JP2002280163A - 発光体及び発光体装置 - Google Patents

発光体及び発光体装置

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JP2002280163A
JP2002280163A JP2001078660A JP2001078660A JP2002280163A JP 2002280163 A JP2002280163 A JP 2002280163A JP 2001078660 A JP2001078660 A JP 2001078660A JP 2001078660 A JP2001078660 A JP 2001078660A JP 2002280163 A JP2002280163 A JP 2002280163A
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light
luminous body
emitting
light emitting
emitting element
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JP2001078660A
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English (en)
Inventor
Kouzo Ichikawa
市川晧三
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Original Assignee
ISSHIN KENKYUSHO KK
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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凡ゆる商品分野の凡ゆる発光させたい部位に
容易かつ確実に、しかも極く少ない消費電力で輝度の大
きい、いいかえれば頗る明るく発光する発光体と、その
発光体を用いた発光装置を提供すること。 【構成】 発光体本体(1)、導電性物質で造られた芯
材(2)、芯材に巻装された発光素子(3)、上記芯材
(2)と電子的に連なり上記発光素子(3)を発光させ
る電極子(4)からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上利用の分野】この発明は交通の方向指示表示板
や安全表示板,ネオンサイン等の広告表示,遮断機や各
種車両などのブレーキ注意表示手段,警察官や工事作業
者の衣服等やオートバイの運転手のヘルメットやスキー
やスノーボードその他盲人用杖に装着するもので、その
存在を表示させる手段として自ら発光する発光体の新規
な発明に関する。
【0002】
【従来の技術】従来工事現場の柵や自動車など道路標
識,或いは警察官や工事作業者の衣服などには、その存
在を確認させるためそれらに(LSD)発光ダイオード
或いはその他電気的な発光手段を装着させ、夜間発光さ
せる手段が採られている。
【0003】またネオンサインに代表される広告宣伝の
手段も、夜間発光させることが不可欠となっており、さ
らにオートバイの運転者のヘルメットや夜間行われるス
キーやスノーボードなど、夜間においてその存在を知ら
しめ見る者にその注意を喚起させたり強い印象を与えさ
せたりする為に、電気的な発光手段が要求される分野や
商品は枚挙にいとまがない。
【0004】しかし従来のこの種発光手段はいずれも、
その用途に併せて予め大掛かりな工場で生産されるばか
りか、高価で大量の電気が消費され、しかもその取り付
け作業には専門職の高度な技術が要求されるのが現状で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記各種表示
板や広告板の「文字や図形」に限らず、凡ゆる商品分野
の凡ゆる発光させたい部位に容易かつ確実に、しかも極
く少ない消費電力で輝度の大きい、いいかえれば頗る明
るく発光する発光体と、その発光体を用いた発光装置を
提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、複数本の発光体本体
