JP2002280530A - 宇宙線ソフトエラー率の計算方法 - Google Patents

宇宙線ソフトエラー率の計算方法

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JP2002280530A
JP2002280530A JP2001079018A JP2001079018A JP2002280530A JP 2002280530 A JP2002280530 A JP 2002280530A JP 2001079018 A JP2001079018 A JP 2001079018A JP 2001079018 A JP2001079018 A JP 2001079018A JP 2002280530 A JP2002280530 A JP 2002280530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙線ソフトエラー計算において、高速で精
度の高い電荷収集計算の実行を可能にする。 【解決手段】 三次元のデバイスシミュレーションから
得られた結果を基に、電荷収集計算が再現できる収集モ
デルを構築し、そのモデルをモンテカルロシミュレーシ
ョンの電荷収集計算部に組込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DRAM等の半導
体記憶装置のソフトエラー抑制の基礎となる、中性子や
陽子やπ中間子などの宇宙線ソフトエラー率の計算方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM等の半導体記憶装置におけるソ
フトエラーは、充填材中のウラン・トリチウム等の放射
性元素の原子が崩壊して発生するα線が、pn接合を通
過した際に生じる電子・正孔対が記憶素子部分に流入
し、ビット反転、つまり「0」を「1」、或いは、
「1」を「0」にすることに起因する。このα線ソフト
エラー対策としては、放射性元素による汚染を防ぐこと
で解決が図られていた。
【0003】一方、α線と同様に、宇宙線中の中性子起
因によるソフトエラー現象も問題になってきている。こ
の現象がα線ソフトエラー並かそれ以上の重大事である
と認識されたのは、T. J. O'Gorman,"The Effect of Co
smic Rays on the Soft Error Rate of a DRAM at grou
ndlevel", IEEE Electron Dev., vol. ED-41, p.533,
1994 以降である。地上に降り注ぐ宇宙線の中性子が半
導体をなす原子(例えば、シリコン)と衝突し、原子核
が壊れて高エネルギーの二次粒子を発生し、それが走行
することでα線同様に電子・正孔対を発生させるため、
ソフトエラーに繋がる。このソフトエラーは、原因が宇
宙から降り注ぐ透過力の強い中性子のために、放射性元
素による汚染を防ぐ手法では対応できない。更に航空機
の飛行する高高度では、中性子数は増加し、同じく宇宙
線である陽子やπ中間子によるソフトエラーも生じる。
【0004】そこで、半導体記憶装置の構造、具体的に
は不純物分布・電位分布、記憶素子の配置をソフトエラ
ーに強くなるように設定しなければならない。そのため
には、前もってこのような半導体記憶装置の構造におけ
るソフトエラー率が予測できなければならない。
【0005】このようなソフトエラー率計算としては、
モンテカルロシミュレーションを用いて、宇宙線起因の
イオン化した二次粒子が有感度領域体積を横切る際の電
荷を収集して、臨界電荷量以上の発生電荷が生じた時を
ソフトエラーとして判定して、そのイベントを平均し
て、エラー率を判定する方法がある。文献としては、P.
C. Murley and G. R. Srinivasan,"Soft-error Monte C
arlo modering program, SEMM",IBM J. Res. Develop.
