御ループの開閉により、電力計での
電力測定回数を削減して、送信電力制御用送信テーブル
の作成を高速に実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信電力制御を行
なう送信機、および送信電力テーブルデータ作成方法に
関し、特にCDMA(Code Division M
ultipleAccess)方式の携帯電話機に好適
である。
【0002】
【従来の技術】近年、CDMA通信等によるセルラー方
式での携帯端末の無線通信機においては、基地局−移動
局間の遠近問題の解決やユーザの収容能力増大のため
に、その送信機の送信電力レベル(送信出力信号の電力
レベル)の制御が、厳しい規定の元に行われている。
【0003】以下に、従来の送信機の実施形態を図8を
用いて説明する。
【0004】図8に示す様に、送信機800は、主にベ
ースバンド信号発生器101、直交変調器103、電圧
制御型可変利得増幅器108、送信電力検出回路11
0、アンテナ共用器111、およびアンテナ112から
構成されており、送信電力制御時には、この電圧制御型
可変利得増幅器108の利得を制御することで送信機の
送信電力制御を行う。
【0005】ここで、送信機800は、温度変化、電源
電圧変動、電圧制御型可変利得増幅器108の利得−制
御電圧特性の機差等の要因により利得変動が生じるた
め、送信電力を送信電力検出回路110で監視しなが
ら、その出力値と記憶装置118に格納された各送信電
力に対する送信電力測定値とをマイクロコンピュータ1
16で比較して、所望の送信電力になる様、電圧制御型
可変利得増幅器108の利得をD/Aコンバータ801
を介して調整している。
【0006】上述の送信電力測定値とは、既知の送信電
力出力時に、送信電力検出回路110で測定した検出電
圧をA/Dコンバータ802でデジタル化した値であ
る。
【0007】また、送信電力検出回路110は、温度変
化による特性変動が小さく、従って携帯端末等、無線通
信機の使用温度範囲内では、送信電力に忠実に検出電圧
を出力することができる。
【0008】さらに、前述の送信電力測定値は、送信電
力検出回路110内の挿入損失やデバイスなど機器間で
のバラツキがあるため、各送信機毎に、測定・検査を行
っている。
【0009】例えば、ARIB STD−T53(CD
MA Cellar system)においては、1d
B電力幅で送信電力73dBの範囲を可変することが必
須となっているため、上記した可変利得増幅器108で
の利得と、送信電力検出回路110の検出電圧とを、繰
り返し74回分、測定検査を行なっている。
【0010】具体的には、送信電力範囲を精度良く1d
Bの幅で制御するために、送信電力検出回路110によ
る送信電力測定値および電圧制御型可変利得増幅器10
8の利得制御設定値を、その制御ステップ数だけ記憶装
置118に格納して(以下、各送信電力に対応した送信
電力検出回路110による送信電力測定値および電圧制
御型可変利得増幅器108の利得制御設定値のデータ群
を送信テーブルという)、比較およびフィードバック制
御している。
【0011】その際に、送信テーブルの作成は、送信経
路切替器113を電力計側に切替て、電力計114、無
線機800および外部制御装置803で行っている。こ
の手順は、最初に外部制御装置803から目標送信電力
(例えば、送信出力:+24dBm)に見合った電圧制
御型可変利得増幅器108の利得制御設定値を送出し、
その時の送信電力を電力計114で測定する。電力計1
14の測定値が、目標送信電力に達していない場合は、
電圧制御型可変利得増幅器108の利得制御設定値を変
更して、再度、電力計114による送信電力測定を行
い、目標送信電力に達するまで、この動作を繰り返す。
【0012】この送信電力が、目標送信電力に達した
時、その時の利得制御設定値と送信電力検出回路110
による送信電力測定値が、外部記憶装置に記憶される。
【0013】従って、この送信テーブル作成のための調
整と検査には、非常に時間を要し、さらに、上記電力計
による電力測定は、測定値が安定するまでに時間を要す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
点に鑑みてなされたもので、この電力計での測定回数を
低減することで、送信電力制御用送信テーブルの作成を