を結束或いは捻廻させることで、単体の発光体本体を発
光させるものと比べ複数の発光体の相乗作用や、干渉作
用によって和らかい高輝度の光を得られるようにしたこ
とである。
【0007】本発明の他の目的は、光の3原色の発光は
因より、それらの色の組合せで、多種の色彩を施すこと
ができるようにした発光体を得ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、雨水に晒された状態
での使用でも、その耐久性に富み、強靭で強固なもので
あり乍ら、切断加工が容易な発光体を得ることにある。
【0009】また加えて切断された発光体は、切断され
た状態でそれを必要とする個所で使用できるもの、いい
かえればどこを切断しても発光体となる構成を有するも
のであり、各種商品に使用するに全く無駄の発生するこ
とない発光体の材料が得られることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して本発明の特徴は導
電性物質で造られた芯材と、芯材に巻装された発光素子
と、上記芯材と連なり、上記発光素子を発光させる電極
子で構成されることである。
【0011】他の特徴は上記発光体本体の複数本を並べ
或いは束ねたことであり、この複数本の発光体本体の発
光色をそれぞれ異なった色彩としたことである。
【0012】他の特徴は発光体本体の、断面丸型を筒状
としてその筒状体に収められた紐状としたことで、屈曲
自在な可撓性あるものとしたことである。
【0013】また他の特徴は上記電極子を、上記発光素
子の外周に重ね合されることなく螺線状に1乃至複数条
巻装させたことにある。
【0014】さらに他の特徴として、上記素子の発光手
段は、乾電池或いはソーラーシステムのような電源部を
有し、該電源部の一方は発光制御回路を介して芯材に、
他方は発光状態の切り替えスイッチ及び上記発光制御回
路を介して上記電極子と、電気的に接続され発光素子を
発光させるようにしたことである。
【0015】またこの発光素子は、これが一定長さに切
断された場合でも、発光手段と接続する部分は発光状態
にあるようにしたこともその特徴である。
【0016】さらに上記の切り替えスイッチは発光素子
の連続発光及び間欠的発光並びに発光の阻止であること
もその特徴である。
【0017】総じて本発明の特徴は工事現場の柵や自動
車などの道路標識にあって、例えば「やじるし」の部
分、或いは「注意」や「止まれ」の文字部分に、一般広
告宣伝看板にあってはそのアピールしたい部分に、また
警察官や工事作業者にあってはその衣服に上記発光体本
体を貼着等させかつ、この発光体本体を電気供給源に接
続させることによって、上記看板の発光させたい部分の
みを発光させて見る者にその注意力を喚起させたり、宣
伝効果を増長させたりすることができるようにしたもの
である。
【0018】またこの場合、上記発光体本体に通電させ
る手段としてソーラー電池及び光センサを装備すること
で、容易に電気が得られ、しかも夜間等のみ点灯するよ
うに工夫することができること勿論であり、さらにその
通電手段を継続通電や点滅などの機能を持ったスイッチ
機構を設けることで、看者の注意力を更に喚起されるよ
うになすことも可能である。
【0019】
【実施例1】以下本発明の一実施例を述べる。図1で
(1)は発光体本体で、導電性物質で造られた芯材
(2)と、芯材に巻装された発光素子(3)と、上記芯
材(2)と電子的に連なり、上記発光素子(3)を発光
させる電極子(4)で構成される。
【0020】而して芯材(2)は通常の電線のような導
電体であり、発光素子(3)としては電気的な手段でそ
れ自体発光するものであればその構成は問わないが、た
とえば所謂EL(エレクトリックルミネセンス)でよい
し、本願発明者が先に提唱した電解蛍光パネル(199
4年韓国特許出願第10055号)の構成を用いてもよ
い。即ちこの発明は平板(帯状)の発光パネルであるが
本発明ではこれを筒状としたことに特徴がある。
【0021】この発光素子(3)の一例は、スズ酸化
膜,インジュム酸化膜,ニッケル酸化膜から選ばれる透
明な金属酸化膜層であり、図1でみられる如く発光層
(5)と、光反射層(6)からなる蛍光物質コーティン
グ層で、(7)は金属酸化物の発光体であるがこの場合
