JP2002279649A - 記録媒体及び信号記録方法及び装置及び再生装置 - Google Patents

記録媒体及び信号記録方法及び装置及び再生装置

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JP2002279649A JP2001083332A JP2001083332A JP2002279649A JP 2002279649 A JP2002279649 A JP 2002279649A JP 2001083332 A JP2001083332 A JP 2001083332A JP 2001083332 A JP2001083332 A JP 2001083332A JP 2002279649 A JP2002279649 A JP 2002279649A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録再生用メディアの記録トラックのアドレス
信号を構成するエンボスピット等の物理マークを利用し
て、別のトラックにジャンプした場合、速やかにその事
実を検出することができるようにする。 【解決手段】ピットパターンとしてパターンAとパター
ンBを用意し、隣接トラックのエンボスピットパターン
を異ならせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定のトラック
形態で情報を記録再生する記録媒体及び信号記録方法及
び装置及び再生装置に関する。
【0002】特に、記録媒体の記録トラックは、所定の
記録容量単位で物理アドレスが記録されている。物理ア
ドレスは、エンボスピットやその他の方法によるマーク
信号として付加されている。記録・再生方法及び装置
は、前記記録媒体に情報を記録する場合の誤記録防止能
力を持つ。この能力は、多層の記録層を持つ記録媒体と
その媒体に情報を記録する方法、及び装置についても同
様である。
【0003】
【従来の技術】記録再生用の光ディスクの構造は、ウォ
ブリングされたトラックが渦巻き状に形成され、トラッ
ク溝(グルーブ)かまたはトラック溝と溝間(ランド)
に信号を記録される。グルーブに信号が記録される光デ
ィスクとしては、CD−RやCD−RWまたはDVD−
RやDVD−RWがある。グルーブ及びランドに信号が
記録される光ディスクとしては、DVD−RAMがあ
る。DVD‐RAMでは、レーザビームにより信号に対応した
マークをトラック上に形成させることで、信号記録が実
現される。
【0004】これら、記録媒体はトラックがウォブリン
グを伴った形態である。トラック上の物理的なポジショ
ン信号は、前記ウォブリングに伴う信号(ウォブリング
信号)を搬送波にして変調され、この変調信号が記録さ
れている。この種の記録媒体としては、CD−R、CD‐
RW等がある。また、DVD−RAMは、所定の記録容
量単位で記録可能領域を分離し、分離された間にエンボ
スピットによって物理アドレス情報を構成していた。信
号記録時は、上記物理アドレス信号を再生検出し、記録
情報信号を所望のアドレス領域に記録していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクの信号記録
再生には、波長780nmをレーザビームを採用するC
D系と、波長650nmのレーザビームを採用するDV
D系がある。最近は、450nmの青紫レーザビームを
用いた次世代光ディスクの研究開発が進められている。
これは、より小さなレーザビーム径で記録マークを小さ
くする事により、記録密度を大幅に向上させ、記録容量
を増大させるためである。
【0006】一方、記録容量を増大する別の技術とし
て、記録再生用DVDに対しても、DVDの読み出し専用
ROMディスクで採用されているようにディスクを多層
化することが考えられる。
【0007】記録可能はDVDタイプの光ディスクとし
て、DVD−RAM・DVD−R・DVD−RWがある
が、12cm径の円盤に片面4.7GBのデジタル信号
を記録することが出来る。読み出し専用ディスクのDV
D−ROMは、上記のように片面2層化が実現してお
り、片面9GBの容量を持っている。当然、記録系メデ
ィアも2層化に関しては研究発表レベルでは実現してお
り、近い将来に量産化が実現するものと考えられる。
【0008】このような2層化ディスクにおいて、現在
記録或は再生している層の識別を行うためには、層識別
情報を予め埋め込んでおく必要がある。例えばDVDで
は、各セクタのID情報の中に「Sector inf
ormation」情報として「Layer numbe
r」データを設ける。そしてこの「Sector inf
ormation」を読み取ることで、現在地の層識別
が可能である。
【0009】しかし、「Sector informa
tion」を読み取るには、次のような処理手順が必要
である。即ち、複数のセクタからなる読み取りブロック
をセクタ同期状態で読み取り、その後に読取ったブロッ
クをエラー検出訂正処理する。そして、エラーが無い時
のみ、「Sector information」が判明
する。
【0010】このような処理手順は、次のような場合
は、不都合である。即ち、記録中に層間ジャンプしたた
めに速やかに記録動作を中止したいような場合である。
これは、上記のような処理手順では、層識別の早期検出
が不可能であるからである。
【0011】これに対して、再生動作でのディフェクト
や振動等によって発生する、トラックジャンプや層間ジ
ャンプが発生したしたときは、大きな問題はない。これ
は、データ読取り後にエラー訂正が行なわれ、信頼性の
高いデータとして復調された後で、PID等によって目
的の情報でないことが判明すれば、その情報を破棄し再
読み取り動作するからである。したがって、再生動作に
関しては、結果的に読み取り時間が余分に要した事以外
は、問題は発生しない。
【0012】しかしながら、記録動作での層間ジャンプ
は、正しい記録済みデータを破壊することになり、大き
な問題となる。誤動作での層間ジャンプで大きなブロッ
クのデータ、例えばエラー訂正能力以上のデータを破壊
してしまうと、正しいデータの修復が不可能となってし
まう。すなわち、誤動作で別トラックに移動して行なう
誤記録は、エラー訂正能力内で誤記録状態を検出し、早
期に記録動作を中止することが望ましい。
【0013】上記は、層間ジャンプについて説明した
が、隣接トラック間でのジャンプも、問題点は同様であ
る。高密度化によって、トラックピッチは益々狭くなっ
てきた。一方、読取り用ピックアップヘッド(PUH)
を用いてトラッキング制御を行うには、PUHの対物レ
ンズを制御するが、その質量は従来とそれほど代わらな
い。このため、振動や傷等のディフェクトによる隣接ト
ラックヘのトラックジャンプ現象防止は、トラック間距
離が狭くなって来た事から、非常に厳しくなってきた。
【0014】記録動作中にトラックジャンプが発生する
と、記録動作中のデータは再記録処理で解決するが、記
録済み部分のデータは、新しいデータで破壊されてしま
う為、その復元は困難となる。
【0015】上記説明のように、記録再生メディアヘの
記録動作においては、物理的な記録場所の検出と記録中
の別トラックジャンプ防止を徹底する必要がある。
【0016】記録開始場所の検出は、光ディスクの物理
構造の各構成項目を多重検出する事で解決出来るが、記
録中においては、各種ディフェクトや振動等が原因で別
トラックヘジャンプしてしまうのを防止することは困難
である。結果としてジャンプ動作を検出して記録動作を
中止させることで、被害を最小限に抑える事が重要であ