高速に実現することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、次の一組の送信電力テー
ブルデータ作成する第2処理手段は、前記第1状態から
前記減衰手段の減衰量を所定量低下させた第2状態と
し、このときの前記送信電力検出手段での検出電圧を前
記記憶手段に第1設定値として記憶する検出電圧記憶手
段と、前記第2状態から前記減衰手段の減衰を復帰さ
せ、前記検出電圧が前記第1設定値となるように、前記
線形利得可変手段を調整し、このときの利得を設定利得
値として記憶する利得値処理手段とを有することを特徴
としている。
【0016】これにより、従来技術と同様に、第1処理
手段は、電力測定手段によって正確な電力が出力されて
いるときに、送信電力検出手段の検出電圧を第1設定値
として記憶する。次に、この状態から、第2処理手段と
して検出電圧記憶手段は、第1状態から減衰手段の減衰
量を所定量低下させ、このときの送信電力検出手段での
検出電圧を記憶手段に第1設定値として記憶する。すな
わち、上記減衰手段では一般的に正確に所定量、送信電
力を低下させることができるため、電力測定手段による
測定無しに、所定量だけ低下させた送信電力に対応した
検出電圧を第2設定値として、記憶手段に記憶できる。
【0017】次に、上記した第2設定値が得られるの
で、第2処理手段としての利得値処理手段は、減衰手段
の減衰を復帰させ、検出電圧が第1設定値となるよう
に、線形利得可変手段を調整する。このときの利得を設
定利得値として記憶する。
【0018】この様に本発明では、減衰手段にて、所定
量減衰させることで、検出電圧を記憶し、その後、減衰
手段の減衰を復帰させることで、設定利得値を作成する
ことが可能となり、電力測定手段の測定回数を低減し
て、送信電力制御用テーブルの製作の高速化を図ること
ができる。
【0019】また、請求項2記載の発明では、減衰手段
は、変調波形生成手段の内部に構成さた送信レート変
更、送信レートの組み合わせに対応するために設けられ
た波形振幅可変手段を利用することを特徴としている。
【0020】ここで、ARIB STD−T63(IM
T−2000 DS−CDMA:W−CDMA)および
ARIB STD−T64(IMT−2000 MC−
CDMA:cdma2000)では、信号データのレー
ト変更により変調波形生成手段の出力振幅を可変する必
要があり、予め上記波形振幅可変手段が実装されている
ものがある。
【0021】そこで、本発明では、この実装されている
波形振幅可変手段を利用して、送信電力を減衰させるた
め、送信テーブル作成用のための別個の減衰手段が不要
となり、送信機の構成を簡略化できる。
【0022】また、請求項4記載の発明では、前記第2
処理手段の処理後、再度、電力測定手段にて前記電力測
定手段にて所定の設定値が測定されている状態とし、そ
の後、前記第2の処理を行なうことを特徴としている。
【0023】ところで、上述の第2、第3の処理手段に
て、電力測定手段は使用せずに、送信データテーブルが
作成可能となるが、例えば送信電力検出手段の検出誤差
等によって、誤差が生じる場合がある。そして、この誤
差は、送信電力データテーブルを追記していく度に、蓄
積され、大きくなる。
【0024】そこで、本発明では、電力測定手段を使用
せずに送信電力データを作成したのち、再度、電力測定
手段により測定を行ない誤差を無くす。そして、その
後、再び第1処理手段、第2処理手段の処理を行なう。
これにより、電力測定回数を低減できるとともに、誤差
も極力無くし、正確な送信電力データテーブルを作成で
きる。
【0025】また、請求工7記載の送信電力テーブルデ
ータ作成方法においても、請求工1と同じ効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明における送信機の実施形態
の概略構成図である。本発明の送信機は、先ず、図8に
示した従来技術と比べて、大きく異なるポイントは、請
求項1で記載の送信データ信号に応じた変調波形を生成
するためのベースバンド信号発生器101のI,Q信号
出力部に請求項1で記載した外部制御で切り替え可能な
減衰器102a、102bを設けたことが挙げられる。
これら減衰器102a、102bからの出力信号は、請
求項1で記載の直交変調器103に入力され、直交変調
器103では、I,Q信号を直交変調すると共に、第一
局部発振器104から搬送波を入力して、IF周波数ま
で周波数変換する。