の発光素子(3)としては、スズ酸化膜,インジュム酸
化膜,ニッケル酸化膜などから選ばれ200Ωより小さ
な抵抗値を有するものであることが肝要である。
【0022】また上記発光層(5)は、銅,マンガン,
鉛または銀の活性剤と組み合せた硫化亜鉛または酸化亜
鉛のごとき無機化合物或いはアントラセン,ナフタレ
ン,ブタジエン,アクリジンのような有機発光剤から選
ばれるものであり、光反射層(6)はポリ塩化ビニー
ル,セルロースアセテート,エポキシ接着剤,シアノエ
チルセルロース,エチルヒドロキシセルロースから選ば
れる。
【0023】上記の光反射層(6)は、それ自体誘電体
である母材と光反射乳化剤の混合物である。好ましくは
10以上の誘電率を有し少なくとも800V/ミルの破
壊強さを有するアクリル樹脂,エポキシ樹脂その他樹脂
の母体中に於けるチタン酸化物,鉛酸化物またはチタン
酸化バリウムから選ばれる。さらに上記絶縁コーティン
グ層は通常架橋結合アクリル接着剤が好ましい。
【0024】なお、上記(7)は最大38ミクロン程度
の硫化亜鉛のような発光体であるが、上記発光層(5)
と光反射層(6)間に整然と並べて静電付着させたもの
であり、実際この発光体(7)の付着作業はそれぞれの
発光層(5)と光反射層(6)が未だ溶融状態にあると
きに行われるもので、結果的に発光体(7)は発光層
(5)と光反射層(6)間で抱かれた状態になってい
る。
【0025】勿論この発光素子(3)は、各種の色彩を
射すようにすることも可能である。即ちその例として
は、Ga203にSnを添加した新規な酸化物蛍光体薄
膜を基体上、例えば比誘電率5000程度の焼結チタン
酸バリウムセラミック上にマグネトロンスパッタ法やゾ
ル・ゲル法等の公知の方法で形成し、EL素子用青色発
光層としての能力を付与した後、その上に透明電極を他
面には対向電極を付けてなる薄膜EL素子を構成するこ
とによって青色発光を達成できる。ここで、Snを添加
する酸化物蛍光体薄膜において、Gaに対するSnの原
子比は、1.0〜2.0原子%であることが重要である
などの技術が知られている。
【0026】また図4で、(10)は乾電池或いはソー
ラー発電器のような電源部で、一方は発光制御回路
(8)を介して芯材(2)に他方は発光状態の切り替え
スイッチ(9)及び上記発光制御回路(8)を介して電
気的に電極子(4)と接続している。
【0027】なお、図で(11)は上記発光素子(3)
を外側から覆う外套で、ポリエチレンテレフタレート
(PET)のようなポリエステルである透明なものであ
る。
【0028】本発明の応用例は枚挙にいとまがない。そ
の一例として図5及び6に示した盲人用杖への具体的な
応用例でその詳細は構成及び作用を明らかにする。
【0029】
【実施例2】即ち図5では、本発明の具体的な応用例の
一例である杖(12)の全体の側面図であり、(13)
はその把握部、(9)は該把握部(13)の該端に突出
させて設けた上記発光状態の切り替えスイッチ、(1
4)は透明或いは半透明の硬質の合成樹脂材料で筒状に
造られた柄である。
【0030】而してこの把握部(13)内に上記切り替
えスイッチ(9)と電気的に接続させた発光制御回路
(8)及び電源部(10)(ここでは単3の電池2本)
を、内蔵させ適宜の手段で固定してある。
【0031】またこの電源部(10)と電気的に接続さ
れた発光体本体(1)の数本(ここでは3本)は、上記
筒状の柄(14)内にその全長に亘って配置される。
【0032】ここで上記切り替えスイッチ(9)をON
にすると、その電流は電源部(10)より発光制御回路
(8)を介して発光素子(3)の発光体(7)に作用し
発光層(5)は光反射層(6)との相乗作用で発光し、
柄(14)を経て外部周辺を照射する。
【0033】即ちこの実施例の杖は、特に夜間において
盲人などが携行するように工夫したもので、かかる杖
(12)の柄(14)部分が常に明るく照し出されてい
るから盲人が歩行していることを、車輌や人に確認させ
ることができるのである。
【0034】なおこの実施例では、かかる発光体本体
(1)3本を捻回させたものとした。これは、多数の発
光体本体(1)を束ねることで比較的少い輝度であって
も高い輝度ものとすることができること、さらにこの発