る。一般に別トラックジャンプ(層間ジャンプを含む)
での挙動として、大きなトラッキングエラー信号を伴う
が、ディフェクト等の内容次第で検出不能の場合もあ
り、ジャンプ後に別の信号で、記録すべき本来のトラッ
クと異なるトラックである事を検出する事が重要であ
る。誤記録を防止する装置として特開平11−2135
65号公報に開示された技術があるが、これは複数のデ
ィスク間の誤記録防止である。
【0017】そこでこの発明は、記録再生用メディアの
記録トラックのアドレス信号を構成するエンボスピット
等の物理マークを利用して、記録トラックとは別のトラ
ックにジャンプした場合、速やかにその事実を検出する
ことができる記録媒体及び信号記録方法及び装置及び再
生装置を提供することを目的とする。
【0018】この発明は、ミスジャンプして別の記録ト
ラックに誤記録を行なっても、誤記録のデータ量が、誤
り訂正能力より少ない範囲のうちにミスジャンプを検出
できる記録媒体及び信号記録方法及び装置及び再生装置
を提供することを目的とする。
【0019】またこの発明は、記録動作時にトラックジ
ャンプが発生し、別の記録トラックに誤記録がされて
も、このことを早期に検出し記録動作を止め、誤記録さ
れた部分を読み出してエラー訂正処理し、正しいデータ
を記録し直し、誤記録部分を修復可能な記録媒体及び信
号記録方法及び装置及び再生装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、所定の記録容量単位で記録トラック
が分離され、前記記録容量単位の各記録領域に、それぞ
れ物理アドレスがエンボスピットで構成される(また
は、物理アドレスを含む情報がマークで構成される又は
物理アドレスがマークで構成される)記録媒体におい
て、隣接トラック(又は層毎)のエンボスピットパター
ン(または隣接トラック(又は層毎)のマーク形状)を
異ならせるようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0022】記録再生用の光ディスクは、内周から渦巻
状にトラック溝(Groove)が形成されている。こ
の光ディスクに情報信号を記録する場合は、グルーブ上
に、レーザビームで記録マークを形成すること情報信号
を書き込んでいく。
【0023】この方法はレーザビームによる熱を利用
し、記録媒体である感光性有機物質等の反射率/吸収率
を変質させる、または記録媒体を融液化により相変化
(結晶・非結晶化)させることでマークを形成し、信号
を記録する方法である。
【0024】その代表的な光ディスク製品として、CD
−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD
−RAM等がある。このような光ディスクでの記録トラ
ックは、一般に記録密度を一定にする為、グルーブがウ
ォブル(蛇行)されて形成されている。記録時には、ウ
ォブル信号を検出し、ウォブル信号に同期するPLL回
路を動作させ、PLL回路の出力を周波数逓倍して書き込
みクロックを作っている。
【0025】CD−RやCD−RWへの初期化時には、
ウォブル信号を搬送波にし、バイフェーズ(Bi−ph
ase)変調方式で位置情報(アドレス信号)などを変
調し、この結果得られた変調信号に対応する光ビーム
で、物理アドレス(ID等)を記録する。
【0026】一般的な信号記録時や信号再生時には、ウ
ォブル信号の周波数波を検出して、ID復調回路で復調す
る事により、位置情報などを得ることが出来る。しかし
この情報を得る為には、ある特定の時間長のウォブル信
号を検出しないと復調できず、一定のトラック距離が必
要になる。
【0027】図1は、DVD−Rを参考にディスクのト
ラック構成とウォブル信号の関係を図示したものであ
る。ディスク10の内周から渦巻状にグルーブトラック
が形成され、グルーブGは、拡大して示すようにウォブ
リングされている。DVD−R、DVD−RWでは、位置
情報としてのPhysical Identifica
tion Data(PID)は、溝間に形成されたラ
ンド(Land)トラックLの領域にランドプリピット
(Land Pre−pit)といわれるマークをつけ
ることで成立し、一定距離のプリピットの配置関係か
ら、ID情報を示すようにしている。図1には、一定間
隔で配置されたプリピット領域を示している。
【0028】レーザビームのスポット11は、グルーブ
トラックGの中心をトラッキングするように、ピックア
ップが制御される。
【0029】図2は、DVD−Rのランドトラックに、
PIDを埋め込むポジションの構成を示す。DVD規格
では、1物理セクタは26フレームで構成され、1フレ
ームは2バイト長の同期信号(シンク)と、情報データ
と、82バイトのパリティー信号とで構成されている。
【0030】PIDを構成するランドプリピットは、フ
レームの先頭のシンクポジションに合わせて設置され
る。しかし、隣接するランドトラックのランドプリピッ
トと同一角度の位置に別のプリピット領域がある場合
は、クロストークが問題となる。これを回避するため、
PID用のランドプリピットの位置は、奇数フレームか
偶数フレームかどちらかを使うことで、解決している。
この結果、1物理セクタに13ビットのPID用情報を
設置可能である。しかしPID用情報のデータ構成は、シ
ンク(1ビット)・エラー訂正ブロック(ECC)内セ
クタ相対番地(4ビット)・ECC番地(8バイト)と
なっている。そして、データの1ビットは、3個のピット
(ビット)であらわされる。このため、PID用の情報全
体は、複数の物理セクタに渡って書き込まれていること
になる。
【0031】図2では、PID埋め込みポジションの位
置を示している。この図では、偶数ポジションか或は奇
数ポジションが選択される事を示している。
【0032】記録動作時トラックジャンプが行われる
と、ECC番地はECCブロック全体が通過しないと判
明せず、セクタ相対番地が異常かどうかは検出されな
い。1ECCブロックは、16個の物理セクタに相当する。
したがって、ECC番地の異常を検出して、トラックジャ
ンプが生じたかどうかを判断する方法では、1ECCブ
ロック全体の記録動作が完了するまで、ジャンプ先に書
かれていた情報は破壊されてしまう事になる。
【0033】図2には、ランドトラック上の1物理セク
タに含まれる0〜25の同期フレームを示している。同
期フレームの先頭には、ランドプリピットを設ける位置
が確保されている。16個の物理セクタは、グルーブト
ラックに記録される情報の1ECCブロックに対応す
る。1ECCブロックの先頭に対応するランドプリピッ
ト領域には、フレームの偶数を表すプリピット同期コー
ドPP−AEが書き込まれている。また次のプリピット領域
にはフレームが奇数であることを示すプリピット同期コ
ードPP−AOが書き込まれている。以降のプリピット位置
には、ECCブロック内のセクタ相対番地(4ビッ
ト)、ECCブロックアドレス、フィールドアドレス、
ディスク情報、パリティー等が記述される。通常は、プ
リピット領域としては、偶数ポジションが利用される。
しかし、隣り合うランド間でプリピット領域が隣り合う
ときは、何れかのランドでは奇数ポジションが採用され
る。
【0034】ここで、特にこの発明では、隣り合うラン
ド間で異なるパターンのプリピットパターンを異なるよ
うにしている。即ち、図2では、ランドL0,L1,L2の3つ
を示している。ランドL1では、プリピットパターンAが
採用され、隣のランドL2ではプリピットパターンBが採
用される。パターンAでは、同期コードとしての偶数ポ
ジションを同期コードPP-AE(ピット“1,1,1,