【0028】周波数変換後の信号波形は、中間周波数
(Intermediate Frequency:I
F)帯バンドパスフィルタ105aを介して周波数混合
器106に供給される。また、この周波数混合器106
には、第2局部発振器107から搬送波が供給されて、
さらに高周波数(Radio Frequency:R
F)帯周波数まで周波数変換される。
【0029】このRF帯信号波形は、RF帯バンドパス
フィルタ105b、請求項1で記載の直交変調器103
の出力電力の増幅量を可変するための電圧制御型可変利
得増幅器108,パワーアンプ109、請求項1で記載
の送信信号出力レベルを検出するための送信電力検出回
路110、アンテナ共用器111および送信経路切替器
113を介して、アンテナ112から出力される。
【0030】次に本発明では、図8の従来技術に比べ
て、請求項1で記載の送信電力検出回路110で検出さ
れた検出電圧および電力計114での測定値に応じて電
圧制御型可変利得増幅器108の利得値を制御するため
の送信電力制御回路115のハード構成(信号処理手
順)が異なる。本発明の電力制御回路115には、図1
に示すようにD/Aコンバータ119a、119B、そ
の出力を入力とする演算増幅器120、演算増幅器12
0の出力電圧をホールドする電圧保持回路123、電圧
保持回路123の保持電圧をA/D変換するA/Dコン
バータ117aが設けられている。
【0031】次に、上記減衰器102a、102b、送
信電力制御回路115を用いた送信テーブル作成につい
て説明する。
【0032】先ず、第1の手順として、送信機100の
送信テーブルを作成する際には、たとえば出荷前の工場
内で、送信経路切替器113を電力計側に切替えて、電
力計114を接続する。これにより、電力計114の測
定値(電力値)は、送信電力制御回路115のマイクロ
コンピュータに入力される。
【0033】次に第2の手順として、請求項1で記載の
第1状態である初回の送信テーブル作成を行なう。本発
明では、これは、送信電力の最大値の送信テーブルデー
タとなる。先ず、電圧制御型可変利得増幅器108の制
御電圧初期値を、D/Aコンバータ119a、119b
に同時に設定することで、D/Aコンバータ119a、
119bの出力電圧と演算増幅器120の出力電圧を同
一にする。この後、電圧保持回路123で電圧制御型可
変利得増幅器108の制御電圧を保持して、送信機10
0の送信電力を電力計114で測定する。
【0034】この測定値が目標送信電力(MAX:送信
電力最大値)に達していない場合は、従来技術と同様、
電圧制御型可変利得増幅器108の利得制御設定値を変
更して、再度、電力計114による送信電力測定を行
い、目標送信電力(MAX)に達するまで、この動作を
繰り返す。但し、電圧制御型可変利得増幅器108の利
得制御設定値の変更は、前述と同様に、D/Aコンバー
タ119a、119bを同時に変更設定して、電圧保持
回路123で電圧保持し直している。
【0035】この一連の動作にて、送信電力が、目標送
信電力(MAX)に到達した後、送信電力検出回路11
0で得た検出電圧をA/Dコンバータ117aでA/D
変換する。この値は、最大送信電力測定値として、請求
項1で記載の第1処理手段である記憶装置118内に記
憶される。また、この時の電圧制御型可変利得増幅器1
08の利得制御電圧をA/D変換器117bでA/D変
換して、最大利得制御設定値として、前記と同様に請求
項1で記載の第1処理手段である記憶装置118内に記
憶する。
【0036】次に第3の手順として、この最大送信電力
を出力している状態で、送信電力制御回路部115か
ら、減衰器102aおよび102bを制御して、請求項
1で記載の第2状態である、ある一定の減衰量を挿入す
る。
【0037】ここで、減衰器102aおよび102b
は、送信電力制御回路部115からの制御により、減衰
量0dBの場合とXdB(CDMA方式の送信機の場合
は、1dBの幅で電力制御するため、XdBは1dBで
あることが望ましい)を不連続(ステップ的)に切替る
ことができる。また、このXdBは、I,Q電圧の振幅
値を変えて送信電力を変化させるものであり、その電力
制御量(減衰量)は、正確かつ再現性が高い。
【0038】この減衰器102aおよび102bにXd
Bの減衰量が付加された時、その送信電力は、送信機1
00が高線形性増幅器であることから、MAX−X(d