Vol. 40, No. 1, p.109, 1996や、Y. Tosaka etal.,"Im
pact of Cosmic Ray Neutron Induced Soft Errors on
Advanced Submicron CMOS circuits",1996 Symp. VLSI
Technology Dig. Tech. Papers, p.148が上げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のモンテカルロシ
ミュレーションにおける電荷収集は、本来なら拡散領域
に発生した、二次粒子の飛跡付近に発生した電荷をその
まま収集するものであるが、電荷収集はドリフト拡散に
よるものとファンネリング効果による組み合わせであ
り、拡散領域のみで発生した電荷量では、そのまま収集
電荷量と見なせないため、有感度領域を拡散領域の外に
広げ、且つ、収集自体は小さくなるように電荷収集補正
係数、つまりフィッティング・パラメータをつけて、数
値整合させている。
【0007】このような手段を取らなければならないの
は、ファネリング効果の存在による。なぜなら、ファン
ネリング効果は、pn接合付近において、イオン粒子の
飛跡に数百万組の電子正孔対が発生した場合において、
正孔がn+型拡散領域からp型ウェル領域に移動するこ
とは、npnトランジスタにおいて、ベースに正孔が注
入されるようなもので、ドリフト拡散よりも短時間で広
域に渡って、p型ウェル領域中の電子をn+型拡散領域
に収集させる効果であるためである(実際には、正孔が
p型ウェル領域に収集される効果も同時に存在している
ので、その相乗効果である)。
【0008】従って、このファンネリング効果を計算に
組み込むことは、同じ発生電荷量でも、二次粒子の飛跡
の入射位置や向きによって収集率が変化することを意味
する。
【0009】特に、ソフトエラー抑制のために、p型ウ
ェル領域の下にn型ウェル領域を形成し、且つ前記n型
ウェル領域−p型ウェル領域間に逆バイアスを印加した
場合には、n型ウェル領域にも電子が収集されるため
に、更に電荷収集問題は複雑となる。
【0010】このような複雑さを省くためには、モンテ
カルロシミュレーションにおける電荷収集計算部分にお
いて、前述のように、有感度領域を固定し、電荷収集補
正係数を掛ける手法を用いれば、簡便で高速に計算でき
ることになる。しかし、精度に問題が生じ、デバイスの
製造プロセスや素子配置が異なる世代では、電荷収集補
正係数を検証し、場合によっては再度フィッティングに
よって値を改める必要がある。
【0011】一方、精度良くこの電荷収集を計算しよう
とすれば、二次粒子一個につき三次元のデバイスシミュ
レーションによる過渡解析による電荷収集計算を一回行
わなけれならない。現段階のデバイスシミュレーション
では一回につき数時間は必要である。モンテカルロシミ
ュレーションの一イベントで一デバイスシミュレーショ
ンを行うということは、全体で数十万イベントであるの
で、数十年の計算になることを意味して現実的ではな
い。
【0012】本発明は、高速で精度の高い電荷収集計算
を組み込んだ、宇宙線ソフトエラー率の計算方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0014】即ち、本発明に係わる宇宙線ソフトエラー
率の計算方法の第1態様は、半導体記憶装置における、
三次元デバイスシミュレーションにおいて、デバイスの
有感度領域の直交する三軸方向から入射する宇宙線起因
の二次粒子の電荷収集率を求め、該電荷収集率と、任意
の方向から来る宇宙線起因の二次粒子が該三軸となす角
度から、該二次粒子の発生電荷がある微小領域で収集さ
れる比率を決定する収集モデルを有することを特徴とす
るものであり、叉、第2態様は、電荷収集部周囲が、デ
バイスの深さ方向とデバイスの動径方向で表現できる円
筒型の半導体記憶装置における三次元デバイスシミュレ
ーションにおいて、デバイスの有感度領域のデバイスの
深さ方向と動径方向から入射する宇宙線起因の二次粒子
の電荷収集率を求め、該電荷収集率と、任意の方向から
来る宇宙線起因の二次粒子の深さ方向軸となす角度と、
該二次粒子が動径平面へ投影する線分の中心との最短距