0”)で示し、奇数ポジションを同期コードPP-A0(ピッ
ト“1,1,0,0”)で表している。またこのランドL
1のプリピット情報は、データ“1”をピット“1,
0,1,0”で表し、データ“0”を“1,0,0,
0”で表すようにしている。これに対して、隣のランド
L2では、プリピットパターンBが採用され、同期コード
としての偶数ポジションを同期コードPP-BE(ピット
“1,1,1,1”)で示し、奇数ポジションを同期コ
ードPP-BO(ピット“1,1,0,1”)で表してい
る。またこのランドL2のプリピット情報は、データ
“1”をピット“1,0,1,1”で表し、データ
“0”を“1,0,0,1”で表すようにしている。図
3には、ランドプリピットと記録信号の関係を示してい
る。
【0035】図3のaは、グルーブに記録された記録信
号のデータ列であり、100…01が同期コードであ
る。図3のbは、プリピット同期コードがピットスタイ
ルである例を示している。また図3のcは、プリピット
同期コードがランドスタイルである例を示している。こ
のプリピット同期コードの先頭ビットは、グルーブに記
録される記録信号の同期コードの位置に対応して設けら
れる。
【0036】図3のdは、図2に示した偶数の同期フレ
ームの先頭に記述されるプリピットの同期コードの例を
示し、図3のeは、図2に示した奇数の同期フレームの
先頭に記述されるプリピットの同期コードの例を示して
いる。また図3のfは、プリピット領域に記述されるデ
ータが“1”の場合のプリピットデータを示し、図3の
gは、プリピット領域に記述されるデータが“0”の場
合のプリピットデータを示している。
【0037】上記のd,e,f,gの信号は、上述した
プリピットパターンAである。また図3のhは、図2に
示した偶数の同期フレームの先頭に記述されるプリピッ
トの同期コードの例を示し、図3のiは、図2に示した
奇数の同期フレームの先頭に記述されるプリピットの同
期コードの例を示している。また図3のjは、プリピッ
ト領域に記述されるデータが“1”の場合のプリピット
データを示し、図3のkは、プリピット領域に記述され
るデータが“0”の場合のプリピットデータを示してい
る。上記のh,i,j,k,gの信号は、上述したプリ
ピットパターンAである。
【0038】上記の如くプリピットパターンが構成され
た場合、プリピットパターンAとBの同期コードの判別を
行なう機能を設けるだけで、隣のトラックにジャンプし
たことを即座に判別できるようになる。尚、同期コード
のパターンが今までと異なるパターンに変化しても問題
ない場合がある。それは、読み取りスキャン位置が、1
周目となり、次のランドに侵入した場合である。この場
合は、トラックジャンプとは判断しないようにしてい
る。先に読取ったECC番地が1周目の最後の番地であるこ
とを認識していればよい。
【0039】さらには、記録状態において、複数フレー
ムに渡って、プリピットパターンが異なる場合には、ト
ラックジャンプが生じたものと判断するようにしてもよ
い。このような場合には、記録動作を停止し、ジャンプ
先の記録データを読み取り、エラー訂正を施し、破壊さ
れた部分を修復し、再度書き込むようにする。これによ
り、トラックジャンプによるデータ破壊を最小限に抑制
することができる。
【0040】上記の説明では、トラックジャンプが生じ
た場合にプリピットパターンを監視することで、早期に
異常記録状態を検出できるものとして説明した。しかし
この発明は、トラックジャンプに限らず、多層のディス
クにおいて、層間ジャンプが発生した場合も同様に早期
に異常記録状態を検出できることは勿論のことである。
【0041】この発明は、上記の実施の形態に限定され
るものではない。
【0042】上記の実施の形態は、DVD‐Rに対して本発
明が適用された例を示したが、DVD-RWにおいても同様に
適用できることは勿論のことである。
【0043】さらにこの発明は、DVD-RAMについても適
用できる。
【0044】図4は、DVD−RAMにおけるPID用
プリピットの位置を示す図である。DVD−RAMは、
ランドLとグルーブGの両方に記録する方式である。DVD
−RAMでは、物理セクタの記録領域間に、PIDを含むヘッ
ダーフィールド(Header field)H1,H2,H3,
H4領域を設け、更にCAPA(Complementa
ry Allocated Pit Addess)方式
と呼ばれる、ランドLとグルーブGの境界線を挟んだ位置
にヘッダーフィールドを設置している。
【0045】このような配置構造によって、ヘッダーフ
ィールド1と2で構成されたブロックとヘッダーフィー
ルド3と4で構成されたブロックが、ランド用とグルー
ブ用に利用でき、PID領域を小さく出来るメリットが
ある。
【0046】図5(A)はパターンAのヘッダーフィール
ドFA1とFA2と、ヘッダーフィールドFA3とFA4のデー
タ構成を示したものである。図5(B)はパターンBのヘ
ッダーフィールドFB1とFB2と、ヘッダーフィールドFB
3とFB4のデータ構成を示したものである。各フィール
ドの下の段に記述されている数字はバイト数である。
【0047】未記録状態のDVDを用いて、初めて指定番
地のセクタにデータを記録する場合、読取りクロックを
生成する必要がある。このために、読取りクロック生成
用情報VFO(Variable Frequency
Oscillator)や、PID情報のスタート点を
示すAM(Address Mark)等がPID情報
に付加された構成をしている。この構成は、一つのヘッ
ダーフィールドがランドとグルーブ領域用に利用されの
で、利用効率が良い。また読取った位置情報の信頼性も
上げる為、4組のヘッダー情報を読み込ませ、信頼性判
定をするようにしている。特にCAPA方式は、光読取
りビームのセンターから外れた位置に配置されており、
読み取った信号が歪を伴なう可能性が高い。この場合、
PID情報の読取り判定が出来ない可能性もある。
【0048】このディスクにおいては、パターンAのヘ
ッダーフィールドFA1、FA2、FA3、FA4と、パターン
BのヘッダーフィールドFB1、FB2、FB3、FB4とで異
なる部分は、アドレースマークAMのパターンが異なるよ
うになっている。アドレスマークは、エンボスパターン
であり、このあとに続くデータがPDIであることを示
す。そこでこの発明では、このアドレスマークのパター
ンとして2種類を使用するものである。
【0049】これにより、アドレスマークを監視するこ
とで、容易にトラックジャンプや層間ジャンプを判別で
きることになる。
【0050】この発明は上記の実施の形態に限定される
ものではない。
【0051】図6は、図4で示したプリピット位置をト
ラックセンターに配置した例である。そしてこの例で
は、3つのヘッダーフィールドを一列に配列している。
このようにする事によって、プリピット信号の読取り信
号歪を削減できる。
【0052】図7(A)、(B)は、ヘッダーフィールド
のデータ構成である。このDVD-RAMでは、パターンAのヘ
ッダーフィールドHFA1、HFA2、HFA3、パターンBのヘ
ッダーフィールドHFB1、HFB2、HFB3が用意される。
この場合も、パターンAとBとでは、アドレースマークAM
のパターンが異なるようになっている。
【0053】これにより、アドレスマークを監視するこ
とで、容易にトラックジャンプや層間ジャンプを判別で
きることになる。
【0054】このように、本発明はPID信号の中に容
易に別トラックである事を判断できる信号を埋め込んで
おく事により、その信号の検出によって正規のトラック