Bm)になる。この時の送信電力検出回路110で得た
検出電圧をA/Dコンバータ117aでA/D変換し、
MAX−X(dBm)時の送信電力検出値として、記憶
装置118内に記憶する。
【0039】次に第4の手順として、上述で得た検出電
圧と同じ値を、D/Aコンバータ119bで設定出力し
て、演算増幅器120の基準電圧とする。基準電圧設定
後、減衰器102aおよび102bの減衰量を解除(減
衰器の減衰量を0dBに戻す)し、電圧保持回路123
の動作を停止、すなわち電圧制御型可変利得増幅器10
8−パワーアンプ109−送信電力検出回路110−送
信電力制御回路部115間のフィードバックループを閉
じる。送信機100をこの状態で閉ループ動作させる
と、演算増幅器120の基準電圧として設定された電圧
(D/Aコンバータ119bの出力電圧)とD/Aコン
バータ119aの出力電圧は等しくなる。これは、送信
電力検出回路110の検出電圧が、前述のMAX−X
(dBm)時の送信検出電圧と等しくなったことを意味
し、従って、出力は、MAX−X(dBm)になってい
る。この時の電圧制御型可変利得増幅器108の制御電
圧をA/Dコンバータ117bでA/D変換して、MA
X−X(dBm)時の利得制御設定値として記憶装置1
18内に記憶する。
【0040】次に第5の手順として、MAX−2X(d
Bm)の送信テーブルの作成においては、前述の閉ルー
プ制御状態から開ループ制御状態への変更、すなわち電
圧保持回路123で電圧制御型可変利得増幅器108の
制御電圧を保持して、再び、減衰器102aおよび10
2bの減衰量(XdB)を挿入する。以下、前述と同様
にして、MAX−2X(dBm)時の送信電力検出値と
利得制御設定値を取得して、記憶装置118に記憶す
る。
【0041】これら手順2〜手順5の一連動作を繰り返
し、(MAX−MIN)/X ステップ分の送信テーブ
ルを作成する。ここで、XdBの減衰量精度とA/Dコ
ンバータ117a,117bおよびD/Aコンバータ1
19a,119bのビット分解能および送信電力検出回
路110の検出精度が非常に高ければ、初回の電力計1
14による電力測定のみの実施で、後の部分の送信テー
ブル作成には、電力計114による電力測定は不要であ
る。この結果、電力計114の測定回数を低減して、送
信電力制御用テーブルの製作の高速化を図ることができ
る。前述の手順3から手順5までの処理が、請求項1で
記載の第2処理手段にあたる。
【0042】次に本発明の電力制御部115の第2実施
例について説明する。図2は、本発明における図1中の
電力制御部の第2の実施形態の概略構成図である。本電
力制御部は、図1中の演算増幅部120のアナログ動作
処理をマイクロコンピュータ116内部に取り込み、ソ
フトウェアによるデジタル演算処理を行うものであり、
機能的には、図1の電力制御部と同じ処理ができる。
【0043】また、上記第1実施例では減衰器102
a、102bとをテーブル作成専用に設けたが、本実施
例では、その代りに、予め実装されているゲイン設定部
303a,303bを利用する。
【0044】これについて、図3で説明する、図3は、
本発明における図1中のベースバンド信号発生器101
および減衰器102a、102bの第2の実施形態の概
略構成図である。
【0045】W−CDMA方式等では、ベースバンド信
号発生器101は、データおよびチャネルコード拡散部
301,302、 請求項2で記載の送信レート変更や
種々送信レートの組み合わせに対応するために設けられ
たゲイン設定部303a、303b、I,Qマッピング
部304, 拡散変調部305、 スクランブリングコ
ード発生部307サンプリング周波数成分低減フィルタ
306a、306bから構成されている。
【0046】ゲイン設定部303a、303bは、信号
データのレート変更やDiscontinuous T
ransmission制御(以下、DTX制御とい
う)により振幅を可変する必要性から実装しており、こ
のゲイン設定部303a、303bは、信号振幅制御端
子308で制御タイミングと減衰量を制御することによ
り、I,Q電圧の振幅を切り替えて、精度の高い送信電
力制御を行うものである。本例では、このような送信電
力制御用に使用するゲイン設定部303a、303b
を、上述した送信テーブル作成にも利用する。
【0047】図4は、本発明における送信機の送信電力
制御テーブルを作成するためのプログラム処理を示すフ
ローチャートである。