光体本体(1)を捻廻させることによってさらに発光密
度を濃くさせ、より高光度の照射を可能とするためのも
のである。
【0035】また上記切り替えスイッチ(9)は所謂o
n,offだけでなく、公知の手段で点滅させることの
3種類とするのが好ましい。即ち、上記発光体本体
(1)を一定の輝度で常に点灯させておくことよりも、
点滅させることで視覚的によりその光度を高め、この実
施例の場合盲人の所在を強く認識させることができたの
である。
【0036】また、当然のことながらこの発光体本体
(1)は可撓性に富み、その長手方向の如何なる位置で
も切断することができるから、所望の各商品に相応させ
た形状や大きさに容易に加工できるのである。
【0037】
【実施例3】その他仮令えば図7は道路の路肩に設けら
れる車両の一方通行或いは道路がカーブしていることを
示す注意表示板(A)で、この注意表示板(A)に描か
れた「やじるし」の部分と同様の形状に上記発光体本体
(1)をその輪部に沿って適宜の手段で貼装或いはやじ
るし内に発光体本体(1)を適当な長さに切断し並べ、
次いで発光体本体(1)を該注意表示板(A)に貼着し
たものである。
【0038】
【実施例4】図8は同じく道路の路肩に設けられる車両
の一時停止表示板(B)で、前記同様「止まれ」の文字
部分、或いはおよび一時停止表示板(B)の輪郭部分に
発光体本体(1)をその輪郭に沿って適宜の手段で貼着
させたものである。なおこの実施例では電源部(10)
としてソーラー電池(C)を一時停止表示板(B)に取
り付けた一例を図示してあり、かつソーラー電池(C)
が発光体本体(1)に対して電力の供給を行うものであ
る。
【0039】
【実施例5】また図9は近くに危険物がある等の注意を
促す注意表示板(D)である。上記同様その文字部分や
輪郭部分に発光体本体(1)を貼着することで、夜間や
曇天などのいずれもこれら注意表示の所在を運転手に認
識させるに充分なものとなる。
【0040】
【実施例6】図10は通常どこにおいても見られる一般
的なネオン広告板(E)で、上記同様その文字部分や絵
やイラスト部分に発光体本体(1)を貼着する。勿論そ
の文字部分や絵やイラスト部分を除いて発光体本体
(1)を貼着させても構わない。そうすることで伝えた
い情報が反転して表示されるので、ネオン広告板として
の効果は著大なものとなる。
【0041】なお図示していないがこの種広告手段とし
て所謂「アドバルーン」があるが、このアドバルーンの
文字部分や絵に発光体本体(1)を貼着し夜間発光させ
ればその効果は著大なものとなる。
【0042】
【実施例7】さらに図11は自動車用のリアーガラス
(F)或いはオートバイの運転手のヘルメット(G)に
発光体本体(1)を貼着したものである。通常自動車や
オートバイといった車輌は、昼行時はブレーキをかけた
時に、夜行時は前照灯を照射させた時及びブレーキをか
けた時にテールランプが照射される仕組みになっている
が、これら車両のテールランプの照射と発光体本体
(1)を連動させるようにすれば、車輌のテールランプ
以外の位置からもその所在を喚起させることが出来、特
に後続者にその注意を促すことが出来るのである。
【0043】
【実施例8】図12は警察官,工事作業者のユニフォー
ム(H)に発光体本体(1)を貼着させたものである。
このユニフォーム(H)には発光体本体(1)の外に、
切り替えスイッチ(9),電気的に接続させた発光制御
回路(8)及び電源部(10)が適宜の手段で固定して
ある。
【0044】而して警察官乃至工事作業者の作業は昼夜
問わず行われることが常である。特にカーブのある場所
や夜間等において配属された場合は、車輌が遠方にいる
時からその存在を認識することは難しかった。そこで車
輌が遠方を走行している時からでもまた夜間においても
警察官乃至工事作業者の存在を車輌の運転者に示すため
に、警察官乃至工事作業者は適宜の時刻(仮令えば夕刻
など)にユニフォーム(H)に固定してある切り替えス
イッチ(9)を操作することで発光体本体(1)を発行
させ、その所在を運転手に認識させるに充分なものとな
るのである。
【0045】なお上述のように切り替えスイッチ(9)
は所謂on,offだけでなく、公知の手段で点滅させ