で無い事を検出し、記録動作の速やかな停止を行い、誤
って記録済みのデータを破壊した場合、再生動作でデー
タ読取り・訂正処理・再記録を行う事で、破壊データの
復元できるようになっている。
【0055】図8は、さらに別の実施の形態を示す図で
ある。図8のAはパターンAに対応するプリピット情報を
有するトラック、BはパターンBに対応するプリピット情
報を有するトラックである。
【0056】基本的には、PID情報を読み取るクロッ
クは、トラックをウォブリングさせて記録クロックを生
成し、ウォブリング周期程度でPID情報を構成し、P
IDパターンは単純なパターンを用いる。この場合、P
ID情報のシンクマークを最初に付加し、そのシンクマ
ークは複数種用意し、トラックの周期毎に変更する事
で、隣接トラックヘの誤トラックジャンプした事を検出
するものである。
【0057】図8の実施の形態は、16セクタで1EC
Cブロックを構成する場合、各物理セクタの3ビットの
データSEO・SE1・SE2を利用するものである。
即ち16セクタ分が集合すると3ビット×16=48ビ
ットとなる。この48ビットを利用して、ECCブロッ
クの物理アドレス(セクタナンバー)やセクターインフ
ォメーション、ディスクインフォメーション、リザーブ
(RSV)、パリティー等を構成するものである。
【0058】尚、IDO1・IDO2は、4セクター回
転での昇順ナンバーで、セクター累進性を確認するため
のものである。この場合、ID0とID1のパターンを
複数種類用意して、トラック一週おきに変更し、またシ
ンクパターンを複数種類用意して、誤トラックジャンプ
検出を行うものである。もちろん、ID0とID1は無
くても良い。本発明の目的とする所は、PIDを構成す
る要素信号を複数組用意し、隣接トラックと異ならせる
事によって、誤って隣接トラックにジャンプした時、速
やかにその事態を検出し、記録動作中であれば記録動作
を中止する事にある。
【0059】図9〜図11は、DVD規格のセクター構
成・ECCブロック構成・最終記録ECCブロック構成
を示している。
【0060】図9において、データセクタは2048バ
イトのメインデータを含む2064バイトすなわち17
2バイト×12行から成る。即ち、データセクタには、
メインデータが2048バイト、識別データ(ID)が
4バイト、ID誤り検出符号(IED)が2バイト、著
作権管理情報(CPR MAI)が6バイト、および誤
り検出符号(EDC)が4バイト含まれる。
【0061】図10を用いてECCブロックの構成につ
いて説明する。
【0062】データブロックは172バイト×12行の
データセクタが16個集まった172列×192行とし
て形成される。この172列×192行に対して誤り訂
正符号が付加される。即ち、172列の各列に対して1
6バイトの誤り訂正符号POが生成されて付加される。
一つのPO系列の各列は、192バイト+16バイト、
すなわち208バイトで構成される。次に、誤り訂正符
号POの行を含む208行すべての行に対して、10バ
イトの誤り訂正符号PIが生成され付加される。一つの
PI系列の各行は、172バイト+10バイト、すなわ
ち182バイトで構成される。誤り訂正符号PI,PO
が付加された182列×208行が一つのECCブロッ
クとして形成される。
【0063】208行×182列からなるECCブロッ
クに対して、誤り訂正符号POの16行が12行ごとの
間に1行ずつ挿入され、図11に示すように再配置され
た形となる(行インタ−リーブ)。したがって、行イン
ターリーブ後のECCブロックは、データ(12行)+
PO(1行)の13行×182バイトの部分が16個集
まって構成される。
【0064】1つの記録セクタは、図10に示すよう
に、データ(12行)+PO(1行)の13行×182
バイトで構成されたセクタを指し、行インターリーブ後
のECCブロックは、図11に示すように、13個の記
録セクタで構成されることを意味する。
【0065】物理セクタは、13行×182バイトの記
録セクタ(2366バイト)に対し、各行の91バイト
ごとの先頭に同期(SYNC)符号を加えながら、0行
から行ごとに順次変調したものである。91バイトのデ
ータの先頭にSYNCコードを加えたものをSYNCフ
レームと呼ぶ。よって、物理セクタは13組×2SYN
Cフレームから構成される。
【0066】ECCブロックにおいて、行(縦)方向のP
Oパリティーが16バイトである為、消失訂正を用いれ
ば16行までバーストエラーの誤り訂正が可能である。
このことは、1セクタが(12+1)行であるため、
1.3セクタまでのバーストエラーは訂正可能であるこ
とである。したがって、トラックジャンプや層間ジャン
プにより、誤記録(記録済の個所に上書き)があったと
しても1セクタ以内の範囲で中止すれば、誤記録でのデ
ータ破壊の復元化が可能になる。
【0067】したがって上記したように、現行のセクタ
容量程度で、識別信号をいれておくと、信頼性は大きく
向上する。
【0068】しかしながら、連続エラーが発生した時、
その他の部分が誤っていない補償は無く、確立的には誤
りが存在していると考えられ、0.5セクター以上の連
続誤りは発生しないように取り扱う事が必要である。結
果としてバースト訂正能力との関係から、誤記録時の検
出範囲は、余裕分も含めて対応しておく事が望ましい。
【0069】これまで、隣接トラックヘのジャンプ動作
時の誤記録防止(データ破壊部分の復元)を説明してき
たが、記録媒体の2層化では層間ジャンプも発生し、同
様の処置として、層毎に一部の信号を異ならせておく事
により、誤って別層の記録済みデータを破壊した場合、
復元させる処理システムうを導入する事で、システムの
信頼性を高める事が可能になる。
【0070】例えば記録層が2層の光ディスクに記録
中、振動等で層間ジャンプしてしまう事が考えられる。
特に記録層が2層のディスクでは、層間距離は使用レー
ザ波長とディスク材料の光学特性で変わるが、650n
mレーザで40〜60um程度、400nmレーザでは
10〜20um程度になる。この為、例えば僅かなディ
フェクトでフォーカスエラー信号に乱れが出、そこに振
動が伴うと層間をジャンプしてしまう。この時、フォー
カスエラー信号が乱れていれば、層間ジャンプをフォー
カスエラー信号で判断することも出来なくなる。ジャン
プした後は相手側の層の記録トラックに記録動作を続け
る事になる。ジャンプ先のトラックは未記録トラックな
らば、問題は少ないが、記録済みトラックであれば、正
しく記録されているデータを破壊することになる。この
問題を解決する為には、正しくないトラックヘのジャン
プが行われてしまったら、前期の説明のようにそのトラ
ックが本来のポジションでないことを早期に検出できれ
ば良い。
【0071】図12は本発明を用いた記録再生装置の構
成図である。光ピックアップ101から出力された光
は、ディスク100に照射される。ディスク100から
の反射光は、ヘッドアンプ102で電気信号に変えられ
る。この電気信号は、信号処理部103に入力される。
信号処理部103には、RFアンプ、サーボエラー検出
部としてのフォーカスエラー(FE)検出部、トラッキン
グエラー(TE)検出部、ウォブル(WB)信号検出部など
が含まれる。
【0072】サーボエラー信号であるフォーカスエラー
信号やトラッキングエラー信号は、サーボ制御部104
に送られ、各々の最適イコライザ処理がが施される。サ
ーボエラー信号は、アクチュエータドライバー105を
通して、光ピックアップ101の対物レンズやピックア
ップ送りモータを制御する。これにより、レーザビーム
が目的のトラックに安定に照射される。また、モータド