【0048】先ず、マイクロコンピュータ116では、
S110で最大送信電力(MAX:例えば+24dB
m)、検出電圧連続測定回数:B、最小送信電力(MI
N:例えば−50dBm)を設定し、マイクロコンピュ
ータ116からの制御により、S120で電圧制御型可
変利得増幅器108−パワーアンプ109−送信電力検
出回路110−送信電力制御回路部115間のフィード
バックループを開放する。
【0049】その後、S130でNカウンタにMAX値
(例えば+24dBm)をストアし、前述の様にして、
S140で送信電力を電力計114で測定する。S15
0では、その電力計での指示値がNdBmと等しいかど
うかを判定し、等しい場合は、S160、等しくない場
合は、S155で電圧制御増幅器108の利得を制御し
て電力計114による再測定を行う。S140→S15
0→S155は、電力計114の指示値がN(dBm)
になるまで繰り返される。送信電力がMAXdBmに収
束後、その時点の送信電力検出回路110による検出電
圧と電圧制御型可変利得増幅器108の利得制御設定値
の測定をおこない、MAXdBm時の送信制御テーブル
値として、S160にて記憶装置118に記憶する。
【0050】次に、S200で減衰器102a、102
bによりXdBの減衰量を挿入し、S210で送信電力
検出回路110にて検出電圧の測定を行う。その後、そ
の検出電圧を記憶装置118への格納および演算増幅器
120の基準電圧としてD/Aコンバータ119bを使
って設定する。
【0051】そして、S230で減衰器の減衰量を0d
Bに戻し、S240で電圧制御型可変利得増幅器108
−パワーアンプ109−送信電力検出回路110−送信
電力制御回路部115間を閉ループとして、S250で
電圧制御型可変利得増幅器の利得制御設定値の測定を行
い、S253で記憶装置118に記憶する。
【0052】その後、S255でNカウンタから1を減
じ、S270でNカウンタの値が、最小送信電力値:M
IN以下であるかの判定を行う。S270でNカウンタ
の値が、最小送信電力値:MINより大きい場合は、S
290で電圧制御型増幅器108の制御電圧を電圧保持
回路123で電圧保持し、S280でフィードバックル
ープを開ループとする。以後、S200以降の制御ステ
ップが繰り返される。
【0053】ここで、上記第1の実施形態では、全送信
テーブル作成をするときに、電力計114による測定
が、最大送信電力時のみの1回(前述の第1、2の手
順)だけですみ、残りの部分は、前述の第3から第5の
手順を繰り返して送信テーブルの作成を行うため、送信
テーブル作成時間の短縮が可能となる。
【0054】次に、本発明の第2,3実施形態について
説明する。
【0055】上記第1の実施形態では、全送信テーブル
作成するときに、電力計114の測定は、最大送信電力
時のみの1回だけ行なった。しかし、これでは、送信テ
ーブル作成過程において、減衰器102a、102bの
減衰量やA/Dコンバータ117a,117bおよびD
/Aコンバータ119a,119bのビット分解能およ
び送信電力検出回路110の検出誤差によって、理想制
御ステップX(ここでは1dB)に制御誤差e(dB)
が生じる場合がある。たとえば、1回のテーブル作成に
おいて、0.1dB誤差があると、10回のテーブル作
成で1dBの誤差が生じる。
【0056】そこで、以下の実施形態では、この誤差の
低減と、さらなる送信テーブル作成時間の短縮を図るた
めのものである。
【0057】図5は、本発明における送信機の送信電力
制御テーブルを作成するための第2の制御処理を示すフ
ローチャートである。本制御処理では、請求項4で記載
でしたように、減衰器102a、102bに含まれる減
衰量の制御誤差の累積を回避することを特徴としてお
り、S110からS160までは、図4と同様の制御が
行われる。
【0058】次に、S170では、Aカウンタに0をス
トアし、S180でNカウンタの値から1を引いて、そ
の値を再度、Nカウンタにストアする。S190でAカ
ウンタの値とB値(検出電圧連続測定回数:電力計11
4を使用せずに、連続してテーブル作成をする電力ステ
ップ数)を比較して、AがB以下の場合は、S200で
減衰器102a、102bによりXdBの減衰量を挿入
し、その後S210で送信電力検出回路110にて検出
電圧の測定を行い、記憶装置118への格納および演算
増幅器120の基準電圧として設定する。