ることが出来る。即ち、上記発光体本体(1)を一定の
輝度で常に点灯させておくことよりも、点滅させること
で視覚的によりその光度を高め、上記実施例の場合警察
官乃至工事作業者の所在を強く認識させることができた
のである。
【0046】
【実施例9】図13はカーブミラー(I)の輪郭部に上
記発光体本体(1)をその輪部に沿って適宜の手段で貼
着させたものである。なおこの実施例においても電力の
供給用の電源部(10)としてソーラー電池(C)をカ
ーブミラー(I)に取り付けた一例を図示してある。
【0047】
【実施例10】図14は鉄道等の遮断機の開閉杆(J)
に上記発光体本体(1)を適宜の大きさに用意し、適宜
の間隔、適宜の手段で貼着させたものである。鉄道等の
遮断機は通常白と赤の組み合わせ、或いは黄色と黒と言
った組み合わせのように警戒色で塗装されているのが常
である。しかしながらこれら警戒色は夜間や曇天などに
はその所在を運転手に認識させるに充分なものとはなら
ず、列車が近づいているにも拘わらず遮断機内に侵入し
思わぬ大事故につながるケースも多々見られた。
【0048】そこで遮断機の開閉杆(J)に発光体本体
(1)を全体的に或いは部分的に適宜の手段で貼着さ
せ、夜間や曇天などに点灯させることによって、その所
在を車輌の運転手に認識させるに充分なものとなるので
ある。
【0049】なお図14おいても切り替えスイッチ
(9),電気的に接続させた発光制御回路(8)及び電
源部(10)が適宜の手段で固定してあるが、特にいた
ずら防止などの観点から切り替えスイッチ(9)は遠隔
地から操作出来るものとしても良い。またこの実施例に
おいても電力の供給用の電源部(10)としてソーラー
電池(C)を遮断機の開閉杆(J)に取り付けた一例を
図示してあるが、何もこれに限った訳ではない。
【0050】
【実施例11】図15はスノーボードやスキー板(K)
に発光体本体(1),切り替えスイッチ(9),電気的
に接続させた発光制御回路(8)及び電源部(10)を
適宜の手段で固定した例である。近時流行でスキーやス
ノーボードと言ったウインタースポーツがレジャーの一
環として盛んとなっているが、冬の天候が不順な時に行
われるのが常であり、いつ吹雪や雪崩に見舞われる危険
に晒されるとも限らない。これはプレイヤの任意で発光
体本体(1)を点灯させ後続のプレイヤに対して注意を
促すだけではなく、仮令えば吹雪など緊急の場合に備え
て予定のプレイ時間を超えてスキーやスノーボードをプ
レイした場合には自動的に発光体本体(1)が点灯する
ようにタイマー装置(15)のようなものを設置してお
くことが好ましいが、特にこれを設置しなくても本発明
は実施できる。
【0051】
【実施例12】図16は自転車(M)のフレーム部乃至
スポーク部に発光体本体(1),切り替えスイッチ
(9),電気的に接続させた発光制御回路(8)及び電
源部(10)を適宜の手段で固定した例である。自転車
(M)は交通法規に規制される制限も少なく、車輌の運
転手側からしてみれば思わぬ方向から飛び出してきて道
路を横断したり、また夜間においては自車のライトと対
向車のライトで道路の中央部が見えなくなる「蒸発現
象」によってその存在を見落とすこともけして少なくな
い。
【0052】そこで図16で図示したように自転車
(M)のフレーム部乃至スポーク部に発光体本体(1)
を設置することによってその所在を車輌の運転手に認識
させるに充分なものとなるのである。なお電源部(1
0)としては乾電池のようなものの外に、自転車(M)
の走行時にタイヤとの連動によって自家発電するような
ダイナモであっても良い。
【0053】
【実施例13】図17はクリスマス等に使用される電飾
ツリー(N)に発光体本体(1),切り替えスイッチ
(9),電気的に接続させた発光制御回路(8)及び電
源部(10)を適宜の手段で固定した例である。もちろ
んこれは玩具或いは装飾品として用いられているもので
あるから、発光体本体(1)は適宜の形に任意に造形で
きることが好ましい。また前述したように上記切り替え
スイッチ(9)は所謂on,offだけでなく、公知の
手段で点滅させることが出来るので、上記発光体本体
(1)を一定の輝度で常に点灯させておくことよりも、
点滅させることで視覚的によりその光度を高め、玩具或