ライブ回路122を介してモータ123を所定の速度に
制御する。
【0073】この動作に併せて、ウォブル信号も検出さ
れ、ライトチャネルPLL回路106にて書き込みクロ
ックが生成される。このPLL回路106で生成される
クロックは、読み出し時はリードチャンネルPLL回路1
07で生成される読み出しクロックのロック動作を速や
かに行う為に利用されることもある。PLL回路107か
らのクロックは、読み取りバッファ108に供給され
る。
【0074】データ書き込み動作時は、データ処理部1
11がライトチャンネルPLL回路106で作られた書き
込みクロックを用いて、インターフェース112を通し
て送られてくるデータに誤り検出符号(EDC)やID
を付加し、サーボ安定の為のデータスクランブル処理を
施し、更に誤り訂正符号(ECC)を付加し、同期信号
を付加すると併せて、同期信号以外を変調し、書き込み
パワー制御部113に送って、対応メディアに最適なラ
イトストラテジーによって、レーザダイオード駆動回路
114を通して、メディアに信号を書き込む。
【0075】読み出し時は、光ピックアップ101のヘ
ッドアンプ102から読み出されたRF信号は、最適イ
コライザを通して、読み取りバッファ108とPLL回
路107に送られる。PLL回路107で作られた読み
出しクロックで、読み取りバッファ108にチャンネル
データが読み取られる。読み取られたデータは、データ
処理部111で、同期化されシンボルデータが読み出さ
れる。その後誤り訂正やデ・スクランブル処理が行わ
れ、インターフェース112を通して外部に転送され
る。
【0076】このような、読み出し/書き込み処理時、
特に書き込み動作において、その動作中にディフェクト
や振動等で、層間ジャンプ(またはトラックジャンプ)
が行われた場合、トラッキングエラー信号やフォーカス
エラー信号で、その現象が検出できる場合は良いが、検
出できても別トラックにジャンプしている事が、確認し
難い場合はその後の書き込み動作を、どのように対処し
てよいか判らない。
【0077】その為にPID異常検出回路120を設け
てある。すなわち、PID信号の構成要素信号が複数組
用意されており、層毎に異なったり、隣接トラックで異
なる(一般には、サーボエラー信号で検出できない、誤
りトラックジャンプは、1トラックジャンプが殆どであ
る)ため、その検出信号の異常を検出することができ
る。つまり、速やかに別のトラックに移った事が判明す
る。システム制御部130は、装置全体の各ブロックを
制御するためのものである。このシステム制御部130
には、上述のPID異常が生じた場合の処理プログラム
も格納されている。
【0078】このようにして、書き込み動作時に異常が
検出された場合、速やかに書き込み動作を中止でき、記
録済みデータの破壊を最小限に抑えることが可能であ
る。また誤って破壊されたデータは、そのブロックを読
み出し、誤り訂正処理後に再書き込みを行うことで、デ
ータ破壊も修復が可能になる。
【0079】さらに本発明に係る装置について特有の機
能部と動作を説明する。
【0080】まず、光ディスク(情報記憶媒体)上に記
録される情報の記録信号構造とその記録信号構造の作成
方法について説明を行う。情報記憶媒体上に記録される
情報の内容そのものを“情報”と呼び、同一の内容を有
する情報に対しスクランブルされたり、変調されて構造
や表現形態が変換された状態での“1”“0”信号のつ
ながりを“信号”と言う。
【0081】[情報記憶媒体に記録される情報の記録単
位]HDDやMOなどの情報記憶媒体に対するファイル
システムとして多く採用されるFAT(ファイルアロー
ケーションテーブル)では、256バイトを最小単位と
する情報が情報記憶媒体へ記録される。それに対し、C
D−ROMやDVD−ROM、DVD−RAMなどの情
報記憶媒体で採用されるファイルシステムとしてのUD
F(ユニバーサルディスクフォーマット)では、204
8バイトを最小単位とする情報が情報記憶媒体へ記録さ
れる。この最小単位をセクターと呼ぶ。
【0082】図13に示すように、UDFを用いた情報
記憶媒体に対してはセクター毎に2048バイトずつの
情報が記録される。CD−ROMやDVD−ROMでは
カートリッジを使わず裸ディスクで取り扱うため、ユー
ザーサイドで情報記憶媒体表面に傷が付いたり表面にゴ
ミが付着し易い。情報記憶媒体表面に付いたゴミや傷の
影響で特定のセクター(例えば図12のセクター501
c)が再生不可能(もしくは記録不能)な場合が発生す
る。このために、そのような状況を考慮したエラー訂正
方式が採用されている。具体的には16個ずつのセクタ
ー(例えば図13のセクター501aからセクター50
1pまでの16個のセクター)で1個のECC(エラー
訂正コード)ブロックを構成し、その中で強力なエラー
訂正機能を持たせている。その結果(セクター501c
が再生不可能などの)ECCブロック内のエラーが生じ
てもエラー訂正され、ECCブロックのすべての情報を
正しく再生する事が可能となる。
【0083】[情報記憶媒体上に記録される情報の記録
信号構造変換手順の概説]情報記憶媒体として記録再生
可能なDVD−RAMを用いた場合には上述したように
16個のセクター毎にECCブロックを構成しながら信
号が記録される。
【0084】図14は、ECCブロックの構成を示し、
図15は、情報記録再生装置の全体的なブロック構成を
示している。まず、図15の装置構成を説明する。20
1は情報記録媒体(光ディスク)であり、202は光学
ヘッド、203は光学ヘッドをディスクの半径方向へ移
動制御するヘッド送り機構である。
【0085】記録信号は、データ入出力インターフェー
ス211を介してECCエンコーダ212に入力される。
記録信号は、ECCブロック化され、変調部213に供給
される。ここで例えば8/16変調された情報は、記録
・再生・消去・制御波形発生部(信号処理部)214に
入力され、記録用信号なる。この記録用信号は、レーザ
駆動回路215に供給されて光学ヘッド202のレーザ
ビームの強弱を制御する。
【0086】再生時には、光学ヘッド202で読取られ
た再生信号は、増幅器221で増幅されて2値化回路2
22に入力され2値化される。2値化信号は、PLL回路2
23、復調部224に入力される。復調部224では、
16/8復調を行なう。復調信号は、エラー訂正部22
5においてECCブロック単位でエラー訂正される。この
とき半導体メモリ226も利用される。
【0087】PLL回路223のクロックは、媒体回転速
度検出部231に入力される。媒体回転速度検出部23
1で検出された回転速度情報は、スピンドルモータ制御
部232に入力される。スピンドルモータ制御部232
は、モータ234の回転を制御し、光ディスク201の
所望の回転速度が得られるように回転テーブル235を
回転駆動する。
【0088】送りモータ駆動部241は、ヘッド移動機
構203の送りモータを制御し、光学ヘッド202とデ
ィスク201との相対位置を制御するためのものであ
る。フォーカス・トラッキングエラー検出部242は、
ピックアップ信号からフォーカスエラー、トラッキング
エラーなどを検出し、対物レンズアクチュエータ駆動機
構243にその制御信号を与える。これにより、光学ヘ
ッド202のフォーカス、トラッキングが修正される。
制御部250は全体のブロックを制御すると共に、記録
時には、ディスクに記録される管理情報の生成などを行
なう、また再生時には管理情報を読み取り再生位置など
の認識を行なう。
【0089】図14及び図15の構成を参照しながら、
記録モードにおけるフローチャートをさらに説明する。