【0059】そして、S230で減衰器の減衰量を0d
Bに戻し、S240で電圧制御型可変利得増幅器108
−パワーアンプ109−送信電力検出回路110−送信
電力制御回路部115間を閉ループとして、S250で
電圧制御型可変利得増幅器108の利得制御設定値の測
定を行い、S253にて記憶装置118に記憶する。
【0060】その後、S260でAカウンタに1を加
え、S270でNカウンタの最小送信電力値:MIN以
下であるかの判定を行う。S270でNカウンタの値
が、最小送信電力値:MINより大きい場合は、S29
0で電圧制御型増幅器108の制御電圧を電圧保持回路
123で電圧保持し、S280でフィードバックループ
を開ループとする。以後、S180以降の制御ステップ
が繰り返される。
【0061】S190で、AがBより大きい場合、すな
わち検出電圧連続回数:Bを越えた場合は、減衰器10
2a、102bに含まれる減衰量の誤差の累積を抑制す
るために、S140に戻って電力計114による精度の
高い送信電力測定を行う。この場合の送信電力収束値
は、N−B*(S170の通過回数)になる。
【0062】図7は、第2の実施形態における測定処理
を時系列に表わした図である。測定ポイント1が、図5
の制御フローチャートのS110からS160の制御で
あり、測定ポイント2,3,4がS170からS290
の制御である。図7の場合、検出電圧連続測定回数:B
は、3が設定されていることになる。
【0063】この検出電圧連続測定回数:Bが設定され
る理由は、減衰器102a、102bの減衰量やA/D
コンバータ117a,117bおよびD/Aコンバータ
119a,119bのビット分解能および送信電力検出
回路110の検出誤差によって、理想制御ステップX
(dB)に制御誤差e(dB)が生じ、その制御ステッ
プ量が、X+e(dB):704となる。
【0064】従って、この制御誤差を含んだ状態でB
回、同一制御を繰り返すと、そのトータル制御量は、B
・(X+e)(dB):705となり、その累積制御誤
差は、B・e(dB)となる。この誤差が、規格に対し
て許容範囲内になる様、Bの値は決定されている。
【0065】S170からS290までの制御がB回
(図5内では3回)繰り返された後、S190でAの値
がB以上(判定:YES)になり、S140の制御に移
行して、再び、電力計114による送信電力測定が開始
される。この時に発生する制御量(ポイント4からポイ
ント5での)は、X−B・e(dB):706となり、
その誤差は、B・e(dB)となる。このようにするこ
とで、誤差を少なくし、精度良く送信電力制御テーブル
を作成することができる。
【0066】なお、前述した様に、制御誤差e(dB)
が限りなく小さければ(e≒0dB)、Bの値を大きく
することができ、電力計114での測定回数を低減する
ことができる。
【0067】次に本発明の第3実施形態について説明す
る。図6は、本発明における送信機の送信電力制御テー
ブルを作成するための第3の制御処理を示すフローチャ
ートである。本制御処理は、請求項3で記載でしたよう
に、減衰器102a、102bの減衰量が、0およびX
dBの2種類の切替のみでなく、0、X、2X、3X、
・・・・・・(P−1)・X、PX(dB)の切替制御
をすることにより、制御誤差の削減と送信テーブルをよ
り高速に作成することを特徴としており、S110から
S160ついては、図4と同様の制御が行われる。
【0068】次に、S171では、Cカウンタに1をス
トアし、S201で減衰器102a、102bの減衰量
をC*XdBに設定する。S211では、その設定減衰
量:C*XdB時の検出電圧測定を送信電力検出回路1
10で行い、記憶装置118にその値を記憶する。
【0069】その後、S221でCカウンタに1を加
え、S223で減衰器102a、102bの減衰量ステ
ップ数を判定し、可能制御ステップ数を越えるまで上述
の動作を繰り返す。減衰量の全ステップの検出電圧測定
後、S225で、Cカウンタに1を再ストアして、S2
30で減衰器の減衰量を0dBにする。
【0070】S231では、C*XdB時の検出電圧を
電力制御ループの基準電圧として設定し、S240で電
圧制御型可変利得増幅器108−パワーアンプ109−
送信電力検出回路110−送信電力制御回路部115間
を閉ループとして、S251で、その時の電圧制御型可
変利得増幅器108の利得制御設定値の測定を行い、S