離とから、該二次粒子の発生電荷がある微小領域で収集
される比率を決定する収集モデルを有することを特徴と
するものであり、叉、第3態様は、宇宙線起因の二次粒
子の飛程を、デバイス内の有感度領域に収まる最大線分
の10分の1以下の長さ以下の線分に分け、発生電荷量
を平均的に、それぞれの線分に振り分けることを特徴と
するものであり、叉、第4態様は、宇宙線起因の二次粒
子の飛程を、デバイス内の有感度領域に収まる最大線分
の10分の1以下の長さ以下の線分に分け、単位長さ当
りの発生電荷量を該二次粒子の起点から位置の関数とし
て求め、それぞれの線分に振り分けることを特徴とする
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の宇宙線ソフトエラー率の
計算方法は、三次元のデバイスシミュレーションから得
られた結果を基に、電荷収集が再現できる収集モデルを
構築し、そのモデルをモンテカルロシミュレーションの
電荷収集計算部に組込み、高速で現実に即した宇宙線ソ
フトエラー率を計算可能に構成したものである。
【0016】
【実施例】(第1の実施例)次に、本発明の第1の実施
例を、図1〜図12を参照して詳細に説明する。
【0017】図1のように、1の有感度領域に、2の二
次粒子が通過したとして、その仮想飛程線上で、単位長
さ当り一定の電子・正孔対の電荷Qaveを発生させ、
三次元デバイスシミュレーションで収集電荷を求めるも
のとする。従って、総発生電荷量Qtotalは、シミ
ュレーションの有感度領域中の二次粒子の飛程Lに単位
長さ当りの電荷量Qaveを乗じたものとなる。つまり
次式である。
【0018】Qtotal=Qave・L………(1) 次に、シミュレーション内部でデバイスを構築する。図
2(a)は、デバイスシミュレーション内部の有感度領
域を示す立体図面であり、図2(b)は、その断面図を
示す図面である。図2において、3のn型ウェル領域の
上に、4のp型ウェル領域が形成され、4に囲まれる形
で5のn+型拡散層が形成されている。このn+型拡散
層5が、電子を収集する部分となる。
【0019】また、5のn+型拡散層と4のp型ウェル
領域の間、及び、3のn型ウェル領域と4のp型領域の
間には、逆バイアスとなる電圧が印加されている。
【0020】図2(a)の有感度領域の範囲を決める基
準は次のとおりである。まず、中心には電荷が収集され
る5のn+型拡散層の中心を重ね、周囲との境は、隣接
するn+型拡散層との中点の位置とする。図2(c)に
示すように、計算領域を前記で決定した有感度領域の周
囲へ拡張し、シミュレーション結果を変動させる電極な
どを6の拡張領域に設置して、デバイスの三次元構築を
行う。二次粒子は、1の有感度領域のみを走るものとす
る。
【0021】デバイスの深さは、予め、二次粒子がデバ
イスの表面から拡散領域の中心を貫いて垂直に入射した
場合(Z方向)の収集電荷を計算し、その収集電荷量が
設定した深さに依存しなくなる深さ以上のDZとする。
【0022】電荷収集率は、拡散領域に収集された電荷
量:Qcollの総発生電荷量:Qtotalに対する
比率とし、前記構築したデバイスの有感度領域に三次元
にメッシュを切って、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向そ
れぞれから二次粒子を入射して電荷収集率を求める。そ
れぞれの収集率は、原点を拡散領域中心の表面部とすれ
ば、それぞれの入射した二次元座標(Y1,Z1)、
(X1,Z1)、(X1,Y1)の関数、Cx(Y1,
Z1)、Cy(X1,Z1)、Cz(X1,Y1)とな
る。以下に、その詳細を述べる。
【0023】図3は、X軸方向から2の二次粒子が入射
した場合を示す。図3(a)は上から見たもので、図3
(b)のB、B'の深さの横断面図である。図3(b)
は横から見たもので、図3(a)のA、A'の位置での
断面図である。2の二次粒子が走ることで、7の電子・
8の正孔対が発生する。二次粒子の走行後を、図4
(a)、図4(b)に示す。図4(a)、図4(b)の
断面の位置は、図3(a)、図3(b)と同じである。
100psecから1nsecほど経つと電荷移動は終