【0090】記録時には、元の信号に対し“信号のスク
ランブル化(スクランブル:信号の分散/暗号化)”、
“ECCブロック内のパリティーコードの付加”、“イ
ンターリーブ処理(インターリーブ:配置の分散化)”、
“高密度化を目的とした情報記憶媒体特性に合わせた変
調処理”などの記録信号の変換処理が行われる。
【0091】情報記憶媒体として記録再生可能なDVD
−RAMを例に取り、フローチャートに従って記録信号
に対する構造変換手順の概略説明を行う。
【0092】A)記録すべき生信号の情報記録再生装置
への入力(ステップA1)。PC(パーソナルコンピュー
タ)やEWS(エンジニアリングワークステーション)
などのホストコンピュータから送られて来た記録信号d
はデーター入出力インターフェース211を経由して情
報記録再生部(物理系ブロック)内に入力される。
【0093】B)記録信号dの2048バイト毎の分割
処理(ステップA2)。データー入出力インターフェース
211では記録信号dを時系列的に2048バイト 毎
に分割し、図9で示したようにデータID等を付加した
後、メインデータに対してスクランブル処理を行う。そ
の結果得られた信号は、ECCエンコーダ212に送ら
れる。
【0094】C)ECCブロックの作成(ステップA
3)。ECCエンコーダ212では、図10のデータ部
である信号に対してスクランブルを掛けた後、このよう
な信号を16組集めて172バイト×192列のブロッ
クを作る。その後、図10のようにPI(インナーパリ
ティーコード)とPO(アウターパリティーコード)の
付加を行う。
【0095】F)インターリーブ処理(ステップA4)。
ECCエンコーダ212では、その後、図11に示した
ようにPOのインターリーブ処理を行う。
【0096】G)信号変調処理(ステップA5)。次
に、変調部213ではPOのインターリーブ処理した後
の信号を変調後、図16に示すように同期コードを付加
する。
【0097】H)記録波形作成処理(ステップA6)。
その結果得られた信号に対応して記録/再生/消去制御
波形発生部(信号処理部)214で記録波形が作成さ
れ、半導体レーザー駆動部215へ送られる。
【0098】DVD−RAMの情報記憶媒体(光ディス
ク)201では“マーク長記録”の方式が採用されてい
るため、記録パルスの立ち上がりタイミングと記録パル
スの立ち下がりタイミングが変調後信号の“1”のタイ
ミングと一致する。
【0099】I)情報記憶媒体(光ディスク)201へ
の記録処理(ステップA7)。光学ヘッド202から照
射され、情報記憶媒体(光ディスク)201の記録膜上
で集光するレーザー光の光量が断続的に変化して情報記
憶媒体(光ディスク)201の記録膜上に記録マークが
形成される。
【0100】以下に各手順における詳細内容の説明を行
う2048バイト単位でのスクランブル前の記録信号の
構築。メインデータ(D0〜D2047)の生成が行なわれ
る。PC(パーソナルコンピュータ)やEWS(エンジ
ニアリングワークシステム)などのホストコンピュータ
ーから送られて来た記録信号dはデーター入出力インタ
ーフェース211で時系列的に2048バイト毎に分割
される。各2048バイト毎の記録信号dは図9、図10
に示したようにメインデータの中に組み込まれる。記録
信号としてはメインデータ(D0〜D2047)の前後に後
述するようなデータID、IED、RSV、EDCが付
加される。
【0101】データIDは、4バイトで記述され、デー
タエリア、リードインエリア、リードアウトエリアのい
ずれのエリアを示す。またリードオンリーデータか、リ
ライタブルデータのどちらのデータータイプかを示す。
さらにまた、何層目のディスクか、該当セクターの論理
セクター番号に“31000h”を加算した値、などの
情報が記載される。
【0102】IEDは、データIDに対するエラー検出
コードである。再生時に再生されたデータIDに対して
このIED信号を演算処理することで、再生されたデー
タIDの再生信号エラー検出を行なうことができる。R
SV(リザーブ)は、6バイトの領域であり、将来設定さ
れる特定の規格でこの場所に指定情報を記録出来るよう
にして有る。
【0103】EDC(エラー検出コード)は、図9で示す
データIDからメインデータ(D2047)までの2060
バイト信号に対するエラー検出コードであり、4バイト
である。
【0104】情報記憶媒体(光ディスク)201から情
報を再生する時は、復調部224で復調した信号に対し
てエラー訂正部225でECCブロック内のエラー訂正
とデスクランブルを施す。これにより図9に示した構造
のデータが再現される。つぎに、該当セクター内のデー
タIDからメインデータ(D2047)までの2060バイ
ト信号に対して、このEDCを用いてエラー検出を行
う。ここでエラーが検出された場合には、再度ECCブ
ロック内のエラー訂正処理に戻る事も有る。
【0105】記録時のメイン(D0〜D2047)に対する
スクランブル処理について説明する。上述したメインデ
ータ(D0〜D2047)の生成からEDCの作成”を行
い、図9に示すようにセクター単位の記録信号を生成し
た後、メインデータ(D0〜D2047)のみに対してスク
ランブル処理を行う。
【0106】スクランブル処理用の回路としては図示し
て無いが8ビットパラレルインーシリアルアウトのシフ
トレジスター回路とイクスクルーシブOR回路を用い
(メインデータは0〜8番目のビットに入力される)、シ
フトレジスターの10番目と14番目のビット間のイク
スクルーシブOR演算結果が0番目のビットに帰還され
る構造になっている。
【0107】スクランブル開始時のシフトレジスター回
路の初期データーにはそのセクター内のデータIDの最
終15ビットが使われる。スクランブル処理後の記録信号
とトータルの信号サイズは図9と全く同じ構造、サイズ
になっている。
【0108】ECCブロック内の記録信号構造について
さらに詳しく説明する。DVD−ROM、DVD−R、
DVD−RAMはECCに積符号を採用している。図1
3のデータ構造を例を取り、ECCブロック形成方法に
付いて具体的に示す。
【0109】まず、ECCブロック内の最初のセクター
に有るスクランブル後の信号で、データIDからメイン
データの160バイト、(D0〜D159)までの信号が、図1
0のバイトB(0,0)からB(0,171)に配置される次にEC
Cブロック内の最初のセクター501aに有るスクラン
ブル後の信号で、メインデータ172バイト、(D160〜D3
31)の信号が図10のB(1,0)からB(1,171)に配置され
る。同様にセクター501a内の各信号が図10に示す
ように順次配置される。次にECCブロック内の2番目
のセクター501bに有るスクランブル後の信号で、デ
ータIDからメインデータの160バイト、(D0〜D159)
までの信号が図10の上から13番目の行、B(12,0)か
らB(12,171)に配置される。次に、ECCブロック内の
2番目のセクター501bに有るスクランブル後の信号
で、メインデータ172 バイト、(D160〜D331)の信号が
その下の行(上から14番目)に配置される。
【0110】同様の手順で図13のECCブロック内の
16番目のセクター501pに有るメインデータ168バ
イト、(D1880〜D2047)とEDCが、図10の上から1
92番目の行のB(191,0)からB(191,171)に配置され
る。
【0111】図10のB(0,0)からB(0,171)までの17
2バイト信号に対して10バイトのPIを計算し、計算
結果をB(0,172)からB(0,181)に挿入する。図10の