253で記憶装置118に記憶する。
【0071】その後、減衰器102a、102bで可変
可能な全ステップを測定するために、S257でCカウ
ンタに1を加え、S259でNカウンタの値から1を減
じて、S261でステップ数の判定を行っている。ステ
ップ数が、最大ステップ数に到達するまでは、S26
3,S264を経て、上述の制御を繰り返す。
【0072】次にS270で、Nカウンタの値を判定
し、最小送信電力値:MINより大きい場合は、S29
0で電圧制御型増幅器108の制御電圧を電圧保持回路
123で電圧保持し、S280でフィードバックループ
を開ループとする。以後、S140以降の制御ステップ
が繰り返される。
【0073】以上、本発明の実施形態を述べたが、本発
明に係わる送信機10は、携帯電話などの携帯端末以外
の他の無線通信機にも用いることができる。
【0074】また、上記実施形態では、線形利得可変手
段を請求項5で言及したように上記電圧制御型可変利得
増幅器108で構成したが、増幅器109で最大送信電
力まで十分増幅可能かつ、減衰器で送信電力制御範囲
(ダイナミックレンジ)を制御可能であるならば、請求
項6でいう線形可変利得手段は、減衰器であっても良
い。
【0075】また、本発明は、基地局の送信機に適用し
てもよい。また、本発明は、CDMA通信方式に限られ
ず、送信電力制御を行なうものであれば、どのようなも
のに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における送信機の実施形態の概略構成図
である。
【図2】本発明における図1中の電力制御部の第2の実
施形態の概略構成図である。
【図3】本発明における図1中のベースバンド信号発生
器および減衰器の第2の実施形態の概略構成図である。
【図4】本発明における送信機の第1の制御処理を示す
フローチャートである。
【図5】本発明における送信機の第2の制御処理を示す
フローチャートである。
【図6】本発明における送信機の第3の制御処理を示す
フローチャートである。
【図7】本発明における送信機の制御処理を示す概略図
である。
【図8】従来の送信機の実施形態の概略構成図である。
【符号の説明】
100・・・送信機、 101・・・ベースバンド信号発生器 102a、102b・・・減衰器、 103・・・直交変調器 107・・・第2局部発振器、 108・・・電圧制御型可変利得増幅器 109・・・パワーアンプ、 110・・・送信電力検出回路 113・・・送信経路切替器、 114・・・電力計 115・・・送信電力制御回路部、 116・・・マイクロコンピュータ 117a、107b・・・A/Dコンバータ、 118・・・記憶装置 119a、119b・・・D/Aコンバータ、 120・・・演算増幅器 123・・・電圧保持回路 303a,303b・・・信号振幅値設定部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データ信号に応じた変調波形を生成
    する変調波形生成手段(101)と、 前記変調波形生成手段で生成した信号波形の振幅値を、
    外部制御により切り替える減衰手段(102a、102
    b)と、 前記減衰手段の出力信号を直交変調し、前記減衰手段の
    切り替え制御により出力電力レベルを可変する直交変調
    手段(103)とを有し、 前記直交変調手段の出力電力の増幅量を可変する線形利
    得可変手段(108)と、 前記利得可変手段で増幅された送信信号出力レベルを検
    出するための送信電力検出手段(110)と、 前記送信電力検出手段により検出された検出電圧、およ
    び外部から接続された電力測定手段の測定値に応じて前
    記線形利得可変手段の利得値を制御する送信電力制御手
    段(115)と、 前記送信電力制御手段によって前記測定値と、前記利得
    値とを送信電力テーブルデータとして記憶する記憶手段
    (118)と、 前記電力測定手段にて所定の設定値が測定されている状
    態であって、その設定値と同一電力レベルが前記線形利
    得可変手段から出力されている第1状態(S130〜S
    155)のときの前記送信電力検出手段での検出電圧
    と、前記線形利得可変手段の利得値とをセットとした前
    記送信電力テーブルデータを前記記憶手段に記憶する第
    1処理手段(S160)とを備え、 次の一組の送信電力テーブルデータを作成する第2処理