了し、図4のように、7の電子は、5のn+型拡散層に
収集され、8の正孔は、4のp型ウェル領域に収集され
る。
【0024】図5には、このようにして得られるX軸方
向での電荷収集率Cxを示す(電荷は電子)。この場
合、電荷収集率Cxは、入射位置の(Y,Z)に依存す
る。図5の交点がシミュレーション結果であるが、交点
以外での電荷収集率は、周囲四交点から線形補間で求め
られる。
【0025】図6は、Y軸方向から2の二次粒子が入射
した場合を示す。図6(a)は上から見たもので、図6
(b)のB、B'の深さの横断面図である。図6(b)
は横から見たもので、図6(a)のA、A'の位置での
断面図である。2の二次粒子が走ることで、7の電子・
8の正孔対が発生する。二次粒子の走行後を、図7
(a)、図7(b)に示す。図7(a)、図7(b)の
断面の位置は、図6(a)、図6(b)と同じである。
図7のように、100psecから1nsecほど経つ
と電荷移動は終了し、7の電子は5のn+型拡散層に収
集され、8の正孔は4のp型ウェル領域に収集される。
【0026】図8には、このようにして得られるY軸方
向での電荷収集率Cyを示す(電荷は電子)。この場
合、電荷収集率Cyは、入射位置の(X,Z)に依存す
る。図8の交点がシミュレーション結果であるが、交点
以外での電荷収集率は、周囲四交点から線形補間で求め
られる。
【0027】図9は、Z軸方向から2の二次粒子が入射
した場合を示す。図9(a)は上から見たもので、図9
(b)のB、B'の深さの横断面図である。図9(b)
は横から見たもので、図9(a)のA、A'の位置での
断面図である。2の二次粒子が走ることで、7の電子・
8の正孔対が発生する。二次粒子の走行後を、図10
(a)、図10(b)に示す。図10(a)、図10
(b)の断面の位置は、図9(a)、図9(b)と同じ
である。図10のように、100psecから1nse
cほど経つと電荷移動は終了し、7の電子は5のn+型
拡散層と3のn型ウェル領域に収集され、8の正孔は4
のp型ウェル領域に収集される。
【0028】図11には、このようにして得られるZ軸
方向での電荷収集率Czを示す(電荷は電子)。この場
合、電荷収集率Czは、入射位置の(X,Y)に依存す
る。図11の交点がシミュレーション結果であるが、交
点以外での電荷収集率は、周囲四交点から線形補間で求
められる。
【0029】Cz(X,Y)は、ファンネル効果が最も
高いZ方向での電荷収集率であるが、1よりも小さな値
になる。なぜなら、二次粒子によって発生した電子の一
部は、ファンネル効果のために、3のn型領域にも収集
されてしまうからである。この現象の意味は、ある深さ
を境に電子はn+拡散層かn型ウェル領域に振り分けら
れるということであり、その深さは、Cz(X,Y)*
DZで求められる。
【0030】そこで、Cz(X,Y)から新たな電荷収
集率Cz’(X,Y,Z)を作る。
【0031】 Cz’(X,Y,Z)=1[Z<=Cz(X,Y)*DZ] =0[Z>Cz(X,Y)*DZ]………(2) この式は、入射した二次元座標が(X1,Y1)では、
深さCz(X1,Y1)*DZまでの電荷は、5のn+
型拡散層に収集されるが、それ以外は、3のn型ウェル
領域に収集されてしまうということを表している。
【0032】これによって、二次粒子の入射において、
Z軸と二次粒子のなす入射角度をθ、二次粒子のXY平
面への投影線分とX軸とのなす角度をφとすれば、次の
ような座標(X,Y,Z)での電荷収集率モデルが定義
できる。
【0033】 C(X,Y,Z)=Cx(Y,Z)sinθcosθ +Cy(X,Z)sinθsinθ +Cz’(X,Y,Z)cosθ…………(3) (3)式によって、図12のように有感度領域に入っ
た、2の二次粒子の全飛程Lを十分に短いdlの長さに
区切った部分では、dlの起点の座標(X,Y,Z)で
の電荷収集量dqは、単純に次のようになる。このdl
の長さは、少なくとも有感度領域に収まる最大の線分の
10分の1以下、なるだけ短いほうが計算誤差が小さく
なる。
【0034】 dq=C(X,Y,Z)・Qave・dl………(4) よって、L全体での収集電荷Qcollは次式となる。