B(191,0)からB(191,171)までの172バイト信号に対
して10バイトのPIを計算し、B(191,172)からB
(191,181)に挿入するまで、順次行毎のPIを計算して
計算結果をPIの各列に挿入する。
【0112】次に、図10のB(0,0)からB(191,0)まで
の縦に並んだ192バイト信号に対して16バイトのP
Oを計算し、計算結果をB(192,0)からB(207,0)に縦
方向に挿入する。図10のB(0,181)からB(191,181)まで
の縦に並んだ192バイト信号に対して16バイトのP
Oを計算し、計算結果をB(192,181)からB(207,18
1)に縦方向に挿入するまで、順次列毎のPOを計算し
て計算結果をPOの各行に挿入するECCブロック内で
のPOインターリーブ方法について説明する。
【0113】図10でPIとPOを計算した後、記録信
号を12行毎に分け、その間にPO系の各1行ずつを各
12の次の行にそれぞれ挿入する。
【0114】すなわち図11に示すようにB(11,0)か
らB(11,181)までの12行目のすぐ下(13行目)に
POの最初の行のB(192,0)からB560(192,181)ま
での行を挿入する。それ以下の行も同様に処理し図11
に示すような配置に並び替える。
【0115】実際に情報記憶媒体上に記録される記録信
号は以下のように構成される。
【0116】図11に示すPOインターリーブ後のEC
Cブロック内記録信号を各13行ずつ分割して、それぞ
れを図13の各セクター501a〜501pに記録す
る。情報記憶媒体201には各セクターの先頭位置に
は、物理的なセクター番号(物理セクタ番号)などが凹
凸構造で事前に記録され、これがヘッダーとして配置さ
れている。図16の様にヘッダー(凹凸構造)から次セ
クターのヘッダーまでの間に上記13行分の信号を記録
する。
【0117】図11の記録信号構造ではビット単位で
“0”が連続して配置される可能性が有る。このままの
信号を情報記憶媒体に記録すると、“0”が連続して多
数個配列された場所で、再生時にビットシフトエラーを
起こす危険が有る。そのため、“0”の連続配置上限数
を制限し、かつ高密度記録が可能なように信号の変換
(変調)を行っている。DVD−ROMやDVD−RA
Mでは“8/16変調”(ランレングスコードで表現す
るとRLL(2,10)コード)と呼ばれる変調方法を
採用している。
【0118】このように変調された信号は途中に同期コ
ードを挿入した後、図16に示した構造にして情報記憶
媒体201上に記録する。
【0119】情報記憶媒体からの再生信号に対する逆変
換手順を説明する。
【0120】情報記憶媒体(光ディスク)201から情
報を再生する時には以下の手順で逆変換された後、再生
信号としてPCやEWSなどのホストコンピューターへ
転送される。
【0121】再生時には、15図に示す光学ヘッド20
2、増幅器221、2値化回路222、PLL回路22
3、復調部224の経路にて再生信号が復調される。
【0122】エラー訂正部225内では、図10で説明
したPIとPOを用いてエラー訂正が行われる。エラー
訂正部225のエラー訂正後の信号は、メインデータ
(D0〜D2047)のスクランブル処理とはの反対の処理
で有るデスクランブル処理を行い、メインデータ(D0
〜D2047)に戻される。デスクランブル処理後の信号
は、図9の記録信号になる。
【0123】次にEDCを使いメインデータ(D0〜D2
047)のエラー検出を行う。ここでエラー検出された場
合には、再度ECCブロック内のエラー訂正に戻る。
【0124】各セクター毎に得られた情報記憶媒体20
1からの再生情報はデーター入出力インターフェース2
11を介して再生信号cとしてホストコンピューターへ
転送される。
【0125】図17(A)は、光ディスク201上で書
き込み位置の不要なジャンプ(層間、或はトラック間)
が行なわれた場合の様子を模式的に示している。このよ
うな場合、ジャンプ先では例えば、今まで記録された信
号が、図17(B)に示すように、記録済みのECCブ
ロック内に重ね書きされる。重ね書きが行なわれると、
その部分の既存データが破壊されることになる。矢印J
が重ね書きされた位置であるとする。
【0126】図18はジャンプが生じた場合にデータ復
帰処理を行うフローチャートを示している。ジャンプ検
出が行なわれると(ステップB1)、記録動作が一旦停
止される(ステップB2)。次にジャンプ先のECCブ
ロックととその直前のECCブロックの読み取りが行な
われる(ステップB3)。そして各ECCブロックのP
I系のエラー訂正処理が実行される。このときに訂正不
可能な行が存在した場合、その行を含むECCブロック
は重ね書きが行なわれたものと判断する(ステップB
4)。
【0127】そして検出したECCブロックに対してP
O訂正処理を施す。PI訂正処理を再度行っても良い。
このように訂正処理を施したECCブロックに対して、
再度PI,POを付加し書き直しを行なう(ステップB
6)。そして記録動作に戻る(ステップB7)この発明
は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、異な
るパターンの物理アドレスは、再生時にも利用できるこ
とは勿論である。即ち、ディスクの情報を読み取り再生
する再生中に、物理アドレスまたは物理アドレスを構成
する情報を監視する手段と、記録中に、予め設定された
期間とは異なる期間において現在のパターンとは異なっ
たパターンで現される物理アドレス又は物理アドレスを
構成する情報を複数回検出した場合、トラック間または
層間を移動したと判断して、読み取り動作を変更する手
段とを備えても良い。
【0128】読み取り動作変更としては、異なるパター
ンを検出した場合、以前読取っていた物理アドレスに読
み取り位置を変更することである。したがって、この場
合、本システムではディスク読み取り位置を示す物理ア
ドレスを複数順次保存する手段が設けられ、以前の読み
取り位置に戻るときはこの保存物理アドレスが参照され
るようになっている。
【0129】
【発明の効果】以上説明したようにこの本発明は、記録
再生用光ディスクにおいて、記録ポジションを示すPI
Dを構成する部信号を複数組用意し、層毎または隣接ト
ラックで異ならせるように(1週おきに信号パターンを
変える)する事で、ディフェクトや振動で層間ジャンプ
または、隣接トラックジャンプをしてしまった場合、誤
記録による記録済みデータを破壊を最小限で防止するこ
とが可能になる。更に、データ破壊量がエラー訂正能力
以下であれば、再生処理によってエラー訂正処理を行
い、再書き込みでデータの復元が可能になる。
【0130】現在、光ディスクは、記録再生レーザ波長
が短くなり、記録層の多層化を行う場合、層間距離は益
々短くなる事から層間ジャンプ発生が起こりやすい。同
様に隣接トラックもトラック間距離が狭められる事か
ら、隣接へのトラックジャンプが発生しやすくなる。
【0131】以上から、振動等でのジャンプ発生防止上
はサーボ制御系での対策は困難になりつつあり、別の方
法による解決策が求まれている。本発明では、発生した
場合の記録済みデータ破壊を最小限(誤り訂正処理可能
領域)に抑え、破壊された部分は、再記録で修復するこ
とで、結果としての防止システムとなっており、高密度
化のための狭トラック化と多層化の実現を可能すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−Rディスクのプリピット位置の説明
図。
【図2】本発明に一実施例に係るプリピット位置とトラ