いは装飾品として楽しむことができるのである。
【0054】
【実施例14】図18は道路脇に設けられた安全柵
(L)に発光体本体(1)を適宜の大きさに用意し、適
宜の間隔、適宜の手段で貼着させたものである。安全柵
(L)は歩道と車道を区分するために設置されたり、或
いは道路と海岸、道路と崖とを区分したりと重要な役割
を果たしていること常である。しかしながらこれらは夜
間や曇天などにはその所在を運転手に認識させるに充分
なものとはならず、安全柵の存在に気がつかずに安全柵
を突き破って思わぬ大事故につながるケースも多々見ら
れた。
【0055】そこで安全柵(L)に発光体本体(1)を
全体的に或いは部分的に適宜の手段で貼着させ、夜間や
曇天などに点灯させることによって、その所在を車輌の
運転手に認識させ、不測の交通事故を未然に防ぐことが
出来るだけでなく、車輌運行や歩行者に対する安全の確
保をより確実なものとすることが出来るのである。なお
これら実施例は主に屋外において実施されることから、
電源部(10)としてソーラー電池(C)を安全柵
(L)に取り付けた一例を図示してある。これはソーラ
ー電池(C)が発光体本体(1)に対して電力の供給を
行うものであるが、本発明を実施するにあたってこれに
限ったことではない。
【0056】
【発明の効果1】総じて本発明は導電性物質で造られた
芯材と、芯材に巻装された発光素子と、上記芯材と連な
り、上記発光素子を発光させる電極子で構成される簡単
な構造の発光体本体であり乍ら発光素子は芯材に巻装さ
れたものであるからどこを切断しても、また切断した残
余の部分も発光させることができ全く材料に無駄がな
い。また発光面積にその周囲に亘り広く、それだけ少な
い電気量で輝度を上げることができる。
【0057】
【発明の効果2】また発光体本体の複数本を並べ或いは
束ねることによって、発光体本体の単体を発光させるも
のと比べ、複数の発光体の相乗作用や、干渉作用によっ
てやわらかい高輝度の光が得られるのである。
【0058】
【発明の効果3】上記複数本の発光体本体の発光色をそ
れぞれ異なった色彩とすることで、仮令えば交通標識へ
の応用に際して「青」なら進めを表し、「赤」なら止ま
れを表すことができることは勿論、その他光の3原色を
組合せで、各種の色を発光させることができる。
【0059】
【発明の効果4】また上記発光体本体は断面丸型の筒状
体に収められ、紐状発光体本体は屈曲自在な可撓性ある
材料で造られたものとしたことで屋外での使用に際して
も、雨水が浸入する虞れなく、仮令えば看板の周囲に、
該看板の文字を強く印象づける為、かかる文字自体を本
発明発光体で造る際などの加工が容易かつ簡単に行える
のである。
【0060】
【発明の効果5】また上記電極子は、上記発光素子の外
周に重ね合わされることなく螺線状1乃至複数条巻装し
たものであるから、上記発光素子を芯材との間に挟持し
たような状態となり、かかる発光体本体の切断作業や激
しい振動でも、その構造が崩れて断線や発光が損なわれ
る虞れがないのである。
【0061】
【発明の効果6】なお発光素子の発光手段は、乾電池或
いはソーラーシステムのような電源部を有し、該電源部
の一方は発光制御回路を介して芯材に、他方は発光状態
の切り替えスイッチ及び上記発光制御回路を介して上記
電極子と、電気的に接続させた結果かかる発光素子は、
これを一定長さに切断した場合でも、発光手段と接続す
る部分は発光状態となるようにしたから、仮令えば看板
の文字や各種絵など多種類の色で発光させるなどの場合
必要な長さを鋏み等で切断し、次いで貼着すれば極く簡
単に所望の文字や絵を発光させることができるのであ
る。
【0062】さらにこの場合上記切替スイッチを発光素
子の連続発光及び間欠的発光など適宜成すことによっ
て、運転者に視覚によって訴える注意標識への利用や所
謂クリスマスツリーのイルミネーションなどには最適な
ものとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光体本体(1)の斜視断面図
【図2】発光体本体(1)の使用状態を示す図
【図3】発光体本体(1)の断面図
【図4】発光制御回路を示す回路図
【図5】発光体本体(1)をステッキに採用したした時
の断面図