【0035】Qcoll=Σdq……………(5) このようなモデルが三次元シミュレーション結果と同等
であるかという問題があるが、妥当であることを以下に
説明する。
【0036】まず、Cx(Y,Z)、Cy(X,Z)、
Cz(X,Y)は、有感度領域の大きさを数割変動させ
てもほとんど変化せず、Qaveの値を変動させても変
化はない。
【0037】次に、図12(b)のように、二次粒子が
Z軸方向から入射場合(θ=0)を考えてみると、入射
座標が(X1,Y1)として、この時の電荷量は、
(2)〜(5)式から次のようになる。
【0038】 Qcoll=Σdq=Qave・Σ{Cz’(X1,Y1,Z)・dl} =Qave・DZ・Cz(X1,Y1)………(6) これより、Z軸方向からの入射が再現できることが分か
った。
【0039】次に、図12(c)のように、X軸方向か
らの入射を考えてみると、入射した二次元座標を(Y
1,Z1)とすれば、θ=90deg、φ=0で、全飛
程はLであるので、(1)、(3)〜(5)式から次の
ようになる。
【0040】 Qcoll=Σdq=Qave・Σ{Cx(Y1,Z1)・dl} =Qave・L・Cx(Y1,Z1) =Qtotal・Cx(Y1,Z1)………(7) これは、三次元シミュレーションの結果と同一となる。
Y軸方向からの入射も同様に、三次元シミュレーション
の結果を再現することは自明である。
【0041】次に、エラーにもっとも利くデバイスの拡
散層中心付近(X0,Y0,Z0)での電荷収集率C
(X0,Y0,Z0)を考えると、Cx(Y0,Z0)
=Cy(X0,Z0)=Cz’(X0,Y0,Z0)=
1となる。この場合、(3)式より、次のことが自明で
ある。
【0042】 C(X0,Y0,Z0) =sinθcosθ+sinθsinθ+cosθ=1……(8) 従って、(3)式によるモデルは、三次元シミュレーシ
ョン結果を再現できることが分かる。更に、この計算
は、三次元デバイスシミュレーションに比べれば一瞬の
うちに行える。
【0043】また、実際の二次粒子は、粒子の核種やそ
の運動エネルギーによって、必ずしも単位長さ当りの発
生電荷量は一定と見なせないが、飛程線上に起点を原点
とした座標を取れば、単位長さ当りの発生電荷量は、そ
の座標位置の関数として得ることができるので、予めd
l毎に発生電荷量を求めることで、より正確な電荷収集
計算が行える。 (第2の実施例)次に、本発明の第2の実施例を、図
1、図13〜図20を参照して、詳細に説明する。
【0044】ここでは、拡散層の形が円筒座標で表せら
れる、つまり不純物分布とポテンシャル分布が中心のZ
軸からの距離Rと深さZだけに依存する場合について示
す。
【0045】第1の実施例と同じく、図1のように、1
の有感度領域に、2の二次粒子が通過したとして、その
仮想飛程線上で、単位長さ当り一定の電子・正孔対の電
荷Qaveを発生させ、三次元デバイスシミュレーショ
ンで収集電荷を求めるものとする。従って、総発生電荷
量Qtotalは、シミュレーションの有感度領域中の
二次粒子の飛程Lに単位長さ当りの電荷量Qaveを乗
じたものであり、(1)となる。
【0046】次に、シミュレーション内部でデバイスを
構築する。図13(a)は、デバイスシミュレーション
内部の有感度領域を示す立体図面であり、図13(b)
はその断面図を示す図面である。図13において、3の
n型ウェル領域の上に、4のp型ウェル領域が形成さ
れ、4に囲まれる形で5のn+型拡散層が形成されてい
る。このn+型拡散層5が、電子を収集する部分とな
る。
【0047】また、5のn+型拡散層と4のp型ウェル
領域の間、及び、3のn型ウェル領域と4のp型領域の
間には逆バイアスとなる電圧が印加されている。第1の
実施例と異なるのは、不純物分布とポテンシャル分布が
中心のZ軸からの距離Rと深さZだけに依存する構造で
あることである。
【0048】図13(a)の有感度領域の範囲を決める
基準は、次のとおりである。まず、中心には電荷が収集
される5のn+型拡散層の中心を重ね、周囲との境は、
隣接するn+型拡散層との中点の位置とする。図13
(c)に示すように、計算領域を前記で決定した有感度
領域の周囲に拡張、シミュレーション結果を変動させる
電極などを6の拡張領域に設置して、デバイスの三次元