ックの関係を示す説明図。
【図3】本発明の一実施例に係るプリピットパターンの
説明図。
【図4】DVD−RAMディスクのプリピット位置の説
明図。
【図5】本発明の第2の実施例に係るヘッダーフィール
ド(エンボスプリピットを含む)パターンの説明図。
【図6】他のDVD−RAMディスクのプリピット位置
の説明図。
【図7】本発明の第3の実施例に係るヘッダーフィール
ド(エンボスプリピットを含む)パターンの説明図。
【図8】本発明の第5の実施例(ID分散記録方式の記
録セクタ)に係る同期マークのパターンの説明図。
【図9】DVDにおけるECCブロックの構成図。
【図10】エラー訂正符号を付加されたECCブロック
の構成図。
【図11】POパリティーがインターリーブされたEC
Cブロックの構成図。
【図12】この発明に係る記録再生装置の第1の実施例
を示すブロック図。
【図13】光ディスクに記録されたセクタ配列例を示す
説明図。
【図14】DVDにおける信号記録手順を説明するため
に示したフローチャート。
【図15】この発明に係る記録再生装置の物理系を主と
して示すブロック図。
【図16】DVD−RAMディスクに記録された情報の
配列状態を示す説明図。
【図17】記録モードにおいてジャンプが発生した際の
ディスク上の様子とECCブロックの様子を模式的に示
す説明図。
【図18】データ破壊を受けたECCブロックを検出し
てエラー訂正を施し修復する際の手順を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
100…ディスク、101…ピックアップ、102…ヘ
ッドアンプ、103…信号処理部、104…サーボ制御
部、105…アクチュエータどらバー、106…PLL
回路、107…PLL回路、108…読み取りバッフ
ァ、111…データ処理部、112…インターフェー
ス、113…書き込みパワー制御部、114…レーザダ
イオード駆動回路、130…システム制御部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 CC04 DE02 DE17 DE38 DE58 EF10 GK11 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC04 CC11 CC14 FF37 GG07 GG27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の記録容量単位で記録トラックが分
    離され、前記記録容量単位の各記録領域に、それぞれ物
    理アドレスがエンボスピットで構成された記録媒体にお
    いて、 隣接トラック(又は層毎)のエンボスピットパターンを
    異ならせるようにした事を特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 所定の記録容量単位で記録トラックが分
    離され、前記記録容量単位の各記録領域に、それぞれ物
    理アドレスを含む情報がエンボスピットで構成された記
    録媒体において、 隣接トラック(又は層毎)のエンボスピットパターンを
    異ならせるようにした事を特徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 所定の記録容量単位で記録トラックにマ
    ークが付加され、前記記録容量単位の各記録領域にそれ
    ぞれ付加されたマークで、物理アドレスを構成する記録
    媒体において、 前記マークのマーク形状を隣接トラック(又は層毎)の
    マーク形状と異ならせるようにした事を特徴とする記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 所定の記録容量単位で記録トラックにマ
    ークが付加され、前記記録容量単位の各記録領域に、物
    理アドレスを含む情報がマークで構成される記録媒体に
    おいて、 前記マークのマーク形状が隣接トラック(又は層毎)の
    マーク形状と異なるようにした事を特徴とする記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 前記隣接トラック間及び層毎の両方が、
    それぞれエンボスピットパターンを異ならせている事を
    特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記隣接トラック間及び層毎の両方が、
    それぞれ前記マークのマーク形状を異ならせている事を
    特徴とする請求項3、4のいずれかに記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】信号記録は溝(グルーブ)のみであること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  8. 【請求項8】信号記録は溝(グルーブ)と溝間(ラン
    ド)の両方であることを特徴とする請求項1、2,3の
    いずれかに記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 ディスクへの情報記録中に、物理アドレ
    スまたは物理アドレスを構成する情報を監視しておき、
    記録中に、予め設定された期間とは異なる期間において
    現在のパターンとは異なったパターンで現される物理ア
    ドレス又は物理アドレスを構成する情報を検出した場
    合、トラック間または層間を移動したと判断して、直ち
    に記録動作を中止するようにしたことを特徴とする信号
    記録方法。
  10. 【請求項10】 ディスクへの情報記録中に、物理アド
    レスまたは物理アドレスを構成する情報を監視する手段
    と、 記録中に、予め設定された期間とは異なる期間において
    現在のパターンとは異なったパターンで現される物理ア
    ドレス又は物理アドレスを構成する情報を検出した場
    合、トラック間または層間を移動したと判断して、直ち
    に記録動作を中止する手段とを具備したことを特徴とす
    る信号記録装置。
  11. 【請求項11】 ディスクの情報を読み取り再生する再
    生中に、物理アドレスまたは物理アドレスを構成する情
    報を監視する手段と、 記録中に、予め設定された期間とは異なる期間において
    現在のパターンとは異なったパターンで現される物理ア
    ドレス又は物理アドレスを構成する情報を複数回検出し
    た場合、トラック間または層間を移動したと判断して、
    読み取り動作を変更する手段とを具備したことを特徴と
    する信号再生装置。
  12. 【請求項12】 ディスクへの情報記録中に、物理アド
    レスまたは物理アドレスを構成する情報を監視する手段
    と、 記録中に、予め設定された期間とは異なる期間において
    現在のパターンとは異なったパターンで現される物理ア
    ドレス又は物理アドレスを構成する情報を検出した場
    合、トラック間または層間を移動したと判断して、直ち
    に記録動作を中止する手段と、 少なくとも前記異なったパターンで現される物理アドレ
    スの情報を読み取りエラー訂正処理を施し、この物理ア
    ドレスに再度訂正後のデータを書き込む修復手段と、 前記修復手段による書き込みの後、記録動作に復帰させ
    る手段とを具備したことを特徴とする信号記録装置。
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