    手段(S200〜S251)は、 前記第1状態から前記減衰手段の減衰量を所定量低下さ
    せた第2状態(S200あるいはS201)とし、この
    ときの前記送信電力検出手段での検出電圧を前記記憶手
    段に第1設定値として設定する検出電圧設定手段(11
    9b)と、 前記第2状態から前記減衰手段の減衰を復帰させ、前記
    検出電圧が前記第1設定値となるように、前記線形利得
    可変手段を調整し、このときの利得を設定利得値として
    記憶する利得値処理手段とを有することを特徴とする送
    信機。
  2. 【請求項2】 前記減衰手段は、変調波形生成手段の内
    部に構成さた送信レート変更、送信レートの組み合わせ
    に対応するために設けられた波形振幅可変手段(303
    a、303b)であることを特徴とする請求項1記載の
    送信機。
  3. 【請求項3】 前記減衰手段は、2種類以上の減衰量切
    替手段を有し、この2種類以上の切替制御により、送信
    電力テーブルデータを作成することを特徴とする請求項
    1または2記載の送信機。
  4. 【請求項4】 前記第2処理手段の処理後、再度、前記
    電力測定手段の測定値を利用した前記第1処理手段にて
    送信電力テーブルデータを記憶し、その後、前記第2処
    理手段にて送信電力テーブルデータを記憶することを特
    徴とする請求項1乃至3いずれか記載の送信機。
  5. 【請求項5】 前記線形利得可変手段は、電圧制御型可
    変利得増幅器であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1つに記載の送信機。
  6. 【請求項6】 前記利得可変手段は、減衰器であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の送
    信機。
  7. 【請求項7】 送信データ信号に応じた変調波形を生成
    する変調波形生成手段(101)と、前記変調波形生成
    手段で生成した信号波形の振幅値を、外部制御により切
    り替える減衰手段(102a、102b)と、前記減衰
    手段の出力信号を直交変調し、前記減衰手段にてその出
    力電力レベルを可変する直交変調手段(103)とを有
    し、前記直交変調手段の出力電力の増幅量を可変する線
    形利得可変手段(108)と、前記利得可変手段で増幅
    された送信信号出力レベルを検出するための送信電力検
    出手段(110)と、前記送信電力検出手段により検出
    された検出電圧、あるいは外部から接続された電力測定
    手段の測定値に応じて前記線形利得可変手段の利得値を
    制御する送信電力制御手段(115)と、前記送信電力
    制御手段によって前記測定値と、前記利得値とを送信電
    力テーブルデータとして記憶する記憶手段(118)と
    を備えた送信機の送信電力テーブルデータ作成方法であ
    って、 前記電力測定手段にて所定の設定値が測定されている状
    態であって、その設定値と同一電力レベルが前記線形利
    得可変手段から出力されている第1状態(S130〜S
    155)のときの前記送信電力検出手段での検出電圧
    と、前記線形利得可変手段の利得値とをセットとした前
    記送信電力テーブルデータを前記記憶手段に記憶する第
    1処理ステップ(S160)と、 前記第1処理ステップの処理後、次の一組の送信電力テ
    ーブルデータを作成する第2処理手段(S200〜S2
    51)として、 前記第1状態から前記減衰手段の減衰量を所定量低下さ
    せた第2状態(S200あるいはS201)とし、この
    ときの前記送信電力検出手段での検出電圧を前記記憶手
    段に第2設定値として設定する検出電圧設定ステップ
    (S220)と、 前記第2状態から前記減衰手段の減衰を復帰させ、前記
    検出電圧が前記第2設定値となるように、前記線形利得
    可変手段を調整し、このときの利得を設定利得値として
    記憶する設定値記憶ステップ(S253)とを有するこ
    とを特徴とする送信電力テーブルデータ作成方法。
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