構築を行う。二次粒子は1の有感度領域のみを走るもの
とする。
【0049】デバイスの深さは、予め、二次粒子がデバ
イスの表面から拡散領域の中心を貫いて垂直に入射した
場合(Z方向)の収集電荷を計算し、その収集電荷量が
設定した深さに依存しなくなる深さ以上のDZとする。
【0050】電荷収集率は、拡散領域に収集された電荷
量:Qcollの総発生電荷量:Qtotalに対する
比率とし、前記構築したデバイスの有感度領域に三次元
にメッシュを切って、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向そ
れぞれから二次粒子を入射して電荷収集率を求める。そ
れぞれの収集率は、原点を拡散領域中心の表面部とすれ
ば、それぞれの入射した二次元座標(Y1,Z1)、
(X1,Z1)、(X1,Y1)の関数、Cx(Y1,
Z1)、Cy(X1,Z1)、Cz(X1,Y1)とな
る。
【0051】しかし、不純物分布及びポテンシャル分布
が円筒座標で表せられるなら、二次粒子の飛跡のXY平
面に投影した線分において、中心からの最短距離をRと
すると、|X1|=|Y1|=Rなら、Cx(Y1,Z
1)=Cy(X1,Z1)となる。従って、X軸方向か
らの二次粒子の電荷収集率を求めるだけで良い。Cr
(R1,Z1)と中心からの距離と深さの関数として扱
える。以下にその詳細を述べる。
【0052】図14は、X軸方向から2の二次粒子が入
射した場合を示す。図14(a)は上から見たもので、
図14(b)のB、B'の深さの横断面図である。図1
4(b)は横から見たもので、図14(a)のA、A'
の位置での断面図である。二次粒子が走ることで、7の
電子・8の正孔対が発生する。二次粒子の走行後を、図
15(a)、図15(b)に示す。図15(a)、図1
5(b)の断面の位置は、図14(a)、図14(b)
と同じである。100psecから1nsecほど経つ
と電荷移動は終了し、図15のように、7の電子は5の
n+型拡散層に収集され、8の正孔は4のp型ウェル領
域に収集される。
【0053】図16には、このようにして得られるR方
向(=X方向)での電荷収集率Crを示す(電荷は電
子)。この場合、電荷収集率Crは、入射位置の(R,
Z)に依存する。図16の交点がシミュレーション結果
であるが、交点以外での電荷収集率は、周囲四交点から
線形補間で求められる。
【0054】次に、Z軸方向からの入射を考えると同様
に、X1+Y1=X2+Y2 =Rなら、Cz
(X1,Y1)=Cz(X2,Y2)となる。従って、
この場合も、Cz(R)の関数として扱える。
【0055】図17は、Z軸方向から2の二次粒子が入
射した場合を示す。図17(a)は上から見たもので、
図17(b)のB、B'の深さの横断面図である。図1
7(b)は横から見たもので、図17(a)のA、A'
の位置での断面図である。二次粒子が走ることで、7の
電子・8の正孔対が発生する。二次粒子の走行後を、図
18(a)、図18(b)に示す。図18(a)、図1
8(b)の断面の位置は、図17(a)、図17(b)
と同じである。図18のように100psecから1n
seccほど経つと電荷移動は終了し、7の電子は5の
n+型拡散層と3のn型ウェル領域に収集され、8の正
孔は、4のp型ウェル領域に収集される。
【0056】図19には、このようにして得られるZ軸
方向での電荷収集率Czを示す(電荷は電子)。この場
合、電荷収集率Czは、入射位置の(R)に依存する。
図19では、XとYを振ってCzを表しているが、実際
はXだけ振ってシミュレーションを行えば済む。シミュ
レーションは点毎であるが、シミュレーションを行って
いない点での電荷収集率は前後の点の線形補間で求めら
れる。
【0057】また、Cz(R)から新たな電荷収集率C
z’(R,Z)を作る。
【0058】 Cz’(R,Z)=1[Z<=Cz(R)*DZ] =0[Z>Cz(R)*DZ]………(9) この式は、入射した二次元座標(X1,Y1)で、X1
+Y1=Rで、深さCz(R)*DZまでの電荷
は、5のn+型拡散層に収集されるが、それ以外は、3
のn型ウェル領域に収集されてしまうということを表し
ている。
【0059】これによって、二次粒子の入射において、