【図6】発光体本体(1)をステッキに採用した時の応
用例
【図7】発光体本体(1)を方向指示板に採用した時の
応用例
【図8】発光体本体(1)を停止指示板に採用した時の
応用例
【図9】発光体本体(1)を注意指示板に採用した時の
応用例
【図10】発光体本体(1)を広告板に採用した時の応
用例
【図11】発光体本体(1)を車両或いはヘルメットに
採用した時の応用例
【図12】発光体本体(1)を衣服に採用した時の応用
【図13】発光体本体(1)をカーブミラーに採用した
時の応用例
【図14】発光体本体(1)を遮断機に採用した時の応
用例
【図15】発光体本体(1)をスキーやスノーボードに
採用した時の応用例
【図16】発光体本体(1)を自転車のフレーム部乃至
はスポーク部に採用した時の応用例
【図17】発光体本体(1)をツリーの装飾部に採用し
た時の応用例
【図18】発光体本体(1)を安全柵に採用した時の応
用例
【符号の説明】
イ 電気供給源 ロ スイッチ機構 ハ 光センサ 1 発光体本体 2 芯材 3 発光素子 4 電極子 5 発光層 6 光反射層 7 発光体 8 発光制御回路 9 切り替えスイッチ 10 電源部 11 外套 12 杖 13 把握部 14 柄 15 タイマー装置 A 注意表示板 B 一時停止表示板 C ソーラー電池 D 注意表示板 E ネオン広告板 F リアーガラス G ヘルメット H ユニフォーム I カーブミラー J 開閉杆 K スノーボードやスキー板 L 安全柵 M 自転車 N 電飾ツリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB04 AB18 BA02 BA03 BA07 CA04 CB02 DA04 DA05 DB02 DC01 DC02 EB00 GA00 5C096 AA17 AA24 AA25 BA04 BB03 BB04 BB07 BB23 BB41 BB45 BC02 BC04 CA06 CA17 CA22 CA26 CB07 CC07 DA01 DC02 DC03 DC04 DC05 DC06 DD03 DD05 EA06 FA03 FA05 FA11 FA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性物質で造られた芯材と、芯材に巻装
    された発光素子と、上記芯材と連なり、上記発光素子を
    発光させる電極子で構成される発光体本体からなること
    を特徴とした発光体。
  2. 【請求項2】上記発光体本体は、その複数本を並べ或い
    は束ねたものであることが特徴の請求項1に示す発光
    体。
  3. 【請求項3】上記複数本の発光体本体の発光色をそれぞ
    れ異なった色彩であることが特徴の請求項1及び2に示
    す発光体。
  4. 【請求項4】上記発光体本体は、断面丸型の筒状体に収
    められ紐状であることが特徴の請求項1乃至3に示す発
    光体。
  5. 【請求項5】上記発光体本体は屈曲自在な可撓性ある材
    料で造られたものであることが特徴の請求項1乃至4に
    示す発光体。
  6. 【請求項6】上記電極子は、上記発光素子の外周に重ね
    合わされることなく螺線状に1乃至複数条巻装されたも
    のであることが特徴の請求項1乃至5に示す発光体。
  7. 【請求項7】上記請求項1乃至6に示した発光素子の発
    光手段は、乾電池或いはソーラーシステムのような電源
    部を有し、該電源部の一方は発光制御回路を介して芯材
    に、他方は発光状態の切り替えスイッチ及び上記発光制
    御回路を介して上記電極子と、電気的に接続され発光素
    子を発光させるようにしたことが特徴の発光体装置。
  8. 【請求項8】上記請求項7にあって発光素子は、これが
    一定長さに切断された場合でも、発光手段と接続する部
    分は発光状態にあることが特徴の発光体装置。
  9. 【請求項9】上記請求項7及び8に於ける切替スイッチ
    は発光素子の連続発光及び間欠的発光並びに発光の阻止
    であることが特徴の発光体装置。
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