Z軸と二次粒子のなす入射角度をθとすれば、次のよう
にある座標(R,Z)での電荷収集率モデルが定義でき
る。 C(R,Z)=Cr(R,Z)sinθ+Cz’(R,Z)cosθ …………(10) (10)式によって、図20のように、感度領域に入っ
た、2の二次粒子の全飛程Lを十分に短いdlの長さに
区切った部分では、dlの起点の座標(R,Z)での電
荷収集量dqは、単純に次のようになる。このdlの長
さは、なくとも有感度領域に収まる最大の線分の10分
の1以下、なるだけ短いほうが計算誤差が小さくなる。
【0060】 dq=C(R,Z)・Qave・dl…………(11) よって、L全体での収集電荷Qcollは次式となる。
【0061】Qcoll=Σdq………………(12) (10)式のモデルも、(3)式のモデル同様三次元シ
ミュレーション結果を再現できることを以下に説明す
る。
【0062】まず、Cr(R,Z)、Cz(R)は、有
感度領域の大きさを数割変動させてもほとんど変化せ
ず、Qaveの値を変動させても変化はない。
【0063】次に、図20(b)のように、二次粒子が
Z軸方向から入射場合(θ=0)を考えてみると、入射
座標が(R1)として、この時の電荷量は、(9)〜
(12)式から次のようになる。
【0064】Qcoll=Σdq =Qave・Σ{Cz’(R1,Z)・dl} =Qave・DZ・{Cz(R1)}………………(13) これより、Z軸方向からの入射が再現できることが分か
った。次に、R方向からの入射を考えてみると、図20
(c)のように、入射した二次元座標を(R)とすれ
ば、θ=90deg、飛程は定義からLであるので、
(1)、(10)〜(12)式から次のようになる。
【0065】 Qcoll=Σdq =Qave・Σ{Cr(R1,Z1)・dl} =Qave・L・Cr(R1,Z1) =Qtotal・Cr(R1,Z1)…………(14) 次に、エラーにもっとも利くデバイスの拡散層中心付近
(R0,Z0)での電荷収集率C(R0,Z0)を考え
ると、Cr(R0,Z0)=Cz’(R0,Z0)=1
となる。この場合、(10)式より、次のことが自明で
ある。
【0066】 C(R0,Z0)=sinθ+cosθ=1………(15) 従って、(10)式によるモデルは、三次元シミュレー
ション結果を再現できることが分かる。更に、この計算
は、三次元デバイスシミュレーションに比べれば一瞬の
うちに行える。
【0067】この場合も、第1の実施例と同様に、二次
粒子の飛程線上に起点を原点とした座標を取れば、単位
長さ当りの発生電荷量は、その座標位置の関数として得
ることができるので、予めdl毎に発生電荷量を求める
ことで、より正確な電荷収集計算が行える。
【0068】第2の実施例の場合、第1の実施例のn回
に比べて、デバイスシミュレーションの回数をn1/2
に少なく出来る。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いれば、ソフ
トエラーの原因である中性子や陽子やπ中間子など宇宙
線起因の二次粒子の走行による、発生電荷の収集計算を
高速に精度良く計算できるため、半導体記憶装置のソフ
トエラー率が効率良く求められ、よりソフトエラー耐性
のある半導体記憶装置を製造できる。
【0070】また、本発明は、宇宙線起因のソフトエラ
ー率計算のみならずα線起因のソフトエラーにも対応で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】有効感度領域に入射した、宇宙線起因の二次粒
子を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するための図(デ
バイスシミュレーション中におけるデバイス構造図、有
効感度領域拡張領域を示す図)である。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するための図(X
軸方向からの二次粒子による電荷発生を示す図)であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例を説明するための図(電
荷が収集された状態を示す図)である。
【図5】本発明の第1の実施例を説明するための図(X
軸方向からの入射による電荷収集率を示す図)である。
【図6】本発明の第1の実施例を説明するための図(Y
軸方向からの二次粒子による電荷発生を示す図)であ
る。
【図7】本発明の第1の実施例を説明するための図(電
荷が収集された状態を示す図)である。
【図8】本発明の第1の実施例を説明するための図(Y
軸方向からの入射による電荷収集率を示す図)である。
【図9】本発明の第1の実施例を説明するための図(Z
軸方向からの二次粒子による電荷発生を示す図)であ
る。
【図10】本発明の第1の実施例を説明するための図
(電荷が収集された状態を示す図)である。
【図11】本発明の第1の実施例を説明するための図
(Z軸方向からの入射による電荷収集率を示す図)であ
る。
【図12】本発明の第1の実施例を説明するための図
(電荷収集モデルを説明する図)である。
【図13】本発明の第2の実施例を説明するための図
(デバイスシミュレーション中におけるデバイス構造
図、有効感度領域拡張領域を示す図)である。
【図14】本発明の第2の実施例を説明するための図
(座標Rへの二次粒子による電荷発生を示す図)であ
る。
【図15】本発明の第2の実施例を説明するための図
(電荷が収集された状態を示す図)である。
【図16】本発明の第2の実施例を説明するための図
(R方向からの入射による電荷収集率を示す図)であ
る。
【図17】本発明の第2の実施例を説明するための図
(Z軸方向からの二次粒子による電荷発生を示す図)で
ある。
【図18】本発明の第2の実施例を説明するための図
(電荷が収集された状態を示す図)である。
【図19】本発明の第2の実施例を説明するための図
(Z軸方向からの入射による電荷収集率を示す図)であ
る。
【図20】本発明の第2の実施例を説明するための図
(電荷収集モデルを説明する図)である。
【符号の説明】
1...有感度領域 2...二次粒子(宇宙線起因) 3...n型ウェル領域 4...p型ウェル領域 5...n+型拡散層 6...拡張領域 7...電子 8...正孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶装置における、三次元デバイ
    スシミュレーションにおいて、デバイスの有感度領域の
    直交する三軸方向から入射する宇宙線起因の二次粒子の
    電荷収集率を求め、該電荷収集率と、任意の方向から来
    る宇宙線起因の二次粒子が該三軸となす角度から、該二
    次粒子の発生電荷がある微小領域で収集される比率を決
    定する収集モデルを有することを特徴とする宇宙線ソフ
    トエラー率の計算方法
  2. 【請求項2】 電荷収集部周囲が、デバイスの深さ方向
    とデバイスの動径方向で表現できる円筒型の半導体記憶
    装置における三次元デバイスシミュレーションにおい
    て、デバイスの有感度領域のデバイスの深さ方向と動径
    方向から入射する宇宙線起因の二次粒子の電荷収集率を
    求め、該電荷収集率と、任意の方向から来る宇宙線起因
    の二次粒子の深さ方向軸となす角度と、該二次粒子が動
    径平面へ投影する線分の中心との最短距離とから、該二
    次粒子の発生電荷がある微小領域で収集される比率を決
    定する収集モデルを有することを特徴とする宇宙線ソフ
    トエラー率の計算方法
  3. 【請求項3】 宇宙線起因の二次粒子の飛程を、デバイ
    ス内の有感度領域に収まる最大線分の10分の1以下の
    長さ以下の線分に分け、発生電荷量を平均的に、それぞ
    れの線分に振り分けることを特徴とする請求項1又は2
    記載の宇宙線ソフトエラー率の計算方法
  4. 【請求項4】 宇宙線起因の二次粒子の飛程を、デバイ
    ス内の有感度領域に収まる最大線分の10分の1以下の
    長さ以下の線分に分け、単位長さ当りの発生電荷量を該
    二次粒子の起点から位置の関数として求め、それぞれの
    線分に振り分けることを特徴とする請求項1又は2記載
    の宇宙線ソフトエラー率の計算方法
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